JPH10205078A - 屋根部の安全治具取り付け構造及びその取付方法 - Google Patents

屋根部の安全治具取り付け構造及びその取付方法

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Publication number
JPH10205078A
JPH10205078A JP1262297A JP1262297A JPH10205078A JP H10205078 A JPH10205078 A JP H10205078A JP 1262297 A JP1262297 A JP 1262297A JP 1262297 A JP1262297 A JP 1262297A JP H10205078 A JPH10205078 A JP H10205078A
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JP
Japan
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roof
lifeline
ridge
locking plate
locking
Prior art date
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Pending
Application number
JP1262297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Moriwaki
秀城 森脇
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メンテナンス時に、別途吊り金具を配設した
り、棟笠木を取り外して、棟部間に埋設される吊り金具
を露呈させる必要なく、命綱を直ちに係止させて作業を
行うことが出来ると共に、施工効率が良好な屋根部の安
全治具取り付け構造及びその取付方法を提供する。 【解決手段】屋根部15の棟部4で突き合わされる少な
くとも一対の屋根ユニット16a,16bの棟側端部1
7b,17bを跨らせて配設される棟笠木3の下面側に
設けると共に、屋根部15の屋根野地板材18及び棟笠
木3間から側方へ突出する端部に、命綱30を係止する
係止孔23aを有する命綱係止板23と、何れか一方の
屋根材棟側端部17bに沿って延設される金属製フレー
ム20aに一体に固着すると共に、命綱係止板23を着
脱可能に連結する係止板取付部材22とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に、住宅等の
ユニット建物に用いられる建物の屋根部の安全治具取り
付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の建物の屋根部の安全治具
取り付け構造としては、例えば、図6及び図7に示す特
開昭63−83361号公報に記載されている様なもの
が知られている。
【0003】このようなものでは、屋根材1上に棟押さ
え板2を介して棟笠木3が取り付けられている。そし
て、棟部4を跨らせて、この屋根材1上に、両側の屋根
勾配に沿って略中央部で山形に折曲されると共に、両端
部に命綱端部を係止する係止部6,6が形成された板状
の吊り金具5が取り付けられている。
【0004】この吊り金具5には、略中央部にボルト孔
5aが形成されている。
【0005】また、前記屋根材1が貼設される屋根パネ
ル7,7の端縁に設けられたフレーム8,8には、この
吊り金具5を取り付ける棟間金具10が、ボルト9,9
止めされて設けられている。この棟間金具10の上辺1
0aからは、取付用ボルト部10bが一体に上方へ突設
されている。
【0006】そして、前記ボルト孔5aに取付用ボルト
部10bを挿通すると共に、防水材11,11を介し
て、ナット12止めされることにより、屋根葺き施工時
に、前記吊り金具5及び棟間金具10の取付けが行われ
るように構成されている。
【0007】このように構成された従来の吊り金具5で
は、係止部6,6を屋根材1と、前記棟笠木3との間か
ら軒先側に突出させているので、メンテナンス時に、別
途吊り金具を配設したり、棟笠木3を取り外して、棟部
間に埋設される吊り金具を露呈させる必要なく、命綱を
直ちに係止させて作業を行うことが出来る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
吊り金具5では、吊り金具5が取り付けられる棟間金具
5が、両側の屋根パネル5,5の端縁に配設されるフレ
ーム8,8にボルト9,9締めされて設けられる。
【0009】このため、屋根葺き施工時に、屋根パネル
7,7を両方とも配設した後に、高所作業を行って、狭
い棟間にボルト9,9及びこれらのボルト9,9に螺合
するナット等を挿入して固着させるために回転させなけ
ればならないので、施工効率が良好では無かった。
【0010】また、ユニット建物等のユニット屋根を組
み合わせて、屋根部を構成するものでは、棟部の一方の
ユニット屋根を載置した状態で、命綱の係止を必要とす
る場合がある。このような場合、従来の安全治具の取付
構造では、一方の屋根パネル7の端縁に設けられたフレ
ーム8に、吊り金具5を取り付けて前記吊具5を装着し
てしまうと、他方のユニット屋根を載置が困難となって
しまう虞があった。
【0011】そこで、この発明は、メンテナンス時に、
別途吊り金具を配設したり、棟笠木3を取り外して、棟
部間に埋設される吊り金具を露呈させる必要なく、命綱
を直ちに係止させて作業を行うことが出来ると共に、施
工効率が良好な屋根部の安全治具取り付け構造及びその
取付方法を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明の請求項1に記載されたものでは、屋根部の棟
部で突き合わされる少なくとも一対の屋根材の棟側端部
を跨らせて配設される棟部外板材の下面側に設けると共
に、該屋根部の屋根材及び該棟部外板材間から側方へ突
出する端部に、命綱を係止する係止部を有する命綱係止
板と、前記何れか一方の屋根材棟側端部に沿って延設さ
れる金属製梁材に一体に固着すると共に、前記命綱係止
板を着脱可能に連結する係止板取付部材とを有する屋根
部の安全治具取り付け構造を特徴としている。
【0013】このように構成された請求項1記載のもの
では、係止板取付部材が、前記何れか一方の屋根材棟側
端部に沿って延設される金属製梁材に一体に固着され
る。
【0014】このため、一方の金属製梁材のみに係止板
取付部材が、固着されるように構成しても充分な取付剛
性を有するので、前記一方の屋根ユニット配設後に、他
方の屋根ユニットが配設される前の空間を利用して、係
止板取付部材を取り付けることが出来、施工作業性が良
好である。
【0015】また、請求項2に記載されたものでは、前
記係止板取付部材には、棟部頭頂部中央位置から、該一
方の屋根材側に偏らせる共に、前記屋根材配設高さと略
同一高さとする被固定孔部を設けると共に、前記命綱係
止板に穿設されたボルト孔と、該ボルト孔及び前記被固
定孔部に上方から挿通されて螺着されるボルト部材と、
該命綱係止板及び該被固定孔部間に介在されて、前記ボ
ルト部材頭部の螺着完了位置を、前記屋根材配設高さよ
りも上方位置とするスペーサ部材とを有する請求項1記
載の屋根部の安全治具取り付け構造を特徴としている。
【0016】このように構成された請求項2記載のもの
では、被固定孔部が棟部頭頂部中央位置から、該一方の
屋根材側に偏らされているので、更に、他方の屋根部の
施工の妨げとなる虞が減少する。
【0017】また、前記スペーサ部材によって、前記ボ
ルト部材頭部の螺着完了位置が、前記屋根材配設高さよ
りも上方位置となるので、ボルトの締め付けを従来のよ
うに狭い棟間等で行う必要がなく、更に施工効率が良好
である。
【0018】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記命綱係止板を前記屋根板材に固定する固定手段を、
前記係止板取付部材位置よりも軒先側に所定距離離間さ
せて設ける請求項1記載の屋根部の安全治具取り付け構
造を特徴としている。
【0019】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記命綱係止板を前記屋根板材に固定する固定手
段が、前記係止板取付部材位置よりも軒先側に所定距離
離間させて設けられているので、前記命綱係止板が回動
することなく、安定して取り付けられる。
【0020】また、請求項4に記載されたものでは、前
記命綱係止板は、軒先方向から視認される見付け面積
を、前記棟部外板材よりも小さくなるように設定されて
いる請求項1記載の屋根部の安全治具取り付け構造を特
徴としている。
【0021】このように構成された請求項4記載のもの
では、前記命綱係止板は、軒先方向から視認される見付
け面積が、前記棟部外板材よりも小さくなるように設定
されているので、軒先方向から見ると前記棟部外板材の
外郭線内に命綱係止板が、収まり、違和感が少ないの
で、外観品質の低下が抑制される。
【0022】そして、請求項5に記載されたものでは、
前記命綱係止板は、前記棟部両側の屋根勾配に沿って中
央部で山型に折曲されると共に、前記屋根材及び棟部外
板材間から両側方へ突出する両端部に、各々命綱を係止
する係止部を有する請求項1記載の屋根部の安全治具取
り付け構造を特徴としている。
【0023】このように構成された請求項5記載のもの
では、前記命綱係止板が、前記棟部両側の屋根勾配に沿
って中央部で山型に折曲されると共に、前記屋根材及び
棟部外板材間から両側方へ突出する両端部に、各々命綱
が係止される係止部を有している。このため、配設後
は、棟部両側に係止部が位置するので、何れの係止部に
も命綱を係止することが出来、使用性が良好である。
【0024】また、請求項6に記載されたものでは、屋
根部の棟部で突き合わされる少なくとも一対の屋根材の
棟側端部のうち、一方の棟側端部に沿って延設される金
属製梁材に一体に固着する取付部材を予め設けて、施工
現場で、前記屋根材及び前記棟部外板材間から側方へ突
出する端部に形成された係止部に命綱を係止する命綱係
止板を該取付部材に連結する屋根部の安全治具取付方法
を特徴としている。
【0025】このように構成された請求項6記載のもの
では、屋根部の棟部で突き合わされる少なくとも一対の
屋根材の棟側端部のうち、一方の棟側端部に沿って延設
される金属製梁材に一体に固着する取付部材が予め設け
られているので、施工現場での装着作業が、簡略化され
る。
【0026】また、施工現場では、前記屋根材及び前記
棟部外板材間から側方へ突出する端部に形成された係止
部に命綱を係止する命綱係止板が、該取付部材に連結さ
れる。このため、施工順序に応じて、予め命綱係止板
を、該取付部材に連結してから棟上げ等を行えば、高所
作業の工程数を削減して、施工効率を良好なものとする
ことが出来る。
【0027】そして、請求項7に記載されたものでは、
前記屋根部は、複数のユニット屋根部によって構成され
て、少なくとも一つのユニット屋根部の金属製梁材に予
め取付部材を固着して、施工現場で、前記命綱係止板を
連結した後、棟上げを行う請求項6記載の屋根部の安全
治具取付方法を特徴としている。
【0028】このように構成された請求項7記載のもの
では、前記屋根部が、複数のユニット屋根部によって構
成されて、少なくとも一つのユニット屋根部の金属製梁
材に予め取付部材が固着されて、施工現場で、前記命綱
係止板が連結された後、棟上げが行われる。
【0029】このため、棟部で突き合わせられる他方の
ユニット屋根を載置する前でも、命綱を前記命綱係止板
に係止させて使用することが出来る。
【0030】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図面を参照しつつ説明する。
【0031】図1乃至図3は、この発明の実施の形態1
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
部分については、同一符号を付して説明する。
【0032】まず、構成を説明すると、このユニット建
物13の複数の建物ユニット14…のうち、上部の屋根
部15は、複数の屋根ユニット16a〜16d…を組み
合わせて、図3中手前側棟部を構成する屋根ユニット1
6cの稜線と、図3中奥手側棟部4を構成する屋根ユニ
ット16a,16bの稜線が、一致していない変形棟部
を呈して構成されている。
【0033】このうち、図3中奥手側棟部4で突き合わ
される屋根ユニット16a,16bには、図1中に示す
ように、少なくとも一対の屋根パネル17,17の木製
妻フレーム17a…に貼設される屋根野地板材18,1
8上に、瓦部材19…が載置されている。
【0034】また、この妻フレーム17a…の下方に
は、屋根ユニット16aの枠体20を形成する金属製梁
材としての金属製フレーム20aのうち、一つがこの屋
根パネル17の棟側端縁17bに沿って配設されて、こ
れらの妻フレーム17a…を取り付け板部20bに固着
させて支持するように構成されている。
【0035】また、この実施の形態1では、屋根ユニッ
ト16aに対向する屋根ユニット16bの枠体20の金
属製フレーム20aが、この屋根ユニット16bの棟側
端縁17bから所定距離離間されると共に、この棟側端
縁17bに延設方向を沿わせて配設されている。
【0036】この金属製フレーム20aの上面部20c
略中央位置には、所定間隔を置いて複数の係止板取付部
材22,22が、一体に溶接されて固着されている。
【0037】この係止板取付部材22は、前記上面部2
0cに固着される基部22aとこの基部22aから一体
に上方に向けて延設されるアーム部22bと、このアー
ム部22bから一体に折曲延設されて、後述する命綱係
止板23を着脱可能に連結する連結面部22cとから主
に構成されている。
【0038】このうち、連結面部22cは、前記屋根ユ
ニット16aに貼設された屋根野地板材18の傾斜角度
に沿って、軒先に向けて所定角度を有して傾斜するよう
に折曲形成されている。
【0039】この連結面部22cには、棟部4頭頂部中
央位置から、一方の屋根ユニット16a側に偏らせると
共に、前記屋根野地板材18配設高さと略同一高さとす
る被固定孔部22dが設けられている。
【0040】前記屋根野地板材18の棟側端縁17b側
上面には、この棟側端縁17bに沿って、長尺状の棟下
地木材21,21が延設されている。
【0041】また、前記瓦部材19…の棟側端部には、
この瓦部材19…の波板形状に対応して下面側を波板形
状とする棟面戸24が、この棟側端縁17bに沿って延
設されている。
【0042】そして、これらの棟下地木材21及び前記
棟面戸24の上面には、前記棟押さえ板2,2を介して
棟笠木3が取り付けられている。
【0043】この棟押さえ板2の下面側には、命綱係止
板23の形状に対応して、凹部2a,2aが、複数箇所
形成されている。
【0044】そして、この屋根部15の棟下地木材21
及び前記棟面戸24と、棟押さえ板2との間には、板状
の命綱係止板23が取り付けられている。
【0045】この実施の形態1の命綱係止板23は、前
記瓦部材19…及び棟笠木3間に介在されて、棟笠木3
の下面側に設けられ、棟部4を跨らせて、両側の屋根勾
配に沿って略中央部で山形に折曲されると共に、側方へ
突出する両端部に命綱30端部のフック31を係止する
係止部としての係止孔23a,23aが形成されてい
る。
【0046】このため、前記棟笠木3との間から軒先側
に、係止孔23a,23aが突出されることになり、別
途吊り金具を配設したり、棟笠木3を取り外して、棟部
4間に埋設される吊り金具を露呈させる必要なく、命綱
30を直ちに、フック31を用いて係止させて作業を行
うことが出来る。
【0047】また、この命綱係止板23には、略中央部
から所定距離a偏らせてボルト孔23bが穿設されてい
る。更に、この命綱係止板23には、略中央部と、この
ボルト孔23bとを結ぶ線上に、このボルト孔23bか
ら所定距離b偏らせた位置で、略中央部を挟んで対称と
なるように皿木ネジ孔23c,23cが一対穿設されて
いる。
【0048】また、図1に示すように、前記命綱係止板
23は、軒先方向から視認される見付け面積cが、前記
棟笠木3の見付け面積dよりも小さくなるように設定さ
れている。
【0049】そして、これらのボルト孔23b及び前記
被固定孔部22dに、ワッシャ25b,25cを介在さ
せて上方から挿通されて、予め前記連結面部22c裏面
側に固着させておいたウエルドナット25dに螺着され
るボルト部材25が設けられている。
【0050】また、命綱係止板23及び被固定孔部22
d間には、前記ボルト部材頭部25aの螺着完了位置
を、前記屋根野地板材18配設高さよりも上方位置とす
るスペーサ部材26が介在されて設けられている。
【0051】更に、前記命綱係止板23を前記棟下地木
材21,21に固着させるように、固定手段として皿木
ネジ27,27が、前記皿木ネジ孔23c,23cに挿
通されて、前記係止板取付部材位置であるボルト孔23
bよりも、更に、軒先側に所定距離b離間させて設けら
れている。
【0052】そして、前記棟笠木3及び前記命綱係止板
23を同時に前記屋根野路板材18に固定する長釘2
8,29が、複数本設けられている。
【0053】次に、この実施の形態1の作用について、
施工順序に沿って説明する。
【0054】このように構成された実施の形態1の屋根
部の安全治具取り付け構造では、図3に示すように、屋
根部15の棟部4で突き合わされる少なくとも一対の屋
根ユニット16a,16bのうち、一方の屋根ユニット
16aの棟側端部17bに沿って延設される金属製フレ
ーム20aに一体に固着する係止板取付部材22を予め
設けている。
【0055】そして、施工現場で、前記屋根野地板材1
8及び前記棟笠木3間から側方へ突出する端部に形成さ
れた係止孔23aに命綱30を係止する命綱係止板23
を、この係止板取付部材22に、ボルト部材25及び皿
木ネジ27等によって連結する。
【0056】その後、対となる屋根ユニット16bが既
に載置されている屋根部15に、この屋根ユニット16
aが載置される。
【0057】この実施の形態1では、係止板取付部材2
2が、前記一方の屋根材棟側端部17bに沿って延設さ
れる金属製梁材20aに一体に溶接固着されている。
【0058】このため、一方の金属製梁材20aのみに
係止板取付部材22が、固着されるように構成しても、
従来の両側の屋根パネル5,5の端縁に配設されるフレ
ーム8,8にボルト8,8締めされて設けられるものと
略同程度の取付剛性を容易に確保出来る。
【0059】また、係止板取付部材22の被固定孔部2
2dが棟部頭頂部中央位置から、一方の屋根野地板材1
8側に偏らせているので、更に、他方の屋根部15の屋
根野地板材18,棟下地木材21等の施工の妨げとなる
虞が減少する。
【0060】そして、前記スペーサ部材26によって、
前記ボルト部材頭部25aの螺着完了位置が、前記屋根
野地板材18配設高さよりも上方位置となるので、ボル
ト部材25の締め付けを従来のように狭い棟間4等で行
う必要がなく、更に施工効率が良好である。
【0061】更に、この実施の形態1では、前記ウエル
ドナット25dを前記連結面部22c裏面側に予め固着
させておいたので、ボルト部材25は、上方から挿通し
て、頭部25aを回転螺着させるだけで取り付けられ、
更に施工効率が良好である。
【0062】そして、前記命綱係止板23を前記屋根野
地板材18に固定する皿木ネジ27,27が、前記係止
板取付部材22の被固定孔部22d位置よりも軒先側に
所定距離b離間されて設けられて、固定しているので、
前記命綱係止板23が、ボルト部材25を中心として回
動することなく、安定して取り付けられる。
【0063】また、前記命綱係止板23は、図1に示す
ように、軒先方向から視認される見付け面積cが、前記
棟笠木の見付け面積dよりも小さくなるように設定され
ているので、軒先方向から見ると前記棟笠木3の外郭線
内に命綱係止板23の陰影が、収まり、違和感が少ない
ので、外観品質の低下が抑制される。
【0064】そして、この実施の形態1では、前記命綱
係止板23が、前記棟部4両側の屋根勾配に沿って中央
部で山型に折曲されると共に、前記屋根野地板材18及
び棟笠木3間から両側方へ突出する両端部に、各々命綱
30のフック31が係止される係止孔23aが各々設け
られている。
【0065】このため、配設後は、棟部両側に係止孔2
3a,23aが位置するので、何れの係止孔23aにも
命綱30を係止することが出来、屋根部15の何れの側
の屋根野地板18上で作業する場合でも、干渉を減少さ
せることが出来、使用性が良好である。
【0066】このように、屋根部15の棟部4で突き合
わされる一対の屋根ユニット16,16の棟側端部17
b,17bのうち、一方の棟側端部17bに沿って延設
される金属製フレーム20aに一体に固着する係止板取
付部材23が予め設けられているので、施工現場での装
着作業が、簡略化される。
【0067】また、施工現場では、前記命綱係止板23
が、この係止板取付部材22に、前記ボルト部材25等
によって連結される。このため、棟上げ後、高所作業
で、連結を行なう場合にも、施工が容易であると共に、
図3に示すように、予め命綱係止板23を、地上で係止
板取付部材22に連結してから棟上げ等を行えば、高所
作業の工程数を削減させることも出来、施工順序に応じ
て、施工効率を良好なものとすることが出来る。
【0068】
【発明の実施の形態2】以下、本発明の具体的な実施の
形態2について、図面を参照しつつ説明する。
【0069】図4乃至図5は、この発明の実施の形態2
を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃至
均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0070】まず、構成を説明すると、この実施の形態
2の係止板取付部材122は、アーム部22bの上端
に、一体となるように折曲されて形成される長尺状の連
結面部122cを有している。
【0071】この連結面部122cには、2箇所の被固
定孔部122d,122dが形成されている。
【0072】また、この実施の形態2には、一つの係止
板取付部材122に、一対の命綱係止板123,124
が取り付けられるように構成されている。
【0073】このうち、命綱係止板123には、前記棟
部4両側の屋根勾配に沿って山型に折曲される折曲部1
23aが設けられている。
【0074】他の構成については、前記実施の形態1と
略同様であるので説明を省略する。
【0075】次に、この実施の形態2の作用について、
施工順序に沿って説明する。
【0076】このように構成された実施の形態2のもの
では、図5に示すように、前記屋根部15は、複数のユ
ニット屋根部16a,16b等によって構成されて、少
なくとも一つのユニット屋根部16bの金属製フレーム
20aに予め係止板取付部材122が、溶接により固着
されている。
【0077】このように金属製フレーム20aに予め係
止板取付部材122が固着された屋根ユニット16b
は、施工現場まで搬送されて、地上で、前記命綱係止板
124を、前記連結面部122cに形成された一方の被
固定孔部122dに、前記ボルト部材25等を用いて連
結した後、棟上げが行なわれる。
【0078】このように一方の屋根ユニット16bへの
みの命綱係止板124の取付けであっても、前記係止板
取付部材122が、充分な取付剛性を有するので、この
命綱係止板124に形成された係止孔23aを用いて命
綱30端部をフック31で係止し、屋根ユニット16b
の野地板18上での施工作業に使用することが出来る。
【0079】また、屋根部15で前記命綱係止板124
を係止板取付部材122に連結する事もできる。この場
合、前記一方の屋根ユニット配設16b後に、他方の屋
根ユニット16aが配設される前の空間を利用して、こ
の係止板取付部材122を取り付ける作業を行なうこと
が出来るので、作業者の足場を建物ユニット14上面等
に確保して、施工作業性を良好なものとすることが出来
る。
【0080】次に、前記他方の屋根ユニット16aを載
置して、前記命綱係止板123を前記係止板取付部材1
22の前記連結面部122cに形成された他方の被固定
孔部122dに、前記ボルト部材25等を用いて連結す
る。
【0081】このように、棟上げ後、前記命綱係止板1
23を前記係止板取付部材122に連結する様にすれ
ば、前記他方の屋根ユニット16aを載置時に、この命
綱係止板123が施工の妨げとなる虞が無い。
【0082】しかも、連結面部122cは、屋根ユニッ
トbの軒先に向けて折曲されているので、更に、屋根ユ
ニット16aの載置の際に干渉する虞が少ない。
【0083】他の作用効果については、前記実施の形態
1と略同様であるので、説明を省略する。
【0084】以上、この発明の実施の形態1,2を図面
により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態
1,2に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0085】例えば、前記実施の形態1,2では、屋根
ユニット16aに対向する屋根ユニット16bの枠体2
0の金属製フレーム20aが、この屋根ユニット16b
の棟側端縁17bから所定距離離間されているが、例え
ば、前記屋根ユニット16aの金属製フレーム20aと
近接して対向する位置に、この屋根ユニット16bの枠
体20の金属製フレーム20aを設ける様にしても、こ
の棟側端縁17bに延設方向を沿わせて配設される金属
製フレームであるならばよい。
【0086】また、前記実施の形態1,2では、命綱係
止板23,123及び124に、係止部として係止孔2
3aが形成されたものを示して説明してきたが、特にこ
れに限らず、例えば、チェーンや紐等、前記命綱30端
部を係止出来るものであるならばどの様な係止部であっ
てもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1記載のものによれば、係止板取付部材が、前記何
れか一方の屋根材棟側端部に沿って延設される金属製梁
材に一体に固着される。
【0088】このため、一方の金属製梁材のみに係止板
取付部材が、固着されるように構成しても充分な取付剛
性を有するので、前記一方の屋根ユニット配設後に、他
方の屋根ユニットが配設される前の空間を利用して、係
止板取付部材を取り付けることが出来、施工作業性が良
好である。
【0089】また、請求項2に記載されたものでは、被
固定孔部が棟部頭頂部中央位置から、該一方の屋根材側
に偏らせているので、更に、他方の屋根部の施工の妨げ
となる虞が減少する。
【0090】また、前記スペーサ部材によって、前記ボ
ルト部材頭部の螺着完了位置が、前記屋根材配設高さよ
りも上方位置となるので、ボルトの締め付けを従来のよ
うに狭い棟間等で行う必要がなく、更に施工効率が良好
である。
【0091】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記命綱係止板を前記屋根板材に固定する固定手段が、
前記係止板取付部材位置よりも軒先側に所定距離離間さ
せて設けられているので、前記命綱係止板が回動するこ
となく、安定して取り付けられる。
【0092】また、請求項4に記載されたものでは、前
記命綱係止板は、軒先方向から視認される見付け面積
が、前記棟部外板材よりも小さくなるように設定されて
いるので、軒先方向から見ると前記棟部外板材の外郭線
内に命綱係止板が、収まり、違和感が少ないので、外観
品質の低下が抑制される。
【0093】そして、請求項5に記載されたものでは、
前記命綱係止板が、前記棟部両側の屋根勾配に沿って中
央部で山型に折曲されると共に、前記屋根材及び棟部外
板材間から両側方へ突出する両端部に、各々命綱が係止
される係止部を有している。このため、配設後は、棟部
両側に係止部が位置するので、何れの係止部にも命綱を
係止することが出来、使用性が良好である。
【0094】また、請求項6に記載されたものでは、屋
根部の棟部で突き合わされる少なくとも一対の屋根材の
棟側端部のうち、一方の棟側端部に沿って延設される金
属製梁材に一体に固着する取付部材が予め設けられてい
るので、施工現場での装着作業が、簡略化される。
【0095】また、施工現場では、前記屋根材及び前記
棟部外板材間から側方へ突出する端部に形成された係止
部に命綱を係止する命綱係止板が、該取付部材に連結さ
れる。このため、施工順序に応じて、予め命綱係止板
を、該取付部材に連結してから棟上げ等を行えば、高所
作業の工程数を削減して、施工効率を良好なものとする
ことが出来る。
【0096】そして、請求項7に記載されたものでは、
前記屋根部が、複数のユニット屋根部によって構成され
て、少なくとも一つのユニット屋根部の金属製梁材に予
め取付部材が固着されて、施工現場で、前記命綱係止板
が連結された後、棟上げが行われる。
【0097】このため、棟部で突き合わせられる他方の
ユニット屋根を載置する前でも、命綱を前記命綱係止板
に係止させて使用することが出来る、という実用上有益
な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の建物の屋根部の安全治
具取り付け構造及びその施工方法で、棟合わせ部の構成
を説明する断面図である。
【図2】実施の形態1の棟部の構成を説明する分解斜視
図である。
【図3】実施の形態1の建物の屋根部の安全治具施工方
法で配設順序を説明するユニット建物の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態2の建物の屋根部の安全治
具の要部の構成を説明する分解斜視図である。
【図5】実施の形態2の建物の屋根部の安全治具施工方
法で配設順序を説明するユニット建物の斜視図である。
【図6】従来例の建物の屋根部の安全治具を配設した棟
部の断面図である。
【図7】従来例の建物の屋根部の安全治具の構成を説明
する分解斜視図である。
【符号の説明】
2 棟押さえ板 3 棟笠木(棟部外板材) 4 棟部 14 建物ユニット 15 屋根部 16a,16b 屋根ユニット 17b 棟側端縁 18 屋根野地板材(屋根材) 20a 金属製フレーム(金属製梁材) 22,122 係止板取付部材 22c,122c 連結面部 22d,122d 被固定孔部 23,123,124 命綱係止板 23a 係止孔(係止部) 25 ボルト部材 26 スペーサ部材 30 命綱

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根部の棟部で突き合わされる少なくとも
    一対の屋根材の棟側端部を跨らせて配設される棟部外板
    材の下面側に設けると共に、該屋根部の屋根材及び該棟
    部外板材間から側方へ突出する端部に、命綱を係止する
    係止部を有する命綱係止板と、前記何れか一方の屋根材
    棟側端部に沿って延設される金属製梁材に一体に固着す
    ると共に、前記命綱係止板を着脱可能に連結する係止板
    取付部材とを有することを特徴とする屋根部の安全治具
    取り付け構造。
  2. 【請求項2】前記係止板取付部材には、棟部頭頂部中央
    位置から、該一方の屋根材側に偏らせる共に、前記屋根
    材配設高さと略同一高さとする被固定孔部を設けると共
    に、前記命綱係止板に穿設されたボルト孔と、該ボルト
    孔及び前記被固定孔部に上方から挿通されて螺着される
    ボルト部材と、該命綱係止板及び該被固定孔部間に介在
    されて、前記ボルト部材頭部の螺着完了位置を、前記屋
    根材配設高さよりも上方位置とするスペーサ部材とを有
    することを特徴とする請求項1記載の屋根部の安全治具
    取り付け構造。
  3. 【請求項3】前記命綱係止板を前記屋根板材に固定する
    固定手段を、前記係止板取付部材位置よりも軒先側に所
    定距離離間させて設けることを特徴とする請求項1記載
    の屋根部の安全治具取り付け構造。
  4. 【請求項4】前記命綱係止板は、軒先方向から視認され
    る見付け面積を、前記棟部外板材よりも小さくなるよう
    に設定されていることを特徴とする請求項1記載の屋根
    部の安全治具取り付け構造。
  5. 【請求項5】前記命綱係止板は、前記棟部両側の屋根勾
    配に沿って中央部で山型に折曲されると共に、前記屋根
    材及び棟部外板材間から両側方へ突出する両端部に、各
    々命綱を係止する係止部を有することを特徴とする請求
    項1記載の屋根部の安全治具取り付け構造。
  6. 【請求項6】屋根部の棟部で突き合わされる少なくとも
    一対の屋根材の棟側端部のうち、一方の棟側端部に沿っ
    て延設される金属製梁材に一体に固着する取付部材を予
    め設けて、施工現場で、前記屋根材及び前記棟部外板材
    間から側方へ突出する端部に形成された係止部に命綱を
    係止する命綱係止板を該取付部材に連結することを特徴
    とする屋根部の安全治具取付方法。
  7. 【請求項7】前記屋根部は、複数のユニット屋根部によ
    って構成されて、少なくとも一つのユニット屋根部の金
    属製梁材に予め取付部材を固着して、施工現場で、前記
    命綱係止板を連結した後、棟上げを行うことを特徴とす
    る請求項6記載の屋根部の安全治具取付方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20101247A1 (it) * 2010-07-07 2010-10-06 Vida S R L Dispositivo di ancoraggio strutturale, particolarmente per colmi di tetti a doppia falda.
AU2013100441B4 (en) * 2008-07-03 2013-07-11 Safetylink Pty Ltd Roof Anchor Cable System Having Shock Absorbing Means

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2013100441B4 (en) * 2008-07-03 2013-07-11 Safetylink Pty Ltd Roof Anchor Cable System Having Shock Absorbing Means
ITMI20101247A1 (it) * 2010-07-07 2010-10-06 Vida S R L Dispositivo di ancoraggio strutturale, particolarmente per colmi di tetti a doppia falda.

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