JPH10205173A - 建築材及び建築物の施工方法 - Google Patents
建築材及び建築物の施工方法Info
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- JPH10205173A JPH10205173A JP9009166A JP916697A JPH10205173A JP H10205173 A JPH10205173 A JP H10205173A JP 9009166 A JP9009166 A JP 9009166A JP 916697 A JP916697 A JP 916697A JP H10205173 A JPH10205173 A JP H10205173A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の空気膜構造の建築材は、軽量で、骨組、
支持材等を使用することなく、広々とした空間を安価に
構築出来る特徴を有する反面、常時空気を送り込む必要
があるため、小規模の住宅には実用的でない問題があっ
た。また、断熱性、遮音性が悪いという問題もあった。 【解決手段】多数の可撓性袋体1が面状に連設された連
続袋体5が形成され、かつ各可撓性袋体1内に夫々粒状
の樹脂発泡体8が充填されて独立セルを形成した建築材
である。
支持材等を使用することなく、広々とした空間を安価に
構築出来る特徴を有する反面、常時空気を送り込む必要
があるため、小規模の住宅には実用的でない問題があっ
た。また、断熱性、遮音性が悪いという問題もあった。 【解決手段】多数の可撓性袋体1が面状に連設された連
続袋体5が形成され、かつ各可撓性袋体1内に夫々粒状
の樹脂発泡体8が充填されて独立セルを形成した建築材
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可撓性を有する建築
材及び建築物の施工方法に係り、特に独立した可撓性袋
体を多数面状に連続させた連続袋体の各袋体内に、粒状
の樹脂発泡体を充填して面状体を構成した建築材及び建
築物の施工方法に関するものである。
材及び建築物の施工方法に係り、特に独立した可撓性袋
体を多数面状に連続させた連続袋体の各袋体内に、粒状
の樹脂発泡体を充填して面状体を構成した建築材及び建
築物の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物を構成する膜構造の建築材
としては多くのものが開発され実用化されているが、空
気膜構造の建築材としては大きく分類して通常の空気膜
構造と二重空気膜構造との二種類があった。
としては多くのものが開発され実用化されているが、空
気膜構造の建築材としては大きく分類して通常の空気膜
構造と二重空気膜構造との二種類があった。
【0003】前者の通常の空気膜構造は、膜材料で覆わ
れた屋根及び外壁の屋内側に常時空気を送り込み、内部
の空気圧力を常に高めて該膜材料を緊張状態にし、自荷
重及び外力に対して抵抗するようにした構造である。こ
の構造物はサーカステントやパビリオン等に利用されて
おり、柱や梁のない広々とした空間を構築することが出
来る特徴を有している。
れた屋根及び外壁の屋内側に常時空気を送り込み、内部
の空気圧力を常に高めて該膜材料を緊張状態にし、自荷
重及び外力に対して抵抗するようにした構造である。こ
の構造物はサーカステントやパビリオン等に利用されて
おり、柱や梁のない広々とした空間を構築することが出
来る特徴を有している。
【0004】後者の二重空気膜構造は、上側膜面と下側
膜面との相互を引張材(ストリンガー)で連結し、両方
の膜間内部に送風機で常時圧力を掛けることによって、
膜面にかかる引張力を引張材に集中させ、プレストレス
力を与えて自荷重、積雪荷重、風圧力等に抵抗するよう
にした構造である。この構造物は倉庫やイベント会場、
工事作業場の屋根等に活用されている。
膜面との相互を引張材(ストリンガー)で連結し、両方
の膜間内部に送風機で常時圧力を掛けることによって、
膜面にかかる引張力を引張材に集中させ、プレストレス
力を与えて自荷重、積雪荷重、風圧力等に抵抗するよう
にした構造である。この構造物は倉庫やイベント会場、
工事作業場の屋根等に活用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の両構造よりなる
従来の膜構造の建築材は共に軽量であり、骨組や支持材
を使用することなく、柱や梁のない広々とした空間を構
築出来るために、前述のようにイベント会場や野球ドー
ムや大型倉庫等の大規模の建造物に広く活用される特徴
を有する反面で、次のような種々の問題点を有してい
た。
従来の膜構造の建築材は共に軽量であり、骨組や支持材
を使用することなく、柱や梁のない広々とした空間を構
築出来るために、前述のようにイベント会場や野球ドー
ムや大型倉庫等の大規模の建造物に広く活用される特徴
を有する反面で、次のような種々の問題点を有してい
た。
【0006】即ち、両構造の空気膜構造は、構造物の中
に常時空気を送り込む必要があるので、小規模な住宅に
実用的でない問題があった。また、この種の膜構造物
は、1重または2重の膜面で屋内空間を覆う構造である
ために、断熱性及び遮音性が悪く住宅用の建築材として
実用的でない問題があった。
に常時空気を送り込む必要があるので、小規模な住宅に
実用的でない問題があった。また、この種の膜構造物
は、1重または2重の膜面で屋内空間を覆う構造である
ために、断熱性及び遮音性が悪く住宅用の建築材として
実用的でない問題があった。
【0007】本発明に係る建築材及び建築物の施工方法
は、前述の従来の問題点に鑑み開発された全く新しい技
術であって、特に、可撓性の膜材からなる独立した袋体
を多数面状に連続させ、該各袋体内に粒状の樹脂発泡体
を充填して独立セルを形成し、各袋体を定型化させて面
状体よりなる軽量で、かつ断熱性、遮音性に優れ、また
特に屋根材に使用した場合は梁のない空間を構築できる
建築材と、この建築材を使用する建築物の施工方法の技
術を提供するものである。
は、前述の従来の問題点に鑑み開発された全く新しい技
術であって、特に、可撓性の膜材からなる独立した袋体
を多数面状に連続させ、該各袋体内に粒状の樹脂発泡体
を充填して独立セルを形成し、各袋体を定型化させて面
状体よりなる軽量で、かつ断熱性、遮音性に優れ、また
特に屋根材に使用した場合は梁のない空間を構築できる
建築材と、この建築材を使用する建築物の施工方法の技
術を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建築材は、
前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であって、
その第1発明の要旨は、可撓性膜内に粒状の樹脂発泡体
を充填した独立セルが多数連続し面状体とされた建築材
である。
前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であって、
その第1発明の要旨は、可撓性膜内に粒状の樹脂発泡体
を充填した独立セルが多数連続し面状体とされた建築材
である。
【0009】また、本発明に係る建築材の第2発明の要
旨は、前記面状体の一部に開口部が設けられている第1
発明に記載の建築材である。さらに建築材の第3発明の
要旨は、建築物の屋根材である第1発明に記載の建築材
である。
旨は、前記面状体の一部に開口部が設けられている第1
発明に記載の建築材である。さらに建築材の第3発明の
要旨は、建築物の屋根材である第1発明に記載の建築材
である。
【0010】本発明に係る建築物の施工方法の第1発明
の要旨は、可撓性膜の独立した袋体を多数面状に連続さ
せた連続袋体を建築物に取付け、該連続袋体の各袋体内
に粒状の樹脂発泡体を充填し独立セルを形成することを
特徴とする建築物の施工方法である。
の要旨は、可撓性膜の独立した袋体を多数面状に連続さ
せた連続袋体を建築物に取付け、該連続袋体の各袋体内
に粒状の樹脂発泡体を充填し独立セルを形成することを
特徴とする建築物の施工方法である。
【0011】また、本発明の建築物の施工方法の第2発
明の要旨は、前記連続袋体の一部を欠除させるこにより
開口部を形成することを特徴とする第1発明に記載の建
築物の施工方法である。
明の要旨は、前記連続袋体の一部を欠除させるこにより
開口部を形成することを特徴とする第1発明に記載の建
築物の施工方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る建築材及び
建築物の施工方法の一実施例を具体的に説明すると、図
1は本発明に係る建築材に使用される連続袋体の構成を
示す第1実施例の斜視説明図、図2は本発明に係る建築
材に使用される連続袋体の構成を示す第2実施例の斜視
説明図、図3は連続袋体内に粒状の樹脂発泡体を充填し
て独立セルを形成する状態の説明図である。
建築物の施工方法の一実施例を具体的に説明すると、図
1は本発明に係る建築材に使用される連続袋体の構成を
示す第1実施例の斜視説明図、図2は本発明に係る建築
材に使用される連続袋体の構成を示す第2実施例の斜視
説明図、図3は連続袋体内に粒状の樹脂発泡体を充填し
て独立セルを形成する状態の説明図である。
【0013】図4は独立セルが連続して面状体を構成す
る状態を示す断面説明図、図5は連続袋体の一部を欠除
させて面状体に開口部を形成した状態の説明図、図6
(A),(B)は夫々本発明の建築物の施工例を示す断
面説明図である。
る状態を示す断面説明図、図5は連続袋体の一部を欠除
させて面状体に開口部を形成した状態の説明図、図6
(A),(B)は夫々本発明の建築物の施工例を示す断
面説明図である。
【0014】図1に於いて、1は多数の相互に独立した
可撓性袋体であって、表面膜シート2、裏面膜シート
3、側面膜シート(隔壁膜シート)4とによって囲まれ
た立方体状の中空袋であり、これ等の多数の可撓性袋体
1を左右に面状に相互に連結して連続させることによっ
て連続袋体5を形成している。このような連続袋体5を
形成するに当たっては、図2に示す如く、巾広の表面膜
シート2と裏面膜シート3との間隙に、所定の高さを有
する側面膜シート4を左右方向に配置して、この側面膜
シート4の上下縁を夫々該表面膜シート2と裏面膜シー
ト3とに接合することによっても、連続袋体5を簡単な
構造で製造することが出来る。
可撓性袋体であって、表面膜シート2、裏面膜シート
3、側面膜シート(隔壁膜シート)4とによって囲まれ
た立方体状の中空袋であり、これ等の多数の可撓性袋体
1を左右に面状に相互に連結して連続させることによっ
て連続袋体5を形成している。このような連続袋体5を
形成するに当たっては、図2に示す如く、巾広の表面膜
シート2と裏面膜シート3との間隙に、所定の高さを有
する側面膜シート4を左右方向に配置して、この側面膜
シート4の上下縁を夫々該表面膜シート2と裏面膜シー
ト3とに接合することによっても、連続袋体5を簡単な
構造で製造することが出来る。
【0015】図3及び図4に於いて、6は樹脂充填口で
あって、前記各可撓性袋体1の表面膜シート2或いは裏
面膜シート3のほぼ中央に取付けられている。従って、
この充填口6を介して、各可撓性袋体1内に粒状の樹脂
発泡体を充填することが出来るように構成されている。
あって、前記各可撓性袋体1の表面膜シート2或いは裏
面膜シート3のほぼ中央に取付けられている。従って、
この充填口6を介して、各可撓性袋体1内に粒状の樹脂
発泡体を充填することが出来るように構成されている。
【0016】7は可撓性袋体1の中央部に設けられた引
張材(ストリンガー)であって、上面の表面膜シート2
と下面の裏面膜シート3とを相互に連結し、表裏面の膜
シート2,3にかかる引張力をこの引張材7に集中さ
せ、プレストレス力を与えることによって建築材で構成
した建築物の自重、積雪荷重、風圧力に充分耐えること
が出来るような構造するとともに粒状の樹脂発泡体を充
填した時に、膜シートが外側にふくらみにくくすること
ができる。この引張材7は必須要件ではなく、膜材の厚
さ、硬さ、可撓性袋体1の大きさ等により必要に応じて
使用されるものである。
張材(ストリンガー)であって、上面の表面膜シート2
と下面の裏面膜シート3とを相互に連結し、表裏面の膜
シート2,3にかかる引張力をこの引張材7に集中さ
せ、プレストレス力を与えることによって建築材で構成
した建築物の自重、積雪荷重、風圧力に充分耐えること
が出来るような構造するとともに粒状の樹脂発泡体を充
填した時に、膜シートが外側にふくらみにくくすること
ができる。この引張材7は必須要件ではなく、膜材の厚
さ、硬さ、可撓性袋体1の大きさ等により必要に応じて
使用されるものである。
【0017】8は各可撓性袋体1内に充填された粒状の
樹脂発泡体であって、各可撓性袋体1内で該可撓性袋体
1と共に独立セルを形成している。各独立セルは左右に
面状に連結されて面状体を形成すると共に、本発明に係
る建築材を構成している。
樹脂発泡体であって、各可撓性袋体1内で該可撓性袋体
1と共に独立セルを形成している。各独立セルは左右に
面状に連結されて面状体を形成すると共に、本発明に係
る建築材を構成している。
【0018】前記実施例で使用される表面膜シート2、
裏面膜シート3及び側面膜シート4等の膜シート材は、
夫々ファイバーグラスクロスを基材としてフッ素樹脂を
コーティングした複合体より構成されている。このよう
なファイバーグラスクロスは強度、耐熱性、耐候性に優
れており、またフッ素樹脂は耐熱性、耐薬品性に優れて
いるので、これ等の材料を複合させることによって、ひ
ときわ優れた相乗効果を発揮することが出来る不燃性膜
材料となっている。
裏面膜シート3及び側面膜シート4等の膜シート材は、
夫々ファイバーグラスクロスを基材としてフッ素樹脂を
コーティングした複合体より構成されている。このよう
なファイバーグラスクロスは強度、耐熱性、耐候性に優
れており、またフッ素樹脂は耐熱性、耐薬品性に優れて
いるので、これ等の材料を複合させることによって、ひ
ときわ優れた相乗効果を発揮することが出来る不燃性膜
材料となっている。
【0019】前記実施例に於いて使用される粒状の樹脂
発泡体8としては、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂とのい
ずれも使用可能であるが、望ましいのは熱可塑性樹脂で
ある。この熱可塑性樹脂の例としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、セルロース系樹脂等がある。
発泡体8としては、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂とのい
ずれも使用可能であるが、望ましいのは熱可塑性樹脂で
ある。この熱可塑性樹脂の例としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、セルロース系樹脂等がある。
【0020】これ等の粒状の樹脂発泡体8の密度は、2
0〜100kg/m3 であり、粒径は0.5〜5mmで
あることが好ましい。即ち、比較的硬質で軽量な合成樹
脂発泡体であることが望ましい。上記密度はJISK7
222に準拠して測定された値である。また、各可撓性
袋体1内に粒状の樹脂発泡体8を充填して形成した独立
セルの厚さは、建築材の使用する用途によって異なる
が、50〜300mm程度の厚さのものが好ましい。
0〜100kg/m3 であり、粒径は0.5〜5mmで
あることが好ましい。即ち、比較的硬質で軽量な合成樹
脂発泡体であることが望ましい。上記密度はJISK7
222に準拠して測定された値である。また、各可撓性
袋体1内に粒状の樹脂発泡体8を充填して形成した独立
セルの厚さは、建築材の使用する用途によって異なる
が、50〜300mm程度の厚さのものが好ましい。
【0021】本発明に係る建築材は、独立セルを形成す
る以前の連続袋体5の状態の時に、その一部の可撓性袋
体1を予め切除しておき、その後から連続袋体5の可撓
性袋体1内に粒状の樹脂発泡体8を充填して、図5に示
す如く、開口部9を有する建築材を製造することが出来
る。
る以前の連続袋体5の状態の時に、その一部の可撓性袋
体1を予め切除しておき、その後から連続袋体5の可撓
性袋体1内に粒状の樹脂発泡体8を充填して、図5に示
す如く、開口部9を有する建築材を製造することが出来
る。
【0022】本発明に係る建築材はこの部分に建物の開
口部9を構成することも出来る。この開口部9には窓サ
ッシやドアサッシ等を取付けて、開口窓或いは出入口と
して利用することが出来る。
口部9を構成することも出来る。この開口部9には窓サ
ッシやドアサッシ等を取付けて、開口窓或いは出入口と
して利用することが出来る。
【0023】本発明に係る建築物の施工方法について説
明すると次の通りである。即ち、先ず連続袋体5を構成
するに当たっては、既に図1で説明したように表面膜シ
ート2と裏面膜シート3と4枚の側面膜シート4とで可
撓性袋体1を形成した後で多数の可撓性袋体1を左右に
面状に連結して構成することが出来る。或いは図2に示
す如く、所定の間隙を保って平行に並列した巾広の表面
膜シート2と裏面膜シート3との間に複数の側面膜シー
ト4を左右方向に配置して接合することによって、表裏
膜シート2,3間に形成される空間を分割しても構成す
ることが出来る。
明すると次の通りである。即ち、先ず連続袋体5を構成
するに当たっては、既に図1で説明したように表面膜シ
ート2と裏面膜シート3と4枚の側面膜シート4とで可
撓性袋体1を形成した後で多数の可撓性袋体1を左右に
面状に連結して構成することが出来る。或いは図2に示
す如く、所定の間隙を保って平行に並列した巾広の表面
膜シート2と裏面膜シート3との間に複数の側面膜シー
ト4を左右方向に配置して接合することによって、表裏
膜シート2,3間に形成される空間を分割しても構成す
ることが出来る。
【0024】次に、前述のように構成した連続袋体5を
現場に搬入し、建築物の一部である例えば構造柱や構造
梁等にこれを取付け、図3及び図4に示す如く、可撓性
袋体1に設けた樹脂充填口6より粒状の樹脂発泡体8を
充填して、整形し、定型化させて可撓性袋体1を単位と
した独立セルを形成することが出来る。
現場に搬入し、建築物の一部である例えば構造柱や構造
梁等にこれを取付け、図3及び図4に示す如く、可撓性
袋体1に設けた樹脂充填口6より粒状の樹脂発泡体8を
充填して、整形し、定型化させて可撓性袋体1を単位と
した独立セルを形成することが出来る。
【0025】粒状の樹脂発泡体8を各可撓性袋体1に充
填するに当たっては、例えば図3に示す如く、図示しな
いプラントから可撓性袋体1までホース12を引いて来
て、該ホース12の先端のノズル12aを充填口6に挿
入して、各可撓性袋体1内に粒状の樹脂発泡体8を次々
に注入充填することが出来る。そして充填口6に蓋6a
を取付けて粒状の樹脂発泡体8を密閉する。充填された
粒状の樹脂発泡体8は各可撓性袋体1と一緒になって独
立セルを形成することが出来る。
填するに当たっては、例えば図3に示す如く、図示しな
いプラントから可撓性袋体1までホース12を引いて来
て、該ホース12の先端のノズル12aを充填口6に挿
入して、各可撓性袋体1内に粒状の樹脂発泡体8を次々
に注入充填することが出来る。そして充填口6に蓋6a
を取付けて粒状の樹脂発泡体8を密閉する。充填された
粒状の樹脂発泡体8は各可撓性袋体1と一緒になって独
立セルを形成することが出来る。
【0026】このように連続袋体5の全ての可撓性袋体
1に粒状の樹脂発泡体8を充して独立セルを形成し、か
つ各独立セルを連続して定型化させて、面状体とさせる
ことによって、建築材を構成することが出来る。前述の
ように建築物に取付けられる連続袋体5は、例えば図6
(A)に示す建築物14のドーム状の屋根13や構造柱
10と構造梁11等に取付けて非耐力壁17として使用
したり、また図6(B)に示す建築物16の曲面傾斜屋
根15や構造柱10と構造梁11等に取付けて非耐力壁
17として使用することが出来る。
1に粒状の樹脂発泡体8を充して独立セルを形成し、か
つ各独立セルを連続して定型化させて、面状体とさせる
ことによって、建築材を構成することが出来る。前述の
ように建築物に取付けられる連続袋体5は、例えば図6
(A)に示す建築物14のドーム状の屋根13や構造柱
10と構造梁11等に取付けて非耐力壁17として使用
したり、また図6(B)に示す建築物16の曲面傾斜屋
根15や構造柱10と構造梁11等に取付けて非耐力壁
17として使用することが出来る。
【0027】本発明に係る建築材の用途としては、事務
所ビル、倉庫、住宅等の建築及び構造物の非耐力壁材、
屋根材(特にドーム状や2次曲面状の屋根が製造可能)
等に広範囲に使用出来る。また、本発明に係る建築材
は、軽量でかつ断熱性、遮音性に優れる建築材として有
効である。建築物としての構造体は別途の鉄骨やコンク
リート、木造等の構造部材が負担する。特に本発明に係
る建築材を屋根材に使用した場合には、軽量で梁のない
大きな建築空間を構築することが出来る。なお、梁を使
用しないで構築できる屋根スパンは7〜30m程度であ
る。
所ビル、倉庫、住宅等の建築及び構造物の非耐力壁材、
屋根材(特にドーム状や2次曲面状の屋根が製造可能)
等に広範囲に使用出来る。また、本発明に係る建築材
は、軽量でかつ断熱性、遮音性に優れる建築材として有
効である。建築物としての構造体は別途の鉄骨やコンク
リート、木造等の構造部材が負担する。特に本発明に係
る建築材を屋根材に使用した場合には、軽量で梁のない
大きな建築空間を構築することが出来る。なお、梁を使
用しないで構築できる屋根スパンは7〜30m程度であ
る。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る建築材及び建築物の施工方
法は、前述の構成と作用とを有するので次のような多大
な効果を有している。
法は、前述の構成と作用とを有するので次のような多大
な効果を有している。
【0029】(1)本発明に係る建築材の連続袋体或い
は連続袋体を形成する膜材は、軽く嵩張らないので建物
全体もしくは屋根等の建築物の大きな部分を一体として
部品化することが可能で、一度に運搬することが出来、
流通コストを著しく安くすることが出来る。(2)予め
設計した形状に合わせて袋体を多数面状に連続させて組
み合わせた連続袋体を形成し、建築現場に於いて粒状の
樹脂発泡体を各袋体に注入することによって、各袋体を
膨張させながら独立セルを形成し、これによって所望の
平面、曲面等を持った建物を自由に構成することが出来
る。
は連続袋体を形成する膜材は、軽く嵩張らないので建物
全体もしくは屋根等の建築物の大きな部分を一体として
部品化することが可能で、一度に運搬することが出来、
流通コストを著しく安くすることが出来る。(2)予め
設計した形状に合わせて袋体を多数面状に連続させて組
み合わせた連続袋体を形成し、建築現場に於いて粒状の
樹脂発泡体を各袋体に注入することによって、各袋体を
膨張させながら独立セルを形成し、これによって所望の
平面、曲面等を持った建物を自由に構成することが出来
る。
【0030】(3)従って、施工が極めて簡単であり、
建築作業の省力化が可能であり、施工コストを著しく安
価にすることが出来る。(4)各袋体に粒状の樹脂発泡
体を充填して独立セルが連続した面状体は軽量であるた
め、建築物の屋根材や非耐力壁に使用した場合、構造部
材への負担が軽減され、構造体は、従来のコンクリート
板等の部材を屋根材や非耐力壁に使用した場合に比べて
構造耐力が小さくてすむ。また樹脂発泡体と膜材によ
り、建築材として必要な断熱性,遮音性等の性能を発揮
することが出来る。
建築作業の省力化が可能であり、施工コストを著しく安
価にすることが出来る。(4)各袋体に粒状の樹脂発泡
体を充填して独立セルが連続した面状体は軽量であるた
め、建築物の屋根材や非耐力壁に使用した場合、構造部
材への負担が軽減され、構造体は、従来のコンクリート
板等の部材を屋根材や非耐力壁に使用した場合に比べて
構造耐力が小さくてすむ。また樹脂発泡体と膜材によ
り、建築材として必要な断熱性,遮音性等の性能を発揮
することが出来る。
【0031】(5)独立した袋体を面状に多数連続させ
ているために、大きな構造体であっても、順次粒状の樹
脂発泡体を各袋体に充填することによって、構造体全体
にまんべんなく充填して均一な建築材を構成することが
出来る。(6)この建築材を屋根材として使用した場合
には、梁の無い大空間を構築出来る。
ているために、大きな構造体であっても、順次粒状の樹
脂発泡体を各袋体に充填することによって、構造体全体
にまんべんなく充填して均一な建築材を構成することが
出来る。(6)この建築材を屋根材として使用した場合
には、梁の無い大空間を構築出来る。
【0032】(7)連続袋体の所定位置に、予め工場で
開口部に相当する部分の袋体を欠除させておくことによ
って、該連続袋体を建築物に取付けた後で粒状の樹脂発
泡体を各袋体に充填させれば窓、出入口等となる開口部
を自動的に形成することが出来る。(8)本発明に係る
建築材で構成した建築物は、従来の空気膜構造の建築物
と違って、建築物内に常時空気を送り込む必要がないの
で、一般の住宅等に好適である。
開口部に相当する部分の袋体を欠除させておくことによ
って、該連続袋体を建築物に取付けた後で粒状の樹脂発
泡体を各袋体に充填させれば窓、出入口等となる開口部
を自動的に形成することが出来る。(8)本発明に係る
建築材で構成した建築物は、従来の空気膜構造の建築物
と違って、建築物内に常時空気を送り込む必要がないの
で、一般の住宅等に好適である。
【図1】本発明に係る建築材に使用される連続袋体の構
成を示す第1実施例の斜視説明図である。
成を示す第1実施例の斜視説明図である。
【図2】本発明に係る建築材に使用される連続袋体の構
成を示す第2実施例の斜視説明図である
成を示す第2実施例の斜視説明図である
【図3】連続袋体内に粒状の樹脂発泡体を充填して独立
セルを形成する状態の説明図である。
セルを形成する状態の説明図である。
【図4】独立セルが連続して面状体を構成する状態を示
す断面説明図である。
す断面説明図である。
【図5】連続袋体の一部の可撓性袋体を切除して面状体
に開口部を形成した状態の説明図である。
に開口部を形成した状態の説明図である。
【図6】図6(A),(B)は夫々本発明の建築物の施
工例を示す断面説明図である。
工例を示す断面説明図である。
1 可撓性袋体 2 表面膜シ
ート 3 裏面膜シート 4 側面膜シ
ート 5 連続袋体 6 充填口 6a 蓋 7 引張材 8 粒状の樹
脂発泡体 9 開口部 10 構造柱 11 構造梁 12 ホース 12a ノズル 13 ドーム状
の屋根 14 建築物 15 曲面傾斜
屋根 16 建築物 17 非耐力壁
ート 3 裏面膜シート 4 側面膜シ
ート 5 連続袋体 6 充填口 6a 蓋 7 引張材 8 粒状の樹
脂発泡体 9 開口部 10 構造柱 11 構造梁 12 ホース 12a ノズル 13 ドーム状
の屋根 14 建築物 15 曲面傾斜
屋根 16 建築物 17 非耐力壁
Claims (5)
- 【請求項1】可撓性膜内に粒状の樹脂発泡体を充填した
独立セルが多数連続し面状体とされた建築材。 - 【請求項2】前記面状体の一部に開口部が設けられてい
る請求項1に記載の建築材。 - 【請求項3】建築物の屋根材である請求項1に記載の建
築材。 - 【請求項4】可撓性膜の独立した袋体を多数面状に連続
させた連続袋体を建築物に取付け、該連続袋体の各袋体
内に粒状の樹脂発泡体を充填して独立セルを形成するこ
とを特徴とする建築物の施工方法。 - 【請求項5】前記連続袋体の一部を欠除させることによ
り開口部を形成することを特徴とする請求項4に記載の
建築物の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9009166A JPH10205173A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 建築材及び建築物の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9009166A JPH10205173A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 建築材及び建築物の施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10205173A true JPH10205173A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11713033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9009166A Withdrawn JPH10205173A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 建築材及び建築物の施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10205173A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001082004A (ja) * | 1999-09-16 | 2001-03-27 | Achilles Corp | エアマットの折曲げ構造 |
| JP2002250793A (ja) * | 2001-02-26 | 2002-09-06 | Teikoku Sen I Co Ltd | 除染設備 |
| WO2004107313A1 (ja) * | 2003-05-29 | 2004-12-09 | Rion Co., Ltd. | 遮音・吸音構造体、並びにこれらを適用した構造物 |
| WO2012011514A1 (ja) * | 2010-07-20 | 2012-01-26 | Iwata Haruyuki | 建物倒壊防止方法及び建物倒壊防止装置 |
-
1997
- 1997-01-22 JP JP9009166A patent/JPH10205173A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001082004A (ja) * | 1999-09-16 | 2001-03-27 | Achilles Corp | エアマットの折曲げ構造 |
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| US7464790B2 (en) | 2003-05-29 | 2008-12-16 | Rion Co., Ltd | Sound insulation/absorption structure, and structure having these applied thereto |
| WO2012011514A1 (ja) * | 2010-07-20 | 2012-01-26 | Iwata Haruyuki | 建物倒壊防止方法及び建物倒壊防止装置 |
| JP2012026091A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Haruyuki Iwata | 建物倒壊防止方法及び建物倒壊防止装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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