JPH10206180A - ナビゲーション音声出力装置 - Google Patents

ナビゲーション音声出力装置

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JPH10206180A
JPH10206180A JP928897A JP928897A JPH10206180A JP H10206180 A JPH10206180 A JP H10206180A JP 928897 A JP928897 A JP 928897A JP 928897 A JP928897 A JP 928897A JP H10206180 A JPH10206180 A JP H10206180A
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signal
navigation
filter
voice
input
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JP928897A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Takashima
紀之 高島
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナビゲーション音声を明瞭に聴取することが
できない場合であっても、車両の進行方向(左折、右
折、直進)を運転者が認識できるようにする。 【解決手段】 ナビゲーション音声信号を入力され、車
室内の左右に配置された少なくとも2つのスピーカ17
a,17bよりナビゲーション音声を出力するナビゲー
ション音声出力装置において、音量制御手段(13,1
6,19)によりナビゲーション音声が左折案内の場合
には左側の耳に入力する音声を右側の耳に入力する音声
より大きくし、右折案内の場合には右側の耳に入力する
音声を左側の耳に入力する音声より大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はナビゲーション音声出力
装置に係わり、特に車室内の左右に配置された少なくと
も2つのスピーカよりナビゲーション装置の案内音声
(ナビゲーション音声)を出力するナビゲーション音声
出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の走行案内を行い、運転者が所望の
目的地に容易に到達できるようにしたナビゲーション装
置においては、車両の位置を検出してCD−ROMから
車両位置周辺の地図データを読み出し、地図画像をディ
スプレイ画面に描画するとともに該地図画像上の所定箇
所に車両位置マーク(自車位置マーク)を重ねて描画す
る。そして、車両の移動により現在位置が変化するに従
い、画面の自車位置マークを移動したり、或いは自車位
置マークは画面中央等の所定位置に固定して地図をスク
ロールして、常に、車両位置周辺の地図情報が一目で判
るようになっている。
【0003】かかるナビゲーション装置は、出発地から
目的地までの誘導経路を設定する機能、該誘導経路を地
図上に表示する機能、誘導経路上の交差点における案内
(交差点拡大図、進行方向の表示、音声による進行方向
の指示)を行う交差点案内機能を備えている。設定され
た誘導経路は、該経路を構成するノード(経緯度及び交
差点識別フラグ)をメモリに連続して記憶することによ
りナビゲーション装置に保持される。実際の走行時に
は、メモリに記憶されたノード列の中から画面の地図表
示エリアに入っている誘導経路をサーチし、該誘導経路
を他の道路と識別可能に表示すると共に、接近中の交差
点より所定距離内に入ると交差点案内図(交差点拡大図
と該交差点での進行方向を示す矢印)を表示し、いずれ
の道路を走行すれば良いか、交差点でどの方向に進んだ
ら良いかを表示する。また、音声により進行方向を指示
する。例えば、交差点における進行方向が右折の場合に
は「この先を右です」、左折の場合には「この先を左で
す」、直進の場合には「この先を真っ直ぐです」等のよ
うに案内し、また、現車両位置から交差点までの距離が
相当距離ある場合には「しばらく道なりです」等の音声
案内を適宜行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在のナビゲーション
装置の音声出力は、カーオーディオ出力音やエンジン
音、ロードノイズ等の音によって聞き取りにくく、交差
点等における進行方向音声案内を聞き逃してしまう場合
がある。このため、従来のナビゲーション装置におい
て、運転者は運転中にナビゲーション画面を頻繁に見る
必要があり、安全運転上好ましくなかった。従って、本
発明の目的は、ナビゲーション音声を明瞭に聴取するこ
とができない場合であっても、車両の進行方向(左折、
右折、直進)を運転者が容易に認識できるようにするこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
れば、ナビゲーション音声信号を入力され、車室内の左
右に配置された少なくとも2つのスピーカよりナビゲー
ション音声を出力するナビゲーション音声出力装置であ
って、ナビゲーション音声が左折案内の場合には左側の
耳に入力する音声を右側の耳に入力する音声より大きく
し、右折案内の場合には右側の耳に入力する音声を左側
の耳に入力する音声より大きくする音量制御手段を備え
たナビゲーション音声出力装置により達成される。カー
オーディオ出力音やエンジン音、ロードノイズ等の音
(ナビゲーション音声にとっては雑音)によって、ナビ
ゲーション音声を明瞭に聴取することができない場合が
ある。かかる場合であっても、案内音声が左側から聞こ
えたか、右側から聞こえたか、あるいは正面から聞こえ
たかは運転者の聴覚により容易に認識可能である。そこ
で、左折案内の場合には左側から音声案内が聞こえるよ
うにし、右折案内の場合には右側から音声案内が聞こえ
るようにし、直進案内/その他の音声案内の場合には正
面から聞こえるようにする。このようにすれば、雑音に
より明瞭に音声案内を聴取できない場合であっても、音
声案内の聞こえた方向を運転者は認識でき、その方向に
車両を進めることができる。
【0006】上記課題は具体的には、(1) 運転者の左右
の耳元位置を第1、第2の観測点とするとき、各観測点
における目標信号を出力するための伝達特性が設定さ
れ、ナビゲーション音声信号に該伝達特性をそれぞれ畳
み込んで得られる信号を各観測点における目標信号とし
て出力する目標応答設定部、(2) 各観測点で検出された
検出信号と各観測点における目標信号との差であるエラ
ー信号を出力する手段、(3) 前記ナビゲーション音声信
号及び各観測点におけるエラー信号を入力され、各エラ
ー信号のパワーが最小となるように適応信号処理を行っ
て適応フィルタの係数を決定し、適応フィルタによりナ
ビゲーション音声信号にフィルタ処理を施して得られる
信号を左右スピーカに入力する適応信号処理装置、(4)
左折案内時に左側の耳に入力する音声が右側の耳に入力
する音声より大きくなるように各観測点の目標信号出力
用伝達特性を目標応答設定部に設定し、右折案内時に右
側に入力する音声が左側の耳に入力する音声より大きく
なるように各観測点の目標信号出力用伝達特性を目標応
答設定部に設定する手段を備えたナビゲーション音声出
力装置により達成される。
【0007】また、上記課題は本発明によれば、左折案
内時に左側の耳に入力する音声が右側の耳に入力する音
声より大きくなるように決定された第1のフィルタ係数
と、右折案内時に右側に入力する音声が左側の耳に入力
する音声より大きくなるように決定された第2のフィル
タ係数をそれぞれ記憶する手段、前記第1、第2のフィ
ルタ係数が適宜設定され、入力されたナビゲーション音
声信号に該設定されたフィルタ係数に応じたフィルタリ
ング処理を施して第1、第2のスピーカに入力するフィ
ルタ、左折時に左折用の第1のフィルタ係数を前記フィ
ルタに設定し、右折時に右折用の第2のフィルタ係数を
前記フィルタに設定するフィルタ係数切り替え手段を備
えたナビゲーション音声出力装置により達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
(A)適応等化器の説明 本発明は適応等化器構成を備えたオーディオ装置を発展
し、ナビゲーション音声出力装置を構成するものであ
る。従って、最初に本発明の基本となる適応等化器につ
いて説明する。図1は適応等化システムの基本構成図で
あり、1はオーディオ信号x(n)を出力するオーディオ
ソース、2は目標応答特性(インパルスレスポンス特
性)Tが設定され、オーディオ信号x(n)が入力されて
目標信号d(n)を出力する目標応答設定部、4は車室内
音響空間の聴取位置(観測点)における音を検出するマイ
ク、5は検出された音楽信号d^(n)と目標応答設定部2
から出力される目標信号d(n)との誤差e(n)を演算する
演算部、6は前記誤差e(n)のパワーが最小となるよう
に信号y(n)を発生する適応信号処理装置、7は該信号
y(n)に応じた音を車室内音響空間8に放射するスピー
カである。
【0009】目標応答設定部2には、オーディオ信号が
オーディオソース1の出力端からスピーカ7を介してマ
イク4に到達するまでの信号遅延時間をtとすると、該
時間tの遅延特性を有し、かつ全オーディオ周波数帯域
でフラットな特性(ゲイン1の特性)が設定される。す
なわち、目標応答設定部2には、図2(a)に示すよう
にゲイン1のフラットな周波数特性を備え、インパルス
応答が図2(b)に示すように遅延時間tを有する特性
が設定される。この目標応答設定部2は、FIR型デジ
タルフィルタの前記遅延時間tに対応するタップの係数
を1にし、他のタップの係数を0にすることにより実現
できる。例えば、オーディオデータの1サンプリング周
期をτ、遅延時間をtとすればFIRデジタルフィルタ
のt/τ番目のタップの係数を1にし、その他の係数を
0にすることにより実現できる。
【0010】適応信号処理装置6は、オーディオ信号x
(n)を参照信号として入力されると共に、前記演算部5
から出力されるエラ−信号e(n)を入力され、該エラ−
信号のパワーが最小となるように適応信号処理を行って
信号y(n)を出力する。適応信号処理装置6は、適応信
号処理部(LMS)6aと、FIR型のデジタルフィル
タ構成の適応フィルタ6bと、オーディオ信号x(n)に
スピーカ7から聴取位置までの音響伝搬系の伝搬特性
(伝達関数)C^を畳み込んで適応信号処理に用いる参
照信号(フィルタードリファレンス信号)r(n)を生成
するフィルタ6cを有している。
【0011】適応信号処理部6aは聴取位置におけるエ
ラー信号e(n)と信号処理フィルタ6cを介して入力さ
れる適応信号処理用参照信号r(n)が入力され、これら
の信号を用いて聴取位置における音楽信号d^(n)が目標
信号d(n)と等しくなるように適応信号処理を行って適
応フィルタ6bの係数を決定する。例えば、適応信号処
理部6aは周知のLMS(Least Mean Square)適応アル
ゴリズムに従って、エラ−信号e(n)のパワーが最小と
なるように適応フィルタ6bの係数を決定する。適応フ
ィルタ6bは適応信号処理部6aにより決定された係数
に従ってオーディオ信号x(n)にデジタルフィルタ処理
を施して信号y(n)を出力する。従って、適応信号処理
によりエラー信号e(n)のパワーが最小となるように適
応フィルタ6bの係数が収束すれば、聴取位置におい
て、音楽信号d^(n)が目標信号d(n)と等しくなり、目
標応答設定部2に設定した伝達特性T(周波数特性がフ
ラット)の理想的な空間で音を聴取したのと同等の音の
聴取ができるという効果を得られる。
【0012】適応フィルタ6bは図3に示すように、N
タップのFIR型デジタルフィルタで構成され、例え
ば、入力信号を順次1サンプリング時間遅延する(N−
1)個の遅延要素DL1,DL2・・・DLN-1と、各遅
延要素出力に係数w0(n),w1(n),w2(n)・・・w
N-1(n)を乗算するN個の乗算部ML0,ML1,・・・M
LN-1と、各乗算部出力を順次加算する加算部AD0,A
D1・・・ADN-1で実現される。すなわち、現時刻n・
Tsにおけるオーディオ信号をx(n)、その時の各乗算器
の係数をw0(n),w1(n),w2(n)・・・wN-1(n)、出力
信号をy(n)とすれば、適応フィルタ6bは次式
【0013】
【数1】 の演算を実行し、信号y(n)を出力する。
【0014】フィルタ6cは図4に示すように、FIR
型デジタルフィルタで構成され、例えば、入力信号を順
次1サンプリング時間遅延する(M−1)個の遅延要素
DL 1,DL2・・・DLM-1と、各遅延要素出力に係数c
0,c1,c2・・・cM-1を乗算するM個の乗算部ML0,M
L1,・・・MLM-1と、各乗算部出力を順次加算する加
算部AD0,AD1・・・ADM-1で実現される。係数
c0,c1,c2・・・cM-1は二次音伝搬系(スピーカから観
測点までの系)の伝搬特性を模擬するように決定されて
いる。時刻n・Tsにおけるオーディオ信号をx(n)、出
力(フィルタードX信号)をr(n)とすれば、フィルタ6c
は次式
【0015】
【数2】 の演算を実行してフィルタードX信号r(n)を出力する。
【0016】適応信号処理部6aは、1サンプリング時
刻Ts後の次の時刻(n+1)・Tsにおける適応フィルタ6
bの係数w0(n+1),w1(n+1),w2(n+1)・・・wN-1(n+
1)を、現時刻n・Tsにおける係数w0(n),w1(n),w
2(n)・・・wN-1(n)とエラー信号e(n)とフィルター
ドX信号r(n)を用いて次の係数更新式により決定す
る。
【0017】
【数3】
【0018】ただし、j番目のフィルタ係数更新式は wj(n+1)=wj(n)+α・r(n-j)・e(n) (4) で与えられる。(3)式において、(n)は現サンプリング時
刻の値、(n+1)は1サンプリング時刻後の値、(n-1)は1
サンプリング時刻前の値、(n-2)は2サンプリング時刻
前の値、・・・を意味している。又、αは適応フィルタの
係数を更新するステップを決める定数であり、適当な値
に設定される。フィルタードX LMS適応アルゴリズ
ムによる処理においては、上記(1)〜(3)式の演算を1サ
ンプリング時間内に行って、信号 y(n)を出力する。
【0019】以上のように、適応信号処理部6aは聴取
位置におけるエラー信号e(n)とフィルタ6cを介して
入力される適応信号処理用参照信号r(n)が入力され、
これらの信号を用いて聴取位置における音楽信号d^(n)
が目標信号d(n)と等しくなるように適応信号処理を行
うことで適応フィルタ6bの係数を決定する。適応フィ
ルタ6bは適応信号処理部6aにより決定された係数に
従ってオーディオ信号x(n)にデジタルフィルタ処理を
施して信号y(n)を出力する。従って、適応信号処理に
よりエラー信号e(n)のパワーが最小となるように適応
フィルタ6bの係数が所定値に収束すれば、聴取位置に
おいて、目標応答設定部2に設定した伝達特性Tを有す
る空間で音を聴取することと等価な効果を得ることがで
きる。
【0020】(B)本発明のナビゲーション音声出力装
置の第1実施例 (a)全体の構成 図5は本発明のナビゲーション音声出力装置の構成図で
あり、車室内音響空間の複数の観測点、例えば運転者の
右側耳元と左側耳元におけるナビゲーション音声信号の
振幅、位相特性が所望の特性となるようにする適応等化
器の構成を備えている。
【0021】図中、11はナビゲーション音声SNV(=
x(n))を出力すると共に、右折の音声案内であるか、左
折の音声案内であるか、あるいは、直進の音声案内であ
るかを示す進行方向信号LRTSを出力するナビゲーシ
ョン装置である。13は目標応答設定部であり、ナビゲ
ーション音声信号SNVを入力され、ナビゲーション音声
信号SNVに各観測点(運転者の右側耳元と左側耳元)に
応じた伝達特性T1,T2が設定され、ナビゲーション音
声信号にそれぞれ伝達特性T1,T2を畳み込んで得られ
る信号を各観測点における目標信号d1(n),d2(n)とし
て出力する。伝達特性T1,T2の決定方法については後
述するが、要は、(1) ナビゲーション音声が左折案内の
場合には左側の耳に入力する音声が右側の耳に入力する
音声より大きくなるように、(2) 右折案内の場合には右
側の耳に入力する音声が左側の耳に入力する音声より大
きくなるように、(3) 直進案内/その他の音声案内の場
合には左側の耳に入力する音声と右側の耳に入力する音
声が等しくなるように伝達特性T1,T2を決定し、(4)
右折案内か、左折案内か、直進案内/その他の音声案内
かに応じて所定の伝達特性T1,T2が設定される。
【0022】図6は目標応答設定部13の構成図であ
り、13aは第1観測点(運転者右側耳元)におけるナ
ビゲーション音声の目標信号d1(n)を発生するために伝
達特性T1が設定される伝達特性設定部、13bは第2
観測点(運転者左側耳元)におけるナビゲーション音声
の目標信号d2(n)を発生するために伝達特性T2が設定
される伝達特性設定部である。
【0023】図5に戻って、14a,14bは車室内音
響空間の第1、第2観測点(運転者左右耳元)における
音を検出するマイク、15a,15bは検出されたオー
ディオ信号d1^(n),d2^(n)と目標応答設定部13から
出力される目標信号d1(n),d2(n)との誤差e1(n),e
2(n)を演算する演算部、16は前記各観測点における誤
差e1(n),e2(n)のパワーが最小となるように信号y
1(n),y2(n)を発生する適応信号処理装置、17a,1
7bは該信号y1(n),y2(n)に応じた音を車室内音響空
間18に放射する左右のスピーカ、19はナビゲーショ
ン音声が右折案内か、左折案内か、直進案内/その他の
音声案内かに応じて所定の伝達特性T1,T2を目標応答
設定部13に設定する伝達特性切換部である。
【0024】(b)適応信号処理装置 適応信号処理装置16は1入力−2出力の適応フィルタ
16aと、フィルタードX信号(信号処理用参照信号)
を作成するためのフィルタ16bと、適応信号処理部1
6cとで構成されている。適応フィルタ16aはナビゲ
ーション音声SNV(=x(n))に所定のフィルタリング処
理を施して音声信号y1(n)〜y2(n)を発生し、該信号を
各スピーカ17a,17bに入力する。フィルタードX
信号作成用フィルタ16bはナビゲーション音声信号x
(n)に車室内音響空間18における各スピーカ17a,
17bからマイク14a,14bまでの伝搬要素C11〜
C22を畳み込んで信号処理用参照信号r111(n)〜r
221(n)を出力する。図7は車室内音響空間における各ス
ピーカから各マイクまでの伝搬特性(伝達特性)C11〜
C22を用いて作成したフィルタードX信号作成用のフィ
ルタ16bの構成図である。
【0025】適応信号処理部16cは各観測点における
エラー信号e1(n)〜e2(n)と参照信号作成用フィルタ1
6bから出力されるフィルタードX信号r111(n)〜r
221(n)を入力され、これら信号を用いて各観測点におけ
るエラー信号e1(n)〜e2(n)のパワーが最小となるよう
に適応信号処理を行って適応フィルタ16aの係数を決
定する。適応フィルタ16aから出力されるオーディオ
信号y1(n)〜y2(n)は各観測点にそのまま到達するので
なく、車室内音響空間18の周波数・位相特性の影響を
受けて到達する。このため、適応信号処理部16cは、
ナビゲーション音声信号x(n)をそのまま使用せず、こ
れら音声信号に車室内音響空間18の特性を付加した信
号を用いるフィルタードX LMS(MEFX LMS)
アルゴリズムを採用している。すなわち、フィルタード
X LMSアルゴリズムでは、ナビゲーション音声信号
x(n)をフィルタ16bによりフィルタリングした信号
(フィルタードX信号)と各観測点におけるエラー信号
とを用いて適応フィルタ16aの係数更新を行う。
【0026】図7のフィルタードx信号作成用フィルタ
16bにおいて、16b11〜16b 22は車室内音響空間
18における各スピーカからマイクまでの伝搬特性Cij
を実現するFIR型デジタルフィルタである。フィルタ
16bはナビゲーション音声信号x(n)に全ての伝搬要
素の特性C11〜C22を畳み込んでフィルタードX信号r
111(n)〜r221(n)を出力するようになっている。すなわ
ち、ナビゲーション音声信号x(n)に第1スピーカ17
aから第1、第2観測点までの伝搬要素C11〜C21を作
用させてフィルタードX信号r111(n)〜r211(n)を出力
し、ナビゲーション音声信号x(n)に第2スピーカ17
bから第1、第2観測点までの伝搬要素C12〜C22を作
用させてフィルタードX信号r121(n)〜r221(n)を出力
する。尚、 R11(n)=(r111(n),r211(n)) R21(n)=(r121(n),r221(n)) と表現する。
【0027】図8は適応フィルタ16aの構成図であ
り、16a11〜16a21は係数W11〜W21が設定される
FIR型デジタルフィルタである。ナビゲーション音声
信号x(n)をデジタルフィルタ16a11〜16a21に入
力することにより第1番目のスピーカ17aに入力する
音声信号y1(n)が得られ、ナビゲーション音声信号x
(n)をデジタルフィルタ16a21に入力することにより
第2番目のスピーカ17bに入力する音声信号y2(n)が
得られる。
【0028】適応信号処理部16aは、1サンプリング
時刻Ts後の次の時刻(n+1)・Tsにおける適応フィルタ
16aij(i=1,2;j=1)の係数Wij(w0(n+1),w1(n+
1),w 2(n+1)・・・wN-1(n+1))を、現時刻n・Tsにお
ける係数Wij(w0(n),w1(n),w2(n)・・・wN-1(n))
とエラー信号e(n)とフィルタードX信号Rij(n)〜R
ij(n-N+1)を用いて次の係数更新式により
【数4】 決定する。
【0029】(5)式において、(n)は現サンプリング時刻
の値、(n-1)は1サンプリング時刻前の値、(n-2)は2サ
ンプリング時刻前の値、(n+1)は現時刻から次サンプリ
ング時刻までの値を意味している。従って、Rij(n-N+1)
は(N-1)サンプリング時刻前のナビゲーション音声信号
に応じたフィルタ16bの出力を意味し、・・・、R
ij(n-1)は1サンプリング時刻前のナビゲーション音声
信号に応じたフィルタ出力であり、Rij(n)は現時刻のナ
ビゲーション音声信号に応じたフィルタ出力である。
又、μは適応フィルタの係数を更新するステップを決め
る1以下の定数(ステップサイズパラメータ)であり、
適当な値に設定される。enは第1、第2観測点におけ
る検出オーディオ信号と目標信号との差信号(エラー信
号)であり、Rij(n),enはそれぞれ以下のように表現
される。
【0030】
【数5】
【0031】かかる信号処理装置16によれば、適応信
号処理部16cはフィルタ16bの出力であるフィルタ
ードX信号r111(n)〜r221(n)と、第1、第2観測点に
おけるエラー信号e1(n)〜e2(n)とに基づいて(5)式に
従って適応信号処理を実行して適応フィルタ16aを構
成する各FIR型デジタルフィルタの係数W11〜W21の
係数を決定し、適応フィルタ16aはナビゲーション音
声信号x(n)を入力されて音声信号y1(n)〜y2(n)を発
生してスピーカ17a〜17bに入力し、各スピーカは
オーディオ音を発生して第1、第2観測点におけるエラ
ー信号e1(n),e2(n)のパワーが最小となるように作用
する。
【0032】図9は音声信号数=1、スピーカ数=2、
観測点数(マイク数)=2の場合の具体的な信号処理装
置16の構成図である。16aは2つのFIR型デジタ
ルフィルタ16a11〜16a21で構成された係数W11〜
W21設定用の適応フィルタ、16bは車室内音響空間の
各伝搬要素C11,C21,C12,C22をデジタルフィルタ
で構成したフィルタードX信号作成用フィルタ、16c-1
〜16c-2はそれぞれMEFX LMSアルゴリズムに従
って適応フィルタの適応係数W11〜W21を算出する適応
信号処理部である。
【0033】(c)目標応答設定部13に設定する伝達
特性の決定法 図10は目標応答設定部13に設定する伝達特性の決定
法説明図であり、(a)は左折案内時の伝達特性、
(b)は右折案内時の伝達特性、(c)は直進/その他
の案内時の伝達特性を決定する場合である。例えば、左
折案内時における伝達特性を決定するには、所定の音響
室において、モデルMDLの左側耳元及び右側耳元にマ
イクML,MRを配置し、1つのスピーカSPKをモデ
ルMDLに対して左側に配置する。例えば、角度θ=3
00〜450の範囲内で、距離L=1〜1.5mの範囲に
スピーカを配置する。かかる状態で、FFTアナライザ
ALZより白色雑音信号WHを発生し、オーディオ回路
ADCを介してスピーカSPKに入力する。FFTアナ
ライザALZは左右耳元に配置したマイクML,MRの
検出信号を受信し、周知のFFT解析処理を行ってスピ
ーカSPKから右側耳元までのインパルス応答特性(伝
達特性)T1及びスピーカSPKから左側耳元までの伝
達特性T2を決定する。この伝達特性T1,T2が左折案
内時に目標応答設定部13に設定される伝達特性とな
る。
【0034】同様に、(b)に示すように角度φ=30
0〜450の範囲内で、距離L=1〜1.5mの範囲にス
ピーカSPKを配置してスピーカSPKから右側耳元ま
での伝達特性T1及びスピーカSPKから左側耳元まで
の伝達特性T2を決定する。この伝達特性T1,T2が右
折案内時に目標応答設定部13に設定される伝達特性と
なる。また、(c)に示すようにモデルMDLの正面に
距離1〜1.5mの範囲にスピーカSPKを配置してス
ピーカSPKから右側耳元までの伝達特性T1及びスピ
ーカSPKから左側耳元までの伝達特性T2を決定す
る。この伝達特性T1,T2が直進案内/その他の案内時
に目標応答設定部13に設定される伝達特性となる。
【0035】尚、上記方法で測定した左折時の伝達特性
T2のゲインG2は伝達特性T1のゲインG1より大きくな
り、右折時の伝達特性T1のゲインG1は伝達特性T2の
ゲインG2より大きくなり、直進案内/その他の案内時
の伝達特性T1のゲインG1は伝達特性T2のゲインG2と
ほぼ等しくなる。そこで、伝達特性の測定を行わず、図
2で説明したように伝達特性T1,T2をゲインG1,G2
と遅延時間τ1,τ2のみで特定し、左折時におけるゲイ
ンG2をゲインG1より大きくなるように決定し、右折時
のゲインG1をゲインG2より大きくなるように決定し、
直進案内/その他の案内時にG1=G2となるように決定
することもできる。
【0036】(d)ナビゲーション音声出力制御 音声案内モードになるとナビゲーション装置11はナビ
ゲーション音声SNVと共に進行方向信号LRTSを出力
するから、伝達特性切換部19は該進行方向信号LRT
Sに基づいて左折案内、右折案内、直進案内/その他の
案内の別を判断する。左折案内であれば、図10で説明
した方法で得られている左折用の伝達特性T1,T2を目
標応答設定部13の伝達特性設定部13a、13b(図
6)に設定する。また、右折案内であれば、右折用の伝
達特性T1,T2を目標応答設定部13の伝達特性設定部
13a、13bに設定し、直進案内/その他の案内であ
れば直進用の伝達特性T1,T2を設定する。この結果、
(1) 左折案内時における運転者左側耳元の目標信号d
2(n)の振幅が右側目標信号d1(n)より大きくなり、(2)
右折時には運転者右側耳元の目標信号d1(n)の振幅が左
側目標信号d2(n)より大きくなり、(3) 直進案内/その
他の案内時には右側目標信号d1(n)の振幅が左側目標信
号d2(n)の振幅に等しくなる。
【0037】以上のように目標信号d1(n),d2(n)が設
定されると、適応等化制御により左折案内時に運転者の
左側耳に入力する音量が右側耳に入力する音量より大き
くなり、運転者は雑音により案内音声を明瞭に聴取でき
なくても左折案内であったことを容易に認識でき、正し
く左折することができる。また、右折案内時には運転者
の右側耳に入力する音量が左側耳に入力する音量より大
きくなり、運転者は雑音により案内音声を明瞭に聴取で
きなくても右折案内であったことを認識でき、正しく右
折することができる。また、直進案内/その他の案内時
には運転者の左右耳に入力する音量が等しくなり正面か
ら音声案内が聞こえるため、運転者は雑音により案内音
声を明瞭に聴取できなくても直進/その他の案内であっ
たことを認識でき、直進あるいは道なり走行を継続する
ことができる。
【0038】(C)本発明のナビゲーション音声出力装
置の第2実施例 第1実施例では左折/右折/直進案内に応じて目標応答
設定部13に設定する伝達特性T1,T2を切り換えた場
合であるが、かかる方法であると、適応フィルタ16a
の係数が一定値に収束するまでに時間を要し、左折案内
時に左側から、また、右折案内時に右側から、直進案内
時には正面から案内音声がそれぞれ聞こえるようになる
までに若干の時間遅れが発生する。そこで、予め左折用
の伝達特性T1,T2を目標応答設定部13に設定し、ナ
ビゲーション音声あるいは白色ノイズ信号を入力した時
の適応フィルタ16aのフィルタ係数収束値を測定して
記憶する。同様に、右折用の伝達特性、直進用の伝達特
性をそれぞれ目標応答設定部13に設定して適応フィル
タのフィルタ係数収束値を測定して記憶する。実際の制
御において、左折案内時に左折用フィルタ係数を適応フ
ィルタに設定し、右折案内時に右折用フィルタ係数を適
応フィルタに設定し、直進案内/その他の案内時に直進
用フィルタ係数を適応フィルタに設定する。このように
すれば、時間遅れなく、左折案内時に左側から、右折案
内時に右側から、直進案内時には正面から案内音声が直
ちに聞こえるようになる
【0039】図11は本発明のナビゲーション音声出力
装置の第2実施例構成図であり、図5の第1実施例と同
一部分には同一符号を付している。図中、11はナビゲ
ーション音声SNV(=x(n))を出力すると共に、右折の
音声案内であるか、左折の音声案内であるか、直進の音
声案内であるかを示す進行方向信号LRTSを出力する
ナビゲーション装置である。16aはフィルタ部、16
a11〜16a21は係数W11〜W21が設定されるFIR型
デジタルフィルタ、17a,17bは左右のスピーカ、
18は音響空間、31は運転者、32はフィルタ係数記
憶部であり、(1) 右折案内時にフィルタ部16aに設定
するフィルタ係数W11R,W21R、(2)左折案内時にフィ
ルタ部16aに設定するフィルタ係数W11L,W21L、
(3) 直進案内/その他の案内時にフィルタ部16aに設
定するフィルタ係数W11C,W21Cを記憶するもの、33
はナビゲーション音声が右折案内か、左折案内か、直進
案内/その他の音声案内かに応じて所定のフィルタ係数
をフィルタ部16aに設定するフィルタ係数切換部であ
る。
【0040】左折折用/右折用/直進用フィルタ係数
(W11L,W21L/W11R,W21R/W11 C,W21C)は、第
1実施例の構成において予め左折用/右折用/直進用伝
達特性T1,T2を目標応答設定部13に設定し、かつ、
ナビゲーション音声あるいは白色ノイズ信号を入力し、
その時の適応フィルタ16aのフィルタ係数収束値を測
定して求めて記憶部32に記憶しておく。音声案内モー
ドになるとナビゲーション装置11はナビゲーション音
声SNVと共に進行方向信号LRTSを出力するから、フ
ィルタ係数切換部33は該進行方向信号LRTSに基づ
いて左折案内、右折案内、直進案内/その他の案内の別
を判断する。フィルタ係数切換部33は、左折案内であ
れば、左折用フィルタ係数W11L,W21Lを記憶部32よ
り読み取ってフィルタ部16aのFIR型デジタルフィ
ルタ16a11〜16a21に設定し、右折案内であれば、
右折用フィルタ係数W11R,W21Rを記憶部32より読み
取ってFIR型デジタルフィルタ16a11〜16a21に
設定し、直進案内であれば、直進用フィルタ係数
W11C,W21Cを記憶部32より読み取ってFIR型デジ
タルフィルタ16a11〜16a21に設定する。
【0041】この結果、左折案内時であれば運転者の左
側耳に入力する音量が右側耳に入力する音量より直ちに
大きくなり、運転者は雑音により案内音声を明瞭に聴取
できなくても左折案内であったことを容易に認識でき、
正しく左折することができる。また、右折案内時であれ
ば運転者の右側耳に入力する音量が左側耳に入力する音
量より直ちに大きくなり、運転者は雑音により案内音声
を明瞭に聴取できなくても右折案内であったことを認識
でき、正しく右折することができる。また、直進案内/
その他の案内時であれば運転者の左右耳に入力する音量
が等しくなり正面から音声案内が聞こえるため、運転者
は雑音により案内音声を明瞭に聴取できなくても直進/
その他の案内であったことを認識でき、直進あるいは道
なり走行を継続することができる。
【0042】(D)本発明のナビゲーション音声出力装
置の第3実施例 図12は本発明のナビゲーション音声出力装置の第3実
施例の構成図であり、11はナビゲーション音声S
NV(=x(n))を出力すると共に、右折の音声案内である
か、左折の音声案内であるか、直進の音声案内であるか
を示す進行方向信号LRTSを出力するナビゲーション
装置である。17a,17bは左右のスピーカ、18は
音響空間、31は運転者、41a,41bはゲイン可変
のアンプ、42はナビゲーション音声が右折案内か、左
折案内か、直進案内/その他の音声案内かに応じてアン
プ41a,41bのゲインを切り換えるゲイン切換部で
ある。ゲイン切換部42は、左折案内時には左側スピー
カ17bに接続されているアンプ41bのゲインGLを
右側スピーカ17aに接続されているアンプ41aのゲ
インGRより大きくし、右折案内時には右側スピーカ1
7aに接続されているアンプ41aのゲインGRを左側
スピーカ17bに接続されているアンプ41bのゲイン
GLより大きくし、直進案内/その他の案内時にはゲイ
ンGL,GRを等しくする。
【0043】この結果、左折案内時であれば運転者の左
側耳に入力する音量が右側耳に入力する音量より大きく
なり、運転者は雑音により案内音声を明瞭に聴取できな
くても左折案内であったことを容易に認識でき、正しく
左折することができる。また、右折案内時であれば運転
者の右側耳に入力する音量が左側耳に入力する音量より
大きくなり、運転者は雑音により案内音声を明瞭に聴取
できなくても右折案内であったことを認識でき、正しく
右折することができる。また、直進案内/その他の案内
時であれば運転者の左右耳に入力する音量が等しくなり
正面から音声案内が聞こえるため、運転者は雑音により
案内音声を明瞭に聴取できなくても直進/その他の案内
であったことを認識でき、直進あるいは道なり走行を継
続することができる。
【0044】尚、以上の実施例の説明では、左右スピー
カ17a,17bにナビゲーション音声信号のみ入力し
た場合について説明したが、これらスピーカにはオーデ
ィオのLチャンネル/Rチャンネルの音声信号を合成し
て入力することもできる。以上、本発明を実施例により
説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主
旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排
除するものではない。
【0045】
【発明の効果】以上本発明によれば、ナビゲーション音
声が左折案内の場合には左側の耳に入力する音声を右側
の耳に入力する音声より大きくし、右折案内の場合には
右側の耳に入力する音声を左側の耳に入力する音声より
大きくするようにしたから、雑音により明瞭に音声案内
を聴取できない場合であっても、音声案内の聞こえた方
向を運転者は認識でき、その方向に車両を進めることが
できる。すなわち、運転者は雑音により明瞭に音声案内
を聴取できない場合であっても、正しくナビゲーション
音声案内方向に車両を進行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】適応等化システム基本構成図である。
【図2】目標応答設定部に設定する特性の説明図であ
る。
【図3】適応フィルタの構成図である。
【図4】適応処理用参照信号(フィルタードリファレン
ス信号)を生成するフィルタの構成図である。
【図5】本発明のナビゲーション音声出力装置の第1実
施例構成図である。
【図6】目標応答設定部の構成図である。
【図7】フィルタードX信号作成用フィルタの構成図で
ある。
【図8】適応フィルタの構成図である。
【図9】適応信号処理装置の具体例である。
【図10】目標信号出力用伝達特性の決定方法説明図で
ある。
【図11】本発明のナビゲーション音声出力装置の第2
実施例構成図である。
【図12】本発明のナビゲーション音声出力装置の第3
実施例構成図である。
【符号の説明】
11・・ナビゲーション装置 13・・目標応答設定部 14a,14b・・第1、第2観測点における音を検出
するマイク 15a,15b・・演算部 16・・適応信号処理装置 16a・・適応フィルタ 17a.17b・・スピーカ 19・・伝達特性切り替え部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04S 1/00 H04S 1/00 K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナビゲーション音声信号を入力され、車
    室内の左右に配置された少なくとも2つのスピーカより
    ナビゲーション音声を出力するナビゲーション音声出力
    装置において、 ナビゲーション音声が左折案内の場合には左側の耳に入
    力する音声を右側の耳に入力する音声より大きくし、右
    折案内の場合には右側の耳に入力する音声を左側の耳に
    入力する音声より大きくする音量制御手段を備えたこと
    を特徴とするナビゲーション音声出力装置。
  2. 【請求項2】 ナビゲーション音声信号を入力され、車
    室内の左右に配置された少なくとも2つのスピーカより
    ナビゲーション音声を出力するナビゲーション音声出力
    装置において、 運転者の左右の耳元位置を観測点とするとき、各観測点
    における目標信号を出力するための伝達特性が設定さ
    れ、ナビゲーション音声信号に該伝達特性をそれぞれ畳
    み込んで得られる信号を各観測点における目標信号とし
    て出力する目標応答設定部、 各観測点で検出された検出信号と各観測点における目標
    信号との差であるエラー信号を出力する手段、 前記ナビゲーション音声信号及び各観測点におけるエラ
    ー信号を入力され、各エラー信号のパワーが最小となる
    ように適応信号処理を行って適応フィルタの係数を決定
    し、適応フィルタによりナビゲーション音声信号にフィ
    ルタ処理を施して得られる信号を左右スピーカに入力す
    る適応信号処理装置、 左折案内時に左側の耳に入力する音声が右側の耳に入力
    する音声より大きくなるように各観測点の目標信号出力
    用伝達特性を目標応答設定部に設定し、また、右折案内
    時に右側に入力する音声が左側の耳に入力する音声より
    大きくなるように各観測点の目標信号出力用伝達特性を
    目標応答設定部に設定する手段を備えたことを特徴とす
    るナビゲーション音声出力装置。
  3. 【請求項3】 ナビゲーション音声信号を入力され、車
    室内の左右に配置された少なくとも2つのスピーカより
    ナビゲーション音声を出力するナビゲーション音声出力
    装置において、 左折案内時に左側の耳に入力する音声が右側の耳に入力
    する音声より大きくなるように決定された第1のフィル
    タ係数と、右折案内時に右側に入力する音声が左側の耳
    に入力する音声より大きくなるように決定された第2の
    フィルタ係数をそれぞれ記憶する手段、 前記第1、第2のフィルタ係数が適宜設定され、入力さ
    れたナビゲーション音声信号に該設定されたフィルタ係
    数に応じたフィルタリング処理を施して第1、第2のス
    ピーカに入力するフィルタ、 左折時に左折用の第1のフィルタ係数を前記フィルタに
    設定し、右折時に右折用の第2のフィルタ係数を前記フ
    ィルタに設定するフィルタ係数切り替え手段を備えたこ
    とを特徴とするナビゲーション音声出力装置。
JP928897A 1997-01-22 1997-01-22 ナビゲーション音声出力装置 Pending JPH10206180A (ja)

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Cited By (5)

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Effective date: 20031216