JPH10206596A - 放射性廃棄物の処理方法 - Google Patents

放射性廃棄物の処理方法

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JPH10206596A
JPH10206596A JP3444098A JP3444098A JPH10206596A JP H10206596 A JPH10206596 A JP H10206596A JP 3444098 A JP3444098 A JP 3444098A JP 3444098 A JP3444098 A JP 3444098A JP H10206596 A JPH10206596 A JP H10206596A
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radioactive waste
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原子力発電所から発生する使用済イオン交換樹
脂を長期にわたり安定にかつ簡易に処分する。 【解決手段】原子力発電所から発生する使用済イオン交
換樹脂に対しC−14を含む炭酸イオン及び炭酸水素イ
オンの分離操作を行う。炭酸イオン及び炭酸水素イオン
を分離した使用済イオン交換樹脂は、容器内で固化され
る。使用済イオン交換樹脂から分離された炭酸イオン及
び炭酸水素イオンを含む放射性の分離液に、H2SO4
添加し、分離液のpHを7になるように調整する。分離
液に含まれるC−14は、ガスとなって分離液から取り
除かれる。C−14が分離された分離液は、濃縮された
後、ドラム缶内に注入され固化材により固化される。使
用済イオン交換樹脂及び分離液は、C−14を含まない
ので、安定にかつ簡易に埋設施設内に保管することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射性廃棄物の処
理方法に係り、特に放射性物質取り扱い施設である原子
力発電所から発生する液状又はスラッジ状(粉状又は粒
状の使用済イオン交換樹脂等)の放射性廃棄物を長期に
わたり安定にかつ簡易に最終処分するのに好適な放射性
廃棄物の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所から発生する液状又はスラ
ッジ状の放射性廃棄物は減容処理されてドラム缶等の容
器にセメント等の固形化材料により固定化され、埋設処
分施設に長期に安定に保管することが考えられている。
【0003】ところで、原子炉中では炉水中のO−17
等が中性子により放射化されて、C−14(放射性の炭
素)が発生することは良く知られている。また、発生し
たC−14は、水中では安定なCO3 2- (炭酸イオン)な
いしはCmn(炭化水素)として存在するものと考えら
れており、そのほとんどが排ガス系へ排出されてしまう
ものと考えられている。このため、C−14の除去分離
に関する技術として、原子力発電所の排ガス系において
C−14を監視ないしは除去する技術が提案されている
(例えば特開昭58−71493号公報,特開昭57−12398号公
報,特開昭60−91296号公報,特開昭61−61098号公報,
特開昭55−65200号公報等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来
は、原子炉内で発生したC−14が全てCO2(炭酸ガ
ス)ないしはCmn(炭化水素)として排ガス系へ排出
されるものと考えられている。このため、排ガス系のモ
ニタリング技術,排ガス系におけるC−14の除去技術
が提案されてきた。
【0005】しかし、C−14については排ガス系へ放
出されるのは、発生量の80〜90%程度であり、残り
の10〜20%は次プロセス(復水系)以降へ持ち込ま
れることが確認された。
【0006】即ち、原子炉で発生したC−14は、ほと
んどがCO2 ,Cmnという形態を取り、そのほとんど
はCO2 の形で原子炉から蒸気系(タービン)へ移行す
る。蒸気系へ移行したCO2は、復水に溶解し水中では
下記の様に、CO3 2-(炭酸イオン)およびHCO
3 -(炭酸水素イオン)として存在するものと考えられ
る。
【0007】
【化1】
【0008】
【化2】
【0009】
【化3】
【0010】このため、C−14の一部は、復水浄化系
まで移行しイオン交換樹脂に捕捉される。この結果、復
水浄化系で使用されるイオン交換樹脂は、復水中にCO
3 2-(炭酸イオン)ないしはHCO3 -(炭酸水素イオ
ン)として存在するC−14を捕捉して濃縮することに
なる。沸騰水型原子力プラント(BWRプラント)の場
合、復水浄化系は、通常復水中の固形状不純物のろ過を
目的とした粉状樹脂塔(復水ろ過器)とイオン成分不純
物の除去を目的とした粒状樹脂塔(復水脱塩器)より構
成されている。復水浄化系で除去されたC−14は、こ
れら粒状イオン交換樹脂,粉状イオン交換樹脂に濃縮さ
れることになる。
【0011】また、粒状イオン交換樹脂は交換能力が低
下すると再生して再利用するため、この濃縮されたC−
14は、イオン交換樹脂の再生時に、再生液(再生廃
液)側へ移行する。この再生廃液は他の廃液と合わせ
て、濃縮器で濃縮されて濃縮廃液となる。この際にC−
14の一部は、濃縮器の蒸気側へ移行するが、濃縮廃液
側へもC−14は濃縮されて残存する。
【0012】また、復水浄化系で使用されたイオン交換
樹脂(粒状,粉状)は、所定の性能を発揮できなくなる
と、廃棄されタンクに貯蔵されることとなるが、このイ
オン交換樹脂の廃棄時には再生操作を実施しないため、
イオン交換樹脂はC−14を捕捉して濃縮している。
【0013】加圧水型原子力プラント(PWRプラン
ト)でも原子炉においてC−14が発生する。そのほと
んどは、原子炉水の脱ガス操作により排ガス処理系へ排
出される。しかし、原子炉余剰水や機器ドレン等とし
て、C−14を含有した廃液が発生する。これらの廃液
はC−14を含有したままBWRプラントと同様に濃縮
処理される。
【0014】また、BWRおよびPWRプラントにおい
ては原子炉炉水を浄化するために、浄化設備が設けられ
ている。従来は、炉内で発生したC−14はガス系へ移
行し炉水浄化系のイオン交換樹脂には捕捉されないもの
と考えられていたが、現実には、BWRプラントの復水
浄化系と同様に、炉水浄化系のイオン交換樹脂に捕捉さ
れ濃縮される。
【0015】以上のように、原子炉炉心で発生したC−
14は、かなりの部分が排ガス系より排出されるものの
プラント内の各浄化系に濃縮されることが分かった。
【0016】また、C−14は、他のCo−60,Cs
−137等のγ線核種に比べると濃度はかなり低くプラ
ント内での作業者の被爆の観点からは、ほとんど影響が
なく、従来はプラント内においてほとんど問題視されて
いなかった。しかし、C−14の半減期は5730年と
非常に長いため、放射性廃棄物の埋設処分時の評価上重
要な核種として近年注目を集めるようになった。
【0017】埋設処分施設へ埋設された放射性廃棄物
は、廃棄物固形化材,埋設充填材,コンクリートピット
等の人工バリアと土壌等の天然バリアにより人間環境よ
り隔離される。これらのバリアは、廃棄物中の放射性物
質が人間環境へ戻ってくるまでの時間を長くする機能を
要求されている。これにより放射性物質(核種)は、各
バリアを通過して人間環境へ戻るまでにほとんどが減衰
してしまい人間環境へ影響を与えない。しかし、半減期
の非常に長い放射性物質(核種)は減衰効果があまり期
待できないため、放射性廃棄物の埋設処分時に評価上重
要な核種となる。このため、C−14のように半減期の
特に長い核種については、より保持効果の大きいバリア
機能を付与する必要がある。このように半減期が非常に
長く評価上重要となる核種としては、C−14が支配的
であることが分かった。
【0018】C−14は上述のように、水中ではCO3
2-,HCO3 - の様に負電荷のイオンとして存在する。
埋設処分後、C−14は地下水等にふれた場合も負電荷
のイオンとして存在するが、自然界には、負電荷の物質
を強力に吸着する物質が少なく、Co−60,Cs−1
37等の正電荷イオンに比べ、C−14に対しては人
工,天然バリアの作用効果が弱いため、現在は充分な人
工バリアを設ける処分施設の設計となっている。
【0019】本発明の目的は、放射性物質取り扱い施設
から発生する使用済イオン交換樹脂を長期にわたり安定
にかつ簡易に処分することができる放射性廃棄物の処理
方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的は、放射性物質
取り扱い施設から発生する使用済イオン交換樹脂に対し
炭酸イオン及び炭酸水素イオンの分離操作を行い、炭酸
イオン及び炭酸水素イオンを分離した使用済イオン交換
樹脂を焼却若しくは容器内で固化することにより達成さ
れる。
【0021】C−14を分離した使用済イオン交換樹脂
を焼却若しくは容器内で固化することにより、使用済イ
オン交換樹脂には半減期の長いC−14が含まれていな
いので、使用済イオン交換樹脂を安定にかつ簡易に埋設
施設内に保管することができる。この結果、埋設施設
(人工バリア)の負荷の軽減も図ることができる。
【0022】アニオンイオン交換樹脂から炭酸イオン及
び炭酸水素イオンを分離し、炭酸イオン及び炭酸水素イ
オンを分離したアニオンイオン交換樹脂を焼却若しくは
容器内で固化することが望ましい。
【0023】使用済イオン交換樹脂から分離された炭酸
イオン及び炭酸水素イオンを含む放射性廃液からC−1
4を分離するステップと、C−14を分離した放射性廃
液を容器で固化するステップとを含むことが望ましい。
【0024】使用済イオン交換樹脂から分離された炭酸
イオン及び炭酸水素イオンを含む放射性廃液からC−1
4を分離するステップと、C−14を分離した放射性廃
液を容器で固化するステップとを含むので、C−14を
含まない放射性廃液の固化体も安定にかつ簡易に埋設施
設内に保管することができる。
【0025】pHを調整する方法において、C−14の
分離効率を上げるためには放射性廃棄物を覆う雰囲気若
しくは放射性廃棄物に炭酸ガスの分圧の低い気体を供給
することが望ましい。
【0026】好ましくは、放射性廃液からC−14を分
離するステップが、放射性廃棄物のpHを酸性側に調整
してC−14を分離するステップであることである。
【0027】放射性廃液からC−14を分離するステッ
プは、炭酸イオンと不溶解性の塩を形成する物質を放射
性廃液に添加するステップ、及び生成された不溶解性の
塩を放射性廃液から分離するステップを含むことが望ま
しい。
【0028】
【発明の実施の形態】C−14の放射性廃棄物処理系へ
の移行経路は、復水ろ過器,復水脱塩器中のイオン交換
樹脂に吸着濃縮されて移行するケースと、復水脱塩器の
イオン交換樹脂に吸着濃縮した後にイオン交換樹脂の再
生操作により再生廃液側へ移り、濃縮廃液へと移行して
いくケースがある。両ケースともC−14は、そのほと
んどが炭酸イオン,炭酸水素イオンとして存在してい
る。
【0029】先ず、イオン交換樹脂の再生廃液の処理に
ついて説明する。イオン交換樹脂は、通常アニオンイオ
ン交換樹脂とカチオンイオン交換樹脂とを混ぜて使用し
ている。一方、イオン交換樹脂の再生操作は、イオン交
換樹脂をアニオンイオン交換樹脂とカチオンイオン交換
樹脂とに分離した後に、アニオンイオン交換樹脂にはN
aOH溶液を、カチオンイオン交換樹脂にはH2SO4
液を用いて再生操作を行う。アニオンイオン交換樹脂の
再生操作は5〜10%程度のNaOH溶液をアニオンイ
オン交換樹脂1m3当り1〜5m3程度用いて行う。通常
はこのような再生操作によりイオン交換樹脂を再利用す
る。
【0030】炭酸イオン等はアニオンイオン交換樹脂に
捕捉されているので、イオン交換樹脂に炭酸水素イオン
ないしは炭酸イオンとして付着していたC−14のほと
んどはこの再生操作により再生廃液側へ移行する。つま
りアニオンイオン交換樹脂を再生したNaOHを主成分
とする再生廃液中には樹脂から分離されたC−14が炭
酸イオン,炭酸水素イオンの形で含有されている。従
来、再生廃液はアニオンイオン交換樹脂を再生したNa
OHを主成分とする再生廃液とカチオンイオン交換樹脂
を再生したH2SO4を主成分とする再生廃液とを混ぜて
互いに中和してNa2SO4を主成分とする廃液としてこ
の後濃縮処理している。濃縮器の腐食を防いで健全性を
保ちながら濃縮処理を施すために廃液は弱アルカリ性
(pH8〜10程度)に調整されている。このため、炭
酸ガスはアルカリ性の溶液に良く溶解するので、C−1
4は廃液中にずっと存在することとなる。
【0031】これに対しアニオンイオン交換樹脂を再生
した後のNaOHを主成分とする廃液のpHを酸性側、
即ち、pH7以下に調整することにより、炭酸イオン,
炭酸水素イオンは溶液中に溶解しにくくなるので、炭酸
ガスとして廃液中より追い出すことができ、その結果、
廃液中よりC−14を除去することができる。
【0032】図1により具体的プロセスを説明する。再
生廃液受タンク15にはアニオンイオン交換樹脂を再生
した再生廃液等が受け入れられている。この再生廃液は
NaOHを主成分とする廃液である。再生廃液受タンク
15にはHSO4貯蔵タンク16からH2SO4が、N
aOH貯蔵タンク17からNaOHが供給され、再生廃
液受タンク15内の廃液のpHを調整できるようになっ
ている。また、カチオンイオン交換樹脂を再生したH2
SO4を主成分とする再生廃液が再生廃液受タンク18
に収容されており、この再生廃液受タンク18からH2
SO4を主成分とする再生廃液が再生廃液受タンク15
へ供給できるようになっている。
【0033】アニオンイオン交換樹脂の再生廃液はアル
カリ性であるので、その再生廃液中には炭酸イオン,炭
酸水素イオンが良く溶解している。そこで、再生廃液受
タンク15へH2SO4貯蔵タンク16からH2SO4を供
給して再生廃液受タンク15内の廃液を酸性側、即ちp
Hを7以下に調整し、タンク15内を撹拌ないしはその
状態で保持する。なお、pHの調整は再生廃液受タンク
18からH2SO4を主成分とする再生廃液の供給と合わ
せて行うようにしても良い。
【0034】図2に炭酸ガス(CO2 )の溶解度のpH
依存性を示す。炭酸ガスは溶液中では、炭酸イオン(C
3 2- ),炭酸水素イオン(HCO3 -)等のイオンの形
で存在する。溶液がアルカリ側では、この溶解量がpH
に比例して増加する。この増加の程度は、溶媒の種類に
よって異なる。一方、酸性側では炭酸ガスは空気中の炭
酸ガスの分圧分しか溶解せず溶解量は大幅に少なくな
る。即ち、炭酸イオン,炭酸水素イオンはアルカリには
溶けやすいが、酸には溶けにくい性質を有している。従
って、pHを7以下とすれば、ほとんどの炭酸イオン,
炭酸水素イオンを除去できるので、pHを酸性側に調整
することによって、炭酸イオン,炭酸水素イオンとして
再生廃液中に存在していたC−14を再生廃液から炭酸
ガスとして除去できる。C−14が除去されたかどうか
は再生廃液受タンク15内の廃液をサンプリングしてC
−14分析装置41によりチェックする。C−14分析
装置41では液体シンチレーションカウンタによりC−
14の濃度を検出するようになっている。
【0035】上述のような前処理が施されて炭酸イオ
ン,炭酸水素イオンのほとんどが除去された再生廃液
は、NaOH貯蔵タンク17よりNaOHが供給され、
pHが弱アルカリ(pH8〜10)に再調整された後
に、廃液濃縮設備21へ移送される。このpH調整は、
廃液濃縮設備21等の腐食を防止するために行われる。
なお、このpH調整は、廃液濃縮設備21において、図
に破線で示したように、カチオンイオン交換樹脂の再生
廃液と混合して、NaOH,H2SO4により廃液のpH
を8〜10に調整するようにしても良い。pHが調整さ
れた再生廃液は廃液濃縮設備21において濃縮され減容
される。濃縮処理された再生廃液は、必要に応じて粉体
化,ペレット化され、さらに減容される。濃縮処理され
た放射性廃棄物は、廃液固化設備22にて、プラスチッ
ク,セメント,アスファルト等の固形化材料でドラム缶
等の容器内に固定化処理され、固化体が製作される。こ
のようにして製作された固化体中には、C−14はほと
んど存在せず、C−14に対する人工バリア機能を軽減
した合理的な埋設処分施設の適用が可能となる。
【0036】一方、再生廃液受タンク15において廃液
中から除去されたC−14(炭酸ガス)は、排ガス処理
系19へ導かれ、C−14の除去処理を施した後排気ス
タック20より、大気中へ放出される。排ガス処理系1
9は、タービン系からの排ガスを処理する排ガス処理設
備(オフガス処理設備)を共用することができる。即
ち、オフガス処理設備では、タービン系からのC−14
も収集されて処理されるので、再生廃液から分離したC
−14をこのオフガス処理設備で処理することができ
る。この排ガス処理系19の詳細な構成を図3の(a)
に示す。
【0037】オフガス処理設備は、放射線等によって分
解された、H2 とO2 を再結合させる機能と、希ガス
(クリプトン,キセノン等)を減衰させる機能をもってい
るが、この機能に排ガス中の炭酸ガスを吸着分離する機
能を追加する必要がある。本実施例における排ガス処理
系19では、オフガス中の水素と酸素を再結合器23で
結合させた後に、排ガス復水器24でガス中の蒸気を水
に戻し、除湿冷却器25で10℃以下に冷却してガス中
の水分を除去する。さらに、脱湿塔26で水分をほぼ完
全に除去した後に、活性炭塔27へ導いてガス中の希ガ
スをトラップさせ放射能を減衰させる。次いで、ガス中
の炭酸ガスを除去するため、ソーダーライム等の炭酸ガ
ス吸収材が充填された脱炭酸ガス塔28を通してC−1
4をCO2として捕捉吸着する。
【0038】また、排ガス処理系をオフガス処理設備と
共用しない場合には、放射性廃棄物から分離されたC−
14を含有するガスは、図3の(b)に示すように、脱
炭酸ガス塔28を通してCO2 を除去した後換気空調系
等へ排出することもできる。排ガス処理系19で炭酸ガ
スを吸着除去する方法としては、ソーダーライム等のC
2 吸収材による乾式吸収処理の他に、炭酸イオン,炭
酸水素イオンと反応して不溶解性塩を生成するCa(O
H)2,Ba(OH)2溶液のスクラバー等による湿式処理
方式がある。これらの炭酸ガス処理手段では、CO2
スは、不溶性のCaCO3 (炭酸カルシウム)等として
取り出されるので、セメント等の固形化材料で容器等に
安定な形態で固定化できる。
【0039】図2に示すようにpHを7以下に調整すれ
ば溶解する炭酸ガスを大気中の炭酸ガス分圧分まで減ら
すことができる。このことは、再生廃液受タンク15内
の雰囲気中の炭酸ガス分圧が下がれば、さらに炭酸ガス
を溶液中から除去できることを意味する。従って、再生
廃液受タンク15に炭酸ガスを含まない気体を供給する
装置(図示省略)を設けて、炭酸ガスを含まない気体を
供給して再生廃液受タンク15内の雰囲気中の炭酸ガス
の分圧を下げるようにすれば、炭酸イオン等として存在
するC−14をさらに廃液から除去することができる。
【0040】また、再生廃液中に純粋な(非放射性の)
炭酸ガスを供給すれば、同位体効果作用により、炭酸イ
オン等として廃液中に溶解しているC−14は廃液中か
ら追い出されることになる。純粋な炭酸ガスの再生廃液
への供給は、例えば、純粋な炭酸ガスをバブリングさせ
る装置(図示省略)を再生廃液受タンク15に設けるこ
とによって行われる。これにより、pHの調整に合わせ
て廃液中からさらにC−14を除去することが可能とな
る。
【0041】pH調整に追加して行われるこれらのC−
14の除去操作はC−14分析装置41における液体シ
ンチレーションカウンタの検出限界値以下となるまで行
うことが望ましい。
【0042】pH調整に追加して行われるこれらのC−
14の除去操作はC−14分析装置41における液体シ
ンチレーションカウンタの検出限界値以下となるまで行
うことが望ましい。
【0043】上述の実施例では、pH調整に追加して純
粋な炭素ガス等を供給するものであるが、pH調整を実
施せず、純粋な炭酸ガスを再生廃液受タンク15内にバ
ブリングすることにより、廃液中に溶解しているC−1
4を同位体効果により雰囲気中へ放出させることもでき
る。ただし、この場合にはpH調整を実施しておらず、
また、C−14の溶解量も多いため、C−14を除去す
るのに要する時間が増加する。しかし、設備的には簡易
な方法であるというメリットがある。なお、適用するプ
ロセスは濃縮前であっても濃縮後であっても構わない。
また、バブリングさせる気体としては空気を用いても良
い。即ち、空気中には炭酸ガスが含まれているので、こ
れを利用するものである。また、分離除去されたC−1
4は前述の方法により処理される。
【0044】上述の実施例では、廃液中からC−14を
炭酸ガスとして追い出すようにしてるが、炭酸イオン等
として存在するC−14は廃液中から追い出さなくても
Ca等と反応させて不溶解性の炭酸塩(Ca塩等)とし
て廃液から分離し固定化することもできる。この実施例
を図4に基づき説明する。
【0045】沈降分離槽30には再生廃液が受け入れら
れる。この再生廃液はアニオンイオン交換樹脂の再生廃
液単独であっても、カチオンイオン交換樹脂の再生廃液
と混合したものであっても良い。炭酸イオン,炭酸水素
イオンと反応して不溶性沈殿物を生成する沈降材、例え
ばCa(OH)2,Ba(OH)2等の水溶液を沈降材供給タ
ンク31より沈降分離槽30へ供給する。図2に示すよ
うに対象廃棄のpHにより炭酸ガスの溶解量が異なるた
め、処理対象廃液のpHおよび廃液量より算出される最
大量の沈降材を沈降分離槽30へ供給して廃液中に溶解
している炭酸イオン,炭酸水素イオンを全て沈降させ
る。C−14は主に、炭酸イオン,炭酸水素イオンとし
て存在するため、これらのイオン成分を沈降除去するこ
とによりC−14を廃液中より分離できる。また、本実
施例では、NaOH貯蔵タンク17,H2SO4貯蔵タン
ク16からNaOH又はH2SO4を供給してpHを7以
下に調整している。つまり、図2に示すように酸性側
(pH7以下)では炭酸ガスの溶解量は空気中の炭酸ガ
スの分圧分しか溶解しないので、pHを酸性側に調整す
れば、Ca(OH)2,Ba(OH)2等の添加量を低減でき
ることになる。また、Ca(OH)2,Ba(OH)2等の沈
降材を廃液に供給すると、pHがアルカリ側に変化する
ことになり、そして、アルカリ側に大きく変化すると空
気中の炭酸ガスも廃液に多く溶解し、C−14の除去効
率が悪くなる可能性があるので、廃液のpHが大きく変
化しないように廃液のpHを調整することが望ましい。
なお、アルカリ側へpH調整したことにより発生する炭
酸ガスは上述の実施例と同様に排ガス処理系19で処理
する。
【0046】不溶性の炭酸塩として沈降した沈降分は、
沈降分受タンク32へ抜き出す。C−14の炭酸イオ
ン,炭酸水素イオンを除去した上ずみ側は、廃液濃縮設
備21へ移送される。廃液濃縮設備21では、C−14
を分離した廃液を濃縮処理して減容する。必要に応じて
粉体化,ペレット化してさらに減容するようにしても良
い。濃縮処理された放射性廃棄物は廃液固化設備22へ
移送され、プラスチック,セメント,アスファルト等の
固形化材料でドラム缶等の容器に固定化処理する。一
方、沈降分受タンク32へ抜き出した沈降分は、沈降分
固化設備33にて、同様に、プラスチック,セメント,
アスファルト等の固形化材料でドラム缶等の容器に固定
化処理する。
【0047】再生廃液の状態で沈降分離処理する場合に
は、対象廃液を再生廃液のみに限定できるが、沈降材と
してCa(OH)2 を添加したことに基づいて廃液中に余
剰なCaイオンが存在し、濃縮操作時に廃液濃縮設備2
1における濃縮器内面にスケール等が発生しやすくなる
という問題がある。この問題は、図5のように沈降分離
操作を濃縮操作後実施することによってさけられる。こ
の場合、濃縮廃液は、再生廃液,床ドレン等の濃縮物の
混合廃液であるので、処理範囲が拡大してしまうが、処
理対象となる廃液量が濃縮してあるので少なくてすむと
いう利点がある。しかし、これらの問題は、本質的なも
のではなく運用等により対処できるので、実状に適した
方式を選べばよい。
【0048】次に使用済イオン交換樹脂の処理へ本発明
を適用した場合について図6に基づき説明する。
【0049】使用済イオン交換樹脂(使用済樹脂)は廃
棄時には再生操作を実施せずに廃棄するため、使用済樹
脂はC−14をイオン交換により濃縮した状態で廃棄さ
れている。本実施例では、使用済樹脂から予め炭酸イオ
ン等を除去して使用済樹脂を焼却処理又は固定化処理し
ようとするものである。このため、使用済樹脂を使用済
樹脂貯蔵タンク34より抜き出し分離タンク35へ導
く。ここでC−14の炭酸イオン,炭酸水素イオンを吸
着しているのはアニオンイオン交換樹脂であるので、カ
チオンイオン交換樹脂を分離してアニオンイオン交換樹
脂のみを分離して分離タンク35へ供給しても良い。次
いで、分離タンク35へNaOH貯蔵タンク17から分
離液であるNaOH溶液(アルカリ性溶液)を供給し、
使用済樹脂から炭酸イオン,炭酸水素イオン(C−1
4)等を分離する。分離終了後、使用済樹脂は使用済樹
脂処理設備36へ移送し、焼却処理ないしはセメント,
プラスチック等の固形化材料でドラム缶等の容器に固定
化処理を施す。固定化処理の前に使用済樹脂を粉体化,
ペレット化しても良い。また、焼却処理したものを固定
化処理するようにしても良い。これにより、C−14を
ほとんど含有しない固化体を製作することができる。な
お、焼却処理を施す場合には、多量の燃焼ガス(排ガ
ス)が発生するため、後述の実施例のように前処理をし
ないで焼却処理を行うと、この排ガス中よりC−14等
を除去するために大規模な排ガス処理設備が必要とな
る。本実施例のように焼却処理に先立って、使用済樹脂
よりC−14を分離除去しておけば排ガス処理設備を小
型にできるというメリットがある。
【0050】一方、炭酸イオン,炭酸水素イオン等のイ
オンを含有する分離液は、再生廃液受タンク15へ移送
する。H2SO4が再生廃液受タンク15内に供給され、
分離液のpHを図1の実施例と同様に酸性側に調整する
(例えばpHを7に)。このpH調整により分離液から
除去されたC−14(炭酸ガス)を含む排気ガスは、排
ガス処理系19に送られる。排ガス処理系19は、図1
の実施例と同様に排気ガスから炭酸ガスを除去する。p
Hが調整された分離液は、廃液濃縮設備21で濃縮され
た後、廃液固化設備22においてドラム缶等の容器内で
固形化材料により固化される。再生廃液受タンク15処
理を施す。勿論、図4の実施例と同様に分離液に対して
沈降分離処理を施すことも可能である。
【0051】プラントの型式によっては、C−14の形
態が炭酸イオン,炭酸水素イオン等の無機形態ではな
く、一部有機形態(Cmn)で存在する場合が報告され
ている。有機物の場合には、その形態を特定することは
難しく、廃液中に含有される有機物を全て除去する必要
がある。C−14が有機形態である場合の廃液中からの
C−14の分離回収方法について図7に基づき説明す
る。
【0052】廃液を分解槽38に受けた後、廃液中へオ
ゾン発生器37より発生したオゾンをバブリングさせ
て、分解槽38内を撹拌する。オゾンは強力な酸化作用
を有しており、廃液中に存在する有機物をCO2 とH2
O に分解する。このため、C−14よりなる有機物も
分解される。オゾンによる有機物の分解の達成度は全有
機炭素量(TOC)として測定評価することができる。
即ち、このTOCを炭素量分析装置42により検出し、
この検出値が所定値以下となるまでオゾンによる分解操
作を行う。また、予め廃液のTOCを測定し、所定値よ
りも大きい場合に、上述のオゾンによる有機物の分解操
作を行うようにしても良い。
【0053】有機物をこのようにオゾンによりCO2
2O に分解すると、C−14は、CO2 となるが、C
2 はその一部がその廃液の性状での溶解度分だけ炭酸
イオン,炭酸水素イオン等の形で残存するためC−14
も廃液中に残存する。このため、有機物を分解しただけ
では不十分な場合がある。そこで、C−14の除去率を
上げるため、次いで、脱炭酸ガス設備39で脱炭酸ガス
処理を行う。この脱炭酸ガス設備39における処理は、
廃液中からの炭酸イオン,炭酸水素イオンを除去する方
法である。上述の実施例と同様な処理、例えば、pHを
調整してCO2として廃液中から追い出す処理、炭酸イ
オン,炭酸水素イオンと不溶解性塩を生成する物質を添
加して沈降分離する処理又は純粋な炭酸ガスを供給して
同位体効果によりC−14のCO2 を廃液から追い出す
処理を廃液に対し施せば良い。
【0054】このようにして、C−14の炭酸イオン,
炭酸水素イオンが除去された廃液は、廃液濃縮設備21
で廃液の濃縮を行い、廃液固化設備22でアスファル
ト,セメント,プラスチック等の固形化材料でドラム缶
等の容器に固定化処理を施す。固定化処理の前に濃縮廃
液を粉体化,ペレット化しても良い。これにより、C−
14をほとんど含有しない放射性廃液物固化体を製作す
ることができる。
【0055】また、オゾンによる有機物の分解及びC−
14除去効果向上のために行われるpH調整の結果、C
2 として発生したガスは、排ガス処理系19にて前述
の処理と同様の処理が行われる。
【0056】次に使用済イオン交換樹脂を処理する場合
の他の実施例について図8を用いて説明する。
【0057】この実施例では使用済樹脂貯蔵タンク34
からの使用済イオン交換樹脂を焼却炉43で焼却処理し
ている。焼却処理することによって使用済イオン交換樹
脂に吸着しているC−14は排ガスとして分離されるの
で、焼却灰にはC−14が含まれず、安定に処理するこ
とが可能となる。ただし、排ガス中にはC−14が含ま
れているので、焼却炉43から発生する排ガスを、セラ
ミックフィルタ44により処理した後、脱炭酸ガス塔2
8へ通過させC−14の除去をするようにする。脱炭酸
ガス塔28で捕捉されたC−14は上述の実施例と同様
に固定化処理される。
【0058】上述の実施例では原子力発電所から発生し
た放射性廃棄物からC−14の除去操作をするものであ
る。しかし、放射性廃棄物にC−14が混入していなけ
ればこれらの操作は必要ない。放射性廃棄物にC−14
を混入させないようにした実施例について図9を用いて
説明する。
【0059】図9はBWRプラントを示し、図中、1は
原子炉、2は原子炉1で発生した蒸気により駆動される
タービン、3はタービン系からのオフガスを処理する排
ガス系、4はタービンにより駆動される発電機、5はタ
ービン2からの蒸気を凝縮させる復水器、6,7は復水
器5からの復水を浄化する復水ろ過器,復水脱塩器、8
は脱塩器7を再生するときに発生する再生廃液を受ける
再生廃液受タンク、9は浄化設備6,7等に使用される
イオン交換樹脂の使用済樹脂を貯蔵する使用済樹脂貯蔵
タンク、10は再生廃液等を濃縮器に供給するための濃
縮器供給タンク、11は再生廃液等を濃縮する濃縮器、
12は濃縮廃液を受け他の減容機器へ廃液を供給するた
めの濃縮廃液供給タンク、13は原子炉1へ浄化された
復水を供給する給水系、14は炉水を浄化する原子炉水
ろ過器である。このような構成のBWRプラントにおい
て復水器5内の復水に純粋な(非放射性の)炭酸ガスを
供給する設備40が設けられている。
【0060】前述したように、C−14は、原子炉で発
生後その80〜90%が排ガス系から放出され、残り1
0〜20%が復水系へ持ち込まれる。復水系へ持ち込ま
れるC−14は炭酸イオン,炭酸水素イオンとして復水
に溶解する。従って、上記構成のように外部より純粋な
(非放射性の)炭酸ガスを供給すれば、C−14が復水
に溶解することを防止することができる。即ち、同位体
効果を利用してC−14よりなる炭酸ガスが炭酸イオン
として復水に溶け込む割合を低減することが可能であ
る。従って、再生廃液や使用済イオン交換樹脂にC−1
4が含まれることを防止できる。なお、供給する気体と
しては炭酸ガスが含まれている通常の空気であっても効
果が期待できる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、使用済イオン交換樹脂
の処分を、半減期が非常に長いC−14を分離している
ので、簡便にでき、かつ放射性物質取り扱い施設から発
生した使用済イオン交換樹脂を長期にわたり安定にかつ
簡易に埋設施設内に保管することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をイオン交換樹脂の再生廃液の処理に適
用した処理系統図である。
【図2】溶液に対する炭酸ガス溶解量のpH依存性を示
す図である。
【図3】図1に示す排ガス処理系の詳細な処理系統図
で、(a)はタービン系からの排ガスを処理するオフガ
ス処理設備を利用する場合の処理系統図、(b)は専用
の排ガス処理設備を設置する場合の処理系統図である。
【図4】本発明をイオン交換樹脂の再生廃液の処理に適
用した処理系統図である。
【図5】本発明をイオン交換樹脂の再生廃液を含む放射
性廃液の処理に適用した処理系統図である。
【図6】本発明を使用済イオン交換樹脂の処理に適用し
た処理系統図である。
【図7】本発明を有機物としてC−14を含む放射性廃
液の処理に適用した処理系統図である。
【図8】本発明を使用済イオン交換樹脂の処理に適用し
た処理系統図である。
【図9】本発明を沸騰水型原子力発電所に適用した場合
の系統図である。
【符号の説明】
15,18…再生廃液受タンク、16…H2SO4貯蔵タ
ンク、17…NaOH貯蔵タンク、19…排ガス処理
系、28…脱炭酸ガス塔、30…沈降分離槽、31…沈
降材供給タンク、32…沈降分受タンク、34…使用済
樹脂貯蔵タンク、35…分離タンク、37…オゾン発生
器、38…分解槽、39…脱炭酸ガス設備、40…炭酸
ガス供給装置、41…C−14分析装置、42…炭素量
分析装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長山 位 茨城県日立市幸町三丁目2番2号 株式会 社日立エンジニアリングサービス内 (72)発明者 玉田 愼 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 大浦 正人 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射性物質取り扱い施設から発生する使用
    済イオン交換樹脂に対し炭酸イオン及び炭酸水素イオン
    の分離操作を行い、 炭酸イオン及び炭酸水素イオンを分離した使用済イオン
    交換樹脂を焼却若しくは容器内で固化する放射性廃棄物
    の処理方法。
  2. 【請求項2】放射性物質取り扱い施設から発生する使用
    済イオン交換樹脂からアニオンイオン交換樹脂を分離
    し、 該アニオンイオン交換樹脂から炭酸イオン及び炭酸水素
    イオンを分離し、 炭酸イオン及び炭酸水素イオンを分離したアニオンイオ
    ン交換樹脂を焼却若しくは容器内で固化する放射性廃棄
    物の処理方法。
  3. 【請求項3】放射性物質取り扱い施設から発生する使用
    済イオン交換樹脂からアニオンイオン交換樹脂を分離
    し、 該アニオンイオン交換樹脂にNaOH溶液を添加し、 前記アニオンイオン交換樹脂からNaOH溶液を分離
    し、 前記NaOH溶液を分離したアニオンイオン交換樹脂を
    焼却若しくは容器内で固化し、 前記分離されたNaOH溶液に対しC−14の分離操作
    を行う放射性廃棄物の処理方法。
  4. 【請求項4】放射性物質取り扱い施設で用いられるアニ
    オンイオン交換樹脂の再生廃液のpHを酸性側に調整す
    るステップと、 一旦酸性側に調整された該アニオンイオン交換樹脂の再
    生廃液とカチオンイオン交換樹脂の再生廃液と混合する
    ステップと、 該混合廃液のpHを弱アルカリ性に調整するステップ
    と、 該pHの調整された混合廃液を濃縮処理するステップと
    を含む放射性廃棄物の処理方法。
  5. 【請求項5】前記使用済イオン交換樹脂から分離された
    炭酸イオン及び炭酸水素イオンを含む放射性廃液からC
    −14を分離するステップと、C−14を分離した前記
    放射性廃液を容器で固化するステップとを含む請求項1
    または請求項2の放射性廃棄物の処理方法。
  6. 【請求項6】前記放射性廃液からC−14を分離するス
    テップが、前記放射性廃棄物のpHを酸性側に調整して
    C−14を分離するステップである請求項5の放射性廃
    棄物の処理方法。
  7. 【請求項7】前記放射性廃液からC−14を分離するス
    テップは、炭酸イオンと不溶解性の塩を形成する物質を
    前記放射性廃液に添加するステップ、及び生成された不
    溶解性の塩を前記放射性廃液から分離するステップを含
    む請求項6の放射性廃棄物の処理方法。
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