JPH10208253A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH10208253A
JPH10208253A JP1106897A JP1106897A JPH10208253A JP H10208253 A JPH10208253 A JP H10208253A JP 1106897 A JP1106897 A JP 1106897A JP 1106897 A JP1106897 A JP 1106897A JP H10208253 A JPH10208253 A JP H10208253A
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JP
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signal
focus
comparator
gain
servo
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JP1106897A
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English (en)
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Masanobu Nakajima
正信 中島
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フォーカス導入時のフォーカスサーボの引き込
みを強くし、且つ再生時に安定した動作を行わせるディ
スク再生装置を提供する。 【解決手段】ディスク1に記録された情報をピックアッ
プ2で読み取り、信号処理回路4で音声信号に変換し
て、出力するディスク再生装置において、ピックアップ
2からのフォーカス信号cをローパスフィルタ12、1
4を介してコンパレータ9、18、20に導き、予め定
めた閾値と比較して2値信号dを導出し、この2値信号
dでフォーカス制御回路10を制御して、フォーカス導
入時と再生時でフォーカスゲインを変化させるようにす
るとともに、上記のフォーカス信号cでディスクサーボ
回路7、25のゲインを切り換え、ディスク1のスピン
モータ8を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク再生装置に
係り、特にピックアップのフォーカス制御を行うフォー
カスサーボ機能とディスクのスピンモータの回転制御を
行うディスクサーボ機能を設けたディスク再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図23は、フォーカス制御装置とスピン
モータ制御装置を備えた従来のディスク再生装置の構成
を示すブロック図である。一般のディスク再生装置で
は、情報が記録されているディスク1の信号を読み取る
ために、半導体レーザや対物レンズ等を有するピックア
ップ2を設けている。このピックアップ2は、フォーカ
ス信号aを検出し、RFAMP3で増幅し、増幅した信
号b,cを信号処理回路4とフォーカス制御回路5とデ
ィスクサーボ回路7に供給する。
【0003】信号処理回路4では供給された信号bを所
定の音声信号に変換する。フォーカス制御回路5は、上
記のフォーカス信号cを用い、切換スイッチ5−2によ
りランプ発生回路6からの信号を、サーボ回路5−1か
らの信号に切換え、その出力で上記ピックアップ2のフ
ォーカス制御を行っている。このようなフォーカスサー
ボループにより、半導体レーザからの読み取りビームが
記録媒体であるディスク1のビット上に合焦するように
制御される。また、ディスクサーボ回路7は、上記フォ
ーカス信号cを受けて、スピンモータ8の回転を制御す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ディスク再生装置にお
いて、ピックアップの駆動を一般にいち早くサーボ状態
に引き込むように制御するにはランプ発生回路6の波形
の傾きを大きく設定した方がよい。しかし、ランプ発生
回路6の出力は計の傾きを大きくするとピックアップ2
の動きが早くなり、その結果、フォーカスゲインを大に
しないとサーボを引き込むことができなくなる。また、
フォーカスゲインを大にすると通常再生時のサーボが不
安定となり安定した通常の再生ができなくなる。このよ
うなことからランプ発生回路6の波形の傾きを大きくす
ることができなかった。
【0005】本発明は上記の問題を解決するため、フォ
ーカスゲインの大きさを制御できるようにして、サーボ
の引き込みを早くするとともに安定した再生を行わせる
ことができるフォーカス制御装置とディスクのスピンモ
ータの回転制御を行うスピンモータ制御装置を設けたデ
ィスク再生装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するため、請求項1のディスク再生装置は、ディスク
に記録された情報を読み取るピックアップ手段と、該ピ
ックアップ手段で読み取った信号を音声信号に変換する
信号処理手段と、上記ピックアップ手段で読み取った信
号に基づき、上記ディスクのスピンモータをサーボ制御
するディスクサーボ手段と、上記ピックアップ手段で読
み取った信号に基づき、該ピックアップ手段のフォーカ
スを制御するフォーカス制御手段を設けたディスク再生
装置において、上記ピックアップ手段で読み取った信号
の値が所定値より大きいか否かを判別し、その結果を出
力するコンパレータ手段と、該コンパレータ手段の出力
信号に応じて、上記ピックアップ手段の焦点方向の移動
のゲインを制御する焦点方向移動ゲイン制御手段を設け
たことを特徴とする。
【0007】従って、ディスクに記録された情報はピッ
クアップ手段で読み取り、信号処理手段で音声に変換し
て出力する。また、上記ピックアップ手段で読み取った
信号に基づき、ディスクサーボ手段は、上記ディスクの
スピンモータをサーボ制御し、ディスクを安定して回転
させる。また上記コンパレータ手段は、上記ピックアッ
プ手段で読み取った信号が所定の値より大きいか否かを
判断し、その判定結果を焦点方向移動ゲイン制御手段に
導き、上記ピックアップ手段の焦点方向の移動のゲイン
を制御して、フォーカスの調整を迅速に行わせる。
【0008】請求項2のディスク再生装置は上記請求項
1のディスク再生装置において、上記ピックアップ手段
で読み取った信号を波形整形して上記コンパレータ手段
に入力するローパスフィルタ手段を設けたことを特徴と
する。
【0009】従って、ピックアップ手段で読み取った信
号はローパスフィルタ手段を介してコンパレータ手段に
入力されるので、コンパレータ手段に入力する信号はロ
ーパスフィルタ手段で高域成分が除去された信号とな
り、波高値の高い高域成分を持つ雑音が除去される。そ
のため不規則な不安定な信号でフォーカスサーボを制御
することがなくなり、再生状態になったことを確実に検
出して、再生状態に適したフォーカスゲインに設定する
ことができる。
【0010】請求項3のディスク再生装置は、請求項1
のディスク再生装置において、上記コンパレータ手段よ
り出力される信号が、所定時間値より長いか否かをコン
トロールマイコンで判定する時間判定手段と、該時間判
定手段の判定結果に基づき、上記ピックアップ手段の上
記焦点方向移動ゲイン制御手段を制御することを特徴と
する。
【0011】従ってコントロールマイコンによる時間判
定手段によりコンパレータ手段より出力される信号が所
定時間値より長いか否かを判定し、所定の時間値より短
い場合は、雑音と判断して、出力しないようにしている
ので、この信号によりピックアップ手段の焦点方向移動
ゲイン手段を制御すると、フォーカス導入時と再生時の
フォーカスゲインの切り換えを確実に行わせることがで
きる。
【0012】請求項4のディスク再生装置は、請求項2
のディスク再生装置において、上記ローパスフィルタ手
段の時定数を複数個設定し、該時定数を切り換える切換
手段を設けたことを特徴とする。
【0013】従って、ローパスフィルタ手段の複数個の
時定数をピックアップ手段で読み取った信号に基づき、
最適値のものに切り換えるのでフォーカス導入時のディ
スクの読み取りを安定に行うことができるとともに、再
生時のフォーカスサーボ異常を素早く判定、検出するこ
とができ、より安定した再生を行わせることができる。
【0014】請求項5のディスク再生装置は請求項2お
よび4のディスク再生装置において、上記コンパレータ
手段より出力された信号をコントロールマイコンに取り
込み、該コントロールマイコンより導出する信号に応じ
て上記ピックアップ手段の焦点方向の移動ゲインを制御
する焦点方向移動ゲイン制御手段と、上記コンパレータ
手段の閾値を再生時とフォーカス引き込み時で2段階に
制御する閾値制御手段を設けたことを特徴とする。
【0015】従って、フォーカス導入時と再生時にコン
パレータ手段の閾値を高、低2段に切り換えるので、フ
ォーカス導入時では、フォーカスが引き込み易くなると
ともに、不規則で不安定な信号には反応せずサーボ状態
を切り換えることなくサーボの引き込みを行わせること
ができる。また再生時には、安定した再生が行えるとと
もに、ディスクの異常状態に対しこれを素早く検出する
ことができる。またディスクに少々の傷等があってもサ
ーボ状態が変わることがなく、よりよく安定した再生動
作を行わせることができる。
【0016】請求項6のディスク再生装置は、請求項1
乃至5のディスク再生装置において、上記コンパレータ
手段の閾値を時間の経過とともに変化させる閾値制御手
段を設けたことを特徴とする。
【0017】従って、このディスク再生装置ではコンパ
レータ手段の閾値をフォーカス導入時と再生時でVH
らVLへとある決められた時間で切り換えを行うため、
フォーカス導入時ではフォーカスが引き込み易くなると
ともに、不規則で不安定な信号には反応せずサーボ状態
を切り換えることなしにサーボ引き込みができる。また
再生時には安定した再生が行えるとともに、ディスクの
異常状態を素早く検出することができる。また、ディス
クに少々の傷があっても外乱等ではサーボ状態が変わる
ことがなく、よりよく安定した再生を行わせることがで
きる。
【0018】請求項7のディスク再生装置は、請求項1
乃至6のディスク再生装置において、上記コンパレータ
手段の出力信号に応じ、スピンモータのゲインを制御す
るスピンモータゲイン制御手段を設けたことを特徴とす
る。
【0019】従ってこのディスク再生装置ではスピンモ
ータのゲインを普通と低の状態に切り換えることがで
き、再生時のディスクの傷や外乱等の不安定な信号に対
してスピンモータの急激な変化を抑え音切れ時間を短く
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1において、情報の記録されて
いるディスク1の信号はピックアップ2で読み取られ
る。このピックアップ2で読み取った信号aはRFAM
P3で増幅され、信号処理回路4に増幅信号bを供給
し、また、コンパレータ9に増幅信号cを供給する。信
号処理回路4では供給された信号bが所定の音声信号に
変換される。
【0021】コンパレータ9に供給された信号cは、こ
のコンパレータ9で振幅が予め設定した閾値レベルを超
すか否かを判別し、その判別結果に応じて ”1”か ”
0”の判別信号dをフォーカス制御回路10に供給す
る。フォーカス制御回路10では、上記判別信号dによ
り切換スイッチ11を制御し、上記判別信号dが ”
1”のときは、切換スイッチ11を閉成し、”0”のと
きは切換スイッチ11を開成する。
【0022】ピックアップの動きが激しいフォーカス調
整の導入時には、フォーカスゲインを上げるようにす
る。フォーカス導入時のRFAMP3からの信号cはコ
ンパレータ9の閾値より低い値になっているので、コン
パレータ9の判別信号dが ”0”になる。この判別信
号dでフォーカス制御回路10の切換スイッチ11を開
成してフォーカス制御信号のゲインを上げ、フォーカス
制御のサーボの引き込みを強くし、短時間に安定状態に
到達させるようにする。
【0023】フォーカスが安定状態になり、ディスク1
が再生状態になると、ピックアップ2は合焦点付近で動
作が安定するので、RFAMP3から出力されるフォー
カス制御用の信号cのレベルは高くなり、コンパレータ
9の出力dは“1”となる。その結果、フォーカス制御
回路10の切換スイッチ11は閉成し、フォーカス制御
信号のゲインを下げるので、再生時、ディスク1の変動
に対してサーボが過剰に反応して発振する等のおそれが
なく安定な再生を行わせることができる。RFAMP3
からの信号cと、信号処理回路4からの信号を受けて、
サーボ回路9はディスク1のスピンモータ13の回転を
制御するが、スピンモータ13の回転制御は従来例と同
様であるので説明を省略する。
【0024】図2は、フォーカス制御の導入時およびデ
ィスク1の安定再生時における各部の信号を示すもので
ある。ディスク1の再生信号が出力されずRFAMP3
の出力である信号cが小さい状態では、コンパレータ9
の出力dは“0”となり、フォーカス制御回路10の切
換スイッチ11を開成してピックアップ2のフォーカス
制御信号のゲインを大にし、フォーカス制御のサーボの
引き込みを強くする。その結果フォーカスサーボ導入時
のフォーカスを早期に安定制御させることができる。
【0025】一方、RFAMP3からの信号が再生状態
を示す信号C2のような大きな値になると、信号C2は
コンパレータ9の閾値を越え、コンパレータ9の判別出
力dが“1”になり、フォーカス制御回路10の切換ス
イッチ11を閉成してピックアップ2のフォーカス制御
信号のゲインを下げ安定した再生状態が得られるように
なる。
【0026】図3は図1に示す装置の動作のフローチャ
ートである。ステップS1でCDが動作を開始すると、
コンパレータ9でRFAMP3からの信号cが予め定め
た閾値を越えているか否かを判別し、閾値を越えている
場合はステップS3でフォーカス制御回路10のゲイン
を下げステップS4で安定した再生動作を行わせる。上
記のステップS2で閾値を越えていると判断するとステ
ップS5に進みフォーカス制御回路10のゲインを上
げ、フォーカス制御のサーボの引き込みを強くして、早
く安定した状態になるように制御するとともにステップ
S2に戻る。
【0027】(実施形態2)図1に示す本発明の実施形
態1では、図2に示すようにフォーカス導入時における
RFAMP3の不安定な信号cの中にC1で示すような
信号が発生するとコンパレータ9の閾値を越え、コンパ
レータ9の判別信号dは“1”になる。従って、C1で
示すような信号が不規則に発生すると、コンパレータ9
の出力は、その都度“1”“0”を繰り返し、フォーカ
ス制御回路10のフォーカスゲインもその値が大小を繰
り返すことになり、フォーカスサーボ導入時のフォーカ
スゲインを大に保つことができなくなる。実施形態2は
上記のような問題をなくすようにしたものである。
【0028】図4は、本発明の実施形態2の構成を示す
ブロック図であり、図1に対応する部分には同一符号を
付し、説明を省略する。図4に示す本発明の実施形態2
が図1に示す本発明の実施形態1と相違する点はRFA
MP3の出力信号である信号cがローパスフィルタ12
を介してコンパレータ9に導入されるようにした点であ
り、その他の構成は同一である。
【0029】従って、RFAMP3の出力信号cはロー
パスフィルタ12を介してコンパレータ9に供給される
ので、上記出力信号cに図5で示すような信号C1,C
1’が発生しても、ローパスフィルタ12で高域雑音が
除去された図5に示す信号eとなり、この信号eがコン
パレータ9に供給される。その結果、上記出力信号c中
に発生した信号C1,C1’は信号eで示すように滑ら
かになり、コンパレータ9で閾値を越えなくなるので、
フォーカス制御回路10でのフォーカスサーボ導入時の
フォーカスゲインを大に安定して保つことができる。そ
の他の動作は図1に示す実施形態1と同一であり、フロ
ーチャートも図3に示すものと同一になる。
【0030】(実施形態3)図6は本発明の実施形態3
の構成を示すブロック図であり、図1に対応する部分に
は同一符号を付し、説明を省略する。図6に示す本発明
の実施形態3が図1に示す本発明の実施形態1と相違す
る点は、コンパレータ9の判別信号dをコントロールマ
イコン13に取り込み、このコントロールマイコン13
で上記判別信号dの値が ”1”になっている時間が予
め設定した所定の時間(例えば100ms)より長いか
否かを判断する。
【0031】この場合、ディスク再生時の安定したサー
ボ状態の内周の回転数は約8Hz(125ms)である
ので、上記所定時間は再生時の信号か雑音かを識別でき
る100ms程度以上とすることが好ましい。コンパレ
ータ9の判別信号dの幅が100ms以上であれば、コ
ントロールマイコン13よりフォーカス制御回路10へ
”1”の信号fを供給し、100ms未満であれば、
上記フォーカス制御回路10へコントロールマイコン1
3より ”0”の信号fを供給する。
【0032】従って、図7に示すように、RFAMP3
の出力信号cとしてディスク1の再生時の信号C2の他
に、C1、C1’で示す信号が発生すると、これらの信
号cはコンパレータ9に供給されて、このコンパレータ
9で予め設定した閾値より高いか否かを検出するととも
に、高い場合のパルス幅を検出して判別信号dを導出
し、この判別信号dをコントロールマイコン13に入力
する。
【0033】コントロールマイコン13は図7に示す上
記の判別信号dのパルス幅が予め設定した所定の時間
(100ms)より長ければ、”1”、短ければ、”
0”となる図7に示す出力信号fを導出し、フォーカス
制御回路10に供給する。フォーカス制御回路10は上
述する実施形態2、3の場合と同様に入力する上記信号
fが ”0”であれば、切換スイッチ11を開成し、フ
ォーカスゲインを大にしてピクアップ2のフォーカス制
御のサーボの引き込みを強くし、入力する上記の信号f
が ”1”であれば、切換スイッチ11を閉成してフォ
ーカスゲインを小にし、安定した再生状態にする。
【0034】図8は図6に示した実施形態3のフローチ
ャートである。ステップS6でCDが動作を開始する
と、ステップS7においてコンパレータ9でRFAMP
3からの信号cが予め設定された閾値を超えているか否
かを判別し、閾値を超えている場合は、”1”となる信
号dを作りコントロールマイコン13に供給する。コン
トロールマイコン13はステップS8で上記信号dのパ
ルス幅が予め設定した所定の値(例えば100ms)以
上であるか否かを判断し、所定の値以上であると、”
1”となる信号fをフォーカス制御回路10に供給し、
切換スイッチ11を閉成する。その結果、ステップS9
でフォーカスゲインは低い値に設定され、ステップS1
0で安定した再生を行なう状態になる。
【0035】ステップS7でコンパレータ9の判別信号
dが ”0”であると判断し、またステップS8でコン
トロールマイコン13の出力信号が ”0”であると判
断すると、コントロールマイコン13からの信号fも
”0”となり、フォーカス制御回路10の切換スイッ
チ11を開成してフォーカスゲインを高い値に設定し、
フォーカス制御のサーボの引き込みを強くする。そし
て、フォーカス制御を強めてフォーカスが早く安定した
状態になるよう制御するとともに上記のステップS7に
戻る。
【0036】(実施形態4)上述する本発明の実施形態
2においては、ローパスフィルタ14の時定数CRの値
を固定したものにしているが、このように時定数CRを
固定したものでは、フォーカス調整の導入時における不
安定な信号に対してはフォーカスサーボ状態を切り換え
ることなく対応できたが、再生時にフォーカス異常が発
生した場合には同一固定時定数では、フォーカス異常の
検出が遅れ、フォーカスサーボの補正動作を行なう前
に、既にサーボが途切れて再生不能状態又はディスクの
高速回転等の異常状態に陥ることがあった。
【0037】本発明の実施形態4では、上記の問題を解
決するためローパスフィルタ14にフォーカス導入時の
最適時定数と再生時の最適時定数の2つの回路時定数を
設定し、これらをコントロールマイコンで切り換えるよ
うにする。
【0038】図9は本実施形態4のブロック図であり、
上述する各実施形態1〜3に対応する部分nには同一符
号を付し、説明を省略する。図9において、RFAMP
3でも増幅された信号cは図10のcで示すような信号
になり、ローパスフィルタ14に供給される。
【0039】なお、図10に示す上記の信号cはフォー
カス導入時のRF信号であり、図示するような不安定な
信号である。そのためローパスフィルタ14の時定数が
小さければ、このローパスフィルタ14からコンパレー
タ10へ供給される信号e、コンパレータ9からコント
ロールマイコン13へ供給される信号d、コントロール
マイコン13からフォーカス制御回路10およびローパ
スフィルタ14へ供給される信号fはそれぞれ図10に
示すe、d、fのような信号となる。
【0040】即ちRFAMP3で増幅された信号cがロ
ーパスフィルタ14によって加工され、高域の周波数が
除去された信号eとなってコンパレータ9に供給され、
このコンパレータ9で予め設定した閾値と比較して
“0”、“1”の判別信号dを導出する。この判別信号
dは、コントロールマイコン13へ送信し、コントロー
ルマイコン13からフォーカス制御回路10へパルス信
号fを供給する。
【0041】フォーカス制御回路10では上記のパルス
信号fにより切換スイッチ11の開閉を制御する。図1
0に示すように、上記パルス信号fが“1”の状態では
切換スイッチ11は閉成し、フォーカスゲインを小にす
る。また上記パルス信号fが“0”の状態では切換スイ
ッチ11は開成しフォーカスゲインを大にする。フォー
カスゲインが大になるのはピックアップ2の動きが激し
いフォーカス導入時であるが、この場合、サーボの引き
込みが強くなり、フォーカスの調整を短時間に強力に行
い、その調整が容易になる。
【0042】しかし、フォーカスサーボの安定動作時に
は、ピックアップ2は、合焦点付近で安定して動作して
いるので、フォーカスゲインを小さくすることができる
が、この場合フォーカスゲインを大きいままにしておく
と、ディスク1の変動に対してフォーカスサーボが過剰
に反応して発振することがあり、安定な再生を行えない
ことがある。
【0043】従って、フォーカスサーボ導入時にはサー
ボによる引き込み動作を容易且つ確実に行わせるように
するためフォーカスゲインを大にし、フォーカスサーボ
の安定作動時にはノイズ、発振の原因とならぬようフォ
ーカスゲインを小に設定するのが望ましい。上記フォー
カス導入時には、ローパスフィルタ14の時定数が小さ
いと、上記の各信号は図10の左側に示す信号e、d、
fとなりフォーカス制御回路14に送られるコントロー
ルマイコン13からのパルス信号fは“1”、“0”を
繰り返し、フォーカスゲインも大、小を繰り返して不安
定な状態になる。
【0044】従って、フォーカスサーボ導入時には、フ
ォーカスゲインを大にするため、ピークホールド回路の
時定数を大きくする必要がある。フォーカスサーボ導入
時にローパスフィルタ14のピークホールド回路の時定
数を大きくすると、RFAMP3で増幅された信号cは
ピークホールド回路、コンパレータ9、コントロールマ
イコン13で信号処理が施され、それぞれ図10の右側
に示す信号e’、d’、f’となり、フォーカス制御回
路14に入力されるパルス信号fは、ローパスフィルタ
14の大きな時定数に応じ、信号f’に示すように
“0”となり、その間フォーカスゲインが大となって、
サーボが引き込み易くなる。
【0045】図11はフォーカスサーボ作動時に安定し
た動作を行わせる場合の動作説明図である。RFAMP
3より、図11に示す安定した信号cがローパスフィル
タ14に供給されると、ローパスフィルタ14、コンパ
レータ9、コントロールマイコン13より図11に示す
信号e、d、fが導出される。フォーカス制御回路10
に入力される上記の信号fは常時“1”となりフォーカ
ス制御回路14の切換スイッチ11を閉成してフォーカ
スゲインを小にし、サーボ回路を安定して動作させる。
【0046】また、この場合、フォーカスゲインが小と
なるのでフォーカス異常の検出が素早くでき、フォーカ
スサーボの補正行動を早く行わせることができる。従っ
て、補正行動を行う前に既にサーボがとぎれて再生不能
状態に陥ったり、ディスク1の高速回転等の異常状態に
入ることは無い。
【0047】12は再生動作時の、フォーカスサーボ作
動時において、フォーカス異常が生じた場合の各信号
d、e、fの状態を示すものである。外乱などによりR
FAMP3の出力信号である図12の信号cに図示する
ような異常が発生し不安定な状態になると、ローパスフ
ィルタ14の時定数は小になっているので、ローパスフ
ィルタ14、コンパレータ9、コントロールマイコン1
3への信号e、d、fは図12に示すように素早く検知
され、フォーカス制御回路10へのパルス信号fは
“0”となり、フォーカスゲインを大にして、再度サー
ボを引き込み易い状態にする。
【0048】上記の動作を行わせるため、ローパスフィ
ルタ14のピークホールド回路に、図9に示すような時
定数切換回路22を設ける。この時定数切換回路22
は、1個の抵抗15と、これに切換スイッチ23を介し
て、選択的に回路に接続される2個のコンデンサ16、
17を設ける。この場合、一方のコンデンサ16の容量
を他方のコンデンサ17の容量より大きくし、一方の時
定数RCを他方の時定数より大きくなるように設定す
る。そして、上記切換スイッチ22をコントロールマイ
コン13からの出力信号fで切り換えるようにすればよ
い。
【0049】即ち、図13に示すように上記出力信号f
が“0”のときは、切換スイッチ23をコンデンサ16
側に倒し、回路の時定数RCを大きな値にし、上記出力
信号fが“1”のときは、上記切換スイッチ23をコン
デンサ17側に倒して、回路の時定数R・Cを小さな値
に設定できるようにする。その結果、ローパスフィルタ
14の時定数をフォーカス導入時と再生時で切り換える
ことができ、フォーカス導入時のディスク1の検出を安
定に行いながら、且つ再生時のフォーカスサーボ異常に
も素早く応答し、上記異常の判定、検出を行うことがで
き、安定した再生を行わせることができる。図14は上
述する動作を示すフローチャートである。
【0050】図15は、実施形態5の構成を示すブロッ
ク図であり、上述する実施形態1〜4に対応する部分に
は同一符号を付し、説明を省略する。本実施形態5は、
コンパレータ18で信号eの“0”、“1”を判断する
閾値を、再生時とフォーカス引き込み時で異なる値にコ
ントロールするようにしたものである。
【0051】(実施形態5)図15において、RFAM
P3にて増幅された信号cはローパスフィルタ14で加
工され信号eとしてコンパレータ18に供給される。こ
のコンパレータ18は、RFAMP3の出力信号cの状
況により閾値を変化させるものであり、各閾値に対して
上記信号eを“1”、“0”に判別し、パルス信号d
を、コントロールマイコン13へ供給する。コントロー
ルマイコン13では信号fを出力し該信号fによりフォ
ーカス制御回路10のフォーカスゲインの大、小の切換
を行う。
【0052】また、同時にコントロールマイコン13か
らの信号fにより上記コンパレータ18の閾値の高、低
の設定を行う。コントロールマイコン13より導出する
信号fが“1”の場合コンパレータ18の切換スイッチ
19をSW1側にして閾値を低い値に設定する。上記信
号fが“0”の場合は、コンパレータ18の切換スイッ
チ19をSW0側として、閾値を高い値に設定する。
【0053】従って、フォーカス導入時は、フォーカス
ゲインを大としてコンパレータ18の閾値も高い値に設
定し、フォーカス導入時のフォーカス引き込みを容易に
する。また、同時にコンパレータ18の閾値を高い値に
設定することにより不規則で不安定な信号でもフォーカ
スサーボ状態が切り換わることなく動作する。再生時は
フォーカスゲインを小にして、コンパレータ18の閾値
も低い値に設定し、発振を起こす原因にならないように
して、より安定した再生ができるようにする。また、上
記コンパレータ18の閾値を低い値に設定することによ
り、再生時におけるディスク等のわずかな傷や外乱等を
サーボ異常と判定することがなくなり、完全なサーボ異
常だけを判定できるようになるので、より再生状態が安
定する。
【0054】図16はRFAMP3の出力信号cが不規
則で不安定な信号である状態から安定した信号の中に外
乱等の信号が生じた場合の上記各信号e、d、fの状態
と、フォーカスゲイン切換状態およびコンパレータ18
の閾値切換状態を示す図である。図16において、RF
AMP3からの信号cが不規則で不安定な状態では、コ
ンパレータ18の切換スイッチ19をSW0側に倒し、
高いレベルの閾値V1に設定する。その結果、ローパス
フィルタ14の出力信号eはコンパレータ18におい
て、上記高いレベルの閾値V1と比較され“0”レベル
の信号dを出力し、コントロールマイコン13より
“0”レベルの信号fをフォーカス制御回路10に供給
して、フォーカスゲインを高い値に設定し、フォーカス
制御のサーボの引き込みを強くする。
【0055】また、上記信号cが安定な状態では、コン
パレータ18の切換スイッチ19をSW1側に倒し、低
いレベルの閾値V2に設定する。その結果、ローパスフ
ィルタ14の出力信号eは、コンパレータ18におい
て、上記低いレベルの閾値V2と比較され、“1”レベ
ルの信号dを出力し、コントロールマイコン13より
“1”レベルの信号fをフォーカス制御回路10に供給
して、フォーカスゲインを低い値に設定し、安定した再
生状態にする。
【0056】上記信号cが再生時の安定した状態におい
て、外乱等のわずかな雑音が入った場合はコンパレータ
18の閾値の切り換えは行われず、上記各信号e、d、
fは変化せず再生状態を維持する。上記状態において、
信号cに高いレベルの外乱等の雑音が発生し、サーボ異
常になると、図示するように、コンパレータ18の閾値
が高いレベルになり、信号d、fを“0”レベルにして
フォーカスゲインを高め、フォーカス制御回路10によ
るサーボの引き込みを強くする。
【0057】図17は、本実施形態5のフローチャート
である。ステップS20でCDの再生が起動するとRF
AMP3からの信号cは、ローパスフィルタ14で信号
eに加工された後、ステップS21で、コンパレータ1
8において閾値と比較される。上記信号eが閾値より高
い場合はコンパレータ18より“1”レベルの信号dを
コントロールマイコン13に供給し、コントロールマイ
コン13は“1”レベルの信号fをフォーカス制御回路
10およびコンパレータ18に入力する。
【0058】そしてステップS22でフォーカス制御回
路10のフォーカスゲインを下げ、ステップS23でコ
ンパレータ18の切換スイッチ19をSW1側に倒し、
該コンパレータ18の閾値を低い値に設定し、ステップ
S24でフォーカス異常がないことを検出してステップ
S27で安定した再生状態になる。一方、ステップS2
1でコンパレータ20の出力信号dが“0”レベルにな
るか、ステップS24でフォーカスが異常になると、ス
テップ25でフォーカスゲインを大にして、フォーカス
サーボの引き込みを強くし、更にステップS26でコン
パレータ18の閾値を高いレベルV1に設定して、フォ
ーカスサーボの引き込みを強くする。
【0059】以上のように、本実施形態5では、コンパ
レータ18の閾値をフォーカス導入時と再生時で高、低
2段階に切り換えるようにしているのでフォーカス導入
時では、フォーカスが引き込み易くなる他不規則で不安
定な信号には反応せずサーボ状態を切り換えることなく
サーボ引き込みができ、また、再生時には安定した再生
が行える他、ディスクの異常状態をいち早く検出でき
る。また、ディスクの少々の傷等ではサーボ状態が変わ
ることなくよりよく安定した再生を行わせることができ
る。
【0060】(実施形態6)上述する実施形態5ではコ
ンパレータの閾値をフォーカス導入時と、再生時との
高、低2段階に切り換えていたが、本実施形態6ではコ
ンパレータ20で“1”、“0”の判別を行い、この判
別結果を示すパルス信号dでフォーカス制御回路10の
フォーカスゲインを切り換えるが、その際の前記コンパ
レータの判別閾値を時間の経過とともに変化させるよう
にしたものである。
【0061】図18は、実施形態6の構成を示すブロッ
ク図であり、実施形態1乃至5に対応する部分には同一
符号を付し、説明を省略する。図18において、コンパ
レータ20はローパスフィルタ14からの信号eを閾値
と比較して、比較結果を2値の信号dとし、コントロー
ルマイコン13に供給するが、上記の閾値は、基準電圧
VHを抵抗r1とr2の直列回路で分圧し、この分圧した
電圧をコンデンサC20で充電するようにして、該コン
デンサC20の端子電圧より得ている。
【0062】そして上記の分圧抵抗r1、r2の内、基準電
圧VHに近い方に設けられた抵抗r2は切換スイッチ24
で選択的に短絡されるように構成し、コンパレータ20
の閾値となる上記コンデンサ20の端子電圧を2段階に
切り換えるとともに切換スイッチ24を閉成状態から開
成状態にしたとき、回路の時定数でコンデンサ20の端
子電圧即ちコンパレータ20の閾値電圧を除々に上昇さ
せるようにする。
【0063】上記切換スイッチ24の切り換えは、コン
トロールマイコン13より出力するフォーカス制御用の
2値の信号fで行い、上記信号fが“1”のときは、上
記切換スイッチ24を開成して、コンデンサC20へ基
準電圧VHを直接印加し、上記信号fが“0”のとき
は、上記切換スイッチ24を閉成して、コンデンサC2
0へ(r1/r1+r2)VHを印加する。
【0064】図19は、図18の動作説明図であり、各
信号c、d、e、fと閾値およびフォーカス制御の状態
を示している。フォーカス導入時は、RFAMP3から
の信号cは不規則な不安定な信号になるが、コントロー
ルマイコン13より導出される信号fによりフォーカス
ゲインを大に設定するとともに、コンパレータ20の閾
値も高いレベルVHに設定して、コンパレータ20の出
力信号dを“0”に保ち、フォーカスゲインを大に保持
させ、フォーカスの引き込みを容易にする。この場合、
コンパレータ20の閾値VHは高いレベルに設定されて
いるので、信号cが不規則で不安定なものであっても、
フォーカスサーボの状態が切り変わることがなく、フォ
ーカス導入時のフォーカスの引き込みを安定して行わせ
ることができる。
【0065】RFAMP3からの信号cが安定な信号の
再生時には、コントロールマイコン13からの信号fが
“1”となりフォーカスゲインを小にする。このとき、
上記信号fにより、コンパレータ20の切換スイッチ2
4を開成して、抵抗r2を介し基準電圧VHをコンデンサ
C20に充電するので、この場合の時定数による所定の
時間内にコンパレータ20の閾値、即ち上記コンデンサ
C20の端子電圧はVH(r1/r1+r2)の低い閾値VL
になる。そのため再生時に、ディスク1のわずかな傷や
多少の外乱等が生じてもはっきりとしたサーボ異常が生
じてない限り、フォーカスサーボの異常とは判断せず安
定した信号の再生を行うことができる。
【0066】(実施形態7)図20は、本発明の実施形
態7の構成を示すブロック図であり、上述する実施形態
1乃至6に対応する部分には同一符号を付し、説明を省
略する。本実施形態7は、ディスク1のスピンモータ8
のスピンサーボを、RFAMP3の出力信号cに基づき
行うもので、上記信号cをコンパレータ9で、予め設定
した所定の閾値と比較して得た2値の信号gによりスピ
ンサーボ回路25のスピンサーボゲインを切り換え、ス
ピンサーボを行わせるものである。
【0067】上記RFAMP3からの信号cはコンパレ
ータ9で予め設定した閾値と比較され、閾値より高い場
合は“1”、低い場合は“0”の2値の信号gを導出す
る。上記スピンサーボ回路25は、上記信号gが“1”
の場合は切換スイッチ26を開成して、スピンサーボゲ
インを普通のレベルに設定し、“0”の場合は切換スイ
ッチ26を閉成してスピンサーボゲインを低いレベルに
設定する。
【0068】従って、RFAMP3からの信号cが再生
時の安定した状態では、上記コンパレータ9の出力gは
“1”となっているので、切換スイッチ26を開成して
スピンサーボ回路25のゲインを普通の状態にし、ディ
スク1を安定した回転に保つ。再生時において、上記信
号cに、ディスク1の傷や外乱等による雑音が生じる
と、コンパレータ9の出力gが“0”となり切換スイッ
チ26を閉成してスピンサーボ回路25のゲインを低く
し、スピンモータ8のサーボによる追随を緩やかにす
る。従って、再生時に、ディスク1の傷や外乱により信
号cが不安定になってもスピンモータ8の回転数の急激
な変化による音切れを防止したり、音切れの時間を短く
することができる。
【0069】図21は図20の動作説明図であり、上記
信号c、g、閾値およびスピンモータゲインとスピンモ
ータの回転数の関係を示すとともに、スピンモータの回
転数の変化を従来技術の場合と比較して示している。図
21に示すように、通常の再生時では、コンパレータ9
の閾値より信号cが高いレベルにあるので信号gは
“1”となり切換スイッチ26を開成して、スピンサー
ボ回路25のスピンモータゲインを普通の値に設定す
る。また、再生時にディスク1の傷や外乱等により信号
cが不安定になると、コンパレータ9の閾値より信号c
が低いレベルになるので信号gは“0”となり切換スイ
ッチ26を閉成して、スピンサーボ回路25のスピンモ
ータゲインを低い値に切り換える。
【0070】従って、スピンモータ8の回転数は、ディ
スク1の傷や外乱等で信号cが不安定になった場合、ス
ピンモータゲイン制御を行っていない従来例では、図示
するように急激に変化し、その変化量A1も大きく、し
かも正常に戻るまでの時間t1も長くなり、音切れが激し
くなる。
【0071】これに比べ、本実施形態では、上記のよう
に信号cが不安定になった場合、スピンサーボ回路25
のスピンモータゲインが低い値に切り換えられるので、
スピンモータ8の回転の変化が緩やかになり、回転数の
変化量A2も小さくしかも正常に戻るまでの時間t2も
短くなり音切れの時間を短くすることができる。なお、
回転数を示すグラフで信号cが不安定な信号から正常な
信号に戻った時点より回転数が正常な値に戻るまでのグ
ラフの傾きは本実施形態の場合と従来例の場合で変わり
はない。
【0072】図22は本実施形態7のフローチャートで
ある。ステップS28でディスク1の再生が行われる
と、RFAMP3からの信号cがステップS29でコン
パレータ9の閾値と比較され2値の信号gをスピンサー
ボ回路25に供給する。上記信号gが“1”であるとス
テップ30でスピンサーボ回路25によりスピンサーボ
ゲインを普通に設定し、ステップS31でスピンモータ
8を正常に回転させディスク1の安定した再生を行わせ
る。上記ステップS29で上記信号gが“0”であるこ
とを確認すると、ステップS32に進みスピンサーボ回
路25のスピンモータゲインを低い値に設定し、ステッ
プS29に戻る。
【0073】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ピックア
ップで読み取ったフォーカス信号をコンパレータで所定
の値に設定した閾値と比較して、閾値を超える場合だけ
焦点方向移動ゲイン制御手段のゲインを小さい値に設定
するので、フォーカス、導入時の不規則で不安定なフォ
ーカス信号に対しては大きなゲインでフォーカス制御を
行い、フォーカスの引き込みを強くすることができ、素
早く確実に再生状態にすることができる。また、フォー
カス信号の安定した再生状態では上記の閾値を超えるの
で上記のゲインは小さな値に設定され、安定した再生を
行わせることができる。
【0074】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明において、ピックアップで読み取ったフォーカス
信号をローパスフィルタを介してコンパレータに供給す
るようにしているので、ローパスフィルタにより、上記
フォーカス信号の高域成分が除去され、外乱等による雑
音が入った場合や、フォーカス導入時の不規則で不安定
な信号が入力している場合でも、フォーカスサーボを安
定して動作させることができ、再生状態に入った場合に
は、フォーカスゲインを切り換え安定した再生を行わせ
ることができる。
【0075】また、請求項3の発明によれば、請求項2
の発明において、コンパレータより出力される信号が所
定の時間より長いか否かをコントロールマイコンで判断
し、所定の時間より長い場合のみ焦点方向移動ゲイン制
御手段のゲインを切り換えるようにしている。従って、
フォーカス導入時の不規則で不安定な信号がコンパレー
タの閾値を越えて入力した場合でも、その時間幅が狭い
場合には上記のゲインの切り換えを行わないのでフォー
カス導入時のサーボ制御を僅かな外乱等に影響されずに
確実に行わせることができ、再生状態に入った場合はフ
ォーカスゲインを切り換え安定した再生を行わせること
ができる。
【0076】また、請求項4の発明によれば、請求項2
の発明において、ローパスフィルタの時定数を複数個設
け、この時定数をフォーカス信号の状態によって切り換
えるので、フォーカス導入時のディスク検出を安定して
行うとともに、再生時のフォーカスサーボ異常にも素早
く対応でき、より安定した再生を行わせることができ
る。
【0077】また、請求項5の発明によれば、請求項2
および4の発明において、コンパレータの閾値をフォー
カス導入時と再生時で切り換えるようにしているので、
フォーカス導入時のフォーカスを引き込み易くするとと
もに、不規則で不安定な信号には反応せず、サーボ状態
を切り換えることなしにサーボの引き込みを行わせるこ
とができ、再生時にはコンパレータの閾値を下げて安定
した再生を行わせることができ、同時にディスクの異常
状態を素早く検出することができ、またディスクの傷や
外乱等による僅かな雑音に対しては、サーボ状態を変化
させることなく安定した再生を行わせることができる。
【0078】また、請求項6の発明によれば請求項1乃
至5の発明において、コンパレータの閾値を、フォーカ
ス導入時より再生時への切り換えに基づき時間の経過と
ともに変化させるようにしているので、フォーカス導入
時では、フォーカスを引き込み易くすることができると
ともに不規則で不安定な信号には反応しないのでサーボ
状態の切り換えが行われることがなく、サーボの引き込
みを安定して行うことができ、再生時には安定した再生
を行わせることができるとともに、ディスクのフォーカ
ス異常を素早く検出でき、またディスクの傷や外乱等の
多少の雑音に対してはサーボ状態を切り換えずに安定し
た再生を行わせることができる。
【0079】また、請求項7の発明によれば、請求項1
乃至6の発明において、スピンモータのゲインを制御す
るスピンモータゲイン制御手段を設け、コンパレータの
出力で、上記スピンモータゲイン制御手段のゲインを制
御するようにしているので、再生時のディスクの傷や外
乱等による不安定な信号に対してスピンモータの急激な
変化を抑制し、同時に正常状態への復帰を迅速に行わせ
るので、この場合の音切れを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のブロック図である。
【図2】図1の動作説明図である。
【図3】図1の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態2のブロック図である。
【図5】図4の動作説明図である。
【図6】本発明の実施形態3のブロック図である。
【図7】図6の動作説明図である。
【図8】図6の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態4のブロック図である。
【図10】図9の動作説明図である。
【図11】図9の動作説明図である。
【図12】図9の動作説明図である。
【図13】図9の要部の構成図である。
【図14】図9の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態5のブロック図である。
【図16】図15の動作説明図である。
【図17】図15の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の実施形態6のブロック図である。
【図19】図18の動作説明図である。
【図20】本発明の実施形態7のブロック図である。
【図21】図20の動作説明図である。
【図22】図20の動作を示すフローチャートである。
【図23】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 ピックアップ 3 RFAMP 4 信号処理回路 5 フォーカス制御回路 7 ディスクサーボ回路 8 スピンモータ 9 コンパレータ 10 フォーカス制御回路 11 切換スイッチ 12 ローパスフィルタ 13 コントロールマイコン 14 ローパスフィルタ 15 抵抗 16 コンデンサ 17 コンデンサ 18 コンパレータ 19 切換スイッチ 20 コンパレータ 21 スピンサーボ回路 22 時定数切換回路 23 切換スイッチ 24 切換スイッチ 25 スピンサーボ回路 26 切換スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに記録された情報を読み取るピ
    ックアップ手段と、該ピックアップ手段で読み取った信
    号を音声信号に変換する信号処理手段と、上記ピックア
    ップ手段で読み取った信号に基づき、上記ディスクのス
    ピンモータをサーボ制御するディスクサーボ手段と、上
    記ピックアップ手段で読み取った信号に基づき、該ピッ
    クアップ手段のフォーカスを制御するフォーカス制御手
    段を設けたディスク再生装置において、 上記ピックアップ手段で読み取った信号の値が所定値よ
    り大か否かを判別し、その結果を出力するコンパレータ
    手段と、該コンパレータ手段の出力信号に応じて、上記
    ピックアップ手段の焦点方向の移動のゲインを制御する
    焦点方向移動ゲイン制御手段を設けたことを特徴とする
    ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 上記ピックアップ手段で読み取った信号
    を波形整形して、上記コンパレータ手段に入力するロー
    パスフィルタ手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 上記コンパレータ手段より出力される信
    号が、所定時間値より長いか否かを、コントロールマイ
    コンで判定する時間判定手段と該時間判定手段の判定結
    果に基づき、上記ピックアップ手段の上記焦点方向移動
    ゲイン制御手段を制御することを特徴とする請求項1記
    載のディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 上記ローパスフィルタ手段の時定数を複
    数個設定し、該時定数を切り換える切換手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項2記載のディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 上記コンパレータ手段より出力された信
    号をコントロールマイコンへ取り込み、該コントロール
    マイコンより導出する信号に応じて、上記ピックアップ
    手段の焦点方向の移動ゲインを制御する焦点方向移動ゲ
    イン制御手段と上記コンパレータ手段の閾値を再生時と
    フォーカス引き込み時で2段階に制御する閾値制御手段
    を設けたことを特徴とする請求項2および4記載のディ
    スク再生装置。
  6. 【請求項6】 上記コンパレータ手段の閾値を時間の経
    過とともに変化させる閾値制御手段を設けたことを特徴
    とする請求項1乃至5記載のディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 上記コンパレータ手段の出力信号に応じ
    てスピンモータのゲインを制御するスピンモータゲイン
    制御手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至6記載
    のディスク再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005303483A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Mitsubishi Electric Corp 周波数自動補正pll回路

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