JPH1020854A - 電子打楽器装置および電子打楽器装置における打撃検出装置 - Google Patents
電子打楽器装置および電子打楽器装置における打撃検出装置Info
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Abstract
打楽器装置における打撃検出装置を提供する。 【解決手段】縦横の繊維が直交する平織りにより織られ
た第1の網56と第2の網58とを互いの織り目方向が
斜交するように積層した網状素材により構成されたヘッ
ド12と、ヘッド12の下面の中心位置に接触し、ヘッ
ド12への打撃を電気信号として検出するヘッド・セン
サー14とを有する。
Description
よび電子打楽器装置における打撃検出装置に関し、さら
に詳細には、演奏者がスティックなどで打撃することに
より楽音を発音するアコースティック・ドラムのような
打楽器を模擬した電子打楽器装置および電子打楽器装置
における打撃検出装置に関する。
模擬した電子ドラムのような電子打楽器装置において
は、打撃を検出するための装置として、一般に打撃パッ
ドと称される打撃面を備えた打撃検出装置が用いられて
いる。
特開平8−44375号公報に開示された打撃検出装置
が知られている。この特開平8−44375号公報に開
示された打撃検出装置は、板状のケースを軟質高分子材
料により被覆することにより打撃面が形成されている。
ケースを軟質高分子材料により被覆することにより打撃
面が形成された打撃検出装置においては、その打撃面を
打撃した際の反発感が強く、感触のよい打撃感を得るこ
とができないという問題点があるとともに、打撃面を打
撃した際の打撃音が大きく、その打撃音が演奏の邪魔に
なる恐れがあるという問題点があった。
に打撃検出用のセンサーを設けたものを、打撃検出装置
として用いることが提案されている。
ク・ドラムのヘッドを打撃検出装置として代用した場合
には、アコースティック・ドラムのヘッドをそのまま使
用するため打撃感は優れているが、打撃音が大きくなっ
てしまうため演奏の邪魔になるという問題点があった。
みてなされたものであり、その目的とするところは、打
撃感に優れ、かつ打撃音が極めて小さい電子打楽器装置
における打撃検出装置を提供しようとするものである。
を打撃したかを検出し、その検出結果に基づいて音色を
制御するようにして、アコースティック・ドラムと同様
に打撃位置による音色変化を得ることができるようにし
た電子打楽器装置を提供しようとするものである。
撃検出装置を打撃する演奏法だけでなく、ブラシにより
打撃検出装置を擦ったり、叩いたりするような演奏法を
実現することができるようにした電子打楽器装置を提供
しようとするものである。
に、本発明による電子打楽器装置における打撃検出装置
は、打撃面が網状素材により構成されるヘッドと、上記
ヘッドの中心位置に接触し、上記ヘッドへの打撃を電気
信号として検出する打撃検出手段とを有するようにした
ものである。
撃検出装置において、上記網状素材は、縦横の繊維を組
み合わせて形成された網を複数枚重ね合わせ、重ね合わ
せた隣り合う網の繊維が互いに90度より小さい角度で
交わるようにしてもよい。
撃面を有するヘッドへの打撃を電気信号として検出する
打撃検出手段と、上記打撃検出手段によって検出された
電気信号を入力し、楽音形成のための制御情報を生成す
る楽音制御情報生成手段と、上記楽音制御情報生成手段
から制御情報を入力し、楽音信号を形成する楽音信号形
成手段とを有する電子打楽器装置において、上記楽音制
御情報生成手段は、上記打撃検出手段によって検出され
た電気信号の立ち上がり部の半波に基づいて上記ヘッド
の打撃位置を検出する打撃位置検出手段を有し、上記打
撃位置検出手段からの検出結果に応じた制御情報を生成
するようにしたものである。
上記打撃位置検出手段は、立ち上がり部の半波のゼロク
ロス間の長さを測定して上記ヘッドの打撃位置を検出す
るようにしてもよい。
発明による電子打楽器装置および電子打楽器装置におけ
る打撃検出装置の実施の形態を詳細に説明するものとす
る。
施の形態の一例を示すブロック構成図であり、この電子
打楽器装置は、後述するように打撃面を網状素材により
構成されたヘッド12への打撃を検出するヘッド・セン
サー14およびリム16への打撃を検出するリム・ショ
ット・センサー18が設けられた打撃検出装置10と、
ヘッド・センサー14とリム・ショット・センサー18
とから出力された検出信号を時分割でアナログ/デジタ
ル(A/D)変換して後述するDSP22へ入力するA
/D変換器20と、A/D変換器20から入力されたヘ
ッド・センサー14の検出信号からヘッド12への打撃
とその強さ、打撃位置ならびにブラシでの演奏を検出す
るとともにA/D変換器20から入力されたリム・ショ
ット・センサー18の検出信号からリム16への打撃と
その強さを検出して後述するCPU24へ供給するDS
P22と、DSP22からの出力を後述する音源IC3
4で必要な演奏情報に変換して音源IC34に供給する
とともに、後述する操作子群30の操作を検出し、かつ
DSP22の制御などを行うCPU24と、CPU24
が実行するためのプログラムなどが格納されたリード・
オンリ・メモリ(ROM)26と、CPU24によるプ
ログラムの実行に必要なワーキング・エリアとしてのラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)28と、動作モー
ドとして通常演奏モード、ブラシ演奏モードあるいはチ
ューニング・モードを設定するためのモード選択操作子
や音色選択あるいはレベル設定などを行うための操作子
などを含む操作子群30と、操作子群30の操作子で選
択した動作モード、音色選択に必要な音色ならびにチュ
ーニング・モードのときのチューニングの状態を表示す
る表示装置32と、CPU24からの演奏情報に基づい
て後述する波形メモリ36を読み出してデジタル楽音信
号を形成して後述するデジタル/アナログ(D/A)変
換器38へ出力する音源IC34と、楽音信号の形成の
ためのサンプリング波形データを記憶した波形メモリ3
6と、音源IC34から供給されるデジタル楽音信号を
アナログ楽音信号に変換してアンプやスピーカーからな
るサウンド・システムへ出力するD/A変換器38とを
有している。
図ならびに図3に示す図2のIII−III線による断
面図を参照しながら、打撃検出装置10の構成について
説明する。
えており、この胴部50の外周部には、ネジ溝(図示せ
ず)を形成されたネジ孔(図示せず)を備えた係合部5
2が所定の間隔を開けて径方向に突出形成されている。
そして、この係合部52には、係合部52に形成された
ネジ溝とネジ結合するネジ山を形成された係合ピン54
がネジ込まれ、係合ピン54を介して、ヘッド12とリ
ム16とが胴部50に取り付けられる。なお、係合ピン
54には、リム16を係止するための係止突部54aが
形成されている。
示すように、網状素材として縦横の繊維が直交する平織
りにより織られた第1の網56と第2の網58とを、互
いの織り目方向が斜交するように積層して枠60に接着
して形成されている。ここで、第1の網56と第2の網
58との織り目方向が斜交するとは、図6に示すよう
に、縦横の繊維が互いに90度で直交する第1の網56
と第2の網58とを重ね合わせた際に、その重ね合わせ
た隣り合う第1の網56と第2の網58との繊維が、互
いに90度より小さい角度αで交わることを意味するも
のである。
ことにより形成され、外周部に係合ピン54が貫入可能
な孔部64が穿設された縁部66と、この縁部66の内
周側に延設されて立ち上がり形成されたリム打撃部68
とより構成されている。そして、リム打撃部68の上部
は、ゴムやスポンジなどの弾性材料により形成されたカ
バー部材70により被覆されている。
胴部50に取り付けるには、初めに胴部50にヘッド1
2を被せ、さらにヘッド12の上からリム16を被せ、
リム16の孔部64と胴部50の係合部52のネジ孔と
が連通するように位置調整する。そして、係合ピン54
をリム16の孔部64と胴部50の係合部52のネジ孔
に挿通し、係合ピン54のネジ山と胴部50の係合部5
2のネジ溝とネジ結合することにより、係合ピン54の
係止突部54aにより胴部50にヘッド12とリム16
とを押し付けるようにして取り付けるものである。
2のネジ孔にネジ込むに従って、係止突部54aにより
リム16の縁部66が図3において下方に押され、縁部
66を介してヘッド12の枠60も下方に押される。こ
のため、胴部50の上端部50aにより下方への移動を
規制された第1の網56と第2の網58とが所定の張力
をもって胴部50上に張設されることになる。従って、
係合ピン54を胴部50の係合部52のネジ孔へネジ込
む量を調整することにより、第1の網56と第2の網5
8との張力を任意に制御することができる。
位置を交差するようにしてヘッド・センサー支持部材7
2が配設されている。そして、このヘッド・センサー支
持部材72の上面の中心部位には、後述するクッション
性両面テープ78により第2の網58と接触するように
してヘッド・センサー14が貼着されている。即ち、ヘ
ッド・センサー14は、ヘッド12の第1の網56と第
2の網58とよりなる網状素材の中心下面に接触して配
置されることになる。
ッド・センサー14は、出力信号線74を備えた円板状
の圧電素子76を備えており、この圧電素子76の下面
にはクッション性両面テープ78が貼付されている。こ
のクッション性両面テープ78の径は、圧電素子76の
ノード径と一致するように設定されている。
ンジなどの弾性材により形成された円錐台形状のクッシ
ョン部材80が貼付されている。クッション部材80
は、圧電素子76の径よりも大径に形成された底面を備
えるとともに、上方に向かうに従って先細りの形状とな
り、細径の先端部において第2の網58と接触してい
る。
68の近傍には、クッション性両面テープ78によりリ
ム・ショット・センサー18が貼着されている。このリ
ム・ショット・センサー18は、出力信号線74を備え
た円板状の圧電素子76を備えており、この圧電素子7
6の下面にクッション性両面テープ78が貼付されてい
て、クッション性両面テープ78の径は、圧電素子76
のノード径と一致するように設定されている。
・センサー14からクッション部材80を取り外したも
のを、リム・ショット・センサー18として用いてお
り、部品の効率化を図っている。
よりヘッド12を打撃した場合(図8参照)には、ヘッ
ド・センサー14がその打撃を検出し、スティック10
0によりリム16を打撃した場合(図9参照:なお、図
9においては、スティック100によりヘッド12とリ
ム16との双方を打撃している。)には、リム・ショッ
ト・センサー18がその打撃を検出し、ブラシ102に
よりヘッド12を擦ったり叩いたりした場合(図10参
照)には、ヘッド・センサー14がブラシ102のヘッ
ド12への接触を検出する。
2を打撃した際には、第1の網56および第2の網58
とよりなる網状素材の弾性のために、アコースティック
・ドラムのヘッドを打撃した際の打撃感に近似した、極
めて良好な打撃感を得ることができる。
する平織りにより織られた第1の網56と第2の網58
とを互いの織り目方向が斜交するように積層しているの
で、網状素材の全面にわたって張力が均一化されるた
め、打撃位置の違いによる打感のばらつきが少なく、ヘ
ッド・センサー12からの出力波形も処理しやすいもの
となる。
る演奏は、ヘッド12の第1の網56および第2の網5
8の中心下面に接触したヘッド・センサー14からの出
力波形で制御するものであるが、ヘッド・センサー14
がヘッド12の第1の網56および第2の網58の中心
に位置するため、ヘッド12の打撃位置の違いによる出
力波形の変化が同心円状となって、アコースティック・
ドラムを模擬した音色変化が表現しやすくなる。
ン部材80がヘッド12の第2の網58の中心下面に接
触しているため、ヘッド12の振動が早く減衰し、出力
信号の減衰も早くなるので、ヘッド12を早く連打した
際における検出誤動作が抑止される。
6の上面に貼着されたクッション部材80が、円錐台形
状の先端部の細径の小さな面積の部位でヘッド12の第
2の網58と接触しているため、ヘッド12の打撃振動
が直接に圧電素子76に伝達され難く、このため圧電素
子76の破損が抑止される。
ション性両面テープ78の径をノード径としたため、圧
電素子76の感度が上がり、打撃位置の違いによるヘッ
ド12の微妙な振動の変化をより精確に検出することが
できる。
58とよりなる網状素材の編み目の開口部を空気が流通
するため、ヘッド12を打撃した際の打撃音は極めて小
さいものとなる。ヘッド12を打撃した際の打撃音は、
第1の網56および第2の網58とよりなる網状素材の
開口率に依存するものであり、開口率を大きくするほど
打撃音は小さくなる。しかしながら、あまり開口率を大
きくすると、第1の網56および第2の網58の張力が
低下し打撃感が悪化するため、打撃感と開口率を適度に
バランスさせることが好ましい。
被覆されているため、リム16を打撃した際の打撃音も
軽減されることになる。
50に多く伝達されるため、胴50に取り付けたリム・
ショット・センサー18の出力波形によりリム16の打
撃による演奏を制御することができる。
スティック100により打撃したりブラシ102で擦っ
たりした場合や、リム16をスティック100により打
撃した場合における電気的な処理内容について説明す
る。
操作して、通常演奏モードを選択した場合の処理につい
て説明する。この通常演奏モードとは、ヘッド12への
打撃ならびにリム16への打撃を検出して、打楽器音を
発音するモードである。
22の構成を示す機能ブロック図であるが、ヘッド・セ
ンサー14とリム・ショット・センサー18とにより検
出した検出信号は、A/D変換器20によりA/D変換
されてDSP22へ入力される。
よってヘッド・センサー14の検出信号からヘッド12
への打撃力を検出して、CPU24にヘッド打撃力情報
を出力し、ヘッド打点位置検出手段によってヘッド・セ
ンサー14の検出信号からヘッド12の打点位置を検出
して、CPU24にヘッド打点位置情報を出力し、リム
打撃力検出手段によってリム・ショット・センサー18
の検出信号からリム16への打撃力を検出して、CPU
24にリム打撃力情報を出力する。
打撃力検出手段は、入力信号のピーク値を検出するなど
して打撃力を検出する処理を行うものであるが、従来よ
り公知の電子打楽器装置の打撃力を検出する処理を用い
ることができるものであるので、その詳細な説明は省略
する。
理内容については、後に詳細に説明する。
24および音源IC34の構成を示す機能ブロック図で
あるが、CPU24へはヘッド打撃力情報、ヘッド打点
位置情報、リム打撃力情報が入力されるとともに、操作
子群30の音色選択のための操作子の操作による音色選
択情報が入力され、CPU24は入力された情報を音源
IC34を制御する情報に変換する。即ち、CPU24
のヘッド音制御手段ならびにリム・ショット音制御手段
は、波形メモリ36に記憶されている波形データを読み
出すために必要な読み出しスタート・アドレス、読み出
しエンド・アドレス、読み出し速度、ワン・ショット読
み出しあるいはループ読み出しなどの読み出しモードな
どを音源IC34の読み出し制御手段に供給し、フィル
タ係数を音源ICのフィルタ手段に供給し、音量情報を
音源IC34の乗算手段に供給する。
検出手段の処理に関して説明するが、この処理は以下の
ような特性に基づくものである。
2を打撃した際におけるヘッド・センサー14の検出信
号を観察すると、ある周波数帯では第1半波の時間が打
点位置によって変化する特性がある。つまり、図13
(a)(b)に示すように、ヘッド12の中心(打点位
置A)を打撃したときの第1半波の時間TAとし、ヘッ
ド12の外周(打点位置C)を打撃したときの第1半波
をTCとし、ヘッド12の中心と外周との中間(打点位
置B)を打撃したときの第1半波をTBとすると、 TA>TB>TC となる。
ッド12を打撃した場合には、打点位置が中心から外周
に移動するに従って、徐々に第1半波の時間が短くなっ
ていく。
出手段の構成を示す機能ブロック図であるが、ヘッド・
センサー14により検出した検出信号が、A/D変換器
20によりA/D変換されてDCカット・フィルタへ入
力される。DCカット・フィルタとは、直流成分を取り
除くハイ・パス・フィルタであり、DCカット・フィル
タへ入力された検出信号は、その直流成分が取り除か
れ、不要な高域成分を取り除くロー・パス・フィルタ
(LPフィルタ)へ入力される。
取り除かれた検出信号は、第1半波検出回路へ入力され
る。第1半波検出回路は、入力された検出信号の波形の
立ち上がりと最初のゼロクロスを検出することによっ
て、第1半波を検出する。カウンターは、第1半波検出
回路が第1半波を検出している間のみカウントを行い、
演算回路がカウンターのカウント値により打点位置を算
出する。
点位置情報としてCPU24へ入力される。
操作して、ブラシ演奏モードを選択した場合の処理につ
いて説明する。このブラシ演奏モードとは、ヘッド12
をブラシ102で擦ったり、叩いたりしたことを検出し
て、打楽器音を発音するモードである。
P22の構成を示す機能ブロック図であるが、ヘッド・
センサー14により検出した検出信号は、A/D変換器
20によりA/D変換されてDSP22へ入力される。
よってヘッド・センサー14の検出信号からヘッド12
をブラシ102で擦ったときの演奏を検出して、CPU
24にゲイン情報として出力し、ブラシ打撃検出手段に
よってヘッド・センサー14の検出信号からヘッド12
をブラシ102で打撃したときの打撃力を検出して、C
PU24に打撃情報として出力する。
U24および音源IC34の構成を示す機能ブロック図
であるが、CPU24へはゲイン情報、打撃情報が入力
されるとともに、操作子群30の音色選択のための操作
子の操作による音色選択情報が入力され、CPU24は
入力された情報を音源IC34を制御する情報に変換す
る。
によって、CPU24のブラシ音制御手段は、音源IC
34の読み出し制御手段をループ読み出しに設定して、
波形メモリ36からブラシ音を示す所定の波形をループ
読み出しで読み出し続ける。また、CPU24のブラシ
音制御手段は、フィルタ係数を音源IC34のフィルタ
手段に適宜供給し、DSP22からゲイン情報が入力さ
れると、そのゲイン情報に従って音源IC34の乗算手
段に音量情報を供給し、ブラシ音を発生する。
は、DSP22から打撃情報が入力されると、その打撃
情報により示される打撃の強さに対応して、読み出す波
形、フィルタ係数ならびに音量を制御する。
シ音の発生の処理について、図17および図18を参照
しながら、さらに詳細に説明する。
び音源IC34のより詳細な機能ブロック図が示されて
いるが、ヘッド・センサー14により検出した検出信号
が、A/D変換器20によりA/D変換されてDCカッ
ト・フィルタへ入力される。DCカット・フィルタと
は、直流成分を取り除くハイ・パス・フィルタであり、
DCカット・フィルタへ入力された検出信号は、その直
流成分が取り除かれる。DCカット・フィルタにより直
流成分が取り除かれた検出信号は、エンベロープ検出回
路と最大値検出回路とに入力される。
信号の波形のエンベロープを検出し、高域成分をカット
するロー・パス・フィルタ(LPF)に入力する。LP
Fによってエンベロープの高域成分をカットして、エン
ベロープを平滑化することにより、出音が滑らかにな
る。
るために、スレッショルド設定回路により閾値を定めて
閾値以下の信号はカットし、さらに、リミッター回路に
よってエンベロープにリミッター処理を施す。
アンプのゲインの制御を行う。このアンプは、ブラシで
アコースティック・ドラムのヘッドを擦ったブラシ音を
サンプリングしてループ読み出しする第1PCM音源の
ブラシ音のレベルを調節するものである。
分が取り除かれた検出信号を入力された最大値検出回路
は、入力された検出信号の最大値を検出して、PCM発
音制御回路へ入力する。そして、PCM発音制御回路
は、入力された信号レベル(最大値)に応じて、ブラシ
でアコースティック・ドラムのヘッドを叩いたときのブ
ラシ音をサンプリングしてワン・ショット読み出しする
第2PCM音源の発音を制御する。
信号レベル(最大値)が所定のレベルより小さい場合に
は第2PCM音源を発音させないが、入力された信号レ
ベル(最大値)が所定のレベル以上の場合には第2PC
M音源を発音させる。
ラシ102とヘッド12とが当接した際のヘッド・セン
サー14の検出信号(図18に示す例においては「ベロ
シティ」である。)に応じて、第1PCM音源のブラシ
音(ブラシによりアコースティック・ドラムを擦った場
合の弱打音)と第2PCM音源のブラシ音(ブラシによ
りアコースティック・ドラムを叩いた場合の強打音)と
が、加算器により合成されて出力される。
ンを制御し、第1PCM音源によるブラシ音(ブラシに
よりアコースティック・ドラムを擦った場合の弱打音)
の音量レベルを制御しているので、ブラシ102により
ヘッド12を強く叩いた場合において、第1PCM音源
によるブラシ音(ブラシによりアコースティック・ドラ
ムを擦った場合の弱打音)第2PCM音源のブラシ音
(ブラシによりアコースティック・ドラムを叩いた場合
の強打音)との干渉が抑止される。
操作して、チューニング・モードを選択した場合の処理
について説明する。このチューニング・モードには、さ
らにチューニングとキャリブレーションとの2つのモー
ドがある。ここで、チューニング・モードにおけるチュ
ーニングとは、ヘッド12の網状素材の張力を調整する
ことである。これにより、ヘッド12の打撃感を調整す
ることができる。
ド、ブラシ演奏モードおよびチューニング・モードの各
モードを選択するためのモード選択操作子とは別に、モ
ード選択操作子がチューニング・モードを選択している
ときに、チューニングとキャリブレーションとの2つの
モードを選択するための操作子を備えている。
グについて説明すると、このチューニングにおいては、
ヘッド打点位置検出手段の検出結果が、ヘッド12の中
心に対して同心円状になるように調整することが可能な
ようになされている。このため、ヘッド打点位置情報を
表示装置32に表示するようになされている。
ド打点位置情報を参照しながらヘッド12を叩いて、表
示装置32に表示されたヘッド打点位置情報が同心円上
で等しくなるように、係合ピン54のネジ込み量を調整
してチューニングを行う。
ーションについて説明すると、上記したチューニングの
ようにヘッド12の網状素材の張力を調整することがで
きるようにすると、ヘッド打点位置検出手段において検
出する打点位置を正確に検出することができない。
ドのキャリブレーションのモードに設定し、ヘッド12
の外周、その少し中心、中心の部分を順次打撃し、それ
により補正用の特性データを作成する。
しておくことによって、通常演奏モードあるいはブラシ
演奏モードのときに得られた打撃情報を補正用の特性デ
ータに従って補正することにより、正確な打点位置情報
を得ることができる。
ように変形してもよい。
の開口面にヘッド12を取り付け、他方の開口面にアコ
ースティック・ドラムのヘッド(図19では見えていな
い)を取り付けるようにしてもよい。この場合には、ヘ
ッド12を打撃すると、裏面のアコースティック・ドラ
ムのヘッドが共振して適度の音量で鳴るため、胴50に
ヘッド12のみを取り付けた場合と比較すると、よりア
コースティック・ドラムに近似した感覚で演奏を行うこ
とができる。
第1の網56および第2の網58の外周部に、環状のフ
ィルム112を貼着するようにしてもよい。この場合に
は、上記した実施の形態に比べてヘッド12の第1の網
56および第2の網58の開口率が小さくなるので、上
記した実施の形態のよりも打撃音が大きくなる。このた
め、よりアコースティック・ドラムに近似した感覚で演
奏を行うことができる。また、ヘッド12の第1の網5
6および第2の網58に貼着するフィルム112の面積
を変化させることによって、打撃音量を制御することが
できる。また、フィルム112を貼着する代わりに、接
着剤により編み目を充填するようにして、第1の網56
と第2の網58とを貼り合わせてもよい。
ことなしに、1枚でもよいし、3枚以上重ねてもよい。
また、網の織り方は平織りに限られるものではない。な
お、1枚の網により網状素材を構成する場合には、網状
素材を張って打撃した際に、織り繊維の縦横方向ばかり
でなく斜め方向においても張力がバランスする3軸織り
の網を用いることが好ましい。
部材80の形状は、円錐台状の形状に限られることなし
に、ピラミッド型のような角錐台状の形状でもよい。
方式のものに限られることなしに、種々の方式の音源を
用いることができる。また、PCMサンプリング音を発
音するPCM音源でなく、発振器などによる共振器や外
部から入力されるオーディオ信号を用いるようにしても
よい。
ているので、打撃感に優れ、かつ打撃音が極めて小さい
電子打楽器装置における打撃検出装置を実現することが
できるという優れた効果を奏する。
を打撃したかを検出し、その検出結果に基づいて音色を
制御するようにしたので、アコースティック・ドラムと
同様に打撃位置による音色変化を得ることができるとい
う優れた効果を奏する。
撃検出装置を打撃する演奏法だけでなく、ブラシにより
打撃検出装置を擦ったり、叩いたりするような演奏法を
実現することができるという優れた効果を奏する。
例を示すブロック構成図である。
場合を示す説明図である。
(b)のA矢視図、(b)は正面図、(c)は(b)の
C矢視図である。
に対応する断面図である。
対応する断面図である。
た場合の図3に対応する断面図である。
機能ブロック図である。
Cの構成を示す機能ブロック図である。
明図であり、(a)はヘッドにおける打点位置を示し、
(b)は出力波形を示す。
位置検出手段の構成を示す機能ブロック図である。
す機能ブロック図である。
ICの構成を示す機能ブロック図である。
よび音源ICのより詳細な機能ブロック図である。
ド・センサーの出力)と音量レベルとの関係を示すグラ
フである。
斜視図である。
斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 打撃面が網状素材により構成されるヘッ
ドと、 前記ヘッドの中心位置に接触し、前記ヘッドへの打撃を
電気信号として検出する打撃検出手段とを有することを
特徴とする電子打楽器装置における打撃検出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の電子打楽器装置における
打撃検出装置において、 前記網状素材は、縦横の繊維を組み合わせて形成された
網を複数枚重ね合わせ、重ね合わせた隣り合う網の繊維
が互いに90度より小さい角度で交わることを特徴とす
る電子打楽器装置における打撃検出装置。 - 【請求項3】 打撃面を有するヘッドへの打撃を電気信
号として検出する打撃検出手段と、 前記打撃検出手段によって検出された電気信号を入力
し、楽音形成のための制御情報を生成する楽音制御情報
生成手段と、 前記楽音制御情報生成手段から制御情報を入力し、楽音
信号を形成する楽音信号形成手段とを有する電子打楽器
装置において、 前記楽音制御情報生成手段は、前記打撃検出手段によっ
て検出された電気信号の立ち上がり部の半波に基づいて
前記ヘッドの打撃位置を検出する打撃位置検出手段を有
し、前記打撃位置検出手段からの検出結果に応じた制御
情報を生成することを特徴とする電子打楽器装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の電子打楽器装置におい
て、 前記打撃位置検出手段は、立ち上がり部の半波のゼロク
ロス間の長さを測定して前記ヘッドの打撃位置を検出す
ることを特徴とする電子打楽器装置。
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