JPH1020923A - プラント制御装置 - Google Patents
プラント制御装置Info
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- JPH1020923A JPH1020923A JP17204496A JP17204496A JPH1020923A JP H1020923 A JPH1020923 A JP H1020923A JP 17204496 A JP17204496 A JP 17204496A JP 17204496 A JP17204496 A JP 17204496A JP H1020923 A JPH1020923 A JP H1020923A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】制御装置の工場試験,現地調整試験の工数とプ
ラントシミュレータの調整工数低減により安価なプラン
ト制御装置を提供する。 【解決手段】制御装置のコントローラに機器の保護ロジ
ックをROM化し補助リレー盤の機能を持つカードを付
加し制御装置とプラントシミュレータを伝送ラインを介
して直接接続し制御装置の工場内検証確認試験を行う。
現地調整試験では、試運転中の実プラントデータを制御
装置から伝送ラインを介してプラントシミュレータに取
り込み、実プラントの特性に合うようにシミュレータモ
デルの調整を行い、制御装置の調整パラメータの自動チ
ューニングシステムを伝送ラインに接続する。
ラントシミュレータの調整工数低減により安価なプラン
ト制御装置を提供する。 【解決手段】制御装置のコントローラに機器の保護ロジ
ックをROM化し補助リレー盤の機能を持つカードを付
加し制御装置とプラントシミュレータを伝送ラインを介
して直接接続し制御装置の工場内検証確認試験を行う。
現地調整試験では、試運転中の実プラントデータを制御
装置から伝送ラインを介してプラントシミュレータに取
り込み、実プラントの特性に合うようにシミュレータモ
デルの調整を行い、制御装置の調整パラメータの自動チ
ューニングシステムを伝送ラインに接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラントシミュレ
ータ,オートチューニングシステム,保守ツールと組み
合わせて制御ロジックの確認試験,制御パラメータの調
整を行うプラント制御装置に関する。
ータ,オートチューニングシステム,保守ツールと組み
合わせて制御ロジックの確認試験,制御パラメータの調
整を行うプラント制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火力・原子力発電プラント等のプラント
の制御を司るプラント制御装置では、制御装置に内蔵さ
れる制御アルゴリズムである制御ロジックの検証を行う
ため確認試験が必要であり、また制御パラメータの調整
は現地試験でプラント特性を把握して行うことが必要で
ある。
の制御を司るプラント制御装置では、制御装置に内蔵さ
れる制御アルゴリズムである制御ロジックの検証を行う
ため確認試験が必要であり、また制御パラメータの調整
は現地試験でプラント特性を把握して行うことが必要で
ある。
【0003】制御ロジックの検証を行う確認試験は主に
制御装置の工場内の制作段階で行われる。制御ロジック
は対象プラントからのフィードバックを受けて対象が最
適な動作をするよう作用するため、その検証は制御装置
単体では難しく、対象プラントがない工場内の製作段階
では一般に対象プラントを簡略回路で模擬した簡易型シ
ミュレータを制御装置に接続して行っている。制御装置
の出力である操作信号を簡易型シミュレュータに入力し
簡易型シミュレータで本体モデルの演算後の出力を制御
装置の実機入力信号の代わりに用いる。
制御装置の工場内の制作段階で行われる。制御ロジック
は対象プラントからのフィードバックを受けて対象が最
適な動作をするよう作用するため、その検証は制御装置
単体では難しく、対象プラントがない工場内の製作段階
では一般に対象プラントを簡略回路で模擬した簡易型シ
ミュレータを制御装置に接続して行っている。制御装置
の出力である操作信号を簡易型シミュレュータに入力し
簡易型シミュレータで本体モデルの演算後の出力を制御
装置の実機入力信号の代わりに用いる。
【0004】図4にその構成を示す。制御装置内のコン
トローラで制御演算された結果はコントローラのPI/
O(プロセス入出力装置)より操作信号としてアナログ
信号またはオフ/オン接点信号の形で出力される。現地
の実プラントではアナログ信号は調節弁/コントロール
ドライブなどに接続されプラントの調整制御を行う。オ
ン/オフ接点信号は一般にポンプ/ファンなどの起動/
停止,オン/オフ弁の開/閉指令信号であり、コントロ
ーラにより演算処理を行う起動/停止,開/閉などのシ
ーケンスロジック演算以外にポンプ/ファンなどの機器
保護,プラント本体の保護ロジックが必要であり、これ
は高信頼性を必要とするためコントローラによるソフト
処理ではなく補助リレー盤によるハードワイアリング処
理となっている。制御装置と補助リレー盤間はケーブル
接続となっており場内試験では、機能的に複雑な制御装
置の試験を主体とするため、ケーブル接続の工数増加を
抑制し補助リレー盤は省いて制御装置と簡易シミュレー
タを直接接続して試験を実施する。簡易シミュレータは
マイクロコンピュータまたはワークステーションなどで
構成し本体プラントはソフト処理により模擬している。
簡易シミュレータの出力はプラントの圧力/温度/流量
などのプロセスフィードバック量またはポンプ/ファン
などの起動/停止状態,オン/オフ弁の開/閉状態など
であり、PI/Oのアナログ入力/ディジタル入力信号
としてコントローラに入力される。場内試験段階ではプ
ラントの特性は不明であり、簡易シミュレータではプラ
ントの時定数などの動特性は実プラントとは異なり、調
節弁の開/閉方向に対して温度/圧力の増減方向が実プ
ラントと一致している程度の精度で場内試験としては充
分であり、シミュレータ構成は簡略化している。
トローラで制御演算された結果はコントローラのPI/
O(プロセス入出力装置)より操作信号としてアナログ
信号またはオフ/オン接点信号の形で出力される。現地
の実プラントではアナログ信号は調節弁/コントロール
ドライブなどに接続されプラントの調整制御を行う。オ
ン/オフ接点信号は一般にポンプ/ファンなどの起動/
停止,オン/オフ弁の開/閉指令信号であり、コントロ
ーラにより演算処理を行う起動/停止,開/閉などのシ
ーケンスロジック演算以外にポンプ/ファンなどの機器
保護,プラント本体の保護ロジックが必要であり、これ
は高信頼性を必要とするためコントローラによるソフト
処理ではなく補助リレー盤によるハードワイアリング処
理となっている。制御装置と補助リレー盤間はケーブル
接続となっており場内試験では、機能的に複雑な制御装
置の試験を主体とするため、ケーブル接続の工数増加を
抑制し補助リレー盤は省いて制御装置と簡易シミュレー
タを直接接続して試験を実施する。簡易シミュレータは
マイクロコンピュータまたはワークステーションなどで
構成し本体プラントはソフト処理により模擬している。
簡易シミュレータの出力はプラントの圧力/温度/流量
などのプロセスフィードバック量またはポンプ/ファン
などの起動/停止状態,オン/オフ弁の開/閉状態など
であり、PI/Oのアナログ入力/ディジタル入力信号
としてコントローラに入力される。場内試験段階ではプ
ラントの特性は不明であり、簡易シミュレータではプラ
ントの時定数などの動特性は実プラントとは異なり、調
節弁の開/閉方向に対して温度/圧力の増減方向が実プ
ラントと一致している程度の精度で場内試験としては充
分であり、シミュレータ構成は簡略化している。
【0005】現地の実プラントでは制御装置は調節弁/
コントロールドライブなど、補助リレー盤を介してポン
プ/ファン,オン/オフ弁などに接続される。現地では
ポンプ/ファン,オン/オフ弁などを起動停止,開/閉
操作を行うとともに、プラントの圧力/温度/流量を規
定値に保つように調節弁/コントロールドライブを操作
してプラントの起動/停止試験,負荷変化試験を行う。
これらの試験を通じて、シーケンスロジックの妥当性確
認と調整制御のPID制御パラメータ,静的/動的先行
信号の調整などを行う。これらの調整試験は実プラント
と組み合わせてカットアンドトライで行われる。
コントロールドライブなど、補助リレー盤を介してポン
プ/ファン,オン/オフ弁などに接続される。現地では
ポンプ/ファン,オン/オフ弁などを起動停止,開/閉
操作を行うとともに、プラントの圧力/温度/流量を規
定値に保つように調節弁/コントロールドライブを操作
してプラントの起動/停止試験,負荷変化試験を行う。
これらの試験を通じて、シーケンスロジックの妥当性確
認と調整制御のPID制御パラメータ,静的/動的先行
信号の調整などを行う。これらの調整試験は実プラント
と組み合わせてカットアンドトライで行われる。
【0006】一方、最近、発電所運転員の運転操作訓
練,プラントの特性解析のためプラントシミュレータが
設置されるケースが増えている。プラントシミュレータ
は実プラントの動作を模擬するため高精度のものが要求
される。このためプラントシミュレータの構成は一般に
プラント機器を物理式で模擬するものであり、その物理
式の初期設定はプラント機器の設計値を用いる。実プラ
ントの特性は設計値とは異なるため実プラントの運転デ
ータに合わせてプラントシミュレータを調整することに
なる。
練,プラントの特性解析のためプラントシミュレータが
設置されるケースが増えている。プラントシミュレータ
は実プラントの動作を模擬するため高精度のものが要求
される。このためプラントシミュレータの構成は一般に
プラント機器を物理式で模擬するものであり、その物理
式の初期設定はプラント機器の設計値を用いる。実プラ
ントの特性は設計値とは異なるため実プラントの運転デ
ータに合わせてプラントシミュレータを調整することに
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、次のよ
うな課題を有する。即ち、 (1)工場試験段階で制御ロジック検証のために簡易シミ
ュレータを製作する必要があるため試験工数増加などコ
スト増加につながる。
うな課題を有する。即ち、 (1)工場試験段階で制御ロジック検証のために簡易シミ
ュレータを製作する必要があるため試験工数増加などコ
スト増加につながる。
【0008】(2)簡易型シミュレータと制御装置との接
続はPI/Oから信号毎に個別にケーブル接続で行うた
め、ケーブル接続等の試験工数増加となる。
続はPI/Oから信号毎に個別にケーブル接続で行うた
め、ケーブル接続等の試験工数増加となる。
【0009】(3)試験工数低減のため一般に補助リレー
盤などは除いて組み合わせ試験を行うため、試験の精度
は充分ではない。
盤などは除いて組み合わせ試験を行うため、試験の精度
は充分ではない。
【0010】(4)現地における制御装置の調整試験は実
プラントとの組み合わせによりカットアンドトライで行
うため試験期間,試験工数の増加となる。
プラントとの組み合わせによりカットアンドトライで行
うため試験期間,試験工数の増加となる。
【0011】(5)プラントシミュレータの調整は現地試
運転後のデータを使用して行うため調整に多大な工数を
要する。
運転後のデータを使用して行うため調整に多大な工数を
要する。
【0012】本発明の目的は、工場内試験,現地試験の
工数を大幅低減するに好適なプラント制御装置を提供す
ることにある。
工数を大幅低減するに好適なプラント制御装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は制御装置のコントローラに機器の保護ロジ
ックをROM(Read Only Memory)化し補助リレー盤の
機能を具備するカードを付加するとともに制御装置とプ
ラントシミュレータを伝送ラインを介して接続する。ま
た制御装置の調整パラメータを自動的にチューニングす
るオートチューニングシステムを伝送ラインに接続す
る。
め、本発明は制御装置のコントローラに機器の保護ロジ
ックをROM(Read Only Memory)化し補助リレー盤の
機能を具備するカードを付加するとともに制御装置とプ
ラントシミュレータを伝送ラインを介して接続する。ま
た制御装置の調整パラメータを自動的にチューニングす
るオートチューニングシステムを伝送ラインに接続す
る。
【0014】本発明は、制御装置とプラントシミュレー
タを伝送ラインを介して直接接続し制御装置の工場内検
証確認試験を行うことにより、工場内試験工数を低減す
ることができる。プラントシミュレータは実プラントを
実規模で模擬しているため、試験精度の向上が図れる。
タを伝送ラインを介して直接接続し制御装置の工場内検
証確認試験を行うことにより、工場内試験工数を低減す
ることができる。プラントシミュレータは実プラントを
実規模で模擬しているため、試験精度の向上が図れる。
【0015】現地調整試験では、試運転中の実プラント
データを制御装置から伝送ラインを介してプラントシミ
ュレータに取り込み、実プラントの特性に合うようにシ
ミュレータモデルの調整を行うことにより、試運転中に
プラントシミュレータが完成することとなり、シミュレ
ータの作成工数が大幅に低減する。
データを制御装置から伝送ラインを介してプラントシミ
ュレータに取り込み、実プラントの特性に合うようにシ
ミュレータモデルの調整を行うことにより、試運転中に
プラントシミュレータが完成することとなり、シミュレ
ータの作成工数が大幅に低減する。
【0016】制御装置の調整は実プラントと組み合わせ
る他、プラントシミュレータとの組み合わせにより実プ
ラントの試験と並行してオフラインで実施できるため、
試運転期間の短縮が図れる。制御装置のオートチューニ
ングシステムを同時に使用することにより調整工数をさ
らに短縮することができる。
る他、プラントシミュレータとの組み合わせにより実プ
ラントの試験と並行してオフラインで実施できるため、
試運転期間の短縮が図れる。制御装置のオートチューニ
ングシステムを同時に使用することにより調整工数をさ
らに短縮することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。
いて説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例を示すプラント制
御装置である。制御装置はその制御演算を行うコントロ
ーラから構成されている。一般の大規模プラントの場
合、コントローラは複数台から構成され、これらは伝送
ラインで接続されている。このコントローラには調整制
御におけるアナログ演算及びシーケンス制御におけるロ
ジック演算が含まれている。従来の制御システムで補助
リレー盤として別の装置で構成していたプラント機器保
護ロジックはDCM(Drive Control Module)で一種の
ハードとして構成されているがコントローラと一体化し
て取り扱うことができる。従来の制御システムで外部装
置とのインターフェースとして用いられていたバッファ
リレーはITB(Isolation Tarminal Block)として構
成されている。以上の構成により制御装置のみで全ての
処理がカバーされている。プラントシミュレータはプラ
ントをソフトウェアで模擬化したものであり、制御装置
と伝送ラインで接続されている。制御装置の制御パラメ
ータの変更や制御ロジックの動作状態のモニタ,ロジッ
ク変更などを行う保守ツール,制御パラメータの調整を
自動で行うオートチューニングシステムが制御装置と伝
送ラインを介して接続される。現地試験時は同じプラン
トシミュレータ,保守ツール,オートチューニングシス
テムが工場にも設置され、現地の制御装置と伝送ライン
で接続される。図2にDCMの構成を示す。コントロー
ラではプラント機器の起動/停止シーケンスロジックを
ソフトロジックで構成している。一方、DCMでは従来
ハードリレーで構成していた機器の保護ロジックをRO
M化して組んでいる。ROM化することによりコントロ
ーラのCPUがダウンしてもDCM単独で動作すること
が可能であり、コントローラとソフト的に接続でき、D
CMとプラントシミュレータを伝送ラインで接続するこ
とも可能となる。
御装置である。制御装置はその制御演算を行うコントロ
ーラから構成されている。一般の大規模プラントの場
合、コントローラは複数台から構成され、これらは伝送
ラインで接続されている。このコントローラには調整制
御におけるアナログ演算及びシーケンス制御におけるロ
ジック演算が含まれている。従来の制御システムで補助
リレー盤として別の装置で構成していたプラント機器保
護ロジックはDCM(Drive Control Module)で一種の
ハードとして構成されているがコントローラと一体化し
て取り扱うことができる。従来の制御システムで外部装
置とのインターフェースとして用いられていたバッファ
リレーはITB(Isolation Tarminal Block)として構
成されている。以上の構成により制御装置のみで全ての
処理がカバーされている。プラントシミュレータはプラ
ントをソフトウェアで模擬化したものであり、制御装置
と伝送ラインで接続されている。制御装置の制御パラメ
ータの変更や制御ロジックの動作状態のモニタ,ロジッ
ク変更などを行う保守ツール,制御パラメータの調整を
自動で行うオートチューニングシステムが制御装置と伝
送ラインを介して接続される。現地試験時は同じプラン
トシミュレータ,保守ツール,オートチューニングシス
テムが工場にも設置され、現地の制御装置と伝送ライン
で接続される。図2にDCMの構成を示す。コントロー
ラではプラント機器の起動/停止シーケンスロジックを
ソフトロジックで構成している。一方、DCMでは従来
ハードリレーで構成していた機器の保護ロジックをRO
M化して組んでいる。ROM化することによりコントロ
ーラのCPUがダウンしてもDCM単独で動作すること
が可能であり、コントローラとソフト的に接続でき、D
CMとプラントシミュレータを伝送ラインで接続するこ
とも可能となる。
【0019】次に、プラントシミュレータについて説明
する。図3に本発明の一実施例である火力発電プラント
の構成を示す。本図に示すように、火力発電プラントは
多数の機器により構成されている。プラントシミュレー
タは一般にこれらの構成機器を物理式で表現しプラント
の静特性/動特性を計算出力することにより構成され
る。図3の火力発電プラント構成を構成機器毎にシミュ
レーションモデル化した構成を図4に示す。プラントシ
ミュレーションモデル構成は水蒸気/燃焼ガスの流れに
沿って構成配置される。節炭器,過熱器(SH)などの
構成機器は一種の熱交換器として扱うことができる。即
ち、熱交換器を図5のように集中定数化しモデル化す
る。伝熱特性はエネルギ収支の式より求める。熱交換器
の各セクション毎に、燃焼ガスのエネルギ収支,燃焼ガ
スから伝熱管への熱伝達,伝熱管内の熱伝達,伝熱管内
面から流体への熱伝達,内部流体におけるエネルギ収
支、以上を物理式表現したものを数1から数7に示す。
する。図3に本発明の一実施例である火力発電プラント
の構成を示す。本図に示すように、火力発電プラントは
多数の機器により構成されている。プラントシミュレー
タは一般にこれらの構成機器を物理式で表現しプラント
の静特性/動特性を計算出力することにより構成され
る。図3の火力発電プラント構成を構成機器毎にシミュ
レーションモデル化した構成を図4に示す。プラントシ
ミュレーションモデル構成は水蒸気/燃焼ガスの流れに
沿って構成配置される。節炭器,過熱器(SH)などの
構成機器は一種の熱交換器として扱うことができる。即
ち、熱交換器を図5のように集中定数化しモデル化す
る。伝熱特性はエネルギ収支の式より求める。熱交換器
の各セクション毎に、燃焼ガスのエネルギ収支,燃焼ガ
スから伝熱管への熱伝達,伝熱管内の熱伝達,伝熱管内
面から流体への熱伝達,内部流体におけるエネルギ収
支、以上を物理式表現したものを数1から数7に示す。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】
【数3】
【0023】
【数4】
【0024】
【数5】
【0025】
【数6】
【0026】
【数7】
【0027】これらのモデル式を組み合わせてプラント
モデルを構成するが、プラントシミュレータでは他に制
御モデルも必要であり、この制御モデルは実機の制御装
置の制御ロジック,補助リレー盤のインターロックロジ
ックなどを1対1に変換し、プラントシミュレータ内に
構成したものである。
モデルを構成するが、プラントシミュレータでは他に制
御モデルも必要であり、この制御モデルは実機の制御装
置の制御ロジック,補助リレー盤のインターロックロジ
ックなどを1対1に変換し、プラントシミュレータ内に
構成したものである。
【0028】さて、以上の構成において、工場内試験時
は制御装置とプラントシミュレータを組み合わせて制御
装置の検証試験を実施する。すなわち、操作端への操作
指令であるDCMの出力信号をコントローラと伝送ライ
ンを介してプラントシミュレータに入力する。プラント
シミュレータ内では、プラントシミュレータで有する制
御モデルで計算する操作指令の代りに、制御装置から入
力された信号によりポンプやバルブを動作させプラント
の動作を計算しプロセス量である温度/圧力/流量な
ど、及びポンプの起動/停止などの状態量を模擬する。
これらの状態量は伝送ラインを介してコントローラにフ
ィードバック信号として返される。これにより制御装置
の制御ロジックを動作させ制御装置の検証を行う。検証
を完了した制御装置の制御ロジックを、プラントシミュ
レータの制御モデルとして変換し作成する。
は制御装置とプラントシミュレータを組み合わせて制御
装置の検証試験を実施する。すなわち、操作端への操作
指令であるDCMの出力信号をコントローラと伝送ライ
ンを介してプラントシミュレータに入力する。プラント
シミュレータ内では、プラントシミュレータで有する制
御モデルで計算する操作指令の代りに、制御装置から入
力された信号によりポンプやバルブを動作させプラント
の動作を計算しプロセス量である温度/圧力/流量な
ど、及びポンプの起動/停止などの状態量を模擬する。
これらの状態量は伝送ラインを介してコントローラにフ
ィードバック信号として返される。これにより制御装置
の制御ロジックを動作させ制御装置の検証を行う。検証
を完了した制御装置の制御ロジックを、プラントシミュ
レータの制御モデルとして変換し作成する。
【0029】現地試験では図1に示すように、まず実プ
ラントの試運転中に操作指令信号とプラントからのフィ
ードバック信号を制御装置から伝送ラインを介してプラ
ントシミュレータに入力する。プラントシミュレータ内
ではこれらの信号から統計モデルなどを用いた自己学習
により、シミュレータの物理モデルを調整していく。制
御装置の制御パラメータも実プラントのフィードバック
信号の応答が良好になるように調整するが、プラントシ
ミュレータを利用することにより、プラント停止中もあ
るいは工場との伝送ラインを介して工場でオフラインに
ても制御装置の調整を行うことができる。
ラントの試運転中に操作指令信号とプラントからのフィ
ードバック信号を制御装置から伝送ラインを介してプラ
ントシミュレータに入力する。プラントシミュレータ内
ではこれらの信号から統計モデルなどを用いた自己学習
により、シミュレータの物理モデルを調整していく。制
御装置の制御パラメータも実プラントのフィードバック
信号の応答が良好になるように調整するが、プラントシ
ミュレータを利用することにより、プラント停止中もあ
るいは工場との伝送ラインを介して工場でオフラインに
ても制御装置の調整を行うことができる。
【0030】さらに制御装置の制御パラメータを自動的
に調整するオートチューニングシステムを用いればプラ
ントシミュレータ/オートチューニングシステム間でオ
フラインで自動的に制御パラメータの調整を行うことも
できる。たとえば、特開平7−44205 号公報によるオー
トチューニングシステムを図5に示すが、主蒸気温度
(ボイラの出口温度)の応答波形の特徴量を抽出してフ
ァジー推論により制御装置の最適な制御パラメータを計
算する。これは実機運転中の本体の制御応答波形を対象
としたものであるが、プラントシミュレータをプラント
本体に合わせて調整した後は、プラント本体(図5中の
ボイラおよびタービン)に代えてプラントシミュレータ
を用い、シミュレータからの主蒸気温度などの出力をオ
ートチューニングシステムに入力し最適な制御パラメー
タを計算する。この計算はプラント本体とは切り離して
できるため、プラントの運転状態とは関係なく何回も繰
り返して計算することができる。プラントシミュレータ
内の制御モデルは制御装置と1対1であるため、実機の
制御装置を用いなくとも、プラントシミュレータ内で調
整を行った後、その制御パラメータを実機の制御装置に
反映すればよい。
に調整するオートチューニングシステムを用いればプラ
ントシミュレータ/オートチューニングシステム間でオ
フラインで自動的に制御パラメータの調整を行うことも
できる。たとえば、特開平7−44205 号公報によるオー
トチューニングシステムを図5に示すが、主蒸気温度
(ボイラの出口温度)の応答波形の特徴量を抽出してフ
ァジー推論により制御装置の最適な制御パラメータを計
算する。これは実機運転中の本体の制御応答波形を対象
としたものであるが、プラントシミュレータをプラント
本体に合わせて調整した後は、プラント本体(図5中の
ボイラおよびタービン)に代えてプラントシミュレータ
を用い、シミュレータからの主蒸気温度などの出力をオ
ートチューニングシステムに入力し最適な制御パラメー
タを計算する。この計算はプラント本体とは切り離して
できるため、プラントの運転状態とは関係なく何回も繰
り返して計算することができる。プラントシミュレータ
内の制御モデルは制御装置と1対1であるため、実機の
制御装置を用いなくとも、プラントシミュレータ内で調
整を行った後、その制御パラメータを実機の制御装置に
反映すればよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、制御装置とプラントシ
ミュレータを伝送ラインを介して直接接続し制御装置の
工場内検証確認試験を行うことにより、工場内試験工数
を低減することができる。プラントシミュレータは実プ
ラントを実規模で模擬しているため、試験精度の向上が
図れる。
ミュレータを伝送ラインを介して直接接続し制御装置の
工場内検証確認試験を行うことにより、工場内試験工数
を低減することができる。プラントシミュレータは実プ
ラントを実規模で模擬しているため、試験精度の向上が
図れる。
【0032】現地調整試験では、試運転中の実プラント
データを制御装置から伝送ラインを介してプラントシミ
ュレータに取り込み、実プラントの特性に合うようにシ
ミュレータモデルの調整を行うことにより、試運転中に
プラントシミュレータが完成することとなり、シミュレ
ータの作成工数が大幅に低減する。
データを制御装置から伝送ラインを介してプラントシミ
ュレータに取り込み、実プラントの特性に合うようにシ
ミュレータモデルの調整を行うことにより、試運転中に
プラントシミュレータが完成することとなり、シミュレ
ータの作成工数が大幅に低減する。
【0033】制御装置の調整は実プラントと組み合わせ
る他、プラントシミュレータとの組み合わせにより実プ
ラントの試験と並行してオフラインで実施できるため、
試運転期間の短縮が図れる。制御装置のオートチューニ
ングシステムを同時に使用することにより調整工数をさ
らに短縮することができ、コストを低減した安価なプラ
ント制御装置を提供することができる。
る他、プラントシミュレータとの組み合わせにより実プ
ラントの試験と並行してオフラインで実施できるため、
試運転期間の短縮が図れる。制御装置のオートチューニ
ングシステムを同時に使用することにより調整工数をさ
らに短縮することができ、コストを低減した安価なプラ
ント制御装置を提供することができる。
【図1】本実施例によるプラント制御装置のブロック
図。
図。
【図2】本実施例によるDCMのブロック図。
【図3】本実施例によるプラント本体の系統図。
【図4】本実施例によるプラントシミュレータのブロッ
ク図。
ク図。
【図5】本実施例による熱交換機の集中化モデルの説明
図。
図。
【図6】本実施例によるオートチューニングシステムの
ブロック図。
ブロック図。
【図7】従来のプラント制御装置のブロック図。
ρ…比重、C…比熱、T…温度、Q…伝熱量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 政英 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】制御装置の操作指令信号とプラントシミュ
レータのフィードバック信号を伝送ラインを介して接続
し、制御ロジックの検証試験を行うことを特徴とするプ
ラント制御装置。 - 【請求項2】制御装置とプラントシミュレータを伝送ラ
インを介して接続し、実プラントの操作指令信号とフィ
ードバック信号をプラントシミュレータに入力しシミュ
レータモデルの調整をオフラインで行うことを特徴とす
るプラント制御装置。 - 【請求項3】請求項2により調整した前記プラントシミ
ュレータを用いて前記制御装置の調整を行うプラント制
御装置。 - 【請求項4】請求項2により調整した前記プラントシミ
ュレータとオートチューニングシステムを用いて前記制
御装置の調整を自動的に行うプラント制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17204496A JPH1020923A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | プラント制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17204496A JPH1020923A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | プラント制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1020923A true JPH1020923A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15934503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17204496A Pending JPH1020923A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | プラント制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1020923A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007264796A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Hitachi Ltd | プラント制御方法及びプラント制御装置 |
| JP2008511922A (ja) * | 2004-08-27 | 2008-04-17 | シーメンス コーポレイト リサーチ インコーポレイテツド | システムモニタリングモデルの更新用システム、デバイス、及び方法 |
| JP2011103140A (ja) * | 1999-03-15 | 2011-05-26 | Fisher-Rosemount Systems Inc | 自動チューナおよび制御要素をチューニングする方法 |
| JP2019020779A (ja) * | 2017-07-11 | 2019-02-07 | 株式会社東芝 | 運用ルール抽出装置、運用ルール抽出システムおよび運用ルール抽出方法 |
-
1996
- 1996-07-02 JP JP17204496A patent/JPH1020923A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011103140A (ja) * | 1999-03-15 | 2011-05-26 | Fisher-Rosemount Systems Inc | 自動チューナおよび制御要素をチューニングする方法 |
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| JP4852043B2 (ja) * | 2004-08-27 | 2012-01-11 | シーメンス コーポレーション | システムモニタリングモデルの更新用システム、デバイス、及び方法 |
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