JPH10209318A - 半導体パッケージの製造方法 - Google Patents

半導体パッケージの製造方法

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JPH10209318A
JPH10209318A JP1176997A JP1176997A JPH10209318A JP H10209318 A JPH10209318 A JP H10209318A JP 1176997 A JP1176997 A JP 1176997A JP 1176997 A JP1176997 A JP 1176997A JP H10209318 A JPH10209318 A JP H10209318A
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JP
Japan
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exposed
substrate
film
plating film
adhesive
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JP1176997A
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English (en)
Inventor
Koji Sato
光司 佐藤
Hitoshi Arai
斉 荒井
Katsuaki Arai
克明 新井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機系基板10a,10bの間に接着剤15
を挟んで積層、接着して製造する、金メッキ皮膜12を
表面に形成した導体回路11bが露出している凹状の半
導体素子配置部17を有する半導体パッケージの製造方
法であって、半導体素子配置部17の内面に露出する導
体回路11bの表面に形成された金メッキ皮膜12が、
破断された接着剤151で覆われ難い半導体パッケージ
が得られる半導体パッケージの製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体素子配置部17内に露出させよう
とする導体回路11bの表面に金メッキ皮膜12を形成
した後、その金メッキ皮膜12の表面に除去可能な保護
皮膜13を形成し、次いで接着して表面に保護皮膜13
を形成した導体回路11bがその内面に露出している半
導体素子配置部17を形成し、次いで保護皮膜13を除
去して金メッキ皮膜12を露出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
に用いられる半導体パッケージの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ピングリッドアレイなどの有機系の半導
体パッケージを用いた半導体装置は、例えば以下の方法
で製造されている。図4に示すように、半導体パッケー
ジとして、有機系の基板10の一方の面に、半導体素子
21を配置可能に形成された凹状の半導体素子配置部1
7と、その半導体素子配置部17の周囲に形成され、表
面に金メッキ皮膜12が形成された導体回路であるボン
ディングパッド32とを備え、基板10の他方の面に、
ボンディングパッド32と電気的に接続された電極18
と、その電極18と接続され、母基板(半導体装置を実
装するプリント配線板)に実装するための端子20とを
備える半導体パッケージを用いる。そしてその半導体パ
ッケージの半導体素子配置部17に、半導体素子21を
配置した後、ボンディングワイヤー22でボンディング
パッド32と半導体素子21を接続し、次いで半導体素
子21等を封止材23で封止して半導体装置は製造され
ている。
【0003】近年の半導体装置の高機能化に伴い、ボン
ディングパッド32の必要な数が増大する傾向にある。
そのため、図5に示すような、表層に形成したボンディ
ングパッド32aに加え、半導体素子配置部17の内部
に露出するボンディングパッド32bをも形成して、ボ
ンディングパッド32a,32bの数を増加させた半導
体パッケージを用いた半導体装置が検討されている。
【0004】このボンディングパッド32a,32bの
数を増加させた半導体パッケージは、例えば図6に示す
ような方法で製造されている。図6(a)に示すよう
な、貫通して形成された基板開口部14を有すると共に
一方の面(図で上の面)全体に導体層を有する有機系基
板10a(以下第1基板10aと記す)と、表面に金メ
ッキ皮膜12が形成された導体回路11bを一方の面
(図で上の面)に有する有機系基板10b(以下第2基
板10bと記す)と、シート状の接着剤15を用いる。
このとき接着剤15としては、第1基板10aの基板開
口部14とほぼ同じ大きさの接着剤開口部16を形成し
た接着剤15を用いる。
【0005】そして、基板開口部14と接着剤開口部1
6の位置がほぼ一致するように第1基板10aと第2基
板10bの間に、接着剤15を介在させて積層した後、
加熱加圧して接着すると、図6(b)に示すように、金
メッキ皮膜12を表面に形成したボンディングパッド用
の導体回路11bが露出している凹状の半導体素子配置
部17が形成される。次いで、図6(c)に示すよう
に、各層の導体回路11a,11b・・等を接続するス
ルホール金属皮膜19を形成すると共に、表層にボンデ
ィングパッド用の導体回路11aや、電極18等を形成
して製造される。
【0006】接着剤15で接着される第2基板10bの
面は、導体回路11b・・を形成しているため凹凸を有
している。そのため接着剤15は、この凹凸を有する面
を接着するとき凹部に気泡が残らないように、ある程度
流動性のあるものを用いる必要がある。また接着剤15
は、半導体素子配置部17内に露出するボンディングパ
ット用の導体回路11bの部分に接着剤15が流れ出し
て導体回路11bの部分を覆った状態で硬化すると、ボ
ンディングワイヤーとの接続が不十分となり、電気的接
続の信頼性が確保できない場合があるため、半導体素子
配置部17内へ流出しにくいものを用いる必要がある。
そのためこれらのバランスが取りやすい接着剤15であ
る、熱硬化性樹脂を半硬化させてシート状とした一般に
プリプレグと呼ばれる接着剤15が用いられている。
【0007】しかしこのシート状の接着剤15は、接着
剤開口部16を形成するために切断すると、樹脂の破断
された粉が接着剤開口部16の切断面に発生したり、切
断面から飛散してその切断面付近の接着剤15表面に付
着する場合があった。
【0008】この樹脂の破断された粉が付着した接着剤
15を第1基板10aと第2基板10bの間に積層する
と、積層中に切断面等から樹脂の破断された粉が飛散し
て、導体回路11bの表面に形成された金メッキ皮膜1
2の上に付着する場合があった。そして加熱して第1基
板10aと第2基板10bを接着するとき、この金メッ
キ皮膜12の上に付着した樹脂も金メッキ皮膜12と接
着して金メッキ皮膜12を部分的に覆い、ボンディング
ワイヤーとの接続性を低下させて電気的接続の信頼性を
低下させる場合があるという問題があった。そのため、
樹脂の破断された粉が付着した接着剤15を用いた場合
であっても、半導体素子配置部17内に露出する導体回
路11bの表面に形成された金メッキ皮膜12が、破断
された接着剤15で覆われ難い半導体パッケージの製造
方法が求められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を改善するために成されたもので、その目的とするとこ
ろは、その中の少なくとも1枚には導体回路を有する複
数枚の有機系基板を、その各基板の間にシート状の接着
剤を介在させて導体回路が露出している凹状の半導体素
子配置部を所定の位置に形成しながら積層、接着して製
造する、金メッキ皮膜を表面に形成した導体回路が半導
体素子配置部の内面に露出している半導体パッケージの
製造方法であって、半導体素子配置部の内面に露出する
導体回路の表面に形成された金メッキ皮膜が、破断され
た接着剤で覆われ難い半導体パッケージが得られる半導
体パッケージの製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
半導体パッケージの製造方法は、その中の少なくとも1
枚には導体回路を有する複数枚の有機系基板を、その各
基板の間にシート状の接着剤を介在させて導体回路が露
出している凹状の半導体素子配置部を所定の位置に形成
しながら積層、接着して製造する、金メッキ皮膜を表面
に形成した導体回路が半導体素子配置部の内面に露出し
ている半導体パッケージの製造方法であって、下記の
[ア]〜[ウ]の工程を有することを特徴とする。 [ア]半導体素子配置部内に露出させようとする導体回
路の表面に金メッキ皮膜を形成した後、その金メッキ皮
膜の表面に除去可能な保護皮膜を形成する工程と、
[イ]複数枚の基板とシート状の接着剤を積層、接着し
て、表面に保護皮膜を形成した導体回路がその内面に露
出している半導体素子配置部を所定の位置に形成する工
程と、[ウ]半導体素子配置部の内面に露出している導
体回路の表面の保護皮膜を除去して金メッキ皮膜を露出
する工程。
【0011】本発明の請求項2に係る半導体パッケージ
の製造方法は、請求項1記載の半導体パッケージの製造
方法において、保護皮膜が、金属皮膜であることを特徴
とする。
【0012】本発明の請求項3に係る半導体パッケージ
の製造方法は、請求項2記載の半導体パッケージの製造
方法において、金属皮膜が、電解銅メッキ皮膜であるこ
とを特徴とする。
【0013】本発明の請求項4に係る半導体パッケージ
の製造方法は、請求項2記載の半導体パッケージの製造
方法において、金属皮膜が、ハンダメッキ皮膜であるこ
とを特徴とする。
【0014】本発明の請求項5に係る半導体パッケージ
の製造方法は、請求項1から請求項4のいずれかに記載
の半導体パッケージの製造方法において、導体回路の表
面に金メッキ皮膜を形成する方法が、基板の、半導体素
子配置部内に露出させようとする導体回路を有する面の
うち、その露出させようとする部分を除く導体回路間に
樹脂組成物を塗布した後、硬化させ、次いで半導体素子
配置部内に露出させようとする部分の導体回路の表面に
金メッキ皮膜を形成する方法であることを特徴とする。
【0015】本発明によると、積層するとき破断された
接着剤が半導体素子配置部の内面に露出している導体回
路の部分に付着した場合には、導体回路の表面に形成さ
れた保護皮膜の表面に接着する。そして保護皮膜を除去
するとき、保護皮膜の表面に接着して一体化した破断さ
れた接着剤も保護皮膜と一緒に除去されて、金メッキ皮
膜が露出する。そのため、半導体素子配置部の内面に露
出する導体回路の表面に形成された金メッキ皮膜が、破
断された接着剤で覆われ難い半導体パッケージが得られ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る半導体パッケージの
製造方法を図面に基づいて説明する。図1及び図2は本
発明に係る半導体パッケージの製造方法の一実施の形態
の工程を説明する断面図であり、図3は本発明に係る半
導体パッケージの製造方法の他の実施の形態の工程の一
部を説明する断面図である。
【0017】本発明に係る半導体パッケージの製造方法
の一実施の形態は、図1(a)に示すように、貫通して
形成された基板開口部14を有する有機系の第1基板1
0aと、一方の面(図で上の面)にボンディングパッド
用等の導体回路11bを形成した有機系の第2基板10
bと、第1基板10aの基板開口部14とほぼ同じ大き
さの接着剤開口部16を有するシート状の接着剤15を
用いて製造する。
【0018】なお、第1基板10aの接着剤15で接着
しない面(図で上の面)は導体回路を形成していてもよ
く、全面に銅箔等の導体箔を有していてもよい。なお、
製造しようとする半導体パッケージの表層に導体回路を
設けない場合や、接着後アディティブ法等により形成す
る場合等は導体はなくてもよい。また、第1基板10a
の接着剤15で接着しようとする面(図で下の面)は、
導体回路を形成していてもよく、なくてもよい。
【0019】また、第2基板10bの接着剤15で接着
しない面(図で下の面)は導体回路を形成していてもよ
く、全面に銅箔等の導体箔を有していてもよく、導体が
なくてもよい。なお、第2基板10bは、接着剤15で
接着しようとする面(図で上の面)の、少なくとも第1
基板10aに形成された基板開口部14と対応する位置
に、導体回路11bを形成しているものに限定される。
【0020】この導体回路11b・・を形成する方法は
特に限定するものではなく、表面に導体箔を有した有機
系基板を用いて、その導体箔をエッチングして形成する
方法や、表面に導体箔を有しない有機系基板を用いて、
回路を形成しない部分にレジスト皮膜を形成した後、無
電解メッキ等を施すことにより形成する方法等が挙げら
れる。なお、導体回路11b・・を形成する金属として
は、銅、アルミニウム、真鍮、ニッケル等の単独、合金
等が挙げられるが、電気的信頼性より銅や、銅の表面に
ニッケルメッキ皮膜等を形成したものが好ましい。
【0021】本発明に用いる基板(10a,10b)
は、有機系であれば特に限定するものではなく、例え
ば、エポキシ樹脂系、フェノール樹脂系、ポリイミド樹
脂系、不飽和ポリエステル樹脂系、ポリフェニレンエー
テル樹脂系等の熱硬化性樹脂や、これらの熱硬化性樹脂
に無機充填材等を配合したものの板や、ガラス等の無機
質繊維やポリエステル、ポリアミド、木綿等の有機質繊
維のクロス、ペーパー等の基材を、上記熱硬化性樹脂等
で接着した板等が挙げられる。
【0022】なお、これらの第1基板10a及び第2基
板10bには、その壁面に金属皮膜を形成した貫通穴を
有していてもよく、内部に導体回路を形成していてもよ
い。また、第2基板10bにも、基板開口部を有してい
てもよい。
【0023】本発明に用いる接着剤15は、接着剤開口
部16を有するシート状の接着剤15であれば特に限定
するものではなく、例えば、エポキシ樹脂系、フェノー
ル樹脂系、ポリイミド樹脂系、不飽和ポリエステル樹脂
系、ポリフェニレンエーテル樹脂系等の熱硬化性樹脂
や、これらの熱硬化性樹脂に無機充填材等を配合したも
のを半硬化させてシート状としたものや、ガラス等の無
機質繊維やポリエステル、ポリアミド、木綿等の有機質
繊維のクロス、ペーパー等の基材に、上記熱硬化性樹脂
を含浸した後、半硬化させてシート状としたものを、金
型打ち抜き等により切断して接着剤開口部16を形成し
たものが挙げられる。
【0024】なお、エポキシ樹脂系の接着剤15の場
合、後工程で第1基板10a及び第2基板10bと接着
するときに、半導体素子配置部(17)内へ流れる樹脂
量を制御しやすく好ましい。また、基材に熱硬化性樹脂
を含浸した後、シート状とした接着剤15を用いた場
合、接着した後の第1基板10aと第2基板10bの間
隔を確実に形成することが可能なため、第1基板10a
と第2基板10bの対向する面に共に導体回路が形成さ
れている場合であっても、両者の導体回路間の絶縁間隔
を確実に形成することができ、絶縁信頼性が優れ好まし
い。特にガラスクロスに含浸したものの場合、難燃性も
優れ好ましい。
【0025】次いで、図1(b)に示すように、第2基
板10bの接着剤15で接着しようとする面の、第1基
板10aに形成された基板開口部14と対応する位置に
形成された導体回路11bの表面に、金メッキ皮膜12
を形成した後、その金メッキ皮膜12の表面に除去可能
な保護皮膜13を形成する(工程[ア])。金メッキ皮
膜12を形成する方法としては特に限定するものではな
く、一般の電解金メッキの方法や、無電解金メッキの方
法が適用できる。なお、金メッキ皮膜12は、上記基板
開口部14と対応する位置に形成された導体回路11b
の表面のみに形成することに限定するものではなく、他
の部分にも形成してもよい。
【0026】金メッキ皮膜12の表面に形成する保護皮
膜13は、後工程で除去可能なものであり、後工程の接
着時の加熱等に耐えるものであれば特に限定するもので
はなく、例えば、電解銅メッキ皮膜、ハンダメッキ皮膜
等の金属皮膜や、一般にエッチングレジストと呼ばれる
紫外線硬化型樹脂の樹脂皮膜が挙げられる。なお、金属
皮膜の場合、一般に樹脂皮膜と比較して耐熱性が高いた
め、接着時の加熱の温度がばらついて高くなったとき等
でも確実に保護することができ好ましい。
【0027】次いで、第1基板10aの基板開口部14
と、接着剤15の接着剤開口部16の位置がほぼ一致す
るように第1基板10aと第2基板10bの間に、接着
剤15を介在させて積層する(工程[イ])。なお、こ
の各基板10a,10bの間に介在させる接着剤15の
枚数は1枚に限定するものではなく、複数枚積層しても
よい。
【0028】なお、第2基板10b等に形成された導体
回路11b・・の表面のうち、接着剤15で接着しよう
とする部分は、バフ、スクラブ等で機械的に表面を削っ
たり、過硫酸アンモニウムを含む粗面化処理液等で化学
的にエッチングを行い粗面化した後、接着剤15と積層
するようにすると、導体回路11b・・と接着剤15の
間の接着強度が向上し好ましい。なおこの粗面化は、半
導体素子配置部内に露出させようとする部分の導体回路
11bの表面に金メッキ皮膜12を形成する前に行うと
好ましい。
【0029】また、図3に示すように、第2基板10b
の、半導体素子配置部内に露出させようとする導体回路
11bを有する面のうち、その露出させようとする部分
を除く導体回路11c間にソルダーレジスト等の熱硬化
性樹脂24を塗布した後、無加圧で硬化させて導体回路
11c間の凹部を埋めた後、接着剤15と積層するよう
にしてもよい。この場合、得られる半導体パッケージ内
部の導体回路11c間に気泡が残留しにくくなり好まし
い。なお、熱硬化性樹脂24の塗布及び硬化は、半導体
素子配置部内に露出させようとする部分の導体回路11
bの表面に金メッキ皮膜12を形成する前でも後でも良
いが、金メッキ皮膜12を形成する前に行うと、熱硬化
性樹脂24が金メッキ皮膜12の表面に付着することが
起こりにくく好ましい。
【0030】次いで、加熱加圧して接着すると、図1
(c)に示すように、表面に保護皮膜13を形成した導
体回路11bがその内面に露出している凹状の半導体素
子配置部17が形成されて、第1基板10aと第2基板
10bと接着剤15が一体化する。
【0031】なお積層するとき、接着剤15に接着剤開
口部(16)を形成するときに発生した破断された接着
剤151が、半導体素子配置部17の内面に露出してい
る導体回路11bの部分に付着した場合には、導体回路
11bの表面に形成された保護皮膜13の表面に接着す
る。
【0032】次いで、図1(d)に示すように、半導体
素子配置部17の内面に露出している導体回路11bの
表面の保護皮膜(13)を除去して、金メッキ皮膜12
を露出する(工程[ウ])。この保護皮膜を除去すると
き、保護皮膜の表面に接着して一体化した破断された接
着剤(151)も保護皮膜と一緒に除去されて、金メッ
キ皮膜12が露出する。そのため、半導体素子配置部1
7の内面に露出する導体回路11bの表面に形成された
金メッキ皮膜12が、破断された接着剤で覆われ難い半
導体パッケージが得られる。
【0033】この保護皮膜を除去する方法としては、電
解銅メッキ皮膜、ハンダメッキ皮膜等の金属皮膜の場合
には、アルカリエッチング液やハンダ剥離液等を用いて
エッチング除去し、樹脂皮膜の場合には、有機溶剤や塩
基性水溶液等を用いて剥離除去する。なお、保護皮膜が
電解銅メッキ皮膜の場合には、後工程の、表層に導体回
路(11a)を形成するためにエッチングするときに同
時に除去してもよい。この場合、工程が減るため除去す
る生産性が優れ好ましい。また、保護皮膜がハンダメッ
キ皮膜の場合には、ハンダ剥離液を用いてハンダメッキ
皮膜以外の導体をエッチングせずに保護皮膜を除去可能
なため、保護皮膜を確実に除去でき好ましい。
【0034】なお、保護皮膜の厚みが3〜20μm程度
であると、保護皮膜を除去するとき、保護皮膜の表面に
接着した破断された接着剤を、保護皮膜と一緒に除去す
る効果が優れ好ましい。3μm未満の場合は、破断され
た接着剤が金メッキ皮膜12の表面にわずかに残留する
場合があり、20μmを越える厚み形成しても、破断さ
れた接着剤を保護皮膜と一緒に除去する効果に差がな
く、経済的でない。
【0035】次いで、図2に示すように、必要に応じて
表層にボンディングパッド用の導体回路11aや、電極
18等を形成すると共に、各層の導体回路11a・・や
電極18等を接続するスルホール金属皮膜19等を形成
し、次いで電極18と接続した針状や球状の端子20を
形成することにより半導体パッケージは製造される。な
お、端子20は、半導体素子を実装した後、形成するよ
うにしてもよい。
【0036】なお、表層の導体層をエッチングして導体
回路11a等を形成する場合には、その表層の導体層を
機械研磨した後形成すると、表層にも破断された接着剤
(151)が接着した場合に除去可能なため、表層の回
路形成の精度が向上し好ましい。なお、この機械研磨
は、半導体素子配置部17の内面に露出している導体回
路11bの表面の保護皮膜を除去して金メッキ皮膜を露
出する前に行うと、機械研磨のとき用いるバフ等が半導
体素子配置部17の内面に露出している導体回路11b
に接触した場合であっても、保護皮膜が吸収して金メッ
キ皮膜には傷がつきにくくなる。
【0037】なお、第1基板10a及び第2基板10b
を用いて製造する実施の形態について説明したが、2枚
の基板(10a,10b)を用いる場合に限定するもの
ではなく、第1基板10a及び第2基板10bの間に、
図示しないが、貫通して形成された基板開口部を有する
と共に、表面にボンディングパッド用等の導体回路を形
成した有機系の基板を挟むようにしてもよく、第2基板
10bの外側に、表面に導体回路を形成した有機系の基
板等を積層するようにしてもよい。
【0038】また、上記工程[ウ]の前に、以下の、表
面の導体層をエッチングして導体回路を形成した後、そ
の導体回路のうち半導体素子配置部の内面に露出させよ
うとする位置に形成された導体回路の表面に金メッキ皮
膜を形成し、次いでその金メッキ皮膜の表面に除去可能
な保護皮膜を形成した後、貫通して形成された基板開口
部を有すると共に一方の面全体に導体層を有する第3の
基板、及び接着剤開口部を形成した接着剤を用いて積層
・接着する工程を1回又は複数回行って、表面に保護皮
膜を形成した導体回路が、複数の層、露出している凹状
の半導体素子配置部を形成し、次いで工程[ウ]を行っ
てもよい。この場合、半導体素子配置部の内面に露出す
る、表面に金メッキ皮膜を形成した導体回路の数を増加
させることができ好ましい。
【0039】
【実施例】
(実施例1)大きさ50×50cm、銅箔を除く厚み
0.5mmのガラス基材ポリイミド樹脂両面銅張積層板
[松下電工株式会社製、商品名 R−4785、銅箔厚
み18μm]を第1基板及び第2基板の材料として用い
た。そして、この積層板の一方の面の銅箔をエッチング
して導体回路を形成した後、その積層板に一辺が20m
mの四角状の貫通する基板開口部を複数形成して第1基
板とした。
【0040】また、上記積層板の一方の面の銅箔をエッ
チングして導体回路を形成して第2基板とした。なお、
この第2基板に形成した導体回路は、上記第1基板に形
成した基板開口部と対応する位置、及び上記第1基板に
形成した基板開口部以外の部分と対応する位置の両者に
形成した。
【0041】次いで、第2基板の、第1基板の基板開口
部と対応する位置に形成した導体回路の表面に、ワット
浴を用いて厚み5μmのニッケル皮膜を形成した後、そ
のニッケル皮膜の表面に、電解金メッキ液を用いて金メ
ッキ皮膜を1μm形成し、次いでその金メッキ皮膜の表
面に、電解銅メッキ液を用いて銅メッキ皮膜(保護皮
膜)を3μm形成した。
【0042】また接着剤として、エポキシ樹脂組成物を
厚さ0.1mmのガラスクロス[旭シュエーベル株式会
社製、商品名 216L]に含浸した後、加熱してシー
ト状とし、次いで切断して、第1基板の基板開口部と対
応する位置に接着剤開口部を形成した接着剤を用いた。
なお、この接着剤開口部の切断面を10倍の拡大鏡で観
察したところ、破断された接着剤が付着していることが
確認された。
【0043】次いで、第1基板の基板開口部と、接着剤
の接着剤開口部の位置がほぼ一致するように第1基板と
第2基板の間に、接着剤を1枚介在させて積層した。な
お、第1基板と第2基板に形成した導体回路が、接着剤
と接する側になるように積層した。次いで、最高温度1
70℃、圧力2MPaの条件で60分加熱加圧して、表
面に銅メッキ皮膜(保護皮膜)を形成した導体回路がそ
の内面に露出している凹状の半導体素子配置部を形成し
た。
【0044】次いで、半導体素子配置部の内面に露出し
ている導体回路の表面の銅メッキ皮膜(保護皮膜)を、
アルカリエッチング液を用いてエッチングすることによ
り除去して金メッキ皮膜を露出させ、金メッキ皮膜を表
面に形成した導体回路が半導体素子配置部の内面に露出
している半導体パッケージを得た。
【0045】(実施例2)金メッキ皮膜の表面に、銅メ
ッキ皮膜(保護皮膜)を20μm形成したこと、及び銅
メッキ皮膜(保護皮膜)をエッチングする条件を変更し
て金メッキ皮膜を露出させたこと以外は、実施例1と同
様にして、半導体パッケージを得た。
【0046】(実施例3)金メッキ皮膜の表面に、ハン
ダメッキ皮膜(保護皮膜)を2μm形成したこと、及び
ハンダ剥離液を用いてハンダメッキ皮膜(保護皮膜)を
除去して金メッキ皮膜を露出させたこと以外は、実施例
1と同様にして、半導体パッケージを得た。
【0047】(実施例4)金メッキ皮膜の表面に、ハン
ダメッキ皮膜(保護皮膜)を3μm形成したこと、及び
ハンダ剥離液を用いてハンダメッキ皮膜(保護皮膜)を
除去して金メッキ皮膜を露出させたこと以外は、実施例
1と同様にして、半導体パッケージを得た。
【0048】(実施例5)金メッキ皮膜の表面に、ハン
ダメッキ皮膜(保護皮膜)を30μm形成したこと、及
びハンダ剥離液を用いてハンダメッキ皮膜(保護皮膜)
を除去して金メッキ皮膜を露出させたこと以外は、実施
例1と同様にして、半導体パッケージを得た。
【0049】(比較例1)金メッキ皮膜の表面に銅メッ
キ皮膜(保護皮膜)を形成しない第2基板を用いて積層
して、金メッキ皮膜を表面に形成した導体回路が半導体
素子配置部の内面に露出している半導体パッケージを得
たこと以外は、実施例1と同様にして、半導体パッケー
ジを得た。
【0050】(評価、結果)実施例1〜5及び比較例1
で得られた半導体パッケージの、半導体素子配置部の内
面に露出している導体回路表面に形成された金メッキ皮
膜の、表面に付着している接着剤の有無を評価した。
【0051】その評価方法は、金メッキ皮膜の表面を5
0倍の拡大鏡で評価し、付着していない場合を○とし、
30μm以下のものが付着している場合を△とし、30
μmを越えたものが付着している場合を×とした。
【0052】結果は、表1に示すように、各実施例は比
較例1と比較して、金メッキ皮膜の表面に付着している
接着剤が少ないことが確認された。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】本発明に係る半導体パッケージの製造方
法によると、保護皮膜を除去するとき、保護皮膜の表面
に接着して一体化した破断された接着剤も保護皮膜と一
緒に除去されて金メッキ皮膜が露出するため、半導体素
子配置部の内面に露出する導体回路の表面に形成された
金メッキ皮膜が、破断された接着剤で覆われ難い半導体
パッケージが得られる。
【0055】本発明の請求項4に係る半導体パッケージ
の製造方法によると、上記の効果に加えて、保護皮膜を
確実に除去可能となる。
【0056】本発明の請求項5に係る半導体パッケージ
の製造方法によると、上記の効果に加えて、得られる半
導体パッケージ内部の導体回路間に気泡が残留しにくく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体パッケージの製造方法の一
実施の形態の工程を説明する断面図である。
【図2】本発明に係る半導体パッケージの製造方法の一
実施の形態の工程を説明する断面図である。
【図3】本発明に係る半導体パッケージの製造方法の他
の実施の形態の工程の一部を説明する断面図である。
【図4】従来の半導体装置を説明する断面図である。
【図5】従来の半導体パッケージを説明する断面図であ
る。
【図6】従来の半導体パッケージの製造方法の、工程を
説明する断面図である。
【符号の説明】
10,10a,10b 基板 11a,11b,11c 導体回路 12 金メッキ皮膜 13 保護皮膜 14 基板開口部 15 接着剤 16 接着剤開口部 17 半導体素子配置部 18 電極 19 スルホール金属皮膜 20 端子 21 半導体素子 22 ボンディングワイヤー 23 封止材 24 熱硬化性樹脂 32,32a,32b ボンディングパッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その中の少なくとも1枚には導体回路
    (11b・・)を有する複数枚の有機系基板(10a,
    10b)を、その各基板(10a,10b)の間にシー
    ト状の接着剤(15)を介在させて導体回路(11b)
    が露出している凹状の半導体素子配置部(17)を所定
    の位置に形成しながら積層、接着して製造する、金メッ
    キ皮膜(12)を表面に形成した導体回路(11b)が
    半導体素子配置部(17)の内面に露出している半導体
    パッケージの製造方法であって、下記の[ア]〜[ウ]
    の工程を有することを特徴とする半導体パッケージの製
    造方法。 [ア]半導体素子配置部(17)内に露出させようとす
    る導体回路(11b)の表面に金メッキ皮膜(12)を
    形成した後、その金メッキ皮膜(12)の表面に除去可
    能な保護皮膜(13)を形成する工程と、[イ]複数枚
    の基板(10a,10b)とシート状の接着剤(15)
    を積層、接着して、表面に保護皮膜(13)を形成した
    導体回路(11b)がその内面に露出している半導体素
    子配置部(17)を所定の位置に形成する工程と、
    [ウ]半導体素子配置部(17)の内面に露出している
    導体回路(11b)の表面の保護皮膜(13)を除去し
    て金メッキ皮膜(12)を露出する工程。
  2. 【請求項2】 保護皮膜(13)が、金属皮膜であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体パッケージの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 金属皮膜が、電解銅メッキ皮膜であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の半導体パッケージの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 金属皮膜が、ハンダメッキ皮膜であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の半導体パッケージの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 導体回路(11b)の表面に金メッキ皮
    膜(12)を形成する方法が、基板(10b)の、半導
    体素子配置部(17)内に露出させようとする導体回路
    (11b)を有する面のうち、その露出させようとする
    部分を除く導体回路(11c)間に樹脂組成物(24)
    を塗布した後、硬化させ、次いで半導体素子配置部(1
    7)内に露出させようとする部分の導体回路(11b)
    の表面に金メッキ皮膜(12)を形成する方法であるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の半導体パッケージ。
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