JPH10209851A - レベルシフト回路 - Google Patents
レベルシフト回路Info
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- JPH10209851A JPH10209851A JP9006138A JP613897A JPH10209851A JP H10209851 A JPH10209851 A JP H10209851A JP 9006138 A JP9006138 A JP 9006138A JP 613897 A JP613897 A JP 613897A JP H10209851 A JPH10209851 A JP H10209851A
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- level shift
- channel
- shift circuit
- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 素子数が少なく構造が簡単で貫通電流が少な
いレベルシフト回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 Pチャンネルトランジスタ11およびP
チャンネルトランジスタ12と、Nチャンネルトランジ
スタ13とを直列に接続した構成を有し、これらPチャ
ンネルトランジスタ11,12およびNチャンネルトラ
ンジスタ13のゲートを共通に接続して入力とし、Pチ
ャンネルトランジスタ12とNチャンネルトランジスタ
13とを共通に接続して出力とする。Nチャンネルトラ
ンジスタ13がオンとなる論理レベルの信号が入力され
ると、その時点でNチャンネルトランジスタ13を介し
て流れようとする貫通電流とPチャンネルトランジスタ
11のオン抵抗とによる電圧降下がPチャンネルトラン
ジスタ12に対して負帰還として作用し、これがPチャ
ンネルトランジスタ12をオフ状態に近づけ、貫通電流
を少なくする。
いレベルシフト回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 Pチャンネルトランジスタ11およびP
チャンネルトランジスタ12と、Nチャンネルトランジ
スタ13とを直列に接続した構成を有し、これらPチャ
ンネルトランジスタ11,12およびNチャンネルトラ
ンジスタ13のゲートを共通に接続して入力とし、Pチ
ャンネルトランジスタ12とNチャンネルトランジスタ
13とを共通に接続して出力とする。Nチャンネルトラ
ンジスタ13がオンとなる論理レベルの信号が入力され
ると、その時点でNチャンネルトランジスタ13を介し
て流れようとする貫通電流とPチャンネルトランジスタ
11のオン抵抗とによる電圧降下がPチャンネルトラン
ジスタ12に対して負帰還として作用し、これがPチャ
ンネルトランジスタ12をオフ状態に近づけ、貫通電流
を少なくする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレベルシフト回路に
関し、特に異なる電源電圧で動作している回路間のイン
タフェースとして働くレベルシフト回路に関する。
関し、特に異なる電源電圧で動作している回路間のイン
タフェースとして働くレベルシフト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電源電圧の異なるロジック回
路を接続しようとする場合、一方のロジック回路から出
力された信号は受け取る側のロジック回路の論理レベル
に合わせてレベルをシフトする必要がある。レベルシフ
ト回路はこのような目的で使用される回路であり、その
代表的な例を以下に示す。
路を接続しようとする場合、一方のロジック回路から出
力された信号は受け取る側のロジック回路の論理レベル
に合わせてレベルをシフトする必要がある。レベルシフ
ト回路はこのような目的で使用される回路であり、その
代表的な例を以下に示す。
【0003】図6は従来のレベルシフト回路の一例を示
す回路図である。この図において、レベルシフト回路は
二つのトランジスタT1,T2と、入力側の回路の電源
電圧(3ボルト)で動作するインバータI1と、出力側
の回路の電源電圧(6ボルト)で動作する二つのインバ
ータI2,I3とから構成されている。入力端子1はト
ランジスタT1のゲートおよびインバータI1の入力に
接続され、このインバータI1の出力はトランジスタT
2のゲートに接続されている。トランジスタT1のソー
スは接地され、ドレインは出力端子2、インバータI2
の入力、およびインバータI3の出力に接続されてい
る。そして、トランジスタT2のソースは接地され、ド
レインはインバータI2の出力およびインバータI3の
入力に接続されている。なお、この例では、入力信号3
の論理レベルは、ハイ(H)レベルが3ボルト、ロー
(L)レベルが0ボルト、出力信号4の論理レベルはハ
イ(H)レベルが6ボルト、ロー(L)レベルが0ボル
トとしてある。
す回路図である。この図において、レベルシフト回路は
二つのトランジスタT1,T2と、入力側の回路の電源
電圧(3ボルト)で動作するインバータI1と、出力側
の回路の電源電圧(6ボルト)で動作する二つのインバ
ータI2,I3とから構成されている。入力端子1はト
ランジスタT1のゲートおよびインバータI1の入力に
接続され、このインバータI1の出力はトランジスタT
2のゲートに接続されている。トランジスタT1のソー
スは接地され、ドレインは出力端子2、インバータI2
の入力、およびインバータI3の出力に接続されてい
る。そして、トランジスタT2のソースは接地され、ド
レインはインバータI2の出力およびインバータI3の
入力に接続されている。なお、この例では、入力信号3
の論理レベルは、ハイ(H)レベルが3ボルト、ロー
(L)レベルが0ボルト、出力信号4の論理レベルはハ
イ(H)レベルが6ボルト、ロー(L)レベルが0ボル
トとしてある。
【0004】ここで、入力信号3の論理レベルがHの場
合、トランジスタT1はオンになるので、インバータI
2の入力の電位は下がり、これにより、インバータI2
の出力の電位が上昇する。このとき、インバータI3は
その入力電位が上昇するので、出力端子2の電位を一層
確実に下げる働きをし、出力端子2にはLレベルの信号
を出力することになる。また、インバータI1は入力電
位が高いので、その出力は0ボルトとなり、トランジス
タT2はオフになっている。
合、トランジスタT1はオンになるので、インバータI
2の入力の電位は下がり、これにより、インバータI2
の出力の電位が上昇する。このとき、インバータI3は
その入力電位が上昇するので、出力端子2の電位を一層
確実に下げる働きをし、出力端子2にはLレベルの信号
を出力することになる。また、インバータI1は入力電
位が高いので、その出力は0ボルトとなり、トランジス
タT2はオフになっている。
【0005】逆に、入力信号3の論理レベルがLになる
と、トランジスタT1がオフになり、インバータI1は
レベルを反転して出力電位を3ボルトにする。すると、
トランジスタT2がオンになり、インバータI3の入力
電位を下げる。これにより、インバータI3の出力の電
位が上昇し、出力端子2にはHレベルの信号を出力す
る。このとき、インバータI2はその入力電位が上昇す
るので、インバータI3の入力電位を一層確実に下げる
働きをしている。このようにして、このレベルシフト回
路は、電源電圧が3ボルトのロジック回路からの入力信
号3をHの論理レベルが6ボルトの出力信号4に変換す
ることができる。
と、トランジスタT1がオフになり、インバータI1は
レベルを反転して出力電位を3ボルトにする。すると、
トランジスタT2がオンになり、インバータI3の入力
電位を下げる。これにより、インバータI3の出力の電
位が上昇し、出力端子2にはHレベルの信号を出力す
る。このとき、インバータI2はその入力電位が上昇す
るので、インバータI3の入力電位を一層確実に下げる
働きをしている。このようにして、このレベルシフト回
路は、電源電圧が3ボルトのロジック回路からの入力信
号3をHの論理レベルが6ボルトの出力信号4に変換す
ることができる。
【0006】図7は従来のレベルシフト回路の別の例を
示す回路図である。この図において、レベルシフト回路
5は6ボルトの電源に対して直列に接続された二つのト
ランジスタT3,T4のみから構成されている。これら
のトランジスタT3,T4のゲートは互いに接続されて
入力端子を構成し、ドレインは互いに接続されて出力端
子を構成している。入力側のロジック回路6も同じ構成
を有し、3ボルトの電源電圧が印加されている。
示す回路図である。この図において、レベルシフト回路
5は6ボルトの電源に対して直列に接続された二つのト
ランジスタT3,T4のみから構成されている。これら
のトランジスタT3,T4のゲートは互いに接続されて
入力端子を構成し、ドレインは互いに接続されて出力端
子を構成している。入力側のロジック回路6も同じ構成
を有し、3ボルトの電源電圧が印加されている。
【0007】ここで、レベルシフト回路5の入力にロジ
ック回路6を介してHレベルの信号が入力された場合、
トランジスタT3はオフになり、トランジスタT4はオ
ンとなる。これにより、出力端子の電位は0ボルトまで
下がり、Lレベルの信号を出力することになる。
ック回路6を介してHレベルの信号が入力された場合、
トランジスタT3はオフになり、トランジスタT4はオ
ンとなる。これにより、出力端子の電位は0ボルトまで
下がり、Lレベルの信号を出力することになる。
【0008】次に、ロジック回路5からLレベルの信号
が入力された場合には、逆に、トランジスタT3はオン
になり、トランジスタT4はオフになって、出力端子に
は電位が6ボルトのHレベル信号が出力されることにな
る。このようにして、このレベルシフト回路は、電源電
圧が3ボルトのロジック回路6からの信号を6ボルトの
電源電圧で動作するロジック回路に引き渡すことができ
る。
が入力された場合には、逆に、トランジスタT3はオン
になり、トランジスタT4はオフになって、出力端子に
は電位が6ボルトのHレベル信号が出力されることにな
る。このようにして、このレベルシフト回路は、電源電
圧が3ボルトのロジック回路6からの信号を6ボルトの
電源電圧で動作するロジック回路に引き渡すことができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示した
レベルシフト回路は、トランジスタおよびインバータと
いった素子の数が多いという問題がある。したがって、
たとえばデコーダなどのように、一つの回路にいくつも
レベルシフト回路を必要とする回路では、レベルシフト
回路が占める面積は非常に大きくなってしまうことにな
る。一方、図7に示したレベルシフト回路では、素子数
が非常に少ないので、回路基板への実装面積が少なくて
済み、IC化の場合は集積度を高めることができる。し
かし、入力信号がHレベルの場合には、トランジスタT
3はオフになるはずであるが、完全にはオフにならない
という問題がある。これは、このトランジスタT3のゲ
ートにHレベル(3ボルト)の信号が入力されたとして
も、レベルシフト回路の電源電圧(6ボルト)との差が
−3ボルトあり、これがトランジスタT3のゲート・ソ
ース間電圧となる。したがって、このゲート・ソース間
電圧がこのトランジスタT3の閾値電圧より大きい場合
には、完全にオフになることはないので、電源ラインか
らグランドへ定常的に大きな貫通電流が流れてしまう。
これにより、消費電流は大きくなるので、省電力指向の
回路には使用することはできない。
レベルシフト回路は、トランジスタおよびインバータと
いった素子の数が多いという問題がある。したがって、
たとえばデコーダなどのように、一つの回路にいくつも
レベルシフト回路を必要とする回路では、レベルシフト
回路が占める面積は非常に大きくなってしまうことにな
る。一方、図7に示したレベルシフト回路では、素子数
が非常に少ないので、回路基板への実装面積が少なくて
済み、IC化の場合は集積度を高めることができる。し
かし、入力信号がHレベルの場合には、トランジスタT
3はオフになるはずであるが、完全にはオフにならない
という問題がある。これは、このトランジスタT3のゲ
ートにHレベル(3ボルト)の信号が入力されたとして
も、レベルシフト回路の電源電圧(6ボルト)との差が
−3ボルトあり、これがトランジスタT3のゲート・ソ
ース間電圧となる。したがって、このゲート・ソース間
電圧がこのトランジスタT3の閾値電圧より大きい場合
には、完全にオフになることはないので、電源ラインか
らグランドへ定常的に大きな貫通電流が流れてしまう。
これにより、消費電流は大きくなるので、省電力指向の
回路には使用することはできない。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、回路素子数を少なくしながら、消費電力の少
ないレベルシフト回路を提供することを目的とする。
のであり、回路素子数を少なくしながら、消費電力の少
ないレベルシフト回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入力側
回路の電源電圧と異なる電圧で動作する出力側回路と接
続されるレベルシフト回路において、第1の導電型チャ
ンネルの第1のトランジスタおよび第2のトランジスタ
と第2の導電型チャンネルの第3のトランジスタとを直
列に接続し、この直列接続の両端に出力側回路の電源電
圧を印加するようにし、前記第1、第2および第3のト
ランジスタのゲートを一緒に接続して入力とするととも
に、前記第2のトランジスタと第3のトランジスタとの
共通の接続点を出力とする構成を有することを特徴とす
るレベルシフト回路が提供される。
回路の電源電圧と異なる電圧で動作する出力側回路と接
続されるレベルシフト回路において、第1の導電型チャ
ンネルの第1のトランジスタおよび第2のトランジスタ
と第2の導電型チャンネルの第3のトランジスタとを直
列に接続し、この直列接続の両端に出力側回路の電源電
圧を印加するようにし、前記第1、第2および第3のト
ランジスタのゲートを一緒に接続して入力とするととも
に、前記第2のトランジスタと第3のトランジスタとの
共通の接続点を出力とする構成を有することを特徴とす
るレベルシフト回路が提供される。
【0012】上記構成によれば、入力信号の論理レベル
切り替わりにより、第1のトランジスタおよび第2のト
ランジスタがオン状態にされ、第3のトランジスタがオ
フ状態にされる論理状態から、第1のトランジスタおよ
び第2のトランジスタがオフ状態にされ、第3のトラン
ジスタがオン状態にされる論理状態へ切り替わるが、そ
のタイミングのときに、第1のトランジスタおよび第2
のトランジスタは完全にはオフにはならない。したがっ
て、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタを流
れる電流は第3のトランジスタを介して貫通電流として
流れようとする。このとき、その電流と第1のトランジ
スタのオン抵抗とによりこの第2のトランジスタに電圧
降下が発生し、これが第2のトランジスタに対して負帰
還として作用し、第2のトランジスタをできるだけオフ
状態に近づける。これにより、第1のトランジスタおよ
び第2のトランジスタはオフ状態になり、この結果、貫
通電流が流れなくなり、消費電流を大幅に低減させたレ
ベルシフト回路になる。
切り替わりにより、第1のトランジスタおよび第2のト
ランジスタがオン状態にされ、第3のトランジスタがオ
フ状態にされる論理状態から、第1のトランジスタおよ
び第2のトランジスタがオフ状態にされ、第3のトラン
ジスタがオン状態にされる論理状態へ切り替わるが、そ
のタイミングのときに、第1のトランジスタおよび第2
のトランジスタは完全にはオフにはならない。したがっ
て、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタを流
れる電流は第3のトランジスタを介して貫通電流として
流れようとする。このとき、その電流と第1のトランジ
スタのオン抵抗とによりこの第2のトランジスタに電圧
降下が発生し、これが第2のトランジスタに対して負帰
還として作用し、第2のトランジスタをできるだけオフ
状態に近づける。これにより、第1のトランジスタおよ
び第2のトランジスタはオフ状態になり、この結果、貫
通電流が流れなくなり、消費電流を大幅に低減させたレ
ベルシフト回路になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のレベルシフト回路
の原理構成を示した図である。この図1において、本発
明のレベルシフト回路10は、信号を送る側の送り側回
路20とその信号を受ける側の受け側回路30との間に
接続される。レベルシフト回路10は二つのPチャンネ
ルトランジスタ11,12と、一つのNチャンネルトラ
ンジスタ13とを直列に接続して構成されている。これ
らトランジスタの各ゲートは一緒に接続されてこのレベ
ルシフト回路10の入力端子を構成し、Pチャンネルト
ランジスタ12とNチャンネルトランジスタ13との共
通接続点はこのレベルシフト回路10の出力端子を構成
している。送り側回路20は一つのPチャンネルトラン
ジスタ21と一つのNチャンネルトランジスタ22とを
直列に接続して構成され、電源電圧はここではたとえば
3ボルトとする。一方、受け側回路30も一つのPチャ
ンネルトランジスタ31と一つのNチャンネルトランジ
スタ32とを直列に接続して構成され、電源電圧は送り
側回路20よりも高いたとえば6ボルトとする。レベル
シフト回路10に印加される電源電圧は受け側回路30
に合わされ、6ボルトである。
を参照して説明する。図1は本発明のレベルシフト回路
の原理構成を示した図である。この図1において、本発
明のレベルシフト回路10は、信号を送る側の送り側回
路20とその信号を受ける側の受け側回路30との間に
接続される。レベルシフト回路10は二つのPチャンネ
ルトランジスタ11,12と、一つのNチャンネルトラ
ンジスタ13とを直列に接続して構成されている。これ
らトランジスタの各ゲートは一緒に接続されてこのレベ
ルシフト回路10の入力端子を構成し、Pチャンネルト
ランジスタ12とNチャンネルトランジスタ13との共
通接続点はこのレベルシフト回路10の出力端子を構成
している。送り側回路20は一つのPチャンネルトラン
ジスタ21と一つのNチャンネルトランジスタ22とを
直列に接続して構成され、電源電圧はここではたとえば
3ボルトとする。一方、受け側回路30も一つのPチャ
ンネルトランジスタ31と一つのNチャンネルトランジ
スタ32とを直列に接続して構成され、電源電圧は送り
側回路20よりも高いたとえば6ボルトとする。レベル
シフト回路10に印加される電源電圧は受け側回路30
に合わされ、6ボルトである。
【0014】レベルシフト回路10を構成する二つのP
チャンネルトランジスタ11,12およびNチャンネル
トランジスタ13は、WをPチャンネルの幅、LをPチ
ャンネルの長さとするとき、Pチャンネルトランジスタ
11のW,L比、すなわち、W/Lを、Pチャンネルト
ランジスタ12およびNチャンネルトランジスタ13の
W/Lよりも相対的に小さい素子が使用される。これに
より、Pチャンネルトランジスタ11のオン抵抗がPチ
ャンネルトランジスタ12およびNチャンネルトランジ
スタ13のオン抵抗より十分大きくなるようにし、Pチ
ャンネルトランジスタ12およびNチャンネルトランジ
スタ13のオン抵抗はなるべく小さくなるようにしてい
る。
チャンネルトランジスタ11,12およびNチャンネル
トランジスタ13は、WをPチャンネルの幅、LをPチ
ャンネルの長さとするとき、Pチャンネルトランジスタ
11のW,L比、すなわち、W/Lを、Pチャンネルト
ランジスタ12およびNチャンネルトランジスタ13の
W/Lよりも相対的に小さい素子が使用される。これに
より、Pチャンネルトランジスタ11のオン抵抗がPチ
ャンネルトランジスタ12およびNチャンネルトランジ
スタ13のオン抵抗より十分大きくなるようにし、Pチ
ャンネルトランジスタ12およびNチャンネルトランジ
スタ13のオン抵抗はなるべく小さくなるようにしてい
る。
【0015】ここで、レベルシフト回路10の動作につ
いて説明する。まず、送り側回路20からLレベル(0
ボルト)の信号が入力されると、Pチャンネルトランジ
スタ11,12はそれぞれオンにされ、Nチャンネルト
ランジスタ13はオフになる。この結果、レベルシフト
回路10の出力端子には6ボルトの電位を有するHレベ
ルの信号が出力されることになる。このとき、Pチャン
ネルトランジスタ11はそのゲート・ソース間電圧Vgs
が大きいので、オン抵抗は小さい。
いて説明する。まず、送り側回路20からLレベル(0
ボルト)の信号が入力されると、Pチャンネルトランジ
スタ11,12はそれぞれオンにされ、Nチャンネルト
ランジスタ13はオフになる。この結果、レベルシフト
回路10の出力端子には6ボルトの電位を有するHレベ
ルの信号が出力されることになる。このとき、Pチャン
ネルトランジスタ11はそのゲート・ソース間電圧Vgs
が大きいので、オン抵抗は小さい。
【0016】次に、送り側回路20からHレベル(3ボ
ルト)の信号が入力されると、まず、Nチャンネルトラ
ンジスタ13はオンになる。一方、Pチャンネルトラン
ジスタ11,12は、それぞれオフになろうとするが、
このとき、これらのゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電
圧Vthより大きいので、完全にはオフにならない。した
がって、このとき、オンとなったNチャンネルトランジ
スタ13を介して一瞬電源ラインとアースとの間に貫通
電流が流れようとする。このときには、Pチャンネルト
ランジスタ11は、そのゲート・ソース間電圧Vgsが閾
値電圧Vthより小さくなってオン抵抗が大きくなってい
るので、その電流とPチャンネルトランジスタ11のオ
ン抵抗とによる電圧降下がPチャンネルトランジスタ1
1のソース・ドレイン間に発生する。このため、Pチャ
ンネルトランジスタ12のソース側電位は、その電圧降
下により電源電圧よりもかなり低くなり、結果として、
Pチャンネルトランジスタ12のゲート・ソース間電圧
Vgsも小さくなるので、このPチャンネルトランジスタ
12を限りなくオフ状態に近づけることができる。これ
により、電源ラインからアースへの貫通電流はほとんど
流れなくなる。
ルト)の信号が入力されると、まず、Nチャンネルトラ
ンジスタ13はオンになる。一方、Pチャンネルトラン
ジスタ11,12は、それぞれオフになろうとするが、
このとき、これらのゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電
圧Vthより大きいので、完全にはオフにならない。した
がって、このとき、オンとなったNチャンネルトランジ
スタ13を介して一瞬電源ラインとアースとの間に貫通
電流が流れようとする。このときには、Pチャンネルト
ランジスタ11は、そのゲート・ソース間電圧Vgsが閾
値電圧Vthより小さくなってオン抵抗が大きくなってい
るので、その電流とPチャンネルトランジスタ11のオ
ン抵抗とによる電圧降下がPチャンネルトランジスタ1
1のソース・ドレイン間に発生する。このため、Pチャ
ンネルトランジスタ12のソース側電位は、その電圧降
下により電源電圧よりもかなり低くなり、結果として、
Pチャンネルトランジスタ12のゲート・ソース間電圧
Vgsも小さくなるので、このPチャンネルトランジスタ
12を限りなくオフ状態に近づけることができる。これ
により、電源ラインからアースへの貫通電流はほとんど
流れなくなる。
【0017】この場合、Pチャンネルトランジスタ11
のオン抵抗がPチャンネルトランジスタ12に対して負
帰還として働いていることになる。また、トランジスタ
の負帰還に単純な抵抗を用いずに、トランジスタのオン
抵抗を利用していることから、負帰還を必要としている
タイミングでのみ、オン抵抗は大きく、負帰還を必要と
しないタイミングでは、トランジスタのオン抵抗は小さ
くなっている。このため、常に抵抗成分が存在している
場合に比べ、回路の時定数は小さいので、回路動作を高
速化することができる。
のオン抵抗がPチャンネルトランジスタ12に対して負
帰還として働いていることになる。また、トランジスタ
の負帰還に単純な抵抗を用いずに、トランジスタのオン
抵抗を利用していることから、負帰還を必要としている
タイミングでのみ、オン抵抗は大きく、負帰還を必要と
しないタイミングでは、トランジスタのオン抵抗は小さ
くなっている。このため、常に抵抗成分が存在している
場合に比べ、回路の時定数は小さいので、回路動作を高
速化することができる。
【0018】このようなレベルシフト回路10によれ
ば、ある電源電圧でそれ以上の電源電圧で動作する回路
を大きな貫通電流なしに駆動することができる。しか
も、トランジスタ素子数の少ないシンプルな回路で実現
することができる。
ば、ある電源電圧でそれ以上の電源電圧で動作する回路
を大きな貫通電流なしに駆動することができる。しか
も、トランジスタ素子数の少ないシンプルな回路で実現
することができる。
【0019】次に、本発明の実施の形態を、DC−DC
コンバータ装置に適用した場合を例にして説明する。図
2はDC−DCコンバータ装置への適用例を示すブロッ
ク図である。DC−DCコンバータ40は、入力端子4
1および出力端子42を備え、ある直流電圧を受けて別
の直流電圧に変換して出力するものである。このDC−
DCコンバータ40は、実際に電圧の変換を行うチャー
ジポンプ電圧コンバータ43と、帰還用誤差電圧を生成
するコンパレータ44と、このコンパレータ44からの
誤差電圧に基づいて内部クロックを生成するオシレータ
45と、コンパレータ44からの誤差電圧および外部ク
ロックに基づいてクロックを生成するオシレータ46
と、これらオシレータ45または46で生成されたクロ
ックから、立ち上がりおよび立ち下がりのタイミングが
異なるクロックを生成する二相クロック生成回路47
と、異電圧インタフェースであるレベルシフタ48とか
ら構成されている。このDC−DCコンバータ40への
外付け素子として、チャージポンプ電圧コンバータ43
に接続されたポンプコンデンサ49、出力端子42に接
続されたコンデンサ50、出力電圧を分圧してコンパレ
ータ44の非反転入力に供給する二つの抵抗51,52
がある。そして、コンパレータ44の反転入力には基準
電圧が印加される。
コンバータ装置に適用した場合を例にして説明する。図
2はDC−DCコンバータ装置への適用例を示すブロッ
ク図である。DC−DCコンバータ40は、入力端子4
1および出力端子42を備え、ある直流電圧を受けて別
の直流電圧に変換して出力するものである。このDC−
DCコンバータ40は、実際に電圧の変換を行うチャー
ジポンプ電圧コンバータ43と、帰還用誤差電圧を生成
するコンパレータ44と、このコンパレータ44からの
誤差電圧に基づいて内部クロックを生成するオシレータ
45と、コンパレータ44からの誤差電圧および外部ク
ロックに基づいてクロックを生成するオシレータ46
と、これらオシレータ45または46で生成されたクロ
ックから、立ち上がりおよび立ち下がりのタイミングが
異なるクロックを生成する二相クロック生成回路47
と、異電圧インタフェースであるレベルシフタ48とか
ら構成されている。このDC−DCコンバータ40への
外付け素子として、チャージポンプ電圧コンバータ43
に接続されたポンプコンデンサ49、出力端子42に接
続されたコンデンサ50、出力電圧を分圧してコンパレ
ータ44の非反転入力に供給する二つの抵抗51,52
がある。そして、コンパレータ44の反転入力には基準
電圧が印加される。
【0020】ここで、入力端子41にはたとえば3ボル
トの直流電圧を入力してたとえば6ボルトの直流電圧を
出力端子42に出力するとする。レベルシフタ48は図
1のレベルシフト回路10に対応し、破線で囲ったレベ
ルシフタ48およびチャージポンプ電圧コンバータ43
が出力電圧(6ボルト)で動作する部分であり、他のコ
ンパレータ44、オシレータ45,46、および二相ク
ロック生成回路47が入力端子41に供給された入力電
圧(3ボルト)で動作する部分である。
トの直流電圧を入力してたとえば6ボルトの直流電圧を
出力端子42に出力するとする。レベルシフタ48は図
1のレベルシフト回路10に対応し、破線で囲ったレベ
ルシフタ48およびチャージポンプ電圧コンバータ43
が出力電圧(6ボルト)で動作する部分であり、他のコ
ンパレータ44、オシレータ45,46、および二相ク
ロック生成回路47が入力端子41に供給された入力電
圧(3ボルト)で動作する部分である。
【0021】二相クロック生成回路47においては、3
ボルトの波高値を有するクロックが生成され、このクロ
ックが6ボルトの電源電圧で動作する部分に供給され
る。このとき、クロックを貫通電流の少ないレベルシフ
タ48を介して供給することにより、このレベルシフタ
48での消費電流が抑えられるため、昇圧効率のよいD
C−DCコンバータ装置を構成することができる。
ボルトの波高値を有するクロックが生成され、このクロ
ックが6ボルトの電源電圧で動作する部分に供給され
る。このとき、クロックを貫通電流の少ないレベルシフ
タ48を介して供給することにより、このレベルシフタ
48での消費電流が抑えられるため、昇圧効率のよいD
C−DCコンバータ装置を構成することができる。
【0022】次に、入力側および出力側の論理レベルの
HおよびLの電位がそれぞれ異なるときのレベルシフト
回路について説明する。図3は直列接続のPチャンネル
トランジスタを用いたレベルシフト回路を示す図であ
る。レベルシフト回路60は二つのPチャンネルトラン
ジスタ61,62と、一つのNチャンネルトランジスタ
63とを直列に接続して構成される。このレベルシフト
回路60の入力側回路は一つのPチャンネルトランジス
タ71と、一つのNチャンネルトランジスタ72とを直
列に接続して構成され、同様に、出力側回路は一つのP
チャンネルトランジスタ81と、一つのNチャンネルト
ランジスタ82とを直列に接続して構成される。入力側
回路は電源電圧Va,Vb(ただし、Va>Vb)によ
って動作されており、このため、レベルシフト回路60
に供給される信号のHレベルはVa、LレベルはVbに
なる。レベルシフト回路60およびその出力側回路は電
源電圧Vc,Vd(ただし、Vc>Vd,Vd≧Vb,
Vc≧Va)によって動作されており、このため、レベ
ルシフト回路60より供給される信号のHレベルはV
c、LレベルはVdになる。
HおよびLの電位がそれぞれ異なるときのレベルシフト
回路について説明する。図3は直列接続のPチャンネル
トランジスタを用いたレベルシフト回路を示す図であ
る。レベルシフト回路60は二つのPチャンネルトラン
ジスタ61,62と、一つのNチャンネルトランジスタ
63とを直列に接続して構成される。このレベルシフト
回路60の入力側回路は一つのPチャンネルトランジス
タ71と、一つのNチャンネルトランジスタ72とを直
列に接続して構成され、同様に、出力側回路は一つのP
チャンネルトランジスタ81と、一つのNチャンネルト
ランジスタ82とを直列に接続して構成される。入力側
回路は電源電圧Va,Vb(ただし、Va>Vb)によ
って動作されており、このため、レベルシフト回路60
に供給される信号のHレベルはVa、LレベルはVbに
なる。レベルシフト回路60およびその出力側回路は電
源電圧Vc,Vd(ただし、Vc>Vd,Vd≧Vb,
Vc≧Va)によって動作されており、このため、レベ
ルシフト回路60より供給される信号のHレベルはV
c、LレベルはVdになる。
【0023】このような構成において、まず、入力側回
路の入力がHレベル(=Va)の場合には、その出力の
電位V1はLレベル(=Vb)になる。すると、Pチャ
ンネルトランジスタ61,62はオン状態に、Nチャン
ネルトランジスタ63はオフ状態になり、レベルシフト
回路60には貫通電流がほとんど流れることなく、出力
にHレベル(=Vc)の信号が現れる。このとき、Pチ
ャンネルトランジスタ61のゲート・ソース間電圧|V
gs|が大きいので、Pチャンネルトランジスタ61のオ
ン抵抗は小さい状態にある。
路の入力がHレベル(=Va)の場合には、その出力の
電位V1はLレベル(=Vb)になる。すると、Pチャ
ンネルトランジスタ61,62はオン状態に、Nチャン
ネルトランジスタ63はオフ状態になり、レベルシフト
回路60には貫通電流がほとんど流れることなく、出力
にHレベル(=Vc)の信号が現れる。このとき、Pチ
ャンネルトランジスタ61のゲート・ソース間電圧|V
gs|が大きいので、Pチャンネルトランジスタ61のオ
ン抵抗は小さい状態にある。
【0024】次に、入力側回路の入力がLレベル(=V
b)の場合には、その出力の電位V1はHレベル(=V
a)になる。この瞬間は、まだ、Pチャンネルトランジ
スタ61,62は、ゲート・ソース間電圧|Vgs|が閾
値電圧|Vth|より大きいので、完全にはオフにはなら
ず、Nチャンネルトランジスタ63はオン状態になる。
このレベルシフト回路60には一瞬、貫通電流が流れよ
うとする。そのときには、Pチャンネルトランジスタ6
1のゲート・ソース間電圧|Vgs|は小さくなっている
ので、Pチャンネルトランジスタ61のオン抵抗は大き
くなっており、したがって、Pチャンネルトランジスタ
61,62間の電位V2は、そのオン抵抗と電流とによ
る電圧降下により、電源の電圧Vcよりもかなり低くな
る。この結果、Pチャンネルトランジスタ62のゲート
・ソース間電圧|Vgs|も小さくなり、Pチャンネルト
ランジスタ62はほとんどオフ状態になり、レベルシフ
ト回路60には貫通電流はほとんど流れないことにな
る。
b)の場合には、その出力の電位V1はHレベル(=V
a)になる。この瞬間は、まだ、Pチャンネルトランジ
スタ61,62は、ゲート・ソース間電圧|Vgs|が閾
値電圧|Vth|より大きいので、完全にはオフにはなら
ず、Nチャンネルトランジスタ63はオン状態になる。
このレベルシフト回路60には一瞬、貫通電流が流れよ
うとする。そのときには、Pチャンネルトランジスタ6
1のゲート・ソース間電圧|Vgs|は小さくなっている
ので、Pチャンネルトランジスタ61のオン抵抗は大き
くなっており、したがって、Pチャンネルトランジスタ
61,62間の電位V2は、そのオン抵抗と電流とによ
る電圧降下により、電源の電圧Vcよりもかなり低くな
る。この結果、Pチャンネルトランジスタ62のゲート
・ソース間電圧|Vgs|も小さくなり、Pチャンネルト
ランジスタ62はほとんどオフ状態になり、レベルシフ
ト回路60には貫通電流はほとんど流れないことにな
る。
【0025】なお、このレベルシフト回路60を集積化
して製造する場合、Pチャンネルトランジスタ62の基
板を電圧Vcのラインに接続して基板電位をVcにする
こともできる。また、負帰還が必要なときだけPチャン
ネルトランジスタ61のオン抵抗が大きくなるので、こ
の部分を単純な抵抗にした場合に比べ、回路動作を高速
化したりレイアウト面積を小さくすることができる。さ
らに、出力側回路の電源電圧として、Vc≧Vaである
場合について説明したが、必ずしもこれに限られるもの
ではなく、Vc≦Vaの関係にある回路にもそのまま使
用することができる。
して製造する場合、Pチャンネルトランジスタ62の基
板を電圧Vcのラインに接続して基板電位をVcにする
こともできる。また、負帰還が必要なときだけPチャン
ネルトランジスタ61のオン抵抗が大きくなるので、こ
の部分を単純な抵抗にした場合に比べ、回路動作を高速
化したりレイアウト面積を小さくすることができる。さ
らに、出力側回路の電源電圧として、Vc≧Vaである
場合について説明したが、必ずしもこれに限られるもの
ではなく、Vc≦Vaの関係にある回路にもそのまま使
用することができる。
【0026】図4は直列接続のNチャンネルトランジス
タを用いたレベルシフト回路を示す図である。この構成
例は、負側に大きい電圧で動作するロジック回路を駆動
する場合を示している。すなわち、レベルシフト回路9
0は二つのNチャンネルトランジスタ91,92と、一
つのPチャンネルトランジスタ93とを直列に接続して
構成される。このレベルシフト回路90の入力側回路お
よび出力側回路については、図3のものと同じ構成であ
る。したがって、入力側回路は電源電圧Va,Vb(た
だし、Va>Vb)によって動作されており、レベルシ
フト回路90および出力側回路は電源電圧Vc,Vd
(ただし、Vc>Vd,Va≧Vc,Vb≧Vd)によ
って動作されている。
タを用いたレベルシフト回路を示す図である。この構成
例は、負側に大きい電圧で動作するロジック回路を駆動
する場合を示している。すなわち、レベルシフト回路9
0は二つのNチャンネルトランジスタ91,92と、一
つのPチャンネルトランジスタ93とを直列に接続して
構成される。このレベルシフト回路90の入力側回路お
よび出力側回路については、図3のものと同じ構成であ
る。したがって、入力側回路は電源電圧Va,Vb(た
だし、Va>Vb)によって動作されており、レベルシ
フト回路90および出力側回路は電源電圧Vc,Vd
(ただし、Vc>Vd,Va≧Vc,Vb≧Vd)によ
って動作されている。
【0027】このように、電圧Vd(Vb≧Vd)で動
作する出力側回路を駆動する場合、V1がLレベル(=
Vb)になって、Nチャンネルトランジスタ91がオフ
状態になるときにそのオン抵抗でNチャンネルトランジ
スタ92に対して負帰還をかけ、Nチャンネルトランジ
スタ92をできるだけオフ状態に近づけるように作用す
る。これにより、貫通電流の少ないレベルシフト回路9
0を構成することができる。
作する出力側回路を駆動する場合、V1がLレベル(=
Vb)になって、Nチャンネルトランジスタ91がオフ
状態になるときにそのオン抵抗でNチャンネルトランジ
スタ92に対して負帰還をかけ、Nチャンネルトランジ
スタ92をできるだけオフ状態に近づけるように作用す
る。これにより、貫通電流の少ないレベルシフト回路9
0を構成することができる。
【0028】なお、このレベルシフト回路90を製造す
る場合、Nチャンネルトランジスタ92の基板を電圧V
dのラインに接続して基板電位をVdにすることもでき
る。また、Nチャンネルトランジスタ91を負帰還が必
要なときに抵抗値が大きくなる素子として使用したこと
により、単純な抵抗よりも回路動作およびレイアウト面
積の点で有効である。さらに、出力側回路の電源電圧と
して、Vb≧Vdである場合について説明したが、必ず
しもこれに限られるものではなく、Vb≦Vdの関係に
ある回路に使用しても何ら差し支えない。
る場合、Nチャンネルトランジスタ92の基板を電圧V
dのラインに接続して基板電位をVdにすることもでき
る。また、Nチャンネルトランジスタ91を負帰還が必
要なときに抵抗値が大きくなる素子として使用したこと
により、単純な抵抗よりも回路動作およびレイアウト面
積の点で有効である。さらに、出力側回路の電源電圧と
して、Vb≧Vdである場合について説明したが、必ず
しもこれに限られるものではなく、Vb≦Vdの関係に
ある回路に使用しても何ら差し支えない。
【0029】図5は直列接続のPチャンネルトランジス
タおよび直列接続のNチャンネルトランジスタを用いた
レベルシフト回路を示す図である。この構成例は、正負
いずれの側にも大きい電圧で動作するロジック回路を駆
動する場合を示している。すなわち、レベルシフト回路
100は二つのPチャンネルトランジスタ101,10
2と、二つのNチャンネルトランジスタ103,104
とを直列に接続して構成され、Pチャンネルトランジス
タ102およびNチャンネルトランジスタ103に共通
な接続点を出力端子としている。このレベルシフト回路
100の入力側回路および出力側回路については、図3
および図4のものと同じ構成である。したがって、入力
側回路は電源電圧Va,Vb(ただし、Va>Vb)に
よって動作されており、レベルシフト回路100および
出力側回路は電源電圧Vc,Vd(ただし、Vc>V
d,Vc≧Va,Vb≧Vd)によって動作されてい
る。
タおよび直列接続のNチャンネルトランジスタを用いた
レベルシフト回路を示す図である。この構成例は、正負
いずれの側にも大きい電圧で動作するロジック回路を駆
動する場合を示している。すなわち、レベルシフト回路
100は二つのPチャンネルトランジスタ101,10
2と、二つのNチャンネルトランジスタ103,104
とを直列に接続して構成され、Pチャンネルトランジス
タ102およびNチャンネルトランジスタ103に共通
な接続点を出力端子としている。このレベルシフト回路
100の入力側回路および出力側回路については、図3
および図4のものと同じ構成である。したがって、入力
側回路は電源電圧Va,Vb(ただし、Va>Vb)に
よって動作されており、レベルシフト回路100および
出力側回路は電源電圧Vc,Vd(ただし、Vc>V
d,Vc≧Va,Vb≧Vd)によって動作されてい
る。
【0030】この構成によれば、Pチャンネルトランジ
スタ101,102またはNチャンネルトランジスタ1
03,104がそれぞれオフ状態になるとき、Pチャン
ネルトランジスタ101およびNチャンネルトランジス
タ104が大きいオン抵抗を呈し、Pチャンネルトラン
ジスタ102およびNチャンネルトランジスタ103に
対して負帰還をかけ、Pチャンネルトランジスタ102
およびNチャンネルトランジスタ103をオフ状態に近
づけるようになる。これにより、正電圧および負電圧に
関係なしに、広範囲の電源電圧のロジック回路に適用す
ることが可能になる。
スタ101,102またはNチャンネルトランジスタ1
03,104がそれぞれオフ状態になるとき、Pチャン
ネルトランジスタ101およびNチャンネルトランジス
タ104が大きいオン抵抗を呈し、Pチャンネルトラン
ジスタ102およびNチャンネルトランジスタ103に
対して負帰還をかけ、Pチャンネルトランジスタ102
およびNチャンネルトランジスタ103をオフ状態に近
づけるようになる。これにより、正電圧および負電圧に
関係なしに、広範囲の電源電圧のロジック回路に適用す
ることが可能になる。
【0031】なお、出力側回路の電源電圧として、Vc
≧Va,Vb≧Vdである場合について説明したが、必
ずしもこれに限られるものではなく、Vc≦Vaまたは
Vb≦Vdの関係にあるロジック回路にも使用可能であ
る。また、同様に、Pチャンネルトランジスタ101お
よびNチャンネルトランジスタ104は、負帰還が必要
なタイミングでのみそのオン抵抗が大きくなる可変抵抗
として働くので、単純な抵抗を用いる場合よりも、回路
動作およびレイアウト面積において有効である。さら
に、この図5の例では、可変抵抗として働くPチャンネ
ルトランジスタ101およびNチャンネルトランジスタ
104を一つずつで構成したが、これらを複数個で構成
することもできる。
≧Va,Vb≧Vdである場合について説明したが、必
ずしもこれに限られるものではなく、Vc≦Vaまたは
Vb≦Vdの関係にあるロジック回路にも使用可能であ
る。また、同様に、Pチャンネルトランジスタ101お
よびNチャンネルトランジスタ104は、負帰還が必要
なタイミングでのみそのオン抵抗が大きくなる可変抵抗
として働くので、単純な抵抗を用いる場合よりも、回路
動作およびレイアウト面積において有効である。さら
に、この図5の例では、可変抵抗として働くPチャンネ
ルトランジスタ101およびNチャンネルトランジスタ
104を一つずつで構成したが、これらを複数個で構成
することもできる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、Pチャ
ンネルまたはNチャンネルの第1のトランジスタおよび
第2のトランジスタと、NチャンネルまたはPチャンネ
ルの第3のトランジスタとを直列に接続し、第1、第2
および第3のトランジスタのゲートの共通接続点で入力
を構成し、第2のトランジスタと第3のトランジスタと
の共通接続点で出力を構成するようにした。これによ
り、構造が非常にシンプルでありながら、貫通電流が少
なく、したがって、消費電流の少ないレベルシフト回路
を構成することができるようになる。また、使用するト
ランジスタ素子数が少ないので、回路面積を小さくする
ことができる。
ンネルまたはNチャンネルの第1のトランジスタおよび
第2のトランジスタと、NチャンネルまたはPチャンネ
ルの第3のトランジスタとを直列に接続し、第1、第2
および第3のトランジスタのゲートの共通接続点で入力
を構成し、第2のトランジスタと第3のトランジスタと
の共通接続点で出力を構成するようにした。これによ
り、構造が非常にシンプルでありながら、貫通電流が少
なく、したがって、消費電流の少ないレベルシフト回路
を構成することができるようになる。また、使用するト
ランジスタ素子数が少ないので、回路面積を小さくする
ことができる。
【0033】直列に接続されたトランジスタのサイズ比
によりレベルシフト回路内の貫通電流の量を調整できる
ので、酸化膜耐圧などの問題で出力側回路の耐圧を落と
さなければならないようなときにも、貫通電流量を調整
することにより対応することができる。
によりレベルシフト回路内の貫通電流の量を調整できる
ので、酸化膜耐圧などの問題で出力側回路の耐圧を落と
さなければならないようなときにも、貫通電流量を調整
することにより対応することができる。
【0034】さらに、回路の基本構造が1段構成のイン
バータに類似していることから、いろいろな応用回路に
簡単に適用でき、使用制限が少ない。しかも、シンプル
な回路構成なので、動作が安定していて設計段階での最
適化を簡単に行うことができる。
バータに類似していることから、いろいろな応用回路に
簡単に適用でき、使用制限が少ない。しかも、シンプル
な回路構成なので、動作が安定していて設計段階での最
適化を簡単に行うことができる。
【図1】本発明のレベルシフト回路の原理構成を示した
図である。
図である。
【図2】DC−DCコンバータ装置への適用例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】直列接続のPチャンネルトランジスタを用いた
レベルシフト回路を示す図である。
レベルシフト回路を示す図である。
【図4】直列接続のNチャンネルトランジスタを用いた
レベルシフト回路を示す図である。
レベルシフト回路を示す図である。
【図5】直列接続のPチャンネルトランジスタおよび直
列接続のNチャンネルトランジスタを用いたレベルシフ
ト回路を示す図である。
列接続のNチャンネルトランジスタを用いたレベルシフ
ト回路を示す図である。
【図6】従来のレベルシフト回路の一例を示す回路図で
ある。
ある。
【図7】従来のレベルシフト回路の別の例を示す回路図
である。
である。
10……レベルシフト回路、11,12……Pチャンネ
ルトランジスタ、13……Nチャンネルトランジスタ、
20……送り側回路、30……受け側回路。
ルトランジスタ、13……Nチャンネルトランジスタ、
20……送り側回路、30……受け側回路。
Claims (5)
- 【請求項1】 入力側回路の電源電圧と異なる電圧で動
作する出力側回路と接続されるレベルシフト回路におい
て、 第1の導電型チャンネルの第1のトランジスタおよび第
2のトランジスタと第2の導電型チャンネルの第3のト
ランジスタとを直列に接続し、この直列接続の両端に出
力側回路の電源電圧を印加するようにし、前記第1、第
2および第3のトランジスタのゲートを一緒に接続して
入力とするとともに、前記第2のトランジスタと第3の
トランジスタとの共通の接続点を出力とする構成を有す
ることを特徴とするレベルシフト回路。 - 【請求項2】 前記第1のトランジスタは、オン抵抗が
前記第2および第3のトランジスタのオン抵抗よりも高
くしたことを特徴とする請求項1記載のレベルシフト回
路。 - 【請求項3】 前記第1のトランジスタは、トランジス
タのチャンネルの幅をW、チャンネルの長さをLとする
とき、W/L比を、前記第2および第3のトランジスタ
のW/L比よりも相対的に十分小さく形成したことを特
徴とする請求項1記載のレベルシフト回路。 - 【請求項4】 異なる電源電圧で動作する回路間のイン
タフェースに用いられるレベルシフト回路において、 PチャンネルまたはNチャンネルのトランジスタを少な
くとも2個直列に接続した第1のトランジスタ群と、 NチャンネルまたはPチャンネルのトランジスタを少な
くとも2個直列に接続した第2のトランジスタ群と、 前記第1および第2のトランジスタ群のすべてのトラン
ジスタのゲートを共通に接続して形成された入力と、 前記第1のトランジスタ群と第2のトランジスタ群とを
直列に接続した共通の接続点からなる出力と、 を具備することを特徴とするレベルシフト回路。 - 【請求項5】 前記第1および第2のトランジスタ群の
トランジスタの中で、前記出力と直接接続された二つの
トランジスタは、トランジスタのチャンネルの幅をW、
チャンネルの長さをLとするとき、W/L比を、他のす
べてのトランジスタのW/L比よりも相対的に十分大き
く形成したことを特徴とする請求項4記載のレベルシフ
ト回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9006138A JPH10209851A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | レベルシフト回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9006138A JPH10209851A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | レベルシフト回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10209851A true JPH10209851A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11630157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9006138A Pending JPH10209851A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | レベルシフト回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10209851A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100478268B1 (ko) * | 2000-11-22 | 2005-03-23 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 개선된 전압준위변환회로를 가지는 표시장치 |
| JP2008072197A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Renesas Technology Corp | 半導体集積回路装置 |
| JP2008079276A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Samsung Sdi Co Ltd | 電圧レベル変換回路及びそれを備えるディスプレイ装置 |
| JP2010183269A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Elpida Memory Inc | 半導体装置 |
-
1997
- 1997-01-17 JP JP9006138A patent/JPH10209851A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100478268B1 (ko) * | 2000-11-22 | 2005-03-23 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 개선된 전압준위변환회로를 가지는 표시장치 |
| JP2008072197A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Renesas Technology Corp | 半導体集積回路装置 |
| JP2008079276A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Samsung Sdi Co Ltd | 電圧レベル変換回路及びそれを備えるディスプレイ装置 |
| JP2010183269A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Elpida Memory Inc | 半導体装置 |
| US9209797B2 (en) | 2009-02-04 | 2015-12-08 | Ps4 Luxco S.A.R.L. | Semiconductor device |
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