JPH10210312A - 色変換装置及び色変換方法並びに色変換プログラムを記録した媒体 - Google Patents

色変換装置及び色変換方法並びに色変換プログラムを記録した媒体

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JPH10210312A
JPH10210312A JP9011730A JP1173097A JPH10210312A JP H10210312 A JPH10210312 A JP H10210312A JP 9011730 A JP9011730 A JP 9011730A JP 1173097 A JP1173097 A JP 1173097A JP H10210312 A JPH10210312 A JP H10210312A
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JP
Japan
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color
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color conversion
color data
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Withdrawn
Application number
JP9011730A
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English (en)
Inventor
Naoki Kuwata
直樹 鍬田
Kazumi Yamada
和美 山田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体の色調を不良とすることなく、コーポレ
ートカラーなどの特定の色だけを正確に再現させること
ができなかった。 【解決手段】 写真などの色再現性を向上させることが
望まれつつも実現できない現状において、コーポレート
マーク部分53のようにカラープリンタ60の能力で十
分に再現可能な場合には印刷したカラーパッチの中から
一致するものを選び出すことによって色データを対応づ
けるとともに、PC本体30の色変換部31b2が色変
換する際、ステップS310にて対象画素の色データが
特定の色データであるか否かを判断し、特定の色データ
でなければステップS320にて通常の色変換処理を実
行するとともに、特定の色データであればステップS3
30にて見つけだした色データに変換することにより、
最終的に用紙上に印刷されたときに厳格な色再現性が要
求されるコーポレートマーク部分53については色の一
致を見ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色変換装置及び色
変換方法並びに色変換プログラムを記録した媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】所定の色データに基づいてカラー印刷を
行うカラープリンタなどでは、色を正確に再現したいと
いう要望がある。しかしながら、現時点では、各種の要
因によって必ずしも全ての色の再現性を満足するレベル
まで到達させることはできない。
【0003】一方、必ずしも全ての色の再現性を要求す
るのではなく、コーポレートマークなどのように特定の
色だけでも再現したいという要望がある。このような場
合、その特定の色がカラープリンタの再現可能な色であ
るならば、画像データの色調を変えてしまうことによ
り、マーク部分をコーポレートカラーで印刷させること
は可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の色変換
装置においては、コーポレートカラーなどの特定の色の
部分を正確に再現させることは不可能ではないが、他の
部分も同様に色調などを変えられてしまうので、全体の
色調が不良となってしまうという課題があった。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、全体の色調を悪化させることなく、少なくとも
特定の色だけについては色再現性を正確にすることが可
能な色変換装置及び色変換方法並びに色変換プログラム
を記録した媒体の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、異なる表色空間の間で色
データを所定の対応関係で変換する色変換装置であっ
て、上記対応関係を記憶して一の表色空間における色デ
ータを入力して他の表色空間における色データに変換す
る主色変換手段と、入力側となる特定の色データについ
て上記対応関係とは異なる対応関係で所定の色データに
色変換せしめる特定色変換手段とをを具備する構成とし
てある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、異なる表色空間の間で色データを所定の
対応関係で変換するにあたり、主色変換手段は上記対応
関係を記憶しており、入力側となる一の表色空間におけ
る色データを出力側となる他の表色空間における色デー
タに変換する。ただし、特定色変換手段も備えており、
この特定色変換手段は特定の色データについて上記対応
関係とは異なる対応関係で所定の色データに色変換せし
める。従って、特定の色データについては主色変換手段
による通常の対応関係で変換されず、異なる対応関係で
色変換される。
【0008】このような通常の対応関係の色変換と並行
して、これとは異なる対応関係とが必要となる状況の一
例として、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の
色変換装置において、上記特定色変換手段は、入力側の
特定の色と最終出力結果の色とが一致するように色変換
せしめる構成としてある。
【0009】すなわち、通常の対応関係が色データとし
ては一致を見るにも関わらず、ハードウェアの条件など
によっては最終出力結果が所望する色にならない場合が
多い現状に対し、上記のように構成した請求項2にかか
る発明においては、特定色変換手段が特定の色について
あえて通常の対応関係とは異なる対応関係で色変換する
ことにより、色データとしては一致しないものの最終出
力結果の色は一致することになる。
【0010】むろん、このような最終出力結果を一致さ
せる以外にも特定色について趣向性を向上せしめるため
に色を変化させるといったことも可能であり、むしろ、
最終出力結果の一致はその一態様に過ぎないともいえ
る。
【0011】主色変換手段が実施される表色空間相互の
色変換は各種の態様があり、一例をあげれば、ディスプ
レイなどに表示せしめる赤緑青(RGB)の色データを
カラープリンタに印刷せしめるシアン・マゼンタ・イエ
ロー・ブラック(CMYK)の色データに変換するもの
であったり、同じ赤緑青(RGB)の色データでありな
がら、スキャナの色とディスプレイの色とを一致させる
ものであったり、単に赤緑青(RGB)の色データの階
調を変更するものであったり、シアン・マゼンタ・イエ
ロー(CMY)の色データをシアン・マゼンタ・イエロ
ー・ブラック(CMYK)の色データに変換するもので
あったりするなど、特に限定されるものではない。
【0012】一般的な色変換を行いつつ特定の色データ
について特別の色変換を行う最もシンプルな一例とし
て、請求項3にかかる発明は、上記請求項1または請求
項2のいずれかに記載の色変換装置において、上記特定
色変換手段は、入力される色データが上記特定の色デー
タである場合に上記所定の対応関係となる色データに色
変換するとともに、同入力される色データが上記特定の
色データでない場合に上記主色変換手段にて上記所定の
対応関係で色変換せしめる構成としてある。
【0013】上記のように構成した請求項3にかかる発
明は、特定色変換手段が、特定の色データであるか否か
を先に判断して、特定の色データでない場合には主色変
換手段が通常の色変換を行うし、特定の色データについ
ては別の色変換の対応関係で変換する。すなわち、特定
の色データであるか否かで色変換の手法を異ならせるよ
うにしている。
【0014】このような色変換の手法としては各種の手
法が可能であり、色変換テーブルを利用することも可能
である。ここにおいて、同色変換テーブルを効率よく利
用する一例として、請求項4にかかる発明は、上記請求
項1または請求項2のいずれかに記載の色変換装置にお
いて、上記主色変換手段は、入力側と出力側の色データ
の対応関係についての変換テーブルを有しており、上記
特定色変換手段は、同変換テーブルの内容を書き換える
構成としてある。
【0015】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、入力側と出力側の色データの対応関係に
ついての変換テーブルを有しており、主色変換手段は変
換元の色データで同変換テーブルを参照し、記憶されて
いる色データを参照して色変換している。しかしなが
ら、上記特定の色については上記異なる対応関係となる
ように特定色変換手段が同変換テーブルの内容を書き換
え、主色変換手段が通常と同様に特定の色について変換
テーブルを参照して読み出せば、その色データ自体が既
に所望の対応関係の色データとなっている。
【0016】すなわち、標準的な一つの色変換テーブル
を用意しておくとともに、その一部を特定の色データの
ために書き換えておくことにより、色変換作業時にはな
んら処理を変えることなく共通の色変換を行うことにな
る。
【0017】ところで、表色空間の格子点だけについて
色データを備えておき、格子点の間に位置する色データ
については補間演算などで色変換する手法では、格子点
に一致しない特定の色についての対応データを保存する
ことができない。このような場合には、特定の色につい
ては格子点と同様の扱いをなすようにしておき、かつ、
格子点に一致したものとして補間演算しないようにすれ
ばよい。
【0018】これらにおいては、特定の色データのため
に個別に用意した色データを参照できるようにする対応
であった。しかしながら、常に同じ色変換を採用しつつ
特定の色データについて対応関係を変えることも可能で
ある。そのような一例として、請求項5にかかる発明
は、上記請求項1または請求項2のいずれかに記載の色
変換装置において、上記特定色変換手段は、上記特定の
色データを予め変換することにより上記主色変換手段に
よる変換を経たときに所望の色データとなるようにする
変換前処理手段を有する構成としてある。
【0019】何らかの色データについて通常の色変換を
した結果、特定の色データに対応すべき所望の色が得ら
れる場合がある。上記のように構成した請求項4にかか
る発明においては、特定色変換手段の変換前処理手段が
特定の色データを予め上述したような別の色データに変
換する。従って、この色データを用いて主色変換手段が
色変換を行ったときには同特定の色データに対応すべき
所望の色データとなる。
【0020】一方、同様の考え方を出力側に適用した一
例として、請求項6にかかる発明は、上記請求項1また
は請求項2のいずれかに記載の色変換装置において、上
記特定色変換手段は、上記特定の色データに対する上記
主色変換手段による変換結果の色データを所望の色デー
タに変換する変換後処理手段を有する構成としてある。
【0021】すなわち、全ての色データについて通常ど
おりに色変換するものの、得られた色データが上記特定
の色データに対応するものである場合は所望の色データ
となるように特定色変換手段の変換後処理手段が色変換
する。
【0022】一方、このような特定の色データに対して
対応させるべき色データは試行錯誤によって選択するこ
とも可能であるが、色数が多くなってくると至極困難に
なってくる。このような状況に対応し、請求項7にかか
る発明は、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
色変換装置において、任意の基準色と同基準色に対して
少しずつ異なる色を出力する類似色出力手段と、上記複
数の出力色に対する選択の入力を受け付けて同選択が基
準色を意味するならば同基準色の情報を上記入力側とな
る特定の色データと対応づけるとともに同選択が基準色
以外を意味するならば同選択色を基準色とするように上
記類似出力手段に指示する対応関係形成手段とを具備す
る構成としてある。
【0023】上記のように構成した請求項7にかかる発
明においては、類似色出力手段が任意の基準色と同基準
色に対して少しずつ異なる色を出力し、対応関係形成手
段でそのうちの一の出力色を選択する。ここにおいて、
所望の色が出力されるまでは最も類似する色を選択す
る。すると、この対応関係形成手段は上記類似色出力手
段に対してその色を基準色とするように指示するので、
同類似色出力手段は選択された色を基準色として少しず
つ異なる色を出力する。一方、最終的に所望の色がこの
複数の出力色の中で基準色として出力された場合に、同
基準色を選択すると、対応関係形成手段は同基準色の情
報を上記入力側となる特定の色データと対応づける。
【0024】すなわち、出力されるものの中からもっと
も類似するものを選択していけば最後に所望の色にたど
り着くため、その際の基準色の情報を特定の色データに
対応づけている。むろん、この対応関係形成手段におけ
る入力は各種の入力機器、例えばキーボードやマウスな
どを使って適宜実行可能である。一方、類似色出力手段
が上記基準色に対して少しずつ異なる色を出力するにあ
たっては、最終的に所望の色にたどり着けるようにしな
ければならない。従って、基準色に対してどの程度で少
しずつ異なるようにするかは選択時などに変更できるよ
うにしておけば良い。また、操作する側が積極的に基準
色の色成分を指定できるようにするなどしても良い。
【0025】ここにおいて、色空間は平面として把握す
ることはできないので、所望の色にたどり着けるように
複数色を表示するためには工夫が必要となり、その一例
として、請求項8にかかる発明は、上記請求項7に記載
の色変換装置において、上記類似色出力手段は、色相と
明度とを相互に異ならせるように二次元表示を複数面出
力する略三次元表示を行なう構成としてある。
【0026】上記のように構成した請求項8にかかる発
明においては、二次元表示を複数面出力することによ
り、色相と明度を組み合わせた略三次元表示が可能とな
る。例えば、一の二次元表示についてはある明度につい
ての色相を変えた表示とし、このような二次元表示をそ
れぞれわずかに明度を変えて複数面用意すれば、少なく
とも三次元の色空間を追従可能となる。
【0027】さらに、請求項9にかかる発明は、異なる
表色空間の間で色データを所定の対応関係で変換するに
あたり、通常時には上記対応関係に対応して一の表色空
間における色データを入力して他の表色空間における色
データに変換するとともに、特定の色データについては
上記対応関係とは異なる対応関係で所定の色データに色
変換せしめる構成としてある。
【0028】すなわち、必ずしも実体のある装置に限ら
ず、その方法としても有効であることに相違はない。
【0029】ところで、このような色変換装置および色
変換方法は単独で存在する場合もあるし、ある機器に組
み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思
想としては、各種の態様を含むものである。また、ソフ
トウェアであったりハードウェアであったりするなど、
適宜、変更可能である。
【0030】その一例として、印刷インクに対応した表
色空間に対して異なる表色空間の色データを所定の対応
関係で変換するプリンタドライバにおいても、上記対応
関係を記憶して同他の表色空間における色データを入力
して上記印刷インクに対応した表色空間における色デー
タに変換する主色変換手段と、入力側となる特定の色デ
ータについて上記対応関係とは異なる対応関係で所定の
色データに色変換せしめる特定色変換手段とを具備する
構成とすることもできる。
【0031】すなわち、プリンタドライバは印刷インク
に対応した表色空間に対して異なる表色空間の色データ
を所定の対応関係で変換するために、この対応関係を記
憶する主変換手段が同他の表色空間における色データを
入力して上記印刷インクに対応した表色空間における色
データに変換するが、入力側での特定の色データについ
ては特定色変換手段が上記対応関係とは異なる対応関係
で所定の色データに色変換せしめ、同色データに基づい
て印刷せしめることになる。
【0032】特に、最終出力として紙面などに印刷する
印刷装置においては、紙質や紙色によって極めて容易に
色の感じが変わってしまう。このような場合、一般的な
画像であればさほど気にはならないもののコーポレート
カラーなどの特定色については特に不満が生じやすい。
これに対して、プリンタドライバだけでこのような特定
色についての再現性を高め、不満が生じないようにす
る。
【0033】また、発明の思想の具現化例として色変換
装置のソフトウェアとなる場合には、かかるソフトウェ
アを記録した記録媒体上においても当然に存在し、利用
されるといわざるをえない。
【0034】その一例として、請求項10にかかる発明
は、コンピュータによって色変換するプログラムを記録
した媒体であって、異なる表色空間の間で色データを所
定の対応関係で変換するにあたり、通常時には上記対応
関係に対応して一の表色空間における色データを入力し
て他の表色空間における色データに変換するとともに、
特定の色データについては上記対応関係とは異なる対応
関係で所定の色データに色変換せしめる構成としてあ
る。
【0035】むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体で
あってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後
開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考え
ることができる。また、一次複製品、二次複製品などの
複製段階については全く問う余地無く同等である。その
他、ソフトウェアである場合にはその供給方法が上述し
た記録媒体として提供されるのではなく、通信回線を利
用して提供されるような場合でも本発明が利用されてい
ることにはかわりない。
【0036】さらに、一部がソフトウェアであって、一
部がハードウェアで実現されている場合においても発明
の思想において全く異なるものはなく、一部を記録媒体
上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるよう
な形態のものとしてあってもよい。さらには、カラーフ
ァクシミリ機やカラーコピー機においても適用可能であ
ることはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、特定の色
についての対応関係を通常の対応関係と異ならせること
ができ、各種の趣向性を向上せしめることが可能な色変
換装置を提供することができる。
【0038】また、請求項2にかかる発明によれば、特
定の色についての最終出力色が元の色と一致させること
ができるため、厳格な色の一致を要望される場合に簡易
かつ効果的に色変換することが可能となる。
【0039】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
先に特定データであるか否かを判断し、特定の色データ
とそれ以外の色データで処理を変えるので、シンプルな
構成とすることができるし、保守や変更も容易となる。
【0040】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
予め変換テーブルの内容を書き換えることにより、色変
換作業自体は共通となり、処理も高速にできる。
【0041】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
特定の色データをあらかじめ変更することにより、通常
の色変換処理を変えることなく実現可能となる。
【0042】さらに、請求項6にかかる発明によれば、
通常の色変換処理を行った上で特定の色データに対する
色データだけを変更するので、通常の色変換処理を変え
ることなく実現可能となる。
【0043】さらに、請求項7にかかる発明によれば、
類似する出力色の中から選択作業によって所望の色を得
ることができるようになるため、作業が容易になる。
【0044】さらに、請求項8にかかる発明によれば、
漏れのない類似色の表示が可能となり、操作者はこれを
たどって所望の色にたどり着くことができる。
【0045】さらに、請求項9にかかる発明によって
も、特定の色についての対応関係を通常の対応関係と異
ならせることができ、各種の趣向性を向上せしめたり、
最終出力色を元の色と一致させることが可能な色変換方
法を提供することができる。
【0046】そして、請求項10にかかる発明によれ
ば、このような色変換を行なうプログラムを記録した媒
体を提供することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。
【0048】図1は、本発明の一実施形態にかかる色変
換装置の概念を示しており、図2は具体的構成例をブロ
ック図により示している。
【0049】図1に示すように、本発明の色変換装置1
0内には少なくとも主色変換手段11と特定色変換手段
12とが備えられており、同色変換装置10は入力色デ
ータが入力され、所定の色変換を施して出力色データと
して出力する。ここにおいて、主色変換手段11と特定
色変換手段12とは共同して色変換し、特定色以外につ
いては色データとして一致を見るような色変換を行い、
特定色については入力される色データの現実の色が最終
出力結果としての色と一致するように色変換する。
【0050】かかる色変換装置10は、より具体的に
は、図2に示すコンピュータシステム20で構成されて
いる。このコンピュータシステム20はPC本体30
と、画像入力装置としてのスキャナ40と、画像出力装
置としてのディスプレイ50と、同じく画像出力装置と
してのカラープリンタ60とから構成されている。な
お、PC本体30には図示しないキーボードやマウスが
接続され、各種の入力操作を実行可能となっている。
【0051】PC本体30内には図示しないCPUやR
OMやRAMなどが装備されており、基本プログラムと
なるオペレーティングシステム31が稼働されるととも
に、当該オペレーティングシステム31の上でアプリケ
ーション32が実行可能である。ここにおいて、アプリ
ケーション32の実行に付随してディスプレイ50への
表示やカラープリンタ60での印刷が行われるが、この
際のカラー画像データはオペレーティングシステム31
に組み込まれたビデオドライバ31aやプリンタドライ
バ31bを介して所定のインターフェイス回路を介して
ディスプレイ50やカラープリンタ60に出力されてい
る。
【0052】PC本体30やスキャナ40やディスプレ
イ50においてはカラー画像を各画素毎に赤緑青(RG
B)の各成分について階調データで表す階調表色データ
として扱っているが、カラープリンタ60においてはイ
ンク色に対応したシアン・マゼンタ・イエロー(CM
Y)の各成分について階調データで表す階調表色データ
として扱っている。従って、PC本体30でカラー画像
を扱う処理を行った後、最終的にカラープリンタ60に
てカラー印刷する際にはRGB階調表色データをCMY
階調表色データに変換する必要があり、プリンタドライ
バ31bにおける色変換部31b2がかかる色変換を行
う。なお、プリンタドライバ31bは、カラー画像デー
タの中から印刷ヘッドの走査範囲に対応するデータを切
り出すラスタライザ31b1と、上記色変換部31b2
と、CMY階調表色データを二値化するハーフトーンモ
ジュール31b3とを備えている。すなわち、このよう
な色変換部31b2こそ、本実施形態における色変換装
置10を構成しているといえる。また、このような色変
換部31b2は色変換プログラムによって構成され、同
色変換プログラムを記録するにあたっては、図17に示
すように、フレキシブルディスク41や、CD−ROM
42のような可搬性のある媒体はもちろんのこと、ハー
ドディスク43にインストールされた状態であるとか、
ROM44やRAM45を有するICカードであると
か、あるいは、モデム46b等を介して通信回線46a
を媒体とすることも可能である。
【0053】本実施形態においては、PC本体30を中
心とするコンピュータシステム20として入力から出力
までの全行程を実施しているが、少なくとも色変換の工
程さえあれば適用可能である。例えば、デジタルスチル
カメラなどで撮影した画像を通常はRGB階調表色デー
タで保存するものの、カラープリンタに直接接続する際
にはCMY階調表色データで出力可能となっているよう
な場合には色変換を実行することになるし、ネットワー
ク端末機能を有するテレビジョンなどにおいてカラー画
像をカラープリントする場合などにも適用可能である。
【0054】かかるコンピュータシステム20におい
て、書類を作成し、印刷する例について説明する。図2
のディスプレイ50内には作成中の書類が表示されてい
る。ここにおいて、当該書類には、キーボードで入力さ
れた記述文字部分51と、スキャナ40で写真画像を取
り込んだ写真画像部分52と、汎用的に利用するコーポ
レートマーク部分53とがあるとする。少なくとも、写
真画像部分52とコーポレートマーク部分53とはカラ
ー画像データで構成され、コーポレートマーク部分53
に関しては色指定が厳格になっており、同コーポレート
マーク部分53は図示しないハードディスク内にビット
マップデータとして保存されているとする。
【0055】このようなカラー画像などを含む書類をカ
ラープリンタ60にて印刷しようとするときに上述した
ようなRGBの表色空間からCMYの表色空間への色変
換が行われる。色空間は本来的に一つであるものの、座
標の取り方によって表し方が異なってくる。従って、あ
る色をRGBの座標軸で表したときの色データをCMY
の座標軸で表したものであっても互いに色の一致を見る
ことになる。ところで、このような場合の表色空間相互
での対応は一律の変換式によって表されることはなく、
本来的には全ての座標間で対応関係を探して記録するし
かない。なお、このような理論上における表色空間相互
での色変換を本実施形態においては主色変換と呼んでい
る。
【0056】しかしながら、各成分の階調数が大きくな
ってくると表現可能な色数はその三乗に比例して大きく
なるため、一概に変換テーブルを用意するのも非現実的
である。例えば、一色について「256」階調であれば
RGBの三色では約1670万色となるからである。単
純にRGBの三要素からCMYの各色を対応づけようと
すれば「1670万×3」の配列変数などが必要にな
る。このため、主色変換では全階調に対応した全色につ
いての変換テーブルを用意するのではなく、図3に示す
ように三色の座標軸においてとびとびの格子点ごとに対
応関係を記憶した格子点変換テーブルを用意し、補間演
算あるいは階調変換による色変換の手法によって主色変
換を実行可能としている。なお、階調と格子点との関係
を図4に示しており、本実施形態においては、「0〜2
55」の全256階調を32階調ごとに概略均等に分割
して「9」個の格子点とし、「9×9×9=279」要
素の配列からなる格子点変換テーブルとなっている。
【0057】補間演算では、RGBの座標軸でのある座
標の色について同座標を取り囲む格子点の対応関係を利
用し、線形補間の演算を経て同座標の対応関係を求めて
いる。図5(a)〜(c)は、このような線形補間の一
例である八点補間の概念を示している。変換元の表色空
間を単位立方の格子状に分割し、格子点での変換先の対
応値は別途求めてある。立方体のk番目の頂点Pkでの
変換値をXk=[ck,mk,yk]とするとともに立
方体の体積をVとすると、立方体の内点Pでの対応値は
P点で分割される図示のような八つの小直方体の体積V
kの比率による加重から次式で補間できる。
【0058】
【数1】
【0059】従って、主色変換を行なう場合には図6に
示すように、まず、色変換する画素のRGB座標軸での
座標位置P(Rx,Gx,Bx)がどの格子区間に属し
ているかを算出し(ステップS110)、次いで周囲の
八つの格子点についてのテーブルを読み出し(ステップ
S120)、座標位置Pにて細分される八つの直方体の
体積率を計算し(ステップS130)、最後に各色ごと
に体積率を乗算しつつ積算する(ステップS140)こ
とにより、補間演算が完了してCMY座標軸での色デー
タを得られる。
【0060】本実施形態においては、主色変換でこのよ
うな補間演算を実行するが、図7および図8にはこのよ
うな補間演算に代えて階調変換による色変換を実施して
も良い。補間演算では八回の乗算と七回の加算が必要と
なり、ハードウェア化する場合でもソフトウェアで実行
する場合でも資源および時間の負担が大きい。階調変換
による色変換はより簡易に色変換を行うものであり、そ
の具体的手法を図7および図8に示している。
【0061】図7はフローチャートを示しており、図8
は同手法で利用する画素の誤差分配を示している。対象
となる画素について直近の格子座標を探し(ステップS
210)、格子座標との誤差(dg)を算出し(ステッ
プS220)、その誤差(dg)を近隣画素へ分配する
(ステップS230)だけの処理となっている。従っ
て、各画素毎には同じ色に変換されないとしても周辺画
素を含めた色成分は確実に保管され、良好な色変換を行
ないつつ、乗算と加算を繰り返す場合に比べて演算の負
担を軽減できる。
【0062】本実施形態においては、上述した補間演算
や階調変換によって色変換しているが、むろんこれら以
外の手法を採用することも可能である。
【0063】このようにして本来的に一致する色空間相
互での変換を行うにもかかわらず、カラープリンタ60
で紙面上に印刷した場合には必ずしも色が一致しないこ
とが多い。紙面上への印刷は紙質などによっても容易に
色が変化してしまうためである。上述した書類の印刷の
場合、記述文字部分51についての色の再現性はさほど
問題ではなく、写真画像部分52やコーポレートマーク
部分53については本来的に必要である。しかしなが
ら、現状、写真画像部分52で正確な色再現性が実現で
きない以上、それについては諦めざるを得ない。しかし
ながら、コーポレートマーク部分53のような特定色だ
けについてはカラープリンタ60が印刷可能な色である
限り再現可能である。
【0064】このため、プリンタドライバ31bにおけ
る色変換部31b2が実施する色変換では、図9に示す
ように、ステップS310で変換対象である画素の色デ
ータが特定の色データであるか判断し、特定の色データ
でなければステップS320にて上述したような処理か
らなる主色変換処理を実行するし、特定の色データであ
れば、上述した主色変換を行なうのではなく、ステップ
S330にて特定色データ変換処理を実施するようにし
ている。
【0065】特定色データ変換処理では特定の色データ
が入力されたときに本来の主色変換で得られる色データ
(C,M,Y)ではない、別の色データ(C’,M’,
Y’)に変換する。この関係を図10に示している。
【0066】ここで、このような別の色データの取得手
法について説明する。図11と図12は、ある基準色を
中心にしてその周囲にわずかに異ならせた色をパッチ状
に印刷し、似た色を中心に持ってくる作業を繰り返して
所望の色にたどり着く処理を示している。
【0067】図11に示すように、まず、ステップS4
10では最初に中心位置におく出発カラーを決定する
が、通常であれば特定の色データに基づいて主色変換で
得られた色データを利用すればよい。続くステップS4
20ではこの中心色を中心として図12に示すような5
×5の升目状にカラーパッチを印刷する。この例では、
中心色と同じ明度であって色相を変えたカラーパッチを
印刷しており、L*a*b標準表色系に基づいて紙面上
の横軸と縦軸にa+軸とb+軸とを一致させ、中心色に
対してわずかに色相(a,b)を異ならせている。すな
わち、横方向では”a”の値だけを変化させ、縦方向で
は”b”の値だけを変化させて印刷しており、その変化
量は中心色からの距離に比例させている。この変化量は
中心色の外周に接するパッチではΔEの色差となるよう
にし、それ以外のカラーパッチではΔE×2の色差とな
るようにしている。すなわち、図12において、基準色
の周囲の、「7,8,9,12,14,17,18,1
9」のパッチはΔEの色差であり、それ以外のパッチは
ΔE×2の色差を持っている。
【0068】ステップS430ではこのように設定した
カラーパッチにおける中心色がコーポレートカラーの色
見本と一致するか否かを判断する入力待ちとなる。後述
するようにして中心色を少し図ずつ変化させてくると、
最終的には中心色が見本色と一致するようになるので、
YESと入力した場合にはステップS460にて中心色
の色データを特定の色データに対する変換データとして
特定色データ変換テーブルに書き込む。
【0069】しかしながら、中心色が色見本に一致しな
い場合にはステップS440を実行し、同ステップS4
40ではカラーパッチの中の最も近い色の入力待ちとな
る。そして、このカラーパッチの中で色見本に一番近い
色を入力すると、ステップS450ではその色を中心色
に設定し、ステップS420のカラーパッチの印刷へ処
理を移行させる。このようにして類似色を選択している
間に徐々に中心色は見本色に一致するようになる。
【0070】ところで、本実施形態においては、色相だ
けを変化させて類似するカラーパッチを印刷している
が、色空間はこのような二次元表示だけでは困難な要素
を含んでいる。従って、カラーパッチを印刷するにあた
っては、図13に示すように明度も少しずつ変えた三面
のカラーパッチを印刷するようにしても良い。同図に示
す例では、同図(b)が本来の中心色と同一明度であっ
て色相を横方向と縦方向とで少しずつ異ならせたカラー
パッチとなっており、同図(a)では中心色の明度を下
げて同様の基準でカラーパッチを印刷し、同図(c)で
は中心色の明度を上げてて同様の基準でカラーパッチを
印刷している。この例のように色相と明度とを相互に異
ならせるようにして二次元表示を複数面出力することに
より略三次元表示が可能となり、色空間では確実に所望
の色にたどり着くことができるようになる。
【0071】本実施形態においては、カラーパッチを印
刷するステップS420の処理は類似色出力手段に相当
し、中心色を変更させることになるステップS440,
S450の処理や中心色が見本色に一致した場合に中心
色のデータを特定の色データと対応づけることになるス
テップS430,S460の処理が対応関係形成手段に
相当する。
【0072】本実施形態においては、RGB階調表色デ
ータをCMY階調表色データに変換するためにこのよう
なカラーパッチの印刷を実行しているが、色変換が行わ
れる対象によってはディスプレイ50上で同様のカラー
パッチの表示や選択を行うこともあり得る。
【0073】以上のようにして特定の色データに対応す
る色データが得られるとともに、その結果が図10に示
すような特定色データ変換テーブルに書き込まれていれ
ば、変換対象となる画素についての色データが特定の色
データであった場合にステップS330の特定色データ
変換の処理を実行し、特定色データ変換テーブルから対
応する色データを読み出して変換することになる。そし
て、ステップS340にて対象画素を次の画素に移し、
ステップS350にて最終画素と判断されるまで次々に
各画素の色データを変換していく。
【0074】かかる処理は、上記書類の場合、コーポレ
ートマーク部分53の色データを特定の色データとして
扱うことにより、記述文字部分51や写真画像部分52
の画素については主色変換処理で色変換され、同コーポ
レートマーク部分53の画素については特定色データ変
換処理で色変換されることになる。
【0075】しかしながら、このような主色変換処理と
特定色データ変換処理は必ずしもこのように個別に分離
されている必要はない。
【0076】例えば、図14には本発明の変形例を示し
ており、上述した主色変換処理で利用する変換テーブル
を書き換えることによって特定の色データの変換に対応
している。この例では、ステップS510にて対応関係
形成済みか否かを判断し、対応関係を形成済みでなけれ
ばステップS520にて上述したような処理を経て特定
の色データに対応すべき色データを見つけ出す。そし
て、見つけ出した色データで主色変換処理で利用するこ
とになる変換テーブルを書き換える。すなわち、特定の
色データで参照した場合に読み出されるべき色データと
してステップS520にて見つけ出された色データを書
き込む。
【0077】このようにしておくことにより、以降は各
画素の色データを何も気にすることなくステップS54
0の主色変換処理で色変換する。ただし、特定の色デー
タについて主色変換処理をした場合、読み出されるデー
タは書き換えた色データである。そして、ステップS5
50では対象画素を更新し、ステップS560で最終画
素と判断されるまで繰り返す。
【0078】さらに、図15および図16に示す変形例
では、変換テーブルのデータを変化させることなく同様
に全ての画素について主色変換を実施する例を示してい
る。
【0079】この図15に示す変形例では、特定の色デ
ータとは異なる別の色データに基づいて主色変換処理を
実行した場合に見本色と同様の色変換が実行されること
があり得ることを前提とし、ステップS630にて主色
変換処理を実行する前に、ステップS610にて特定の
色データであるか否かを判断し、特定の色データであれ
ばステップS620にて見本色に一致することになる別
の色データに変換するための変換前処理を実行する。従
って、特定の色データであれば、変換前処理にて変化さ
せられた色データで主色変換処理を実行されることにな
り、この場合には上述したように見本色と一致する色デ
ータに変換される。なお、ステップS640,S650
にて最終画素となるまで画素を移行していく処理は同様
である。むろん、この場合の対応関係は図11に示すよ
うにして印刷するカラーパッチの元データを利用するこ
とによって取得可能である。
【0080】一方、図16に示す変形例では、ステップ
S710にてとりあえず主色変換処理を実行してしま
い、ステップS720にて特定の色データについての主
色変換結果であるか否かを判断する。特定の色データに
ついて主色変換した場合に得られる色データは一つであ
るため、ステップS720にてそのような色データとな
っていると判断されれば、ステップS730の変換後処
理にて見本色の色データに入れ換えればよい。
【0081】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を説明する。
【0082】PC本体30にてアプリケーション32を
実行し、同アプリケーション32にて、記述文字部分5
1と、スキャナ40にて読み込んだ画像の写真画像部分
52と、ハードディスクなどに記憶されているコーポレ
ートマーク部分53とを合体せしめて書類を作成する。
【0083】一方、コーポレートマーク部分53につい
ては別に見本色を用意し、図11に示す対応関係形成処
理を実行する。すなわち、ステップS420にて見本色
と一致するカラーパッチが印刷されるまでステップS4
40にて類似色の選択を繰り返し、中心色が見本色に一
致したらステップS460にて特定色データ変換テーブ
ルに色データを書き込んでおく。
【0084】一方、作成した書類を印刷処理させるとオ
ペレーティングシステム31を介してプリンタドライバ
31bが起動され、アプリケーション32にて作成した
カラー画像データが受け渡される。プリンタドライバ3
1bでは、先ずラスタライザ31b1が印刷ヘッドの走
査範囲に一致するカラー画像データを切り出し、色変換
部31b2は同切り出したカラー画像データを各画素単
位で色変換する。
【0085】この色変換処理は、図9に示しており、ス
テップS310にて対象となる画素の色データが特定色
データであるか否かを判断する。切り出した画像データ
が記述文字部分51であったり、写真画像部分52であ
る場合には偶然の一致がない限り特定の色データでない
と判断され、ステップS320にて主色変換処理が実行
される。このような主色変換処理の実行結果は所定のバ
ッファに記憶され、次のハーフトーンモジュール31b
3にてハーフトーン処理された後でカラープリンタ60
に出力され、用紙上にカラー印刷される。用紙上に印刷
された最終結果の色はディスプレイ50上で確認される
色とわずかにずれているものの、一般的には受け入れら
れる程度である。
【0086】しかしながら、コーポレートマーク部分5
3の画像データが切り出された場合には、同画素が処理
対象となったときにステップS310にて特定の色デー
タであると判断され、ステップS330にて特定色デー
タ変換処理を実行する。この特定色データ変換処理では
先の対応関係形成処理にて得られた色データを当該画素
に対する色変換結果とし、上述したように所定のバッフ
ァに出力される。そして、ハーフトーンモジュール31
b3のハーフトーン処理の後、カラープリンタ60に出
力されて印刷されると、本来のコーポレートカラーと一
致することになる。
【0087】このように、写真などの色再現性を向上さ
せることが望まれつつも実現できない現状において、コ
ーポレートマーク部分53のようにカラープリンタ60
の能力で十分に再現可能な場合には印刷したカラーパッ
チの中から一致するものを選び出すことによって色デー
タを対応づけるとともに、PC本体30の色変換部31
b2が色変換する際、ステップS310にて対象画素の
色データが特定の色データであるか否かを判断し、特定
の色データでなければステップS320にて通常の色変
換処理を実行するとともに、特定の色データであればス
テップS330にて見つけ出した色データに変換するこ
とにより、最終的に用紙上に印刷されたときに厳格な色
再現性が要求されるコーポレートマーク部分53につい
て色の一致を見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる色変換装置の概念
を示す図である。
【図2】同色変換装置の具体的構成例であるコンピュー
タシステムのブロック図である。
【図3】主色変換処理の概念を示すブロック図である。
【図4】階調データの階調と格子点との関係を示す図で
ある。
【図5】八点補間の概念を示す図である。
【図6】八点補間の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】階調変換による色変換の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図8】階調変換による色変換にて実施する誤差拡散の
概念を示す図である。
【図9】色変換の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】特定色データ変換処理の概念を示すブロック
図である。
【図11】対応関係形成処理のフローチャートである。
【図12】同対応関係形成処理にて印刷するカラーパッ
チを示す図である。
【図13】同対応関係形成処理にて印刷する略三次元表
示のカラーパッチを示す図である。
【図14】変形例にかかる色変換の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図15】変形例にかかる色変換の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図16】変形例にかかる色変換の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図17】色変換プログラムを記録する媒体を示す図で
ある。
【符号の説明】
10…色変換装置 12…特定色変換手段 20…コンピュータシステム 30…PC本体 31…オペレーティングシステム 31a…ビデオドライバ 31b…プリンタドライバ 31b1…ラスタライザ 31b2…色変換部 31b3…ハーフトーンモジュール 32…アプリケーション 40…スキャナ 41…フレキシブルディスク 42…CD−ROM 43…ハードディスク 44…ROM 45…RAM 46a…通信回線 46b…モデム 50…ディスプレイ 51…記述文字部分 52…写真画像部分 60…カラープリンタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる表色空間の間で色データを所定の
    対応関係で変換する色変換装置であって、 上記対応関係を記憶して一の表色空間における色データ
    を入力して他の表色空間における色データに変換する主
    色変換手段と、 入力側となる特定の色データについて上記対応関係とは
    異なる対応関係で所定の色データに色変換せしめる特定
    色変換手段とを具備することを特徴とする色変換装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の色変換装置におい
    て、上記特定色変換手段は、入力側の特定の色と最終出
    力結果の色とが一致するように色変換せしめることを特
    徴とする色変換装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の色変換装置において、上記特定色変換手段は、
    入力される色データが上記特定の色データである場合に
    上記所定の対応関係となる色データに色変換するととも
    に、同入力される色データが上記特定の色データでない
    場合に上記主色変換手段にて上記所定の対応関係で色変
    換せしめることを特徴とする色変換装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の色変換装置において、上記主色変換手段は、入
    力側と出力側の色データの対応関係についての変換テー
    ブルを有しており、上記特定色変換手段は、同変換テー
    ブルの内容を書き換えることを特徴とする色変換装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の色変換装置において、上記特定色変換手段は、
    上記特定の色データを予め変換することにより上記主色
    変換手段による変換を経たときに所望の色データとなる
    ようにする変換前処理手段を有することを特徴とする色
    変換装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の色変換装置において、上記特定色変換手段は、
    上記特定の色データに対する上記主色変換手段による変
    換結果の色データを所望の色データに変換する変換後処
    理手段を具備することを特徴とする色変換装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載の色変換装置において、任意の基準色と同基準色に対
    して少しずつ異なる色を出力する類似色出力手段と、上
    記複数の出力色に対する選択の入力を受け付けて同選択
    が基準色を意味するならば同基準色の情報を上記入力側
    となる特定の色データと対応づけるとともに同選択が基
    準色以外を意味するならば同選択色を基準色とするよう
    に上記類似出力手段に指示する対応関係形成手段とを具
    備することを特徴とする色変換装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項7に記載の色変換装置におい
    て、上記類似色出力手段は、色相と明度とを相互に異な
    らせるように二次元表示を複数面出力する略三次元表示
    を行なうことを特徴とする色変換装置。
  9. 【請求項9】 異なる表色空間の間で色データを所定の
    対応関係で変換するにあたり、通常時には上記対応関係
    に対応して一の表色空間における色データを入力して他
    の表色空間における色データに変換するとともに、特定
    の色データについては上記対応関係とは異なる対応関係
    で所定の色データに色変換せしめることを特徴とする色
    変換方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータによって色変換するプロ
    グラムを記録した媒体であって、異なる表色空間の間で
    色データを所定の対応関係で変換するにあたり、通常時
    には上記対応関係に対応して一の表色空間における色デ
    ータを入力して他の表色空間における色データに変換す
    るとともに、特定の色データについては上記対応関係と
    は異なる対応関係で所定の色データに色変換せしめるこ
    とを特徴とする色変換プログラムを記録した媒体。
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