JPH10210741A - スイッチング電源回路 - Google Patents
スイッチング電源回路Info
- Publication number
- JPH10210741A JPH10210741A JP2582997A JP2582997A JPH10210741A JP H10210741 A JPH10210741 A JP H10210741A JP 2582997 A JP2582997 A JP 2582997A JP 2582997 A JP2582997 A JP 2582997A JP H10210741 A JPH10210741 A JP H10210741A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- error amplifier
- voltage
- output
- power supply
- output voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安定度の高い出力電圧が得られるスイッチン
グ電源回路を得る。 【解決手段】 制御回路3を構成し、所定の入力端子と
出力端子の間に位相補償用のコンデンサC4が接続され
た第1の誤差増幅器ER1の他に、第2の誤差増幅器E
R2を設ける。第2の誤差増幅器ER2の一方の入力端
子には出力電圧を印加し、他方の入力端子には基準電圧
源5からの基準電圧を印加する。第2の誤差増幅器ER
2の出力端子は第1の誤差増幅器ER1の出力端子と比
較器COMの所定の入力端子との接続点に接続する。こ
こで、出力電圧の急激な変動が発生すると、入力信号に
対する出力信号の応答速度の速い第2の誤差増幅器ER
2の出力信号に応じてスイッチングトランジスタQ1の
オンデューティが変化する。その結果、出力電圧の規定
値への復帰が速まり、安定度が向上する。
グ電源回路を得る。 【解決手段】 制御回路3を構成し、所定の入力端子と
出力端子の間に位相補償用のコンデンサC4が接続され
た第1の誤差増幅器ER1の他に、第2の誤差増幅器E
R2を設ける。第2の誤差増幅器ER2の一方の入力端
子には出力電圧を印加し、他方の入力端子には基準電圧
源5からの基準電圧を印加する。第2の誤差増幅器ER
2の出力端子は第1の誤差増幅器ER1の出力端子と比
較器COMの所定の入力端子との接続点に接続する。こ
こで、出力電圧の急激な変動が発生すると、入力信号に
対する出力信号の応答速度の速い第2の誤差増幅器ER
2の出力信号に応じてスイッチングトランジスタQ1の
オンデューティが変化する。その結果、出力電圧の規定
値への復帰が速まり、安定度が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源回路における
出力電圧が変化した時の制御応答速度を向上させるため
の技術に関する。
出力電圧が変化した時の制御応答速度を向上させるため
の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源回路は一般に、スイッ
チング素子にオン、オフ動作を行わせてエネルギー通過
量を制御し、出力電圧を一定に保つ。ここで、その出力
電圧を一定に保つ制御手法の一つにパルス幅制御方式
(以下、PWM制御と呼ぶ)というものが有り、これは
出力電圧を検出し、その大きさに応じてスイッチング素
子のオン期間とオフ期間の比率を変化させるものであ
る。このようなPWM制御方式を採用した従来のスイッ
チング電源回路として、図3に示すような回路構成を有
するものが存在した。
チング素子にオン、オフ動作を行わせてエネルギー通過
量を制御し、出力電圧を一定に保つ。ここで、その出力
電圧を一定に保つ制御手法の一つにパルス幅制御方式
(以下、PWM制御と呼ぶ)というものが有り、これは
出力電圧を検出し、その大きさに応じてスイッチング素
子のオン期間とオフ期間の比率を変化させるものであ
る。このようなPWM制御方式を採用した従来のスイッ
チング電源回路として、図3に示すような回路構成を有
するものが存在した。
【0003】図3において1、2はそれぞれ高電位側の
入力端子と出力端子を示しており、低電位側の入力端子
と出力端子はアースに接続されることから図示は省略し
た。入力端子1とアースとの間にはスイッチングトラン
ジスタQ1とトランスTの1次巻線N1が直列に接続さ
れ、出力端子2とアースとの間には2次巻線N2と整流
ダイオードD1が直列に接続され、さらに出力端子2と
アースとの間に平滑コンデンサC2が接続されている。
このスイッチングトランジスタQ1、トランスT、整流
ダイオードD1、平滑コンデンサC2により、基本的な
スイッチング電源回路が構成されている。
入力端子と出力端子を示しており、低電位側の入力端子
と出力端子はアースに接続されることから図示は省略し
た。入力端子1とアースとの間にはスイッチングトラン
ジスタQ1とトランスTの1次巻線N1が直列に接続さ
れ、出力端子2とアースとの間には2次巻線N2と整流
ダイオードD1が直列に接続され、さらに出力端子2と
アースとの間に平滑コンデンサC2が接続されている。
このスイッチングトランジスタQ1、トランスT、整流
ダイオードD1、平滑コンデンサC2により、基本的な
スイッチング電源回路が構成されている。
【0004】ここで、電源回路のスイッチングトランジ
スタQ1を駆動制御するために、以下のような制御回路
3が設けられている。まず、基準電圧源REFと発振回
路OSCが構成され、基準電圧源REFの出力端子が誤
差増幅器ER1の正入力端子(+)に接続されている。
誤差増幅器ER1の出力端子は比較器COMの第1の正
入力端子に接続され、比較器COMの反転入力端子
(−)は発振回路OSCに接続されている。比較器CO
Mの出力端子はバッファBUFを介してダーリントン接
続された2つのトランジスタ素子で構成される駆動部D
Rに接続されている。
スタQ1を駆動制御するために、以下のような制御回路
3が設けられている。まず、基準電圧源REFと発振回
路OSCが構成され、基準電圧源REFの出力端子が誤
差増幅器ER1の正入力端子(+)に接続されている。
誤差増幅器ER1の出力端子は比較器COMの第1の正
入力端子に接続され、比較器COMの反転入力端子
(−)は発振回路OSCに接続されている。比較器CO
Mの出力端子はバッファBUFを介してダーリントン接
続された2つのトランジスタ素子で構成される駆動部D
Rに接続されている。
【0005】このような構成を有する制御回路3におい
て、その駆動部DRに抵抗R3とコンデンサC3の並列
回路を介してスイッチングトランジスタQ1のベースが
接続される。また、誤差増幅器ER1の反転入力端子
(−)と出力端子との間には位相補償用のコンデンサC
4が接続され、さらに誤差増幅器ER1の反転入力端子
(−)は、出力端子2とアースとの間に直列接続された
検出抵抗R1とR2の接続点に接続される。そして制御
回路3の基準電圧源REFの出力端子とアースとの間に
抵抗R4とR5が直列に接続され、この抵抗R4とR5
の接続点が比較器COMの第2の正入力端子に接続され
る。この抵抗R4、R5は最大のオンデューティを設定
するための設定回路4を形成する。
て、その駆動部DRに抵抗R3とコンデンサC3の並列
回路を介してスイッチングトランジスタQ1のベースが
接続される。また、誤差増幅器ER1の反転入力端子
(−)と出力端子との間には位相補償用のコンデンサC
4が接続され、さらに誤差増幅器ER1の反転入力端子
(−)は、出力端子2とアースとの間に直列接続された
検出抵抗R1とR2の接続点に接続される。そして制御
回路3の基準電圧源REFの出力端子とアースとの間に
抵抗R4とR5が直列に接続され、この抵抗R4とR5
の接続点が比較器COMの第2の正入力端子に接続され
る。この抵抗R4、R5は最大のオンデューティを設定
するための設定回路4を形成する。
【0006】このような構成の図3の回路の基本動作は
以下のようであった。先ず誤差増幅器ER1において、
正入力端子(+)に入力される基準電圧と反転入力端子
(−)に入力される出力電圧に相当する電圧(すなわち
検出信号)が比較され、この2つの電圧の差分に相当す
るレベル信号VLが発生する。このレベル信号VLは比
較器COMに入力され、比較器COMにおいて発振回路
からの三角波電圧(すなわち基準波形信号)と比較され
る。すると比較器COMの出力端子にはレベル信号VL
の大きさに応じたパルス幅を有するパルス信号POが発
生し、このパルス信号POはバッファBUFを介して駆
動部DRに入力される。駆動部DRではパルス信号PO
に応じてスイッチングトランジスタQ1をオン、オフ
し、電源回路を駆動する。この時の電圧レベル信号V
L、三角波電圧、パルス信号POの各波形は図4に示す
ようになる。
以下のようであった。先ず誤差増幅器ER1において、
正入力端子(+)に入力される基準電圧と反転入力端子
(−)に入力される出力電圧に相当する電圧(すなわち
検出信号)が比較され、この2つの電圧の差分に相当す
るレベル信号VLが発生する。このレベル信号VLは比
較器COMに入力され、比較器COMにおいて発振回路
からの三角波電圧(すなわち基準波形信号)と比較され
る。すると比較器COMの出力端子にはレベル信号VL
の大きさに応じたパルス幅を有するパルス信号POが発
生し、このパルス信号POはバッファBUFを介して駆
動部DRに入力される。駆動部DRではパルス信号PO
に応じてスイッチングトランジスタQ1をオン、オフ
し、電源回路を駆動する。この時の電圧レベル信号V
L、三角波電圧、パルス信号POの各波形は図4に示す
ようになる。
【0007】なお図3中に示す設定回路4は、基準電圧
源REFが出力する安定度の高い電圧を分圧してデッド
タイムレベル信号DTLを発生する。このデッドタイム
レベル信号DTLは比較器COMに入力され、レベル信
号VLと共に三角波電圧と比較される。出力電圧が低下
してレベル信号VLが大きくなっても、三角波電圧がデ
ッドタイムレベルDTLより大きくなった時点でパルス
信号POは低レベルとなり、スイッチングトランジスタ
Q1はオフ状態となる。このようにしてパルス信号PO
に最低のオフ期間TOFFMINが発生する。このデッドタイ
ムレベルDTLによる最低のオフ期間TOFFMINは、主と
して電源回路の起動時、外部負荷の急変時において現
れ、スイッチングトランジスタQ1等が破壊されること
を防止する。
源REFが出力する安定度の高い電圧を分圧してデッド
タイムレベル信号DTLを発生する。このデッドタイム
レベル信号DTLは比較器COMに入力され、レベル信
号VLと共に三角波電圧と比較される。出力電圧が低下
してレベル信号VLが大きくなっても、三角波電圧がデ
ッドタイムレベルDTLより大きくなった時点でパルス
信号POは低レベルとなり、スイッチングトランジスタ
Q1はオフ状態となる。このようにしてパルス信号PO
に最低のオフ期間TOFFMINが発生する。このデッドタイ
ムレベルDTLによる最低のオフ期間TOFFMINは、主と
して電源回路の起動時、外部負荷の急変時において現
れ、スイッチングトランジスタQ1等が破壊されること
を防止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】PWM制御方式では、
その制御回路3を構成する誤差増幅器ER1の入出力端
子間に、出力電圧の大きさ、負荷変動の大きさと頻度、
そして要求される出力電圧の安定度に応じて、所定の静
電容量を有するコンデンサC4が接続される。このコン
デンサC4は、誤差増幅器ER1の入出力信号間の位相
を回転させ、出力電圧のリップルが大きくなる発振現象
を防止するよう作用する。ところでコンデンサC4は、
誤差増幅器ER1の入出力信号に位相回転を生じさせて
発振現象を防止するが、他方でこの電源回路の、出力端
子2からスイッチングトランジスタQ1のベースまでの
間に構成された制御系の応答速度を低下させるという弊
害をもたらす。ちなみに、実際の回路における制御系の
応答速度は、仕様・条件によっても異なるが、一般に
0.5ms〜1.0msとなる。
その制御回路3を構成する誤差増幅器ER1の入出力端
子間に、出力電圧の大きさ、負荷変動の大きさと頻度、
そして要求される出力電圧の安定度に応じて、所定の静
電容量を有するコンデンサC4が接続される。このコン
デンサC4は、誤差増幅器ER1の入出力信号間の位相
を回転させ、出力電圧のリップルが大きくなる発振現象
を防止するよう作用する。ところでコンデンサC4は、
誤差増幅器ER1の入出力信号に位相回転を生じさせて
発振現象を防止するが、他方でこの電源回路の、出力端
子2からスイッチングトランジスタQ1のベースまでの
間に構成された制御系の応答速度を低下させるという弊
害をもたらす。ちなみに、実際の回路における制御系の
応答速度は、仕様・条件によっても異なるが、一般に
0.5ms〜1.0msとなる。
【0009】周知のようにスイッチング電源回路の出力
電圧は、外部電源の電圧変化や負荷の大きさの変化によ
って変動する可能性が有る。しかし、電源回路の主な役
割は負荷に対して安定度の高い電圧を供給することであ
り、負荷の急変に対して出力電圧が低下しても、すぐに
設定値に復帰できることが望ましいことは言うまでもな
い。しかし、制御系の応答速度が低下した結果、その分
発振現象は抑えられるが、負荷あるいは入力電圧がステ
ップ状に急変すると出力電圧が大きく変動してしまい、
出力電圧の安定度が極端に悪くなるという問題があっ
た。そこで本発明は、変動した出力電圧を短時間で設定
値に復帰させることにより、安定度の高い出力電圧が得
られるスイッチング電源回路を提供することを目的とす
る。
電圧は、外部電源の電圧変化や負荷の大きさの変化によ
って変動する可能性が有る。しかし、電源回路の主な役
割は負荷に対して安定度の高い電圧を供給することであ
り、負荷の急変に対して出力電圧が低下しても、すぐに
設定値に復帰できることが望ましいことは言うまでもな
い。しかし、制御系の応答速度が低下した結果、その分
発振現象は抑えられるが、負荷あるいは入力電圧がステ
ップ状に急変すると出力電圧が大きく変動してしまい、
出力電圧の安定度が極端に悪くなるという問題があっ
た。そこで本発明は、変動した出力電圧を短時間で設定
値に復帰させることにより、安定度の高い出力電圧が得
られるスイッチング電源回路を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、インダクタン
ス部品に直列接続したスイッチング素子にオン、オフ動
作を行わせ、インダクタンス部品の所定の巻線に現れる
電圧から所望の出力電圧を得るスイッチング電源回路に
おいて、出力電圧に相当する第1の検出信号と第1の基
準電圧信号とを比較し、その2信号の偏差に応じた第1
のレベル信号を出力する、第1の検出信号が印加される
入力端子と第1のレベル信号が現れる出力端子との間に
位相補償用の容量素子が接続された第1の誤差増幅器
と、出力電圧に相当する第2の検出信号と第2の基準電
圧信号とを比較し、その2信号の偏差に応じた第2のレ
ベル信号を出力する第2の誤差増幅器とを設け、第1の
レベル信号と第2のレベル信号のうち、いずれか大きい
方のレベル信号と基準波形信号とを比較して該スイッチ
ング素子の駆動信号を得るようにしたことを特徴とす
る。
ス部品に直列接続したスイッチング素子にオン、オフ動
作を行わせ、インダクタンス部品の所定の巻線に現れる
電圧から所望の出力電圧を得るスイッチング電源回路に
おいて、出力電圧に相当する第1の検出信号と第1の基
準電圧信号とを比較し、その2信号の偏差に応じた第1
のレベル信号を出力する、第1の検出信号が印加される
入力端子と第1のレベル信号が現れる出力端子との間に
位相補償用の容量素子が接続された第1の誤差増幅器
と、出力電圧に相当する第2の検出信号と第2の基準電
圧信号とを比較し、その2信号の偏差に応じた第2のレ
ベル信号を出力する第2の誤差増幅器とを設け、第1の
レベル信号と第2のレベル信号のうち、いずれか大きい
方のレベル信号と基準波形信号とを比較して該スイッチ
ング素子の駆動信号を得るようにしたことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】スイッチング電源回路の出力側
に、前記制御回路を構成する第1の誤差増幅器とは別
に、第2の誤差増幅器を設ける。第2の誤差増幅器の一
方の入力端子には出力電圧に相当する電圧を印加し、他
方の入力端子には第2の基準電圧を印加する。第2の誤
差増幅器の出力端子は容量素子を介して、第1の誤差増
幅器の出力端子と比較器の入力端子との接続点に接続す
る。ここで電源回路の出力電圧が負荷の急変により大き
く低下すると、第2の誤差増幅器が出力する第2のレベ
ル信号は、制御回路中の第1の誤差増幅器が出力する第
1のレベル信号よりも早く、その信号の電圧値を変化さ
せる。制御回路の比較器は電圧値の変化の速い第2のレ
ベル信号に応じてスイッチング素子のオンデューティを
変化させることになり、出力電圧の設定値への復帰を速
めるよう作用する。
に、前記制御回路を構成する第1の誤差増幅器とは別
に、第2の誤差増幅器を設ける。第2の誤差増幅器の一
方の入力端子には出力電圧に相当する電圧を印加し、他
方の入力端子には第2の基準電圧を印加する。第2の誤
差増幅器の出力端子は容量素子を介して、第1の誤差増
幅器の出力端子と比較器の入力端子との接続点に接続す
る。ここで電源回路の出力電圧が負荷の急変により大き
く低下すると、第2の誤差増幅器が出力する第2のレベ
ル信号は、制御回路中の第1の誤差増幅器が出力する第
1のレベル信号よりも早く、その信号の電圧値を変化さ
せる。制御回路の比較器は電圧値の変化の速い第2のレ
ベル信号に応じてスイッチング素子のオンデューティを
変化させることになり、出力電圧の設定値への復帰を速
めるよう作用する。
【0012】
【実施例】安定度の高い出力電圧を得ることができる、
本発明によるスイッチング電源回路の実施例を図1に示
した。図1に示す回路では、スイッチングトランジスタ
Q1、トランスT、整流ダイオードD1、平滑コンデン
サC2によって構成された基本的な電源回路、制御回路
3、位相補償用のコンデンサC4及び検出抵抗R1、R
2に関しては、図3の従来回路と同じ接続構成となって
いる。なお、制御回路3を構成する誤差増幅器ER1は
第1の誤差増幅器とする。この回路に対して、第2の誤
差増幅器ER2と、第2の誤差増幅器ER2の正入力端
子に接続された基準電圧源5とで構成される検出回路6
を設ける。そして、検出回路6の第2の誤差増幅器ER
2の反転入力端子は電源回路の出力端子2に接続し、第
2の誤差増幅器ER2の出力端子は、コンデンサC5を
介して第1の誤差増幅器ER1の出力端子と比較器CO
Mの第2の正入力端子との接続点に接続する。
本発明によるスイッチング電源回路の実施例を図1に示
した。図1に示す回路では、スイッチングトランジスタ
Q1、トランスT、整流ダイオードD1、平滑コンデン
サC2によって構成された基本的な電源回路、制御回路
3、位相補償用のコンデンサC4及び検出抵抗R1、R
2に関しては、図3の従来回路と同じ接続構成となって
いる。なお、制御回路3を構成する誤差増幅器ER1は
第1の誤差増幅器とする。この回路に対して、第2の誤
差増幅器ER2と、第2の誤差増幅器ER2の正入力端
子に接続された基準電圧源5とで構成される検出回路6
を設ける。そして、検出回路6の第2の誤差増幅器ER
2の反転入力端子は電源回路の出力端子2に接続し、第
2の誤差増幅器ER2の出力端子は、コンデンサC5を
介して第1の誤差増幅器ER1の出力端子と比較器CO
Mの第2の正入力端子との接続点に接続する。
【0013】このような構成とした図1の回路では、そ
の出力電圧に応じて以下のような動作が行われる。出力
端子2に接続される外部負荷が急変し、出力電圧が低下
すると、制御回路3の第1の誤差増幅器ER1は、出力
電圧に相当する電圧VO1と第1の基準電圧Vr1の差に応
じて第1のレベル信号VL1の値を大きくしていく。こ
れと同時に検出回路6の第2の誤差増幅器ER2も、出
力電圧に相当する電圧VO2と第2の基準電圧Vr2の差に
応じて第2のレベル信号VL2の値を大きくしていく。
ここで第1の誤差増幅器ER1は、前記したように、位
相補償用のコンデンサC4の作用によって入力信号に対
する出力信号の応答速度が遅い。このため、位相補償の
された第1のレベル信号VL1よりも位相補償のされて
いない第2のレベル電圧VL2の方が電圧値が素早く変
化することになる。
の出力電圧に応じて以下のような動作が行われる。出力
端子2に接続される外部負荷が急変し、出力電圧が低下
すると、制御回路3の第1の誤差増幅器ER1は、出力
電圧に相当する電圧VO1と第1の基準電圧Vr1の差に応
じて第1のレベル信号VL1の値を大きくしていく。こ
れと同時に検出回路6の第2の誤差増幅器ER2も、出
力電圧に相当する電圧VO2と第2の基準電圧Vr2の差に
応じて第2のレベル信号VL2の値を大きくしていく。
ここで第1の誤差増幅器ER1は、前記したように、位
相補償用のコンデンサC4の作用によって入力信号に対
する出力信号の応答速度が遅い。このため、位相補償の
された第1のレベル信号VL1よりも位相補償のされて
いない第2のレベル電圧VL2の方が電圧値が素早く変
化することになる。
【0014】すると、比較器COMの第1の正入力端子
(+)には第1のレベル信号VL1よりも電圧値の高い
第2のレベル信号VL2が印加されることになり、比較
器COMは、この第2のレベル信号VL2に従ってパル
ス信号POのオンデューティを変化させる。この場合、
パルス信号POのオンデューティが第2のレベル信号V
L2に従って変化するということは、スイッチングトラ
ンジスタQ1を通過するエネルギーが、出力電圧の低下
に対して迅速に大きくなることになり、この動作の結
果、出力電圧の設定値への復帰を速めることが可能とな
る。なお、図1中のコンデンサC5については、出力電
圧が変化した時に第2のレベル信号VL2の信号の変動
分(交流成分)を通過させるのと同時に、2つの誤差増
幅器の各出力端子の位置の電位を平衡させるように作用
する。
(+)には第1のレベル信号VL1よりも電圧値の高い
第2のレベル信号VL2が印加されることになり、比較
器COMは、この第2のレベル信号VL2に従ってパル
ス信号POのオンデューティを変化させる。この場合、
パルス信号POのオンデューティが第2のレベル信号V
L2に従って変化するということは、スイッチングトラ
ンジスタQ1を通過するエネルギーが、出力電圧の低下
に対して迅速に大きくなることになり、この動作の結
果、出力電圧の設定値への復帰を速めることが可能とな
る。なお、図1中のコンデンサC5については、出力電
圧が変化した時に第2のレベル信号VL2の信号の変動
分(交流成分)を通過させるのと同時に、2つの誤差増
幅器の各出力端子の位置の電位を平衡させるように作用
する。
【0015】なお、図1中の検出回路6を構成する比較
電圧源5については、特別な回路構成の基準電圧源にし
なくとも、図2に示すような回路構成としても構わな
い。すなわち、電源回路の出力端子2とアースとの間に
接続したダイオードD2、抵抗R6、コンデンサC6の
直列回路と、コンデンサC6に対して並列接続した抵抗
R7によって基準電圧源5を構成する。ここで抵抗R7
とコンデンサC6の時定数は大きくなるように設定して
おく。基準電圧源5をこのような構成とした場合、先ず
電源回路の起動時にはコンデンサC6は未充電状態であ
るため、制御回路3の比較器COMの第1の正入力端子
(+)には第1の誤差増幅器ER1からの第1のレベル
信号VL1が印加される。すると比較器COMは、発振
現象を起こす恐れの少ない第1のレベル信号VL1に応
じて駆動信号POを出力するため、電源回路に発振現象
を起こさずに動作を開始させることができる。
電圧源5については、特別な回路構成の基準電圧源にし
なくとも、図2に示すような回路構成としても構わな
い。すなわち、電源回路の出力端子2とアースとの間に
接続したダイオードD2、抵抗R6、コンデンサC6の
直列回路と、コンデンサC6に対して並列接続した抵抗
R7によって基準電圧源5を構成する。ここで抵抗R7
とコンデンサC6の時定数は大きくなるように設定して
おく。基準電圧源5をこのような構成とした場合、先ず
電源回路の起動時にはコンデンサC6は未充電状態であ
るため、制御回路3の比較器COMの第1の正入力端子
(+)には第1の誤差増幅器ER1からの第1のレベル
信号VL1が印加される。すると比較器COMは、発振
現象を起こす恐れの少ない第1のレベル信号VL1に応
じて駆動信号POを出力するため、電源回路に発振現象
を起こさずに動作を開始させることができる。
【0016】一方、電源回路が運転状態であるとコンデ
ンサC6は充電状態となる。ここで出力電圧が急に低下
してもコンデンサC6の充電電圧は時定数の関係で急に
は低下しない。そのため第2の誤差増幅器ER2は、出
力電圧が急に低下した時には、ほぼ出力電圧の低下量に
応じて第2のレベル信号VL2の電圧値を上昇させる。
この第2のレベル信号VL2は第1のレベル信号VL1
よりも、出力電圧低下に対して素早く大きくなるため、
第2のレベル信号VL2を受信した比較器COMから出
力されるパルス信号POのオンデューティは素早く大き
くなる。その結果、スイッチングトランジスタQ1を通
過するエネルギーが増加し、低下した出力電圧の設定値
への復帰を速くすることが可能となる。
ンサC6は充電状態となる。ここで出力電圧が急に低下
してもコンデンサC6の充電電圧は時定数の関係で急に
は低下しない。そのため第2の誤差増幅器ER2は、出
力電圧が急に低下した時には、ほぼ出力電圧の低下量に
応じて第2のレベル信号VL2の電圧値を上昇させる。
この第2のレベル信号VL2は第1のレベル信号VL1
よりも、出力電圧低下に対して素早く大きくなるため、
第2のレベル信号VL2を受信した比較器COMから出
力されるパルス信号POのオンデューティは素早く大き
くなる。その結果、スイッチングトランジスタQ1を通
過するエネルギーが増加し、低下した出力電圧の設定値
への復帰を速くすることが可能となる。
【0017】つまり、図2のような構成の基準電圧源5
を用いれば、起動時と出力電圧低下時では異なるレベル
信号で回路が動作し、電源回路に発振現象を起こさない
ようにしながらも出力電圧の安定度を高くすることが可
能となる。なお、出力電圧に応じた電圧をある期間だけ
保持できる機能を有する回路であれば、必ずしも図2に
示す構成としなくとも同様な動作を行わせることができ
ることは言うまでもない。また、図1の回路では、第1
の誤差増幅器ER1に入力する出力電圧に相当する電圧
VO1を分圧抵抗R1とR2との接続点より得て、第2の
誤差増幅器ER2に入力する出力電圧に相当する電圧V
O2を出力端子2より得ているが、例えば電圧VO1と電圧
VO2を同じ回路上の位置より得てもよく、本発明が図1
に示す構成に限定されるものでは無い。
を用いれば、起動時と出力電圧低下時では異なるレベル
信号で回路が動作し、電源回路に発振現象を起こさない
ようにしながらも出力電圧の安定度を高くすることが可
能となる。なお、出力電圧に応じた電圧をある期間だけ
保持できる機能を有する回路であれば、必ずしも図2に
示す構成としなくとも同様な動作を行わせることができ
ることは言うまでもない。また、図1の回路では、第1
の誤差増幅器ER1に入力する出力電圧に相当する電圧
VO1を分圧抵抗R1とR2との接続点より得て、第2の
誤差増幅器ER2に入力する出力電圧に相当する電圧V
O2を出力端子2より得ているが、例えば電圧VO1と電圧
VO2を同じ回路上の位置より得てもよく、本発明が図1
に示す構成に限定されるものでは無い。
【0018】
【発明の効果】以上に述べたように本発明は、入力信号
と出力信号の間の位相補償が行われる第1の誤差増幅器
の他に第2の誤差増幅器を設け、出力電圧の急変時に
は、入力信号に対する出力信号の応答速度が速い第2の
誤差増幅器の出力信号に応じてスイッチング素子のオン
デューティを変化させることを特徴としている。この本
発明によれば、入力電圧や負荷の急変によって出力電圧
が大きく変動しても即座にスイッチング素子のオンディ
ーティが変化し、短時間で出力電圧を設定値に復帰させ
ることができる。従って、出力電圧の安定度が高いスイ
ッチング電源回路を提供することができる。
と出力信号の間の位相補償が行われる第1の誤差増幅器
の他に第2の誤差増幅器を設け、出力電圧の急変時に
は、入力信号に対する出力信号の応答速度が速い第2の
誤差増幅器の出力信号に応じてスイッチング素子のオン
デューティを変化させることを特徴としている。この本
発明によれば、入力電圧や負荷の急変によって出力電圧
が大きく変動しても即座にスイッチング素子のオンディ
ーティが変化し、短時間で出力電圧を設定値に復帰させ
ることができる。従って、出力電圧の安定度が高いスイ
ッチング電源回路を提供することができる。
【図1】 本発明によるスイッチング電源回路の実施例
の回路図。
の回路図。
【図2】 基準電圧源の構成の一例の回路図。
【図3】 従来のスイッチング電源回路の実施例の回路
図。
図。
【図4】 図3に示す回路中に現れる各信号の波形図。
1 入力端子 2 出力端子 3 制御回路 4 設定回路 5 基準電圧源 6 検出回路 REF 基準電圧源 OSC 発振回路 ER1 第1の誤差増幅器 ER2 第2の誤差増幅器 COM 比較器 BUF バッファ DR 駆動部 T トランス Q1 スイッチングトランジスタ
Claims (3)
- 【請求項1】 インダクタンス部品に直列接続したスイ
ッチング素子にオン、オフ動作を行わせ、該インダクタ
ンス部品の所定の巻線に現れる電圧から所望の出力電圧
を得るスイッチング電源回路において、 出力電圧に相当する第1の検出信号と第1の基準電圧信
号とを比較し、その2信号の偏差に応じた第1のレベル
信号を出力する、該第1の検出信号が印加される入力端
子と該第1のレベル信号が現れる出力端子との間に位相
補償用の容量素子が接続された第1の誤差増幅器と、 出力電圧に相当する第2の検出信号と第2の基準電圧信
号とを比較し、その2信号の偏差に応じた第2のレベル
信号を出力する第2の誤差増幅器、とを具備し、 該第1のレベル信号と該第2のレベル信号のうち、いず
れか大きい方のレベル信号と基準波形信号とを比較して
該スイッチング素子の駆動信号を得ることを特徴とする
スイッチング電源回路。 - 【請求項2】 前記第2の誤差増幅器の出力端子を、容
量素子を介して前記第1の誤差増幅器の出力端子に接続
したことを特徴とする、請求項1に記載したスイッチン
グ電源回路。 - 【請求項3】 前記第2の基準電圧を得るための基準電
圧源が、出力電圧によって充電されることにより所定の
電圧が得られ、出力電圧が変化した時、出力電圧が変化
する前の電圧をある期間の間だけ保持する時定数回路を
有することを特徴とする、請求項1に記載したスイッチ
ング電源回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02582997A JP3248713B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | スイッチング電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02582997A JP3248713B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | スイッチング電源回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10210741A true JPH10210741A (ja) | 1998-08-07 |
| JP3248713B2 JP3248713B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=12176757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02582997A Expired - Fee Related JP3248713B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | スイッチング電源回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3248713B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003052170A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-02-21 | Texas Instr Japan Ltd | Dc−dcコンバータ |
| JP2005045983A (ja) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Tdk Corp | スイッチング電源装置用制御装置 |
| KR100885151B1 (ko) | 2005-02-25 | 2009-02-23 | 세이코 인스트루 가부시키가이샤 | 스위칭 레귤레이터 제어 회로 및 스위칭 레귤레이터 |
| JP2012065497A (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-29 | Nec Network Products Ltd | 電源回路 |
| JP2012125025A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Sanken Electric Co Ltd | 電力変換装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11883869B2 (en) | 2021-08-26 | 2024-01-30 | Brilex Technical Solutions, LLC | Butt retrieval system |
-
1997
- 1997-01-24 JP JP02582997A patent/JP3248713B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003052170A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-02-21 | Texas Instr Japan Ltd | Dc−dcコンバータ |
| JP2005045983A (ja) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Tdk Corp | スイッチング電源装置用制御装置 |
| KR100885151B1 (ko) | 2005-02-25 | 2009-02-23 | 세이코 인스트루 가부시키가이샤 | 스위칭 레귤레이터 제어 회로 및 스위칭 레귤레이터 |
| JP2012065497A (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-29 | Nec Network Products Ltd | 電源回路 |
| JP2012125025A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Sanken Electric Co Ltd | 電力変換装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3248713B2 (ja) | 2002-01-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5247239A (en) | Dual dc/dc voltage converter power system | |
| KR100595868B1 (ko) | Dc/dc 컨버터 | |
| KR100597881B1 (ko) | 전원 회로 | |
| US8138732B2 (en) | DCR sense for a COT power converter | |
| US7157888B2 (en) | Light loading control circuit for a buck-boost voltage converter | |
| US6642696B2 (en) | DC-DC converter with a feedback controller | |
| JP3957019B2 (ja) | Dc−dcコンバータ制御回路 | |
| KR100744592B1 (ko) | Dc-dc 컨버터, dc-dc 컨버터의 제어 회로 및dc-dc 컨버터의 제어 방법 | |
| US20040008079A1 (en) | Power supply circuit with control of rise characteristics of output voltage | |
| US20060164871A1 (en) | Switching power supply circuit | |
| US6369558B2 (en) | Switching regulator | |
| US20080019160A1 (en) | Dc/Dc Converter | |
| CN112688542A (zh) | 控制电路以及应用其的开关变换器 | |
| JP2006149067A (ja) | Dc−dcコンバータ | |
| JP3248713B2 (ja) | スイッチング電源回路 | |
| JP4630165B2 (ja) | Dc−dcコンバータ | |
| JP3474095B2 (ja) | スイッチング・レギュレータ | |
| JPH11235025A (ja) | Pwm方式のスイッチング・レギュレータ制御回路及びスイッチング・レギュレータ | |
| JP3570113B2 (ja) | インターリーブ方式スイッチングコンバータ | |
| US10855182B2 (en) | Power conversion circuit and operating method thereof | |
| US7535206B2 (en) | Synchronous rectifying type switching regulator control circuit and semiconductor integrated circuit including the same | |
| KR100439848B1 (ko) | 역률보상회로 | |
| JPH0353860B2 (ja) | ||
| JP3337211B2 (ja) | スイッチングレギュレータ | |
| JP2600103Y2 (ja) | 電源回路 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |