JPH10211284A - 吸入補助マスク - Google Patents

吸入補助マスク

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JPH10211284A
JPH10211284A JP3128797A JP3128797A JPH10211284A JP H10211284 A JPH10211284 A JP H10211284A JP 3128797 A JP3128797 A JP 3128797A JP 3128797 A JP3128797 A JP 3128797A JP H10211284 A JPH10211284 A JP H10211284A
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mask
inhalation
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inhaler
inhalator
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Kiyomi Obata
貴代美 小幡
Sayako Nakahara
佐弥子 中原
Midori Furuyama
みどり 古山
Aiko Kukida
アイ子 久木田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者や看護人が吸入器を手で支持することな
く吸入可能であり、吸入治療に要する患者或いは看護人
の負担を著しく軽減することができる吸入補助マスクを
提供する。 【解決手段】 本発明の吸入補助マスク1は、少なくと
も患者の口部付近を被覆するマスク本体2と、マスク本
体2に設けられ吸入器50の霧化薬剤放出部54をマス
ク本体2外側より内側に挿入するための霧化薬剤放出部
挿入孔3と、マスク本体2に設けられ吸入器50を保持
するための吸入器保持手段4と、マスク本体2を装着す
るためのマスク装着手段5とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、霧化した気管支拡
張剤などの薬液を吸入する際、患者や看護人が吸入嘴管
等を手で支持することなく吸入可能な吸入補助マスクに
関する。特に寝たきり患者等の吸入治療に使用して好適
な吸入補助マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、呼吸器系の疾患を有する患者
に対して、ネブライザーにより霧化した気管支拡張剤な
どを口腔或いは鼻腔から吸引させる、いわゆる吸入治療
が広く行われている。そして、この治療中においては、
絶えず患者自身が、吸入器(吸入嘴管や吸入管)を手で
支持していなければならず、しかも吸入嘴管の場合、薬
液が良好に噴霧される状態を保ちつつ、数分ないし十数
分支持し続けていなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、吸入器を一定
状態で支持し続けることは容易ではなく、特に四肢麻痺
のある患者や高齢の寝たきり患者などには不可能であ
り、看護人(介護者や看護婦など)が本人に代わって支
持している。この間、看護人は拘束され、特に看護婦が
この任務に当たることが多いため、人手不足の折、職務
の能率低下を招く一要因となっている。
【0004】そこで、本発明の課題は、患者や看護人が
吸入器を手で支持することなく吸入可能であり、吸入治
療に要する患者或いは看護人の負担を著しく軽減するこ
とができる吸入補助マスクを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するもの
は、少なくとも患者の口部付近を被覆するマスク本体
と、該マスク本体に設けられ吸入器の霧化薬剤放出部を
該マスク本体外側より内側に挿入するための霧化薬剤放
出部挿入孔と、該マスク本体に設けられ前記吸入器を保
持するための吸入器保持手段と、前記マスク本体を患者
の頭部に装着するためのマスク装着手段とを有すること
を特徴とする吸入補助マスクである。
【0006】前記マスク本体には、呼吸用通気孔が設け
られていることが好ましい。前記マスク本体の周縁部に
は、マスク本体を顔面に滑らかに当接させるための顔面
当接部が設けられていることが好ましい。前記吸入器保
持手段は、環状弾性体で形成されていることが好まし
い。前記吸入器保持手段は、前記マスク本体より突出し
先端に吸入管装着部を備えたものであってもよい。
【0007】
【作用】本発明の吸入補助マスクは、吸入器の霧化薬剤
放出部をマスク本体に設けられた霧化薬剤放出部挿入孔
に挿入し、かつ吸入器を吸入器保持手段により保持し
て、さらにマスク本体をマスク装着手段により頭部に装
着することにより、吸入器を手で支持することなく、吸
入治療が受けられるよう機能する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の吸入補助マスクを
図1および図2に示した一実施例を用いて説明する。図
1は、本発明の吸入補助マスクの一実施例の正面図であ
り、図2は、図1に示した吸入補助マスクの左側面図で
ある。
【0009】この実施例の吸入補助マスク1は、図1お
よび図2に示すように、少なくとも患者の口部付近を被
覆するマスク本体2と、マスク本体2に設けられ吸入器
の霧化薬剤放出部をマスク本体2外側より内側に挿入す
るための霧化薬剤放出部挿入孔3と、マスク本体2に設
けられ前記吸入器を保持するための吸入器保持手段4
と、マスク本体2を装着するためのマスク装着手段5
と、マスク本体2に設けられた呼吸用通気孔6と、マス
ク本体2の周縁部に設けられ顔面への当接に適した顔面
当接部7とを有している。以下、各構成について順次詳
述する。
【0010】マスク本体2は、患者の口部付近を被覆す
るためのものであり、マスク装着時には、患者の口部の
前方に、霧化した薬液を吸入するための吸入空間9を形
成する。
【0011】マスク本体2の形状は、少なくとも患者の
口部付近を被覆し、かつ装着して内側(顔面側)に吸入
空間9を形成できるものであればどのような形状でもよ
いが、この実施例の吸入補助マスク1は、2枚のシート
材2a,2b(或いは一枚のシート材を折り畳んで重合
させたもの)の一端側を開口部8とし、他の周縁部を融
着等により閉塞して形成した袋体に形成されている。そ
して、マスク装着時には、開口部8内に口を挿入するよ
うにして装着する。なお、この実施例の吸入補助マスク
1は、患者の口部のみでなく鼻部も被覆するように形成
されており、開口部8の上部には、図2に示すように、
斜め上方に向かって切り欠かれた切り欠き部9が設けら
れ、鼻が挿入し易いように配慮されている。
【0012】内側(顔面側)に形成される吸入空間9
は、少なくとも吸入器の霧化薬剤放出部を配置できるス
ペースを備え、かつ吸入を可能とするため霧化薬剤放出
部と口部の間にある程度の離間距離を保持できる大きさ
のものであればよい。また、吸入空間は、この実施例の
ように特に密閉空間でなくてもよいが、開口周縁部の全
てが顔面に当接して密閉された空間を形成するものも、
本発明の範疇に包含される。
【0013】マスク本体の形成材料としては、合成樹
脂、紙材等どのようなものを使用してもよいが、好まし
くは、医療用具に多用される合成樹脂である。合成樹脂
としては、軟質ポリ塩化ビニル、硬質ポリ塩化ビニル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、シ
リコン樹脂、ナイロン樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹
脂、或いは各種エラストマーが好適に使用できる。
【0014】なお、この実施例のマスク本体2は、軟質
ポリ塩化ビニルで形成されており、使用前の状態では、
図1に示すように、内部空間(吸入空間)が収縮してお
り、マスク装着時には、図8に示すように、横方向に引
張されて縦方向に収縮し、内部空間(吸入空間)が拡張
するように構成されている。即ち、この実施例のマスク
本体2はある程度の可撓性を備えていることにより、非
装着時には略平面的形態となり嵩張ることがない。
【0015】マスク本体2には、吸入器50の霧化薬剤
放出部54(図8参照)をマスク本体2外側より内側に
挿入するための霧化薬剤放出部挿入孔3が設けられてい
る。この霧化薬剤放出部挿入孔3は、霧化薬剤放出部5
4が挿入可能な形状であればどのような形状でもよい
が、この実施例では、吸入嘴管50の霧化薬剤放出部5
4が円筒状であるため、それに対応して霧化薬剤放出部
54より若干拡径した円形に形成されている。
【0016】なお、この実施例の霧化薬剤放出部挿入孔
3は、口からの吸入に使用する吸入嘴管50の霧化薬剤
放出部54に対応させたものである。そして、鼻から吸
入する際には、先端を二股に分枝させた鼻用アタッチメ
ント(図示せず)を霧化薬剤放出部54の先端に装着す
るが、この鼻用アタッチメントを挿入するために2つの
霧化薬剤放出部挿入孔を設けたものも本発明の範疇に包
含される。さらに、鼻用アタッチメントの挿入孔とし
て、水平方向に延びる長孔、或いは、前述した口用の霧
化薬剤放出部挿入孔3と鼻用挿入孔とを併せ持つものも
本発明の範疇に包含される。
【0017】霧化薬剤放出部挿入孔3が設けられる位置
としては、装着した際、口部の前方となる部位付近(マ
スク本体の略中央部)が好適であるが、これに限定され
るものではなく、例えば下部付近など、適宜、マスク本
体2の形態に合わせていずれの部位に設けてもよい。な
お、この実施例の霧化薬剤放出部挿入孔3は、図1に示
すように、シート材2aの中央部前方側(図2中右端
側)に設けられている。
【0018】また、マスク本体2には、吸入器(吸入嘴
管)を保持するための吸入器保持手段4が設けられてい
る。すなわち、本発明の吸入補助マスクは、この吸入器
保持手段4に吸入器を保持させるよう構成されているた
め、患者や看護人が吸入器を手で支持することなく吸入
することが可能となる。
【0019】この実施例の吸入器保持手段4は、図2に
示すように、環状弾性体4aと、環状弾性体4aをマス
ク本体2に取り付けるための環状体取付部4bとからな
っている。環状体取付部4bは、マスク本体2の融着部
2cに一体成形されており、環状弾性体4aを挿通する
ための挿通孔4cを有している。環状弾性体4aは、こ
の挿通孔4cに挿通され、両端部を緊縛してループ状に
してマスク本体2に取り付けられている。この環状弾性
体4aとしては、ゴム紐や輪ゴムなどが好適に使用でき
る。そして、吸入器を保持させる場合は、図8に示すよ
うに、霧化薬剤放出部54を環状弾性体4a内に挿入
し、L型管状部55の基端部55a付近に環状弾性体4
aを巻き付けて保持させる。
【0020】ただし、環状の弾性体を使用することが好
ましいが、単なる紐などを使用してもよい。また、本発
明の吸入器保持手段は、このような構造に限定されるも
のではなく、マスクを装着した際に吸入可能な状態で吸
入器を保持できる構造であればどのようなものでもよ
く、例えば、面ファスナーで吸入器の吸入管を着脱自在
に保持するもの、または前述した霧化薬剤放出部挿入孔
3内に弾性体を取付け、或いはマスク本体全体を弾性材
料で構成して、その弾性力により霧化薬剤放出部を押圧
して保持するものなども本発明の範疇に包含される。
【0021】マスク装着手段5は、顔面を被覆する状態
にてマスク本体2を装着するためのものであり、前述し
た吸入器保持手段で吸入器を保持した上で、このマスク
装着手段にて頭部に装着することによって、患者或いは
看護人が吸入器を手で支持することなく吸入治療可能と
する。
【0022】この実施例のマスク装着手段5は、図1に
示すように、マスク本体の開口部8付近に取り付けられ
た紐部材で形成されており、この紐部材の両端部がシー
ト材2a,2bに設けられた装着手段取付孔2d,2e
にそれぞれ挿通され緊縛されている。
【0023】マスク装着手段5を構成する紐部材の中央
付近には、長さを調整するための長さ調整部材5aが設
けられており、患者の頭の大きさに対応させて紐部材の
長さを調整できるよう構成されている。具体的には、長
さ調整部材5aは、内部に紐部材が挿通可能な挿通孔を
備え、長さ調整部材5aを紐部材の外面に沿って摺動さ
せることにより紐部材の長さを調整できるようになって
いる。
【0024】なお、本発明のマスク装着手段の構造は、
上述した構造に限定されるものではなく、マスク本体を
装着可能なものであればどのようなものでもよく、例え
ば、頭部全体に係止させるものではなく、患者の両耳に
係止させる構造のものでもよく、紐部材として伸縮性を
備えたゴム紐などが使用されてもよい。
【0025】呼吸用通気孔6は、マスク装着時に患者が
円滑に呼吸できるよう設けられるものであり、装着時に
吸入空間9が密閉状態となる場合は必ず必要となる。他
方、開口部8の形状によって、開口周縁部と顔面との間
に間隙が形成される場合は必ずしも必要ではない。ただ
し、呼吸用通気孔6が、患者の口部や鼻部を被覆する付
近に設けられている方が、患者の呼吸を円滑なものとす
る観点からしてより好ましい。
【0026】なお、この実施例の呼吸用通気孔6は、図
1および図2に示すように、上部(患者の鼻の前方に位
置する)付近に設けられている。より具体的には、シー
ト材2a,2bの上部にそれぞれ円形の小孔が各2個づ
つ形成されている。ただし、呼吸用通気孔6の形状や寸
法は、これに限定されるものではなく、例えば長孔或い
はスリットなどであってもよい。
【0027】さらに、マスク本体2の開口端周縁部に
は、顔面への当接に適した顔面当接部7が設けられてい
ることが好ましい。この顔面当接部7は、顔面に周縁部
が接触して損傷を与えることを防止すると共に、より滑
らかに顔面に当接させるためのものである。
【0028】この実施例の顔面当接部7は、図2に示し
たように、開口端を被包する帯状部材(具体的には粘着
テープ)で形成されており、開口端が露呈しないように
被覆されている。ただし、顔面当接部7の構造は、これ
に限定されるものではなく、顔面に接触して損傷を与え
ることなく、より滑らかに顔面に当接するものではあれ
ばどのようなものでもよく、例えば開口端縁に面取りを
施したものでもよく、さらに、顔面当接部として、周縁
部(開口端)に、ポリエチレン発泡体、ウレタン発泡
体、エチレン−酢酸ビニル発泡体、シリコーンゴム、或
いは塩化ビニル発泡体などの柔軟な部材を取り付けたも
のでもよい。
【0029】つぎに、図3ないし図5に示した本発明の
他の実施例である吸入補助マスク10について説明す
る。図3は、本発明の吸入補助マスクの他の実施例の正
面図であり、図4は、図3に示した吸入補助マスクの右
側面図であり、図5は、図3のA−A線断面図である。
【0030】この実施例の吸入補助マスク10と、前述
した吸入補助マスク1との相違は、マスク本体12、吸
入器保持手段14、呼吸用通気孔16および顔面当接部
17の形態と、霧化薬剤放出部挿入孔13の位置であり
他は同じである。同一構成部分については、同一符号を
付し説明を省略する。以下、相違点を順次説明する。
【0031】マスク本体12は、図3ないし図5に示す
ように、吸入空間19が内側に形成されるように凹状体
として一体成形されている。そして、霧化薬剤放出部挿
入孔13は、その略中央部に穿孔されており、吸入器保
持手段14は、霧化薬剤放出部挿入孔13の下部に形成
されている。
【0032】吸入器保持手段14は、前方に突出する突
出片14aと、突出片14aに設けられた環状体取付孔
14bと、外方より環状体取付孔14b内に設けられた
環状体配設用溝14cと、環状体配設用溝14cより環
状体取付孔14b内に配設される環状弾性体14d(こ
の実施例では輪ゴム)とで構成されている。
【0033】呼吸用通気孔16は、図3に示すように、
左右両側にそれぞれ斜め方向に向かって延在する各三本
の長孔により形成されており、顔面当接部17は、凹状
体の開口端周縁部に設けられた柔軟部で構成され、この
部位が顔面に接触しても損傷を与えることがないように
配慮されている。
【0034】なお、この顔面当接部17は、マスク本体
として一体成形された後、その周縁部を部分的に軟化さ
せて形成されている。部分的軟化方法としては、マスク
本体を半硬質樹脂(例えば、半硬質塩化ビニル樹脂、ポ
リアミド)などにより形成した後、軟化させたい部分
(開口端周縁部)を可塑剤[塩化ビニル樹脂であれば、
DOP(ジエチルヘキシルフタレート、ジオクチルフタ
レート)、ポリアミドであれば、パラオキシベンゾイッ
クエチルヘキシル(POBO)]中に、所定時間浸漬さ
せ、可塑剤を含浸させる方法が挙げられる。また、顔面
当接部17以外を部分的に硬化させてもよく、この部分
的硬化方法としては、マスク本体を可塑剤を含有する軟
質樹脂(例えば、軟質塩化ビニル樹脂)により形成した
後、硬化させたい部分を樹脂基材(例えば、ポリ塩化ビ
ニル)を溶解せず、可塑剤[例えばDOP(ジエチルヘ
キシルフタレート、ジオクチルフタレート)]を溶解す
る溶剤[例えば、アルコール類(エチルアルコール、メ
チルアルコール)]中に所定時間浸漬させ、可塑剤を抽
出する方法が挙げられる。その他、部分的に硬化させる
方法としては、マスク本体を架橋可能な軟質樹脂(例え
ば、エチレン酢酸ビニル重合体)により形成した後、硬
化させない部位(開口端周縁部)をマスキングし、電子
線またはX線を所定量照射して部分架橋させて硬化させ
る方法もある。
【0035】そして、吸入器50を保持させる場合は、
図9に示すように、霧化薬剤放出部54を環状弾性体1
4d内に挿入して、L型管状部55の基端部付近55a
に環状弾性体14dを巻き付けて保持させる。
【0036】さらに、図6および図7に示した本発明の
他の実施例である吸入補助マスク20について説明す
る。図6は、本発明の吸入補助マスクの他の実施例の正
面図であり、図7は、図6に示した吸入補助マスクの底
面図である。
【0037】この実施例の吸入補助マスク20と、前述
した吸入補助マスク10との相違は、吸入器保持手段2
4、マスク装着手段25の形態のみであり他は同じであ
る。同一構成部分については、同一符号を付し説明を省
略する。
【0038】この実施例の吸入器保持手段24は、図7
に示すように、マスク本体12の下部付近に設けられ、
前方に向かって突出する2本の支持体24a,24b
と、支持体24a,24bの先端に設けられた吸入管嵌
入部26からなっている。吸入管嵌合部26は、吸入管
の外径と略同一の内径を有する筒体26aと、筒体26
aに設けられた吸入管挿嵌口26bとから構成されてい
る。そして、吸入器50を保持させる場合は、図10に
示すように、L型管状部55の基端部55a付近を吸入
管嵌入部26内に挿嵌させて保持させる。
【0039】また、この実施例のマスク装着手段25
は、紐部材ではなく、帯状体(バンド)25aで形成さ
れており、帯状体25aの端部には、それぞれ面ファス
ナー25b、25cが設けられ、この面ファスナー25
bおよび25cを咬合させることにより、マスク本体1
2を頭部に装着できる構造となっている。
【0040】つぎに、本発明の吸入補助マスクの使用例
を、吸入補助マスク1を用いて図8を参照して説明す
る。まず、本発明の吸入補助マスク1を、マスク装着手
段5を用いて、患者の口部および鼻部を被覆するように
して頭部に装着する。つぎに、吸入嘴管50をネブライ
ザー(図示しない)に連通管51を介して取り付け、霧
化室52(ミスト室)内に、薬液注入口53より所要量
の薬液57(例えば気管支拡張剤)を注入した後、ゴム
栓56で封止する。そして、吸入嘴管50の霧化薬剤放
出部54を環状弾性体4a内に挿入し、L型管状部55
の基端部55a付近で環状弾性体4aを巻き付け、吸入
補助マスク1に吸入嘴管50を保持させる。この状態
で、ネブライザーを作動させると、霧化室52で薬液が
霧化され、L型管状部55を介して霧化薬剤放出部54
より、マスク内側に形成された吸入空間19内に霧化薬
液が放出される。患者は吸入空間19内に放出された霧
化薬液を吸入し、所要量の薬液の吸入が完了したら、吸
入器保持手段4から吸入嘴管50を取り外し吸入治療を
終了する。
【0041】なお、前述した記実施例においては、本発
明の吸入補助マスクを、L型ネブライザーガラス器具を
使用して吸入治療を行う場合を例にして説明したが、吸
入治療に際しては、ネブライザーより多数のチューブ
(吸入管)を配して行う場合もあり、その場合には、吸
入器保持手段をチューブを保持できる形態に適宜設計変
更して本発明の吸入補助マスクを適用する。また、本発
明の吸入補助マスクは、ネブライザーにより吸入治療を
行う場合、手で吸入部(吸入器或いは吸入管等)を支持
することを不要とする構造(吸入器保持手段或いは吸入
管保持手段等)を備えたマスクを広く包含するものであ
り、L型ネブライザーガラス器具に使用するものに限定
されるものではなく、例えばインター式ネブライザーガ
ラス器具、ペニシリン型ネブライザーガラス器具、ワニ
型ネブライザーガラス器具などを保持可能なものも本発
明の範疇に包含される。そして、この場合、必要に応じ
て吸入器保持手段の形態をそれぞれの吸入器の形態に適
合させて形成すればよい。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、患者
や看護人が吸入器を手で支持することなく吸入可能であ
り、吸入治療に要する患者或いは看護人の負担を著しく
軽減することができる。さらに、安楽な体位で吸入治療
を受けることができる。請求項2に記載した発明によれ
ば、マスク装着時の呼吸をより円滑なものとすることが
できる。請求項3に記載した発明によれば、マスク本体
の開口周縁部が当接する際に顔面に損傷を与えることを
防止できる。請求項4または請求項5に記載した発明に
よれば、吸入器を安定的に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吸入補助マスクの一実施例の
正面図である。
【図2】図2は、図1に示した吸入補助マスクの左側面
図である。
【図3】図3は、本発明の吸入補助マスクの他の実施例
の正面図である。
【図4】図4は、図3に示した吸入補助マスクの右側面
図である。
【図5】図5は、図3のA−A線断面図である。
【図6】図6は、本発明の吸入補助マスクの他の実施例
の正面図である。
【図7】図7は、図6に示した吸入補助マスクの底面図
である。
【図8】図8は、図1に示した吸入補助マスクの作用を
説明するための説明図である。
【図9】図9は、図3に示した吸入補助マスクの作用を
説明するための説明図である。
【図10】図10は、図6に示した吸入補助マスクの作
用を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 吸入補助マスク 2 マスク本体 3 霧化薬剤放出部挿入孔 4 吸入器保持手段 5 マスク装着手段 6 呼吸用通気孔 7 顔面当接部 8 開口部 8a 切り欠き部 9 吸入空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小幡 貴代美 愛知県名古屋市中村区松原町3−33 (72)発明者 中原 佐弥子 愛知県名古屋市瑞穂区弥富町1−2−2 (72)発明者 古山 みどり 愛知県中村区若宮町4−39 (72)発明者 久木田 アイ子 愛知県名古屋市北区成願寺1−3−12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも患者の口部付近を被覆するマ
    スク本体と、該マスク本体に設けられ吸入器の霧化薬剤
    放出部を該マスク本体外側より内側に挿入するための霧
    化薬剤放出部挿入孔と、該マスク本体に設けられ前記吸
    入器を保持するための吸入器保持手段と、前記マスク本
    体を患者の頭部に装着するためのマスク装着手段とを有
    することを特徴とする吸入補助マスク。
  2. 【請求項2】 前記マスク本体には、呼吸用通気孔が設
    けられている請求項1に記載の吸入補助マスク。
  3. 【請求項3】 前記マスク本体の周縁部には、顔面に当
    接させるための顔面当接部が設けられている請求項1ま
    たは2に記載の吸入補助マスク。
  4. 【請求項4】 前記吸入器保持手段は、環状弾性体で形
    成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の吸入
    補助マスク。
  5. 【請求項5】 前記吸入器保持手段は、前記マスク本体
    より突出し先端に吸入管装着部を備えたものである請求
    項1ないし4のいずれかに記載の吸入補助マスク。
JP3128797A 1997-01-29 1997-01-29 吸入補助マスク Pending JPH10211284A (ja)

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