JPH10211610A - 窯業系外装材及びその製造方法並びに製造装置 - Google Patents

窯業系外装材及びその製造方法並びに製造装置

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JPH10211610A
JPH10211610A JP1894697A JP1894697A JPH10211610A JP H10211610 A JPH10211610 A JP H10211610A JP 1894697 A JP1894697 A JP 1894697A JP 1894697 A JP1894697 A JP 1894697A JP H10211610 A JPH10211610 A JP H10211610A
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JP
Japan
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exterior material
mold
ceramic
ceramic exterior
pattern
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JP1894697A
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English (en)
Inventor
Chiyouken Ri
兆軒 李
Tomoki Iwanaga
朋来 岩永
Masato Sakiyama
正人 崎山
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Original Assignee
Ask Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面模様の彫り深く、かつ、保形性に優れて
おり、又、重厚感があり、且つ、軽い窯業系外装材を得
る。 【解決手段】 下型6にスラリー状の硬化性無機質材料
SWを投入し、該下型の外型8に真空吸引孔1を有する
上型2を密着させ、該外型を圧着した状態で、前記材料
を上型より一行程で加圧して外装材原板Mを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、窯業系外装材及
びその製造方法並び製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】戸建て住宅又は低層非住宅等の外装材と
して窯業系外装材が用いられていることが多い。近年、
この外装材として、彫りが深く意匠性の高い凹凸模様、
例えば、レンガ調、タイル調または石積調等の天然模様
が好まれる。
【0003】そこで、これらの要求を満たすため、湿式
セメントマット上に半乾式セメントマットを形成し、そ
の上からロールプレス型等によって凹凸模様付けを行う
方法が開発されている。
【0004】しかし、この方法には、次の様な問題があ
る。 (1)湿式セメントマットと半乾式セメントマットとの
密着性が悪く、層間剥離を起こし易い。 (2)層間から水分が侵入し耐凍害性能が低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、脱水プレス法
を用いることが考えられる。この方法は、下型にスラリ
ー状の硬化性無機質材料を投入し、凹凸模様を有する上
型を前記下型に挿入させながら該材料をプレス脱水する
ものである。
【0006】しかし、この脱水プレス法には次の様な問
題がある。 (1)プレス速度に限界があり、生産性が悪い。即ち、
プレス速度が高速になると、前記下型と上型との隙間か
ら前記材料が排出され易くなるので、原料配合を限定し
なければならない。
【0007】(2)窯業系外装材を成形した場合、上型
の凹部に対応する部分は、肉厚となり凸部に対応する部
分は肉薄となる。プレス速度が遅いと、肉薄となる部分
の原料が肉厚となる部分へ移動しにくくなるので、肉薄
部分と肉厚部分との圧縮比が異なるようになる。そのた
め、肉厚部分の脱水量が肉薄部分のそれより少なくなる
ので、肉厚部分が脱水不十分となり、肉厚部分が軟らか
くなり、保形性に問題がある。
【0008】この発明は、上記事情に鑑み、表面模様の
彫りが深く、かつ、保形性に優れた窯業系外装材を生産
効率良く得ることを目的とする。他の目的は、重厚感が
あり、且つ、軽い窯業系外装材を得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、下型に硬化
性無機質材料を投入し、該下型の外型に真空吸引孔を有
する上型を密着させ、該外型を圧着した状態で、前記材
料を上型より一行程で加圧して板状に形成することを特
徴とする窯業系外装材の製造方法、である。
【0010】この発明は、真空吸引孔を有する上型と、
スラリー状の硬化性無機質材料が投入される下型と、を
備え、該下型が上面に凹凸模様を有する中型と、該中型
に摺動可能に嵌着された外型と、からなる窯業系外装材
の製造装置において;該凹凸模様が、中型と別体の模様
型に形成されていることを特徴とする窯業系外装材の製
造装置、である。
【0011】この発明は、下型に硬化性無機質材料を投
入し、該下型の外型に真空吸引孔を有する上型を密着さ
せ、該外型を圧着した状態で、前記材料を上型より一行
程で加圧して板状に形成することを特徴とする窯業系外
装材の製造方法、により製造されたことを特徴とする窯
業系外装材、である。
【0012】この発明は、窯業系外装材が、全厚t0 が
8〜40mm、実質厚さt2 が3mm≦t2 <t0、単
位重量が4.0〜35kg/m2、であることを特徴と
する窯業系外装材、である。
【0013】
【発明の実施の形態】窯業系外装材の製造装置は、真空
吸引孔を有する上型と、スラリー状の硬化性無機質材料
が投入される下型と、を備えている。この下型は上面に
凹凸模様有する中型と、該中型に摺動可能に嵌着された
外型と、からなる。
【0014】下型にスラリー状の硬化性無機質材料を投
入する。このスラリー状の硬化性無機質材料は、例え
ば、セメント類と補強繊維とを主体とする混合物であ
る。
【0015】セメント類として、例えば、ポルトランド
セメント、フライアッシュセメント、アルミナセメン
ト、スラグ、石膏、消石灰等が用いられ、補強繊維とし
て、例えば、パルプ繊維、ポリエステル繊維、ビニロン
繊維、ポリプロピレン繊維等が用いられる。必要に応じ
て砂、珪石粉、パーライト粉、シリカ粉、炭酸カルシウ
ム、アルミナ等の骨材、更に他の無機質又は有機質添加
剤を加えても良い。
【0016】この材料の固形分の含有率は、必要に応じ
て適宜選択されるが、該含有率が少なすぎると、脱水に
長時間を要するので、生産性が低下するが、逆に、それ
が多すぎると、流動性が低下するので、均一な成形体が
得られない。そこで、この固形分の含有率として、例え
ば、40%〜85%が採用される。
【0017】上型の真空吸引孔の数や径や位置などは必
要に応じて適宜選択される。例えば、同一径の該孔を上
型に形成する場合、凹凸模様の深さに対応してその本数
を変化させ、肉厚部分に対応する部分の本数を、肉薄部
分のそれより多くしたり、又は、肉厚部分に対応する該
孔の径を肉薄部分のそれより大きく形成してもよい。
【0018】上型を下型の外型に密着させ、前記材料を
封鎖すると共に、該材料を一気に高速で圧縮して板状に
形成する。この時、該材料は流動化しながら凹凸模様の
付いた中間体とになるとともに、含有水分は脱水され吸
引孔から排出されるので、該中間体は外装材原板とな
る。
【0019】この行程で特に重要なのは、前記材料を高
速で一気にプレスすることである。このプレス速度が遅
いと、肉薄部分が早く脱水硬化して、該材料の流動化が
阻止され、肉厚部分が脱水不十分となるからである。従
って、プレス速度は、前記肉薄部分が硬化する前に、肉
厚部分に十分該材料が充填され、均一な濃度の中間体と
なる様な速度が選ばれる。例えば、このプレス条件とし
て、常温〜50℃の温度、10〜100kg/cm2 の
圧力及び1〜120秒間の時間、が選ばれる。
【0020】該外装材原板は、表面に凹凸模様が形成さ
れている。この外装材を上型より外して養生し、完全に
硬化させる。養生完了後の窯業系外装材は表面に彫りの
深い凹凸模様が形成されている。例えば、最大深さ、即
ち、彫りの最も深いところをt1 とし、全厚、即ち、該
外装材の見かけ上の厚さをt0 とし、この最大深さt1
と全厚t0 との比をDとすると、この外装材は0.25
<D≦1.0に形成されている。
【0021】又、重厚感が有り、且、軽量な窯業系外材
をえるために、前記装置の上型の下面に凸部を付け、窯
業系外装材の裏面に凹部を形成しても良い。この装置は
真空吸引孔を有する上型と、スラリー状の硬化性無機
質材料が投入される下型と、を備えている。この下型は
上面に凹凸模様有する中型と、該中型に摺動可能に嵌着
された外型と、からなる。この中型の上面に凹凸模様を
有することが望ましいが、無くても良い。上型の真空吸
引孔の数や径や位置などは必要に応じて適宜選択され
る。
【0022】特に工夫したのは、上型の形状である。即
ち、上型の下面に凸部を形成し、該上型で前記材料を高
速で一気に加圧し、該材料が流動しながら上型の凹部に
も充填されると共に含有水分は脱水され外装材原板とな
る。上型下面の凸部の数や形状は特に限定されないが、
例えば、半円状やU字状など必要に応じて適宜選択でき
る。上型凸部の配列は、特に限定されないが、下型の凹
部に対応して上型に凸部を設ければ、肉厚の均一な外装
材が得られて望ましい。該外装材原板は裏面に凹部が設
けられ、軽量化されている。この外装材を上型より外し
て養生し完全に硬化させる。
【0023】この外装材は、全厚が厚く、実質厚さ即ち
実際に肉厚の平均厚さが薄く、例えば、全厚t0 が8〜
40mm、実質厚さt2 が3mm≦t2 <t0、に形成
される。
【0024】この外装材は、表面の凸部に対応して裏面
に凹部が設けられ、その肉厚はほぼ均一である。この外
装材は軽量化されており、実質比重は、例えば、1.1
以上であり、又、見かけ比重は1.1未満である。
【0025】
【実施例】この発明の第1実施例を図1〜図7により説
明する。窯業系外装材の製造装置は真空吸引孔1を有す
る上型2と、スラリー状の硬化性無機材料が投入される
下型6と、を備えている。
【0026】上型2の真空吸引孔1は、複数個形成さ
れ、該孔1は真空装置3に連通している。この複数の真
空吸引孔1は直径2.0mmであり、4cm2 につき1
本の割合で配設される。この孔1は必要に応じてその本
数、径、配設位置等が選択される。上型2の下面には金
網4と脱水布5が順次重ねて設けられている。この脱水
布5は効果的な搾水を行い、該材料SWが流出するのを
防止し、金網5は脱水布4を該材料SWに対して保持す
ると同時に吸引に必要な空気の供給をし、良好な吸引搾
水を可能にする。
【0027】下型6は、中型7と外型8とから構成され
ている。この中型7の表面には凹凸模様が形成されてい
る。中型7は外型8に摺動可能に嵌着されている。
【0028】下型6にスラリー状の硬化性無機質材料S
Wを投入する。この材料SWはセメント60%、硅石粉
40%、ビニロン繊維1、0%、水40%、メチルセル
ロース0、1%の混合物である。
【0029】真空装置3を駆動しながら上型2を下降さ
せ、図2に示す様に金網4、脱水布5を介して外型8に
密着させ、一気に高速で下降させる。そうすると、前記
材料SWが加圧されるが、初期段階では該材料SWは、
まだ流動性を維持しているので、肉薄部分9の該材料S
Wは、肉厚部分10に押し込まれる様にしながら流れ込
み、図3に示す様に均一濃度の中間体GSが形成され
る。
【0030】この中間体GSに含まれている水分は、図
4に示す様に、真空装置3により吸引され、脱水布5、
金網4、真空吸引孔1を通って機外に排出される。この
ようにして、中間体GSは脱水されて外装材原板Mとな
る。
【0031】中間体GSを脱水して外装材原板Mを形成
した後、上型2を上方に移動し、該原板Mを下型6から
分離する。この時、外装材原板Mは、上型2に吸引され
た状態で下型6から離れる。
【0032】この上型2を受板50の上方に移動し、該
受板50を上方に移動して外装材原板Mを当接させた
後、真空吸引を解除すると、該外装材原板Mは上型2か
ら離れる。外装材原板Mを常法により養生し、図7に示
す窯業系外装材11にする。
【0033】この外装材11は、全厚t0 が16mm、
最大深さt1 が8mmであり、最大深さt1 と全厚t0
との比Dは0.5である。
【0034】この発明の第2実施例を図8により説明す
る。この実施例と第1実施例(図1〜図7)との相違点
は、真空吸引孔1である。
【0035】即ち、第2実施例では、肉薄部分9に直径
1mmの真空吸引孔1aを4cm2に付き1本の割合で
設け、又、肉厚部分10に直径3mmの真空吸引孔1b
を1cm2 に1本の割合で設けたことである。図示を省
略するが、この実施例では窯業系外装材11は全厚t0
が30mm、最大深さt1 が22mmであり、最大深さ
t1 と全厚t0 との比Dは0.73である。
【0036】この発明の第3実施例を図9〜図11によ
り説明する。この実施例と第1実施例との相違点は、実
質厚さt2 を全厚t0 より小さくするため、窯業系外装
材11の裏面11bに窪み部を形成したことである。図
9に示す窯業系外装材11は、表面11aに石積み模様
の目地部を形成する凹部12bを設け、裏面11bに断
面半円状の窪み部13を設けている。
【0037】図10に示す窯業系外装材11は、表面1
1aは平滑面であり、裏面11bがU字状の窪み部13
を備えている。
【0038】図11に示す窯業系外装材11は、表面1
1aが段状をなしており、裏面11bには円弧状の窪み
部13を備えている。
【0039】この発明の第4実施例を図12〜図14に
より説明する。この実施例と第1実施例(図1〜図7)
との相違点は、表面11aの凹凸模様に対応して裏面1
1bに凹凸部を設けたことである。この様にすることに
より全厚t0 が厚く、実質厚さt2 が薄く、かつ、該外
装材11の厚さが均一で、釘打ち性、切断性など施工上
において優れたものとなる。図12に示す窯業系外装材
11では、表面11a側が凸部13aとなっている部分
は、裏面11b側が断面U字状の凹部14bとなり、逆
に、表面11a側が凹部13bとなっている部分は、裏
面11b側が凸部14aとなっている。
【0040】図13に示す窯業系外装材11では、表面
11a側が断面半円状の凸部13aとなっている部分は
裏面11b側が断面円弧状の凹部14bとなり、逆に、
表面11a側が凹部13bとなっている部分は、裏面1
1b側が凸部14aとなっている。
【0041】図14に示す窯業系外装材11では、表面
11a側が凸部13aとなっている部分は、裏面11b
側が断面三角形状の凹部14bとなり、逆に、裏面11
a側が断面3角形状の凹部13bとなっている部分は、
裏面11b側が凸部14aとなっている。
【0042】この発明の第5実施例を図15により説明
する。この実施例では、窯業系外装材11の裏面11b
に形成した断面U字状の凹部15bに断熱材16が複合
されている。この断熱材16として、発泡プラスチック
などの有機物質、又は人造鉱物繊維、無機多孔質などの
無機物質から1種又は2種以上よりなる断熱材が用いら
れる。
【0043】この発明の第6実施例を図16〜図18に
より説明する。この実施例は、窯業系外装材11に補強
材20を設けるもので、この補強材20は、該外装材1
1と一体成形される。
【0044】図16に示す窯業系外装材は、補強材とし
て補強鉄筋20を用いる。この場合には、下型に投入す
べき所定量のスラリー状の硬化性無機質材料SWを二つ
に分け、第1回目の該材料SWの投入後にその上面に該
補強鉄筋20を配設し、その後、更に残りの該材質SW
を投入する。
【0045】この場合、第1回目の該材料SWの投入量
を調整することにより補強鉄筋20の配置位置を変更す
ることができる。補強鉄筋20の使用本数や径等は必要
に応じて適宜変更される。
【0046】図17に示す窯業系外装材11は、その裏
面全面にわたって補強材20が設けられている。この補
強材20として、鉄筋、金網等が用いられる。この補強
材20を用いる場合には、上型下面に補強材20を着脱
自在に装着し、該補強材20を下型のスラリー状の硬化
性無機質材料SWに押し付けて一体成形する。
【0047】図18に示す窯業系外装材11は、裏面1
1bの凸部21aに補強材20が設けられている。この
補強材20を用いる場合は、上型下面に補強材を着脱自
在に装着し、該補強材20をスラリー状の硬化性無機質
材料SWに押し付けて一体成形する。
【0048】この発明の第7実施例を図19、図20に
より説明する。この実施例は、窯業系外装材11に取付
用治具25を設けるもので、この取付用治具25は該外
装材11と一体成形される。この治具25は挿入片25
aと受片25bとから構成されている。
【0049】この取付用治具を用いる場合には上型下面
に取付用治具25を着脱自在に装着し、該取付用治具2
5を下型のスラリー状の硬化性無機質材料SWに押し付
けて一体成形する。この窯業系外装材11は、図20に
示す様に下地27に受片25bをビス28で止め、該受
片25bに挿入片25aを差し込んで両窯業系外装材1
1を連結する。
【0050】この発明の第8実施例を図21〜図23に
より説明する。この実施例と第1実施例との相違点は、
窯業系外装材11の垂直面に、引っ掛け工法に適した実
30が形成されていることである。この実30を形成す
る場合には、図21に示す様に水平移動型31の先端を
外型8内に突出せしめて配設し、下型6に投入されたス
ラリー状の硬化性無機質材料を上型2で加圧して中間体
GSを成形するとともに、脱水して外装材原板にした
後、図22に示すように、該水平移動型30を外方に向
かって移動させて、該外装材原板Mから外す。
【0051】外型8を下方に移動した後、上型2を上昇
させて該外装材原板Mを下型6から離す。次に、真空吸
引を停止させて該外装材原板Mを上型2から外して養生
し、図23に示す窯業系外装材11を形成する。この外
装材11の実質厚さt2 が10mm未満の場合には、該
外装材11の四周の肉厚t3 を10mm以上になる様に
形成し、引っ掛け工法に適した実30となる様にする。
【0052】この発明の第9実施例を図24、図25に
より説明する。この実施例と第1実施例との相違点は、
中型7の凹凸模様40が中型7と別体に形成された模様
型41に形成されていることである。この模様型41は
接合手段、例えば、磁石を介して中型7に吸着されてお
り、必要に応じて容易に着脱できる。
【0053】この発明の実験例を図26〜図31により
説明する。図26〜図28の窯業系外装材11は実施例
1と同一のスラリー状の硬化性無機質材料SWが用いら
れている。 (1)第1実験例 本発明により製造された図26に示す窯業系外装材11
は、 全厚 t0 =16mm, 最大深さ t1 =0mm, 実質厚さ t2 =9.2mm, 実比重 1.60, 見かけ比重 0.92 である。
【0054】(2)第2実験例 図27に示す窯業系外装材11は、 全厚 t0 =20mm, 最大深さ t1 =10mm, 実質厚さ t2 =10.0mm, 実比重 1.60, 見掛け比重 0.80 である。
【0055】(3)第3実験例 図28に示す窯業系外装材11は、裏面11bの凹部1
5bに断熱材16が複合されている。この断熱材16
は、硬質ウレタンフォームである。 全厚 t0 =20mm, 最大深さ t1 =16.5mm 実質厚さ t2 =4.5mm, 実比重 1.60, 見掛け比重 0.38, 単位面積当たりの重量 7.5kg/m2 である。
【0056】(4)第4実験例 図29に示す窯業系外装材11は、第1実施例のスラリ
ー状の硬化性無機質材料SWとその配合を異にする。こ
の実験例では、第1実施例における珪石粉、パーライト
の配合割合を珪石粉35%、パーライト5%にした。
又、該外装材11内に鉄筋20を埋設した。 全厚 t0 =25mm, 最大深さ t1 =20mm, 実質厚さ t2 =5.0mm, 実比重 1.40, 見掛け比重 0.29, 単位面積当たりの重量 7.2kg/m2 である。
【0057】(5)第5実験例 図30に示す窯業系外装材11は、第1実施例のスラリ
ー状の硬化性無機質材料SWとその配合を異にしてい
る。この実験例では第1実施例における珪石粉、パーラ
イトの配合割合を珪石粉30%、パーライト10%にし
た。 全厚 t0 =18mm, 最大深さ t1 =3mm, 実質厚さ t2 =11mm, 実比重 1.2, 見掛け比重 0.73, 単位面積当たりの重量 13.1kg/m2 である。なお、この外装材11には引っ掛け工法用の実
が付与されている。
【0058】(6)第6実験例 図31に示す窯業系外装材11は、第5実験例(図3
0)の外装材11と同一配合で形成された。 全厚 t0 =7.5mm, 最大深さ t1 =3.5mm, 実質厚さ t2 =4.0mm, 実比重 1.2, 見掛け比重 0.69, 単位面積当たりの重量 5.2kg/m2 である。なお、この外装材11には取付用治具が一体成
形されている。
【0059】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成したの
で、表面の凹凸模様の彫りが深く、かつ、保形性に優れ
た窯業系外装材を生産効率良く得ることができる。又、
本発明の窯業系外装材を、従来例に比し全厚が厚く、実
質厚さが薄く、即ち、軽量にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の他の状態を示す縦断面図である。
【図3】図2の他の状態を示す縦断面図である。
【図4】図3の他の状態を示す縦断面図である。
【図5】図4の他の状態を示す縦断面図である。
【図6】図5の外装材原板を吸着しながら上型を移動さ
せる状態を示す縦断面図である。
【図7】養生が完了し製品となった窯業系外装材を示す
縦断面図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【図9】本発明の第3実施例を示す縦断面図である。
【図10】本発明の第3実施例を示す縦断面図である。
【図11】本発明の第3実施例を示す縦断面図である。
【図12】本発明の第4実施例を示す縦断面図である。
【図13】本発明の第4実施例を示す縦断面図である。
【図14】本発明の第4実施例を示す縦断面図である。
【図15】本発明の第5実施例を示す縦断面図である。
【図16】本発明の第6実施例を示す縦断面図である。
【図17】本発明の第6実施例を示す縦断面図である。
【図18】本発明の第6実施例を示す縦断面図である。
【図19】本発明の第7実施例を示す縦断面図である。
【図20】使用状態を示す縦断面図である。
【図21】本発明の第8実施例を示す縦断面図である。
【図22】図21の他の状態を示す縦断面図である。
【図23】実付き窯業系外装材を示す縦断面図である。
【図24】本発明の第9実施例を示す縦断面図である。
【図25】中型に模様型を装着した状態を示す縦断面図
である。
【図26】第1実験例を示す縦断面図である。
【図27】実第2験例を示す縦断面図である。
【図28】第3実験例を示す縦断面図である。
【図29】第4実験例を示す縦断面図である。
【図30】第5実験例を示す縦断面図である。
【図31】第6実験例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 真空吸引孔 2 上型 6 下型 7 中型 8 外型 11 窯業系外装材 SW スラリー状の硬化性無機質材料 GS 中間体 M 外装材原板

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型に硬化性無機質材料を投入し、該下
    型の外型に真空吸引孔を有する上型を密着させ、 該外型を圧着した状態で、前記材料を上型より一行程で
    加圧して板状に形成することを特徴とする窯業系外装材
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 上型及び/または中型に凹凸模様を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の窯業系外装材の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 硬化性無機質材料が、スラリー状の硬化
    性無機質材料であり、該材料が2回に分けて投入され、
    該材料の第1回目の投入後、補強材が配設されることを
    特徴とする請求項1記載の窯業系外装材の製造方法。
  4. 【請求項4】 下型の外型上面に水平移動型を設け、該
    水平移動型を内方に突出せしめて引っ掛け工法用の実を
    形成することを特徴とする請求項1記載の窯業系外装材
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 硬化性無機質材料が、スラリー状の硬化
    性無機質材料であり、該材料の投入前、又は、その投入
    後に取付治具を配設することを特徴とする請求項1記載
    の窯業系外装材の製造方法。
  6. 【請求項6】 硬化性無機質材料が、水硬性又は気硬性
    無機質材料であることを特徴とする請求項1記載の窯業
    系外装材の製造方法。
  7. 【請求項7】 真空吸引孔を有する上型とスラリー状の
    硬化性無機質材料が投入される下型とを備え、該下型
    が、上面に凹凸模様を有する中型と該中型に摺動可能に
    嵌着された外型とからなる窯業系外装材の製造装置にお
    いて;該凹凸模様が、中型と別体の模様型に形成されて
    いることを特徴とする窯業系外装材の製造装置。
  8. 【請求項8】 模様型が、磁力によって中型の上面に吸
    着されていることを特徴とする請求項7記載の窯業系外
    装材の製造装置。
  9. 【請求項9】 真空吸引孔を有する上型とスラリー状の
    硬化性無機質材料が投入される下型とを備え、該下型
    が、上面に凹凸模様を有する中型と該中型に摺動可能に
    嵌着された外型とからなる窯業系外装材の製造装置にお
    いて;該凹凸模様が、中型と別体の模様型に形成され;
    該外型の上面に水平移動型が配設されていることを特徴
    とする窯業系外装材の製造装置。
  10. 【請求項10】 上型の真空吸引孔が、模様の深さに対
    応してその開孔率が変化していることを特徴とする請求
    項7、8、又は、9記載の窯業系外装材の製造装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の窯業系外装材の製造方
    法により製造されたことを特徴とする窯業系外装材。
  12. 【請求項12】 窯業系外装材の表面模様の最大深さt
    1 と、該外装材の全厚t0 との比をDとすると、0.2
    5≦D<1.0であることを特徴とする請求項11記載
    の窯業系外装材。
  13. 【請求項13】 窯業系外装材が、全厚t0 が8〜40
    mm、実質厚さt2が3mm≦t2 <t0 、単位重量が
    4.0〜35kg/m2、であることを特徴とする請求
    項11記載の窯業系外装材。
  14. 【請求項14】 窯業系外装材の裏面が凹凸形状である
    ことを特徴とする請求項11記載の窯業系外装材。
  15. 【請求項15】 窯業系外装材の表面の凸部に対応して
    裏面に凹部が設けられていることを特徴とする請求項1
    4記載の窯業系外装材。
  16. 【請求項16】 窯業系外装材が、実質比重が1.1以
    上、見かけ比重が1.1未満、であることを特徴とする
    請求項11、12、13、14、又は、15記載の窯業
    系外装材。
  17. 【請求項17】 窯業系外装材の裏面の凹部に断熱材を
    複合したことを特徴とする請求項14、又は、15記載
    の窯業系外装材。
  18. 【請求項18】 窯業系外装材の内部および/または裏
    面全面もしくはその一部に、該外装材と一体成形された
    補強材が配設されていることを特徴とする請求項11記
    載の窯業系外装材。
  19. 【請求項19】 窯業系外装材が、該外装材と一体成形
    された施工用取付具を備えていることを特徴とする請求
    項11記載の窯業系外装材。
  20. 【請求項20】 窯業外装材が、該外装材と一体成形さ
    れた引っ掛け工法用の実を備えていることを特徴とする
    請求項11記載の窯業系外装材の製造装置。
  21. 【請求項21】 窯業系外装材の四辺の肉厚が10mm
    以上、実質厚さが10mm未満、であることを特徴とす
    る請求項20記載の窯業系外装材。
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