JPH10213946A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10213946A
JPH10213946A JP1713097A JP1713097A JPH10213946A JP H10213946 A JPH10213946 A JP H10213946A JP 1713097 A JP1713097 A JP 1713097A JP 1713097 A JP1713097 A JP 1713097A JP H10213946 A JPH10213946 A JP H10213946A
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JP
Japan
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image
toner
charging
forming apparatus
image forming
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JP1713097A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Suzuki
啓之 鈴木
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Canon Inc
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Publication date
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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー混入による接触帯電手段の磁性粒子の
抵抗値上昇によって、帯電性能が低下するのを防止す
る。 【解決手段】 接触帯電手段として磁性粒子を有する磁
気ブラシ30を備え、現像装置4による感光体1上の転
写残トナーの現像同時回収を行う画像形成装置におい
て、磁気ブラシ30によって帯電された感光体1の飽和
電位が、電源S1から磁気ブラシ30に印加された電圧
よりも帯電極性側に高くなるように設定して画像形成を
行うことにより、耐久によって磁性粒子上にトナーが融
着等の汚染によって磁性粒子単体の抵抗値が上昇した場
合でも、磁気ブラシ30全体としての抵抗値の上昇は小
さくなることによって、磁気ブラシ30の磁性粒子中へ
のトナー混入に起因する帯電ムラの発生がなくなり、帯
電不良を防止して良好な画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を利用した複写機、レーザービームプリンタ、ファクシ
ミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の画像形成装置の一例を示
す概略構成図であり、この画像形成装置は電子写真プロ
セス利用のレーザービームプリンターである。
【0003】この図において、Aは画像形成装置である
レーザービームプリンター、Bはレーザービームプリン
ターAの上に搭載した画像読み取り装置(イメージスキ
ャナー)である。
【0004】画像読み取り装置Bにおいて、20は固定
の原稿台ガラスであり、この原稿台ガラス20の上面に
原稿Gを複写すべき面を下側にして載置し、その上に不
図示の原稿板を被せてセットする。21は原稿照射用ラ
ンプ21a、短焦点レンズアレイ21b、CCDセンサ
ー21cなどを配置した画像読み取りユニットである。
この画像読み取りユニット21は、不図示のコピーボタ
ンが押されることで、原稿台ガラス20の下側において
この原稿台ガラス20の図の左辺側のホームポジション
から右辺側にガラス下面に沿って往動駆動され、所定の
往復終点に達すると復動駆動されて始めのホームポジシ
ョンに戻される。
【0005】画像読み取りユニット21の往動駆動過程
において、原稿台ガラス20上の載置セット原稿Gの下
向き画像面が原稿照射用ランプ21aにより左辺側から
右辺側にかけて順次照明走査され、その照明走査光の原
稿面反射光が短焦点レンズアレイ21bによってCCD
センサー21cに結像入射する。
【0006】CCDセンサー21cは、不図示の受光
部、転送部、出力部より構成されており、受光部におい
て光信号が電荷信号に変えられて、転送部でクロックパ
ルスに同期して順次出力部へ転送され、出力部において
電荷信号を電圧信号に変換し、増幅、低インピーダンス
化して出力する。このようにして得られたアナログ信号
を周知の画像処理によりデジタル信号に変換してレーザ
ービームプリンターAに出力する。
【0007】一方、レーザービームプリンター(画像形
成装置)Aにおいて、1は像担持体としての回転ドラム
型の感光体である。この感光体1は中心支軸を中心に所
定の周速度(プロセススピード)を持って矢印a方向に
回転駆動され、その回転過程において帯電装置2により
一様な帯電処理を受ける。
【0008】そして、感光体1の一様帯電面に対して露
光装置(レーザー走査装置)3から出力される、画像読
み取り装置BからレーザービームプリンターA側に出力
される画像信号に対応して変調されたレーザービームに
よる走査露光Lがなされることで、感光体1上に画像読
み取り装置Bにより光電読み取りされた原稿Gの画像情
報に対応した静電潜像が順次形成される。感光体1上に
形成された静電潜像は現像装置4により順次トナー像と
して反転現像される。現像装置4による現像方法は、ト
ナー粒子に対して磁性のキャリアを混合したものを現像
剤として用いて磁気力によって搬送し、感光体1に対し
て接触状態で現像する2成分接触現像方式が好適に用い
られる。
【0009】一方、給紙カセット5内に収納された紙な
どの転写材Pが給紙ローラ6により1枚づつ給送され、
レジストローラ7により所定のタイミングで感光体1と
転写装置8間の転写ニップ部に給紙されて、転写装置8
の転写ブレード9により転写材Pに感光体1上のトナー
像が転写される。トナー像が転写された転写材Pは、搬
送ベルトを兼ねている転写ベルト10により定着装置1
1へ搬送されて永久固着画像として定着された後に外部
に排出される。
【0010】また、トナー像転写後に感光体1上に付着
している転写残りトナー等の付着汚染物はクリーナー1
2のクリーニングブレード13により除去され、繰り返
し画像形成が行われる
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、装置
の小型化、簡易化、あるいはエコロジーの観点から廃ト
ナー(転写残りトナー)を出さない等の目的で、いわゆ
るクリーナーレスシステムも実用化されている。
【0012】これは、上記したレーザービームプリンタ
ー(画像形成装置)Aにおいて、転写材Pに対するトナ
ー像転写後の感光体1表面から転写残りトナーを除去す
る上記したクリーナー12を取り外し、現像装置4で転
写残りトナーを現像同時クリーニングにより回収するよ
うにしたものである。
【0013】現像同時クリーニングとは、転写後に感光
体1上に残留した転写残りトナーを次工程以後の現像時
に、現像装置4に印加する直流電圧と感光体1の表面電
位間の電位差である、かぶり取り電位差によって回収す
る方法である。この方法によれば、転写残りトナーは回
収されて次工程以後用いられるため、転写残りトナーを
なくすことができる。また、スペースの面での利点も大
きく、大幅に装置の小型化が可能となる。
【0014】しかしながら、上記したようにクリーナー
12を取り外して現像装置4による現像同時クリーニン
グにより転写残りトナーを回収する構成で画像形成を行
ったところ、画像形成された転写材Pの画像のない部分
に感光体1の回転周期で前の画像が薄く残る、いわゆる
ポジゴーストが発生が発生する問題があった。このポジ
ゴーストは、前画像の転写残りトナーが現像領域におい
て回収できなかったために、本来ならば白地部である所
にトナーが転写されて発生する現象である。
【0015】一方、帯電装置2として磁気ブラシなどの
磁性粒子を用いた接触帯電装置による現像同時回収のク
リーナレスシステムにおいては、転写工程の際に感光体
1上に残った転写残りトナーは、剥離放電等により通常
の帯電極性の逆極性に帯電されているトナーが多く、一
般的には磁気ブラシに印加される電圧より帯電電位は低
くなるため、転写残りトナーは磁気ブラシに回収され
る。回収されたトナーは磁気ブラシ中の磁性粒子との摩
擦帯電によって、通常の帯電極性に帯電されて感光体1
上に吐き出される。このようにして吐き出されたトナー
は、現像時のかぶり取り電位差によって現像装置4に回
収される。
【0016】しかしながら、このような接触帯電装置
(磁気ブラシ)を用いた画像形成装置においても、画像
形成を繰り返すと上記したポジゴーストが発生する。こ
のポジゴーストは、接触帯電装置(磁気ブラシ)通過時
に転写残りトナーの下を帯電できないために発生し、接
触帯電装置(磁気ブラシ)が汚染するとより顕著にな
る。そこで、帯電時に転写残りトナーを感光体1表面よ
り剥ぎ取り、帯電後に感光体1表面に戻して現像装置4
で回収することが重要である。
【0017】また、通常、トナー粒子としては電気抵抗
が比較的高いものが用いられているので、接触帯電装置
(磁気ブラシ)に過度にトナーが混入、付着すると、接
触帯電装置(磁気ブラシ)の抵抗上昇による帯電ムラや
帯電性能が低下して画像不良が発生するという問題があ
った。
【0018】このように、感光体に残留した転写残りト
ナー等を現像装置で回収するクリーナーレスの従来の画
像形成装置では、接触帯電装置に転写残りトナーが混入
することにより帯電ムラが生じたり帯電性能が低下し、
長期に渡って良好な画像形成を行うことができなかっ
た。
【0019】そこで本発明は、感光体に残留した転写残
りトナー等を現像装置で回収するクリーナーレスの画像
形成装置において、接触帯電手段に転写残りトナーが混
入しても帯電ムラや帯電性能の低下を防止することがで
きる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、像を担持する像担持体と、該
像担持体に接触して前記像担持体を帯電する磁性粒子を
用いた接触帯電手段と、該接触帯電手段に電圧を印加す
る電源と、前記像担持体上に静電潜像を形成する露光手
段と、前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像
手段と、前記トナー像を転写部位において転写材へ転写
する転写手段とを備え、該転写手段により前記トナー像
を前記転写材へ転写した後の前記像担持体上の残トナー
を前記現像手段で回収するクリーニング手段を兼ねる画
像形成装置において、前記接触帯電手段によって帯電さ
れた前記像担持体の飽和電位が、前記電源から前記接触
帯電手段に印加された電圧よりも帯電極性側に高くなる
ように設定して画像形成を行うことを特徴としている。
【0021】また、前記接触帯電手段中の前記磁性粒子
には、あらかじめトナー粒子が所定量混入されているこ
とを特徴としている。
【0022】また、前記接触帯電手段中の前記磁性粒子
及び前記トナー粒子は、前記接触帯電手段で前記像担持
体を帯電する際の状態において体積抵抗が1×106
1×109 Ω・cmの範囲にあることを特徴としてい
る。
【0023】また、前記像担持体は感光層とその上に表
面層とを有し、該表面層は樹脂及び導電性微粒子を有し
ていることを特徴としている。
【0024】また、前記接触帯電手段との摺擦による前
記像担持体の電圧非印加時の摺擦による表面電位は、耐
久にともない帯電極性側に対して徐々に低下することを
特徴としている。
【0025】(作用)上記した現像装置による転写残り
トナーの現像同時回収を行う画像形成装置では、上記し
たように転写時に通常の帯電極性の逆極性に帯電されて
いるトナーが多く、一般的に磁気ブラシ等の接触帯電装
置に印加される電圧より帯電電位は低くなるため、転写
残りトナーは接触帯電装置(磁気ブラシ)に回収され
る。ところが、本発明者らの実験により、接触帯電装置
に印加される電圧よりも高く帯電される場合にも、転写
残りトナーは接触帯電装置に回収されることが分かっ
た。これは、帯電終了時において印加バイアスよりも高
く帯電される場合であっても、帯電開始時においては、
印加バイアスよりも低いため、感光体回転方向の帯電ニ
ップ部上流側において回収されていると考えられる。
【0026】ただし、本発明のように、帯電終了時にお
いて印加バイアスよりも高く帯電される場合、回収し摩
擦帯電によって通常の帯電極性に帯電されたトナーは、
感光体に吐き出すことができず、接触帯電装置に混入さ
れるトナー量は多くなる。そして、ある程度接触帯電装
置にトナーが混入すると帯電極性側の摩擦帯電特性を持
つトナーが多く混入することにより、摩擦帯電性が低下
し印加バイアスよりも低い帯電電位となり、それ以上は
混入量は増加しなくなる。
【0027】本発明はこの原理を利用したものであり、
磁性粒子単体では印加バイアスよりも高く帯電される磁
性粒子を有する接触帯電装置(磁気ブラシ)を用いて、
ある程度トナーが混入し印加バイアスと同程度の帯電電
位になる状態において、適正な抵抗値となるように、単
体の抵抗値が低い磁性粒子を用いることを特徴としてい
る。このように、抵抗値が若干低くトナーが混入した状
態で適正抵抗になる磁性粒子を用いることにより、耐久
によって磁性粒子上にトナーが融着等の汚染によって、
磁性粒子単体の抵抗値が上昇してしまった場合にも、接
触帯電装置全体としての抵抗値の上昇は小さくなる。
【0028】これは、磁性粒子単体では印加バイアスよ
りも高く帯電される場合、磁性粒子表面は、摩擦帯電極
性について感光体を帯電極性側に帯電する特性を持って
おり、この磁性粒子に対してトナー等が融着すると、摩
擦帯電極性についてその部分は逆の特性を示す。このた
め、帯電電位は低くなってトナーの吐き出しが促進さ
れ、結果的にトナーの混入量が減るために、トナーの融
着による抵抗値の上昇とトナーの混入率低減による抵抗
値の低減によって相殺され、良好な帯電性能を維持して
良好な画像形成を行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明に係
る実施の形態について説明する。
【0030】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形
態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。本実施
の形態の画像形成装置は電子写真プロセス利用のレーザ
ービームプリンターであり、像担持体の帯電手段として
磁気ブラシタイプの接触帯電装置を用い、また、クリー
ナーレスシステムの装置である。なお、図5に示した従
来例と同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省
略する。
【0031】図1において、Aは本実施の形態に係る画
像形成装置であるレーザービームプリンター、Bはこの
レーザービームプリンターAの上に搭載した画像読み取
り装置(イメージスキャナー)である。画像読み取り装
置Bの構成は図5に示した従来例と同様であり、本実施
の形態ではその説明は省略する。
【0032】レーザービームプリンター(画像形成装
置)Aは、像担持体としての回転ドラム型の感光体1、
接触帯電手段である磁気ブラシ帯電装置30、露光装置
3、現像装置4、転写装置8、定着装置11などを備え
ている。
【0033】感光体1としては、通常用いられている有
機感光体等を用いることができるが、望ましくは、有機
感光体上にその抵抗が109 〜1014Ω・cmの材質を
有する表面層を持つものや、アモルファスシリコン感光
体などを用いると、電荷注入帯電を実現でき、オゾン発
生の防止、ならびに消費電力の低減に効果がある。ま
た、帯電性についても向上させることが可能となる。
【0034】感光体1は、本実施の形態では、図2に示
すように負帯電の有機感光体で、直径30mmのアルミ
ニウム製のドラム基体1a上に下から順に第1から第5
の5つの層からなる感光体層1bを有しており、所定の
プロセススピード(例えば100mm/sec)で矢印
a方向に回転駆動される。
【0035】感光体層1bの一番下の第1層は下引き層
であり、ドラム基体1aの欠陥等をならすために設けら
れている厚さ20μmの導電層である。第2の層は正電
荷注入防止層であり、ドラム基体1aから注入された正
電荷が感光体1表面に帯電された負電荷を打ち消すのを
防止する役目を果たし、アミラン樹脂とメトキシメチル
化ナイロンによって、106 Ω・cm程度に抵抗調整さ
れた厚さ1μmの中抵抗層である。第3の層は電荷発生
層であり、ジスアゾ系の顔料を樹脂に分散した厚さ約
0.3μmの層であり、露光を受けることによって正負
の電荷対を発生する。第4の層は電荷輸送層であり、ポ
リカーボネート樹脂にヒドラゾンを分散したものであ
り、P型半導体である。
【0036】従って、感光体1表面に帯電された負電荷
はこの層を移動することができず、第3層(電荷発生
層)で発生した正電荷のみを感光体1表面に輸送するこ
とができる。表面層であるの第5層は電荷注入層であ
り、絶縁性樹脂のバインダーに導電性微粒子としてSn
2 超微粒子を分散した材料の塗工層である。具体的に
は、絶縁性樹脂に光透過性の導電フィラーであるアンチ
モンをドーピングして低抵抗化(導電化)した粒径約
0.03μmのSnO2 超微粒子を樹脂に対して70重
量パーセント分散した材料の塗工層である。このように
して調合した塗工液をディッピング塗工法、スプレー塗
工法、ロールコート塗工法、ビームコート塗工法等の適
当な塗工法にて厚さ約3μmに塗工して電荷注入層とし
た。
【0037】接触帯電手段は、図2に示すように磁気ブ
ラシ帯電装置(以下、磁気ブラシという)30であり、
磁気ブラシ30は、本実施の形態では直径16mmの固
定のマグネットローラ30aと、このマグネットローラ
30aに回転自在に外嵌させた非磁性のSUSからなる
スリーブ30bと、このスリーブ30bの外周面にマグ
ネットローラ30aの磁力で付着保持させた導電磁性粒
子(磁性キャリア)の磁気ブラシ層30cからなるスリ
ーブ回転タイプのものである。
【0038】スリーブ30bに内包されるマグネットロ
ーラ30aは、スリーブ30b表面上で半径方向の磁束
密度のピークが800Gを発生する磁極を4極有するも
のを使用し、感光体1側に一つの磁極が向くようにマグ
ネットローラ30aを固定し、マグネットローラ30a
の外周に沿ってスリーブ30bを回転可能に配置する。
スリーブ30bは感光体1に対して一定間隔(本実施の
形態では0.5mm)を保つようにして配置し、磁気ブ
ラシ層30と感光体1との間の帯電ニップ部nの幅を6
mmとした。そして、スリーブ30bに電源S1より所
定の帯電バイアス電圧(本実施の形態では、直流電圧)
を印加し、スリーブ30bを感光体1との帯電ニップ部
nにおいて、感光体1の回転方向aと逆方向となる矢印
b方向に、例えば感光体1の回転速度100mm/se
cに対して周速度150mm/secで回転駆動させる
ことで、感光体1表面が帯電バイアスの印加された磁気
ブラシ層30cで摺擦され、感光体1の感光体層1bの
表面が所望の電位に注入帯電方式で一様に一次帯電処理
される。ここで、帯電電位は、磁性粒子を通じて注入さ
れた電荷によるものと、磁性粒子と感光体1表面の摩擦
帯電によって与えられた電荷の和によるものであるた
め、摩擦帯電による寄与が大きい時には、場合によって
は印加電圧よりも帯電電位が高くなる場合もある。
【0039】磁気ブラシ層30cを構成する導電磁性粒
子は、フェライト表面を酸化、還元処理して抵抗調整を
行ったものに対して、シリコン系の樹脂に対してカーボ
ンブラックを分散し抵抗調整されたコート剤を1.0重
量%コーティングしたものを用いている。この導電磁性
粒子のコアとしては、平均粒径10〜100μm、飽和
磁化20〜250emu/cm3 、抵抗102 〜1010
Ω・cmのものが用いられる。さらに、感光体1にピン
ホールのような絶縁の欠陥が存在することを考慮する
と、抵抗が106 Ω・cm以上のものを用いることが好
ましい。また、帯電性能を良くするにはできるだけ抵抗
の小さいものを用いる方がよく、均一な帯電を行うため
には、抵抗が109 Ω・cm以下のものを用いることが
好ましい。そこで、本実施の形態では、平均粒径25μ
m、抵抗5×106 Ω・cm、飽和磁化200A・m2
/Kgのものを用いた。本実施の形態で用いた磁性粒子
は、このコア磁性粒子に対してコート剤をコーティング
したものであるが、このコート剤の樹脂を選ぶことによ
り感光体1に対する摩擦帯電特性を変えることができ、
また、カーボンブラックの分散量を変えることによっ
て、磁性粒子としての抵抗を変えることができる。本実
施の形態においては、表1に示すように摩擦帯電特性に
ついて樹脂の種類をA〜Dの4種類、抵抗値についてカ
ーボンブラックの分散量を変えて抵抗値の違うa〜dの
4種類を用いて評価した(詳細は後述する)。
【0040】
【表1】 上記した磁性粒子の抵抗測定は、底面積228mm2
筒状の容器に磁性粒子を2gを充填した後に6.6kg
/cm2 て加圧し、その上下間に100Vの電圧を印加
してこの系に流れる電流から算出したもので定義した。
【0041】露光装置3は、回転多面ミラー31、fθ
レンズ群32、反射ミラー33、固体レーザー素子34
等を備えており、露光装置3により感光体1表面をレー
ザー走査露光Lする場合には、画像読み取り装置Bから
入力された画像信号に基づき発光信号発生器(不図示)
により、固体レーザー素子34を所定タイミングで明減
(ON/OFF)させる。そして、固体レーザー素子3
4から放射されたレーザー光は、コリメーターレンズ系
(不図示)によりほぼ平行な光束に変換され、さらに高
速回転する回転多面ミラー31によりに走査されると共
に、fθレンズ群32により感光体1表面にスポット状
に結像される。このようなレーザー走査により感光体1
表面には画像一走査分の露光分布が形成され、さらに、
各走査毎に感光体1表面とは垂直に所定量だけスクロー
ルさせれば、感光体1表面に画像読み取り装置Bから入
力された画像信号に応じた露光分布が得られる。
【0042】即ち、感光体1の一様帯電面に画像信号に
対応してON/OFF発光される固体レーザー素子34
から放射されたレーザー光を高速で回転する回転多面ミ
ラー31によって走査することにより、感光体1表面に
は走査露光パターンに対応した静電潜像が順次形成され
ていく。
【0043】図3は、本実施の形態の2成分接触現像装
置(2成分磁気ブラシ現像装置)である現像装置4を示
す概略構成図である。この図において、41は矢印e方
向に回転駆動される現像スリーブ、42は現像スリーブ
41内に固定配置されたマグネットローラ、43,44
は攪拌スクリュー、45は現像剤Tを現像スリーブ41
の表面に薄層形成するために配置された規制ブレード、
46は現像容器、47は補充用トナーホッパー部であ
る。
【0044】現像スリーブ41は、少なくとも現像時に
おいては感光体1に対し最近接領域が約500μmにな
るように配置され、現像スリーブ41面に形成された現
像剤Tの薄層Taが感光体1に対して接触する状態で現
像できるように設定されている。本実施の形態において
用いた現像剤Tであるトナーtは、粉砕法によって製造
された平均粒径6μmのネガ帯電トナーに対して平均粒
径20nmの酸化チタンを重量比1.5%外添したもの
を用い、キャリアcとしては飽和磁化が205emu/
cm3 の平均粒径35μmの磁性キャリアを用いた。ま
た、トナーtとキャリアcを重量比8:92で混合した
ものを現像剤Tとして用いた。このときの現像剤T中の
トナーは、摩擦帯電量が約−25×10- 3 c/kgで
あった。図4は、トナーの摩擦帯電量の測定装置を示し
た図である。この図に示すように、800メッシュのス
クリーン53を備えた金属製の筒状の測定容器52に、
摩擦帯電量を測定しょうとするトナー粒子と磁性キャリ
アを重量比で5:95で混合した二成分剤を、50〜1
00ml容量のポリエチレン製のビン(不図示)に入れ
て約10〜40秒間手で振とうし、前記二成分剤を約
0.5〜1.5g入れて、測定容器52の開口した上部
に穴が多数開いた蓋54をする。このときの測定容器5
2全体の重量をW1(kg)とする。
【0045】そして、測定容器52の下部に接続した吸
引機51(測定容器52と接する部分は少なくとも絶縁
体)の吸引口57から吸引し、風量調整弁56を調整し
て真空計55の圧力を250mmAqとする。この状態
で十分、好ましくは2分間吸引を行い、樹脂を吸引除去
する。このときの電位計59の電位をV(ボルト)とす
る。
【0046】また、58はコンデンサーでありその容量
をC(F)とし、吸引後の測定容器52全体の重量をW
1(kg)とすると、このトナーの摩擦帯電量は、下記
に示した式1で求められる。
【0047】
【式1】 次に、感光体1表面の静電潜像を、現像装置4を用いて
2成分磁気ブラシ法により顕像化する現像工程と現像剤
Tの循環系について説明する。まず、現像スリーブ41
の回転に伴いマグネットローラ42のN2 極で汲み上げ
られた現像剤Tは、S2 極→N1 極と搬送される過程に
おいて、現像スリーブ41に対して垂直に配置された規
制ブレード45によって規制され、現像スリーブ41上
に現像剤Tの薄層Taが形成される。薄層Taが形成さ
れた現像剤TがS1 極に搬送されてくると、磁気力によ
って穂立ちが形成される。この穂状に形成された現像剤
Tによって前記静電潜像を現像し、その後、N3 極、N
2 極の反発磁界によって現像スリーブ41上の現像剤T
は、現像容器46内に戻される。
【0048】現像スリーブ41には、電源S2から直流
(DC)電圧および交流(AC)電圧が印加される。本
実施の形態では、−480Vの直流電圧と、周波数30
00Hzでピーク間電圧1500Vの交流電圧が印加さ
れる。一般に2成分現像法においては、交流電圧を印加
すると現像効率が増し、画像は高品位になるが、逆にか
ぶりが発生しやすくなるという不具合が生じる。このた
め、通常は現像装置4に印加する直流電圧と感光体1の
表面電位間に電位差を設けることによって、かぶりを防
止することを実現している。このかぶり防止のための電
位差をかぶりとり電位と呼ぶが、この電位差によって現
像時に非画像領域にトナーが付着するのを防止すると共
に、転写残りトナーの回収を行う。
【0049】本実施の形態の転写装置8はベルト転写装
置であり、無端状の転写ベルト10を駆動ローラ61及
び従動ローラ62間に懸架し、矢印f方向に感光体1の
周速度とほぼ同じ周速度で回転駆動させる。転写ベルト
10の内側に設けた転写帯電ブレード9で転写ベルト1
0を感光体1表面に接触させる。転写材Pは、転写ベル
ト10の上行側ベルト部分の上面に乗って転写ニップ部
63に搬送される。転写材Pの先端が転写ニップ部63
に進入する時点において、転写帯電ブレード9に電源S
3から所定の転写バイアスが印加されることで、転写材
Pの裏面からトナーtと逆極性の帯電がなされて感光体
1表面のトナー像が順次転写材Pの上面に転写されてい
く。
【0050】本実施の形態においては、転写ベルト10
として膜厚75μmのポリイミド樹脂からなるものを用
いた。なお、転写ベルト10の材質としてはポリイミド
樹脂に限定されるものではなく、これ以外にも、例えば
ポリカーボネイト樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリエチレンナフタレ
ート樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエー
テルサルフォン樹脂、ポリウレタン樹脂などのプラスチ
ックや、フッ素系、シリコン系のゴムを好適に用いるこ
とができる。また、厚みについても75μmに限定され
るわけではなく、25〜2000μm、好ましくは50
〜150μmのものが好適に用いられる。
【0051】転写帯電ブレード9としては抵抗が1×1
5 〜1×107 Ωで板厚2mm、長さ306mmのも
のを用いた。本実施の形態では、転写帯電ブレード9に
15μAのバイアスを定電流制御により印加して転写を
行った。
【0052】次に、上記した画像形成装置(レーザービ
ームプリンター)Aの動作について説明する。
【0053】画像形成時には、感光体1は駆動手段(不
図示)により矢印a方向に回転駆動され、磁気ブラシ3
0により表面が均一に帯電される。このとき、磁気ブラ
シ30には、本実施の形態では−650Vの直流電圧が
印加される。そして、帯電された感光体1上に露光装置
(レーザー走査装置)3によりレーザービームによる画
像露光Lが与えられて、入力される画像情報に応じた静
電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置4によりト
ナー画像として現像される。このとき、現像装置4の現
像スリーブ41には、本実施の形態では−480Vの直
流電圧と、周波数3000Hzでピーク間電圧1500
Vの交流電圧が印加される。そして、感光体1上のトナ
ー画像が転写ベルト10との間の転写ニップ部63に到
達すると、このタイミングに合わせてカセット5内の紙
などの転写材Pが給紙ローラ6によって給紙されてレジ
ストローラ7により搬送され、転写バイアスが印加され
た転写帯電ブレード9により転写材Pの裏側にトナーt
と逆極性の電荷が付与されて、表面側に感光体1上のト
ナー像が転写される。そして、トナー像が転写された転
写材Pは転写ベルト10により定着装置11へ搬送さ
れ、定着装置11によりトナー像が表面に永久固着画像
として定着されて排出される。
【0054】一方、トナー像転写後の感光体1表面には
転写残りトナーが残留している。転写残りトナーは、転
写時の剥離放電等により帯電極性が反転してしまうもの
と、反転しないものが存在する。この両極性が混在した
転写残りトナーは、磁気ブラシ30によって回収され、
磁気ブラシ30の磁気ブラシ層30cを構成する磁性粒
子との摩擦帯電及び印加電圧の影響によって負極性に帯
電され、感光体1上に吐き出される。吐き出された負極
性のトナーは現像装置4で現像同時回収され再利用され
る。
【0055】上記した磁気ブラシ30における転写残り
トナーの回収、吐き出しは、磁気ブラシ30の磁気ブラ
シ層30cを構成する磁性粒子による摺擦力や、磁気ブ
ラシ30のスリーブ30bの回転による遠心力等による
ものもあるが、印加電圧と感光体1の帯電電位の関係に
よる電界効果が非常に大きい。例えば、印加電圧より帯
電電位の方が低い場合、転写残りトナーのうち通常の逆
極性に帯電されたトナーが積極的に磁気ブラシ30の磁
気ブラシ層30cに回収され、磁気ブラシ層30cを構
成する磁性粒子との摺擦によって通常の帯電極性に帯電
されて感光体1上に吐き出される。
【0056】この場合、混入したトナーは十分に吐き出
せるため、磁気ブラシ層30c中のトナー混入率は低く
保たれる。しかし、通常の帯電極性の転写残りトナーは
電界的には帯電時に回収しにくいため、帯電状態が悪化
した場合などトナーの下が帯電できずに前画像の履歴が
残るポジゴーストが発生してしまう場合がある。
【0057】これに対して印加電圧より帯電電位の方が
最終的に高くなる場合、帯電領域の初期(印加電圧>帯
電電位の間)において、転写残りトナーのうち通常の逆
極性に帯電されたトナーが磁気ブラシ30の磁気ブラシ
層30cに回収され、帯電領域の後端部(印加電圧<帯
電電位以降)において、通常の極性に帯電されたトナー
が磁気ブラシ30の磁気ブラシ層30cに回収されるこ
とにより、転写残りトナーの回収性を高めることができ
る。
【0058】しかし、帯電領域の後端部において、印加
電圧より帯電電位の方が高くなる場合、磁気ブラシ30
の磁気ブラシ層30cを構成する磁性粒子との摩擦帯電
によって正規の帯電極性に帯電されたトナーは磁気ブラ
シ層30c中から吐き出すことができず、トナーの混入
率は高まる。そして、ある程度のトナーが混入すると、
帯電極性側の摩擦帯電特性を持つトナーが多く混入する
ことによって摩擦帯電性が低くなり、印加電圧より帯電
電位の方が低い条件を満たして吐き出しを開始するた
め、トナーの混入率の高い状態で平衡状態となる。
【0059】ところで、本実施の形態では、磁気ブラシ
30の磁気ブラシ層30cを構成する磁性粒子として、
上記した表1に示すような初期特性及び耐久特性を示す
ものを用いて評価した。用いた磁性粒子は、摩擦帯電特
性について樹脂の種類をA〜Dの4種類、抵抗値につい
てカーボンブラックの分散量を変えて抵抗値の違うa〜
dの4種類を用い、それぞれを組み合わせて16種類の
磁性粒子を評価した。A〜Dの樹脂を用いた磁性粒子に
よって、感光体1に対してバイアス電圧を印加しないで
摺擦回転した場合、それぞれA=30V、B=0V、C
=−30V、D=−80Vに感光体1を帯電させる特性
(帯電電位)を持っている。これらの磁性粒子を用いて
−650Vの電圧を印加して帯電を行うと、数周回転後
に飽和する電位は、それぞれA=−620V、B=−6
50V、C=−680V、D=−730Vであった。ま
た、カーボンブラックの分散量により抵抗値を変えたa
〜dの4種類の磁性粒子は、それぞれa=8×103 Ω
・cm、b=2×105Ω・cm、c=5×107 Ω・
cm、d=6×109 Ω・cmの抵抗値を示した。
【0060】また、表1中の“混入−吐出後”の項につ
いては、予め磁性粒子にトナーを1重量%混入し、転写
材Pとして白紙通紙を50枚分行うことにより、混入ト
ナー量を平衡状態にしてから画像出力を行い、この作業
終了後の帯電電位及び抵抗値を記載した。
【0061】表1に示す評価結果に示すように、摩擦帯
電特性が正規の帯電極性側で抵抗値が低めの樹脂Cの抵
抗値b、及び樹脂Dの抵抗値aとbの場合に、リークや
ゴーストが発生することなく、良好な画像を得ることが
できた。これは、以下のように説明できる。
【0062】まず、コート剤の樹脂がA、Bの場合は、
印加電圧よりも帯電電位の方が低くなるために混入トナ
ーの吐き出しが十分に行われ、上記したトナーの吐き出
しを行っても大きな抵抗変動は見られていない。このた
め、リークや帯電ゴーストの発生しない良好な帯電特性
を示す1×106 〜1×109 Ω・cmの範囲にある抵
抗値cのみが良好な画像が得られた。しかし、2000
枚の耐久を行った後においては、磁性粒子へのトナー融
着等の影響によって抵抗が大きくなり、ゴーストが発生
した。
【0063】これに対して、コート剤の樹脂がC、Dの
場合は、摩擦帯電の効果によりトナーが混入しない状態
では印加電圧よりも帯電電位の方が高くなる特性である
ため、トナー混入時は“印加電圧>帯電電位”となって
吐き出しが行えても、すぐに“印加電圧=帯電電位”と
なって吐き出しが行いにくくなってしまう。このため、
上記したトナーの吐き出しを行った後においても、トナ
ーは比較的多く混入したままとなり磁性粒子単体に比べ
て抵抗が高くなる。
【0064】このため、通常はリークしてしまうことに
よって使えない抵抗値aやbについても使用可能とな
り、トナーの混入吐き出し作業後の抵抗値が1×106
〜1×109 Ω・cmの範囲にある樹脂Cの抵抗値b、
及び樹脂Dの抵抗値aとbのように、抵抗が若干低くト
ナーが混入した状態で適正抵抗になる帯電部材(磁性粒
子)を用いることにより、耐久によって磁性粒子上にト
ナーが融着等の汚染によって磁性粒子単体の抵抗が大き
くなってしまった場合にも、磁気ブラシ30全体として
の抵抗の上昇は小さくなる。
【0065】これは、磁性粒子単体では印加バイアスよ
りも高く帯電される場合、磁性粒子表面は摩擦帯電特性
について感光体1を帯電極性側に帯電する特性を持って
おり、この磁性粒子に対してトナー等が融着すると摩擦
帯電特性についてその部分は逆の特性を示しために、帯
電電位が低くなってトナーの吐き出しが促進され、結果
的にトナーの混入量が減るため、トナーの融着による抵
抗値の上昇とトナーの混入率低減による抵抗値の低減に
よって相殺され、良好な帯電性能の維持が実現できる。
【0066】このように、本実施の形態では、ある程度
トナーが混入し印加バイアスと同程度の帯電電位になる
状態において、適正な抵抗値となるように、単体の抵抗
値が低い磁性粒子を用いることにより、耐久によって磁
性粒子上にトナーが融着等の汚染によって磁性粒子単体
の抵抗値が上昇した場合でも、磁気ブラシ30全体とし
ての抵抗の上昇は小さくなることによって、磁気ブラシ
30の磁気ブラシ層30cへのトナー混入に起因する帯
電ムラの発生がなくなり、帯電不良を防止して良好な画
像を得ることができる。
【0067】また、本実施の形態では、磁気ブラシ30
に印加するバイアス電圧を直流電圧のみとしたが、磁気
ブラシ30での転写残りトナーの回収性や帯電均一性を
より高めるためには、直流電圧に交番電圧(交流電圧)
を重畳することが望ましい。具体的には、周波数200
〜8000Hz、ピーク間電圧200〜1500Vの交
番電圧を重畳して印加するとよい。
【0068】また、本実施の形態では、磁気ブラシ30
のマグネットローラ30aが固定の非磁性スリーブ回転
タイプであったが、これ以外にも、例えばマグネットロ
ーラが回転するタイプや、マグネットローラのみの構成
でマグネットローラ自体が回転するタイプ(この場合、
このローラ表面を導電性処理する)でもよい。
【0069】(第2の実施の形態)上記した第1の実施
の形態では、磁気ブラシ30の磁気ブラシ層30cを構
成する磁性粒子のコート剤の樹脂の種類によって感光体
1との摩擦帯電特性を変化させる構成であったが、本実
施の形態では、磁気ブラシ30の磁気ブラシ層30cを
構成する磁性粒子のコート剤の樹脂は固定して、感光体
1の表面層(電荷注入層)の摩擦帯電特性を変化させて
評価を行った。他の構成は、図1乃至図4に示した第1
の実施の形態と同様である。
【0070】具体的には、表2に示すように、上記した
感光体(感光ドラム)1の表面層である電荷注入層の絶
縁性樹脂の種類を、ア〜エの4種類変えて評価した。
【0071】
【表2】 一方、帯電用の磁気ブラシ30の磁気ブラシ層30cを
構成する磁性粒子の樹脂は、表1に示した“B”の樹脂
をコート剤に用い、抵抗については表1に示した“a〜
d”の4種類を用いた。
【0072】上記したア〜エの4種類の感光体1は、
“B”の樹脂をコート剤に用いた磁性粒子をバイアス電
圧を印加しない状態で摺擦回転した場合、それぞれア=
40V、イ=0V、ウ=−45V、エ=−90Vに感光
体1を帯電させる特性(帯電電位)を持っている。これ
らの感光体1を用いて−650Vの電圧を印加して帯電
を行った場合、数周回転後に飽和する電位は、それぞれ
ア=−610V、イ=−650V、ウ=−695V、エ
=−740Vであった。
【0073】表2に示した評価結果において、“混入−
吐出後”の項については、第1の実施の形態と同様、予
め磁性粒子にトナーを1重量%混入し、転写材Pとして
白紙通紙を50枚分行うことにより、混入トナー量を平
衡状態にしてから画像出力を行い、この作業終了後の帯
電電位及び抵抗値を記載した。
【0074】表2に示す評価結果に示すように、第1の
実施の形態と同様、摩擦帯電特性が正規の帯電極性側で
抵抗値が低めの感光体(感光ドラム)ウの抵抗値b、及
び感光体(感光ドラム)エの抵抗値aとbが良好であっ
た。このことから、摩擦帯電特性が感光体1を正規の帯
電極性側に帯電するならば、磁気ブラシ30の磁気ブラ
シ層30cを構成する磁性粒子表面と感光体1表面のど
ちらを変えても同様の効果が得られることが分かった。
【0075】これは、磁性粒子単体では印加バイアスよ
りも高く帯電される場合、磁性粒子表面との摺擦によっ
て、感光体1が摩擦帯電特性について帯電極性側に帯電
する特性を持っており、この磁性粒子に対してトナー等
が融着するとその部分は樹脂との摺擦となるため、帯電
極性側に摩擦帯電する特性を失う。よって、帯電電位は
低くなってトナーの吐き出しが促進されることにより、
結果的に第1の実施の形態と同様、トナーの混入量が減
るために、トナーの融着による抵抗値の上昇とトナーの
混入率低減による抵抗値の低減によって相殺され、良好
な帯電性能の維持が実現できる。
【0076】上記した第1、第2の実施の形態では、磁
気ブラシの磁気ブラシ層を構成する磁性粒子及び感光体
表面の摩擦帯電特性を変えることによって、印加バイア
スと帯電電位の関係を変化を変化させたが、これ以外に
も、例えば磁気ブラシの磁気ブラシ層を構成する磁性粒
子と感光体との間の接触状態(接触ニップ)を変化させ
る、摺擦状態(周速比)を変化させる、温湿度環境を変
えるなどして摩擦帯電特性を変化させることによって
も、同様の結果を得ることができる。
【0077】このように、本発明では、現像手段が転写
残りトナーを回収する手段も兼ねる画像形成装置におい
て、帯電部材は磁性粒子を用いた接触帯電手段であり、
かつこの帯電部材によって帯電された感光体の飽和電位
が印加された電圧よりも帯電極性側に高くなるすべての
構成を含んでいる。さらに好ましくは、上記した構成に
おいて印加電圧と帯電電位がほぼ等しくなる平衡状態の
トナー混入量に相当する量をあらかじめ混入しておき、
その状態で帯電部材の磁性粒子の抵抗値が1×106
1×109 Ω・cmの範囲になるように、磁性粒子単体
では若干適正値よりも低い抵抗値を示す磁性粒子を選択
することによって、耐久性の向上に大きな効果を示す。
【0078】また、感光体についても、表面抵抗が1×
109 〜1×1014Ω・cmの低抵抗層を持つことが電
荷注入を実現できオゾンの発生防止の面からも望ましい
が、上記した感光体以外の有機感光体等でも、耐久性向
上のためには十分な効果が得られる。
【0079】また、現像方法としては、本実施の形態で
は2成分現像法によるものであったが、他の現像方法で
もよい。好ましくは、現像剤が感光体に対して接触状態
で現像する、1成分接触現像法や2成分接触現像法が現
像時の同時回収効果を高めるのにより効果がある。ま
た、現像剤中のトナー粒子としては、粉砕トナー等でも
よく、さらに好ましくは、重合トナーを用いた場合に
は、1成分接触現像法や2成分接触現像法はもちろん、
1成分非接触現像法や2成分非接触現像法等の他の現像
方法においても、転写残りトナーの十分な回収効果が得
られる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、帯
電された像担持体の飽和電位が、接触帯電部材への印加
電圧よりも帯電極性側に高くなるように設定して、摩擦
帯電特性がトナー混入状態で適正抵抗値になるようにす
ることにより、耐久によって磁性粒子上にトナーが融着
等の汚染によって磁性粒子単体の抵抗値が上昇した場合
でも、接触帯電手段全体としての抵抗の上昇は小さくな
ることによって、接触帯電手段の磁性粒子へのトナー混
入に起因する帯電ムラの発生がなくなり、帯電不良を防
止して良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
を示す概略構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の磁気ブラシを示す概略図。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の現像
装置を示す概略図。
【図4】トナーの摩擦帯電量の測定装置を示す概略図。
【図5】従来例に係る画像形成装置を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体) 3 露光装置(露光手段) 4 現像装置(現像手段) 8 転写装置(転写手段) 30 磁気ブラシ(接触帯電手段) 30a マグネットローラ 30b スリーブ 30c 磁気ブラシ層(磁性粒子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/08 507 G03G 9/10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像を担持する像担持体と、該像担持体に
    接触して前記像担持体を帯電する磁性粒子を用いた接触
    帯電手段と、該接触帯電手段に電圧を印加する電源と、
    前記像担持体上に静電潜像を形成する露光手段と、前記
    静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、前
    記トナー像を転写部位において転写材へ転写する転写手
    段とを備え、該転写手段により前記トナー像を前記転写
    材へ転写した後の前記像担持体上の残トナーを前記現像
    手段で回収するクリーニング手段を兼ねる画像形成装置
    において、 前記接触帯電手段によって帯電された前記像担持体の飽
    和電位が、前記電源から前記接触帯電手段に印加された
    電圧よりも帯電極性側に高くなるように設定して画像形
    成を行う、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記接触帯電手段中の前記磁性粒子に
    は、あらかじめトナー粒子が所定量混入されている、 請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記接触帯電手段中の前記磁性粒子及び
    前記トナー粒子は、前記接触帯電手段で前記像担持体を
    帯電する際の状態において体積抵抗が1×106 〜1×
    109 Ω・cmの範囲にある、 請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体は感光層とその上に表面層
    とを有し、該表面層は樹脂及び導電性微粒子を有してい
    る、 請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記接触帯電手段との摺擦による前記像
    担持体の電圧非印加時の摺擦による表面電位は、耐久に
    ともない帯電極性側に対して徐々に低下する、 請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記導電性微粒子がSnO2 である、 請求項4記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体は、抵抗が109 〜1014
    Ω・cmの材質からなる表面層を有している、 請求項1記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記像担持体は、非結晶のシリコンから
    なる請求項1記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記現像手段による現像方法は、現像剤
    が前記像担持体に対して接触状態で行われる接触現像方
    式である、 請求項1記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記現像剤は、トナー粒子と磁性粒子
    とを有している、 請求項1記載の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6670089B2 (en) 2001-01-11 2003-12-30 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic image forming method and apparatus

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