JPH102149A - 突き出し窓のハンドル構造 - Google Patents

突き出し窓のハンドル構造

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JPH102149A
JPH102149A JP17747096A JP17747096A JPH102149A JP H102149 A JPH102149 A JP H102149A JP 17747096 A JP17747096 A JP 17747096A JP 17747096 A JP17747096 A JP 17747096A JP H102149 A JPH102149 A JP H102149A
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富士夫 水沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 突き出し窓における窓本体の枠体に対する閉
成および開成の各操作を安全に可能にしながら、窓本体
を枠体に対して屋内側と屋外側との間で突き出しおよび
引き寄せるようにするスライド移動の各操作を容易にす
る。 【解決手段】 突き出し窓を構成する窓本体Wの左右各
部の中央部に連設される一対の本体側ブラケット1と、
該一対の本体側ブラケット1に対応するように突き出し
窓を構成する枠体Fに連設される一対の枠体側ブラケッ
ト2と、先端が本体側ブラケット1に回動可能に連結さ
れ先端部から後端部にかけてに形成のガイド孔3aに左
右の枠体側ブラケット2に植設のガイドピン6を挿通さ
せてなる左右一対の揺動アーム3と、該一対の揺動アー
ム3の後端に連結されるハンドル4とを有してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、窓本体を枠体に
対して屋内側と屋外側との間でスライド移動させて窓の
開閉を可能にすると共に窓本体の枠体に対する閉成およ
び開成を可能にする突き出し窓のハンドル構造の改良に
関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】周知のように、突き出し窓
は、窓本体を立てたままの状態で枠体に対して屋内側と
屋外側との間で突き出しおよび引き寄せるようにスライ
ド移動させて、窓の開閉を可能にするように構成されて
いる。
【0003】ところで、この種の突き出し窓にあって
は、窓本体のスライド移動を可能にするように、たとえ
ば、図6に示すように、窓本体Wと枠体Fとの間にパン
タ機構からなる支持機構Sを設けるとしている。
【0004】一方、この種の突き出し窓は、従来、図7
に示すように、窓本体Wの下辺部中央とこれに隣接する
枠体Fの下辺部中央との間に設けたカムラッチLが突き
出し窓のハンドル構造を構成するとしている。
【0005】なお、このカムラッチLは、これが窓本体
Wの上辺部の中央に設けられることもあるが、その場合
に、背の低い子供には手が届かなかったり、あるいは、
操作しづらくなったりする等の不具合を度外視すれば、
その機能するところは同様である。
【0006】すなわち、このカムラッチLからなるハン
ドル構造にあっては、ラッチ部L1を回動して窓本体W
を枠体Fに対して開成あるいは閉成すると共に、窓本体
Wの開成時にカムラッチLのハンドル部L2を把持して
窓本体Wを突き出しあるいは引き寄せることが可能にな
る。
【0007】ちなみに、このカムラッチLにあっては、
図7中に仮想線図で示すハンドル部L2が引き起こされ
たときが解錠の状態で、窓本体Wの開成を可能にし、図
7中に実線図で示すハンドル部L2が倒されたときが施
錠の状態で、窓本体Wの閉成を可能にする。
【0008】それゆえ、このカムラッチLを利用して窓
を開閉しようとする場合には、窓本体Wの下辺部に操作
力が集中する状況になり、その結果、上記のパンタ機構
からなる支持機構S、特に、上方の中央部および左右各
部に配在されている支持機構Sに無理な力が作用するこ
とになり、このときに、各支持機構Sに歪みが発現され
る場合はもちろんであるが、総じて窓本体Wの円滑なス
ライド移動を容易に実現し難くなるおそれがある。
【0009】そして、窓本体Wを引き寄せて閉成する場
合に、窓本体Wの下辺部に操作力が集中することになる
ことから、反対側の窓本体Wの上辺部における気密性や
水密性を確保し難くなり易いことになる。
【0010】一方、上記のカムラッチLで窓本体Wを開
成あるいは閉成する場合には、カムラッチLのハンドル
部L2を把持してラッチ部L1を回動させることになる
が、このとき、ハンドル部L2は、窓本体Wの下辺部や
これに隣接する枠体Fの下辺部との間にわずかな余裕を
有するのみで回動される。
【0011】その結果、ハンドル部L2の回動操作の際
に、ハンドル部L2を把持する手が窓本体Wや枠体Fの
下辺部に接触することがあり、甚だしい場合には、手に
怪我をするおそれがあり、それを避けるために、十分な
力を発揮できないままハンドル部L2を把持して回動操
作をすることになる不具合がある。
【0012】また、カムラッチLは、ラッチ部L1にお
ける摺接抵抗を超える力の作用で窓本体Wの開成及び閉
成が可能になるように構成されているから、支持機構S
の歪みやラッチ部L1の錆帯び等で、また、窓本体Wと
枠体Fとの間に配在のシール部材における弾発力が大き
い等で上記の摺接抵抗が過大になる場合には、一般に非
力とされる老人や婦女子等にとっては、極めて扱いづら
いことになるばかりでなく、上記した手に怪我をする危
険が増大される不具合がある。
【0013】さらに、言わば操作ミスに基づくことであ
るが、ハンドル部L2が十分に起立されていない状態で
これが引き寄せられる場合には、ラッチ部L1が枠体F
に衝突することになり、枠体Fが傷付く等の不都合を招
くのはもちろんであるが、上記の衝突の繰り返し等で枠
体Fに変形が招来される場合には、このカムラッチLに
よる窓の閉成が不可能になる危惧もある。
【0014】この発明は、前記した事情に鑑みて創案さ
れたもので、その目的とするところは、突き出し窓にお
ける窓本体の閉成および開成の各操作性を良くし、窓本
体の突き出しおよび引き寄せの各操作を容易かつ安全に
なし得て、その汎用性の向上を期待するに最適となる突
き出し窓のハンドル構造を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明による突き出し窓のハンドル構造の構
成を、建築物の外壁等に形成の開口部に固設される枠体
と、該枠体に支持機構の配在下に連繋される窓本体とを
有して、窓本体を枠体に対して屋内側と屋外側との間で
スライド移動し得るように設定されてなる突き出し窓に
おいて、窓本体の左右各部の中央部に連設される一対の
本体側ブラケットと、該一対の本体側ブラケットに対応
するように枠体に連設される一対の枠体側ブラケット
と、先端が本体側ブラケットに回動可能に連結され先端
部から後端部にかけてに形成されたガイド孔に左右の枠
体側ブラケットに植設のガイドピンを挿通させてなる左
右一対の揺動アームと、該一対の揺動アームの後端に連
結されるハンドルとを有してなるとする。
【0016】そして、ガイド孔の後端にストッパ部が形
成されてなるとし、また、ガイド孔の先端から後端の間
に中間ストッパ部が形成されてなるとする。
【0017】さらに、揺動アームと枠体側ブラケットと
の間に揺動停止機構が設けられてなるとする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施の形態に基づ
いて、この発明を説明するが、この発明の一実施の形態
による突き出し窓は、前記した図6を参考にして説明す
れば、建築物(図示せず)の外壁等に形成の開口部(図
示せず)に固設される枠体Fと、この枠体Fに支持機構
Sの配在下に連繋される窓本体Wと有してなる。
【0019】また、この突き出し窓にあっては、窓本体
Wと枠体Fとの間には、図示しないが、隙間を埋めるよ
うに気密防水用のシール部材が配在されるとしており、
このシール部材は、弾性変形を可能にする弾性材で形成
されている。
【0020】それゆえ、窓を閉成するには、シール部材
の弾性力に抗するようにして窓本体Wを閉成することに
なり、その限りにおいて、窓本体Wは、シール部材の弾
発力による附勢力を常に受けた状態、すなわち、開成傾
向に附勢された状態で閉成状態におかれている。
【0021】支持機構Sは、たとえば、パンタ機構から
なり、窓本体Wと枠体Fとの間の上下各部および左右各
部のほぼ中央にそれぞれ配在されていて、窓本体Wを立
てたままの状態で枠体Fに対して図6中で右側となる屋
内側と図6中で左側となる屋外側との間で突き出しおよ
び引き寄せるようにスライド移動させて窓の開閉を可能
にするように構成されている。
【0022】また、この突き出し窓におけるハンドル構
造は、図1に示すように、本体側ブラケット1と、枠体
側ブラケット2と、揺動アーム3と、ハンドル4とを有
してなる。
【0023】そして、図2に示すように、ハンドル4が
一本とされて室内側で突き出し窓の中央部を横切るよう
に配在されるに対して、本体側ブラケット1(図示せ
ず),枠体側ブラケット2(図示せず)および揺動アー
ム3がそれぞれ左右で一対とされて、ハンドル4の両端
に各揺動アーム3が連結されると共に、各揺動アーム3
に各枠体側ブラケット2が連繋しかつ各本体側ブラケッ
ト1が連結されるように設定されている。
【0024】以下に、図1を中心にして、本体側ブラケ
ット1,枠体側ブラケット2,揺動アーム3およびハン
ドル4の各構成部材について説明する。
【0025】本体側ブラケット1は、窓本体Wの左右各
部のほぼ中央部に固定的に連設されてなるもので、基端
が窓本体Wに固設されて先端を屋内側に突出させるよう
に延在させており、先端にこの先端を肉厚方向に貫通す
るようにして植設された枢着軸5を有している。
【0026】なお、枢着軸5は、これが本体側ブラケッ
ト1に植設されているのに代えて、後述する揺動アーム
3に植設されているとしても良く、また、本体側ブラケ
ット1あるいは揺動アーム3に植設、すなわち、固設さ
れているのに代えて、回動可能に保持されているとして
も良い。
【0027】枠体側ブラケット2は、上記一対の本体側
ブラケット1に対応するように枠体Fの左右各部に屋内
側から連設されてなるもので、基端が枠体Fに固設され
て先端を屋内側に突出させるように延在させており、先
端にこの先端を肉厚方向に貫通するようにして植設され
たガイドピン6を有している。
【0028】なお、ガイドピン6は、図示する実施の形
態にあって、単体のピンからなるとしているが、これに
代えて、外周にローラを有するローラ付きピンとされて
も良く、このローラ付きピンとされる場合には、これが
挿通される後述の揺動アーム3におけるガイド孔3aに
対する摺動抵抗が減ぜられ、操作性に優れることになる
点で有利となる。
【0029】ちなみに、枠体側ブラケット2は、いわゆ
る函状に形成されて固着用ビス2aや後述する揺動アー
ム3を挿通させると共に揺動アーム3の揺動を許容する
開口2bを有する一方で、外周側にいわゆる化粧材とし
てのカバー部材7を有しており、このカバー部材7には
上記開口2bを閉塞傾向にしながら揺動アーム3の挿通
を許容するスリット状の開口7aが形成されている。
【0030】なお、枠体側ブラケット2は、本体側ブラ
ケット1と共に窓本体Wと枠体Fとの間の左右各部の中
央部に配在されている支持機構Sといわゆる同レベルに
なるように配設されていることになるが、このとき、近
隣する各支持機構Sに干渉せず、また、各支持機構Sの
作動を阻害しないこともちろんである。
【0031】揺動アーム3は、先端が前記枢着軸5を介
して本体側ブラケット1に回動可能に連結されると共
に、後端が屋内側に臨在されるように配在され、かつ、
先端部から後端部にかけてガイド孔3aが形成されると
共に、このガイド孔3aには枠体側ブラケット2に植設
の前記ガイドピン6を挿通させている。
【0032】上記ガイド孔3aは、基本的には、上記枢
着軸5に対して揺動アーム3を旋回させる円弧状部3b
と、旋回の終了に引き続く揺動アーム3の前進及びその
反転たる後退を可能にする直線部3cとを有している。
【0033】そして、ガイド孔3aは、後端にストッパ
部3dを有してなり、このストッパ部3dは、図示する
実施の形態にあっては、上記直線部3cに対して揺動ア
ーム3の図1中で右側辺となる上辺側に折れ曲がるよう
に設定されている。
【0034】このストッパ部3dは、図3に示すよう
に、揺動アーム3の後端が押し下げられるときに、上記
ガイドピン6の侵入を許容し、このとき、いわゆるスト
ッパ機能を発揮する。
【0035】また、後端には簡単に上昇してガイドピン
6をストッパ部3dから脱出させることにならないよう
に、図示するように、いわゆる係止部となる爪部3e
(図1,図3および図4参照)をストッパ部3dの入口
に形成している。
【0036】そして、このストッパ部3dは、揺動アー
ム3の後端が強制的に引き上げられない限り、ガイドピ
ン6を脱出させず、したがって、風圧や室外側からの外
力で窓を閉めさせず、また、窓のガタつきをも阻止しな
がら突き出し窓の開放状態を維持する。
【0037】また、図1中に仮想線図で示すように、ガ
イド孔3aにおける直線部3cの中間に上記ストッパ部
3dと同様に設定された複数の中間ストッパ部3fを形
成するとしても良く、この中間ストッパ部3fを複数形
成することで、窓本体Wの枠体Fに対する半開き状態を
実現できる。
【0038】さらに、ガイド孔3aにおける円弧状部3
bは、枢着軸5と同心に形成されるのではなく、枢着軸
5に対して渦巻き状となるように形成されて、この円弧
状部3bに臨在されるガイドピン6と枢着軸5との間の
距離が揺動アーム3の引き上げ方向への旋回が進むに連
れて大きくなるように設定されている。
【0039】その結果、図示する実施の形態にあって、
揺動アーム3を引き上げ方向に旋回して窓を開成する際
には、図4に示すように、揺動アーム3の旋回に連れて
窓本体Wが枠体Fから徐々に離脱するようになり、その
後の窓本体Wの枠体Fに対する突き出し動作を円滑に実
現し得る態勢にすることになる。
【0040】また、図4に示す状態から、揺動アーム3
を押し下げ方向に旋回して窓を閉成する際には、揺動ア
ーム3が上記の渦巻き状の円弧状部3bに副って回動す
ることになり、このとき、窓本体Wと枠体Fとの間に配
在のシール部材における弾発力に抗して軽い操作力で窓
本体Wを枠体Fに対して徐々に密着させ水密性および気
密性を高めるようにすることが可能になる。
【0041】ハンドル4は、前記したように、屋内側で
この突き出し窓の中央部を横切るように配在されて上記
一対の揺動アーム3の後端を連繋するもので、ハンドル
構造における把持部を構成している。
【0042】ハンドル4は、利用者がこれを把持したと
きの感触からすれば、図示するように、楕円の断面を有
する棒状に設定されると共に、両端が揺動アーム3に固
設されるとしても良いが、断面を円形にして両端が揺動
アーム3に対して回転可能に連結されるとし、また、図
示しないが、外観や把持したときの感触を良好にするた
めに周面に装飾を施したり、周面をカーブさせたりする
等、自由な条件に設定して良いことはもちろんであり、
材質も木,アルミおよび樹脂等、自由に設定できる。
【0043】以上のように形成されたこの発明による突
き出し窓のハンドル構造では、図1に示す状態から、ハ
ンドル4を把持して揺動アーム3の後端を引き上げるよ
うに操作すると、図4に示すように、枠体側ブラケット
2に植設のガイドピン6が揺動アーム3に形成のガイド
孔3aにおける円弧状部3bに副って移動する状態にな
る。
【0044】このとき、円弧状部3bが渦巻き状に設定
されていることで、ガイドピン6と本体側ブラケット1
に植設の枢着軸5との間における距離が揺動アーム3の
旋回が進むに連れて徐々に大きくなる。
【0045】その結果、このハンドル構造による場合に
は、ハンドル4をしかもその中央部を把持して引き上げ
るように操作するのみで、本体側ブラケット1、すなわ
ち、窓本体Wが枠体側ブラケット2、すなわち、枠体F
から離脱して屋外側に突き出されるような状況になり、
窓が開成されることになる。
【0046】そして、図4に示す状態から、ハンドル4
を把持して揺動アーム3を屋外側に押し出すようにする
と、ガイド孔3aにおける直線部3cをガイドピン6が
移動する状況になる。
【0047】このハンドル構造による場合には、上記に
引き続きハンドル4を押し出すように操作するのみで、
図3に示すように、ガイドピン6と上記枢着軸5との間
における距離が一層大きくなり、窓本体Wが枠体Fに対
して屋外側に大きく突き出される状態になり、窓が大き
く開放された状態になる。
【0048】このとき、揺動アーム3を押し出す力たる
操作力は、揺動アーム3を介して窓本体Wに連設の本体
側ブラケット1に作用し、この本体側ブラケット1が連
設されている窓本体Wの左右各部の中央部には、支持機
構Sが同レベルに配在されているので、上記の揺動アー
ム3への操作力は、これが直接的に各支持機構Sに作用
することになる。
【0049】その結果、窓を大きく開放する場合の操作
力がいわゆる無理な状態で支持機構Sに作用する危惧が
なくなり、支持機構Sの円滑な作動による窓の開放操作
が可能になり、このとき、ガイド孔3aにおけるストッ
パ部3dにガイドピン6が臨在されると、窓が大きく開
放された状態の維持が可能になる。
【0050】上記したところと逆に、窓を閉成状態にす
るには、図3に示す状態から、ガイドピン6をストッパ
部3dから離脱させ、揺動アーム3を屋内側に引き寄せ
るように操作する。
【0051】このとき、このハンドル構造による場合に
は、窓本体Wを引き寄せるようにする操作力も前記した
ところと同様に支持機構Sに直接的に作用するようにな
るので、窓の円滑な閉成操作が可能になる。
【0052】揺動アーム3が引き寄せられて、ガイドピ
ン6がガイド孔3aにおける渦巻き状に形成の円弧状部
3bに臨在されると、該揺動アーム3がこの渦巻き状に
形成の円弧状部3bに副って傾倒されるように揺動され
る。
【0053】このとき、ガイドピン6と枢着軸5との間
における距離が揺動アーム3の旋回が進むに連れて徐々
に小さくなり、窓本体Wと枠体Fとの間に配在のシール
部材における弾発力に抗する軽い操作力で窓本体Wが枠
体Fに対して徐々に密着されて水密性および気密性が高
まる。
【0054】なお、窓の開閉操作に際して、操作部とな
るハンドル4が窓本体Wの上下方向の中央部に横方向に
配在されているから、窓の下辺部に近隣して、たとえ
ば、トイレの水タンク等が設けられるような場合にも、
この水タンク等に邪魔されることなく、ハンドル4の引
き上げおよび押し下げの各操作を障害なく実行でき、ま
た、窓の上下における水密性および気密性が均一化され
る。
【0055】ところで、図示する実施の形態にあって
は、揺動アーム3と枠体側ブラケット2との間に揺動停
止機構が設けられてなり、該揺動停止機構が屋内側に引
き寄せられたハンドル4を揺動アーム3を介して最下降
させる揺動操作の終了時に所定の揺動停止機能を発揮す
るように設定されている。
【0056】少し説明すると、図5に示すように、揺動
アーム3におけるガイド孔3aの円弧状部3bの先端に
ガイドピン6が侵入し得るように設定されガイドピン6
と共にこの実施の形態に言う揺動停止機構を構成する後
退部3gを有している。
【0057】この後退部3gは、図5中で右側となる外
側の湾曲した仮想線Y1が図中で左方となる円弧状部3
bを設定する外側の湾曲した延長線Y2より外側に段差
を有して突出することになるように設定されている。
【0058】それゆえ、下方の円弧状部3bを経由して
来たガイドピン6は、最後に、後退部3gに侵入する、
すなわち、落ち込むようになり、このときに、いわゆる
クリック運動に類似する軽いショックが発生されること
になる。
【0059】すなわち、上述したように、窓本体Wは、
シール部材の弾発力による附勢力で常に開成傾向に附勢
された状態で閉成状態におかれているから、ガイドピン
6が下方の円弧状部3bから後退部3gにさしかかる
と、上記の附勢力が窓本体Wに作用していることで、強
制的に後退部3gに落とし込まれる。
【0060】そしてこのとき、円弧状部3bと後退部3
gとの間には、いわゆる段差が形成されているから、上
記したいわゆるクリック運動に類似する軽いショックが
発生されることになり、このことが、ハンドル4を把持
する使用者に軽いショックとして伝達され、揺動アーム
3を十分に倒したことを体感的に確認させ得ることにな
る。
【0061】したがって、上記の揺動停止機構を設ける
ことで、たとえば、一般に非力とされる老人や婦女子等
にあっても、大きい操作力を要求されることなく、窓本
体Wが完全に閉成されたことを容易に確認できることに
なる。
【0062】また、窓本体Wは、シール部材の弾発力で
開成傾向に附勢されているから、上記後退部3gに入り
込んだガイドピン6は、容易にはこの後退部3gから脱
出されず、したがって、地震等で揺動アーム3が揺動さ
れ、あるいは、外からの強風で窓本体Wが屋内側に押さ
れるような状況になるとしても、簡単に揺動アーム3が
揺動されず、結果として、簡単に窓が開くような不具合
を予め排除できることにもなる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明にあっては、突
き出し窓の上下方向の中央部を横切るように配在される
ハンドルを引き起したり押し下げたりすることで窓の開
成および閉成が可能とされるから、大きな操作力を要せ
ず、しかも安全にして確実な解錠および施錠が可能にな
り、窓の下辺部に近隣して、たとえば、トイレの水タン
ク等が設けられるような場合にも、窓の開閉操作に際し
て、この水タンク等に邪魔されることなく、ハンドルの
引き起こしおよび押し下げの各操作を障害なく実行でき
ることになる。
【0064】また、引き起されたハンドルを屋外側に押
し出したり、あるいは、押し出されたハンドルを屋内側
に引き寄せたりする際に、その操作力がハンドルに連結
の本体側部を介して窓本体の左右各部の中央部に作用す
ることになるから、窓本体の左右各部の中央部に、たと
えば、パンタ機構からなる支持機構が同レベルで配在さ
れている場合でも、上記の操作力がこの支持機構に無理
なく作用することになり、この支持機構の円滑な作動が
可能になる。
【0065】そして、この発明にあっては、ハンドルに
連結される揺動アームにおけるガイド孔の後端にストッ
パ部が設けられてなるから、窓本体を大きく開放した状
態を恒久的に維持でき、上記ガイド孔に中間ストッパ部
を設けてなる場合に、窓本体のいわゆる半開き状態に維
持することが可能になる。
【0066】さらに、上記ガイド孔が先端に渦巻き状に
形成の円弧状部を有してなるから、揺動アームの揺動操
作たる窓の開閉操作が軽くなると共に窓における気密性
および防水性を確保し易くなり、円弧状部の先端にガイ
ドピンを侵入させ揺動停止機構を構成する後退部を有し
てなるから、窓を閉成状態にしたこと体感的に確認し得
ると共に窓の閉成状態を外力作用や負圧作用等があって
も容易に維持できることになる。
【0067】その結果、この発明によれば、突き出し窓
における窓本体の枠体に対する施錠および解錠を可能に
しながら窓本体を枠体に対して屋内側と屋外側との間で
スライド移動させていわゆる窓の開閉を可能にするのは
もちろんのこと、施錠および解錠の各操作を安全にし、
また、窓本体の突き出しおよび引き寄せの各操作を容易
にし得て、その汎用性の向上を期待するに最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態による突き出し窓を閉
成された状態で示す部分縦断面図である。
【図2】図1の突き出し窓を室内側から看る部分立面図
である。
【図3】図1の突き出し窓が大きく開放された状態を示
す部分縦断面図である。
【図4】図1の突き出し窓が大きく開成された状態を図
3と同様に示す部分縦断面図である。
【図5】揺動アームの先端部に形成された揺動停止機構
の構造を示す部分拡大正面図である。
【図6】窓本体と枠体とが支持機構で連繋された状態を
原理的に示す斜視図である。
【図7】従来例としての突き出し窓におけるハンドル構
造を屋内側から示す部分立面図である。
【符号の説明】
1 本体側ブラケット 2 枠体側ブラケット 3 揺動アーム 3a ガイド孔 3d ストッパ部 3f 中間ストッパ部 3g 揺動停止機構を構成する後退部 4 ハンドル 6 ガイドピン F 枠体 S 支持機構 W 窓本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の外壁等に形成の開口部に固設さ
    れる枠体と、該枠体に支持機構の配在下に連繋される窓
    本体とを有して、窓本体を枠体に対して屋内側と屋外側
    との間でスライド移動し得るように設定されてなる突き
    出し窓において、窓本体の左右各部の中央部に連設され
    る一対の本体側ブラケットと、該一対の本体側ブラケッ
    トに対応するように枠体に連設される一対の枠体側ブラ
    ケットと、先端が本体側ブラケットに回動可能に連結さ
    れ先端部から後端部にかけてに形成されたガイド孔に左
    右の枠体側ブラケットに植設のガイドピンを挿通させて
    なる左右一対の揺動アームと、該一対の揺動アームの後
    端に連結されるハンドルとを有してなる突き出し窓のハ
    ンドル構造
  2. 【請求項2】 ガイド孔の後端にストッパ部が形成され
    てなる請求項1の突き出し窓のハンドル構造
  3. 【請求項3】 ガイド孔の先端から後端の間に中間スト
    ッパ部が形成されてなる請求項1の突き出し窓のハンド
    ル構造
  4. 【請求項4】 揺動アームと枠体側ブラケットとの間に
    揺動停止機構が設けられてなる請求項1の突き出し窓の
    ハンドル構造
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