JPH10215014A - 固体レーザ装置 - Google Patents

固体レーザ装置

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Publication number
JPH10215014A
JPH10215014A JP1400097A JP1400097A JPH10215014A JP H10215014 A JPH10215014 A JP H10215014A JP 1400097 A JP1400097 A JP 1400097A JP 1400097 A JP1400097 A JP 1400097A JP H10215014 A JPH10215014 A JP H10215014A
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JP
Japan
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solid
laser medium
state laser
light
excitation light
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Pending
Application number
JP1400097A
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English (en)
Inventor
Michio Nakayama
通雄 中山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、寄生発振を防止できるとともに、励
起光の入射効率を高めて励起効率を向上する。 【解決手段】YAGレーザ媒質21にLD光を照射して
励起し、このYAGレーザ媒質21により発生した光を
光共振させると共にQスイッチ4の動作でレーザ光とし
て出力するLD励起固体レーザ装置において、YAGレ
ーザ媒質21のLD光の入射面に反射防止膜26を形成
すると共に、YAGレーザ媒質21のLD光の入射面と
の対向面に拡散面27を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LD(レーザダイ
オード)からの励起光により固体レーザ媒質を励起し、
この固体レーザ媒質により発生した光を光共振させ、Q
スイッチ動作により尖鋭なパルスレーザ光として出力す
る固体レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8はLD励起固体レーザ装置の構成図
である。YAG等の固体レーザ媒質を有する励起部分1
の両側には、この励起部分1を挟んで光共振器を構成す
る高反射ミラー2と出力ミラー3とが対向配置されてい
る。
【0003】これら高反射ミラー2と出力ミラー3との
光軸上には、Qスイッチ4が配置されている。このQス
イッチ4は、偏光板5、波長板6及びポッケルスセル7
から形成されている。
【0004】励起部分1には、LDを駆動するためのL
Dドライバ8が接続されると共に、励起部分1を冷却す
るための冷却器9が接続されている。又、Qスイッチ4
には、このQスイッチ4を動作させるためのQスイッチ
ドライバ10が接続されている。
【0005】そして、Qスイッチ4の動作時、固体レー
ザ媒質の側面間など光共振器以外の光軸で寄生発振する
のを防止するために、固体レーザ媒質の側面全体に拡散
面又は励起されたレーザ光が媒質中へ反射するのを防止
するために発振されたレーザ光の波長に対する反射防止
膜が施されている。
【0006】このような構成であれば、励起光が固体レ
ーザ媒質に照射されると、この固体レーザ媒質は励起さ
れる。このとき、Qスイッチ4のポッケルスセル7が閉
じていれば、高反射ミラー2と出力ミラー3との間で光
共振は生じないが、ポッケルスセル7が開くと、高反射
ミラー2と出力ミラー3との間で固体レーザ媒質により
発生した光により光共振が生じ、尖鋭なパルスレーザ光
が出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固体レ
ーザ媒質の側面を拡散面にした場合、励起光が固体レー
ザ媒質表面でフレネルの法則に従った反射損失に加え、
散乱による損失が加わり、励起効率が低下する。
【0008】又、固体レーザ媒質に入射した励起光が拡
散されるため、励起部分を容易に推測することができな
い。一方、レーザ光の波長に対する反射防止膜を施した
場合も、励起光の波長での固体レーザ媒質側面での反射
率に影響を与える。例えば、レーザ光波長1μm、励起
光波長0.8μmで、反射防止膜として誘電体多層膜を
用いた場合では、反射損失が50%以上になることもあ
る。
【0009】このように従来の装置では、寄生発振を防
止するものの、励起光の入射効率の低下が伴っていた。
そこで本発明は、寄生発振を防止できるとともに、励起
光の入射効率を高めて励起効率を向上できる固体レーザ
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、固体
レーザ媒質に励起光を照射して励起し、この固体レーザ
媒質により発生した光を共振させると共にQスイッチ動
作でレーザ光として出力する固体レーザ装置において、
固体レーザ媒質における励起光の入射面に形成された励
起光の反射を防止するための反射防止膜と、固体レーザ
媒質における励起光の入射面との対向面に形成された拡
散面と、を具備した固体レーザ装置である。
【0011】請求項2によれば、固体レーザ媒質に励起
光を照射して励起し、この固体レーザ媒質により発生し
た光を共振させると共にQスイッチ動作でレーザ光とし
て出力する固体レーザ装置において、固体レーザ媒質の
励起光の入射面に形成された励起光の反射を防止するた
めの反射防止膜と、固体レーザ媒質の励起光の入射面と
の対向面に形成されるとともに少なくとも固体レーザ媒
質内に入射した励起光を反射する反射膜と、を具備した
固体レーザ装置である。
【0012】請求項3によれば、請求項1又は2記載の
固体レーザ装置において、反射防止膜は、励起光の波長
に応じて光を反射防止するためのものであり、誘電体多
層膜から形成されている。
【0013】請求項4によれば、請求項1記載の固体レ
ーザ装置において、拡散面には、反射膜が形成されてい
る。請求項5によれば、請求項1記載の固体レーザ装置
において、固体レーザ媒質とこの固体レーザ媒質を冷却
するヒートシンクとの隙間にシート状部材を溶解して反
射膜として形成する。
【0014】請求項6によれば、請求項2記載の固体レ
ーザ装置において、反射膜は、Ta23 、TiO2
MgF2 のうちいずれかとSiO2 とから構成される誘
電体多層膜から形成されている。
【0015】請求項7によれば、請求項1乃至3のうち
いずれか1項記載の固体レーザ装置において、反射防止
膜は、レーザ光をも反射を防止するためのものである。
このような固体レーザ装置であれば、固体レーザ媒質の
励起光の入射面に反射防止膜を形成するとともに、固体
レーザ媒質の励起光の入射面との対向面に拡散面又は反
射膜を形成することにより、Qスイッチ動作時に、固体
レーザ媒質の側面間などの光共振器以外の光軸で寄生発
振するのを防止できるとともに励起光を効率良く固体レ
ーザ媒質に入射でき、かつ固体レーザ媒質に入射した励
起光の光路(励起プロファイル)を容易に推測でき、発
振モードとのマッチングをとることができ、さらに対向
面の反射膜により固体レーザ媒質を透過する励起光を低
減できる。
【0016】
【発明の実施の形態】(1) 以下、本発明の第1の実施の
形態について図面を参照して説明する。なお、図8と同
一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略す
る。図1はLD励起固体レーザ装置の構成図である。
【0017】励起部分20の両側には、この励起部分1
を挟んで光共振器を構成する高反射ミラー2と出力ミラ
ー3とが配置されている。この励起部分20は、図2に
示すようにYAG等の固体レーザ媒質(以下、YAGレ
ーザ媒質と称する)21と、このYAGレーザ媒質21
を励起するための2つのLD22、23とを有してい
る。なお、これらLD22、23は、直列接続されてL
Dドライバ8に接続されている。
【0018】そして、これらYAGレーザ媒質21及び
各LD22、23は、これらLD22、23の光軸がY
AGレーザ媒質21の中心を通り、かつYAGレーザ媒
質21の中心を通るライン24に対して角度45°に傾
けて、励起部分20を冷却するヒートシンク25にマウ
ントされている。
【0019】このうちYAGレーザ媒質21は、円柱
(ロッド)形状に形成され、その上側面(LD励起面)
に鏡面研磨が施され、かつLDから出射される光の波長
である波長808nmに対する誘電体多層膜の反射防止
膜26が形成されている。
【0020】又、YAGレーザ媒質21における反射防
止膜26の形成された対向面は、拡散面27に仕上げら
れ、かつAgによる反射膜28が蒸着されている。そし
て、このYAGレーザ媒質21は、反射膜28の蒸着さ
れた部分にインジウムシート(以下、Inシートと記
す)29を介在させてヒートシンク25にマウントされ
て接触冷却されている。
【0021】一方、2つのLD22、23は、それぞれ
ヒートシンク25に対して各Inシート30、31/各
絶縁スペーサ(窒化アルミニウム)32、33/各In
シート34、35を介在させて電気絶縁及び接触冷却を
実現している。
【0022】なお、ヒートシンク25の材料として熱伝
導率の大きい材料である銅、アルミニウム、酸化ベリリ
ウム(ベリリア)、窒化アルミニウムが使用されるが、
導体であると銅やアルミニウムが使用される場合には、
各LD22、23とヒートシンク25との間には、電気
的絶縁を図るために上記の如く酸化ベリリウム、窒化ア
ルミニウムの絶縁スペーサ32、33が挿入される。
【0023】又、YAGレーザ媒質21や各LD22、
23とヒートシンク25との間には、熱伝導率を低減す
るために上記の如くInシート29、34、35が挟ま
れている。
【0024】図3はヒートシンク25に対し、YAGレ
ーザ媒質21をInシート29を挿入してマウントする
とともに、各LD22、23を各Inシート30、31
/各絶縁スペーサ32、33/各Inシート34、35
を介在させてマウントしたところを示す。
【0025】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。LDドライバ8により各LD22、23
に電流が流れると、これらLD22、23は、流れた電
流値に対応した大きさの励起光をそれぞれ発振する。こ
れらLD22、23に流れる電流は、例えばYAGレー
ザ媒質21の蛍光寿命に合わせ200μsec の時間だけ
流される。
【0026】これら励起光は、YAGレーザ媒質21に
形成された反射防止膜26によりYAGレーザ媒質21
の側面での反射損失を押さえながらYAGレーザ媒質2
1中に入射し、吸収されながらYAGレーザ媒質21中
を透過する。
【0027】そして、これら励起光は、その入射面の対
向面に形成された反射膜28の蒸着された拡散面27に
到達し、散乱しながらYAGレーザ媒質21の内部に反
射される。
【0028】このように励起光は、YAGレーザ媒質2
1への入射時の反射損失及び透過損失が抑えられ、励起
効率が向上する。励起光を吸収したYAGレーザ媒質2
1(実際にはドープされたNdイオンが励起される)
は、励起光が照射されている間、レーザ遷移上準位にエ
ネルギーレベルが励起されていき、ゲインが増加する。
【0029】このとき、YAGレーザ媒質21の光共振
器光軸では、Qスイッチ4によりレーザ発振が抑えられ
ている。又、YAGレーザ媒質21の断面上など光共振
器光軸以外でもYAGレーザ媒質21の側面の半分が拡
散面27に形成されているので、レーザ発振(寄生発
振)は抑えられる。
【0030】各LD22、23からの励起光の出射が停
止されたのと同時に、Qスイッチドライバ10によりポ
ッケルスセル7に対してQスイッチ4が開く(レーザ光
の透過損失が最小となる)ように所定の電圧が印加され
ると、光共振器光軸上での共振器損失が低減され、ゲイ
ンが損失を上回りレーザ発振が起こる。
【0031】そして、蓄えられたエネルギーが誘導放出
により数十nsec程度の短い時間でレーザ発振が終了す
る。発振したレーザ光は、出力ミラー3から出力され
る。なお、YAGレーザ媒質21及び各LD22、23
からの熱は、図3に示すようにヒートシンク25に熱伝
導して冷却され、かつ冷却器9により任意の温度に温度
制御される。
【0032】このように上記第1の実施の形態において
は、YAGレーザ媒質21の励起光の入射面に反射防止
膜26を形成すると共に、YAGレーザ媒質21の励起
光の入射面との対向面に拡散面27を形成したので、Q
スイッチ動作時、YAGレーザ媒質21の側面間など光
共振器以外の光軸で寄生発振するのを防止できるととも
に励起光を効率良くYAGレーザ媒質21に入射でき
る。
【0033】又、YAGレーザ媒質21に入射した励起
光の光路(励起プロファイル)を容易に推測でき、発振
モードとのマッチングをとることができ、さらに対向面
の反射膜28によりYAGレーザ媒質21を透過する励
起光を低減できる。
【0034】なお、上記第1の実施の形態は、次の通り
変形してもよい。例えば、YAGレーザ媒質21のAg
の反射膜28を無くし、YAGレーザ媒質21とヒート
シンク25との間に挟むInシート29を真空中又は減
圧中で高温にして溶かして隙間なく接着し、Inシート
29を反射膜として使用してもよい。
【0035】このように構成すれば、製作時の工程が簡
略でき、製作期間、コストの削減が可能になる。さらに
YAGレーザ媒質21の接触冷却時の熱伝達率が低減で
き、これによりYAGレーザ媒質21の温度上昇が下が
り、YAGレーザ媒質21の熱影響、例えばレンズ効果
や複屈折を低減できて効率の向上が図れる。(2) 次に本
発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明す
る。なお、図8と同一部分には同一符号を付してその詳
しい説明は省略する。
【0036】図4はLD励起固体レーザ装置の構成図で
ある。このレーザ装置は、図5に示すように励起部分4
0に3つのLD41〜43を使用するとともに、ロッド
形状のYAGレーザ媒質44を液冷する構成となってい
る。
【0037】これらLD41〜43は、YAGレーザ媒
質44の外周近傍に対して等間隔に配置され、かつ直列
にLDドライバ8に接続されている。又、これらLD4
1〜43には、それぞれヒートシンク44〜46に対し
てInシートを介してマウントされて発熱を熱伝導によ
り冷却し、かつ冷却器9により所定の温度に温度制御さ
れている。
【0038】YAGレーザ媒質44は、このYAGレー
ザ媒質44を冷却するための水47を流す水路を形成す
るための円筒状のガラススリーブ48の内部に配置され
ている。
【0039】なお、水路は、ガラススリーブ48の内面
とYAGレーザ媒質44の外面との間で形成される。こ
のガラススリーブ48の内面及び外面は、鏡面に研磨さ
れ、かつこのガラススリーブ48の外周面は、図6の簡
略図に示すように少なくとも励起光が入射する部分にL
D光波長の反射防止膜49がコーティングにより施され
ている。
【0040】又、YAGレーザ媒質44における励起光
が入射する部分には、励起光の波長(808nm)及び
発振レーザ光の波長(1.06μm)で反射を防止する
誘電体多層膜から成る反射防止膜50がコーティングに
より形成されている。この反射防止膜50は、YAGレ
ーザ媒質44の外周面の半分以上の範囲を占めている。
【0041】又、YAGレーザ媒質44における反射防
止膜50の形成された部分との対向面には、励起光を反
射する誘電体多層膜の反射膜51が蒸着されている。な
お、実際には、図7に示すようにYAGレーザ媒質44
の外周面に反射防止膜50と反射膜51とが60°間隔
で形成されている。
【0042】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。LDドライバ8により3つのLD41〜
43に電流が流れると、これらLD41〜43は、流れ
た電流値に対応した大きさの励起光をそれぞれ発振す
る。これらLD41〜43に流れる電流は、例えばYA
Gレーザ媒質44の蛍光寿命に合わせ200μsec の時
間だけ流される。
【0043】これら励起光は、ガラススリーブ48、水
47を透過してYAGレーザ媒質44に入射する。この
とき、励起光のYAGレーザ媒質44への入射までの効
率に影響する損失は、物質境界面のフレネルの法則に従
った反射により生じる。この反射率は、物質の屈折率に
影響され、垂直入射の場合に次式により表される。
【0044】 反射率R=(n1 −n22 /(n1 +n22 …(1) 但し、n1 >n2 各物質の屈折率は、空気が1、ガラスが1.5、水が
1.3、YAGレーザ媒質44が1.8であり、反射損
失は、主にガラススリーブ48の外周面とYAGレーザ
媒質44の入射面で決定される。
【0045】しかるに、ガラススリーブ48とYAGレ
ーザ媒質44との双方に各反射防止膜49、50を施し
たことで、反射損失が1%以下に抑えられる。そして、
これら励起光は、YAGレーザ媒質44中に入射し、吸
収されながらYAGレーザ媒質44中を透過し、入射面
の対向面に形成された反射膜51に到達する。
【0046】このYAGレーザ媒質44を透過した励起
光は、反射膜51により反射することにより、透過損失
が抑えられる。励起光を吸収したYAGレーザ媒質44
は、励起光が照射されている間、レーザ遷移上準位にエ
ネルギーレベルが励起されていき、ゲインが増加する。
【0047】このとき、YAGレーザ媒質44の光共振
器光軸では、Qスイッチ4によりレーザ発振が抑えられ
ている。又、YAGレーザ媒質44の断面上など光共振
器光軸以外での寄生発振に関しては、励起光の入射面側
にレーザ発振光波長に対する反射防止膜50が施されて
いることで防止される。
【0048】そして、各LD41〜43からの各LD光
の出射が停止されたのと同時に、Qスイッチドライバ1
0によりポッケルセル7に対してQスイッチ4が開くよ
うに所定の電圧が印加されると、光共振器光軸上での共
振器損失が低減され、ゲインが損失を上回りレーザ発振
が起こる。
【0049】そして、蓄えられたエネルギーが誘導放出
により数十nsec程度の短い時間でレーザ発振が終了し、
レーザ光が出力ミラー3から出力される。なお、YAG
レーザ媒質44及び各LD41〜43からの熱は、各ヒ
ートシンク44〜46に熱伝導して冷却され、かつ冷却
器9により任意の温度に温度制御される。
【0050】このように上記第2の実施の形態において
は、ガラススリーブ48の励起光の入射面に反射防止膜
49を形成し、かつYAGレーザ媒質44の励起光の入
射面に反射防止膜50を形成すると共にその対向面に反
射膜51を形成したので、上記第1の実施の形態と同様
に、Qスイッチ動作時、YAGレーザ媒質21の側面間
など光共振器以外の光軸で寄生発振するのを防止できる
とともに励起光を効率良くYAGレーザ媒質21に入射
できる。
【0051】なお、本発明は、上記第1及び第2の実施
の形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよ
い。例えば、上記第1及び第2の実施の形態では、YA
Gレーザ媒質44を用いた場合について説明したが、固
体レーザ媒質の吸収スペクトルと各LD22、23、4
1〜43の発振波長が合えば上記と同様な効果を得るこ
とができる。
【0052】又、全てのLD22、23又は41〜43
が直列接続でなく、複数個の一部又は全てのLDが並列
接続されていても、LDが正常に動作するように接続さ
れていればよい。
【0053】LDやYAGレーザ媒質の冷却方法、冷却
媒体に影響されるものでなく、LDの動作及びYAGレ
ーザ媒質の熱影響に問題がなければ、上記と同様な効果
を得ることができる。
【0054】LDの配置(間隔)に影響されるものでな
く、LDからの励起光がYAGレーザ媒質を励起(照
射)できるように配置されれば、同様な効果を得ること
ができる。
【0055】さらに、LD及び固体レーザ媒質、ミラー
の個数に影響されるものでなく、レーザ発振が発生でき
る数や共振器構成であれば、上記と同様な効果を得るこ
とができる。
【0056】反射防止膜26、49、50及び反射膜5
1は各々に使用する材質に影響されるものでなく、反射
率又は透過率が改善できれば、同様な効果を得ることが
できる。
【0057】そして、これらの反射防止膜について、L
D光の波長に対するだけでなくさらに励起されたレーザ
光に対しても反射の作用を行うことができる場合には、
本明細書の[従来の技術]に記載のレーザ光の波長に対
する反射防止膜も兼ねることができる。これによれば
[従来の技術]の欠点を補いながら[従来の技術]の利
点も合わせ持つことができる。
【0058】Qスイッチ4の構成やスイッチング方法に
影響されるものでなく、励起光の出射中での光共振器の
光軸上における発振を抑えられ、その直後にレーザ発振
の立ち上がり程度又はそれよりも速いスピードで光学的
なスイッチングが可能であれば、同様な効果を得ること
ができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、寄
生発振を防止できるとともに、励起光の入射効率を高め
て励起効率を向上できる固体レーザ装置を提供できる。
さらに本発明によれば、励起光の入射効率を高めるのに
加えて、励起されたレーザ光の媒質表面での反射を防ぐ
ことで寄生発振を押えることが強化できる固体レーザ装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるLD励起固体レーザ装置の第1
の形態を示す構成図。
【図2】同レーザ装置における励起部分の具体的な分解
構成図。
【図3】ヒートシンクに対し、固体レーザ媒質及び各L
Dをマウントしたところを示す図。
【図4】本発明に係わるLD励起固体レーザ装置の第2
の形態を示す構成図。
【図5】同レーザ装置における励起部分の具体的な構成
図。
【図6】YAGレーザ媒質の簡略構成図。
【図7】YAGレーザ媒質に形成された反射防止膜と反
射膜との間隔を示す図。
【図8】従来のLD励起固体レーザ装置の構成図。
【符号の説明】 2…高反射ミラー、 3…出力ミラー、 4…Qスイッチ、 20,40…励起部分、 21,44…YAGレーザ媒質、 22,23,41〜43…LD、 25,44〜46…ヒートシンク、 26…反射防止膜、 27…拡散面、 28…反射膜、 29,30,31,34,35…インジウムシート、 32,33…絶縁スペーサ、 47…水、 48…ガラススリーブ、 49…反射防止膜、 50…反射防止膜、 51…反射膜。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体レーザ媒質に励起光を照射して励起
    し、この固体レーザ媒質により発生した光を共振させる
    と共にQスイッチ動作でレーザ光として出力する固体レ
    ーザ装置において、 前記固体レーザ媒質における前記励起光の入射面に形成
    された前記励起光の反射を防止するための反射防止膜
    と、 前記固体レーザ媒質における前記励起光の入射面との対
    向面に形成された拡散面と、を具備することを特徴とす
    る固体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 固体レーザ媒質に励起光を照射して励起
    し、この固体レーザ媒質により発生した光を共振させる
    と共にQスイッチ動作でレーザ光として出力する固体レ
    ーザ装置において、 前記固体レーザ媒質の前記励起光の入射面に形成された
    前記励起光の反射を防止するための反射防止膜と、 前記固体レーザ媒質の前記励起光の入射面との対向面に
    形成されるとともに少なくとも前記固体レーザ媒質内に
    入射した励起光を反射する反射膜と、を具備することを
    特徴とする固体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記反射防止膜は、前記励起光の波長に
    応じて光を反射防止するためのものであり、誘電体多層
    膜から形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の固体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記拡散面には、反射膜が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の固体レーザ装置。
  5. 【請求項5】 前記固体レーザ媒質とこの固体レーザ媒
    質を冷却するヒートシンクとの隙間にシート状部材を溶
    解して反射膜として形成することを特徴とする請求項1
    記載の固体レーザ装置。
  6. 【請求項6】 前記反射膜は、Ta23 、TiO2
    MgF2 のうちいずれかとSiO2 とから構成される誘
    電体多層膜から形成されていることを特徴とする請求項
    2記載の固体レーザ装置。
  7. 【請求項7】 前記反射防止膜は、前記レーザ光をも反
    射を防止するためのものであることを特徴とする請求項
    1乃至3のうちいずれか1項記載の固体レーザ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007110039A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Mitsubishi Electric Corp 固体レーザ励起モジュール

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JP2007110039A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Mitsubishi Electric Corp 固体レーザ励起モジュール

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