JPH10215467A - 位置測定方法及び位置測定システム - Google Patents
位置測定方法及び位置測定システムInfo
- Publication number
- JPH10215467A JPH10215467A JP9016700A JP1670097A JPH10215467A JP H10215467 A JPH10215467 A JP H10215467A JP 9016700 A JP9016700 A JP 9016700A JP 1670097 A JP1670097 A JP 1670097A JP H10215467 A JPH10215467 A JP H10215467A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coordinates
- image
- imaging surface
- imaging
- calculating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】無造作に配置した映像表示機器のラスタ形状を
高精度に測定する。 【解決手段】映像表示機器A上に測定点3a,3b,3c
を定め、座標系XYZにおける各測定点の座標(X3a,Y
3a,Z3a),(X3b,Y3b,Z3b),(X3c,Y3c,Z3c)を算出す
る。uv平面に投影した各測定点の像の座標(u3a,
v3a),(u3b,v3b),(u3c,v3c)を理想平面xy上の座
標(x3a,y3a),(x3b,y3b),(x3c,y3c)に変換する。
この座標(x3a,y3a),(x3b,y3b),(x3c,y3c)と、理
想平面xyからレンズ主点F迄の距離(予め算出)と、各
測定点の座標(X3a,Y3a,Z3a),(X3b,Y3b,Z3b),(X
3c,Y3c,Z3c)を用い、座標系XYZから座標系xyへ
の写像関数を作成する。この写像関数と映像表示機器A
の設計情報を用い、座標系xyから座標系XYZへの逆
写像関数を作成する。uv平面を介して理想平面xyに
投影した映像表示機器Aのラスタの像を、この逆写像関
数を用いて座標系XYへ逆写像する。
高精度に測定する。 【解決手段】映像表示機器A上に測定点3a,3b,3c
を定め、座標系XYZにおける各測定点の座標(X3a,Y
3a,Z3a),(X3b,Y3b,Z3b),(X3c,Y3c,Z3c)を算出す
る。uv平面に投影した各測定点の像の座標(u3a,
v3a),(u3b,v3b),(u3c,v3c)を理想平面xy上の座
標(x3a,y3a),(x3b,y3b),(x3c,y3c)に変換する。
この座標(x3a,y3a),(x3b,y3b),(x3c,y3c)と、理
想平面xyからレンズ主点F迄の距離(予め算出)と、各
測定点の座標(X3a,Y3a,Z3a),(X3b,Y3b,Z3b),(X
3c,Y3c,Z3c)を用い、座標系XYZから座標系xyへ
の写像関数を作成する。この写像関数と映像表示機器A
の設計情報を用い、座標系xyから座標系XYZへの逆
写像関数を作成する。uv平面を介して理想平面xyに
投影した映像表示機器Aのラスタの像を、この逆写像関
数を用いて座標系XYへ逆写像する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーディスプレ
イモニタ、テレビジョン受像機その他の画像表示機器の
ブラウン管のパネル上に表示されたラスタの幾何学的歪
みの調整技術に関する。
イモニタ、テレビジョン受像機その他の画像表示機器の
ブラウン管のパネル上に表示されたラスタの幾何学的歪
みの調整技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に示すように、カラーディスプレ
イモニタ、テレビジョン受像機その他の画像表示機器の
ブラウン管の蛍光面上に形成されたラスタには、糸巻き
形歪み、樽形歪み等の幾何学的歪みが発生している。そ
こで、映像表示機器の製造工程の最終段階には、このラ
スタの幾何学的歪みを測定、調整する幾何学調整工程が
必須とされている。
イモニタ、テレビジョン受像機その他の画像表示機器の
ブラウン管の蛍光面上に形成されたラスタには、糸巻き
形歪み、樽形歪み等の幾何学的歪みが発生している。そ
こで、映像表示機器の製造工程の最終段階には、このラ
スタの幾何学的歪みを測定、調整する幾何学調整工程が
必須とされている。
【0003】さて、一般の幾何学調整工程におけるラス
タの幾何学的歪み量の測定は、専ら、目視によって行わ
れている。そして、多くの場合、測定者の視線の方向の
変動による測定誤差を防止するために、図12に示すよ
うに、二枚の透明なスケール板10a,10bを重ね合
わせて使用する等の簡単な工夫が為されている。二枚の
スケール板10a,10bの目盛が一致するような方向
aから映像表示機器11のブラウン管面のパネル11a
を覗き込むように留意していれば、視線aを水平に保ち
ながら視点を移動させることができるためである。
タの幾何学的歪み量の測定は、専ら、目視によって行わ
れている。そして、多くの場合、測定者の視線の方向の
変動による測定誤差を防止するために、図12に示すよ
うに、二枚の透明なスケール板10a,10bを重ね合
わせて使用する等の簡単な工夫が為されている。二枚の
スケール板10a,10bの目盛が一致するような方向
aから映像表示機器11のブラウン管面のパネル11a
を覗き込むように留意していれば、視線aを水平に保ち
ながら視点を移動させることができるためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記目視に
よる測定方法(以下、従来の測定方法と呼ぶ)には、測定
結果に、個人誤差(例えば、スケール板の目盛の読み取
り誤差)や、測定者の過失による誤差(例えば、スケール
板10a,10bの目盛の読み誤り、2枚のスケール板
10a,10bのズレ等)が現れ易いという欠点がある。
更に、使用している2枚のスケール板10a,10bに
はそれぞれ器差があることを考慮すると、従来の測定方
法によって信頼性の高い測定を行うのは困難である。
よる測定方法(以下、従来の測定方法と呼ぶ)には、測定
結果に、個人誤差(例えば、スケール板の目盛の読み取
り誤差)や、測定者の過失による誤差(例えば、スケール
板10a,10bの目盛の読み誤り、2枚のスケール板
10a,10bのズレ等)が現れ易いという欠点がある。
更に、使用している2枚のスケール板10a,10bに
はそれぞれ器差があることを考慮すると、従来の測定方
法によって信頼性の高い測定を行うのは困難である。
【0005】また、測定現場においては、作業の効率化
を図るために、通常、測定者の前に映像表示機器がベル
トコンベアで次々と搬送されるようになっているため、
映像表示機器11のブラウン管面のパネル11aを覗き
込むという無理な作業姿勢を長時間に渡って測定者に強
いるということも問題視されるようになっている。
を図るために、通常、測定者の前に映像表示機器がベル
トコンベアで次々と搬送されるようになっているため、
映像表示機器11のブラウン管面のパネル11aを覗き
込むという無理な作業姿勢を長時間に渡って測定者に強
いるということも問題視されるようになっている。
【0006】そこで、CCDカメラを利用することによ
って、こうしたラスタの歪み量の測定を自動化する各種
の試みも為されているが、実際の測定現場への導入に当
たっては、ベルトコンベアで無造作に搬送されてくる映
像表示機器のブラウン管のパネルに対するCCDカメラ
の位置決めの自動化という課題を解決する必要がある。
ところが、個々の映像表示機器のブラウン管のパネルに
対してCCDカメラを自動的に位置決めするシステムの
導入には相当なコストが見込まれるため、コストダウン
の要求の傾向が一層強まりつつある現状においては、こ
うしたシステムの導入は歓迎されていない。
って、こうしたラスタの歪み量の測定を自動化する各種
の試みも為されているが、実際の測定現場への導入に当
たっては、ベルトコンベアで無造作に搬送されてくる映
像表示機器のブラウン管のパネルに対するCCDカメラ
の位置決めの自動化という課題を解決する必要がある。
ところが、個々の映像表示機器のブラウン管のパネルに
対してCCDカメラを自動的に位置決めするシステムの
導入には相当なコストが見込まれるため、コストダウン
の要求の傾向が一層強まりつつある現状においては、こ
うしたシステムの導入は歓迎されていない。
【0007】そこで、本発明は、無造作に配置された映
像表示装置のブラウン管のパネル上に表示されたラスタ
の形状を精度良く自動測定することを可能とすることを
目的とする。
像表示装置のブラウン管のパネル上に表示されたラスタ
の形状を精度良く自動測定することを可能とすることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、レンズの主点から当該レンズの主点に対
して所定の間隔の位置に配置された撮像面上に、既知の
3次元形状情報で表された3次元形状を有する物体の投
影像を投影し、前記物体の表面上に現れた特徴点の位置
の座標を、前記撮像面上における前記物体の投影像に含
まれる前記特徴点の投影像の位置を表す座標から算出す
る位置検出方法であって、前記物体の表面上に現れた特
徴点の位置の座標の算出に先立って、予め準備したテス
トパターンの投影像を前記レンズの主点から前記撮像面
上に投影し、前記テストパターンと前記撮像面との間の
間隔を変化させて当該間隔の変化の前後における前記テ
ストパターンの投影像の大きさの変化率を検出するステ
ップと、前記テストパターンと前記撮像面との間の間隔
の変化量に対する前記テストパターンの投影像の大きさ
の変化率の比に基づいて、前記レンズの主点から前記撮
像面迄の距離を算出するステップと、互いに異なる3点
以上の既知の座標の位置に定義した測定点の投影像を前
記レンズの主点から前記撮像面上に投影し、前記撮像面
上における前記各測定点の投影像の位置を表す座標を算
出するステップと、前記レンズの主点から前記撮像面迄
の距離と、前記各測定点の位置の座標と、前記撮像面上
における前記各測定点の投影像の位置の座標と、前記物
体の3次元形状を表す3次元形状情報とに基づいて、前
記撮像面上における当該撮像面上に位置する各点の座標
に前記物体の表面上に位置する各点の座標を対応付ける
対応情報を算出するステップとを有し、当該位置検出方
法は、前記物体の表面上に現れた特徴点の位置の座標と
して、前記対応情報から当該対応情報が前記撮像面上に
おける前記特徴点の投影像の位置を表す座標に対応付け
る座標を取り出すことを特徴とする位置測定方法を提供
する。
に、本発明は、レンズの主点から当該レンズの主点に対
して所定の間隔の位置に配置された撮像面上に、既知の
3次元形状情報で表された3次元形状を有する物体の投
影像を投影し、前記物体の表面上に現れた特徴点の位置
の座標を、前記撮像面上における前記物体の投影像に含
まれる前記特徴点の投影像の位置を表す座標から算出す
る位置検出方法であって、前記物体の表面上に現れた特
徴点の位置の座標の算出に先立って、予め準備したテス
トパターンの投影像を前記レンズの主点から前記撮像面
上に投影し、前記テストパターンと前記撮像面との間の
間隔を変化させて当該間隔の変化の前後における前記テ
ストパターンの投影像の大きさの変化率を検出するステ
ップと、前記テストパターンと前記撮像面との間の間隔
の変化量に対する前記テストパターンの投影像の大きさ
の変化率の比に基づいて、前記レンズの主点から前記撮
像面迄の距離を算出するステップと、互いに異なる3点
以上の既知の座標の位置に定義した測定点の投影像を前
記レンズの主点から前記撮像面上に投影し、前記撮像面
上における前記各測定点の投影像の位置を表す座標を算
出するステップと、前記レンズの主点から前記撮像面迄
の距離と、前記各測定点の位置の座標と、前記撮像面上
における前記各測定点の投影像の位置の座標と、前記物
体の3次元形状を表す3次元形状情報とに基づいて、前
記撮像面上における当該撮像面上に位置する各点の座標
に前記物体の表面上に位置する各点の座標を対応付ける
対応情報を算出するステップとを有し、当該位置検出方
法は、前記物体の表面上に現れた特徴点の位置の座標と
して、前記対応情報から当該対応情報が前記撮像面上に
おける前記特徴点の投影像の位置を表す座標に対応付け
る座標を取り出すことを特徴とする位置測定方法を提供
する。
【0009】また、この位置測定方法による測定を実行
するシステムとして、撮像レンズと撮像面とからなる結
像光学系を有する撮像装置で、既知の3次元形状情報に
より表された3次元形状を有する物体を撮像し、当該物
体の表面上に現れた特徴点の位置の座標を、前記撮像装
置が撮像した像に含まれている前記特徴点の像の位置の
座標に基づいて算出する位置測定システムであって、前
記物体の撮像に先立って、前記撮像装置の正面に配置さ
れ、当該撮像装置がテスト用画像として撮像するための
テストパターンを表示する表示板と、前記撮像装置の撮
像レンズに対して前記表示板を前後に移動させる移動装
置と、前記表示板が移動した距離に対する当該表示板の
移動の前後における前記テストパターンの大きさの変化
率の比を算出する第一算出手段と、前記物体の3次元形
状を表す3次元形状情報に基づいて、前記物体の表面上
に予め定義した3点以上の測定点の位置の座標を算出す
る第二算出手段と、前記撮像面上における前記各測定点
の像の位置の座標を算出する第三算出手段と、前記第二
算出手段が算出した座標と、前記第三算出手段が算出し
た座標とに基づいて、前記撮影レンズの主点から前記撮
像面迄の距離を算出する第四算出手段と、前記第一算出
手段が算出した比と、前記第四算出手段が算出した距離
と、前記物体の3次元形状を表す3次元形状情報とに基
づいて、前記物体の表面上の位置の座標を、前記撮像面
上における前記物体の像上の位置の座標に対応付ける対
応情報を算出する第五算出手段と、前記物体の表面上に
現れた特徴点の位置の座標として、前記対応情報から、
当該対応情報が前記撮像面上における前記特徴点の像の
位置の座標に対応付ける座標を取り出す第六算出手段
と、前記第六算出手段が算出した前記座標を出力する出
力手段とを備えることを特徴とする位置測定システムを
提供する。
するシステムとして、撮像レンズと撮像面とからなる結
像光学系を有する撮像装置で、既知の3次元形状情報に
より表された3次元形状を有する物体を撮像し、当該物
体の表面上に現れた特徴点の位置の座標を、前記撮像装
置が撮像した像に含まれている前記特徴点の像の位置の
座標に基づいて算出する位置測定システムであって、前
記物体の撮像に先立って、前記撮像装置の正面に配置さ
れ、当該撮像装置がテスト用画像として撮像するための
テストパターンを表示する表示板と、前記撮像装置の撮
像レンズに対して前記表示板を前後に移動させる移動装
置と、前記表示板が移動した距離に対する当該表示板の
移動の前後における前記テストパターンの大きさの変化
率の比を算出する第一算出手段と、前記物体の3次元形
状を表す3次元形状情報に基づいて、前記物体の表面上
に予め定義した3点以上の測定点の位置の座標を算出す
る第二算出手段と、前記撮像面上における前記各測定点
の像の位置の座標を算出する第三算出手段と、前記第二
算出手段が算出した座標と、前記第三算出手段が算出し
た座標とに基づいて、前記撮影レンズの主点から前記撮
像面迄の距離を算出する第四算出手段と、前記第一算出
手段が算出した比と、前記第四算出手段が算出した距離
と、前記物体の3次元形状を表す3次元形状情報とに基
づいて、前記物体の表面上の位置の座標を、前記撮像面
上における前記物体の像上の位置の座標に対応付ける対
応情報を算出する第五算出手段と、前記物体の表面上に
現れた特徴点の位置の座標として、前記対応情報から、
当該対応情報が前記撮像面上における前記特徴点の像の
位置の座標に対応付ける座標を取り出す第六算出手段
と、前記第六算出手段が算出した前記座標を出力する出
力手段とを備えることを特徴とする位置測定システムを
提供する。
【0010】本位置測定方法及び位置測定システムによ
れば、まず最初に、テストパターンを用いて、前記撮像
面上の位置と前記物体の表面上の位置とを対応付ける対
応情報が算出されるため、レンズと撮像面とによって構
成される結像光学系において物体がどのような姿勢で配
置されていても(即ち、物体の姿勢を調整することな
く)、この物体の表面上に現れた特徴点の位置の座標を
測定することが出来る。また、本位置測定方法及び位置
測定システムを採用すれば、実質的な測定に人間が関与
する必要が殆どなくなるため、測定者の作業条件が大幅
に改善される上に、測定結果に個人誤差や過失による誤
差が含まれることがなくなり、従来の測定方法よりも、
格段に信頼性の高い測定を行うことが出来るようにな
る。尚、従来の測定方法とは異なり、器差が問題となる
ような測定器具(スケール)を使用する必要がないこと
も、測定の信頼性の向上に大きく寄与している。
れば、まず最初に、テストパターンを用いて、前記撮像
面上の位置と前記物体の表面上の位置とを対応付ける対
応情報が算出されるため、レンズと撮像面とによって構
成される結像光学系において物体がどのような姿勢で配
置されていても(即ち、物体の姿勢を調整することな
く)、この物体の表面上に現れた特徴点の位置の座標を
測定することが出来る。また、本位置測定方法及び位置
測定システムを採用すれば、実質的な測定に人間が関与
する必要が殆どなくなるため、測定者の作業条件が大幅
に改善される上に、測定結果に個人誤差や過失による誤
差が含まれることがなくなり、従来の測定方法よりも、
格段に信頼性の高い測定を行うことが出来るようにな
る。尚、従来の測定方法とは異なり、器差が問題となる
ような測定器具(スケール)を使用する必要がないこと
も、測定の信頼性の向上に大きく寄与している。
【0011】また、本位置測定システムは、少なくと
も、1台の撮像装置、1台の情報処理装置(前記第一算
出手段等の一連の算出手段の機能を実現するもの)、撮
像装置と情報処理装置との間に介在させるAD変換器、
校正用装置(前記表示板と前記移動装置に該当するもの)
によって構成することができるため、コスト面における
厳しい要求もクリアすることができる。
も、1台の撮像装置、1台の情報処理装置(前記第一算
出手段等の一連の算出手段の機能を実現するもの)、撮
像装置と情報処理装置との間に介在させるAD変換器、
校正用装置(前記表示板と前記移動装置に該当するもの)
によって構成することができるため、コスト面における
厳しい要求もクリアすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明に係る一実施の形態について説明する。
ら、本発明に係る一実施の形態について説明する。
【0013】最初に、図1により、本実施の形態に係る
形状測定方法による形状測定の実行に適したシステムの
基本構成について説明する。
形状測定方法による形状測定の実行に適したシステムの
基本構成について説明する。
【0014】本システムは、測定対象である映像表示機
器Aを正面から撮像するように配置された撮像装置12
と、撮像装置12から出力されるアナログ画像データa
1をデジタル変換するAD変換器13と、AD変換器1
3から出力されるデジタル画像データa2から映像表示
機器Aのブラウン管2のパネル2a上に表示されたラス
タの幾何学的歪み量を算出する処理部21と、測定者か
らのデータ入力を受付ける入力装置18と、処理部21
で算出された幾何学的歪み量を出力する出力装置17と
を備えている。撮影装置12としては、撮影レンズ12
aによってCCD撮像素子12bの受光面上に被写体の
像を結像させる撮像装置(例えば、CCDカメラ)を使用
すればよい。
器Aを正面から撮像するように配置された撮像装置12
と、撮像装置12から出力されるアナログ画像データa
1をデジタル変換するAD変換器13と、AD変換器1
3から出力されるデジタル画像データa2から映像表示
機器Aのブラウン管2のパネル2a上に表示されたラス
タの幾何学的歪み量を算出する処理部21と、測定者か
らのデータ入力を受付ける入力装置18と、処理部21
で算出された幾何学的歪み量を出力する出力装置17と
を備えている。撮影装置12としては、撮影レンズ12
aによってCCD撮像素子12bの受光面上に被写体の
像を結像させる撮像装置(例えば、CCDカメラ)を使用
すればよい。
【0015】そして、処理部21は、本測定システム全
体の制御処理及び後述の形状測定処理を実行するプロセ
ッサ15と、プロセッサ15が実行する処理を定義した
各種プログラム等を格納したメモリ16と、撮像装置1
2から入力されたデジタル画像データa2を蓄積する画
像メモリ14と、プロセッサ15の指示に応じて映像表
示機器Aの映像回路20に与える制御信号a3を発生す
る信号発生器19とを備える。そして、撮像装置12か
ら入力されてくるデジタル画像データa2は、プロセッ
サ15によって定期的に画像メモリ14に蓄積されるよ
うになっている。
体の制御処理及び後述の形状測定処理を実行するプロセ
ッサ15と、プロセッサ15が実行する処理を定義した
各種プログラム等を格納したメモリ16と、撮像装置1
2から入力されたデジタル画像データa2を蓄積する画
像メモリ14と、プロセッサ15の指示に応じて映像表
示機器Aの映像回路20に与える制御信号a3を発生す
る信号発生器19とを備える。そして、撮像装置12か
ら入力されてくるデジタル画像データa2は、プロセッ
サ15によって定期的に画像メモリ14に蓄積されるよ
うになっている。
【0016】一方、映像表示機器A側では、処理部21
の信号発生器19が与える制御信号に応じて、ブラウン
管2の電子銃(不図示)が発射する電子ビームを変調させ
る映像信号a4が映像回路20から出力される。その結
果、映像表示機器Aのブラウン管2のパネル2a上に、
テスト用画像として、複数のドットを縦横に並べた画像
が表示される(図8参照)。
の信号発生器19が与える制御信号に応じて、ブラウン
管2の電子銃(不図示)が発射する電子ビームを変調させ
る映像信号a4が映像回路20から出力される。その結
果、映像表示機器Aのブラウン管2のパネル2a上に、
テスト用画像として、複数のドットを縦横に並べた画像
が表示される(図8参照)。
【0017】次に、図2により、後述の前処理に際して
使用する校正用装置Bの構造について説明する。尚、こ
の校正用装置Bの使用方法は、図1の測定システムによ
る形状測定方法の説明とあわせて後述することにする。
使用する校正用装置Bの構造について説明する。尚、こ
の校正用装置Bの使用方法は、図1の測定システムによ
る形状測定方法の説明とあわせて後述することにする。
【0018】本校正用装置Bの校正板22の前面上に
は、予め定めた配列規則(本実施の形態では、格子配列)
に従って、校正板22の地色(本実施の形態では、白色)
に対してコントラストの高い色彩(本実施の形態では、
黒色)のインクでマーカm(1,1),....,m(2k+1,2
n+1)が付してある。これらのマーカm(1,1),....,
m(2k+1,2n+1)は、測定対象である映像表示機
器の正面と同程度の幅w及び高さhの領域内に付されて
いることが望ましい。
は、予め定めた配列規則(本実施の形態では、格子配列)
に従って、校正板22の地色(本実施の形態では、白色)
に対してコントラストの高い色彩(本実施の形態では、
黒色)のインクでマーカm(1,1),....,m(2k+1,2
n+1)が付してある。これらのマーカm(1,1),....,
m(2k+1,2n+1)は、測定対象である映像表示機
器の正面と同程度の幅w及び高さhの領域内に付されて
いることが望ましい。
【0019】そして、この校正板22の姿勢を微調節す
ることができるように、θ1方向へ回転可能な回転テー
ブル23上に校正板22を固定し、更に、Z軸に対して
傾斜可能な傾斜テーブル24上に回転テーブル23を固
定してある。また、この校正板22の位置を微調節する
ことができるように、X軸方向へ移動可能な移動テーブ
ル25上に傾斜テーブル24が固定されている。移動テ
ーブル25と傾斜テーブル24と回転テーブル23とに
は、それぞれ目盛26a,26b,26cが付けられてお
り、これらの目盛26a,26b,26cによって基準位
置26a1,26b1,26c1からの校正板22の変位量
(X軸方向への移動距離、Z軸に対する傾斜角、θ1方向
への回転角)を測定することができるようになってい
る。
ることができるように、θ1方向へ回転可能な回転テー
ブル23上に校正板22を固定し、更に、Z軸に対して
傾斜可能な傾斜テーブル24上に回転テーブル23を固
定してある。また、この校正板22の位置を微調節する
ことができるように、X軸方向へ移動可能な移動テーブ
ル25上に傾斜テーブル24が固定されている。移動テ
ーブル25と傾斜テーブル24と回転テーブル23とに
は、それぞれ目盛26a,26b,26cが付けられてお
り、これらの目盛26a,26b,26cによって基準位
置26a1,26b1,26c1からの校正板22の変位量
(X軸方向への移動距離、Z軸に対する傾斜角、θ1方向
への回転角)を測定することができるようになってい
る。
【0020】次に、本実施の形態に係る形状測定方法に
ついて説明する。但し、ここでは、処理部21のメモリ
16には、既に、測定対象である映像表示機器Aの設計
情報(ブラウン管2のパネル2aの表面形状情報、ブラ
ウン管2のパネル2aを囲う外枠3の形状情報、後述の
前処理において使用する3点の測定点(本実施の形態で
は、ブラウン管2のパネル2aを囲う外枠3のコーナ3
a,3b,3c(図5参照))の位置情報等)と、校正用装置
Bの校正板22上における各マーカm(1,1),....,m
(2k+1,2n+1)の中心の座標データが格納されて
いるものとする。
ついて説明する。但し、ここでは、処理部21のメモリ
16には、既に、測定対象である映像表示機器Aの設計
情報(ブラウン管2のパネル2aの表面形状情報、ブラ
ウン管2のパネル2aを囲う外枠3の形状情報、後述の
前処理において使用する3点の測定点(本実施の形態で
は、ブラウン管2のパネル2aを囲う外枠3のコーナ3
a,3b,3c(図5参照))の位置情報等)と、校正用装置
Bの校正板22上における各マーカm(1,1),....,m
(2k+1,2n+1)の中心の座標データが格納されて
いるものとする。
【0021】まず、形状測定処理の実行に先立ち、測定
者は、以下に示す前処理を実行しておく必要がある。
者は、以下に示す前処理を実行しておく必要がある。
【0022】図3に示すように、撮影装置12の正面に
校正用装置Bを配置し、撮影装置12が撮像した像を観
察しながら、以下に示すような手順で、撮影装置12に
対する校正用装置Bの校正板22の位置と姿勢をそれぞ
れ調節する。まず、撮影装置12の撮像範囲内に校正板
22の全面が収まるように、移動テーブル25上で傾斜
テーブル24を移動させる。更に、撮影装置12のCC
D撮像素子12aの受光面に対して校正板22の前面が
平行になるように、具体的には、撮影装置12が撮像し
た像上でマーカm(1,1),m(2n+1,1),m(1,2k
+1),m(2n+1,2k+1)の像の中心を頂点とする
四角形が長方形となるように、回転テーブル23の回転
角と傾斜テーブル24の傾斜角をそれぞれ調節する。
校正用装置Bを配置し、撮影装置12が撮像した像を観
察しながら、以下に示すような手順で、撮影装置12に
対する校正用装置Bの校正板22の位置と姿勢をそれぞ
れ調節する。まず、撮影装置12の撮像範囲内に校正板
22の全面が収まるように、移動テーブル25上で傾斜
テーブル24を移動させる。更に、撮影装置12のCC
D撮像素子12aの受光面に対して校正板22の前面が
平行になるように、具体的には、撮影装置12が撮像し
た像上でマーカm(1,1),m(2n+1,1),m(1,2k
+1),m(2n+1,2k+1)の像の中心を頂点とする
四角形が長方形となるように、回転テーブル23の回転
角と傾斜テーブル24の傾斜角をそれぞれ調節する。
【0023】以上の校正用装置Bのセッティングが終了
したら、前処理の実行を指示する第一コマンドを入力装
置18から入力する。この第一コマンドの発行により、
処理部21のプロセッサ15は、以下に示す演算処理の
実行を開始する。
したら、前処理の実行を指示する第一コマンドを入力装
置18から入力する。この第一コマンドの発行により、
処理部21のプロセッサ15は、以下に示す演算処理の
実行を開始する。
【0024】校正板22上に、図4(A)に示すように、
配列の中央に位置するマーカm(n+1,k+1)の中心
を原点Oとする直交2次元座標系xyを新たに定義し、
予めメモリ16に格納されている各マーカm(1,
1),....,m(2k+1,2n+1)の中心の座標データ
を、この直交2次元座標系xyにおける座標データ(x
11,y11),....,(x2n+1 2k+1,y2n+1 2k+1)に座標変換
する。
配列の中央に位置するマーカm(n+1,k+1)の中心
を原点Oとする直交2次元座標系xyを新たに定義し、
予めメモリ16に格納されている各マーカm(1,
1),....,m(2k+1,2n+1)の中心の座標データ
を、この直交2次元座標系xyにおける座標データ(x
11,y11),....,(x2n+1 2k+1,y2n+1 2k+1)に座標変換
する。
【0025】一方、撮影装置12が撮像した像上にも、
図4(B)に示すように、画像メモリ座標の中心を原点
O'とする直交2次元座標系uvを定義し、画像メモリ
14に蓄積されている最新のデジタル画像データを用い
て、この直交2次元座標系uvにおける各マーカの像
m'(1,1),....,m'(2n+1,2k+1)の中心の座標
データ(u11,v11),....,(u2n+1 2k+1,v2n+1 2k+1)を
それぞれ算出する。
図4(B)に示すように、画像メモリ座標の中心を原点
O'とする直交2次元座標系uvを定義し、画像メモリ
14に蓄積されている最新のデジタル画像データを用い
て、この直交2次元座標系uvにおける各マーカの像
m'(1,1),....,m'(2n+1,2k+1)の中心の座標
データ(u11,v11),....,(u2n+1 2k+1,v2n+1 2k+1)を
それぞれ算出する。
【0026】その後、最小二乗法を用いて、直交2次元
座標系xyにおける各マーカm(1,1),....,m(2n+
1,2k+1)の中心の座標データ(x11,y11),....,(x
2n+1 2k+1,y2n+1 2k+1)を、それぞれ、直交2次元座標
系uvにおける自身の像の中心の座標データ(u11,
v11),....,(u2n+1 2k+1,v2n+1 2k+1)を含む近似関数
(数1及び数2)で近似する。
座標系xyにおける各マーカm(1,1),....,m(2n+
1,2k+1)の中心の座標データ(x11,y11),....,(x
2n+1 2k+1,y2n+1 2k+1)を、それぞれ、直交2次元座標
系uvにおける自身の像の中心の座標データ(u11,
v11),....,(u2n+1 2k+1,v2n+1 2k+1)を含む近似関数
(数1及び数2)で近似する。
【0027】
【数1】
【0028】
【数2】
【0029】尚、0≦i+j≦4程度とすれば、後述の
画像歪みの補正演算において問題となる程の近似誤差が
生じることはない。
画像歪みの補正演算において問題となる程の近似誤差が
生じることはない。
【0030】そして、撮像装置12の撮影レンズ12a
の歪曲収差等に起因する画像歪みを含む直交2次元座標
系uvにおける座標データ(u,v)を、画像歪みを含ま
ない理想的な直交2次元座標系xyにおける座標データ
(x,y)に座標変換する補正関数として、この近似関数
をメモリ16に格納しておく。
の歪曲収差等に起因する画像歪みを含む直交2次元座標
系uvにおける座標データ(u,v)を、画像歪みを含ま
ない理想的な直交2次元座標系xyにおける座標データ
(x,y)に座標変換する補正関数として、この近似関数
をメモリ16に格納しておく。
【0031】また、この補正関数(数1及び数2)を用い
て、2つのマーカm(1,n+1),m(2k+1,n+1)
の像の中心の座標データ(u1 n+1,v1 n+1),(u
2k+1 n+1,v2 k+1 n+1)を、直交2次元座標系xyにおけ
る座標データ(x1 n+1,y1 n+1),(x2 k+1 n+1,y
2k+1 n+1)に座標変換する。そして、この2つの座標デ
ータ(x1 n+1,y1 n+1),(x2k+1 n+1,y2k+1 n+1)の示
す位置間の距離M0を算出し、メモリ16に格納してお
く。
て、2つのマーカm(1,n+1),m(2k+1,n+1)
の像の中心の座標データ(u1 n+1,v1 n+1),(u
2k+1 n+1,v2 k+1 n+1)を、直交2次元座標系xyにおけ
る座標データ(x1 n+1,y1 n+1),(x2 k+1 n+1,y
2k+1 n+1)に座標変換する。そして、この2つの座標デ
ータ(x1 n+1,y1 n+1),(x2k+1 n+1,y2k+1 n+1)の示
す位置間の距離M0を算出し、メモリ16に格納してお
く。
【0032】さて、第一コマンドを入力した後、測定者
は、移動テーブル25を移動させて、図6に示すよう
に、校正板22を、当初の位置T0から距離e(50mm
から100mm程度が適当)だけ離れた位置T1に移動さ
せる。その後、前処理の続行を指示する第二コマンドを
入力装置18から入力する。この第二コマンドの発行に
より、処理部21のプロセッサ15は、以下に示す演算
処理の実行を開始する。
は、移動テーブル25を移動させて、図6に示すよう
に、校正板22を、当初の位置T0から距離e(50mm
から100mm程度が適当)だけ離れた位置T1に移動さ
せる。その後、前処理の続行を指示する第二コマンドを
入力装置18から入力する。この第二コマンドの発行に
より、処理部21のプロセッサ15は、以下に示す演算
処理の実行を開始する。
【0033】画像メモリ14に蓄積されている最新のデ
ジタル画像データを用いて、直交2次元座標系uvにお
ける2つのマーカm(1,n+1),m(2k+1,n+1)
の像の中心の座標データ(u1 n+1,v1 n+1),(u
2k+1 n+1,v2k+1 n+1)をそれぞれ算出する。その後、補
正関数(数1及び数2)を用いて、この2つの座標データ
(u1 n+1,v1 n+1),(u2k+1 n+1,v2k+1 n+1)を、直交2
次元座標系xyにおける座標データ(x1 n+1,y1 n+1),
(x2k+1 n+1,y2k+1 n+1)に座標変換する。そして、こ
の2つの座標データ(x1 n+1,y1 n+1),(x2k+1 n+1,y
2k+1 n+1)の示す位置間の距離M1を算出する。その後、
次式を用いて、撮像カメラ12の撮影レンズ12aの主
点Fから当初の校正板22の位置T0(即ち、xy直交2
次元座標系迄の距離g、即ち、撮像カメラ12の撮影レ
ンズ12aの主点Fからxy直交2次元座標系迄の距離
gを算出する。そして、これをメモリバッファに格納し
ておく。
ジタル画像データを用いて、直交2次元座標系uvにお
ける2つのマーカm(1,n+1),m(2k+1,n+1)
の像の中心の座標データ(u1 n+1,v1 n+1),(u
2k+1 n+1,v2k+1 n+1)をそれぞれ算出する。その後、補
正関数(数1及び数2)を用いて、この2つの座標データ
(u1 n+1,v1 n+1),(u2k+1 n+1,v2k+1 n+1)を、直交2
次元座標系xyにおける座標データ(x1 n+1,y1 n+1),
(x2k+1 n+1,y2k+1 n+1)に座標変換する。そして、こ
の2つの座標データ(x1 n+1,y1 n+1),(x2k+1 n+1,y
2k+1 n+1)の示す位置間の距離M1を算出する。その後、
次式を用いて、撮像カメラ12の撮影レンズ12aの主
点Fから当初の校正板22の位置T0(即ち、xy直交2
次元座標系迄の距離g、即ち、撮像カメラ12の撮影レ
ンズ12aの主点Fからxy直交2次元座標系迄の距離
gを算出する。そして、これをメモリバッファに格納し
ておく。
【0034】
【数3】
【0035】ここで、K=M1/M0である。
【0036】以上の前処理が終了したら、実際の形状測
定を開始するため、測定者は、校正用装置Bに換えて、
測定対象である映像表示機器Aを撮影装置12の正面に
配置する。このとき、映像表示機器Aのブラウン管2の
パネル2aを、当初の校正板22の位置T0辺りに位置
させることが望ましい。少なくとも前述の補正関数(数
1及び数2)が有効である範囲で、映像表示機器Aのブ
ラウン管2のパネル2aを撮影する必要があるからであ
る。その後、形状測定処理の開始を指示するコマンドを
測定者が入力装置18から入力すると、このコマンドの
発行によって、処理部21のプロセッサ15が、以下に
示す形状測定処理の実行を開始する。
定を開始するため、測定者は、校正用装置Bに換えて、
測定対象である映像表示機器Aを撮影装置12の正面に
配置する。このとき、映像表示機器Aのブラウン管2の
パネル2aを、当初の校正板22の位置T0辺りに位置
させることが望ましい。少なくとも前述の補正関数(数
1及び数2)が有効である範囲で、映像表示機器Aのブ
ラウン管2のパネル2aを撮影する必要があるからであ
る。その後、形状測定処理の開始を指示するコマンドを
測定者が入力装置18から入力すると、このコマンドの
発行によって、処理部21のプロセッサ15が、以下に
示す形状測定処理の実行を開始する。
【0037】まず、測定者に対して、3つの測定点3
a,3b,3cに対応する像上の位置の指定を要求する。
それらの位置(以下、指定位置と呼ぶ)が指定されたら、
画像メモリ14に蓄積されている最新のデジタル画像デ
ータを用いて、直交2次元座標系uvにおける各指定位
置の座標データ(u3a,v3a),(u3b,v3b),(u3c,v3c)
をそれぞれ算出する(図7参照)。そして、補正関数(数
1及び数2)を用いて、各指定位置の座標データ(u3a,
v3a),(u3b,v3b),(u3c,v3c)を、それぞれ、直交2
次元座標系xyにおける座標データ(x3a,y3a),(x3b,
y3b),(x3c,y3c)に座標変換する(図7参照)。そし
て、これらの座標データ(x3a,y3a),(x3b,y3b),(x
3c,y3c)を、各指定位置の正規の座標データとする。
a,3b,3cに対応する像上の位置の指定を要求する。
それらの位置(以下、指定位置と呼ぶ)が指定されたら、
画像メモリ14に蓄積されている最新のデジタル画像デ
ータを用いて、直交2次元座標系uvにおける各指定位
置の座標データ(u3a,v3a),(u3b,v3b),(u3c,v3c)
をそれぞれ算出する(図7参照)。そして、補正関数(数
1及び数2)を用いて、各指定位置の座標データ(u3a,
v3a),(u3b,v3b),(u3c,v3c)を、それぞれ、直交2
次元座標系xyにおける座標データ(x3a,y3a),(x3b,
y3b),(x3c,y3c)に座標変換する(図7参照)。そし
て、これらの座標データ(x3a,y3a),(x3b,y3b),(x
3c,y3c)を、各指定位置の正規の座標データとする。
【0038】また、映像表示機器Aのボディ座標系とし
て、直交3次元座標系XYZを新たに定義する。本実施
の形態で定義したボディ座標系XYZは、図7に示すよ
うに、3つの測定点3a,3b,3cを含む平面をXY平
面、対角方向に位置する2つの測定点3b,3cを結ぶ
線分70の中点O''を原点、上下に位置する2つの測定
点3a,3bを結ぶ線分に平行な直線をY軸とするもの
である。そして、予めメモリ16に格納されている映像
表示機器Aの設計情報に基づいて、ボディ座標系XYZ
における各測定点3a,3b,3cの座標データ(X3a,Y
3a,Z3a),(X3b,Y3b,Z3b),(X3c,Y3c,Z3c)を算出す
る。
て、直交3次元座標系XYZを新たに定義する。本実施
の形態で定義したボディ座標系XYZは、図7に示すよ
うに、3つの測定点3a,3b,3cを含む平面をXY平
面、対角方向に位置する2つの測定点3b,3cを結ぶ
線分70の中点O''を原点、上下に位置する2つの測定
点3a,3bを結ぶ線分に平行な直線をY軸とするもの
である。そして、予めメモリ16に格納されている映像
表示機器Aの設計情報に基づいて、ボディ座標系XYZ
における各測定点3a,3b,3cの座標データ(X3a,Y
3a,Z3a),(X3b,Y3b,Z3b),(X3c,Y3c,Z3c)を算出す
る。
【0039】そして、ボディ座標系XYZにおける各測
定点3a,3b,3cの座標データ(X3a,Y3a,Z3a),(X
3b,Y3b,Z3b),(X3c,Y3c,Z3c)と、直交2次元座標系
xyにおける各指定位置の座標データ(x3a,y3a),(x
3b,y3b),(x3c,y3c)と、前処理で算出しておいた距離
gとを利用して、数4及び数5に示したボディ座標系X
YZから直交2次元座標系xyへの写像関数に含まれて
いる6つの未知のパラメータX0,Y0,Z0,α,β,γの値
を決定する。具体的には、写像関数(数4及び数5)に、
それぞれ、各測定点3a,3b,3cの座標データ(X3a,
Y3a,Z3a),(X3b,Y3b,Z3b),(X3c,Y3c,Z3c)と、各
測定点3a,3b,3cに対応する指定位置の座標データ
(x3a,y3a),(x3b,y3b),(x3c,y3c)を代入し、6つ
の連立方程式を作成して、その解として、6つのパラメ
ータX0,Y0,Z0,α,β,γの値を算出する。ここで、
(α,β,γ)は、ボディ座標系XYZに対する3次元座標
系xyz(直交2次元座標系xyと、xy平面の法線z
とからなる座標系)の姿勢を表わすパラメータであり、
αは、ボディ座標系XYZのX軸周りの回転角であり、
βは、ボディ座標系XYZのY軸周りの回転角であり、
γは、ボディ座標系XYZのZ軸周りの回転角である。
また、(X0,Y0,Z0)は、ボディ座標系XYZにおける
撮像装置12の撮影レンズ12aの主点Fの3次元座標
データである。
定点3a,3b,3cの座標データ(X3a,Y3a,Z3a),(X
3b,Y3b,Z3b),(X3c,Y3c,Z3c)と、直交2次元座標系
xyにおける各指定位置の座標データ(x3a,y3a),(x
3b,y3b),(x3c,y3c)と、前処理で算出しておいた距離
gとを利用して、数4及び数5に示したボディ座標系X
YZから直交2次元座標系xyへの写像関数に含まれて
いる6つの未知のパラメータX0,Y0,Z0,α,β,γの値
を決定する。具体的には、写像関数(数4及び数5)に、
それぞれ、各測定点3a,3b,3cの座標データ(X3a,
Y3a,Z3a),(X3b,Y3b,Z3b),(X3c,Y3c,Z3c)と、各
測定点3a,3b,3cに対応する指定位置の座標データ
(x3a,y3a),(x3b,y3b),(x3c,y3c)を代入し、6つ
の連立方程式を作成して、その解として、6つのパラメ
ータX0,Y0,Z0,α,β,γの値を算出する。ここで、
(α,β,γ)は、ボディ座標系XYZに対する3次元座標
系xyz(直交2次元座標系xyと、xy平面の法線z
とからなる座標系)の姿勢を表わすパラメータであり、
αは、ボディ座標系XYZのX軸周りの回転角であり、
βは、ボディ座標系XYZのY軸周りの回転角であり、
γは、ボディ座標系XYZのZ軸周りの回転角である。
また、(X0,Y0,Z0)は、ボディ座標系XYZにおける
撮像装置12の撮影レンズ12aの主点Fの3次元座標
データである。
【0040】
【数4】
【0041】
【数5】
【0042】但し、aijは、次式により表される回転行
列Rのi行j列成分である。
列Rのi行j列成分である。
【0043】
【数6】
【0044】尚、更に測定点の数を増やして最小二乗法
を用いれば、6つのパラメータX0,Y0,Z0,α,β,γの
値をより正確に決定することができる。具体的には、数
7、数8、数9、数10を利用して、残差Δxi,Δyi
の平方和P,Qが最小となるようにパラメータX0,Y0,
Z0,α,β,γの値を決定すればよい。
を用いれば、6つのパラメータX0,Y0,Z0,α,β,γの
値をより正確に決定することができる。具体的には、数
7、数8、数9、数10を利用して、残差Δxi,Δyi
の平方和P,Qが最小となるようにパラメータX0,Y0,
Z0,α,β,γの値を決定すればよい。
【0045】
【数7】
【0046】
【数8】
【0047】
【数9】
【0048】
【数10】
【0049】その後、画像メモリ14に蓄積されている
最新のデジタル画像データを用いて、映像表示機器Aの
ブラウン管2のパネル2a上に表示されているテスト用
画像(図8参照)に含まれている各ドットN(1,
1),....,N(m,n)の中心位置の直交2次元座標系uv
における座標データ(u11,v11),....,(umn,vmn)を算
出し、これらドット(1,1),....,N(m,n)の座標デー
タ(u11,v11),....,(umn,vm n)を、前処理で算出して
おいた補正関数(数1及び数2)を用いて直交2次元座標
系xyにおける座標データ(x11,y11),....,(xmn,y
mn)に座標変換する。そして、最小二乗法を用いて、最
外周のドットの中心間を補間する曲線80a,80b,8
0c,80dを算出する。
最新のデジタル画像データを用いて、映像表示機器Aの
ブラウン管2のパネル2a上に表示されているテスト用
画像(図8参照)に含まれている各ドットN(1,
1),....,N(m,n)の中心位置の直交2次元座標系uv
における座標データ(u11,v11),....,(umn,vmn)を算
出し、これらドット(1,1),....,N(m,n)の座標デー
タ(u11,v11),....,(umn,vm n)を、前処理で算出して
おいた補正関数(数1及び数2)を用いて直交2次元座標
系xyにおける座標データ(x11,y11),....,(xmn,y
mn)に座標変換する。そして、最小二乗法を用いて、最
外周のドットの中心間を補間する曲線80a,80b,8
0c,80dを算出する。
【0050】また、図9に示すように、直交2次元座標
系xyからボディ座標系XYZに、各ドットN(1,
1),....,N(m,n)を逆写像する。即ち、予めメモリ1
6に格納されている映像表示機器Aの設計情報に基づい
て、映像表示機器Aのブラウン管2のパネル2aの表面
を、ボディ座標系XYZにおける座標データを有する点
群の包絡面f(X,Y,Z)として定義する。そして、前処
理で算出しておいた距離gと、6つのパラメータX0,Y
0,Z0,α,β,γと、直交2次元座標系xyにおける各ド
ットN(1,1),....,N(m,n)の座標データ(x11,
y11),....,(xmn,ymn)とを用いて、数4及び数5か
ら、撮像装置12の撮影レンズ12aの主点Fと各分割
点ドットN(1,1),....,N(m,n)とを結ぶ直線
L11,....,Lmnの方程式を算出し、更に、映像表示機器
Aのブラウン管2のパネル2a上に実在している点群
N'(1,1),....,N'(m,n)の座標データとして、これ
ら各直線L11,....,Lmnと包絡面f(X,Y,Z)との交点
のボディ座標系XYZにおける座標データを算出する。
系xyからボディ座標系XYZに、各ドットN(1,
1),....,N(m,n)を逆写像する。即ち、予めメモリ1
6に格納されている映像表示機器Aの設計情報に基づい
て、映像表示機器Aのブラウン管2のパネル2aの表面
を、ボディ座標系XYZにおける座標データを有する点
群の包絡面f(X,Y,Z)として定義する。そして、前処
理で算出しておいた距離gと、6つのパラメータX0,Y
0,Z0,α,β,γと、直交2次元座標系xyにおける各ド
ットN(1,1),....,N(m,n)の座標データ(x11,
y11),....,(xmn,ymn)とを用いて、数4及び数5か
ら、撮像装置12の撮影レンズ12aの主点Fと各分割
点ドットN(1,1),....,N(m,n)とを結ぶ直線
L11,....,Lmnの方程式を算出し、更に、映像表示機器
Aのブラウン管2のパネル2a上に実在している点群
N'(1,1),....,N'(m,n)の座標データとして、これ
ら各直線L11,....,Lmnと包絡面f(X,Y,Z)との交点
のボディ座標系XYZにおける座標データを算出する。
【0051】また、予めメモリ16に格納されている映
像表示機器Aの設計情報に基づいて、ブラウン管2のパ
ネル2aを囲む外枠3の縁上の点群のボディ座標系XY
Zにおける座標データを算出する。そして、最小二乗法
を用いて、これら点群の間を補間する直線81a,81
b,81c,81dを算出する。そして、上下左右につい
て、ぞれぞれ、曲線80a,80b,80c,80dと、
直線81a,81b,81c,81dとの間隔Δha,Δv
b,Δhc,Δvdを算出する。そして、最終的に、次式
を用いて、映像表示機器のブラウン管のパネル上に表示
されたラスタの幾何学歪み量(左右の歪み量ΔHa,ΔH
c、上下の歪み量ΔVb,ΔVd)を算出し、その結果を
出力装置17から出力する。
像表示機器Aの設計情報に基づいて、ブラウン管2のパ
ネル2aを囲む外枠3の縁上の点群のボディ座標系XY
Zにおける座標データを算出する。そして、最小二乗法
を用いて、これら点群の間を補間する直線81a,81
b,81c,81dを算出する。そして、上下左右につい
て、ぞれぞれ、曲線80a,80b,80c,80dと、
直線81a,81b,81c,81dとの間隔Δha,Δv
b,Δhc,Δvdを算出する。そして、最終的に、次式
を用いて、映像表示機器のブラウン管のパネル上に表示
されたラスタの幾何学歪み量(左右の歪み量ΔHa,ΔH
c、上下の歪み量ΔVb,ΔVd)を算出し、その結果を
出力装置17から出力する。
【0052】ΔHa=Δhamax−Δhamin ΔHc=Δhcmax−Δhcmin ΔVb=Δvbmax−Δvbmin ΔVd=Δvdmax−Δvdmin ここで、Δhamax及びΔhaminは、曲線80aと直線
81aとの間隔Δhaの最大値及び最小値であり、Δh
cmax及びΔhcminは、曲線80cと直線81cとの間
隔Δhcの最大値及び最小値であり、Δvbmax及びΔ
vbminは、曲線80bと直線81bとの間隔Δhbの
最大値及び最小値であり、Δvdmax及びΔvdminは、
曲線80dと直線81dとの間隔Δvdの最大値及び最
小値である。
81aとの間隔Δhaの最大値及び最小値であり、Δh
cmax及びΔhcminは、曲線80cと直線81cとの間
隔Δhcの最大値及び最小値であり、Δvbmax及びΔ
vbminは、曲線80bと直線81bとの間隔Δhbの
最大値及び最小値であり、Δvdmax及びΔvdminは、
曲線80dと直線81dとの間隔Δvdの最大値及び最
小値である。
【0053】尚、形状測定を続行する場合には、測定者
は、前処理を繰り返すことなく、新たな測定対象とすべ
き映像表示機器を撮像装置の正面に配置して同様な作業
を繰返し実行するだけでよい。撮像装置の撮影レンズの
歪曲収差等に起因する画像歪みを補正するための補正関
数(数1及び数2)を再度算出する必要はないからであ
る。
は、前処理を繰り返すことなく、新たな測定対象とすべ
き映像表示機器を撮像装置の正面に配置して同様な作業
を繰返し実行するだけでよい。撮像装置の撮影レンズの
歪曲収差等に起因する画像歪みを補正するための補正関
数(数1及び数2)を再度算出する必要はないからであ
る。
【0054】このように、本形状測定方法によれば、撮
像装置に対する映像表示装置の姿勢を調整しなくとも、
撮像装置が撮像した像に基づいて、映像表示装置のブラ
ウン管のパネル上に表示されたラスタの幾何学的歪みを
精度良く自動測定することができる。従って、例えば、
撮像装置の正面に大量の映像表示機器がベルトコンベア
で無造作に次々と搬送されてきても、個々の映像表示装
置のブラウン管のパネル上に表示されているラスタの幾
何学的歪みを精度良く測定することができる。即ち、本
形状測定方法による形状測定を実行するための測定シス
テムは、信頼性の高い効率的な測定を可能とする上に、
少なくとも、1台の撮像装置と、処理部に相当する1台
の情報処理装置と、1台のAD変換器とで構成すること
ができるため、経済性に関する厳しい要求もクリアする
ことができる。
像装置に対する映像表示装置の姿勢を調整しなくとも、
撮像装置が撮像した像に基づいて、映像表示装置のブラ
ウン管のパネル上に表示されたラスタの幾何学的歪みを
精度良く自動測定することができる。従って、例えば、
撮像装置の正面に大量の映像表示機器がベルトコンベア
で無造作に次々と搬送されてきても、個々の映像表示装
置のブラウン管のパネル上に表示されているラスタの幾
何学的歪みを精度良く測定することができる。即ち、本
形状測定方法による形状測定を実行するための測定シス
テムは、信頼性の高い効率的な測定を可能とする上に、
少なくとも、1台の撮像装置と、処理部に相当する1台
の情報処理装置と、1台のAD変換器とで構成すること
ができるため、経済性に関する厳しい要求もクリアする
ことができる。
【0055】ところで、ラスタの幾何学調整工程におい
て、その測定結果を有効に活用するために、図10に示
したように、測定対象である映像表示装置に調整回路1
00を搭載するとよい。
て、その測定結果を有効に活用するために、図10に示
したように、測定対象である映像表示装置に調整回路1
00を搭載するとよい。
【0056】この場合には、測定システムの処理部21
のメモリ16に、予め、映像表示機器Aのブラウン管2
のパネル2aに表示されるラスタの歪みの許容量D0を
格納しておき、プロセッサ15が、この許容量D0と測
定結果D1との差分データ(D1−D0)を算出し、これを
通信インターフェース36を介して映像表示機器A側に
送信するようにする。
のメモリ16に、予め、映像表示機器Aのブラウン管2
のパネル2aに表示されるラスタの歪みの許容量D0を
格納しておき、プロセッサ15が、この許容量D0と測
定結果D1との差分データ(D1−D0)を算出し、これを
通信インターフェース36を介して映像表示機器A側に
送信するようにする。
【0057】そして、測定システム側から差分データ
(D1−D0)を受信した映像表示機器A側では、調整回路
100のCPU31が、補正用データとして、この差分
データ(D1−D0)を機能別メモリ33に格納する。そし
て、偏向補正回路32は、機能別メモリ33に格納され
た差分データ(D1−D0)を参照して、これに応じた補正
電流を偏向ヨーク35に与える。その結果、映像表示機
器Aのブラウン管2のパネル2aに表示されているラス
タの歪みが修正される。
(D1−D0)を受信した映像表示機器A側では、調整回路
100のCPU31が、補正用データとして、この差分
データ(D1−D0)を機能別メモリ33に格納する。そし
て、偏向補正回路32は、機能別メモリ33に格納され
た差分データ(D1−D0)を参照して、これに応じた補正
電流を偏向ヨーク35に与える。その結果、映像表示機
器Aのブラウン管2のパネル2aに表示されているラス
タの歪みが修正される。
【0058】そして、最終的に、許容量D0と測定結果
D1との差分データ(D1−D0)が許容範囲に収まった
ら、測定システムの処理部21のプロセッサ15は、映
像表示機器A側に終了指令を与えるようにする。
D1との差分データ(D1−D0)が許容範囲に収まった
ら、測定システムの処理部21のプロセッサ15は、映
像表示機器A側に終了指令を与えるようにする。
【0059】そして、この終了指令を受け取った映像表
示機器A側では、調整回路100のCPU31が、測定
システム側から受信した最新の差分データ(D1−D0)
を、最終データとしてメモリ34に格納する。そして、
CPU31は、その後、メモリ34に格納されている最
終データを用いて、機能別メモリ33に格納された補正
用データを定期的にリフレッシュする。
示機器A側では、調整回路100のCPU31が、測定
システム側から受信した最新の差分データ(D1−D0)
を、最終データとしてメモリ34に格納する。そして、
CPU31は、その後、メモリ34に格納されている最
終データを用いて、機能別メモリ33に格納された補正
用データを定期的にリフレッシュする。
【0060】このようにすることによって、映像表示機
器Aのブラウン管2のパネル2aに表示される映像の画
質を確実に向上させ、且つ、そのレベルを維持すること
ができる。
器Aのブラウン管2のパネル2aに表示される映像の画
質を確実に向上させ、且つ、そのレベルを維持すること
ができる。
【0061】尚、本実施の形態では、映像表示機器のブ
ラウン管のパネル上に表示されたラスタの形状を測定す
ることとしているが、本形状測定方法は、結局のところ
は、既知の三次元形状を有する物体の表面上の特徴点の
実在位置を、物体の姿勢を調整することなく高精度に測
定する方法であるので、その用途は上記ラスタの形状測
定に限定されるものはない。既知の三次元形状を有する
表面上に現れたパターンの形状を、物体の姿勢の調整が
困難であるにも関わらず高精度に自動測定することが要
求されている場合に、本形状測定方法の利用が非常に有
効であることは言うまでもない。
ラウン管のパネル上に表示されたラスタの形状を測定す
ることとしているが、本形状測定方法は、結局のところ
は、既知の三次元形状を有する物体の表面上の特徴点の
実在位置を、物体の姿勢を調整することなく高精度に測
定する方法であるので、その用途は上記ラスタの形状測
定に限定されるものはない。既知の三次元形状を有する
表面上に現れたパターンの形状を、物体の姿勢の調整が
困難であるにも関わらず高精度に自動測定することが要
求されている場合に、本形状測定方法の利用が非常に有
効であることは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る形状測定方法によれば、物
体の姿勢とは無関係に、物体の表面上の特徴点の位置を
精度良く自動測定することができる。従って、例えば、
映像表示機器のブラウン管のパネルに表示されたラスタ
の形状等を、映像表示機器の姿勢を調節しなくても精度
良く自動測定することができる。
体の姿勢とは無関係に、物体の表面上の特徴点の位置を
精度良く自動測定することができる。従って、例えば、
映像表示機器のブラウン管のパネルに表示されたラスタ
の形状等を、映像表示機器の姿勢を調節しなくても精度
良く自動測定することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る測定システムの構成
例を示した図である。
例を示した図である。
【図2】前処理に際して使用する校正用装置の斜視図で
ある。
ある。
【図3】前処理に際しての校正用装置の配置図である。
【図4】(A)は、校正用装置の校正板上に定義した直交
2次元座標系xyを示した図であり、(B)は、撮影装置
12が撮像した像上に定義した直交2次元座標系uvを
示した図である。
2次元座標系xyを示した図であり、(B)は、撮影装置
12が撮像した像上に定義した直交2次元座標系uvを
示した図である。
【図5】映像表示機器の正面図である。
【図6】前処理における校正用装置の使用方法を説明す
るための図である。
るための図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る形状測定方法を説明
するための概念図である。
するための概念図である。
【図8】映像表示機器のブラウン管のパネル上に表示さ
れたテスト用画像を示した図である。
れたテスト用画像を示した図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る形状測定方法を説明
するための概念図である。
するための概念図である。
【図10】映像表示機器のブラウン管のパネル上に表示
されたラスタの歪みの修正を説明するための図である。
されたラスタの歪みの修正を説明するための図である。
【図11】映像表示機器の正面図である。
【図12】従来のラスタの形状測定方法を説明するため
の図である。
の図である。
2…映像表示機器のブラウン管 2a…映像表示機器のブラウン管のパネル 3…映像表示機器のブラウン管のパネルを囲う外枠 3a,3b,3c…映像表示機器のブラウン管のパネルを
囲う外枠のコーナ 12…撮像装置 12a…撮像装置の撮影レンズ 12b…撮像装置のCCD撮像素子 13…AD変換器 14…画像メモリ 15…プロセッサ 16…メモリ 17…出力装置 18…入力装置 19…信号発生器 20…映像回路 21…処理部 22…校正用装置の校正板 23…校正用装置の回転テーブル 24…校正用装置の傾斜テーブル 25…校正用装置の移動テーブル 31…CPU 33…機能別メモリ 32…偏向補正回路 34…メモリ 35…偏向ヨーク 36…通信インターフェース 80a,80b,80c,80d…テスト用画像上の最外
周のドットの補間曲線 81a,81b,81c,81d…映像表示機器のブラウ
ン管のパネルを囲う外枠の縁上の点群の補間直線
囲う外枠のコーナ 12…撮像装置 12a…撮像装置の撮影レンズ 12b…撮像装置のCCD撮像素子 13…AD変換器 14…画像メモリ 15…プロセッサ 16…メモリ 17…出力装置 18…入力装置 19…信号発生器 20…映像回路 21…処理部 22…校正用装置の校正板 23…校正用装置の回転テーブル 24…校正用装置の傾斜テーブル 25…校正用装置の移動テーブル 31…CPU 33…機能別メモリ 32…偏向補正回路 34…メモリ 35…偏向ヨーク 36…通信インターフェース 80a,80b,80c,80d…テスト用画像上の最外
周のドットの補間曲線 81a,81b,81c,81d…映像表示機器のブラウ
ン管のパネルを囲う外枠の縁上の点群の補間直線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 真司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内
Claims (6)
- 【請求項1】レンズの主点から当該レンズの主点に対し
て所定の間隔の位置に配置された撮像面上に、既知の3
次元形状情報で表された3次元形状を有する物体の投影
像を投影し、前記物体の表面上に現れた特徴点の位置の
座標を、前記撮像面上における前記物体の投影像に含ま
れる前記特徴点の投影像の位置を表す座標から算出する
位置検出方法であって、 前記物体の表面上に現れた特徴点の位置の座標の算出に
先立ち、 予め準備したテストパターンの投影像を前記レンズの主
点から前記撮像面上に投影し、前記テストパターンと前
記撮像面との間の間隔を変化させて当該間隔の変化の前
後における前記テストパターンの投影像の大きさの変化
率を検出するステップと、 前記テストパターンと前記撮像面との間の間隔の変化量
に対する前記テストパターンの投影像の大きさの変化率
の比に基づいて、前記レンズの主点から前記撮像面迄の
距離を算出するステップと、 互いに異なる3点以上の既知の座標の位置に定義した測
定点の投影像を前記レンズの主点から前記撮像面上に投
影し、前記撮像面上における前記各測定点の投影像の位
置を表す座標を算出するステップと、 前記レンズの主点から前記撮像面迄の距離と、前記各測
定点の位置の座標と、前記撮像面上における前記各測定
点の投影像の位置の座標と、前記物体の3次元形状を表
す3次元形状情報とに基づいて、前記撮像面上における
当該撮像面上に位置する各点の座標に前記物体の表面上
に位置する各点の座標を対応付ける対応情報を算出する
ステップとを有し、 当該位置検出方法は、前記物体の表面上に現れた特徴点
の位置の座標として、前記対応情報から当該対応情報が
前記撮像面上における前記特徴点の投影像の位置を表す
座標に対応付ける座標を取り出すことを特徴とする位置
測定方法。 - 【請求項2】請求項1記載の位置測定方法であって、 前記テストパターンとして、既知の位置情報に従って配
列された複数のマーカを準備し、 当該位置測定方法は、前記物体の表面上に現れた特徴点
の位置の座標の算出に先立ち、更に、 前記複数のマーカの位置情報と、前記撮像面上における
当該複数のマーカの像の位置の座標とに基づいて、前記
レンズの主点から前記撮像面上に投影される像の歪み量
を算出する第七算出手段と、 前記第七算出手段が算出した前記歪み量に基づいて、前
記対応情報に含まれる誤差を補正するステップを有する
ことを特徴とする位置測定方法。 - 【請求項3】撮像レンズと撮像面とからなる結像光学系
を有する撮像装置で、既知の3次元形状情報により表さ
れた3次元形状を有する物体を撮像し、当該物体の表面
上に現れた特徴点の位置の座標を、前記撮像装置が撮像
した像に含まれている前記特徴点の像の位置の座標に基
づいて算出する位置測定システムであって、 前記物体の撮像に先立って、前記撮像装置の正面に配置
され、当該撮像装置がテスト用画像として撮像するため
のテストパターンを表示する表示板と、 前記撮像装置の撮像レンズに対して前記表示板を前後に
移動させる移動装置と、 前記表示板が移動した距離に対する当該表示板の移動の
前後における前記テストパターンの大きさの変化率の比
を算出する第一算出手段と、 前記物体の3次元形状を表す3次元形状情報に基づい
て、前記物体の表面上に予め定義した3点以上の測定点
の位置の座標を算出する第二算出手段と、 前記撮像面上における前記各測定点の像の位置の座標を
算出する第三算出手段と、 前記第二算出手段が算出した座標と、前記第三算出手段
が算出した座標とに基づいて、前記撮影レンズの主点か
ら前記撮像面迄の距離を算出する第四算出手段と、 前記第一算出手段が算出した比と、前記第四算出手段が
算出した距離と、前記物体の3次元形状を表す3次元形
状情報とに基づいて、前記物体の表面上の位置の座標
を、前記撮像面上における前記物体の像上の位置の座標
に対応付ける対応情報を算出する第五算出手段と、 前記物体の表面上に現れた特徴点の位置の座標として、
前記対応情報から、当該対応情報が前記撮像面上におけ
る前記特徴点の像の位置の座標に対応付ける座標を取り
出す第六算出手段と、 前記第六算出手段が算出した前記座標を出力する出力手
段とを備えることを特徴とする位置測定システム。 - 【請求項4】請求項3記載の位置測定システムであっ
て、 前記表示板は、前記テストパターンとして、既知の位置
情報に従って配列された複数のマーカの行列を表示し、 当該位置測定システムは、更に、 前記複数のマーカの位置情報と、前記撮像面上における
前記複数のマーカの像の位置の座標とに基づいて、前記
撮像装置が撮像した像の歪み量を算出する第七算出手段
と、 前記第七算出手段が算出した前記歪み量に基づいて、前
記対応情報に含まれる誤差を補正する補正手段を備える
ことを特徴とする測定位置測定システム。 - 【請求項5】既知の位置情報に従って配列された複数の
マーカの行列が表示された表示板と、 前記表示板を移動させる移動手段とを備えることを特徴
とする校正用装置。 - 【請求項6】偏向コイルが形成した磁界によって電子ビ
ームを偏向させて、パネル上にラスタを形成するブラウ
ン管を備えた映像表示機器であって、 外部から前記ラスタの歪み量の入力を受け付ける入力手
段と、 前記入力手段が新たな入力を受付けた場合に、当該新た
な入力によって入力された前記ラスタの歪み量を記憶す
る記憶手段と、 前記記憶手段が記憶している前記ラスタの歪み量に応じ
て、前記ブラウン管の偏向コイルに与える電流を補正す
る補正手段とを備えることを特徴とする映像表示機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9016700A JPH10215467A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 位置測定方法及び位置測定システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9016700A JPH10215467A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 位置測定方法及び位置測定システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10215467A true JPH10215467A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11923574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9016700A Pending JPH10215467A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 位置測定方法及び位置測定システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10215467A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6090443A (en) * | 1997-07-18 | 2000-07-18 | Ramtron International Corporation | Multi-layer approach for optimizing ferroelectric film performance |
| US6287637B1 (en) | 1997-07-18 | 2001-09-11 | Ramtron International Corporation | Multi-layer approach for optimizing ferroelectric film performance |
| WO2005002240A1 (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-06 | Olympus Corporation | 表示特性補正データの算出方法、表示特性補正データの算出プログラム、表示特性補正データの算出装置 |
-
1997
- 1997-01-30 JP JP9016700A patent/JPH10215467A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6090443A (en) * | 1997-07-18 | 2000-07-18 | Ramtron International Corporation | Multi-layer approach for optimizing ferroelectric film performance |
| US6287637B1 (en) | 1997-07-18 | 2001-09-11 | Ramtron International Corporation | Multi-layer approach for optimizing ferroelectric film performance |
| WO2005002240A1 (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-06 | Olympus Corporation | 表示特性補正データの算出方法、表示特性補正データの算出プログラム、表示特性補正データの算出装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Shah et al. | A simple calibration procedure for fish-eye (high distortion) lens camera | |
| US6385334B1 (en) | System and method for adjusting stereo camera | |
| US7454054B2 (en) | Three-dimensional shape input device | |
| EP1343332B1 (en) | Stereoscopic image characteristics examination system | |
| US6728417B1 (en) | Measurement apparatus | |
| US20110129154A1 (en) | Image Processing Apparatus, Image Processing Method, and Computer Program | |
| US5200815A (en) | Convergence correction apparatus for a video projection system | |
| US11189012B2 (en) | Arrangement having a coordinate measuring machine or microscope | |
| US5671056A (en) | Three-dimensional form measuring apparatus and method | |
| WO1995034996A1 (en) | Method and apparatus for transforming coordinate systems in an automated video monitor alignment system | |
| JPH0261953A (ja) | 走査型顕微鏡における表面形状算出方法 | |
| US20070091334A1 (en) | Method of calculating correction data for correcting display characteristic, program for calculating correction data for correcting display characteristic and apparatus for calculating correction data for correcting display characteristic | |
| JPWO2018168757A1 (ja) | 画像処理装置、システム、画像処理方法、物品の製造方法、プログラム | |
| CN114820307B (zh) | 3d线扫描相机的点云拼接方法、系统和可读存储介质 | |
| CN112435303B (zh) | 振镜系统校正表构建方法、构建系统及振镜系统校正方法 | |
| JP2004342067A (ja) | 画像処理方法、画像処理装置、及びコンピュータプログラム | |
| CN114066996B (zh) | 一种三维测量设备的标定方法 | |
| CN117173255B (zh) | 多相机位置的标定方法、系统及晶圆键合检测设备 | |
| JP2672509B2 (ja) | カメラモデルの自動キャリブレーション方法およびその装置 | |
| CN117830171A (zh) | 一种高精度的ar-hud畸变校准方法 | |
| JP2814648B2 (ja) | 映像装置の表示特性測定方法と装置 | |
| JP2020159774A (ja) | 校正パラメータ算出方法 | |
| CN116743973A (zh) | 无感投影图像自动校正方法 | |
| JPH05328370A (ja) | コンバーゼンス自動調整装置 | |
| JP2006059270A (ja) | 画像の歪み補正方法 |