JPH10216009A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH10216009A
JPH10216009A JP2393997A JP2393997A JPH10216009A JP H10216009 A JPH10216009 A JP H10216009A JP 2393997 A JP2393997 A JP 2393997A JP 2393997 A JP2393997 A JP 2393997A JP H10216009 A JPH10216009 A JP H10216009A
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JP
Japan
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radiator
rice cooker
control board
heating control
heating
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JP2393997A
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English (en)
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Satoru Kitazawa
悟 北沢
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Toshiba Home Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁誘導加熱用の加熱制御基板やその取り付
け部が放熱器の重量により破損することを防止するとと
もに、放熱器の放熱性も向上させる。 【解決手段】 内鍋66を電磁誘導加熱するための加熱コ
イル71を下側から覆うコイルカバー72の下側に加熱制御
基板77が取り付けてある。この加熱制御基板77の端部に
は、発熱部品81の放熱用の大きな放熱器90が取り付けて
ある。この放熱器90を下から支持するリブ状の放熱器受
け部92を炊飯器本体51の底板53に一体に形成する。衝撃
が加わったとき、放熱器受け部92が放熱器90を受けるこ
とにより、加熱制御基板77などの破損を防止できる。こ
れにより、放熱器90を大型化することも可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁誘導加熱式の
炊飯器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の炊飯器の一例を
図6に基づいて説明する。1は炊飯器本体で、この炊飯
器本体1は、外枠2と、この外枠2の下側に固定された
底板3とにより外殻が構成されている。外枠2は、その
上面枠部4の内周部から垂下する高さ30〜40mm程度の筒
リブ状の側面保護枠部5を一体に有している。そして、
この側面保護枠部5の下側に底面保護枠6が固定されて
いる。より詳しく説明すると、側面保護枠部5の下端部
に底面保護枠6の上方へ延びる側壁部6aの上端部が当接
しており、これら側面保護枠部5および底面保護枠6の
内側に、内鍋7を収容する内鍋収容部8が形成されてい
る。また、内鍋7の外面底部には発熱層9が一体的に設
けられている。そして、この発熱層9を電磁誘導により
発熱させる加熱コイル10が前記底面保護枠6の外面底部
に設けられており、この加熱コイル10は、底面保護枠6
に固定されたコイルカバー11により下側から覆われてい
る。また、炊飯器本体1内の前部には、外枠2にねじ止
めなどの手段により固定されて基板ホルダー12が固定
されているとともに、この基板ホルダー12およびコイ
ルカバー11の下側にねじ止めなどの手段により固定され
て加熱制御基板13が水平に設けられている。この加熱制
御基板13は、前記加熱コイル10に高周波電流を供給する
もので、高周波電流を発生するためのIGBT素子14を
有している。このIGBT素子14は、かなりの高温を発
生するものなので、その放熱のための放熱器15が加熱制
御基板13に取り付けられている。この放熱器15は、比較
的小さな平板状のもので、加熱制御基板13に平行に取り
付けられている。さらに、放熱を十分なものとするため
に、炊飯器本体1内には、放熱器15の下方に位置してフ
ァンモータ16が設けられている。このファンモータ16と
放熱器15との位置関係により、ファンモータ16に対して
放熱器15の放熱面が広く対向するようにしている。な
お、17は前記外枠2にヒンジ18により開閉自在に軸着さ
れ前記内鍋7の上面開口部を覆う蓋体、19は炊飯器本体
1の底部に水平に設けられたコードリールである。
【0003】前述のように、従来の電磁誘導加熱式炊飯
器では、ファンモータ16の風により放熱器15を強制的に
冷却するのが一般的であるが、ファンモータ16の発生す
る音がうるさい問題がある。
【0004】この問題を解消するために、図7に示すよ
うに、自然冷却のみにより冷却を行う炊飯器も考えられ
ている。図7において、21は炊飯器本体、22は外枠、23
は底板、24は外枠22の上面枠部、25は外枠22の側面保護
枠部、26は底面保護枠、27は内鍋、28は内鍋収容部、29
は発熱層、30は加熱コイル、31はコイルカバー、32は蓋
体、33はそのヒンジで、これらは、先に説明した図6に
示す炊飯器とほぼ同様の構成を有している。そして、コ
イルカバー31の後部下側には加熱制御基板36がねじ止め
などの手段により取り付けられており、この加熱制御基
板36の後端部に放熱器37が一体的に取り付けられてい
る。この放熱器37は、自然冷却のみにより十分な冷却が
できるように、ほぼL字形状に形成して、内鍋27を覆う
外枠22の側面保護枠部25にほぼ平行に沿って立ち上げる
ことにより、大型のものにしてある。さらに、放熱器37
の周囲に通気路を形成するために、加熱制御基板36の下
方に位置して底板23に吸気口38を開口形成し、ヒンジ33
付近の外枠22の壁部とこの外枠22に取り付けられたヒン
ジカバー39とに排気口40,41をそれぞれ形成している。
【0005】したがって、加熱制御基板36に搭載された
IGBT素子などが発熱すると、空気が底板23の吸気口
38から炊飯器本体21内に入り、放熱器37が位置した空間
を通って、ヒンジ33付近の排気口40,41から外部へ出
る。
【0006】このように、放熱器37を空気の流れのみに
より空冷しようとする場合、放熱器37を大きくする必要
がある。また、炊飯器本体21内において大きな放熱器37
の配置場所を確保するために、放熱器37を加熱制御基板
36の端部に取り付けなければならなくなる。そのため、
特に輸送や落下などにより衝撃が加わった際、加熱制御
基板36のみでは重い放熱器37を支えきれず、加熱制御基
板36やその取り付け部の破損を生じるおそれがある。こ
れを防止するためには、放熱器37を軽くしなければなら
ないが、放熱器37を軽くするために小型にすると、十分
な放熱効果が得られない問題が生じる。
【0007】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、放熱器の重量による加熱制御基板やその
取り付け部の破損を防止でき、放熱性も向上できる炊飯
器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の炊飯器
は、前記目的を達成するために、炊飯器本体と、この炊
飯器本体内に収容される内鍋と、この内鍋を電磁誘導加
熱する加熱コイルと、この加熱コイルへの通電を制御す
る加熱制御基板と、この加熱制御基板の端部に取り付け
られた放熱器とを備え、前記炊飯器本体に、前記放熱器
を下から支持するリブ状の放熱器受け部を設けたもので
ある。
【0009】そして、炊飯時には、米と水を収容した内
鍋が加熱コイルにより電磁誘導加熱される。この加熱コ
イルへの通電は加熱制御基板により制御されるが、この
加熱制御基板において発生する熱は放熱器により放熱さ
れる。この放熱器は、加熱制御基板の端部に取り付けら
れているため、放熱器の重量により、加熱制御基板には
偏った力が加わる。しかし、炊飯器本体に設けられた放
熱器受け部によって放熱器が下から支持されることによ
り、運搬や落下などにより衝撃が加わったときでも、加
熱制御基板やその取り付け部が破損するようなことはな
い。また、放熱器受け部がリブ状になっていることによ
り、この放熱器受け部付近においても放熱のための通気
空間が確保される。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明の炊飯
器において、前記炊飯器本体は、外枠と、この外枠の下
側に取り付けられた底板とにより外殻を構成してなり、
この底板に、前記放熱器受け部を一体に形成したもので
ある。
【0011】これにより、放熱器受け部に特別な部品を
必要としない。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の炊飯器の一実施例に
ついて、図1から図5を参照しながら説明する。なお、
本実施例の炊飯器はジャー兼用炊飯器である。51は炊飯
器本体で、この炊飯器本体51は、合成樹脂製の外枠52お
よび底板53により外殻が構成されている。外枠52は、環
状の上壁部54と、この上壁部54の外周部から垂下する筒
状の外壁部55と、上壁部54の内周部から垂下する筒状の
側面保護枠部としての内壁部56とを一体に有している。
この内壁部56の外周面には、上下方向の補強リブ57が複
数か所に一体に突出形成されている。そして、前記底板
53は、外壁部55の下側にねじ止めなどの手段により取り
付けられて、この外壁部55の下面開口を覆っている。一
方、前記内壁部56の下側には、上面を開口した合成樹脂
製の底面保護枠58がねじ止めなどの手段により取り付け
られている。なお、59は底面保護枠58のねじ止めのため
に外枠52に形成されたねじ止め用ボスである。そして、
この底面保護枠58は、その上端部に形成された段差部60
が内壁部56の下側先端部に嵌合して当接しており、この
内壁部56の下面開口を覆っている。そして、内壁部56お
よび底面保護枠58の内側の空間により内鍋収容部61が形
成されている。また、前記外枠52の上壁部54の内周部の
複数か所には内鍋支持台62が固定されている。
【0013】66は上面を開口した有底筒状の内鍋で、こ
の内鍋66は、前記炊飯器本体51の内鍋収容部61内に着脱
自在に収容されるものである。そして、内鍋66の上端部
にはフランジ部67が形成されており、このフランジ部67
の下面に前記内鍋支持台62が当接することにより、炊飯
器本体51に内鍋66が支持されるようになっている。この
状態で、外枠52の内壁部56は、空間を介して内鍋66の側
面を覆い、底面保護枠58は、空間を介して内鍋66の底面
および側面下部を覆う。そして、この内鍋66の外面下部
には、電磁誘導加熱のための磁性金属からなる発熱層68
が一体的に設けられている。この発熱層68は、内鍋66の
底面から側面へこの内鍋66の高さの約1/3の位置まで
連続的に立ち上がっている。そして、内壁部56は発熱層
68の上端69より下方まで延びて、その下端部が発熱層68
に対向するが、内鍋66の外面と内壁部56の内面との間の
空間の幅は、その上端から発熱層68の上端69付近までは
ほぼ一定になっている一方、発熱層68の上端69付近から
下方へ向かって広くなっており、発熱層68の上端69より
若干上側から内壁部56の下端までの範囲における幅Aが
他の部分の幅Bよりも広くなっている。
【0014】また、前記底面保護枠58の外面つまり下面
側には、前記内鍋66を電磁誘導加熱する加熱手段である
加熱コイル71が固着されており、この加熱コイル71は、
底面保護枠58にねじ止めなどの手段により固定された難
燃性合成樹脂などからなるコイルカバー72により下側か
ら覆われている。さらに、このコイルカバー72の外側に
はフェライトコア73が設けられている。また、前記底面
保護枠58の底部中央には、前記内鍋66の温度を感知する
感温センサ74が上下動自在に組み込まれている。この感
温センサ74は、スプリング75により上方へ付勢されてお
り、内鍋66の底面に弾発的に当接するものである。さら
に、炊飯器本体51内の下部には、電源基板76と前記加熱
コイル71への通電を制御する加熱制御基板77が水平に配
設されている。また、前記外枠52の外壁部55の前面に
は、炊飯器の動作に関する各種操作および表示のための
操作パネル78が固定されており、この操作パネル78の裏
側には、操作回路基板79が取り付けられている。
【0015】炊飯器本体51内の後部に位置する前記加熱
制御基板77は、前記加熱コイル71に高周波電流を供給す
るためのインバータ回路を形成する加熱ユニットをなす
ものであり、高周波電流を発生するIGBT素子などの
発熱部品81が搭載されている。そして、加熱制御基板77
は、コイルカバー72に形成された下方へ突出した一対の
ねじ止め用ボス82にねじ83により取り付けられている。
なお、図3において、84は加熱制御基板77に形成された
ねじ83を通す通孔である。加熱制御基板77と底板3との
間には十分な空気層が確保してある。また、前記加熱制
御基板77の後端部下側には平板状の第1の放熱器部品86
がねじ87により水平に取り付けられており、この第1の
放熱器部品86に前記発熱部品81が密着させてある。さら
に、加熱制御基板77から後方へ突出した第1の放熱器部
品86の後部上側には、この第1の放熱器部品86よりも大
きい第2の放熱器部品88が密着状態でねじ89により垂直
に取り付けられており、これら両放熱器部品86,88によ
りほぼL字形状の放熱器90が構成されている。第2の放
熱器部品88は、外枠52の内壁部56の外側に沿って延び上
がっており、この内壁部56の複数の補強リブ57の一部の
何本かが兼用している放熱器固定リブ91に接触して上部
が保持されている。さらに、第2の放熱器部品88の下方
に位置して底板53の内面には、放熱器90を下から支持す
る左右一対のリブ状の放熱器受け部92が上方へ突出させ
て一体に突出形成されている。これら放熱器受け部92
は、鉛直なもので、その上端が第1の放熱器部品86の下
面に対向しているが、常時は放熱器受け部92と第1の放
熱器部品86との間に例えば1〜2mm程度の若干の空間が
ある状態になっている。
【0016】また、前記底板53には吸気口96が開口形成
されている。一方、前記外枠52の後部上側に形成された
ヒンジ収容部97と、このヒンジ収容部97を後側から覆っ
て外枠52に取り付けられたヒンジカバー98とには排気口
99,100 がそれぞれ開口形成されている。これにより、
炊飯器本体51内の空間には、吸気口96から放熱器90の周
囲を通って排気口99,100 に至る通気路が形成されてい
る。
【0017】また、前記炊飯器本体51の左右の一側部に
は、電源コードを巻き取るコードリール101 が設けられ
ている。このコードリール101 のリールカバー102 はほ
ぼ円板状になっているが、その軸方向を左右方向にして
配設してある。なお、このリールカバー102 は合成樹脂
の成形部品からなっている。そして、このリールカバー
102 は、底板53の内面に一体に突出形成されたコードリ
ール保持部としてのコードリール支持リブ103 と外枠52
の内壁部56の補強リブ57を兼用しているコードリール保
持部としてのコードリール固定リブ104 とによって上下
方向において挟み込まれているとともに、外枠52の外壁
部55の内面に一体に突出形成されたコードリール保持部
としてのコードリール固定リブ105 と前記内壁部56の補
強リブ57を兼用しているコードリール固定リブ106 とに
よって軸方向において挟み込まれていることにより、炊
飯器本体51内に固定されている。特に、内壁部56のコー
ドリール固定リブ104 ,106 は、リールカバー102 の外
周面にある凸部107 ,108に係合している。なお、この
ように内壁部56のコードリール固定リブ104 ,106は、
コードリール101 の上下方向の押さえのためのものと軸
方向の押さえのためのものとを別個にする他、両押さえ
を兼用するために、コードリール101 との係合部をほぼ
L字形状に形成してもよい。
【0018】また、コードリール101 のリールカバー10
2 における外壁部55と反対側の端面には、電源線をなす
リード線の接続部である端子部109 が突設されている
が、以上の説明からも明らかなように、これら端子部10
9 は炊飯器本体51の内側へ向いている。より詳しく説明
すると、端子部109 は、内鍋66の底部の湾曲形状に沿っ
て凸状に湾曲したコイルカバー72が形成する空間に面し
ている。110 はコードリール101 に巻き取られる電源コ
ードの先端に設けられたプラグである。
【0019】なお、製造時の組み立て工程で、コードリ
ール101 を炊飯器本体51内に組み込むには、まだ底板53
を取り付けていない炊飯器本体51を上下反転させた状態
で、外枠52の外壁部55のコードリール固定リブ105 と内
壁部56のコードリール固定リブ106 との間にコードリー
ル101 を挿入する。これにより、このコードリール101
は、軸方向のがたつきを押さえられるとともに、炊飯器
本体51を上下反転させた状態での下方への落ち込みもコ
ードリール固定リブ104 によって止められる。その後、
外枠52に底板53を取り付けると、この底板53のコードリ
ール支持リブ103 によってコードリール101 の上下方向
のがたつきも押さえられた状態になり、コードリール10
1 は、炊飯器本体51内において一定位置に固定された状
態になる。
【0020】111 は蓋体で、この蓋体111 は、前記炊飯
器本体51の内鍋収容部61に収容された内鍋66の上面開口
部を開閉自在に覆うものである。そして、この蓋体111
は、その上部外観をなす外蓋112 と、この外蓋112 の下
側周辺部に固定された蓋枠113 と、この蓋枠113 にその
内側の開口を覆って固定された蓋下面板114 とを有して
おり、これら蓋枠113 と蓋下面板114 との間には、蓋体
111 を閉じたときに内鍋66のフランジ部67に圧接する蓋
パッキン115 が装着されている。そして、蓋体111 は、
その後端部において前記外枠52の上壁部54の後端部にヒ
ンジ116 により回動自在に支持されている。このヒンジ
116 は、軸方向が左右方向である。これとともに、蓋体
111 は、ヒンジ116 に設けられたスプリング117 により
開く方向へ付勢されている。一方、蓋体111 は、外枠52
に対してクランプ118 により閉じた状態に保持されるよ
うになっている。このクランプ118 は、蓋枠113 の前端
部に枢着されたクランプ本体119 と、前記外枠52の前部
の内鍋支持台62に形成され前記クランプ本体119 が係脱
自在に係合されるフック部120 とを有している。さら
に、前記蓋体111 の後部には、内鍋66内で発生した蒸気
を外方へ排出するための蒸気口121 が設けられている。
【0021】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。調理つまり炊飯に際しては、適量の米と水を
内鍋66内に入れて、この内鍋66を炊飯器本体51の内鍋収
容部61内に収容し、蓋体111 を閉じる。そして、例えば
操作パネル78にある炊飯スイッチを押すと炊飯が始ま
り、加熱コイル71に高周波電流が供給されることによ
り、内鍋66の発熱層68が発熱して内鍋66が加熱され、炊
飯が行われる。このとき、感温センサ74の感知する内鍋
66の温度に応じて加熱量が調整される。また、炊飯後に
は、保温加熱が行われ、内鍋66内のご飯が適温に保たれ
る。
【0022】以上のように電磁誘導加熱が行われると
き、加熱コイル71への通電を制御する加熱制御基板77に
あるIGBT素子などの発熱部品81が発熱する。この熱
は、放熱器90に伝わって放熱される。また、この熱によ
り、外部の空気が吸気口96から炊飯器本体51内に流入
し、放熱器90の周囲を通り、さらに排気口99,100 を順
次通って外部へ流出する。これにより、放熱器90が冷却
される。
【0023】ところで、例えば炊飯器を持って移動して
強めにテーブル面へ置いたり、あるいは、外装箱に梱包
しての輸送中に乱暴に取り扱うと、その衝撃により、加
熱制御基板77の後端部に固定された放熱器90の荷重が加
熱制御基板77を折り曲げる方向へ働く。つまり、この加
熱制御基板77には、この加熱制御基板77をコイルカバー
72に固定しているねじ83を支点として折り曲げるような
力が働く。しかし、この加熱制御基板77の後部が底板53
側に若干撓むと、この底板53の放熱器受け部92が加熱制
御基板77に当たることにより、この加熱制御基板77を折
り曲げようとする力が受け止められる。しかも、放熱器
受け部92は底板53と一体であるため、リブ状の放熱器受
け部92が受けた力は、さらに底板53が面で受けることに
なるので、その力に確実に抗することができる。
【0024】このように、前記実施例の構成によれば、
加熱制御基板77において、この加熱制御基板77のコイル
カバー72への固定部であるねじ83よりも外側の位置に重
い放熱器90が取り付けられており、この放熱器90の重量
により加熱制御基板77に偏った力が加わるにもかかわら
ず、衝撃が加わったときには、加熱制御基板77を折り曲
げようとする力に抗して、この加熱制御基板77を底板53
の放熱器受け部92が下から支持することにより、加熱制
御基板77やその固定部が破損することはない。したがっ
て、放熱器90の大型化も可能になるので、放熱効果を向
上でき、自然冷却のみにより十分な冷却ができるように
なる。
【0025】また、放熱器受け部92はリブ状になってい
るので、この放熱器受け部92において放熱器90の冷却用
の通気路が塞がれることがない。したがって、放熱器受
け部92による放熱性の低下を抑制できる。しかも、常時
は、放熱器受け部92と放熱器90との間に若干の隙間があ
る状態になっているので、放熱器受け部92付近の通気性
をより良好なものとできる。
【0026】さらに、放熱器受け部92は底板53と一体に
なっているので、特別な部品を必要とせず、コストの増
大を招かない。
【0027】ところで、一般的に、炊飯や保温に際して
内鍋の発熱層が発する熱は外方へも放熱されるが、この
発熱層に底面保護枠は近く位置しているため、底面保護
枠の材料は、耐熱性が高く、したがってコストが高い材
料が用いられている。そのため、図6に示す従来の炊飯
器のように、底面保護枠6の側壁部6aが長いものになっ
ていると、材料費が高くなる。材料費を低く抑えるに
は、底面保護枠の側壁部を短くすればよいが、底面保護
枠の側壁部を短くすれば、その分、外枠の側面保護枠部
を下方へ長く延ばさなければならない。ところが、外枠
の材料は、一般に硬性に乏しいものが用いられるため、
外枠の側面保護枠部を長くすると、この側面保護枠部が
変形しやすくなり、この側面保護枠部と底面保護枠との
嵌合に際して組み込みが難しくなったり、あるいは、組
み込みが不可能になる問題が生じる。そのため、従来
は、外枠の側面保護枠部を長くできないでいた。
【0028】これに対して、本実施例の炊飯器では、外
枠52の側面保護枠部としての内壁部56の外周面に複数の
上下方向の補強リブ57を一体に形成したので、外枠52の
材料が軟らかいものであっても、内壁部56の変形を防止
でき、この内壁部56は正しい形状を保てる。したがっ
て、製造時、内壁部56に底面保護枠58を簡単に取り付け
られ、組み立てが容易になる。
【0029】また、このように内壁部56の変形を防止で
きることにより、この内壁部56を下方へ長く延ばすこと
も可能になり、その分、底面保護枠58の側壁部を上下方
向において短くできる。すなわち、内鍋収容部61全体の
側壁部のうち、安価な材料からなる外枠52と一体の部分
を多くし、耐熱性が要求され高価な材料からなる底面保
護枠58と一体の部分を少なくできるので、全体のコスト
を低減できる。
【0030】さらに、内壁部56全体に分布している複数
の補強リブ57のうち放熱器90あるいはコードリール101
に近いものをこの放熱器90あるいはコードリール101 の
形状に沿わせて長くするだけで、この放熱器90あるいは
コードリール101 を押さえて動き止めする放熱器固定リ
ブ91あるいはコードリール固定リブ104 ,106 と兼用で
きる。
【0031】ところで、このように内壁部56を下方へ長
く延ばした結果、この内壁部56が内鍋66の発熱層68に対
向すると、外枠52の材料がポリプロピレンなどの耐熱性
の低い材料からなっているため、発熱層68の熱によって
内壁部56が溶けたり、変形したりするおそれがある。し
かしながら、本実施例の炊飯器では、内鍋66の外面と内
壁部56の内面との間の空間の幅が、発熱層68に面してい
る部分の幅Aが他の部分の幅Bよりも広くなっているの
で、発熱層68の発する熱が内壁部56に伝わりにくい。し
たがって、この内壁部56が熱によって溶けたり変形した
りすることを防止できる。これにより、耐熱性の低い材
料からなる外枠52と一体の内壁部56を発熱層68と対向す
る位置まで長く延ばすことが可能になり、耐熱性は高い
が材料費も高い底面保護枠58の側壁部を上方へ長く延ば
す必要がなくなるので、製品コストを安くできる。
【0032】また、炊飯器の寸法をコンパクトにするた
めに、コードリールを炊飯器本体内の空間に立てて配設
した炊飯器においては、従来、コードリールを押さえて
その倒れを防止するために、専用部品を用いたり、ある
いは、特公平6−98085号公報に記載されているよ
うに、コイルカバーに一体に延出形成したコードリール
押さえ部と底板とによりコードリールを固定したりして
いた。しかし、専用部品を用いるのでは、部品点数の増
加によりコストが高くなる。また、電磁誘導加熱用の加
熱コイルを覆うコイルカバーは、難燃性で耐熱性が高く
材料費の高い材料を用いなければならないため、このコ
イルカバーにコードリール押さえ部を形成することは、
やはりコストの増大を招く。さらに、前記特公平6−9
8085号公報に記載の炊飯器では、コードリールのリ
ード線の接続部を炊飯器本体の外側へ向けていた。この
場合、もし炊飯器本体の外殻部が耐火性の低い材料から
なっていると、リード線の接続部で発生し得るスパーク
から炊飯器本体の外殻部を保護するために、コードリー
ルと炊飯器本体の外殻部との間に防炎板などを入れる必
要が生じ、いっそうのコスト高を招くことになる。
【0033】これに対して、本実施例の炊飯器では、難
燃性や耐熱性が要求されず比較的安価な材料からなる外
枠52および底板53に形成したコードリール固定リブ104
,105 ,106 およびコードリール支持リブ103 により
コードリール101 を固定し、難燃性や耐熱性が要求され
材料費が高いコイルカバー72や底面保護枠58のような部
品の一部を延長させてコードリール押さえ部を形成する
ような必要がないので、コストが安く済む。これととも
に、コードリール固定リブ104 ,105 ,106 は外枠52と
一体であり、コードリール支持リブ103 は底板53と一体
なので、部品点数が増えず、部品点数の増大によるコス
トの上昇もない。
【0034】また、コードリール101 に突設された端子
部109 をコイルカバー72側へ向け、このコイルカバー72
の外周部の湾曲部に対向させたので、炊飯器本体51内の
空間を有効に利用できる。つまり、炊飯器本体51全体を
コンパクトにできるとともに、リード線の接続に必要な
部品間距離も確保できる。さらに、端子部109 が対向し
ているコイルカバー72は難燃材からなっているので、端
子部109 とコイルカバー72との間に延焼防止のための防
炎板などを入れる必要もない。一方、外枠52の外壁部55
には、コードリール101 の合成樹脂製のリールカバー10
2 のみが対向するので、外壁部55とコードリール101 と
の間に空間をほとんど設ける必要がないとともに、防炎
対策の必要もない。
【0035】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、第1の放熱器部品86と第2の放熱器部
品88とにより放熱器90を構成したが、放熱器は、全体が
一体のものであってもよい。また、前記実施例では、ね
じ83により加熱制御基板77をコイルカバー72に固定した
が、この固定には爪嵌合などを利用してもよい。
【0036】また、前記実施例では、炊飯器本体51内に
おける内鍋収容部61の外周側の空間において、後部に放
熱器90を配し、左右の一側部にコードリール101 を配し
たが、後部にコードリールを垂直に配し、左右の一側部
に放熱器を配するなどしてもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電磁誘導加熱
用の加熱コイルへの通電を制御する加熱制御基板の端部
に放熱器を取り付けた炊飯器において、炊飯器本体に、
放熱器を下から支持する放熱器受け部を設けたので、運
搬や落下などにより衝撃が加わったときでも、加熱制御
基板やその取り付け部が破損することを防止できる。こ
れにより、放熱器を大きくすることも可能になり、放熱
効果を向上させられる。また、放熱器受け部をリブ状に
したので、放熱器受け部付近においても放熱のための通
気空間が確保され、放熱器受け部による放熱性の低下を
抑制できる。
【0038】請求項2の発明の炊飯器によれば、請求項
1の発明の効果に加えて、炊飯器本体の底板に放熱器受
け部を一体に形成したので、この放熱器受け部のために
余分な部品を必要とせず、コストの増大を招かない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炊飯器の一実施例を示す縦断面図であ
る。
【図2】同上放熱器受け部付近の横断面図である。
【図3】同上加熱制御基板および放熱器の斜視図であ
る。
【図4】同上コードリール付近の横断面図である。
【図5】同上外枠の底面図である。
【図6】従来の炊飯器の一例を示す一部を断面にした側
面図である。
【図7】従来の炊飯器の他の例を示す一部を断面にした
側面図である。
【符号の説明】
51 炊飯器本体 52 外枠 53 底板 66 内鍋 71 加熱コイル 72 コイルカバー 77 加熱制御基板 90 放熱器 92 放熱器受け部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯器本体と、この炊飯器本体内に収容
    される内鍋と、この内鍋を電磁誘導加熱する加熱コイル
    と、この加熱コイルへの通電を制御する加熱制御基板
    と、この加熱制御基板の端部に取り付けられた放熱器と
    を備え、前記炊飯器本体に、前記放熱器を下から支持す
    るリブ状の放熱器受け部を設けたことを特徴とする炊飯
    器。
  2. 【請求項2】 前記炊飯器本体は、外枠と、この外枠の
    下側に取り付けられた底板とにより外殻を構成してな
    り、この底板に、前記放熱器受け部を一体に形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
JP2393997A 1997-02-06 1997-02-06 炊飯器 Pending JPH10216009A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023163914A (ja) * 2022-04-28 2023-11-10 象印マホービン株式会社 加熱調理器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023163914A (ja) * 2022-04-28 2023-11-10 象印マホービン株式会社 加熱調理器

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