JPH10218016A - 車両のボディー構造 - Google Patents

車両のボディー構造

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JPH10218016A
JPH10218016A JP2397797A JP2397797A JPH10218016A JP H10218016 A JPH10218016 A JP H10218016A JP 2397797 A JP2397797 A JP 2397797A JP 2397797 A JP2397797 A JP 2397797A JP H10218016 A JPH10218016 A JP H10218016A
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優栄 田口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイルーフ仕様とロールーフ仕様とを低コス
トで作り分けることができる車両のボディー構造を提供
すること。 【解決手段】 車両1のボディー側面部2をなすボディ
ーサイドパネル3を上下に二分割し、その下部側をハイ
ルーフ仕様時およびロールーフ仕様時に共通の下部サイ
ドパネル3aとし、上部側をハイルーフ仕様時にはその
まま用いロールーフ仕様時には切断されるカットライン
4を有する上部サイドパネル3bとした。上記カットラ
イン4を切断するか否かでハイルーフ仕様とロールーフ
仕様とを作り分けることができるので、作り分けに際し
ては上記カットライン4を有する上部サイドパネル3b
のみを準備しておけばよく、上部サイドパネル3bにつ
いては両仕様共通の製造金型を用いることができ、製造
コストが下がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイルーフ仕様と
ロールーフ仕様とが設定されている車両のボディー構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】所謂1ボックス・カー等のような種類の
車両においては、同一車種においてハイルーフ仕様とロ
ールーフ仕様とが設定されているものがある。従来、ハ
イルーフ仕様とロールーフ仕様との作り分けは、図6
(a),(b) および図7に示すようにして行っていた。
【0003】すなわち、車両の荷室ボディーの側面部を
なすボディーサイドパネルaについてはインナーパネル
bを含めてハイルーフ仕様(図6(b) )とロールーフ仕
様(図6(a) )とで共通のものを用い、ルーフパネルc
1 ,c2 をハイルーフ用とロールーフ用とで2種類設定
しておき、これら2種類のルーフパネルc1 ,c2の使
い分けによってハイルーフ仕様とロールーフ仕様とを作
り分けていた。
【0004】詳しくは、図7に示すように、ハイルーフ
仕様のときは前部ルーフパネルc2a と中部ルーフパネ
ルc2 b と後部ルーフパネルc2 c とを使用し、ロール
ーフ仕様のときはこれらとはそれぞれ異なった形状(図
6の斜面成形部fを有する形状)の前部ルーフパネルc
1 a と中部ルーフパネルc1 b と後部ルーフパネルc
1 c とを使用していた。そして、ボディーサイドパネル
aは両仕様共通であり、その接続位置dすなわち図6に
示すカントレールeの高さは共通となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるボディ
ー構造では、ハイルーフ仕様においてカントレールeの
上方の荷室空間がハイルーフ用のルーフパネルc2 の斜
面成形部fによって斜めに制限されるため、荷物(特に
箱体)の積載性が悪化する。
【0006】また、ハイルーフ仕様とロールーフ仕様と
で2種類の異なった形状のルーフパネルc1 ,c2 を用
いているので、これらを別々に成形するためには2種類
の異なった製造金型が必要となり、製造コストが嵩んで
しまう。
【0007】また、共通のサイドパネルaを用いている
ので、サイドパネルaに設けられるドアパネルgも自ず
と共通となり、ドア開口面積がハイルーフ仕様とロール
ーフ仕様とで同一となってしまい、仕様違いによる差別
化を図ることができない。
【0008】また、バックパネルhについても同様にハ
イルーフ仕様とロールーフ仕様とで共通なので、バック
パネルhに設けられるバックドアも共通となり、ハイル
ーフ仕様とロールーフ仕様とで差別化を図ることができ
ない。
【0009】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、ハイルーフ仕様とロールーフ仕様とを低コスト
で作り分けることができる車両のボディー構造を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、車両のボディー側面部をなすボディーサイドパ
ネルを上下に二分割し、その下部側をハイルーフ仕様時
およびロールーフ仕様時に共通の下部サイドパネルと
し、上部側をハイルーフ仕様時にはそのまま用いられロ
ールーフ仕様時には切断される車体前後方向に沿ったカ
ットラインを有する上部サイドパネルとしたものであ
る。
【0011】本発明によれば、上部サイドパネルのカッ
トラインを切断するか否かでパネル高さを変更してハイ
ルーフ仕様とロールーフ仕様とを作り分けることができ
るので、作り分けに際しては上記カットラインを有する
上部サイドパネルのみを準備しておけばよい。よって、
上部サイドパネルについては、ハイルーフ仕様とロール
ーフ仕様とで共通の製造金型を用いることができ、作り
分けについての製造コストが下がる。
【0012】また、上記上部サイドパネルが、車体の前
後方向に形成された凹部を有し、該凹部に沿って上記カ
ットラインが設定されていてもよい。こうすれば、凹部
の断面形状がハイルーフ仕様時の補強部材となって、強
度が向上する。
【0013】また、上記上部サイドパネルの内側に、ハ
イルーフ仕様時にはそのまま用いられロールーフ仕様時
には切断される車体前後方向に沿ったカットラインを有
する平板状のインナーパネルを取り付けてもよい。こう
すれば、インナーパネルもハイルーフ仕様とロールーフ
仕様とで共用できるのでさらに低コストとなり、また、
インナーパネルが平板状なので車内空間がスクエアとな
り、荷物の積載性が向上する。
【0014】また、上記上部サイドパネルの上部に、ハ
イルーフ仕様時およびロールーフ仕様時に共通のルーフ
パネルを取り付けてもよい。こうすれば、ルーフパネル
について共通の製造金型を使用できるので、製造コスト
が下がる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0016】図1(a),(b) は、図8に示す1ボックスタ
イプの車両1をハイルーフ仕様としたときとロールーフ
仕様としたときの荷室部分サイドボディーの断面図であ
る。なお、図8はロールーフ仕様としたときの車両1の
斜視図であり、図9はその車両1のバックドア部分を示
す図であり、図1(b) は図8の I-I線断面図である。
【0017】図1(a),(b) に示すように、車両1のボデ
ィー側面部2をなすボディーサイドパネル3が上下に二
分割され、その下部側がハイルーフ仕様時(図1(a) )
およびロールーフ仕様時(図1(b) )に共通の下部サイ
ドパネル3aとされ、上部側がハイルーフ仕様時にはそ
のまま用いられロールーフ仕様時には切断されるカット
ライン4を有する上部サイドパネル3bとなっている。
【0018】下部サイドパネル3aには、ハイルーフ仕
様およびロールーフ仕様に共通の下部インナーパネル5
が取り付けられ、下部インナーパネル5には、同様に共
通のフロアパネル6と共通の支持パネル7とが取り付け
られている。支持パネル7は、車体の長手方向に延出さ
れた断面略コ字状の板材からなり、その凸部外面8に下
部サイドパネル3aの上端部9が取り付けられ、下端部
10に下部インナーパネル5が取り付けられている。す
なわち、図1にて二点鎖線11で囲まれた部品は、両仕
様共通である。
【0019】他方、上部サイドパネル3bは、車体の前
後方向に形成されたコ字断面状の凹部12を有し、その
凹部12の底面部13に、上記カットライン4が車体前
後方向に沿って設定されている。カットライン4は、実
際に線が描かれているわけではなく、仮想的に設定され
るものである。かかるカットライン4はロールーフ仕様
時には切断され、この際、切断縁となる凹部12の底面
部13が上記支持パネル7の凸部外面8への取付部とな
る。
【0020】また、上部サイドパネル3bの下端部に
は、ハイルーフ仕様時に上記支持パネル7の凸部外面8
への取付部となる縁部14が、車幅方向内側に折曲げら
れて形成されている。縁部14とパネル面15との折曲
げ高さは、上記底面部13とパネル面16との高さと同
一に設定されている。ロールーフ仕様時とハイルーフ仕
様時とで車体のデプレッション(車両側面値)を同一に
するためである。
【0021】上部サイドパネル3bは、図3に示すよう
に、成形金型17によってプレス成形される。そして、
ハイルーフ仕様のときはそのまま用いられ、ロールーフ
仕様のときは上記カットライン4から下方を切断除去し
て用いられる。なお、カットライン4は、パネル側面部
18にも設定されている。
【0022】上部サイドパネル3bの内側には、図1
(a),(b) および図4に示すように、ハイルーフ仕様時に
はそのまま用いられロールーフ仕様時には切断されるカ
ットライン19を有する平板状の上部インナーパネル2
0が取り付けられる。上部インナーパネル20には、補
強用のリブ21が取り付けられているが、このリブ21
にもカットライン19が設定されている。かかるカット
ライン19は、上記カットライン4と同様に車体前後方
向に沿って設定されている。図5は、図4の V-V線断面
図であり、上部インナーパネル20とリブ21と上部サ
イドパネル3bとの位置関係を表す。
【0023】図4に示す上部インナーパネル20および
リブ21は、ハイルーフ仕様時には、そのまま図1(a)
に示すように支持パネル7および下部インナーパネル5
に取り付けられ、このとき、リブ21の凹部22が上部
サイドパネル3bの凹部12に符合する。そして、ロー
ルーフ仕様時には、図4に示す上部インナーパネル3b
およびリブ21は、カットライン19で上下に切断さ
れ、その上側部分のみが図1(b) に示すように支持パネ
ル7および下部インナーパネル5に取り付けられる。
【0024】上部サイドパネル3bの上端部には、両仕
様に共通のカントレール23が取り付けられている。カ
ントレール23は、車体の長手方向に沿って延出された
中空部材からなり、ボディーの補強部材である。上部カ
ントレール23の上部には、両仕様に共通のルーフパネ
ル24が取り付けられている。
【0025】ルーフパネル24は、図2に示すように、
前部ルーフパネル24aと中部ルーフパネル24bと後
部ルーフパネル24cとからなっており、そのうち中部
ルーフパネル24bおよび後部ルーフパネル24cが両
仕様で共通であり、前部ルーフパネル24aのみが異な
っている。そして、ボディーサイドパネル3との接続位
置25、すなわちサイドパネル3の高さは、両仕様で異
なっている(図7を比較参照のこと)。
【0026】以上の構成からなる本実施形態の作用を述
べる。
【0027】図1(a),(b) に示すように、上部サイドパ
ネル3bのカットライン4を切断するか否かでハイルー
フ仕様とロールーフ仕様とを作り分けることができるの
で、両仕様の作り分けに際しては上記カットライン4を
有する上部サイドパネル3bのみを準備しておけばよ
い。そして、上部サイドパネル3bについては、図3に
示すようにハイルーフ仕様とロールーフ仕様とで共通の
製造金型17を用いてプレス成形することができるの
で、作り分けについての製造コストが下がる。
【0028】また、上記カットライン4が上部サイドパ
ネル3bの凹部12の底面部13に設定されているの
で、凹部12の断面形状がハイルーフ仕様時の補強部材
となって、強度が向上する。また、ハイルーフ仕様時の
取付部となる縁部14とパネル面15との折曲げ高さ
が、ロールーフ仕様時の取付部となる底面部13とパネ
ル面16との高さと同一に設定されているので、ハイル
ーフ仕様時とロールーフ仕様時とで車体のデプレッショ
ン(車両側面値)が同一になる。
【0029】また、上部サイドパネル3bの内側に、図
4に示すようにハイルーフ仕様時にはそのまま用いられ
ロールーフ仕様時には切断されるカットライン19を有
する平板状のインナーパネル20を取り付けたので、か
かるインナーパネル20もハイルーフ仕様とロールーフ
仕様とで共用でき、さらに低コストとなる。また、イン
ナーパネル20が平板状なので車内空間が両仕様ともス
クエアとなり、荷室有効寸法Aが両仕様で等しくなり、
荷物(特に箱体)の積載性が向上する。
【0030】また、両仕様でサイドパネル3の高さが変
わるので、図2に示すように、サイドドア26の開口高
さをハイルーフ仕様時には高く、ロールーフ仕様時には
低くすることが必要に応じて可能であり、両仕様の差別
化を図ることができる。またバックドア27(図9参
照)についても同様に両仕様で異ならせることができ
る。この際、サイドドア26およびバックドア27は、
図3に示す上部サイドパネル3bと同様に単一の製造金
型でハイルーフ用のドア(カットライン付き)をプレス
成形し、カットラインを切断するか否かでハイルーフ用
のドアとロールーフ用のドアとを作り分けるようにす
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車両の
ボディー構造によれば次のような優れた効果を発揮でき
る。
【0032】(1) ハイルーフ仕様とロールーフ仕様とに
用いられる上部サイドパネルを両仕様共通の製造金型で
成形できるので、両仕様の作り分けを低コストででき
る。
【0033】(2) ハイルーフ仕様においてルーフの斜面
成形部がなくなるため、車内空間がスクエアとなり、荷
物積載性が向上する。
【0034】(3) カットラインの違いのみで両仕様対応
可能な部品が増えるため、ハイルーフ仕様およびロール
ーフ仕様それぞれの専用部品数を削減でき、コストダウ
ンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す車両のボディー構造
の側断面図であり、 (a)はハイルーフ仕様、 (b)はロー
ルーフ仕様を示す。
【図2】上記ボディー構造を採用した車両の側面図であ
る。
【図3】上部サイドパネルおよびその製造型を示す斜視
図である。
【図4】インナーパネルを示す斜視図である。
【図5】図4の V-V線断面図である。
【図6】従来例を示す車両のボディー構造の側断面図で
あり、 (a)はロールーフ仕様、(b)はハイルーフ仕様を
示す。
【図7】上記ボディー構造を採用した車両の側面図であ
る。
【図8】車両(ロールーフ仕様)の斜視図である。
【図9】上記車両を後方から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 車両 2 ボディー側面部 3 ボディーサイドパネル 3a 下部サイドパネル 3b 上部サイドパネル 4 カットライン 12 凹部 20 インナーパネル 24 ルーフパネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のボディー側面部をなすボディーサ
    イドパネルを上下に二分割し、その下部側をハイルーフ
    仕様時およびロールーフ仕様時に共通の下部サイドパネ
    ルとし、上部側をハイルーフ仕様時にはそのまま用いら
    れロールーフ仕様時には切断される車体前後方向に沿っ
    たカットラインを有する上部サイドパネルとしたことを
    特徴とする車両のボディー構造。
  2. 【請求項2】 上記上部サイドパネルが、車体の前後方
    向に形成された凹部を有し、該凹部に沿って上記カット
    ラインが設定されている請求項1記載の車両のボディー
    構造。
  3. 【請求項3】 上記上部サイドパネルの内側に、ハイル
    ーフ仕様時にはそのまま用いられロールーフ仕様時には
    切断される車体前後方向に沿ったカットラインを有する
    平板状のインナーパネルを取り付けた請求項1記載の車
    両のボディー構造。
  4. 【請求項4】 上記上部サイドパネルの上部に、ハイル
    ーフ仕様時およびロールーフ仕様時に共通のルーフパネ
    ルを取り付けた請求項1記載の車両のボディー構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006131162A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Nissan Diesel Motor Co Ltd ハイルーフキャブのメタル構造及び製造方法
CN103909979A (zh) * 2012-12-29 2014-07-09 重庆长安汽车股份有限公司 高顶微型客车的顶盖与侧围的搭接结构
CN104554483A (zh) * 2013-10-29 2015-04-29 北汽福田汽车股份有限公司 一种侧围和顶盖的连接结构、连接方法及汽车

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CN103909979A (zh) * 2012-12-29 2014-07-09 重庆长安汽车股份有限公司 高顶微型客车的顶盖与侧围的搭接结构
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