JPH10218995A - オルガノポリシロキサン樹脂組成物 - Google Patents

オルガノポリシロキサン樹脂組成物

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JPH10218995A
JPH10218995A JP3710397A JP3710397A JPH10218995A JP H10218995 A JPH10218995 A JP H10218995A JP 3710397 A JP3710397 A JP 3710397A JP 3710397 A JP3710397 A JP 3710397A JP H10218995 A JPH10218995 A JP H10218995A
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昌浩 古屋
Masaaki Yamatani
正明 山谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室温においても縮合せず、保存安定化が極め
て優れ、経時変質し難い、シラノール基含有オルガノポ
リシロキサン樹脂の組成物の提供。 【解決手段】 a)平均組成式、R1 n Si(OR2) p (OH)q
O (4-n-p-q)/2 で表されたシロキサン樹脂100重量
部、及び、b)10〜35℃の温度範囲内における比誘
電率が4〜16である有機溶剤から選択される少なくと
も1種の有機溶剤40〜2,000重量部を含有するオ
ルガノポリシロキサン樹脂組成物。但し、上記平均組成
式中のR1 は水素原子、又は炭素原子数が1〜18の有
機基、R2 は炭素原子数が1〜6のアルキル基、n、
p、qは、それぞれ0≦n≦1.8、0≦p≦1、0.
2≦q≦3、及び、0.8≦n+p+q<4を満足する
数。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーティング剤と
して有用なシラノール基(≡Si−OH)を含有するオ
ルガノポリシロキサン樹脂組成物に関し、特に、シラノ
ール基を安定化させることができる有機溶剤を含有する
オルガノポリシロキサン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】オルガノポリシロキサン樹脂は、例え
ば、耐熱性、耐候性に優れた熱硬化性の塗料用ビヒクル
などに使用される場合では、一般に加水分解性の置換基
(例えばシラノール基)を2〜4個有するシラン単量体
を加水分解し、場合により更に縮合させることによって
合成されるが、そのシラノール基が不安定であるため、
経時によって容易に縮合するので保存性が悪い。そこ
で、市販品として供給されるオルガノポリシロキサン樹
脂組成物においては、これらの樹脂の経時変化を最小限
に抑制するために、シラノール基含有量を1〜5重量
%、或いは4〜20モル%(対けい素原子)以内に制御
することが行われている。
【0003】一方、シラノール基を含有したシロキサン
樹脂の中には、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等
のプラスチック成形品の硬度や耐擦傷性を向上させるた
めのコーティング剤として使用する、加熱硬化すること
によって高硬度のハードコートと呼ばれる被膜を形成す
るものがある。これは、加水分解性置換基である珪素原
子に直接結合したアルコキシ基をr個含有するアルコキ
シシランR1 n Si(OR2)r (rは3及び/又は4を
必須とし、1、2のものを併用してもよく、平均で2よ
り大きく、4以下である。また、n+rは4である。)
に対して、rモル当量以上の水を用い、該アルコキシシ
ランを温和な条件で加水分解させて得られる樹脂であ
る。
【0004】この場合、加水分解によってシラノール基
が豊富に含有されることになるので、得られたシラノー
ル基を含有するシロキサンに、コロイダルシリカに代表
される無機酸化物粒子を配合した樹脂組成物は、シリカ
ゾル中のSiO2 微粒子表面及びシロキサン樹脂に含ま
れるシラノール基が、触媒の存在下で加熱処理されるこ
とによって脱水縮合し、安定なシロキサン結合(−Si
−O−Si−)を形成する。従って、シロキサン樹脂中
のシラノール基の含有量が大きいほど硬化物内の架橋密
度が大きくなり、その結果高硬度となる。
【0005】しかしながら、シラノール基は本質的に不
安定であり、室温でも経時で徐々に縮合が進行するた
め、使用前の樹脂組成物中のシラノール基が減少するの
で、ハードコートとして使用した場合、得られた被膜の
硬度や耐擦傷性等が低下する。このように、シラノール
基含有シロキサン樹脂は、優れた性能を有する反面、保
存安定性に乏しいという大きな欠点があった。
【0006】また、シラノール基はpHが3〜5の領域
で最も安定であることが知られている。従って、pHを
3〜5に調整することによりシラノール基の縮合をかな
り抑えることができるので、このようにすることによっ
て保存安定性を向上させることができる。しかしなが
ら、輸送時に温度上昇が生じたりするので、まだ保存安
定性が十分ではないという欠点があった。
【0007】一方、オルガノポリシロキサン樹脂コーテ
ィング剤は、一般に(1)アルコキシシランの加水分解
・部分縮合物、(2)有機溶剤及び/又は水、(3)硬
化触媒、及び(4)必要に応じて用いる金属酸化物微粒
子によって構成されている。上記の有機溶剤としては、
オルガノポリシロキサン樹脂を溶解し易いトルエン
(比誘電率2.38、25℃)、キシレン(比誘電率
2.40(オルト、メタ、パラ体の平均値)、20℃)
などの芳香族系溶媒、メタノール(比誘電率32.
6、25℃)、エタノール(比誘電率24.3、25
℃)などの低級アルコールなどが使用されている。
【0008】しかしながら、これらのコーティング剤に
おける、オルガノポリシロキサン樹脂に含まれるシラノ
ール基は極めて不安定であるために、大幅な改善が求め
られている。特に水を含む系に関しては、保存安定性の
みならず、プラスチック基材への密着性及び被膜形成性
等が劣るという問題点をも有している。これらの問題点
を解消するため、過剰量の水を溶剤のアルコールと共沸
留去し、水含有量を15重量%以下に抑える方法(特公
平5−428号公報)が提案された。しかしながら、該
方法によって上記コーティング剤の保存安定性及び作業
性が改善されるものの、未だ、保存安定性が十分でない
上、水の留去を減圧下に行う必要があるので、製造工程
が複雑になるという欠点もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする問題】そこで、本発明者等
は、上記の欠点を解決するために鋭意検討した結果、シ
ラノール基の縮合反応が、シラノール基中の酸素原子に
よるケイ素原子への求核攻撃を経るものであること、反
応の遷移状態が、極性の大きい溶媒中でより安定となる
こと、従って一定範囲の比誘電率を有する、比較的分極
の小さい極性溶剤を用いることによって、反応の活性化
エネルギーを大きく保つと共に、シラノール基の縮合を
遅らせることによって安定性を向上させることができる
ことを見い出し、本発明に到達した。従って、本発明の
目的は、室温において縮合しないので、保存安定性が極
めて優れ、経時によって変質し難い、シラノール基含有
オルガノポリシロキサン樹脂組成物を提供することにあ
る。
【0010】
【発明が解決するための手段】本発明の上記の目的は、
a)平均組成式R1 n Si(OR2) p (OH)q O
(4-n-p-q)/2(以下は式1と略す)で表されたシロキサ
ン樹脂100重量部、及び、b)10〜35℃の温度範
囲内における比誘電率が4〜16である有機溶剤から選
択される少なくとも1種の有機溶剤40〜2,000重
量部を含有するオルガノポリシロキサン樹脂組成物によ
って達成された。但し、上記平均組成式中のR1 は、水
素原子又は炭素原子数が1〜18の有機基、R2 は炭素
原子数が1〜6のアルキル基、n、p、qは、それぞれ
0≦n≦1.8、0≦p≦1、0.2≦q≦3、及び、
0.8≦n+p+q<4を満足する数である。
【0011】本発明の組成物における必須成分である前
記式1で表されたオルガノポリシロキサン樹脂は、R1 n
Si(OR2) r (以下式2と略す)で表される少なくとも1
種のアルコキシシランの加水分解縮合物からなるシロキ
サン樹脂であることが好ましい。上記アルコキシシラン
のR1 は前記式1のR1 と同一であり、水素原子又は炭
素数1〜18の有機基であり、具体的には、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、デシル
基等のアルキル基、ビニル基、アリル基等のアルケニル
基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル
基等のアリール基、アルキル等の骨格中にエーテル、エ
ステル、カルボニル等の基を有すると共に、置換基とし
てハロゲン原子、エポキシ基、アミノ基、アクリロキシ
基、メタアクリロキシ基、カルボキシル基、メルカプト
基、及び、水酸基等の基を含有する有機基等が挙げられ
る。
【0012】本発明においては、これらの基の中でもメ
チル基、フェニル基、γ−グリシドキシプロピル基、γ
−(メタ)アクリロキシプロピル基が好ましく、特にメ
チル基が好ましい。また、R2 も前記式1のR2 と同じ
であり、メチル基、エチル基い、イソプロピル基、ブチ
ル基等の炭素数1〜6のアルキル基であり、メチル基、
エチル基が好ましい。nは0又は1、rは3又は4であ
り、n+r=4である。r=1又は2のモノアルコキシ
シランやジアルコキシシランは、必要に応じ、rの平均
が2より大きくなる範囲で併用してもよい。
【0013】アルコキシシランの具体例としては、メチ
ルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メ
チルトリイソプロポキシシラン、メチルトリイソプロペ
ノキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリ
エトキシシラン、エチルトリイソプロポキシシラン;n
−プロピルトリメトキシシラン、n−プロピルトリエト
キシシラン、n−プロピルトリイソプロポキシシラン、
n−ヘキシルトリメトキシシラン、n−ヘキシルトリエ
トキシシラン、シクロヘキシルトリメトキシシラン、シ
クロヘキシルトリエトキシシラン、n−デシルトリメト
キシシラン、n−デシルトリエトキシシラン;
【0014】フェニルトリメトキシシラン、フェニルト
リエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエト
キシシラン、テトラブトキシシラン、トリメトキシヒド
ロシラン、トリエトキシヒドロシラン;γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラ
ン、γ(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシラ
ン;
【0015】γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、トリフルオロプロピルトリメ
トキシシラン、及びトリフルオロプロピルトリエトキシ
シランなどが挙げられる。これらのアルコキシシランは
1種又は2種以上併用してもよい。
【0016】rが1又は2のモノアルコキシシラン及び
ジアルコキシシランの具体例としては、ジメトキシジエ
トキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジ
エトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェ
ニルジエトキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラ
ン、フェニルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジェトキシシラン、γ−(メタ)アクリロ
キシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチ
ルジエトキシシラン等を挙げることができる。
【0017】本発明で使用するポリシロキサン樹脂を得
るためのアルコキシシランの加水分解は、酸性の加水分
解性触媒を含有した水の混合下で行うことが好ましい。
上記加水分解触媒としては、水と接触してpHが2〜5
の酸性を示す公知の触媒の中から適宜選択して用いるこ
とができる。本発明においては、特に酸性のハロゲン化
水素、カルボン酸、スルホン酸、酸性あるいは弱酸性の
無機塩、若しくはイオン交換樹脂などの固体酸を使用す
ることが好ましい。
【0018】その具体例としては、フッ化水素、塩酸、
硝酸、硫酸、酢酸、マレイン酸に代表される有機酸;メ
チルスルホン酸、表面にスルホン酸基、又はカルボン酸
基を有するカチオン交換樹脂などが挙げられる。また、
加水分解触媒の量は、各種用途に従って、適宜調節すれ
ば良いが、本発明においては、アルコキシシランに対し
て0.001〜5モル%の範囲内であることが好まし
い。
【0019】また、本発明における加水分解反応の水量
は、原料であるアルコキシシランの1分子中に存在する
アルコキシ基数rに対して、0.5rモル当量〜1.5
rモル当量の範囲内であることが好ましい。0.5rモ
ル当量以下では加水分解が完全に進行せず、アルコキシ
基が過剰に残存することがあり、1.5rモル当量以上
では、加水分解に関与しない過剰の水が系内に残存し、
シロキサン組成物中の含水量が多くなるので、保存安定
性の低下や被膜形成性の低下が起こることがある。
【0020】このようにして得られる前記式2で表され
たアルコキシシランの加水分解縮合物におけるシラノー
ル基含有量は、qの適当な範囲である0.2〜3内とな
ることが必要である。qが0.2未満の場合には硬化時
の架橋密度が低下し、被膜としての硬度が不十分とな
る。またqが3より大きい場合には、アルコキシシラン
加水分解物の単量体及び2量体が多く存在することにな
るので、硬化物は高硬度になるが、クラックが入り易い
など外観が不良となる。また、加水分解縮合反応後の残
存アルコキシ基量pは0〜1の範囲内であることが必要
である。pが1を超える場合には、硬化時の架橋密度が
低下し硬度が不十分となるのに加え、基材との密着性が
低下する。
【0021】本発明の組成物における必須成分である有
機溶剤は、液の固形分を調節するための希釈剤としてだ
けの役割ではなく、シラノールの縮合反応性を低下させ
るためにも添加されるものである。従って、10〜35
℃の温度範囲内における溶剤の比誘電率が4〜16であ
ることが必要である。
【0022】10〜35℃の温度範囲内における比誘電
率が16を超える極性溶剤中では、活性化エネルギーが
低下するために縮合が促進される。また、シラノール基
は、通常、下記化1で表される分極構造をとっているこ
とが知られている。従って、トルエン、キシレンなどの
比誘電率が4未満の非極性溶剤中では、分極の大きいシ
ラノール基を有する樹脂の溶解性は極めて低く、溶解し
たとしても、シラノール基は単独では電気的に不安定で
あるため、相互に接近して縮合が促進されると考えられ
る。
【化1】
【0023】10〜35℃の温度範囲内における比誘電
率が4〜16の有機溶剤としては、分極した置換基を有
しながら、一方で非極性のアルキル基、アリール基を合
せ持つ化合物、即ち、カルボニル基のような分極した置
換基を有するケトン類、エステル類、或いは孤立電子対
を有するエーテル類、アルコール類であって、炭素原子
数3以上のアルキル基を含有するものであることが好ま
しい。
【0024】その具体例としては、メチルイソブチルケ
トン(比誘電率13.1、20℃)等を初めとするケト
ン類、酢酸イソブチル(比誘電率5.3、20℃)等を
初めとするエステル類、テトラヒドロフラン(比誘電率
7.6、25℃)やジイソプロピルエーテル(比誘電率
4.5、25℃)等を初めとするエーテル類、sec−
ブタノール(比誘電率15.8、25℃)、tert−
ブタノール(比誘電率10.9、30℃)、及びter
t−アミルアルコール(比誘電率5.8、25℃)等を
初めとするアルコール類等が挙げられる。
【0025】本発明においては、特にtert−ブタノ
ール、tert−アミルアルコール、メチルイソブチル
ケトンが好ましく、特に分極した置換基がかさ高い有機
基であるtert−ブチルアルコール、tert−アミ
ルアルコールが好ましい。即ち、電気的に分極している
シラノール基は、周囲の多くの溶剤との間で結合と解離
を繰り返す平衡状態にある。従って、かさ高い置換基を
有するtert−ブタノールやtert−アミルアルコ
ールがシラノール基と水素結合を形成した場合、ter
t−ブチル基、あるいはtert−アミル基の立体的効
果のために他のシラノール基が接近しにくくなり、さら
に縮合の遷移状態である5配位状態をとりにくくなるた
め、特に縮合反応が阻害される。
【0026】有機溶剤の使用量は、シロキサン樹脂10
0重量部に対して40〜2,000重量部の範囲内であ
ることが好ましい。40重量部未満では、樹脂濃度が高
すぎて高粘度となり作業性が悪くなること、及び、シラ
ノール基が不安定となり縮合が進行するため適さない。
2,000重量部を超えると、コーティング液の固形分
が低すぎて十分な膜厚の硬化被膜が得られないので性能
が低下する。
【0027】本発明では、上記以外の有機溶剤も、シラ
ノール基の安定性に影響を及ぼさない範囲で併用するこ
ともできる。例えば、pHを調節するための緩衝剤とな
る酸・塩基性化合物の組み合わせ(酢酸と酢酸ナトリウ
ム、リン酸水素二ナトリウムとクエン酸など)、分散溶
媒、或いは、優れた被膜性能を付与するために、有機樹
脂、顔料、染料、レベリング剤、紫外線吸収剤、保存安
定剤等を適宜添加して使用することができる。
【0028】分散溶媒は、本発明の効果を損なわない範
囲で使用しても良い。上記分散溶媒としては、ゾルの安
定性や入手し易さの観点から、水、或いは低級アルコー
ルであるメタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、n−ブタノール、イソブタノール、ケトン類であ
るメチルエチルケトン(MEK)等を用いることが好ま
しい。また、本発明において前記の溶剤効果を発現させ
るためには、組成物中の水分含有量を15重量%以下と
することが好ましい。水分含有量が15重量%以上で
は、水がシラノール基に選択的に配位するため、溶媒と
シラノール基の水素結合が生成せず、シラノール基の安
定化効果が小さくなる。
【0029】本発明の組成物に用いられることが好まし
い有機溶剤以外の溶剤は、目的の液を調製した後、安定
性の向上の観点から、必要に応じて減圧留去などの手段
により系外へ除去することが好ましい。例えば、原料と
してのアルコキシシランが加水分解して生成するアルコ
ール等の低級アルコールは、減圧下でできるだけ留去す
ることが好ましい。この場合、シラノールの安定化に寄
与する溶剤を予め添加して希薄溶液とすると共に、溶液
温度を最高40℃までとし、可能なら30℃以下で減圧
留去を行うことが好ましい。
【0030】本発明の組成物においては、前記アルコキ
シシラン及び特定の有機溶剤の2大成分を必須成分とす
るが、得ようとするコーティング剤の用途に応じて、硬
化被膜の硬度や耐摩擦性の向上、又は高屈折率化などの
光学的機能性を付与させるために、公知の硬化触媒や金
属酸化物微粒子及びその他の添加物を適宜含有しても良
い。
【0031】硬化触媒の具体例としては、水酸化リチウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメ
チラート、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、蟻酸ナトリ
ウム、蟻酸カリウム、n−ヘキシルアミン、プロピオン
酸カリウム、トリブチルアミン、ジアザビシクロウンデ
センの如き塩基性化合物類、テトライソプロピルチタネ
ート、テトラブチルチタネート、アルミニウムトリイソ
ブトキシド、アルミニウムトリイソプロポキシド、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン;
【0032】アルミニウムアセチルアセトナート、過塩
素酸アルミニウム、塩化アルミニウム、コバルトオクチ
レート、コバルトアセチルアセトナート、鉄アセチルア
セトナート、スズアセチルアセトナート、ジブトキシス
ズオクチレートの如き含金属化合物類、p−トルエンス
ルホン酸、トルクロル酢酸の如き酸性化合物類等が挙げ
られる。硬化触媒の添加量はオルガノポリシロキサン樹
脂100重量部に対し、0.01〜10重量部であるこ
とが好ましい。
【0033】金属酸化物微粒子の具体例としては、シリ
カ、アルミナ、酸化チタン(TiO2 )、酸化セリウム
(CeO2 )、酸化スズ(SnO2 )、酸化ジルコニウ
ム(ZrO2 )、酸化アンチモン(Sb2 5 )、酸化
鉄(Fe2 3 )、或いは、酸化ジルコニウムをドープ
した酸化チタン、希土類酸化物等が挙げられる。尚、耐
擦傷性を目的としたコーティング剤とする場合には、特
にシリカが好適である。ハードコート剤として使用する
場合の金属酸化物微粒子の添加量は、オルガノポリシロ
キサン樹脂100重量部に対して5〜500重量部、特
に10〜200重量部であることが好ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明のオルガノポリシロキサン
樹脂組成物は、平均組成式が前記したR1 n Si(OR2) p (O
H)q O (4-n-p-q)/2 で表されたシロキサン樹脂100重
量部、及び、10〜35℃の温度範囲内における比誘電
率が4〜16である有機溶剤から選択される少なくとも
1種の有機溶剤40〜2,000重量部を混合すること
によって容易に得ることができる。
【0035】
【発明の効果】本発明は特定の比誘電率を有する有機溶
剤を含有させることによって、オルガノポリシロキサン
樹脂組成物の保存安定性を向上させるので、これまでの
ように低温保存する必要がなく、運送や貯蔵等を容易に
行うことができる。また金属酸化物微粒子を添加するこ
とにより、本発明のオルガノポリシロキサン樹脂組成物
をハードコート剤に好適に使用することができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
又、特に断らない限り、以下に記載する「部」及び
「%」は、それぞれ「重量部」及び「重量%」を意味す
る。
【0037】実施例1.3リットルのフラスコにメチル
トリメトキシシラン272g(2.0モル)及びメタノ
ール(比誘電率32.6、25℃)157gを入れ、窒
素雰囲気下で氷冷して10℃以下とした。次に、0.1
当量の酢酸水溶液144g(8.0モル)を40分間か
けて滴下し、メチルトリメトキシシランの加水分解を行
った。滴下終了後に、氷冷下で1時間反応させてから室
温で3時間攪拌し、加水分解を完結させた。
【0038】得られたシラノール溶液に、メタノールシ
リカゾル(シリカ固形分30重量%)191g及びte
rt−ブタノール600gを加え、内温を35℃以下に
押さえながら10〜20mmHgの減圧下でストリッピ
ングし、メタノール及び残存する水を留去した。得られ
たシラノールの濃厚液は653gであった。
【0039】得られたシラノールの濃厚液にtert−
ブタノールを111g添加し、シロキサン固形分が25
重量%となるように調製した。ガスクロマトグラフィー
で溶剤中のメタノール:tert−ブタノール比を測定
したところ、10:90であった。この溶液中のシロキ
サン固形分に対して0.5重量%の酢酸ナトリウムを添
加したものをコーティング液とした。
【0040】実施例2.tert−ブタノールをter
t−アミルアルコールに代えた他は、実施例1と全く同
様にして、シロキサン固形分が25重量%になるように
調製したところ、溶剤中のメタノールが8重量%である
コーティング液が得られた。
【0041】比較例1.3リットルのフラスコにメチル
トリメトキシシラン272g(2.0ml)及びエタノ
ール(比誘電率24.3、25℃)157gを入れて窒
素雰囲気下で氷冷し、10℃以下とした。次に0.1N
の酢酸水溶液144g(8.0モル)を40分間かけて
滴下し、加水分解を行った。滴下終了後、氷冷下で1時
間反応させてから、室温で3時間攪拌して加水分解を完
結させた。
【0042】得られたシラノール溶液にメタノールシリ
カゾル(シリカ固形分30重量%)191gを加えて室
温で2時間攪拌し、熟成した後にエタノールを600g
加え、内温を40℃以下に押さえながら、30〜40m
mHgの減圧下でメタノール及びエタノールを留去し
た。この操作を2回繰り返して、シロキサン固形分が3
6.2重量%のシラノール濃厚溶液528gを得た。次
いで、固形分が25重量%となるようにエタノール23
7gを添加したところ、溶液中のメタノール:エタノー
ル比は12:88であった。更に、シロキサン固形分に
対して0.5重量%の酢酸ナトリウムを硬化触媒として
添加してコーティング液とした。
【0043】比較例2及び3.加水分解前のアルコキシ
シラン溶液の溶剤として用いたエタノールをメタノール
に代えると共に、ストリッピングによる溶剤置換を行わ
なかった他は、比較例1と全く同様にして加水分解を行
い、比較例2のコーティング液を調製した。また、加水
分解前のアルコキシシラン溶液の溶剤として用いたエタ
ノールをイソプロピルアルコールに代えた他は、比較例
1と全く同様にして加水分解を行い、比較例3のコーテ
ィング液を調製した。
【0044】実施例1、2及び比較例1〜3のコーティ
ング液の25℃下の温度における保存安定性について、
調製直後及び調製後1ケ月保存した後のコーティング液
を塗布・硬化させ、下記のようにして被膜の諸物性を評
価することによって比較した。その結果は下記表1に示
した通りである。尚、被膜としては、ポリカーボネート
板に熱硬化性アクリル樹脂からなるプライマー層を塗布
し、120℃で30分硬化させた後、上記調製したコー
ティング液を塗布し、120℃で1時間硬化させたもの
を用いた。
【0045】
【表1】
【0046】評価方法 ・液の外観:クリアで無色透明なコーティング液を良と
し、白濁あるいは白色固体が析出したものを不良とし
た。 ・被膜外観:コーティング液を塗布・硬化させたとき
の、得られた被膜の透明性を、目視によって評価した。
【0047】・鉛筆硬度:JIS:K−5400第8.
4.2項に準じて評価した。具体的には、コーティング
液をみがき鋼板に塗布、120℃で1時間硬化させて得
た被膜に対して、鉛筆を被膜上45度の角度でしっかり
と押しつけ、一定の力で前方に押して動かし、被膜に溝
がつく鉛筆の硬度(9H〜6B)で評価した。
【0048】・密着性:JIS:K−5400第6.1
5項に準じて評価した。具体的には、被膜にナイフで1
mm間隔のカットを入れて縦、横11本ずつの碁盤目を
作成し、セロテープ(ニチバン株式会社製の商品)を付
着させてから剥離したときの、剥離しなかった升目の数
で評価した。 ・耐擦傷性:スチールウール#0000を用い、被膜表
面を500gの荷重で10回擦り、傷のつき方を目視で
判断した。判断基準は、強く擦ってもほとんど傷がつか
ないものを○、傷のつくものを×とした。
【0049】実施例3.1リットルのフラスコに、メチ
ルトリメトキシシラン136g(1.0モル)及びte
rt−ブタノール(比誘電率10.9、30℃)220
gを入れ、窒素雰囲気下で氷冷して10℃以下とした。
次に0.05N塩酸水溶液72g(4.0モル)を30
分間かけて滴下し、加水分解を行った。次いで、氷冷下
で30分間放置してから室温で2時間攪拌し、加水分解
を完結させた。
【0050】得られた加水分解物溶液の29Si−NMR
(59.6MHz)を測定した(図1)。次いで、該溶
液をガラス基盤上に塗布し、60℃で15分乾燥して溶
剤成分を完全留去した後に形成された薄膜について赤外
吸収スペクトルを測定した。測定結果からメトキシ基の
残存量を定量したところ、0.2重量%であった(図
2)。
【0051】図1における2本のシグナル(−47pp
m及び−56ppm)は、水酸基、或いはメトキシ基を
有するケイ素原子のシグナルに帰属される。これらのシ
グナル強度比から、残存メトキシ基及びシラノール基含
有量を算出することができ、平均組成式MeSi(OM
e)P (OH)q (3-P-q)/2 におけるp+qが0.6
3と求められた (下記表2参照)。
【0052】
【表2】 ─────────────────────────────────── 化学シフト 構造 存在比 ─────────────────────────────────── −47ppm MeSi(OX)2 0.5 4.8モル% −56ppm MeSi(OX)1 1.0 53.5モル% −64ppm MeSiO1.5 41.7モル% ───────────────────────────────────
【0053】また、図2における、3,200cm-1のブ
ロードな吸収は、水素結合性のシラノール基O−Hの伸
縮振動、2,840cm-1の極めて弱い吸収はメトキシ基
におけるC−Hの伸縮振動に由来するものである。メチ
ルトリメトキシシランの加水分解縮合物については、メ
チル基のC−H伸縮振動とメトキシ基のC−H伸縮振動
の強度比から、残存メトキシ基量を定量することができ
る。
【0054】図2から、メトキシ基は0.2重量%と見
積もられるので、これより、p、qの値をMeSi(O
Me)P (OH)q (3-P-q)/2 において算出すると、
pは0.01以下であり0に等しいとすることができる
のでq=0.63となり、実施例3の樹脂の平均組成式
をMeSi(OH)0.631.19と表すことがきる。
【0055】このシラノール溶液を25℃に保ちなが
ら、ゲル濾過クロマトグラフィー(GPC)を用いて、
経時による分子量分布の変化を追跡し、加水分解直後の
GPC曲線を得た(図3)。図3のGPC曲線は、重合
度の差によりT1〜T5のピークに別れているが、分子
量の増加が大きいほどシラノールの縮合反応性が大きい
ので、低分子量側のピークからT1,T2,T3,T4
及びT5と表した。
【0056】実施例4、比較例4〜7.tert−ブタ
ノールを、実施例4、及び、比較例4〜7に対応させ
て、それぞれテトラヒドロフラン(比誘電率7.6、2
5℃)、メタノール(比誘電率32.6、25℃)、ア
セチルアセトン(比誘電率25.7、20℃)、アセト
ン(比誘電率20.7、25℃)及びジオキサン(比誘
電率2.2、25℃)に代えた他は、実施例3と全く同
様にして加水分解を完結させた。次いで、得られたシラ
ノール溶液を25℃で保存しながら、GPCにより分子
量分布の変化を追跡した。
【0057】実施例3、4及び比較例4〜7の6通りの
分子量分布の変化を、図3に示したGPC曲線のT1を
除き、T2〜T4(A:正方形)、及びT5以上(B:
菱形)の2組のピーク面積比の経時変化(25日)の変
化を用いてグラフにした(図4)。図4においては、日
数の経過とともにシラノール基の縮合が徐々に進行し、
高分子量化するためにAの比率が減少し、Bが増加して
いることが観察された。
【0058】そこで、シラノール基の安定性は、BがA
より大きくなる日数が遅いほど、或いは25日目におけ
るA,Bの面積差が小さい程大きいものとし、それぞれ
のピーク面積の変化からシラノール基の安定性を判断し
た。その結果から、各溶剤中におけるシラノール基含有
シロキサン樹脂の重合速度は、tert−ブタノール>
THF>ジオキサン>アセトン>メタノール≒アセチル
アセトンであることが判明した。
【0059】更に、実施例3、4及び比較例4〜7の加
水分解溶液428g(固形分約20%)にメタノールシ
リカゾル(固形分30%)95.7gを加え、加水分解
反応を完全に進行させた。次に、比較例4の場合を除
き、溶液のメタノール含有量が約31%であったので、
最終的な液の全固形分が約15%、メタノール含有量が
10%以下となるように適宜溶剤を加えた。
【0060】次いで、比較例4を含んだ上記全加水分解
溶液を、内温を35℃以下に押さえながら、10〜20
mmHgの減圧下でストリッピングしてメタノールを除
去し、溶剤比率を調整した。尚、比較例4の有機溶媒は
メタノールであるため、上記諸溶媒を加えなくても良
く、また、比較例6においては、アセトンの揮発性が極
めて高いため、まず大量のアセトンを加えた後、単独に
同条件でストリップをして前処理を行った。
【0061】更に、シロキサン固形分に対し、硬化触媒
として0.5%の酢酸ナトリウムを添加してコーティン
グ液とし、アルミニウム基板に該コーティング液を塗布
し、150℃で30分間加熱硬化させて被膜を得た。こ
れらのコーティング液の25℃における保存安定性につ
いて、調製直後及び調製後1ケ月保存した後のコーティ
ング液を塗布・硬化させ、前記した判断基準と同様にし
て被膜の諸物性を評価することによって比較した。その
結果は下記表3に示した通りである。
【0062】
【表3】
【0063】実施例5、6及び比較例8〜10.2リッ
トルのフラスコにメチルトリメトキシシラン408g
(3.0モル)を入れ、窒素雰囲気下の0℃で水786
g(43.7モル)を加え、よく混合させた。次に氷冷
下、0.05Nの塩酸水溶液216g(12.0モル)
を40分間かけて滴下し、加水分解を行った。滴下終了
後に10℃以下で1時間、室温で2時間それぞれ攪拌
し、加水分解を完結させた。
【0064】加水分解で生成したメタノールを70℃、
60mmHgで1時間減圧留去し、88%に濃縮した溶
液は白濁しており、一晩静置しておくと2層に分離し
た。上層の水996.6gをデカンテーションで取り除
いた後に、粘稠なポリオリガノシロキサン樹脂240.
0gを得た。得られた樹脂の29Si−NMRを測定した
結果から、実施例3と同様にしてシラノール基含有量が
7.8%(ケイ素1原子に対して0.32)であること
が算出された。
【0065】上記シロキサン樹脂10.0gに、実施例
5、6及び比較例8〜10に対応させて、それぞれ4
0.0gのtert−ブタノール、メチルイソブチルケ
トン、アセトニリル、アセトン、及びジオキサンを加え
て、シラノール含有シロキサン樹脂溶液を調製した。室
温で2週間保存した後、前記実施例3と同様にして、G
PCにより溶液調製直後と2週間後の分子量分布を比較
した結果を、表4に示した。
【0066】
【表4】
【0067】実施例7、8及び比較例11〜14.前記
実施例5、6及び比較例8〜10で合成したシラノール
基含有シロキサン樹脂10.0gに、実施例7、8及び
比較例11〜14に対応させて、それぞれ40.0gの
tert−ブタノール、tert−アミルアルコール、
メタノール、イソプロピルアルコール、n−ブタノー
ル、及びイソブタノールのアルコール溶液を加えて、シ
ラノール含有シロキサン樹脂溶液を調製した。室温で2
週間保存した後に、前記実施例3と同様にして、GPC
により溶液調製直後と2週間後の分子量分布を比較した
結果を表5に示した。
【0068】
【表5】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3で調製したシロキサン樹脂溶液の29
i−NMRチャート。
【図2】実施例3で調製した、シロキサン樹脂溶液を完
全に留去した薄膜の赤外吸収スペクトルチャート。
【図3】実施例3の加水分解・縮合物のGPC曲線。
【図4】GPC曲線のピーク面積の比の経時変化を表し
たグラフ。
【符号の説明】
□:T2〜T4(A)のピークの面積 ◇:T5以上(B)のピークの面積
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 83/06 C08L 83/06 C09D 183/06 C09D 183/06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均組成式、R1 n Si(OR2) p (OH)q O
    (4-n-p-q)/2 で表されたシロキサン樹脂100重量部、
    及び、10〜35℃の温度範囲内における比誘電率が4
    〜16である有機溶剤から選択される少なくとも1種の
    有機溶剤40〜2,000重量部を含有するオルガノポ
    リシロキサン樹脂組成物。但し、上記平均組成式中のR
    1 は、水素原子又は炭素原子数が1〜18の有機基、R
    2 は炭素原子数が1〜6のアルキル基、n、p、qは、
    それぞれ0≦n≦1.8、0≦p≦1、0.2≦q≦
    3、及び、0.8≦n+p+q<4を満足する数であ
    る。
  2. 【請求項2】 10〜35℃の温度範囲内における比誘
    電率が4〜16である有機溶剤が、第2級アルコール、
    第3級アルコール、ケトン、及びエーテル化合物からな
    る群の中から選択される少なくとも1種である、請求項
    1に記載されたシロキサン樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 10〜35℃の温度範囲内における比誘
    電率が4〜16である有機溶剤が、tert−ブタノー
    ル、tert−アミルアルコール、メチルイソブチルケ
    トン(MIBK)、及びテトラヒドロフラン(THF)
    からなる群の中から選択される少なくとも1種である、
    請求項2に記載されたシロキサン樹脂組成物。
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