JPH10219832A - 鉄骨・鉄筋コンクリート構造物 - Google Patents
鉄骨・鉄筋コンクリート構造物Info
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- JPH10219832A JPH10219832A JP16931497A JP16931497A JPH10219832A JP H10219832 A JPH10219832 A JP H10219832A JP 16931497 A JP16931497 A JP 16931497A JP 16931497 A JP16931497 A JP 16931497A JP H10219832 A JPH10219832 A JP H10219832A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 施工の簡略化、工期の短縮を図ることができ
る構造の鉄骨・鉄筋コンクリート構造物を提供する。 【解決手段】 本発明の鉄骨・鉄筋コンクリート構造物
は、床スラブ1上に立設された柱鉄筋3を包囲するよう
に、構造部材を兼ねるとともに補強リブ9aで座屈防止
を図った埋め殺し型枠9が設置され、その上端開口部に
仕口部材11が設置され、仕口部材11の角筒体11a
内部及び埋め殺し型枠9内部に柱鉄筋ユニット5が挿入
され、仕口部材11の角筒体11a内部及び埋め殺し型
枠9内部にコンクリート13が打設充填され、仕口部材
11の梁接合部11bに鉄骨梁15が接合された構造と
されている。
る構造の鉄骨・鉄筋コンクリート構造物を提供する。 【解決手段】 本発明の鉄骨・鉄筋コンクリート構造物
は、床スラブ1上に立設された柱鉄筋3を包囲するよう
に、構造部材を兼ねるとともに補強リブ9aで座屈防止
を図った埋め殺し型枠9が設置され、その上端開口部に
仕口部材11が設置され、仕口部材11の角筒体11a
内部及び埋め殺し型枠9内部に柱鉄筋ユニット5が挿入
され、仕口部材11の角筒体11a内部及び埋め殺し型
枠9内部にコンクリート13が打設充填され、仕口部材
11の梁接合部11bに鉄骨梁15が接合された構造と
されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施工作業の簡略化
及び工期の短縮を可能とする鉄骨・鉄筋コンクリート構
造物に関する。
及び工期の短縮を可能とする鉄骨・鉄筋コンクリート構
造物に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄骨・鉄筋コンクリート構造物は、鉄筋
コンクリート柱と鉄骨梁とを組合せた複合構造の構造物
であり、近年、多くの建築物に適用されている。
コンクリート柱と鉄骨梁とを組合せた複合構造の構造物
であり、近年、多くの建築物に適用されている。
【0003】以下に、その従来の施工方法である、いわ
ゆるRCSS構法について説明する。この施工方法で
は、まず、床スラブ上に柱鉄筋を突設させておく。尚、
二階以上の床スラブの柱鉄筋は、既設の柱鉄筋ユニット
(後述)の上端部である。そこで、主筋及び配力筋とか
らなる柱鉄筋ユニットと、仕口部材とを用意し、柱鉄筋
ユニットに仕口部材を溶接接合する。次に、その柱鉄筋
ユニットを柱鉄筋に圧着スリーブによる圧接等により接
合して立設し、型枠により包囲する。そこで、型枠内部
にコンクリートを打設して、仕口部材を備えた鉄筋コン
クリート柱を構築し、その後、型枠を解体撒去する。そ
して、仕口部材の梁接合部に鉄骨梁を接合して鉄骨・鉄
筋コンクリート構造物を施工する。
ゆるRCSS構法について説明する。この施工方法で
は、まず、床スラブ上に柱鉄筋を突設させておく。尚、
二階以上の床スラブの柱鉄筋は、既設の柱鉄筋ユニット
(後述)の上端部である。そこで、主筋及び配力筋とか
らなる柱鉄筋ユニットと、仕口部材とを用意し、柱鉄筋
ユニットに仕口部材を溶接接合する。次に、その柱鉄筋
ユニットを柱鉄筋に圧着スリーブによる圧接等により接
合して立設し、型枠により包囲する。そこで、型枠内部
にコンクリートを打設して、仕口部材を備えた鉄筋コン
クリート柱を構築し、その後、型枠を解体撒去する。そ
して、仕口部材の梁接合部に鉄骨梁を接合して鉄骨・鉄
筋コンクリート構造物を施工する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
従来の施工方法では、仕口部材と柱鉄筋ユニットとの接
合のための溶接作業、型枠の設置作業及び撤去作業、及
び柱鉄筋と柱鉄筋ユニットとの接合作業が煩雑であるた
め、その作業が、一層の作業の簡略化、ひいては工期の
短縮のネックとなっていた。
従来の施工方法では、仕口部材と柱鉄筋ユニットとの接
合のための溶接作業、型枠の設置作業及び撤去作業、及
び柱鉄筋と柱鉄筋ユニットとの接合作業が煩雑であるた
め、その作業が、一層の作業の簡略化、ひいては工期の
短縮のネックとなっていた。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、更なる作業の
簡略化、工期の短縮を図ることができる鉄骨・鉄筋コン
クリート構造物を提供することを目的とする。
簡略化、工期の短縮を図ることができる鉄骨・鉄筋コン
クリート構造物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の鉄骨・鉄
筋コンクリート構造物は、床スラブから突設された柱鉄
筋の延長上に設けられる柱鉄筋ユニットと、構造部材を
兼ねる筒状の埋め殺し型枠と、仕口部材と、前記埋め殺
し型枠の内部および前記仕口部材の内部に打設充填され
て前記柱鉄筋ユニットを内包するコンクリートとからな
る鉄筋コンクリート柱と、前記仕口部材に接合される鉄
骨梁とから構成される鉄骨・鉄筋コンクリート構造物で
あって、前記埋め殺し型枠は、少なくともその上端部に
座屈防止用の補強リブを備えた構成とされ、前記仕口部
材は、筒体と該筒体の外周面に突設された梁接合部とに
より構成され、前記床スラブ上に突設された柱鉄筋を包
囲するように前記埋め殺し型枠が設置され、該埋め殺し
型枠上に前記仕口部材がその筒体を前記埋め殺し型枠内
に連通させた状態で設置され、前記仕口部材の筒体内部
及び前記埋め殺し型枠内部に前記柱鉄筋ユニットが挿入
せしめられ、前記仕口部材の筒体内部及び前記埋め殺し
型枠内部にコンクリートが打設され、前記仕口部材の前
記梁接合部に前記鉄骨梁が接合されてなることを特徴と
するものである。
筋コンクリート構造物は、床スラブから突設された柱鉄
筋の延長上に設けられる柱鉄筋ユニットと、構造部材を
兼ねる筒状の埋め殺し型枠と、仕口部材と、前記埋め殺
し型枠の内部および前記仕口部材の内部に打設充填され
て前記柱鉄筋ユニットを内包するコンクリートとからな
る鉄筋コンクリート柱と、前記仕口部材に接合される鉄
骨梁とから構成される鉄骨・鉄筋コンクリート構造物で
あって、前記埋め殺し型枠は、少なくともその上端部に
座屈防止用の補強リブを備えた構成とされ、前記仕口部
材は、筒体と該筒体の外周面に突設された梁接合部とに
より構成され、前記床スラブ上に突設された柱鉄筋を包
囲するように前記埋め殺し型枠が設置され、該埋め殺し
型枠上に前記仕口部材がその筒体を前記埋め殺し型枠内
に連通させた状態で設置され、前記仕口部材の筒体内部
及び前記埋め殺し型枠内部に前記柱鉄筋ユニットが挿入
せしめられ、前記仕口部材の筒体内部及び前記埋め殺し
型枠内部にコンクリートが打設され、前記仕口部材の前
記梁接合部に前記鉄骨梁が接合されてなることを特徴と
するものである。
【0007】請求項2記載の鉄骨・鉄筋コンクリート構
造物は、前記埋め殺し型枠の内周に、前記補強リブに代
えて鉢巻き鉄筋を備えたものである。
造物は、前記埋め殺し型枠の内周に、前記補強リブに代
えて鉢巻き鉄筋を備えたものである。
【0008】請求項3記載の鉄骨・鉄筋コンクリート構
造物は、前記仕口部材に、前記埋め殺し型枠の上端に嵌
合する嵌合部を設けたものである。
造物は、前記仕口部材に、前記埋め殺し型枠の上端に嵌
合する嵌合部を設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。本実施形態の鉄骨・鉄筋コンクリ
ート構造物100は、図1(a)に示すように、鉄筋コ
ンクリートよりなる床スラブ1を有しており、床スラブ
1上には鉄筋コンクリート柱50が立設されている。即
ち、床スラブ1上には柱鉄筋3の上部が突設されてい
る。この場合の柱鉄筋3は、上下方向に延在する多数本
の主筋3aと、その多数本の主筋3aの周囲に巻回され
溶接された多数の配力筋3bとからなり、概略筒状をな
している。
に基づいて説明する。本実施形態の鉄骨・鉄筋コンクリ
ート構造物100は、図1(a)に示すように、鉄筋コ
ンクリートよりなる床スラブ1を有しており、床スラブ
1上には鉄筋コンクリート柱50が立設されている。即
ち、床スラブ1上には柱鉄筋3の上部が突設されてい
る。この場合の柱鉄筋3は、上下方向に延在する多数本
の主筋3aと、その多数本の主筋3aの周囲に巻回され
溶接された多数の配力筋3bとからなり、概略筒状をな
している。
【0010】柱鉄筋3の上端には、その上方延長上に、
柱鉄筋ユニット5が間隔D1を空けて鉛直状態で配置さ
れており、柱鉄筋ユニット5は、上下方向に延在する多
数本の主筋5aと、その多数本の主筋5aの周囲の必要
箇所のみに巻回され溶接された配力筋5bとからなり、
概略篭状をなしている。
柱鉄筋ユニット5が間隔D1を空けて鉛直状態で配置さ
れており、柱鉄筋ユニット5は、上下方向に延在する多
数本の主筋5aと、その多数本の主筋5aの周囲の必要
箇所のみに巻回され溶接された配力筋5bとからなり、
概略篭状をなしている。
【0011】床スラブ1上には、柱鉄筋3及び柱鉄筋ユ
ニット5を包囲するように埋め殺し型枠9が立設されて
いる。この場合の埋め殺し型枠9は、図1(b)に示す
ように薄肉の角形鋼管からなり、上端内部には十字型の
補強リブ9aが嵌め込まれ溶接固定されている。この補
強リブ9aは、角形鋼管の座屈を防止するためのもので
あり、鋼板よりなる。尚、埋め殺し型枠9は必ずしも正
方形の角筒状である必要はなく、他の角筒状であっても
よく、また角筒以外の楕円や円筒状であってもよい。ま
た、埋め殺し型枠9は鋼管であることにより、鉄筋コン
クリート柱50の耐力の向上を図る構造部材となってい
る。
ニット5を包囲するように埋め殺し型枠9が立設されて
いる。この場合の埋め殺し型枠9は、図1(b)に示す
ように薄肉の角形鋼管からなり、上端内部には十字型の
補強リブ9aが嵌め込まれ溶接固定されている。この補
強リブ9aは、角形鋼管の座屈を防止するためのもので
あり、鋼板よりなる。尚、埋め殺し型枠9は必ずしも正
方形の角筒状である必要はなく、他の角筒状であっても
よく、また角筒以外の楕円や円筒状であってもよい。ま
た、埋め殺し型枠9は鋼管であることにより、鉄筋コン
クリート柱50の耐力の向上を図る構造部材となってい
る。
【0012】埋め殺し型枠9の上端開口部には仕口部材
11が設置されている。仕口部材11は、図2に示すよ
うに鋼製の角筒体11aと、角筒体11aの外周面に突
設されたH鋼材からなる複数の梁接合部11bと、図1
の埋め殺し型枠9の上端開口部に嵌合する嵌合部材(嵌
合部)11cとからなっている。嵌合部材1lcは、環
状に切断された鋼管からなっており、角筒体11aの下
端開口部側に同軸状に溶接接合されている。
11が設置されている。仕口部材11は、図2に示すよ
うに鋼製の角筒体11aと、角筒体11aの外周面に突
設されたH鋼材からなる複数の梁接合部11bと、図1
の埋め殺し型枠9の上端開口部に嵌合する嵌合部材(嵌
合部)11cとからなっている。嵌合部材1lcは、環
状に切断された鋼管からなっており、角筒体11aの下
端開口部側に同軸状に溶接接合されている。
【0013】前記梁接合部11bはそれぞれ四方に突設
されている。尚、角筒体11aを挟んで対向する各梁接
合部11b、11bは、角筒体11aの外壁を貫通して
角筒体11aの内部で一体となっている方が構造上は望
ましいが、必ずしも一体である必要はない。また、嵌合
部材11cは、図1に示す埋め殺し型枠9の上端開口部
の内側に嵌合するものであっても、外側に嵌合するもの
であってもよい。
されている。尚、角筒体11aを挟んで対向する各梁接
合部11b、11bは、角筒体11aの外壁を貫通して
角筒体11aの内部で一体となっている方が構造上は望
ましいが、必ずしも一体である必要はない。また、嵌合
部材11cは、図1に示す埋め殺し型枠9の上端開口部
の内側に嵌合するものであっても、外側に嵌合するもの
であってもよい。
【0014】柱鉄筋ユニット5の上部は、仕口部材11
の角筒体11aを貫通して、上方に突出しており、埋め
殺し型枠9と仕口部材11の角筒体11aの内部には、
コンクリート13が打設充墳されている。
の角筒体11aを貫通して、上方に突出しており、埋め
殺し型枠9と仕口部材11の角筒体11aの内部には、
コンクリート13が打設充墳されている。
【0015】仕口部材11の梁接合部11bには、H鋼
からなる鉄骨梁15が、それぞれ、当金17を介してボ
ルト接合されており、鉄骨梁15上には、上層の床スラ
ブ21が形成されている。床スラブ21は、水平に配設
された鉄筋21aと、水平に打設されたコンクリート2
1bからなっており、床スラプ21上には、柱鉄筋ユニ
ット5の上端部5cが突設されている。
からなる鉄骨梁15が、それぞれ、当金17を介してボ
ルト接合されており、鉄骨梁15上には、上層の床スラ
ブ21が形成されている。床スラブ21は、水平に配設
された鉄筋21aと、水平に打設されたコンクリート2
1bからなっており、床スラプ21上には、柱鉄筋ユニ
ット5の上端部5cが突設されている。
【0016】鉄骨・鉄筋コンクリート構造物100は以
上のような構成を有している。以下に、この鉄骨・鉄筋
コンクリート構造物100の施工方法について説明す
る。まず、図3に示すように、床スラブ1上に突設され
た柱鉄筋3の上方延長上に、埋め殺し型枠9を鉛直状態
で吊り込み、柱鉄筋3に嵌め通して、図4に示すように
床スラブ1上に設置する。そして、埋め殺し型枠9の下
端と床スラブ1とをモルタル又はコンクリート23によ
り固定し、更には、床スラブ1の埋め殺し型枠9の周囲
に複数のアンカ−25を設け、そのアンカ−25と埋め
殺し型枠9との間にそれぞれサポートワイヤ27を張っ
て、その固定を確実にする。
上のような構成を有している。以下に、この鉄骨・鉄筋
コンクリート構造物100の施工方法について説明す
る。まず、図3に示すように、床スラブ1上に突設され
た柱鉄筋3の上方延長上に、埋め殺し型枠9を鉛直状態
で吊り込み、柱鉄筋3に嵌め通して、図4に示すように
床スラブ1上に設置する。そして、埋め殺し型枠9の下
端と床スラブ1とをモルタル又はコンクリート23によ
り固定し、更には、床スラブ1の埋め殺し型枠9の周囲
に複数のアンカ−25を設け、そのアンカ−25と埋め
殺し型枠9との間にそれぞれサポートワイヤ27を張っ
て、その固定を確実にする。
【0017】次に、図5に示すように、埋め殺し型枠9
の上方延長上に仕口部材11を吊り込み、埋め殺し型枠
9の上端開口部に設置する。その設置位置決めは、仕口
部材11の嵌合部材11cを埋め殺し型枠9の上端開口
部に嵌合することにより容易且つ正確に行なうことがで
きる。このとき、埋め殺し型枠9の上端開口の内部には
十字型の補強リブ9aが配置されているので、重量物で
ある仕口部材11を載せても、埋め殺し型枠9は座屈し
ない。尚、嵌合部材11cを省略して、仕口部材11の
角筒体11aの下端を、単に埋め殺し型枠9の上端に、
いわゆるメカニカルタッチの状態で載せてもよい。
の上方延長上に仕口部材11を吊り込み、埋め殺し型枠
9の上端開口部に設置する。その設置位置決めは、仕口
部材11の嵌合部材11cを埋め殺し型枠9の上端開口
部に嵌合することにより容易且つ正確に行なうことがで
きる。このとき、埋め殺し型枠9の上端開口の内部には
十字型の補強リブ9aが配置されているので、重量物で
ある仕口部材11を載せても、埋め殺し型枠9は座屈し
ない。尚、嵌合部材11cを省略して、仕口部材11の
角筒体11aの下端を、単に埋め殺し型枠9の上端に、
いわゆるメカニカルタッチの状態で載せてもよい。
【0018】次に、図6に示すように、柱鉄筋ユニット
5を床スラブ1上に突設された柱鉄筋3の延長上の、仕
口部材11の更に上方に、鉛直状態で吊り込み、仕口部
材11の角筒体11a及び埋め殺し型枠9の内部に挿通
する。この際、埋め殺し型枠9の挿通は、この柱鉄筋ユ
ニット5と、鋼管からなる埋め殺し型枠9とが互いに応
力を伝えるに十分な長さだけ重ね合わされるように行な
われていればよく、従って、柱鉄筋3と柱鉄筋ユニット
5との接合を省略することができる。
5を床スラブ1上に突設された柱鉄筋3の延長上の、仕
口部材11の更に上方に、鉛直状態で吊り込み、仕口部
材11の角筒体11a及び埋め殺し型枠9の内部に挿通
する。この際、埋め殺し型枠9の挿通は、この柱鉄筋ユ
ニット5と、鋼管からなる埋め殺し型枠9とが互いに応
力を伝えるに十分な長さだけ重ね合わされるように行な
われていればよく、従って、柱鉄筋3と柱鉄筋ユニット
5との接合を省略することができる。
【0019】そこで、図7に示すように仕口部材11の
角筒体11a側からその内部にコンクリート13を打設
する。すると、コンクリート13は、埋め殺し型枠9の
内部から仕口部材11の角筒体11aの内部に渡って充
愼され、このコンクリート13により、床スラブ1、柱
鉄筋3、柱鉄筋ユニット5、埋め殺し型枠9、仕口部材
11との一体化を同時に行なうことができる。即ち、仕
口部材11を備えた鉄筋コンクリート柱50を床スラブ
l上に構築するので、従来のような仕口部材11と柱鉄
筋ユニット5との溶接等による接合を省略することがで
きる。また、上述のように、柱鉄筋3と柱鉄筋ユニット
5との接合も省略することができるので、鉄筋コンクリ
ート柱50への仕口部材11の取り付け作業の簡略化を
図ることができる。これにより、施工作業の更なる簡略
化、ひいては工期の短縮を図ることができる。尚、鋼管
よりなる埋め殺し型枠9及び仕口部材11の角筒体11
aがコンクリート13の剪断補強を兼ねるので、柱鉄筋
ユニット5の配力筋5bは全数省略してもよい。その場
合は、束ね筋を、主筋5aの位置決め用として主筋5a
の端部に設ける程度でよい。
角筒体11a側からその内部にコンクリート13を打設
する。すると、コンクリート13は、埋め殺し型枠9の
内部から仕口部材11の角筒体11aの内部に渡って充
愼され、このコンクリート13により、床スラブ1、柱
鉄筋3、柱鉄筋ユニット5、埋め殺し型枠9、仕口部材
11との一体化を同時に行なうことができる。即ち、仕
口部材11を備えた鉄筋コンクリート柱50を床スラブ
l上に構築するので、従来のような仕口部材11と柱鉄
筋ユニット5との溶接等による接合を省略することがで
きる。また、上述のように、柱鉄筋3と柱鉄筋ユニット
5との接合も省略することができるので、鉄筋コンクリ
ート柱50への仕口部材11の取り付け作業の簡略化を
図ることができる。これにより、施工作業の更なる簡略
化、ひいては工期の短縮を図ることができる。尚、鋼管
よりなる埋め殺し型枠9及び仕口部材11の角筒体11
aがコンクリート13の剪断補強を兼ねるので、柱鉄筋
ユニット5の配力筋5bは全数省略してもよい。その場
合は、束ね筋を、主筋5aの位置決め用として主筋5a
の端部に設ける程度でよい。
【0020】次に、図1(a)に示すように、仕口部材
11の梁接合部11bに、鉄骨梁15をそれぞれ当金1
7を介してボルト接合した後、鉄骨梁15上に、上層の
床スラブ21を形成する。この床スラブ21の形成は、
鉄骨梁15に支持されるように水平な下型枠(図示せ
ず)を設置し、その型枠上に鉄筋21aを水平に配設し
た後、コンクリート21bを水平に打設することで行わ
れる。この場合、床スラブ21のコンクリート21b
と、鉄筋コンクリート柱50のコンクリート13とを同
時に打設することで、床スラブ21と鉄筋コンクリート
柱50とを同時に施工してもよく、そうすれば、より生
産性の向上が図れる。尚、床スラブ21の施工後、柱鉄
筋ユニット5の上端部5cは、床スラブ21の上方に突
出し、次なる柱鉄筋となる。
11の梁接合部11bに、鉄骨梁15をそれぞれ当金1
7を介してボルト接合した後、鉄骨梁15上に、上層の
床スラブ21を形成する。この床スラブ21の形成は、
鉄骨梁15に支持されるように水平な下型枠(図示せ
ず)を設置し、その型枠上に鉄筋21aを水平に配設し
た後、コンクリート21bを水平に打設することで行わ
れる。この場合、床スラブ21のコンクリート21b
と、鉄筋コンクリート柱50のコンクリート13とを同
時に打設することで、床スラブ21と鉄筋コンクリート
柱50とを同時に施工してもよく、そうすれば、より生
産性の向上が図れる。尚、床スラブ21の施工後、柱鉄
筋ユニット5の上端部5cは、床スラブ21の上方に突
出し、次なる柱鉄筋となる。
【0021】そして、柱鉄筋ユニット5の上端部5cか
らなる柱鉄筋を包囲するように、次なる埋め殺し型枠
(図示せず)を設置し、上記工程を繰り返すことによ
り、複数階の鋏骨・鉄筋コンクリート構造物100を施
工することができる。従って、本施工方法では、柱鉄筋
ユニット5、埋め殺し型枠9、仕口部材11等、同形の
部材によって、各階を同様に構築することができる。こ
れにより、異種部材の点数を減少することができ、それ
ら部材の製造を容易にすることができるので、複数階の
鉄骨・鉄筋コンクリート構造物100の施工に際して工
期の短縮及びコストの低減を図ることができる。
らなる柱鉄筋を包囲するように、次なる埋め殺し型枠
(図示せず)を設置し、上記工程を繰り返すことによ
り、複数階の鋏骨・鉄筋コンクリート構造物100を施
工することができる。従って、本施工方法では、柱鉄筋
ユニット5、埋め殺し型枠9、仕口部材11等、同形の
部材によって、各階を同様に構築することができる。こ
れにより、異種部材の点数を減少することができ、それ
ら部材の製造を容易にすることができるので、複数階の
鉄骨・鉄筋コンクリート構造物100の施工に際して工
期の短縮及びコストの低減を図ることができる。
【0022】尚、図8に示すように、柱鉄筋ユニット5
をほとんど主筋5aだけで構成した場合には、そのまま
では主筋5aの抜け出し方向の規制が弱いので、それを
防止するべく、埋め殺し型枠9の内周に補強リブ9aに
代えて鉢巻き鉄筋9bを溶接にて接合し、一方、柱鉄筋
ユニット5の主筋5aの周囲に、適正位置決め状態で鉢
巻き鉄筋9bの下側にて鉢巻き鉄筋9bと対向し得る配
力筋5bを設ける。この場合は、埋め殺し型枠9の上端
の補強リブ9a(図1参照)は設けることができないか
ら、その分、埋め殺し型枠9を構成する角形鋼管の肉厚
を大きくするなどして対応する。
をほとんど主筋5aだけで構成した場合には、そのまま
では主筋5aの抜け出し方向の規制が弱いので、それを
防止するべく、埋め殺し型枠9の内周に補強リブ9aに
代えて鉢巻き鉄筋9bを溶接にて接合し、一方、柱鉄筋
ユニット5の主筋5aの周囲に、適正位置決め状態で鉢
巻き鉄筋9bの下側にて鉢巻き鉄筋9bと対向し得る配
力筋5bを設ける。この場合は、埋め殺し型枠9の上端
の補強リブ9a(図1参照)は設けることができないか
ら、その分、埋め殺し型枠9を構成する角形鋼管の肉厚
を大きくするなどして対応する。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の鉄骨・鉄筋コンクリート
構造物によれば、柱を形成するための型枠が埋め殺し型
枠とされているので、その型枠の撤去作業を省略するこ
とができる。また、仕口部材が、補強リブで座屈防止を
図った埋め殺し型枠上に設置されているので、仕口部材
の設置位置決めを容易に行なうことができると共に、仕
口部材を安定保持することができる。そして、その仕口
部材の筒体内部及び型枠内部にコンクリートが打設され
て仕口部材を備えた鉄筋コンクリート柱が構築されるの
で、仕口部材と柱鉄筋ユニットとの溶接等による接合を
省略することができ、鉄筋コンクリート柱への仕口部材
の取り付け作業の簡略化を図ることができる。更に、埋
め殺し型枠が構造部材を兼ねるものであるので、柱鉄筋
と柱鉄筋ユニットとの接合を省略することができる。従
って、更なる作業の簡略化、工期の短縮を図ることがで
きる。また、埋め殺し型枠を鋼管で構成した場合は、耐
火被覆の省略も図ることができる。
構造物によれば、柱を形成するための型枠が埋め殺し型
枠とされているので、その型枠の撤去作業を省略するこ
とができる。また、仕口部材が、補強リブで座屈防止を
図った埋め殺し型枠上に設置されているので、仕口部材
の設置位置決めを容易に行なうことができると共に、仕
口部材を安定保持することができる。そして、その仕口
部材の筒体内部及び型枠内部にコンクリートが打設され
て仕口部材を備えた鉄筋コンクリート柱が構築されるの
で、仕口部材と柱鉄筋ユニットとの溶接等による接合を
省略することができ、鉄筋コンクリート柱への仕口部材
の取り付け作業の簡略化を図ることができる。更に、埋
め殺し型枠が構造部材を兼ねるものであるので、柱鉄筋
と柱鉄筋ユニットとの接合を省略することができる。従
って、更なる作業の簡略化、工期の短縮を図ることがで
きる。また、埋め殺し型枠を鋼管で構成した場合は、耐
火被覆の省略も図ることができる。
【0024】請求項2記載の鉄骨・鉄筋コンクリート構
造物によれば、請求項1記載の発明とほぼ同等の効果を
奏する他に、柱鉄筋ユニットを主筋だけで簡単に構成し
た場合にも、鉢巻き鉄筋と配力筋の相互作用により、主
筋の抜け出しが防止されるという効果を奏する。
造物によれば、請求項1記載の発明とほぼ同等の効果を
奏する他に、柱鉄筋ユニットを主筋だけで簡単に構成し
た場合にも、鉢巻き鉄筋と配力筋の相互作用により、主
筋の抜け出しが防止されるという効果を奏する。
【0025】請求項3記載の鉄骨・鉄筋コンクリート構
造物の施工方法によれば、上記効果に加えて、仕口部材
に、埋め殺し型枠の上端に嵌合する嵌合部が設けられて
いるので、仕口部材の設置位置決めを更に容易に行なう
ことができる。
造物の施工方法によれば、上記効果に加えて、仕口部材
に、埋め殺し型枠の上端に嵌合する嵌合部が設けられて
いるので、仕口部材の設置位置決めを更に容易に行なう
ことができる。
【図1】 本発明の鉄骨・鉄筋コンクリート構造物の一
実施形態を示す図であり、(a)は一階分が完成した状
態を示す側面図、(b)は(a)のIb−Ib矢視断面
図である。
実施形態を示す図であり、(a)は一階分が完成した状
態を示す側面図、(b)は(a)のIb−Ib矢視断面
図である。
【図2】 図1の鉄骨・鉄筋コンクリート構造物におけ
る仕口部材の一実施形態を示す図である。
る仕口部材の一実施形態を示す図である。
【図3】 図1の鉄骨・鉄筋コンクリート構造物の施工
方法を示す図で、床スラブから突設された柱鉄筋に埋め
殺し型枠を嵌め通している状態を示す。
方法を示す図で、床スラブから突設された柱鉄筋に埋め
殺し型枠を嵌め通している状態を示す。
【図4】 図3の埋め殺し型枠を床スラブに固定してい
る状態を示す図である。
る状態を示す図である。
【図5】 図4の仕口部材を埋め殺し型枠の上端に設置
位置決めした状態を示す図である。
位置決めした状態を示す図である。
【図6】 図5の仕口部材及び埋め殺し型枠に柱鉄筋ユ
ニットを挿通している状態を示す図である。
ニットを挿通している状態を示す図である。
【図7】 図6の仕口部材及び埋め殺し型枠の内部にコ
ンクリートを打設した状態を示す図である。
ンクリートを打設した状態を示す図である。
【図8】 本発明の鉄骨・鉄筋コンクリート構造物の他
の実施形態を示す図であり、一階分が完成した状態を示
す。
の実施形態を示す図であり、一階分が完成した状態を示
す。
1…床スラブ 3…柱鉄筋 5…柱鉄筋ユニット 9…埋め殺し型枠 9a…補強リブ 9b…鉢巻き鉄筋 11…仕口部材 11a…角筒体(筒体) 11b…梁接合部 11c…嵌合部材(嵌合部) 13…コンクリート 15…鉄骨梁 50…鉄筋コンクリート柱 100…鉄骨・鉄筋コンクリート構造物
Claims (3)
- 【請求項1】 床スラブから突設された柱鉄筋の延長上
に設けられる柱鉄筋ユニットと、構造部材を兼ねる筒状
の埋め殺し型枠と、仕口部材と、前記埋め殺し型枠の内
部および前記仕口部材の内部に打設充填されて前記柱鉄
筋ユニットを内包するコンクリートとからなる鉄筋コン
クリート柱と、前記仕口部材に接合される鉄骨梁とから
構成される鉄骨・鉄筋コンクリート構造物であって、 前記埋め殺し型枠は、少なくともその上端部に座屈防止
用の補強リブを備えた構成とされ、 前記仕口部材は、筒体と該筒体の外周面に突設された梁
接合部とにより構成され、 前記床スラブ上に突設された柱鉄筋を包囲するように前
記埋め殺し型枠が設置され、 該埋め殺し型枠上に前記仕口部材がその筒体を前記埋め
殺し型枠内に連通させた状態で設置され、 前記仕口部材の筒体内部及び前記埋め殺し型枠内部に前
記柱鉄筋ユニットが挿入せしめられ、 前記仕口部材の筒体内部及び前記埋め殺し型枠内部にコ
ンクリートが打設され、 前記仕口部材の前記梁接合部に前記鉄骨梁が接合されて
なることを特徴とする鉄骨・鉄筋コンクリート構造物。 - 【請求項2】 前記埋め殺し型枠の内周に、前記補強リ
ブに代えて鉢巻き鉄筋を備えたことを特徴とする請求項
1記載の鉄骨・鉄筋コンクリート構造物。 - 【請求項3】 前記仕口部材には、前記埋め殺し型枠の
上端に嵌合する嵌合部が設けられていることを特徴とす
る請求項1または2記載の鉄骨・鉄筋コンクリート構造
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16931497A JPH10219832A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 鉄骨・鉄筋コンクリート構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16931497A JPH10219832A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 鉄骨・鉄筋コンクリート構造物 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2560497A Division JPH10219829A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 鉄骨・鉄筋コンクリート構造物の施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10219832A true JPH10219832A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=15884246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16931497A Pending JPH10219832A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 鉄骨・鉄筋コンクリート構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10219832A (ja) |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP16931497A patent/JPH10219832A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040615 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |