JPH10220165A - 未固結地山の補強方法および補強体形成用装置 - Google Patents
未固結地山の補強方法および補強体形成用装置Info
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- JPH10220165A JPH10220165A JP4458397A JP4458397A JPH10220165A JP H10220165 A JPH10220165 A JP H10220165A JP 4458397 A JP4458397 A JP 4458397A JP 4458397 A JP4458397 A JP 4458397A JP H10220165 A JPH10220165 A JP H10220165A
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Abstract
を形成できる未固結地山の補強方法および補強体形成用
装置を提供する。 【解決手段】 掘削面12の前方にアーチシェル状の補
強体10を形成するに際して、まず、第1のボアホール
14Aを削孔ビット34により削孔する。次に、削孔ビ
ット34を引き抜き、第1のボアホール14Aに案内ロ
ッド40を挿入し、削孔ビット34により第2のボアホ
ール14Bを削孔する。次に、削孔ビット34と案内ロ
ッド40を引き抜き、案内ロッド40を第2のボアホー
ル14Bに挿入する。この時、案内ロッド40の先端か
ら第1のボアホール14Aに注入材62を吐出させつつ
案内ロッド40の挿入を行ない、第1のボアホール14
Aに注入材を充填する。案内ロッド40を第2のボアホ
ール14Bに挿入したならば、削孔ビット34により第
3のボアホール14Cを削孔する。
Description
ンネル工事等において、地山の崩壊を防ぎ安定化させる
ための未固結地山の補強方法および補強体形成用装置に
関する。
トンネル掘削面(切羽)より前方の地山を安定させるた
めの補強方法として、以下のような方式が知られてい
る。 (1)先受けボルト方式 切羽に狭いリング状の掘削面を設け、トンネル外周上で
切羽の斜め前方にロックボルトや鋼管パイプを一定の間
隔で打設し、切羽を掘削したときの上載荷重をこのボル
トや鋼管を梁として受け持ち、掘削面に作用する土圧を
軽減する。 (2)注入パイル方式 トンネル外周上で切羽の斜め前方にドリルでボアホール
を穿孔し、穿孔終了後のビット引き抜き時にドリル先端
から高圧のジェットグラウトを行い、穿孔時のボアホー
ル径より大きな径のセメント系パイルを形成する。この
作業を形成されたパイル径が互いに重複した構造となる
ように、1本ずつ繰り返して連続したアーチ状の固結体
を形成する。 (3)チェーンカッタ方式 数mの長さのチェーンソーをトンネルの外周を円周状に
移動しながら、溝を切削しつつ、チェーンソーの背後か
らコンクリートを充填してアーチ状の固結体を形成す
る。
(1)の先受けボルト方式では、掘削時に一定間隔で打
設されたボルトやパイプの間から土砂が抜け落ちるた
め、上載荷重を受け持つ効果が期待されない。また、こ
の抜け落ちを防ぐための中空ボルトやパイプからのグラ
ウト注入により周りの土砂を固結する方法もあるが、注
入材が高価である。さらに、リング状の狭い掘削面を設
ける方法では、狭隘なため作業能率が非常に悪い。次
に、上記(2)の注入パイル方式では、高圧ジェットを
供給するポンプや削孔装置が特殊機械となるため、上記
(1)の方法よりもさらに高価になる。また、高圧ジェ
ットによる削孔であるため、排出される土砂に注入材が
混じり、ヘドロ状となって排出される。このため、この
ヘドロの処置費用も別途必要になる。次に、上記(3)
のチェーンカッタ方式では、チェーンソーを駆動させる
ための特殊装置が必要である。そこで本発明の目的は、
安価な汎用の設備によって、効率よく補強体を形成する
ことができる未固結地山の補強方法および補強体形成用
装置を提供することにある。
本発明は、掘削面の前方に略スリット状の溝をなす多数
の孔を削孔し、当該溝に注入材を充填して固化させるこ
とにより、掘削面の前方に略アーチ状の補強体を形成す
る未固結地山の補強方法であって、前記孔を削孔するに
際し、既に削孔された第1の孔に案内ロッドを挿入し、
この案内ロッドに近接しつつ前進する削孔ビットによっ
て前記第1の孔にその一部が接続された第2の孔を削孔
し、次いで、案内ロッドを第1の孔から引き抜くと共に
削孔ビットを第2の孔から引き抜き、次いで、案内ロッ
ドを前記第2の孔に挿入し、この案内ロッドに近接しつ
つ前進する削孔ビットによって前記第2の孔にその一部
が接続された第3の孔を削孔すると共に、前記第1の孔
に前記案内ロッドから注入材を充填し、このような削孔
ビットによる削孔、案内ロッドの孔への挿入、案内ロッ
ドによる孔への注入材の充填を繰り返すことで略アーチ
状の補強体を形成するようにしたことを特徴とする。ま
た、本発明は、前記注入材の充填が、案内ロッドが孔へ
の挿入されつつ案内ロッドの先端から注入材が孔へ注入
されていくことで行なわれることを特徴とする。また、
本発明は、前記注入材が充填される孔の開口は、注入材
の充填時に塞がれることを特徴とする。
ト状の溝をなす多数の孔を削孔し、当該溝に注入材を充
填して固化させることにより、掘削面の前方に略アーチ
状の補強体を形成する補強体形成用装置であって、既に
削孔された孔に挿入される案内ロッドと、前記案内ロッ
ドに平行して配置され先端に削孔ビットが設けられた削
孔ロッドと、前記削孔ビットの外周部が案内ロッドの外
周部に近接しつつ前進するように、案内ロッドの基部を
支持すると共に、削孔ロッドを回転可能かつ軸方向に移
動可能に支持するブラケットと、前記案内ロッドの基部
から先部に向けて案内ロッドの内部で延在し案内ロッド
の外周面に注入孔として開口された注入路とを有するこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記案内ロッドの注
入孔が、案内ロッドの先端部で、前記削孔ビットが配置
される側とは反対の側に開口していることを特徴とす
る。また、本発明は、前記案内ロッドの先端部の外周に
は、放射方向に突出し、かつ案内ロッドの長手方向に連
続的に延在する複数の突起部が、案内ロッドの周方向に
間隔をおいて複数形成され、この突起部は、削孔ビット
により削孔される孔の内壁に圧接あるいは食い込む寸法
で形成されていることを特徴とする。また、本発明は、
前記案内ロッドの側方のブラケット箇所には、案内ロッ
ドと削孔ロッド間のピッチと同じピッチで閉塞部材が設
けられ、この閉塞部材は削孔ビットにより削孔された孔
を塞ぐ形状で形成され、かつ、付勢部材により前方に付
勢されていることを特徴とする。
体形成用装置では、まず、掘削面の前方に略スリット状
の溝を形成するための第1の孔を削孔ビットで削孔す
る。次に、この第1の孔に案内ロッドを挿入し、この第
1の孔に隣接する第2の孔を削孔ビットにより削孔す
る。この後、削孔ビットと案内ロッドを各孔より引き抜
き、次いで第2の孔に案内ロッドを挿入する。この際、
案内ロッドから注入材を第1の孔に吐出し、第1の孔に
充填させる。そして、案内ロッドを第2の孔に挿入した
のち、第2の孔に隣接する第3の孔を削孔ドリルにより
削孔する。次に、削孔ビットと案内ロッドを各孔より引
き抜き、第3の孔に案内ロッドを挿入する。この際、案
内ロッドから注入材を第2の孔に吐出し、第2の孔に充
填させる。そして、案内ロッドを第3の孔に挿入したの
ち、第3の孔に隣接する第4の孔を削孔ビットにより削
孔する。そして、第3の孔に隣接する第4の孔を削孔ビ
ットにより削孔する。以上のような動作を掘削面に順次
繰り返すことにより、略アーチ状のスリット溝を形成
し、この溝に充填した注入材の固化により、アーチシェ
ル状の補強体を形成する。各孔に充填した注入材は、数
分以内に硬化が始まり、数時間以内に所定の強度に達す
るため、各孔の注入材同士が強固に固化して、一体の補
強体を構成することができる。
には、削孔角度、重複部を設けるための間隔など、削孔
位置や削岩機の姿勢を正確にする必要がある。このた
め、従来の方法では、削孔装置を円弧状のレールなどに
沿って移動するなど、特殊な位置決め治具を要してい
た。しかし、本発明の補強体形成用装置では、案内ロッ
ドを用いて1つ前に形成した孔を基準に削孔を行うこと
でき、また、案内ロッドと削孔ビットの移動ストローク
が小さいため、高精度の削孔を行うことができる。そし
て、案内ロッドの挿入時に、同時に注入材の充填を行う
ことができ、効率の良い作業を行うことができる。ま
た、汎用の削岩機を用いて案内ロッドと削孔ビットを搭
載した装置を構成することが可能であり、特殊機械を用
いる必要がなく、安価な装置で補強体を形成できる。
の補強方法および補強体形成用装置の実施の形態例につ
いて説明する。図1は、本発明によってトンネル切羽前
方に形成した補強体の一例を示す斜視図である。図示の
ように、掘削面(切羽)12の前方に、トンネルの外周
に沿って連続した多数のボアホール14を穿孔し、各ボ
アホール14に注入材を充填することによって、アーチ
シェル状の補強体10を形成している。なお、図中の1
6は、トンネル底盤を示しており、この底盤16上にお
いて、本発明に係る補強体形成用装置を用いて掘削面1
2に対して補強体10を形成する。
構成を示す断面側面図である。また、図3〜図8は、図
2に示す補強体形成用装置による補強体10の形成工程
を示している。図2に示すように、本例の補強体形成用
装置は、例えば汎用のドリルジャンボ(図示省略)に搭
載された架台20の先端部にブラケット22を設け、こ
のブラケット22によって、削孔ドリル30と案内ロッ
ド40と止水機構50とを支持したものである。架台2
0は、掘削面12に対して前後方向に移動可能に設けら
れており、フートパッド24が掘削面12に当接する位
置まで前進するようになっている。ブラケット22は、
案内ロッド40の基部を支持するとともに、削孔ドリル
30の削孔ロッド32を回転可能かつ軸方向に移動可能
に支持するものである。また、ブラケット22には、止
水機構50の止水盤52を支持した支持部材54が装着
されている。
に削孔ビット34をネジ止め等により固定したものであ
る。削孔ロッド32は、ブラケット22の後方に配置さ
れたロッドサポート(図示省略)によって回転自在に支
持されていると共に、ロッドサポートのさらに後方に配
置されたドリフタ(図示省略)に支持され、前後方向に
移動制御されるとともに、回転駆動される。また、削孔
ビット34は、未固結地山に適したビット、具体的には
オーガーのような形状のものが用いられており、掘削し
た土砂の排出が可能となっている。
め、削孔ビット34および削孔ロッド32の中心に貫通
孔(図示省略)を形成し、この貫通孔よりボアホール1
4内にエアーを送るようにしてもよい。また、削孔ドリ
ル30をボアホール14より引き抜く際に、掘削した孔
壁が崩壊するような地山では、削孔ドリル30の引き抜
き時に、貫通孔よりエアーに混合した塗布剤を孔壁に噴
霧して吹き付け、孔壁が削孔完了後、数分以内では崩壊
しないようにしてもよい。
によって削孔したボアホール14に挿入されることによ
り、次のボアホール14を削孔ドリル30によって削孔
する際の削孔ドリル30の位置出しとガイドを行うもの
であり、このような案内ロッド40の機能は、特開平8
ー291686号、特開平8ー291687号、特開平
8ー291688号等で既に公知である。案内ロッド4
0の基部は連結部材46によりブラケット22に固定さ
れ、ブラケット22すなわち架台20の前後方向の移動
により、ボアホール14に挿入されるようになってい
る。
の構成を示す断面側面図、断面正面図および側面図であ
る。案内ロッド40は、内側管422と外側管424か
らなる二重管構造の本体ロッド42の先端に先端コーン
44を設けたものであり、内側管422に対して外側管
424は回転可能に設けられている。先端コーン44
は、本体ロッド42の内側管422の先端に形成された
ネジ部422Aに螺合している。そして、本体ロッド4
2の内側管422と先端コーン44および連結部材46
には、軸方向に注入材62を供給するための注入路40
2が延在形成されている。また、連結部材46の後端部
には、図2に示すように、注入材62の供給装置(図示
省略)より導かれた注入ホース60が接続具(図示省
略)を介して接続され、注入路402内に注入材62が
供給されるようになっている。注入路402と注入ホー
ス60の内径は、数10mm程度となっている。
ばトンネル工事用の汎用資材としてのセメントモルタル
や吹き付けコンクリート等を用いることができ、注入材
の供給装置も、通常のトンネルで使われているコンクリ
ートプラント、ミキサ、ポンプ等により構成することが
可能であり、特殊な装置を用いる必要がない。そして、
このような注入材62では、数分以内に硬化が始まり、
数時間以内に所定の強度に達するものである。
周面に開口され、この開口により注入孔402Aが形成
され、注入孔402Aは、削孔ドリル30が配置される
側とは反対の側に臨んでいる。また、先端コーン44の
外周面には、放射方向に突出し案内ロッド40の軸方向
に連続する突起部48が、案内ロッド40の周方向に9
0°間隔で4つ形成されている。これらの突起部48
は、図8(2)に示すように、注入孔402Aから吐出
される注入材62が第2のボアホール14B(2番目に
削孔され案内ロッド40が挿入される孔)、第3のボア
ホール14C(第2のボアホール14Bに案内ロッド4
0を挿入した状態で3番目に削孔される孔)側に流入す
るのを防止して第1のボアホール14A(最初に削孔さ
れた孔)に確実に充填されるようにしたものである。詳
細に説明すると、案内ロッド40をボアホール14Bに
挿入した状態で、このボアホール14Bの内壁面に突起
部48が圧接することにより、ボアホール14Bの内部
が周方向に区切られ、注入材62がボアホール14Aへ
確実に充填される。なお、地山が柔らかい場合には、孔
壁に突起部48を食い込ませることで、さらに有効な流
入防止効果を得ることができる。トンネルの頂点付近で
はボアホール14相互が水平に並ぶことになるが、この
ような突起部48を有することで注入材62が横方向へ
確実に吐出され充填されていく。
に、流動性の高い注入材を用いた場合に、上述のように
してボアホール14Aに充填した注入材62が、ボアホ
ール14Aの入口から漏れるのを防止するためのもので
あり、ボアホール14Aの入口を塞ぐ形状で形成された
止水盤52(特許請求の範囲の閉塞部材に相当)と、こ
の止水盤52を支持して掘削面12側に押し付けるコイ
ルスプリング54A(特許請求の範囲の付勢部材に相
当)等を備えた支持部材54とを有している。
置を用いて補強体10を形成する場合の作業工程につい
て説明する。まず、図3(1),(2)に示すように、
トンネルの最も底盤16に近い箇所に第1のボアホール
14Aを削孔ドリル30で削孔する。そして、削孔ドリ
ル30を第1のボアホール14Aより引き抜く。なお、
地山の固結度が低く、ボアホールの孔壁が自立せずに一
部崩壊する場合には、削孔ドリル30の先端からエアー
に混入した揮発性の塗布剤を噴霧して孔壁に吹き付け、
孔壁を覆う膜を形成し、孔壁の崩壊を奉仕するようにす
る。
この第1のボアホール14Aに案内ロッド40を挿入す
る。この際、固結度の低い地山では、案内ロッド40の
突起部48がボアホールの孔壁にくい込みながら挿入さ
れる。次に、図5(1),(2)に示すように、案内ロ
ッド40に沿わせながら、第1のボアホール14Aに隣
接する第2のボアホール14Bを削孔ドリル30により
削孔する。この際、削孔ビット34が受ける削孔時の抵
抗により削孔ロッド32が案内ロッド40側に曲がり、
削孔ビット34が案内ロッド40に接触しつつ掘削が行
なわれる。そして、第2のボアホール14Bが第1のボ
アホール14Aと径方向に一部重複した状態で削孔され
る。なお、地山の固結度によっては、削孔ビット34に
打撃も加える。
を各ボアホール14A、14Bより引き抜き、次いで図
6(1),(2)、図7(1),(2)に示すように、
第2のボアホール14Bに案内ロッド40を挿入する。
この際、案内ロッド40の挿入は、注入孔402Aより
注入材62を第1のボアホール14A側に吐出しつつ行
なわれ、先端コーン44が第1ボアホール14Aの奥部
に至ることで第1のボアホール14Aに注入材62が充
填される。なお、必要に応じて第1のボアホール14A
の入口を止水盤52で塞ぎ、注入材62の漏洩を防ぐ。
また、注入材62の漏洩がなく、止水盤52の必要がな
い場合には、案内ロッド40の挿入と平行して削孔ドリ
ル32による削孔を行うこともでき、作業時間を短縮を
図ることができる。そして、図8に示すように、注入材
62を第1のボアホール14Aに充填させ、案内ロッド
40を第2のボアホール14Bの奥部まで挿入したなら
ば、第2のボアホール14Bに隣接する第3のボアホー
ル14Cを削孔ドリル30により削孔する。
繰り返すことにより、略アーチ状のスリット溝が形成さ
れると同時にこの溝に充填した注入材の固化により、ア
ーチシェル状の補強体10が形成される。各ボアホール
14に充填した注入材62は、数分以内に硬化が始ま
り、数時間以内に所定の強度に達するため、各ボアホー
ル14の注入材同士が強固に固化して、一体の補強体1
0を構成することができる。
後、この補強体10によって囲まれたトンネル切羽内部
を掘削する。このとき、トンネル上部からの荷重が補強
体10のアーチシェル構造により軽減され、掘削面に作
用する土圧も少なくなり、未固結な地山であっても、安
全に掘削を行うことができる。なお、地山に転石や礫な
どが混じっている場合、削孔ドリルを岩盤用のドリルに
替えるだけで、上記と同様の作業手順により補強体10
を形成でき、適用地山の範囲が広くなる。また、使用す
る機械装置は、通常のトンネル工事で使用する汎用機で
あり、従来工法のような特殊機械を必要とせず、また、
地山が岩盤から未固結な地山に急変しても、迅速に対処
することができ、トンネル工事を円滑に進めることがで
きる。
補強方法および補強体形成用装置では、未固結な地山で
も、削孔ドリル30と案内ロッド40を用いて一部が重
複する複数の孔からスリット状の溝を形成でき、同時
に、アーチシェル状の固結補強体10を切羽前方に形成
できる。この固結補強体10により、その内側の地山を
掘削する際に作用する上載荷重の一部をアーチ硬化によ
って地山自身に受けもたせ、固結補強体10に作用する
荷重も軽減され、掘削切羽面に作用する土圧が減少して
切羽を安定させることができる。また、本例における未
固結地山の補強方法および補強体形成用装置では、孔へ
の注入材62の充填が、削孔ドリル30のガイドとなる
案内ロッド40の挿入時に行なわれるので、注入材62
の充填のための特別の行程が増えることがなく、注入材
62の充填が極めて効率良くなされる。更に、注入材6
2の充填が、削孔ドリル30のガイドとなる案内ロッド
40により行なわれるので、注入材62の充填のための
特別の部材を要せず、最小限の部材により、かつ、コン
パクトな構造によりアーチシェル状の固結補強体10を
切羽前方に形成できる。
注入材62の充填を行なう案内ロッド40は、通常のト
ンネル工事で使用されている汎用のドリルジャンボの削
岩機の架台先端に簡単に装着できる。このため、工事中
に地山が急変して、未固結な地山となった場合にも、特
殊機械を用いずに、連続孔の穿孔は汎用ドリルジャンボ
で対応可能となり、設備費が安価になる。また、案内ロ
ッド40は二重管構造であり、内側の芯材を中空な内側
管422とし、案内ロッド40のブラケット22側の端
部に注入ホース60を接続するだけで、注入材62を孔
に容易に充填できる。また、内側管422の内径を数1
0mm確保できるため、例えばトンネル工事の汎用資材
としてのセメントモルタルや吹き付けコンクリートなど
の輸送管として使用でき、従来工法で使用される効果な
注入材ではなく、これらの安価な材料を注入材としても
利用できる。また、この場合には、注入用の特殊ポンプ
を必要とせず、通常のトンネルで使われているコンクリ
ートプラント、ミキサー、ポンプにより注入が可能であ
り、さらに安価な施工となる。
に、前のボアホールから次のボアホールへの削岩機の移
動量が小さいものとなるため、案内ロッド40の位置出
し挿入が容易である。また、穿孔位置決めは最初のボア
ホールを正確にすれば、後続の穿孔は案内ロッド40に
よって容易に穿孔位置が決まり、特殊な位置決め治具を
用いることなく、作業は非常に能率良く行なわれる。ま
た、汎用ドリルジャンボを使用しているため、地山に転
石などが出現しても、削孔ドリルを岩石用のビットに交
換するだけで穿孔が可能であり、適用地質の範囲が広
い。
山の補強方法および補強体形成用装置では、地山に連続
的に多数の孔を形成してスリット溝を設け、この溝に注
入材を注入して固結させてアーチ状の補強体を形成する
場合に、1つ前に削孔された孔に案内ロッドを挿入し、
この案内ロッドによって案内された削孔ロッドによって
削孔を行うとともに、前記1つ前に削孔された孔に挿入
された案内ロッドにより、2つ前に削孔された孔に前記
注入材を注入するようにした。このため、連続する孔の
削孔と各孔への注入材の注入とを一連の連続動作によっ
て円滑に行うことができ、作業効率を向上できる。ま
た、汎用装置での施工が可能であり、コストダウンを図
ることが可能である。
強体の一例を示す斜視図である。
の構成を示す断面側面図である。
面図であり、(2)は(1)のA−A線断面図である。
面図であり、(2)は(1)のB−B線断面図である。
面図であり、(2)は(1)のC−C線断面図である。
面図であり、(2)は(1)のD−D線断面図である。
面図であり、(2)は(1)のE−E線断面図である。
面図であり、(2)は(1)のF−F線断面図である。
ドの先端部の構成を示す断面側面図である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 掘削面の前方に略スリット状の溝をなす
多数の孔を削孔し、当該溝に注入剤を充填して固化させ
ることにより、掘削面の前方に略アーチ状の補強体を形
成する未固結地山の補強方法であって、 前記孔を削孔するに際し、既に削孔された第1の孔に案
内ロッドを挿入し、 この案内ロッドに近接しつつ前進する削孔ビットによっ
て前記第1の孔にその一部が接続された第2の孔を削孔
し、 次いで、案内ロッドを第1の孔から引き抜くと共に削孔
ビットを第2の孔から引き抜き、 次いで、案内ロッドを前記第2の孔に挿入し、この案内
ロッドに近接しつつ前進する削孔ビットによって前記第
2の孔にその一部が接続された第3の孔を削孔すると共
に、前記第1の孔に前記案内ロッドから注入材を充填
し、 このような削孔ビットによる削孔、案内ロッドの孔への
挿入、案内ロッドによる孔への注入材の充填を繰り返す
ことで略アーチ状の補強体を形成するようにした、 ことを特徴とする未固結地山の補強方法。 - 【請求項2】 前記注入材の充填は、案内ロッドが孔へ
挿入されつつ案内ロッドの先端から注入材が孔へ注入さ
れていくことで行なわれる請求項1記載の未固結地山の
補強方法。 - 【請求項3】 前記注入材が充填される孔の開口は、注
入材の充填時に塞がれる請求項1または2記載の未固結
地山の補強方法。 - 【請求項4】 掘削面の前方に略スリット状の溝をなす
多数の孔を削孔し、当該溝に注入材を充填して固化させ
ることにより、掘削面の前方に略アーチ状の補強体を形
成する補強体形成用装置であって、 既に削孔された孔に挿入される案内ロッドと、 前記案内ロッドに平行して配置され先端に削孔ビットが
設けられた削孔ロッドと、 前記削孔ビットの外周部が案内ロッドの外周部に近接し
つつ前進するように、案内ロッドの基部を支持すると共
に、削孔ロッドを回転可能かつ軸方向に移動可能に支持
するブラケットと、 前記案内ロッドの基部から先部に向けて案内ロッドの内
部で延在し案内ロッドの外周面に注入孔として開口され
た注入路と、 を有することを特徴とする補強体形成用装置。 - 【請求項5】 前記注入孔は、案内ロッドの先端部で、
前記削孔ビットが配置される側とは反対の側に開口して
いる請求項4記載の補強体形成用装置。 - 【請求項6】 前記案内ロッドの先端部の外周には、放
射方向に突出し、かつ案内ロッドの長手方向に連続的に
延在する複数の突起部が、案内ロッドの周方向に間隔を
おいて複数形成され、この突起部は、削孔ビットにより
削孔される孔の内壁に圧接あるいは食い込む寸法で形成
されている請求項5記載の補強体形成用装置。 - 【請求項7】 前記案内ロッドの側方のブラケット箇所
には、案内ロッドと削孔ロッド間のピッチと同じピッチ
で閉塞部材が設けられ、この閉塞部材は削孔ビットによ
り削孔された孔を塞ぐ形状で形成され、かつ、付勢部材
により前方に付勢されている請求項4、5または6記載
の補強体形成用装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04458397A JP3795997B2 (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 未固結地山の補強方法および補強体形成用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04458397A JP3795997B2 (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 未固結地山の補強方法および補強体形成用装置 |
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| JP3795997B2 JP3795997B2 (ja) | 2006-07-12 |
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7250969B2 (en) | 2001-05-31 | 2007-07-31 | Olympus Corporation | Defective image compensation system and method |
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| CN110242211A (zh) * | 2019-06-20 | 2019-09-17 | 新汶矿业集团有限责任公司 | 基于扇形钻头的矩形钻孔钻进装置及钻孔方法 |
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-
1997
- 1997-02-12 JP JP04458397A patent/JP3795997B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7250969B2 (en) | 2001-05-31 | 2007-07-31 | Olympus Corporation | Defective image compensation system and method |
| JP2016102369A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 株式会社奥村組 | 既設トンネルのインバートの構築方法 |
| CN110242211A (zh) * | 2019-06-20 | 2019-09-17 | 新汶矿业集团有限责任公司 | 基于扇形钻头的矩形钻孔钻进装置及钻孔方法 |
| CN115233714A (zh) * | 2022-08-31 | 2022-10-25 | 中交一公局集团有限公司 | 一种深水裸岩地质围堰连续引孔开槽施工方法 |
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