JPH10220587A - フローティングシール装置 - Google Patents
フローティングシール装置Info
- Publication number
- JPH10220587A JPH10220587A JP3707197A JP3707197A JPH10220587A JP H10220587 A JPH10220587 A JP H10220587A JP 3707197 A JP3707197 A JP 3707197A JP 3707197 A JP3707197 A JP 3707197A JP H10220587 A JPH10220587 A JP H10220587A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- seal body
- floating
- shaft
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 title claims abstract description 23
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 14
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 3
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 1
- UONOETXJSWQNOL-UHFFFAOYSA-N tungsten carbide Chemical compound [W+]#[C-] UONOETXJSWQNOL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高いシール効果を得ると同時に、構造の簡略
化を図ることができ、コストの低下や交換等の作業の軽
減を図ることができるフローティングシール装置を提供
する。 【解決手段】 ケーシング3を挿通する回転軸1と、ケ
ーシングの回転軸を取り囲む箇所に形成されたシール体
収容空間4と、このシール体収容空間内に収容されたシ
ール体10とを備え、シール体は、円筒状体を周方向に
複数に分割した形状の高硬度材からなるシールセグメン
ト11と、このシールセグメントを円筒状に束ねる弾性
体12とを有することを特徴とする。
化を図ることができ、コストの低下や交換等の作業の軽
減を図ることができるフローティングシール装置を提供
する。 【解決手段】 ケーシング3を挿通する回転軸1と、ケ
ーシングの回転軸を取り囲む箇所に形成されたシール体
収容空間4と、このシール体収容空間内に収容されたシ
ール体10とを備え、シール体は、円筒状体を周方向に
複数に分割した形状の高硬度材からなるシールセグメン
ト11と、このシールセグメントを円筒状に束ねる弾性
体12とを有することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば水車やポン
プの主軸に取り付けて、取扱液がモータ室内等に漏れ出
してしまうことを防止するフローティングシール装置に
関する。
プの主軸に取り付けて、取扱液がモータ室内等に漏れ出
してしまうことを防止するフローティングシール装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシール装置として、例えば図4に
示すようなものが知られている。これは、例えばモータ
室からポンプ室に延びる回転軸1に沿う流体の移動を阻
止するもので、回転軸1と一体に設けた軸スリーブ2を
取り囲む位置にシール体収容空間4が形成され、これに
円筒状のシール体7がキー部材6aにより回り止めされ
て径方向に微動可能に収容されて構成されている。シー
ル体収容空間4は、ケーシング3の内周面の大径部3a
の開放端側に中空円板状の塞板8を取り付けることによ
って形成されている。
示すようなものが知られている。これは、例えばモータ
室からポンプ室に延びる回転軸1に沿う流体の移動を阻
止するもので、回転軸1と一体に設けた軸スリーブ2を
取り囲む位置にシール体収容空間4が形成され、これに
円筒状のシール体7がキー部材6aにより回り止めされ
て径方向に微動可能に収容されて構成されている。シー
ル体収容空間4は、ケーシング3の内周面の大径部3a
の開放端側に中空円板状の塞板8を取り付けることによ
って形成されている。
【0003】シール体7は、内側のセラミックス等の高
硬度材からなる内筒5と、これを取り囲むように嵌合し
て形成された金属等の素材からなる外筒6とから構成さ
れている。シール体7の軸方向長さは、シール体収容空
間4の長さとほぼ等しく設定されており、このシール体
7(外筒6)の各端面とケーシング3の大径部3aの段
差壁及び塞板8の内面の当接部にはOリング9a,9b
が設けられ、ここからの取扱液の漏水を防止するように
なっている。
硬度材からなる内筒5と、これを取り囲むように嵌合し
て形成された金属等の素材からなる外筒6とから構成さ
れている。シール体7の軸方向長さは、シール体収容空
間4の長さとほぼ等しく設定されており、このシール体
7(外筒6)の各端面とケーシング3の大径部3aの段
差壁及び塞板8の内面の当接部にはOリング9a,9b
が設けられ、ここからの取扱液の漏水を防止するように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のシール装置にあ
っては、内筒部が高硬度素材で形成されており、摩耗し
ないので耐用期間が長い。しかしながら、その反面、シ
ール体の内面と回転軸(前記の場合は軸スリーブ)の摺
動面の隙間を小さくすると、微小な軸振れや潤滑状態の
変化によっては、対向する面どうしが接触して昇温や焼
き付きを起こす危険性が有り、そのために、シール性の
向上に限界があった。
っては、内筒部が高硬度素材で形成されており、摩耗し
ないので耐用期間が長い。しかしながら、その反面、シ
ール体の内面と回転軸(前記の場合は軸スリーブ)の摺
動面の隙間を小さくすると、微小な軸振れや潤滑状態の
変化によっては、対向する面どうしが接触して昇温や焼
き付きを起こす危険性が有り、そのために、シール性の
向上に限界があった。
【0005】また、シール体自体又はシール体収容空間
の構成が複雑であり、部品点数が多く、コスト高を招来
していた。特に、大径の回転軸の場合には、シール体も
大きくなり、部品コストの上昇、軸への組み付けや交換
の作業負荷の増大を招くといった問題があった。
の構成が複雑であり、部品点数が多く、コスト高を招来
していた。特に、大径の回転軸の場合には、シール体も
大きくなり、部品コストの上昇、軸への組み付けや交換
の作業負荷の増大を招くといった問題があった。
【0006】本発明は、前記課題に鑑み、高いシール効
果を得ると同時に、構造の簡略化を図ることができ、コ
ストの低下や交換等の作業の軽減を図ることができるフ
ローティングシール装置を提供することを目的とする。
果を得ると同時に、構造の簡略化を図ることができ、コ
ストの低下や交換等の作業の軽減を図ることができるフ
ローティングシール装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載
の発明は、ケーシングを挿通する回転軸と、該ケーシン
グの前記回転軸を取り囲む箇所に形成されたシール体収
容空間と、このシール体収容空間内に収容されたシール
体とを備え、前記シール体は、円筒状体を周方向に複数
に分割した形状の高硬度材からなるシールセグメント
と、このシールセグメントを円筒状に束ねる弾性体とを
有することを特徴とするフローティングシール装置であ
る。
目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載
の発明は、ケーシングを挿通する回転軸と、該ケーシン
グの前記回転軸を取り囲む箇所に形成されたシール体収
容空間と、このシール体収容空間内に収容されたシール
体とを備え、前記シール体は、円筒状体を周方向に複数
に分割した形状の高硬度材からなるシールセグメント
と、このシールセグメントを円筒状に束ねる弾性体とを
有することを特徴とするフローティングシール装置であ
る。
【0008】このような構成により、軸振れや潤滑状態
の変化によって対向する面どうしが接触しようとする場
合、シール体に作用する力によりシール体を束ねる弾性
体が変形し、シール体も変形して、シール体と回転軸の
接触の程度を軽減する作用をする。従って、シール体と
回転軸の対向面どうしの隙間を従来に比較してより小さ
く設定することができ、結果としてシール性の向上を図
ることができる。また、大径の回転軸の場合でも部品の
作成や、回転軸への装着が容易であり、作業の手間が軽
減される。
の変化によって対向する面どうしが接触しようとする場
合、シール体に作用する力によりシール体を束ねる弾性
体が変形し、シール体も変形して、シール体と回転軸の
接触の程度を軽減する作用をする。従って、シール体と
回転軸の対向面どうしの隙間を従来に比較してより小さ
く設定することができ、結果としてシール性の向上を図
ることができる。また、大径の回転軸の場合でも部品の
作成や、回転軸への装着が容易であり、作業の手間が軽
減される。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記シールセグ
メントは、互いの隣接面が回転軸の軸線を含む断面に沿
って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
フローティングシール装置であるので、高硬度素材から
の形成が容易であり、また精度の高い加工も容易であ
る。
メントは、互いの隣接面が回転軸の軸線を含む断面に沿
って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
フローティングシール装置であるので、高硬度素材から
の形成が容易であり、また精度の高い加工も容易であ
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記弾性体の締
付力を、該弾性体によって隣接するシールセグメントの
当接面に作用する面圧が0.1kgf/cm2 以下になるよう
に設定したことを特徴とする請求項1に記載のフローテ
ィングシール装置である。当接面の圧力をこれ以上に設
定すると、当接面どうしの接触の程度を軽減する効果が
充分に得られない。なお、流体が流れているときの実際
の作用圧力は通常これより上昇することは言うまでもな
い。
付力を、該弾性体によって隣接するシールセグメントの
当接面に作用する面圧が0.1kgf/cm2 以下になるよう
に設定したことを特徴とする請求項1に記載のフローテ
ィングシール装置である。当接面の圧力をこれ以上に設
定すると、当接面どうしの接触の程度を軽減する効果が
充分に得られない。なお、流体が流れているときの実際
の作用圧力は通常これより上昇することは言うまでもな
い。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記シール体の
内径と前記回転軸の外径との間の隙間を、前記回転軸の
外径の5/10000以下に設定したことを特徴とする
請求項1に記載のフローティングシール装置である。こ
れにより、従来に比べて流体の漏れ量を大幅に少なくす
ることができる。
内径と前記回転軸の外径との間の隙間を、前記回転軸の
外径の5/10000以下に設定したことを特徴とする
請求項1に記載のフローティングシール装置である。こ
れにより、従来に比べて流体の漏れ量を大幅に少なくす
ることができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、前記シール体の
両端面に前記収容部の軸方向端部壁と接触するシール面
を設けたことを特徴とする請求項1に記載のフローティ
ングシール装置である。このように構成することによっ
て、取扱液の圧力が低下して、通常の運転時に高圧側と
なる方の圧力が低圧側の圧力より低い、いわゆる逆圧と
なった時でも、シール体の端面からの取扱液の漏れを防
止することができる。
両端面に前記収容部の軸方向端部壁と接触するシール面
を設けたことを特徴とする請求項1に記載のフローティ
ングシール装置である。このように構成することによっ
て、取扱液の圧力が低下して、通常の運転時に高圧側と
なる方の圧力が低圧側の圧力より低い、いわゆる逆圧と
なった時でも、シール体の端面からの取扱液の漏れを防
止することができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、前記シール体の
端面に高硬度化処理を施したこと特徴とする請求項1に
記載のフローティングシール装置である。
端面に高硬度化処理を施したこと特徴とする請求項1に
記載のフローティングシール装置である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2を参照
して説明する。なお、この実施例は、ポンプの羽根車を
駆動するシャフトのモータ側とポンプ側を区画するケー
シング部に用いられるもので、ポンプの運転の際に取扱
液がこのシール装置から上方のモータ側に漏れ出さない
ようにした例を示している。
して説明する。なお、この実施例は、ポンプの羽根車を
駆動するシャフトのモータ側とポンプ側を区画するケー
シング部に用いられるもので、ポンプの運転の際に取扱
液がこのシール装置から上方のモータ側に漏れ出さない
ようにした例を示している。
【0015】この実施例においても、従来例と同様に、
回転軸1には軸スリーブ2が嵌着され、ケーシング3に
はこの軸スリーブ2を取り囲む位置に、回転軸1より大
きな径の大径部3aが形成されている。この大径部3a
は、その底面3bと塞板8で区画されており、シール体
10を収容する収容空間4となっている。
回転軸1には軸スリーブ2が嵌着され、ケーシング3に
はこの軸スリーブ2を取り囲む位置に、回転軸1より大
きな径の大径部3aが形成されている。この大径部3a
は、その底面3bと塞板8で区画されており、シール体
10を収容する収容空間4となっている。
【0016】シール体10は、例えば、炭化珪素のよう
なセラミックスやタングステンカーバイドのような超硬
合金等が用いられ、円筒状体を回転軸の軸線を含む断面
に沿って2分割した形状のシールセグメント11を2個
向かい合わせて正確な円筒状体を形成するようにし、精
度良く仕上げ加工されている。シールセグメントの外周
面には、周方向に延びる溝12aが形成され、これに
は、弾性体からなるリング12を巻き付けられている。
なセラミックスやタングステンカーバイドのような超硬
合金等が用いられ、円筒状体を回転軸の軸線を含む断面
に沿って2分割した形状のシールセグメント11を2個
向かい合わせて正確な円筒状体を形成するようにし、精
度良く仕上げ加工されている。シールセグメントの外周
面には、周方向に延びる溝12aが形成され、これに
は、弾性体からなるリング12を巻き付けられている。
【0017】リング12は、シールセグメント11,1
1を内方に締め付けて、この当接面(分割面)11a,
11aでのずれを防止するためのものであり、コイルス
プリングが用いられる。この弾性体(リング12)の締
付力は、各シールセグメント11,11の当接面11
a,11aに作用する面圧が0.1kgf/cm2 以下となる
ように設定されている。このように、リング12の締付
力を設定することにより、シール体10に取扱液の押付
け力が作用した時に、シールセグメント11,11の高
さ方向に沿った相対的なずれを許容して、シール体10
のシール面13をシール体収容空間4の壁面に均一に当
接させることができる。
1を内方に締め付けて、この当接面(分割面)11a,
11aでのずれを防止するためのものであり、コイルス
プリングが用いられる。この弾性体(リング12)の締
付力は、各シールセグメント11,11の当接面11
a,11aに作用する面圧が0.1kgf/cm2 以下となる
ように設定されている。このように、リング12の締付
力を設定することにより、シール体10に取扱液の押付
け力が作用した時に、シールセグメント11,11の高
さ方向に沿った相対的なずれを許容して、シール体10
のシール面13をシール体収容空間4の壁面に均一に当
接させることができる。
【0018】各シールセグメント11は、取扱液に含ま
れるスラリーに対する摩耗量を減少させるため、セラミ
ックスや超硬材等の高硬度材で構成されている。シール
体10の内面と回転軸1の外面との間の隙間S1 は、従
来のものに比較して格段に小さくなるように、例えば、
回転軸1の外径の5/10000以下となるように構成
されている(従来では、30/10000程度)。
れるスラリーに対する摩耗量を減少させるため、セラミ
ックスや超硬材等の高硬度材で構成されている。シール
体10の内面と回転軸1の外面との間の隙間S1 は、従
来のものに比較して格段に小さくなるように、例えば、
回転軸1の外径の5/10000以下となるように構成
されている(従来では、30/10000程度)。
【0019】シール体10の高さ(軸方向に沿った長
さ)Hは、先の従来例に比較してシール体収容空間4の
長さLよりも短く(H=L−S2)設定されている。各
シールセグメント11の両端部には、所定の肉厚で外方
に突出する突出部11b,11bが形成され、この各突
出部11bの端面に鏡面仕上げが施されたシール面13
となっている。シール体収容空間には、先の従来例のよ
うなシール用Oリングは用いられていない。
さ)Hは、先の従来例に比較してシール体収容空間4の
長さLよりも短く(H=L−S2)設定されている。各
シールセグメント11の両端部には、所定の肉厚で外方
に突出する突出部11b,11bが形成され、この各突
出部11bの端面に鏡面仕上げが施されたシール面13
となっている。シール体収容空間には、先の従来例のよ
うなシール用Oリングは用いられていない。
【0020】通常は、図1に示すように、加圧側、すな
わち、ポンプ側のシール体10の端面とシール体収容空
間4の壁面との間に隙間S2 が生じ、この隙間S2 から
シール体収容空間4のシール体10の外側に取扱液が導
入される。シール体10の軸方向の端面(シール面1
3)とシール体収容空間4の端部壁8aの間のシール性
は、端部壁とシール面との摺り合わせによって維持され
る。
わち、ポンプ側のシール体10の端面とシール体収容空
間4の壁面との間に隙間S2 が生じ、この隙間S2 から
シール体収容空間4のシール体10の外側に取扱液が導
入される。シール体10の軸方向の端面(シール面1
3)とシール体収容空間4の端部壁8aの間のシール性
は、端部壁とシール面との摺り合わせによって維持され
る。
【0021】この例ではシール体の両端面にシール面が
形成されているので、通常の運転時に高圧側となる方の
圧力が低圧側の圧力より低い、いわゆる逆圧となった時
でも、シール体10の端面からの取扱液の漏れを防止で
きるようにした例を示している。なお、このような逆圧
が生じない場合には、低圧側(この実施例ではシール体
10の上端面側)のみにシール面を形成しても良い。
形成されているので、通常の運転時に高圧側となる方の
圧力が低圧側の圧力より低い、いわゆる逆圧となった時
でも、シール体10の端面からの取扱液の漏れを防止で
きるようにした例を示している。なお、このような逆圧
が生じない場合には、低圧側(この実施例ではシール体
10の上端面側)のみにシール面を形成しても良い。
【0022】次に、前記の実施例の作用について説明す
る。 ポンプの立ち上がり時には、ポンプケーシング内
に取扱液が無く、内筒5とスリーブ2の間にも液がな
い。この状態でモータを回転すると、無潤滑での運転、
すなわちドライ運転となる。このフローティングシール
では、シール体10をセラミックス等の高硬度材で構成
しており、このようなドライ運転が可能である。
る。 ポンプの立ち上がり時には、ポンプケーシング内
に取扱液が無く、内筒5とスリーブ2の間にも液がな
い。この状態でモータを回転すると、無潤滑での運転、
すなわちドライ運転となる。このフローティングシール
では、シール体10をセラミックス等の高硬度材で構成
しており、このようなドライ運転が可能である。
【0023】回転軸1の回転に伴って取扱液が上方に汲
み上げられると、シール体10に作用する重力よりシー
ル体10の上下端面に作用する圧力差(P2−P1)が大
きくなり、シール体10が上方に押されてシール面13
が蓋体8の下面に圧接される。これにより、この当接面
11a,11aでの取扱液の漏れが防止される。
み上げられると、シール体10に作用する重力よりシー
ル体10の上下端面に作用する圧力差(P2−P1)が大
きくなり、シール体10が上方に押されてシール面13
が蓋体8の下面に圧接される。これにより、この当接面
11a,11aでの取扱液の漏れが防止される。
【0024】回転軸1とシール体10の隙間S1 からの
液の漏れは、隙間を小さく設定している分だけ少なく、
シール性が高い。弾性体12の締め付け力が各シールセ
グメント11,11の当接面(分割面)11a,11a
に作用しており、これによって、通常はシール体10は
その円筒形状を維持している。軸振れや運転条件の変化
により、シール体10に非軸対称な力が作用すると、そ
れに伴いシール体10を構成するシールセグメント11
が微小なずれを起こして、シール体内面が回転軸外面か
ら逃げるように作用する。これにより、両者の間の強い
接触による損傷(かじり)やそれに起因する変形を防止
する。
液の漏れは、隙間を小さく設定している分だけ少なく、
シール性が高い。弾性体12の締め付け力が各シールセ
グメント11,11の当接面(分割面)11a,11a
に作用しており、これによって、通常はシール体10は
その円筒形状を維持している。軸振れや運転条件の変化
により、シール体10に非軸対称な力が作用すると、そ
れに伴いシール体10を構成するシールセグメント11
が微小なずれを起こして、シール体内面が回転軸外面か
ら逃げるように作用する。これにより、両者の間の強い
接触による損傷(かじり)やそれに起因する変形を防止
する。
【0025】このような構成では、シール体10を交換
したり、メンテナンスを行う際には、従来のように回転
軸1の端部からシール体10を出し入れする必要がな
く、リング12を取り外した後、シール体10を各シー
ルセグメント11,11に分ければ簡単に取り外すこと
ができる。従って、特に、軸径が大きい場合には、作業
の手間が大幅に軽減できることは言うまでもない。
したり、メンテナンスを行う際には、従来のように回転
軸1の端部からシール体10を出し入れする必要がな
く、リング12を取り外した後、シール体10を各シー
ルセグメント11,11に分ければ簡単に取り外すこと
ができる。従って、特に、軸径が大きい場合には、作業
の手間が大幅に軽減できることは言うまでもない。
【0026】(実験例)図3は、前記の実施例につい
て、ドライな状態で運転した時の運転時間とシール部の
温度の変化を示すグラフである。ここでは、隙間S1 を
回転軸1の外径の5/10000に設定しているが、シ
ール部温度の上昇は2.5℃/hr程度であり、従来の
30/10000の隙間がある場合と変わりない。この
場合の漏れの量は、従来の場合の4分の1程度であるこ
とが確認された。
て、ドライな状態で運転した時の運転時間とシール部の
温度の変化を示すグラフである。ここでは、隙間S1 を
回転軸1の外径の5/10000に設定しているが、シ
ール部温度の上昇は2.5℃/hr程度であり、従来の
30/10000の隙間がある場合と変わりない。この
場合の漏れの量は、従来の場合の4分の1程度であるこ
とが確認された。
【0027】なお、上記実施例は、シールセグメント1
1として円筒状体を2分割した形状の例を示している
が、分割の仕方はこれに限ることなく、3分割以上の任
意の数に分割して組み合わせることによりシール体を構
成するようにすることもできる。
1として円筒状体を2分割した形状の例を示している
が、分割の仕方はこれに限ることなく、3分割以上の任
意の数に分割して組み合わせることによりシール体を構
成するようにすることもできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、摩耗しにくい高硬度素材を用いてシール体を形成し
た場合でも、シールセグメントどうしが微小にずれて回
転軸の接触の程度を軽減し、従って、シール体と回転軸
の対向面どうしの隙間を従来に比較してより小さく設定
することができるので、結果としてシール性の向上を図
ることができる。また、大径の回転軸の場合でも、部品
の作成や、回転軸への装着が容易であり、コストの低下
や交換等の作業の軽減を図ることができる。
ば、摩耗しにくい高硬度素材を用いてシール体を形成し
た場合でも、シールセグメントどうしが微小にずれて回
転軸の接触の程度を軽減し、従って、シール体と回転軸
の対向面どうしの隙間を従来に比較してより小さく設定
することができるので、結果としてシール性の向上を図
ることができる。また、大径の回転軸の場合でも、部品
の作成や、回転軸への装着が容易であり、コストの低下
や交換等の作業の軽減を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例の要部を示す断面図である。
【図2】シール体の横断面図である。
【図3】シール体をセラミックスで構成してドライ運転
した時の試験結果を示すグラフである。
した時の試験結果を示すグラフである。
【図4】従来例の構成を示す断面図である。
1 回転軸 3 ケーシング 3a 大径部 4 シール体収容空間 8 塞板 10 シール体 11 シールセグメント 12 リング 13 シール面
Claims (6)
- 【請求項1】 ケーシングを挿通する回転軸と、該ケー
シングの前記回転軸を取り囲む箇所に形成されたシール
体収容空間と、このシール体収容空間内に収容されたシ
ール体とを備え、 前記シール体は、円筒状体を周方向に複数に分割した形
状の高硬度材からなるシールセグメントと、このシール
セグメントを円筒状に束ねる弾性体とを有することを特
徴とするフローティングシール装置。 - 【請求項2】 前記シールセグメントは、互いの隣接面
が回転軸の軸線を含む断面に沿って形成されていること
を特徴とする請求項1に記載のフローティングシール装
置。 - 【請求項3】 前記弾性体の締付力を、該弾性体によっ
て隣接するシールセグメントの当接面に作用する面圧が
0.1kgf/cm2 以下になるように設定したことを特徴と
する請求項1に記載のフローティングシール装置。 - 【請求項4】 前記シール体の内径と前記回転軸の外径
との間の隙間を、前記回転軸の外径の5/10000以
下に設定したことを特徴とする請求項1に記載のフロー
ティングシール装置。 - 【請求項5】 前記シール体の両端面に前記収容部の軸
方向端部壁と接触するシール面を設けたことを特徴とす
る請求項1に記載のフローティングシール装置。 - 【請求項6】 前記シール体の端面に高硬度化処理を施
したこと特徴とする請求項1に記載のフローティングシ
ール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3707197A JPH10220587A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | フローティングシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3707197A JPH10220587A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | フローティングシール装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10220587A true JPH10220587A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12487328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3707197A Pending JPH10220587A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | フローティングシール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10220587A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000104835A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-04-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スラグ破砕機の高差圧軸シール構造 |
| CN106051162A (zh) * | 2016-07-18 | 2016-10-26 | 濮阳市世纪腾飞机械设备制造有限公司 | 轴杆浮动密封器及应用方法 |
-
1997
- 1997-02-05 JP JP3707197A patent/JPH10220587A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000104835A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-04-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スラグ破砕機の高差圧軸シール構造 |
| CN106051162A (zh) * | 2016-07-18 | 2016-10-26 | 濮阳市世纪腾飞机械设备制造有限公司 | 轴杆浮动密封器及应用方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN100540960C (zh) | 机械密封装置 | |
| JP3437312B2 (ja) | シールリングおよびシール装置 | |
| JP5725677B2 (ja) | メカニカルシール装置 | |
| US20030178781A1 (en) | Sliding element | |
| CN103459903B (zh) | 轴密封插件 | |
| EP2295835B1 (en) | Mechanical seal device | |
| US7296800B2 (en) | Seal device | |
| US9695944B2 (en) | Electrical corrosion resistant mechanical seal | |
| RU2365793C2 (ru) | Уплотнительный элемент для роторной машины | |
| JPH10220587A (ja) | フローティングシール装置 | |
| US5006043A (en) | Floating annular seal with thermal compensation | |
| JP2007291878A (ja) | スクロール型流体機械 | |
| KR102406780B1 (ko) | 스크롤형 전동압축기 | |
| CN1606659B (zh) | 泄漏路径减小的螺杆式压缩机 | |
| JPH11236976A (ja) | 摺動材 | |
| RU2187727C2 (ru) | Торцовое импульсное уплотнение | |
| KR101852324B1 (ko) | 원심펌프 | |
| JP2009144842A (ja) | メカニカルシール | |
| CN222910768U (zh) | 一种轴用机械密封结构 | |
| RU2167355C1 (ru) | Щелевое уплотнение ротора | |
| JP4050529B2 (ja) | 軸封装置 | |
| EP1474624B1 (en) | Single seal with resilient member | |
| JP2002317793A (ja) | ポンプの可動インナーリング | |
| JP2003254444A (ja) | 軸封装置 | |
| JPS61215483A (ja) | ロ−タリ圧縮機 |