JPH10220828A - 蓄熱容器 - Google Patents

蓄熱容器

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Publication number
JPH10220828A
JPH10220828A JP9025203A JP2520397A JPH10220828A JP H10220828 A JPH10220828 A JP H10220828A JP 9025203 A JP9025203 A JP 9025203A JP 2520397 A JP2520397 A JP 2520397A JP H10220828 A JPH10220828 A JP H10220828A
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JP
Japan
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heat
heat storage
container
container body
storage material
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Application number
JP9025203A
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English (en)
Inventor
Takao Hoshi
隆夫 星
Akihiro Takeuchi
章洋 竹内
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH10220828A publication Critical patent/JPH10220828A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】蓄熱材として水を用いることを前提として、蓄
熱材の補充手間の低減を図って作業性の向上を得るとと
もに、容器本体構造を簡素化してコストの低減を図り、
高性能な伝熱性を有する蓄熱容器を提供する。 【解決手段】内部に蓄熱材Sが貯溜される容器本体1
と、少なくともパイプからなり、内部に熱媒体を流通さ
せ蓄熱材と熱交換する吸熱熱交換器2と放熱熱交換器3
とを具備し、上記容器本体は、絞り加工により箱状に形
成されるとともに上面に開口部を備えた容器本体1と、
この容器本体の周端部にカシメ加工により取付け固定さ
れ、容器本体の上面開口部1aを閉塞する蓋体4とを備
え、上記各熱交換器は、容器本体の側面を貫通するとと
もにカシメ加工により取付けられる継手部6A,6Bを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば空気調和
機の冷凍サイクルに用いられ、蓄熱材への吸熱と放熱に
利用される蓄熱容器に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば一般家庭用として用いられる空
気調和機の冷凍サイクルに、蓄熱容器を併用することが
ある。この蓄熱容器は、蓄熱材として化学変化を生じさ
せるもの(たとえば、水和塩など)が用いられたり、あ
るいは相変化をなす潜熱蓄熱材(氷、パラフィンなど)
が用いられていた。
【0003】ところが、これらの蓄熱材は熱容量が小さ
く、そのため所望の蓄熱容量を確保するためには、蓄熱
材を貯溜する容器本体が大型化してしまうという欠点が
ある。さらに、化学変化による蓄熱材を用いた場合は、
蓄熱材が容積変化するため、プレートフィンによる熱交
換器を使用することができない。
【0004】そのため、従来の蓄熱用熱交換器は、廉価
で伝熱性のよいプレート形熱交換器を用いることができ
ず、伝熱性が低く、熱交換器自体大型化するとともに、
コスト高を招いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような理由から、
上記の蓄熱材に代わるものとして、水の採用が試みられ
るようになった。すなわち、廉価でかつ熱容量の大きい
水を用いて、顕熱のみの利用を考慮すれば、コストの低
減に寄与することとなる。
【0006】ただし、蓄熱材としての水は、蒸発し易い
特性を有するので、頻繁に補充しなければならず、手間
がかかる欠点がある。そして、水は圧力(水蒸気圧)変
動が大きく、その影響を受けないような耐圧容器を用い
なければならない。このような耐圧容器を製造すること
で、コストに悪影響を与えてしまう。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、蓄熱材として水を用い
ることを前提として、蓄熱材の補充手間の低減を図って
作業性の向上を得るとともに、容器本体構造を簡素化し
てコストの低減を図り、高性能な伝熱性を有する蓄熱容
器を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するた
め、本発明の蓄熱容器は、請求項1として、内部に蓄熱
材が貯溜される容器本体と、少なくともパイプからな
り、内部に熱媒体を流通させ容器本体内の蓄熱材と熱交
換する熱交換器とを具備した蓄熱容器において、上記容
器本体は、絞り加工により箱状に形成されるとともに上
面に開口部を備え、この容器本体の周端部にカシメ加工
により取付け固定される蓋体によって容器本体の上面開
口部が閉塞され、上記熱交換器は、容器本体の側面を貫
通するとともにカシメ加工により取付けられる継手部を
備えることを特徴とする。
【0009】請求項2として、請求項1記載の蓄熱容器
において、上記容器本体に貯溜される蓄熱材は水であ
り、かつ容器本体上面と所定の隙間を有するよう充填さ
れ、上記容器本体の上面開口部を閉塞する蓋体は、容器
本体内の圧力上昇時に高圧を逃がすとともに、圧力低下
時に低圧を逃がす安全弁が取付けられることを特徴とす
る。
【0010】請求項3として、請求項1および請求項2
記載の蓄熱容器において、上記熱交換器は、蓄熱材の熱
を吸収する吸熱熱交換器であり、容器本体の上部に配置
されることを特徴とする。
【0011】請求項4として、請求項1および請求項2
記載の蓄熱容器において、上記熱交換器は、蓄熱材へ熱
を放熱する放熱熱交換器であり、容器本体の下部に配置
されることを特徴とする。
【0012】請求項5として、請求項2記載の蓄熱容器
において、上記容器本体に貯溜される蓄熱材は水であ
り、かつこの水の水面に油膜が形成されるよう油が混入
されることを特徴とする。
【0013】以上のような課題を解決するための手段を
備えることにより、請求項1の発明では、カシメ材とし
て廉価な材料を用いることができ、加工費が少なくてす
みコスト低減を図るとともに、容器本体の剛性および容
器本体に対する蓋体と継手部との取付け強度が増大す
る。
【0014】請求項2の発明では、加圧状態と負圧状態
のいずれも安全弁がキャンセルして、安全性を確保する
とともに、容器本体の耐圧構造を簡素化できてコスト低
減に寄与する。
【0015】請求項3の発明では、吸熱熱交換器は水面
近くに位置することになり、吸熱時に自然対流により高
温水がほぼ集中する好位置に吸熱熱交換器が配置され
て、熱交換効率がよい。
【0016】請求項4の発明では、放熱時に自然対流に
より低温水がほぼ集中する好位置に放熱熱交換器が配置
されて、熱交換効率がよい。請求項5の発明では、水面
に油膜を形成することによって水の蒸発を抑制し、補充
がほとんど不要となって作業性の向上を図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図面を参照して説明する。図1に示すように、蓄熱容器
Tが構成される。図中1は容器本体であって、絞り加工
によって上面に開口部1aを有する箱状に形成される。
容器本体1内部には蓄熱材Sが貯溜されるとともに、熱
交換器としての吸熱熱交換器2および放熱熱交換器3が
配置され、いずれも蓄熱材S中に浸漬される。
【0018】容器本体1の上面開口部1aは、蓋体4に
よって閉塞されていて、容器本体1内の気密が保持され
る。上記蓋体4には、容器本体1内の加圧と負圧を逃す
ための安全弁5が取付けられる。
【0019】上記吸熱熱交換器2は、容器本体1の側面
上部に継手部6Aを介して取付けられる。上記放熱熱交
換器3は、容器本体1の側面下部に継手部6Bを介して
取付けられる。いずれも、容器本体1に対して確実にシ
ールされている。
【0020】以上が蓄熱容器Tの概略構成であり、つぎ
に、蓄熱容器を構成する個々の部品について詳細に説明
する。上記容器本体1は、所定の板厚の金属板を深絞り
加工することにより成型されていて、全く継ぎ目がな
い。したがって、必要最低限の板厚で、充分な剛性を備
えている。この周端部に沿って、後述するようにして上
記蓋体4を取付けるための鍔部1bが一体に成型され
る。
【0021】上記蓄熱材Sは、その液面が容器本体1の
上面開口部1aの近傍で、かつ上記安全弁5と接触しな
い程度の位置まで貯溜される。蓄熱材Sの成分は、水
と、エチレングリコールおよび油の混合剤である。エチ
レングリコール濃度は、たとえば30%であり、したが
って凍結温度が約−20°Cの不凍液である。
【0022】図7に示すように、蓄熱材Sは、水に対し
てエチレングリコールが混合したエチレングリコール水
溶液eが形成され、蓄熱材としてほとんど大部分を占め
る。このエチレングリコール水溶液eの上面に、比重が
軽い油oが積層されている。換言すれば、エチレングリ
コール水溶液eは全面的に薄い油膜oで覆われる。
【0023】このため、蓄熱材Sが温度上昇して、エチ
レングリコール水溶液eが蒸発しようとしても、油膜o
によって蒸発を阻止される。極く僅かな蒸発水分が油膜
oに溶け込むのみであり、実際の蒸発による消耗はほと
んどない。
【0024】上記容器本体1の上面開口部1aを閉塞す
る蓋体4は、容器本体1に対して以下に述べるように取
付けられる。すなわち、図2(A)に示すように、はじ
め容器本体1は、上面開口部1aの周縁に沿って水平方
向と垂直方向に一体に折曲形成される鍔部1bが形成さ
れる。この鍔部1bの水平部上面に、蓋体4の周端部4
aが載置される。
【0025】上記蓋体4には、上記安全弁5が取付けら
れるのみであるから、それ自身の重量で変形しない程度
の剛性を有する薄い板厚の金属板でよい。そして、鍔部
1bに直接載る蓋体4の周端部4aは、所定の板厚を確
保するために折返し加工するとよい。
【0026】つぎに、同図(B)に示すように、容器本
体鍔部1bの垂直部を折り返えし加工して、蓋体4の周
端部4a上面に重ね合わせる。すなわち、蓋体4に対し
て容器本体鍔部1bをカシメ加工する。
【0027】最後に、同図(C)に示すように、カシメ
加工した容器本体鍔部1bと蓋体周端部4aをともに、
斜め上方に絞り上げてカシメ強度を増大するとともに、
シール効果を向上させる。
【0028】また、確実なカシメ加工をなすために、蓋
体4の周端部4aを折り返し加工することの他に、蓋体
周端部4aを直状のままとし、ここにたとえば銅薄板か
らなるメタルパッキンを重ね合わせたり、あるいは蓋体
周端部にシリコン系コーティング剤を塗布してから、カ
シメ加工をなしても同様の効果を得られる。
【0029】上記安全弁5は、図3に示すように構成さ
れる。すなわち、7Aは上部弁体であり、この上部弁体
7Aの下部に下部弁体7Bが連結され、一体化された弁
本体7となっている。
【0030】上部弁体7Aの周面に沿って半円状の突起
8が突設される一方、蓋体4のほぼ中央には孔部が絞り
上げ成型された取付け部9が設けられ、この取付け部9
内に上部弁体7A周面が圧入固定される。したがって、
取付け部9は上部弁体7の突起8および周面に密着して
おり、上部弁体周面に対するシール性が確保されてい
る。
【0031】このようにして、安全弁5が蓋体4に圧入
固定されているので、安全弁に対し、この軸方向に沿っ
て所定圧以上の圧力が加われば、上部弁体7Aの突起8
が取付け部9を移動し、結局は安全弁5は取付け部7か
ら抜け出ることもあり得る。
【0032】このときの圧力は、取付け部9の孔面積×
容器本体1内の内部圧力(容器本体1の破壊限度以下
で、後述する重錘14の動作圧以上)と、同等もしくは
それ以下になるよう設定してある。
【0033】上記安全弁5において、上部弁体7Aの上
部側は蓋体4から上面に突出して大気中にあり、取付け
部9よりも下部側および下部弁体7Bが蓋体4より下方
である容器本体1内に位置する。
【0034】上部弁体7Aは、上面板10により上面開
口が閉塞され、かつ弁座11によって底部が形成され、
内部に空間室12を有する。上面板10の周面に突起1
0aが突設されていて、上部弁体7A上端部に設けられ
る凹部に圧入される。このことから、上面板10に所定
以上の圧力が加われば、上面板は上部弁体7Aから外れ
る。また、上面板10には複数の圧力逃がし孔13が設
けられていて、大気と空間室12とが連通される。
【0035】上部弁体7Aの空間室12には重錘14が
収容される。この重錘14は、たとえばステンレス材か
ら形成されていて、その周面の全面と、下面の中央部を
除いて、プラスチック材もしくはゴム材によってコーテ
ィング膜14aが形成されている。コーティング膜14
aを備えた理由は、空間室12内における重錘14の滑
り(移動)を円滑にするためである。
【0036】重錘14の肉厚およびその直径は、空間室
12の高さ寸法および直径を、それぞれ僅かに下回る。
そして、軸心に沿う中央部には、上下面に貫通する貫通
孔15が設けられている。
【0037】重錘14下面中央部には、リード弁16が
取着されている。このリード弁16は、図4(A),
(B)にも示すように、薄葉の円板からなっていて、そ
の中央部に円環状の切欠き17を有する。切欠き17の
円直径は上記貫通孔15の直径よりも大に設定されてい
て、しかも切欠き中心は貫通孔15中心に対向し、かつ
切欠き17より外周の部位が重錘14下面の貫通孔15
周囲に取付けられる。
【0038】再び図3に示すように、上部弁体7Aの弁
座11中央で空間室12側である上面側には、上記リー
ド弁16の直径よりも大なる直径の上面凹陥部18が設
けられる。また、下部弁座7Bに対向する下面側には、
上面凹陥部18よりも大径の下面凹陥部19が設けられ
る。これら凹陥部18,19相互間には、各凹陥部と同
一軸心で、これらより小径の弁孔20が貫通して設けら
れる。
【0039】上記下部弁体7Bは、その上面のみが開口
され、上部弁体7Aの弁座11周面の直径と同一であ
る。ほぼ中央部から下部側は、上部側よりも直径が小さ
く形成されていて、下部側直径は上部弁体弁座11の下
面凹陥部19の直径とほぼ同一である。
【0040】下部弁体7Bの上部には内側に突出する突
起21が一体に設けられていて、上部弁体弁座11周面
に設けられる凹部22に圧入される。すなわち、ここで
も所定圧以上の力が加われば、上部弁体7Aと下部弁体
7Bとは別個に分解するようになっている。
【0041】下部弁体7Bが上部弁体7Aに連結される
ことにより、下部弁体7Bの上面開口部が閉塞され、こ
の内部に空間室23が形成される。側面部には、案内用
孔24が設けられていて、空間室23と容器本体1内部
とを連通する。
【0042】下部弁体7Bの内部空間室23には、重量
体であるストッパ25が収容される。このストッパ25
は、通常の状態で上端部が上部弁体弁座11の下面凹陥
部19内に挿入され、かつ弁孔20とは所定間隔を存し
ていて、弁孔を開放している。換言すれば、ストッパ2
5の位置によっては、その上面が下面凹陥部19に当接
して弁孔20を閉成できる。
【0043】再び図1に示すように、容器本体1内の上
部に配置される吸熱熱交換器2は、パイプをU字状に折
り曲げ形成され、蓄熱材Sの水面と平行になるよう水平
に配置される。容器本体1内部では、熱交換性を高める
ため所定間隔を存して複数のフィンf…が設けられてい
る。
【0044】吸熱熱交換器2の端部は容器本体1外部に
突出され、後述する冷凍サイクル回路と接続されてい
る。したがって、吸熱熱交換器2内部には冷媒が循環制
御され、上記蓄熱材Sと熱交換して、蓄熱材から吸熱す
るようになっている。
【0045】容器本体1内の下部に配置される放熱熱交
換器3は、パイプをU字状に折り曲げ形成され、容器本
体1底面と平行に水平に配置される。放熱熱交換器3の
端部は容器本体1外部に突出され、後述する冷凍サイク
ル回路と接続されている。したがって、放熱熱交換器3
内部には冷媒(このときは温熱媒となっている)が循環
制御され、上記蓄熱材Sと熱交換して、蓄熱材へ放熱す
るようになっている。
【0046】この放熱熱交換器3は吸熱熱交換器2とは
異なり、放熱熱交換器3での冷媒からの放熱量を抑える
ためにパイプのみで構成されている。これは冷媒から蓄
熱材Sへの放熱量は1時間に10Wh程度でよいため、
空調運転を行いながら蓄熱をするときなど、放熱熱交換
器3において必要以上に冷媒が放熱して、空調運転の効
率が低下しないようにするためである。
【0047】図5に示すように、上記冷凍サイクル回路
が構成される。図中30は、2シリンダ式の圧縮機であ
り、この吐出部に接続される冷媒管Pにはサイクル用開
閉弁31を介して四方弁32が連通される。四方弁32
から室内熱交換器33と、電子式自動膨張弁34および
室外側熱交換器35が順次連通され、さらに、四方弁3
2の別の接続口体からサクションカップ36を介して上
記圧縮機30の吸込み部に接続される。
【0048】一方、圧縮機30の吐出部とサイクル用開
閉弁31との間には、放熱回路37の一端部が分岐され
ている。この放熱回路37は、放熱用開閉弁38と、上
記蓄熱容器T内の放熱熱交換器3を備えており、他端部
が上記サイクル用開閉弁31と四方弁32との間に接続
される。
【0049】上記室内熱交換器33と電子式自動膨張弁
34との間には吸熱回路40の一端部が分岐されてい
る。この吸熱回路40は、吸熱用開閉弁41と、上記蓄
熱容器T内の吸熱熱交換器2および補助サクションカッ
プ42とを備えており、他端部が上記サクションカップ
36と圧縮機30吸込み部との間に接続される。
【0050】なお、吸熱回路40の他端部が接続される
圧縮機30の吸込み側には逆止弁43が設けられてい
て、これは補助サクションカップ42から圧縮機30吸
込み部への冷媒の流れを許容し、サクションカップ36
への流れは規制する。
【0051】再び図1に示すように、上記吸熱,放熱熱
交換器2,3は、容器本体1に対するシール性を確保す
るとともに、各熱交換器を構成するパイプの振れや振動
などによる損傷を防止するために、上記継手部6A,6
Bを介して取付けられる。
【0052】図6に、上記継手部6A,6Bの容器本体
1に対する取付け手順を説明する。なお、上記吸熱,放
熱熱交換器2,3とも同一形態のパイプを用いていると
ころから、両継手部6A,6Bとも全く同一の構成であ
る。
【0053】はじめ、同図(A)に示すように、各吸
熱,放熱熱交換器2,3を構成するパイプに継手部6
A,6Bを挿通し、かつ所定位置にて継手部端縁と熱交
換器とを全周に亘って、たとえばロー付けなどの手段で
取付け固定する。
【0054】各継手部6A,6Bは、容器本体1外面に
密接する鍔部26を有するとともに、容器本体1に設け
られる取付け用孔27に掛合し、かつ容器本体内へ挿入
する掛合突部28を有する。
【0055】つぎに、同図(B)に示すように、容器本
体1内に挿入される掛合突部28を折り曲げて容器本体
内面に密着させる。すなわち、容器本体1の外面に密着
する鍔部26とともに容器本体側面壁を挟持固定するよ
うカシメ加工する。
【0056】各吸熱,放熱熱交換器2,3は上記継手部
6A,6Bによって比較的簡単に容器本体1に取付けら
れ、作業性がよいとともに、容器本体1に対するシール
性が確保される。
【0057】このようにして構成される蓄熱容器Tを備
えた冷凍サイクルであり、冷房運転をなす場合には、図
5に示す冷凍サイクル回路のサイクル用開閉弁31を開
放し、放熱用開閉弁38および吸熱用開閉弁41は閉成
する。すなわち、蓄熱容器Tに冷媒を導くことがなく、
蓄熱容器Tにおける吸放熱作用は行わない。
【0058】暖房運転をなす場合には、図5に示す冷凍
サイクル回路の吸熱用開閉弁41を閉成し、放熱用開閉
弁38を開放する。したがって、圧縮機30と放熱回路
37とが直接連通されることになり、圧縮機から吐出さ
れる冷媒(ここでは温熱媒)が放熱回路37に導かれ
て、放熱熱交換器3から容器本体1の蓄熱材Sへ放熱す
る。
【0059】また、暖房運転の立上り時や除霜運転時な
どには、冷凍サイクル回路の吸熱用開閉弁41を開放し
て蓄熱容器Tに冷媒を導き、蓄熱容器Tにおける吸熱作
用を行い、蓄熱を利用する。
【0060】なお、冷暖房の空調運転を行わないとき
に、深夜電力を利用して蓄熱容器Tに蓄熱をなしてもよ
く、このときは、上記放熱用開閉弁38のみを開放し、
サイクル用開閉弁31および吸熱用開閉弁41は閉成す
る。
【0061】蓄熱容器Tにおいて、蓄熱材Sとして水の
顕熱を利用し、水を温水に変えて蓄熱をなす。蓄熱容器
Tの構成は簡素ですみ、廉価に提供できてコストの低減
に寄与するばかりか、高い蓄熱性能が得られる。
【0062】また、放熱熱交換器3は容器本体1の下部
に配置される一方、蓄熱材Sである低温水は自然対流に
よって容器本体1下部にほぼ集中して導かれるので、放
熱熱交換器3との熱交換が効率よくなされる。
【0063】暖房運転時において、外気温が低く冷媒の
凝縮圧力が上がり難い場合は、暖房運転と並行して、吸
熱開閉弁41を開放して上記吸熱回路40に冷媒を導
く。吸熱熱交換器2に導かれる低温の冷媒は、高温水と
なっている蓄熱材Sと熱交換して吸熱する。
【0064】吸熱熱交換器2は容器本体1の上部に配置
される一方、蓄熱材Sである高温水は自然対流によって
容器本体1上部にほぼ集中して導かれ、吸熱熱交換器2
との熱交換が効率よくなされる。
【0065】上記安全弁5は、図8に示すように、容器
本体1内の圧力が5KMp程度の比較的低圧で重錘14
が浮き上がって弁孔20を開放し、内部圧力を弁孔と圧
力逃し孔13など安全弁5を介して容器本体1外部に逃
す。
【0066】すなわち、重錘14の重量をMKgf 、弁孔
20の直径φDとすると、 M ≦ 弁孔面積{π・(2/D)2 }×圧力逃し時圧
力(5KPa) となるようにそれぞれの条件を設定することにより、容
器本体1内が所定圧力以上になれば、ただちに上記安全
弁5を介して圧力を逃し、充分な安全性を確保してい
る。
【0067】何らかの理由で重錘14が引っ掛かって弁
孔20が閉成したままとなり、安全弁5が機能しない場
合もあり得る。このときは、容器本体1内が異常高圧に
なるが、容器本体が破壊する以前に、安全弁5が蓋体4
から抜け出て蓋体の取付け部9を開放し内部圧を逃す。
このようにして、蓄熱容器Tは高圧から二重に保護され
ている。
【0068】一方、容器本体1内が極端に温度低下し
て、蓄熱材Sが凍結する場合もあり得る。容器本体1が
完全密閉構造であれば、本体内は負圧化して収縮変形
し、破壊に至る。
【0069】しかるに、上記蓄熱容器Tにおいては、図
9に示すように、安全弁5内に備えたリード弁16が負
圧を受けて作動し、上面凹陥部18内に位置する。重錘
14に設けられる貫通孔15が開放され、外部空気が圧
力逃し孔13と貫通孔15および弁孔20など安全弁5
を介して容器本体1内に導かれる。
【0070】したがって、たとえ蓄熱材Sが凍結するよ
うなことがあっても、少なくとも容器本体1に対する負
圧が防止され、破壊に至らずにすむ。たとえば、空気調
和機の運搬時に蓄熱容器Tが転倒する場合もあり得る。
このときは、図10に示すように安全弁5の下部弁体7
B内に収容されるストッパ25が重錘14とともに位置
移動をなし、特にストッパ25が下面凹陥部19内に入
って弁孔20を閉成する。
【0071】すなわち、ストッパ25は、容器本体1内
の気密を保持し、蓄熱材Sの外部流出を確実に阻止し
て、安全性を確保する。なお、上記実施の形態では、放
熱熱交換器3によって蓄熱を行うようにしたが、これに
限定されるものではなく、別途加熱ヒータを備え、両者
を併用して蓄熱を行うようにしてもよい。
【0072】この場合、上記加熱ヒータを容器本体内の
下部に取付けるか、もしくは外底面に取付け、放熱熱交
換器3を容器本体1上部でかつ吸熱用熱交換器2の下方
に配置する。
【0073】このようにすれば、多くの熱量を必要とす
る暖房立上り時などには、加熱ヒータによって蓄熱材S
の全体を加熱し、その熱量を利用する。そして、ある程
度の熱量で十分な除霜運転時などには、上方に配置され
た放熱用熱交換器3によって、自然対流を抑制しながら
蓄熱材Sの一部(上部)のみを加熱し、この熱量を利用
する。したがって、蓄熱および蓄熱の利用が効率的に行
うことができる。
【0074】上記蓄熱材Sとして、エチレングリコール
水溶液eに油oを混入したが、これに限定されるもので
はなく、油に代わって、水と混合しない物質か、エチレ
ングリコール水溶液よりも低比重の物質か、水面で拡散
して膜状になる物質を用いてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、容器本体を絞り加工により箱状に形成し、蓋体を
カシメ加工により容器本体に取付け固定して容器本体上
面開口部を閉塞し、熱交換器の継手部をカシメ加工によ
り容器本体に取付けたから、カシメ材として廉価な材料
を用いることができ、加工費が安くなってコスト低減を
図るとともに、容器本体の剛性および容器本体に対する
蓋体と継手部との取付け強度が増大して、安全性の向上
を図れる効果を奏する。
【0076】請求項2の発明によれば、蓄熱材を水とし
て、容器本体上面と所定の隙間を有するよう充填し、蓋
体に、容器本体内の圧力上昇時に高圧を逃がし、圧力低
下時に低圧を逃がす安全弁を備えたから、加圧状態と負
圧状態のいずれも安全弁がキャンセルして、容器本体の
安全性を確保するとともに、耐圧構造を簡素化できてコ
ストの低減に寄与する。
【0077】請求項3の発明によれば、蓄熱材の熱を吸
収する吸熱熱交換器を容器本体の上部に取付けたから、
吸熱時に自然対流により高温水がほぼ集中する好位置に
吸熱熱交換器を配置することになり、熱交換効率がよ
い。
【0078】請求項4の発明によれば、蓄熱材へ熱を放
熱する放熱熱交換器を容器本体の下部に取付けたから、
放熱時に自然対流により低温水がほぼ集中する好位置に
放熱熱交換器を配置することになり、熱交換効率がよ
い。
【0079】請求項5の発明によれば、容器本体に貯溜
される蓄熱材は水であり、水面に油膜を形成したから、
油膜で水の蒸発を抑制し、補充がほとんど不要となって
作業性の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す、蓄熱容器の縦断
面図。
【図2】(A)ないし(C)は、同実施の形態を示す、
蓋体の容器本体に対する取付け手順を順に説明する図。
【図3】同実施の形態を示す、安全弁の縦断面図。
【図4】(A)は、同実施の形態を示す、リード弁の正
面図。(B)は、リード弁の側面図。
【図5】同実施の形態を示す、蓄熱容器を備えた冷凍サ
イクル構成図。
【図6】(A)および(B)は、同実施の形態を示す、
熱交換器継手部の容器本体に対する取付け手順を説明す
る図。
【図7】同実施の形態を示す、蓄熱材の状態を説明する
図。
【図8】同実施の形態を示す、容器本体内が圧力上昇し
たときの安全弁の内部状態を説明する図。
【図9】同実施の形態を示す、容器本体内が負圧の場合
の安全弁の内部状態を説明する図。
【図10】同実施の形態を示す、容器本体が転倒したと
きの安全弁の内部状態を説明する図。
【符号の説明】
S…蓄熱材、 1…容器本体、 1a…(容器本体の)上面開口部、 4…蓋体、 6A,6B…継手部、 5…安全弁、 2…吸熱熱交換器、 3…放熱熱交換器。 e…エチレングリコール水溶液、 o…油膜。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に蓄熱材が貯溜される容器本体と、 少なくともパイプからなり、内部に熱媒体を流通させ上
    記容器本体内の蓄熱材と熱交換する熱交換器とを具備し
    た蓄熱容器において、 上記容器本体は、絞り加工により箱状に形成されるとと
    もに上面に開口部を備え、 この容器本体の周端部にカシメ加工により取付け固定さ
    れる蓋体によって容器本体の上面開口部が閉塞され、 上記熱交換器は、容器本体の側面を貫通するとともにカ
    シメ加工により取付けられる継手部を一体に備えること
    を特徴とする蓄熱容器。
  2. 【請求項2】上記容器本体に貯溜される蓄熱材は水であ
    り、かつ容器本体上面と所定の隙間を有するよう充填さ
    れ、 上記容器本体の上面開口部を閉塞する上記蓋体は、容器
    本体内の圧力上昇時に高圧を逃がすとともに、圧力低下
    時に低圧を逃がす安全弁が取付けられることを特徴とす
    る請求項1記載の蓄熱容器。
  3. 【請求項3】上記熱交換器は、蓄熱材の熱を吸収する吸
    熱熱交換器であり、容器本体の上部に配置されることを
    特徴とする請求項1および請求項2記載の蓄熱容器。
  4. 【請求項4】上記熱交換器は、蓄熱材へ熱を放熱する放
    熱熱交換器であり、容器本体の下部に配置されることを
    特徴とする請求項1および請求項2記載の蓄熱容器。
  5. 【請求項5】上記容器本体に貯溜される蓄熱材は水であ
    り、かつこの水の水面に油膜が形成されるよう油が混入
    されることを特徴とする請求項2記載の蓄熱容器。
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