JPH10221304A - ガスセンサ - Google Patents
ガスセンサInfo
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- JPH10221304A JPH10221304A JP9021425A JP2142597A JPH10221304A JP H10221304 A JPH10221304 A JP H10221304A JP 9021425 A JP9021425 A JP 9021425A JP 2142597 A JP2142597 A JP 2142597A JP H10221304 A JPH10221304 A JP H10221304A
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Abstract
サを提供すること。 【解決手段】 酸素センサは、固体電解質基板3aの両
側に多孔質電極3b,3cを形成した酸素濃淡電池素子
3と、同じく固体電解質基板5aの両側に多孔質電極5
b,5cを形成した酸素ポンプ素子5と、これらの両素
子3,5の間に積層されて測定ガス室7を形成するスペ
ーサ9を備えている。このスペーサ9には、測定ガス室
7と外部とを連通するために、左右に一対の連通孔19
a,19bが設けられており、各連通孔19a,19b
には、多孔質の材料が充填された拡散律速層21a,2
1bが形成され、この拡散律速層21によって検出ガス
の測定ガス室7への流入等の律速が行われる。特にこの
拡散律速層21全体は、多数のガス透過気孔を有するジ
ルコニアから構成されている。
Description
排気ガス中の酸素濃度を測定する酸素センサ等の様なガ
ス透過気孔を有するガスセンサに関するものである。
CO、NOx、HCを軽減するために、排気系に酸素セ
ンサを配置し、この酸素センサの出力に基づいて、エン
ジンに供給する燃料混合気の空燃比を制御している。
ンサとしては、例えば酸素濃淡電池素子と酸素ポンプ素
子との間に測定ガス室及び拡散律速層を設けた全領域空
燃比センサが知られている。この拡散律速層は、多数の
ガス透過気孔を備えた多孔質層であり、例えば外部から
測定ガス室内に導入される検出ガス(排気ガス)の拡散
律速を行なうものである。
ジン等の内燃機関に使用される燃料やエンジンオイルの
中には、リン(P)を含むものが存在し、このPを含む
燃料やエンジンオイルを使用すると、排気ガス中にはガ
ス状のPの微小粒子が一緒に排出される。ところが、こ
れらのPの微小粒子(飛散成分)は、拡散律速層の表面
に付着すると、そのガス透過気孔に目詰まりが発生する
という問題がある。
の温度は、通常かなり高いので、酸素センサの使用中に
拡散律速層にPが付着すると、Pと拡散律速層の材料が
反応して液相が生ずることがあり、それによって、Pが
反応したガラス状の物質が拡散律速層の表面等に堆積し
て、ガス透過気孔に目詰まりが発生する。この目詰まり
が発生すると、ガスの拡散抵抗が変化するので、空燃比
の検出を精度良く行なうことができない。
気孔率や気孔径を調整する対策が採られているが、必ず
しも十分ではない。特に近年では、排気ガス規制の高ま
りに伴い、ますます高精度の空燃比制御が必要とされて
おり、更に信頼性も長期間の保証が要求される様になっ
ており、一層の改善が望まれている。
れたものであり、リン等の被毒に対して耐久性の高いガ
スセンサを提供することを目的とする。
ンサの検出部に検出ガスを導入可能なガス透過気孔を有
し、全領域の空燃比を検出するガスセンサにおいて、ガ
ス透過気孔を形成する構造体の一部又は全体が、ジルコ
ニアから構成されている。
関わるものであり、このガスセンサにおいて、ジルコニ
アは、検出ガス中の飛散成分であるリン(P)との反応
性が乏しく、よって、構造体にPが付着しても、単に付
着したままであり、従来の様に反応してガラス状に変化
しない。そのため、例えば排気ガス中の酸素濃度を検出
する酸素センサ等に本発明を適用すると、構造体のガス
透過気孔に目詰まりが生じ難いので、耐久性が向上す
る。
もよく、又は構造体にジルコニアを所定の割合で含んで
いてもよく、或は構造体の一部がジルコニアで構成され
ていてもよい。・前記センサの検出部としては、例えば
セラミックス製の感ガス材料からなる基板に一対の電極
(例えば基準電極と測定電極)が設けられたガス検出素
子が挙げられ、感ガス材料としては、例えば検出ガス中
の酸素濃度に応じて起電力が変化する(ジルコニア等
の)固体電解質や、検出ガス中の酸素濃度に応じて内部
抵抗が変化する(チタニア等の)抵抗変化型の材料が挙
げられる。
質層からなり、そのうちの外側層が、ジルコニアからな
る。つまり、ジルコニアからなる層を外側に形成するこ
とにより、飛散するPに対して有効に作用して、効果的
に目詰まりを防止できる。つまり、多くのPが付着する
外側層にて目詰まりが生じ難い。
合には、内側の層を主として拡散律速を行う層とし、外
側の層を主として目詰まり防止用の層とする様に、役割
分担できるので、各機能を最も発揮できる構成とするこ
とができる。請求項3の発明では、構造体として、多孔
質の拡散律速層が挙げられる。
散律速の程度が変化してしまうので、ガスセンサの出力
に好ましくない影響を与えるが、本発明では、拡散律速
層のガス透過気孔に目詰まりを生じ難いので、長期間に
わたり例えば排気ガス中の酸素濃度等を正確に検出する
ことができる。
抗は、内側部分で大きく外側部分で小さく設定されてい
る。つまり、被毒物質であるPは、当然ながら拡散律速
層の検出ガスが導入される側(外側部分)に多く付着す
るので、どうしても外側部分に目詰まりが生じ易いが、
本発明では、外側部分の拡散抵抗が小さく(例えば外側
部分の目が粗く)設定されているので、仮に外側部分に
多少Pが付着して部分的に拡散抵抗が増大しても、拡散
律速層全体の拡散抵抗に与える影響は少なくなり、良好
なガスセンサの出力が得られる。
における前記ガス透過気孔の温度範囲が、500℃以上
である。つまり、この温度範囲の場合に、例えばPが例
えば酸素センサの拡散律速層に付着すると目詰まりが生
じ易いが、この様な使用温度範囲のときに、本発明の構
成のガスセンサを適用すると、長期間にわたり精密な測
定を行うことができる。尚、700℃以上の場合には、
一層目詰まりが生じ易いが、その様な過酷な条件でも、
本発明の構成のガスセンサを適用することができる。
g及び/又はCaの成分をコートしている。尚、この構
造体の表面とは、ガス透過気孔を構成する壁面の表面
(例えば孔の内周面)を意味している。前記MgやCa
は、Pの捕捉能力が高く、また、Pと反応しても液相で
はなく固相となるので、従来の様なガラス状の目詰まり
の発生を防止することができる。
(実施例)について説明する。 (実施例1)本実施例のガスセンサは、例えば自動車の
排気系に取り付けられて、検出ガス(排気ガス)中の酸
素濃度(空燃比)を測定する酸素センサであり、特に空
燃比を全領域にわたって検出できるいわゆる全領域空燃
比センサである。
状の容器(図示せず)内に、主としてセラミックスから
なる板状のセンサ素子部を配置したものである。図1及
び図2に示す様に、このセンサ素子部1は、固体電解質
基板3aの両側に多孔質電極3b,3cを形成した酸素
濃淡電池素子3と、同じく固体電解質基板5aの両側に
多孔質電極5b,5cを形成した酸素ポンプ素子5と、
これらの両素子3,5の間に積層されて測定ガス室7を
形成するスペーサ9とからなる検出部材6を備え、更
に、この検出部材6の酸素ポンプ素子5側の外側に、ス
ペーサ11により所定間隔を空けて、両素子3,5を加
熱するヒータ13を備えている。
ルコニア固溶体からなる固体電解質基板3a,5aの各
々の両側に、矩形状の多孔質電極3b,3c,5b,5
cを形成したものであり、この多孔質電極3b,3c,
5b,5cは、共素地としてイットリア−ジルコニア固
溶体と残部白金とから形成されている。尚、前記固体電
解質基板3a,5aの材料としては、イットリア−ジル
コニア固溶体の他に、カルシア−ジルコニア固溶体、二
酸化セリウム、二酸化トリウム、二酸化ハフニウム等の
各固溶体、ペロブスカイト型固溶体、3価金属酸化物固
溶体等を使用できる。
孔質電極3cに対応する中空部15aを有したアルミナ
からなる絶縁層15に覆われている。そして、その中空
部15aには、多孔質電極3cを覆って外部から保護す
る主にアルミナからなる多孔質の電極保護層17が形成
されている。
と酸素ポンプ素子5との間に、多孔質電極3c,5bに
対応する中空部9aを有する主にアルミナからなるスペ
ーサ9を挟んで接合することにより形成され、その中空
部9aからなる測定ガス室7の内側には、前記両多孔質
電極3c,5bが露出している。
とを連通するために、左右に一対の連通孔19a,19
bが設けられており、各連通孔19a,19bには、多
孔質の材料が充填された拡散律速層21a,21b(2
1と総称する)が形成され、この拡散律速層21によっ
て検出ガスの測定ガス室7への流入等の律速が行われ
る。特に本実施例では、拡散律速層21全体は、多数の
ガス透過気孔を有するジルコニアから構成されている。
孔質電極3bを覆うように、固体電解質からなる遮蔽体
23が貼り付けられており、後述の検出回路25にて酸
素濃淡電池素子3の多孔質電極3b側から多孔質電極3
c側へと微小電流iCPを流したときに、多孔質電極3b
側に汲み込まれた酸素がそのまま排出されないようにさ
れている。また、酸素濃淡電池素子3には、このように
多孔質電極3b側に汲み込まれた酸素の一部を測定ガス
室7に漏出させるための漏出抵抗部3d(図3参照)が
形成されている。
ポンプ素子5側には、発熱パターン27が設けられ、他
方の側には周知のマイグレーション防止パターン29が
形成されている。 b)次に、図3に基づいて、酸素センサの電気的構成及
びその制御について説明する。
酸素ポンプ素子5の測定ガス室7に接した多孔質電極3
c,5bは、抵抗器R2を介して接地されており、他方
の多孔質電極3b,5cは、各々検出回路25に接続さ
れている。そして、検出回路25内では、酸素濃淡電池
素子3の遮蔽体23側の多孔質電極3bが、他端に定電
圧VCPが印加された抵抗器R1に接続されている。抵抗
器R1は、酸素濃淡電池素子3に略一定の微小電流iCP
を供給するためのものであり、その抵抗値は、抵抗器R
2及び酸素濃淡電池素子3の内部抵抗に比べて十分大き
な値となっている。
電極3bは、差動増幅器AMPの−側入力端子に接続さ
れている。差動増幅器AMPの+側入力端子には、基準
電圧VCOが入力されているため、差動増幅器AMPから
は、基準電圧VCOと酸素濃淡電池素子3の多孔質電極3
b側電圧との差に応じた電圧が出力される。また、この
差動増幅器AMPの出力は、抵抗器R3を介して、酸素
ポンプ素子5のヒータ13側の多孔質電極5cに接続さ
れている。この結果、酸素ポンプ素子5には、差動増幅
器AMPの出力に応じて、ポンプ電流ipが双方向に流
れることになる。 つまり、この検出回路25は、酸素
濃淡電池素子3に微小電流iCPを流して多孔質電極3b
に酸素を汲み込むことにより、多孔質電極3bを内部酸
素基準源として機能させて、酸素濃淡電池素子3の両端
に測定ガス室7内の酸素濃度に応じた電圧を発生させ、
更に、その電圧(詳しくは抵抗器R2の両端電圧を含
む)が基準電圧VCOとなるように、差動増幅器AMPか
ら酸素ポンプ素子5にポンプ電流ipを供給することに
より、測定ガス室7内の酸素濃度を一定に保つ制御を行
うように構成されているのである。
流ipは、周囲の測定ガス雰囲気中の酸素濃度に対応す
るため、そのポンプ電流ipを抵抗器R3により電圧信
号に変換して、それを排気中の酸素濃度、ひいては空燃
比を表わす検出信号として、内燃機関制御を行うマイク
ロコンピュータ等からなる電子制御回路(以下、ECU
という)31に出力する。
は、電圧切換回路33を介して、ヒータ電圧VH が印加
される。この電圧切換回路33は、ヒータ13に印加す
るヒータ電圧VHとして、例えばバッテリ電圧VB及びそ
の変更値を各々出力可能に構成されており、ECU31
から出力される電圧切換指令に応じて、いずれかをヒー
タ電圧VH として、発熱パターン27に印加する。
ンサ素子部1の製造方法を簡単に説明する。まず、イッ
トリア−ジルコニア系の粉末にPVB系のバインダと有
機溶剤とを用い、周知のドクターブレード法により(酸
素濃淡電池素子3及び酸素ポンプ素子5の固体電解質基
板3a,5a)となるグリーンシートを製造する。
共素地とからなる材料にPVB系のバインダと有機溶剤
とを用いてペースト化し、スクリーンによって前記グリ
ーンシート上に印刷して、(固体電解質基板3a,5a
の多孔質電極3b,3c,5b,5c)となる電極パタ
ーンを形成する。
トと、同様にして形成したアルミナからなる絶縁層1
5、遮蔽板23、スペーサ9等のグリーンシートを積層
圧着する。ここで、特に、前記スペーサ9となるグリー
ンシートには、中空部9a及び連通孔19a,19bと
なる空間が空けられているが、本実施例では、このスペ
ーサ9用のグリーンシートを他のグリーンシートに圧着
した後に、連通孔19a,19bとなる空間に、拡散律
速層21となるペーストを印刷する。
る。ジルコニア粉末(平均粒径20〜40μm)に対し
て、エトセルを固形分比12重量%、ブチルカルビトー
ルを固形分比50重量%、及び気孔形成用の昇華性フィ
ラーを固形分比10重量%添加したものを、乳鉢にて混
練してペーストとする。
材料にPVB系のバインダと有機溶剤とを用いてペース
ト化したものであり、焼成すると多数のガス透過気孔を
有するジルコニアからなる多孔質の層となる。そして、
前記グリーンシート等を積層圧着した後に、例えば15
00℃の温度にて1時間の焼成を行なうことにより、板
状の検出部材6を得る。
リーンシートに発熱パターン27等となるペーストを印
刷し、これに他のグリーンシートを積層し、同様に焼成
して形成する。尚、焼成した検出部材6とヒータ13と
は、耐熱性の無機接着剤にて接着してセンサ素子部1を
形成するが、これとは別に、検出部材6となるグリーン
シート等とヒータ13となるグリーンシート等を積層
し、同時に焼成してセンサ素子部1を形成してもよい。
ンサは、拡散律速層21全体がPとの反応性の低いジル
コニアから構成されているので、後述する実験例からも
明かな様に、排気ガス中のPが拡散律速層21に付着し
た場合でも、従来の様に拡散律速層の成分(アルミナ)
がPと反応して液相とならず、単に付着したままであ
る。
物がガラス状となってガス透過気孔に目詰まりを生ずる
ことがないので、長期間使用しても拡散抵抗が変化し難
く、耐久性に富むという利点がある。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、本実
施例と前記実施例1とは拡散律速層のみが異なり他の部
分は同一であるので、異なる点のみを説明する。
アからなる基材の表面にCaがコートされたものであ
る。次に、前記拡散律速層を有するセンサ素子部の製造
方法を簡単に説明する。まず、前記実施例1と同様に、
イットリア−ジルコニア系の粉末にPVB系のバインダ
と有機溶剤とを用い、周知のドクターブレード法により
(固体電解質基板)となるグリーンシートを製造する。
共素地とからなる材料にPVB系のバインダと有機溶剤
とを用いてペースト化し、スクリーンによってグリーン
シート上に印刷して、(多孔質電極)となる電極パター
ンを形成する。次に、この様にして形成したグリーンシ
ートと、同様にして形成したアルミナからなる絶縁層、
遮蔽板、スペーサ等のグリーンシートを積層圧着する
が、その際には、測定ガス室及び連通孔を形成するため
のスペーサとなるグリーンシートを他のグリーンシート
に圧着した後に、連通孔となる空間に、拡散律速層とな
るジルコニアを主成分とするペーストを印刷する。尚、
このペーストは、前記実施例1と同様なものである。
した後に、例えば1500℃の温度にて1時間の焼成を
行なうことにより、板状の検出部材を得る。特に、本実
施例では、検出部材の焼成後に、拡散律速層の表面にC
aのコートを行なうが、その場合には、例えば濃度24
重量%の酢酸カルシウム水溶液を拡散律速層の外側から
例えば0.1μl程度滴下し、1250℃にて60分の
焼成を行なう。
コニアの表面(即ちガス透過気孔の表面)にCaがコー
トされることになる。つまり、酢酸カルシウム水溶液が
ガス透過気孔の内周面を濡らしながら拡散律速層の内部
まで染み込むので、このCaのコート層は、拡散律速層
全体にわたり形成される。
ンサの拡散律速層には、ジルコニアからなる基材の表面
全体にわたってCaのコート層が形成されているので、
後述する実験例からも明かな様に、排気ガス中のPが拡
散律速層に付着した場合には、まず、CaとPとが反応
して固相のリン酸カルシウムが生成され、従来の様に拡
散律速層の成分(アルミナ)がPと反応して液相となる
ことがない。つまり、このCaにより、目詰まりが防止
される。
してジルコニアが用いられているので、仮にコート層で
あるCaが剥離してジルコニアが露出している箇所にP
が付着しても液相が発生しない。従って、この点からも
目詰まりが生じ難いという顕著な効果を奏する。
Mgのコートを行なう場合には、酢酸マグネシウム水溶
液を同様に用いるが、このMgのコートを施したもの
は、拡散律速層の表面にPが付着すると、同様に液相と
ならず、固体のリン酸マグネシウムとなり、ガス透過気
孔に目詰まりが生じないので好適である。 (実施例3)次に、実施例3について説明するが、本実
施例と前記実施例1とは主として拡散律速層が異なり他
の部分は同一であるので、異なる点のみを説明する。
1は、連通孔33内に並んで設けられた外側層35及び
内側層37からなる2層構造である。このうち、内側層
35は、従来と同様なアルミナからなり主として拡散制
限を行なう(拡散抵抗が大きな)層である。一方、外側
層37は、主としてP等のデポジットを取るための(拡
散抵抗が小さな)層であり、前記実施例1と同様なジル
コニアからなる。
成する場合には、連通孔33となる空間を有するスペー
サ39のグリーンシートの積層後に、内側層35となる
アルミナを主成分とするペースト及び外側層37となる
ジルコニアを主成分とするペーストを、該当する位置に
印刷により塗布し、その後、他のグリーンシート等を積
層して焼成する。
が、実質的に拡散制限を行なう内側層35とP等のデポ
ジットを除去するためのジルコニアからなる外側層37
とからなる2層構造であるので、各機能を十分に活かし
た構成とすることができる。つまり、内側層35として
は、例えば加工性や強度等に優れたアルミナ等を用い
て、拡散制限を行なうために必要なガス透過気孔を確実
に形成でき、一方、外側層37としては、拡散制限のた
めに気孔率に規制されることなく、Pを付着させるのに
好ましい気孔率のジルコニアを用いることができるの
で、各々の優れた機能を発揮することができる。 (実施例4)次に、実施例4について説明するが、本実
施例と前記実施例1とは主として拡散律速層が異なり他
の部分は同一であるので、異なる点のみを説明する。
1は、連通孔43内に設けられた内側層45と連通孔4
3の(検出部材の側面側の)外側開口部43aを覆う外
側層47からなる2層構造である。このうち、内側層4
5は、前記実施例3と同様に、アルミナからなり拡散制
限を行なう層である。一方、外側層47は、P等のデポ
ジットを取るための層であり、前記実施例1と同様なジ
ルコニアからなる。
成する場合には、連通孔43となる空間を有するスペー
サ49のグリーンシートの積層後に、内側層45となる
アルミナを主成分とするペーストを印刷により塗布し、
その後、他のグリーンシート等を積層する。更に、内側
層45の外側(外側開口部43a側)を覆う様に、外側
層47となるジルコニアを主成分とするペーストを印刷
した後に焼成する。
ほぼ同様に、拡散律速層41が、実質的に拡散制限を行
なう内側層45とP等のデポジットを除去するためのジ
ルコニアからなる外側層47とからなる2層構造である
ので、各機能を十分に活かした構成とすることができ
る。
側層47を形成する構成であるので、デポジット除去の
ために有効な表面積を大きくできるという利点がある。
尚、前記本実施例では、内側層45と外側層47とを同
時に焼成したが、例えば内側層45をグリーンシートと
ともに一旦焼成し、その後、焼成した内側層45に対し
て、その拡散律速を調製する作業を行ない、その後、外
側層47となるペーストを検出部材の側面に塗布してか
ら焼成してもよい。
サを用いた実験例について説明する。この実験は、P被
毒耐久性試験であり、Pの付着による目詰まりの発生に
よって生ずる拡散抵抗の変化を調べたものである。
比較例の従来の酸素センサを、エンジンの排気管に取り
付けて、そのip電流の変化率(Δip)の経時変化か
ら、拡散律速層の劣化の状態(即ち目詰まりの状態)を
調べた。その結果を下記表1、表2及び図6に示す。
ジン、NA ・設定空燃比;理論空燃比λ=1 ・運転状態 ;無負荷、3000rpm定常運転 ・燃料 ;レギュラーガソリン+Zn−DBP(添
加量50cc/20L)
前記各実施例の酸素センサは、ip電流の変化は長い時
間を経過しても少なく、目詰まりが生じにくいので耐久
性に優れており適である。それに対して、比較例のもの
は、ip電流が短期間で大きく変化するので、目詰まり
が生じ易く耐久性に劣り好ましくない。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の態様で実施しうることはいうまでもない。 (1)例えば、前記各実施例では、酸素センサとして、
全領域空燃比センサを例に挙げたが、λセンサに本発明
を適用してもよい。例えばλセンサの検出ガス側を覆う
保護層を、上述した液相の生成を抑制する素材で構成し
てもよい。
詰まりを防止する構成としたが、検出ガスが到達する側
の電極(測定電極)の表面に保護層を設ける場合には、
その保護層を前記拡散律速層と同様に目詰まりを防止す
る構成としてもよい。 (3)また、ジルコニアからなる(又はジルコニアを含
む)基材に、Pが付着した場合に液相の生成を抑制する
材料を単体として担持させて構造体を形成する場合に
は、担持させる元素の塩(低温で分解する塩)を溶解し
た溶液(例えば水溶液)に基材を浸漬させたり、又は基
材に該溶液を筆塗りして塩を付着させた後に、加熱処理
することで、単体としての元素を担持させることができ
る。
ルコニアを含む)基材に、Pが付着した場合に液相の生
成を抑制する材料を化合物として担持させて構造体を形
成する場合には、化合物を溶解した溶液(例えば水溶
液)に基材を浸漬させたり、又は、基材に該溶液を筆塗
りしてた後に、加熱処理することで、化合物を担持させ
ることができる。尚、化合物としては、リン酸カルシウ
ムやリン酸マウネシウムが、Pを補足する能力に優れ
て、且つ補足した後も液相となり難いので好適である。
は、全領域空燃比センサにおいて、その構造体に含まれ
るジルコニアは、検出ガス中の飛散成分であるPとの反
応性が乏しく、よって、構造体にPが付着しても、単に
付着したままであり、従来の様に反応してガラス状に変
化しない。そのため、構造体のガス透過気孔に目詰まり
が生じ難いので、ガスセンサの耐久性が向上する。
層を外側に形成することにより、飛散するPに対して有
効に作用して、効果的に目詰まりを防止できる。また、
内側の層を主として拡散律速を行う層とし外側の層を主
として目詰まり防止用の層とする様に、役割分担できる
ので、各層の機能を最も発揮できる構成とすることがで
きる。
過気孔に目詰まりを生じ難いので、長期間にわたり例え
ば排気ガス中の酸素濃度を正確に検出することができ
る。請求項4の発明では、外側部分の拡散抵抗が小さく
設定されているので、外側部分に多少Pが付着して部分
的に拡散抵抗が増大しても、拡散律速層全体の拡散抵抗
に与える影響は少なくなり、良好なガスセンサの出力が
得られる。
着した場合に液相を生じ易い温度となっても、単にPが
表面に付着したままであるので、目詰まりが生じ難く、
長期間にわたり精密な測定を行うことができる。請求項
6の発明では、構造体の表面にMg及び/又はCaの成
分をコートしているので、Pと反応しても液相ではなく
固相となり、従来の様なガラス状の目詰まりを防止でき
る。
を破断して示す斜視図である。
律速層を示す説明図である。
明図である。
して示す説明図である。
して示す説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 センサの検出部に検出ガスを導入可能な
ガス透過気孔を有し、全領域の空燃比を検出するガスセ
ンサにおいて、 前記ガス透過気孔を形成する構造体の一部又は全体が、
ジルコニアから構成されていることを特徴とするガスセ
ンサ。 - 【請求項2】 前記構造体が複数の多孔質層からなり、
そのうちの外側層が、ジルコニアからなることを特徴と
する前記請求項1記載のガスセンサ。 - 【請求項3】 前記構造体は、多孔質の拡散律速層であ
ることを特徴とする前記請求項1又は2記載のガスセン
サ。 - 【請求項4】 前記拡散律速層の拡散抵抗は、内側部分
で大きく外側部分で小さく設定されていることを特徴と
する前記請求項3記載のガスセンサ。 - 【請求項5】 前記ガスセンサの使用時における前記ガ
ス透過気孔の温度範囲が、500℃以上であることを特
徴とする前記請求項1〜4のいずれか記載のガスセン
サ。 - 【請求項6】 前記構造体の表面に、Mg及び/又はC
aの成分をコートしたことを特徴とする前記請求項1〜
5のいずれか記載のガスセンサ。
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|---|---|---|---|---|
| JP2002228631A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Ngk Spark Plug Co Ltd | ガスセンサ及びその製造方法 |
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