JPH10222493A - 相互因果関係解析システム - Google Patents
相互因果関係解析システムInfo
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- JPH10222493A JPH10222493A JP9036947A JP3694797A JPH10222493A JP H10222493 A JPH10222493 A JP H10222493A JP 9036947 A JP9036947 A JP 9036947A JP 3694797 A JP3694797 A JP 3694797A JP H10222493 A JPH10222493 A JP H10222493A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は多数のパラメータの同時に発生する
相互因果関係を効率良くフィルタリングする相互因果関
係解析システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明はこの目的を達成するために、事
象の履歴を記録したデータベースから相互因果関係を解
析する相互因果関係解析システムにおいて、ある所定時
間内に同時に生じるパラメータ間の関係付けの相関ルー
ルを求める相関ルール生成手段と、該相関ルール生成手
段によって求められた前記相関ルールに基づいて多変量
自己回帰モデル分析に適したパラメータの組を生成する
パラメータ組生成手段と、該パラメータ組生成手段によ
って生成したパラメータの組に対して多変量自己回帰モ
デル分析を行う分析手段と、前記多変量自己回帰モデル
を適用して前記相関ルール生成手段によって求められた
前記相関ルールの信頼性の検証を行うフィルタリング手
段とを有する。
相互因果関係を効率良くフィルタリングする相互因果関
係解析システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明はこの目的を達成するために、事
象の履歴を記録したデータベースから相互因果関係を解
析する相互因果関係解析システムにおいて、ある所定時
間内に同時に生じるパラメータ間の関係付けの相関ルー
ルを求める相関ルール生成手段と、該相関ルール生成手
段によって求められた前記相関ルールに基づいて多変量
自己回帰モデル分析に適したパラメータの組を生成する
パラメータ組生成手段と、該パラメータ組生成手段によ
って生成したパラメータの組に対して多変量自己回帰モ
デル分析を行う分析手段と、前記多変量自己回帰モデル
を適用して前記相関ルール生成手段によって求められた
前記相関ルールの信頼性の検証を行うフィルタリング手
段とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は相互因果関係解析シ
ステムに関するものである。
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
事象の履歴を記録したデータベースから単一の原因で大
量に発生する事象をフィルタリングする時間順序におけ
る因果関係を考慮したシステムを構築されたものは実現
されていない。従って、本発明は、多数のパラメータの
同時に発生する相互因果関係を効率良くフィルタリング
する相互因果関係解析システムを提供することを目的と
する。
事象の履歴を記録したデータベースから単一の原因で大
量に発生する事象をフィルタリングする時間順序におけ
る因果関係を考慮したシステムを構築されたものは実現
されていない。従って、本発明は、多数のパラメータの
同時に発生する相互因果関係を効率良くフィルタリング
する相互因果関係解析システムを提供することを目的と
する。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、事象の履歴を記録したデータベースから
相互因果関係を解析する相互因果関係解析システムにお
いて、ある所定時間内に同時に生じる事象間の関係付け
の相関ルールを求める相関ルール生成手段と、該相関ル
ール生成手段によって求められた前記相関ルールに基づ
いて多変量自己回帰モデル分析に適したパラメータの組
を生成するパラメータ組生成手段と、該パラメータ組生
成手段により生成したパラメータの組に対して多変量自
己回帰モデル分析を行う分析手段と、前記多変量自己回
帰モデルを適用して前記相関ルール生成手段によって求
められた前記相関ルールの信頼性の検証を行うフィルタ
リング手段とを有することに特徴がある。
決するために、事象の履歴を記録したデータベースから
相互因果関係を解析する相互因果関係解析システムにお
いて、ある所定時間内に同時に生じる事象間の関係付け
の相関ルールを求める相関ルール生成手段と、該相関ル
ール生成手段によって求められた前記相関ルールに基づ
いて多変量自己回帰モデル分析に適したパラメータの組
を生成するパラメータ組生成手段と、該パラメータ組生
成手段により生成したパラメータの組に対して多変量自
己回帰モデル分析を行う分析手段と、前記多変量自己回
帰モデルを適用して前記相関ルール生成手段によって求
められた前記相関ルールの信頼性の検証を行うフィルタ
リング手段とを有することに特徴がある。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0005】はじめに、本発明に係る相互因果関係解析
システムの構成を図1に従って説明する。同図におい
て、11は相関ルール生成手段、12はパラメータ組生
成手段、13は分析手段、14はフィルタリング手段、
15は表示手段である。各手段の詳細は手段別に以下に
説明することとする。
システムの構成を図1に従って説明する。同図におい
て、11は相関ルール生成手段、12はパラメータ組生
成手段、13は分析手段、14はフィルタリング手段、
15は表示手段である。各手段の詳細は手段別に以下に
説明することとする。
【0006】まず、図1の相関ルール生成手段11の動
作について詳細に説明すると、本動作は基本的にはバス
ケット分析法を採用している。このバスケット方法と
は、あるアイテム(例:パンを買う,バターを買う,こ
こでは変数名に対応)間の関係付けを相関ルール(例:
(パンを買う)→(バターを買う))として抽出する
際、このトランザクションの生起数に基づいた確信度を
定義することで重要な関係のみを採択する方法である。
作について詳細に説明すると、本動作は基本的にはバス
ケット分析法を採用している。このバスケット方法と
は、あるアイテム(例:パンを買う,バターを買う,こ
こでは変数名に対応)間の関係付けを相関ルール(例:
(パンを買う)→(バターを買う))として抽出する
際、このトランザクションの生起数に基づいた確信度を
定義することで重要な関係のみを採択する方法である。
【0007】ここで、相関ルールを定義すると、あるト
ランザクションxを考え、このアイテム集合xから部分
集合BとHを定義した時(ただしB∧H={φ})、
「Bが成立した時Hが成立している」と考えることがで
きる。この間の関係を「相関ルール:B⇒H」と記述す
る。Bを「本体(body)」、Hを「頭部(hea
d)」と呼ぶ。
ランザクションxを考え、このアイテム集合xから部分
集合BとHを定義した時(ただしB∧H={φ})、
「Bが成立した時Hが成立している」と考えることがで
きる。この間の関係を「相関ルール:B⇒H」と記述す
る。Bを「本体(body)」、Hを「頭部(hea
d)」と呼ぶ。
【0008】また、サポートを定義すると、バスケット
分析では、あるトランザクションの起こり易さの目安と
してサポートを(注目事象の数/全事象数)で定義して
いるが、この注目事象の絶対生起数に関する情報が捨て
られている。ここでは事象がポアソン過程に従うという
仮定に基づき、新たにアイテム集合のサポートを以下の
ように定義する。
分析では、あるトランザクションの起こり易さの目安と
してサポートを(注目事象の数/全事象数)で定義して
いるが、この注目事象の絶対生起数に関する情報が捨て
られている。ここでは事象がポアソン過程に従うという
仮定に基づき、新たにアイテム集合のサポートを以下の
ように定義する。
【0009】 support(x)=(サポートの平均)±(その標準誤差) =100 ×(xの事象数±√xの事象数)/(全トランザクション数 ±√全トランザクション数) ここで、 =100 ×(nx±enx)/(L±eL) とおくと、 =100 ×nx/L±100 ×√((1/L2)enx2+(nx2/L4)eL2)
【0010】これは、度数mのポアソン分布の真の平均
がmであり、その標準偏差が√mになることに基づいて
いる。
がmであり、その標準偏差が√mになることに基づいて
いる。
【0011】更に、確信度を定義すると次のように表さ
れる。なお定義方法は基本方法と同じであるが誤差付き
確信度を新たに導入することとする。
れる。なお定義方法は基本方法と同じであるが誤差付き
確信度を新たに導入することとする。
【0012】support(x)=sx ±esx, support(x∧y)=sxy
±esxyの時、 confidence(x⇒y)=support(x∧y)/support(x) =sxy/sx ±√((1/sx2)esxy2+(sxy2/sx4)esx2)
±esxyの時、 confidence(x⇒y)=support(x∧y)/support(x) =sxy/sx ±√((1/sx2)esxy2+(sxy2/sx4)esx2)
【0013】そして、この確信度において、意味のある
アイテム集合の抽出を図るため、アイテム集合の採用/
棄却の基準となる最低確度(mincert) を設定する。
アイテム集合の抽出を図るため、アイテム集合の採用/
棄却の基準となる最低確度(mincert) を設定する。
【0014】
【数1】
【0015】平均λにより定義されるポアソン分布にお
いて、標準偏差(√λ)内の累積密度を意味する。事象
の生起数の増加に伴いこの確度は増加し、より不確定性
が減少していることを意味している。
いて、標準偏差(√λ)内の累積密度を意味する。事象
の生起数の増加に伴いこの確度は増加し、より不確定性
が減少していることを意味している。
【0016】また、確信度として、意味のある相関ルー
ルを抽出するために、相関ルールの採用/棄却の基準と
なる最低確信度(minconf) を設定する。
ルを抽出するために、相関ルールの採用/棄却の基準と
なる最低確信度(minconf) を設定する。
【0017】更に、ポアソン分布に基づく事象の確度は
その生起数にのみにより定義されるが、この確度に基づ
いて各アイテム集合の不確定性についての評価を行っ
て、不確定性が大きいものについては棄却する。
その生起数にのみにより定義されるが、この確度に基づ
いて各アイテム集合の不確定性についての評価を行っ
て、不確定性が大きいものについては棄却する。
【0018】同様に、相関ルールについても確信度の低
いものについては棄却する。
いものについては棄却する。
【0019】また、相関ルールの確信度がその頭部のサ
ポートより小さい確信度の変化の指標1がリフト(lift)
という比を次のように定義してみると、
ポートより小さい確信度の変化の指標1がリフト(lift)
という比を次のように定義してみると、
【0020】 lift1 (B⇒H)=lave1±lerr1=confidence(B⇒H)/support(H) (誤差付き) もしlift1 (B⇒H)<1なら却下となる。もし、(lave1-ler
r1) ≦1 なら棄却となる。
r1) ≦1 なら棄却となる。
【0021】さらに、上述の頭部(H)と本体(B)に
従属性を有しない相関ルールは棄却となると共に、本体
(C)への条件付加(D)による確信度の低下確信度の
変化の指標2を次のように定義してみると、
従属性を有しない相関ルールは棄却となると共に、本体
(C)への条件付加(D)による確信度の低下確信度の
変化の指標2を次のように定義してみると、
【0022】 lift2 (C+D⇒H)=lave2±lerr2 =confidence (C+D⇒H)/confidence (C⇒H) (誤差付き)
【0023】もしlift2 (C+D⇒H)<1なら却下となる。も
し、(lave2-lerr2) ≦1 なら棄却となる。
し、(lave2-lerr2) ≦1 なら棄却となる。
【0024】また、重要性の低いアイテムを本体に付加
した相関ルールは棄却となる。さらに、相関ルールの棄
却等のふるい分けを行うために、赤池の情報量基準(以
下AICと称す)を用いてもよい。
した相関ルールは棄却となる。さらに、相関ルールの棄
却等のふるい分けを行うために、赤池の情報量基準(以
下AICと称す)を用いてもよい。
【0025】次に、図1のパラメータ組生成手段12の
動作について説明する。はじめに、多変量自己回帰モデ
ル(Vectror AutoRegressive model:VARと略す)用の
監視対象パラメータの選択について説明する。
動作について説明する。はじめに、多変量自己回帰モデ
ル(Vectror AutoRegressive model:VARと略す)用の
監視対象パラメータの選択について説明する。
【0026】この選択は、上述の相関ルール生成手段1
1によって抽出された各パラメータ間の相関ルールに基
づき、パラメータを規定の個数以下ごとの組に分割する
ものである。これは後述するVAR方法に適用可能なパ
ラメータ数に上限があるためである。なお、対象データ
は、上述の相関ルール生成手段11によって抽出された
各パラメータ間の相関ルール群とする。また、基本とし
て、グラフ理論におけるグラフ分離方法を利用し、また
グラフ分離の基準となる、対象グラフの切断集合基底行
列を作成し、更にこの切断集合基底行列を利用した、規
定数を上限としたパラメータの組を作成する。
1によって抽出された各パラメータ間の相関ルールに基
づき、パラメータを規定の個数以下ごとの組に分割する
ものである。これは後述するVAR方法に適用可能なパ
ラメータ数に上限があるためである。なお、対象データ
は、上述の相関ルール生成手段11によって抽出された
各パラメータ間の相関ルール群とする。また、基本とし
て、グラフ理論におけるグラフ分離方法を利用し、また
グラフ分離の基準となる、対象グラフの切断集合基底行
列を作成し、更にこの切断集合基底行列を利用した、規
定数を上限としたパラメータの組を作成する。
【0027】はじめに、点(頂点)とその点を結ぶ辺と
の集まりであるグラフにおいての定義を行う。まず、頂
点集合V={v1,・・・,vi,・・・,vI}(vi:各頂点、I:グ
ラフに存在する頂点の総数)、辺ej ={vp,vq }(e
j :vpとvq間を結ぶ線)、辺集合E={e1,・・・,ej,・・
・,eJ }(ej :各辺、J:グラフに存在する辺の総
数)、グラフの形式的表現G(V,E)(グラフは頂点
Vと辺Eからなる)である。また、木とは全ての頂点対
がちょうど1つの辺列で繋がっている無向グラフのこと
であり、生成木とはグラフの全ての頂点を含む木のこと
である。更に、弦とはTをグラフの木とすると、Tに含
まれない辺をTに関する弦という。閉路とは同じ辺を2
度以上含まずに、ある1点から出発して同じ点に繋がっ
ている辺の列をいい、切断集合とは連結グラフG(V,
E)において、辺の集合E1 (⊂E)を取り除いた結果
のグラフが連結でなくなる時のこの辺の集合をいう。ま
た、グラフに付随する行列の定義を行う。接続行列
(B)とは行列BがグラフG(V,E)の接続行列であ
ることを示す。そして、Bの各行列がGの頂点に対応
し、Bの各列がGの辺に対応する。bij=1のときはj
番目の辺がi番目の頂点と接続している時であり、bij
=0のときは逆に接続していない時である。そして、ル
ープに対応する列は全て0である。閉路行列(C)とは
行列CがグラフG(V,E)の閉路行列であることを示
す。そして、Cの各行列がGの閉路に対応し、Cの各列
がGの辺に対応する。cij=1のときj番目の辺がi番
目の閉路に含まれている時であり、cij=0のときは逆
に含まれていない時である。更に、切断集合列(K)と
は行列KがグラフG(V,E)の切断集合行列であるこ
とを示す。そして、Kの各行列がGの切断集合に対応
し、Cの各列がKの辺に対応する。kij=1のときj番
目の辺がi番目の切断集合に含まれている時であり、k
ij=0のときは逆に含まれていない時である。
の集まりであるグラフにおいての定義を行う。まず、頂
点集合V={v1,・・・,vi,・・・,vI}(vi:各頂点、I:グ
ラフに存在する頂点の総数)、辺ej ={vp,vq }(e
j :vpとvq間を結ぶ線)、辺集合E={e1,・・・,ej,・・
・,eJ }(ej :各辺、J:グラフに存在する辺の総
数)、グラフの形式的表現G(V,E)(グラフは頂点
Vと辺Eからなる)である。また、木とは全ての頂点対
がちょうど1つの辺列で繋がっている無向グラフのこと
であり、生成木とはグラフの全ての頂点を含む木のこと
である。更に、弦とはTをグラフの木とすると、Tに含
まれない辺をTに関する弦という。閉路とは同じ辺を2
度以上含まずに、ある1点から出発して同じ点に繋がっ
ている辺の列をいい、切断集合とは連結グラフG(V,
E)において、辺の集合E1 (⊂E)を取り除いた結果
のグラフが連結でなくなる時のこの辺の集合をいう。ま
た、グラフに付随する行列の定義を行う。接続行列
(B)とは行列BがグラフG(V,E)の接続行列であ
ることを示す。そして、Bの各行列がGの頂点に対応
し、Bの各列がGの辺に対応する。bij=1のときはj
番目の辺がi番目の頂点と接続している時であり、bij
=0のときは逆に接続していない時である。そして、ル
ープに対応する列は全て0である。閉路行列(C)とは
行列CがグラフG(V,E)の閉路行列であることを示
す。そして、Cの各行列がGの閉路に対応し、Cの各列
がGの辺に対応する。cij=1のときj番目の辺がi番
目の閉路に含まれている時であり、cij=0のときは逆
に含まれていない時である。更に、切断集合列(K)と
は行列KがグラフG(V,E)の切断集合行列であるこ
とを示す。そして、Kの各行列がGの切断集合に対応
し、Cの各列がKの辺に対応する。kij=1のときj番
目の辺がi番目の切断集合に含まれている時であり、k
ij=0のときは逆に含まれていない時である。
【0028】次に、パラメータ群の抽出について説明す
る。ここで、最終的に得られるパラメータの組につい
て、各組に含まれるパラメータ数の最大値を最大パラメ
ータ数(MP)と定義する。VAR方法が対応可能な変
数の個数は最大で5ぐらいであるので通常は「MR=
5」と設定することが望ましい。
る。ここで、最終的に得られるパラメータの組につい
て、各組に含まれるパラメータ数の最大値を最大パラメ
ータ数(MP)と定義する。VAR方法が対応可能な変
数の個数は最大で5ぐらいであるので通常は「MR=
5」と設定することが望ましい。
【0029】まず、複合ルールの単純ルール化の処理を
行う。この複合ルールとは頭部又は本体が複数のパラメ
ータから相関ルールであり、単純ルールとは頭部と本体
が単一のパラメータからなる相関ルールである。この処
理は、頭部又は本体が複数のパラメータから相関ルール
を検索し、本体内の各パラメータと頭部内の各パラメー
タにより定義される単純ルールを、全組み合わせ作成す
る。作成した単純ルールが既存の時には新たに作成する
ことは必要ない。新たに作成された単純ルールのサポー
トと確信度は変換前の複合ルールのものを引き継ぐ。
行う。この複合ルールとは頭部又は本体が複数のパラメ
ータから相関ルールであり、単純ルールとは頭部と本体
が単一のパラメータからなる相関ルールである。この処
理は、頭部又は本体が複数のパラメータから相関ルール
を検索し、本体内の各パラメータと頭部内の各パラメー
タにより定義される単純ルールを、全組み合わせ作成す
る。作成した単純ルールが既存の時には新たに作成する
ことは必要ない。新たに作成された単純ルールのサポー
トと確信度は変換前の複合ルールのものを引き継ぐ。
【0030】次に、有向グラフの無向グラフ化の処理を
行う。相関ルールは有向グラフ(パラメータ間の関係に
方向が定義)として捉えられるが、ここでの処理は方向
に関する情報は不必要であるので無向グラフとする。こ
の処理は、各相関ルールの方向に関する情報を削除し、
パラメータ間の関係付けを、2個のパラメータの組とし
て表現する。ある2個のパラメータ間に両方向の相関が
ある時には一方のみを採用し、そのサポート、確信度は
元の2ルールのより大きい方を採用する。この後はグラ
フ理論に基づき、パラメータをグラフの頂点を言い換
え、最終的に全関係を接続行列により表現する。
行う。相関ルールは有向グラフ(パラメータ間の関係に
方向が定義)として捉えられるが、ここでの処理は方向
に関する情報は不必要であるので無向グラフとする。こ
の処理は、各相関ルールの方向に関する情報を削除し、
パラメータ間の関係付けを、2個のパラメータの組とし
て表現する。ある2個のパラメータ間に両方向の相関が
ある時には一方のみを採用し、そのサポート、確信度は
元の2ルールのより大きい方を採用する。この後はグラ
フ理論に基づき、パラメータをグラフの頂点を言い換
え、最終的に全関係を接続行列により表現する。
【0031】次に、全グラフからの連結グラフの抽出の
処理を行う。なお全パラメータを対象としている。パラ
メータの絞り込みの第1段として、連結されているパラ
メータ群を抽出する。まず、全ての辺について確認し、
連結している頂点の組を抽出し、各組によりなる連結グ
ラフを、グラフGn (n=1,・・・,N:Nは連結グ
ラフの総数)とおく。各グラフGn :n=1,・・・,
Nについて、接続行列Bn :n=1,・・・,Nを作成
する。ここで各グラフGn に含まれる頂点数がMP以下
のものについては、「最終部分グラフの集合R」に格納
する。
処理を行う。なお全パラメータを対象としている。パラ
メータの絞り込みの第1段として、連結されているパラ
メータ群を抽出する。まず、全ての辺について確認し、
連結している頂点の組を抽出し、各組によりなる連結グ
ラフを、グラフGn (n=1,・・・,N:Nは連結グ
ラフの総数)とおく。各グラフGn :n=1,・・・,
Nについて、接続行列Bn :n=1,・・・,Nを作成
する。ここで各グラフGn に含まれる頂点数がMP以下
のものについては、「最終部分グラフの集合R」に格納
する。
【0032】そして、グラフより切断集合基底行列の作
成を以下のステップに応じて行う。これは各グラフGn
についてその切断集合Kn を抽出する。このためには、
まず対象グラフの接続行列より生成木を求め、次に閉路
基底行列を求め、最終的には切断集合基底行列を求める
必要がある。
成を以下のステップに応じて行う。これは各グラフGn
についてその切断集合Kn を抽出する。このためには、
まず対象グラフの接続行列より生成木を求め、次に閉路
基底行列を求め、最終的には切断集合基底行列を求める
必要がある。
【0033】(1)接続行列(B)から生成木(T)を
求める。頂点数をIとする。 ステップ1:生成木に含まれるべき辺の集合Tを定め
る。最初はT=0とする。全ての辺にラベル0をつけ
る。
求める。頂点数をIとする。 ステップ1:生成木に含まれるべき辺の集合Tを定め
る。最初はT=0とする。全ての辺にラベル0をつけ
る。
【0034】ステップ2:辺e1 をTに入れる。e1 と
接続する両頂点をチェックする。接続行列Bのe1 の列
を除去する。
接続する両頂点をチェックする。接続行列Bのe1 の列
を除去する。
【0035】ステップ3:チェックされている頂点vi
について、Bの要素bij=1である全ての辺ej のラベ
ルに1を加える。
について、Bの要素bij=1である全ての辺ej のラベ
ルに1を加える。
【0036】ステップ4:2とラベルされた全ての辺を
除去する。1とラベルされたものがなければステップ5
へ行く。そうでない時にはチェックされている行の中で
レベル1をもつ任意の1つの辺jを選び接続している未
チェックの頂点をチェックする。ej をTに入れて、行
列からej の列を除去する。
除去する。1とラベルされたものがなければステップ5
へ行く。そうでない時にはチェックされている行の中で
レベル1をもつ任意の1つの辺jを選び接続している未
チェックの頂点をチェックする。ej をTに入れて、行
列からej の列を除去する。
【0037】ステップ5:Tの中に(I−1)個の辺が
入った時、このTが求める生成木を与えて停止する。も
し全てのラベルが0なら求める生成木は存在しないので
停止する。それ以外の場合はステップ3へ行く。
入った時、このTが求める生成木を与えて停止する。も
し全てのラベルが0なら求める生成木は存在しないので
停止する。それ以外の場合はステップ3へ行く。
【0038】(2)接続行列(B)から生成木(T)を
利用して閉路基底行列(C)を以下のステップによって
求める。
利用して閉路基底行列(C)を以下のステップによって
求める。
【0039】ステップ1:閉路基底行列の行の数を表す
指標としてpを定義する。最初はp=1とする。生成木
の弦の集合F=E−Tとする。
指標としてpを定義する。最初はp=1とする。生成木
の弦の集合F=E−Tとする。
【0040】ステップ2:Fの中のp番目の弦を選び、
これを辺ek とする。ek 以外の全ての弦に対応するB
の中の列を消す。
これを辺ek とする。ek 以外の全ての弦に対応するB
の中の列を消す。
【0041】 ステップ3:for i=1,・・・,(頂点の数) ステップ4:for j=1,・・・,(辺の数) ステップ5:Bの要素bij=1かつbim=0(m≠j)
の時、行iと列jを消す。ステップ4へ。
の時、行iと列jを消す。ステップ4へ。
【0042】ステップ6:ステップ3へ。
【0043】ステップ7:消されなかった全ての列qに
対してcpq=1とする。
対してcpq=1とする。
【0044】ステップ8:p=p+1とおく。辺の個数
から頂点の個数を引いたものをxとする。pがx+2に
等しいければ終了する。そのときCが求める閉路基底行
列である。pがx+2よりも小さい時、Bの消された全
ての行と列を元に戻して、ステップ2に戻る。
から頂点の個数を引いたものをxとする。pがx+2に
等しいければ終了する。そのときCが求める閉路基底行
列である。pがx+2よりも小さい時、Bの消された全
ての行と列を元に戻して、ステップ2に戻る。
【0045】(3)接続行列(B)から閉路基底行列
(C)を利用して切断集合基底行列(K)を以下のステ
ップによって求める。
(C)を利用して切断集合基底行列(K)を以下のステ
ップによって求める。
【0046】ステップ1:閉路基底行列(C)の中から
単位行列を形成する列を見つける。この列を除いてC0
を得る。
単位行列を形成する列を見つける。この列を除いてC0
を得る。
【0047】ステップ2:C0 に単位行列を行として付
け足し、行列
け足し、行列
【0048】
【数2】
【0049】を作る。この行列の転置行列が切断集団行
列である。
列である。
【0050】次に、切断集合基底行列による部分グラフ
の抽出の処理を以下のステップによって行う。この切断
集合は、グラフの分割を行う際の辺の削除の仕方を表し
ている。これを利用することで、設定値以下の頂点を含
む部分グラフを求める。
の抽出の処理を以下のステップによって行う。この切断
集合は、グラフの分割を行う際の辺の削除の仕方を表し
ている。これを利用することで、設定値以下の頂点を含
む部分グラフを求める。
【0051】ステップ1:切断集合基底行列(K)に含
まれる各基本切断集合について、その辺集合に接する頂
点の数がMPを越えるものを削除する。
まれる各基本切断集合について、その辺集合に接する頂
点の数がMPを越えるものを削除する。
【0052】ステップ2:各基本切断集合について、接
する頂点間のサポート及び確信度の最大値を確認する。
する頂点間のサポート及び確信度の最大値を確認する。
【0053】ステップ3:各基本切断集合について、
1)頂点数、2)最大サポート、3)最大確信度の大き
い順に、優先度付けを行う。
1)頂点数、2)最大サポート、3)最大確信度の大き
い順に、優先度付けを行う。
【0054】ステップ4:優先度の高い順に、辺集合E
より基本切断集合に含まれる辺を削除する。ただし取り
除くべき辺が1本でも既に削除されている場合には、こ
の基本切断集合は棄却する。
より基本切断集合に含まれる辺を削除する。ただし取り
除くべき辺が1本でも既に削除されている場合には、こ
の基本切断集合は棄却する。
【0055】ステップ5:取り除くことができた基本切
断集合に接する頂点を確認し、この頂点のみよりなる部
分グラフを「最終部分グラフの集合R」に入れる。
断集合に接する頂点を確認し、この頂点のみよりなる部
分グラフを「最終部分グラフの集合R」に入れる。
【0056】ステップ6:E={φ}あるいはK=
{φ}となった時点で終了する。後者の時には集合Eの
残りをRに入れるが、残りの辺の数が1の時は入れずに
棄却する。
{φ}となった時点で終了する。後者の時には集合Eの
残りをRに入れるが、残りの辺の数が1の時は入れずに
棄却する。
【0057】そして、最終部分グラフの集合Rに含まれ
る各グラフごとに、接している頂点の組を導き出し、こ
の頂点が求めるべきパラメータの組でありこれを出力す
る。
る各グラフごとに、接している頂点の組を導き出し、こ
の頂点が求めるべきパラメータの組でありこれを出力す
る。
【0058】次に、図1の多変量自己回帰モデル分析を
行う分析手段13の動作について説明する。詳細には、
目星を付けたパラメータ組に対してVARモデルの分析
を行う手段について説明する。この手段は相関ルールが
存在しなかったパラメータ間のAR係数を強制的に0に
する。事象が共起する監視対象のパラメータでVARモ
デルを適用し、ABR,ASR,OCC等を予測する手
段である。なお、測定時間幅(sec) をΔt、観測点数を
N、全観測時間をT(=N×Δt)とする。
行う分析手段13の動作について説明する。詳細には、
目星を付けたパラメータ組に対してVARモデルの分析
を行う手段について説明する。この手段は相関ルールが
存在しなかったパラメータ間のAR係数を強制的に0に
する。事象が共起する監視対象のパラメータでVARモ
デルを適用し、ABR,ASR,OCC等を予測する手
段である。なお、測定時間幅(sec) をΔt、観測点数を
N、全観測時間をT(=N×Δt)とする。
【0059】ここで、VARモデルについて説明する。
はじめに多変量時系列yn を次のように定義する。
はじめに多変量時系列yn を次のように定義する。
【0060】yn =[yn(1),yn(2),・・・,yn(L) ]t t:転置行列 yn(i):時刻nにおけるパラメータ#i の値 L:対象変量数
【0061】よって、VARモデルは、以下に示すよう
に、時系列の現在の値を過去の値(yn-1,・・・,yn-m) と白
色雑音で表現するモデルである。
に、時系列の現在の値を過去の値(yn-1,・・・,yn-m) と白
色雑音で表現するモデルである。
【0062】
【数3】
【0063】Ai m={ai(p,q)}:AR係数行列 (L
×L行列:p=1,・・・,L、q=1,・・・,L ) vn :L次元白色雑音 m:AR次数=何点過去までの値を利用するかを指定す
る。
×L行列:p=1,・・・,L、q=1,・・・,L ) vn :L次元白色雑音 m:AR次数=何点過去までの値を利用するかを指定す
る。
【0064】まず、VARモデルによる予測モデルの構
築としては、各パラメータの組vjごとに独立に実施さ
れる。よってこれ以降は1つのパラメータの組について
評価する形をとるが、これらの処理を全ての組(Vj,j=1,
・・・,M)について同様に行う。各パラメータの推定モデル
の構築に向けて、観測データよりARモデルの推定を行
う。推定アルゴリズムとしては、最小二乗法を採用し
た。各変量ごとに異なるAR次数を使用することで可能
であり、一般に利用されているYule-Walker 法より柔軟
なモデリングが可能である。AR次数の最適値m* は、
情報量基準(AIC)により決定する。最小二乗法にお
けるVARモデルの推定では、通常のVARモデルを以
下の形に変形したモデルを使用する。
築としては、各パラメータの組vjごとに独立に実施さ
れる。よってこれ以降は1つのパラメータの組について
評価する形をとるが、これらの処理を全ての組(Vj,j=1,
・・・,M)について同様に行う。各パラメータの推定モデル
の構築に向けて、観測データよりARモデルの推定を行
う。推定アルゴリズムとしては、最小二乗法を採用し
た。各変量ごとに異なるAR次数を使用することで可能
であり、一般に利用されているYule-Walker 法より柔軟
なモデリングが可能である。AR次数の最適値m* は、
情報量基準(AIC)により決定する。最小二乗法にお
けるVARモデルの推定では、通常のVARモデルを以
下の形に変形したモデルを使用する。
【0065】
【数4】
【0066】ここで、行列B0 mは対角線以上は全て0と
なる下三角行列、
なる下三角行列、
【0067】
【数5】
【0068】である。また、各係数行列Bi mを以下のよ
うに置く。
うに置く。
【0069】
【数6】
【0070】通常のVARモデルの導出は、 Ai m=(I−B0 m)-1Bi m により可能となる。
【0071】そこで、評価するAR次数の最大次数を設
定する(m)。観測データより以下の(N−m)×(L
m+L)行列Xを定義する。
定する(m)。観測データより以下の(N−m)×(L
m+L)行列Xを定義する。
【0072】
【数7】
【0073】j=1,・・・,Lについて、行列Xに周
知のハウスホルダー変換を施し、以下の形に変換する。
知のハウスホルダー変換を施し、以下の形に変換する。
【0074】ifj=1
【0075】
【数8】
【0076】p=1,・・・,mについて、p次モデル
の残差分散は、
の残差分散は、
【0077】
【数9】
【0078】であり、p次モデルのAICは
【0079】 AICp(j)=(N-m)(log 2πσp 2(j)+1)+2(LP+1)
【0080】と表される。
【0081】AICが最小となる次数pを、第j変量の
最適次数(m*(j)=p)とする。AR係数は以下の1次
方程式の解として求められる。
最適次数(m*(j)=p)とする。AR係数は以下の1次
方程式の解として求められる。
【0082】ifj=1
【0083】
【数10】
【0084】この方程式は、後退代入により容易に解を
求められる。そして、Cによって表現されたAR係数
を、対応する行列B0,B1,・・・,Bm*に格納する。
求められる。そして、Cによって表現されたAR係数
を、対応する行列B0,B1,・・・,Bm*に格納する。
【0085】通常のVARモデルにおけるAR係数を求
める。
める。
【0086】Ai =(I−B0 )-1Bi (i=1,・・・,M,
M:全変量のAR次数の最大値)
M:全変量のAR次数の最大値)
【0087】そして、相関ルール生成手段11によって
得られた各パラメータ間の相関ルールに基づき、上述し
たように設定したAR係数の最大次数の修正を行う。具
体的には相関ルールが存在しないパラメータ間のAR係
数を強制的に0にリセットする。
得られた各パラメータ間の相関ルールに基づき、上述し
たように設定したAR係数の最大次数の修正を行う。具
体的には相関ルールが存在しないパラメータ間のAR係
数を強制的に0にリセットする。
【0088】次に、VARモデルによる各変量の1点前
方予測を行う。つまり、注目している変量について、過
去の観測値(時間点:n-1,n-2,・・・,n-m)より、現時点n
における値を予測する。
方予測を行う。つまり、注目している変量について、過
去の観測値(時間点:n-1,n-2,・・・,n-m)より、現時点n
における値を予測する。
【0089】これを次のように定義する。 一点前方予測モデル:
【0090】
【数11】
【0091】 Ai :AR係数行列 (L×L行列:i=1,・・
・,M) M:全変量のAR次数の最大値
・,M) M:全変量のAR次数の最大値
【0092】よって、観測データにモデルを適用するこ
とで、各変量の一点前方予測を実施することとなる。
とで、各変量の一点前方予測を実施することとなる。
【0093】最後に、図1のフィルタリング手段14の
動作、詳細にはフィルタリング用のルールを抽出する手
段について説明する。
動作、詳細にはフィルタリング用のルールを抽出する手
段について説明する。
【0094】この手段は、相関ルール生成手段11によ
って得られた各パラメータ間の相関ルールに対し信号伝
達経路(Signal Transmission Path: 以下STPと略
す)解析法を用いることで、各相関ルールの信頼性に関
する検証を行うものである。このSTP解析法を採用し
た理由としては、各パラメータ間の関係において線形性
が仮定できる時、パラメータ間の見かけの関係を定量的
に判断することができるからである。なお、モデルとし
て採用したARモデルは各変量間の関係に線形性を仮定
している。
って得られた各パラメータ間の相関ルールに対し信号伝
達経路(Signal Transmission Path: 以下STPと略
す)解析法を用いることで、各相関ルールの信頼性に関
する検証を行うものである。このSTP解析法を採用し
た理由としては、各パラメータ間の関係において線形性
が仮定できる時、パラメータ間の見かけの関係を定量的
に判断することができるからである。なお、モデルとし
て採用したARモデルは各変量間の関係に線形性を仮定
している。
【0095】このSTP解析法を用いた相関ルールのフ
ィルタリングについて説明すると、まずウィンドウ幅の
設定を行う。AR方法においては、通常観測データ全体
に対しモデルの当てはめをすることは避ける。全体をい
くつかのセグメントに分け、各セグメントにおいて得た
推定値を平均することで推定誤差を低く抑える。
ィルタリングについて説明すると、まずウィンドウ幅の
設定を行う。AR方法においては、通常観測データ全体
に対しモデルの当てはめをすることは避ける。全体をい
くつかのセグメントに分け、各セグメントにおいて得た
推定値を平均することで推定誤差を低く抑える。
【0096】測定可能な周波数の最大fmax はfmax =
1/2Δt(Hz)(Nyquist の定理)、測定可能な周
波数の最小fmin はfmin =1/T=1/NΔt(H
z)とする。また、推定誤差は√セグメント数に反比例
し、セグメント数を増加させればさせるほど、推定誤差
は減少する。一方測定可能な周波数の最小値が増加し、
観測周波数帯が狭くなる。そして、NPC,PNPC,
PCHに基づく評価のしきい値の設定を以下の2定義に
より選択する。まず、しきい値の絶対的定義はSTP解
析方法により、各パラメータ間の関係を評価するが、そ
のしきい値は必ずしも自明ではない。各推定値同士の比
較においては、ある程度の許容範囲を設けることが必要
である。通常推定値の10%程が目安とはなるが、試行
錯誤的に決定することが要求される。また、しきい値の
相対的定義は各パラメータ間の関係において各推定値の
大きい順に規定数個採用する。
1/2Δt(Hz)(Nyquist の定理)、測定可能な周
波数の最小fmin はfmin =1/T=1/NΔt(H
z)とする。また、推定誤差は√セグメント数に反比例
し、セグメント数を増加させればさせるほど、推定誤差
は減少する。一方測定可能な周波数の最小値が増加し、
観測周波数帯が狭くなる。そして、NPC,PNPC,
PCHに基づく評価のしきい値の設定を以下の2定義に
より選択する。まず、しきい値の絶対的定義はSTP解
析方法により、各パラメータ間の関係を評価するが、そ
のしきい値は必ずしも自明ではない。各推定値同士の比
較においては、ある程度の許容範囲を設けることが必要
である。通常推定値の10%程が目安とはなるが、試行
錯誤的に決定することが要求される。また、しきい値の
相対的定義は各パラメータ間の関係において各推定値の
大きい順に規定数個採用する。
【0097】相関ルールのフィルタリングを行う処理
は、各パラメータの組Vj ごとに独立に実施される。よ
ってこれ以降は1つのパラメータの組について評価する
形をとるが、これらの処理を全ての組(Vj,j =1,・
・・,M)について同様に行う。そしてこの処理以降の
STP解析を実施するために、観測データよりARモデ
ルの推定を行う。ここで得られるAR係数が、STP解
析の情報源となる。推定アルゴリズムとしては、Yule-W
alker 法を採用する。AR次数の最適値m* は、情報量
基準(AIC)により決定する。
は、各パラメータの組Vj ごとに独立に実施される。よ
ってこれ以降は1つのパラメータの組について評価する
形をとるが、これらの処理を全ての組(Vj,j =1,・
・・,M)について同様に行う。そしてこの処理以降の
STP解析を実施するために、観測データよりARモデ
ルの推定を行う。ここで得られるAR係数が、STP解
析の情報源となる。推定アルゴリズムとしては、Yule-W
alker 法を採用する。AR次数の最適値m* は、情報量
基準(AIC)により決定する。
【0098】そして、相関ルール生成手段11によって
得られた各パラメータ間の相関ルールに基づき、この決
定されたAR係数の修正を行う。具体的には相関ルール
が存在しないパラメータ間のAR係数を強制的に0にリ
セットする。
得られた各パラメータ間の相関ルールに基づき、この決
定されたAR係数の修正を行う。具体的には相関ルール
が存在しないパラメータ間のAR係数を強制的に0にリ
セットする。
【0099】次に、VARモデルに基づくノイズ寄与率
(NPC)の導出については、注目している変量におけ
るゆらぎの原因として、ある雑音源の寄与を示す推定量
として、1に近いほど、ゆらぎの主要な原因であること
を指す。
(NPC)の導出については、注目している変量におけ
るゆらぎの原因として、ある雑音源の寄与を示す推定量
として、1に近いほど、ゆらぎの主要な原因であること
を指す。
【0100】そして、VARモデルに基づくパーシャル
ノイズ寄与率(PNPC)の導出について、NPCは全
ての経路を通じて伝えられる対象雑音源の影響を評価す
る。よって仮にその雑音源を有する変量との間に直接的
な経路が存在しない場合にも、間接的な経路が存在する
時にはNPCは高い値を示すことがある(見かけ上の直
接経路)。この点を考慮するために提案された、以下の
ように示すパーシャルノイズ寄与率(PNPC)では、
2変量間の直接経路のみを対象としたノイズ寄与率を与
える。
ノイズ寄与率(PNPC)の導出について、NPCは全
ての経路を通じて伝えられる対象雑音源の影響を評価す
る。よって仮にその雑音源を有する変量との間に直接的
な経路が存在しない場合にも、間接的な経路が存在する
時にはNPCは高い値を示すことがある(見かけ上の直
接経路)。この点を考慮するために提案された、以下の
ように示すパーシャルノイズ寄与率(PNPC)では、
2変量間の直接経路のみを対象としたノイズ寄与率を与
える。
【0101】変量(j)の雑音源から変量y(i)への
パーシャルノイズ寄与率:
パーシャルノイズ寄与率:
【0102】
【数12】
【0103】次に、VARモデルに基づくパーシャル・
コヒーレンス(PCH)の導出について説明する。NP
Cと同様に通常のコヒーレンス(2変量間のゆらぎにお
ける周波数f成分の相関の度合いを表す)においては、
間接的な経路からの影響も含まれてしまう。PNPCと
同じ考えにより、直接経路のみの影響を評価する指標が
パーシャル・コヒーレンス(PCH)であり、以下に示
す。
コヒーレンス(PCH)の導出について説明する。NP
Cと同様に通常のコヒーレンス(2変量間のゆらぎにお
ける周波数f成分の相関の度合いを表す)においては、
間接的な経路からの影響も含まれてしまう。PNPCと
同じ考えにより、直接経路のみの影響を評価する指標が
パーシャル・コヒーレンス(PCH)であり、以下に示
す。
【0104】変量y(j)の雑音源から変量y(i)へ
のパーシャル・コヒーレンス:
のパーシャル・コヒーレンス:
【0105】
【数13】
【0106】次に、注目すべき重要な周波数の決定につ
いて、各因果推定量は、測定周波数全体において定義さ
れており、このままでは評価が困難であり、各2変量間
においては注目すべき重要な周波数を推定する。
いて、各因果推定量は、測定周波数全体において定義さ
れており、このままでは評価が困難であり、各2変量間
においては注目すべき重要な周波数を推定する。
【0107】そして、NPCとPNPC−PCH比較に
よる相関ルールの評価について、STP解析における3
因果推定量に基づき、相関ルールのふるい分けを行う。
第1段として、NPCにより2パラメータ間に直接ある
いは間接に経路が存在するかを確認する。第2段とし
て、PNPC−PCH比較により2パラメータ間の直接
経路の有無を評価する。
よる相関ルールの評価について、STP解析における3
因果推定量に基づき、相関ルールのふるい分けを行う。
第1段として、NPCにより2パラメータ間に直接ある
いは間接に経路が存在するかを確認する。第2段とし
て、PNPC−PCH比較により2パラメータ間の直接
経路の有無を評価する。
【0108】そして、図1の表示手段15は、上述のよ
うに抽出された各パラメータ間の相関ルールを理解し易
い形状を用いて表示する手段である。基本としては、グ
ラフ自動描画法の一つであるSTT法を用いる。この方
法は、階層化、正規化、頂点の配置順序決定、頂点の配
置座標決定、そしてグラフの整形からなる。
うに抽出された各パラメータ間の相関ルールを理解し易
い形状を用いて表示する手段である。基本としては、グ
ラフ自動描画法の一つであるSTT法を用いる。この方
法は、階層化、正規化、頂点の配置順序決定、頂点の配
置座標決定、そしてグラフの整形からなる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
事前に想定していない、又は想定する必要なく、多数の
パラメータの同時に生じる相互因果関係を効率良く検出
するシステムを構築できる。
事前に想定していない、又は想定する必要なく、多数の
パラメータの同時に生じる相互因果関係を効率良く検出
するシステムを構築できる。
【図1】本発明に係る相互因果関係解析システムの構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
11 相関ルール生成手段 12 パラメータ組生成手段 13 分析手段 14 フィルタリング手段 15 表示手段
Claims (5)
- 【請求項1】 事象の履歴を記録したデータベースから
相互因果関係を解析する相互因果関係解析システムにお
いて、 ある所定時間内に同時に生じるパラメータ間の関係付け
の相関ルールを求める相関ルール生成手段と、 該相関ルール生成手段によって求められた前記相関ルー
ルに基づいて多変量自己回帰モデル分析に適したパラメ
ータの組を生成するパラメータ組生成手段と、 該パラメータ組生成手段により生成したパラメータの組
に対して多変量自己回帰モデル分析を行う分析手段と、 前記多変量自己回帰モデルを適用して前記相関ルール生
成手段によって求められた前記相関ルールの信頼性の検
証を行うフィルタリング手段とを有することを特徴とす
る相互因果関係解析システム。 - 【請求項2】 前記相関ルール生成手段はポアソン性に
基づく誤差付きサポートと誤差付き確信度を考慮したバ
スケット方法を用いている請求項1記載のシステム。 - 【請求項3】 前記パラメータ組生成手段はパラメータ
を規定の個数以下毎の組に分割してパラメータの組を生
成する請求項1記載のシステム。 - 【請求項4】 前記分析手段は前記相関ルールが存在し
なかった事象間であって多変量自己回帰モデルにおける
係数を強制的に0にして多変量自己回帰モデルにおける
雑音源を削除することにより分析を行う請求項1記載の
システム。 - 【請求項5】 前記フィルタリング手段は信号伝達経路
解析法を用いている請求項1記載のシステム。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9036947A JPH10222493A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 相互因果関係解析システム |
| EP98400236A EP0858029A1 (en) | 1997-02-06 | 1998-02-04 | System for filtering events occurred within a predetermined period of time |
| US09/019,198 US6023571A (en) | 1997-02-06 | 1998-02-05 | System for filtering events occurred within a predetermined period of time |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9036947A JPH10222493A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 相互因果関係解析システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10222493A true JPH10222493A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12483954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9036947A Pending JPH10222493A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 相互因果関係解析システム |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6023571A (ja) |
| EP (1) | EP0858029A1 (ja) |
| JP (1) | JPH10222493A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017068486A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 富士通株式会社 | イベントフィルタプログラム、イベントフィルタ装置およびイベントフィルタ方法 |
| JP2018514047A (ja) * | 2015-10-12 | 2018-05-31 | バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー (ベイジン) カンパニー リミテッド | ユーザニーズを決定するための方法及び装置 |
Families Citing this family (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11328186A (ja) * | 1997-11-11 | 1999-11-30 | Mitsubishi Electric Corp | 相関ルール生成方法および相関ルール生成装置 |
| US6182070B1 (en) * | 1998-08-21 | 2001-01-30 | International Business Machines Corporation | System and method for discovering predictive association rules |
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