JPH10224967A - 自動車用ワイヤハーネスおよび該ワイヤハーネスの寸法交差吸収方法 - Google Patents
自動車用ワイヤハーネスおよび該ワイヤハーネスの寸法交差吸収方法Info
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- JPH10224967A JPH10224967A JP2555697A JP2555697A JPH10224967A JP H10224967 A JPH10224967 A JP H10224967A JP 2555697 A JP2555697 A JP 2555697A JP 2555697 A JP2555697 A JP 2555697A JP H10224967 A JPH10224967 A JP H10224967A
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims abstract description 40
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- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 4
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Landscapes
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイヤハーネスに固定したクリップを車体側
の係止穴の位置に容易に一致させる。 【解決手段】 多数の電線11の外周をテープ12で巻
きして結束すると共に、テープ巻きした結束部の外周に
車体係止用のクリップ13を取り付けている自動車用ワ
イヤハーネス10において、上記テープ巻をしていない
露出区間Xを設け、該露出区間の電線群を弛ませて変位
吸収部分15とし、上記クリップ間の寸法および角度を
車体係止穴に追従可能としている。
の係止穴の位置に容易に一致させる。 【解決手段】 多数の電線11の外周をテープ12で巻
きして結束すると共に、テープ巻きした結束部の外周に
車体係止用のクリップ13を取り付けている自動車用ワ
イヤハーネス10において、上記テープ巻をしていない
露出区間Xを設け、該露出区間の電線群を弛ませて変位
吸収部分15とし、上記クリップ間の寸法および角度を
車体係止穴に追従可能としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ワイヤハー
ネスおよび該ワイヤハーネスの寸法交差吸収方法に関
し、詳しくは、上記ワイヤハーネスに予め取り付けてい
る車体係止用のクリップの間隔が、車体パネルに穿設し
ている係止穴の間隔と一致しない場合に、簡単にクリッ
プの間隔を係止穴の間隔と一致するように調節できるよ
うにすると共に、自動車走行時の振動、変位に応じて車
体の係止孔の位置が変動した場合にクリップを追従でき
るようにするものである。
ネスおよび該ワイヤハーネスの寸法交差吸収方法に関
し、詳しくは、上記ワイヤハーネスに予め取り付けてい
る車体係止用のクリップの間隔が、車体パネルに穿設し
ている係止穴の間隔と一致しない場合に、簡単にクリッ
プの間隔を係止穴の間隔と一致するように調節できるよ
うにすると共に、自動車走行時の振動、変位に応じて車
体の係止孔の位置が変動した場合にクリップを追従でき
るようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に配索するワイヤハーネスに
は、予め車体パネルに取り付けるためのクリップをバン
ド止めあるいはテープ巻きで固定して取り付けている。
しかしながら、該ワイヤハーネスを自動車に配索すると
き、ワイヤハーネスに取り付けているクリップの間隔と
自動車のパネルに穿設している係止穴との寸法が一致し
ない場合がしばしば発生する。
は、予め車体パネルに取り付けるためのクリップをバン
ド止めあるいはテープ巻きで固定して取り付けている。
しかしながら、該ワイヤハーネスを自動車に配索すると
き、ワイヤハーネスに取り付けているクリップの間隔と
自動車のパネルに穿設している係止穴との寸法が一致し
ない場合がしばしば発生する。
【0003】また、自動車走行時の振動等により車体パ
ネルの係止孔の位置が変動すると、クリップに過負荷が
かかり、クリップに損傷が生じる場合もある。
ネルの係止孔の位置が変動すると、クリップに過負荷が
かかり、クリップに損傷が生じる場合もある。
【0004】また、クリップにより車体に取り付けたワ
イヤハーネスは、エンジンの振動や車両の走行時の振
動、特に、悪路を走行する際に生じる振動によりワイヤ
ハーネスが共に振動する。これにより、ワイヤハーネス
は上下左右に移動するため、車体の係止穴とクリップの
位置とが相違し、クリップに負荷がかかり破損しやすい
問題がある。
イヤハーネスは、エンジンの振動や車両の走行時の振
動、特に、悪路を走行する際に生じる振動によりワイヤ
ハーネスが共に振動する。これにより、ワイヤハーネス
は上下左右に移動するため、車体の係止穴とクリップの
位置とが相違し、クリップに負荷がかかり破損しやすい
問題がある。
【0005】上記した問題を解決するため、本出願人
は、従来、特開平8−24084号公報、特開平8−1
63750号公報等において、クリップを車体係止部と
ワイヤハーネス固定部とに分けて別体で形成し、ワイヤ
ハーネス固定部に体して車体係止部を移動可能として寸
法調節を行うものを提供している。
は、従来、特開平8−24084号公報、特開平8−1
63750号公報等において、クリップを車体係止部と
ワイヤハーネス固定部とに分けて別体で形成し、ワイヤ
ハーネス固定部に体して車体係止部を移動可能として寸
法調節を行うものを提供している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリッ
プを別体からなる2部材で構成すると、部品点数が増加
してコスト高になり、かつ、クリップの構造も複雑とな
るため、この点からもコスト高になる問題がある。
プを別体からなる2部材で構成すると、部品点数が増加
してコスト高になり、かつ、クリップの構造も複雑とな
るため、この点からもコスト高になる問題がある。
【0007】さらに、上記従来の構造のクリップでは、
車体係止部とワイヤハーネス固定部との位置合わせ作業
に手数がかかり、かつ、車体係止部とワイヤハーネス固
定部の間に、一体物と比較してガタつきが発生しやすい
問題もある。
車体係止部とワイヤハーネス固定部との位置合わせ作業
に手数がかかり、かつ、車体係止部とワイヤハーネス固
定部の間に、一体物と比較してガタつきが発生しやすい
問題もある。
【0008】さらにまた、従来のクリップの構成では、
ワイヤハーネスの長さ方向の変位吸収、すなわち、引張
変位、圧縮変位に対しては変位吸収は可能としているも
のがあるが、曲げ変形に対しては変位吸収することが殆
どできない構成となっている。
ワイヤハーネスの長さ方向の変位吸収、すなわち、引張
変位、圧縮変位に対しては変位吸収は可能としているも
のがあるが、曲げ変形に対しては変位吸収することが殆
どできない構成となっている。
【0009】本発明は上記した問題点に鑑みてなされた
ものであり、クリップを別体からなる2部材から構成す
ることなく、ワイヤハーネス自体の構成を改良すること
により、ワイヤハーネスを車体に配索する場合に、車体
の係止穴とワイヤハーネスに取り付けたクリップとの寸
法調節が容易にできると共に、ワイヤハーネスをクリッ
プを介して車体に取り付けた後も、自動車走行時に発生
する振動、変位による車体係止穴の変動にクリップが容
易に追従出来るようにすることを課題としている。
ものであり、クリップを別体からなる2部材から構成す
ることなく、ワイヤハーネス自体の構成を改良すること
により、ワイヤハーネスを車体に配索する場合に、車体
の係止穴とワイヤハーネスに取り付けたクリップとの寸
法調節が容易にできると共に、ワイヤハーネスをクリッ
プを介して車体に取り付けた後も、自動車走行時に発生
する振動、変位による車体係止穴の変動にクリップが容
易に追従出来るようにすることを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、電線群の外周をテープ巻し
て結束すると共に、テープ巻きした結束部の外周に車体
係止穴に係止するクリップを取り付けている自動車用ワ
イヤハーネスにおいて、上記テープ巻をしていない露出
区間を設け、該露出区間の電線群を弛ませて変位吸収部
分として、上記クリップ間の寸法および角度を上記車体
の係止穴に追従可能としていることを特徴とする自動車
用ワイヤハーネスを提供している。
め、本発明は、請求項1で、電線群の外周をテープ巻し
て結束すると共に、テープ巻きした結束部の外周に車体
係止穴に係止するクリップを取り付けている自動車用ワ
イヤハーネスにおいて、上記テープ巻をしていない露出
区間を設け、該露出区間の電線群を弛ませて変位吸収部
分として、上記クリップ間の寸法および角度を上記車体
の係止穴に追従可能としていることを特徴とする自動車
用ワイヤハーネスを提供している。
【0011】上記構成とすると、テープ巻きしていない
露出区間において、電線群を弛るませているため、露出
区間両側のテープ巻き部が相反する方向に引っ張られる
と、露出区間の電線が両側に伸びて露出区間の寸法が長
くなり、車体の係止孔間の寸法が大きい場合に追従でき
る。また、露出区間両側のテープ巻き部が近接方向に縮
むと、露出区間の電線が両側より圧縮されて露出区間の
寸法が短くなり、車体の係止孔間の寸法が小さい合に追
従できる。さらに、自動車走行時に振動、変位により車
体係止孔間に角度変化が発生した場合には、露出区間の
電線群が曲げられて上記角度変化に追従できる。
露出区間において、電線群を弛るませているため、露出
区間両側のテープ巻き部が相反する方向に引っ張られる
と、露出区間の電線が両側に伸びて露出区間の寸法が長
くなり、車体の係止孔間の寸法が大きい場合に追従でき
る。また、露出区間両側のテープ巻き部が近接方向に縮
むと、露出区間の電線が両側より圧縮されて露出区間の
寸法が短くなり、車体の係止孔間の寸法が小さい合に追
従できる。さらに、自動車走行時に振動、変位により車
体係止孔間に角度変化が発生した場合には、露出区間の
電線群が曲げられて上記角度変化に追従できる。
【0012】しかも、上記ワイヤハーネスがエンジンル
ーム側等の水がかかる被水区間に配索された場合には、
テープ巻きされた電線群の隙間に沿って浸水してきた水
は、上記露出区間で電線群の隙間が大きくなるため、自
重落下して排水することができる。上記電線群を弛ませ
た変位吸収部分は、直線状に配線される電線を長さ方向
の両端より、その中央部を外周方向に拡径させて構成し
ている(請求項2)。
ーム側等の水がかかる被水区間に配索された場合には、
テープ巻きされた電線群の隙間に沿って浸水してきた水
は、上記露出区間で電線群の隙間が大きくなるため、自
重落下して排水することができる。上記電線群を弛ませ
た変位吸収部分は、直線状に配線される電線を長さ方向
の両端より、その中央部を外周方向に拡径させて構成し
ている(請求項2)。
【0013】上記した形態の変位吸収部分の形成は下記
の手順で行うことが好ましい。
の手順で行うことが好ましい。
【0014】即ち、ワイヤハーネスを構成する電線群を
布線図板上で布線する時に、平行に布線し、この布線し
た電線群の外周をテープ巻きして結束し、所要箇所にお
いて、テープ巻き施さない露出部分を設けておく。つい
で、上記ワイヤハーネスを軸線を中心として捩りを加え
て、上記露出部分の長さを短くする。その後、短くした
露出部分の長さを変化させずに、上記捩った分だけ元に
捩りかえす。この捩り戻し工程で、露出部分の電線は露
出区間の長さ方向の両端より、その中央部を外周方向に
拡径させる状態で膨らみ、電線群が撓んだ変位吸収部分
を形成することができる。
布線図板上で布線する時に、平行に布線し、この布線し
た電線群の外周をテープ巻きして結束し、所要箇所にお
いて、テープ巻き施さない露出部分を設けておく。つい
で、上記ワイヤハーネスを軸線を中心として捩りを加え
て、上記露出部分の長さを短くする。その後、短くした
露出部分の長さを変化させずに、上記捩った分だけ元に
捩りかえす。この捩り戻し工程で、露出部分の電線は露
出区間の長さ方向の両端より、その中央部を外周方向に
拡径させる状態で膨らみ、電線群が撓んだ変位吸収部分
を形成することができる。
【0015】また、本発明は請求項3で、上記請求項1
あるいは請求項2に記載の自動車用ワイヤハーネスを用
いて寸法交差を吸収する方法を提供している。即ち、上
記ワイヤハーネスに予め取り付けている車体係止用のク
リップ間の間隔が車体パネルの係止穴間の間隔と相違し
た場合、およびクリップ位置と係止穴位置とに角度変化
が生じた場合には、上記変位吸収部分に引張、圧縮、曲
げ発生させて係止孔の位置にクリップを追従させて一致
させるようにしている。
あるいは請求項2に記載の自動車用ワイヤハーネスを用
いて寸法交差を吸収する方法を提供している。即ち、上
記ワイヤハーネスに予め取り付けている車体係止用のク
リップ間の間隔が車体パネルの係止穴間の間隔と相違し
た場合、およびクリップ位置と係止穴位置とに角度変化
が生じた場合には、上記変位吸収部分に引張、圧縮、曲
げ発生させて係止孔の位置にクリップを追従させて一致
させるようにしている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0017】図1に示すように、本発明の自動車用ワイ
ヤハーネス10は、略平行に配線した多数の電線11の
外周をテープ12で巻きつけて結束し、この巻き付けた
テープ12の外周面の所要箇所に、所定間隔をあけて車
体係止用のクリップ13をワイヤハーネス10に取り付
けている。これらクリップ13は車体係止用の羽根部1
3aとワイヤハーネス固定部となるバンド部13bとを
一体化した形状で、バンド部13bをワイヤハーネス1
0に巻き付けて締付固定している。なお、上記バンドタ
イプに代えて、羽根部を基板上に突設し、該基板をワイ
ヤハーネスにテープ巻きで固定する基板型のクリップを
用いる場合も多い。
ヤハーネス10は、略平行に配線した多数の電線11の
外周をテープ12で巻きつけて結束し、この巻き付けた
テープ12の外周面の所要箇所に、所定間隔をあけて車
体係止用のクリップ13をワイヤハーネス10に取り付
けている。これらクリップ13は車体係止用の羽根部1
3aとワイヤハーネス固定部となるバンド部13bとを
一体化した形状で、バンド部13bをワイヤハーネス1
0に巻き付けて締付固定している。なお、上記バンドタ
イプに代えて、羽根部を基板上に突設し、該基板をワイ
ヤハーネスにテープ巻きで固定する基板型のクリップを
用いる場合も多い。
【0018】上記ワイヤハーネス10に取り付けた長さ
方向に隣接するクリップ13(13ー1と13ー2)の
間に、テープ12を巻き付けずに電線11を露出させた
区間を設け、該露出区間Xで電線11を弛ませて変位吸
収部分15としている。
方向に隣接するクリップ13(13ー1と13ー2)の
間に、テープ12を巻き付けずに電線11を露出させた
区間を設け、該露出区間Xで電線11を弛ませて変位吸
収部分15としている。
【0019】上記変位吸収部分15は、テープ巻き部分
において直線状に配線されている多数の電線11を、露
出区間の長さ方向の両端より、その中央部を外周方向に
拡径させる状態で弛ませている。よって、変位吸収部分
15の長さ方向の両端では、図2(A)に示すように、
電線群の密度が最も密で、長さ方向の中央部では、図2
(C)に示すように、電線群の密度が最も粗くなってい
る。
において直線状に配線されている多数の電線11を、露
出区間の長さ方向の両端より、その中央部を外周方向に
拡径させる状態で弛ませている。よって、変位吸収部分
15の長さ方向の両端では、図2(A)に示すように、
電線群の密度が最も密で、長さ方向の中央部では、図2
(C)に示すように、電線群の密度が最も粗くなってい
る。
【0020】上記変位吸収部分15の形成方法は、図3
(A)〜(D)に示す手順で形成している。即ち、ま
ず、図3(A)に示すように、ワイヤハーネスを構成す
る多数の電線11を布線図板(図示せず)上で布線する
時に、平行に布線し、この布線した電線群の外周にテー
プ12で巻きして結束する。この時、ハーフラップ巻と
して防水性能を付与すると共に電線群を直線状に保持す
るようにしている。このテープ巻き時に、所要箇所にお
いて、テープ巻き施さない露出区間Xを設けておく。
(A)〜(D)に示す手順で形成している。即ち、ま
ず、図3(A)に示すように、ワイヤハーネスを構成す
る多数の電線11を布線図板(図示せず)上で布線する
時に、平行に布線し、この布線した電線群の外周にテー
プ12で巻きして結束する。この時、ハーフラップ巻と
して防水性能を付与すると共に電線群を直線状に保持す
るようにしている。このテープ巻き時に、所要箇所にお
いて、テープ巻き施さない露出区間Xを設けておく。
【0021】ついで、図3(B)に示すように、テープ
巻きして形成したワイヤハーネス10の露出区間Xの左
右両側のテープ巻き部分を把持して、ワイヤハーネスの
軸線Lを中心として、矢印で示すように反対方向に回転
させて、ワイヤハーネス10に捩りを加える。この捩り
により、上記露出区間Xを含めてワイヤハーネス10の
長さを短くする。
巻きして形成したワイヤハーネス10の露出区間Xの左
右両側のテープ巻き部分を把持して、ワイヤハーネスの
軸線Lを中心として、矢印で示すように反対方向に回転
させて、ワイヤハーネス10に捩りを加える。この捩り
により、上記露出区間Xを含めてワイヤハーネス10の
長さを短くする。
【0022】その後、図3(C)に示すように、上記短
くした露出区間Xの長さを変化させずに、矢印で示すよ
うに、上記捩った分だけ元に捩りかえす。この捩り戻し
工程で、露出区間Xの電線11は露出区間Xの長さ方向
の両端より、その中央部を外周方向に拡径させる状態で
膨らむ。
くした露出区間Xの長さを変化させずに、矢印で示すよ
うに、上記捩った分だけ元に捩りかえす。この捩り戻し
工程で、露出区間Xの電線11は露出区間Xの長さ方向
の両端より、その中央部を外周方向に拡径させる状態で
膨らむ。
【0023】最後に、上記両側のテープ巻部分に取り付
けたクリップ13の間の長さが規定の長さとなるよう
に、上記露出区間Xの長さを、規定の長さとなるように
調節する。即ち、図3(C)における露出区間Xの長さ
が、規定長さL3よりも長い場合には露出区間Xの両側
部を近接方向に縮めて規定長さLとする。一方、図3
(C)における露出区間Xの長さが、規定長さLよりも
短い場合には露出区間Xの両側部を反対方向に引っ張っ
て規定長さLとする。このようにして、所要の規定長さ
Lを有する変位吸収部分15を簡単に形成することがで
きる。
けたクリップ13の間の長さが規定の長さとなるよう
に、上記露出区間Xの長さを、規定の長さとなるように
調節する。即ち、図3(C)における露出区間Xの長さ
が、規定長さL3よりも長い場合には露出区間Xの両側
部を近接方向に縮めて規定長さLとする。一方、図3
(C)における露出区間Xの長さが、規定長さLよりも
短い場合には露出区間Xの両側部を反対方向に引っ張っ
て規定長さLとする。このようにして、所要の規定長さ
Lを有する変位吸収部分15を簡単に形成することがで
きる。
【0024】上記の如く組み立てたワイヤハーネス10
を自動車に配索する時、図4に示すように、クリップ1
3を車体パネル20に穿設している係止穴21にクリッ
プの羽根部13aを挿入係止する。この車体側の係止穴
21のピッチとワイヤハーネス10側のクリップ13の
ピッチとが一致しない場合、ワイヤハーネス10に設け
た変位吸収部分15を引張、圧縮することにより係止穴
21とクリップ13とを簡単に一致させることができ
る。
を自動車に配索する時、図4に示すように、クリップ1
3を車体パネル20に穿設している係止穴21にクリッ
プの羽根部13aを挿入係止する。この車体側の係止穴
21のピッチとワイヤハーネス10側のクリップ13の
ピッチとが一致しない場合、ワイヤハーネス10に設け
た変位吸収部分15を引張、圧縮することにより係止穴
21とクリップ13とを簡単に一致させることができ
る。
【0025】例えば、ワイヤハーネス10側のクリップ
13−1と13−2の間の寸法(ピッチ)P1が、係止
穴21の間の寸法P2よりも長い場合には、変位吸収部
分15の両側テープ巻部分を近接方向に圧縮させて、変
位吸収部分15の電線11をあらに外方に撓ませて、ク
リップ間ピッチP1を係止穴間ピッチP2と一致させ
る。逆に、ワイヤハーネス10側のクリップ13−1と
13−2の間の寸法(ピッチ)P1が、係止穴21の間
の寸法P2よりも短い場合には、変位吸収部分15の両
側テープ巻部分を相反する方向に引っ張って、変位吸収
部分15の電線11を伸ばして、クリップ間ピッチP1
を係止穴間ピッチP2と一致させる。
13−1と13−2の間の寸法(ピッチ)P1が、係止
穴21の間の寸法P2よりも長い場合には、変位吸収部
分15の両側テープ巻部分を近接方向に圧縮させて、変
位吸収部分15の電線11をあらに外方に撓ませて、ク
リップ間ピッチP1を係止穴間ピッチP2と一致させ
る。逆に、ワイヤハーネス10側のクリップ13−1と
13−2の間の寸法(ピッチ)P1が、係止穴21の間
の寸法P2よりも短い場合には、変位吸収部分15の両
側テープ巻部分を相反する方向に引っ張って、変位吸収
部分15の電線11を伸ばして、クリップ間ピッチP1
を係止穴間ピッチP2と一致させる。
【0026】このように、ワイヤハーネス10の変位吸
収部分15を圧縮、引張するだけでクリップ間ピッチを
車体の係止穴間ピッチに簡単に合わせることができる。
収部分15を圧縮、引張するだけでクリップ間ピッチを
車体の係止穴間ピッチに簡単に合わせることができる。
【0027】さらに、ワイヤハーネス10を車体に取り
付けた後においても、自動車走行時にワイヤハーネス1
0および車体側のいずれにも振動および変位が発生す
る。例えば、エンジンより車体にかけて配索するワイヤ
ハーネスでは、自動車走行時にエンジンが振動して、エ
ンジン側の係止穴と車体側の係止穴との間隔が広がった
り、縮んだりすると共に、ワイヤハーネスの軸方向に対
して曲げた位置に係止穴が位置する場合もある。
付けた後においても、自動車走行時にワイヤハーネス1
0および車体側のいずれにも振動および変位が発生す
る。例えば、エンジンより車体にかけて配索するワイヤ
ハーネスでは、自動車走行時にエンジンが振動して、エ
ンジン側の係止穴と車体側の係止穴との間隔が広がった
り、縮んだりすると共に、ワイヤハーネスの軸方向に対
して曲げた位置に係止穴が位置する場合もある。
【0028】上記した自動車走行時の振動および変位に
対しても、ワイヤハーネス10に変位吸収部15を設け
ているため、車体の係止穴の位置にワイヤハーネス側の
クリップ13を追従させることができる。
対しても、ワイヤハーネス10に変位吸収部15を設け
ているため、車体の係止穴の位置にワイヤハーネス側の
クリップ13を追従させることができる。
【0029】例えば、前記図4に同様に、車体側の係止
穴間ピッチがクリップ間ピッチよりも小さくなった場合
には、変位吸収部分15がさらに撓んでクリップを係止
穴の位置に追従させる。また、係止穴間ピッチがクリッ
プ間ピッチよりも大くなった場合には、変位吸収部分1
5が伸びてクリップを係止穴の位置に追従させる。
穴間ピッチがクリップ間ピッチよりも小さくなった場合
には、変位吸収部分15がさらに撓んでクリップを係止
穴の位置に追従させる。また、係止穴間ピッチがクリッ
プ間ピッチよりも大くなった場合には、変位吸収部分1
5が伸びてクリップを係止穴の位置に追従させる。
【0030】また、図5に示すように、車体側の係止穴
21の位置が下向きに変位し、係止穴間に角度αの変位
が発生した場合には、変位吸収部分15が図中鎖線で示
すように下側に撓んで、クリップ13−2を係止穴21
に追従させる。
21の位置が下向きに変位し、係止穴間に角度αの変位
が発生した場合には、変位吸収部分15が図中鎖線で示
すように下側に撓んで、クリップ13−2を係止穴21
に追従させる。
【0031】さらに、図6に示すように、上記ワイヤハ
ーネス10をエンジンルーム側から室内側に配索する場
合、上記変位吸収部分15をエンジンルーム側に位置さ
せると、ワイヤハーネス10のテープ巻部分の内部を電
線の隙間を通して浸水してくる水分が、変位吸収部分1
5において、電線群の隙間が大きくなっていると共に、
露出して外部開放状態であるため、自重落下して排水さ
れる。よって、室内側まで浸水することを防止できる。
なお、この露出した変位吸収部分15からワイヤハーネ
ス10を通して室内側への浸水が仮に発生しても、エン
ジンルームと室内とを仕切るパネル30の貫通穴にはグ
ロメット31を装着しているため、該グロメット31に
より室内側への浸水を遮断することができる。
ーネス10をエンジンルーム側から室内側に配索する場
合、上記変位吸収部分15をエンジンルーム側に位置さ
せると、ワイヤハーネス10のテープ巻部分の内部を電
線の隙間を通して浸水してくる水分が、変位吸収部分1
5において、電線群の隙間が大きくなっていると共に、
露出して外部開放状態であるため、自重落下して排水さ
れる。よって、室内側まで浸水することを防止できる。
なお、この露出した変位吸収部分15からワイヤハーネ
ス10を通して室内側への浸水が仮に発生しても、エン
ジンルームと室内とを仕切るパネル30の貫通穴にはグ
ロメット31を装着しているため、該グロメット31に
より室内側への浸水を遮断することができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ワイヤハーネスにテープ巻を施さずに電線群
が露出した区間を設け、該露出区間で電線群に撓みを持
たせて変位吸収部分を形成しているため、ワイヤハーネ
スに予め取り付けている車体係止用のクリップ間の間隔
が車体パネルの係止穴間の間隔と相違した場合、および
クリップ位置と係止穴位置とに角度変化が生じた場合に
は、上記変位吸収部分に引張、圧縮、曲げ発生させて係
止孔の位置にクリップを追従させて一致させることがで
きる。
によれば、ワイヤハーネスにテープ巻を施さずに電線群
が露出した区間を設け、該露出区間で電線群に撓みを持
たせて変位吸収部分を形成しているため、ワイヤハーネ
スに予め取り付けている車体係止用のクリップ間の間隔
が車体パネルの係止穴間の間隔と相違した場合、および
クリップ位置と係止穴位置とに角度変化が生じた場合に
は、上記変位吸収部分に引張、圧縮、曲げ発生させて係
止孔の位置にクリップを追従させて一致させることがで
きる。
【0033】また、自動車走行時に発生する振動、変位
により車体係止穴とクリップとの位置ずれが発生した場
合にも、上記変位吸収部分が引張、圧縮、曲げが生じ
て、自動的にワイヤハーネスのクリップを車体係止穴の
位置に追従させることができる。よって、クリップに無
理な負荷がかからず、クリップに損傷が生じて破断し、
ワイヤハーネスが所定の係止位置から外れるのを防止す
ることができる。
により車体係止穴とクリップとの位置ずれが発生した場
合にも、上記変位吸収部分が引張、圧縮、曲げが生じ
て、自動的にワイヤハーネスのクリップを車体係止穴の
位置に追従させることができる。よって、クリップに無
理な負荷がかからず、クリップに損傷が生じて破断し、
ワイヤハーネスが所定の係止位置から外れるのを防止す
ることができる。
【0034】このように、変位吸収部分における撓みの
大きさで寸法吸収の長さを自由に設定することができ、
設計の自由度が高まる。かつ、従来のように、特別な構
成のクリップを用いる必要はなく、汎用のクリップでよ
いため、コストアップにならない利点を有するものであ
る。
大きさで寸法吸収の長さを自由に設定することができ、
設計の自由度が高まる。かつ、従来のように、特別な構
成のクリップを用いる必要はなく、汎用のクリップでよ
いため、コストアップにならない利点を有するものであ
る。
【図1】 本発明のワイヤハーネスの実施形態を示す概
略図である。
略図である。
【図2】 (A)は図1のI−I線断面図、(B)は図
1のII−II線断面図、(C)は図1のIII−II
I線断面図である。
1のII−II線断面図、(C)は図1のIII−II
I線断面図である。
【図3】 (A)(B)(C)(D)は実施形態のワイ
ヤハーネスの形成手順を示す概略図である。
ヤハーネスの形成手順を示す概略図である。
【図4】 ワイヤハーネス配索時におけるクリップ間ピ
ッチと車体係止穴ピッチとが相違した場合の吸収方法を
示す概略図である。
ッチと車体係止穴ピッチとが相違した場合の吸収方法を
示す概略図である。
【図5】 車体係止穴に角度変化が発生した場合の吸収
方法を示す概略図である。
方法を示す概略図である。
【図6】 本発明のワイヤハーネスの他の作用を示す概
略図である。
略図である。
10 ワイヤハーネス 11 電線 12 テープ 13 クリップ 15 変位吸収部分 20 車体 21 係止穴 X 露出区間
Claims (3)
- 【請求項1】 電線群の外周をテープ巻きして結束する
と共に、テープ巻きした結束部の外周に、車体係止穴に
係止するクリップを取り付けている自動車用ワイヤハー
ネスにおいて、上記テープ巻をしていない露出区間を設
け、該露出区間の電線群を弛ませて変位吸収部分とし、
上記クリップ間の寸法および角度を上記車体係止穴に追
従可能としていることを特徴とする自動車用ワイヤハー
ネス。 - 【請求項2】 上記電線群を弛ませた変位吸収部分は、
直線状に配線される電線を長さ方向の両端より、その中
央部を外周方向に拡径させて構成している請求項1に記
載の自動車用ワイヤハーネス。 - 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載の自動
車用ワイヤハーネスを用いて寸法交差を吸収する方法で
あって、 上記ワイヤハーネスに予め取り付けている車体係止用の
クリップ間の間隔が車体パネルの係止穴間の間隔と相違
した場合、およびクリップ位置と係止穴位置とに角度変
化が生じた場合には、上記変位吸収部分に引張、圧縮、
曲げ発生させて係止孔の位置にクリップを追従させて一
致させるようにしていることを特徴とするワイヤハーネ
スの寸法交差吸収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2555697A JPH10224967A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 自動車用ワイヤハーネスおよび該ワイヤハーネスの寸法交差吸収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2555697A JPH10224967A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 自動車用ワイヤハーネスおよび該ワイヤハーネスの寸法交差吸収方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10224967A true JPH10224967A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12169231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2555697A Withdrawn JPH10224967A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 自動車用ワイヤハーネスおよび該ワイヤハーネスの寸法交差吸収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10224967A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002362256A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-18 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ワイヤハーネスの取付構造 |
| JP2017095034A (ja) * | 2015-11-27 | 2017-06-01 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤーハーネス配策構造 |
| JP2021150223A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
| JP2021150222A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP2555697A patent/JPH10224967A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002362256A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-18 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ワイヤハーネスの取付構造 |
| JP2017095034A (ja) * | 2015-11-27 | 2017-06-01 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤーハーネス配策構造 |
| JP2021150223A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
| JP2021150222A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
| WO2021193264A1 (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-30 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
| WO2021193259A1 (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-30 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
| CN115298768A (zh) * | 2020-03-23 | 2022-11-04 | 株式会社自动网络技术研究所 | 线束 |
| US12230932B2 (en) | 2020-03-23 | 2025-02-18 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Wire harness |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |