JPH10226372A - 弾性クローラ用芯金および弾性クローラ - Google Patents
弾性クローラ用芯金および弾性クローラInfo
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Abstract
第1突起及び第2突起の傾斜によるゴムの伸びや突き上
げによって、応力が集中して弾性クローラが破損するの
を防止できるようにする。 【解決手段】 前後方向の何れか一方に突出する第1突
起8と、前記第1突起8の突出方向とは反対側に突出す
る第2突起9とを有し、前記第1突起8及び第2突起9
は、芯金をクローラ本体4に埋設したとき、前後方向に
相隣接する芯金の該第1突起8と第2突起9とが左右方
向に関して重合する関係に設けられている弾性クローラ
用芯金において、クローラ本体4の、第1突起8と第2
突起9との重合部に対応する部分に、応力が集中しない
ように、前記第1突起8及び第2突起9の前後方向外端
部の内周面側に、大きなアール13が設けられている。
Description
金および弾性クローラに関する。
装置に、芯金入り弾性クローラを装着したものがある。
この種の弾性クローラにおいては、走行中に弾性クロー
ラが段差に乗り上げた時、遊転輪が脱輪すると言う問題
があった。そこで、脱輪防止を図った弾性クローラ用芯
金および該芯金を用いた弾性クローラとして、図19〜
図21に示すように、左右方向が長手方向とされた翼部
31を有する弾性クローラ用芯金32が、クローラ本体
33内部の周方向へ所定間隔を有して埋設されたものが
あり、弾性クローラ用芯金32は、前記翼部31から前
後方向の何れか一方に突出する左右一対の第1突起34
と、前記翼部31から前記第1突起34の突出方向とは
反対側に突出する左右一対の第2突起35とを有し、前
記第1突起34及び第2突起35は、芯金32をクロー
ラ本体33に埋設したとき、前後方向に相隣接する芯金
32の該第1突起34と第2突起35とが左右方向に関
して重合する関係に設けられているものがある(例え
ば、特開平7−137671号)。
は、弾性クローラが突起物を乗り越えした場合、弾性ク
ローラが周方向の一部で逆向き(外面方向)に反り、こ
れにより図21に示すように前後に隣接する弾性クロー
ラ用芯金32同士が、互いに逆向きに傾斜する。その結
果、突起34,35の先端部(第1突起34及び第2突
起35の前後方向外端部の内周面側)が傾斜前の元の位
置より飛出し(図4に示す従来の芯金が傾いた場合の軌
跡を参照)、第1突起34及び第2突起35の傾斜によ
るゴムの伸びや突き上げ又は芯金32間の表面から受け
るゴムの伸びによって、クローラ本体33の、突起34
と突起35との重合部に対応する部分に、応力が集中
し、この部分にクラックが入り易くなった。
性クローラが突起物を乗り越える際等に、応力集中によ
り弾性クローラが破損するのを防止できるようにしたも
のである。
る本発明の第一の技術手段は、左右方向が長手方向とさ
れた翼部2を有し、クローラ本体4内部の周方向へ所定
間隔を有して埋設される弾性クローラ用芯金であって、
前後方向の何れか一方に突出する第1突起8と、前記第
1突起8の突出方向とは反対側に突出する第2突起9と
を有し、前記第1突起8及び第2突起9は、芯金をクロ
ーラ本体4に埋設したとき、前後方向に相隣接する芯金
の該第1突起8と第2突起9とが左右方向に関して重合
する関係に設けられている弾性クローラ用芯金におい
て、クローラ本体4の、第1突起8と第2突起9との重
合部に対応する部分に、応力が集中しないように、前記
第1突起8及び第2突起9の前後方向外端部の内周面側
に、大きなアール13が設けられている点にある。
3が、弾性クローラが周方向の一部で逆向きに反ったと
きの屈曲中心Oを中心とする半径を有するように形成さ
れている点にある。本発明の第三の技術手段は、前記屈
曲中心Oから突起8,9の内周面側端面までの長さL
が、屈曲中心Oから突起8,9の前後方向外端までの長
さTよりも大のとき、前記アール13の半径が、屈曲中
心Oから突起8,9の内周面側端面までの長さLとされ
ている点にある。
Oから突起8,9の内周面側端面までの長さLが、屈曲
中心Oから突起8,9の前後方向外端までの長さTより
も小のとき、前記アール13の半径が、屈曲中心Oから
突起8,9の前後方向外端までの長さTとされている点
にある。本発明の第五の技術手段は、前記第1突起8及
び第2突起9の外周面側を、前後方向外端に向かうに従
って内周面側に向かうように傾斜させている点にある。
ラ本体4内部の周方向へ等間隔に埋設して成る点にあ
る。従って、弾性クローラが周方向の一部で逆向きに反
って、前後に隣合う芯金1が互いに逆向きに傾いても、
突起8,9先端部の従来にみる飛び出しがなくなり、弾
性クローラ本体4の、第1突起8と第2突起9との重合
部に対応する部分に、応力が集中しなくなる。
づき詳述する。図1〜図3において、弾性クローラ用芯
金1は、左右方向が長手方向とされた翼部2と、該翼部
2の左右方向中央部に左右一対立設された角部3とを有
し、クローラ本体4内部の周方向へ所定間隔を有して埋
設される。
ンドレス状に成形され、その接地面側にラグを有し、接
地面とは反対側の内周面側に、前記芯金1の角部3が突
出している。前記クローラ本体4の幅方向(左右方向)
中央部に、周方向(前後方向)に所定間隔をおいて係合
孔6が開設されている。この係合孔6は、車輌の走行装
置の駆動スプロケットが係合する孔であり、該係合孔6
は、周方向前後に隣接して埋設された芯金1と芯金1と
の間に位置している。
2の下面側(接地面側)にスチールコード7が配置され
ている。前記芯金1の左右一対の角部3の頂部は、車輌
の遊転輪の転動部とされている。前記芯金1は、翼部2
の角部3よりも左右方向外側から前後方向の何れか一方
に突出する左右一対の第1突起8と、翼部2の各角部3
と略同位置から前記第1突起8の突出方向とは反対側に
突出する左右一対の第2突起9とを有する。前記第1及
び第2突起8,9は、芯金1を弾性クローラ本体4に埋
設したとき、前後方向に相隣接する芯金1の該第1突起
8と第2突起9とが左右方向に関して重合する関係に設
けられている。
外端部の内周面側に、大きなアール13が設けられてい
る。前記大きなアール13は、弾性クローラが周方向の
一部で逆向きに反ったときのクローラ本体4の屈曲中心
Oを中心とする半径を有するように形成されている。こ
の場合、図2及び図8に示す芯金1が傾いた場合の軌跡
は、図9に示すようになり、突起8,9先端部の従来の
ような飛び出しがなくなって、弾性クローラが周方向の
一部で逆向きに反ったときに、弾性クローラ本体4の、
第1突起8と第2突起9との重合部に対応する部分に、
応力が集中しなくなるようになっている。
のである。即ち、図4に示す大きなアール13が設けら
れていない従来の弾性クローラ用芯金1について、弾性
クローラが周方向の一部で逆向きに反ったことにより芯
金1が傾いた場合の軌跡を、図5に示す如く描き、この
図5に示す軌跡から図6に示す如く最適なアール13の
半径を算出して、図7に示す如く弾性クローラが周方向
の一部で逆向きに反ったときのクローラ本体4のスチー
ルコード7上にある屈曲中心Oを中心とする最適な半径
のアール13を描き、図8に示す如く大きなアール13
を有する第1突起8と第2突起9を設計したものであ
る。
から突起8,9の内周面側端面までの長さLが、屈曲中
心Oから突起8,9の前後方向外端までの長さTよりも
大のとき、前記アール13の半径を、屈曲中心Oから突
起8,9の内周面側端面までの長さLとする。また、図
4に示す前記屈曲中心Oから突起8,9の内周面側端面
までの長さLが、屈曲中心Oから突起8,9の前後方向
外端までの長さTよりも小のとき、前記アール13の半
径を、屈曲中心Oから突起8,9の前後方向外端までの
長さTとする。
側に、前後方向外端に向かうに従って、内周面側向かう
ように傾斜した傾斜部15を設けている。従って、この
場合、第1突起8及び第2突起9の接地面側が、前後方
向外端に向かうに従ってスチールコード7から徐々に大
きく離間するため、スチールコード7と第1突起8及び
第2突起9とが干渉しなくなる。
けた芯金1は、スチールコード7(屈曲中心O)と突起
8,9が近い程、突起8,9の動きが小さくなり、ゴム
割れ等の発生を防ぐことができる(屈曲時、突起8,9
の重なり合いのずれも脱輪防止の効果大)。また、弾性
クローラが突起物を踏んだ場合、突起8,9にかかる応
力が小さくなる。従って、スチールコード7と突起8,
9ができるだけ近づく程よいが、近づけすぎると、屈曲
時突起8,9がスチールコード7と干渉してしまう。ま
た、例えば、図16に示す傾斜部15を設けていない従
来の芯金1の場合は、図17に示すように、弾性クロー
ラをスプロケット17に卷回させると、芯金1が円弧状
に順次屈曲した状態で配置されるため、スチールコード
7と突起8,9とを近づけすぎると、これらが干渉して
しまうことになる。そこで、上記問題を解決するため、
突起8,9の外周面側を、前後方向外端に向かうに従っ
て内周面側に向かうように傾斜させることにより、弾性
クローラ時にスチールコード7を干渉することなくスチ
ールコード7にできるだけ突起8,9を近づけることが
できるようになったのである。
8及び第2突起9の斜線で示す部分に、油性インク等の
非接着剤、剥離剤を塗ることにより、第1突起8及び第
2突起9と、クローラ本体4とを接着させないようにし
た。これにより、第1突起8及び第2突起9とクローラ
本体4との相対的動き(すべり)がスムーズになり、こ
の点からも弾性クローラの屈曲時及び突起物の乗り上げ
時の逆反り等による応力集中を緩和することができ、ク
ローラ本体4へのクラックの発生をより効果的に防ぐこ
とができる。その他の点は前記実施例と同様な構成であ
る。
金1の形状を変更すると共に、前記実施例と同様に、第
1突起8及び第2突起9の前後方向外端部の内周面側
に、大きなアール13を設け、第1突起8及び第2突起
9の外周面側に傾斜部15を設けるようにしたものであ
る。この場合、前記実施の形態の場合と同様に、図13
に示す如く弾性クローラをスプロケット17に卷回させ
て、芯金1が円弧状に順次屈曲した状態に配置されて
も、第1突起8及び第2突起9の外周面側が、前後方向
外端に向かうに従ってスチールコード7から徐々に大き
く離間するため、スチールコード7と第1突起8及び第
2突起9とが干渉しなくなる。
施形態の変形例を示し、図14の場合は、第1突起8及
び第2突起9の外周面側に設けた傾斜部15を、第1突
起8及び第2突起9の基端から先端に亘るように大きく
形成したものである。図15の場合は、第1突起8及び
第2突起9の外周面側に設けた傾斜部15を、円弧状に
形成したものである。
ものではない。また、前記実施の形態によれば、芯金1
は、第1突起8及び第2突起9を左右一対ずつ有してい
るが、芯金1の有する第1突起8及び第2突起9の個数
はこれに限定されず、芯金1は、図18に示す如く前後
方向の何れか一方に突出する第1突起8と、前記第1突
起8の突出方向とは反対側に突出する第2突起9とを一
個ずつ有するものであってもよいし、また第1突起8及
び第2突起9を3個以上ずつ有するものであってもよ
い。
突起8及び第2突起9の前後方向外端部の内周面側に、
大きなアール13が設けられているが、このアール13
には、アールの傾斜がより緩やかになって、第1突起8
及び第2突起9の前後方向外端部の内周面側がテーパー
状に形成されたものも含まれる。
互いに逆向きに傾いても、突起8,9先端部の従来のよ
うな飛び出しがなくなり、従って弾性クローラが突起物
を乗り越える際等に、第1突起8及び第2突起9の傾斜
によるゴムの伸びや突き上げを防ぐことができ、応力が
集中して弾性クローラが破損するのを効果的に防止でき
る。
設された弾性クローラ用芯金の側面図である。
金の平面図である。
を示す図である。
図である。
成する半径の円を描いた図である。
側面図である。
軌跡を示す図である。
面図である。
た弾性クローラ用芯金の平面図である。
金の状態を示す側面図である。
面図である。
面図である。
の芯金の状態を示す側面図である。
面図である。
ラ用芯金の平面図である。
芯金の側面図である。
芯金の側面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 左右方向が長手方向とされた翼部(2)
を有し、クローラ本体(4)内部の周方向へ所定間隔を
有して埋設される弾性クローラ用芯金であって、前後方
向の何れか一方に突出する第1突起(8)と、前記第1
突起(8)の突出方向とは反対側に突出する第2突起
(9)とを有し、前記第1突起(8)及び第2突起
(9)は、芯金をクローラ本体(4)に埋設したとき、
前後方向に相隣接する芯金の該第1突起(8)と第2突
起(9)とが左右方向に関して重合する関係に設けられ
ている弾性クローラ用芯金において、 クローラ本体4の、第1突起(8)と第2突起(9)と
の重合部に対応する部分に、応力が集中しないように、
前記第1突起(8)及び第2突起(9)の前後方向外端
部の内周面側に、大きなアール(13)が設けられてい
ることを特徴とする弾性クローラ用芯金。 - 【請求項2】 前記アール(13)が、弾性クローラが
周方向の一部で逆向きに反ったときの屈曲中心Oを中心
とする半径を有するように形成されていることを特徴と
する請求項1に記載の弾性クローラ用芯金。 - 【請求項3】 前記屈曲中心Oから突起(8)(9)の
内周面側端面までの長さLが、屈曲中心Oから突起
(8)(9)の前後方向外端までの長さTよりも大のと
き、前記アール(13)の半径が、屈曲中心Oから突起
(8)(9)の内周面側端面までの長さLとされている
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性クローラ用芯
金。 - 【請求項4】 前記屈曲中心Oから突起(8)(9)の
内周面側端面までの長さLが、屈曲中心Oから突起
(8)(9)の前後方向外端までの長さTよりも小のと
き、前記アール(13)の半径が、屈曲中心Oから突起
(8)(9)の前後方向外端までの長さTとされている
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性クローラ用芯
金。 - 【請求項5】 前記第1突起(8)及び第2突起(9)
の外周面側を、前後方向外端に向かうに従って内周面側
に向かうように傾斜させていることを特徴とする請求項
1〜4のいずれかに記載の弾性クローラ用芯金。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の芯金を
クローラ本体(4)内部の周方向へ等間隔に埋設して成
る弾性クローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02930797A JP3435004B2 (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 弾性クローラ用芯金および弾性クローラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02930797A JP3435004B2 (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 弾性クローラ用芯金および弾性クローラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10226372A true JPH10226372A (ja) | 1998-08-25 |
| JP3435004B2 JP3435004B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=12272571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02930797A Expired - Fee Related JP3435004B2 (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 弾性クローラ用芯金および弾性クローラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3435004B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012111252A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-14 | Bridgestone Corp | 弾性クローラ、及び弾性クローラの製造方法 |
| CN107380286A (zh) * | 2017-08-21 | 2017-11-24 | 江苏中天引控智能系统有限公司 | 一种连续诱导齿组合销接式防脱履带 |
-
1997
- 1997-02-13 JP JP02930797A patent/JP3435004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012111252A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-14 | Bridgestone Corp | 弾性クローラ、及び弾性クローラの製造方法 |
| CN107380286A (zh) * | 2017-08-21 | 2017-11-24 | 江苏中天引控智能系统有限公司 | 一种连续诱导齿组合销接式防脱履带 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3435004B2 (ja) | 2003-08-11 |
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