JPH10227066A - 合せ梁と柱との接合構造 - Google Patents

合せ梁と柱との接合構造

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JPH10227066A
JPH10227066A JP4286597A JP4286597A JPH10227066A JP H10227066 A JPH10227066 A JP H10227066A JP 4286597 A JP4286597 A JP 4286597A JP 4286597 A JP4286597 A JP 4286597A JP H10227066 A JPH10227066 A JP H10227066A
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Sakurou Yamada
策朗 山田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 精度および信頼性の高い合せ梁と柱の接合構
造を提供する。 【解決手段】 柱31に取り付けられた一対の梁34,
35,36,37から成る二つの合せ梁32,33が、
交差領域にて、一方が下方に、他方が上方に、それぞれ
二つの欠込み部分34a,34b,35a,35b,3
6a,36b,37a,37bを備えることにより、互
いに組合せられていて、各梁の交差領域付近の柱に対向
する内側面にて、欠込み部分を回避し且つ欠込み部分を
越えて外側に広がるように凸形に形成された補強プレー
ト38が取り付けられており、柱の全側面にて、各梁の
補強プレートに当接するように、柱埋込みプレート39
が取り付けられていて、各合せ梁を構成する対となる梁
が、上下非対称位置にて、補強プレート及び柱埋込みプ
レートを介して、柱を挟んで、通しボルト43,44に
より締結されるように、合せ梁と柱との接合構造10を
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造の家屋等の構
築物における梁と柱との接合構造に係り、特に合せ梁と
柱との接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木造の家屋等の構築物における梁
と柱との接合構造は、例えば図5乃至図7に示すように
構成されている。
【0003】先づ、図5は、梁と柱との接合構造の一例
を示している。図5において、梁と柱との接合構造1
は、柱2の接合部に、床梁3と胴差し4のほぞ3a,4
aを嵌装する欠込み2aを刻設し、柱2の欠込み2aに
床梁3と胴差し4のほぞ3a,4aを嵌合させると共
に、金物5により補強されることにより、柱2,床梁3
と胴差し4の上面は上端揃いに構成されている。
【0004】また、図6は、梁と柱との接合構造の他の
例を示している。図6において、梁と柱との接合構造1
0は、柱11の接合部に、図5と同様に、床梁12と胴
差し13,13のほぞ12a,13a,13aを嵌装す
る欠込み11a,11bを刻設し、柱11の欠込み11
a,11bに床梁12と胴差し13のほぞ12a,13
a,13aを嵌合させると共に、金物14により補強さ
れることにより、この例では、柱11,床梁12と胴差
し13の上面は段違いに構成され、この段違いを取り床
の水平を取るために一点鎖線に示すようなひうち15を
架設して、構成されている。
【0005】さらに、図7は、合せ梁と柱との接合構造
の他の例を示している。図7において、合せ梁と柱との
接合構造20は、合せ梁22が、二本の半材22a,2
2b間に、柱21と同寸法の束22c,22cを介在さ
せることにより構成されており、柱21を挟んだ後、柱
21と合せ梁22とをボルトナット固定すると共に、こ
の合せ梁22の上下に台輪23と胴差し24が、上述し
た欠込み,ほぞと同様に嵌合により組付けられることに
より、構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の梁と柱との接合構造1,10によれば、柱
2,11に、欠込み2a,11a,11bが刻設され、
床梁3,12と胴差し4,13,13の端部には、ほぞ
3a,4a,12a,13a,13aが刻設されること
から、木材が傷められてその断面積が減少してしまい、
さらにその接合は、ほぞ3a,4a,12a,13a,
13aの掛かり部分しかなく、金物による補強と木材の
靱性を考慮しつつも耐力に不安視され、いろいろ工夫さ
れてきた伝統的仕口・継ぎ手を信ずるのみで、木造に於
ける構造計算は不確定要素が多く、それがため、過重な
安全率を見込むために、コストダウンが困難である現状
にあった。これに関しては、二年前の神戸・淡路大震災
に於ける専門家の調査にも、このような木構造の問題点
が指摘されている。
【0007】また、上述した柱2,11の欠込み2a,
11a,11bや、床梁3,12と胴差し4,13,1
3の端部に刻設されるほぞ3a,4a,12a,13
a,13aの所謂きざみ作業は、通常、木材流通の一過
程である材木店や、自前の作業場にて予めきざみ作業を
行い、現場にて組付けられるのであるが、誤ってきざみ
作業されることが時々見られ、このためにまたきざみ作
業をし直すことによる労力と,費用を要し、コストアッ
プの一因となっており、手慣れた職人以外には構築でき
ないという問題点があった。時には、誤ってきざみ作業
された位置に、埋め木をして再度きざみ作業することか
ら、耐力の点でも問題点があった。この点の解決策とし
て、所謂プレカット工法が普及しつつあるが、設計図に
基づき個々にきざみ作業されることから、割高になる等
の問題点があった。
【0008】さらに、図7に示す合せ梁と柱との接合構
造20においては、二本の半材22a,22b間に、柱
21と同寸法の束22c,22cを介在させて合せ梁2
2を構成し、柱21を挟んだ後、柱21と合せ梁22と
をボルトナット固定するように構成されていることによ
り、一本の無垢材を使用してきざみ作業を行う上記従来
の問題点は一部解決されているが、柱21は無垢材であ
り、合せ梁22の上下に架設される台輪23と胴差し2
4が、上述した欠込み,ほぞと同様に柱21の接合部に
嵌合により組付けられている点では、従来の切合法を踏
襲し、上述した問題点は未だ解決されていない。
【0009】また、図5に示す梁と柱との接合構造1
は、柱2の接合部に、床梁3と胴差し4のほぞ3a,4
aを嵌装する欠込み2aを刻設し、柱2の欠込み2aに
床梁3と胴差し4のほぞ3a,4aを嵌合し、金物5に
より補強され、柱2,床梁3と胴差し4の上面は上端揃
いに構成されていることにより、同一面に接合部が位置
することとなる、従って、その結果、床梁3と胴差し4
のほぞ3a,4aを嵌合する柱2の欠込み2aが同一面
に刻設されてその断面積が極めて小さいので、耐力に問
題点があり、図6に示す梁と柱との接合構造10では、
柱11,床梁12と胴差し13の上面は段違いに構成さ
れることから、床梁12と胴差し13,13のほぞ12
a,13a,13aを嵌装する欠込み11a,11bが
段違いに構成されることとなってしまう。また、図7に
示す合せ梁と柱との接合構造20は、合せ梁22の上下
に台輪23と胴差し24が組付けられていることから、
耐力の問題点は配慮されているものの、この段違い分だ
け階高が高くなる、即ち柱11は長い柱を使用すること
となり、材料費が嵩むという問題点があった。
【0010】本発明は、以上の点に鑑み、熟練した職人
でなくても、現場施工が容易に行なわれ得ると共に、施
工不良や誤りの少ない、且つ部材の全断面を有効と算定
でき、確実な応力解析ができ、精度および信頼性の高
い、梁上端揃いの架設が可能であって、しかも安価な構
築ができるようにした、合せ梁と柱との接合構造を提供
することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、z軸(鉛直)方向に延びる柱と、この柱に対し
て、所定高さにて、z軸に及び相互に垂直なx軸及びy
軸に関して、上記柱を挟んで互いに平行に、且つ上端面
が同じ高さとなるように、柱に取り付けられたそれぞれ
一対の梁から成る二つの合せ梁と、を含んでおり、上記
合せ梁が、交差領域にて、一方が下方に、他方が上方
に、それぞれ二つの欠込み部分を備えていることによ
り、互いに組合せられていて、各梁の上記交差領域付近
の柱に対向する内側面にて、上記欠込み部分を回避し且
つ上記欠込み部分を越えて外側に広がるように凸形に形
成された補強プレートが取り付けられており、上記柱の
全側面にて、各梁の補強プレートに当接するように、柱
埋込みプレートが取り付けられていて、各合せ梁を構成
する対となる梁が、上下非対称位置にて、補強プレート
及び柱埋込みプレートを介して、柱を挟んで、通しボル
トにより締結されている、ことを特徴とする、合せ梁と
柱との接合構造により、達成される。
【0012】本発明による合せ梁と柱との接合構造は、
好ましくは、各梁が、互いに同じ形状に形成されている
と共に、一方の合せ梁を構成する梁が、他方の合せ梁を
構成する梁に対して天地逆転した状態で、柱に取り付け
られる。
【0013】本発明による合せ梁と柱との接合構造は、
好ましくは、各梁が、前以て、補強プレートを取り付け
られた状態で出荷される。
【0014】本発明による合せ梁と柱との接合構造は、
好ましくは、各梁が、前以て、欠込み部分を形成された
状態で出荷される。
【0015】本発明による合せ梁と柱との接合構造は、
好ましくは、各梁が、現場での組み付けの際に、欠込み
部分を形成される。
【0016】本発明による合せ梁と柱との接合構造は、
好ましくは、各梁が、柱への組み付け後に、二つの欠込
み部分を跨ぐように、その上面または下面に、補助プレ
ートを取り付けられる。
【0017】上記構成によれば、鉛直な柱に対して、所
定の高さにて、xy軸方向に沿って、それぞれ合せ梁
が、欠込み部分にて組み合わせられることにより、柱を
挟んで、上端揃いとなるように、取り付けられる。ここ
で、二つの合せ梁を構成する各梁が、欠込み部分に関し
て、補強プレートによって補強され、剛性が高められて
いるので、欠込み部分による断面積の損失が、補強プレ
ートによって補填され得ることになり、強度低下がな
く、十分な耐力が保証され得ることになる。従って、各
合せ梁は、従来の通しボルトによる締結と同様の接合耐
力が得られることになる。これにより、梁として、無垢
材だけでなく、例えば集成材等の比較的低コストの材料
が使用され得ることになり、コストが低減され得ること
になる。従って、熟練した職人でなくても、合せ梁を柱
に対して容易に接合することができるので、現場施工が
容易に且つ正確に行なわれ得ることになり、しかも耐力
を損なうことなく、梁上端揃いが実現され得ることにな
る。
【0018】各梁が、互いに同じ形状に形成されている
と共に、一方の合せ梁を構成する梁が、他方の合せ梁を
構成する梁に対して天地逆転した状態で、柱に取り付け
られる場合には、ただ一種類の梁を準備すればよいこと
から、量産効果によって、梁の製造コストがより一層低
減され得ることになる。
【0019】各梁が、前以て、補強プレートを取り付け
られた状態で出荷される場合には、現場での補強プレー
トの位置合わせ及び接着等の作業が不要であることか
ら、組み付け作業が容易に且つ短時間で行なわれ得るこ
とになる。
【0020】各梁が、前以て、欠込み部分を形成された
状態で出荷される場合には、現場での欠込み部分の位置
決め及び加工等の作業が不要であることから、組み付け
作業が容易に且つ短時間で行なわれ得ることになる。
【0021】各梁が、現場での組み付けの際に、欠込み
部分を形成される場合には、搬送時に、梁に欠込み部分
がないことから、従来の未加工の柱,梁等と同様に容易
に搬送され得ることになると共に、補強プレートに隣接
した位置に欠込み部分を加工すればよいので、欠込み部
分の加工ミスが防止され得ることになる。
【0022】各梁が、柱への組み付け後に、二つの欠込
み部分を跨ぐように、その上面または下面に、補助プレ
ートを取り付けられる場合には、各梁の欠込み部分によ
る強度低下が、より一層補強されることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1乃至図4は、本
発明を適用した合せ梁と柱の接合構造の一実施形態の接
合部を示している。
【0024】図1において、合せ梁と柱の接合構造30
は、z軸(鉛直)方向に延びる柱31と、この柱31に
対して、所定高さにて、z軸に及び相互に垂直で且つ水
平方向に延びるx軸及びy軸に関して、上記柱31を挟
んで互いに平行に、且つ上端面が同じ高さとなるよう
に、柱31に取り付けられたそれぞれ一対の梁(後述)
から成る二つの合せ梁32,33と、を含んでいる。
【0025】上記柱31は、予め工場生産された集成材
から成り、正方形の断面を有するように形成されてお
り、図示しない支持構造によって、地面等に対して垂直
なz軸方向に延びるように支持されている。
【0026】図示の場合、合せ梁32は、x軸方向に水
平に延びており、また合せ梁33は、y軸方向に水平に
延びている。合せ梁32,33の各梁34,35及び3
6,37は、それぞれ予め工場生産された集成材から成
り、図2に示すように、それぞれ適宜に計算された梁幅
aと梁成bとを有するように、小幅の梁材として構成さ
れている。さらに、対となるべき梁34,35及び3
6,37は、それぞれx軸またはy軸方向に関して所定
間隔毎に、束(図示せず)を挟んで柱31とほぼ同じ間
隔に保持されている。
【0027】ここで、一方の合せ梁32を構成する各梁
34,35は、図2に示すように、他方の合せ梁33の
各梁36,37との交差領域にて、欠込み部分34a,
34b,35a,35bを備えている。同様にして、他
方の合せ梁33を構成する各梁36,37は、図2に示
すように、一方の合せ梁32の各梁34,35との交差
領域にて、欠込み部分36a,36b,37a,37b
を備えている。これにより、梁34の欠込み部分34
a,34bが、それぞれ梁36の欠込み部分36a,梁
37の欠込み部分37aと、また梁35の欠込み部分3
5a,35bが、それぞれ梁36の欠込み部分36b,
梁37の欠込み部分37bと、それぞれ係合することよ
り、梁34,35,36,37は、それぞれの上端面が
同じ高さになるように、組合せられ得るようになってい
る。さらに、各欠込み部分34a,34b,35a,3
5b,36a,36b,37a,37bは、それぞれ梁
34,35,36,37の上下方向の中心より僅かに深
く形成されることにより、組み合わせられたとき、互い
に係合する各欠込み部分の底面が互いに接するか、僅か
の間隙を有するように、構成されている。
【0028】ここで、上記梁34,35は、その上方に
欠込み部分34a,34b,35a,35bを備えてお
り、梁36,37は、その下方に欠込み部分36a,3
6b,37a,37bを備えているが、梁36,37
は、梁34,35に対して、上下対称に形成されている
ので、梁34,35と同じ形状のものを天地逆転して使
用され得るようになっている。尚、各欠込み部分34
a,34b,35a,35b,36a,36b,37
a,37bは、例えば所謂現場加工によって、形成され
るが、前以て工場等にて形成されるようにしてもよい。
【0029】さらに、各梁34乃至37は、図3にて梁
34に関して示すように、その柱31に対向する側面に
て、欠込み部分に隣接して、補強プレート38を備えて
いる。図3において、梁34は、欠込み部分34a,3
4bに隣接して、これら欠込み部分34a,34bを回
避するように、且つ二つの欠込み部分34a,34bを
越えて延びるように、形成された凸形、即ち逆T字形の
補強プレート38が取り付けられている。
【0030】この補強プレート38は、両側に向かって
二つの欠込み部分34a,34b及びその外側部分にま
で延びるベース部38cと、このベース部38cから上
方に向かって延びる突出部38dとから構成されてい
る。上記ベース部38cは、その高さが、欠込み部分3
4a,34bの底部とほぼ同じ高さから加工代を引いた
高さになるように、形成されている。また、上記突出部
38dは、二つの欠込み部分34a,34bの間にて、
その高さが梁34の1/2の高さに加工代を加えた高さ
を有し且つ柱31と同じ幅を有するように、形成されて
いる。さらに、補強プレート38は、その表面が、梁3
4の柱31に対向する側面と、同じ平面内に位置するよ
うに、梁34内に埋込まれていると共に、その全面が、
所謂「擦り」の状態で梁34の側面に当接し、例えばフ
ェノール樹脂接着剤,レゾルシノール樹脂接着剤,エポ
キシ樹脂接着剤等の十分な耐久性を有する接着剤によっ
て、接着されている。尚、この補強プレート38は、前
以て工場等にて梁34乃至37に対して、接着等により
取り付けられる。
【0031】これに対して、柱31は、その合せ梁3
2,33との接合部分にて、全側面に、接合時に各梁3
4,35,36,37の内側面に対向するように形成さ
れた、柱埋込みプレート39を備えている。柱埋込みプ
レート39は、一方の合せ梁、例えばy軸方向の合せ梁
33の梁36,37に対向する柱埋込みプレート39a
が、柱31と同じ幅であり、他方の合せ梁、例えばx軸
方向の合せ梁32の梁34,35に対向する柱埋込みプ
レート39bが、柱31の幅から、柱埋込みプレート3
9の肉厚の二倍を引いた幅となるように、形成されてい
ると共に、その厚さは、後述するボルト締結による側圧
に耐え得るように選定されている。さらに、柱埋込みプ
レート39は、補強プレート38と同様に、柱31の側
面に対して、接着剤によって、接着されている。
【0032】ここで、梁34,35に取り付けられた逆
T字形の補強プレート38及び柱31に取り付けられた
柱埋込みプレート39bは、図3に示すように、その柱
31の幅の中心に関して、上下非対称の位置に、通しボ
ルト43が嵌挿されるボルト穴38a,39cを備えて
いる。これに対して、梁36,37に取り付けられた補
強プレート38は、梁34,35に取り付けられた補強
プレート38と同じ構成で且つ天地逆転されていること
から、梁36,37に取り付けられたT字形の補強プレ
ート38及び柱31に取り付けられた柱埋込みプレート
39aは、図3とは上下対称に位置するボルト穴38
b,39dを備えることになる。従って、梁34,35
に取り付けられた補強プレート38のボルト穴38aに
挿通される通しボルト43と、梁36,37に取り付け
られた補強プレート38のボルト穴38bに挿通される
通しボルト44は、柱31内にて互いに上下にずれるこ
とになる。
【0033】さらに、梁34,35及び梁36,37
は、その欠込み部分34a,34b,35a,35b,
36a,36b,37a,37bの開放端を跨ぐよう
に、補助プレート40を備えている。この補助プレート
40は、例えば梁34において、その欠込み部分34
a,34bの外側にて、梁34の上面に対して取り付け
られる。これに対して、梁34の上面の欠込み部分34
a,34bの外側には、前以て梁上端プレート41が、
その上面が梁34の上面と同じになるように埋め込まれ
ている。さらに、梁上端プレート41は、その下面に、
ナット42が溶接等により備えられており、ナット42
は、梁34の上面に形成された凹陥部34c(図3参
照)内に収容され得るようになっている。これにより、
補助プレート40は、取付ボルト42が、上記ナット4
2に螺合されることにより、梁34に対して螺着され得
る。尚、図示の場合、補助プレート40は、一側が切り
起こされたアングル状に形成されているが、梁の上面に
当接する部分のみの平坦な形状に形成されていてもよ
い。
【0034】本発明による合せ梁と柱との接合構造30
は、以上のように構成されており、合せ梁31,32を
柱31に組み付ける場合、先づ合せ梁31,32を構成
すべき各梁34,35,36,37は、それぞれ補強プ
レート38及び梁上端プレート41が取り付けられた状
態で、また柱31は、その全側面に対して柱埋込みプレ
ート39が取り付けられた状態で、工場から出荷され
る。そして、組立の現場において、各梁34,35,3
6,37に対して、それぞれ補強プレート38に隣接し
て、欠込み部分34a,34b,35a,35b,36
a,36b,37a,37bを加工する。
【0035】その後、柱31を垂直に支持すると共に、
この柱31に対して、先づx軸方向の梁34,35を、
取り付ける。その際、各梁34,35の補強プレート3
8を柱31の柱埋込みプレート39bに対向させる。そ
して、通しボルト43を、梁35,補強プレート38,
柱埋込みプレート39bを介して、柱31を通し、さら
に柱埋込みプレート39b,補強プレート38及び梁3
4を介して挿通する。そして、梁34の外側に突出した
通しボルト43のネジ部に対して、図示しないナットを
螺合させ、締め付けることにより、梁34,35が柱3
1に対して所定高さにてボルト締結され、合せ梁32が
柱31に取り付けられることになる。
【0036】次に、柱31に対して、y軸方向の梁3
6,37を取り付ける。その際、各梁36,37の欠込
み部分36a,36b,37a,37bを、それぞれ梁
34の欠込み部分34a,梁35の欠込み部分35a,
梁34の欠込み部分34b,梁35の欠込み部分35b
に係合させると共に、各梁36,37の補強プレート3
8を柱31の柱埋込みプレート39aに対向させる。そ
して、通しボルト44を、梁36,補強プレート38,
柱埋込みプレート39aを介して、柱31を通し、さら
に柱埋込みプレート39a,補強プレート38及び梁3
7を介して挿通する。そして、梁37の外側に突出した
通しボルト44のネジ部に対して、図示しないナットを
螺合させ、締め付けることにより、梁36,37が柱3
1に対して所定高さにてボルト締結され、合せ梁33が
柱31に取り付けられることになる。
【0037】最後に、梁34,35の上面に対して補助
プレート41を螺着すると共に、梁36,37の下面に
対して補助プレート41を螺着することにより、合せ梁
31,32と柱31との接合構造30が完成することに
なる。
【0038】この場合、x軸方向の梁34,35及びy
軸方向の梁36,37は、相互の交差領域にて、それぞ
れ欠込み部分34a,34b,35a,35b,36
a,36b,37a,37bを備えていることにより、
柱31に対して同じ高さにて組み付けられ得ることにな
り、梁34乃至37の梁上端揃いとなる。その際、各梁
34乃至37は、それぞれ欠込み部分にて、補強プレー
ト38によって補強されているので、欠込み部分の形成
による断面積の減少が補填され、剛性が高められ得る。
従って、梁34乃至37は、十分な耐力を有することに
なる。かくして、欠込み部分の耐力の減少を考慮するこ
となく、集積材等の比較的コストの低い材料が使用され
得ることになる。また、各梁34乃至37及び柱31
は、各梁の欠込み部分を除いて、例えば工場において前
以て構成され、補強プレート38,柱埋込みプレート3
9,梁上端プレート41が取り付けられるので、現場で
の組み付け作業が容易に且つ短時間で行なわれ得ること
になると共に、各梁34乃至37に対する欠込み部分の
加工は、補強プレート38に隣接して行なえばよいの
で、熟練した職人でなくても、正確な位置決めが容易に
可能であり、加工ミスが防止され得る。
【0039】上述した実施形態においては、梁34乃至
37は、その欠込み部分を跨ぐように、補助プレート4
0が取り付けられることによって、梁34乃至37の欠
込み部分の形成による曲げ強度の低下を補填し、曲げ剛
性を高めるようになっているが、この作用は補助的なも
のであるので、補助プレート40そして梁上端プレート
41は省略されてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、鉛
直な柱に対して、所定の高さにて、xy軸方向に沿っ
て、それぞれ合せ梁が、欠込み部分にて組み合わせられ
ることにより、柱を挟んで、上端揃いとなるように、取
り付けられる。ここで、二つの合せ梁を構成する各梁
が、欠込み部分に関して、補強プレートによって補強さ
れ、剛性が高められているので、欠込み部分の形成によ
る強度低下がなく、十分な耐力が保証され得ることにな
る。従って、熟練した職人でなくても、合せ梁を柱に対
して容易に接合することができるので、現場施工が容易
に且つ正確に行なわれ得ることになり、しかも耐力を損
なうことなく、梁上端揃いが実現され得ることになる。
【0041】かくして、本発明によれば、熟練した職人
でなくても、現場施工が容易に行なわれ得ると共に、施
工不良や誤りの少ない、且つ部材の全断面を有効と算定
でき、確実な応力解析ができ、精度および信頼性の高
い、梁上端揃いの架設が可能であって、しかも安価な構
築ができるようにした、極めて優れた合せ梁と柱の接合
構造が提供され得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した合せ梁と柱との接合構造の一
実施形態の接合部を示す概略斜視図である。
【図2】図1の接合部を示す分解斜視図である。
【図3】図1の接合部をx方向から見た拡大断面図であ
る。
【図4】図1の接合部を示す拡大平面図である。
【図5】従来の梁と柱との接合構造の一例を示す分解斜
視図である。
【図6】従来の梁と柱との接合構造の他の例を示す分解
斜視図である。
【図7】従来の合せ梁と柱との接合構造の一例を示す概
略斜視図である。
【符号の説明】
30 合せ梁と柱との接合構造 31 柱(z軸方向) 32,33 合せ梁 34,35 梁(x軸方向) 34a,34b,35a,35b 欠込み部分 36,37 梁(y軸方向) 36a,36b,37a,37b 欠込み部分 38 補強プレート 38a,38b ボルト穴 39,39a,39b 柱埋込みプレート 39c,39d ボルト穴 40 補助プレート 41 梁上端プレート 42 取付ネジ 43,44 通しボルト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 z軸(鉛直)方向に延びる柱と、この柱
    に対して、所定高さにて、z軸に及び相互に垂直なx軸
    及びy軸に関して、上記柱を挟んで互いに平行に、且つ
    上端面が同じ高さとなるように、柱に取り付けられたそ
    れぞれ一対の梁から成る二つの合せ梁と、を含んでお
    り、 上記合せ梁が、交差領域にて、一方が下方に、他方が上
    方に、それぞれ二つの欠込み部分を備えていることによ
    り、互いに組合せられていて、 各梁の上記交差領域付近の柱に対向する内側面にて、上
    記欠込み部分を回避し且つ上記欠込み部分を越えて外側
    に広がるように凸形に形成された補強プレートが取り付
    けられており、 上記柱の全側面にて、各梁の補強プレートに当接するよ
    うに、柱埋込みプレートが取り付けられていて、 各合せ梁を構成する対となる梁が、上下非対称位置に
    て、補強プレート及び柱埋込みプレートを介して、柱を
    挟んで、通しボルトにより締結されている、ことを特徴
    とする、合せ梁と柱との接合構造。
  2. 【請求項2】 各梁が、互いに同じ形状に形成されてい
    ると共に、一方の合せ梁を構成する梁が、他方の合せ梁
    を構成する梁に対して天地逆転した状態で、柱に取り付
    けられることを特徴とする、請求項1に記載の合せ梁と
    柱との接合構造。
  3. 【請求項3】 各梁が、前以て、補強プレートを取り付
    けられた状態で出荷されることを特徴とする、請求項1
    に記載の合せ梁と柱との接合構造。
  4. 【請求項4】 各梁が、前以て、欠込み部分を形成され
    た状態で出荷されることを特徴とする、請求項3に記載
    の合せ梁と柱との接合構造。
  5. 【請求項5】 各梁が、現場での組み付けの際に、欠込
    み部分を形成されることを特徴とする、請求項3記載の
    合せ梁と柱との接合構造。
  6. 【請求項6】 各梁が、柱への組み付け後に、二つの欠
    込み部分を跨ぐように、その上面または下面に、補助プ
    レートを取り付けられることを特徴とする、請求項1に
    記載の合せ梁と柱との接合構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018071269A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 住友林業株式会社 木造建築構造躯体
JP2018071270A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 住友林業株式会社 柱梁接合構造及びラーメン構造体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018071269A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 住友林業株式会社 木造建築構造躯体
JP2018071270A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 住友林業株式会社 柱梁接合構造及びラーメン構造体

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