JPH10227295A - プロペラファン用羽根車 - Google Patents

プロペラファン用羽根車

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JPH10227295A
JPH10227295A JP2865497A JP2865497A JPH10227295A JP H10227295 A JPH10227295 A JP H10227295A JP 2865497 A JP2865497 A JP 2865497A JP 2865497 A JP2865497 A JP 2865497A JP H10227295 A JPH10227295 A JP H10227295A
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誠司 佐藤
Tadashi Onishi
正 大西
Shimei Tei
志明 鄭
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 プロペラファン用羽根車において、あらゆる
運転状態において高い送風性能が確保できるとともに、
空力騒音を効果的に低減させる。 【解決手段】 羽根3の前縁側端部3hから羽根外周縁
3eの長さの2/3までの範囲の第1領域W1における
羽根外周縁3e近傍の断面形状を、直線状に延びる負圧
面3aと、負圧面3aの先端縁から負圧面3aとの間に
所定の夾角をもって圧力面側に向けて延びる直線面部1
0と、直線面部10と圧力面とを圧力面側に膨出する円
弧で滑らかに連続する円弧面部とでなる略楔形状とす
る。第1領域W1において羽根外周縁3e側から空気が
吸い込まれる場合、流入空気はその流入角度の変化にほ
とんど影響されることなく直線面部10に沿って圧力面
側に流れる。直線面部10に沿って流れた空気は、円弧
面部のコアンダ効果により円弧面部に沿って圧力面側に
流れ、高い送風性能が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、プロペラファン
用羽根車における羽根構造、さらに詳しくは羽根の羽根
外周縁近傍及び圧力面における形状に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図16及び図17には、従来のプロペラ
ファン21を示している。このプロペラファン21は、
ハブ24の外周面に周方向に所定ピッチで複数枚の羽根
23,23,・・を設けてなる羽根車22と、該羽根車
22の外周側に配置されたファンガイド25とで構成さ
れている。
【0003】ところで、かかるプロペラファン21にお
いては、図17に示すように、上記プロペラファン21
はその羽根後縁23d寄りの端部をファンガイド25に
包含させた状態で取り付けられるが、この場合、空気の
流入角の変動に拘わらず空気流の剥離を抑制する(所
謂、「エアフォイル効果」を得る)という観点から、羽
根23を、図18に示すように、飛行機の翼とか鳥の羽
根のように厚肉とし且つその翼弦長方向において肉厚に
分布を与えた所謂「エアフォイル翼構造」とすることが
試みられている。
【0004】一方、プロペラファン21においては、図
17に空気流線Aで示すように、空気の吸い込みは各羽
根23,23,・・の正面側からだけでなく、その羽根
外周縁23e側からも行われる。このため、厚肉のエア
フォイル翼構造の羽根23を備えたプロペラファン21
においては、羽根23の羽根外周縁23eの形状がファ
ン性能に大きな影響を及ぼすことになる。
【0005】このような背景から、例えば特開平6−1
47193号公報には、図19に示すように羽根23の
羽根外周縁23e部分の圧力面23b側の角部を円弧状
に滑らかに削った円弧面23jとすることが提案されて
おり、かかる構造とすることで羽根外周縁23eの近傍
における空気を滑らかに羽根車22側に吸い込ませるこ
とができるとしている。
【0006】また、一般にエアフォイル翼構造の羽根2
3は、図23に示すように、その肉厚を羽根外周縁23
eからハブ24の外周面24a側の羽根内周縁23gに
かけて略同一に設定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上掲公知例
の如き羽根構造をもつものにおいては、以下に述べるよ
うに、羽根外周縁23eでの空気の流れと圧力面23b
上での空気の流れの双方においてそれぞれ特有の問題が
あった。
【0008】先ず、羽根外周縁23eにおける問題は次
の通りである。即ち、羽根23の羽根外周縁23e側か
ら流入する空気の流れをみた場合、図20及び図21に
示すように、その流入空気の流速Vは、負圧面23aに
沿って羽根車中心側へ指向する径方向速度成分Vcと該
負圧面23a側から圧力面23b側へ向かう軸方向速度
成分Vaとを有している。この場合、プロペラファン2
1の定格運転時には、図20に示すように、軸方向速度
成分Vaが比較的大きいため、流入空気は羽根外周縁2
3e部分において上記負圧面23aの先端縁23a1
ら上記圧力面23bに連続する円弧面23jに沿って滑
らかに流入し、良好な送風性能が確保される。
【0009】ところが、通風抵抗の増大によって負荷が
増大した時には、風量の低下に伴って羽根前縁23c側
から流入する空気量も減少する。この結果、図21に示
すように、上記軸方向速度成分Vaが定格運転時に比し
て小さくなり、羽根外周縁23e側から流入する空気流
が該羽根外周縁23eの円弧面23jに衝突し、該円弧
面23j側から剥離して圧力面23b側に大きな翼端渦
Bを発生させ、送風性能の低下を招来することになる。
そして、かかる問題は、翼弦長方向に厚さの分布をもつ
エアフォイル翼構造の羽根23に特有のものであり、特
に羽根23の厚さが大きい部位とか、羽根外周縁23e
側からの吸込流れが局所的に大きくなるファンガイド2
5の入口近傍においては更に顕著となる。
【0010】また、ファンガイド25に包含されること
で羽根外周縁23eからの吸込流れが生じない部位にお
いては、図22に示すように、該羽根外周縁23eにお
いて圧力面23b側から負圧面23a側への漏れ流れが
生じているため、該圧力面23b側のみを円弧状に削っ
て円弧面23jを設けた形状では、上記負圧面23aの
先端縁23a1で漏れ流れが剥離して翼端渦Bとなって
放出され、空力騒音が増大することになる。
【0011】一方、羽根23の圧力面23bにおける問
題は次の通りである。即ち、空気が羽根車22側に吸い
込まれる場合、その吸込空気のうち、上記羽根23の圧
力面23bに対してこれに略直交する方向から流入する
空気流は羽根車22の回転に伴う遠心力の影響を受け
る。このため、上記圧力面23b側には、図23に空気
流線A0で示すように、羽根内周縁23g側から羽根外
周縁23e側に向かう流れ(以下、「遠心流れ」とい
う)が生じることになる。
【0012】この結果、図24に示すように、上記羽根
23を圧力面23b側から見た場合、羽根前縁23c及
び羽根外周縁23eの前縁寄り部位23h付近から吸い
込まれた空気は、上記遠心流れの影響を受けて、各空気
流線A,A,・・で示すように、羽根後縁23d側に近
づくにつれて次第に羽根外周縁23e寄りに偏向され
る。従って、実際に羽根外周縁23e側から滑らかに空
気を吸い込むことができるのは、該羽根外周縁23eの
全域のうち、羽根前縁23c側から30〜50パーセン
ト程度の範囲であって、それよりも上記羽根後縁23d
寄りの部分においては上記遠心流れによって空気の吸い
込み作用が阻害されることになる。
【0013】このように羽根外周縁23e側において空
気の吸い込みが阻害されると、これに起因して、例えば
羽根23の羽根外周縁23e側における圧力面23b側
から負圧面23a側への漏れ流れが増大し、また、羽根
後縁23d側のハブ24の近傍部位においては有効な送
風仕事をしなくなり、これらの結果、羽根車22の空力
性能が低下し、延いてはプロペラファン21の空力騒音
が増大するという問題が生じることになる。
【0014】そこで、本願発明は、上述の各問題に鑑
み、プロペラファン用羽根車において、あらゆる運転状
態において高い送風性能が確保できるとともに、空力騒
音を効果的に低減させることを目的としてなされたもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0016】本願の第1の発明では、ハブ4の外周に周
方向に所定ピッチで厚肉の羽根3を複数枚設けてなり且
つファンガイド5の内側に配置されるプロペラファン用
羽根車において、上記羽根3の羽根外周縁3eのうち前
縁側端部3hから羽根外周縁3eの長さの2/3までの
範囲に位置する第1領域W1における上記羽根外周縁3
e近傍の断面形状を、直線状に延びる負圧面3aと、該
負圧面3aの先端縁3a1から該負圧面3aとの間に所
定の夾角θaをもって圧力面3b側に向けて直線状に延
びる直線面部10と、該直線面部10と上記圧力面3b
とを該圧力面3b側に膨出する円弧で滑らかに連続する
円弧面部14とでなる略楔形状としたことを特徴として
いる。
【0017】本願の第2の発明では、ハブ4の外周に周
方向に所定ピッチで厚肉の羽根3を複数枚設けてなり且
つファンガイド5の内側に配置されるプロペラファン用
羽根車において、上記羽根3の羽根外周縁3eのうち前
縁側端部3hから羽根外周縁3eの長さの2/3までの
範囲に位置する第1領域W1における上記羽根外周縁3
e近傍の断面形状を、直線状に延びる負圧面3aと、該
負圧面3aの先端縁3a1から該負圧面3aとの間に所
定の夾角θaをもって圧力面3b側に向けて直線状に延
びる第1直線面12と該第1直線面12に連続し且つ該
第1直線面12との間において圧力面3b側に膨出する
折曲面を形成する第2直線面13とからなる折曲面部1
1と、該折曲面部11の上記第2直線面13と上記圧力
面3bとを該圧力面3b側に膨出する円弧で滑らかに連
続する円弧面部14とでなる略楔形状としたことを特徴
としている。
【0018】本願の第3の発明では、上記第1の発明に
かかるプロペラファン用羽根車において、上記羽根3の
羽根外周縁3eのうち後縁側端部3iから羽根外周縁3
eの長さの1/3までの範囲で且つ上記ファンガイド5
に包含されない第2領域W2における上記羽根外周縁3
e近傍の断面形状を、直線状に延びる負圧面3aと、該
負圧面3aの先端縁3a1から該負圧面3aとの間に所
定の夾角θbをもって圧力面3b側に向けて直線状に延
びる直線面部15と、該直線面部15と上記圧力面3b
とを該圧力面3b側に膨出する円弧で滑らかに連続する
円弧面部19とでなる略楔形状とするとともに、上記夾
角θbを上記第1領域W1における上記負圧面3aと上
記直線面部10との上記夾角θaよりも小さい角度に設
定したことを特徴としている。
【0019】本願の第4の発明では、上記第2の発明に
かかるプロペラファン用羽根車において、上記羽根3の
羽根外周縁3eのうち後縁側端部3iから羽根外周縁3
eの長さの1/3までの範囲で且つ上記ファンガイド5
に包含されない第2領域W2における上記羽根外周縁3
e近傍の断面形状を、直線状に延びる負圧面3aと、該
負圧面3aの先端縁3a1から該負圧面3aとの間に所
定の夾角θbをもって圧力面3b側に向けて直線状に延
びる第1直線面17と該第1直線面17に連続し且つ該
第1直線面17との間において圧力面3b側に膨出する
折曲面を形成する第2直線面18とからなる折曲面部1
6と、該折曲面部16の上記第2直線面18と上記圧力
面3bとを該圧力面3b側に膨出する円弧で滑らかに連
続する円弧面部19とでなる略楔形状とするとともに、
上記夾角θbを上記第1領域W1における上記負圧面3
aと上記折曲面部11の上記第1直線面12との上記夾
角θaよりも小さい角度に設定したことを特徴としてい
る。
【0020】本願の第5の発明では、上記第1の発明に
かかるプロペラファン用羽根車において、上記羽根3の
羽根外周縁3eのうち後縁側端部3iから羽根外周縁3
eの長さの1/3までの範囲で且つ上記ファンガイド5
に包含されない第2領域W2における上記羽根外周縁3
e近傍の断面形状を、直線状に延びる負圧面3aと、該
負圧面3aの先端縁3a1から該負圧面3aとの間に所
定の夾角θbをもって圧力面3b側に向けて直線状に延
びる第1直線面17と該第1直線面17に連続し且つ該
第1直線面17との間において圧力面3b側に膨出する
折曲面を形成する第2直線面18とからなる折曲面部1
6と、該折曲面部16の上記第2直線面18と上記圧力
面3bとを該圧力面3b側に膨出する円弧で滑らかに連
続する円弧面部19とでなる略楔形状とするとともに、
上記夾角θbを上記第1領域W1における上記負圧面3
aと上記直線面部10との上記夾角θaよりも小さい角
度に設定したことを特徴としている。
【0021】本願の第6の発明では、上記第2の発明に
かかるプロペラファン用羽根車において、上記羽根3の
羽根外周縁3eのうち後縁側端部3iから羽根外周縁3
eの長さの1/3までの範囲で且つ上記ファンガイド5
に包含されない第2領域W2における上記羽根外周縁3
e近傍の断面形状を、直線状に延びる負圧面3aと、該
負圧面3aの先端縁3a1から該負圧面3aとの間に所
定の夾角θbをもって圧力面3b側に向けて直線状に延
びる直線面部15と、該直線面部15と上記圧力面3b
とを該圧力面3b側に膨出する円弧で滑らかに連続する
円弧面部19とでなる略楔形状とするとともに、上記夾
角θbを上記第1領域W1における上記負圧面3aと上
記折曲面部11の上記第1直線面12との上記夾角θa
よりも小さい角度に設定したことを特徴としている。
【0022】本願の第7の発明では、ハブ4の外周に周
方向に所定ピッチで厚肉の羽根3を複数枚設けてなり且
つファンガイド5の内側に配置されるプロペラファン用
羽根車において、上記羽根3の羽根外周縁3eのうち後
縁側端部3iから羽根外周縁3eの長さの1/3までの
範囲で且つ上記ファンガイド5に包含される第3領域W
3における上記羽根外周縁3e近傍の断面形状を、同一
の曲率をもち且つ負圧面3aと圧力面3bとにそれぞれ
連続する円弧面20a,20bからなる円弧面部20を
備えた曲面形状としたことを特徴としている。
【0023】本願の第8の発明では、上記第1、第2、
第3、第4、第5又は第6の発明にかかるプロペラファ
ン用羽根車において、上記羽根3の羽根外周縁3eのう
ち後縁側端部3iから羽根外周縁3eの長さの1/3ま
での範囲で且つ上記ファンガイド5に包含される第3領
域W3における上記羽根外周縁3e近傍の断面形状を、
同一の曲率をもち且つ負圧面3aと圧力面3bとにそれ
ぞれ連続する円弧面20a,20bからなる円弧面部2
0を備えた曲面形状としたことを特徴としている。
【0024】本願の第9の発明では、上記第1、第2、
第3、第4、第5、第6、第7又は第8の発明にかかる
プロペラファン用羽根車において、上記羽根3の各半径
位置での翼キャンバの長さと該翼キャンバ上での羽根前
縁3cからの距離との比を同一とする点を各比毎に結ん
で得られる各曲線又は直線L1のそれぞれにおいて上記
羽根3の肉厚が、上記円弧面部14,19,20と上記
圧力面3bとの連続部の近傍における最大肉厚部3fか
らハブ外周面4aに向けて次第に減少するように上記圧
力面3bを湾曲させたことを特徴としている。
【0025】本願の第10の発明では、上記第1、第
2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の発明にか
かるプロペラファン用羽根車において、上記羽根3の各
半径位置での翼キャンバの長さと該翼キャンバ上での羽
根前縁3cからの距離との比を同一とする点を各比毎に
結んで得られる各曲線又は直線L1のそれぞれにおいて
上記羽根3の肉厚が、上記円弧面部14,19,20と
上記圧力面3bとの連続部の近傍における最大肉厚部3
fからハブ外周面4aに向けて次第に減少するとともに
上記ハブ外周面4aの近傍において再び増加するように
上記羽根3の圧力面3bを湾曲させたことを特徴として
いる。
【0026】本願の第11の発明では、上記第9又は第
10の発明にかかるプロペラファン用羽根車において、
上記羽根3の圧力面3bを湾曲させる範囲を、該羽根3
の各半径位置における翼弦長Sに対して、羽根前縁3c
からの距離が0.2Sの位置から0.9Sの位置までの
範囲に設定したことを特徴としている。
【0027】本願の第12の発明では、上記第9、第1
0又は第11の発明にかかるプロペラファン用羽根車に
おいて、上記羽根車2の外径をD0、上記ハブ4の外径
をDhとしたとき、上記羽根3の各半径位置での翼キャ
ンバの長さと該翼キャンバ上での羽根前縁3cからの距
離との比を同一とする点を各比毎に結んで得られる各曲
線又は直線L1上における羽根断面の最大肉厚部3fの
位置を、直径D{=((D0 2+Dh2)/2)0.5}で規
定される位置と、上記羽根車2の外径D0との範囲内に
設定したことを特徴としている。
【0028】本願の第13の発明では、第1、第2、第
3、第4、第5、第6、第7又は第8の発明にかかるプ
ロペラファン用羽根車において、上記羽根3の肉厚を、
上記円弧面部14,19,20と上記圧力面3bとの連
続部の近傍における最大肉厚部3fからハブ外周面4a
に向けて略同一としたことを特徴としている。
【0029】本願の第14の発明では、上記第9、第1
0、第11、第12又は第13の発明にかかるプロペラ
ファン用羽根車において、上記羽根3を、その肉厚の内
部に空洞部6をもつ中空構造としたことを特徴としてい
る。
【0030】本願の第15の発明では、上記第9、第1
0、第11、第12又は第13の発明にかかるプロペラ
ファン用羽根車において、上記羽根3を、その肉厚の内
部に空洞部6をもつように板金のプレス成形により形成
された中空構造としたことを特徴としている。
【0031】本願の第16の発明では、上記第15の発
明にかかるプロペラファン用羽根車において、上記羽根
3を、上記ハブ4と一体的に板金のプレス成形により形
成したことを特徴としている。
【0032】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0033】(a) 本願の第1の発明にかかるプロペ
ラファン用羽根車は、羽根3の羽根外周縁3eのうち前
縁側端部3hから羽根外周縁3eの長さの2/3までの
範囲に位置する第1領域W1(即ち、比較的羽根外周縁
3e寄りに位置しファンガイド5の影響を受けない領
域)における該羽根外周縁3e近傍の断面形状を、直線
状に延びる負圧面3aと、該負圧面3aの先端縁3a1
から該負圧面3aとの間に所定の夾角θaをもって圧力
面3b側に向けて直線状に延びる直線面部10と、該直
線面部10と上記圧力面3bとを該圧力面3b側に膨出
する円弧で滑らかに連続する円弧面部14とでなる略楔
形状としている。
【0034】かかる構成によれば、上記第1領域W1
おいて羽根外周縁3e側から空気が吸い込まれる場合、
該羽根外周縁3eにおいて上記負圧面3aの先端縁3a
1に連続する部分、即ち、吸込空気に対して最初に対応
する部位が、負圧面3aとの間に所定の夾角θaをもっ
て傾斜する直線面部10とされているので、該羽根外周
縁3eからの吸込空気の軸方向速度成分Vcの大きさが
負荷の変動に伴って変化したとしても、該吸込空気の上
記直線面部10に対する流入角度は、例えば上掲公知例
の如く羽根外周縁23eが負圧面23aの先端縁23a
1側から圧力面23bにかけて全体的に円弧面とされて
いる場合に比して小さく、従って、流入空気はその流入
角度の変化にほとんど影響されることなく、上記直線面
部10に沿って圧力面3b側に流れる。また、この直線
面部10に沿って流れた空気は、さらにこの直線面部1
0に連続する円弧面部14のコアンダ効果により該円弧
面部14に沿ってスムーズに圧力面3b側に流れること
になる。この結果、流入空気は、羽根外周縁3e部分か
ら翼端渦Bを生じさせることもなくスムーズに流入し、
これにより高い送風性能が実現されることになる。
【0035】(b) 本願の第2の発明にかかるプロペ
ラファン用羽根車は、羽根3の羽根外周縁3eのうち前
縁側端部3hから羽根外周縁3eの長さの2/3までの
範囲に位置する第1領域W1(即ち、比較的羽根外周縁
3e寄りに位置しファンガイド5の影響を受けない領
域)における上記羽根外周縁3e近傍の断面形状を、直
線状に延びる負圧面3aと、該負圧面3aの先端縁3a
1から該負圧面3aとの間に所定の夾角θaをもって圧
力面3b側に向けて直線状に延びる第1直線面12と該
第1直線面12に連続し且つ該第1直線面12との間に
おいて圧力面3b側に膨出する折曲面を形成する第2直
線面13とからなる折曲面部11と、該折曲面部11の
上記第2直線面13と上記圧力面3bとを該圧力面3b
側に膨出する円弧で滑らかに連続する円弧面部14とで
なる略楔形状としている。
【0036】かかる構成によれば、上記第1領域W1
おいて羽根外周縁3e側から空気が吸い込まれる場合、
該羽根外周縁3eにおいて上記負圧面3aの先端縁3a
1に連続する部分、即ち、吸込空気に対して最初に対応
する部位が、負圧面3aとの間に所定の夾角θaをもっ
て圧力面3b側に向けて直線状に延びる第1直線面12
とされているので、該羽根外周縁3eからの吸込空気の
軸方向速度成分Vcの大きさが負荷の変動に伴って変化
したとしても、該吸込空気の上記第1直線面12に対す
る流入角度は、例えば上掲公知例の如く羽根外周縁23
eが負圧面23aの先端縁23a1側から圧力面23b
にかけて全体的に円弧面とされている場合に比して小さ
く、従って、流入空気はその流入角度の変化にほとんど
影響されることなく、該第1直線面12に沿ってこれに
連続する第2直線面13に流れる。また、この第2直線
面13は上記第1直線面12との間で上記圧力面3b側
に膨出する折曲面を形成していることから、例えば、こ
の第1直線面12と第2直線面13とが直線状に延びて
いる場合に比して上記折曲面部11における流入空気の
偏向度合いが緩やかとなり、それだけ流入空気の剥離が
さらに抑制され、スムーズな空気の吸い込みが実現され
る。さらに、上記折曲面部11の第1直線面12及び第
2直線面13に沿って流れた空気は、この第2直線面1
3に連続する円弧面部14のコアンダ効果により該円弧
面部14に沿ってスムーズに圧力面3b側に流れること
になる。
【0037】これらの相乗効果として、羽根3の羽根外
周縁3e部分から吸い込まれる空気は、翼端渦Bを生じ
させることもなくスムーズに流入し、これにより高い送
風性能が実現されることになる。
【0038】(c) 本願の第3の発明にかかるプロペ
ラファン用羽根車によれば、上記(a)に記載した上記
第1領域W1における効果に加えて、第2領域W2におい
て次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この第3
の発明においては、上記羽根3の羽根外周縁3eのうち
後縁側端部3iから羽根外周縁3eの長さの1/3まで
の範囲で且つ上記ファンガイド5に包含されない第2領
域W2(即ち、ファンガイド5の入口近傍の領域)にお
ける上記羽根外周縁3e近傍の断面形状を、直線状に延
びる負圧面3aと、該負圧面3aの先端縁3a1から該
負圧面3aとの間に所定の夾角θbをもって圧力面3b
側に向けて直線状に延びる直線面部15と、該直線面部
15と上記圧力面3bとを該圧力面3b側に膨出する円
弧で滑らかに連続する円弧面部19とでなる略楔形状と
するとともに、上記夾角θbを上記第1領域W1におけ
る上記負圧面3aと上記直線面部10との上記夾角θa
よりも小さい角度に設定している。
【0039】かかる構成とすることで、この第2領域W
2においても基本的には上記第1領域W1における場合と
同様の効果が得られる。即ち、上記羽根外周縁3eの上
記第2領域W2に対応する部位から空気が吸い込まれる
場合、該羽根外周縁3eにおいて上記負圧面3aの先端
縁3a1に連続する部分、即ち、吸込空気に対して最初
に対応する部位が、負圧面3aとの間に所定の夾角θb
をもって傾斜する直線面部15とされているので、譬え
該羽根外周縁3eからの吸込空気の軸方向速度成分Vc
の大きさが負荷の変動に伴って変化したとしても、該吸
込空気の上記直線面部15に対する流入角度は小さく、
従って、流入空気はその流入角度の変化にほとんど影響
されることなく、上記直線面部15に沿って圧力面3b
側に流れる。また、この直線面部15に沿って流れた空
気は、さらにこの直線面部15に連続する円弧面部14
のコアンダ効果により該円弧面部14に沿ってスムーズ
に圧力面3b側に流れることになる。
【0040】一方、第2領域W2に特有の効果としては
次の通りである。即ち、この第2領域W2はファンガイ
ド5の入口の直前の部位であって且つこの第1領域W1
よりも羽根後縁3d寄り部位では上記ファンガイド5の
存在によって空気の吸い込みが阻止されているので、該
ファンガイド5の入口に沿って流れる流れが生じ、しか
も、このファンガイド5の入口の直前部位には広い範囲
から空気が集まることから、羽根外周縁3eのうちこの
第2領域W2に対応する部位においては他の部位に比し
て流速が早くなる。この場合、上述のように、この第2
領域W2に対応する羽根外周縁3eにおいて上記直線面
部15の上記負圧面3aに対する夾角θbを、上記第1
領域W1に対応する部位における夾角θaよりも小さく
することで、該羽根外周縁3eにおける羽根3の肉厚が
薄くなり、それだけ流速の早い吸い込み空気に対する抵
抗が可及的に低減され、結果的に送風性能の向上が図れ
るものである。
【0041】(d) 本願の第4の発明にかかるプロペ
ラファン用羽根車によれば、上記(b)に記載した上記
第1領域W1における効果に加えて次のような特有の効
果が奏せられる。即ち、この第4の発明では、上記羽根
3の羽根外周縁3eのうち後縁側端部3iから羽根外周
縁3eの長さの1/3までの範囲で且つ上記ファンガイ
ド5に包含されない第2領域W2における上記羽根外周
縁3e近傍の断面形状を、直線状に延びる負圧面3a
と、該負圧面3aの先端縁3a1から該負圧面3aとの
間に所定の夾角θbをもって圧力面3b側に向けて直線
状に延びる第1直線面17と該第1直線面17に連続し
且つ該第1直線面17との間において圧力面3b側に膨
出する折曲面を形成する第2直線面18とからなる折曲
面部16と、該折曲面部16の上記第2直線面18と上
記圧力面3bとを該圧力面3b側に膨出する円弧で滑ら
かに連続する円弧面部19とでなる略楔形状とするとと
もに、上記夾角θbを上記第1領域W1における上記負
圧面3aと上記折曲面部11の上記第1直線面12との
上記夾角θaよりも小さい角度に設定している。
【0042】かかる構成とすることで、この第2領域W
2においても基本的には上記第1領域W1における場合と
同様の効果が得られる。
【0043】即ち、上記第2領域W2において羽根外周
縁3e側から空気が吸い込まれる場合、該羽根外周縁3
eにおいて上記負圧面3aの先端縁3a1に連続する部
分、即ち、吸込空気に対して最初に対応する部位が、負
圧面3aとの間に所定の夾角θbをもって圧力面3b側
に向けて直線状に延びる第1直線面17とされているの
で、該羽根外周縁3eからの吸込空気の軸方向速度成分
Vcの大きさが負荷の変動に伴って変化したとしても、
該吸込空気の上記第1直線面17に対する流入角度は、
例えば上掲公知例の如く羽根外周縁23eが負圧面23
aの先端縁23a1側から圧力面23bにかけて全体的
に円弧面とされている場合に比して小さく、従って、流
入空気はその流入角度の変化にほとんど影響されること
なく、該第1直線面17に沿ってこれに連続する第2直
線面18に流れる。また、この第2直線面18は上記第
1直線面17との間で上記圧力面3b側に膨出する折曲
面を形成していることから、例えば、この第1直線面1
7と第2直線面18とが直線状に延びている場合に比し
て上記折曲面部16における流入空気の偏向度合いが緩
やかとなり、それだけ流入空気の剥離がさらに抑制さ
れ、スムーズな空気の吸い込みが実現される。さらに、
上記折曲面部16の第1直線面17及び第2直線面18
に沿って流れた空気は、この第2直線面18に連続する
円弧面部14のコアンダ効果により該円弧面部14に沿
ってスムーズに圧力面3b側に流れることになる。
【0044】これらの相乗効果として、羽根3の羽根外
周縁3e部分から吸い込まれる空気は、翼端渦Bを生じ
させることもなくスムーズに流入し、これにより高い送
風性能が実現されることになる。
【0045】一方、第2領域W2に特有の効果としては
次の通りである。即ち、この第2領域W2はファンガイ
ド5の入口の直前の部位であって且つこの第2領域W2
よりも羽根後縁3d寄り部位では上記ファンガイド5の
存在によって空気の吸い込みが阻止されているので、該
ファンガイド5の入口に沿って流れる流れが生じ、しか
も、このファンガイド5の入口の直前部位には広い範囲
から空気が集まることから、羽根外周縁3eのうちこの
第2領域W2に対応する部位においては他の部位に比し
て流速が早くなる。この場合、上述のように、この第2
領域W2に対応する羽根外周縁3eにおいて上記第1直
線面17の上記負圧面3aに対する夾角θbを、上記第
1領域W1に対応する部位における夾角θaよりも小さ
くすることで、該羽根外周縁3eにおける羽根3の肉厚
が薄くなり、それだけ流速の早い吸い込み空気に対する
抵抗が可及的に低減され、結果的に送風性能の向上が図
れるものである。
【0046】(e) 本願の第5の発明にかかるプロペ
ラファン用羽根車では、上記(a)に記載の効果に加え
て次のような特有の効果が得られる。即ち、この第5の
発明では、上記羽根3の羽根外周縁3eのうち後縁側端
部3iから羽根外周縁3eの長さの1/3までの範囲で
且つ上記ファンガイド5に包含されない第2領域W2
おける上記羽根外周縁3e近傍の断面形状を、直線状に
延びる負圧面3aと、該負圧面3aの先端縁3a1から
該負圧面3aとの間に所定の夾角θbをもって圧力面3
b側に向けて直線状に延びる第1直線面17と該第1直
線面17に連続し且つ該第1直線面17との間において
圧力面3b側に膨出する折曲面を形成する第2直線面1
8とからなる折曲面部16と、該折曲面部16の上記第
2直線面18と上記圧力面3bとを該圧力面3b側に膨
出する円弧で滑らかに連続する円弧面部19とでなる略
楔形状とするとともに、上記夾角θbを上記第1領域W
1における上記負圧面3aと上記折曲面部11の上記第
1直線面12との上記夾角θaよりも小さい角度に設定
している。
【0047】かかる構成とすることで、上記羽根外周縁
3eの上記第2領域W2において羽根外周縁3e側から
空気が吸い込まれる場合、該羽根外周縁3eにおいて上
記負圧面3aの先端縁3a1に連続する部分、即ち、吸
込空気に対して最初に対応する部位が、負圧面3aとの
間に所定の夾角θbをもって圧力面3b側に向けて直線
状に延びる第1直線面17とされているので、該羽根外
周縁3eからの吸込空気の軸方向速度成分Vcの大きさ
が負荷の変動に伴って変化したとしても、該吸込空気の
上記第1直線面17に対する流入角度は、例えば上掲公
知例の如く羽根外周縁23eが負圧面23aの先端縁2
3a1側から圧力面23bにかけて全体的に円弧面とさ
れている場合に比して小さく、従って、流入空気はその
流入角度の変化にほとんど影響されることなく、該第1
直線面17に沿ってこれに連続する第2直線面18に流
れる。また、この第2直線面18は上記第1直線面17
との間で上記圧力面3b側に膨出する折曲面を形成して
いることから、例えば、この第1直線面17と第2直線
面18とが直線状に延びている場合に比して上記折曲面
部16における流入空気の偏向度合いが緩やかとなり、
それだけ流入空気の剥離がさらに抑制され、スムーズな
空気の吸い込みが実現される。さらに、上記折曲面部1
6の第1直線面17及び第2直線面18に沿って流れた
空気は、この第2直線面18に連続する円弧面部14の
コアンダ効果により該円弧面部14に沿ってスムーズに
圧力面3b側に流れることになる。これらの相乗効果と
して、羽根3の羽根外周縁3e部分から吸い込まれる空
気は、翼端渦Bを生じさせることもなくスムーズに流入
し、これにより高い送風性能が実現されることになる。
【0048】一方、上記第2領域W2はファンガイド5
の入口の直前の部位であって、且つこの第2領域W2
りも羽根後縁3d寄り部位では上記ファンガイド5の存
在によって空気の吸い込みが阻止されているので、該フ
ァンガイド5の入口に沿って流れる流れが生じ、しか
も、このファンガイド5の入口の直前部位には広い範囲
から空気が集まることから、羽根外周縁3eのうちこの
第2領域W2に対応する部位においては他の部位に比し
て流速が早くなる。この場合、上述のように、この第2
領域W2に対応する羽根外周縁3eにおいて上記第1直
線面17の上記負圧面3aに対する夾角θbを、上記第
1領域W1に対応する部位における夾角θaよりも小さ
くすることで、該羽根外周縁3eにおける羽根3の肉厚
が薄くなり、それだけ流速の早い吸い込み空気に対する
抵抗が可及的に低減され、結果的に送風性能の向上が図
れるものである。
【0049】(f) 本願の第6の発明にかかるプロペ
ラファン用羽根車では、上記(b)に記載の効果に加え
て次のような特有の効果が得られる。即ち、この第6の
発明では、上記羽根3の羽根外周縁3eのうち後縁側端
部3iから羽根外周縁3eの長さの1/3までの範囲で
且つ上記ファンガイド5に包含されない第2領域W2
おける上記羽根外周縁3e近傍の断面形状を、直線状に
延びる負圧面3aと、該負圧面3aの先端縁3a1から
該負圧面3aとの間に所定の夾角θbをもって圧力面3
b側に向けて直線状に延びる直線面部15と、該直線面
部15と上記圧力面3bとを該圧力面3b側に膨出する
円弧で滑らかに連続する円弧面部19とでなる略楔形状
とするとともに、上記夾角θbを上記第1領域W1にお
ける上記負圧面3aと上記直線面部10との上記夾角θ
aよりも小さい角度に設定している。
【0050】かかる構成とすることで、上記羽根外周縁
3eの上記第2領域W2に対応する部位から空気が吸い
込まれる場合、該羽根外周縁3eにおいて上記負圧面3
aの先端縁3a1に連続する部分、即ち、吸込空気に対
して最初に対応する部位が、負圧面3aとの間に所定の
夾角θbをもって傾斜する直線面部15とされているの
で、譬え該羽根外周縁3eからの吸込空気の軸方向速度
成分Vcの大きさが負荷の変動に伴って変化したとして
も、該吸込空気の上記直線面部15に対する流入角度は
小さく、従って、流入空気はその流入角度の変化にほと
んど影響されることなく、上記直線面部15に沿って圧
力面3b側に流れる。また、この直線面部15に沿って
流れた空気は、さらにこの直線面部15に連続する円弧
面部14のコアンダ効果により該円弧面部14に沿って
スムーズに圧力面3b側に流れることになる。
【0051】一方、上記第2領域W2はファンガイド5
の入口の直前の部位であって且つこの第1領域W1より
も羽根後縁3d寄り部位では上記ファンガイド5の存在
によって空気の吸い込みが阻止されているので、該ファ
ンガイド5の入口に沿って流れる流れが生じ、しかも、
このファンガイド5の入口の直前部位には広い範囲から
空気が集まることから、羽根外周縁3eのうちこの第2
領域W2に対応する部位においては他の部位に比して流
速が早くなる。この場合、上述のように、この第2領域
2に対応する羽根外周縁3eにおいて上記直線面部1
5の上記負圧面3aに対する夾角θbを、上記第1領域
1に対応する部位における夾角θaよりも小さくする
ことで、該羽根外周縁3eにおける羽根3の肉厚が薄く
なり、それだけ流速の早い吸い込み空気に対する抵抗が
可及的に低減され、結果的に送風性能の向上が図れるも
のである。
【0052】(g) 本願の第7の発明にかかるプロペ
ラファン用羽根車では、ハブ4の外周に周方向に所定ピ
ッチで厚肉の羽根3を複数枚設けてなり且つファンガイ
ド5の内側に配置されるプロペラファン用羽根車におい
て、上記羽根3の羽根外周縁3eのうち後縁側端部3i
から羽根外周縁3eの長さの1/3までの範囲で且つ上
記ファンガイド5に包含される第3領域W3における上
記羽根外周縁3e近傍の断面形状を、同一の曲率をもち
且つ負圧面3aと圧力面3bとにそれぞれ連続する円弧
面20a,20bからなる円弧面部20を備えた曲面形
状としている。
【0053】かかる構成によれば、この第3領域W3
上記ファンガイド5の存在によって羽根3の羽根外周縁
3eからの吸い込みが阻止され、該羽根外周縁3e部分
においては圧力面3b側から負圧面3a側への漏れ流れ
が生じるが、この場合、この羽根外周縁3e部分を、同
一の曲率をもち且つ負圧面3aと圧力面3bとにそれぞ
れ連続する円弧面20a,20bからなる円弧面部20
を備えた曲面形状とすることで、該漏れ流れが該円弧面
部20におけるコアンダ効果によって該円弧面部20に
沿ってスムーズに流れることになり、結果的に、羽根外
周縁3e部分における翼端渦Bの発生が可及的に抑制さ
れ、空力騒音が効果的に低減されることになる。
【0054】(h) 本願の第8の発明にかかるプロペ
ラファン用羽根車によれば、上記(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)又は(f)に記載の効果に加え
て次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この第6
の発明は、上記羽根3の羽根外周縁3eのうち後縁側端
部3iから羽根外周縁3eの長さの1/3までの範囲で
且つ上記ファンガイド5に包含される第3領域W3にお
ける上記羽根外周縁3e近傍の断面形状を、同一の曲率
をもち且つ負圧面3aと圧力面3bとにそれぞれ連続す
る円弧面20a,20bからなる円弧面部20を備えた
曲面形状としている。
【0055】かかる構成によれば、この第3領域W3
上記ファンガイド5の存在によって羽根3の羽根外周縁
3eからの吸い込みが阻止され、該羽根外周縁3e部分
においては圧力面3b側から負圧面3a側への漏れ流れ
が生じるが、この場合、この羽根外周縁3e部分を、同
一の曲率をもち且つ負圧面3aと圧力面3bとにそれぞ
れ連続する円弧面20a,20bからなる円弧面部20
を備えた曲面形状とすることで、該漏れ流れが該円弧面
部20におけるコアンダ効果によって該円弧面部20に
沿ってスムーズに流れることになリ、結果的に、羽根外
周縁3e部分における翼端渦Bの発生が可及的に抑制さ
れ、空力騒音が効果的に低減されることになる。
【0056】(i) 本願の第9の発明にかかるプロペ
ラファン用羽根車によれば、上記(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)、(f)、(g)又は(h)に
記載の効果に加えて次のような特有の効果が奏せられ
る。即ち、この第7の発明においては、上記羽根3の各
半径位置での翼キャンバの長さと該翼キャンバ上での羽
根前縁3cからの距離との比を同一とする点を各比毎に
結んで得られる各曲線又は直線L1のそれぞれにおいて
上記羽根3の肉厚が、上記円弧面部14,19,20と
上記圧力面3bとの連続部の近傍における最大肉厚部3
fからハブ外周面4aに向けて次第に減少するように上
記圧力面3bを湾曲させている。
【0057】かかる構成とすることで、羽根3の圧力面
3bに対してこれに略直交する方向から空気が流入する
場合、この流入空気の流入方向と上記圧力面3bの面方
向との間の角度関係から、該流入空気が上記圧力面3b
から受ける反力の成分の一つとして、ファン回転軸に直
交し該ファン回転軸方向に向かう成分が発生する。この
反力成分によって、上記羽根車2の回転に伴う遠心力に
基づく遠心流れが抑制され、延いては、羽根前縁3c及
び羽根外周縁3eの前縁側端部3h付近から吸い込まれ
る空気に対する羽根外周縁3e寄りへの偏向作用が可及
的に低減される。この結果、上記圧力面3bの外周部で
の負圧面3a側への漏れ流れが減少するとともに、羽根
後縁3d側のハブ4の近傍部位における送風仕事が促進
され、それだけ羽根車2の空力性能が向上し、空力騒音
が低減されるものである。
【0058】(j) 本願の第10の発明にかかるプロ
ペラファン用羽根車によれば、上記(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)、(f)、(g)又は(h)に
記載の効果に加えて次のような特有の効果が奏せられ
る。即ち、この第8の発明においては、上記羽根3の各
半径位置での翼キャンバの長さと該翼キャンバ上での羽
根前縁3cからの距離との比を同一とする点を各比毎に
結んで得られる各曲線又は直線L1のそれぞれにおいて
上記羽根3の肉厚が、上記円弧面部14,19,20と
上記圧力面3bとの連続部の近傍における最大肉厚部3
fからハブ外周面4aに向けて次第に減少するとともに
上記ハブ外周面4aの近傍において再び増加するように
上記羽根3の圧力面3bを湾曲させている。
【0059】かかる構成とすることで、羽根3の圧力面
3bに対してこれに略直交する方向から空気が流入する
場合、この流入空気の流入方向と上記圧力面3bの面方
向との間の角度関係から、該流入空気が上記圧力面3b
から受ける反力の成分の一つとして、ファン回転軸に直
交し該ファン回転軸方向に向かう成分が発生する。この
反力成分によって、上記羽根車2の回転に伴う遠心力に
基づく遠心流れが抑制され、延いては、羽根前縁3c及
び羽根外周縁3eの前縁側端部3h付近から吸い込まれ
る空気に対する羽根外周縁3e寄りへの偏向作用が可及
的に低減される。この結果、上記圧力面3bの外周部で
の負圧面3a側への漏れ流れが減少するとともに、羽根
後縁3d側のハブ4の近傍部位における送風仕事が促進
され、それだけ羽根車2の空力性能が向上し、空力騒音
が低減されるものである。
【0060】さらに、上記羽根3の肉厚をハブ外周面4
aの近傍において再び増加させるようにしているので、
例えば該羽根3の肉厚を上記最大肉厚部3fから上記ハ
ブ外周面4aの近傍に向けて次第に減少するように構成
する場合に比して、該ハブ外周面4aの近傍における肉
厚が大きい分だけ上記羽根3の剛性が高く、それだけ該
羽根3の強度上の信頼性、延いては羽根車2の強度上の
信頼性が高められるものである。
【0061】(k) 本願の第11の発明にかかるプロ
ペラファン用羽根車によれば、上記(i)又は(j)に
記載の効果に加えて次のような特有の効果が奏せられ
る。即ち、この第9の発明においては、上記羽根3の圧
力面3bを湾曲させる範囲を、該羽根3の各半径位置に
おける翼弦長Sに対して、羽根前縁3cからの距離が
0.2Sの位置から0.9Sの位置までの範囲に設定し
ている。
【0062】この場合、上記羽根3はエアフォイル翼構
造をもつものであることから、本来的に、その羽根前縁
3c側は肉厚が大きく、羽根後縁3d側は肉厚が小さく
なっている。このため、上述のように、大きな肉厚をも
ちエアフォイル効果が最も得られる部位である羽根前縁
3c側においては上記圧力面3bを湾曲させずにその肉
厚を維持することで高いエアフォイル効果が確保され、
また、肉厚が小さいことから羽根前縁3c側に比してそ
の剛性が低くなっている羽根後縁3dにおいては上記圧
力面3bを湾曲させずにその肉厚を維持することで剛性
の低下が防止されることになり、これらの相乗効果とし
て、ファンの空力騒音の低減を図りつつ、エアフォイル
効果と羽根3の強度上の信頼性とを両立させることがで
きるものである。
【0063】(l) 本願の第12の発明にかかるプロ
ペラファン用羽根車によれば、上記(i)、(j)又は
(k)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が奏
せられる。即ち、この第10の発明においては、上記羽
根車2の外径をD0、上記ハブ4の外径をDhとしたと
き、上記羽根3の各半径位置での翼キャンバの長さと該
翼キャンバ上での羽根前縁3cからの距離との比を同一
とする点を各比毎に結んで得られる各曲線又は直線L1
上における羽根断面の最大肉厚部3fの位置を、直径D
{=((D0 2+Dh2)/2)0.5}で規定される位置
と、上記羽根車2の外径D0との範囲内に設定してい
る。
【0064】この場合、上記直径Dは、所謂、羽根23
の全仕事量からみた平均半径であって、この平均半径よ
りも外側部位は内側部位よりも大きな送風仕事をする部
分である。従って、上記直径Dと羽根車2の外径D0
の範囲内に上記羽根23の最大肉厚部3fを設定するこ
とで、より大きな送風仕事をする部位と、最も高いエア
フォイル効果が得られる部位とが重合することとなり、
結果的に羽根車2の空力性能がより一層高められること
になる。
【0065】(m) 本願の第13の発明にかかるプロ
ペラファン用羽根車によれば、上記(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)、(f)、(g)又は(h)に
記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。
即ち、この第13の発明では、上記羽根3の肉厚を、上
記円弧面部14,19,20と上記圧力面3bとの連続
部の近傍における最大肉厚部3fからハブ外周面4aに
向けて略同一としているので、(n) 本願の第14の
発明にかかるプロペラファン用羽根車によれば、上記
(i)、(j)、(k)又は(l)に記載の効果に加え
て次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この第1
1の発明においては、上記羽根3を、その肉厚の内部に
空洞部6をもつ中空構造としているので、例えば該羽根
3を中実構造とする場合に比して、該羽根3の軽量化が
図れ、それだけ羽根車2の必要駆動動力の低減、あるい
は強度性能の向上が図れるものである。
【0066】(o) 本願の第15の発明にかかるプロ
ペラファン用羽根車によれば、上記(i)、(j)、
(k)又は(l)に記載の効果に加えて次のような特有
の効果が奏せられる。即ち、この第12の発明において
は、上記羽根3を、その肉厚の内部に空洞部6をもつよ
うに板金のプレス成形により形成された中空構造として
いるので、上記羽根3を、その肉厚の内部に空洞部6を
もつように板金のプレス成形により形成された中空構造
としているので、板金製の羽根に特有の低コスト性を維
持しつつ、高いエアフォイル効果を得ることができるも
のである。
【0067】(p) 本願の第16の発明にかかるプロ
ペラファン用羽根車によれば、上記(o)に記載の効果
に加えて次のような特有の効果が奏せられる。即ち、こ
の第13の発明においては、上記羽根3を、上記ハブ4
と一体的に板金のプレス成形により形成しているので、
上記羽根3を上記ハブ4と一体的に板金のプレス成形に
より形成することで、該羽根3とハブ4とからなる羽根
車2の低コスト化と、該羽根車2の取り扱いの容易性と
が実現されるものである。
【0068】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかるプロペラ
ファン用羽根車を好適な実施形態に基づいて具体的に説
明する。第1の実施形態 図1には、本願発明の第1の実施形態にかかる羽根車2
を備えたプロペラファン1の要部を示しており、同図に
おいて符号3は後に詳述する羽根、4はハブであり、該
ハブ4の外周面4a上に周方向に所定ピッチで上記羽根
3を複数枚取り付けて上記羽根車2が構成される。この
羽根車2の外周側にはファンガイド5が配置され、この
ファンガイド5と上記羽根車2とによって上記プロペラ
ファン1が構成されている。
【0069】上記羽根3は、所謂、エアフォイル翼構造
をもつものであって、樹脂材により一体成形されてい
る。尚、この実施形態においては、上記複数の羽根3,
3,・・を上記ハブ4と共に一体成形しているが、他の
実施形態においては、例えば各羽根3,3,・・をそれ
ぞれ個別に成形し、これら各羽根3,3,・・を、別体
形成したハブ4に対してそれぞれ事後的に取り付けるよ
うにすることもできる。
【0070】この実施形態にかかる羽根車2は、上記羽
根3の羽根外周縁3e近傍の形状に最大の特徴を有する
ものであり、以下この羽根3の羽根外周縁3eの形状を
具体的に説明する。
【0071】上記羽根3は、上述のように、エアロフォ
イル翼構造をもつものであり、その羽根前縁3c側から
羽根後縁3d側にかけてその厚さが次第に減少するよう
な肉厚の分布をもっており(図18参照)、かかる肉厚
分布は羽根外周縁3e側においても同様である。そし
て、このように翼弦長方向に肉厚の分布をもつものにお
いて、図1に示すように、その羽根外周縁3e部分を、
その翼弦長方向に三つの領域に分けて、これら各領域後
とにそれぞれその羽根外周縁3eの形状を設定してい
る。具体的には次の通りである。
【0072】即ち、先ず、羽根外周縁3eを次述のよう
に上記ファンガイド5との相対位置に対応して、第1領
域W1と第2領域W2と第3領域W3の三つの領域に分け
ている。上記第1領域W1は、上記羽根外周縁3eの全
領域のうち、前縁側端部3hと、該前縁側端部3hから
の距離が上記羽根外周縁3eの長さ(L)に対して(2
/3L)である位置までの領域であって、上記ファンガ
イド5の入口から空気上流側へ比較的大きく離間し、そ
の羽根外周縁3e側からの空気の吸込が多い領域であ
る。
【0073】上記第2領域W2は、上記第1領域W1の後
縁寄り端部に連続する領域であって、上記羽根外周縁3
eの全領域のうち、その後縁側端部3iから該羽根外周
縁3eの長さ(L)に対して(1/3L)の範囲に位置
し且つ上記ファンガイド5に包含されない領域である。
即ち、この第2領域W2は、上記ファンガイド5の入口
の直前の部位であって且つ該第2領域W2よりも羽根後
縁3d寄り部位では上記ファンガイド5の存在によって
空気の吸い込みが阻止されている。従って、この第2領
域W2では、上記ファンガイド5の入口に沿って流れる
流れが生じ、しかも、このファンガイド5の入口の直前
部位には広い範囲から空気が集まることから、他の領域
に比して、吸込空気の流速が早くなっている。
【0074】上記第3領域W3は、上記第2領域W2の後
縁寄り端部に連続する領域であって、上記羽根外周縁3
eの全領域のうち、その後縁側端部3iから該羽根外周
縁3eの長さ(L)に対して(1/3L)の範囲に位置
し且つ上記ファンガイド5に包含される領域である。従
って、この第3領域W3は、上記ファンガイド5の存在
によって羽根3の羽根外周縁3eからの吸い込みが阻止
され、圧力面3b側から負圧面3a側への漏れ流れが生
じる領域である。
【0075】次に、上記各領域W1〜W3のそれぞれにお
ける羽根外周縁3eの形状は次の通りである。
【0076】上記第1領域W1においては、図1及び図
2に示すように、上記羽根外周縁3eの断面形状を、直
線状に延びる上記負圧面3aと、該負圧面3aの先端縁
3a1から該負圧面3aとの間に所定の夾角θaをもっ
て上記圧力面3b側に向けて直線状に延びる直線面部1
0と、該直線面部10と上記圧力面3bとを該圧力面3
b側に膨出する円弧で滑らかに連続する円弧面部14と
でなる略楔形状としている。
【0077】上記第2領域W2においては、図1及び図
3に示すように、上記羽根外周縁3eの断面形状を、基
本的に上記第1領域W1と同様の構造、即ち、直線状に
延びる上記負圧面3aと、該負圧面3aの先端縁3a1
から該負圧面3aとの間に所定の夾角θbをもって圧力
面3b側に向けて直線状に延びる直線面部15と、該直
線面部15と上記圧力面3bとを該圧力面3b側に膨出
する円弧で滑らかに連続する円弧面部19とでなる略楔
形状としているが、さらにこれに加えて、上記夾角θb
を、上記第1領域W1における上記負圧面3aと上記直
線面部10との上記夾角θaよりも小さい角度に設定し
ている。
【0078】上記第3領域W3においては、図1及び図
4に示すように、上記羽根外周縁3eの断面形状を、同
一の曲率をもち且つ負圧面3aと圧力面3bとにそれぞ
れ連続する円弧面20a,20bからなる円弧面部20
を備えた曲面形状としており、特にこの実施形態におい
ては、上記各円弧面20a,20bの曲率半径を、共に
該部位における上記羽根3の肉厚寸法の1/2に設定し
ている。従って、上記羽根外周縁3eにおいては、上記
円弧面部20は、負圧面3a側から圧力面3b側へ連続
する円弧面となっている。
【0079】このように上記各領域W1〜W3のそれぞれ
における羽根外周縁3eの断面形状を設定することで、
該各領域W1〜W3においてそれぞれ以下の如き作用効果
が得られる。
【0080】上記第1領域W1における作用効果 上記第1領域W1において羽根外周縁3e側から空気が
吸い込まれる場合、該羽根外周縁3eにおいて上記負圧
面3aの先端縁3a1に連続する部分、即ち、吸込空気
に対して最初に対応する部位を、負圧面3aとの間に所
定の夾角θaをもって傾斜する直線面部10としている
ので、図5に示すように、該羽根外周縁3eからの吸込
空気の軸方向速度成分Vc(図20参照)の大きさが負
荷の変動に伴って変化したとしても、該吸込空気の上記
直線面部10に対する流入角度は、例えば上掲公知例の
如く羽根外周縁23eが負圧面23aの先端縁23a1
側から圧力面23bにかけて全体的に円弧面とされてい
る場合に比して小さく、従って、流入空気Aはその流入
角度の変化にほとんど影響されることなく、上記直線面
部10に沿って圧力面3b側に流れることになる。ま
た、この直線面部10に沿って流れた空気は、さらにこ
の直線面部10に連続する上記円弧面部14のコアンダ
効果により該円弧面部14に沿ってスムーズに圧力面3
b側に流れることになる。この結果、流入空気Aは、羽
根外周縁3e部分から翼端渦Bを生じさせることもなく
スムーズに流入し、これによって高い送風性能が実現さ
れることになる。
【0081】上記第2領域W2における作用効果 上記第2領域W2においては、基本的には上記第1領域
1における羽根外周縁3eの断面形状と同様の断面形
状を備えていることから、これと同様の効果が得られ
る。即ち、上記羽根外周縁3eの上記第2領域W2に対
応する部位から空気が吸い込まれる場合、該羽根外周縁
3eにおいて上記負圧面3aの先端縁3a1に連続する
部分、即ち、吸込空気に対して最初に対応する部位が、
負圧面3aとの間に所定の夾角θbをもって傾斜する直
線面部15とされているので、譬え該羽根外周縁3eか
らの吸込空気の軸方向速度成分Vcの大きさが負荷の変
動に伴って変化したとしても、該吸込空気の上記直線面
部15に対する流入角度は小さく、従って、流入空気は
その流入角度の変化にほとんど影響されることなく、上
記直線面部15に沿って圧力面3b側に流れる。また、
この直線面部15に沿って流れた空気は、さらにこの直
線面部15に連続する円弧面部14のコアンダ効果によ
り該円弧面部14に沿ってスムーズに圧力面3b側に流
れることになる。
【0082】かかる基本的な作用効果に加えて次のよう
な特有の作用効果も得られる。即ち、この第2領域W2
は、ファンガイド5の入口の直前の部位であって且つこ
の第2領域W2よりも羽根後縁3d寄り部位では上記フ
ァンガイド5の存在によって空気の吸い込みが阻止され
ているので、該ファンガイド5の入口に沿って流れる流
れが生じ、しかも、このファンガイド5の入口の直前部
位には広い範囲から空気が集まることから、羽根外周縁
3eのうちこの第2領域W2に対応する部位においては
他の部位に比して流速が早くなる。この場合、上述のよ
うに、この第2領域W2に対応する羽根外周縁3eにお
いて上記直線面部15の上記負圧面3aに対する夾角θ
bを、上記第1領域W1に対応する部位における夾角θ
aよりも小さくすることで、該羽根外周縁3eにおける
羽根3の肉厚が薄くなり、それだけ流速の早い吸い込み
空気に対する抵抗が可及的に低減され、結果的に送風性
能の向上が図れるものである。
【0083】上記第3領域W3における作用効果 上記第3領域W3は、上述のように、上記ファンガイド
5の存在によって羽根3の羽根外周縁3eからの吸い込
みが阻止され、該羽根外周縁3e部分においては圧力面
3b側から負圧面3a側への漏れ流れが生じる領域であ
る。この場合、この実施形態のように、上記羽根外周縁
3e部分を、同一の曲率をもち且つ負圧面3aと圧力面
3bとにそれぞれ連続する円弧面20a,20bからな
る円弧面部20を備えた曲面形状とすることで、該漏れ
流れが該円弧面部20におけるコアンダ効果によって該
円弧面部20に沿ってスムーズに流れることになリ、結
果的に、羽根外周縁3e部分における翼端渦Bの発生が
可及的に抑制され、空力騒音が効果的に低減されること
になる。
【0084】以上のことから、この実施形態の羽根車2
を備えたプロペラファン1においては、そのあらゆる運
転領域における高い送風性能の確保と、空力騒音の低減
による静粛運転の実現とが両立されるものである。
【0085】第2の実施形態 図8〜図10には、本願発明の第2の実施形態にかかる
羽根車2における羽根3の羽根外周縁3e部分の断面形
状を示している。尚、この実施形態における上記羽根3
は、全て上記第1の実施形態における羽根3と基本的に
同一構造をもつものであって、該第1の実施形態のもの
と異なる点は、上記各領域W1〜W3における羽根外周縁
3eの断面形状のみである。従って、ここでは、これら
各領域W1〜W3における羽根外周縁3eの断面形状のみ
を図8〜図10に基づいて説明し、他の構成については
第1の実施形態における該当説明を援用するものとす
る。
【0086】各領域の断面形状 上記第1領域W1における羽根外周縁3e部分の断面形
状は、図8に示すように、直線状に延びる負圧面3a
と、該負圧面3aの先端縁3a1から該負圧面3aとの
間に所定の夾角θaをもって圧力面3b側に向けて直線
状に延びる第1直線面12と該第1直線面12に連続し
且つ該第1直線面12との間において圧力面3b側に膨
出する折曲面を形成する第2直線面13とからなる折曲
面部11と、該折曲面部11の上記第2直線面13と上
記圧力面3bとを該圧力面3b側に膨出する円弧で滑ら
かに連続する円弧面部14とでなる略楔形状としてい
る。
【0087】上記第2領域W2における羽根外周縁3e
部分の断面形状は、図9に示すように、直線状に延びる
負圧面3aと、該負圧面3aの先端縁3a1から該負圧
面3aとの間に所定の夾角θbをもって圧力面3b側に
向けて直線状に延びる第1直線面17と該第1直線面1
7に連続し且つ該第1直線面17との間において圧力面
3b側に膨出する折曲面を形成する第2直線面18とか
らなる折曲面部16と、該折曲面部16の上記第2直線
面18と上記圧力面3bとを該圧力面3b側に膨出する
円弧で滑らかに連続する円弧面部19とでなる略楔形状
とするとともに、上記夾角θbを上記第1領域W1にお
ける上記負圧面3aと上記折曲面部11の上記第1直線
面12との上記夾角θaよりも小さい角度に設定してい
る。
【0088】上記第3領域W3における羽根外周縁3e
部分の断面形状は、図10に示すように、上記羽根外周
縁3eの断面形状を、同一の曲率をもち且つ負圧面3a
と圧力面3bとにそれぞれ連続する円弧面20a,20
bからなる円弧面部20を備えた曲面形状としており、
特にこの実施形態においては、上記各円弧面20a,2
0bの曲率半径を、共に該部位における上記羽根3の肉
厚寸法の1/2に設定している。従って、上記羽根外周
縁3eにおいては、上記円弧面部20は、負圧面3a側
から圧力面3b側へ連続する円弧面となっている。
【0089】このような構成とすることで上記各領域W
1〜領域W3においてそれぞれ特有の作用効果が奏せられ
るものであるが、このうち、上記第3領域W3における
作用効果は上記第1の実施形態における第3領域W3
の作用効果と同一である。また、上記第2領域W2にお
ける作用効果は、上記第1領域W1における作用効果に
加えて、上記夾角θbを第1領域W1における夾角θa
よりも小さく設定したことによる作用効果が追加される
だけであり、しかもこの追加的な作用効果は上記第1の
実施形態における第2領域W2での作用効果において説
明したものと同じである。従って、ここでは、図11を
参照して、上記第1領域W1における作用効果のみを説
明し、第2領域W2における作用効果は第1領域W1にお
ける作用効果と上記第1の実施形態における該当説明を
援用し、また第3領域W3における作用効果は上記第1
の実施形態における該当説明を援用することとする。
【0090】第1領域W1における作用効果は次の通り
である。即ち、この第1領域W1において羽根外周縁3
e側から空気が吸い込まれる場合、該羽根外周縁3eに
おいて上記負圧面3aの先端縁3a1に連続する部分、
即ち、吸込空気に対して最初に対応する部位が、負圧面
3aとの間に所定の夾角θaをもって圧力面3b側に向
けて直線状に延びる第1直線面12とされているので、
該羽根外周縁3eからの吸込空気の軸方向速度成分Vc
の大きさが負荷の変動に伴って変化したとしても、該吸
込空気の上記第1直線面12に対する流入角度は、例え
ば上掲公知例の如く羽根外周縁23eが負圧面23aの
先端縁23a1側から圧力面23bにかけて全体的に円
弧面とされている場合に比して小さく、従って、流入空
気はその流入角度の変化にほとんど影響されることな
く、該第1直線面12に沿ってこれに連続する第2直線
面13に流れる。また、この第2直線面13は上記第1
直線面12との間で上記圧力面3b側に膨出する折曲面
を形成していることから、例えば、この第1直線面12
と第2直線面13とが直線状に延びている場合に比して
上記折曲面部11における流入空気の偏向度合いが緩や
かとなり、それだけ流入空気の剥離がさらに抑制され、
スムーズな空気の吸い込みが実現される。さらに、上記
折曲面部11の第1直線面12及び第2直線面13に沿
って流れた空気は、この第2直線面13に連続する円弧
面部14のコアンダ効果により該円弧面部14に沿って
スムーズに圧力面3b側に流れることになる。
【0091】これらの相乗効果として、羽根3の羽根外
周縁3e部分から吸い込まれる空気は、翼端渦Bを生じ
させることもなくスムーズに流入し、これにより高い送
風性能が実現されることになる。
【0092】第3の実施形態 第3の実施形態は、上記第1及び第2の実施形態におけ
る羽根3と同様に、その外周縁3eを第1領域W1、第
2領域W2及び第3領域W3の三つの部分に区画したもの
において、その第1領域W1における羽根外周縁3eの
断面形状として上記第1の実施形態における第1領域W
1の断面形状と同様の構造とする一方、その第2領域W2
における羽根外周縁3eの断面形状としては上記第2の
実施形態における第2領域W2の断面形状と同様の構造
とするものである。
【0093】かかる構成とすることで、上記羽根外周縁
3eの第1領域W1においては、上記第1の実施形態に
おける第1領域W1での作用効果と同様の作用効果が得
られ、また第2領域W2においては、上記第2の実施形
態における第2領域W2での作用効果と同様の作用効果
が得られることになる。
【0094】第4の実施形態 第4の実施形態は、上記第1及び第2の実施形態におけ
る羽根3と同様に、その外周縁3eを第1領域W1、第
2領域W2及び第3領域W3の三つの部分に区画したもの
において、その第1領域W1における羽根外周縁3eの
断面形状として上記第2の実施形態における第1領域W
1の断面形状と同様の構造とする一方、その第2領域W2
における羽根外周縁3eの断面形状としては上記第1の
実施形態における第2領域W2の断面形状と同様の構造
とするものである。
【0095】かかる構成とすることで、上記羽根外周縁
3eの第1領域W1においては、上記第2の実施形態に
おける第1領域W1での作用効果と同様の作用効果が得
られ、また第2領域W2においては、上記第1の実施形
態における第2領域W2での作用効果と同様の作用効果
が得られることになる。
【0096】第5の実施形態 図12には、本願発明の第5の実施形態にかかる羽根車
2を備えたプロペラファン1の要部を示しており、同図
において符号3は羽根、4はハブであり、該ハブ4の外
周面4a上に周方向に所定ピッチで上記羽根3を複数枚
取り付けて上記羽根車2が構成され、さらに上記羽根車
2の外周側にはファンガイド5が配置され、このファン
ガイド5と上記羽根車2とによって上記プロペラファン
1が構成されるものであり、かかる基本構造は上記各実
施形態の場合と同様である。
【0097】この第5の実施形態にかかる羽根車2は、
上記羽根3の羽根外周縁3eと圧力面3bの形状構造に
最大の特徴を有するものであり、以下この羽根3の形状
を具体的に説明する。
【0098】先ず、羽根外周縁3eの形状であるが、こ
の実施形態においては、上記第1の実施形態における羽
根外周縁3eの形状と同一としている。即ち、図12及
び図13に示すように、該羽根外周縁3eを第1領域W
1と第2領域W2と第3領域W3の三つの領域に分け、且
つこれら各領域W1〜W3毎にその形状を異ならせている
が、これら各領域W1〜W3の断面形状は共に上記第1の
実施形態の各領域W〜Wの断面形状と同一である
(図13には第1領域W1部分の断面形状が示されてい
る)。従って、上記羽根外周縁3eにおける各領域W1
〜W3の断面形状の説明、及びそれに基づく作用効果に
ついては上記第1の実施形態における該当説明を援用し
てここでの説明を省略し、以下においては、羽根3の圧
力面3bの形状のみについて説明することにする。
【0099】圧力面3bの形状に関する説明 上記羽根3は、既述のようにエアフォイル翼構造をもつ
ものであって、図12の曲線L1に沿う断面において
は、図13に示すような断面形状とされている。即ち、
従来一般のエアフォイル翼の基本構造に対応させれば、
上記羽根3の負圧面3aは略直線状に延び、また圧力面
は符号3b′を付した鎖線の如く上記円弧面部14の圧
力面3b側の端部でなる最大肉厚部3fから上記ハブ4
の外周面4aに向けて同一肉厚で略直線状に延びるもの
となる。
【0100】ところが、この実施形態の羽根3において
は、上記圧力面3bの形状については本願発明を適用し
て同図に実線図示するように、上記最大肉厚部3fから
ハブ外周面4aに向けて湾曲させている。具体的には、
上記曲線L1上の断面位置における上記羽根3の肉厚
が、上記羽根外周縁3eから上記最大肉厚部3fから羽
根内周縁3g側に向うに伴って次第に減少変化した後、
該羽根内周縁3g近傍において増加傾向に転じるように
上記圧力面3bを略S字状に湾曲させている。
【0101】ここで、上記曲線L1は、上記羽根3の各
半径位置での翼キャンバの長さと該翼キャンバ上での羽
根前縁3cからの距離との比を同一とする点を結んで得
られるものであって、該比毎に設定されるものである。
従って、上記羽根3は、その羽根前縁3cから羽根後縁
3dの全域に亙って、上記各曲線L1,L1,・・のそれ
ぞれに対応する位置において図13に示す如き断面形状
をもつことになる。
【0102】以上の如く圧力面3bを湾曲させた上記羽
根3を備えた羽根車2においては、以下のような特有の
作用効果を奏することになる。即ち、この羽根車2にお
いては、上記羽根3の圧力面3bに対してこれに略直交
する方向から空気が流入する場合、該圧力面3bが上記
最大肉厚部3fから上記羽根内周縁3gに向かうに従っ
て次第に上記負圧面3aに接近する如く湾曲しているの
で、上記流入空気が上記圧力面3bから受ける反力の成
分の一つとして、上記ハブ4の軸心に直交し且つ該軸心
方向へ向かう反力成分が発生することになるが、この反
力成分は上記羽根車2の回転に伴う遠心力の方向とは逆
方向に作用する。このため、この反力成分によって、上
記羽根車2の回転に伴う遠心力に基づく遠心流れA
0(図13参照)が可及的に抑制され、図12に空気流
線Aで示すように、上記羽根3の羽根前縁3c及び羽根
外周縁3eの前縁側端部3h付近から吸い込まれる空気
は、上記遠心流れA0による羽根外周縁3e寄りへの偏
向作用の影響をさほど受けず、従来の羽根33の場合
(図24を参照)に比して、可及的に直線に近い流れで
羽根後縁3d側へ流れることになる。換言すれば、上記
羽根3の羽根外周縁3eのうち、空気を円滑に吸い込む
ことができる範囲が、従来の羽根33の場合に比して、
拡大されるということである。
【0103】このように上記羽根3の羽根外周縁3eの
より広い範囲から空気を円滑に吸い込むことができると
いうことは、その裏返しとして、上記圧力面3bの外周
部における空気の負圧面3a側への漏れ流れが減少する
ということである。また、羽根後縁3d側のハブ4の近
傍部位においても高い送風仕事が得られる。これら両者
の相乗作用として、上記羽根3、延いては上記羽根車2
の空力性能が向上し、それだけ空力騒音が低減されるも
のである。
【0104】さらに、上記最大肉厚部3fから羽根内周
縁3gに向けて次第に減少する肉厚を該羽根内周縁3g
の近傍において再び増加させるように上記圧力面3bの
湾曲形状を設定しているので、例えば該羽根3の肉厚を
上記羽根内周縁3gの近傍において増加させることなく
そのまま上記最大肉厚部3fから上記羽根内周縁3gま
で次第に減少させる構成の場合に比して、該羽根内周縁
3gの近傍(即ち、上記ハブ4との連続部分)における
肉厚が大きい分だけ、上記羽根3の剛性が高くなり、そ
れだけ該羽根3の強度上の信頼性、延いては羽根車2の
強度上の信頼性が高められることになる。
【0105】第6の実施形態 第6の実施形態にかかる羽根車2は、図12に示す上記
第5の実施形態にかかる羽根車2の羽根3において、上
述の如く上記羽根3の圧力面3bを湾曲させる領域を特
定するものである。即ち、図12において、上記羽根3
の羽根前縁3c寄りに設定した領域線Lfと羽根前縁3
c寄りに設定した領域線Lrとで囲まれた範囲のみにお
いて、上記圧力面3bを図13に示すように湾曲させる
ものである。また、上記領域線Lfよりも羽根前縁3c
寄りに位置する範囲、及び上記領域線Lrよりも羽根後
縁3d寄りに位置する範囲においては、エアフォイル翼
構造に基づく設定肉厚(図13の鎖線図示部分(符号3
b′)参照)が上記最大肉厚部3fから上記羽根内周縁
3gの範囲まで一定に維持される。
【0106】ここで、上記領域線Lfと領域線Lrは、
上記羽根3の各半径における翼弦長Sに対して次のよう
な関係をもっている。即ち、羽根前縁3c寄りの領域線
Lfは、各半径における上記翼弦長上での上記羽根前縁
3cからの距離が「0.2S」となる点を連続させたも
のである。また、羽根後縁3d寄りの領域線Lrは、各
半径における上記翼弦長上での上記羽根前縁3cからの
距離が「0.9S」となる点を連続させたものである。
【0107】このような構成とすると、上記圧力面3b
を湾曲形成した上記領域線Lfと領域線Lrとで囲まれ
た領域においては上記第3の実施形態におけると同様の
作用効果が奏せられることは勿論であるが、かかる湾曲
構造をもたない領域、即ち、領域線Lfよりも羽根前縁
3c寄りの領域と、領域線Lrよりも羽根後縁3d寄り
の領域のそれぞれにおいても、以下のような特有の効果
が奏せられる。即ち、上記羽根3は、エアフォイル翼構
造をもつものであることから図18に示すように、その
羽根前縁3c側は肉厚が大きく、羽根後縁3d側は肉厚
が小さくなっている。このため、大きな肉厚をもちエア
フォイル効果が最も得られる部位である羽根前縁3c側
においては、上記圧力面3bを湾曲させずにその肉厚を
維持することで高いエアフォイル効果が達成される。ま
た、肉厚が小さいことから羽根前縁3c側に比してその
剛性が低くなっている羽根後縁3dにおいては、上記圧
力面3bを湾曲させずにその肉厚を維持することで剛性
の低下が防止される。従って、これらの相乗効果とし
て、プロペラファン1の空力騒音の低減を図りつつ、エ
アフォイル効果と羽根3の強度性能とを両立させること
ができることになる。
【0108】第7の実施形態 第7の実施形態にかかる羽根車2は、図12に示す上記
第5の実施形態にかかる羽根車2の羽根3において、上
述の如く上記羽根3の圧力面3bを湾曲させる場合の基
準点となる上記最大肉厚部3fの位置を上記羽根3上に
おいて特定するものである。即ち、図12において、上
記羽根3の羽根外周縁3eと領域線Laとで囲まれた範
囲内に上記最大肉厚部3fを設けるものである。尚、こ
の最大肉厚部3fは、上述のように、上記羽根外周縁3
eにおける上記円弧面部14の圧力面3b側の端部に該
当するものである。
【0109】ここで、上記領域線Laは、上記羽根車2
の外径をD0、上記ハブ4の外径をDhとしたとき、直
径D={((D0 2+Dh2)/2)0.5}で規定される円
弧である。また、この直径Dは、羽根23の全仕事量か
らみた平均半径に該当するものであり、従って、上記領
域線Laよりも外側部位は内側部位よりも大きな送風仕
事をする部分である。
【0110】この実施形態の羽根車2においては、上記
圧力面3bを湾曲させたことによって上記第5の実施形
態と同様の作用効果が得られることは勿論であるが、こ
れに加えて上述のように上記最大肉厚部3fの位置を設
定したことによって次のような特有の作用効果が奏せら
れる。即ち、上記直径Dと羽根車2の外径D0との範囲
内に上記羽根23の最大肉厚部3fを設定することで、
より大きな送風仕事をする部位と最も高いエアフォイル
効果が得られる部位とが重合することとなり、羽根車2
の空力性能がより一層高められることになる。
【0111】第8の実施形態 第8の実施形態にかかる羽根車2は、上記第5〜第7の
実施形態における特徴的構成を合体させたものである。
即ち、第3の実施形態における上記羽根3の圧力面3b
を湾曲させる構成を、第6の実施形態において特定した
領域線Lfと領域線Lrで囲まれる領域内に設定し、さ
らに上記圧力面3bの湾曲基準点となる上記最大肉厚部
3fの位置を上記第7の実施形態において特定した上記
直径Dと上記羽根3の羽根外周縁3eとで囲まれる範囲
内に設定するものである。
【0112】従って、かかる構成とすれば、上記羽根3
の圧力面3bにおける湾曲形状は、上記各領域線Lfと
領域線Lrと領域線Laとで囲まれる略扇形の領域内の
みに特定され、この領域内においては上記圧力面3bが
それ以外の領域に対して陥没した状態で存在することに
なる。そして、かかる構成とすることで、上記各実施形
態において得られたと同様の作用効果が同時に得られる
ものである。
【0113】第9の実施形態 第9の実施形態にかかる羽根車2は、図13において鎖
線図示するように、樹脂製の上記羽根3をその内部に空
洞部6をもった中空構造とするものである。かかる構造
とすれば、上記各実施形態におけると同様の作用効果が
得られるのに加えて、例えば該羽根3を中実構造とする
場合に比して、上記空洞部6の形成部分に対応する分だ
け羽根3の軽量化が図れ、それだけ羽根車2の必要駆動
動力の低減、あるいは強度性能の向上が図れることにな
る。
【0114】尚、かかる羽根の中空構造は、この実施形
態の如く羽根3の肉厚が径方向において変化する構成を
もつもののみならず、上記第1及び第2の実施形態にお
ける羽根3の如くその肉厚が径方向において略一定とさ
れる構成をもつものにも適用できることは勿論である。
【0115】第10の実施形態 図14及び図15には、第10の実施形態にかかる羽根
車2の一部をそれぞれ示している。この実施形態の羽根
車2は、上記各実施形態における羽根車2がこれを樹脂
成形品としていたのに対して、羽根3とハブ4とを一体
的に板金のプレス成形により形成したものである。即
ち、ハット状に絞り成形されたハブ4の外周側におい
て、該ハブ4から連続する板金部分を折曲加工により二
つ折り状に折曲させてその一方の面はこれを略平板状に
形成して負圧面3aとし、他方の面はこれを圧力面3b
とする。そして、この圧力面3bは、上記羽根外周縁3
eから上記最大肉厚部3fまでの範囲においては上記直
線面部10と円弧面部14とを形成するとともに、該最
大肉厚部3fから上記ハブ外周面4aにかけての範囲は
ハブ4の軸心側に向かって次第に上記負圧面3aとの間
隔が減少変化する如く円弧状に形成している。従って、
この羽根3は、その内部に空洞部6をもった中空のエア
フォイル翼構造とされる。
【0116】尚、図14に示すものは上記羽根3の負圧
面3a側を上記ハブ4に連続させ、その成形後に圧力面
3bの一端を負圧面3a側に溶接固定する構造であり、
また図15に示すものは、上記羽根3の圧力面3b側を
上記ハブ4に連続させ、その成形後に負圧面3aの一端
を圧力面3b側に溶接固定する構造であり、これら両者
は共に上記各実施形態の板金と同様の作用効果が得られ
るものであるが、これに加えて次のような特有の作用効
果も得られる。
【0117】即ち、この実施形態における羽根車2は、
上記羽根3を、その肉厚の内部に空洞部6をもつように
板金のプレス成形により形成された中空構造としている
ので、板金製の羽根に特有の低コスト性を維持しつつ、
高いエアフォイル効果を得ることができるものである。
また、上記羽根3を上記ハブ4と一体的に板金のプレス
成形により形成することで、該羽根3とハブ4とからな
る羽根車2の低コスト化と、該羽根車2の取り扱いの容
易性とが実現される。
【0118】尚、かかる羽根の中空構造は、この実施形
態の如く羽根3の肉厚が径方向において変化する構成を
もつもののみならず、上記第1及び第2の実施形態にお
ける羽根3の如くその肉厚が径方向において略一定とさ
れる構成をもつものにも適用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかるプロペラファン用羽根車にお
ける羽根の圧力面側からの正面図である。
【図2】図1におけるII-II拡大断面図である。
【図3】図1におけるIII-III拡大断面図である。
【図4】図1におけるIV-IV拡大断面図である。
【図5】図2に示した羽根の羽根外周縁部分での空気流
れの説明図である。
【図6】図3に示した羽根の羽根外周縁部分での空気流
れの説明図である。
【図7】図4に示した羽根の羽根外周縁部分での空気流
れの説明図である。
【図8】図2に示した羽根外周縁の断面構造の変形例を
示す断面図である。
【図9】図3に示した羽根外周縁の断面構造の変形例を
示す断面図である。
【図10】図4に示した羽根外周縁の断面構造の変形例
を示す断面図である。
【図11】図8に示した羽根の羽根外周縁部分での空気
流れの説明図である。
【図12】本願発明にかかるプロペラファン用羽根車に
おける羽根の圧力面上での空気流れの説明図である。
【図13】図12のXIII-XIII拡大断面図である。
【図14】羽根の他の構造例を示す断面図である。
【図15】羽根の他の構造例を示す断面図である。
【図16】従来のプロペラファン用羽根車の正面図であ
る。
【図17】図16のXVII-XVII断面図である。
【図18】図16のVIII-VIII拡大断面図である。
【図19】図16のXIX-XIX拡大断面図である。
【図20】従来の羽根の羽根外周縁における空気流れの
説明図である。
【図21】従来の羽根の羽根外周縁における空気流れの
説明図である。
【図22】従来の羽根の羽根外周縁における空気流れの
説明図である。
【図23】従来の羽根における断面方向での空気流れの
説明図である。
【図24】従来の羽根における平面方向での空気流れの
説明図である。
【符号の説明】
1はプロペラファン、2は羽根車、3は羽根、3aは負
圧面、3a1は負圧面3aの先端縁、3bは圧力面、3
cは羽根前縁、3dは羽根後縁、3eは羽根外周縁、3
fは最大肉厚部、3gは羽根内周縁、3hは前縁側端
部、3iは後縁側端部、4はハブ、5はファンガイド、
6は空洞部、10は直線面部、11は折曲面部、12は
第1直線面、13は第2直線面、14は円弧面部、15
は直線面部、16は折曲面部、17は第1直線面、18
は第2直線面、19は円弧面部、20は円弧面、Qは羽
根車中心、W1は第1領域、W2は第2領域、W3は第3
領域である。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ(4)の外周に周方向に所定ピッチ
    で厚肉の羽根(3)を複数枚設けてなり且つファンガイ
    ド(5)の内側に配置されるプロペラファン用羽根車で
    あって、 上記羽根(3)の羽根外周縁(3e)のうち前縁側端部
    (3h)から羽根外周縁(3e)の長さの(2/3)ま
    での範囲に位置する第1領域(W1)における上記羽根
    外周縁(3e)近傍の断面形状を、直線状に延びる負圧
    面(3a)と、該負圧面(3a)の先端縁(3a1)か
    ら該負圧面(3a)との間に所定の夾角(θa)をもっ
    て圧力面(3b)側に向けて直線状に延びる直線面部
    (10)と、該直線面部(10)と上記圧力面(3b)
    とを該圧力面(3b)側に膨出する円弧で滑らかに連続
    する円弧面部(14)とでなる略楔形状としたことを特
    徴とするプロペラファン用羽根車。
  2. 【請求項2】 ハブ(4)の外周に周方向に所定ピッチ
    で厚肉の羽根(3)を複数枚設けてなり且つファンガイ
    ド(5)の内側に配置されるプロペラファン用羽根車で
    あって、 上記羽根(3)の羽根外周縁(3e)のうち前縁側端部
    (3h)から羽根外周縁(3e)の長さの(2/3)ま
    での範囲に位置する第1領域(W1)における上記羽根
    外周縁(3e)近傍の断面形状を、直線状に延びる負圧
    面(3a)と、該負圧面(3a)の先端縁(3a1)か
    ら該負圧面(3a)との間に所定の夾角(θa)をもっ
    て圧力面(3b)側に向けて直線状に延びる第1直線面
    (12)と該第1直線面(12)に連続し且つ該第1直
    線面(12)との間において圧力面(3b)側に膨出す
    る折曲面を形成する第2直線面(13)とからなる折曲
    面部(11)と、該折曲面部(11)の上記第2直線面
    (13)と上記圧力面(3b)とを該圧力面(3b)側
    に膨出する円弧で滑らかに連続する円弧面部(14)と
    でなる略楔形状としたことを特徴とするプロペラファン
    用羽根車。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記羽根(3)の羽根外周縁(3e)のうち後縁側端部
    (3i)から羽根外周縁(3e)の長さの(1/3)ま
    での範囲で且つ上記ファンガイド(5)に包含されない
    第2領域(W2)における上記羽根外周縁(3e)近傍
    の断面形状を、直線状に延びる負圧面(3a)と、該負
    圧面(3a)の先端縁(3a1)から該負圧面(3a)
    との間に所定の夾角(θb)をもって圧力面(3b)側
    に向けて直線状に延びる直線面部(15)と、該直線面
    部(15)と上記圧力面(3b)とを該圧力面(3b)
    側に膨出する円弧で滑らかに連続する円弧面部(19)
    とでなる略楔形状とするとともに、 上記夾角(θb)を上記第1領域(W1)における上記
    負圧面(3a)と上記直線面部(10)との上記夾角
    (θa)よりも小さい角度に設定したことを特徴とする
    プロペラファン用羽根車。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 上記羽根(3)の羽根外周縁(3e)のうち後縁側端部
    (3i)から羽根外周縁(3e)の長さの(1/3)ま
    での範囲で且つ上記ファンガイド(5)に包含されない
    第2領域(W2)における上記羽根外周縁(3e)近傍
    の断面形状を、直線状に延びる負圧面(3a)と、該負
    圧面(3a)の先端縁(3a1)から該負圧面(3a)
    との間に所定の夾角(θb)をもって圧力面(3b)側
    に向けて直線状に延びる第1直線面(17)と該第1直
    線面(17)に連続し且つ該第1直線面(17)との間
    において圧力面(3b)側に膨出する折曲面を形成する
    第2直線面(18)とからなる折曲面部(16)と、該
    折曲面部(16)の上記第2直線面(18)と上記圧力
    面(3b)とを該圧力面(3b)側に膨出する円弧で滑
    らかに連続する円弧面部(19)とでなる略楔形状とす
    るとともに、 上記夾角(θb)を上記第1領域(W1)における上記
    負圧面(3a)と上記折曲面部(11)の上記第1直線
    面(12)との上記夾角(θa)よりも小さい角度に設
    定したことを特徴とするプロペラファン用羽根車。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記羽根(3)の羽根外周縁(3e)のうち後縁側端部
    (3i)から羽根外周縁(3e)の長さの(1/3)ま
    での範囲で且つ上記ファンガイド(5)に包含されない
    第2領域(W2)における上記羽根外周縁(3e)近傍
    の断面形状を、直線状に延びる負圧面(3a)と、該負
    圧面(3a)の先端縁(3a1)から該負圧面(3a)
    との間に所定の夾角(θb)をもって圧力面(3b)側
    に向けて直線状に延びる第1直線面(17)と該第1直
    線面(17)に連続し且つ該第1直線面(17)との間
    において圧力面(3b)側に膨出する折曲面を形成する
    第2直線面(18)とからなる折曲面部(16)と、該
    折曲面部(16)の上記第2直線面(18)と上記圧力
    面(3b)とを該圧力面(3b)側に膨出する円弧で滑
    らかに連続する円弧面部(19)とでなる略楔形状とす
    るとともに、 上記夾角(θb)を上記第1領域(W1)における上記
    負圧面(3a)と上記直線面部(10)との上記夾角
    (θa)よりも小さい角度に設定したことを特徴とする
    プロペラファン用羽根車。
  6. 【請求項6】 請求項2において、 上記羽根(3)の羽根外周縁(3e)のうち後縁側端部
    (3i)から羽根外周縁(3e)の長さの(1/3)ま
    での範囲で且つ上記ファンガイド(5)に包含されない
    第2領域(W2)における上記羽根外周縁(3e)近傍
    の断面形状を、直線状に延びる負圧面(3a)と、該負
    圧面(3a)の先端縁(3a1)から該負圧面(3a)
    との間に所定の夾角(θb)をもって圧力面(3b)側
    に向けて直線状に延びる直線面部(15)と、該直線面
    部(15)と上記圧力面(3b)とを該圧力面(3b)
    側に膨出する円弧で滑らかに連続する円弧面部(19)
    とでなる略楔形状とするとともに、 上記夾角(θb)を上記第1領域(W1)における上記
    負圧面(3a)と上記折曲面部(11)の上記第1直線
    面(12)との上記夾角(θa)よりも小さい角度に設
    定したことを特徴とするプロペラファン用羽根車。
  7. 【請求項7】 ハブ(4)の外周に周方向に所定ピッチ
    で厚肉の羽根(3)を複数枚設けてなり且つファンガイ
    ド(5)の内側に配置されるプロペラファン用羽根車で
    あって、 上記羽根(3)の羽根外周縁(3e)のうち後縁側端部
    (3i)から羽根外周縁(3e)の長さの(1/3)ま
    での範囲で且つ上記ファンガイド(5)に包含される第
    3領域(W3)における上記羽根外周縁(3e)近傍の
    断面形状を、同一の曲率をもち且つ負圧面(3a)と圧
    力面(3b)とにそれぞれ連続する円弧面(20a),
    (20b)からなる円弧面部(20)を備えた曲面形状
    としたことを特徴とするプロペラファン用羽根車。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5又は6におい
    て、 上記羽根(3)の羽根外周縁(3e)のうち後縁側端部
    (3i)から羽根外周縁(3e)の長さの(1/3)ま
    での範囲で且つ上記ファンガイド(5)に包含される第
    3領域(W3)における上記羽根外周縁(3e)近傍の
    断面形状を、同一の曲率をもち且つ負圧面(3a)と圧
    力面(3b)とにそれぞれ連続する円弧面(20a),
    (20b)からなる円弧面部(20)を備えた曲面形状
    としたことを特徴とするプロペラファン用羽根車。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6,7又は
    8において、 上記羽根(3)の各半径位置での翼キャンバの長さと該
    翼キャンバ上での羽根前縁(3c)からの距離との比を
    同一とする点を各比毎に結んで得られる各曲線又は直線
    (L1)のそれぞれにおいて上記羽根(3)の肉厚が、
    上記円弧面部(14),(19),(20)と上記圧力
    面(3b)との連続部の近傍における最大肉厚部(3
    f)からハブ外周面(4a)に向けて次第に減少するよ
    うに上記圧力面(3b)を湾曲させたことを特徴とする
    プロペラファン用羽根車。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,3,4,5,6,7又
    は8において、 上記羽根(3)の各半径位置での翼キャンバの長さと該
    翼キャンバ上での羽根前縁(3c)からの距離との比を
    同一とする点を各比毎に結んで得られる各曲線又は直線
    (L1)のそれぞれにおいて上記羽根(3)の肉厚が、
    上記円弧面部(14),(19),(20)と上記圧力
    面(3b)との連続部の近傍における最大肉厚部(3
    f)からハブ外周面(4a)に向けて次第に減少すると
    ともに上記ハブ外周面(4a)の近傍において再び増加
    するように上記羽根(3)の圧力面(3b)を湾曲させ
    たことを特徴とするプロペラファン用羽根車。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10において、 上記羽根(3)の圧力面(3b)を湾曲させる範囲を、
    該羽根(3)の各半径位置における翼弦長(S)に対し
    て、羽根前縁(3c)からの距離が(0.2S)の位置
    から(0.9S)の位置までの範囲に設定したことを特
    徴とするプロペラファン用羽根車。
  12. 【請求項12】 請求項9,10又は11において、 上記羽根車(2)の外径を(D0)、上記ハブ(4)の
    外径を(Dh)としたとき、上記羽根(3)の各半径位
    置での翼キャンバの長さと該翼キャンバ上での羽根前縁
    (3c)からの距離との比を同一とする点を各比毎に結
    んで得られる各曲線又は直線(L1)上における羽根断
    面の最大肉厚部(3f)の位置を、直径D{=((D0 2
    +Dh2)/2)0.5}で規定される位置と、上記羽根車
    (2)の外径(D0)との範囲内に設定したことを特徴
    とするプロペラファン用羽根車。
  13. 【請求項13】 請求項1,2,3,4,5,6,7又
    は8において、 上記羽根(3)の肉厚が、上記円弧面部(14),(1
    9),(20)と上記圧力面(3b)との連続部の近傍
    における最大肉厚部(3f)からハブ外周面(4a)に
    向けて略同一とされていることを特徴とするプロペラフ
    ァン用羽根車。
  14. 【請求項14】 請求項9,10,11,12又は13
    において、 上記羽根(3)が、その肉厚の内部に空洞部(6)をも
    つ中空構造であることを特徴とするプロペラファン用羽
    根車。
  15. 【請求項15】 請求項9,10,11,12又は13
    において、 上記羽根(3)が、その肉厚の内部に空洞部(6)をも
    つように板金のプレス成形により形成された中空構造で
    あることを特徴とするプロペラファン用羽根車。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 上記羽根(3)が、上記ハブ(4)と一体的に板金のプ
    レス成形により形成されていることを特徴とするプロペ
    ラファン用羽根車。
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