JPH10227375A - Frpモルタル複合管及びその製造方法 - Google Patents
Frpモルタル複合管及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH10227375A JPH10227375A JP9030298A JP3029897A JPH10227375A JP H10227375 A JPH10227375 A JP H10227375A JP 9030298 A JP9030298 A JP 9030298A JP 3029897 A JP3029897 A JP 3029897A JP H10227375 A JPH10227375 A JP H10227375A
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- JP
- Japan
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- layer
- mortar
- frp
- frp layer
- tube
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- Laminated Bodies (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のFRPM管において、FRP層の製作
に際して通常は軸方向に対して15〜20°程度の角度
を持たせて繊維に滑りを生じさせないようにする必要が
あり、強度上のロスがある。また、主に外圧に対する剛
性確保の観点から内外側のFRP層間にモルタルを充填
するが、その際にFRP層の型枠が替わる。この両型枠
間の位置決めが難しいため、剛性の高い別の内外側の型
枠を用いてFRP層を所定の位置に固定した上でモルタ
ルを充填しなければならない。また、モルタルは内外方
向の引張り強度が低いために供用開始後にレジンモルタ
ル層に割れが発生し易く、割れが発生すると内外側のF
RP層の荷重分担のバランスが崩れてFRPM管全体と
して周方向の剛性が低下する。 【解決手段】 管外面に設けた外面保護層4の内面にヘ
リカル巻きにより製作されたFRP層3を設け、FRP
層3の内面にプレストレスを与えられたモルタル層2を
設け、モルタル層2の内面に内面保護層1を設ける。
に際して通常は軸方向に対して15〜20°程度の角度
を持たせて繊維に滑りを生じさせないようにする必要が
あり、強度上のロスがある。また、主に外圧に対する剛
性確保の観点から内外側のFRP層間にモルタルを充填
するが、その際にFRP層の型枠が替わる。この両型枠
間の位置決めが難しいため、剛性の高い別の内外側の型
枠を用いてFRP層を所定の位置に固定した上でモルタ
ルを充填しなければならない。また、モルタルは内外方
向の引張り強度が低いために供用開始後にレジンモルタ
ル層に割れが発生し易く、割れが発生すると内外側のF
RP層の荷重分担のバランスが崩れてFRPM管全体と
して周方向の剛性が低下する。 【解決手段】 管外面に設けた外面保護層4の内面にヘ
リカル巻きにより製作されたFRP層3を設け、FRP
層3の内面にプレストレスを与えられたモルタル層2を
設け、モルタル層2の内面に内面保護層1を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水圧鉄管、化学プ
ラント用圧力配管など各種の配管に適用されるFRPモ
ルタル複合管及びその製造方法に関する。
ラント用圧力配管など各種の配管に適用されるFRPモ
ルタル複合管及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は水圧鉄管、化学プラント用圧力配
管など各種の配管に使用されている従来のFRPM管
(FRPモルタル複合管)の説明図(出典:「電力土
木」1991.5,FRP(M)管の基礎物性とモデル
座屈実験)である。図において、従来から圧力配管の主
流は鋼管であるが、近年は高強度、軽量化、耐食性など
の特徴を有するモルタル層をFRP層でサンドイッチし
たFRPM管が開発されている。従来のFRPM管は、
内面保護層11、周方向ガラス繊維12と軸方向ガラス
繊維13とによる内側FRP層、レジンモルタル層1
4、軸方向ガラス繊維15と周方向ガラス繊維16とに
よる外側FRP層、外面保護層17などにより構成され
ており、レジンモルタル層14を内外側のFRP層で挟
むことにより必要な剛性、強度などを確保し、さらに内
外表面に保護層を設けて内外の流体から内外側のFRP
層を保護している。このFRPM管を製造する場合は、
内外側のFRP層を製作した後、両者間にレジンモルタ
ルを打設し、最終的に内外側のFRP層の表面に保護層
を設置する。
管など各種の配管に使用されている従来のFRPM管
(FRPモルタル複合管)の説明図(出典:「電力土
木」1991.5,FRP(M)管の基礎物性とモデル
座屈実験)である。図において、従来から圧力配管の主
流は鋼管であるが、近年は高強度、軽量化、耐食性など
の特徴を有するモルタル層をFRP層でサンドイッチし
たFRPM管が開発されている。従来のFRPM管は、
内面保護層11、周方向ガラス繊維12と軸方向ガラス
繊維13とによる内側FRP層、レジンモルタル層1
4、軸方向ガラス繊維15と周方向ガラス繊維16とに
よる外側FRP層、外面保護層17などにより構成され
ており、レジンモルタル層14を内外側のFRP層で挟
むことにより必要な剛性、強度などを確保し、さらに内
外表面に保護層を設けて内外の流体から内外側のFRP
層を保護している。このFRPM管を製造する場合は、
内外側のFRP層を製作した後、両者間にレジンモルタ
ルを打設し、最終的に内外側のFRP層の表面に保護層
を設置する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のF
RPM管において、FRP層の製作に際して周方向には
特に問題無く巻けるが、通常のフィラメントワインディ
ング機では軸方向に巻くことは不可能なため、通常は軸
方向に対して15〜20°程度の角度を持たせて繊維に
滑りを生じさせないようにする必要があり、強度上のロ
スがある。また、主に外圧に対する剛性確保の観点から
内外側のFRP層間にモルタルを充填するが、その際に
FRP層の型枠が替わる。この両型枠間の位置決めが難
しいため、剛性の高い別の内外側の型枠を用いてFRP
層を所定の位置に固定した上でモルタルを充填しなけれ
ばならない。また、モルタルは内外方向の引張り強度が
低いために供用開始後にレジンモルタル層14に割れが
発生し易く、割れが発生すると内外側のFRP層の荷重
分担のバランスが崩れてFRPM管全体として周方向の
剛性が低下する。
RPM管において、FRP層の製作に際して周方向には
特に問題無く巻けるが、通常のフィラメントワインディ
ング機では軸方向に巻くことは不可能なため、通常は軸
方向に対して15〜20°程度の角度を持たせて繊維に
滑りを生じさせないようにする必要があり、強度上のロ
スがある。また、主に外圧に対する剛性確保の観点から
内外側のFRP層間にモルタルを充填するが、その際に
FRP層の型枠が替わる。この両型枠間の位置決めが難
しいため、剛性の高い別の内外側の型枠を用いてFRP
層を所定の位置に固定した上でモルタルを充填しなけれ
ばならない。また、モルタルは内外方向の引張り強度が
低いために供用開始後にレジンモルタル層14に割れが
発生し易く、割れが発生すると内外側のFRP層の荷重
分担のバランスが崩れてFRPM管全体として周方向の
剛性が低下する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るFRPモル
タル複合管は上記課題の解決を目的にしており、管外面
に設けられた外面保護層の内面にヘリカル巻きにより製
作されたFRP層が設けられ、該FRP層の内面にプレ
ストレスを与えられたモルタル層が設けられ、該モルタ
ル層の内面に内面保護層が設けられている。このよう
に、本FRPモルタル複合管においては、FRP層がヘ
リカル巻きにより製作され、その内面に設けられたモル
タル層がプレストレスを有しており、FRP層がヘリカ
ル巻きにより製作されることにより所定の強度に対する
FRP量を少なくしてFRP層を形成することができ
る。また、モルタル層がプレストレスを有することによ
り供用開始後もモルタル層に割れが発生し難い。また、
従来のFRPモルタル複合管に比べて部材数が減少す
る。
タル複合管は上記課題の解決を目的にしており、管外面
に設けられた外面保護層の内面にヘリカル巻きにより製
作されたFRP層が設けられ、該FRP層の内面にプレ
ストレスを与えられたモルタル層が設けられ、該モルタ
ル層の内面に内面保護層が設けられている。このよう
に、本FRPモルタル複合管においては、FRP層がヘ
リカル巻きにより製作され、その内面に設けられたモル
タル層がプレストレスを有しており、FRP層がヘリカ
ル巻きにより製作されることにより所定の強度に対する
FRP量を少なくしてFRP層を形成することができ
る。また、モルタル層がプレストレスを有することによ
り供用開始後もモルタル層に割れが発生し難い。また、
従来のFRPモルタル複合管に比べて部材数が減少す
る。
【0005】また、本発明に係るFRPモルタル複合管
の製造方法は、外面保護層と内面保護層との間にFRP
層とモルタル層とを備えたFRPモルタル複合管の製造
にあたり、ヘリカル巻きにより管状の上部FRP層を作
成し、該FRP層を軸中心に回転させながら上記FRP
層の内側に未硬化のモルタルを投入して上記モルタル層
を管状に形成するとともに遠心力により上記FRP層を
外側に押し拡げ、上記モルタル層が硬化した後に上記F
RP層の回転を停止して上記FRP層を収縮させるよう
にする。このように、本FRPモルタル複合管の製造方
法においては、例えばフィラメントワインディング機を
用いるなどして内圧に対して所要の厚さを小さくするこ
とができるヘリカル巻きにより円筒状のFRP層を製作
する。そして、このようにして製作したFRP層を軸中
心に回転させながらFRP層の内側に未硬化のモルタル
を投入して中空管状のモルタル層を形成し、回転に伴う
遠心力により未硬化のモルタル層をFRP層の内側に押
し付けてFRP層を押し拡げる。そして、モルタル層が
硬化した後にFRP層の回転を止めて遠心力を解除する
ことによりFRP層が初めの形に戻ろうとする力が硬化
したモルタル層に周方向の圧縮力を与え、所定のプレス
トレスをモルタル層に導入しており、FRP層がヘリカ
ル巻きにより製作されることにより所定の強度に対する
FRP量を少なくしてFRP層を形成することができ
る。また、モルタル層がプレストレスを有することによ
り供用開始後もモルタル層に割れが発生し難い。また、
従来のFRPモルタル複合管に比べて部材数が減少す
る。
の製造方法は、外面保護層と内面保護層との間にFRP
層とモルタル層とを備えたFRPモルタル複合管の製造
にあたり、ヘリカル巻きにより管状の上部FRP層を作
成し、該FRP層を軸中心に回転させながら上記FRP
層の内側に未硬化のモルタルを投入して上記モルタル層
を管状に形成するとともに遠心力により上記FRP層を
外側に押し拡げ、上記モルタル層が硬化した後に上記F
RP層の回転を停止して上記FRP層を収縮させるよう
にする。このように、本FRPモルタル複合管の製造方
法においては、例えばフィラメントワインディング機を
用いるなどして内圧に対して所要の厚さを小さくするこ
とができるヘリカル巻きにより円筒状のFRP層を製作
する。そして、このようにして製作したFRP層を軸中
心に回転させながらFRP層の内側に未硬化のモルタル
を投入して中空管状のモルタル層を形成し、回転に伴う
遠心力により未硬化のモルタル層をFRP層の内側に押
し付けてFRP層を押し拡げる。そして、モルタル層が
硬化した後にFRP層の回転を止めて遠心力を解除する
ことによりFRP層が初めの形に戻ろうとする力が硬化
したモルタル層に周方向の圧縮力を与え、所定のプレス
トレスをモルタル層に導入しており、FRP層がヘリカ
ル巻きにより製作されることにより所定の強度に対する
FRP量を少なくしてFRP層を形成することができ
る。また、モルタル層がプレストレスを有することによ
り供用開始後もモルタル層に割れが発生し難い。また、
従来のFRPモルタル複合管に比べて部材数が減少す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の実施の
一形態に係るFRPM管(FRPモルタル複合管)の説
明図である。図において、本実施の形態に係るFRPM
管は水圧鉄管、化学プラント用圧力配管など各種の配管
に使用されるもので、図における符号1は内面保護層、
2はモルタル層、3はFRP層、4は外面保護層であ
る。
一形態に係るFRPM管(FRPモルタル複合管)の説
明図である。図において、本実施の形態に係るFRPM
管は水圧鉄管、化学プラント用圧力配管など各種の配管
に使用されるもので、図における符号1は内面保護層、
2はモルタル層、3はFRP層、4は外面保護層であ
る。
【0007】本FRPM管は図1に示すように内面保護
層1、モルタル層2、FRP層3、外面保護層4などに
より構成されたプレキャストFRPM管で、モルタル層
2およびFRP層3により必要な剛性、強度などを確保
し、さらに内外表面に保護層を設けて内外の流体から内
側のモルタル層2およびFRP層3を保護している。
層1、モルタル層2、FRP層3、外面保護層4などに
より構成されたプレキャストFRPM管で、モルタル層
2およびFRP層3により必要な剛性、強度などを確保
し、さらに内外表面に保護層を設けて内外の流体から内
側のモルタル層2およびFRP層3を保護している。
【0008】本FRPM管を製造する場合は、先ず図2
(a)に示すようにフィラメントワインディング機を用
いて内圧に対する必要な厚さを最小にすることができる
55°のヘリカル巻きにより管状のFRP層3を製作す
る。次に、このようにして製作したFRP層3を同図
(b)〜(e)に示すように遠心機の上に載せて軸中心
に回転させながら内部に未硬化のモルタルを投入して管
状のモルタル層2を形成し、回転に伴う遠心力により未
硬化のモルタルを外側のFFRP層3の内面に押し付け
るとともに、FRP層3を押し拡げる。そして、モルタ
ルが硬化した後に回転を止め、遠心力を解除することに
よりFRP層3が初めの形に戻ろうとする力を利用して
硬化したモルタル層2に周方向の圧縮力を与え、モルタ
ル層2に所定のプレストレスを導入するようにしてい
る。
(a)に示すようにフィラメントワインディング機を用
いて内圧に対する必要な厚さを最小にすることができる
55°のヘリカル巻きにより管状のFRP層3を製作す
る。次に、このようにして製作したFRP層3を同図
(b)〜(e)に示すように遠心機の上に載せて軸中心
に回転させながら内部に未硬化のモルタルを投入して管
状のモルタル層2を形成し、回転に伴う遠心力により未
硬化のモルタルを外側のFFRP層3の内面に押し付け
るとともに、FRP層3を押し拡げる。そして、モルタ
ルが硬化した後に回転を止め、遠心力を解除することに
よりFRP層3が初めの形に戻ろうとする力を利用して
硬化したモルタル層2に周方向の圧縮力を与え、モルタ
ル層2に所定のプレストレスを導入するようにしてい
る。
【0009】このように、本FRPM管においてはフィ
ラメントワインディング機を用いて所定の厚さを有する
55°のヘリカル巻きによりFRP層3を製作した後、
FRP層3を遠心機の上に載せて軸中心の回転を与えな
がら内部に未硬化のモルタルを投入する。未硬化のモル
タルは回転の遠心力により外側のFRP層3に押し付け
られて中空に成形されると同時に、外側のFRP層3を
押し拡げる。モルタルが硬化した後に遠心力を解除し、
FRP層3が元の形に戻る力を利用してモルタル層2に
周方向のプレストレスを与えるようにしており、FRP
層3を55°のヘリカル巻きで製作することにより最も
FRPの使用量の少ない、経済的なFRP層3を製造す
ることができる。(参考文献:「材料」1972,ヘリ
カル巻きFW円筒の破壊強度I)また、モルタル層2に
所定のプレストレスを導入することにより供用開始後も
モルタル層2に割れが発生せず、周方向に剛性の低下が
無く、構造物として安定したものとなる。
ラメントワインディング機を用いて所定の厚さを有する
55°のヘリカル巻きによりFRP層3を製作した後、
FRP層3を遠心機の上に載せて軸中心の回転を与えな
がら内部に未硬化のモルタルを投入する。未硬化のモル
タルは回転の遠心力により外側のFRP層3に押し付け
られて中空に成形されると同時に、外側のFRP層3を
押し拡げる。モルタルが硬化した後に遠心力を解除し、
FRP層3が元の形に戻る力を利用してモルタル層2に
周方向のプレストレスを与えるようにしており、FRP
層3を55°のヘリカル巻きで製作することにより最も
FRPの使用量の少ない、経済的なFRP層3を製造す
ることができる。(参考文献:「材料」1972,ヘリ
カル巻きFW円筒の破壊強度I)また、モルタル層2に
所定のプレストレスを導入することにより供用開始後も
モルタル層2に割れが発生せず、周方向に剛性の低下が
無く、構造物として安定したものとなる。
【0010】従来のFRPM管において、FRP層の製
作に際して周方向には特に問題無く巻けるが、通常のフ
ィラメントワインディング機では軸方向に巻くことは不
可能なため、通常は軸方向に対して15〜20°程度の
角度を持たせて繊維に滑りを生じさせないようにする必
要があり、強度上のロスがある。また、主に外圧に対す
る剛性確保の観点から内外側のFRP層間にモルタルを
充填するが、その際にFRP層の型枠が替わる。この両
型枠間の位置決めが難しいため、剛性の高い別の内外側
の型枠を用いてFRP層を所定の位置に固定した上でモ
ルタルを充填しなければならない。また、モルタルは内
外方向の引張り強度が低いために供用開始後にモルタル
層に割れが発生し易く、割れが発生すると内外側のFR
P層の荷重分担のバランスが崩れてFRPM管全体とし
て周方向の剛性が低下する。即ち、供用開始後にモルタ
ル層に割れが発生すると内外側のFRP層の荷重分担の
バランスが崩れて部材の最適な配置にならず、FRP層
が内外に分かれている必然性が無いため、本FRPM管
においてはこれらの不具合が解決されるようにフィラメ
ントワインディング機を用いてFRP層3を理想的な繊
維角度55°のヘリカル巻きにより巻くとともに、FR
P層3は1層のみを配置する。このようにして内圧に対
する必要な厚さを有するFRP層3を作成後、供用開始
後のモルタル層2の割れを防ぐためにこのFRP層3を
回転させながら内部に未硬化のモルタルを投入してモル
タルを中空の管状に形成し、回転に伴う遠心力により未
硬化のモルタルを外側のFRP層3に押し付けてFRP
層3を押し拡げる。そして、モルタルが硬化した後に遠
心力を解除することによりFRP層3が初めの形に戻る
力を利用して硬化したモルタル層2に周方向の圧縮力を
与え、所定のプレストレスを導入しており、これにより
FRPの使用量が最少になって経済的なFRPM管が得
られる。また、モルタル層2に割れが発生せず、構造物
としての品質が向上する。また、部材数が減少して工程
が簡単になり、製造時間が短くなる。
作に際して周方向には特に問題無く巻けるが、通常のフ
ィラメントワインディング機では軸方向に巻くことは不
可能なため、通常は軸方向に対して15〜20°程度の
角度を持たせて繊維に滑りを生じさせないようにする必
要があり、強度上のロスがある。また、主に外圧に対す
る剛性確保の観点から内外側のFRP層間にモルタルを
充填するが、その際にFRP層の型枠が替わる。この両
型枠間の位置決めが難しいため、剛性の高い別の内外側
の型枠を用いてFRP層を所定の位置に固定した上でモ
ルタルを充填しなければならない。また、モルタルは内
外方向の引張り強度が低いために供用開始後にモルタル
層に割れが発生し易く、割れが発生すると内外側のFR
P層の荷重分担のバランスが崩れてFRPM管全体とし
て周方向の剛性が低下する。即ち、供用開始後にモルタ
ル層に割れが発生すると内外側のFRP層の荷重分担の
バランスが崩れて部材の最適な配置にならず、FRP層
が内外に分かれている必然性が無いため、本FRPM管
においてはこれらの不具合が解決されるようにフィラメ
ントワインディング機を用いてFRP層3を理想的な繊
維角度55°のヘリカル巻きにより巻くとともに、FR
P層3は1層のみを配置する。このようにして内圧に対
する必要な厚さを有するFRP層3を作成後、供用開始
後のモルタル層2の割れを防ぐためにこのFRP層3を
回転させながら内部に未硬化のモルタルを投入してモル
タルを中空の管状に形成し、回転に伴う遠心力により未
硬化のモルタルを外側のFRP層3に押し付けてFRP
層3を押し拡げる。そして、モルタルが硬化した後に遠
心力を解除することによりFRP層3が初めの形に戻る
力を利用して硬化したモルタル層2に周方向の圧縮力を
与え、所定のプレストレスを導入しており、これにより
FRPの使用量が最少になって経済的なFRPM管が得
られる。また、モルタル層2に割れが発生せず、構造物
としての品質が向上する。また、部材数が減少して工程
が簡単になり、製造時間が短くなる。
【0011】
【発明の効果】本発明に係るFRPモルタル複合管及び
その製造方法は前記のようになっており、FRP層がヘ
リカル巻きにより製作されることにより所定の強度に対
するFRP量を少なくしてFRP層を形成することがで
きるので、FRPの使用量が少ない経済的なFRPモル
タル複合管が得られる。また、モルタル層がプレストレ
スを有することにより供用開始後もモルタル層に割れが
発生し難いので、周方向の剛性が低下することなくFR
Pモルタル複合管の品質が安定する。また、従来のFR
Pモルタル複合管に比べて部材数が減少するので、製造
工程が簡単になって製造時間が短くなる。
その製造方法は前記のようになっており、FRP層がヘ
リカル巻きにより製作されることにより所定の強度に対
するFRP量を少なくしてFRP層を形成することがで
きるので、FRPの使用量が少ない経済的なFRPモル
タル複合管が得られる。また、モルタル層がプレストレ
スを有することにより供用開始後もモルタル層に割れが
発生し難いので、周方向の剛性が低下することなくFR
Pモルタル複合管の品質が安定する。また、従来のFR
Pモルタル複合管に比べて部材数が減少するので、製造
工程が簡単になって製造時間が短くなる。
【図1】図1は本発明の実施の一形態に係るFRPM管
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】図2はその製造方法の説明図である。
【図3】図3は従来のFRPM管の斜視図である。
1 内面保護層 2 モルタル層 3 FRP層 4 外面保護層
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 105:08 B29L 9:00 23:00
Claims (2)
- 【請求項1】 管外面に設けられた外面保護層と、該外
面保護層の内面に設けられヘリカル巻きにより製作され
たFRP層と、該FRP層の内面に設けられプレストレ
スを与えられたモルタル層と、該モルタル層の内面に設
けられた内面保護層とを備えたことを特徴とするFRP
モルタル複合管。 - 【請求項2】 外面保護層と内面保護層との間にFRP
層とモルタル層とを備えたFRPモルタル複合管の製造
にあたり、ヘリカル巻きにより管状の上部FRP層を作
成し、該FRP層を軸中心に回転させながら上記FRP
層の内側に未硬化のモルタルを投入して上記モルタル層
を管状に形成するとともに遠心力により上記FRP層を
外側に押し拡げ、上記モルタル層が硬化した後に上記F
RP層の回転を停止して上記FRP層を収縮させること
を特徴とするFRPモルタル複合管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9030298A JPH10227375A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | Frpモルタル複合管及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9030298A JPH10227375A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | Frpモルタル複合管及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10227375A true JPH10227375A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12299845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9030298A Withdrawn JPH10227375A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | Frpモルタル複合管及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10227375A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016109155A (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-20 | 芦森工業株式会社 | 複合管及びその製造方法 |
| JP2016109156A (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-20 | 芦森工業株式会社 | 複合管及びその製造方法 |
| CN116255525A (zh) * | 2022-11-11 | 2023-06-13 | 南通荣鑫管业有限公司 | 一种缓粘结预应力frp束钢筒混凝土管道及生产方法 |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP9030298A patent/JPH10227375A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016109155A (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-20 | 芦森工業株式会社 | 複合管及びその製造方法 |
| JP2016109156A (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-20 | 芦森工業株式会社 | 複合管及びその製造方法 |
| CN116255525A (zh) * | 2022-11-11 | 2023-06-13 | 南通荣鑫管业有限公司 | 一种缓粘结预应力frp束钢筒混凝土管道及生产方法 |
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |