JPH10227423A - 廃棄物の溶融方法 - Google Patents
廃棄物の溶融方法Info
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- JPH10227423A JPH10227423A JP9030275A JP3027597A JPH10227423A JP H10227423 A JPH10227423 A JP H10227423A JP 9030275 A JP9030275 A JP 9030275A JP 3027597 A JP3027597 A JP 3027597A JP H10227423 A JPH10227423 A JP H10227423A
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- melting
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 設備を複雑化することなく運転費を低減し得
るような廃棄物の溶融方法を提供する。 【解決手段】 酸素富化ガス並びに補助燃料を反応塔1
内に供給して、廃棄物を燃焼・溶融する廃棄物の溶融方
法において、反応塔1内を焼却灰が溶融可能な高温状態
に保持するべく、化石燃料等の補助燃料に加えて、所定
温度域で酸化燃焼可能な金属細片を、反応塔1内に供給
するものとする。これにより、持ち出しエネルギーの少
ない効率的な溶融を行うことができ、補助燃料の投入量
を大幅に削減し得ることから、運転費を軽減する上で大
きな効果がある。特に、金属細片を酸素富化ガスに気流
搬送させて反応塔1内に供給するものとすると、簡易な
構成で効率良く搬送することができ、設備費並びに運転
費を節減する上で効果的である。
るような廃棄物の溶融方法を提供する。 【解決手段】 酸素富化ガス並びに補助燃料を反応塔1
内に供給して、廃棄物を燃焼・溶融する廃棄物の溶融方
法において、反応塔1内を焼却灰が溶融可能な高温状態
に保持するべく、化石燃料等の補助燃料に加えて、所定
温度域で酸化燃焼可能な金属細片を、反応塔1内に供給
するものとする。これにより、持ち出しエネルギーの少
ない効率的な溶融を行うことができ、補助燃料の投入量
を大幅に削減し得ることから、運転費を軽減する上で大
きな効果がある。特に、金属細片を酸素富化ガスに気流
搬送させて反応塔1内に供給するものとすると、簡易な
構成で効率良く搬送することができ、設備費並びに運転
費を節減する上で効果的である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物を焼却する
と共にこのとき生成される残滓を溶融処理する廃棄物の
焼却処理方法に関するものである。
と共にこのとき生成される残滓を溶融処理する廃棄物の
焼却処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物の焼却処理において多量に発生す
る残滓(焼却灰)は、埋め立て処分するのが一般的であ
るが、近年、埋め立て処分に係る費用を削減するべく、
残滓を溶融・凝固して減容化するようにした溶融技術
が、種々発案され、実用化されつつある。
る残滓(焼却灰)は、埋め立て処分するのが一般的であ
るが、近年、埋め立て処分に係る費用を削減するべく、
残滓を溶融・凝固して減容化するようにした溶融技術
が、種々発案され、実用化されつつある。
【0003】これらの溶融技術は、空気による自燃だけ
では、残滓の溶融温度(1200乃至1500℃)に達
しないことから、各種の方式で溶融に必要な高温を得る
ようにしたものであり、大別して、焼却灰を化石燃料等
で高温に加熱して溶融するようにした表面溶融方式、電
気アーク等を用いて焼却灰を高温化して溶融するように
した電気溶融方式、廃棄物を熱分解してガス成分と残滓
(主に炭素分)を分離した後に再燃焼させて溶融する熱
分解ガス方式、並びに廃棄物と可燃物(コークス等)と
を混合して酸素富化空気または高純度酸素で高温を得つ
つ燃焼・溶融するようにした直接溶融方式が挙げられ
る。
では、残滓の溶融温度(1200乃至1500℃)に達
しないことから、各種の方式で溶融に必要な高温を得る
ようにしたものであり、大別して、焼却灰を化石燃料等
で高温に加熱して溶融するようにした表面溶融方式、電
気アーク等を用いて焼却灰を高温化して溶融するように
した電気溶融方式、廃棄物を熱分解してガス成分と残滓
(主に炭素分)を分離した後に再燃焼させて溶融する熱
分解ガス方式、並びに廃棄物と可燃物(コークス等)と
を混合して酸素富化空気または高純度酸素で高温を得つ
つ燃焼・溶融するようにした直接溶融方式が挙げられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、表面溶融方
式や直接溶融方式において補助燃料として投入される化
石燃料や、電気溶融方式において用いられる電力が、運
転費を増大させる大きな要因となっている。また、直接
溶融方式において用いられる酸素富化ガスを得るための
PSA法や深冷分離法でも大量の電力が必要であり、運
転費が嵩むといった問題がある。一方、熱分解ガス方式
は、熱分解ガスを有効利用することによって運転費の軽
減を図ったものであるが、設備が複雑となり、経費を節
減する上で必ずしも有効な手だてとなっていない。
式や直接溶融方式において補助燃料として投入される化
石燃料や、電気溶融方式において用いられる電力が、運
転費を増大させる大きな要因となっている。また、直接
溶融方式において用いられる酸素富化ガスを得るための
PSA法や深冷分離法でも大量の電力が必要であり、運
転費が嵩むといった問題がある。一方、熱分解ガス方式
は、熱分解ガスを有効利用することによって運転費の軽
減を図ったものであるが、設備が複雑となり、経費を節
減する上で必ずしも有効な手だてとなっていない。
【0005】このような従来技術の問題に鑑み、本発明
の主な目的は、設備を複雑化することなく運転費を低減
し得るような廃棄物の溶融方法を提供することにある。
の主な目的は、設備を複雑化することなく運転費を低減
し得るような廃棄物の溶融方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的は本発明に
よれば、酸素富化ガス並びに補助燃料を反応塔内に供給
して、廃棄物を燃焼・溶融する廃棄物の溶融方法であっ
て、所定温度域で酸化燃焼可能な金属細片を前記反応塔
内に供給することを特徴とする廃棄物の溶融方法を提供
することにより達成される。
よれば、酸素富化ガス並びに補助燃料を反応塔内に供給
して、廃棄物を燃焼・溶融する廃棄物の溶融方法であっ
て、所定温度域で酸化燃焼可能な金属細片を前記反応塔
内に供給することを特徴とする廃棄物の溶融方法を提供
することにより達成される。
【0007】特に、前記金属細片を前記酸素富化ガスに
気流搬送させて前記反応塔内に供給すると好ましい。
気流搬送させて前記反応塔内に供給すると好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された実施
形態に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
形態に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明による廃棄物の溶融方法に
基づき構成された廃棄物溶融装置を示している。この廃
棄物溶融装置1は、廃棄物を熱分解・燃焼・溶融する反
応塔2と、反応塔2の側壁上部に設けられた廃棄物投入
部3と、反応塔2の側壁下部に設けられた酸素富化ガス
並びに補助燃料の各供給部4・5と、反応塔2の頂壁に
設けられた燃焼ガスの取出部6と、反応塔2の底壁に設
けられた溶融スラグの取出部7とを有している。
基づき構成された廃棄物溶融装置を示している。この廃
棄物溶融装置1は、廃棄物を熱分解・燃焼・溶融する反
応塔2と、反応塔2の側壁上部に設けられた廃棄物投入
部3と、反応塔2の側壁下部に設けられた酸素富化ガス
並びに補助燃料の各供給部4・5と、反応塔2の頂壁に
設けられた燃焼ガスの取出部6と、反応塔2の底壁に設
けられた溶融スラグの取出部7とを有している。
【0010】処理すべき廃棄物は、廃棄物投入口3から
投入され、反応塔2の内部に所定高さ充填される。反応
塔2に廃棄物を投入するにあたっては、選別・破砕を行
って均一化しておくことが望ましい。
投入され、反応塔2の内部に所定高さ充填される。反応
塔2に廃棄物を投入するにあたっては、選別・破砕を行
って均一化しておくことが望ましい。
【0011】反応塔2内の廃棄物は、酸素富化ガス供給
部4から導入された酸素富化ガスによって自己燃焼す
る。この酸素富化ガスによる自己燃焼だけでは、溶融す
るのに十分な高温が得られずに焼却灰として反応塔2の
底部に溜まることになるため、適宜、補助燃料として化
石燃料等を補助燃料供給部5から投入する。これによ
り、反応塔2の下部が溶融に十分な高温状態になり、焼
却灰が溶融する。
部4から導入された酸素富化ガスによって自己燃焼す
る。この酸素富化ガスによる自己燃焼だけでは、溶融す
るのに十分な高温が得られずに焼却灰として反応塔2の
底部に溜まることになるため、適宜、補助燃料として化
石燃料等を補助燃料供給部5から投入する。これによ
り、反応塔2の下部が溶融に十分な高温状態になり、焼
却灰が溶融する。
【0012】廃棄物の燃焼によって生成した燃焼ガス
は、反応塔2の内部に充填された廃棄物の間隙を流通し
ながら上昇する。その際、高温の燃焼ガスが廃棄物に接
触することで、廃棄物が乾燥され、更に熱分解される。
廃棄物は概ね400℃以上で熱分解して分解ガスを生成
する。廃棄物は、熱分解を経て炭素化(チャー)する。
ガラスや鉄等の不燃物はそのまま残る。アルミ等の低融
点の不燃物は溶解する。分解ガスは、燃焼ガスと共に燃
焼ガス取出部6から反応塔2の外部に導かれる。
は、反応塔2の内部に充填された廃棄物の間隙を流通し
ながら上昇する。その際、高温の燃焼ガスが廃棄物に接
触することで、廃棄物が乾燥され、更に熱分解される。
廃棄物は概ね400℃以上で熱分解して分解ガスを生成
する。廃棄物は、熱分解を経て炭素化(チャー)する。
ガラスや鉄等の不燃物はそのまま残る。アルミ等の低融
点の不燃物は溶解する。分解ガスは、燃焼ガスと共に燃
焼ガス取出部6から反応塔2の外部に導かれる。
【0013】このようにして、反応塔2内の廃棄物の充
填層が、乾燥・熱分解・燃焼・溶融の各過程に応じて概
ね上下5層に分かれる。すなわち、最上部には乾燥ゾー
ンAが、その下方には熱分解ゾーンBが、その下方には
燃焼ゾーンCが、その下方には酸素富化ガス並びに補助
燃料の各供給部4・5に対応して燃焼・溶融ゾーンD
が、その下方の反応塔2の底部には溶融湯だまりEが形
成される。溶融湯だまりEの溶融スラグは、溶融スラグ
取出部7から外部に流出される。
填層が、乾燥・熱分解・燃焼・溶融の各過程に応じて概
ね上下5層に分かれる。すなわち、最上部には乾燥ゾー
ンAが、その下方には熱分解ゾーンBが、その下方には
燃焼ゾーンCが、その下方には酸素富化ガス並びに補助
燃料の各供給部4・5に対応して燃焼・溶融ゾーンD
が、その下方の反応塔2の底部には溶融湯だまりEが形
成される。溶融湯だまりEの溶融スラグは、溶融スラグ
取出部7から外部に流出される。
【0014】ところで、酸素富化ガス供給部4から反応
塔2内に吹き込まれる酸素富化ガスには、金属アルミ粉
末が添加され、酸素富化ガスに気流搬送されて反応塔2
内に投入される。金属アルミは、酸素分圧にもよるが常
圧では、1300℃以上で自燃する。従って、上記の化
石燃料等の補助燃料によって所定の温度(1300乃至
1400℃以上)に保持された反応塔2内に金属アルミ
粉末が投入されると、金属アルミの酸化燃焼反応が急速
に引き起こされる。
塔2内に吹き込まれる酸素富化ガスには、金属アルミ粉
末が添加され、酸素富化ガスに気流搬送されて反応塔2
内に投入される。金属アルミは、酸素分圧にもよるが常
圧では、1300℃以上で自燃する。従って、上記の化
石燃料等の補助燃料によって所定の温度(1300乃至
1400℃以上)に保持された反応塔2内に金属アルミ
粉末が投入されると、金属アルミの酸化燃焼反応が急速
に引き起こされる。
【0015】金属アルミは、その生産過程からも解るよ
うに多量のエネルギーを含有しており、酸化燃焼する際
に、大きな反応熱(発熱量7500kcal/kg)を
放出する。しかも、燃焼生成物として酸化アルミ(アル
ミナ)が生成されるだけで、化石燃料が燃焼する際に生
じるような燃焼ガスを生成しない。このため、持ち出し
エネルギーがなく、放出された反応熱の略全量を焼却灰
の溶融熱として利用することが可能である。従って、溶
融に要する高温(1350乃至1500℃)を極めて効
率的に得ることができ、化石燃料等の補助燃料の投入量
を大幅に削減することができる。
うに多量のエネルギーを含有しており、酸化燃焼する際
に、大きな反応熱(発熱量7500kcal/kg)を
放出する。しかも、燃焼生成物として酸化アルミ(アル
ミナ)が生成されるだけで、化石燃料が燃焼する際に生
じるような燃焼ガスを生成しない。このため、持ち出し
エネルギーがなく、放出された反応熱の略全量を焼却灰
の溶融熱として利用することが可能である。従って、溶
融に要する高温(1350乃至1500℃)を極めて効
率的に得ることができ、化石燃料等の補助燃料の投入量
を大幅に削減することができる。
【0016】このような廃棄物溶融装置1は、例えば、
図2に示すような廃棄物処理場に適用される。
図2に示すような廃棄物処理場に適用される。
【0017】この廃棄物処理場においては、まず、搬送
トラックから搬入された搬入ごみピット11a内の廃棄
物が破砕機12にて適当な大きさに破砕される。この破
砕廃棄物は、一旦、破砕ごみピット11bに貯留された
上で、適宜、クレーン搬送して給じん装置13に投入さ
れる。給じん装置13では、破砕廃棄物が成型処理さ
れ、順次、廃棄物溶融装置1の廃棄物投入部3に送り込
まれる。
トラックから搬入された搬入ごみピット11a内の廃棄
物が破砕機12にて適当な大きさに破砕される。この破
砕廃棄物は、一旦、破砕ごみピット11bに貯留された
上で、適宜、クレーン搬送して給じん装置13に投入さ
れる。給じん装置13では、破砕廃棄物が成型処理さ
れ、順次、廃棄物溶融装置1の廃棄物投入部3に送り込
まれる。
【0018】廃棄物溶融装置1の補助燃料供給部5に
は、補助燃料貯槽14からの補助燃料が供給され、酸素
富化ガス供給部4には、酸素生成装置15からの酸素富
化ガスが供給される。この酸素生成装置15は、PSA
(Pressure Swing Absorption)法等により、空気から
窒素を一定量或いは略全量除去して酸素富化ガスを得る
ものである。この酸素富化ガスには、適所で金属アルミ
粉末が添加される。
は、補助燃料貯槽14からの補助燃料が供給され、酸素
富化ガス供給部4には、酸素生成装置15からの酸素富
化ガスが供給される。この酸素生成装置15は、PSA
(Pressure Swing Absorption)法等により、空気から
窒素を一定量或いは略全量除去して酸素富化ガスを得る
ものである。この酸素富化ガスには、適所で金属アルミ
粉末が添加される。
【0019】廃棄物溶融装置1の溶融スラグ取出部7か
ら回収された溶融物は、スラグ冷却槽16で水中に滴下
されてガラス状に凝固する。この水砕スラグは、一旦、
スラグピット17に貯留された後、適宜、場外に搬出さ
れる。
ら回収された溶融物は、スラグ冷却槽16で水中に滴下
されてガラス状に凝固する。この水砕スラグは、一旦、
スラグピット17に貯留された後、適宜、場外に搬出さ
れる。
【0020】廃棄物溶融装置1の燃焼ガス取出部6から
排出された分解ガスを含む燃焼ガスは、二次燃焼炉18
に導かれ、ここで補助燃料貯槽14から供給される補助
燃料を用いて燃焼される。この二次燃焼炉18には、押
込送風機19で吸引された汚水ごみピット11内の空気
が供給され、汚水ポンプ20で集水されたごみピット1
1内の汚水が投入されて燃焼ガスと共に焼却処理され
る。
排出された分解ガスを含む燃焼ガスは、二次燃焼炉18
に導かれ、ここで補助燃料貯槽14から供給される補助
燃料を用いて燃焼される。この二次燃焼炉18には、押
込送風機19で吸引された汚水ごみピット11内の空気
が供給され、汚水ポンプ20で集水されたごみピット1
1内の汚水が投入されて燃焼ガスと共に焼却処理され
る。
【0021】二次燃焼炉18を流通した燃焼ガスは、次
ぎに廃熱ボイラ21に送られて熱回収される。ここで燃
焼ガスとの熱交換で得られたスチームは、タービン22
に供給されて発電器23を駆動する。このとき得られた
電力は、酸素生成装置15を始めとした場内の電気設備
に供給される。
ぎに廃熱ボイラ21に送られて熱回収される。ここで燃
焼ガスとの熱交換で得られたスチームは、タービン22
に供給されて発電器23を駆動する。このとき得られた
電力は、酸素生成装置15を始めとした場内の電気設備
に供給される。
【0022】廃熱ボイラ21を流通して降温した燃焼ガ
スは、マルチサイクロン24に送られて比較的大きな煤
じんが捕集され、次いで電気集じん機25で微細な煤じ
んが捕集された後、煙突26から大気中に放出される。
なお、以上の燃焼ガスのフローは、誘引送風機27で生
起される。
スは、マルチサイクロン24に送られて比較的大きな煤
じんが捕集され、次いで電気集じん機25で微細な煤じ
んが捕集された後、煙突26から大気中に放出される。
なお、以上の燃焼ガスのフローは、誘引送風機27で生
起される。
【0023】廃熱ボイラ21、マルチサイクロン24並
びに電気集じん機25から回収された集じん灰は、破砕
ごみピット11bに返送する等して、再度、廃棄物溶融
装置1で処理される。
びに電気集じん機25から回収された集じん灰は、破砕
ごみピット11bに返送する等して、再度、廃棄物溶融
装置1で処理される。
【0024】ところで、本発明による廃棄物の溶融方法
は、図3に示すように、酸素富化ガスが供給されて所定
の高温状態に保持された室内で廃棄物片を旋回させなが
ら焼却・溶融する縦置き円筒状の内壁を有する旋回焼却
溶融室31を備えた廃棄物溶融装置32に適用可能であ
る。旋回焼却溶融室31の下方には、旋回焼却溶融室3
1から降下してきた溶融物を滞留させる方形箱形状の内
壁を有する二次溶融室33が設けられている。
は、図3に示すように、酸素富化ガスが供給されて所定
の高温状態に保持された室内で廃棄物片を旋回させなが
ら焼却・溶融する縦置き円筒状の内壁を有する旋回焼却
溶融室31を備えた廃棄物溶融装置32に適用可能であ
る。旋回焼却溶融室31の下方には、旋回焼却溶融室3
1から降下してきた溶融物を滞留させる方形箱形状の内
壁を有する二次溶融室33が設けられている。
【0025】旋回焼却溶融室31の内周面31aには、
ガス吹き出し口34〜39が円周の接線方向を臨んで開
口している。これらのガス吹き出し口34〜39から
は、循環ガスと酸素富化ガスとの混合気が噴出して、室
内の全域に渡って旋回流を発生させるようになってい
る。循環ガスは、本焼却溶融炉32から一旦排出された
燃焼ガスの一部を図示しない循環送風機によって環流さ
せたものである。
ガス吹き出し口34〜39が円周の接線方向を臨んで開
口している。これらのガス吹き出し口34〜39から
は、循環ガスと酸素富化ガスとの混合気が噴出して、室
内の全域に渡って旋回流を発生させるようになってい
る。循環ガスは、本焼却溶融炉32から一旦排出された
燃焼ガスの一部を図示しない循環送風機によって環流さ
せたものである。
【0026】最上段のガス吹き出し口34には、ごみ搬
送管40が接続されており、ここから供給される廃棄物
片が、酸素富化ガスと循環ガスとの混合気で気流搬送さ
れて旋回焼却溶融室31の頂部に投入されるようになっ
ている。
送管40が接続されており、ここから供給される廃棄物
片が、酸素富化ガスと循環ガスとの混合気で気流搬送さ
れて旋回焼却溶融室31の頂部に投入されるようになっ
ている。
【0027】旋回焼却溶融室31の下端に設けられた連
通孔41は、二次溶融室33の一端側の天井面に開口し
ている。この二次溶融室33の他端側の床面33aに
は、溶融物を回収する出湯口42が形成されている。ま
た、二次溶融室33の側面には、燃焼ガスを排出する煙
道43が開口しており、熱回収部に接続されている。出
湯口42の側方には、バーナ44が設けられている。
通孔41は、二次溶融室33の一端側の天井面に開口し
ている。この二次溶融室33の他端側の床面33aに
は、溶融物を回収する出湯口42が形成されている。ま
た、二次溶融室33の側面には、燃焼ガスを排出する煙
道43が開口しており、熱回収部に接続されている。出
湯口42の側方には、バーナ44が設けられている。
【0028】ガス吹き出し口34〜39から噴出される
循環ガスと酸素富化ガスとの混合気には、金属アルミ粉
末が添加され、これが酸化燃焼する際の反応熱で、旋回
焼却溶融室31が所定の高温状態に保持される。このと
き、ガス吹き出し口35〜39から均等に金属アルミ粉
末を投入するのではなく、室内の高さ方向で金属アルミ
粉末の投入量を変えると、燃焼・溶融に適した温度分布
を効率的に形成することができる。
循環ガスと酸素富化ガスとの混合気には、金属アルミ粉
末が添加され、これが酸化燃焼する際の反応熱で、旋回
焼却溶融室31が所定の高温状態に保持される。このと
き、ガス吹き出し口35〜39から均等に金属アルミ粉
末を投入するのではなく、室内の高さ方向で金属アルミ
粉末の投入量を変えると、燃焼・溶融に適した温度分布
を効率的に形成することができる。
【0029】ガス吹き出し口34から投入された廃棄物
片は、旋回焼却溶融室31内を旋回流に乗って螺旋を描
きながら落下しつつ燃焼し、その多くが遠心力で旋回焼
却溶融室31の内周面31aに衝突付着する。そして、
内周面31aを流下しながら十分な滞留時間を与えられ
て大半が溶融し、連通孔41を経て二次溶融室33の床
面33a上に滴下する。二次溶融室33に送られた溶融
物並びに未溶融物の混合物は、出湯口42に向かって床
面33a上を徐々に移動しながら十分な滞留時間を与え
られ、さらにバーナ44の火炎で表面を加熱されて溶融
が完結し、出湯口42から回収される。
片は、旋回焼却溶融室31内を旋回流に乗って螺旋を描
きながら落下しつつ燃焼し、その多くが遠心力で旋回焼
却溶融室31の内周面31aに衝突付着する。そして、
内周面31aを流下しながら十分な滞留時間を与えられ
て大半が溶融し、連通孔41を経て二次溶融室33の床
面33a上に滴下する。二次溶融室33に送られた溶融
物並びに未溶融物の混合物は、出湯口42に向かって床
面33a上を徐々に移動しながら十分な滞留時間を与え
られ、さらにバーナ44の火炎で表面を加熱されて溶融
が完結し、出湯口42から回収される。
【0030】なお、上記実施形態では、金属細片に金属
アルミ粉末を使用したが、本発明における金属細片の成
分はアルミニウムに限定されるものではなく、例えば、
鉄やマグネシウム等でも適用可能であるが、入手の容易
性や発熱量等の観点からアルミニウムが好適である。ま
た、廃棄物として回収された不純物の多い金属も利用可
能であり、運転費の節約になる。更に、金属細片の大き
さは、着火性等からできるだけ小径で粉末状のものが望
ましいが、反応塔内で酸化燃焼可能な程度に薄小であれ
ば良く、加工に要する経費を節減するため、例えば小片
状に破砕されたものでも同様に適用可能である。
アルミ粉末を使用したが、本発明における金属細片の成
分はアルミニウムに限定されるものではなく、例えば、
鉄やマグネシウム等でも適用可能であるが、入手の容易
性や発熱量等の観点からアルミニウムが好適である。ま
た、廃棄物として回収された不純物の多い金属も利用可
能であり、運転費の節約になる。更に、金属細片の大き
さは、着火性等からできるだけ小径で粉末状のものが望
ましいが、反応塔内で酸化燃焼可能な程度に薄小であれ
ば良く、加工に要する経費を節減するため、例えば小片
状に破砕されたものでも同様に適用可能である。
【0031】廃棄物回収品の中でも、例えば、アルミホ
イールやエンジンブロック等のアルミダイカスト製品の
ようなアルミニウム合金材は、溶解によって純度を向上
させて再資源化することが困難であるが、本発明は、こ
のような再資源化不能な金属廃棄物を利用し得ることか
ら、資源の有効利用になる。
イールやエンジンブロック等のアルミダイカスト製品の
ようなアルミニウム合金材は、溶解によって純度を向上
させて再資源化することが困難であるが、本発明は、こ
のような再資源化不能な金属廃棄物を利用し得ることか
ら、資源の有効利用になる。
【0032】また、上記実施形態では、可燃物と不燃物
とが混在する一般的な廃棄物の溶融処理について説明を
行ったが、本発明は、各種の汚泥、例えば、化学生産プ
ラントの排出汚泥、下水汚泥並びに建設汚泥等、或いは
シュレッダーダスト等の廃棄物の溶融にも広く利用可能
であり、従来、投入するエネルギーの膨大さ故に経済的
な困難性を有していた溶融処理を経済的かつ容易に実現
し得る。
とが混在する一般的な廃棄物の溶融処理について説明を
行ったが、本発明は、各種の汚泥、例えば、化学生産プ
ラントの排出汚泥、下水汚泥並びに建設汚泥等、或いは
シュレッダーダスト等の廃棄物の溶融にも広く利用可能
であり、従来、投入するエネルギーの膨大さ故に経済的
な困難性を有していた溶融処理を経済的かつ容易に実現
し得る。
【0033】
【発明の効果】上記した説明により明らかなように、本
発明による廃棄物の溶融方法によれば、反応塔内を焼却
灰が溶融可能な高温状態(1350乃至1500℃)に
保持するべく補助燃料に加えて金属細片を供給すると、
持ち出しエネルギーの少ない効率的な溶融を行うことが
でき、化石燃料等の補助燃料の投入量を大幅に削減し得
ることから、運転費を軽減する上に多大な効果を奏す
る。特に、金属細片を酸素富化ガスに気流搬送させて反
応塔内に供給するものとすると、簡易な構成で効率良く
搬送することができ、設備費並びに運転費を節減する上
で効果的である。
発明による廃棄物の溶融方法によれば、反応塔内を焼却
灰が溶融可能な高温状態(1350乃至1500℃)に
保持するべく補助燃料に加えて金属細片を供給すると、
持ち出しエネルギーの少ない効率的な溶融を行うことが
でき、化石燃料等の補助燃料の投入量を大幅に削減し得
ることから、運転費を軽減する上に多大な効果を奏す
る。特に、金属細片を酸素富化ガスに気流搬送させて反
応塔内に供給するものとすると、簡易な構成で効率良く
搬送することができ、設備費並びに運転費を節減する上
で効果的である。
【図1】本発明による廃棄物の溶融方法に基づき構成さ
れた廃棄物溶融装置の概念図。
れた廃棄物溶融装置の概念図。
【図2】図1に示す廃棄物溶融装置が適用された廃棄物
処理場の概略を示すブロック図。
処理場の概略を示すブロック図。
【図3】本発明に基づき構成された廃棄物溶融装置の他
の実施形態を鉛直面で分断して示す概略的な鳥瞰図。
の実施形態を鉛直面で分断して示す概略的な鳥瞰図。
1 廃棄物溶融装置 2 反応塔 3 廃棄物投入部 4 酸素富化ガス供給部 5 補助燃料供給部 6 燃焼ガス取出部 7 溶融スラグ取出部 11 ごみピット、11a 搬入ごみピット、11b
破砕ごみピット 12 破砕機 13 給じん装置 14 補助燃料貯槽 15 酸素生成装置 16 スラグ冷却槽 17 スラグピット 18 二次燃焼炉 19 押込送風機 20 汚水ポンプ 21 廃熱ボイラ 22 タービン 23 発電器 24 マルチサイクロン 25 電気集じん機 26 煙突 27 誘引送風機 31 旋回焼却溶融室、31a 内周面 32 廃棄物溶融装置 33 二次溶融室、33a 床面 34〜39 ガス吹き出し口 40 ごみ搬送管 41 連通孔 42 出湯口 43 煙道 44 バーナ A 乾燥ゾーン B 熱分解ゾーン C 燃焼ゾーン D 燃焼・溶融ゾーン E 溶融湯だまり
破砕ごみピット 12 破砕機 13 給じん装置 14 補助燃料貯槽 15 酸素生成装置 16 スラグ冷却槽 17 スラグピット 18 二次燃焼炉 19 押込送風機 20 汚水ポンプ 21 廃熱ボイラ 22 タービン 23 発電器 24 マルチサイクロン 25 電気集じん機 26 煙突 27 誘引送風機 31 旋回焼却溶融室、31a 内周面 32 廃棄物溶融装置 33 二次溶融室、33a 床面 34〜39 ガス吹き出し口 40 ごみ搬送管 41 連通孔 42 出湯口 43 煙道 44 バーナ A 乾燥ゾーン B 熱分解ゾーン C 燃焼ゾーン D 燃焼・溶融ゾーン E 溶融湯だまり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23L 7/00 F23L 7/00 B
Claims (2)
- 【請求項1】 酸素富化ガス並びに補助燃料を反応塔
内に供給して、廃棄物を燃焼・溶融する廃棄物の溶融方
法であって、 所定温度域で酸化燃焼可能な金属細片を前記反応塔内に
供給することを特徴とする廃棄物の溶融方法。 - 【請求項2】 前記金属細片を前記酸素富化ガスに気
流搬送させて前記反応塔内に供給することを特徴とする
請求項1に記載の廃棄物の溶融方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9030275A JPH10227423A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 廃棄物の溶融方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9030275A JPH10227423A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 廃棄物の溶融方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10227423A true JPH10227423A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12299170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9030275A Pending JPH10227423A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 廃棄物の溶融方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10227423A (ja) |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP9030275A patent/JPH10227423A/ja active Pending
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