JPH10227657A - 誤差補正機能付き位置検出装置 - Google Patents
誤差補正機能付き位置検出装置Info
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- JPH10227657A JPH10227657A JP2866197A JP2866197A JPH10227657A JP H10227657 A JPH10227657 A JP H10227657A JP 2866197 A JP2866197 A JP 2866197A JP 2866197 A JP2866197 A JP 2866197A JP H10227657 A JPH10227657 A JP H10227657A
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- signal
- phase
- phase signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転するギアとセンサを用いて位置を検出す
る装置において、ギアが偏心している場合には直流成分
の検出値が不正確になる。 【解決手段】 2相信号の軌跡である円周上の複数の瞬
時値のそれぞれに対して、円の半径を表わす二乗和を求
め、ギアが偏心している場合には、前記二乗和の相互の
差が大きくなることを利用して直流成分検出値Va,Vbを
保持する。この結果、振幅変動が小さい場合に演算され
た正確な直流成分検出値のみを用いて、2相信号に補正
を加えることができる。
る装置において、ギアが偏心している場合には直流成分
の検出値が不正確になる。 【解決手段】 2相信号の軌跡である円周上の複数の瞬
時値のそれぞれに対して、円の半径を表わす二乗和を求
め、ギアが偏心している場合には、前記二乗和の相互の
差が大きくなることを利用して直流成分検出値Va,Vbを
保持する。この結果、振幅変動が小さい場合に演算され
た正確な直流成分検出値のみを用いて、2相信号に補正
を加えることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械の主軸の
回転位置や回転速度等の検出に利用される回転位置検出
装置の改良に関し、誤差補正機能を有した位置検出装置
に関するものである。
回転位置や回転速度等の検出に利用される回転位置検出
装置の改良に関し、誤差補正機能を有した位置検出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の回転位置検出装置の検出原
理を示すブロック線図である。図中、1は回転軸等の披
検出体に取付けられたギアであり、一般的に鉄などの磁
性体で構成されている。2はセンサであり、磁気抵抗素
子およびバイアスマグネットから成り、ギア1が回転す
ることによって、その歯に基づいて発生する磁束変化が
電気信号xおよびyとして出力される。これらの電気信
号xおよびyは一般的に2相交流信号であり、次の数1
および数2のように表わされる。
理を示すブロック線図である。図中、1は回転軸等の披
検出体に取付けられたギアであり、一般的に鉄などの磁
性体で構成されている。2はセンサであり、磁気抵抗素
子およびバイアスマグネットから成り、ギア1が回転す
ることによって、その歯に基づいて発生する磁束変化が
電気信号xおよびyとして出力される。これらの電気信
号xおよびyは一般的に2相交流信号であり、次の数1
および数2のように表わされる。
【数1】x=V・sinθ+Va
【数2】y=V・cosθ+Vb ここで、Vは2相信号の振幅、Vaは信号xに含まれる
直流成分であり、Vbは信号yに含まれる直流成分であ
る。θは2相信号の位相であり、ギア1の回転角度を
φ、ギア1の歯数をnとすると、位相θは下記数3で表
わされる。
直流成分であり、Vbは信号yに含まれる直流成分であ
る。θは2相信号の位相であり、ギア1の回転角度を
φ、ギア1の歯数をnとすると、位相θは下記数3で表
わされる。
【数3】θ=n・φ
【0003】これら2相信号xおよびyはそれぞれA/
Dコンバータ3aおよび3bによって瞬時値(x,y)
に変換され、除算器6に入力される。従来の一般的な回
転位置検出装置においては上記数1、数2に示した直流
成分VaおよびVbを無視しており、このとき除算器6の
出力は次のように表わされる。
Dコンバータ3aおよび3bによって瞬時値(x,y)
に変換され、除算器6に入力される。従来の一般的な回
転位置検出装置においては上記数1、数2に示した直流
成分VaおよびVbを無視しており、このとき除算器6の
出力は次のように表わされる。
【数4】x/y=sinθ/cosθ=tanθ 除算器6の出力は変換器7によってtan関数の逆変換さ
れ、次のように回転位置θが検出される。
れ、次のように回転位置θが検出される。
【数5】θ=tan-1(x/y)=tan-1(tanθ)
【0004】以上のように検出された回転位置θは、ギ
ア1の歯の1個分を1周期とする微小な位置である。ま
た一方、2相信号xおよびyはコンパレータ4aおよび
4bによってパルス信号化されてカウンタ回路5に入力
される。このカウンタ回路5では、パルス信号xaおよ
びyaをカウントすることによって上記回転位置θの1
周期を越える範囲の回転位置上位桁udが検出される。
この回転位置上位桁udと上記の回転位置θは加算器8
において加算され、ギア1の全周にわたる回転位置検出
値φが得られる。なお、一般的に図5中の点線で示され
る部分はマイクロプロセッサ等を用いてソフトウェア処
理される。
ア1の歯の1個分を1周期とする微小な位置である。ま
た一方、2相信号xおよびyはコンパレータ4aおよび
4bによってパルス信号化されてカウンタ回路5に入力
される。このカウンタ回路5では、パルス信号xaおよ
びyaをカウントすることによって上記回転位置θの1
周期を越える範囲の回転位置上位桁udが検出される。
この回転位置上位桁udと上記の回転位置θは加算器8
において加算され、ギア1の全周にわたる回転位置検出
値φが得られる。なお、一般的に図5中の点線で示され
る部分はマイクロプロセッサ等を用いてソフトウェア処
理される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の回転位置検出装
置においては、2相信号に含まれる直流成分Vaおよび
Vbを無視しているが、一般的なセンサの出力信号には
温度変化等によって発生する直流成分が含まれており、
このため位置検出値に誤差を生じる。このような問題に
対して本出願人は既に特開平3-54416号において、2相
信号に含まれる直流成分を検出し、補正する位置検出装
置を提案している。かかる従来の位置検出装置において
は2相信号の振幅Vを一定と仮定しており、直流成分を
検出する際に使用する2相信号の瞬時値(x1,y1)〜(x4,y
4)のそれぞれについて、振幅Vが等しくなければ正確な
直流成分の検出ができない。しかしながら、一般的なセ
ンサの出力信号は、ギアとセンサの距離に反比例して信
号振幅が変化するため、ギアが回転軸に対して偏心して
取付けられている場合には回転に応じて振幅Vは変化し
てしまう。また一方、上記従来の位置検出装置において
は、2相信号の瞬時値(x1,y1)〜(x4,y4)を抽出する際に
振幅Vの変化を何ら考慮していないために、ギアが偏心
している場合には振幅Vの異なっている瞬時値の組を抽
出してしまうため直流成分の検出値が不正確になる。
置においては、2相信号に含まれる直流成分Vaおよび
Vbを無視しているが、一般的なセンサの出力信号には
温度変化等によって発生する直流成分が含まれており、
このため位置検出値に誤差を生じる。このような問題に
対して本出願人は既に特開平3-54416号において、2相
信号に含まれる直流成分を検出し、補正する位置検出装
置を提案している。かかる従来の位置検出装置において
は2相信号の振幅Vを一定と仮定しており、直流成分を
検出する際に使用する2相信号の瞬時値(x1,y1)〜(x4,y
4)のそれぞれについて、振幅Vが等しくなければ正確な
直流成分の検出ができない。しかしながら、一般的なセ
ンサの出力信号は、ギアとセンサの距離に反比例して信
号振幅が変化するため、ギアが回転軸に対して偏心して
取付けられている場合には回転に応じて振幅Vは変化し
てしまう。また一方、上記従来の位置検出装置において
は、2相信号の瞬時値(x1,y1)〜(x4,y4)を抽出する際に
振幅Vの変化を何ら考慮していないために、ギアが偏心
している場合には振幅Vの異なっている瞬時値の組を抽
出してしまうため直流成分の検出値が不正確になる。
【0006】本発明は上述のような事情によりなされた
ものであり、本発明の目的は、ギアの偏心によって2相
信号の振幅が変動するような場合においても、常に正確
に直流成分が検出することでき、その結果、精度のよい
位置検出を行うことができる誤差補正機能付き位置検出
装置を提供することである。
ものであり、本発明の目的は、ギアの偏心によって2相
信号の振幅が変動するような場合においても、常に正確
に直流成分が検出することでき、その結果、精度のよい
位置検出を行うことができる誤差補正機能付き位置検出
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、被検出体の位
置に応じて、所定の位相を有し、相互に90度位相の異
なる2相信号x=V・cosθ+Va,y=V・sinθ+Vbを用いて前記
被検出体の位置を検出する位置検出装置に関するもので
本発明の上記目的は、前記2相信号の軌跡の、円周上の
相異なる少なくとも3点以上の瞬時値(x1,y1),(x2,y2),
(x3,y3)を保持する瞬時値保持部と、前記2相信号の直
流成分と前記軌跡の円中心とが一致することにより、前
記瞬時値(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3)より、前記軌跡の円
の中心として直流成分検出値Va,Vbを演算する直流成分
検出部と、前記直流成分検出値Va,Vbを保持する直流成
分保持部と、前記瞬時値(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3)のそ
れぞれに対して、前記円の半径を表わす二乗和R1=x12+y
12,R2=x22+y22,R3=x32+y32を求め、当該二乗和R1,R2,R3
の相互の差が所定値以上の場合には前記直流成分保持部
に対して保持信号を出力する振幅変動検出部と、前記直
流成分保持部によって保持された直流成分検出値Va,Vb
と前記2相信号との差信号により前記被検出体の位置を
検出する位置検出部とを設けることによて達成される。
置に応じて、所定の位相を有し、相互に90度位相の異
なる2相信号x=V・cosθ+Va,y=V・sinθ+Vbを用いて前記
被検出体の位置を検出する位置検出装置に関するもので
本発明の上記目的は、前記2相信号の軌跡の、円周上の
相異なる少なくとも3点以上の瞬時値(x1,y1),(x2,y2),
(x3,y3)を保持する瞬時値保持部と、前記2相信号の直
流成分と前記軌跡の円中心とが一致することにより、前
記瞬時値(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3)より、前記軌跡の円
の中心として直流成分検出値Va,Vbを演算する直流成分
検出部と、前記直流成分検出値Va,Vbを保持する直流成
分保持部と、前記瞬時値(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3)のそ
れぞれに対して、前記円の半径を表わす二乗和R1=x12+y
12,R2=x22+y22,R3=x32+y32を求め、当該二乗和R1,R2,R3
の相互の差が所定値以上の場合には前記直流成分保持部
に対して保持信号を出力する振幅変動検出部と、前記直
流成分保持部によって保持された直流成分検出値Va,Vb
と前記2相信号との差信号により前記被検出体の位置を
検出する位置検出部とを設けることによて達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の位置検出装置において
は、2相信号の軌跡である円周上の相異なる3つ以上の
点である複数の瞬時値(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3)のそれ
ぞれに対して、振幅変動検出部が前記円の半径を表わす
二乗和R1=x12+y12, R2=x22+y22, R3=x32+y32を求めてお
り、ギアが偏心している場合には、前記二乗和R1,R2,R3
の相互の差が大きくなることを利用して振幅Vの変動を
検出する。そして、振幅Vの変動が検知された場合に
は、直流成分検出部が正確な直流成分検出値を出力でき
ないことを予測して直流成分保持部が直流成分検出値V
a,Vbを保持する。この結果、振幅Vの変動が小さい場合
に演算された正確な直流成分検出値のみを用いて2相信
号に補正を加えることができる。
は、2相信号の軌跡である円周上の相異なる3つ以上の
点である複数の瞬時値(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3)のそれ
ぞれに対して、振幅変動検出部が前記円の半径を表わす
二乗和R1=x12+y12, R2=x22+y22, R3=x32+y32を求めてお
り、ギアが偏心している場合には、前記二乗和R1,R2,R3
の相互の差が大きくなることを利用して振幅Vの変動を
検出する。そして、振幅Vの変動が検知された場合に
は、直流成分検出部が正確な直流成分検出値を出力でき
ないことを予測して直流成分保持部が直流成分検出値V
a,Vbを保持する。この結果、振幅Vの変動が小さい場合
に演算された正確な直流成分検出値のみを用いて2相信
号に補正を加えることができる。
【0009】図1は、本発明に係る誤差補正機能付き位
置検出装置の一実施例を示すブロック線図であり、図5
の従来の位置検出装置と同一の構成要素には同一符号を
付記してあり、その説明は重複するので省略する。瞬時
値保持部9は、A/Dコンバータ3aおよび3bの出力
である各2相信号の瞬時値(x,y)から下記数6の演算に
基づいて4組の瞬時値(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3),(x4,y
4)を抽出し、4個のバッファに保持する。なお、バッフ
ァは具体的な実施例においては、データレジスタやマイ
クロプロセッサ等を用いる場合にはメモリなどを用いる
ことができる。
置検出装置の一実施例を示すブロック線図であり、図5
の従来の位置検出装置と同一の構成要素には同一符号を
付記してあり、その説明は重複するので省略する。瞬時
値保持部9は、A/Dコンバータ3aおよび3bの出力
である各2相信号の瞬時値(x,y)から下記数6の演算に
基づいて4組の瞬時値(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3),(x4,y
4)を抽出し、4個のバッファに保持する。なお、バッフ
ァは具体的な実施例においては、データレジスタやマイ
クロプロセッサ等を用いる場合にはメモリなどを用いる
ことができる。
【数6】(x1,y1)はx≧0かつy≧0かつ|x|≧|y| (x2,y2)はx≧0かつy<0かつ|x|<|y| (x3,y3)はx<0かつy<0かつ|x|≧|y| (x4,y4)はx<0かつy≧0かつ|x|<|y|
【0010】上記数6によって抽出された瞬時値(x1,y
1),(x2,y2),(x3,y3),(x4,y4)は、2相信号の軌跡である
円周上の点として図2のように表わされる。すなわち、
円周を8つの領域に分割して、そのうち隣り合わない4
つの領域の瞬時値を抽出するというアルゴリズムであ
る。このように隣り合わない領域の瞬時値を抽出するこ
とによって、後述する直流成分演算における精度を確保
することができる。なお上記数6のほかに下記数7のよ
うな演算に基づけば、図2に示していない領域の瞬時値
を抽出することができるが、その内容は全く等価であ
る。
1),(x2,y2),(x3,y3),(x4,y4)は、2相信号の軌跡である
円周上の点として図2のように表わされる。すなわち、
円周を8つの領域に分割して、そのうち隣り合わない4
つの領域の瞬時値を抽出するというアルゴリズムであ
る。このように隣り合わない領域の瞬時値を抽出するこ
とによって、後述する直流成分演算における精度を確保
することができる。なお上記数6のほかに下記数7のよ
うな演算に基づけば、図2に示していない領域の瞬時値
を抽出することができるが、その内容は全く等価であ
る。
【数7】(x1,y1)はx≧0かつy≧0かつ|x|<|y| (x2,y2)はx≧0かつy<0かつ|x|≧|y| (x3,y3)はx<0かつy<0かつ|x|<|y| (x4,y4)はx<0かつy≧0かつ|x|≧|y|
【0011】瞬時値保持部9に保持された瞬時値(x1,y
1),(x2,y2),(x3,y3),(x4,y4)を用いて、直流成分検出部
10は下記数8および数9の演算に基づいて2相信号に
含まれる直流成分Va,Vbを演算する。
1),(x2,y2),(x3,y3),(x4,y4)を用いて、直流成分検出部
10は下記数8および数9の演算に基づいて2相信号に
含まれる直流成分Va,Vbを演算する。
【数8】Va=1/2・[{(x12-x32)(y2-y4)-(x22-x42)(y1-y3)
+(y2-y4)(y1-y3)(y1+y3-y2-y4)}/{(x1-x3)(y2-y4)-(x2-
x4)(y1-y3)}]
+(y2-y4)(y1-y3)(y1+y3-y2-y4)}/{(x1-x3)(y2-y4)-(x2-
x4)(y1-y3)}]
【数9】Vb=1/2・[{(y22-y42)(x1-x3)-(y12-y32)(x2-x4)
+(x2-x4)(x1-x3)(x2+x4-x1-x3)}/{(x1-x3)(y2-y4)-(x2-
x4)(y1-y3)}] 上記演算は図2において、点(x1,y1)と点(x3,y3)を結ぶ
線分、および点(x2,y2)と点(x4,y4)を結ぶ線分のそれぞ
れの垂直二等分線の交点座標を求める演算であり、得ら
れた座標点(Va,Vb)は図2の円の中心点であり、2相信
号の直流成分に一致する。
+(x2-x4)(x1-x3)(x2+x4-x1-x3)}/{(x1-x3)(y2-y4)-(x2-
x4)(y1-y3)}] 上記演算は図2において、点(x1,y1)と点(x3,y3)を結ぶ
線分、および点(x2,y2)と点(x4,y4)を結ぶ線分のそれぞ
れの垂直二等分線の交点座標を求める演算であり、得ら
れた座標点(Va,Vb)は図2の円の中心点であり、2相信
号の直流成分に一致する。
【0012】上記の数8、数9による演算は図2に示す
ように点(x1,y1)〜(x4,y4)の全てが同一の円周上に存在
する場合には正しく円の中心点を求めることができる。
しかしながら図1に示したギア1が回転軸に対して偏心
して取付けられているときには、センサ2とギア1の間
隔が変化することによって2相信号の振幅が変化する。
このように振幅が変化した場合には図3に示すように、
瞬時値保持部9は半径の異なる円周上の瞬時値を保持す
る結果となり、このとき直流成分検出部10は正しく円
の中心点を求めることができない。このため、本発明に
おいては、振幅変動検出部11は瞬時値保持部9に保持
された瞬時値(x1,y1)〜(x4,y4)を用いて下記数10の演
算によって円の半径の二乗和を演算する。
ように点(x1,y1)〜(x4,y4)の全てが同一の円周上に存在
する場合には正しく円の中心点を求めることができる。
しかしながら図1に示したギア1が回転軸に対して偏心
して取付けられているときには、センサ2とギア1の間
隔が変化することによって2相信号の振幅が変化する。
このように振幅が変化した場合には図3に示すように、
瞬時値保持部9は半径の異なる円周上の瞬時値を保持す
る結果となり、このとき直流成分検出部10は正しく円
の中心点を求めることができない。このため、本発明に
おいては、振幅変動検出部11は瞬時値保持部9に保持
された瞬時値(x1,y1)〜(x4,y4)を用いて下記数10の演
算によって円の半径の二乗和を演算する。
【数10】R1=x12+y12 R2=x22+y22 R3=x32+y32 R4=x42+y42
【0013】上記数10で演算されたR1〜R4を用いて、
これらの相互の差が許容値以下であるかを判定し、もし
許容値を越えている場合には振幅が変動していると判断
して直流成分の保持信号dhを出力する。この保持信号
dhを出力する動作、つまり振幅変動検出部11の構成
は、図4のブロックダイアグラムのようになっている。
すなわち乗算器12a〜12hによってx1〜y4の二乗を
それぞれ演算し、加算器13a〜13dによってx成分
の二乗とy成分の二乗をそれぞれ加算し、半径の二乗和
R1〜R4を演算する。減算器14a〜14cでは半径の二
乗和R1〜R4の相互の差を演算しているが、例えば減算器
14aでは(x1,y1)によって演算されたR1と(x4,y4)によ
って演算されたR4との差D1を求めている。次にコンパ
レータ15a〜15cでは減算器14a〜14cの出力
したR1,R2,R3,R4の相互の差D1〜D3が所定値以上で
あるかどうかを基準電圧16と比較することによって判
定する。なお図4の実施例では、コンパレータ15a〜
15cの出力論理は”1”のときに相互の差が所定値未
満、”0”のときに所定値以上を表わしている。このコ
ンパレータ15a〜15cの出力をNAND回路17に
よって論理合成し、R1,R2,R3,R4の相互の差D1〜D3
のうち、少なくとも1つが所定値以上の場合には保持信
号dhを出力する。
これらの相互の差が許容値以下であるかを判定し、もし
許容値を越えている場合には振幅が変動していると判断
して直流成分の保持信号dhを出力する。この保持信号
dhを出力する動作、つまり振幅変動検出部11の構成
は、図4のブロックダイアグラムのようになっている。
すなわち乗算器12a〜12hによってx1〜y4の二乗を
それぞれ演算し、加算器13a〜13dによってx成分
の二乗とy成分の二乗をそれぞれ加算し、半径の二乗和
R1〜R4を演算する。減算器14a〜14cでは半径の二
乗和R1〜R4の相互の差を演算しているが、例えば減算器
14aでは(x1,y1)によって演算されたR1と(x4,y4)によ
って演算されたR4との差D1を求めている。次にコンパ
レータ15a〜15cでは減算器14a〜14cの出力
したR1,R2,R3,R4の相互の差D1〜D3が所定値以上で
あるかどうかを基準電圧16と比較することによって判
定する。なお図4の実施例では、コンパレータ15a〜
15cの出力論理は”1”のときに相互の差が所定値未
満、”0”のときに所定値以上を表わしている。このコ
ンパレータ15a〜15cの出力をNAND回路17に
よって論理合成し、R1,R2,R3,R4の相互の差D1〜D3
のうち、少なくとも1つが所定値以上の場合には保持信
号dhを出力する。
【0014】直流成分保持部18はサンプルホールド回
路によって実現されており、振幅変動検出部11の出力
した保持信号dhが”0”の場合には直流成分検出部1
0の検出した直流成分Va、Vbをそのまま出力し、保
持信号dhが”1”になった場合には、その直前の直流
成分VaおよびVbを保持して出力を継続する。この結
果、2相信号xおよびyの振幅が変動して直流成分Va
およびVbを検出する演算が不正確になる場合について
は、その直前の演算によって検出された直流成分をその
まま継続して使用することができる。なお、2相信号に
含まれる直流成分は一般的に温度変化等に起因するの
で、短い時間領域で急激に変化するものではない。従っ
て、直流成分保持部18が保持した値を継続して使用し
ていても良い。次にこのように直流成分保持部18の出
力した直流成分Va、Vbを、減算器19aおよび19
bにおいて2相交流信号から減算することによって補正
すると、数1、数2に含まれている直流成分はなくな
り、直流成分を含まない理想的な2相交流信号を得るこ
とができる。なお、図1のうち、点線で示した部分は、
マイクロプロセッサ等を用いてソフトウェアによって実
現することも可能である。
路によって実現されており、振幅変動検出部11の出力
した保持信号dhが”0”の場合には直流成分検出部1
0の検出した直流成分Va、Vbをそのまま出力し、保
持信号dhが”1”になった場合には、その直前の直流
成分VaおよびVbを保持して出力を継続する。この結
果、2相信号xおよびyの振幅が変動して直流成分Va
およびVbを検出する演算が不正確になる場合について
は、その直前の演算によって検出された直流成分をその
まま継続して使用することができる。なお、2相信号に
含まれる直流成分は一般的に温度変化等に起因するの
で、短い時間領域で急激に変化するものではない。従っ
て、直流成分保持部18が保持した値を継続して使用し
ていても良い。次にこのように直流成分保持部18の出
力した直流成分Va、Vbを、減算器19aおよび19
bにおいて2相交流信号から減算することによって補正
すると、数1、数2に含まれている直流成分はなくな
り、直流成分を含まない理想的な2相交流信号を得るこ
とができる。なお、図1のうち、点線で示した部分は、
マイクロプロセッサ等を用いてソフトウェアによって実
現することも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
ギアが回転軸に対して偏心して取付けられているために
2相信号の振幅が変動している場合においても、2相信
号に含まれる直流成分が不正確に検出されることなく、
常に正確に直流成分を補正して位置を検出することがで
き、高精度な位置検出装置を実現できる。
ギアが回転軸に対して偏心して取付けられているために
2相信号の振幅が変動している場合においても、2相信
号に含まれる直流成分が不正確に検出されることなく、
常に正確に直流成分を補正して位置を検出することがで
き、高精度な位置検出装置を実現できる。
【図1】本発明に係る位置検出装置の一実施例のシステ
ム構成を示すブロック図である。
ム構成を示すブロック図である。
【図2】直流成分検出原理を説明するための図である。
【図3】振幅が変動した場合の直流成分検出動作を説明
するための図である。
するための図である。
【図4】振幅変動検出部の内部構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図5】従来技術による位置検出装置のシステム構成の
一例を示すブロック図である。
一例を示すブロック図である。
1 ギア 2 センサ 3 A/Dコンバータ 4 コンパレータ 5 カウンタ回路 6 除算器 7 変換器 8 加算器 9 瞬時値保持部 10 直流成分検出部 11 振幅変動検出部 12 乗算器 13 加算器 14 減算器 15 コンパレータ 16 基準電圧 17 NAND回路 18 直流成分保持部
Claims (3)
- 【請求項1】被検出体の位置に応じて、所定の位相を有
し、互いに90度位相の異なる2相信号x=V・cosθ+Va,y
=V・sinθ+Vbを用いて前記被検出体の位置を検出する位
置検出装置において、前記2相信号の軌跡の、円周上の
相異なる少なくとも3点以上の瞬時値(x1,y1),(x2,y2),
(x3,y3)を保持する瞬時値保持部と、前記2相信号の直
流成分と前記軌跡の円中心とが一致することにより、前
記瞬時値(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3)より、前記軌跡の円
の中心として直流成分検出値Va,Vbを演算する直流成分
検出部と、前記直流成分検出値Va,Vbを保持する直流成
分保持部と、前記瞬時値(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3)のそ
れぞれに対して、前記円の半径を表わす二乗和R1=x12+y
12,R2=x22+y22,R3=x32+y32を求め、当該二乗和R1,R2,R3
の相互の差が所定値以上の場合には前記直流成分保持部
に対して保持信号を出力する振幅変動検出部と、前記直
流成分保持部によって保持された直流成分検出値Va,Vb
と前記2相信号との差信号により前記被検出体の位置を
検出する位置検出部とを具備したことを特徴とする誤差
補正機能付き位置検出装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の誤差補正機能付き位置検
出装置において、前記瞬時値保持部は前記2相信号の瞬
時値x,yから、 (x1,y1)はx≧0かつy≧0かつ|x|≧|y|、 (x2,y2)はx≧0かつy<0かつ|x|<|y|、 (x3,y3)はx<0かつy<0かつ|x|≧|y|、 (x4,y4)はx<0かつy≧0かつ|x|<|y|からなる演算、も
しくは (x1,y1)はx≧0かつy≧0かつ|x|<|y|、 (x2,y2)はx≧0かつy<0かつ|x|≧|y|、 (x3,y3)はx<0かつy<0かつ|x|<|y|、 (x4,y4)はx<0かつy≧0かつ|x|≧|y|からなる演算に基
づいて前記軌跡の円周上の相異なる点である前記2相信
号の瞬時値(x1,y1)〜(x4,y4)を抽出し、保持することを
特徴とする誤差補正機能付き位置検出装置。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の誤差補正機能付き
位置検出装置において、前記直流成分検出部は前記2相
信号の瞬時値(x1,y1)〜(x4,y4)を用いて Va=1/2・[{(x12-x32)(y2-y4)-(x22-x42)(y1-y3)+(y2-y4)
(y1-y3)(y1+y3-y2-y4)}/{(x1-x3)(y2-y4)-(x2-x4)(y1-y
3)}] Vb=1/2・[{(y22-y42)(x1-x3)-(y12-y32)(x2-x4)+(x2-x4)
(x1-x3)(x2+x4-x1-x3)}/{(x1-x3)(y2-y4)-(x2-x4)(y1-y
3)}] からなる演算に基づいて前記直流成分検出値Va,Vbを演
算することを特徴とする誤差補正機能付き位置検出装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02866197A JP3391646B2 (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 誤差補正機能付き位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02866197A JP3391646B2 (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 誤差補正機能付き位置検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10227657A true JPH10227657A (ja) | 1998-08-25 |
| JP3391646B2 JP3391646B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=12254695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02866197A Expired - Fee Related JP3391646B2 (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 誤差補正機能付き位置検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3391646B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003509665A (ja) * | 1999-09-15 | 2003-03-11 | コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト | 自動車の走行動特性状態を検出および評価する方法 |
| JP2013245959A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Okuma Corp | 位置検出装置 |
-
1997
- 1997-02-13 JP JP02866197A patent/JP3391646B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003509665A (ja) * | 1999-09-15 | 2003-03-11 | コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト | 自動車の走行動特性状態を検出および評価する方法 |
| JP2013245959A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Okuma Corp | 位置検出装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3391646B2 (ja) | 2003-03-31 |
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