JPH10227945A - 光コネクタ支持部材及びこの支持部材を備えた光コネクタ組体 - Google Patents
光コネクタ支持部材及びこの支持部材を備えた光コネクタ組体Info
- Publication number
- JPH10227945A JPH10227945A JP2550897A JP2550897A JPH10227945A JP H10227945 A JPH10227945 A JP H10227945A JP 2550897 A JP2550897 A JP 2550897A JP 2550897 A JP2550897 A JP 2550897A JP H10227945 A JPH10227945 A JP H10227945A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- optical connector
- holding
- optical
- support member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
線の接続端面を正確に心合せして一括接続できる光コネ
クタ支持部材及び光コネクタ組体を提供する。 【解決手段】 光コネクタ組体10は、それぞれに雄コ
ネクタ12を保持する2個の保持部16と、それら保持
部16を相互連結する弾性連結部18とを有した支持部
材14を備える。弾性連結部18は隣合う保持部16
を、それらの筒状壁20の軸線に平行なX軸を中心とし
た相対回転移動、Y軸に沿った相対直線移動、及びZ軸
を中心とした相対回転移動を、所定範囲で弾性的に許容
するように相互連結する。また、各保持部16は雄コネ
クタ12を、X軸とZ軸とを含む平面に沿って、X軸及
びZ軸に沿った直線移動並びにY軸を中心とした回転移
動を所定範囲で許容するように保持する。したがって支
持部材14に支持された2個の雄コネクタ12は、6つ
の移動形態で互いに独立して移動できる。
Description
する支持部材に関し、特に、それぞれに光ファイバを固
定した複数の独立した光コネクタを、接続相手の光コネ
クタ等の光電子部品に一括接続するために、所定範囲で
相対移動可能に支持する光コネクタ支持部材に関する。
本発明はさらに、そのような光コネクタ支持部材を用い
た光コネクタ組体に関する。
成するために、光ファイバ同士又は光ファイバと他の光
素子とを着脱自在に相互接続する光コネクタ組体は、様
々な形式のものが知られている。この種の光コネクタ組
体は、光伝送線路における接続損失を可及的に低減して
高水準の信号伝送特性を得るために、接続される線路端
面同士の正確な三次元的位置合せ(すなわち心合せ)を
遂行できるようになっている。特に、複数の光ファイバ
心線を固定支持して差込式に一括接続を行う多心光コネ
クタ組体では、雄コネクタのプラグ形ハウジングと雌コ
ネクタのレセプタクル形ハウジングとに、接続端面同士
を正確に心合せするための相対的位置合せ構造が設けら
れる。したがって仮にこれらコネクタハウジングの位置
合せ構造に製造誤差が、たとえ許容誤差範囲であっても
生じていると、複数の光ファイバ心線及び光素子はハウ
ジング内で固定的に支持されているので、雄コネクタと
雌コネクタとを組合せたときにハウジングの製造誤差が
光ファイバ心線及び光素子の位置に直接影響し、接続端
面同士を正確に心合せすることが困難となる課題が生じ
る。
れに光ファイバを固定した複数の独立した光コネクタ
を、所定範囲で相対移動可能に支持可能な支持部材を備
えた多心光コネクタ組体が種々提案されている。例えば
特公平4−32363号公報には、2個の雄形光コネク
タをそれぞれ固定的に支持する2個のクランプ部材と、
それらクランプ部材を相対移動可能に相互連結する弾性
部材とを備えたアダプタ(支持部材)が開示される。こ
の支持部材によれば、各クランプ部材に支持された雄コ
ネクタは、弾性部材の変形可能な範囲内で4つの異なる
移動形態で弾性部材を介して独立して移動できるので、
コネクタハウジングに生じている製造誤差に追従して各
光ファイバ端面を比較的自由に移動させ、すなわち製造
誤差を端面の移動により吸収して、線路端面同士の正確
な心合せを遂行することができる。
号公報に開示される支持部材は、各クランプ部材が雄コ
ネクタを固定的に支持するので、両雄コネクタの相対移
動形態は実質的に弾性部材の弾性変形のみに依存する。
この弾性部材は、並列配置される2個のクランプ部材の
対向壁にS字断面の両縁を連結してコネクタ軸線方向へ
延設された弾性変形可能なストリップとして形成され
る。このような形状を有した弾性部材は、コネクタ軸線
方向及びコネクタ軸線に直交する上下方向へ両クランプ
部材が互いにずれるような相対移動を本質的に許容しな
いものである。したがって、そのような位置ずれへの追
従を要求する製造誤差が雄側及び/又は雌側コネクタハ
ウジングに生じていた場合、この支持部材では接続端面
同士の正確な心合せを遂行することが困難となる。
部材は略直方体のコネクタハウジング外面のうち軸線方
向へ延びる隣接3面を包囲する壁を有し、上記対向壁の
反対側及び軸線方向両端が開放された形状となっている
ので、コネクタ接続作業時に2個の雄コネクタを互いに
離隔する方向に大きな力が加わると、雄コネクタがクラ
ンプ部材から脱落する危惧がある。さらにこのような形
状の支持部材では、3個以上のクランプ部材を弾性部材
を介して並列に連結することができず、一括接続可能な
光コネクタ数が2個に制限される課題がある。
た光コネクタを所定範囲で相対移動可能に支持可能な支
持部材において、許容し得る光コネクタの移動形態を5
つ以上に増加させて、光ファイバ心線の接続端面の三次
元的移動の自由度を一層向上させ、コネクタハウジング
の許容誤差範囲の製造誤差を吸収して正確な心合せを遂
行できる支持部材を提供することにある。
ネクタ数を3個以上に増加することができる光コネクタ
支持部材を提供することにある。本発明のさらに他の目
的は、そのような支持部材を用いて、接続される線路端
面同士を正確に心合せでき、光伝送線路における接続損
失を可及的に低減できる光コネクタ組体を提供すること
にある。
に、請求項1に記載の本発明は、複数の独立した光コネ
クタをそれぞれに保持する複数の保持部と、それら保持
部を相対移動可能に相互連結する弾性連結部とを具備し
た光コネクタ支持部材において、保持部の各々は、軸線
方向両端で開口して保持対象の光コネクタを受容、包囲
する筒状壁を有し、筒状壁の軸線に略平行な方向を第1
軸とする直交3軸座標系で、弾性連結部は、弾性連結部
を介して隣合う保持部を、第1軸を中心とした相対回転
移動、第1軸に直交しかつそれら隣合う保持部の並設方
向に略平行な第2軸に沿った相対直線移動、並びに第1
軸及び第2軸に直交する第3軸を中心とした相対回転移
動を所定範囲で弾性的に許容するように相互連結する手
段を備え、弾性連結部を介して隣合う保持部の少なくと
も一方は、保持対象の光コネクタを、第1軸と第3軸と
を含む平面に沿って少なくとも第1軸及び第3軸方向へ
の直線移動を所定範囲で許容するように保持する手段を
備えること、を特徴とする光コネクタ支持部材を提供す
る。
載の光コネクタ支持部材において、弾性連結部の相互連
結手段が、第1軸に沿って配置されるそれ自体の軸線を
対称軸とするとともに、軸線を通りかつ第1軸と第3軸
とを含む平面に平行な平面を対称面とした対称形状を有
する弾性連結片からなる光コネクタ支持部材を提供す
る。この場合、弾性連結片が、隣合う一対の保持部の対
向壁部分に連結され、それら対向壁間で第1軸に沿って
軸線を配置しつつ第1軸方向へ離間配置される複数の環
状要素からなることが有利である。
2に記載の光コネクタ支持部材において、保持部の保持
手段が、保持対象の光コネクタを、第1軸と第3軸とを
含む平面に沿ってさらに第2軸を中心とした回転移動を
許容するように保持する光コネクタ支持部材を提供す
る。請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の光コネクタ支持部材において、筒状壁が
弾性材料から形成される光コネクタ支持部材を提供す
る。
ぞれに光ファイバを固定した複数の光コネクタと、それ
ら光コネクタを対応の光電子部品に一括接続する際に、
光ファイバの接続端面を心合せすべく光コネクタと光電
子部品とを相対的に位置決めする位置決め手段とを具備
した光コネクタ組体において、位置決め手段が、請求項
1〜4のいずれか1項に記載の光コネクタ支持部材を具
備することを特徴とする光コネクタ組体を提供する。
て、保持部の保持手段は、筒状壁の内面の第3軸に沿っ
た間隔を、保持対象の光コネクタの第3軸に沿った外形
寸法よりも大きく設定することにより構成することがで
きる。さらに、保持部の保持手段は、筒状壁の内面に設
けられ、保持対象の光コネクタの外面の一部と協働して
光コネクタの第1軸方向への直線的移動を所定範囲で係
止する係合面を備えることができる。
明をその好適な実施の形態に基づき詳細に説明する。図
1を参照すると、本発明の一実施形態による光コネクタ
組体10が示される。光コネクタ組体10は、それぞれ
に光ファイバ心線Fを固定した2個の独立した差込式の
雄形光コネクタ12(以下、単に雄コネクタ12と称す
る)と、それら雄コネクタ12を、対応の光電子部品
(例えば雌コネクタ)に一括接続するために一体的に支
持する光コネクタ支持部材14(以下、単に支持部材1
4と称する)とを備える。なお以下の説明では、本発明
の光コネクタ組体及び光コネクタ支持部材における改良
されたコネクタ移動形態を明確にするために、支持部材
14に支持された雄コネクタ12の軸線(すなわち光フ
ァイバ心線Fの軸線)に略平行な方向にX軸(第1軸)
を配置した直交3軸座標系を用い、X軸、Y軸(第2
軸)及びZ軸(第3軸)の各軸に従って方向を表示す
る。
支持部材14をそれぞれ斜視図、部分断面平面図及び正
面図で示す。支持部材14は、2個の独立した雄コネク
タ12をそれぞれに保持する2個の保持部16と、それ
ら保持部16を相対移動可能に相互に並列(Y軸方向)
に連結する弾性連結部18とを備える。各保持部16
は、X軸に略平行に延びる軸線を有して前後(X軸方
向)両端で開口する筒状壁20を備え、筒状壁20の略
平坦な内面によって略矩形断面のコネクタ収容空間が画
成される。雄コネクタ12は、保持部16の前後両端か
ら一部を延出させた状態で、後述するようにコネクタハ
ウジング外面が筒状壁20の内面に係合することによ
り、保持部16のコネクタ収容空間内で所定位置に保持
される。
18を介して隣合う保持部16の間で対向する第1側壁
22と、第1側壁22に略平行に対向する第2側壁24
と、第1側壁22及び第2側壁24に直交して両側壁の
上端の間に一体的に延設される上壁26と、第1側壁2
2及び第2側壁24に直交して両側壁の下端の間に一体
的に延設される下壁28とを備える。第1側壁22と第
2側壁24との間の距離(Y軸方向)は、保持部16に
収容される雄コネクタ12のハウジング外面のY軸方向
寸法に比べて、保持部内面とハウジング外面との自由な
摺動を妨げない程度に大きく、すなわち実質的に等しく
設定される。それにより、保持部16内の所定位置に雄
コネクタ12を保持したときに、雄コネクタ12はY軸
方向へ実質的に移動できないようになっている。
の間の距離(Z軸方向)は、保持部16に収容される雄
コネクタ12のハウジング外面のZ軸方向寸法より大き
く設定される。それにより、保持部16内の所定位置に
雄コネクタ12を保持したときに、雄コネクタ12はZ
軸方向へ所定範囲内で直線的に移動できるようになって
いる。ここで所定範囲とは、筒状壁20の上壁26と下
壁28との間の距離と雄コネクタ12のハウジング外面
のZ軸方向寸法との差に相当し、支持部材14に要求さ
れる保持部16内での雄コネクタ12のZ軸方向移動量
に応じて設定される。なお、支持部材14の両保持部1
6内での雄コネクタ12の移動形態を図6に矢印で示す
が、Z軸方向への直線移動は図6(a)に示される。
及び第2側壁24の内面には、雄コネクタ12のハウジ
ング外面の所定部位に係合する各一対の係合面30、3
2が設けられる。図示実施形態ではそれら係合面30、
32は、X−Z平面に沿って延びる各側壁内面の平坦面
部分34にZ軸方向に延びる交線を介して交差する傾斜
面として、互いに対向するように平坦面部分34から突
設される(図3参照)。一方の係合面30は、第1側壁
22及び第2側壁24のX軸方向略中央に設けられ、他
方の係合面32は、第1側壁22及び第2側壁24のX
軸方向一端に隣接して設けられる。このようにして両係
合面30、32と平坦面部分34とは、第1側壁22の
内面及び第2側壁24の内面に、図3に示すような窪み
部分を画成する。
16に保持される差込式の雄コネクタ12は、筒状壁2
0によって画成されたコネクタ収容空間に対応する略矩
形断面の外形を有して光ファイバ心線Fを固定支持する
主ハウジング36と、主ハウジング36のX軸方向一端
からX軸方向に延長され、光ファイバ心線Fを抱持する
ブーツ38と、主ハウジング36のX軸方向他端からX
軸方向に延長され、光ファイバ心線F内の光ファイバ
(図示せず)を固定支持して接続相手の光電子部品の受
けスリーブ(図示せず)に嵌入されるフェルール40と
を備える。保持部16に好適に保持される外形を有した
主ハウジング36は、そのX軸方向一端近傍におけるY
軸方向両端面に、保持部16の筒状壁20の第1側壁2
2及び第2側壁24の係合面30、32にそれぞれ対面
接触可能な各一対の傾斜面42、44と、それら傾斜面
42、44の間で第1側壁22及び第2側壁24の平坦
面部分34に対面接触可能な平坦面46とを備える。好
ましくは傾斜面44は、主ハウジング36のX軸方向一
端に隣接して設けられる。
内の所定位置に雄コネクタ12を保持したときに、第1
側壁22内面及び第2側壁24内面に両係合面30、3
2と平坦面部分34とによって画成される窪み部分に、
雄コネクタ12の主ハウジング36のZ軸方向両端面に
両傾斜面42、44と平坦面46とによって画成される
突出部分をそれぞれ受容する。このとき、保持部16の
第1側壁22及び第2側壁24の両係合面30、32の
間の距離(X軸方向)は、雄コネクタ12の主ハウジン
グ36の両傾斜面42、44の間の距離(X軸方向)よ
りも大きく設定される。それにより、保持部16内の所
定位置に雄コネクタ12を保持したときに、雄コネクタ
12はX軸方向へ所定範囲内で直線的に移動できるよう
になっている(図6(c)参照)。ここで所定範囲と
は、両係合面30、32の間の距離と両傾斜面42、4
4の間の距離との差に相当し、支持部材14に要求され
る保持部16内での雄コネクタ12のX軸方向移動量に
応じて設定される。
されることにより、前述したZ軸方向への移動と相乗し
て、雄コネクタ12の長手方向所望部位を支点としたX
−Z平面内での雄コネクタ12の回転(すなわちY軸に
平行な軸線中心の回転、便宜的にY軸中心の回転と称す
る)が、所定範囲内で許容されることは容易に理解でき
よう(図6(b)参照)。さらにこの場合、Y軸中心の
回転を含むX−Z平面内での雄コネクタ12の様々な移
動形態が所定範囲内で許容されることになる(図6
(c)参照)。
材14の2個の保持部16を相対移動可能に相互連結す
る弾性連結部18は、両保持部16の対向する第1側壁
22に固定された2個の略O形の環状要素48からな
る。それら環状要素48は、それら自体の軸線を両第1
側壁22間でX軸に平行に配置しつつ、X軸方向へ相互
に離間配置される。なお図4から分かるように、各環状
要素48は、U形又はV形の2個の要素片50の組合せ
と見ることもできる。これら要素片50は、それらの開
放端を互いに対向させた状態で、それらの両腕の自由端
が両第1側壁22に固定される。いずれにしても各環状
要素48は、X軸に沿って配置されるそれ自体の軸線を
対称軸とするとともに、その軸線を通りかつX−Z平面
に平行な平面を対称面とした対称形状を有する。
は、上記のような形状に限らず、例えば上記したV形の
要素片をY軸方向に複数個連設した蛇腹形状等、当業者
が考え得る様々な形状を有することができる。しかしな
がらいずれの場合も、弾性連結部18は、X軸に沿って
配置されるそれ自体の軸線を対称軸とするとともに、そ
の軸線を通りかつX−Z平面に平行な平面を対称面とし
た対称形状を有することが、後述する弾性変形作用の点
で有利である。また、3個以上の環状要素48によって
弾性連結部18を構成することもできる。環状要素48
の個数及びX軸方向への離間配置形態は、支持部材14
に要求される両保持部16の相対移動量に応じて決定さ
れる。
た両保持部16の可能な相対移動形態を以下に説明す
る。まず図3及び図4に矢印で示すように、一方の保持
部16は他方の保持部16に対し、弾性連結部18の両
環状要素48の一様な弾性変形作用(すなわちO形状が
全体的にY軸方向へ拡縮するような弾性変形作用)のも
とで、Y軸に略平行な方向へ所定範囲内で直線的に移動
できるようになっている。ここで所定範囲とは、環状要
素48の形状、寸法、材料等によって決まる弾性変形範
囲であり、支持部材14に要求される両保持部16のY
軸方向相対直線移動量に応じて設定される。
に、一方の保持部16は他方の保持部16に対し、弾性
連結部18の両環状要素48の一様な弾性変形作用(す
なわちO形状の上下端が反作用的に、又は上下端が異な
る寸法だけ、Y軸方向へ拡縮するような弾性変形作用)
のもとで、沿ってX軸に略平行な軸線を中心に所定範囲
内で回転移動(便宜的にX軸中心の回転移動と称する)
できるようになっている。ここで所定範囲とは、環状要
素48の形状、寸法、材料等によって決まる弾性変形範
囲であり、支持部材14に要求される両保持部16のX
軸中心相対回転移動量に応じて設定される。
うに、一方の保持部16は他方の保持部16に対し、弾
性連結部18の両環状要素48の異なる弾性変形作用
(すなわち両環状要素48が反作用的に、又は両環状要
素48が異なる寸法だけ、それらのO形状が全体的にY
軸方向へ拡縮するような弾性変形作用)のもとで、Z軸
に略平行な軸線を中心に所定範囲内で回転移動(便宜的
にZ軸中心の回転移動と称する)できるようになってい
る。ここで所定範囲とは、環状要素48の形状、寸法、
材料等によって決まる弾性変形範囲であり、支持部材1
4に要求される両保持部16のZ軸中心相対回転移動量
に応じて設定される。なお、上記した弾性連結部18の
各弾性変形作用は、弾性連結部18自体が前述したよう
な対称形状を有するので、外力に抗するような変形を生
じることなく外力に正確に追従して生じる。
持部16に保持された2個の雄コネクタ12は、少なく
ともX軸、Y軸及びZ軸方向への直線移動、並びにX
軸、Y軸及びZ軸中心の回転移動の、計6つの移動形態
で互いに独立して移動できることになる。したがって支
持部材14を用いた光コネクタ組体10は、両雄コネク
タ12を対応の雌コネクタ等の光電子部品に一括接続す
る際に、光ファイバ心線Fの接続端面(すなわちフェル
ール40の端面)の三次元的移動の自由度を一層向上さ
せることができる。したがって、雄コネクタ及び/又は
対応の光電子部品の位置合せ構造に許容誤差範囲内で製
造誤差が生じていた場合にも、雄コネクタ12の移動に
よりそのような製造誤差を充分に吸収して、接続端面同
士の正確な心合せを遂行することができる。その結果、
光コネクタ組体10によれば、光伝送線路における接続
損失が可及的に低減され、極めて高水準の信号伝送特性
が得られる。
壁20は4方向に壁を有するので、例えば第2側壁24
にも第1側壁22と同様に弾性連結部18を形成するこ
とにより、3個以上の保持部16を並列に弾性連結する
ことができる。また必要に応じて、上壁26や下壁28
にも弾性連結部18を介して他の保持部を連結すること
ができる。したがって本発明によれば、一括接続可能な
光コネクタ数を3個以上に増加できる支持部材が提供さ
れる。
光ファイバ心線Fを取付ける前の雄コネクタ12をその
ブーツ38側から支持部材14の保持部16に挿入する
ことにより組立てられる。この場合、雄コネクタ12
は、第1側壁22及び第2側壁24の一方の係合面30
に近い方の開口から保持部16内へ挿入される。したが
って好適な実施形態では、保持部16の第1側壁22の
内面及び第2側壁24の内面には、係合面30からそれ
に近い開口に向かって傾斜して延びるテーパ面52が形
成される(図3参照)。この構成によれば、雄コネクタ
12を保持部16に挿入する際に、雄コネクタ12の主
ハウジング38の傾斜面44とテーパ面52との摺動に
より、第1側壁22及び第2側壁24が比較的容易に外
側へ変形し、雄コネクタ12の前述した突出部分が保持
部16の前述した窪み部分にスナップ式に嵌入される。
したがって保持部16は、適度な弾性を有した材料から
形成されることが好ましい。また、雄コネクタ12が保
持部の他方の開口から抜け落ちないように、第1側壁2
2及び第2側壁24の他方の係合面32は平坦面部分3
4から比較的大きく突出していることが望ましい。
な形状を有することができる。例えば保持部は、保持対
象の光コネクタの多様な外形に対応して、矩形以外の多
角形や円形等の様々な断面形状を有することができる。
また、光コネクタのX軸方向への直線的移動を所定範囲
で係止する保持部の係合面は、保持部内面に窪み部分の
代わりに突出部分を形成するものとし、対応のコネクタ
ハウジング外面に突出部分の代わりに窪み部分を形成す
る構成としてもよい。さらに、弾性連結部を介して隣合
う保持部の少なくとも一方が、上記したような光コネク
タの移動を許容できればよく、その場合他方の保持部
は、光コネクタを固定的に保持する構成であってもよ
い。さらに、弾性連結部は、それ自体の軸線を保持部の
対向壁間でZ軸に平行に配置しつつ、Z軸方向へ相互に
離間配置される複数の環状要素から構成することもでき
る。この場合、各環状要素は、Z軸に沿って配置される
それ自体の軸線を対称軸とするとともに、その軸線を通
りかつX−Z平面に平行な平面を対称面とした対称形状
を有することが有利である。
様々な方法で成形できる。例えば保持部16及び弾性連
結部18は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、
PPS(ポリフェニレンスルフィド)、PST(ポリス
チレンテレフタレート)、ナイロン(商標名)等の工業
用プラスチックやポリエステル系エラストマーから成形
できる。またこれらの材料に、15重量%以下のガラス
繊維を含有させることが好ましい。材料の好適な弾性率
は5000kg/cm2以上であり、好適な引張延び破断点は
8%以上である。好適な実施形態では、保持部16及び
弾性連結部18は、このような材料から射出成形工程に
より一体成形される。しかし、個別に成形された保持部
及び弾性連結部を後工程で相互に固着して支持部材を形
成することもできる。
ドバンスドテクノロジー社から入手可能なSC−01形
のプラグコネクタに適用できることが好ましい。特に図
示実施形態による支持部材14は、SC−01形プラグ
コネクタに何ら修正を加えることなくそのまま適用でき
るものである。さらに、ANSI(X3.230-1994)等の
規格に対応できることが有利であり、その場合、保持部
16は、筒状壁20内でのコネクタのX軸方向の遊びが
第1側壁22及び第2側壁24のX軸方向長さの0.1
%〜2%、またZ軸方向の遊びが上壁26内面と下壁2
8内面との間のZ軸方向距離の0.1%〜2%、さらに
平坦面部分34に対する係合面30の傾斜角度が160
度〜175度となるように設計されることが望ましい。
によれば、支持部材の複数の保持部に保持された光コネ
クタは、少なくとも5つの移動形態で互いに独立して移
動でき、したがってこの支持部材を用いた光コネクタ組
体は、光コネクタを対応の光電子部品に一括接続する際
に、光ファイバ心線の接続端面の三次元的移動の自由度
を一層向上させることができる。したがって、光コネク
タ及び/又は対応の光電子部品の位置合せ構造に許容誤
差範囲内で製造誤差が生じていた場合にも、光コネクタ
の移動によりそのような製造誤差を充分に吸収して、接
続端面同士の正確な心合せを遂行することができる。そ
の結果、本発明によれば、光伝送線路における接続損失
が可及的に低減され、極めて高水準の信号伝送特性が得
られる。
視図である。
実施形態による支持部材の斜視図である。
の両保持部のY軸方向相対直線移動を示す。
部のY軸方向相対直線移動を示す。
の斜視図である。
々の相対移動形態を示す図で、(a)支持部材の各保持
部内でのZ軸方向直線移動を示す側面図、(b)同Y軸
中心回転移動を示す側面図、及び(c)同X軸方向直線
移動及びY軸中心回転移動を示す斜視図、である。
々の相対移動形態を示す図で、(a)支持部材の両保持
部のX軸中心相対回転移動を示す斜視図、及び(b)同
X軸中心相対回転移動を示す平面図、である。
々の相対移動形態を示す図で、(a)支持部材の両保持
部のZ軸中心相対回転移動を示す斜視図、及び(b)同
Z軸中心相対回転移動を示す平面図、である。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の独立した光コネクタをそれぞれに
保持する複数の保持部と、それら保持部を相対移動可能
に相互連結する弾性連結部とを具備した光コネクタ支持
部材において、 前記保持部の各々は、軸線方向両端で開口して保持対象
の光コネクタを受容、包囲する筒状壁を有し、 前記筒状壁の軸線に略平行な方向を第1軸とする直交3
軸座標系で、 前記弾性連結部は、該弾性連結部を介して隣合う前記保
持部を、該第1軸を中心とした相対回転移動、該第1軸
に直交しかつそれら隣合う保持部の並設方向に略平行な
第2軸に沿った相対直線移動、並びに該第1軸及び該第
2軸に直交する第3軸を中心とした相対回転移動を所定
範囲で弾性的に許容するように相互連結する手段を備
え、 前記弾性連結部を介して隣合う前記保持部の少なくとも
一方は、保持対象の光コネクタを、前記第1軸と前記第
3軸とを含む平面に沿って少なくとも該第1軸及び該第
3軸方向への直線移動を所定範囲で許容するように保持
する手段を備えること、を特徴とする光コネクタ支持部
材。 - 【請求項2】 前記弾性連結部の前記相互連結手段が、
前記第1軸に沿って配置されるそれ自体の軸線を対称軸
とするとともに、該軸線を通りかつ該第1軸と前記第3
軸とを含む平面に平行な平面を対称面とした対称形状を
有する弾性連結片からなる請求項1に記載の光コネクタ
支持部材。 - 【請求項3】 前記保持部の前記保持手段が、保持対象
の光コネクタを、前記第1軸と前記第3軸とを含む平面
に沿ってさらに前記第2軸を中心とした回転移動を許容
するように保持する請求項1又は2に記載の光コネクタ
支持部材。 - 【請求項4】 前記筒状壁が弾性材料から形成される請
求項1〜3のいずれか1項に記載の光コネクタ支持部
材。 - 【請求項5】 それぞれに光ファイバを固定した複数の
光コネクタと、それら光コネクタを対応の光電子部品に
一括接続する際に、前記光ファイバの接続端面を心合せ
すべく該光コネクタと該光電子部品とを相対的に位置決
めする位置決め手段とを具備した光コネクタ組体におい
て、 前記位置決め手段が、請求項1〜4のいずれか1項に記
載の光コネクタ支持部材を具備することを特徴とする光
コネクタ組体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02550897A JP3761275B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 光コネクタ支持部材及びこの支持部材を備えた光コネクタ組体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02550897A JP3761275B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 光コネクタ支持部材及びこの支持部材を備えた光コネクタ組体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10227945A true JPH10227945A (ja) | 1998-08-25 |
| JP3761275B2 JP3761275B2 (ja) | 2006-03-29 |
Family
ID=12168015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02550897A Expired - Fee Related JP3761275B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 光コネクタ支持部材及びこの支持部材を備えた光コネクタ組体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3761275B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100330329B1 (ko) * | 1998-10-15 | 2002-04-01 | 루이스 에이. 헥트 | 듀플렉스 광섬유 커넥터 시스템 및 그 제조 방법 |
| JP2003241018A (ja) * | 2002-01-11 | 2003-08-27 | Fci | 浮動式コネクタクリップ |
| JP2006158859A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Olympus Corp | 内視鏡及び内視鏡システム |
| GB2606439A (en) * | 2021-02-26 | 2022-11-09 | Leviton Manufacturing Co | Mutoa and quad floating connector |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP02550897A patent/JP3761275B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100330329B1 (ko) * | 1998-10-15 | 2002-04-01 | 루이스 에이. 헥트 | 듀플렉스 광섬유 커넥터 시스템 및 그 제조 방법 |
| JP2003241018A (ja) * | 2002-01-11 | 2003-08-27 | Fci | 浮動式コネクタクリップ |
| JP2006158859A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Olympus Corp | 内視鏡及び内視鏡システム |
| US8517922B2 (en) | 2004-12-10 | 2013-08-27 | Olympus Corporation | Endoscope and endoscope system |
| GB2606439A (en) * | 2021-02-26 | 2022-11-09 | Leviton Manufacturing Co | Mutoa and quad floating connector |
| US11811163B2 (en) | 2021-02-26 | 2023-11-07 | Leviton Manufacturing Co., Inc. | Mutoa and quad floating connector |
| GB2606439B (en) * | 2021-02-26 | 2025-01-22 | Leviton Manufacturing Co | Mutoa and quad floating connector |
| US12237615B2 (en) | 2021-02-26 | 2025-02-25 | Leviton Manufacturing Co., Inc. | MUTOA and quad floating connector |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3761275B2 (ja) | 2006-03-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1486808B1 (en) | Receptacle for optical fibre connection and method for its manufacture | |
| CN100385279C (zh) | 连接光缆的装置 | |
| US6220762B1 (en) | Collective connection structure of a plurality of optical connectors, optical connector arraying member, and adapter | |
| US5577146A (en) | Optical connectors | |
| US5574812A (en) | Holder arrangement for optical connectors or the like | |
| CA2018495C (en) | Fiber optic connector assembly and adapter for use therewith | |
| EP0663602A1 (en) | Optical connector plug | |
| JP7723109B2 (ja) | 光コネクタおよびプラグ | |
| JP2024075729A (ja) | 光コネクタの製造方法 | |
| JP2024075729A5 (ja) | ||
| WO2018180898A1 (ja) | 光コネクタプラグおよび光コネクタプラグ接続構造 | |
| US20090052844A1 (en) | Fiber optical connector | |
| US6464406B1 (en) | Universal adapter | |
| US12481103B2 (en) | Adapter assembly | |
| JP2005516234A (ja) | 正確な拘束原理を組み込むことにより製造上の欠陥及び嵌合時の不整列を最小限にするようにした光学コネクタフェルール | |
| JP3761275B2 (ja) | 光コネクタ支持部材及びこの支持部材を備えた光コネクタ組体 | |
| WO2014050194A1 (ja) | 光結合部材およびこれを用いた光コネクタ | |
| WO2022070501A1 (ja) | マルチコア光ファイバの接続器 | |
| JPH07270646A (ja) | 光ファイバコネクタ | |
| JP3349405B2 (ja) | 複数光コネクタの一括接続構造 | |
| JP3329436B2 (ja) | 光コネクタ | |
| CN117813534A (zh) | 光连接部件 | |
| US12248183B2 (en) | Optical connector and optical connection structure | |
| WO2022065254A1 (ja) | 光接続構造 | |
| US7281858B2 (en) | Optical connector which can be assembled without using screw parts |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20031216 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050125 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050322 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20050621 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051213 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060110 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |