JPH10228046A - カメラ用シャッタ - Google Patents
カメラ用シャッタInfo
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- JPH10228046A JPH10228046A JP9032080A JP3208097A JPH10228046A JP H10228046 A JPH10228046 A JP H10228046A JP 9032080 A JP9032080 A JP 9032080A JP 3208097 A JP3208097 A JP 3208097A JP H10228046 A JPH10228046 A JP H10228046A
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Abstract
にしたカメラ用シャッタを提供すること。 【解決手段】先羽根用駆動部材2と後羽根用駆動部材3
は、セット位置において、先羽根用係止部材19と後羽
根用係止部材20によって係止されている。先羽根用駆
動部材2に隣接してセンサー8が配置され、後羽根用駆
動部材3には電磁石35に吸着され得る鉄片部材6が設
けられている。撮影に際しては、電磁石35によって、
先羽根用駆動部材2を保持した後、形状記憶合金23,
24に通電し、係止部材19,20による駆動部材2,
3の係止を解除する。それによって、先ず先羽根用駆動
部材2のみが露光作動を開始する。先羽根用駆動部材2
の作動開始をセンサー8が検出してから所定時間が経過
すると、電磁石35の通電が断たれ、後羽根用駆動部材
3が露光作動を開始するようになっている。
Description
シャッタとしてもレンズシャッタとしても実施すること
の可能な小型化に適するカメラ用シャッタに関する。
請が一段と大きくなり、それに応えるべく次々と新しい
技術が提案され且つ実施されている。しかし、そのよう
な中にあって、古くから今もって広く採用され続けてい
る電気制御化技術がある。それは、所定の露光時間が得
られるように、機械部品であるシャッタ羽根の作動の開
始を電気的に制御するようにした技術である。この技術
は、一般的には、シャッタ羽根の露光作動は、あくまで
も、ばね力で作動する駆動部材によって行われ、電気回
路(以下、露光時間制御回路という)は適正な露光時間
を得るための時間(通常、電気秒時と称することが多
い)を制御するようにし、それらのインターフェース部
品として電磁石を用いている。
てフォーカルプレンシャッタとレンズシャッタがある。
このうち、フォーカルプレンシャッタは、最近では、先
羽根と後羽根が、夫々、複数の分割羽根で構成され、ま
た夫々の駆動部材によって作動させられるようになって
いて、それらの駆動部材の露光作動は上記した電磁石の
釈放によって行われるようになっている。そのため、電
磁石は先羽根用と後羽根用に二つ設けられている。ま
た、レンズシャッタの中にも、露光作動時に露光開口の
開き作動だけを行う先羽根と、閉じ作動だけを行う後羽
根とを備えたものがある。そのため、それらの羽根の露
光作動を電磁石を介して行わせるようにする場合には、
特殊なものは別として、やはり二つの電磁石が必要にな
る。
れているが、IX240カートリッジフィルムが出現し
てからは、その小型化の要求が更に一段と強くなってい
る。しかしながら、シャッタの小型化については、これ
までにも大変な努力が払われており、各構成部品を極度
に小さくしたり、部品点数を減らしたりすることは勿論
のこと、限られたスペースにレイアウトできるようにす
るために部品相互間の形状に工夫を凝らすなどして対応
してきたため、もはや限界状態にあるといっても過言で
はない。そのため、大きなスペースを必要とする上記の
電磁石についても、聖域化することなく、その存在意義
を含めて根本的に検討し直す段階にきている。
のような電磁石を全く用いることなく、又は一つだけ用
いることによって、上記した二つの駆動部材を順次露光
作動させ得るようにしたカメラ用シャッタを、特願平8
−347536号で提案した。そして、電磁石を全く用
いないようにしたシャッタの場合には、セット状態にお
いては、各駆動部材が各係止部材によって係止されてお
り、露光作動時には、各係止部材に連結されている夫々
の形状記憶合金に順次通電し、各係止部材による係止を
順次解除させるようにしたものである。そのため、立体
的に大きなスペースを必要とする二つの電磁石が不要と
なり、また、形状記憶合金はワイヤ状にすることによっ
てレイアウト上有利になり、小型化には最適な構成が得
られることになる。また、電磁石を一方の駆動部材に対
してだけ用いるようにした場合には、電磁石が一つ不要
になる分だけ上記に準じて小型化されるというものであ
る。
うにして提案されたシャッタの場合にも、それを実施す
るに際しては、克服しなければならない幾つかの課題が
ある。その中でも一番問題となるのは、上記した各係止
部材による係止を、正確な電気信号に対応させて、正確
且つ安定して解除できるように製作することが、量産
上、容易であるかどうかということである。周知のよう
に、シャッタを構成する各機械部品には、部品加工上、
許容公差が定められている。また、上記の解除は摩擦を
伴う条件下において行われる。そのため、その解除が、
所定の通りに正確に行われるように製作するには、量産
上それ相当の困難性を伴うし、まして、製作後におい
て、僅かな磨耗や僅かな変形などによって解除条件が変
わることがないように製作するためには可成りの困難性
を伴うことになる。
めになされたものであり、その目的とするところは、上
記した提案例のうちの一つのように、一方の駆動部材、
即ち具体的には後羽根用駆動部材に対してだけ電磁石を
用いるようにようにして小型化を図り、しかも、上記の
提案例よりは製作が容易であって露光時間の制御性能が
確実に得られるようにしたカメラ用シャッタを提供する
ことである。
めに、本発明におけるカメラ用シャッタは、露光用開口
部を有する地板と、往復作動が可能であって露光作動時
に先羽根用駆動ばねによってセット位置から作動され先
羽根に前記露光用開口部を開かせる先羽根用駆動部材
と、前記先羽根用駆動部材をセット位置で係止する先羽
根用係止部材と、通電されたときに変形して前記先羽根
用係止部材の係止を解き前記先羽根用駆動部材に露光作
動を行わせる形状記憶合金と、前記先羽根用駆動部材の
隣接位置に配置され前記先羽根用駆動部材の露光作動の
開始を検出する信号発生手段と、前記信号発生手段から
の検出信号によって所定の露光時間に対応した時間の制
御を行う露光時間制御回路と、往復作動が可能であって
露光作動時に後羽根用駆動ばねによってセット位置から
作動され後羽根に前記露光用開口部を閉じさせる後羽根
用駆動部材と、前記露光時間制御回路による制御終了信
号によって前記後羽根用駆動部材の露光作動を可能にす
る電磁石と、前記各駆動部材を前記各駆動ばねに抗して
セット位置に作動させ撮影時には前記各駆動部材の露光
作動可能状態にあるセット部材とを備えているようにす
る。
は、好ましくは、前記後羽根用駆動部材をセット位置で
係止する後羽根用係止部材と、通電されたときに変形し
て前記後羽根用係止部材の係止を解き前記後羽根用駆動
部材に露光作動を行わせるもう一つの形状記憶合金とを
備えているようにする。更にまた、本発明のカメラ用シ
ャッタにおいては、好ましくは、前記形状記憶合金がワ
イヤ状をしており、少なくともその一端が前記地板に取
り付けられているようにする。
械式又は光電式のスイッチであるようにする。また、好
ましくは、前記信号発生手段が、前記先羽根用駆動部材
の露光作動の開始直後の状態と、該露光作動の終了直前
の状態とを検出し、後者の検出信号によってフラッシュ
の発光を行わせ得るようにする。また、好ましくは、前
記信号発生手段が、前記先羽根の隣接位置に配置され、
前記先羽根の露光作動を検出できるようにする。
は、好ましくは、前記セット部材がワイヤ状の二つの形
状記憶合金で構成されており、該二つの形状記憶合金の
一端は前記各駆動部材に取り付けられ、他端は前記地板
に取り付けられているようにする。又は、前記セット部
材を構成する二つの形状記憶合金のうち少なくとも一方
は、その両端が前記地板に取り付けられ、その両端間が
前記駆動部材に掛けられているようにする。
に示した実施例で説明する。また、実施例に示した一部
の構成について二つの変形例を図5及び図6を用いて説
明する。尚、図1は実施例の撮影終了直後におけるセッ
ト前状態を示す平面図であり、また図2はセット後の状
態を示す平面図である。図3は実施例の制御系を示すブ
ロック図であり、また図4は実施例の作動を説明するた
めのタイミングチャートである。また、図5及び図6は
各々実施例の一部の構成の変形例を示す部分側面図であ
る。
施例は、本発明をフォーカルプレンシャッタに適用した
ものである。合成樹脂製のシャッタ地板1には、略中央
部に方形の開口部1aが形成されているが、図面上で
は、その左方の一部だけが示されている。このシャッタ
地板1の背面側には、周知のように、所定の間隔を空け
て、図示していない中間板とカバー板が順に取り付けら
れている。中間板とカバー板にも上記開口部1aと類似
の形状の開口部が形成されており、それらの三つの開口
部の合成によってシャッタ装置としての露光用開口が決
められている。そして、本実施例の場合には、シャッタ
地板1と中間板の間に先羽根が配置され、中間板とカバ
ー板の間に後羽根が配置されている。
b,1c,1d,1e,1f,1gが立設されており、
このうち軸1b,1cはシャッタ地板1の背面側にも突
き出ていて、その部分は細く形成されている。周知であ
るため図示していないが、本実施例における先羽根及び
後羽根は、夫々、シャッタ地板1の背面側に枢着された
二つのアームに複数の分割羽根を枢支した構成をしてい
て、夫々の一方のアーム(以下、主アームという)は、
軸1bと軸1cに枢着されている。また、シャッタ地板
1には、貫通した円弧状の孔1h,1iが形成されてい
る。
b,1cには、夫々、合成樹脂製の先羽根用駆動部材
2,後羽根用駆動部材3が回転可能に取り付けられてい
る。このうち、先羽根用駆動部材2には、作動ピン2
a,ばね掛け2b,切り欠き形状の被検出部2c,端面
の被検出部2dが形成されていて、作動ピン2aは、円
弧状の孔1hを貫通して、先羽根の主アームに形成され
た孔に嵌合している。そのため、先羽根用駆動部材2が
反時計方向へ回転したときには、作動ピン2aは主アー
ムを反時計方向へ作動させて分割羽根を展開させ、逆に
時計方向へ回転したときには、作動ピン2aは主アーム
を時計方向へ作動させて分割羽根を重畳させるようにな
っている。また、先羽根用駆動部材2は、先羽根用駆動
ばね4によって時計方向へ回転するように付勢されてお
り、該駆動ばね4の一端は上記したばね掛け2bに掛け
られ、他端はシャッタ地板1に設けられたばね掛け1j
に掛けられている。
3aと、図面上、表面側に隆起させて形成した取付部3
b(一部を断面で示している)とが形成されていて、作
動ピン3aは、円弧状の孔1iを貫通して、後羽根の主
アームに形成された孔に嵌合している。そのため、後羽
根用駆動部材3が反時計方向へ回転したときには、作動
ピン3aは主アームを反時計方向へ作動させて分割羽根
を重畳させ、作動ピン3aが主アームを時計方向へ作動
させたときには分割羽根を展開させるようになってい
る。また、後羽根用駆動部材3は、後羽根用駆動ばね5
によって時計方向へ回転するように付勢されており、該
駆動ばね5の一端は上記した取付部3bの隆起した壁に
掛けられ、他端はシャッタ地板1に設けられたばね掛け
1kに掛けられている。
鉄片部材6が取り付けられている。この鉄片部材6は、
鉄片部6a,軸部6b,鍔部6cで構成されていて、軸
部6bを取付部3bに形成された孔に嵌合させ、軸部6
bの軸方向へ移動可能となっている。また、この軸部6
bには圧縮ばね7が緩く嵌装されているが、図1の状態
においては、鍔部6cが、取付部3bの孔の縁に接触
し、抜け止めの働きをしている。そして、この鉄片部材
6は、セット位置においては、後述する電磁石の鉄芯部
材に鉄片部6aを接触させるように構成されている。
ー8が適宜な方法で取り付けられている。このセンサー
8は、周知の透過型の光電式スイッチであり、発光部か
らの出射光が受光部に入射されるようになっていて、そ
れらの発光部と受光部との間で、先羽根用駆動部材2の
一部が運動するようになっている。そして、発光部から
の出射光が受光部に入射したときには検出回路からHレ
ベルの信号を、遮断されたときにはLレベルの信号を出
力するようになっている。そのため、図2の状態から先
羽根駆動部材2が時計方向へ回転し、被検出部2c,2
dが上記の出射光路上を通過したときだけHレベルの信
号を出力することになる。尚、本発明においては、透過
型の光電式スイッチであるセンサー8に代えて、周知の
ような反射型の光電式スイッチを用いても、機械式スイ
ッチを用いても、一向に差し支えない。
部材3には、夫々、ワイヤ状の形状記憶合金9,10の
一端が取り付けられており、それらの他端はシャッタ地
板1に取り付けられている。夫々の取り付け方は同じで
あって、各端部を止め具11,12及び13,14に巻
き込むようにしてかしめ止めし、それらの止め具11,
12,13,14をビス15,16,17,18によっ
て固定している。これらの形状記憶合金9,10は、そ
の両端に電圧を印加すると発熱してその長さが収縮し、
冷却すると元へ戻る性質を有している。従って、図示し
ていないが、本実施例においては、リード線が、形状記
憶合金9,10と一緒に止め具11,12,13,14
にかしめ止めされている。そして、形状記憶合金9の伸
縮は、シャッタ地板1に設けられた柱1m,ばね掛け1
jをガイドとして行われ、形状記憶合金10の伸縮は、
シャッタ地板1に設けられた柱1n,1pをガイドとし
て行われる。尚、柱1nの先端が後羽根用駆動部材3に
接することのないように両者間に所定の空間が設けられ
ていることは言うまでもない。
々、先羽根用係止部材19,後羽根用係止部材20が回
転可能に取り付けられている。これらの係止部材19,
20は、フック部19a,20aを有していて、ばね2
1,22によって時計方向へ回転するように付勢されて
いるが、それらの回転は、シャッタ地板1に設けられた
ストッパ1q,1rによって阻止されるようになってい
る。そして、これらの係止部材19,20にも、夫々、
ワイヤ状の形状記憶合金23,24の一端が取り付けら
れており、それらの他端はシャッタ地板1に取り付けら
れている。
夫々、止め具25,26にかしめ止めされ、ビス27,
28によって固定されているが、それらの他端は共通の
止め具29にかしめ止めされ、ビス30によって固定さ
れている。また、これらの形状記憶合金23,24の性
質も形状記憶合金9,10と同じであり、それらの伸縮
は、シャッタ地板1に設けられた柱1s,1t,1uを
ガイドとして行われる。尚、当然のことではあるが、止
め具29にかしめ止めされたリード線をプラスに接続し
た場合には、止め具25,26にかしめ止めされた各リ
ード線をマイナスに接続することになる。
は、夫々、テンショナー31,32が回転可能に取り付
けられている。そのうち、テンショナー31は、ばね3
3によって時計方向に付勢され、またテンショナー32
は、ばね34によって反時計方向に付勢されており、そ
れらのピン31a,32aが形状記憶合金9,10に接
触し、常に、該形状記憶合金9,10を緊張状態にさせ
ておくようになっている。
タ地板1の表面側には、該シャッタ地板1と平行になる
ようにして取付板(上地板と称されることもある)が取
り付けられている。そして、その下面、即ちシャッタ地
板1側の面には、図1及び図2に一点鎖線で示すような
配置関係で電磁石35が取り付けられている。この電磁
石35は、鉄芯部材35aが、二つの磁極部で鉄片部材
6を吸着するようにするためにU字形をしていて、その
一方の磁極部にコイル35bを嵌装している。しかしな
がら、鉄芯部材35aは、それら二つの磁極部を、シャ
ッタ地板1に対して垂直となるようにして配置されてい
るので、図面上ではそれらが重なり、一方の磁極部だけ
が見えている。
例の作動を説明する。尚、本実施例においては、以下に
説明するスイッチSWのほかに、撮影に先立って撮影者
が手動で閉じる電源スイッチが設けられていて、その電
源スイッチを閉じると、撮影者に必要な情報を与える液
晶等の外部表示装置やファインダー内の表示装置を働か
せると同時に、センサー8に通電し発光部を発光させる
ようになっており、また、この電源スイッチは、カメラ
が所定時間以上放置されていると、自動的に開くように
なっている。更に、図3及び図4においては、上記した
形状記憶合金9,10,23,24を、夫々、SMA
1,SMA2,SMA3,SMA4で示してある。
る。従って、先羽根用駆動部材2と後羽根用駆動部材3
とは、各駆動ばね4,5によって露光作動を完了した状
態にあり、撮影者は、未だカメラのレリーズボタンを押
したままの状態である。この状態においては、図示して
いない先羽根の各分割羽根は重畳して開口部1aの下方
位置に格納されており、後羽根の分割羽根は展開して開
口部1aを覆っている。この状態から、レリーズボタン
の押下げ力を解除するとスイッチSWが開き、その信号
によって、モータMoはフィルムの巻き上げを開始し、
また、同時に形状記憶合金9(SMA1)は電圧を印加
されて発熱する。そして、形状記憶合金9は急速に収縮
して短くなり、先羽根用駆動部材2を先羽根用駆動ばね
4に抗して反時計方向へ回転させ、作動ピン2aによっ
て、図示していない先羽根の主アームを、軸1bで反時
計方向へ回転させる。その結果、図示していない分割羽
根は展開しながら上方へ作動を開始する。
と、先羽根用係止部材19に形成されたフック部19a
の背中を押すので、該係止部材19は、カム作用によっ
て、ばね21に抗して反時計方向へ回転される。このと
き、形状記憶合金23は僅かに弛むため、柱1sから外
れないようにしておくことが必要であり、そのようにす
る場合の一例としては、柱1sを太めにし、その横腹に
貫通孔を形成しておき、形状記憶合金23をその孔に通
しておくような構成が簡便である。このようにして、作
動ピン2aが先羽根用係止部材19を押し、やがて、そ
の押動関係が解かれると、先羽根用係止部材19は、ば
ね21によって時計方向へ復帰作動を行い、フック部1
9aが作動ピン2aの作動軌跡内に進入し、図2に示す
ように、ストッパ1qに当接して停止する。
ることによって伸長するが、それに伴い、テンショナー
31がばね33によって時計方向へ回転させられるの
で、形状記憶合金9は、図2に示すように、常に緊張状
態を保たされている。そのため、形状記憶合金9は柱1
mやばね掛け1jから外れることがない。尚、このこと
からも分かるように、ばね21による先羽根用係止部材
19の作動は、形状記憶合金23の長さによっても規制
されるので、ストッパ1qは必ずしも必要とするもので
はない。
(SMA1)への通電が断たれると、今度は、形状記憶
合金10(SMA2)に通電が行われる。そのため、形
状記憶合金10は発熱して短くなり、後羽根用駆動部材
3を後羽根用駆動ばね5に抗して反時計方向へ回転させ
る。この回転によって、後羽根用駆動部材3は、作動ピ
ン3aによって、図示していない後羽根の主アームを、
軸1cで反時計方向へ回転させ、図示していない分割羽
根を重畳させながら上方へ作動させる。その後の後羽根
用駆動部材3の作動は、上記した先羽根用駆動部材2の
セット作動と略同じであり、作動ピン3aが後羽根用係
止部材20を一時的に反時計方向へ押した後、該後羽根
用係止部材20がばね22によって復帰作動することに
よって、セット位置に係止されるが、その過程で、圧縮
ばね7は圧縮され、鉄片部材6の鉄片部6aが電磁石3
5の鉄芯部材35aに密着する。
対する通電が断たれると、形状記憶合金10は伸長する
が、その場合にもテンショナー32が反時計方向へ回転
し、形状記憶合金10を緊張状態に保つことになる。こ
のようにして、全ての部材は図2に示したセット状態と
なるが、その直後にはモータMoも停止し、フィルムの
巻き上げも完了状態となる。尚、本実施例においては、
先羽根用駆動部材2のセットが完了した後に、後羽根用
駆動部材3のセット作動を開始させているが、形状記憶
合金9(SMA1)に対する供給電圧に影響がなけれ
ば、周知のフォーカルプレンシャッタと同様に、先羽根
用駆動部材2のセット作動が開始し、所定時間後、未だ
そのセット作動が完了する前に、後羽根用駆動部材3の
作動を開始させるようにするのが好ましい。
の設定などが行われる。このとき、図2から分かるよう
に、センサー8の光路は、先羽根用駆動部材2によって
遮断されているので、検出回路からはLレベルの信号が
出力されているが、もしも、このときにHレベルの信号
が出力されていた場合には、少なくとも先羽根用駆動部
材2が正規のセット状態に位置していないことになるか
ら、そのHレベルの信号によって、図示していない警告
回路を働かせ、液晶等の外部表示装置やファインダー内
の表示装置に警告マークが表示されるようになってい
る。
押すと、その初期段階でスイッチSWが閉じ、測光回路
と測距回路が働くと共に、電磁石35のコイル35bに
も通電される。それによって、鉄芯部材35aは励磁さ
れ、鉄片部材6の鉄片部6aを磁気的に吸着保持するこ
とになる。この状態においては、上記の警告回路の作動
を認識できたり、測光回路の測定結果によって適正露光
が得られるかどうかも認識できるので、もしも撮影を中
止したい場合には、レリーズボタンの押し下げを途中か
ら解除すれば、それが可能になる。しかし、撮影を行う
場合には、更にレリーズボタンを押し下げる。そして、
測距信号によって撮影レンズの合焦が自動的に行われる
と、その完了信号がSMAドライバー回路Bに入力さ
れ、形状記憶合金23,24(SMA3,4)に対して
通電が行われる。
は通電によって短くなり、各係止部材19,20を、ば
ね21,22に抗して反時計方向へ回転させる。そのた
め、先羽根用係止部材19による係止が解かれ、先羽根
用駆動部材2は、先羽根用駆動ばね4の力によって時計
方向へ回転を開始する。しかし、後羽根用駆動部材3
は、上記したように鉄片部材6が電磁石35によって吸
着保持されているので、圧縮ばね7によって僅かに回転
した状態で停止する。従って、その状態においては、後
羽根は開口部1a内に進入せず、未だその上方位置に格
納された状態となっている。
せられると、作動ピン2aによって先羽根の主アームを
時計方向へ作動させるため、先羽根を構成する複数の分
割羽根は重畳されてゆき、開口部1aを開いていくが、
その初期段階において、センサー8が、高速で移動する
先羽根用駆動部材2の被検出部2cを検出するので、検
出回路は瞬間的にHレベルの信号を出力する。それによ
って、CPUは、露光時間制御回路に対して、測光結果
に基づく適正な露光時間が得られるための時間(以下、
電気秒時という)のカウントを開始させる。また、この
過程において、先羽根用駆動部材2は、形状記憶合金9
を引っ張るので、テンショナー31は、ばね33の付勢
力に抗して反時計方向へ回転されていく。
直前になると、先羽根用駆動部材2の端面部に形成され
た被検出部2dがセンサー8の光路を通過するので、検
出回路は再びHレベルの信号を出力する。そして、カメ
ラがフラッシュモードになっている場合には、この2回
目のHレベルの信号によってストロボ回路が働かされ、
先羽根が開口部1aを開き終わったとき最適の光量が得
られるようにしてフラッシュを発光させる。その後、先
羽根用駆動部材2の作動ピン2aは孔1hの下端縁に衝
突し、図示していない手段によってバウンドを防止され
て停止する。形状記憶合金23(SMA3)に対する通
電は短時間だけ行われる。そのため、通電が断たれると
形状記憶合金23(SMA3)が伸長するので、先羽根
用係止部材19は、ばね21によって時計方向へ回転さ
れ図1の状態に復帰する。
トが終了すると、その出力信号によって、電磁石35の
コイル35bに対する通電が断たれる。そのため、後羽
根用駆動部材3は、後羽根用駆動ばね5の力によって時
計方向へ回転し、作動ピン3aによって後羽根の主アー
ムを時計方向へ作動させる。その結果、後羽根を構成す
る複数の分割羽根は展開されてゆき、開口部1aを閉じ
ていく。その間、後羽根用駆動部材3は、形状記憶合金
10を引っ張るので、上記の場合と同様にしてテンショ
ナー32を時計方向へ回転させていく。そして、後羽根
が開口部1aを閉じ終わった直後に、作動ピン3aが孔
1iの下端縁に衝突し、停止する。
3が時計方向への回転を開始した直後には、SMAドラ
イバー回路Bを介して形状記憶合金24への通電が断た
れる。そのため、形状記憶合金24が伸長するので、後
羽根用係止部材20は、ばね22によって時計方向へ回
転され、フック部20aを作動ピン3aの作動軌跡内に
臨ませる。従って、後羽根の露光作動が終了した段階に
おいては、全ての部材は、略図1に示した状態となって
いる。その後は、レリーズボタンの押下げ力を解除する
とスイッチSWが開き、既に説明したようにしてセット
作動が行われることになる。尚、このセット作動の初期
段階でセンサー8の出力信号がLレベルとなるが、この
Lレベル信号が所定のタイミングで出力されない場合
に、既に述べたセット不良の警告回路を働かせるように
しても差し支えない。また、セット作動の終了直前に、
センサー8の出力信号が瞬間的にHレベルとなるが、既
にスイッチSWが開いているため、この信号は拾わない
ようになっている。従って、図4には示していない。
変形例を図5及び図6を用いて説明する。上記の実施例
においては、形状記憶合金9の一端はシャッタ地板1に
取り付けられ、他端は先羽根用駆動部材2に取り付けら
れていた。しかし、このように構成すると、先羽根用駆
動部材2に取り付けられた端部は、常に先羽根用駆動部
材2と共に作動することになり、止め具11に取り付け
られたリード線は、その都度振り回されることになる。
狭いカメラ内においてこのような動きをさせることは好
ましいことではなく、断線や漏電の原因にもなりかねな
い。同じことは形状記憶合金10,23,24について
も言える。そこで、形状記憶合金9の場合を例として、
リード線が振り回されることのない掛け渡し方にした二
つの例が、図5及び図6に示されている。これらの変形
例に共通する点は、形状記憶合金9が、両端ともシャッ
タ地板1に取り付けられ、先羽根用駆動部材2には、そ
の中間部を単に掛けただけの構成にした点である。
ける先羽根用駆動部材2に、シャッタ地板1に向けて円
柱形の軸部2eを設けたものである。この軸部2eには
径方向に貫通した孔2fが形成され、その両方の出口に
は面取り部が形成されている。そして、形状記憶合金9
は、その略中間部が孔2fに挿通されている。また、図
6に示した変形例は、図5に示した変形例と同様に、先
羽根用駆動部材2に、シャッタ地板1に向けて円柱形の
軸部2gを設けているが、その円周部には環状溝2hが
形成され、そこに形状記憶合金9の略中間部が掛けられ
ている。そして、これらの変形例のようにした場合に
は、上記したようにリード線の処理が有利になるだけで
はなく、テンショナー31及びそれに付帯する部材等が
不要になるという利点がある。尚、上記したように、こ
のような形状記憶合金の掛け渡し方は、形状記憶合金1
0,23,24についても同じようにして採用すること
が可能である。
2,3の係止を解くために、係止部材19,20の両方
を夫々の形状記憶合金23,24で作動させるようにし
ているが、本発明においては、係止部材20の係止解除
には形状記憶合金24を用いず、従来のように電磁石を
用いて解除させるようにしたものも含まれる。また、係
止部材20の係止解除に形状記憶合金を用いる場合であ
っても、実施例のように二つの形状記憶合金23,24
を用いず、それらの役目を一つの形状記憶合金で行える
ようにすることも可能である。そして、そのようにする
場合には、その一つの形状記憶合金の両端を各係止部材
19,20に取り付け、それらの間の適所をシャッタ地
板1に取り付けることになる。
材2,3をセットする場合に、形状記憶合金9,10を
用いているが、本発明は、そのような構成に限定されな
い。即ち、従来のように、各駆動部材2,3を機械的な
セット部材によってセットし、各駆動部材2,3がセッ
ト位置で各係止部材19,20に係止された後、そのセ
ット部材を直ちに初期位置へ復帰させてしまうようなも
のにも適用することができる。また、そのセット部材の
初期位置への復帰が、撮影時に電磁石35のコイル35
bに通電され、鉄片部材6が磁気的に吸着保持された後
に行われるようにすれば(このようなセット部材の作動
システムはダイレクトタイプのフォーカルプレンシャッ
タとして周知)、実施例における係止部材20及び形状
記憶合金24並びにそれらに関係する部材等が不要とな
る。
憶合金をワイヤ状のものとして説明したが、帯状の形状
記憶合金であっても差し支えない。また、上記の実施例
においては、センサー8を先羽根用駆動部材2に隣接さ
せて配置しているが、上記の説明からも分かるように、
このような信号発生手段は、先羽根用駆動部材2と略一
体的に作動する部材の作動位置を検出するようにしても
差し支えなく、従って、先羽根のアームや分割羽根の隣
接位置に配置しても機能的には同等の作用効果を得るこ
とが可能である。また、既に述べたように、このような
信号発生手段は、透過型の光電式スイッチに限定され
ず、反射型の光電式スイッチでもよいし、機械式スイッ
チであっても差し支えない。
ーカルプレンシャッタに適用したものであるが、本発明
は、先羽根即ち開き用の羽根と、後羽根即ち閉じ用の羽
根とを、個別に設けているタイプのレンズシャッタにも
適用することができる。しかし、その場合には、セット
作動のとき、先に、後羽根用駆動部材がセットされ、露
光用開口を後羽根によって完全に閉じてから、先羽根用
駆動部材のセット作動を開始させることが必須となる。
また、その場合には、各羽根は、夫々1枚であってもよ
いし複数枚であっても差し支えない。
て、電気的な信号によって、夫々先羽根用駆動部材と後
羽根用駆動部材の露光作動を可能にしたカメラ用シャッ
タにおいて、少なくとも先羽根用駆動部材の作動開始を
形状記憶合金を介して行うようにしたものであるから、
従来のような大きなスペースを必要とする電磁石が一つ
不要になりシャッタの小型化に極めて有効である。ま
た、露光時間制御回路による露光秒時の制御の開始を、
先羽根系の作動の検出信号によって行っているので、形
状記憶合金に対する通電信号によって行うものよりも所
定の露光時間を正確に且つ安定して得られるという効果
がある。
セット前状態を示している。
平面図である。
ートである。
側面図である。
部分側面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 露光用開口部を有する地板と、往復作動
が可能であって露光作動時に先羽根用駆動ばねによって
セット位置から作動され先羽根に前記露光用開口部を開
かせる先羽根用駆動部材と、前記先羽根用駆動部材をセ
ット位置で係止する先羽根用係止部材と、通電されたと
きに変形して前記先羽根用係止部材の係止を解き前記先
羽根用駆動部材に露光作動を行わせる形状記憶合金と、
前記先羽根用駆動部材の隣接位置に配置され前記先羽根
用駆動部材の露光作動の開始を検出する信号発生手段
と、前記信号発生手段からの検出信号によって所定の露
光時間に対応した時間の制御を行う露光時間制御回路
と、往復作動が可能であって露光作動時に後羽根用駆動
ばねによってセット位置から作動され後羽根に前記露光
用開口部を閉じさせる後羽根用駆動部材と、前記露光時
間制御回路による制御終了信号によって前記後羽根用駆
動部材の露光作動を可能にする電磁石と、前記各駆動部
材を前記各駆動ばねに抗してセット位置に作動させ撮影
時には前記各駆動部材の露光作動可能状態にあるセット
部材とを備えていることを特徴とするカメラ用シャッ
タ。 - 【請求項2】 前記後羽根用駆動部材をセット位置で係
止する後羽根用係止部材と、通電されたときに変形して
前記後羽根用係止部材の係止を解き前記後羽根用駆動部
材に露光作動を行わせるもう一つの形状記憶合金とを備
えていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用シ
ャッタ。 - 【請求項3】 前記形状記憶合金がワイヤ状をしてお
り、少なくとも一端が前記地板に取り付けられているこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ用シャッ
タ。 - 【請求項4】 前記信号発生手段が機械式又は光電式の
スイッチであることを特徴とした請求項1乃至3の何れ
かに記載のカメラ用シャッタ。 - 【請求項5】 前記信号発生手段が、前記先羽根用駆動
部材の露光作動の開始直後の状態と、該露光作動の終了
直前の状態とを検出し、後者の検出信号によってフラッ
シュの発光を行わせ得るようにしたことを特徴とする請
求項1乃至4の何れかに記載のカメラ用シャッタ。 - 【請求項6】 前記信号発生手段が、前記先羽根の隣接
位置に配置され、前記先羽根の露光作動を検出するよう
にしたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載
のカメラ用シャッタ。 - 【請求項7】 前記セット部材がワイヤ状の二つの形状
記憶合金で構成されており、該二つの形状記憶合金の一
端は前記各駆動部材に取り付けられ、他端は前記地板に
取り付けられているようにしたことを特徴とする請求項
1乃至6の何れかに記載のカメラ用シャッタ。 - 【請求項8】 前記セット部材を構成する二つの形状記
憶合金のうち少なくとも一方は、その両端が前記地板に
取り付けられ、その両端間が前記駆動部材に掛けられて
いることを特徴とする請求項7に記載のカメラ用シャッ
タ。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP03208097A JP3811243B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | カメラ用シャッタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03208097A JP3811243B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | カメラ用シャッタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10228046A true JPH10228046A (ja) | 1998-08-25 |
| JP3811243B2 JP3811243B2 (ja) | 2006-08-16 |
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ID=12348912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03208097A Expired - Fee Related JP3811243B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | カメラ用シャッタ |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3811243B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003015188A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Nidec Copal Corp | カメラ用シャッタ装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62181935U (ja) * | 1986-05-09 | 1987-11-18 | ||
| JPH0413123A (ja) * | 1990-05-02 | 1992-01-17 | Fuji Photo Optical Co Ltd | カメラ用チャージ装置 |
| JPH05196995A (ja) * | 1992-01-20 | 1993-08-06 | Chinon Ind Inc | カメラ |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP03208097A patent/JP3811243B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JPS62181935U (ja) * | 1986-05-09 | 1987-11-18 | ||
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|---|---|---|---|---|
| JP2003015188A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Nidec Copal Corp | カメラ用シャッタ装置 |
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