JPH10230257A - 浮遊物掻寄せ装置 - Google Patents

浮遊物掻寄せ装置

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JPH10230257A
JPH10230257A JP5087297A JP5087297A JPH10230257A JP H10230257 A JPH10230257 A JP H10230257A JP 5087297 A JP5087297 A JP 5087297A JP 5087297 A JP5087297 A JP 5087297A JP H10230257 A JPH10230257 A JP H10230257A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掻寄せ板で掻き寄せられた浮遊物が掻寄せ板
の内側から逃げるのを阻止して浮遊物の掻寄せ効率を高
める。 【解決手段】 平面形状が真円でない沈澱池1の浮遊物
を掻き寄せるための浮遊物掻寄せ装置であって、回転駆
動機構21の外周部に支持アーム22が突設され、この
支持アーム22に一対のリンク40,41を介して第1
の掻寄せ板24が連繋される。第2の掻寄せ板25の内
端部は支持アーム22の内端側に支持され、外端部は前
記第1の掻寄せ板24に長さ方向に摺動自由に支持され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、下水処理施設や汚泥
処理施設などにおいて、沈澱池の浮遊物を掻き寄せるの
に用いられる浮遊物掻寄せ装置に関連し、特にこの発明
は、平面形状が真円でない沈澱池に適用される浮遊物掻
寄せ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば下水処理施設では、下水から固形
物などを除去した後、汚泥を含む処理前の水を沈澱池へ
送り込む。沈澱池の池底には、沈降分が汚泥として堆積
するが、堆積物のうち、腐敗などにより発生するガスを
含んだ汚泥がスカムとなって浮上して水面付近に浮遊す
る。このスカムなどの浮遊物を浮遊物掻寄せ装置により
掻き集めて処理水と分離し、この後、処理水を消毒して
放出する。
【0003】前記沈澱池として、平面形状が真円のもの
と、真円でないものとが存在するが、複数の沈澱池を一
か所に集合して設ける場合には、沈澱池間の無駄なスペ
ースを小さくするために、沈澱池の平面形状を方形にす
るのが望ましい。
【0004】従来、方形の沈澱池に設置される浮遊物掻
寄せ装置として、図11に示す構成のものがある。図示
の浮遊物掻寄せ装置では、沈澱池101の中心部に軸回
動可能な回転駆動機構102が設けられ、この回転駆動
機構102には、支持アーム103が径方向へ突設され
ている。この支持アーム103には、互いに平行かつ同
じ長さのリンク104,105を介して掻寄せ板106
が連繋されており、この掻寄せ板106の外端部を前記
沈澱池101の外周縁に沿って一周する周回ガイド10
7に摺動可能に支持させている。
【0005】前記回転駆動機構102の駆動により支持
アーム103が矢印a方向へ旋回すると、前記掻寄せ板
106は同方向へ牽引されて水面付近に浮遊するスカム
Nを掻き寄せる。この掻寄せ板106は外端部が周回ガ
イド107に拘束されているため、沈澱池101のコー
ナー部101aに浮遊するスカムNも掻き寄せられる。
【0006】沈澱池101には、径方向へ横断するよう
にパイプ状の浮遊物回収体108が水平に配置されてお
り、前記掻寄せ板106により掻き寄せられたスカムN
は、前記浮遊物回収体108に掻き込まれて回収され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た浮遊物掻寄せ装置では、掻寄せ板106の内端部の内
側が開放状態になっており、とくに掻寄せ板106が沈
澱池101のコーナー部101aに位置するとき、前記
開放幅は著しく大きなものとなる。
【0008】このため前記掻寄せ板106によりスカム
Nが掻き寄せられても、スカムNの一部が前記開放部分
から矢印Aで示すように掻寄せ板106の後方へ逃げ、
特にこの掻残しが沈澱池101の中心側に漂うとき、こ
れを回収するのが困難となる。
【0009】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、掻寄せ板からの浮遊物の逃げを防止し、浮遊物
の掻寄せ効率を大幅に高めることができる浮遊物掻寄せ
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、平面形状が
真円でない沈澱池の浮遊物を掻き寄せる浮遊物掻寄せ装
置において、前記沈澱池の中心位置に設けられた回動可
能な回転駆動機構と、前記回転駆動機構と一体に回動す
る支持アームと、沈澱池の外周沿いに一周して設けられ
た周回ガイドと、外端部が前記周回ガイドに摺動可能に
支持された状態で前記支持アームにリンク機構を介して
牽引されて回転駆動機構の周囲の水面付近を旋回する第
1の掻寄せ板と、内端部が前記支持アームの内端側もし
くは前記回転駆動機構に支持されかつ外端部が第1の掻
寄せ板に長さ方向へ摺動自由に支持された状態で第1の
掻寄せ板の内側位置の水面付近を旋回する第2の掻寄せ
板とを備えたものである。
【0011】請求項2の発明では、前記リンク機構は、
中心側が短く、外周側が長い一対のリンクで構成されて
いる。
【0012】
【作用】回転駆動機構が駆動すると、支持アームが一体
に回動し、リンク機構を介して第1の掻寄せ板を牽引す
る。これにより第1の掻寄せ板は、前記沈澱池の外周縁
に沿う周回ガイドに案内されながら、回転駆動機構の周
囲の水面付近を前記支持アームと同方向へ旋回し、第2
の掻寄せ板も、その外端部が第1の掻寄せ板の長さ方向
へ摺動しつつ同方向へ旋回する。第1,第2の各掻寄せ
板は、旋回しつつ水面付近に浮遊する浮遊物を掻き寄せ
る。第1の掻寄せ板の内端部の内側は、前記第2の掻寄
せ板により閉じられた状態になっているので、各掻寄せ
板の後方へ、掻き寄せられた浮遊物が逃げることがな
い。
【0013】請求項2の発明にかかる浮遊物掻寄せ装置
では、前記リンク機構は、一対のリンクが中心側は短
く、外周側は長く設定されているので、第1の掻寄せ板
は常に沈澱池の径方向に沿った状態で旋回する。
【0014】
【実施例】図1および図2は、この発明にかかる浮遊物
掻寄せ装置を下水処理施設における最終処理工程の沈澱
池に設置した例を示す。なお、この発明の浮遊物掻寄せ
装置は、下水処理施設の沈澱池に限らず、汚泥処理施設
などの他の沈澱池にも適用できる。
【0015】図示例の沈澱池1は、平面形状が方形であ
り、各コーナー部1aが円弧状に形成されている。この
沈澱池1の池底1bは中心に向かって降下する傾斜面で
構成され、池底1bの中心には、筒状部2が立設されて
いる。この筒状部2内には、固形物などが除去された後
の処理前汚水(以下、「原水」と称する)W0 の流入管
3が設けられる。上記筒状部2の上端部には、流入管3
の出口3aから送り出される原水W0 を沈澱池1に分散
して供給するための井筒4が配置される。
【0016】沈澱池1の池底1bの筒状部2の外周に
は、汚泥集積用の環状溝部5が形成されており、この溝
部5には、汚泥Mを外部に引き抜くための引抜管6が連
通させてある。
【0017】前記沈澱池1の外周壁の上部には、この沈
澱池1を一周する環状凹所7が形成されており、この環
状凹所7に、原水W0 からスカムNを除去した後の処理
水Wが流入するようになっている。この環状凹所7の開
口側の周壁7aには、図3に示すように、前記沈澱池1
を一周する堰部材8が設けられている。環状凹所7内へ
流入した処理水Wは、引抜管9により外部へ引き抜かれ
る。
【0018】前記堰部材8の内側には、沈澱池1の水面
L 付近に浮遊するスカムNが環状凹所7内に流入する
のを阻止するスカム流入防止板10が、沈澱池1を一周
するように、取付部材11により固定されている。なお
図2において、12は、沈澱池1の上方に架設されたブ
リッジであり、沈澱池1の中心を通って横断している。
【0019】前記沈澱池1の中心位置には、回転駆動機
構21が設けられる。前記回転駆動機構21は、前記筒
状部2に回転自由に外嵌された回転筒部27と、この回
転筒部27の上端側に同心状に連結された出力輪体28
と、前記ブリッジ12上に設置されたモータ29と、モ
ータ29と上記出力輪体28との間に設けられた減速機
構30とを有し、前記モータ29の回転力が減速機構3
0を介して出力輪体28に伝達されることにより、前記
回転筒部27が低速かつ高トルクで図1の矢印a方向へ
回転する。
【0020】前記回転筒部27の下部外周面には、トラ
ス形の構体からなる一対の摺動アーム31,31が径方
向に突設されている。各摺動アーム31には、池底1b
上を摺動して池底1bに堆積した汚泥Mを環状溝部5に
落下させる汚泥掻取用ブレード32と、前記環状溝部5
内を旋回して汚泥Mを集める羽根33が設けられてお
り、環状溝部5内で集められた汚泥Mは、引抜管6によ
り外部に引き抜かれる。
【0021】沈澱池1に設置される浮遊物掻寄せ装置
は、前記した回転駆動機構21と、前記回転駆動機構2
1の外周部に径方向に突設された支持アーム22と、前
記沈澱池1の外周縁1cに沿って一周して設けられた周
回ガイド23と、前記支持アーム22に牽引されて上記
回転駆動機構21の周囲の水面WL 付近を旋回する第1
の掻寄せ板24と、支持アーム22の内端側と上記第1
の掻寄せ板24との間に配置されて第1の掻寄せ板24
の内側位置の水面WL 付近を旋回する第2の掻寄せ板2
5と、掻き寄せられた浮遊物Nを回収するための浮遊物
回収部26とを備えている。
【0022】前記支持アーム22は、トラス形構体から
なり、その内端が前記回転筒部27の外周面に連結固定
され、前記回転駆動機構21の回転と一体に、図1の矢
印a方向へ旋回する。なお、図示の支持アーム22は、
片持ち支持のため、外端部に向かうにつれて先細り形状
に形成されて軽量化がはかられているが、この支持アー
ム22の構成は、トラス形構体に限定されるものではな
い。
【0023】前記周回ガイド23は、図3に示すよう
に、前記スカム流入防止板10の上端部に設けられてお
り、この実施例では、断面形状がL型の金属板により構
成される。なお、周回ガイド23は、スカム流入防止板
10とは、別に独立して設けることも可能である。
【0024】前記第1の掻寄せ板24は、図4および図
7に示すように、トラス形構体よりなる基体34と、こ
の基体34の下面に吊持部材35を介して吊持されたゴ
ム製の板状片36とから成り、板状片36は、全長を前
記基体34の全長にほぼ対応させてある。
【0025】第1の掻寄せ板24の外端部24aには、
図3に示すように、前記周回ガイド23の上方まで突出
するローラ支持板37が設けられている。このローラ支
持板37の下面には、周回ガイド23上を転動する走行
ローラ38と、周回ガイド23を挟む両側に配置される
一対のガイドローラ39,39とが装備されており、こ
れにより前記掻寄せ板24の外端部24aは、上記走行
ローラ38,ガイドローラ39,39を介して周回ガイ
ド23に摺動可能に支持される。
【0026】前記支持アーム22と第1の掻寄せ板24
とは、中心側および外周側の一対のリンク40,41よ
り成るリンク機構をもって連繋されている。前記中心側
のリンク40は、図5に示すように、例えばトラス形構
体よりなり、一端部40aが、ピンホルダ42と、この
ピンホルダ42に保持された枢支ピン43とを介して、
前記支持アーム22に水平面内で回動自由に枢支され
る。また、このリンク40の他端部40bは、同様のピ
ンホルダ44と、このピンホルダ44に保持された枢支
ピン45とを介して、第1の掻寄せ板24に水平面内で
回動自由に枢支される。
【0027】前記外周側のリンク41は、図6に示すよ
うに、例えばトラス形構体よりなり、同様に一端部41
aがピンホルダ46と、このピンホルダ46に保持され
た枢支ピン47とを介して、また他端部41bがピンホ
ルダ48と、このピンホルダ48に保持された枢支ピン
49とを介して、それぞれ前記支持アーム22および第
1の掻寄せ板24に水平面内で回動自由に枢支される。
上記一対のリンク40,41により、第1の掻寄せ板2
4は、支持アーム22に牽引されるとき、前記沈澱池1
の平面形状に倣って変位するのが許容される。
【0028】外周側のリンク41は、中心側のリンク4
0より大きな長さに設定されており、これにより第1の
掻寄せ板24を沈澱池1の径方向に沿った状態で旋回さ
せている。
【0029】前記第2の掻寄せ板25は、図4に示すよ
うに、例えば押し出し材よりなる縦断面形状がコ字形の
基体50と、この基体50の下面に吊持部材51を介し
て吊持されたゴム製の板状片52とを有する。
【0030】第2の掻寄せ板25の内端部25aは、図
7および図8に示すように、前記支持アーム22の内端
部22aの側面に固設された軸支部材53にピン54を
介して水平面内で回動自由に枢支されている。第2の掻
寄せ板25の外端部25bと、第1の掻寄せ板24の基
体34との間には、第2の掻寄せ板25の外端部25b
を第1の掻寄せ板24に対して長さ方向(図7の矢印X
方向)に摺動させる摺動部55が形成されている。
【0031】前記摺動部55は、図8に示すように、第
1の掻寄せ板24の前面に長手方向へ沿って固定された
断面形状が門形の門形部材56と、この門形部材56の
両側壁56a,56aの各下端縁を内向きに水平状に折
曲して構成された一対のガイドレール部56b,56b
と、門形部材56内に長手方向へ移動自由に配設された
可動体57と、この可動体57の両側にそれぞれ支持さ
れて前記ガイドレール部56b,56b上を移動可能な
一対のガイドローラ58,58と、上端部が前記可動体
57に軸回動可能に支持され、下端部が第2の掻寄せ板
25の基体50に固定された吊下ボルト59とから成
る。
【0032】前記摺動部55により、第2の掻寄せ板2
5は、外端部25bが前記第1の掻寄せ板24に対して
長さ方向へ摺動可能となり、かつ水平面内で回動可能と
なる。このため第2の掻寄せ板25の外端部25bは、
前記第1の掻寄せ板24が旋回しつつ沈澱池1の平面形
状に倣って長さ方向へ変位するとき、この第1の掻寄せ
板24に対する交叉角度を変えながら長さ方向へ摺動す
る。なお前記第2の掻寄せ板25の内端部25aは、前
記回転駆動機構21における回転筒部27に支持させて
もよい。
【0033】前記浮遊物回収部26は、図9(1)〜
(3)に示すように、沈澱池1の水面WL 付近に沈澱池
1を径方向にほぼ横断するように水平に配設されたパイ
プ状の浮遊物回収体60と、この浮遊物回収体60を、
第1および第2の掻寄せ板24,25の旋回位置に応じ
て、軸回動させて傾けるシリンダ61とを有し、前記浮
遊物回収体60の周壁の一部には、長手方向へ延びる浮
遊物受入口62が形成されている。なお、前記浮遊物回
収体60は沈澱池1に支持桁材63を介して支持され
る。
【0034】前記浮遊物受入口62は、第1および第2
の掻寄せ板24,25が接近していないときには、図9
(1)に示す上向きの待機位置に設定され、第1および
第2の掻寄せ板24,25が接近したときには、図9
(2)に示すように水面WL に沿う受入位置に設定され
る。この状態で第1および第2の掻寄せ板24,25が
浮遊物回収体60を通過すると、スカムNが前記浮遊物
受入口62から浮遊物回収体60内に掻き込まれる。
【0035】前記浮遊物受入口62は、第1および第2
の掻寄せ板24,25が通過した後は、再び図9(3)
に示す上向きの待機状態に復帰し、このとき、浮遊物回
収体60に掻き込まれたスカムNは、この浮遊物回収体
60に接続された引抜管64により外部に引き抜かれ
る。
【0036】なお前記浮遊物回収体60は、第1および
第2の掻寄せ板24,25の通過に同期させて浮遊物受
入口62をシャッター部材で開閉するような構成のもの
であってもよい。また浮遊物回収体60は、沈澱池1の
中心回りの複数箇所に設置することも可能である。
【0037】つぎに上記実施例についての動作を説明す
る。原水W0 は流入管3を通り、井筒4を経て沈澱池1
内に供給される。原水W0中の汚泥Mは沈降し、池底1
bに堆積する。堆積した汚泥Mのうち、腐敗してガスを
含んだものは浮上し、スカムNとして水面WL 付近を浮
遊する。
【0038】回転駆動機構21のモータ29が作動する
と、その回転力が減速されて回転筒部27に伝達され
る。この回転筒部27の回転により、前記支持アーム2
2および摺動アーム31が沈澱池1の中心回りで矢印a
方向へ旋回する。
【0039】前記摺動アーム31の旋回により、汚泥掻
取用ブレード32が池底1bに堆積した汚泥Mを掻き集
め、汚泥Mは池底1bから前記環状溝部5に移行し、引
抜管6により外部に引き抜かれる。
【0040】一方、前記支持アーム22が矢印a方向へ
旋回すると、この支持アーム22にリンク40,41を
介して連繋された第1の掻寄せ板24と、支持アーム2
2および第1の掻寄せ板24に連繋された第2の掻寄せ
板25とが同方向へ旋回し、各掻寄せ板24,25の板
状片36,52により、前記水面WL 付近に浮遊するス
カムNが掻き寄せられる。
【0041】第1の掻寄せ板24は、その外端部24a
が前記周回ガイド23に拘束されているので、旋回時に
沈澱池1の平面形状に倣って、図10に示すように変位
し、コーナー部1aの水面WL 付近に浮遊するスカムN
についても残存させることなく掻き寄せることができ
る。
【0042】また第2の掻寄せ板25は第1の掻寄せ板
24の内側の水面WL 付近を旋回するので、スカムNが
第1の掻寄せ板24の内側から後方へ逃げ出るのが阻止
される。
【0043】第1および第2の掻寄せ板24,25がス
カムNを掻き寄せながら浮遊物回収体60に接近する
と、この浮遊物回収体60が傾いて浮遊物受入口62が
水面WL 付近を向く。第1および第2の掻寄せ板24,
25が前記浮遊物回収体60を通過するとき、前記スカ
ムNが浮遊物受入口62から浮遊物回収体60に掻き込
まれる。前記スカムNが除去された処理水Wは、前記環
状凹所7に流入し、引抜管9から外部に引き抜かれて消
毒などの後処理が施される。
【0044】前記中心側リンク40は、外周側リンク4
1より短くして、第1の掻寄せ板24が常に沈澱池1の
径方向に沿った状態で旋回するので、スカムNを径方向
へ移動させることなく掻き寄せることができ、また前記
浮遊物回収体60を通過する際、浮遊物回収体60と平
行となり、スカムNの掻込みが浮遊物回収体60の長さ
方向の全長にわたる広い範囲で効率良く行われる。
【0045】
【発明の効果】この発明は上記の如く、支持アームにリ
ンク機構を介して牽引されて旋回する第1の掻寄せ板に
加えて、外端部が第1の掻寄せ板に長さ方向に摺動自由
に支持された第2の掻寄せ板を設けたから、第1の掻寄
せ板で掻き寄せられた浮遊物が、この掻寄せ板の内側か
ら後方へ逃げるのが防止され、浮遊物に対する掻寄せ効
率が大幅に高められる。
【0046】また請求項2の発明では、前記支持アーム
と第1の掻寄せ板とを、中心側が短く、外周側が長い一
対のリンクで連繋したから、第1の掻寄せ板は常に径方
向に沿った状態で旋回し、スカムの掻寄せおよび回収を
効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の浮遊物掻寄せ装置を下水処理施設の
沈澱池に設置した例を示す平面図である。
【図2】浮遊物掻寄せ装置が設置された沈澱池の縦断面
図である。
【図3】沈澱池の外周部分を拡大して示す縦断面図であ
る。
【図4】第1および第2の掻寄せ板を示す側面図であ
る。
【図5】中心側リンクを示す正面図である。
【図6】外周側リンクを示す正面図である。
【図7】第2の掻寄せ板が支持アームおよび第1の掻寄
せ板に支持された状態を示す正面図である。
【図8】第2の掻寄せ板の支持構造を一部を破断して示
す斜視図である。
【図9】浮遊物回収部の動作を示す説明図である。
【図10】第1および第2の掻寄せ板の動作を示す平面
図である。
【図11】従来の浮遊物掻寄せ装置を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 沈澱池 21 回転駆動機構 22 支持アーム 23 周回ガイド 24 第1の掻寄せ板 25 第2の掻寄せ板 41 中心側リンク 42 外周側リンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面形状が真円でない沈澱池の浮遊物を
    掻き寄せる浮遊物掻寄せ装置において、 前記沈澱池の中心位置に設けられた回動可能な回転駆動
    機構と、 前記回転駆動機構と一体に回動する支持アームと、 沈澱池の外周沿いに一周して設けられた周回ガイドと、 外端部が前記周回ガイドに摺動可能に支持された状態で
    前記支持アームにリンク機構を介して牽引されて回転駆
    動機構の周囲の水面付近を旋回する第1の掻寄せ板と、 内端部が前記支持アームの内端側もしくは前記回転駆動
    機構に支持されかつ外端部が第1の掻寄せ板に長さ方向
    へ摺動自由に支持された状態で第1の掻寄せ板の内側位
    置の水面付近を旋回する第2の掻寄せ板とを備えて成る
    浮遊物掻寄せ装置。
  2. 【請求項2】 前記リンク機構は、中心側が短く、外周
    側が長い一対のリンクで構成されている請求項1に記載
    された浮遊物掻寄せ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010253468A (ja) * 2009-03-30 2010-11-11 Sanki Eng Co Ltd 汚泥かき寄せ装置
JP2016123898A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 住友重機械エンバイロメント株式会社 スカム掻き寄せ装置
CN116730478A (zh) * 2023-08-10 2023-09-12 四川永沁环境工程有限公司 实验室废水处理装置
KR102697573B1 (ko) * 2023-06-07 2024-08-26 주식회사 한국종합기술 하천 부유물 제거장치

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