JPH10231480A - 長残光性発光材料及びその製造方法 - Google Patents

長残光性発光材料及びその製造方法

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JPH10231480A JP32086297A JP32086297A JPH10231480A JP H10231480 A JPH10231480 A JP H10231480A JP 32086297 A JP32086297 A JP 32086297A JP 32086297 A JP32086297 A JP 32086297A JP H10231480 A JPH10231480 A JP H10231480A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な製造設備で安全に製造することができる
各種の色に発光し、長残光性を有し、かつ高い輝度を有
する発光材料及びその製造方法を提供すること 【解決手段】〔1〕一般式 (M0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(Sr
0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・n(Al1-a-b B
b a 2 O3 〔式中、Mは、Sr,Ca,Mg及びBa、Qは、希土
類元素、a=0.0005〜0.002、b=0.00
1〜0.35、n=1〜8〕で表される焼成体であるこ
とを特徴とする長残光性発光材料及びその製造方法は、
原料のSrCO3、α型Al2 3 、γ型Al2 3
硼素化合物、Eu2 3 、Dy2 3 を炭素質材料の存
在下、400℃から1250℃乃至1600℃まで7〜
10時間かけて緩慢に昇温し、ついで更に1250℃乃
至1600℃で5時間〜3時間で焼成し、その後、7時
間〜10時間かけて200℃になるまで冷却して得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長残光性発光材料
及びその製造方法に関し、更に詳しくは200nm〜4
50nmの紫外線で励起されることにより残光性の得ら
れる新規な発光材料及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、時計の文字盤や安全標識板などに
使用されている夜光塗料は、硫化物、例えば硫化亜鉛を
銅で賦活して得られる燐光材料(ZnS:Cu)を塗料
やインクに混練したものである。この硫化物は、ある範
囲の波長の紫外線等のエネルギーを吸収することにより
励起して発光するものである。しかしながら、これらの
硫化物は残光性が殆どなく、または化学的に不安定であ
るため耐光性がよくないなどの欠点があるので実用上に
問題点が多い。このような硫化物を例えば、夜光時計に
使用する場合、人間の目で認識可能な残光時間は20分
〜30分程度で実用的ではなく、また紫外線により光分
解して発光機能を消失するため屋外での使用には不十分
であった。
【0003】従来、前述の如き硫化物の残光時間を長く
するために、該硫化物に放射線物質、例えばプロメチウ
ム(Pm)などを添加して自発光性を付与する手段が用
いられているが、放射性物質を用いる場合は、人体に及
ぼす弊害を考慮した処置をとらなければならないことや
使用の際の取り扱いに厳しい管理が要求されること、ま
た製造に供した器具や洗浄排水などの廃棄物の処分に大
変な費用を要するなどの理由で殆ど実用化されていない
のが現状である。
【0004】一方、これらの硫化物系燐光材料とは異な
る発光体として、アルカリ土類金属のアルミネートに稀
土類元素のユウロピウムを添加した蛍光材料が提案され
ている。例えば、米国特許第3,294,699号明細
書には二価ユウロピウムを賦活剤とするストロンチウム
アルミネート(SrAl2 4 :Eu)が開示されてい
る。その二価ユウロピウムの添加量は、ストロンチウム
アルミネートに対してモル%で2〜8モル%である。こ
の蛍光材料を紫外線で励起した場合の発光ピーク波長は
520nmである。しかしながら、このような蛍光材料
は残光性が殆どなく、前述の如き燐光材料ないし発光材
料とは区別されている。
【0005】また同様に他の例としてストロンチウムア
ルミネートにアルカリ土類金属を添加した蛍光材料があ
る。例えば、英国特許第1,190,520号明細書に
は二価ユウロピウムで賦活した蛍光材料、Bax Sry
Caz Eup Al1219(x+y+z+p=1で、x、
y、zの一つ又は二つは0でもよく、0.1≧p≧0.
001である。)が開示されている。この蛍光材料の紫
外線による励起によって発光するピーク波長は380n
m〜440nmである。これらの蛍光材料は、何れも紫
外線か電子線などで励起して発光し、主としてブラウン
管に使用されている。
【0006】更に近年、所望の光エネルギーで励起させ
ることにより残光時間の長い発光材料が開発された。例
えば、中国特許出願公開番号CN1053807Aには
長残光性発光材料に関する発明が開示されている。この
長残光性発光材料は、一般式m(Sr1-x Eux )O・
nAl2 3 ・yB2 3 〔但し、1≦m≦5、1≦n
≦8、0.001≦y≦0.35〕で表されるものであ
る。この長残光性発光材料は、アルミニウム、ストロン
チウム及びユウロピウムの二価の酸化物或いは加熱後こ
れらの酸化物を生成できる塩類を原料とし、1200℃
〜1600℃で焼成した後、1000℃〜1400℃で
チッ素と水素の還元雰囲気で還元する工程により製造さ
れるものである。
【0007】このほか、硼素を構成成分とするアルミナ
系焼成体として、米国特許第5,376,303号明細
書、特開平8−170076号公報、特開平8−127
772号公報等に開示されており、いずれも高輝度及び
長残光性を有する蛍光体である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の長残光性発光材料は、残光時間が実際には数時間〜1
0時間あるものの実用的にはまた十分ではなく、初期輝
度も今一つ問題であった。そこで、本発明者等は、この
ような問題点を解決するために、前記の一般式のアルカ
リ土類金属のアルミン酸塩と賦活剤として稀土類金属を
組み合わせた発光材料を改良し、新規な化合物からなる
結晶体を造るべく種々研究を続けた結果、従来の硫化物
系の化合物やアルカリ土類金属のアルミン酸塩と、賦活
剤として希土類金属を組み合わせた発光材料よりも輝度
が高く長残光性を有する新規な発光材料及びその製造方
法の開発に成功し、ここに本発明をなすに至った。
【0009】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、長残光性を有し、かつ高い輝度を有する新
規な発光材料を提供することにある。また本発明が解決
しようとする第2の課題は、簡単な製造設備で安全に製
造することができる長残光性を有し、かつ高い輝度を有
する発光材料の製造方法を提供することにある。更に本
発明が解決しようとする第3の課題は、簡単な製造設備
で安全に製造することができる緑色又は青色に発光し、
長残光性を有し、かつ高い輝度を有する発光材料及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の前記の諸課題を
解決するための手段は、以下の各発明によってそれぞれ
達成される。
【0011】〔1〕一般式 (M0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(M
0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・n(Al1-a-b B
b a 2 O3 〔式中、Mは、Sr,Ca,Mg及びBaからなる群か
ら選択される少なくとも一種類の元素であり、Qは、L
a,Ce,Pr,Nd,Sm,Gd,Tb,Dy,H
o,Er,Tm,Yb,Y,Lu,Mn及びBiからな
る群から選択される少なくとも一種類の元素である。a
=0.0005〜0.002、b=0.001〜0.3
5、n=1〜8〕で表される焼成体であることを特徴と
する長残光性発光材料。
【0012】〔2〕一般式で表される焼結体が (Sr0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(Sr
0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・(Al1-a-b B b
Dya 2 O3 で表され、かつ下記の性質を有することを特徴とする前
記第1項に記載の長残光性発光材料。
【0013】 (1)比重 3.60〜3.62 (2)体色 浅黄緑色 (3)モース硬度 6.2〜6.5 (4)発光ピーク波長 515〜525nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 4000mcd/m2以上 (7)残光時間 40時間以上 (8)X線回折パターン 図1に示されるようなパターン
【0014】〔3〕一般式で表される焼結体が (Sr0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(Sr
0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・2(Al1-a-b B
b Dya 2 O3 で表され、かつ下記の性質を有することを特徴とする前
記第1項に記載の長残光性発光材料。
【0015】 (1)比重 3.69〜3.71 (2)体色 浅黄緑色 (3)モース硬度 7.0〜7.5 (4)発光ピーク波長 485〜495nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 2000mcd/m2以上 (7)残光時間 60時間以上 (8)X線回折パターン 図2に示されるようなパターン
【0016】〔4〕一般式で表される焼結体が 〔(SrCa)0.9995 0.998 Eu0.00050.002 〕Al2O4
〔(SrCa)0.9995 0.998 Eu0.00050.002 〕O ・(Al
1-a-b B b Dya 2 O3 で表され、かつ下記の性質を有することを特徴とする前
記第1項に記載の長残光性発光材料。
【0017】 (1)比重 3.52〜3.54 (2)体色 浅黄色 (3)モース硬度 5.8〜6.1 (4)発光ピーク波長 575〜585nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 3500mcd/m2以上 (7)残光時間 40時間以上 (8)X線回折パターン 図3に示されるようなパターン
【0018】〔5〕一般式で表される焼結体が (Ca0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(Ca
0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・[ Al1-a-b B b
(DyNd)a ] 2 O3 で表され、かつ下記の性質を有することを特徴とする前
記第1項に記載の長残光性発光材料。
【0019】 (1)比重 2.97〜2.99 (2)体色 白色 (3)モース硬度 4.0〜4.5 (4)発光ピーク波長 430〜440nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 800mcd/m2以上 (7)残光時間 10時間以上 (8)X線回折パターン 図4に示されるようなパターン
【0020】〔6〕それぞれの原料を粉砕して、混合し
た後、該混合物を炭素質材料の存在下、400℃から1
200℃乃至1600℃まで7〜10時間かけて緩慢に
昇温し、ついで更に1200℃〜1600℃で5時間〜
3時間で焼成し、その後、7時間〜10時間かけて20
0℃になるまで冷却し、粉砕し、分級することを特徴と
する長残光性発光材料の製造方法。
【0021】〔7〕一般式で表される焼結体が (Sr0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(Sr
0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・(Al1-a-b B b
Dya 2 O3 〔a=0.0005〜0.002、b=0.001〜
0.35〕で表され、かつ下記の性質を有することを特
徴とする長残光性発光材料の製造方法において、原料が
SrCO3 、α型Al2 3 、γ型Al2 3 、硼素化
合物、Eu2 3 、Dy2 3 からなり、これらの原料
を粉砕して、混合した後、該混合物を炭素質材料の存在
下、400℃から1250℃まで7〜10時間かけて緩
慢に昇温し、ついで更に1250℃で5時間〜3時間で
焼成し、その後、7時間〜10時間かけて200℃にな
るまで冷却し、粉砕し、分級することを特徴とする長残
光性発光材料の製造方法。
【0022】 (1)比重 3.60〜3.62 (2)体色 浅黄緑色 (3)モース硬度 6.2〜6.5 (4)発光ピーク波長 515〜525nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 4000mcd/m2以上 (7)残光時間 40時間以上 (8)X線回折パターン 図1に示されるようなパターン
【0023】〔8〕一般式で表される焼結体が (Sr0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(Sr
0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・2(Al1-a-b B
b Dya 2 O3 〔a=0.0005〜0.002、b=0.001〜
0.35〕で表され、かつ下記の性質を有することを特
徴とする長残光性発光材料の製造方法において、原料が
SrCO3 、α型Al2 3 、γ型Al2 3 、硼素化
合物、Eu2 3 、Dy2 3 からなり、これらの原料
を粉砕して、混合した後、該混合物を炭素質材料の存在
下、400℃から1600℃まで7〜10時間かけて緩
慢に昇温し、ついで更に1600℃で5時間〜3時間で
焼成し、その後、7時間〜10時間かけて200℃にな
るまで冷却し、粉砕し、分級することを特徴とする長残
光性発光材料の製造方法。
【0024】 (1)比重 3.69〜3.71 (2)体色 浅黄緑色 (3)モース硬度 7.0〜7.5 (4)発光ピーク波長 485〜495nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 2000mcd/m2以上 (7)残光時間 60時間以上 (8)X線回折パターン 図2に示されるようなパターン
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
ると、発光材料とは、太陽光や蛍光灯、熱、衝撃等、特
に紫外線で励起して結晶体そのものが有するエネルギー
を可視光として徐々に放出しながら、長時間発光し続け
る材料である。また特許請求の範囲に記載の「図1に示
されるようなパターン」とは、個々の結晶によっては幾
分幅をもって変化する結晶態様を含む意味に用いてい
る。本発明は、このような発光材料に関するもので、本
発明の長残光性発光材料は、
【0026】一般式 (M0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(M
0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・n(Al1-a-b B
b a 2 O3
【0027】〔式中、Mは、Sr,Ca,Mg及びBa
からなる群から選択される少なくとも一種類の元素であ
り、Qは、La,Ce,Pr,Nd,Sm,Gd,T
b,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Y,Lu,Mn及
びBiからなる群から選択される少なくとも一種類の元
素である。a=0.0005〜0.002、b=0.0
01〜0.35、n=1〜8〕で表される焼成体である
ことを特徴とするもので、これらの長残光性発光材料
は、高い発光輝度が得られ、かつ長残光性であるうえ、
更に発光ピーク波長が489nmの青色発光、520n
mの付近の黄緑色の発光等をする新規な焼成体である。
特に本発明において、一般式のQがNd,Bi及びMn
からなる群から選ばれた少なくとも一種類の元素である
場合に好ましい。
【0028】本発明の前記第6項に記載の長残光性発光
材料の製造方法は、それぞれの原料を粉砕して、混合し
た後、該混合物を炭素質材料の存在下、400℃から1
200℃乃至1600℃まで7〜10時間かけて緩慢に
昇温し、ついで更に1200℃〜1600℃で5時間〜
3時間で焼成し、その後、7時間〜10時間かけて20
0℃になるまで冷却し、粉砕し、分級することを特徴と
し、この製造方法により高い発光輝度が得られ、かつ長
残光性であるうえ、更に各色に発光する長残光性発光材
料が得られる。
【0029】本発明において、前記第8項の長残光発光
材料の製造方法は、一般式のnが1の場合の製造方法で
あり、一般式で表される焼結体が
【0030】(Sr0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al
2O4 ・(Sr0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・(Al
1-a-b B b Dya 2 O3
【0031】〔a=0.0005〜0.002、b=
0.001〜0.35〕で表されることを特徴とする長
残光性発光材料の製造方法において、原料がSrC
3 、α型Al2 3 、γ型Al2 3 、硼素化合物、
Eu2 3 、Dy2 3 からなり、これらの原料を粉砕
して、混合した後、該混合物を炭素質材料の存在下、4
00℃から1250℃まで7〜10時間かけて緩慢に昇
温し、ついで更に1250℃で5時間〜3時間で焼成
し、その後、7時間〜10時間かけて200℃になるま
で冷却し、粉砕し、分級することにより、下記の性質を
有する新規な焼成体が得られ、長残光性及び高輝度を発
現する発光材料(n=1)を製造することができる。
【0032】 (1)比重 3.60〜3.62 (2)体色 浅黄緑色 (3)モース硬度 6.2〜6.5 (4)発光ピーク波長 515〜525nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 4000mcd/m2以上 (7)残光時間 40時間以上 (8)X線回折パターン 図1に示されるようなパターン
【0033】また本発明の前記第9項の一般式で表され
る焼結体が (Sr0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(Sr
0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・2(Al1-a-b B
b Dya 2 O3 で表されることを特徴とする長残光性発光材料の製造方
法において、原料がSrCO3 、α型Al2 3 、γ型
Al2 3 、硼素化合物、Eu2 3 、Dy2 3 から
なり、これらの原料を粉砕して、混合した後、該混合物
を炭素質材料の存在下、400℃から1600℃まで7
〜10時間かけて緩慢に昇温し、ついで更に1600℃
で5時間〜3時間で焼成し、その後、7時間〜10時間
かけて200℃になるまで冷却し、粉砕し、分級するこ
とにより、下記の性質を有する新規な焼成体が得られ、
長残光性及び高輝度を発現する発光材料(n=2)を製
造することができる。
【0034】 (1)比重 3.69〜3.71 (2)体色 浅黄緑色 (3)モース硬度 7.0〜7.5 (4)発光ピーク波長 485〜495nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 2000mcd/m2以上 (7)残光時間 60時間以上 (8)X線回折パターン 図2に示されるようなパターン
【0035】本発明の長残光性発光材料は、Mで表され
る元素の酸化物を使用し、かつ、α型及びγ型のアルミ
ナを特定の比率で配合したもの及び硼素の酸化物ないし
硼素化合物及び賦活剤として、Qで表される元素の酸化
物を混合焼成する。一例を挙げれば、本発明の長残光性
発光材料は、具体的にはストロンチウムの炭酸塩乃至ス
トロンチウムの酸化物、アルミニウムの酸化物として
は、α型及びγ型のアルミナを特定の比率で配合したも
の及び硼素の酸化物ないし硼素化合物及び賦活剤とし
て、ユウロピウムの酸化物、ディスプロシウムの酸化物
を混合焼成して製造され、得られた焼成体は、三斜晶系
の集片双晶化された結晶体が形成されていると考えられ
る。この焼成体中のα型アルミナ(α−Al2 3 )の
量は、特定の比率で用いるときに初めて本発明の効果が
得られるもので、アルミナの総量の50%〜99%であ
り、γ型アルミナ(γ−Al2 3 )の量は、アルミナ
の総量の1%〜50%である。この焼成体において、γ
型アルミナとα型アルミナの比率が0.1〜0.2のγ
型アルミナのとき、輝度及び長残光性が良好である。
【0036】本発明により、Mで表される元素の少なく
とも一種類の炭酸塩、α型アルミナとγ型アルミナ、酸
化硼素或いは硼素化合物及び。Qで表される希土類化合
物の酸化物を比較的低温で焼成することにより、一般式 (M0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(M
0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・n(Al1-a-b B
b a 2 O3 〔式中、Mは、Sr,Ca,Mg及びBaからなる群か
ら選択される少なくとも一種類の元素であり、Qは、L
a,Ce,Pr,Nd,Sm,Gd,Tb,Dy,H
o,Er,Tm,Yb,Y,Lu,Mn及びBiからな
る群から選択される少なくとも一種類の元素である。a
=0.0005〜0.002、b=0.001〜0.3
5、n=1〜8〕で表される焼成体からなる結晶体を生
成する。この結晶体は、三斜晶系の集片双晶化された結
晶体であると考えられ、賦活剤と付加賦活剤が有機的に
作用して長残光の性能を有するばかりでなく高い輝度を
有するものが得られる。この際、発光ピーク波長は、M
の種類を変えることにより又は量を少なくすることによ
り浅緑色から青色へと発光ピークが変化し、したがって
nが2のとき、青色発光するものが得られる。このよう
に本発明の高輝度長残光性発光材料の発光ピーク波長
は、Mの種類やnの数により異なり、その数が大きくな
るにしたがい長波長側から短波長側へ移行し、緑色から
藍色に近い青色へと変化することがわかる。またこの場
合には、焼成温度を少しずつ高温へ移行させることによ
って、nの数が大きいものが得られる。
【0037】本発明において、原料がSrO,MgO,
CaO,BaOあるいは加熱するとそれらの酸化物を生
成するSr,Mg,Ca,Baの化合物、α型アルミナ
とγ型アルミナ、酸化硼素或いは硼素化合物及び希土類
化合物であるユウロピウムの酸化物、ディスプロシウム
の酸化物を比較的低温で焼成することにより一般式(M
0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(M0.9995
0.998 Eu0.0005 0.002 )O ・n(Al1-a-b B b D
ya 2 O3〔式中、a=0.0005〜0.002、b
=0.001〜0.35、n=1〜8〕で表される焼成
体からなる結晶体を生成する。この結晶体は、三斜晶系
の集片双晶化された結晶体であると考えられ、賦活剤と
付加賦活剤が有機的に作用して長残光の性能を有するば
かりでなく高い輝度を有するものが得られる。この際、
発光ピーク波長は、ストロンチウム及びユウロピウムの
量を少なくすることにより浅緑色から青色へと発光ピー
クが変化し、したがってnが2のとき、青色発光するも
のが得られる。このように本発明の高輝度長残光性発光
材料の発光ピーク波長は、nの数により異なり、その数
が大きくなるにしたがい長波長側から短波長側へ移行
し、緑色から藍色に近い青色へと変化することがわか
る。またこの場合には、焼成温度を少しずつ高温へ移行
させることによって、nの数が大きいものが得られる。
【0038】本発明における硼素の量は、b=0.00
1〜0.35であり、この範囲が好ましく、bが0.0
01より小量である場合は、結晶体の長残光性発光性能
の発現に何らの影響も及ばさない。また、硼素の量は、
bが0.35より多い場合は、焼成体において、酸化硼
素系生成物が多くなるため長残光性が減少するので好ま
しくない。またディスプロシウムの量は、a=0.00
05〜0.002であり、この範囲が好ましく、aが
0.0005より小量である場合は、結晶体の長残光蓄
光性能の発現に何らの影響も及ばさない。また、ディス
プロシウムの量は、aが0.02より多い場合は、結晶
体の空孔に入る量が決まっているので、経済的にも無駄
である。本発明の長残光性発光材料は、非常に堅固なも
のであり、その硬度がモース硬度6.2〜7.5であ
る。
【0039】以下に、本発明の長残光性発光材料の製造
方法を更に詳しく説明する。本発明の長残光発光材料の
製造方法は、前記第7項及び第8項の場合、原料がSr
CO 3 、α型Al2 3 、γ型Al2 3 、硼素化合
物、Eu2 3 、Dy2 3 からなり、これらの原料を
粉砕して、混合した後、該混合物を炭素質材料の存在
下、一般式がn=1のとき、400℃から1250℃ま
で7〜10時間かけて緩慢に昇温し、ついで更に125
0℃で5時間〜3時間で焼成する。また一般式がn=2
のときは、400℃から1600℃まで7〜10時間か
けて緩慢に昇温し、ついで更に1600℃で5時間〜3
時間で焼成する。その後、7時間〜10時間かけて20
0℃になるまで冷却し、粉砕し、分級することを特徴と
するもので、本発明に用いられる原料としては、ストロ
ンチウムの炭酸塩を用いることが好ましい。またストロ
ンチウムの酸化物を用いることができる。
【0040】本発明では賦活剤として、ユウロピウムが
用いられる。その原料としては、ユウロピウムの酸化物
又は加熱によりこれらの酸化物を生成することができる
塩類を用いることができる。またユウロピウムの他、希
土類元素であれば用いることができる。更に本発明にお
いて、付加賦活剤として用いられるQで表される希土類
化合物として、ディスプロシウムが好ましく、これによ
り残光性を向上させることができる。またディスプロシ
ウムの他、希土類元素であれば用いることができる。し
たがって賦活剤と付加賦活剤とを組み合わせることによ
り一層残光性を向上させることができる。付加賦活剤の
原料としては、付加賦活剤の酸化物や加熱によりこれら
の酸化物を生成できる塩類を用いることができる。本発
明では、付加賦活剤としてDyを用いることによって、
技術的、経済的に好ましい長残光性発光材料が得られる
が、他のQ、即ち希土類元素、例えば、La、Ce、P
r、Nd、Sm、Gd、Tb、Ho、Er、Tm、Y
b、Luの一種類或いは多種類を選択することもでき
る。
【0041】本発明の長残光性発光材料の製造方法にお
いて、アルミナ原料は、αーアルミナ及びγーアルミナ
を十分に混合した後、該混合物、ストロンチウムの炭酸
塩、硼素化合物、ユウロピウムの酸化物、ディスプロシ
ウムの酸化物を十分な時間をかけて混合する。このよう
にして混合された焼成原料は、炭素質材料の存在下、1
200℃〜1600℃で2〜5時間かけて焼成する。具
体的には炭素質材料として、カーボン粉末を使用し、こ
のカーボン粉末中に混合された焼成原料を埋め込んだ
後、該焼成原料が空気中の酸素と接触しないようにして
還元雰囲気を造って焼成する。この場合には、窒素及び
水素の還元雰囲気で焼成しても、また酸素雰囲気で焼成
してもよい。
【0042】本発明の長残光性発光材料の製造方法の範
囲内で、その条件を選択することにより下記の焼結体が
得られる。
【0043】〔4〕一般式で表される焼結体が 〔(SrCa)0.9995 0.998 Eu0.00050.002 〕Al2O4
〔(SrCa)0.9995 0.998 Eu0.00050.002 〕O ・(Al
1-a-b B b Dya 2 O3 で表され、かつ下記の性質を有することを特徴とする前
記第1項に記載の長残光性発光材料。
【0044】 (1)比重 3.52〜3.54 (2)体色 浅黄色 (3)モース硬度 5.8〜6.1 (4)発光ピーク波長 575〜585nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 3500mcd/m2以上 (7)残光時間 40時間以上 (8)X線回折パターン 図3に示されるようなパターン
【0045】〔5〕一般式で表される焼結体が (Ca0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(Ca
0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・[ Al1-a-b B b
(DyNd)a ] 2 O3 で表され、かつ下記の性質を有することを特徴とする前
記第1項に記載の長残光性発光材料。
【0046】 (1)比重 2.97〜2.99 (2)体色 白色 (3)モース硬度 4.0〜4.5 (4)発光ピーク波長 430〜440nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 800mcd/m2以上 (7)残光時間 10時間以上 (8)X線回折パターン 図4に示されるようなパターン
【0047】本発明において、酸素雰囲気下、カーボン
粉末で直接還元する方法は、前記の一般式の焼成体が得
られるばかりでなく、安全で経済的な方法であり本発明
における特徴でもある。本発明の発光材料は、製造に際
し、原料中のα型Al2 3とγ型Al2 3 との混合
物を用い、上記のような焼成条件でγ型Al2 3 の空
孔には硼素とDyが容易に取り込まれて、前記の如き
(Al1-a-b B b Dya 2O3を形成する。ついで、これら
を核としてα型Al2 3 が取り囲み三斜晶系の晶胞が
形成され、更に(Sr0.99950.998 Eu0.00050.002
O ・n(Al1-a-bB b Dya 2 O3が集片双晶化されて、
本発明の発光材料が形成されることが考えられる。
【0048】本発明の長残光性発光材料は、インクや樹
脂に混入することにより発光インクや発光樹脂を製造で
きる。本発明の発光材料の輝度は何ら遜色なく実用上支
障なく使用できるものであり、夜に表示用として使用可
能である。例えば、道路の表示、広告、文房具、玩具、
スポーツ用品などに使用すると、光を吸収して、暗中で
吸収したエネルギーを光の形で放出し、40〜60時間
以上連続的に発光する。また液晶のバックライトの補助
光源として使用すれば電源の省力化あるいは機器の軽量
化を図ることができる。
【0049】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて更に説明す
るが、この例は本発明を説明するためのものであり、本
発明はこれに限定されるものではない。
【0050】実施例1 SrCO3 14.73g、α−
Al2 3 9.93g、γ−Al2 3 0.10g、H
3 BO3 0.22gを用意する。賦活剤と付加賦活剤の
原料として、Eu2 3 0.035g、Dy2 3 0.
037gをそれぞれ用意する。以上の原料をそれぞれ粉
砕し、混合した後、るつぼに入れる。上記混合物を入れ
たるつぼを炭素粉末中に導入した後、電気炉に入れて、
400℃から1250℃まで8時間かけて昇温し、つい
で1250℃の温度で4時間焼成する。ついで8時間か
けて200℃まで冷却した後、電気炉から取り出す。室
温になったら、ボールミルで粉砕し、更に200メッシ
ュの篩で分級して、本発明の発光材料(1)を得た。得
られた結晶体は、発光ピーク520μm、浅緑色に発光
し、残光時間40時間、初期輝度4500mcd/
2 、比重3.60、モース硬度6.2、n=1のもの
が得られた。X線回折パターンは、図1に示されるもの
であった。
【0051】実施例2 SrCO3 147.32g、α
−Al2 3 80.63g、γ−Al 2 3 14.23
g、H3 BO3 8.44gを用意する。賦活剤と付加賦
活剤の原料として、Eu2 3 0.352g、Dy2
3 0.373gをそれぞれ用意する。以上の原料をそれ
ぞれ粉砕し、混合した後、るつぼに入れる。上記混合物
を入れたるつぼを炭素粉末中に導入した後、電気炉に入
れて、400℃から1250℃まで8時間かけて昇温
し、ついで1250℃の温度で4時間焼成する。ついで
8時間かけて200℃まで冷却した後、電気炉から取り
出す。室温になったら、ボールミルで粉砕し、更に20
0メッシュの篩で分級して、本発明の発光材料(2)を
得た。得られた結晶体は、発光ピーク520μm、浅緑
色に発光し、残光時間50時間、初期輝度5300mc
d/m2 、比重3.62、モース硬度6.3、n=1の
ものが得られた。
【0052】実施例3 SrCO3 14.73g、α−
Al2 3 13.71g、γ−Al23 5.86g、
3 BO3 0.94gを用意する。賦活剤と付加賦活剤
の原料として、Eu2 3 0.035g、Dy2
3 0.075gをそれぞれ用意する。以上の原料を粉砕
し、混合した後、るつぼに入れる。該混合物を入れたる
つぼを400℃から1600℃まで10時間かけて昇温
し、更に1600℃の温度で4時間焼成し、その後、8
時間かけて200℃まで冷却し、ついで電気炉から取り
出す。室温でボールミルで粉砕し、200メッシュの篩
で分級して、本発明の発光材料(3)を得た。得られた
結晶体は、発光ピーク489μm、青色に発光し、残光
時間50時間、初期輝度2100mcd/m2 、比重
3.7、モース硬度7.3、n=2のものが得られた。
X線回折パターンは、図2に示されるものであった。
【0053】実施例4 SrCO3 147.32g、α
−Al2 3 156.13g、γ−Al2 3 34.2
7g、H3 BO3 16.88gを用意する。賦活剤と付
加賦活剤の原料として、Eu2 3 0.352g、Dy
2 3 0.746gをそれぞれ用意する。以上の原料を
粉砕し、混合した後、るつぼに入れる。該混合物を入れ
たるつぼを実施例3の方法と同様にして製造して、本発
明の発光材料 (4)を得た。得られた結晶体は、発光
ピーク波長490nm、初期輝度2300mcd/
2 、残光時間70時間以上の藍色に近い青色の優れた
ものが得られた。
【0054】実施例5 CaCO3 7.234g、Sr
CO3 4.904g、α−Al2 38.041g、γ
−Al2 3 1.423g、H3 BO3 0.866gを
用意する。賦活剤の原料として、Eu2 3 0.352
gを用意する。以上の原料を粉砕し、混合した後、るつ
ぼに入れる。該混合物を入れたるつぼを400℃から1
330℃まで8時間かけて昇温し、更に1330℃の温
度で4時間焼成し、その後、8時間かけて200℃まで
冷却し、ついで電気炉から取り出す。室温でボールミル
で粉砕し、200メッシュの篩で分級して、本発明の発
光材料(5)を得た。得られた結晶体は、発光ピーク5
80μm、黄色に発光し、残光時間40時間、初期輝度
3600mcd/m2 、比重3.53、モース硬度6.
0、n=1のものが得られた。X線回折パターンは、図
3に示されるものであった。
【0055】実施例6 CaCO3 9.801g、α−
Al2 3 8.063g、γ−Al23 1.423
g、H3 BO3 0.866gを用意する。賦活剤と付加
賦活剤の原料として、それぞれEu2 3 0.176
g、Nd2 3 1.68gを用意する。以上の原料を粉
砕し、混合した後、るつぼに入れる。該混合物を入れた
るつぼを400℃から1230℃まで8時間かけて昇温
し、更に1230℃の温度で3時間焼成し、その後、8
時間かけて200℃まで冷却し、ついで電気炉から取り
出す。室温でボールミルで粉砕し、200メッシュの篩
で分級して、本発明の発光材料(5)を得た。得られた
結晶体は、発光ピーク440μm、紫色に発光し、残光
時間40時間、初期輝度820mcd/m2 、比重2.
98、モース硬度4.3、n=1のものが得られた。X
線回折パターンは、図4に示されるものであった。
【0056】比較例1 SrCO3 14.73g、α−
Al2 3 9.67g、γ−Al2 3 0.51gを混
合した後、実施例1と同様にして焼成した。得られた焼
成体は、体色が白色で、発光しなかった。
【0057】比較例2 α−Al2 3 100%を使用
した例として、SrCO3 14.73g、α−Al2
3 10.03gを使用し、その他は実施例1と同じもの
を使用した以外は、実施例1と同様にして焼成した。得
られた焼成体は、浅緑色体色を呈しており、初期輝度が
600mcd/m2 であり、30分ほどでほとんど残光
がなくなった。
【0058】比較例3 γ−Al2 3 100%を使用
した例として、SrCO3 14.73g、γ−Al2
3 10.03gを使用し、その他は実施例1と同じもの
を使用した以外は、実施例1と同様にして焼成した。得
られた焼成体は、体色が浅黄緑色で、初期輝度1100
mcd/m2 、残光時間は2時間であった。
【0059】
【発明の効果】本発明の高輝度長残光性発光材料は、一
般式で示される発光材料からなり、これによって以下の
優れた効果を奏するものである。初期輝度が高く、し
かも長残光性を有するので、明るくしかも長時間発光状
態を維持することができる。本発明の高輝度長残光性
発光材料は放射性物質を全く使用していないので、放射
線による危険がなく安全である。本発明の長残光高輝
度発光材料の製造方法により、長残光性を有する発光材
料が得られ、また特に還元雰囲気としてカーボン粉末を
使用した場合には、工程が簡略化されるので、簡単かつ
効率的であり、安全性にも優れており、したがって工業
生産にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一般式のnが1の場合の焼成体のX線
回折パターンを示すグラフである。
【図2】本発明の一般式のnが2の場合の焼成体のX線
回折パターンを示すグラフである。
【図3】本発明の実施例5で製造した別の焼成体のX線
回折パターンを示すグラフである。
【図4】本発明の実施例6で製造した更に別の焼成体の
X線回折パターンを示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 劉 宝善 中国北京市豊台区雲崗 海鷹機電技術研究 院内 (72)発明者 ▲かく▼慶隆 中国北京市豊台区長辛店 長辛店第三中学 校内 (72)発明者 徐 謙 中国北京市豊台区長辛店朱家墳一里45号 北京市豊台区宏業塗装輔料厰内 (72)発明者 小椋 厚 東京都府中市若松町2丁目8番地の33 ケ ミテック株式会社内 (72)発明者 ▲かく▼慶芬 東京都府中市若松町2丁目8番地33 ケミ テック株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (M0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(M
    0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・n(Al1-a-b B
    b a 2 O3 〔式中、Mは、Sr,Ca,Mg及びBaからなる群か
    ら選択される少なくとも一種類の元素であり、Qは、L
    a,Ce,Pr,Nd,Sm,Gd,Tb,Dy,H
    o,Er,Tm,Yb,Y,Lu,Mn及びBiからな
    る群から選択される少なくとも一種類の元素である。a
    =0.0005〜0.002、b=0.001〜0.3
    5、n=1〜8〕で表される焼成体であることを特徴と
    する長残光性発光材料。
  2. 【請求項2】一般式で表される焼結体が (Sr0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(Sr
    0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・(Al1-a-b B b
    Dya 2 O3 で表され、かつ下記の性質を有することを特徴とする請
    求項1に記載の長残光性発光材料。 (1)比重 3.60〜3.62 (2)体色 浅黄緑色 (3)モース硬度 6.2〜6.5 (4)発光ピーク波長 515〜525nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 4000mcd/m2以上 (7)残光時間 40時間以上 (8)X線回折パターン 図1に示されるようなパターン
  3. 【請求項3】一般式で表される焼結体が (Sr0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(Sr
    0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・2(Al1-a-b B
    b Dya 2 O3 で表され、かつ下記の性質を有することを特徴とする請
    求項1に記載の長残光性発光材料。 (1)比重 3.69〜3.71 (2)体色 浅黄緑色 (3)モース硬度 7.0〜7.5 (4)発光ピーク波長 485〜495nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 2000mcd/m2以上 (7)残光時間 60時間以上 (8)X線回折パターン 図2に示されるようなパターン
  4. 【請求項4】一般式で表される焼結体が 〔(SrCa)0.9995 0.998 Eu0.00050.002 〕Al2O4
    〔(SrCa)0.9995 0.998 Eu0.00050.002 〕O ・(Al
    1-a-b B b Dya 2 O3 で表され、かつ下記の性質を有することを特徴とする請
    求項1に記載の長残光性発光材料。 (1)比重 3.52〜3.54 (2)体色 浅黄色 (3)モース硬度 5.8〜6.1 (4)発光ピーク波長 575〜585nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 3500mcd/m2以上 (7)残光時間 40時間以上 (8)X線回折パターン 図3に示されるようなパターン
  5. 【請求項5】一般式で表される焼結体が (Ca0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(Ca
    0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・[ Al1-a-b B b
    (DyNd)a ] 2 O3 で表され、かつ下記の性質を有することを特徴とする請
    求項1に記載の長残光性発光材料。 (1)比重 2.97〜2.99 (2)体色 白色 (3)モース硬度 4.0〜4.5 (4)発光ピーク波長 430〜440nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 800mcd/m2以上 (7)残光時間 10時間以上 (8)X線回折パターン 図4に示されるようなパターン
  6. 【請求項6】それぞれの原料を粉砕して、混合した後、
    該混合物を炭素質材料の存在下、400℃から1200
    ℃乃至〜1600℃まで7〜10時間かけて緩慢に昇温
    し、ついで更に1200℃〜1600℃で5時間〜3時
    間で焼成し、その後、7時間〜10時間かけて200℃
    になるまで冷却し、粉砕し、分級することを特徴とする
    長残光性発光材料の製造方法。
  7. 【請求項7】一般式で表される焼結体が (Sr0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(Sr
    0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・(Al1-a-b B b
    Dya 2 O3 〔a=0.0005〜0.002、b=0.001〜
    0.35〕で表され、かつ下記の性質を有することを特
    徴とする長残光性発光材料の製造方法において、原料が
    SrCO3 、α型Al2 3 、γ型Al2 3 、硼素化
    合物、Eu2 3 、Dy2 3 からなり、これらの原料
    を粉砕して、混合した後、該混合物を炭素質材料の存在
    下、400℃から1250℃まで7〜10時間かけて緩
    慢に昇温し、ついで更に1250℃で5時間〜3時間で
    焼成し、その後、7時間〜10時間かけて200℃にな
    るまで冷却し、粉砕し、分級することを特徴とする長残
    光性発光材料の製造方法。 (1)比重 3.60〜3.62 (2)体色 浅黄緑色 (3)モース硬度 6.2〜6.5 (4)発光ピーク波長 515〜525nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 4000mcd/m2以上 (7)残光時間 40時間以上 (8)X線回折パターン 図1に示されるようなパターン
  8. 【請求項8】一般式で表される焼結体が (Sr0.99950.998 Eu0.00050.002 )Al2O4 ・(Sr
    0.99950.998 Eu0.00050.002 )O ・2(Al1-a-b B
    b Dya 2 O3 〔a=0.0005〜0.002、b=0.001〜
    0.35〕で表され、かつ下記の性質を有することを特
    徴とする長残光性発光材料の製造方法において、原料が
    SrCO3 、α型Al2 3 、γ型Al2 3 、硼素化
    合物、Eu2 3 、Dy2 3 からなり、これらの原料
    を粉砕して、混合した後、該混合物を炭素質材料の存在
    下、400℃から1600℃まで7〜10時間かけて緩
    慢に昇温し、ついで更に1600℃で5時間〜3時間で
    焼成し、その後、7時間〜10時間かけて200℃にな
    るまで冷却し、粉砕し、分級することを特徴とする長残
    光性発光材料の製造方法。 (1)比重 3.69〜3.71 (2)体色 浅黄緑色 (3)モース硬度 7.0〜7.5 (4)発光ピーク波長 485〜495nm (5)励起波長 200〜450nm (6)30秒の輝度 2000mcd/m2以上 (7)残光時間 60時間以上 (8)X線回折パターン 図2に示されるようなパターン
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