JPH10234654A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH10234654A
JPH10234654A JP9044412A JP4441297A JPH10234654A JP H10234654 A JPH10234654 A JP H10234654A JP 9044412 A JP9044412 A JP 9044412A JP 4441297 A JP4441297 A JP 4441297A JP H10234654 A JPH10234654 A JP H10234654A
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bending
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fixed substrate
locking
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Osamu Mizuta
修 瑞田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数が少なく、組立及び湾曲角度の調整が
容易で最大湾曲角度より大きく湾曲することを確実に規
制する操作部を備えた内視鏡を提供すること。 【解決手段】固定基板12には第2リブ21が設けられ
ている。この第2リブ21は、固定基板12の長手方向
に対して略平行に凸設している基盤部20の平面より略
垂直方向に凸設した1対の基礎部26a,26bと、こ
の基礎部26a,26bに手元側部で連結しているこの
固定基板12の長手方向に対して略垂直方向に凸設して
いる壁状凸設部となる第1の突き当て部123と、基礎
部26a,26bの先端部側に位置して固定基板12の
長手方向に対して略垂直方向に凸設して設けられた壁状
凸設部となる第2の突き当て部124と、基礎部26
a,26bの先端部側端で、固定基板12の長手方向に
対して略垂直方向の平面部を有する1対のガイド部材固
定部25a,25bとで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿入部に設けた湾
曲部を操作部の固定基板上に設けた湾曲操作機構で操作
する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、体腔内などへ細長の内視鏡を
挿入して被検部位の観察や各種処置を行うようにした内
視鏡装置が広く用いられている。
【0003】一般に、挿入部が軟性の内視鏡では挿入部
に複数の湾曲駒を連接した湾曲部を設け、この湾曲部内
に挿通させて最先端に位置する湾曲駒に固定した湾曲ワ
イヤなどの牽引部材を進退操作させることにより湾曲部
を所望の方向に湾曲させる湾曲操作機構が設けられてい
る。このような湾曲操作機構によって湾曲部を目的の角
度に湾曲させることにより、挿入部先端部に配設した観
察光学系を目的の方向へ向けて観察を行ったり、被検部
位への挿入を容易に行えるようにしている。
【0004】一般に、内視鏡の湾曲操作では、所定の湾
曲角度を超えることがないように湾曲部には、最大湾曲
角度を規制するために湾曲ワイヤ側に当接部材を設ける
一方、この当接部材に当接して湾曲ワイヤの動きを制約
するストッパを設けらていた。
【0005】前記湾曲部の最大湾曲角度は、内視鏡単体
の製造過程で調整される。1例をあげると、複数の湾曲
駒をリベットで回動自在に連結し、先端部に固定した湾
曲ワイヤを手元側に位置する操作部で牽引操作する場合
には、先端部の湾曲角度を測定しながら最大湾曲角とな
る位置で前記ストッパを固定することによって、その内
視鏡の最大湾曲角度を設定していた。
【0006】そして、実公昭63−2004号公報には
ストッパの位置決め調節が確実かつ容易に行え、しかも
衝突部材との衝突によって位置ずれすることなく固定す
ることができるようにした内視鏡の湾曲操作装置が示さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
公昭63−2004号公報の内視鏡の湾曲操作装置では
以下に示すように ・最大湾曲角度を規制するための部品点数が多く、組立
が面倒である。
【0008】・湾曲操作機構を配置する固定基板が平板
であるため強度が弱い。
【0009】・湾曲操作ワイヤと湾曲操作機構とを連結
する連結部の移動方向を規制するためのガイド(案内
部)を構成する部品点数が多く、組立が面倒である。
【0010】・固定基板の操作部本体への固定が手元側
端部だけで行われているので固定強度が弱い。また、こ
の位置で操作部本体と固定基板との位置が決められてし
まうため、アングル操作ノブと操作部本体との位置関係
が不安定であり、水密の確保が困難になり、水密を確保
するための調整部材が必要になる。
【0011】・固定基板と挿入部とを連結する部分の部
品点数が多く、組立が面倒である。
【0012】などという問題点があった。
【0013】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、部品点数が少なく、組立及び湾曲角度の調整が容
易で最大湾曲角度より大きく湾曲することを確実に規制
する操作部を備えた内視鏡を提供することを目的にして
いる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡は、複数
の湾曲駒を回動自在に連接した湾曲部と、この湾曲部に
連設する可撓管と、この可撓管の基端部に連結され前記
湾曲部を湾曲操作するための湾曲機構が配設される固定
基板を有する操作部と、一端が湾曲部の先端に固定され
他端が湾曲操作機構に連結された湾曲操作ワイヤとを有
する内視鏡であって、前記湾曲操作機構が配設される固
定基板に凸設させた突き当て部を形成する壁状凸設部
と、前記湾曲部の湾曲角度を調節するため湾曲角度調整
部材と、この湾曲角度調整部材が固定され前記壁状凸設
部に少なくとも最大湾曲時に当接する調整部材固定板と
を備え、前記調整部材固定板に対する前記湾曲角度調整
部材の固定位置を調整可能に設けている。
【0015】この構成によれば、壁状凸設部が湾曲角度
調整部材に突き当たった状態になっているとき、さらに
湾曲操作ワイヤを操作して湾曲部を湾曲操作すると、湾
曲角度調整部材が湾曲操作ワイヤの牽引方向に引き込も
うとするが、調整部材固定板と壁状凸設部とが当接して
その移動を規制しているので、それ以上に湾曲角度が増
加しない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0017】図1ないし図32は本発明の第1実施形態
に係り、図1は内視鏡の概略構成を示す説明図、図2は
操作部の内部構造の詳細を示す説明図、図3は操作部ケ
ーシングの基端部側に設けた第1の係止部を示す説明
図、図4は操作部ケーシングの先端部側に設けた第2の
係止部を示す説明図、図5は固定基板の構成を説明する
平面図、図6は図5のA−A断面図、図7は図5のB−
B断面図、図8は固定基板の側面図、図9は図5のI−
I断面図、図10は図5のJ−J断面図、図11は図5
のC−C断面図、図12は図5のD−D断面図、図13
は図2のE−E断面図、図14は図2のF−F断面図、
図15はチェーン部材と挿入部側連結部材とをチェーン
側連結部材を介して接続状態を示す側面から見た説明
図、図16は図15の上面から見た説明図、図17は基
盤カバーの底面側から見たときの説明図、図18は基盤
カバーの側面図、図19は手元側ガイドコイルの挿入部
側の構造を示す説明図、図20は可撓管内に配設される
各方向の挿入部側ガイドコイルの位置を示す説明図、図
21は把持部ケーシングで覆われた部分の挿入部側の内
部構造を示す図、図22は、固定基板と筒状基盤との固
定部の側面図、図23は図21のH−H断面図、図24
は筒状基盤の外周面側から見た固定ネジの固定状態を示
す図、図25は図2のK−K断面図、図26は操作部ケ
ーシング内の固定基板の位置関係を示す説明図、図27
は係止用凸部と第1の係止部との位置関係を示す説明
図、図28は図27の係止用凸部と第1の係止部との位
置関係を別の角度(固定基板方向)から見たときの図、
図29は基盤部と第2の係止部との位置関係を示す説明
図、図30は基盤部と第2の係止部との係止状態を示す
図、図31は係止用凸部と第1の係止部との係止状態を
図28に示した方向から見たときの図、図32は図31
の係止用凸部と第1の係止部との係止状態を図27に示
した方向から見たときの図である。
【0018】図1に示すように本実施形態の内視鏡1
は、体腔内等に挿入される細長の挿入部2と、この挿入
部2の手元側端部に設けられた操作部3と、この操作部
3の側部から延出するユニバーサルコード4とで主に構
成されている。前記ユニバーサルコード4の基端部には
内視鏡1の外部装置である図示しない光源装置等に着脱
自在に接続されるコネクタ5が設けられている。
【0019】前記挿入部2は、先端側から順に硬質の先
端構成部6、複数の湾曲駒を回動自在に連接して上下左
右方向に湾曲自在な湾曲部7、可撓性を有する細長な可
撓管8とを連結して構成されている。
【0020】前記先端構成部6には後述する処置具挿通
管路の処置具開口部117や図示しない対物光学系の最
外部に設けられた対物レンズカバー118、この対物レ
ンズカバー118の表面に付着した汚れや体液を除去す
るための水または空気などを送るための送気送水ノズル
119、図示しない照明光学系の最外部に設けられた照
明レンズカバー120が設けられている。
【0021】前記操作部3は、手元側に設けられた操作
部ケーシング9と、この操作部ケーシング9の先端側に
水密的に連結して設けられた把持部ケーシング10とで
構成されている。
【0022】前記操作部ケーシング9には、前記湾曲部
7を左右方向に湾曲させるための湾曲操作機構の操作部
となる左右方向湾曲操作ノブ(以下左右ノブと略記す
る)9RLや湾曲部7を上下方向に湾曲させるための上
下方向湾曲操作ノブ(以下上下ノブと略記する)9U
D、前記送気送水ノズル119へ水及び空気を供給する
際の操作ボタンである送気送水ボタン121、処置具開
口部117から体液等を吸収する際の操作ボタンである
吸引ボタン122などが設けられている。一方、前記把
持部ケーシング10には把持鉗子などの処置具を後述す
る処置具導入管路、分岐部材を介して処置具挿通管路に
導くための処置具導入口108が設けられている。
【0023】図2に示すように操作部ケーシング9及び
把持部ケーシング10で構成された操作部3の内部には
固定基板12が配設されている。この固定基板12は、
例えばアルミニウムを射出成形するダイカストにより形
成されたものである。
【0024】前記固定基板12の基端部側端にはこの固
定基板12を操作部ケーシング9に係止するための係止
用凸部13a,13bが2箇所に設けられている。
【0025】そして、図3に示すように操作部ケーシン
グ9には、前記係止用凸部13a,13bに対応するよ
うに前記固定基板12の長手方向に対して垂直方向の少
なくとも1方向に切り欠き開口14a,14bを有する
第1の係止部15a,15bが設けられている。即ち、
この第1の係止部15a,15bの切り欠き開口14
a,14bに前記係止用凸部13a,13bを係入する
ことによって、この係止用凸部13a,13bが第1の
係止部15a,15bに係止される。このとき、図2で
示す前記第1の係止部15a,15b同士間の寸法Z
と、第1の係止部15aの一端面と操作部ケーシング9
の内周面との寸法Yとは前記係止用凸部13a,13b
の幅寸法Xより大きく設定されている。
【0026】また、図4に示すように前記操作部ケーシ
ング9の把持部ケーシング10側の口元部の、前記固定
基板12の一側部に対応する位置には第2の係止部16
が設けられている。この第2の係止部16には係止溝1
6aが形成されており、この係止溝16aで前記固定基
板12の一側部を係止するようになっている。このと
き、固定基板12の幅寸法Vは、操作部ケーシング9の
内周面と前記第2の係止部16の先端面との間の距離寸
法Wより小さく設定されている。
【0027】図2に示すように操作部ケーシング9の把
持部ケーシング10側の口元部には、前記固定基板12
の長手方向に対して垂直な平面部17a,17bが設け
られている。一方、固定基板12には前記平面部17
a,17bに略平行に相対する面部を有する当接面部1
8a,18bが設けられている。前記平面部17a,1
7bと当接面部18a,18bとの間には、操作部ケー
シング9と把持部ケーシング10とを組み合わせて操作
部3を組み立てた際、この部分に生じる公差分だけの隙
間が設けられている。なお、この隙間寸法は例えば、
0.3mmに設定されている。
【0028】図5に示すように固定基板12の手元側の
縁部を補強するための補強用リブとして第1リブ19が
基盤部20が設けられている。図6に示すように前記第
1リブ19の厚み寸法は、固定基板12の基盤部20の
肉厚と略同様の厚さで形成されており、この基盤部20
の平面に対して略垂直方向に凸設している。
【0029】また、図5に示すようにこの固定基板12
には第2リブ21が設けられている。この第2リブ21
は、固定基板12の長手方向に対して略平行であり、前
記基盤部20の平面より略垂直方向に凸設した1対の基
礎部26a,26bと、この基礎部26a,26bに手
元側部で連結しているこの固定基板12の長手方向に対
して略垂直方向に凸設している壁状凸設部となる第1の
突き当て部123と、前記基礎部26a,26bの先端
部側に位置して前記第1の突き当て部123と同様に固
定基板12の長手方向に対して略垂直方向に凸設して設
けられた壁状凸設部となる第2の突き当て部124と、
前記基礎部26a,26bの先端部側端で、固定基板1
2の長手方向に対して略垂直方向の平面部を有する1対
のガイド部材固定部25a,25bとで構成されてい
る。
【0030】図7に示すように凸設した基礎部26a,
26bの高さ方向の略中央部にはこの基礎部26a,2
6bから前記基盤部20に対して略平行に凸設した平行
部23a,23bが設けられている。前記基礎部26
a,平行部23a及び基盤部20によって形成される凹
部は右方向ワイヤ固定部材摺動溝(以下右ワイヤ摺動溝
と略記する)27Rになり、前記基礎部26b,平行部
23b及び基盤部20によって形成される凹部は左方向
ワイヤ固定部材摺動溝(以下左ワイヤ摺動溝と略記す
る)27Lになる。
【0031】また、前記右ワイヤ摺動溝27R内の基礎
部26a側面部には、この右ワイヤ摺動溝27Rより幅
寸法の狭い右方向湾曲角度規定溝(以下右湾曲規定溝と
略記する)28Rが形成され、前記左ワイヤ摺動溝27
L内の基礎部26b側面部にはこの左ワイヤ摺動溝27
Lより幅寸法の狭い左方向湾曲角度規定溝(以下左湾曲
規定溝と略記する)28Lが形成されている。
【0032】さらに、前記平行部23aを挟んで前記右
湾曲規定溝28Rと略等距離の位置の基礎部26a側面
部にはこの右湾曲規定溝28Rと同様な下方向湾曲角度
規定溝(以下下湾曲規定溝)28Dが形成され、前記基
礎部26bの側面部には平行部23bを挟んで略等距離
の位置に前記左湾曲規定溝28Lと同様な上方向湾曲角
度規定溝(以下上湾曲規定溝)28Uが形成されてい
る。
【0033】図8及び図9に示すように右湾曲規定溝2
8Rの手元側の一部には、前記基礎部26a、26b、
第1の突き当て部123及び第2の突き当て部124に
より形成される長方形溝24(図5参照)に貫通した、
右方向貫通部30Rが形成されている。また、左湾曲規
定溝28Lにも前記右湾曲規定溝28R同様の左方向貫
通部30Lが形成されている。なお、前記下湾曲規定溝
28D及び上湾曲規定溝28Uにも前記右湾曲規定溝2
8R及び左湾曲規定溝28L同様の下方向貫通部30D
及び上方向貫通部30Uが形成されている。そして、前
記下方向貫通部30D及び上方向貫通部30Uより上方
側に位置する基礎部26a,26bを切り取った状態に
している。前記各方向の貫通部30R,30L,30
D,30Uの長手方向の寸法は、全ての機種の内視鏡の
湾曲角度を調整することが可能な寸法であり、例えば各
方向とも27mm以上に設定されている。なお、図8及
び図10に示すように前記前記平行部23a,23bの
根本部分の前記基礎部26a,26bを切り取るように
形成した切り欠き部31a,31bが設けられている。
【0034】図11に示すように前記ガイド部材固定部
25aには前記右湾曲規定溝28Rに対応する位置に外
側部が開口した右方向ガイド部材固定用切り欠き部32
R及び前記下湾曲規定溝28Dに対応する位置に外側部
が開口した下方向ガイド部材固定用切欠き部32Dが設
けられている。また、前記ガイド部材固定部25bには
左湾曲規定溝28Lに対応する位置に外側部が開口した
左方向ガイド部材固定用切欠き部32L及び上湾曲規定
溝28Uに対応する位置に外側部が開口した上方向ガイ
ド部材固定用切欠き部32Uが設けられている。
【0035】図12に示すように固定基板12の挿入部
側端部には固定基板12の長手方向に対して略平行で、
基盤部20の平面に対して略垂直方向に突出した1対の
筒状基盤固定部33a,33bが設けられている。この
筒状基盤固定部33a,33bの外側面は、この筒状基
盤固定部33a,33b間の中点を中心にした一点鎖線
に示す半径rの円に添ったR面形状になっている。
【0036】なお、前記筒状基盤固定部33a,33b
の根元部には固定基板12の長手方向に対して略垂直で
内側方向に凸設した第3リブ35が設けられている。ま
た、図5及び図8に示すように筒状基盤固定部33a,
33bと前記第2リブ21との間には固定基板12の長
手方向に延び平面から凸設した第4リブ36が設けられ
ている。
【0037】また、前記固定基板12を硬質な樹脂を射
出成形して製造することにより固定基板の軽量化を図る
ことができる。さらに、前記固定基板12は金属の粉末
にバインダーを添加し材料を射出成形し、バインダーの
除去及び焼結を行うメタルインジェクションモールドに
より成形することによって高い強度の固定基板を得るこ
とができる。
【0038】図2及び図13に示すように基盤部20の
平面に対して略垂直方向に凸設した1対の基礎部26
a,26bの間に形成されている長方形溝24内にはこ
の長方形溝24と略同幅寸法で細長な左右方向調整部材
固定板37aが配設されている。そして、この左右方向
調整部材固定板37aの上面には右下方向湾曲角度調整
部材38a及び左上方向湾曲角度調整部材38bが配設
されている。
【0039】また、前記右下方向湾曲角度調整部材38
a及び左上方向湾曲角度調整部材38bの上面には長方
形溝24と略同幅寸法で細長な上下方向調整部材固定板
37bが配設されている。そして、この上下方向調整部
材固定板37bの上面に前記右下方向湾曲角度調整部材
38a及び前記左上方向湾曲角度調整部材38bが配設
されている。
【0040】前記右下方向湾曲角度調整部材38aは、
前記長方形溝24の幅寸法の略半分の幅寸法の細長な直
方体形状であり、固定部40とこの固定部40の側面か
ら外側方向に突出したストッパ部41aとにより構成さ
れている。また、前記左上方向湾曲角度調整部材38b
は、前記右下方向湾曲角度調整部材38aと左右対称形
状に形成されており、固定部40に設けられたストッパ
部41bが前記右下方向湾曲角度調整部材38aとは反
対方向に突出している。
【0041】前記右下方向湾曲角度調整部材38a及び
左上方向湾曲角度調整部材38bの固定部40には固定
ネジ72a,72bの頭部が配置される固定用長孔42
が形成されている。この固定部40の固定用長孔42に
配置した固定ネジ72a,72bによって、前記右下方
向湾曲角度調整部材38a及び左上方向湾曲角度調整部
材38bと左右方向調整部材固定板37a及び上下方向
調整部材固定板37bとがそれぞれ一体的に固定される
ようになっている。
【0042】なお、前記固定用長孔42の長さ寸法は、
前記左右方向調整部材固定板37a及び上下方向調整部
材固定板37bに対する右下方向湾曲角度調整部材38
a及び左上方向湾曲角度調整部材38bの固定位置の調
整範囲が、前記各方向の貫通部30R,30L,30
D,30Uの長さ寸法と略同寸法になるように設定され
ている。また、前記ストッパ部41a,41bの大きさ
は図8に示した切欠き部31a,31bより小さく設定
されており、前記右下方向湾曲角度調整部材38a及び
左上方向湾曲角度調整部材38bを、最も挿入部側に配
設した際に前記ストッパ部41a,41bが前記切欠き
部31a,31bに相対する位置に配設されるように設
定されている。
【0043】図2に示すように第1リブ19によって補
強されている基盤部20には湾曲操作用のチェーン部材
43を収納するための収納部材44が設けられており、
図14に示すように収納部材44は、基盤部20に対し
て略垂直で左右対象形に形成された側壁部47a,47
bと、前記側壁部47a,47bの高さ方向の略中央に
基盤部20の平面に対して略平行に設けた仕切板部48
とにより構成されている。
【0044】前記側壁部47a,47bの基盤部20側
端面部の下端部にはそれぞれスナップフィット部49
a,49bが設けられており、基盤部20に形成されて
いる固定孔50a,50bにスナップフィット部49
a,49bを係止することによって、収納部材44と基
盤部20とが一体的に取り付けられるようになってい
る。
【0045】一方、前記仕切板部48の操作部ケーシン
グ9の外部に設けられる左右ノブ9RL,上下ノブ9U
Dに対応する位置には貫通孔45が形成されている。こ
の貫通穴45の仕切板部48より下側部分には左右方向
用スプロケット51aが、上側部分には上下方向用スプ
ロケット51bがそれぞれ配置されるようになってい
る。そして、前記左右方向用スプロケット51aには左
右方向用チェーン部材43aが、前記上下方向用スプロ
ケット51bには上下方向用チェーン部材43bがそれ
ぞれ巻回して湾曲操作機構を構成している。また、前記
左右方向用スプロケット51aには左右ノブ9RLが連
結され、上下方向用スプロケット51bには上下ノブ9
UDが連結されるようになっている。さらに、前記仕切
板部48の上面及び下面の貫通穴45挿入部側縁部には
前記左右方向用チェーン部材43a及び上下方向用チェ
ーン部材43bを前記左右方向用スプロケット51a及
び上下方向用スプロケット51bから引き離すための突
起部52a,52bが設けられている。
【0046】図15及び図16に示すように前記左右方
向用チェーン部材43aの端部には前記右下方向湾曲角
度調整部材38aに設けたストッパ部41aに当接する
ことによって、移動範囲を規定するための右方向突き当
て部53aを形成した右方向用チェーン側連結部材54
Rが取り付けられている。この右方向突き当て部53R
の一端部には雌ネジ部55が形成されている。
【0047】前記左右ノブ9RLによる右方向の湾曲操
作を湾曲部7に伝達する右方向湾曲操作ワイヤ56Rが
固定接続された右方向挿入部側連結部材57Rには固定
ネジ58のネジ部59が挿通可能で、円形の最大外径部
60が挿通不能な長孔61が、前記右方向湾曲操作ワイ
ヤ56Rの移動方向に形成されている。
【0048】そして、前記右方向用チェーン側連結部材
54Rと右方向湾曲操作ワイヤ56Rが固定接続された
右方向挿入部側連結部材57Rとが固定ネジ58によっ
て螺合固定されて右方向連結固定部69Rを形成してい
る。なお、右方向連結固定部69R以外の各方向の連結
固定部69L,69D,69Uも同様に構成されてい
る。
【0049】図2に示すように、下方向用チェーン側連
結部材54D、下方向挿入部側連結部材57D及び下方
向湾曲操作ワイヤ56Dにより構成される下方向連結固
定部69Dは平行部23aの上面に、同様に上方向連結
固定部69Uは平行部23bの上面に、右方向連結固定
部69Rは右ワイヤ摺動溝27Rに、同様に左方向連結
固定部69Lは左ワイヤ摺動溝27Lに、それぞれ固定
ネジ58が側方を向くように配設されている。
【0050】図13に示すように各方向のチェーン側連
結部材54R、54L、54D、54Uに設けられてい
る各方向の突き当て部53R、53L、53D、53U
は、それぞれに対応した湾曲規定溝28R、28L、2
8D、28Uにはめ込まれた状態で配設されている。な
お、これらの外周は基盤カバー70によって覆われてい
る。
【0051】図17に示すように基盤カバー70の上面
には前記図13に示すように上下方向調整部材固定板3
7bに対して右下方向湾曲角度調整部材38a及び左上
方向湾曲角度調整部材38bを固定している固定ネジ7
2bが外側方向に露出するように形成した調整用切り欠
き溝71が設けられている。図18に示すようにこの基
盤カバー70の基盤部20側端面には係止用凸部73が
2対設けられており、この係止用凸部73にはそれぞれ
手元側が開口状態の切り欠き74が設けられている。
【0052】前記係止用凸部73に図5に示すように相
対する固定基板12の基盤部20には、係止用長孔75
と固定基板側係止用凸部76とが設けらている。前記固
定基板側係止用凸部76には基盤カバー70の肉厚より
幅寸法が広く、挿入部側に開口部を有する固定基板側切
り欠き77が設けられている。なお、前記係止用長孔7
5の長さは、この係止用長孔75の最も手元側に係止用
凸部73を配設した際に、基盤カバー70の手元側端部
が操作部ケーシング9によって覆われない位置になるよ
うに設定されている。
【0053】図2に示すように操作部3の右方向連結固
定部69R、左方向連結固定部69L、下方向連結固定
部69D及び上方向連結固定部69Uから延出する右方
向湾曲操作ワイヤ56R、左方向湾曲操作ワイヤ56
L、下方向湾曲操作ワイヤ56D及び上方向湾曲操作ワ
イヤ56Uは、金属線を密巻きにして構成した右方向手
元側ガイドコイル78R、左方向手元側ガイドコイル7
8L、下方向手元側ガイドコイル78D及び上方向手元
側ガイドコイル78U内に内挿されている。
【0054】前記各方向の手元側ガイドコイル78R,
78L,78D,78Uの手元側端部には右方向位置出
し部材79R、左方向位置出し部材79L、下方向位置
出し部材79D、上方向位置出し部材79Uがそれぞれ
配設されている。
【0055】前記右方向位置出し部材79Rは、ガイド
部材固定部25aに形成されている右方向ガイド部材固
定用切欠き部32Rに、左方向位置出し部材79Lはガ
イド部材固定部25bに形成されている左方向ガイド部
材固定用切欠き部32Lに、下方向位置出し部材79D
はガイド部材固定部25aに形成されている下方向ガイ
ド部材固定用切欠き部32Dに、上方向位置出し部材7
9Uはガイド部材固定部25bに形成されている上方向
ガイド部材固定用切欠き部32Uにそれぞれ係止されて
いる。そして、前記基盤カバー70は、各方向の位置出
し部材79R,79L,79D,79Uに当接して、側
方への動きを規制する位置に配設されるように設定され
ている。
【0056】図19に示すように前記各方向の手元側ガ
イドコイル78R,78L,78D,78Uの挿入部側
端部にはこの手元側ガイドコイル78R,78L,78
D,78Uと同様の構造の右方向挿入部側ガイドコイル
80R、左方向挿入部側ガイドコイル80L、下方向挿
入部側ガイドコイル80D及び上方向挿入部側ガイドコ
イル80Uの手元側端部がそれぞれ突き当てられてい
る。前記手元側ガイドコイル78R,78L,78D,
78Uと前記挿入部側ガイドコイル80R,80L,8
0D,80Uとの突き当て部の外周に熱収縮チューブ1
01を被覆することによって、各方向の挿入部側ガイド
コイル80R,80L,80D,80Uと各方向の手元
側ガイドコイル78R,78L,78D,78Uとを一
体的に連結している。そして、前記各方向の挿入部側ガ
イドコイル80R,80L,80D,80Uには略コの
字形状の溝部109を形成した係止部材となる右方向係
止ブロック102R、左方向係止ブロック102L、下
方向係止ブロック102D及び上方向係止ブロック10
2Uがそれぞれ半田等によって一体的に固設されてい
る。また、前記各方向の挿入部側ガイドコイル80R,
80L,80D,80Uは、挿入部2内に挿通されてい
る。
【0057】なお、図20に示すように前記挿入部2に
内挿された各方向の挿入部側ガイドコイル80R,80
L,80D,80Uは、可撓管8の先端部の上方向に上
方向挿入部側ガイドコイル80Uが、下方向に下方向挿
入部側ガイドコイル80Dが、右方向に右方向挿入部側
ガイドコイル80Rが、左方向に左方向挿入部側ガイド
コイル80Lがそれぞれ固定されている。また、各方向
の手元側ガイドコイル78R,78L,78D,78U
を介して各方向の挿入部側ガイドコイル80R,80
L,80D,80Uに内挿された各方向の湾曲操作ワイ
ヤ56R、56L、56D、56Uは、各方向の挿入部
側ガイドコイル80R,80L,80D,80Uと位置
関係を同様にして湾曲部7を構成している複数の湾曲駒
の最先端側に配置されている図示しない第1湾曲駒に上
下左右の各方向が対応するように固定接続されている。
【0058】図21に示すように固定基板12の筒状基
盤固定部33a,33bにはその外周円径と略同じ内径
寸法を有する筒状基盤103が外嵌され、基盤部20の
略同一平面上で、筒状基盤固定部33a,33bに対し
て略垂直な方向からネジによって一体的に固定されてい
る。
【0059】図22に示すように筒状基盤103の固定
基板12側端の基盤部20と相対する位置には、回転規
制用切り欠き125が設けられ、基盤部20の挿入部側
端部が嵌合した状態で固定されている。
【0060】なお、図21に示すように、操作部3内に
は配設されている筒状基盤103の内部には処置具挿通
管路104と処置具導入管路105と吸引管路106と
が合流する分岐部材107が図示しないネジによって固
定されている。前記処置具挿通管路104は、挿入部2
内に挿通されて前記処置具開口部117で開口し、処置
具導入管路105は処置具導入口108で開口してい
る。前記吸引管路106は、吸引ボタン122が取り付
けられている後述する吸引シリンダ136を介して、ユ
ニバーサルコード4内に挿通されてコネクタ5に開口を
有している。前記筒状基盤103の分岐部材107より
挿入部側には係止リング110が固定ネジ111によっ
て固定されている。
【0061】図23に示す2点鎖線は手元側における分
岐部材107の位置を示している。前記係止リング11
0の周の一部には切り欠き部126が形成されており、
この切欠き部126から時計廻りに左方向係止用溝部1
12L、上方向係止用溝部112U、右方向係止用溝部
112R及び下方向係止用溝部112Dが形成されてい
る。また、前記固定ネジ111を、係止リング110に
形成されている雌ネジ部143に螺合させることによっ
て、前記筒状基盤103と前記係止リング110とが一
体的に固定されるようになっている。
【0062】前記各方向用の係止用溝部112R,11
2L,112D,112Uには各方向用の係止ブロック
102R,102L,102D,102Uに形成した溝
部109がそれぞれ係止されている。
【0063】図24に示すように前記筒状基盤103の
の外周面には固定ネジ111を等間隔に段階的に固定す
るための固定部長孔部138、突起部139及び係止溝
部140が形成されている。
【0064】前記長孔部138は、内視鏡挿入部の長手
方向に細長に形成されており、前記固定ネジ111のネ
ジ部141が挿通可能で最大外径部142が挿通不可能
な幅寸法になっている。この長孔部138の上面には円
形溝を等間隔で複数連結することにより前記最大外径部
142より幅の狭い突起部139を形成した最大外径部
142の係止溝部140が形成されている。このことに
より、固定ネジ111の最大外径部142と筒状基盤1
03の係止溝部140との配置位置を、変えることによ
って、前記筒状基盤103を長手方向に対して段階的に
移動させられるようになっている。
【0065】前記固定ネジ111と相対する位置の筒状
基盤103の外周には可撓管8の座屈を防止する軟質ゴ
ムよりなる折れ止め部材149が被覆された折れ止め基
盤113が配されている。折れ止め基盤113の手元側
端部は、把持部ケーシング10の端部に当接する当接部
114を有し、この当接部114の内面には、雌ネジ部
115が設けられている。この雌ネジ部115と相対す
る筒状基盤103の外側には、雄ネジ部116が設けら
れ、この雌ネジ部115と前記雄ネジ部116とは螺合
されている。
【0066】図25に示すように基盤部20には、左右
方向用チェーン部材43a及び上下方向用チェーン部材
43bが巻回された左右方向用スプロケット51a及び
上下方向用スプロケット51bの手元側の外周を覆うス
プロケットカバー131がネジ固定されている。このス
プロケットカバー131には左右ノブ9RL及び上下ノ
ブ9UD方向に貫通孔129を有する円筒部130が設
けられている。
【0067】前記左右ノブ9RLは、貫通孔129に挿
通された左右方向湾曲軸128aを介して左右方向用ス
プロケット51aに連結され、前記上下ノブ9UDは同
様に上下方向湾曲軸128bを介して上下方向用スプロ
ケット51bに連結されている。
【0068】前記操作部ケーシング9の前記円筒部13
0に対応する位置にはスプロケットカバー131の固定
部が挿通可能な大きさの開口孔132が形成されてい
る。前記円筒部130の開口孔132に対向する位置の
外周面には第1の水密部材133が設けられている。ま
た、前記開口孔132には内径部が前記第1の水密部材
133に接した状態で前記円筒部130に嵌合し、外径
部が開口孔132に嵌合した状態になる水密リング15
0が配設されている。
【0069】さらに、この開口孔132と水密リング1
50との間には水密を確保するための第2の水密部材1
34が配設されている。そして、基盤部20の裏面側に
当接した状態で送気送水ボタン121が取り付けらてい
る送気送水シリンダ135及び吸引ボタン122が取り
付けられている吸引シリンダ136が配設されている。
【0070】なお、送気送水シリンダ135及び吸引シ
リンダ136の基盤部20との当接位置は、左右方向湾
曲軸128a及び上下方向湾曲軸128bの中心軸13
7より挿入部側に位置するように設けられている。ま
た、水密リング150をスプロケットカバー131と一
体的に設けてもよく、さらに上下ノブ90Dと水密リン
グ150とを一体的に設けるようにしてもよい。
【0071】上述のように構成した内視鏡の組立につい
て説明する。 1.内視鏡操作部の挿入部側の組立を説明する。
【0072】基盤部20の上面の所定の位置に左右方向
用チェーン部材43aを巻回した状態の左右方向用スプ
ロケット51aを配置する。このとき、右方向用チェー
ン側連結部材54Rは右方向突き当て部53Rを右湾曲
規定溝28Rに配設した状態で右ワイヤ摺動溝27Rに
収納され、左方向用チェーン側連結部材54Lは左方向
突き当て部53Lを左湾曲規定溝28Lに配設した状態
で左ワイヤ摺動溝27Lに収納されている。
【0073】そして、収納部材44の貫通穴45の中心
と左右方向用スプロケット51aの中心とを合わせた状
態でスナップフィット部49a,49bを固定孔50
a,50bに係止する。
【0074】次に、上下方向用チェーン部材43bを巻
回した状態の上下方向用スプロケット51bを貫通穴4
5に合わせた状態で仕切板部48の上面部側に配設す
る。このとき、下方向用チェーン側連結部材54Dは下
方向突き当て部53Dを下湾曲規定溝28Dに挿入した
状態で平行部23aの上面に配設され、上方向用チェー
ン側連結部材54Uは上方向突き当て部53Uを上湾曲
規定溝28Uに挿入した状態で平行部23bの上面に配
設されている。
【0075】次いで、係止用凸部73が係止用長孔75
の先端部側端に配設される位置で、前記係止用凸部73
を前記係止用長孔75に挿入して、基盤カバー70を手
元側方向に位置ずれさせることによって、切り欠き74
と固定基板側係止用凸部76の固定基板側切り欠き77
及び係止用長孔75の手元側端部に噛み合わせる。
【0076】ここで、図26ないし図32を参照して上
記状態での固定基板12の操作部ケーシング9への取付
方法を具体的に説明する。図26に示すように、上述し
た状態の固定基板12と操作部ケーシング9との挿入部
側の開口の位置関係を、基盤部20の上面が第2の係止
部16の底面下側で、基盤カバー70を操作部ケーシン
グ9の第2の係止部16と逆の面に当接するようにし、
この状態で固定基板12を所定の位置まで手元側に引き
込む。
【0077】図27に示すように、このときの係止用凸
部13a,13bと第1の係止部15a,15bとの位
置関係は、第1の係止部15a,15b同士の間に係止
用凸部13bが配設され、第1の係止部15aと操作部
ケーシング9の壁面との間に係止用凸部13aが配設さ
れた状態になっている。このとき、図28に示すよう
に、係止用凸部13a,13bと第1の係止部15a,
15bとの位置関係は、第1の係止部15a,15bの
底面より下側に係止用凸部13aの上面が配設された状
態になっている。
【0078】図29(a)に示すように、基盤部20と
第2の係止部16の係止溝16aとが同一平面の位置に
配設されるように固定基板12を基盤部20の上面方向
に引き上げる。このとき、前記図4で示した固定基板1
2の幅寸法Vと操作部ケーシング9の内周面と第2の係
止部16の先端面との間の距離寸法Wとの寸法関係によ
り基盤部20と第2の係止部16とが干渉しない。
【0079】また、前記基盤部20と第2の係止部16
の係止溝16aとが同一平面の位置に配設されることに
よって、同図(b)に示すように、前記係止用凸部13
a,13bが切り欠き開口14a,14bと同一面上に
配設される。ここでも、前記図2で示した係止用凸部1
3a,13bの幅寸法X、第1の係止部15aの一端面
と操作部ケーシング9の内周面との寸法Y、第1の係止
部15a,15b同士間の寸法Zの寸法関係から係止用
凸部13a,13bが第1の係止部15a,15b及び
操作部ケーシング9の壁面と干渉しない。
【0080】最後に、固定基板12を第2の係止部16
方向に移動させる。すると、図30に示すように基盤部
20の側部が係止溝16aに挟み込まれて係止されると
共に、図31及び図32に示すように係止用凸部13
a,13bは、第1の係止部15a,15bに挟み込ま
れて係止される。続いて、スプロケットカバー131を
操作部ケーシング9の外側より開口孔132を通して挿
入して基盤部20に固定する。さらに、操作部ケーシン
グ9の外側より水密リング150を落とし込み、貫通孔
129を水密的に塞いだ後、上下ノブ9UDの上下方向
湾曲軸128bを貫通孔129に通して挿入して上下方
向用スプロケット51bに連結する。同様に左右ノブ9
RLの左右方向湾曲軸128aを貫通孔129に通して
挿入して左右方向用スプロケット51aに連結する。そ
して、送気送水シリンダ135及び吸引シリンダ136
を基盤部20の裏面に当接させた状態で操作部ケーシン
グ9に固定する。
【0081】2.内視鏡操作部の挿入部側の組立を説明
する。まず、可撓管8の先端側の所定の位置に各方向の
挿入部側ガイドコイル80R,80L,80D,80U
を固定し、前記各方向の挿入部側ガイドコイル80R,
80L,80D,80Uの手元側端部にそれぞれに対応
した各方向の係止ブロック102R,102L,102
D,102Uを取り付ける。
【0082】次に、各方向の湾曲操作ワイヤ56R、5
6L、56D、56Uの一端部を湾曲部7の所定の位置
に接続固定し、これら湾曲操作ワイヤ56R、56L、
56D、56Uを対応する各方向の挿入部側ガイドコイ
ル80R,80L,80D,80U内に挿通し、この状
態で、湾曲部7と可撓管8とを連結固定する。
【0083】次いで、処置具挿通管路104等の内蔵物
を先端構成部6に固定し、これら内蔵物を湾曲部7及び
可撓管8内に挿通させた後、前記先端構成部6と湾曲部
7とを連結固定する。このとき、各方向の挿入部側ガイ
ドコイル80R,80L,80D,80Uは、あらゆる
方向にそれぞれ単独で移動可能であるので、内蔵物の妨
げにならない位置に配置しておく。例えば、各方向の挿
入部側ガイドコイル80R,80L,80D,80Uの
先端側の固定位置と手元側との位置とを略同一な位置に
配置させておくとよい。
【0084】次に、各方向の湾曲操作ワイヤ56R、5
6L、56D、56Uの手元側からそれぞれの方向に対
応した位置出し部材79R,79L,79D,79Uが
固定されている各方向の手元側ガイドコイル78R,7
8L,78D,78Uを外挿していき、この各方向の手
元側ガイドコイル78R,78L,78D,78Uと前
記各方向の挿入部側ガイドコイル80R,80L,80
D,80Uとを付き当てた状態にし、この付き当て部の
外周を熱収縮チューブ101によって被覆して一体的に
連結する。
【0085】次いで、各方向の湾曲操作ワイヤ56R、
56L、56D、56Uの所定の位置に、それぞれのワ
イヤに対応する挿入部側連結部材57R、57L、57
D、57Uを固定した後、各方向の挿入部側ガイドコイ
ル80R,80L,80D,80Uに取り付けられてい
る係止ブロック102R,102L,102D,102
Uを係止リング110のそれぞれ対応した各方向用の係
止用溝部112R,112L,112D,112Uに係
止する。
【0086】次に、処置具挿通管路104の手元側端部
の所定の位置に分岐部材107を接続する。そして、筒
状基盤103を挿入部2側から外挿し、最も手元側の係
止溝部140に固定ネジ111を配設した状態で、この
筒状基盤103を介して係止リング110をネジ固定す
る。このことにより、各方向の係止ブロック102R,
102L,102D,102Uは、各方向の係止用溝部
112R,112L,112D,112U及び筒状基盤
103の内壁面に挟み込まれた状態で固定される。そし
て、前記筒状基盤103を挿入部2の後端部にネジによ
って固定すると共に分岐部材107を筒状基盤103に
ネジ固定する。
【0087】次に、筒状基盤103の手元側に筒状基盤
固定部33a,33bを内挿して、回転規制用切り欠き
125に基盤部20を係合した状態にして、前記筒状基
盤103と固定基板12とをネジ固定する。このとき、
筒状基盤固定部33a,33bは、基盤部20に対して
略垂直な状態で設けられ、固定位置が基盤部20と略同
一面上に設けられているので、筒状基盤103の内径部
分を塞ぐ範囲が少ない。
【0088】3.湾曲操作機構の接続について説明す
る。まず、基盤カバー70を挿入部側にずらし、切り欠
き74と固定基板側切り欠き77及び係止用長孔75の
手元側端部との噛み合い状態を外し、基盤カバー70を
基盤部20の上面方向に引き上げることによって一旦取
り外す。
【0089】次に、右下方向湾曲角度調整部材38a及
び左上方向湾曲角度調整部材38bを最も挿入部側に配
設した状態で、左右方向調整部材固定板37aに固定ネ
ジ72aを仮止めしてこの左右方向調整部材固定板37
aを長方形溝24に落とし込む。このとき、ストッパ部
41a,41bは、切欠き部31a,31bと相対する
位置に配設されているためそれらが干渉することはな
い。
【0090】次いで、一旦前記固定ネジ72aを緩め、
右下方向湾曲角度調整部材38a及び左上方向湾曲角度
調整部材38bを最も手元側に配置させて再び仮止めす
る。このとき、前記長方形溝24と左右方向調整部材固
定板37aとが略同幅形状であるため、左右方向調整部
材固定板37aが基盤部20の水平な方向へ位置ずれす
ることがない。また、ストッパ部41a,41bが貫通
部30R及び貫通部30Lに挟み込まれているため垂直
方向へ位置ずれすることもないようになっている。
【0091】次に、右方向位置出し部材79Rを対応す
る右方向ガイド部材固定用切欠き部32Rに係止する。
そして、右方向湾曲操作ワイヤ56Rに固定された右方
向挿入部側連結部材57Rと、それに対応する右方向用
チェーン側連結部材54Rとを噛み合わせた状態で重ね
合わせる。
【0092】次に、固定ネジ58のネジ部59を長孔6
1に挿入し、右方向湾曲操作ワイヤ56Rの張力が所定
の値になる位置でネジ部59を右方向用チェーン側連結
部材54Rの雌ネジ部55に螺合していく。これによ
り、右方向用チェーン側連結部材54Rと右方向挿入部
側連結部材57Rとが一体的に固定される。
【0093】そして、全方向の連結固定部69R、69
L、69D、69Uの連結が完了した時点で、所望の方
向に左右ノブ9RLまたは上下ノブ9UDを回転させて
みる。すると、このノブ9RL,9UDの操作に対応す
る左右方向用スプロケット51a,上下方向用スプロケ
ット51bが回転し、対応する連結固定部69R、69
L、69D、69U及び湾曲操作ワイヤ56R、56
L、56D、56Uが手元側引き込まれていく。このと
き、挿入部2に生じる圧縮力は、各方向の挿入部側ガイ
ドコイル80R,80L,80D,80U及び手元側ガ
イドコイル78R,78L,78D,78Uによって受
けられているので、挿入部2が縮むことなく、対応する
湾曲操作ワイヤ56R、56L、56D、56Uの牽引
力が湾曲部7に伝わって、湾曲部7が所望の方向に湾曲
していく。
【0094】4.湾曲角度の設定方法について説明す
る。まず、左右ノブ9RLを回転操作して湾曲部7が右
方向に所望の角度湾曲させる。
【0095】次に、左右方向調整部材固定板37aに右
下方向湾曲角度調整部材38aを仮止めしている固定ネ
ジ72aを一度緩め、前記右下方向湾曲角度調整部材3
8aのストッパ部41aと右方向突き当て部53Rとが
当接する位置まで移動させる。そして、この当接する位
置で固定ネジ72aを所定の力量で締め込んで固定す
る。このことにより、右方向の湾曲角度の設定を終了す
る。続いて、左方向の設定を行う。なお、左方向の設定
方法は右方向と同様であるため説明は省略する。
【0096】次いで、右下方向湾曲角度調整部材38a
及び左上方向湾曲角度調整部材38bを最も手元側に配
設した状態にして固定ネジ72bで上下方向調整部材固
定板37bを仮止めする。そして、前記上下方向調整部
材固定板37bを、上記左右方向調整部材固定板37a
に固定された右湾曲規定溝28R及び左湾曲規定溝28
Lの上面の長方形溝24に落とし込む。この後、上下ノ
ブ9UDを操作して上記右方向の場合と同様に、右湾曲
規定溝28R及び左湾曲規定溝28Lの上下方向調整部
材固定板37bへの固定位置を調整する。
【0097】全方向の調整が終了したら、基盤カバー7
0を組み付ける。この状態で上下方向の湾曲角度の微調
整が必要な場合には、調整用切り欠き溝71より外側に
露出している固定ネジ72bを緩めて、右下方向湾曲角
度調整部材38a及び左上方向湾曲角度調整部材38b
の位置を調整した後、再度固定ネジ72bを締め込むこ
とにより、組み立て部分を全く分解することなく、調整
作業が行える。
【0098】なお、左右方向の湾曲角度の微調整が必要
な場合には、基盤カバー70を一度取り外し、右下方向
湾曲角度調整部材38a及び左上方向湾曲角度調整部材
38bが所定の位置に固定された状態の上下方向調整部
材固定板37bを基盤部20の垂直方向に引き上げて取
り外す。
【0099】このとき、下湾曲規定溝28D及び上湾曲
規定溝28Uの上側の基礎部26a,26bは切りとら
た形状になっているため、ストッパ部41a,41bが
調整範囲のどの位置に配置されていても、上下方向調整
部材固定板37bに対する右下方向湾曲角度調整部材3
8a及び左上方向湾曲角度調整部材38bの固定位置を
ずらすことなく取り外すことが可能である。
【0100】この状態で、固定ネジ72aを一度緩め、
右下方向湾曲角度調整部材38a及び左上方向湾曲角度
調整部材38bの位置を調整して再度固定ネジ72aを
締め込む。続いて、上記状態の上下方向調整部材固定板
37bを所定の位置に落とし込む。このとき、上下方向
調整部材固定板37bに対する右下方向湾曲角度調整部
材38a及び左上方向湾曲角度調整部材38bの固定位
置は動かしていないので、上下方向の湾曲角度調整を行
う必要はない。
【0101】最後に、基盤カバー70を取り付けること
により微調整を含めた湾曲角度の調整が完了する。
【0102】なお、把持部ケーシング10の組み付けに
関しては、この把持部ケーシング10を挿入部2側より
外挿していき、操作部ケーシング9の一端に当接する位
置に配設する。そして、折れ止め部材149により外周
を被覆された折れ止め基盤113を挿入部2側より外挿
し、雌ネジ部115と雄ネジ部116とを螺合して所定
の力量で締め込む。最後に、処置具導入口108を有す
る処置具導入管路105を分岐部材に107に連結する
ことにより組立てが完了する。
【0103】5.各状態で作用する力と、その力を受け
る固定手段について説明する。組み立ての際、特に折れ
止め基盤113の雌ネジ部115を筒状基盤103の雄
ネジ部116に螺合するとき、筒状基盤103には回転
力が作用する。しかし、その作用する力は、回転規制用
切り欠き125が基盤部20に係合しているため抑えら
れる。
【0104】また、この際固定基板12は、挿入部側に
引き出され、その加重は初期において円筒部130のみ
で抑えられているが、操作部ケーシング9と固定基板1
2とが相対的に移動することで、平面部17a,17b
が当接面部18a,18bに当接するため、円筒部13
0に過剰な加重が加わることはない。
【0105】湾曲操作を行う際には、湾曲方向のノブ9
RL,9UDを中心に基盤部20のゆがみ及び捻れを生
じさせる力が作用する。このとき作用する力に関して
は、ノブ9RL,9UDより手元側では係止用凸部13
a,13bが第1の係止部15a,15bに係止され、
湾曲操作ノブ9RL,9UDを挟んだ挿入部側では係止
溝16aに固定基板12が係止され、さらには固定基板
12の裏面に送気送水シリンダ135及び吸引シリンダ
136が当接しているため、ノブ9RL,9UDを中心
としたゆがみ及び捻れが抑えられる。
【0106】また、湾曲操作を行ってストッパ部41
a,41bと各方向の突き当て部53R、53L、53
D、53Uとが突き当たった状態でさらに力が加えられ
たとき、この当接部分を中心に、前記ノブ9RL,9U
Dを中心に基盤部20に発生したのと同様の、ゆがみ及
び捻れを生じさせる力が作用する。このとき、前記当接
部分より手元側では上述したように固定基板12は各部
材に係止及び当接している。また、当接部分を挟んで挿
入部側では前記回転規制用切り欠き125と基盤部20
とが係合しているため基盤部20のゆがみ及び捻れが抑
えられる。さらに、この状態ではストッパ部41a,4
1bがノブ9RL,9UD方向に引き込まれるため、右
下方向湾曲角度調整部材38a及び左上方向湾曲角度調
整部材38bを介して左右方向調整部材固定板37a及
び上下方向調整部材固定板37bが手元側に引きつけら
れる力が作用するが、このとき、前記左右方向調整部材
固定板37a及び上下方向調整部材固定板37bの手元
側端面が第1の突き当て部123に当接して力が抑えら
れる。
【0107】このように、固定基板12には長手方向の
略全長に渡って補強用リブが設けられているので、曲げ
力に対して高い強度を得ることができると共に、前記補
強用リブの一部が各方向の連結部のガイドが兼ねている
ため、部品点数を大幅に削減することができる。
【0108】また、固定板の操作部への固定に際して
は、力の支点である湾曲操作ノブの中心及びストッパ部
と各方向の突き当て部との当接部を挟んだ両側部に、固
定基板のゆがみ及び捻れを規制するための係止部及び当
接部を設けているため、固定基板のゆがみ及び捻れを効
率的に抑えて高い固定強度を得ることができると共に、
固定基板と筒状基盤とを直接的に固定しているため部品
点数を削減することができる。
【0109】さらに、筒状基盤103と固定基板12と
の固定を、基盤部20と略同一面上で行っているため、
固定のために筒状基盤103の内径が塞がれる範囲を少
なくすることができるので、内蔵物を配設する際の引き
回しの自由度が増す。
【0110】又、基盤部20を回転規制用切り欠き12
5に係合させているため、固定基板12と筒状基盤10
3との相対的な捻れ及びゆがみに対して高い強度を有し
ている。
【0111】さらにまた、固定基板12の長手方向に対
する配置位置は、円筒部130によってのみ規定されて
いるので、各部品の公差を考慮する必要がなく、部品点
数を削減することができる。また、長手方向に対して過
剰な加重が加わった場合には平面部17と当接面部18
とが当接するため高い固定強度が得られる。
【0112】湾曲角度の調整機構においては、基礎部2
6a、26b、第1の突き当て部123及び第2の突き
当て部124によって形成される長方形溝24に落とし
込んだ左右方向調整部材固定板37a及び上下方向調整
部材固定板37bに、右下方向湾曲角度調整部材38a
及び左上方向湾曲角度調整部材38bを固定するだけ
で、左右方向調整部材固定板37a及び上下方向調整部
材固定板37bを固定基板12等に固定するなどの作業
をする必要なく行えるため部品点数を削減することがで
きると共に組立てを容易に行うことができる。
【0113】また、左右方向調整部材固定板37a及び
上下方向調整部材固定板37bに手元側に引き込まれる
力が作用したとき、第1の突き当て部123と、左右方
向調整部材固定板37a及び上下方向調整部材固定板3
7bの手元側の側面とがその力が作用する方向に対して
垂直な面に当接するので、十分な強度が得ることができ
る。このことにより、位置ずれすることなく安定的に固
定される。
【0114】また、上下方向の湾曲角度調整機構と左右
方向の湾曲角度調整機構を積み重ねた状態で配している
ため、操作部の小型化を可能にすると共に、部品の共通
化を図ることができる。
【0115】さらに、基盤カバー70の着脱は、基盤カ
バー70を係止用長孔75に沿って移動させること及び
垂直方向に移動させることによる行えるので、他の部位
を分解する必要が無くなり、作業が大幅に簡略化され
る。
【0116】また、左右方向の湾曲角度の調整に際して
は、基盤カバー70と右湾曲規定溝28R及び左湾曲規
定溝28Lとが固定されている上下方向調整部材固定板
37bを外すだけで調整が行えるので、分解する部位が
少なく、ネジ等による固定が不要な部位となるため作業
性を向上させることができる。
【0117】また、上下方向調整部材固定板37bに対
する右湾曲規定溝28R及び左湾曲規定溝28Lの固定
位置をずらすこと無く調整作業を行うことができるの
で、左右方向のみの調整作業や微調整を行う場合、作業
性が極めて良好になる。
【0118】また、固定ネジ58の固定方向が固定基板
12の側方であるため、基盤カバー70を取り外すだけ
で全ての方向の固定ネジ58を外側に露出されることが
できるので、調整作業を容易に行うことができる。
【0119】図33を参照して固定基板12と筒状基盤
103との接続部の他の構成を説明する。図に示すよう
に本実施形態の筒状基盤103の内面には筒状基盤固定
部33a,33bの外周面形状に略同形状の嵌合溝14
7a,147bが形成されている。前記嵌合溝147
a,147bに前記筒状基盤固定部33a,33bを嵌
合させた際、それぞれの筒状基盤固定部33a,33b
の端部が筒状基盤103の内周面に対して突出しないよ
うに嵌合溝147a,147bの溝深さ及び筒状基盤固
定部33a,33bの垂直方向の厚み寸法が設定されて
いる。その他の構成は前記第1実施形態と同様であり同
部材には同符号を付して説明を省略する。
【0120】このように、筒状基盤固定部33aを嵌合
溝147aに、筒状基盤固定部33bを嵌合溝147b
にそれぞれ嵌合させた状態で前記第1実施形態と同様に
ネジ固定することによって、固定基板12と筒状基盤1
03との間の相対的な捻れ及びゆがみに対する強度をさ
らに向上させることができる。また、筒状基盤固定部3
3が筒状基盤103の内周面方向に突出しないため筒状
基盤103の内径部をさらに大きく確保することができ
る。その他の作用及び効果は前記第1実施形態と同様で
ある。
【0121】図34を参照して基盤カバー70の他の構
成を説明する。図に示すように本実施形態の基盤カバー
70の側方には、内部に配設される各方向の固定ネジ5
8と相対する位置に、連結固定部69より幅寸法は狭い
が、固定ネジ58を操作するためのドライバーを挿通す
ることが可能な調整用長孔148を設けている。
【0122】固定ネジ58の固定位置を調整して湾曲操
作ワイヤ56の弛みを除去する際には、基盤カバー70
を取り付けた状態で調整用長孔148を介して固定ネジ
58をゆるめて、再度締め付けを行うことによって位置
調整を簡単に行うことができる。このことにより、基盤
カバー70を外すこと無く連結固定部69での湾曲操作
ワイヤ56の弛みの除去作業が行えるので作業性が向上
する。
【0123】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0124】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0125】(1)複数の湾曲駒を回動自在に連接した
湾曲部と、この湾曲部に連設する可撓管と、この可撓管
の基端部に連結され前記湾曲部を湾曲操作するための湾
曲機構が配設される固定基板を有する操作部と、一端が
湾曲部の先端に固定され他端が湾曲操作機構に連結され
た湾曲操作ワイヤとを有する内視鏡において、前記湾曲
操作機構が配設される固定基板に凸設させた突き当て部
を形成する壁状凸設部と、前記湾曲部の湾曲角度を調節
するため湾曲角度調整部材と、この湾曲角度調整部材が
固定され前記壁状凸設部に少なくとも最大湾曲時に当接
する調整部材固定板とを備え、前記調整部材固定板に対
する湾曲角度調整部材の固定位置を調整可能に設けた内
視鏡。
【0126】(2)前記壁状凸設部は、固定基板の平面
に対して略垂直である付記1に記載の内視鏡。
【0127】(3)前記壁状凸設部は、湾曲操作ワイヤ
の牽引方向に対して略直交する付記1に記載の内視鏡。
【0128】(4)前記調整部材固定板は、壁状凸設部
に当接するように配設される付記1に記載の内視鏡。
【0129】(5)前記調整部材固定板に少なくとも2
つの湾曲角度調整部材が固定されている付記1に記載の
内視鏡。
【0130】(6)前記調整部材固定板を少なくとも2
つ設けた付記1に記載の内視鏡。
【0131】(7)前記調整部材固定板を垂直方向に重
ねた状態で配設した付記6に記載の内視鏡。
【0132】(8)前記調整部材固定板を横方向に併設
した状態で配設した付記6に記載の内視鏡。
【0133】(9)前記調整部材固定板の上側に湾曲角
度調整部材を固定する付記7に記載の内視鏡。
【0134】(10)前記調整部材固定板の側面に湾曲
角度調整部材を固定する付記8に記載の内視鏡。
【0135】(11)少なくとも上側に配された前記調
整部材固定板を、湾曲角度調整部材の固定位置を変える
ことなく着脱可能にした付記7に記載の内視鏡。
【0136】(12)湾曲角度調整部材と突き当て部と
の間に設けられた壁面と、この壁面を貫通する貫通部と
よりなり、この貫通部に湾曲角度調整部材の一部を突出
させた状態で、前記湾曲角度調整部材と、前記突き当て
部とを付き当てることによって湾曲角度を規制すると共
に、少なくとも上側に配された前記湾曲角度調整部材の
一部が突出した貫通部の上側部分を切り欠いている付記
11に記載の内視鏡。
【0137】(13)少なくとも2方向の湾曲角度調整
部材を同一形状で形成した付記7または付記8に記載の
内視鏡。このことにより、部品の種類が削減される。
【0138】(14)湾曲部と、この湾曲部に連設する
可撓管と、この可撓管に連設され板状の固定基板に前記
湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作機構を配設した操
作部と、一端が湾曲部の先端に固定され他端が湾曲操作
機構に連結された湾曲操作ワイヤとを有し、前記湾曲部
の最大湾曲角度を、湾曲操作ワイヤまたは湾曲操作機構
に設けられた突き当て部を湾曲角度調整部材に付き当て
ることにより規制する内視鏡において、固定基板の略全
長にわたって湾曲操作ワイヤの牽引方向と略平行なリブ
を設けた内視鏡。
【0139】(15)前記固定基板を射出成形で形成し
た付記14に記載の内視鏡。
【0140】(16)前記固定基板をアルミニウムを射
出成形するダイカストで形成した付記14に記載の内視
鏡。
【0141】(17)前記固定基板を硬質樹脂を射出成
形して形成した付記14記載の内視鏡。
【0142】(18)前記固定基板を金属の粉末にバイ
ンダーを添加した材料を射出成形し、バインダーの除去
及び焼結を行うメタルインジェクションモールドにより
形成した付記14に記載の内視鏡。
【0143】(19)前記壁状凸設部を固定基板と一体
的に成形する付記1または付記14に記載の内視鏡。
【0144】(20)前記壁面を固定基板と一体的に成
形する付記12または付記14に記載の内視鏡。
【0145】(21)前記湾曲操作ワイヤの軸方向に略
平行な1対のリブを設け、それらのリブを前記壁状凸設
部に連続して形成し、この壁状凸設部と略平行な壁状部
材を該リブの先端部側端近傍に、前記リブと連続させて
形成される長方形溝と、調整部材固定板の幅寸法を略同
一にした付記1または付記14に記載の内視鏡。
【0146】(22)前記リブが突き当て部の湾曲操作
による移動方向を規制するガイド機能を有する付記21
に記載の内視鏡。
【0147】(23) 前記ガイド機能は、リブの高さ
方向の略中央に、固定基板の平面に平行な平行部を突出
させ、固定基板の平面と、リブと平行部とにより形成さ
れる空間及び前記リブと平行部とにより形成される空間
に、突き当て部を有する湾曲操作ワイヤと湾曲操作機構
の連結部とを配すると共に、その外周をカバー部材によ
り覆う付記22に記載の内視鏡。
【0148】(24)前記操作部の外装を、手元側に配
設した操作部ケーシングとその挿入部側に配設した把持
部ケーシングとにより構成し、前記カバー部材の一部が
操作部ケーシング内に配設されるように固定または係止
し、このカバー部材を挿入部側に移動させることによっ
て、固定または係止が解除され、固定または係止が解除
された状態において、前記カバー部材を操作部ケーシン
グによって覆われない位置に配設する付記23に記載の
内視鏡。付記19ないし24によって操作部の部品数及
び組立作業が削減される。
【0149】(25)湾曲部と、この湾曲部に連設する
可撓管と、この可撓管に連設され板状の固定基板に前記
湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作機構を配設した操
作部と、一端が湾曲部の先端に固定され他端が湾曲操作
機構に連結された湾曲操作ワイヤとを有する内視鏡にお
いて、少なくとも2方向の湾曲操作機構を固定基板の平
面に対して垂直方向に積み重ねた状態で配し、湾曲操作
ワイヤの操作部側端に設けた挿入部側連結部材と、湾曲
操作機構側に設けた操作部側連結部材とを固定ネジによ
って固定し、その固定位置を湾曲操作ワイヤの牽引方向
に対して調節する固定ネジの調節部を、固定基板の平面
に対して垂直で、湾曲操作ワイヤの牽引方向に対して垂
直な方向に設けた内視鏡。このことにより、全ての方向
の固定ネジの調節部が側方に配されるため湾曲操作ワイ
ヤの弛みの除去が容易に行え、各方向の湾曲操作ワイヤ
の弛みの除去がそれぞれ単独で行える。
【0150】(26)湾曲部と、この湾曲部に連設する
可撓管と、この可撓管に連設され板状の固定基板に前記
湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作機構を配設した操
作部とよりなり、この操作部の内部構造を、操作部内の
手元側に配設される湾曲操作機構が固定された固定基板
と、固定基板の挿入部側に配設される固定基板と挿入部
を連結する筒状基盤とにより構成した内視鏡において、
固定基板の挿入部側端部の平面と略垂直な平面部を設
け、この平面部に対して筒状基盤を固定する内視鏡。
【0151】(27)前記固定基板と筒状基盤との固定
位置を、固定基板の平面と略同一面上に設けた付記26
に記載の内視鏡。このことにより、操作部内の空間が大
きくなる。
【0152】(28)前記筒状基盤の手元側端部に、固
定基板が係合可能な切り欠き部を周上に設け、その切り
欠き部に固定基板を係合させて、一体的に固定する付記
26に記載の内視鏡。
【0153】このことにより、固定基板と筒状基盤の総
体的な捻れ及びゆがみに対して高い強度の操作部とな
る。
【0154】(29)湾曲部と、この湾曲部に連設する
可撓管と、この可撓管に連設した操作部と、この操作部
の手元側の外形を形成する操作部ケーシングと、操作部
の挿入部側の外形を形成する把持部ケーシングと、両ケ
ーシング内の手元側に配された固定基板と、この固定基
板上に設けられ、前記湾曲部を湾曲操作するための湾曲
操作機構と、前記操作ケーシングの外部に配された湾曲
操作ノブと、前記湾曲操作機構と前記湾曲操作ノブとを
連結する湾曲軸とを有する内視鏡において、前記湾曲軸
を挟んで固定基板の長手方向の両側に、固定基板のゆが
みを規制す手段を設けた内視鏡。
【0155】(30)前記操作部ケーシングの手元側端
部と固定基板とが対応する位置に、固定基板の上下方向
の動きを規制する第1の係止部と、湾曲軸を挟み挿入部
側に配設される操作部ケーシングの挿入部側口元と固定
基板との側面部が対応する位置の少なくとも一方に固定
基板の上下方向の動きを規制する第2の係止部と、を設
けた付記29に記載の内視鏡。
【0156】(31)前記操作部ケーシングに送気送水
シリンダ及び吸引シリンダを固定した内視鏡において、
前記送気送水シリンダまたは吸引シリンダの少なくとも
一方を固定基板に当接させる付記29に記載の内視鏡。
【0157】(32)湾曲部と、この湾曲部に連設する
可撓管と、この可撓管連設され固定基板に湾曲部を湾曲
操作するための湾曲操作機構を配し、前記固定基板と前
記可撓管とを連結する筒状基盤を設けた操作部と、一端
が湾曲部の先端に固定され他端が湾曲操作機構に連結さ
れた湾曲操作ワイヤとを有し、湾曲部の最大湾曲角度
を、湾曲操作ワイヤまたは湾曲操作機構に設けられた突
き当て部を湾曲角度調整部材に付き当てることにより規
制する内視鏡において、突き当て部と湾曲角度調整部材
との付き当て位置を挟んで固定基板の長手方向の両側に
固定基板の捻れを規制する手段を設けた内視鏡。
【0158】(33)少なくとも前記切り欠き部と、前
記第1の係止部とを設けると共に、前記切り欠き部と前
記第1の係止部との間に突き当て部と湾曲角度調整部材
との突き当て位置を設けた付記28または付記30また
は付記32に記載の内視鏡。付記29ないし付記33に
より、力が作用する点を中心にとして、その両側部で固
定基板のゆがみ等を規制しているため、固定基板の操作
部への固定が効率的に行え、しかも高い強度が得られる (34)湾曲部と、この湾曲部に連設する可撓管と、こ
の可撓管連設された湾曲部と、この操作部の手元側の外
形を形成する操作部ケーシングと、前記操作部の挿入部
側の外形を形成する把持部ケーシングと、前記両ケーシ
ング内の手元側に配された固定基板と、この固定基板上
に設けられ前記湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作機
構と、前記操作ケーシングの外部に配された操作ノブ
と、前記湾曲操作機構と前記操作ノブを連結する湾曲軸
とを有する内視鏡において、前記操作部ケーシングの操
作ノブ挿通用の開口に、湾曲操作機構の一部を嵌合させ
ると共に、前記固定基板の平面に対して、垂直方向のみ
の動きを規制する手段を設けた内視鏡。このことによ
り、水密の確保が容易で、部品点数の少ない内視鏡にな
る。
【0159】(35)前記操作部ケーシングの操作ノブ
挿通用の開口と前記湾曲操作機構の嵌合部に、弾性部材
よりなる液密保持部材を配設する付記34記載の内視
鏡。このことにより、更に水密の確保が容易になる。
【0160】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、部
品点数が少なく、組立及び湾曲角度の調整が容易で最大
湾曲角度より大きく湾曲することを確実に規制する操作
部を備えた内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図32は本発明の第1実施形態に係
り、図1は内視鏡の概略構成を示す説明図
【図2】操作部の内部構造の詳細を示す説明図
【図3】操作部ケーシングの基端部側に設けた第1の係
止部を示す説明図
【図4】操作部ケーシングの先端部側に設けた第2の係
止部を示す説明図
【図5】固定基板の構成を説明する平面図
【図6】図5のA−A断面図
【図7】図5のB−B断面図
【図8】固定基板の側面図
【図9】図5のI−I断面図
【図10】図5のJ−J断面図
【図11】図5のC−C断面図
【図12】図5のD−D断面図
【図13】図2のE−E断面図
【図14】図2のF−F断面図
【図15】チェーン部材と挿入部側連結部材とをチェー
ン側連結部材を介して接続状態を示す側面から見た説明
【図16】図15の上面から見た説明図
【図17】基盤カバーの底面側から見たときの説明図
【図18】基盤カバーの側面図
【図19】手元側ガイドコイルの挿入部側の構造を示す
説明図
【図20】可撓管内に配設される各方向の挿入部側ガイ
ドコイルの位置を示す説明図
【図21】把持部ケーシングで覆われた部分の挿入部側
の内部構造を示す図
【図22】固定基板と筒状基盤との固定部の側面図
【図23】図21のH−H断面図
【図24】筒状基盤の外周面側から見た固定ネジの固定
状態を示す図
【図25】図2のK−K断面図
【図26】操作部ケーシング内の固定基板の位置関係を
示す説明図
【図27】係止用凸部と第1の係止部との位置関係を示
す説明図
【図28】図27の係止用凸部と第1の係止部との位置
関係を別の角度(固定基板方向)から見たときの図
【図29】基盤部と第2の係止部との位置関係を示す説
明図
【図30】基盤部と第2の係止部との係止状態を示す図
【図31】係止用凸部と第1の係止部との係止状態を図
28に示した方向から見たときの図
【図32】図31の係止用凸部と第1の係止部との係止
状態を図27に示した方向から見たときの図
【図33】固定基板と筒状基盤との接続部の他の構成を
示す説明図
【図34】基盤カバーの他の構成を示す説明図
【符号の説明】
12…固定基板 21…第2リブ 26…基礎部 123…第1の突き当て部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】なお、図21に示すように、操作部3内
設されている筒状基盤103の内部には処置具挿通管
路104と処置具導入管路105と吸引管路106とが
合流する分岐部材107が図示しないネジによって固定
されている。前記処置具挿通管路104は、挿入部2内
に挿通されて前記処置具開口部117で開口し、処置具
導入管路105は処置具導入口108で開口している。
前記吸引管路106は、吸引ボタン122が取り付けら
れている後述する吸引シリンダ136を介して、ユニバ
ーサルコード4内に挿通されてコネクタ5に開口を有し
ている。前記筒状基盤103の分岐部材107より挿入
部側には係止リング110が固定ネジ111によって固
定されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】なお、送気送水シリンダ135及び吸引シ
リンダ136の基盤部20との当接位置は、左右方向湾
曲軸128a及び上下方向湾曲軸128bの中心軸13
7より挿入部側に位置するように設けられている。ま
た、水密リング150をスプロケットカバー131と一
体的に設けてもよく、さらに上下ノブ9UDと水密リン
グ150とを一体的に設けるようにしてもよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図28
【補正方法】変更
【補正内容】
【図28】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図29
【補正方法】変更
【補正内容】
【図29】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図30
【補正方法】変更
【補正内容】
【図30】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図31
【補正方法】変更
【補正内容】
【図31】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の湾曲駒を回動自在に連接した湾曲
    部と、この湾曲部に連設する可撓管と、この可撓管の基
    端部に連結され前記湾曲部を湾曲操作するための湾曲機
    構が配設される固定基板を有する操作部と、一端が湾曲
    部の先端に固定され他端が湾曲操作機構に連結された湾
    曲操作ワイヤとを有する内視鏡において、 前記湾曲操作機構が配設される固定基板に凸設させた突
    き当て部を形成する壁状凸設部と、前記湾曲部の湾曲角
    度を調節するため湾曲角度調整部材と、この湾曲角度調
    整部材が固定され前記壁状凸設部に少なくとも最大湾曲
    時に当接する調整部材固定板とを備え、 前記調整部材固定板に対する前記湾曲角度調整部材の固
    定位置を調整可能に設けたことを特徴とする内視鏡。
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