JPH10235166A - スパイラル型膜エレメントを用いた処理システム - Google Patents
スパイラル型膜エレメントを用いた処理システムInfo
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- JPH10235166A JPH10235166A JP4121597A JP4121597A JPH10235166A JP H10235166 A JPH10235166 A JP H10235166A JP 4121597 A JP4121597 A JP 4121597A JP 4121597 A JP4121597 A JP 4121597A JP H10235166 A JPH10235166 A JP H10235166A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コスト化および小型化が可能で信頼性の高
い処理システムを提供することである。 【解決手段】 原水がポンプ102によりスパイラル型
膜エレメントを用いたスパイラル型膜モジュール100
に供給される。スパイラル型膜モジュール100は全量
濾過により透過水を導出する。スパイラル型膜エレメン
トは、集水管の外周面に独立または連続した封筒状膜を
巻回するとともに、封筒状膜の間に原水スペーサを挿入
し、外周面を外周部流路材で被覆することにより構成さ
れる。スパイラル型膜エレメントの少なくとも外周部側
から原水が供給され、集水管の開口端から透過水が導出
される。この透過水は逆浸透膜分離装置103に直接供
給される。
い処理システムを提供することである。 【解決手段】 原水がポンプ102によりスパイラル型
膜エレメントを用いたスパイラル型膜モジュール100
に供給される。スパイラル型膜モジュール100は全量
濾過により透過水を導出する。スパイラル型膜エレメン
トは、集水管の外周面に独立または連続した封筒状膜を
巻回するとともに、封筒状膜の間に原水スペーサを挿入
し、外周面を外周部流路材で被覆することにより構成さ
れる。スパイラル型膜エレメントの少なくとも外周部側
から原水が供給され、集水管の開口端から透過水が導出
される。この透過水は逆浸透膜分離装置103に直接供
給される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパイラル型膜エ
レメントを用いた処理システムに関する。
レメントを用いた処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】海水淡水化処理や超純水等の製造に逆浸
透膜(RO膜)分離装置が用いられている。この逆浸透
膜分離装置の前処理としては、主として凝集・沈殿・砂
濾過が行われている。凝集・沈殿・砂濾過では、原水の
水質によって処理水の水質が変化するため、逆浸透膜分
離装置に安定した水質の処理水を供給することができな
い。それにより、逆浸透膜分離装置の能力が制限され
る。
透膜(RO膜)分離装置が用いられている。この逆浸透
膜分離装置の前処理としては、主として凝集・沈殿・砂
濾過が行われている。凝集・沈殿・砂濾過では、原水の
水質によって処理水の水質が変化するため、逆浸透膜分
離装置に安定した水質の処理水を供給することができな
い。それにより、逆浸透膜分離装置の能力が制限され
る。
【0003】また、近年、逆浸透膜分離装置の前処理と
して膜分離技術が適用されつつある。このような前処理
には、主として中空糸膜エレメントが用いられる。図8
は逆浸透膜分離装置を用いた従来の水処理システムの一
例を示す図である。図8において、河川水等の原水は貯
槽201に貯留される。貯槽201の原水は配管207
を通して供給ポンプ202に与えられ、供給ポンプ20
2により中空糸膜エレメント203に供給される。中空
糸膜エレメント203は、原水を透過水および濃縮水に
分離する。中空糸膜エレメント203により得られた透
過水は、前処理水として配管208を通して貯槽204
に供給される。一方、中空糸膜エレメント203により
得られた濃縮水は、配管209を通して貯槽201に戻
される。
して膜分離技術が適用されつつある。このような前処理
には、主として中空糸膜エレメントが用いられる。図8
は逆浸透膜分離装置を用いた従来の水処理システムの一
例を示す図である。図8において、河川水等の原水は貯
槽201に貯留される。貯槽201の原水は配管207
を通して供給ポンプ202に与えられ、供給ポンプ20
2により中空糸膜エレメント203に供給される。中空
糸膜エレメント203は、原水を透過水および濃縮水に
分離する。中空糸膜エレメント203により得られた透
過水は、前処理水として配管208を通して貯槽204
に供給される。一方、中空糸膜エレメント203により
得られた濃縮水は、配管209を通して貯槽201に戻
される。
【0004】貯槽204に貯留された前処理水は、配管
210を通してポンプ205に与えられ、ポンプ205
により逆浸透膜分離装置206に供給される。逆浸透膜
分離装置206は、前処理水を透過水および濃縮水に分
離する。逆浸透膜分離装置206により得られた透過水
は、配管211を通して系外に供給される。逆浸透膜分
離装置206により得られた濃縮水は、配管212を通
して貯槽201に戻される。
210を通してポンプ205に与えられ、ポンプ205
により逆浸透膜分離装置206に供給される。逆浸透膜
分離装置206は、前処理水を透過水および濃縮水に分
離する。逆浸透膜分離装置206により得られた透過水
は、配管211を通して系外に供給される。逆浸透膜分
離装置206により得られた濃縮水は、配管212を通
して貯槽201に戻される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の水処理シ
ステムでは、中空糸膜エレメント203により得られた
前処理水を一旦貯槽204に貯留し、貯槽204内の前
処理水をポンプ205により逆浸透膜分離装置206に
供給する必要がある。このように、貯槽204およびポ
ンプ205が必要となるため、システムコストが高くな
るとともに、システムが大型となる。
ステムでは、中空糸膜エレメント203により得られた
前処理水を一旦貯槽204に貯留し、貯槽204内の前
処理水をポンプ205により逆浸透膜分離装置206に
供給する必要がある。このように、貯槽204およびポ
ンプ205が必要となるため、システムコストが高くな
るとともに、システムが大型となる。
【0006】また、中空糸膜エレメント203は、単位
体積当たりの膜面積(体積効率)を多くとれるという利
点を有しているが、膜が折れやすいという欠点を有して
いる。中空糸膜エレメント80に膜折れが生じると、逆
浸透膜分離装置206に供給する前処理水の水質が低下
するという問題が生じる。
体積当たりの膜面積(体積効率)を多くとれるという利
点を有しているが、膜が折れやすいという欠点を有して
いる。中空糸膜エレメント80に膜折れが生じると、逆
浸透膜分離装置206に供給する前処理水の水質が低下
するという問題が生じる。
【0007】本発明の目的は、低コスト化および小型化
が可能で信頼性の高い処理システムを提供することであ
る。
が可能で信頼性の高い処理システムを提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る処理システムは、有孔中空管の外周面に独立
または連続した複数の封筒状膜を原液流路材を介して巻
回してなるスパイラル型膜エレメントの上流側にポンプ
が設けられるとともに下流側に管路を介して逆浸透膜分
離装置が接続され、ポンプによりスパイラル型膜エレメ
ントの外周部側および両端部側から原液が供給され、有
孔中空管の少なくとも一方の開口端から導出された透過
液が管路を通して逆浸透膜分離装置に供給されるもので
ある。
発明に係る処理システムは、有孔中空管の外周面に独立
または連続した複数の封筒状膜を原液流路材を介して巻
回してなるスパイラル型膜エレメントの上流側にポンプ
が設けられるとともに下流側に管路を介して逆浸透膜分
離装置が接続され、ポンプによりスパイラル型膜エレメ
ントの外周部側および両端部側から原液が供給され、有
孔中空管の少なくとも一方の開口端から導出された透過
液が管路を通して逆浸透膜分離装置に供給されるもので
ある。
【0009】本発明の処理システムに用いられるスパイ
ラル型膜エレメントにおいては、外周面および両端面が
外装材で被覆されずに開放状態にされているため、原液
を膜エレメントの外周部側および両端部側から供給し、
全量濾過を行うことができる。したがって、膜エレメン
トの上流に設けられたポンプを小型化でき、そのポンプ
による圧力で透過液を逆浸透膜分離装置に直接送ること
ができる。
ラル型膜エレメントにおいては、外周面および両端面が
外装材で被覆されずに開放状態にされているため、原液
を膜エレメントの外周部側および両端部側から供給し、
全量濾過を行うことができる。したがって、膜エレメン
トの上流に設けられたポンプを小型化でき、そのポンプ
による圧力で透過液を逆浸透膜分離装置に直接送ること
ができる。
【0010】この場合、膜エレメントの外周部側および
両端部側から原液が供給され、膜エレメントに全方向か
ら圧力が加わるので、原液の供給圧力を高くしても膜エ
レメントの変形が生じず、高い耐圧性が得られる。した
がって、上流に設けられたポンプにより高い圧力で原液
を供給することができる。
両端部側から原液が供給され、膜エレメントに全方向か
ら圧力が加わるので、原液の供給圧力を高くしても膜エ
レメントの変形が生じず、高い耐圧性が得られる。した
がって、上流に設けられたポンプにより高い圧力で原液
を供給することができる。
【0011】このように、スパイラル型膜エレメントに
より得られた透過液を逆浸透膜分離装置に供給するため
のポンプおよび貯槽が不要となるので、システムコスト
が低減されるとともにシステムが小型化される。
より得られた透過液を逆浸透膜分離装置に供給するため
のポンプおよび貯槽が不要となるので、システムコスト
が低減されるとともにシステムが小型化される。
【0012】また、平膜からなるスパイラル型膜エレメ
ントを用いて前処理が行われるので、分離性能を維持で
き、信頼性が高い。また、凝集・沈殿・砂濾過法のよう
に原水の水質によって透過水の水質が変化することもな
い。したがって、逆浸透膜分離装置に常に安定した水質
の前処理水を供給することができ、逆浸透膜分離装置の
能力を減ずることがない。
ントを用いて前処理が行われるので、分離性能を維持で
き、信頼性が高い。また、凝集・沈殿・砂濾過法のよう
に原水の水質によって透過水の水質が変化することもな
い。したがって、逆浸透膜分離装置に常に安定した水質
の前処理水を供給することができ、逆浸透膜分離装置の
能力を減ずることがない。
【0013】さらに、原水が膜エレメントの外周部側お
よび両端部側から供給されるので、汚染物質が膜エレメ
ントの外周部および両端部で捕捉される。したがって、
例えば透過水等による逆流洗浄で汚染物質を均一に除去
することが可能となる。その結果、長期間にわたって前
処理水の水質を維持することができる。
よび両端部側から供給されるので、汚染物質が膜エレメ
ントの外周部および両端部で捕捉される。したがって、
例えば透過水等による逆流洗浄で汚染物質を均一に除去
することが可能となる。その結果、長期間にわたって前
処理水の水質を維持することができる。
【0014】また、上記のスパイラル型膜エレメントの
構造によれば、全量濾過により膜エレメントと圧力容器
との間の空隙部にデッドスペースが形成されないので、
膜エレメントと圧力容器との間の空隙部において流体の
滞留が生じない、したがって、有機物を含有する流体の
分離に使用した場合でも、微生物等の雑菌の繁殖、有機
物の分解による悪臭の発生、分離膜の分解等の問題が起
こらず、高い信頼性が得られる。
構造によれば、全量濾過により膜エレメントと圧力容器
との間の空隙部にデッドスペースが形成されないので、
膜エレメントと圧力容器との間の空隙部において流体の
滞留が生じない、したがって、有機物を含有する流体の
分離に使用した場合でも、微生物等の雑菌の繁殖、有機
物の分解による悪臭の発生、分離膜の分解等の問題が起
こらず、高い信頼性が得られる。
【0015】さらに、膜エレメントに全方向から圧力が
加わり、軸方向に変位を起こさせるような圧力が加わら
ないので、有孔中空管に巻回された封筒状膜が竹の子状
に変形することがない。それにより、パッキンホルダが
不要となり、外装材も不要であるので、膜エレメントの
部品コストおよび製造コストが低減される。
加わり、軸方向に変位を起こさせるような圧力が加わら
ないので、有孔中空管に巻回された封筒状膜が竹の子状
に変形することがない。それにより、パッキンホルダが
不要となり、外装材も不要であるので、膜エレメントの
部品コストおよび製造コストが低減される。
【0016】第2の発明に係る処理システムは、有孔中
空管の外周面に独立または連続した複数の封筒状膜を原
液流路材を介して巻回し、かつ一端部を封止してなるス
パイラル型膜エレメントの上流側にポンプが設けられる
とともに下流側に管路を介して逆浸透膜分離装置が接続
され、ポンプによりスパイラル型膜エレメントの外周部
側および他端部側から原液が供給され、有孔中空管の少
なくとも一方の開口端から導出された透過液が管路を通
して逆浸透膜分離装置に供給されるものである。
空管の外周面に独立または連続した複数の封筒状膜を原
液流路材を介して巻回し、かつ一端部を封止してなるス
パイラル型膜エレメントの上流側にポンプが設けられる
とともに下流側に管路を介して逆浸透膜分離装置が接続
され、ポンプによりスパイラル型膜エレメントの外周部
側および他端部側から原液が供給され、有孔中空管の少
なくとも一方の開口端から導出された透過液が管路を通
して逆浸透膜分離装置に供給されるものである。
【0017】本発明の処理システムに用いられるスパイ
ラル型膜エレメントにおいては、外周面および一端面が
外装材で被覆されずに開放状態にされているため、原液
を膜エレメントの外周部側および一端部側から供給し、
全量濾過を行うことができる。したがって、膜エレメン
トの上流に設けられたポンプを小型化でき、そのポンプ
による圧力で透過液を逆浸透膜分離装置に直接送ること
ができる。
ラル型膜エレメントにおいては、外周面および一端面が
外装材で被覆されずに開放状態にされているため、原液
を膜エレメントの外周部側および一端部側から供給し、
全量濾過を行うことができる。したがって、膜エレメン
トの上流に設けられたポンプを小型化でき、そのポンプ
による圧力で透過液を逆浸透膜分離装置に直接送ること
ができる。
【0018】この場合、膜エレメントに全方向から圧力
が加わるので、原液の供給圧力を高くしても膜エレメン
トの変形が生じず、高い耐圧性が得られる。したがっ
て、上流に設けられたポンプにより高い圧力で原液を供
給することができる。
が加わるので、原液の供給圧力を高くしても膜エレメン
トの変形が生じず、高い耐圧性が得られる。したがっ
て、上流に設けられたポンプにより高い圧力で原液を供
給することができる。
【0019】このように、スパイラル型膜エレメントに
より得られた透過液を逆浸透膜分離装置に供給するため
のポンプおよび貯槽が不要となるので、システムコスト
が低減されるとともにシステムが小型化される。
より得られた透過液を逆浸透膜分離装置に供給するため
のポンプおよび貯槽が不要となるので、システムコスト
が低減されるとともにシステムが小型化される。
【0020】また、平膜からなるスパイラル型膜エレメ
ントを用いて前処理が行われるので、分離性能を維持で
き、信頼性が高い。また、凝集・沈殿・砂濾過法のよう
に原水の水質によって透過水の水質が変化することもな
い。したがって、逆浸透膜分離装置に常に安定した水質
の前処理水を供給することができ、逆浸透膜分離装置の
能力を減ずることがない。
ントを用いて前処理が行われるので、分離性能を維持で
き、信頼性が高い。また、凝集・沈殿・砂濾過法のよう
に原水の水質によって透過水の水質が変化することもな
い。したがって、逆浸透膜分離装置に常に安定した水質
の前処理水を供給することができ、逆浸透膜分離装置の
能力を減ずることがない。
【0021】さらに、原水が膜エレメントの外周部側お
よび一端部側から供給されるので、汚染物質が膜エレメ
ントの外周部および一端部で捕捉される。したがって、
例えば透過水等による逆流洗浄で汚染物質を均一に除去
することが可能となる。その結果、長時間にわたって前
処理水の水質を維持することができる。
よび一端部側から供給されるので、汚染物質が膜エレメ
ントの外周部および一端部で捕捉される。したがって、
例えば透過水等による逆流洗浄で汚染物質を均一に除去
することが可能となる。その結果、長時間にわたって前
処理水の水質を維持することができる。
【0022】特に、上記のスパイラル型膜エレメントで
は、封止された端部側に原液を供給するスペースが不要
となるので、膜エレメントを収納する圧力容器を小型化
することができる。また、圧力容器の原液入口の側に膜
エレメントの封止された端部を配置することにより、原
液導入時に原液の動圧によりスパイラル状膜要素の端面
に汚れが付着することを防止することができる。
は、封止された端部側に原液を供給するスペースが不要
となるので、膜エレメントを収納する圧力容器を小型化
することができる。また、圧力容器の原液入口の側に膜
エレメントの封止された端部を配置することにより、原
液導入時に原液の動圧によりスパイラル状膜要素の端面
に汚れが付着することを防止することができる。
【0023】また、上記のスパイラル型膜エレメントの
構造においても、全量濾過により膜エレメントと圧力容
器との間の空隙部にデッドスペースが形成されないの
で、微生物等の雑菌の繁殖、有機物の分解による悪臭の
発生、分離膜の分解等の問題が起こらず、高い信頼性が
得られる。
構造においても、全量濾過により膜エレメントと圧力容
器との間の空隙部にデッドスペースが形成されないの
で、微生物等の雑菌の繁殖、有機物の分解による悪臭の
発生、分離膜の分解等の問題が起こらず、高い信頼性が
得られる。
【0024】さらに、膜エレメントの全方向から圧力が
加わり、軸方向に変位を起こさせるような圧力が加わら
ないので、有孔中空管に巻回された封筒状膜が竹の子状
に変形することがない。それにより、パッキンホルダが
不要となり、外装材も不要であるので、膜エレメントの
部品コストおよび製造コストが低減される。
加わり、軸方向に変位を起こさせるような圧力が加わら
ないので、有孔中空管に巻回された封筒状膜が竹の子状
に変形することがない。それにより、パッキンホルダが
不要となり、外装材も不要であるので、膜エレメントの
部品コストおよび製造コストが低減される。
【0025】第3の発明に係る処理システムは、有孔中
空管の外周面に独立または連続した複数の封筒状膜を原
液流路材を介して巻回し、かつ両端部を封止してなるス
パイラル型膜エレメントの上流側にポンプが設けられる
とともに下流側に管路を介して逆浸透膜分離装置が接続
され、ポンプによりスパイラル型膜エレメントの外周部
側から原液が供給され、有孔中空管の少なくとも一方の
開口端から導出された透過液が管路を通して逆浸透膜分
離装置に供給されるものである。
空管の外周面に独立または連続した複数の封筒状膜を原
液流路材を介して巻回し、かつ両端部を封止してなるス
パイラル型膜エレメントの上流側にポンプが設けられる
とともに下流側に管路を介して逆浸透膜分離装置が接続
され、ポンプによりスパイラル型膜エレメントの外周部
側から原液が供給され、有孔中空管の少なくとも一方の
開口端から導出された透過液が管路を通して逆浸透膜分
離装置に供給されるものである。
【0026】本発明の処理システムに用いられるスパイ
ラル型膜エレメントにおいては、外周面が外装材で被覆
されずに開放状態にされているため、原液を膜エレメン
トの外周部側から供給し、全量濾過を行うことができ
る。したがって、膜エレメントの上流に設けられたポン
プを小型化でき、そのポンプによる圧力で透過液を逆浸
透膜分離装置に直接送ることができる。
ラル型膜エレメントにおいては、外周面が外装材で被覆
されずに開放状態にされているため、原液を膜エレメン
トの外周部側から供給し、全量濾過を行うことができ
る。したがって、膜エレメントの上流に設けられたポン
プを小型化でき、そのポンプによる圧力で透過液を逆浸
透膜分離装置に直接送ることができる。
【0027】この場合、膜エレメントに全方向から圧力
が加わるので、原液の供給圧力を高くしても膜エレメン
トの変形が生じず、高い耐圧性が得られる。したがっ
て、上流に設けられたポンプにより高い圧力で原液を供
給することができる。
が加わるので、原液の供給圧力を高くしても膜エレメン
トの変形が生じず、高い耐圧性が得られる。したがっ
て、上流に設けられたポンプにより高い圧力で原液を供
給することができる。
【0028】このように、スパイラル型膜エレメントに
より得られた透過液を逆浸透膜分離装置に供給するため
のポンプおよび貯槽が不要となるので、システムコスト
が低減されるとともにシステムが小型化される。
より得られた透過液を逆浸透膜分離装置に供給するため
のポンプおよび貯槽が不要となるので、システムコスト
が低減されるとともにシステムが小型化される。
【0029】また、平膜からなるスパイラル型膜エレメ
ントを用いて前処理が行われるので、分離性能を維持で
き、信頼性が高い。また、凝集・沈殿・砂濾過法のよう
に原水の水質によって透過水の水質が変化することもな
い。したがって、逆浸透膜分離装置に常に安定した水質
の前処理水を供給することができ、逆浸透膜分離装置の
能力を減ずることがない。
ントを用いて前処理が行われるので、分離性能を維持で
き、信頼性が高い。また、凝集・沈殿・砂濾過法のよう
に原水の水質によって透過水の水質が変化することもな
い。したがって、逆浸透膜分離装置に常に安定した水質
の前処理水を供給することができ、逆浸透膜分離装置の
能力を減ずることがない。
【0030】さらに、原水が膜エレメントの外周部側か
ら供給されるので、汚染物質が膜エレメントの外周部で
捕捉される。したがって、例えば透過水等による逆流洗
浄で汚染物質を均一に除去することが可能となる。その
結果、長時間にわたって前処理水の水質を維持すること
ができる。
ら供給されるので、汚染物質が膜エレメントの外周部で
捕捉される。したがって、例えば透過水等による逆流洗
浄で汚染物質を均一に除去することが可能となる。その
結果、長時間にわたって前処理水の水質を維持すること
ができる。
【0031】特に、上記のスパイラル型膜エレメントで
は、封止された両端部側に原液を供給するスペースが不
要となるので、膜エレメントを収納する圧力容器を小型
化することができる。また、圧力容器の原液入口の側に
膜エレメントの封止された両端部の一方を配置すること
により、原液導入時に原液の動圧によりスパイラル状膜
要素の端面に汚れが付着することを防止することができ
る。
は、封止された両端部側に原液を供給するスペースが不
要となるので、膜エレメントを収納する圧力容器を小型
化することができる。また、圧力容器の原液入口の側に
膜エレメントの封止された両端部の一方を配置すること
により、原液導入時に原液の動圧によりスパイラル状膜
要素の端面に汚れが付着することを防止することができ
る。
【0032】また、上記のスパイラル型膜エレメントの
構造においても、全量濾過により膜エレメントと圧力容
器との間の空隙部にデッドスペースが形成されないの
で、微生物等の雑菌の繁殖、有機物の分解による悪臭の
発生、分離膜の分解等の問題が起こらず、高い信頼性が
得られる。
構造においても、全量濾過により膜エレメントと圧力容
器との間の空隙部にデッドスペースが形成されないの
で、微生物等の雑菌の繁殖、有機物の分解による悪臭の
発生、分離膜の分解等の問題が起こらず、高い信頼性が
得られる。
【0033】さらに、膜エレメントの全方向から圧力が
加わり、軸方向に変位を起こさせるような圧力が加わら
ないので、有孔中空管に巻回された封筒状膜が竹の子状
に変形することがない。それにより、パッキンホルダが
不要となり、外装材も不要であるので、膜エレメントの
部品コストおよび製造コストが低減される。
加わり、軸方向に変位を起こさせるような圧力が加わら
ないので、有孔中空管に巻回された封筒状膜が竹の子状
に変形することがない。それにより、パッキンホルダが
不要となり、外装材も不要であるので、膜エレメントの
部品コストおよび製造コストが低減される。
【0034】第1、第2および第3の発明に係る処理シ
ステムにおいて、逆浸透膜分離装置の下流側に管路を介
して他の逆浸透膜分離装置が接続されてもよい。この場
合、スパイラル型膜エレメントの上流に設けられたポン
プにより逆浸透膜分離装置に透過液が直接送られ、さら
にその逆浸透膜分離装置により得られた透過液が他の逆
浸透膜分離装置に直接送られる。このように、複数の逆
浸透膜分離装置に前処理水を供給するためのポンプおよ
び貯槽が不要となるので、システムコストが低減され、
かつシステムが小型化される。
ステムにおいて、逆浸透膜分離装置の下流側に管路を介
して他の逆浸透膜分離装置が接続されてもよい。この場
合、スパイラル型膜エレメントの上流に設けられたポン
プにより逆浸透膜分離装置に透過液が直接送られ、さら
にその逆浸透膜分離装置により得られた透過液が他の逆
浸透膜分離装置に直接送られる。このように、複数の逆
浸透膜分離装置に前処理水を供給するためのポンプおよ
び貯槽が不要となるので、システムコストが低減され、
かつシステムが小型化される。
【0035】第1、第2または第3の発明に係る処理シ
ステムにおいて、逆浸透膜分離装置から導出される濃縮
液がポンプの上流に戻されてもよい。これにより、逆浸
透膜分離装置により得られた濃縮液が再びスパイラル型
膜エレメントで前処理され、逆浸透膜分離装置に送られ
るので、回収率が向上する。
ステムにおいて、逆浸透膜分離装置から導出される濃縮
液がポンプの上流に戻されてもよい。これにより、逆浸
透膜分離装置により得られた濃縮液が再びスパイラル型
膜エレメントで前処理され、逆浸透膜分離装置に送られ
るので、回収率が向上する。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例における
水処理システムを示す図である。
水処理システムを示す図である。
【0037】図1において、河川水等の原水は貯槽10
1に貯留される。貯槽101の原水は、配管104を通
してポンプ102に与えられ、ポンプ102により後述
するスパイラル型膜エレメントを用いたスパイラル型膜
モジュール100に供給される。スパイラル型膜モジュ
ール100は、全量濾過により透過水を導出する。スパ
イラル型膜モジュール100により得られた透過水は、
前処理水として配管105を通して逆浸透膜分離装置1
03に直接供給される。
1に貯留される。貯槽101の原水は、配管104を通
してポンプ102に与えられ、ポンプ102により後述
するスパイラル型膜エレメントを用いたスパイラル型膜
モジュール100に供給される。スパイラル型膜モジュ
ール100は、全量濾過により透過水を導出する。スパ
イラル型膜モジュール100により得られた透過水は、
前処理水として配管105を通して逆浸透膜分離装置1
03に直接供給される。
【0038】逆浸透膜分離装置103は、前処理水を透
過水および濃縮水に分離する。逆浸透膜分離装置103
により得られた透過水は、配管106を通して処理水と
して系外に供給される。逆浸透膜分離装置103により
得られた濃縮水は、配管107を通して貯槽101に戻
される。
過水および濃縮水に分離する。逆浸透膜分離装置103
により得られた透過水は、配管106を通して処理水と
して系外に供給される。逆浸透膜分離装置103により
得られた濃縮水は、配管107を通して貯槽101に戻
される。
【0039】本実施例の水処理システムでは、スパイラ
ル型膜モジュール100が全量濾過により透過水を導出
するので、スパイラル型膜モジュール100の上流に設
けられるポンプ102を小型化でき、そのポンプ102
による圧力で透過水を逆浸透膜分離装置103に直接送
ることができる。
ル型膜モジュール100が全量濾過により透過水を導出
するので、スパイラル型膜モジュール100の上流に設
けられるポンプ102を小型化でき、そのポンプ102
による圧力で透過水を逆浸透膜分離装置103に直接送
ることができる。
【0040】このように、スパイラル型膜モジュール1
00により得られた透過水を逆浸透膜分離装置103に
供給するためにポンプおよび貯槽が必要ないので、シス
テムコストが低減されるとともにシステムが小型化され
る。
00により得られた透過水を逆浸透膜分離装置103に
供給するためにポンプおよび貯槽が必要ないので、シス
テムコストが低減されるとともにシステムが小型化され
る。
【0041】図2は本発明の他の実施例における水処理
システムを示す図である。図2において、河川水等の原
水は貯槽101に貯留される。貯槽101の原水は、配
管104を通してポンプ102に与えられ、ポンプ10
2により後述するスパイラル型膜エレメントを用いたス
パイラル型膜モジュール100に供給される。スパイラ
ル型膜モジュール100は、全量濾過により透過水を導
出する。スパイラル型膜モジュール100により得られ
た透過水は、前処理水として配管105を通して逆浸透
膜分離装置103aに供給される。
システムを示す図である。図2において、河川水等の原
水は貯槽101に貯留される。貯槽101の原水は、配
管104を通してポンプ102に与えられ、ポンプ10
2により後述するスパイラル型膜エレメントを用いたス
パイラル型膜モジュール100に供給される。スパイラ
ル型膜モジュール100は、全量濾過により透過水を導
出する。スパイラル型膜モジュール100により得られ
た透過水は、前処理水として配管105を通して逆浸透
膜分離装置103aに供給される。
【0042】逆浸透膜分離装置103aは、前処理水を
透過水および濃縮水に分離する。逆浸透膜分離装置10
3aにより得られた透過水は、配管106を通して処理
水として系外に供給されるとともに、配管108を通し
て逆浸透膜分離装置103bに供給される。逆浸透膜分
離装置103aにより得られた濃縮水は、配管107を
通して貯槽101に戻される。
透過水および濃縮水に分離する。逆浸透膜分離装置10
3aにより得られた透過水は、配管106を通して処理
水として系外に供給されるとともに、配管108を通し
て逆浸透膜分離装置103bに供給される。逆浸透膜分
離装置103aにより得られた濃縮水は、配管107を
通して貯槽101に戻される。
【0043】逆浸透膜分離装置103bは、逆浸透膜分
離装置103aから供給された処理水を濃縮水および透
過水に分離する。逆浸透膜分離装置103bにより得ら
れた透過水は、配管109を通して処理水として系外に
供給される。逆浸透膜分離装置103bにより得られた
濃縮水は、配管110を通して貯槽101に戻される。
離装置103aから供給された処理水を濃縮水および透
過水に分離する。逆浸透膜分離装置103bにより得ら
れた透過水は、配管109を通して処理水として系外に
供給される。逆浸透膜分離装置103bにより得られた
濃縮水は、配管110を通して貯槽101に戻される。
【0044】本実施例の水処理システムでは、スパイラ
ル型膜モジュール100が全量濾過により透過水を導出
するので、スパイラル型膜モジュール100の上流に設
けられるポンプ102を小型化でき、そのポンプ102
による圧力で透過水を逆浸透膜分離装置103aに直接
送ることができ、さらに逆浸透膜分離装置103aによ
り得られた透過水を逆浸透膜分離装置103bに直接送
ることができる。
ル型膜モジュール100が全量濾過により透過水を導出
するので、スパイラル型膜モジュール100の上流に設
けられるポンプ102を小型化でき、そのポンプ102
による圧力で透過水を逆浸透膜分離装置103aに直接
送ることができ、さらに逆浸透膜分離装置103aによ
り得られた透過水を逆浸透膜分離装置103bに直接送
ることができる。
【0045】このように、スパイラル型膜モジュール1
00により得られた透過水を逆浸透膜分離装置103a
に供給するためにポンプおよび貯槽が必要なく、また逆
浸透膜分離装置103aにより得られた透過水を逆浸透
膜分離装置103bに供給するためにポンプおよび貯槽
が必要ないので、システムコストが低減されるとともに
システムが小型化される。
00により得られた透過水を逆浸透膜分離装置103a
に供給するためにポンプおよび貯槽が必要なく、また逆
浸透膜分離装置103aにより得られた透過水を逆浸透
膜分離装置103bに供給するためにポンプおよび貯槽
が必要ないので、システムコストが低減されるとともに
システムが小型化される。
【0046】図3は図1および図2の水処理システムに
用いられるスパイラル型膜エレメントの一部切欠き斜視
図である。また、図4は図3のスパイラル型膜エレメン
トの封筒状膜の一例を示す横断面図であり、図5は図3
のスパイラル型膜エレメントの封筒状膜の他の例を示す
横断面図である。
用いられるスパイラル型膜エレメントの一部切欠き斜視
図である。また、図4は図3のスパイラル型膜エレメン
トの封筒状膜の一例を示す横断面図であり、図5は図3
のスパイラル型膜エレメントの封筒状膜の他の例を示す
横断面図である。
【0047】図3に示すスパイラル型膜エレメント1
は、有孔中空管からなる集水管2の外周面にそれぞれ独
立した複数の封筒状膜3または連続した複数の封筒状膜
3を巻回することにより構成されるスパイラル状膜要素
1aを含む。封筒状膜3の間には、封筒状膜3どうしが
密着して膜面積が狭くなることを防止するため、および
原水の流路を形成するために原水スペーサ(原液流路
材)4が挿入されている。また、スパイラル状膜要素1
aの外周面は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリス
チレン等のプラスチック、金属、ゴムまたは繊維等によ
り形成されるネットからなる外周部流路材5で覆われて
いる。
は、有孔中空管からなる集水管2の外周面にそれぞれ独
立した複数の封筒状膜3または連続した複数の封筒状膜
3を巻回することにより構成されるスパイラル状膜要素
1aを含む。封筒状膜3の間には、封筒状膜3どうしが
密着して膜面積が狭くなることを防止するため、および
原水の流路を形成するために原水スペーサ(原液流路
材)4が挿入されている。また、スパイラル状膜要素1
aの外周面は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリス
チレン等のプラスチック、金属、ゴムまたは繊維等によ
り形成されるネットからなる外周部流路材5で覆われて
いる。
【0048】図4および図5に示すように、封筒状膜3
は、透過水スペーサ(透過液流路材)6の両面に2枚の
分離膜7を重ね合わせて3辺を接着することにより形成
され、その封筒状膜3の開口部が集水管2の外周面に取
り付けられている。分離膜7としては、10kgf/c
m2 以下で運転される低圧逆浸透膜、限外濾過膜、精密
濾過膜等が用いられる。
は、透過水スペーサ(透過液流路材)6の両面に2枚の
分離膜7を重ね合わせて3辺を接着することにより形成
され、その封筒状膜3の開口部が集水管2の外周面に取
り付けられている。分離膜7としては、10kgf/c
m2 以下で運転される低圧逆浸透膜、限外濾過膜、精密
濾過膜等が用いられる。
【0049】図4の例では、複数の封筒状膜3がそれぞ
れ独立した分離膜7により形成される。図5の例では、
複数の封筒状膜3が連続した分離膜7を折り畳むことに
より形成される。
れ独立した分離膜7により形成される。図5の例では、
複数の封筒状膜3が連続した分離膜7を折り畳むことに
より形成される。
【0050】原水スペーサ4の厚みが0.5mmよりも
大きいと、原水中の汚染物質を膜エレメント1の少なく
とも外周部で捕捉しにくくなる。一方、原水スペーサ4
の厚みが0.1mmよりも小さいと、封筒状膜3どうし
が接触しやすくなり、膜面積が小さくなる。したがっ
て、原水スペーサ4の厚みは0.1mm以上0.5mm
以下であることが好ましい。
大きいと、原水中の汚染物質を膜エレメント1の少なく
とも外周部で捕捉しにくくなる。一方、原水スペーサ4
の厚みが0.1mmよりも小さいと、封筒状膜3どうし
が接触しやすくなり、膜面積が小さくなる。したがっ
て、原水スペーサ4の厚みは0.1mm以上0.5mm
以下であることが好ましい。
【0051】また、外周部流路材5の厚みが30mmよ
りも大きいと、膜エレメント1を収納する圧力容器に対
する膜エレメント1の容積効率が小さくなる。一方、外
周部流路材5の厚みが0.6mmよりも小さいと、透過
水の逆流洗浄時に膜エレメント1の少なくとも外周部に
付着した汚染物質を系外に排出しにくくなる。したがっ
て、外周部流路材5の厚みは0.6mm以上30mm以
下であることが好ましい。
りも大きいと、膜エレメント1を収納する圧力容器に対
する膜エレメント1の容積効率が小さくなる。一方、外
周部流路材5の厚みが0.6mmよりも小さいと、透過
水の逆流洗浄時に膜エレメント1の少なくとも外周部に
付着した汚染物質を系外に排出しにくくなる。したがっ
て、外周部流路材5の厚みは0.6mm以上30mm以
下であることが好ましい。
【0052】図6は図3のスパイラル型膜エレメント1
を用いたスパイラル型膜モジュール100の断面図であ
る。図6に示すように、圧力容器(耐圧容器)10は、
筒形ケース11および1対の端板12a,12bにより
構成される。一方の端板12aには原水入口13が形成
され、他方の端板12bには原水出口15が形成されて
いる。また、他方の端板12bの中央部には透過水出口
14が設けられている。
を用いたスパイラル型膜モジュール100の断面図であ
る。図6に示すように、圧力容器(耐圧容器)10は、
筒形ケース11および1対の端板12a,12bにより
構成される。一方の端板12aには原水入口13が形成
され、他方の端板12bには原水出口15が形成されて
いる。また、他方の端板12bの中央部には透過水出口
14が設けられている。
【0053】スパイラル型膜エレメント1が筒型ケース
11内に収納され、筒状ケース11の両方の開口端がそ
れぞれ端板12a,12bで封止される。集水管2の一
方の端部は端板12bの透過水出口14に嵌合され、他
方の端部にはエンドキャップ16が装着される。端板1
2bの原水出口15には、配管17およびバルブ18が
接続される。
11内に収納され、筒状ケース11の両方の開口端がそ
れぞれ端板12a,12bで封止される。集水管2の一
方の端部は端板12bの透過水出口14に嵌合され、他
方の端部にはエンドキャップ16が装着される。端板1
2bの原水出口15には、配管17およびバルブ18が
接続される。
【0054】スパイラル型膜エレメント1の運転時に
は、原水51を圧力容器10の原水入口13から圧力容
器10の内部に導入する。原水51は、スパイラル型膜
エレメント1の少なくとも外周部側から原水スペーサ4
に沿って封筒状膜3間に浸入する。図6の例では、原水
51がスパイラル型膜エレメント1の外周部側および両
端部側から封筒状膜3間に浸入する。分離膜7を透過し
た透過水が透過水スペーサ6に沿って集水管2の内部に
流れ込む。それにより、圧力容器10の透過水出口14
から透過水52が取り出される。このようにして、全量
濾過が行われる。
は、原水51を圧力容器10の原水入口13から圧力容
器10の内部に導入する。原水51は、スパイラル型膜
エレメント1の少なくとも外周部側から原水スペーサ4
に沿って封筒状膜3間に浸入する。図6の例では、原水
51がスパイラル型膜エレメント1の外周部側および両
端部側から封筒状膜3間に浸入する。分離膜7を透過し
た透過水が透過水スペーサ6に沿って集水管2の内部に
流れ込む。それにより、圧力容器10の透過水出口14
から透過水52が取り出される。このようにして、全量
濾過が行われる。
【0055】この場合、濁質物質等の汚染物質は膜エレ
メント1の少なくとも外周部(図6の例では外周部およ
び両端部)で捕捉されるほど原水スペーサ4の厚さが薄
いため、膜エレメント1の少なくとも外周部に汚染物質
によるケーク層が形成される。膜エレメント1の少なく
とも外周部ではケーク層によるケーク濾過が行われ、膜
エレメント1の内部では分離膜7による膜濾過が行われ
る。
メント1の少なくとも外周部(図6の例では外周部およ
び両端部)で捕捉されるほど原水スペーサ4の厚さが薄
いため、膜エレメント1の少なくとも外周部に汚染物質
によるケーク層が形成される。膜エレメント1の少なく
とも外周部ではケーク層によるケーク濾過が行われ、膜
エレメント1の内部では分離膜7による膜濾過が行われ
る。
【0056】なお、バルブ18を開いて原水出口15か
ら一部原水を取り出してもよい。この場合、膜エレメン
ト1の外周部で原水の流れを形成することができる。そ
れにより、原水中の汚染物質の沈降を抑制しつつ汚染物
質の一部を圧力容器10の外部に排出することができ
る。
ら一部原水を取り出してもよい。この場合、膜エレメン
ト1の外周部で原水の流れを形成することができる。そ
れにより、原水中の汚染物質の沈降を抑制しつつ汚染物
質の一部を圧力容器10の外部に排出することができ
る。
【0057】一定時間濾過を行った後、透過側から透過
水による逆流洗浄を行う。逆流洗浄時は、集水管2から
逆濾過された透過水が原水スペーサ4に沿って少なくと
も外周部に向かって流れる。それにより、膜エレメント
1の少なくとも外周部に捕捉された汚染物質が容易に剥
離する。このとき、原水入口13から原水を供給しつつ
バルブ18を開放すると、剥離した汚染物質が系外に排
出される。その結果、透過流束が逆流洗浄前と比較して
格段に回復する。
水による逆流洗浄を行う。逆流洗浄時は、集水管2から
逆濾過された透過水が原水スペーサ4に沿って少なくと
も外周部に向かって流れる。それにより、膜エレメント
1の少なくとも外周部に捕捉された汚染物質が容易に剥
離する。このとき、原水入口13から原水を供給しつつ
バルブ18を開放すると、剥離した汚染物質が系外に排
出される。その結果、透過流束が逆流洗浄前と比較して
格段に回復する。
【0058】上記のスパイラル型膜エレメント1におい
ては、全量濾過により透過水が導出されるので、原水側
と透過水側とで圧力差が生じない。したがって、上記の
スパイラル型膜エレメント1を図1の水処理システムに
用いた場合には、上流に設けられたポンプ102による
圧力で透過水を逆浸透膜分離装置103に直接送ること
ができる。
ては、全量濾過により透過水が導出されるので、原水側
と透過水側とで圧力差が生じない。したがって、上記の
スパイラル型膜エレメント1を図1の水処理システムに
用いた場合には、上流に設けられたポンプ102による
圧力で透過水を逆浸透膜分離装置103に直接送ること
ができる。
【0059】また、スパイラル型膜エレメント1の全方
向から圧力が加わるので、原水の供給圧力を高くしても
膜エレメント1の変形が生じず、高い耐圧性が得られ
る。したがって、上記のスパイラル型膜エレメント1を
図2の水処理システムに用いた合には、上流に設けられ
たポンプ102により高い圧力で原水を供給することが
できる。それにより、透過水を逆浸透膜分離装置103
aに直接送ることができるとともに、逆浸透膜分離装置
103aにより得られた透過水を逆浸透膜分離装置10
3bに直接送ることができる。
向から圧力が加わるので、原水の供給圧力を高くしても
膜エレメント1の変形が生じず、高い耐圧性が得られ
る。したがって、上記のスパイラル型膜エレメント1を
図2の水処理システムに用いた合には、上流に設けられ
たポンプ102により高い圧力で原水を供給することが
できる。それにより、透過水を逆浸透膜分離装置103
aに直接送ることができるとともに、逆浸透膜分離装置
103aにより得られた透過水を逆浸透膜分離装置10
3bに直接送ることができる。
【0060】また、前述のような濾過形態により膜エレ
メント1と圧力容器10との間の空隙部に図8に示した
ようなデッドスペースSが形成されないので、微生物等
の雑菌の繁殖、有機物の分解による悪臭の発生、分離膜
の分解等の問題が発生せず、高い信頼性が得られる。
メント1と圧力容器10との間の空隙部に図8に示した
ようなデッドスペースSが形成されないので、微生物等
の雑菌の繁殖、有機物の分解による悪臭の発生、分離膜
の分解等の問題が発生せず、高い信頼性が得られる。
【0061】また、膜エレメント1に全方向から圧力が
加わるので、膜エレメント1の変形の問題が生じず、パ
ッキンホルダおよび外装材が不要となる。それにより、
膜エレメント1の部品コストおよび製造コストが低減さ
れる。
加わるので、膜エレメント1の変形の問題が生じず、パ
ッキンホルダおよび外装材が不要となる。それにより、
膜エレメント1の部品コストおよび製造コストが低減さ
れる。
【0062】図7は図1および図2の水処理システムに
用いられるスパイラル型膜エレメントの他の例を示す正
面図である。図7では、外周部流路材の図示が省略され
ている。
用いられるスパイラル型膜エレメントの他の例を示す正
面図である。図7では、外周部流路材の図示が省略され
ている。
【0063】図7(a)のスパイラル型膜エレメント1
においては、スパイラル状膜要素1aの両端部が樹脂層
19で封止されている。図7(b)のスパイラル型膜エ
レメント1においては、スパイラル状膜要素1aの一端
部が樹脂層19で封止されている。
においては、スパイラル状膜要素1aの両端部が樹脂層
19で封止されている。図7(b)のスパイラル型膜エ
レメント1においては、スパイラル状膜要素1aの一端
部が樹脂層19で封止されている。
【0064】図7(a),(b)のスパイラル型膜エレ
メント1では、製造時の作業工程が増加するが、膜エレ
メント1の両端部または一端部に原水を供給するスペー
スが不要となる。したがって、圧力容器を小型化するこ
とができ、圧力容器内に膜エレメント1を収納してなる
スパイラル型膜モジュールを小型化することができる。
メント1では、製造時の作業工程が増加するが、膜エレ
メント1の両端部または一端部に原水を供給するスペー
スが不要となる。したがって、圧力容器を小型化するこ
とができ、圧力容器内に膜エレメント1を収納してなる
スパイラル型膜モジュールを小型化することができる。
【0065】また、膜エレメント1の樹脂層19で封止
された端部を圧力容器の原水入口側に配置することによ
り、原水導入時に原水の動圧により膜エレメント1の端
面に汚れが付着することを防止することができる。
された端部を圧力容器の原水入口側に配置することによ
り、原水導入時に原水の動圧により膜エレメント1の端
面に汚れが付着することを防止することができる。
【図1】本発明の一実施例における水処理システムを示
す図である。
す図である。
【図2】本発明の他の実施例における水処理システムを
示す図である。
示す図である。
【図3】図1および図2の水処理システムに用いられる
スパイラル型膜エレメントの一部切欠き斜視図である。
スパイラル型膜エレメントの一部切欠き斜視図である。
【図4】図3のスパイラル型膜エレメントの封筒状膜の
一例を示す横断面図である。
一例を示す横断面図である。
【図5】図3のスパイラル型膜エレメントの封筒状膜の
他の例を示す横断面図である。
他の例を示す横断面図である。
【図6】図3のスパイラル型膜エレメントを用いたスパ
イラル型膜モジュールの断面図である。
イラル型膜モジュールの断面図である。
【図7】図1および図2の水処理システムに用いられる
スパイラル型膜エレメントの他の例を示す正面図であ
る。
スパイラル型膜エレメントの他の例を示す正面図であ
る。
【図8】逆浸透膜分離装置を用いた従来の水処理システ
ムの一例を示す図である。
ムの一例を示す図である。
【符号の説明】 1 スパイラル型膜エレメント 1a スパイラル状膜要素 2 集水管 3 封筒状膜 4 原水スペーサ 5 外周部流路材 6 透過水スペーサ 7 分離膜 10 圧力容器 13 原水入口 14 透過水出口 51 原水 52 透過水 100 スパイラル型膜モジュール 101 貯槽 102 ポンプ 103,103a,103b 逆浸透膜分離装置
Claims (5)
- 【請求項1】 有孔中空管の外周面に独立または連続し
た複数の封筒状膜を原液流路材を介して巻回してなるス
パイラル型膜エレメントの上流側にポンプが設けられる
とともに下流側に管路を介して逆浸透膜分離装置が接続
され、前記ポンプにより前記スパイラル型膜エレメント
の外周部側および両端部側から原液が供給され、前記有
孔中空管の少なくとも一方の開口端から導出された透過
液が前記管路を通して前記逆浸透膜分離装置に供給され
ることを特徴とする処理システム。 - 【請求項2】 有孔中空管の外周面に独立または連続し
た複数の封筒状膜を原液流路材を介して巻回し、かつ一
端部を封止してなるスパイラル型膜エレメントの上流側
にポンプが設けられるとともに下流側に管路を介して逆
浸透膜分離装置が接続され、前記ポンプにより前記スパ
イラル型膜エレメントの外周部側および他端部側から原
液が供給され、前記有孔中空管の少なくとも一方の開口
端から導出された透過液が前記管路を通して前記逆浸透
膜分離装置に供給されることを特徴とする処理システ
ム。 - 【請求項3】 有孔中空管の外周面に独立または連続し
た複数の封筒状膜を原液流路材を介して巻回し、かつ両
端部を封止してなるスパイラル型膜エレメントの上流側
にポンプが設けられるとともに下流側に管路を介して逆
浸透膜分離装置を接続し、前記ポンプにより前記スパイ
ラル型膜エレメントの外周部側から原液が供給され、前
記有孔中空管の少なくとも一方の開口端から導出された
透過液が前記管路を通して前記逆浸透膜分離装置に供給
されることを特徴とする処理システム。 - 【請求項4】 前記逆浸透膜分離装置の下流側に管路を
介して他の逆浸透膜分離装置が接続されたことを特徴と
する請求項1、2または3記載の処理システム。 - 【請求項5】 前記逆浸透膜分離装置から導出される透
過液が前記ポンプの上流側に戻されることを特徴とする
請求項1〜4のいずれかに記載の処理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4121597A JPH10235166A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | スパイラル型膜エレメントを用いた処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4121597A JPH10235166A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | スパイラル型膜エレメントを用いた処理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10235166A true JPH10235166A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12602186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4121597A Pending JPH10235166A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | スパイラル型膜エレメントを用いた処理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10235166A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006263542A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Kurita Water Ind Ltd | 造水装置及び造水方法 |
| JP2006272135A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Toray Ind Inc | 膜分離方法および膜分離装置 |
| JP2019051451A (ja) * | 2017-09-12 | 2019-04-04 | 旭化成株式会社 | 中空糸膜モジュール、海水淡水化システム、海水を淡水化する方法、海水より淡水を製造する方法、中空糸膜モジュールの運転方法、ろ過方法、および中空糸膜モジュールの製造方法 |
-
1997
- 1997-02-25 JP JP4121597A patent/JPH10235166A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006263542A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Kurita Water Ind Ltd | 造水装置及び造水方法 |
| JP2006272135A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Toray Ind Inc | 膜分離方法および膜分離装置 |
| JP2019051451A (ja) * | 2017-09-12 | 2019-04-04 | 旭化成株式会社 | 中空糸膜モジュール、海水淡水化システム、海水を淡水化する方法、海水より淡水を製造する方法、中空糸膜モジュールの運転方法、ろ過方法、および中空糸膜モジュールの製造方法 |
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