JPH10235511A - スローアウェイチップ - Google Patents
スローアウェイチップInfo
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- JPH10235511A JPH10235511A JP3952397A JP3952397A JPH10235511A JP H10235511 A JPH10235511 A JP H10235511A JP 3952397 A JP3952397 A JP 3952397A JP 3952397 A JP3952397 A JP 3952397A JP H10235511 A JPH10235511 A JP H10235511A
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- Japan
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- cutting edge
- tip
- main cutting
- throw
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 1つのチップを複数種類のドリルに装着する
ことで、異なる外径寸法のドリルを得ることができる。 【解決手段】 チップ1は略三角形板状のポジチップ
で、主側面5aと上面3との交差稜線が主切刃6をな
す。主切刃6は段差7を介して第一切刃部6aと第二切
刃部6bを有し、先端部6aを凸曲線状とし、後端部6
bをノーズRとする。チップ1の第一及び第二側面5
c、5dをドリル本体11のチップ取付座17の第一及
び第二側壁17b、17cに当接させて装着する。第一
側壁17bの回転軸線Oに対する角度αを変えたチップ
取付座17を有する複数のドリル本体11を設けること
で、主切刃6の外径φDの異なるドリルを得る。
ことで、異なる外径寸法のドリルを得ることができる。 【解決手段】 チップ1は略三角形板状のポジチップ
で、主側面5aと上面3との交差稜線が主切刃6をな
す。主切刃6は段差7を介して第一切刃部6aと第二切
刃部6bを有し、先端部6aを凸曲線状とし、後端部6
bをノーズRとする。チップ1の第一及び第二側面5
c、5dをドリル本体11のチップ取付座17の第一及
び第二側壁17b、17cに当接させて装着する。第一
側壁17bの回転軸線Oに対する角度αを変えたチップ
取付座17を有する複数のドリル本体11を設けること
で、主切刃6の外径φDの異なるドリルを得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穴明け加工等に用
いられるスローアウェイ式ドリル等に装着可能なスロー
アウェイチップに関する。
いられるスローアウェイ式ドリル等に装着可能なスロー
アウェイチップに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
2枚刃のスローアウェイ式ドリルを用いて穴明け加工を
行う場合、ドリル本体の先端に取り付けられた2枚のス
ローアウェイチップの主切刃でもって回転切削が行われ
る。ところで、このようなスローアウェイ式ドリルで穴
加工を行う際、穴の内径が異なると、その内径に応じた
外径寸法を備えた主切刃を有する別のスローアウェイチ
ップを、そのチップを装着できるチップ取付座を備えた
別のドリル本体に装着して切削加工していた。そのた
め、加工する穴寸法に応じてそれぞれ対応するスローア
ウェイチップとこれを装着するドリル本体とを個別に用
意する必要があり、コスト高になり、穴加工時における
所望寸法のチップとこれに適合するドリル本体の選別が
煩雑であるという欠点があった。
2枚刃のスローアウェイ式ドリルを用いて穴明け加工を
行う場合、ドリル本体の先端に取り付けられた2枚のス
ローアウェイチップの主切刃でもって回転切削が行われ
る。ところで、このようなスローアウェイ式ドリルで穴
加工を行う際、穴の内径が異なると、その内径に応じた
外径寸法を備えた主切刃を有する別のスローアウェイチ
ップを、そのチップを装着できるチップ取付座を備えた
別のドリル本体に装着して切削加工していた。そのた
め、加工する穴寸法に応じてそれぞれ対応するスローア
ウェイチップとこれを装着するドリル本体とを個別に用
意する必要があり、コスト高になり、穴加工時における
所望寸法のチップとこれに適合するドリル本体の選別が
煩雑であるという欠点があった。
【0003】本発明は、このような課題に鑑みて、異な
る工具本体に用いて複数種類の径の穴加工が可能なスロ
ーアウェイチップを提供することを目的とする。
る工具本体に用いて複数種類の径の穴加工が可能なスロ
ーアウェイチップを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるスローアウ
ェイチップは、着座面をなす下面と、この下面に対向し
てすくい面をなす上面とを備え、下面側から上面に向け
て外側に傾斜する側面と上面との交差稜線部が主切刃と
されたスローアウェイチップにおいて、主切刃はその途
中に段差が形成されていると共に、主切刃の先端部が漸
次下面に近付く凸曲線状とされ後端部がコーナRとされ
たことを特徴とする。このチップをスローアウェイ式ド
リル等に装着して切削加工すると、主切刃の先端部が凸
曲線状を成しているので、刃先強度が大きく喰い付き時
等に先端部が欠損するのを抑制でき、また後端部がコー
ナRとされているから、チップの装着角度に関わらず欠
損しにくい。また、チップ取付座の回転軸線に対する角
度を変えた工具本体を複数種類設けることで、同一のス
ローアウェイチップを回転軸線に対して異なる角度で装
着でき、主切刃の回転軸線に対する角度が相違すること
で工具切刃の外径寸法を増減設定することができて経済
的である。しかも主切刃に段差を設けたことで、切屑が
複数に細く分離された状態で生成されるために、切屑の
排出性が良い。
ェイチップは、着座面をなす下面と、この下面に対向し
てすくい面をなす上面とを備え、下面側から上面に向け
て外側に傾斜する側面と上面との交差稜線部が主切刃と
されたスローアウェイチップにおいて、主切刃はその途
中に段差が形成されていると共に、主切刃の先端部が漸
次下面に近付く凸曲線状とされ後端部がコーナRとされ
たことを特徴とする。このチップをスローアウェイ式ド
リル等に装着して切削加工すると、主切刃の先端部が凸
曲線状を成しているので、刃先強度が大きく喰い付き時
等に先端部が欠損するのを抑制でき、また後端部がコー
ナRとされているから、チップの装着角度に関わらず欠
損しにくい。また、チップ取付座の回転軸線に対する角
度を変えた工具本体を複数種類設けることで、同一のス
ローアウェイチップを回転軸線に対して異なる角度で装
着でき、主切刃の回転軸線に対する角度が相違すること
で工具切刃の外径寸法を増減設定することができて経済
的である。しかも主切刃に段差を設けたことで、切屑が
複数に細く分離された状態で生成されるために、切屑の
排出性が良い。
【0005】尚、主切刃に設ける段差は1またはそれ以
上でもよく、段差で分離された主切刃はそれぞれが平行
とされていてもよい。また、主切刃の後端部に続く外側
側面は、スローアウェイチップの取り付け角度に関わら
ず加工面に当接しないようサイド逃げ角が設定されてい
てもよい。そのため、異なる工具本体のチップ取付座に
主切刃が異なる角度をなすようにこのスローアウェイチ
ップを装着しても、回転切削時に外側側面が加工面を擦
ることはない。また、上面には、主切刃に沿ってブレー
カ溝が設けられていてもよい。また、スローアウェイチ
ップは略三角形板状とされ、主切刃の逃げ面をなす側面
に対向する二つの側面が、工具本体のチップ取付座の側
壁に当接して位置決めされるようにしてもよい。
上でもよく、段差で分離された主切刃はそれぞれが平行
とされていてもよい。また、主切刃の後端部に続く外側
側面は、スローアウェイチップの取り付け角度に関わら
ず加工面に当接しないようサイド逃げ角が設定されてい
てもよい。そのため、異なる工具本体のチップ取付座に
主切刃が異なる角度をなすようにこのスローアウェイチ
ップを装着しても、回転切削時に外側側面が加工面を擦
ることはない。また、上面には、主切刃に沿ってブレー
カ溝が設けられていてもよい。また、スローアウェイチ
ップは略三角形板状とされ、主切刃の逃げ面をなす側面
に対向する二つの側面が、工具本体のチップ取付座の側
壁に当接して位置決めされるようにしてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図6により説明する。図1は実施の形態によるスロ
ーアウェイチップの平面図、図2は図1に示すスローア
ウェイチップのA方向矢視による側面図、図3は図1に
示すチップのB−B線断面図、図4は実施の形態による
スローアウェイチップを装着したスローアウェイ式ドリ
ルの全体図、図5は図4に示すドリルの先端面図、図6
は図4におけるドリルの刃部の拡大図である。図1乃至
3において、実施の形態によるスローアウェイチップ1
は多角形板状、例えば略三角形板状(または略六角形板
状)に形成されている。このスローアウェイチップ1
は、着座面とされる下面2に対向してすくい面をなす上
面3が設けられ、上面3の中央部から下面2を貫通して
ネジ挿通用の孔4が穿孔されている。上面3と下面2と
の間は側面5とされている。
乃至図6により説明する。図1は実施の形態によるスロ
ーアウェイチップの平面図、図2は図1に示すスローア
ウェイチップのA方向矢視による側面図、図3は図1に
示すチップのB−B線断面図、図4は実施の形態による
スローアウェイチップを装着したスローアウェイ式ドリ
ルの全体図、図5は図4に示すドリルの先端面図、図6
は図4におけるドリルの刃部の拡大図である。図1乃至
3において、実施の形態によるスローアウェイチップ1
は多角形板状、例えば略三角形板状(または略六角形板
状)に形成されている。このスローアウェイチップ1
は、着座面とされる下面2に対向してすくい面をなす上
面3が設けられ、上面3の中央部から下面2を貫通して
ネジ挿通用の孔4が穿孔されている。上面3と下面2と
の間は側面5とされている。
【0007】このチップ1は、上面3と逃げ面を成す主
側面5aとでなす交差稜線が主切刃6とされている。主
切刃6の中央部には下面2に至る段差7が形成され、段
差7によって主切刃6は第一切刃部6aと第二切刃部6
bとに分離されている。第一切刃部6aは第二切刃部6
bと平行で第二切刃部6bより外側に突出している。主
側面5aと鋭角で交差する隣りの側面5bの上面1との
交差部(辺)が凸曲面状にカットされて上面3から下面
2に近付くよう湾曲する凸曲面8とされていることで、
主切刃6の一端は、図2で示すように半径Raの凸曲線
状に湾曲され、先端部6cとされている。主切刃6の他
端は平面視でノーズRとされた後端部6dとされてい
る。また、主側面5aが下面側から上面3に向けて外側
に傾斜することで、このチップ1は1コーナー使用のポ
ジチップとされている。
側面5aとでなす交差稜線が主切刃6とされている。主
切刃6の中央部には下面2に至る段差7が形成され、段
差7によって主切刃6は第一切刃部6aと第二切刃部6
bとに分離されている。第一切刃部6aは第二切刃部6
bと平行で第二切刃部6bより外側に突出している。主
側面5aと鋭角で交差する隣りの側面5bの上面1との
交差部(辺)が凸曲面状にカットされて上面3から下面
2に近付くよう湾曲する凸曲面8とされていることで、
主切刃6の一端は、図2で示すように半径Raの凸曲線
状に湾曲され、先端部6cとされている。主切刃6の他
端は平面視でノーズRとされた後端部6dとされてい
る。また、主側面5aが下面側から上面3に向けて外側
に傾斜することで、このチップ1は1コーナー使用のポ
ジチップとされている。
【0008】また、側面5bに隣接して凸曲面8を斜め
にカットする第一側面5cと面取り側面5eを介した第
二側面5dとは、所定の交角が設定されており、第一及
び第二側面5c、5dは上下面3、2に直交する平面と
されている。主側面5aと第二側面5dとの間にはサイ
ド逃げ角γを有する第三側面5f(外側側面)が形成さ
れている。側面5bと第三側面5fも主側面5aと同様
に下面2から上面3に向けて外側に傾斜している。そし
て、上面3において、主切刃6に沿って図3に示すよう
な断面円弧状のブレーカ溝9が形成されている。このブ
レーカ溝9は段差7と第一及び第二切刃部6a、6bと
に沿って階段状に形成され、主切刃6の先端部6c側で
は凸曲面8に交差して終了し、後端部6d側で第三側面
5fに接続されている。
にカットする第一側面5cと面取り側面5eを介した第
二側面5dとは、所定の交角が設定されており、第一及
び第二側面5c、5dは上下面3、2に直交する平面と
されている。主側面5aと第二側面5dとの間にはサイ
ド逃げ角γを有する第三側面5f(外側側面)が形成さ
れている。側面5bと第三側面5fも主側面5aと同様
に下面2から上面3に向けて外側に傾斜している。そし
て、上面3において、主切刃6に沿って図3に示すよう
な断面円弧状のブレーカ溝9が形成されている。このブ
レーカ溝9は段差7と第一及び第二切刃部6a、6bと
に沿って階段状に形成され、主切刃6の先端部6c側で
は凸曲面8に交差して終了し、後端部6d側で第三側面
5fに接続されている。
【0009】本実施の形態によるスローアウェイチップ
1は上述の構成を備えており、次にこのチップ1が装着
されるスローアウェイ式ドリル10について、図4乃至
図6により説明する。図4乃至6において、スローアウ
ェイ式ドリル10のドリル本体11は、シャンク部12
と刃部13とからなり、ドリル本体11の刃部13の先
端面13aは回転軸線Oとの交点を頂点とする略円錐の
テーパ面状に形成され、しかもその頂点付近は基端側に
落ち込む凹部14とされている。刃部13の外周面に
は、回転軸線Oに対向して断面視略扇型の一対の切屑排
出溝15が形成され(図5参照)、これら切屑排出溝1
5は回転軸線Oに沿って外周面を螺旋状に切り欠いて形
成されている。
1は上述の構成を備えており、次にこのチップ1が装着
されるスローアウェイ式ドリル10について、図4乃至
図6により説明する。図4乃至6において、スローアウ
ェイ式ドリル10のドリル本体11は、シャンク部12
と刃部13とからなり、ドリル本体11の刃部13の先
端面13aは回転軸線Oとの交点を頂点とする略円錐の
テーパ面状に形成され、しかもその頂点付近は基端側に
落ち込む凹部14とされている。刃部13の外周面に
は、回転軸線Oに対向して断面視略扇型の一対の切屑排
出溝15が形成され(図5参照)、これら切屑排出溝1
5は回転軸線Oに沿って外周面を螺旋状に切り欠いて形
成されている。
【0010】各切屑排出溝15の回転方向を向く壁面1
5aは、その先端部が平面視略V字状に切り欠かれてチ
ップ取付座17とされ、チップ取付座17は底面17a
とその両側の第一及び第二側壁17b,17cとからな
り、第一及び第二側壁17b,17cの交差部にぬすみ
が形成されている。第一及び第二側壁17b,17cの
交角は、スローアウェイチップ1の第一及び第二側面5
c,5dの交角と同一に設定されている。図5に示すよ
うに、ドリル本体11の回転軸線Oに近接する側の第一
側壁17bは、切屑排出溝15の回転方向後方を向く壁
面15bよりも回転軸線Oとのなす角度が大きく(角度
αとする)、外側に突出している。また、第一側壁17
bの角度αは、後述するようにドリル10の主切刃6の
先端角β、即ち主切刃6の外径寸法φDに応じて決定さ
れている。
5aは、その先端部が平面視略V字状に切り欠かれてチ
ップ取付座17とされ、チップ取付座17は底面17a
とその両側の第一及び第二側壁17b,17cとからな
り、第一及び第二側壁17b,17cの交差部にぬすみ
が形成されている。第一及び第二側壁17b,17cの
交角は、スローアウェイチップ1の第一及び第二側面5
c,5dの交角と同一に設定されている。図5に示すよ
うに、ドリル本体11の回転軸線Oに近接する側の第一
側壁17bは、切屑排出溝15の回転方向後方を向く壁
面15bよりも回転軸線Oとのなす角度が大きく(角度
αとする)、外側に突出している。また、第一側壁17
bの角度αは、後述するようにドリル10の主切刃6の
先端角β、即ち主切刃6の外径寸法φDに応じて決定さ
れている。
【0011】実施の形態による2枚のスローアウェイチ
ップ1が、図6に示すように、ドリル本体11の各チッ
プ取付座17にそれぞれ装着され、各チップ1の第一及
び第二側面5c、5dがチップ取付座17の第一及び第
二側壁17b、17cに当接させられる。その際、チッ
プ1の凸曲面8がチップ取付座17から先端側に突出し
て、回転軸線Oに近接してその外側にほぼ平行に位置
し、主切刃6は回転軸線Oに直交する線と鋭角θ(例え
ばθ1とする)をなす取付け状態でネジ止めされてい
る。そのため、一対のスローアウェイチップ1、1の主
切刃6、6は、回転軸線Oの領域で基端側に凹んだ凹部
14(チゼル部)を介して先端角β(例えばβ1とし、
β1=180゜−2θ1)を成している。一対の主切刃6
の長さ寸法は予め設定されているから、主切刃6の角度
θ即ち先端角βによってドリル10の主切刃6の外径φ
D(例えばD1とする)が決定される。尚、主切刃6の
段差7に応じて、刃部13の先端面13aにも、チップ
取付座17底面17aとの交差稜線部から段差18が形
成されている。
ップ1が、図6に示すように、ドリル本体11の各チッ
プ取付座17にそれぞれ装着され、各チップ1の第一及
び第二側面5c、5dがチップ取付座17の第一及び第
二側壁17b、17cに当接させられる。その際、チッ
プ1の凸曲面8がチップ取付座17から先端側に突出し
て、回転軸線Oに近接してその外側にほぼ平行に位置
し、主切刃6は回転軸線Oに直交する線と鋭角θ(例え
ばθ1とする)をなす取付け状態でネジ止めされてい
る。そのため、一対のスローアウェイチップ1、1の主
切刃6、6は、回転軸線Oの領域で基端側に凹んだ凹部
14(チゼル部)を介して先端角β(例えばβ1とし、
β1=180゜−2θ1)を成している。一対の主切刃6
の長さ寸法は予め設定されているから、主切刃6の角度
θ即ち先端角βによってドリル10の主切刃6の外径φ
D(例えばD1とする)が決定される。尚、主切刃6の
段差7に応じて、刃部13の先端面13aにも、チップ
取付座17底面17aとの交差稜線部から段差18が形
成されている。
【0012】本実施の形態によるスローアウェイチップ
1を装着したスローアウェイ式ドリル10は上述のよう
に構成されており、切削加工時には、先端角β1を備え
た一対の主切刃6,6で穴明け加工が行われる。その
際、主切刃6の第一切刃部6a及び第二切刃部6bでそ
れぞれ細い切屑が分離して生成され、切屑排出溝15に
沿ってスムーズに流れて基端側から排出される。切削時
に、ドリル本体11の回転軸線Oの周りは低速となる
が、凹部14が設けられ主切刃6がないので、欠損する
こともない。この部分にチゼルが設けられていないか
ら、切削時のスラスト抵抗が小さい。そのため、穴明け
加工切削時に凹部14の部分に削り残しができるが、こ
の削り残しは生成される切屑によって折断されたり、ド
リル10に押しつぶされるために、不具合は生じない。
また、主切刃6の先端側から漸次被削材に接触すること
になるが、主切刃6の先端部6cは凸曲線とされている
から、喰い付き時に主切刃6に衝撃的な負荷がかから
ず、先端部6cが欠けにくい。また、スローアウェイチ
ップ1の切削荷重を受けるチップ取付座17の回転軸線
O側の第一側壁17bが、切屑排出溝15の回転方向後
方を向く壁面15bより外側に突出しているので、ドリ
ル剛性が高い。主切刃6の外周側の後端部6dはノーズ
Rとなっているので、切削時に欠損することを抑制でき
る。
1を装着したスローアウェイ式ドリル10は上述のよう
に構成されており、切削加工時には、先端角β1を備え
た一対の主切刃6,6で穴明け加工が行われる。その
際、主切刃6の第一切刃部6a及び第二切刃部6bでそ
れぞれ細い切屑が分離して生成され、切屑排出溝15に
沿ってスムーズに流れて基端側から排出される。切削時
に、ドリル本体11の回転軸線Oの周りは低速となる
が、凹部14が設けられ主切刃6がないので、欠損する
こともない。この部分にチゼルが設けられていないか
ら、切削時のスラスト抵抗が小さい。そのため、穴明け
加工切削時に凹部14の部分に削り残しができるが、こ
の削り残しは生成される切屑によって折断されたり、ド
リル10に押しつぶされるために、不具合は生じない。
また、主切刃6の先端側から漸次被削材に接触すること
になるが、主切刃6の先端部6cは凸曲線とされている
から、喰い付き時に主切刃6に衝撃的な負荷がかから
ず、先端部6cが欠けにくい。また、スローアウェイチ
ップ1の切削荷重を受けるチップ取付座17の回転軸線
O側の第一側壁17bが、切屑排出溝15の回転方向後
方を向く壁面15bより外側に突出しているので、ドリ
ル剛性が高い。主切刃6の外周側の後端部6dはノーズ
Rとなっているので、切削時に欠損することを抑制でき
る。
【0013】また、ドリル10の主切刃外径φDをより
大きくして、より大径の穴明けを行う場合には、図7に
示すように、チップ取付座17を除いてドリル10と同
形同大のドリル20を用いる。チップ取付座17′は、
その第一側壁17b′の回転軸線Oに対する角度α(例
えばα2とする)をα1より大きく設定して、第一及び第
二側壁17b′、17c′の交角をドリル10と同一に
設定すればよい。そして、このドリル20に上述のスロ
ーアウェイチップ1を装着すれば、回転軸線Oに直交す
る線に対する主切刃6の角度θ(例えばθ2とする)が
θ1より大きくなり、一対のスローアウェイチップ1、
1の主切刃6、6の先端角β(例えばβ2とする)が角
度β1より大きくなり、ドリル20の主切刃6の外径φ
D(例えばD2とする)も所定寸法だけD1より増大す
る。
大きくして、より大径の穴明けを行う場合には、図7に
示すように、チップ取付座17を除いてドリル10と同
形同大のドリル20を用いる。チップ取付座17′は、
その第一側壁17b′の回転軸線Oに対する角度α(例
えばα2とする)をα1より大きく設定して、第一及び第
二側壁17b′、17c′の交角をドリル10と同一に
設定すればよい。そして、このドリル20に上述のスロ
ーアウェイチップ1を装着すれば、回転軸線Oに直交す
る線に対する主切刃6の角度θ(例えばθ2とする)が
θ1より大きくなり、一対のスローアウェイチップ1、
1の主切刃6、6の先端角β(例えばβ2とする)が角
度β1より大きくなり、ドリル20の主切刃6の外径φ
D(例えばD2とする)も所定寸法だけD1より増大す
る。
【0014】スローアウェイチップ1の装着角度が変化
しても、主切刃6の外周側の後端部6dはノーズRとな
っているので、回転切削時に欠損することを抑制でき
る。また、チップ1の後端部6dにつながる第三側面5
fに、主切刃6の取り得る装着角度θの最大値に対して
加工面を擦過しない大きさの正のサイド逃げ角γ(回転
軸線Oに平行な線に対して)を設定しているから、回転
切削時にチップ1の第三側面5fが加工面を擦過するお
それもない。従って、同一のスローアウェイチップ1を
用いて、第一側壁17b,17b′…の角度αが異なる
チップ取付座17,17′を備えた各種のドリル10,
20…を用いることで、先端角βが異なり、外径寸法φ
Dの異なる主切刃6を有する複数種類のスローアウェイ
式ドリルを得られることになる。尚、主切刃6の回転軸
線Oに直交する線に対する角度θと、主切刃6の先端角
βと外径φDとの各数値について、相互関係の一例を示
せば下の表1のようになる。
しても、主切刃6の外周側の後端部6dはノーズRとな
っているので、回転切削時に欠損することを抑制でき
る。また、チップ1の後端部6dにつながる第三側面5
fに、主切刃6の取り得る装着角度θの最大値に対して
加工面を擦過しない大きさの正のサイド逃げ角γ(回転
軸線Oに平行な線に対して)を設定しているから、回転
切削時にチップ1の第三側面5fが加工面を擦過するお
それもない。従って、同一のスローアウェイチップ1を
用いて、第一側壁17b,17b′…の角度αが異なる
チップ取付座17,17′を備えた各種のドリル10,
20…を用いることで、先端角βが異なり、外径寸法φ
Dの異なる主切刃6を有する複数種類のスローアウェイ
式ドリルを得られることになる。尚、主切刃6の回転軸
線Oに直交する線に対する角度θと、主切刃6の先端角
βと外径φDとの各数値について、相互関係の一例を示
せば下の表1のようになる。
【0015】
【表1】
【0016】上述のように、本実施の形態によれば、1
種類のスローアウェイチップ1を用いて、回転軸線Oに
対する角度αの相違する各チップ取付座17,17′…
を備えた複数種類のドリル10,20…に装着可能とな
り、主切刃6の外径寸法φDの異なる複数種類のスロー
アウェイ式ドリルが得られる。従って、同一のチップを
異なるドリル10,20…に装着して異なる外径寸法の
ドリルが得られ、異なる内径の穴明け作業等ができ、複
数種類のチップを備える必要がなく経済的であり、しか
も各種のドリルに対するチップ1の装着作業が容易にな
る。
種類のスローアウェイチップ1を用いて、回転軸線Oに
対する角度αの相違する各チップ取付座17,17′…
を備えた複数種類のドリル10,20…に装着可能とな
り、主切刃6の外径寸法φDの異なる複数種類のスロー
アウェイ式ドリルが得られる。従って、同一のチップを
異なるドリル10,20…に装着して異なる外径寸法の
ドリルが得られ、異なる内径の穴明け作業等ができ、複
数種類のチップを備える必要がなく経済的であり、しか
も各種のドリルに対するチップ1の装着作業が容易にな
る。
【0017】図8乃至図10は、本発明の第二の実施の
形態を示すものであり、このスローアウェイチップ30
は、上述のスローアウェイチップ1とほぼ同様な構成を
備えた略三角形板状であり、チップ1と同様な部分には
同一の符号が付されている。チップ30において、上面
3と主側面5aとでなす交差稜線が主切刃31とされ、
この主切刃31の途中に二つの段差32、33が形成さ
れ、分離された第一切刃部31a、第二切刃部31b、
第三切刃部31cとが互いに平行に形成されている。ま
た、段差32、33は主切刃31から下面2まで延在し
て主側面5aに階段状に設けられている。主切刃31の
先端部31dは漸次下面2に近付く凸曲線状とされ、後
端部31eはノーズRとされている。このスローアウェ
イチップ30を装着したドリル40の刃部41が図11
に示されている。図11において、刃部41の先端面4
1aには、チップ取付座42の底面42aとの交差稜線
部から、主切刃31の段差32、33に応じた段差部4
3、44が設けられている。
形態を示すものであり、このスローアウェイチップ30
は、上述のスローアウェイチップ1とほぼ同様な構成を
備えた略三角形板状であり、チップ1と同様な部分には
同一の符号が付されている。チップ30において、上面
3と主側面5aとでなす交差稜線が主切刃31とされ、
この主切刃31の途中に二つの段差32、33が形成さ
れ、分離された第一切刃部31a、第二切刃部31b、
第三切刃部31cとが互いに平行に形成されている。ま
た、段差32、33は主切刃31から下面2まで延在し
て主側面5aに階段状に設けられている。主切刃31の
先端部31dは漸次下面2に近付く凸曲線状とされ、後
端部31eはノーズRとされている。このスローアウェ
イチップ30を装着したドリル40の刃部41が図11
に示されている。図11において、刃部41の先端面4
1aには、チップ取付座42の底面42aとの交差稜線
部から、主切刃31の段差32、33に応じた段差部4
3、44が設けられている。
【0018】従って、生成された切屑は3分割されてい
る。尚、主切刃6、31に形成される段差は3つ以上で
もよく、段差の数に応じた切刃部が分割形成され、切刃
部の数に応じた切屑が生成される。各切刃部は互いに平
行でなくてもよい。また、チップ1、30の形状も略三
角形に限らず、四角形板状等、各種のものを採用でき
る。
る。尚、主切刃6、31に形成される段差は3つ以上で
もよく、段差の数に応じた切刃部が分割形成され、切刃
部の数に応じた切屑が生成される。各切刃部は互いに平
行でなくてもよい。また、チップ1、30の形状も略三
角形に限らず、四角形板状等、各種のものを採用でき
る。
【0019】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るスローアウ
ェイチップは、主切刃はその途中に段差が形成されてい
ると共に、主切刃の先端部が漸次下面に近付く凸曲線状
とされ後端部がコーナRとされているから、このチップ
をスローアウェイ式ドリル等に装着して切削加工する
と、切屑が段差の数に応じて複数に細く分離された状態
で生成されるために、切屑の排出性が良い。しかも、主
切刃の先端部が凸曲線状を成しているので、刃先強度が
大きく喰い付き時等に先端部が欠損するのを抑制でき、
また後端部がコーナRとされているから、チップの装着
角度に関わらず欠損しにくい。また、チップ取付座の回
転軸線に対する角度を変えた工具本体を複数種類設ける
ことで、同一のスローアウェイチップを回転軸線に対し
て異なる角度で装着でき、主切刃の回転軸線に対する角
度が相違することで主切刃の外径寸法を増減設定するこ
とができて経済的である。また、主切刃の後端部に続く
外側側面は、スローアウェイチップの取り付け角度に関
わらず加工面に当接しないようサイド逃げ角が設定され
ているから、異なる工具本体のチップ取付座に主切刃が
異なる先端角をなすようにこのスローアウェイチップを
装着しても、外側側面が回転切削時に加工面を擦ること
はない。
ェイチップは、主切刃はその途中に段差が形成されてい
ると共に、主切刃の先端部が漸次下面に近付く凸曲線状
とされ後端部がコーナRとされているから、このチップ
をスローアウェイ式ドリル等に装着して切削加工する
と、切屑が段差の数に応じて複数に細く分離された状態
で生成されるために、切屑の排出性が良い。しかも、主
切刃の先端部が凸曲線状を成しているので、刃先強度が
大きく喰い付き時等に先端部が欠損するのを抑制でき、
また後端部がコーナRとされているから、チップの装着
角度に関わらず欠損しにくい。また、チップ取付座の回
転軸線に対する角度を変えた工具本体を複数種類設ける
ことで、同一のスローアウェイチップを回転軸線に対し
て異なる角度で装着でき、主切刃の回転軸線に対する角
度が相違することで主切刃の外径寸法を増減設定するこ
とができて経済的である。また、主切刃の後端部に続く
外側側面は、スローアウェイチップの取り付け角度に関
わらず加工面に当接しないようサイド逃げ角が設定され
ているから、異なる工具本体のチップ取付座に主切刃が
異なる先端角をなすようにこのスローアウェイチップを
装着しても、外側側面が回転切削時に加工面を擦ること
はない。
【図1】 本発明の第一の実施の形態によるスローアウ
ェイチップの平面図である。
ェイチップの平面図である。
【図2】 図1に示すスローアウェイチップのA方向矢
視による側面図である。
視による側面図である。
【図3】 図1に示すスローアウェイチップのB−B線
断面図である。
断面図である。
【図4】 第一の実施の形態によるスローアウェイチッ
プを装着したスローアウェイ式ドリルの全体図である。
プを装着したスローアウェイ式ドリルの全体図である。
【図5】 図4に示すドリルの先端面図である。
【図6】 図4におけるドリルの刃部の拡大図である。
【図7】 スローアウェイチップを他の角度のチップ取
付座を有するドリルに装着した状態の刃部の拡大図であ
る。
付座を有するドリルに装着した状態の刃部の拡大図であ
る。
【図8】 本発明の第二の実施の形態によるスローアウ
ェイチップの平面図である。
ェイチップの平面図である。
【図9】 図8に示すスローアウェイチップのC方向矢
視による側面図である。
視による側面図である。
【図10】 図8に示すスローアウェイチップのD−D
線断面図である。
線断面図である。
【図11】 第二の実施の形態によるスローアウェイチ
ップを装着したスローアウェイ式ドリルの刃部の拡大図
である。
ップを装着したスローアウェイ式ドリルの刃部の拡大図
である。
1,30 スローアウェイチップ 5a 主側面 5c 第一側面 5d 第二側面 5f 第三側面 6,31 主切刃 6a,31a 第一切刃部 6b,31b 第二切刃部 6c,31d 先端部 6d,31e 後端部 17,17′ チップ取付座 17b,17b′ 第一側壁 17c,17c′ 第二側壁 31c 第三切刃部
Claims (2)
- 【請求項1】 着座面をなす下面と、この下面に対向し
てすくい面をなす上面とを備え、前記下面側から上面に
向けて外側に傾斜する側面と前記上面との交差稜線部が
主切刃とされたスローアウェイチップにおいて、前記主
切刃はその途中に段差が形成されていると共に、前記主
切刃の先端部が漸次下面に近付く凸曲線状とされ後端部
がコーナRとされたことを特徴とするスローアウェイチ
ップ。 - 【請求項2】 前記主切刃の後端部に続く外側側面は、
前記スローアウェイチップの取り付け角度に関わらず加
工面に当接しないようサイド逃げ角が設定されているこ
とを特徴とする請求項1記載のスローアウェイチップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3952397A JPH10235511A (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | スローアウェイチップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3952397A JPH10235511A (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | スローアウェイチップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10235511A true JPH10235511A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12555416
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3952397A Withdrawn JPH10235511A (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | スローアウェイチップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10235511A (ja) |
-
1997
- 1997-02-24 JP JP3952397A patent/JPH10235511A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |