JPH10236248A - 自動車用バンパービームおよびその製造方法 - Google Patents
自動車用バンパービームおよびその製造方法Info
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
ービームの引張側屈曲面や圧縮側屈曲面側に予め凹溝や
蛇腹の加工を施さずに、角部稜線が一直線になるように
するとともに、皺や亀裂ひいては断面鼓形にならないよ
うに成形されたバンパービームを得る。 【解決手段】 角パイプ3の互いに対向する長手方向側
面の一方が凸湾曲面となる引張側屈曲面31bに形成さ
れ、他方が凹湾曲綿となる圧縮側屈曲面31aに形成さ
れるとともに、この圧縮側曲面31aの中央部に複数個
の塑性変形凹部7を形成して、角部が描く稜線を一直線
状にして、全面が略平面に形成されるようにした。
Description
の後部に配置する角パイプを屈曲成形して形成された自
動車用バンパービームに関する。
化対策として、自動車前面に設置されるプラスチック製
のバンパーの後方に、ハイテンスチール材或いはアルミ
材等の金属材料により形成されたバンパービームを設け
ることが行われており、このバンパービームAは、図2
1に示すように、自動車車体Bの前面に配置された合成
樹脂製等のバンパーCの後部に配置され、フロントサイ
ドフレームDに取り付けられて、自動車車体Bが衝突し
た際、衝撃力を車体Bのレインフォースであるフロント
サイドメンバーDに確実に伝達させてるようにしたもの
で、バンパーCが直接フロントサイドメンバーDに衝接
しないように意図されたものである。このバンパービー
ムAは、通常、断面矩形の角パイプを、車体Bの前面形
状に適合するように屈曲することによって成形して製作
していた。
は、おおよそ、巻付け曲げ加工装置を用いて行う場合と
プレス機を用いて行う場合とがあった。
合は、予め板材をロール成形機(巻付け曲げ加工装置に
組み込まれているのが多い)を用いて断面矩形の角パイ
プに成形していき、次の工程でこの角パイプを巻取ドラ
ムに巻き付けて、屈曲させていき、屈曲した角パイプの
接合端部同士を間隙おいて点溶接して屈曲角パイプを完
成させていくものである。
に成形し、接合端部同士を全面に渡って溶着し形成され
た角パイプを用い、この角パイプの両端を下型に設置し
ておき、上型で角パイプの中央部をプレスすることによ
って屈曲させて、屈曲角パイプを完成していくものであ
る。
角パイプを比較した場合、角パイプの接合端部同士が全
長に渡って溶着されているプレス機によるものが剛性が
高く、ハイテンスチール材製バンパービームとしては好
ましく、また、巻付け加工装置の場合、角パイプ内に中
子をいれて成形していくのが通常であり、その分中子取
付取外工数等がかかることとなる。
る場合を図22に示す模式図を用いて金属材料製角パイ
プを屈曲していく場合を説明すると、予め形成した角パ
イプEの両端を下型Fにより固定支持した後、上型Gに
より角パイプEの中央に曲げ荷重を加えて、屈曲させて
いくものである。
させると、角パイプEを構成する4側壁のうち互いに対
向する上下側壁の一方が圧縮側屈曲面となり、他方が引
張側屈曲面となる。
が生じる場合があり、圧縮側は圧縮されて皺が自然に発
生して、この皺が角パイプの角部より両横側壁にまで及
び、衝撃を加えた場合、この皺部分が曲げ線となって、
剛性を弱める結果となっていた。
に示すような力(矢印参照)が発生して、中立軸Hを中
心に、上下側壁I側が、内側に引けてしまい、両横側壁
Jが外側に膨らんで、断面鼓形に形成されてしまい、角
パイプEの強度に影響を及ぼしていた。
るべく防止すべく、曲げ荷重を小さくすると、確かに特
に引張側屈曲面の亀裂を防止できるが、曲げ荷重を除去
した後、スプリングバックにより、所望の屈曲形状が得
られず、バンパービームとして、使用に供し得ないこと
となる。また、このスプリングバックを防止するため
に、塑性変形するまで屈曲させると、上記亀裂や皺の発
生が極端となり、延いては、角パイプ自体が折れてしま
うこととなる。
あるが、例えば、角パイプの引張側を蛇腹状に成形する
場合や、特開平7−60364号公報或いは特開平7−
60365号公報に記載されているように、巻き付けに
よる屈曲前に、予め角パイプの引張側及び圧縮側屈曲面
側に長手方向に凹溝を形成しておき、引張側屈曲面側の
凹溝を断面先開形とし、圧縮側屈曲面側の凹溝を先細り
形にして、皺や亀裂を抑制する方法が採られている。
状部や凹溝の存在により屈曲しやすくなった分、その角
部における稜線が分断されて、一直線状にならないこと
があり、この状態で自動車のバンパービームとして使用
した場合、車両同士の衝突は完全なる正面衝突ばかりで
なく、いわゆるオフセット衝突が起こることを想定した
場合、蛇腹や凹溝の存在或いは稜線が潰れていることに
より、バンパービームの剛性を弱める結果となりかねな
い。
み、角パイプを屈曲成形させて製作されたバンパービー
ムの引張側屈曲面や圧縮側屈曲面側に予め凹溝や蛇腹の
加工を施さずに、角部稜線が一直線になるようにすると
ともに、皺や亀裂ひいては断面鼓形にならないように成
形された自動車用バンパービームおよびその製造方法を
提供することを目的としている。
ームは、上記従来の問題点を解決すべく、自動車のバン
パーの後部に配置する角パイプを屈曲成形して形成され
た自動車用バンパービームであって、角パイプの互いに
対向する2つの側面の一方が長手方向に凸湾曲面となる
引張側屈曲面に形成され、他方が長手方向に凹湾曲面と
なる圧縮側屈曲面に形成されるとともに、この圧縮側屈
曲面の中央部に複数個の塑性変形凹部を形成し、かつ全
側面が略平面に形成して構成している。
の圧縮側屈曲面の中央部のみに塑性変形凹部が形成さ
れ、角部が描く稜線を分断されることなく一直線状に形
成されて、全側面は略平面形状となって、種々の角度か
らの衝撃に対して高剛性を発揮する。
記角パイプの互いに対向する2つの側面に連続する2つ
の横側面中央部に、前記圧縮側屈曲面側に底辺が位置し
かつ前記引張側屈曲面側に頂角が位置するような三角形
状の突起を長手方向に複数個形成するか、又は前記圧縮
側屈曲面側に長辺が位置し、且つ前記引張側屈曲面側に
短辺が位置するような台形状の突起を形成した結果、こ
の三角形状の突起も、角パイプの屈曲によって発生する
圧縮変形および引張り変形を吸収し、又突起が角部に存
在しないことから、角部が描く稜線が分断されず一直線
状になって、皺の発生を防止することになり、高剛性を
保持できることになる。
方法は、角パイプを屈曲成形する上下型のうち、下型
が、前記屈曲成形前の角パイプの幅寸法と略同等の幅寸
法を有する凹湾曲成形面を有し、この凹湾曲成形面上で
前記角パイプの互いに対向する長手方向両横側面を抱持
する抱持側壁が立設されているとともに、前記凹湾曲成
形面の両端部に互いに水平上に位置するように前記角パ
イプの載置面を形成しており、また、上型が、前記下型
の抱持側壁の間寸法と略同等の幅寸法を有する凸湾曲成
形面を形成して、この凸湾曲成形面の中央部に長手方向
に向かって延在する複数個のパンチ突起を並設している
成形型を用いて、前記下型の凹湾曲成形面の載置面に、
前記屈曲成形前の角パイプ両端を載置セットし、次に、
前記上型を下降させて、この上型の凸湾曲成形面と下型
の凹湾曲成形面との間で、前記角パイプに曲げ荷重を加
えて屈曲成形するとともに、前記パンチ突起により角パ
イプの圧縮側屈曲面側の面の中央部に塑性変形凹部を形
成するようにしたことを特徴とするものである。
ームの製造方法は、前記上型の凸湾曲成形面に接する対
向側壁に、前記上型の下降方向に延在する断面三角状の
凹部を複数条設け、該凹部により前記角パイプの屈曲成
形時に、該角パイプのの互いに対向する前記長手方向側
面に連続する2つの横側面中央部に、前記圧縮側屈曲面
側に底辺が位置しかつ前記引張側屈曲面側に頂角が位置
するような三角形状の突起を形成するか、又は前記圧縮
側屈曲面側に長辺が位置し且つ前記引張側屈曲面側に短
辺が位置するような台形状の突起を形成したことを特徴
とするものである。
を参照して詳述する。
形態1を示すバンパービームの斜視図であり、そのバン
パービームは符号31で示されており、成形前の角パイ
プ3と対比されている。
方向に位置する圧縮側屈曲面31aと引張側屈曲面31
bとが互いに対向し、又これら圧縮側屈曲面31a及び
引張側屈曲面31bを、両横側面31cが連続して、断
面略矩形を呈している。
長手方向には、複数個の塑性変形凹部7が形成されてお
り、この塑性変形凹部7は、図2及び図3に示すよう
に、圧縮側屈曲面31aの略中央部に存して、その角部
まで延在していない。このことから、バンパービーム3
1の角部が描く稜線は分断されることなく一直線状にな
っている。従って、圧縮側屈曲面31aは、引張側屈曲
面31bや横側面31cと共に、略平面形状に形成され
ていて、屈曲成形前の各パイプ3と略同等の形状を呈し
ている。
31の製造方法について説明する。
製作するための角パイプの屈曲成形金型装置の正面図で
あり、1は下型、2は上型で、これら上下型2、1によ
り成形金型を構成している。
法と略同等の幅寸法を有する凹湾曲成形面1aを有し
(詳細は、図5参照)、この凹湾曲成形面1aの互いに
対向する対向両側面1b,1cに角パイプ3の対向側面
である横側面を抱持する抱持側壁4,5が立設されてい
る。また、凹湾曲成形面1aの両端部には、互いに水平
面上に位置するように角パイプ3の載置面1d,1eが
形成されている。
法と略同等の幅寸法を有する凸湾曲成形面2aが形成さ
れており、この凸湾曲成形面2aの中央部に長手方向に
向かって、複数個のパンチ突起6、6…を並設されてい
る(詳細は図6参照)。
細に示すように、先端が凸角錐台形状に形成されてお
り、凸湾曲成形面2aより上型2内に埋設されている。
パイプに成形する場合について説明すると、まず、下型
1の凹湾曲成形面1aの載置面1d,1eに、角パイプ
3の両端を載置して、セットする。この時、角パイプ3
の対向側面である横側面は、抱持側壁4、5によって抱
持されている。
ー装置等で下降させていくと、角パイプ3の横側面は下
型1の抱持側壁4、5間で抱持されながら、上型2の凸
湾曲成形面2aと下型1の凹湾曲成形面1aとの間で,
角パイプ3に曲げ荷重を加えて屈曲成形され、図1に示
すようなバンパービーム31を成形していく。
…により、角パイプ3の圧縮側屈曲面31aの面の中央
部に塑性変形凹部7が形成されることとなる。
1の圧縮側屈曲面31aの中央部のみに凹角錐台形状を
呈しており、図1に示すように、圧縮側屈曲面31a横
側面31cの幅寸法より長くなって形成されているが、
圧縮側屈曲面31aの幅方向の寸法は、横側面31cの
幅寸法より短い場合、或いは幅方向と横側面31cのと
が略同じ場合も考えられる。
1は、屈曲成形過程において、互いに対向する横側面3
1cが、下型1の抱持側壁4、5によって抱持され、
又、圧縮側屈曲面31a及び引張側屈曲面31bは、凹
凸両湾曲成形面1a,2aに抱持されて、結果として、
図2に示すごとく、両横側壁が外側に膨らまず、圧縮側
屈曲面31a上に、遡性変形凹部7を、形成することに
より、この面の皺の発生原因となる余肉を吸収してしま
うので、略平面を確保できる。一方、張側屈曲面31b
にあっては、中立軸がこの面に近接してくるので、無理
な引張りが抑制されて、平面が確保できることから、従
来のような断面鼓形状にならず、四囲の面が平面に形成
されており、バンパービーム31の強度を高めることと
なる。
6,6…は、バンパービーム31の圧縮側屈曲面31a
にパンチ突起6、6…の数だけの塑性変形凹部7が形成
されることとなるが、この塑性変形凹部7は、バンパー
ビーム31の角部が描く稜線を分断することなく一直線
状になって、曲げ応力による圧縮側屈曲面31a側の皺
の発生を防止することとなり、また、塑性変形故に、バ
ンパービーム31のスプリングバックを生じさせないこ
ととなって、所望の形状のバンパービーム31を成形す
ることとなる。
面2a側の面の中央部に配置して、縁部に至っていない
結果、バンパービーム31の圧縮側屈曲面31aの中央
部のみ塑性変形凹部7が形成され、バンパービーム31
の角部が描く稜線を分断することなく一直線状となり、
バンパービーム31の圧縮側及び引張側両屈曲面31
a、31bと横側面31cとは略平面となってつなが
り、バンパービーム31を自動車のバンパービームとし
て使用した場合等、従来の屈曲角パイプのような皺や凹
溝が存在するとともに角部が描く稜線が一直線となって
いない場合に比して、車両のオフセット衝突に対して
も、剛性を非常に高めることとなる。
1に対して、上下に位置する圧縮側屈曲面31aと引張
側屈曲面31bとが互いに対向し、又これら圧縮側屈曲
面31a及び引張側屈曲面31bを、両横側面31cが
連続して、断面略矩形を呈しており、また、圧縮側屈曲
面31aの中央部長手方向には、複数個の塑性変形凹部
7が形成されており、この塑性変形凹部7は、圧縮側屈
曲面31aの略中央部に存して、その縁部まで延在して
おらず(図9および図10を参照)、従って、圧縮側屈
曲面31aは、引張側屈曲面31bや横側面31cと共
に、略平面形状に形成されていて、屈曲成形前の各パイ
プ3と略同等の断面形状を呈している点は同じである
が、両横側面31cに、前記塑性変形凹部7にそれぞれ
対向するように、三角形状の突起8が複数個形成されて
いる点を異にしている。
縮側屈曲面31a側に位置し、頂角側が引張側屈曲面3
1b側に位置するように形成されていて、角パイプ3の
屈曲によって発生する圧縮変形を吸収して、皺の発生を
防止することになり、また三角形状の突起が角部に存在
しないことから、該角部が描く稜線が分断されず一直線
状になって、車両同士の正面衝突ばかりでなく、いわゆ
るオフセット衝突に対しても、高剛性を保持できること
になる。
の屈曲によって発生する圧縮変形および引張り変形を吸
収し、又、突起6が角部には存在しないことから、角部
が描く稜線を一直線状に保持したまま製作することがで
き、小型自動車のバンパービームのように屈曲率の高い
バンパービームに適用したとしても、皺の発生を抑えて
剛性の高いものを得ることができ、低コスト或いは軽量
の金属材料をも使用できて、バンパービームの設計自由
度を確保することができる。
31の製造方法について説明する。
実施の形態2のバンパービーム31を製作する成形金型
としは、下型1の抱持側壁4、5に、その外側先端より
凹湾曲成形面1a側に向かって延在する断面三角形状の
凹溝部1fが複数条形成されている点が異なるも、その
他の構成は同じである。
パイプに成形する場合について説明すると、図13に示
すように、まず、下型1の凹湾曲成形面1aの載置面1
d,1eに、角パイプ3の両端を載置してセットする。
この時、角パイプ3の横側面は、抱持側壁4、5によっ
て抱持されている。
ー装置等で下降させていくと、角パイプ3の横側面は下
型1の抱持側壁4、5間で抱持されながら、上型2の凸
湾曲成形面2aと下型1の凹湾曲成形面1aとの間で,
角パイプ3に曲げ荷重を加えて屈曲成形して、図8に示
すようなバンパービーム31を成形していく。
…により、角パイプ3の圧縮側屈曲面側の面の中央部に
塑性変形凹部7が形成されることとなる。
1の圧縮側屈曲面31aの中央部のみに凹角錐台形状を
呈しており、図8に示すように、圧縮側屈曲面31a
は、幅方向の寸法が、横側面31cの幅寸法より長くな
って形成されているが、圧縮側屈曲面31aの幅方向の
寸法は、横側面31cの幅寸法より短い場合、或いは略
同じ場合も考えられる。
溝部1fによって、図15に示すように、角パイプ3
を、下型1の載置面1d、1eに載置した状態では、下
型1の抱持側壁4、5と角パイプ3の横側面3cとの間
の一部に隙間Sが形成され、図16に示すように、上型
2により角パイプ3を屈曲成形した際に、横側面3cが
隙間Sに導かれて膨らみ、凹溝部1fが三角形状を呈し
ているために、出来上がったバンパービーム31の横側
面31cに、三角形状の突起8が形成されることとな
る。そして、凹溝部1fは、下型1の凹湾曲成形面1a
側の先端が、先鋭となっているために、バンパービーム
31の横側面31cに形成された突起8は、底辺側が圧
縮側屈曲面31a側に位置し、頂角側が引張側屈曲面3
1b側に位置する三角形状を呈することになる。
1は、屈曲成形過程において横側面31cへ圧縮により
発生してくる余肉を凹溝部1fへ押し込む事になり、1
f以外の横側面31cは抱持壁4、5によって抱持され
ているので平面を保つことができる。又、圧縮側屈曲面
31aに発生する余肉は塑性変形凹部7がこれを吸収す
ることになるので、この面は略平面を確保できる。又、
一方、引張側屈曲面31bは中立軸が引張側へ移動する
ので無理な伸びが抑制され、凹成形面1aに加圧されて
いるので平面を確保できる。このために従来のように断
面が鼓形状にならず、角部が描く稜線が分断されること
なく一直線状を保持するとともに、四囲の面が平面に形
成されており、バンパービーム31の強度を高めること
となる。
6,6…は、バンパービーム31の圧縮側屈曲面31a
にその数だけの塑性変形凹部7が形成されることになる
が、この塑性変形凹部7は、曲げ応力による圧縮側屈曲
面31a側の皺の発生を防止することとなり、また、塑
性変形故に、バンパービーム31のスプリングバックを
生じさせないこととなって、所望の形状のバンパービー
ム31を成形することとなる。
面2a側の面の中央部に配置して、縁部に至っていない
結果、バンパービーム31の圧縮側屈曲面31aの中央
部のみ塑性変形凹部7が形成され、バンパービーム31
の圧縮側及び引張側両屈曲面31a、31bと横側面3
1cとは平面となってつながり、角部が描く稜線を一直
線状となし、バンパービーム31を自動車のバンパービ
ームとして使用した場合等、従来の屈曲角パイプのよう
な皺や凹溝が存在するとともに角部が描く稜線が一直線
となっていない場合に比して、車両のオフセット衝突に
対しても、剛性を非常に高めることとなる。
よるバンパービーム31の変形例を示したものである。
即ち、前記実施の形態2によるバンパービーム31は、
断面が「口」字状を呈しているが、図17に示すバンパ
ービーム31は、圧縮側屈曲面31aと引張側屈曲面3
1bとの間に1つの突っ張り片9を一体に挿着して、断
面「日」字状にしたものであり、図18に示すバンパー
ビーム31は、圧縮側屈曲面31aと引張側屈曲面31
bとの間に互いに対向する2つの突っ張り片10、11
を一体に挿着して、断面「目」字状にしたものであり、
図19に示すバンパービーム31は、圧縮側屈曲面31
aと引張側屈曲面31bとの間及び両横側面31eに十
文字の突っ張り片12を一体に挿着して、断面「田」字
状にしたものである。
実施の形態3を示しており、図20に示すバンパービー
ム31は、それぞれの角部の長手方向に延びる厚肉部1
2を形成したもので、それぞれ、前記実施の形態2にお
けるバンパービーム31より、高剛性にすべく意図した
ものである。従って、この変形例は、前記実施の形態1
の場合にも適用できること明らかである。更に、図20
において、両横側面31cには、三角形状の突起8に代
えて、台形状の突起9を形成される点相違している。こ
の台形状の突起9は、その長辺側が圧縮側屈曲面31a
側に位置し、短辺側が引張側屈曲面31b側に位置する
ように形成してある。従って、この台形状の突起9も、
前記実施の形態1および2の場合にも適用可能である。
置する角パイプを屈曲成形して形成された自動車用バン
パービームであって、角パイプの互いに対向する2つの
側面の一方が長手方向に凸湾曲面となる引張側屈曲面に
形成され、他方が長手方向に凹湾曲面となる圧縮側屈曲
面に形成されるとともに、この圧縮側屈曲面の中央部に
複数個の塑性変形凹部を形成することから、角部が描く
稜線を分断することなく一直線状に形成して、全側面が
略平面となり、又、屈曲成形過程において、互いに対向
する横側面が、下型の抱持側壁によって抱持され、圧縮
側屈曲面及び引張側屈曲面は、凹凸両湾曲成形面に抱持
されて、結果として、両横側壁が外側に膨らまず、圧縮
側屈曲面及び引張側屈曲面が内側に引けてしまわないこ
とから、従来のような断面鼓形状にならず、四囲の面が
平面に形成されており、バンパービーム31の強度を高
めることとなる。
曲面に塑性変形凹部が形成されていることから、この塑
性変形凹部は、曲げ応力による圧縮側屈曲面側の自然発
生的な皺の発生を拡大するのを防止することとなり、側
面への皺の伝播を阻止する。また、塑性変形故に、バン
パービームのスプリングバックを生じさせないこととな
って、所望の形状のバンパービームを成形されているこ
ととなる。
央部のみ塑性変形凹部が形成されている結果、バンパー
ビームの圧縮側及び引張側両屈曲面と横側面とは平面と
なり、バンパービームは、従来のバンパービームのよう
に自然発生的皺或いは凹溝や蛇腹が存在する場合に比し
て、車両のオフセット衝突に対しても、剛性を非常に高
めることができ、その圧縮側屈曲面の中央部のみに塑性
変形凹部が形成されて、全側面は略平面形状となって、
種々の角度からの衝撃に対して高剛性を発揮する。
圧縮側屈曲面に塑性変形凹部を形成するとともに、両横
側面中央部に、圧縮側屈曲面側に底辺が位置し、かつ引
張側屈曲面側に頂角が位置するような三角形状の突起を
長手方向に複数個遡状変形にて形成した結果、この三角
形状の突起も、角パイプの屈曲によって発生する圧縮変
形を吸収する。また三角形状の突起が角部に存在せず、
角部が描く稜線が分断されず一直線状になっているため
に、小型自動車のバンパービームのように屈曲率の高い
バンパービームに適用したとしても、皺の発生を抑えて
剛性の高いものを得ることができ、バンパービームの設
計自由度を確保するとともに、低コストの金属材料を使
用することができる。
の斜視図である。
を製造するための角パイプの屈曲成形金型の正面図であ
る。
る。
の斜視図である。
ムを製造するための角パイプの屈曲成形金型のうち、上
型の正面図である。
ムを製造するための角パイプの屈曲成形金型における角
パイプを載置した型開き状態を示す一部を断面にして示
す正面図である。
す一部破断した斜視図である。
す一部破断した斜視図である。
す一部破断した斜視図である。
す一部破断した斜視図である。
図である。
説明図である。
ビームの側面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 自動車のバンパーの後部に配置する角パ
イプを屈曲成形して形成された自動車用バンパービーム
であって、角パイプの互いに対向する2つの側面の一方
が長手方向に凸湾曲面となる引張側屈曲面に形成され、
他方が長手方向に凹湾曲面となる圧縮側屈曲面に形成さ
れるとともに、この圧縮側屈曲面の中央部に複数個の塑
性変形凹部を形成し、かつ全側面が略平面に形成したこ
とを特徴とする自動車用バンパービーム。 - 【請求項2】 前記角パイプの互いに対向する前記両側
面が連続する2つの横側面中央部に、前記圧縮側屈曲面
側に底辺が位置しかつ前記引張側屈曲面側に頂角が位置
するような三角形状の突起を長手方向に複数個形成した
ことを特徴とする自動車用バンパービーム。 - 【請求項3】 前記角パイプの互いに対向する前記側面
が連続する2つの横側面中央部に、前記圧縮側屈曲面側
に長辺が位置し、且つ前記引張側座曲面側に短辺が位置
するような台形状の突起を長手方向に複数個形成したこ
とを特徴とする自動車用バンパービーム。 - 【請求項4】 自動車のバンパーの後部に配置する角パ
イプを屈曲成形して、自動車用バンパービームを形成す
る場合、前記角パイプを屈曲成形する上下型のうち、下
型が、前記屈曲成形前の角パイプの幅寸法と略同等の幅
寸法を有する凹湾曲成形面を有し、この凹湾曲成形面上
に前記角パイプの互いに対向する長手方向両側面を抱持
する抱持側側壁が立設されているとともに、前記凹湾曲
成形面の両端部に互いに水平上に位置するように前記角
パイプの載置面を形成しており、また、上型が、前記下
型の抱持側壁の間寸法と略同等の幅寸法を有する凸湾曲
成形面を形成して、この凸湾曲成形面の中央部に長手方
向に向かって延在する複数個のパンチ突起を並設してい
る成形型を用いて、前記下型の凹湾曲成形面の載置面
に、前記屈曲成形前の角パイプ両端を載置セットし、次
に、前記上型を下降させて、この上型の凸湾曲成形面と
下型の凹湾曲成形面との間で、前記角パイプに曲げ荷重
を加えて屈曲成形するとともに、前記パンチ突起により
角パイプの圧縮側屈曲面側の面の中央部に塑性変形凹部
を形成するようにしたことを特徴とする自動車用バンパ
ービームの製造方法。 - 【請求項5】 前記上型の凸湾曲成形型側面に接する対
向側壁に、前記上型の下降方向に延在する断面三角状の
凹部を複数条設け、該凹部により前記角パイプの屈曲成
形時に、該角パイプの互いに対向する前記長手方向側面
に連続する2つの横側面中央部に、 前記圧縮側屈曲面側に底辺が位置し且つ前記引張側屈曲
面側に頂角が位置するような三角形状の突起を形成した
ことを特徴とする自動車用バンパービームの製造方法。 - 【請求項6】 前記上型の凸湾曲成形型側面に接する対
向側壁に、前記上型の下降方向に延在する断面三角状の
凹部を複数条設け、該凹部により前記角パイプの屈曲成
形時に、該角パイプの互いに対向する前記長手方向側面
に連続する2つの横側面中央部に、 前記圧縮側屈曲面側に長辺が位置し且つ前記引張側屈曲
面側に短辺が位置するような台形状の突起を形成したこ
とを特徴とする自動車用バンパービームの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24347097A JP3870351B2 (ja) | 1996-12-24 | 1997-08-26 | 自動車用バンパービームおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP8-355558 | 1996-12-24 | ||
| JP24347097A JP3870351B2 (ja) | 1996-12-24 | 1997-08-26 | 自動車用バンパービームおよびその製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10236248A true JPH10236248A (ja) | 1998-09-08 |
| JP3870351B2 JP3870351B2 (ja) | 2007-01-17 |
Family
ID=26536273
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|---|---|---|---|
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|---|---|
| JP (1) | JP3870351B2 (ja) |
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- 1997-08-26 JP JP24347097A patent/JP3870351B2/ja not_active Expired - Lifetime
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