JPH10236540A - 複室容器 - Google Patents

複室容器

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JPH10236540A
JPH10236540A JP9059894A JP5989497A JPH10236540A JP H10236540 A JPH10236540 A JP H10236540A JP 9059894 A JP9059894 A JP 9059894A JP 5989497 A JP5989497 A JP 5989497A JP H10236540 A JPH10236540 A JP H10236540A
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chamber
moisture
impermeable
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冨士夫 井上
Masamitsu Izumi
雅満 泉
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    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/32Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging two or more different materials which must be maintained separate prior to use in admixture
    • B65D81/3261Flexible containers having several compartments
    • B65D81/3266Flexible containers having several compartments separated by a common rupturable seal, a clip or other removable fastening device

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複室容器内で薬剤等の吸湿防止や酸化防止の
ために封入した乾燥剤、脱酸素剤等が封入個所で移動す
ることを制限し、かつ容器内の水分や酸素の影響を少な
くなし得る複室容器を提供する。 【解決手段】 易酸化性や吸湿性を有する薬剤等を収容
した室8を水分・ガスバリアーフィルム10で覆い、密
封された空間部を非密封性仕切部21で区分して補助剤
収容区12と対象物収容室被覆区11とし、補助剤収容
区11内に乾燥剤16、脱酸素剤18等を収容するよう
にした。また、室8を非密封性仕切部21で上記のよう
に区分し、補助剤収容区と対象物収容区とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉末剤、液剤、固形
剤等を封入する可撓性複室容器の改良に関するものであ
る。本発明の複室容器は、例えば吸湿性や易酸化性を有
する薬剤等を収容するのに使用すれば、特に有効であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より吸湿性や易酸化性を有する薬剤
等と、溶解液や希釈液等とを隣合う別の室に分離して収
容し、使用時にシール部を連通させて混合するようにし
た複室容器が用いられているが、複室容器には吸湿性や
易酸化性を有する薬剤等を収容した室を水分非透過性お
よび/またはガス非透過性のフィルムで覆って密封し、
内側の空間部に脱酸素剤や乾燥剤等を封入したり、ある
いはこのような薬剤等を収容する室自体を水分吸収性や
酸素非透過性の層を有するフィルムで形成したりするこ
とが行われている。例えば、前者としては特開平4ー3
64851号の複室容器、後者としては特開平8ー28
0775号の可撓性複室容器等が該当する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の複室
容器では、吸湿性や易酸化性を有する薬剤等を収容した
室と、これを覆う水分非透過性および/またはガス非透
過性のフィルムとの間の空間部に脱酸素剤や乾燥剤等を
単に入れるだけであるので、脱酸素剤、乾燥剤等は空間
部内を自由に移動し、前記室内の薬剤等と重なった場合
には、複室容器自体がかさばるという問題点があり、後
者の可撓性複室容器では、室を形成するリアーシートと
フロントシートのうちの一方のシートにのみ吸水層(水
分吸収性を有する層)が存在するのみで、かつ吸水層の
片側の面が直接もしくは水分透過性の層を介して室内に
接するだけであるから、水分吸収面積が自ずから制約さ
れ、室内湿気の吸収量を充分に確保し難いという問題点
があり、また、酸素非透過性フィルムで外部と遮断する
だけであるから、室内に存在する酸素の影響を避けるこ
とができないという問題点があった。本発明はこのよう
な事情を背景としてなされたものであり、本発明の目的
は脱酸素剤や乾燥剤等の封入個所内での移動を制限し、
かつ室内の水分や酸素の影響を少なくなし得る複室容器
を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような目的
を達成するためになされたものであり、本発明は下記の
通り構成されている。 A 可撓性フィルムで粉末剤、液剤、固形剤等を収容す
るための複数の室が形成され、かつ隣合う室を密封状態
に仕切る手段として剥離可能なシール部を含むように
し、さらに該複数の室の内の1または2以上の室を水分
非透過性および/またはガス非透過性のフィルムで覆い
密封された空間部を生ずるようにした複室容器におい
て、前記空間部を溶着部と非溶着部が交互に連なって配
置されるようにした非密封性仕切部により区分して、そ
れぞれの区分を粉末剤、液剤、固形剤等が収容される室
を被覆する対象物収容室被覆区と脱酸素剤、乾燥剤、酸
素吸収性シート、水分吸収性シート等を収容する補助剤
収容区とし、かつ各区分は前記非溶着部の隙間を通じて
互いに連通可能としたことを特徴とする複室容器。 B 前記A項記載の複室容器において、複室容器自体を
吊下げるための吊下げ部を前記補助剤収容区に一体に形
成した複室容器。 C 可撓性フィルムで粉末剤、液剤、固形剤等を収容す
るための複数の室が形成され、かつ隣合う室を密封状態
に仕切る手段として剥離可能なシール部を含むように
し、さらに該複数の室の内の1または2以上の室を水分
非透過性および/またはガス非透過性のフィルムで覆い
密封するようにした複室容器において、前記水分非透過
性および/またはガス非透過性のフィルムで覆われた複
数の室のうちの一部もしくは全部の室を各室ごとに溶着
部と非溶着部が交互に連なって配置されるようにした非
密封性仕切部により区分して、それぞれの区分を粉末
剤、固形剤等を収容する対象物収容区と脱酸素剤、乾燥
剤、酸素吸収性シート、水分吸収性シート等を収容する
補助剤収容区とし、かつ各区分は前記非溶着部の隙間を
通じて互いに連通可能としたことを特徴とする複室容
器。 D 前記C項記載の複室容器において、前記補助剤収容
区を構成する前後両面の可撓性フィルムを密着する程に
接近させ、しかも両フィルム間に封入された脱酸素剤、
乾燥剤、酸素吸収性シート、水分吸収性シート等の周辺
部は前記非密封性仕切部の隙間を通じて隣合う対象物収
容区に連通可能とし、かつ補助剤収容区の一端部を直接
もしくは他の部材を介して前記室を覆う水分非透過性お
よび/またはガス非透過性のフィルムに連結したことを
特徴とする複室容器。 E 前記A項ないしD項のいずれか1項に記載の複室容
器において、前記複数の室のうち水分非透過性および/
またはガス非透過性のフィルムで覆われた室に、さらに
は 非密封性仕切部により区分された室にあっては対象
物収容区に吸湿性および/または易酸化性を有する粉末
剤、液剤、固形剤等を収容するようにした複室容器。 F 前記A項ないしE項のいずれか1項に記載の複室容
器において、水分非透過性および/またはガス非透過性
のフィルムで形成された内部空間に酸素吸収性シートお
よび水分吸収性シートのいずれか一方もしくは両方を前
記内部空間を形成する前記フィルムに連結した状態で封
入するようにした複室容器。 G 前記A項ないしF項のいずれか1項に記載の複室容
器において、前記水分非透過性および/またはガス非透
過性のフィルムと該フィルムで覆われた室を構成するフ
ィルムの全部もしくは一部を吸水層および/または酸素
吸収層を有するフィルムとし、前記水分非透過性および
/またはガス非透過性のフィルムで形成された内部空間
および前記室内の水分および/または酸素を吸収するよ
うにした複室容器。ここに、「非密封性仕切部」とは溶
着部が列状に配置された場合に限らず、ジグザグ状や散
点状もしくは帯状等をなすように配置された場合も含む
ものであり、「粉末剤、液剤、固形剤等を収容する」と
はこれらのいずれか1または2以上を収容することを意
味し、「脱酸素剤、乾燥剤、酸素吸収性シート、水分吸
収性シート等を収容する」とはこれらのいずれか1また
は2以上を収容することを意味する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を記載した図
面に基づいて、発明の実施の形態を詳細に説明する。図
1は本発明の実施例(請求項1記載の複室容器)を示
す。図1において、2は液剤を収容するための室4を構
成するフィルム、6は粉末剤等を収容するための室8を
構成するフィルム、10は室8を覆う被覆区11と乾燥
剤16、脱酸素剤18を収容する補助剤収容区12とか
らなる室14を構成するフィルムである。すなわち、室
14は溶着部19と非溶着部20とが交互に配列された
非密封性仕切部21により2つに区分され、一方が補助
剤収容区12をなし、他方が被覆区11をなしている。
そして、両区11、12は図1(ホ)に示すように非溶
着部20の隙間Sを通じて互いに連通可能とされてい
る。なお、前記被覆区11は粉末剤、液剤、固形剤等を
収容するための収容室を被覆するいわゆる対象物収容室
被覆区に相当し、前記補助剤収容区12は脱酸素剤、乾
燥剤、酸素吸収性シート、脱酸素剤等を収容する補助剤
収容区に相当し、被覆区11と補助剤収容区12とから
なる室14は請求項1記載の空間部に相当する。
【0006】室4には液剤が封入されると共に口部22
が取り付けられ、室8には粉末剤が封入されている。室
8は2枚重ね合わせたフィルム6の周縁を溶着して形成
される。すなわち、フィルム6は図1(ハ)に示すよう
にポリエチレン(以下PEと略記する)からなる外層2
6とPEとポリプロピレン(以下PPと略記する)との
混合樹脂からなる内層28との多層フィルムであり、2
枚の多層フィルムが周縁で溶着されて室8が形成され
る。
【0007】一方室4は、多層フィルムである前記フィ
ルム6が下方に伸び、溶着されて構成される。すなわ
ち、前記多層フィルムを2枚重ね合わせ、その周縁部を
溶着すると共に、その中間部において横方向に、周縁部
より強度が小さくなる状態に溶着し、仕切り手段として
の弱シール部30を形成し、これを境にして室8、室4
が形成される。
【0008】被覆区11と補助剤収容区12とからなる
室14は、2枚重ね合わせたフィルム10の周縁を溶着
すると共に、中間部で横方向の非密封性仕切部21によ
り2つに区分されて形成される。すなわち、フィルム1
0は図1(ニ)に示すように、内層34がPEで、外層
36が水分非透過性、ガス非透過性のバリアーフィルム
からなる多層フィルムであり、バリアーフィルムとして
例えばポリエチレンテレフタレート(以下PETと略記
する)とポリ塩化ビニリデンとPEの3重層または、P
ETとポリビニルアルコールのシリカ蒸着フィルムとP
Eとの3重層が使用されている。そして、室8を覆って
上方に余りある状態に2枚の上記多層フィルムが配置さ
れ、その左右周縁および上部周縁がそれぞれ互いに溶着
され、下部周縁は図1(ヘ)に示すように弱シール部3
0上に重ね合わせて溶着され、さらにその中間部では図
1(イ)に示すように、横方向に溶着部19と非溶着部
20が交互に配置されるようにした非密封性仕切部21
が設けられ、これを境にして被覆区11と補助剤収容区
12が形成される。被覆区11と補助剤収容区12は、
外気とは完全に遮断されているが、非密封性仕切部21
の非溶着部を通じて互いに連通可能とされている。32
は複室容器上端部に形成された吊下げ用孔である。
【0009】なお、非溶着部20の隙間は補助剤収容区
12内に封入する乾燥剤や脱酸素剤等の補助剤(酸素吸
収性シート、水分吸収性シート等を含む)が隣りの被覆
区11に移動できない程度の大きさに決定される。上記
多層フィルムを溶着する際、補助剤収容区12内に乾燥
剤16と脱酸素剤18が封入される。乾燥剤としては、
例えばシリカゲル、ゼオライト、シリカゲル成形物、脱
酸素剤一体物等が使用されている。また、脱酸素剤とし
ても、市販のもの、例えば三菱瓦斯化学社製「エージレ
ス(登録商標)」や、アモルファス銅を用いた脱酸素剤
等が使用できる。
【0010】補助剤収容区12内の乾燥剤16と脱酸素
剤18に代えて、図1(ト)に示すように水分吸収性シ
ート38や酸素吸収性シート40を配置してもよい。配
置の方法としては、同図に示すように各シート38、4
0をフィルム10に溶着や接着等して固定する他、単に
補助剤収容区12内に封入する等してもよい。また、補
助剤収容区12内に図1(チ)に示すように細切りした
水分吸収性シート42、酸素吸収性シート44を充填し
てもよい。シート42、44の総表面積を広くなし得る
利点がある。さらに、フィルム10自体を水分吸収性シ
ートや酸素吸収性シートとすることも可能である。な
お、例えば、水分吸収性シートの水分吸収層を構成する
ものとしては、佐々木化学薬品株式会社製ドライキープ
(登録商標)等が、酸素吸収性シートの酸素吸収層を構
成するものとしては、東洋製罐株式会社製オキシガード
(0XYGUARD)(登録商標)等が好適に使用でき
る。
【0011】なお、各部の溶着に当たって溶着温度は、
室8、室4の周縁部および室14の周縁部が最も高く、
約170〜200℃であり、弱シール部30はこれより
低く、約110〜130℃であり、さらに、フィルム6
とフィルム10との溶着部および非密封性仕切部21の
溶着部は、室8、室4の周縁部および室14の周縁部と
ほぼ同じ165〜215℃で溶着される。
【0012】以上のように構成された実施例において
は、乾燥剤と脱酸素剤を封入した補助剤収容区12と被
覆区11を構成するフィルム10は、水分非透過性、ガ
ス非透過性のバリアーフィルムが使用されると共に、室
8を構成するフィルム6は外層がPE、内層がPEとP
Pとの混合樹脂からなる水分透過性、ガス透過性の多層
フィルムから構成されているので乾燥剤、脱酸素剤はそ
れぞれ粉末剤の乾燥や易酸化性を有する薬剤の酸化防止
を効率よく行なうことができる。また、室8を直接覆う
被覆区11とは、別に乾燥剤や脱酸素剤を収容する補助
剤収容区12を設けているので、従来の1つの空間部に
乾燥剤等を収容していた場合に比し、乾燥剤等収容時の
まとまりがよく、また、乾燥剤等が大きく移動しないの
で、乾燥剤等が、粉末剤を収容した室8に重なり合って
かさ張ることがなく好都合である。なお、補助剤収容区
12と被覆区11の両方に乾燥剤や脱酸素剤または水分
吸収性シート、酸素吸収性シート、あるいはこれらを一
緒に収容することも可能である。さらに、フィルム6、
10として透明フィルムを使用すれば、内部の状態を目
視できる。そして、室4に指等で一定の圧力を加えるこ
とにより弱シール部30が剥離し、室4と室8が連通さ
れ、液剤と粉末剤が無菌状態で混合されて溶解する。
【0013】なお、上記実施例の粉末剤として例えば、
抗生剤、抗癌剤、ステロイド剤、血栓溶解剤またはビタ
ミン剤等の吸湿性、易酸化性および易熱変性の物質が挙
げられ、液剤としてこれらの溶解液または希釈液、例え
ば生理食塩液や、ブドウ糖液および注射用蒸留水などが
挙げられる。粉末剤の抗生剤等の中には、下部の液剤で
溶解する前に、炭酸ナトリウム等のアルカリ溶剤や他の
溶解補助剤で溶解しなければならないものがあるが、こ
のような場合には、この粉末剤を収容した室に溶剤等を
混注するための注入口(図示省略)を設ける。
【0014】フィルム6としては、上記実施例に記載さ
れた多層フィルム以外にも、PE、PPおよびこれらの
混合樹脂から選ばれる一種以上の組合せによる単層もし
くは多層フィルムを使用することも可能であり、好まし
くは、フィルム6の内層を直鎖状低密度ポリエチレン
(以下LLDPEと略記する)とPPとの混合樹脂と
し、外層をLLDPEとした2層フィルムを用いること
ができる。フィルム10にはポリ塩化ビニリデン、PE
T、アルミ加工フィルム、エチレンビニルアルコール共
重合体(EVOH)、シリカ蒸着フィルムの単層もしく
は多層のシートを使用することも可能である。なお、フ
ィルム6とフィルム10を直接溶着する場合、溶着を良
好にするために少なくともフィルム10を多層フィルム
とし、フィルム10の最内層の材質とフィルム6もしく
はフィルム6の最外層の材質とを同一にすることが望ま
しい。例えば、フィルム6の最外層がLLDPEの場
合、フィルム10の最内層にはLLDPEを用いること
が望ましい。
【0015】前記実施例ではフィルム10で覆われた室
8内に粉末剤を封入し、フィルム10で覆われない室4
内に液体を封入したが、目的に応じて粉末剤を液剤に、
液剤を粉末剤に変えて封入することも可能である。フィ
ルム10で覆われた室内に液剤を封入し、他の室内に粉
末剤を封入する例として、例えば液剤としてシステイン
またはトリプトファンをそれぞれ添加したアミノ酸製剤
等の易酸化性の物質が挙げられ、粉末剤として糖もしく
は電解質、またはこれらの混合物等が挙げられる。この
場合補助剤収容区12には脱酸素剤のみを封入する。フ
ィルム10で覆われた室8内に液剤を封入し、他の室内
に他の液剤を封入する例としては、例えば前者の液剤と
してシステインまたはトリプトファンをそれぞれ添加し
たアミノ酸製剤あるいはビタミン剤の易酸化性の物質が
挙げられ、後者の液剤としては糖・電解質液が挙げられ
る。
【0016】また他の例としては、前者の液剤として脂
肪乳剤等の易酸化性の物質が、後者の液剤としては糖・
電解質液等が挙げられる。さらに、いずれか一方の室内
に固形剤を、他の室内に液剤を封入することも可能であ
る。さらにまた、上記粉末剤、液剤、固形剤の例とし
て、経静脈または経腸(経管、経口)投与する他の種々
の栄養剤や治療剤等が挙げられる。また補助剤収容区1
2に封入した乾燥剤と脱酸素剤は必要に応じていずれか
一方のみ使用することも可能である。さらに、フィルム
10の一部または全部にアルミ加工フィルムを使用し、
内部を遮光するようにしてもよい。なお、フィルム10
に使用されたアルミ加工フィルムは、使用時必要に応じ
その一部または全部が剥離可能であってもよい。
【0017】前記実施例は液剤と1種の粉末剤とを封入
する2室容器の例であるが、2室以上でも適用可能であ
る。例えば、フィルム10で覆われた被覆区11内に粉
末剤、固形剤、液剤等を封入する室を複数個設けたり、
フィルム10で覆われない室を複数設けることも可能で
ある。また、前記実施例は室14を非密封性仕切部21
により上下に区分したが、上下方向の非密封性仕切部に
より室14を左右に区分することも可能である。非密封
性仕切部を複数設け室14を2以上に区分することも可
能である。
【0018】また、前記実施例では、弱シール部30の
形成は室8を構成する2枚のフィルム10の内面同士を
直接溶着する、いわゆる直接溶着方式で行なっている
が、これに代えてこのシート間に多層インサートフィル
ムを挟んだ状態で溶着し、弱シール部を形成させる、い
わゆる多層インサートフィルム挟持溶着方式で行なって
もよい。図2は2層インサートフィルムを使用した例を
示す。この場合48は室8を構成するフィルムで単層フ
ィルムまたは多層フィルムであり、50はフィルム48
またはフィルム48の最内層のシートに対して熱接着力
の強いシート、52は反対側のフィルム48またはフィ
ルム48の最内層のシートに対して熱接着力の弱いシー
トであり、弱シール部54が形成されている。
【0019】例えば、フィルム48がPEまたはPPの
単層フィルムである場合には、50はこれと同じPEま
たはPPのシートであり、52はPEとPPとの混合樹
脂である。この例ではフィルム48を2枚重ね合せて周
縁を溶着して袋状にしているが、これに代えてチューブ
状のフィルムを使用し、中間部に孔をあけ、そこからシ
ート50、52を挿入し、しかる後チューブ状フィルム
の外側から押付けた状態で溶着し、弱シール部を形成さ
せることも可能である。
【0020】図3は本発明の他の実施例(請求項2記載
の複室容器)を示す。なお、前記実施例と変更を要しな
い部分については、同一番号を付して詳しい説明は省略
する(以下同じ)。室4、8、被覆区11、弱シール部
30および非密封性仕切部21は、前記実施例と同様に
構成されているが、補助剤収容区12が同時に吊下げ部
56を兼ねている点で前記実施例と異なる。すなわち、
吊下げ部56は、2枚重ね合せたフィルム10の左右お
よび上部の周縁並びに中央部付近に設けられた吊下げ孔
60の周縁が溶着されると共に、下部は非密封性仕切部
21によって被覆区11に隣合うようにされている。吊
下げ部56の内部空間は補助剤収容区12をなし、前記
周縁の溶着部によって外部と遮断されているが、非密封
性仕切部21の隙間を通じて被覆区11と連通されてい
る。吊下げ部56は、被覆区11を構成する前記多層の
フィルム10が上方に伸び、その周縁および吊下げ孔6
0の周縁が溶着されて構成される。吊下げ部56の内部
空間である補助剤収容区12には乾燥剤16や脱酸素剤
18が封入されるが、これに代えて水分吸収性シートや
酸素吸収性シートを封入したり、またこれらを一緒に封
入してもよく、あるいは内部に吸水層や酸素吸収層を有
するフィルムを使用して吊下げ部56を構成することも
可能である。本実施例によれば、吊下げ部のスペースが
有効に活用できる利点がある。
【0021】図4は本発明のさらに他の実施例(請求項
3記載の複室容器)を示す。フィルム2からなる室4
に、弱シール部30を介して対象物収容区62と補助剤
収容区64とからなる室66が隣接し、かつ室66は、
非密封性仕切部21を介して前記2つの区62、64に
区分され、両区は非密封性仕切部21の隙間を通じて互
いに連通可能とされたものである。補助剤収容区64、
対象物収容区62は室4を構成する前後両側のフィルム
2が上方に伸び、その左右および上部の周縁が溶着され
ると共に、中間部は非密封性仕切部21により2分され
て構成される。補助剤収容区64、対象物収容区62
は、前記フィルム10と同様な多層のフィルム68に覆
われ、空間部70内に位置するようにされている。補助
剤収容区64内には、乾燥剤16や脱酸素剤18が封入
されるが、これに代えて水分吸収性シートや酸素吸収性
シートを封入したり、またこれらを一緒に封入してもよ
く、あるいは吸水層や酸素吸収層を有するフィルムを使
用して、補助剤収容区64を構成することも可能であ
る。
【0022】図5は本発明の別の実施例(請求項4記載
の複室容器)を示す。補助剤収容区64を構成する前後
のフィルム(室4を構成するフィルム2が上方に延びた
もの)を互いに接近させて内部空間を偏平状にし、さら
に、そのフィルムは上方に伸びて連結部72をなし、そ
の上端部がフィルム68と一緒に溶着されたものであ
る。補助剤収容区64が偏平状である点と補助剤収容区
64を構成するフィルムの上端が、空間部70を構成す
るフィルムに連結されている点を除けば図4に示す複室
容器と同じである。
【0023】前記各実施例の水分非透過性、ガス非透過
性のバリアーフィルムで覆われた空間部内に位置する室
には、吸湿性や易酸化性の粉末剤、液剤、固形剤等が収
容される。前記実施例では、補助剤収容区64、対象物
収容区62は室4、8を構成するフィルムと連続したフ
ィルムで構成されるが、別体のフィルムを接合して構成
してもよい。また、室4と室8も同様である。以上本発
明のいくつかの実施例について説明したが、本発明はこ
のような実施例に何等限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し
得ることはもちろんである。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。請求項1〜請求項6記
載の複室容器によれば、水分非透過性、ガス非透過性の
バリアーフィルムで覆われた空間部内もしくは薬剤等を
収容する室内を非密封性仕切部で区分した区画内に乾燥
剤、脱酸素剤、水分吸収性シート、酸素吸収性シート等
を封入するようにしたので、乾燥剤等は非密封性仕切部
に阻まれ、隣り合う薬剤等を収容する区画内に移動でき
ず、従って複室容器の包装がかさ張らないという利点が
ある。また、薬剤等を収容する室内に乾燥剤等を封入す
るので、前記バリアーフィルムで覆われた空間部内に乾
燥剤等を封入していた従来例に比し、収容個所の制約が
少なくなり、収容個所選択の自由度が大きくなるという
利点がある。請求項2記載の複室容器によれば、吊下げ
部のスペースを有効に活用できる利点がある。請求項3
〜請求項5記載の複室容器によれば、薬剤等を収容する
室内に乾燥剤等を直接封入するので、吸湿防止や酸化防
止の効果が大きい。請求項7記載の複室容器によれば、
前記バリアーフィルムや前記室を構成するフィルムを水
分吸収層や酸素吸収層を有するフィルムで構成するの
で、複室容器自体がコンパクトになるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)〜(ヘ)は本発明の一実施例を示す正面
図、縦断面図、A部拡大断面図、B部拡大断面図、C部
拡大断面図、D図拡大断面図、(ト)〜(チ)はそれぞ
れ同実施例の変形例を示す部分断面図である。
【図2】上記実施例の変形例を示す部分拡大断面図であ
る。
【図3】(イ)〜(ハ)は本発明の他の実施例を示す正
面図、E−E断面図、部分拡大断面図である。
【図4】(イ)、(ロ)は本発明のさらに他の実施例を
示す正面図と縦断面図である。
【図5】(イ)〜(ハ)は本発明の別の実施例を示す正
面図、縦断面図、部分拡大断面図である。
【符号の説明】
2 フィルム 4 室 6 フィルム 8 室 10 フィルム 11 被覆区(対象物収容室被覆区) 12 補助剤収容区 14 室 16 乾燥剤 18 脱酸素剤 19 溶着部 20 非溶着部室 21 非密封性仕切部 30 弱シール部 38 水分吸収性シート 40 酸素吸収性シート 54 弱シール部 56 吊下げ部 62 対象物収容区 64 補助剤収容区 66 室 68 フィルム 70 空間部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性フィルムで粉末剤、液剤、固形剤
    等を収容するための複数の室が形成され、かつ隣合う室
    を密封状態に仕切る手段として剥離可能なシール部を含
    むようにし、さらに該複数の室の内の1または2以上の
    室を水分非透過性および/またはガス非透過性のフィル
    ムで覆い密封された空間部を生ずるようにした複室容器
    において、前記空間部を溶着部と非溶着部が交互に連な
    って配置されるようにした非密封性仕切部により区分し
    て、それぞれの区分を粉末剤、液剤、固形剤等が収容さ
    れる室を被覆する対象物収容室被覆区と脱酸素剤、乾燥
    剤、酸素吸収性シート、水分吸収性シート等を収容する
    補助剤収容区とし、かつ各区分は前記非溶着部の隙間を
    通じて互いに連通可能としたことを特徴とする複室容
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複室容器において、複室
    容器自体を吊下げるための吊下げ部を前記補助剤収容区
    に一体に形成した複室容器。
  3. 【請求項3】 可撓性フィルムで粉末剤、液剤、固形剤
    等を収容するための複数の室が形成され、かつ隣合う室
    を密封状態に仕切る手段として剥離可能なシール部を含
    むようにし、さらに該複数の室の内の1または2以上の
    室を水分非透過性および/またはガス非透過性のフィル
    ムで覆い密封するようにした複室容器において、前記水
    分非透過性および/またはガス非透過性のフィルムで覆
    われた複数の室のうちの一部もしくは全部の室を各室ご
    とに溶着部と非溶着部が交互に連なって配置されるよう
    にした非密封性仕切部により区分して、それぞれの区分
    を粉末剤、固形剤等を収容する対象物収容区と脱酸素
    剤、乾燥剤、酸素吸収性シート、水分吸収性シート等を
    収容する補助剤収容区とし、かつ各区分は前記非溶着部
    の隙間を通じて互いに連通可能としたことを特徴とする
    複室容器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の複室容器において、前記
    補助剤収容区を構成する前後両面の可撓性フィルムを密
    着する程に接近させ、しかも両フィルム間に封入された
    脱酸素剤、乾燥剤、酸素吸収性シート、水分吸収性シー
    ト等の周辺部は前記非密封性仕切部の隙間を通じて隣合
    う対象物収容区に連通可能とし、かつ補助剤収容区の一
    端部を直接もしくは他の部材を介して前記室を覆う水分
    非透過性および/またはガス非透過性のフィルムに連結
    したことを特徴とする複室容器。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載の複室容器において、前記複数の室のうち水分非
    透過性および/またはガス非透過性のフィルムで覆われ
    た室に、さらには 非密封性仕切部により区分された室
    にあっては対象物収容区に吸湿性および/または易酸化
    性を有する粉末剤、液剤、固形剤等を収容するようにし
    た複室容器。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載の複室容器において、水分非透過性および/また
    はガス非透過性のフィルムで形成された内部空間に酸素
    吸収性シートおよび水分吸収性シートのいずれか一方も
    しくは両方を前記内部空間を形成する前記フィルムに連
    結した状態で封入するようにした複室容器。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
    に記載の複室容器において、前記水分非透過性および/
    またはガス非透過性のフィルムと該フィルムで覆われた
    室を構成するフィルムの全部もしくは一部を吸水層およ
    び/または酸素吸収層を有するフィルムとし、前記水分
    非透過性および/またはガス非透過性のフィルムで形成
    された内部空間および前記室内の水分および/または酸
    素を吸収するようにした複室容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152618A (ja) * 2003-10-28 2005-06-16 Otsuka Pharmaceut Factory Inc 医療用複室容器の製造方法
CN109987321A (zh) * 2017-12-29 2019-07-09 山东园元智能装备制造有限公司 一种多室包装袋和固液分装组合物
CN112041238A (zh) * 2019-04-04 2020-12-04 花王株式会社 容器用片材

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