JPH10236876A - 炭素質粉末スラリーの製造方法 - Google Patents

炭素質粉末スラリーの製造方法

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JPH10236876A
JPH10236876A JP9060001A JP6000197A JPH10236876A JP H10236876 A JPH10236876 A JP H10236876A JP 9060001 A JP9060001 A JP 9060001A JP 6000197 A JP6000197 A JP 6000197A JP H10236876 A JPH10236876 A JP H10236876A
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JP
Japan
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carbonaceous powder
slurry
carbonaceous
dispersant
viscosity
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Pending
Application number
JP9060001A
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English (en)
Inventor
Yoshinari Kato
吉成 加藤
Yoshio Hironaka
与志雄 廣中
Hidehiro Todaka
栄弘 戸高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akechi Ceramics Co Ltd
Original Assignee
Akechi Ceramics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Akechi Ceramics Co Ltd filed Critical Akechi Ceramics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少量の分散剤でより高濃度で低粘度の条件で
の炭素質粉末の水中での分散性を改良し、鋳込み成形体
の製造に適当な炭素質粉末のスラリーを製造するための
炭素質粉末の水系処理方法の提供を目的とする。 【構成】 炭素質粉末、又は及び有機物質に対し高分子
樹脂分散剤として、縮合ナフタレンスルホン酸アンモニ
ウム塩、スチレンアクリル酸共重合体、スチレンマレイ
ン酸共重合体のうち1種または2種以上を使用すること
を特徴としている。 【効果】 本発明の炭素質粉末の水系処理方法によれ
ば、低粘度で高濃度の炭素質スラリーを実現できる。ま
たこの炭素質スラリーを用いることにより、従来困難で
あった炭素材料の鋳込み成形が可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炭素質粉末の水系処
理方法に関する。詳しくは炭素材料を製造するに当た
り、鋳込み成形用炭素質スラリーを得るに必要な炭素質
粉末の水系処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複雑形状を持つ炭素材料成形体を得るた
めには鋳込み成形は非常に有効な手段と考えられる。特
に加圧成形法や押出し成形法では製造できない形状の製
品でも成形できるので工業的に極めて有用な方法であ
る。
【0003】鋳込み成形に適したスラリーは最大の固体
含有量で最大の流動性を持ったものである。言い換えれ
ば必要最小限の水分量で低粘度のスラリーが要求され
る。またスラリーを得るために用いる分散剤は必要以上
に多すぎるとスラリーが凝集したり、焼成物に支障を及
ぼすため最小限に抑えなければならない。現在鋳込み成
形はセラミックスの分野で幅広く行われている。一般的
なセラミックスの鋳込み成形用のスラリーは水分10〜
30重量%、粘度500cp以下に調整される。
【0004】しかし炭素質粉末を水に分散させる場合に
おいては今まで上記水分、粘度を達成した例が無く、鋳
込み成形に適した炭素質粉末スラリーは得られなかっ
た。例えば炭素質粉末を水に分散させる用途としてカー
ボンブラックを水に分散させた顔料や原料の粒度分析が
あり、すでにポリカルボン酸アンモニウム塩やリノール
酸ソーダと言った分散剤によって水系処理がなされてい
るが、この場合は分散剤量が多く、または水分量が多い
ため鋳込み成形に適したスラリーは得られなかった。炭
素質粉末が水系において分散しない原因としては炭素質
粉末が疎水性で多孔質であるためと考えられるが、この
ように従来の水系処理方法では鋳込み成形に適したスラ
リーの処理が不可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記推察に基
づき、少量の分散剤でより高濃度で低粘度の条件での炭
素質粉末の水中での分散性を改良し、鋳込み成形体の製
造に適当な炭素質粉末のスラリーを製造するための炭素
質粉末の水系処理方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記目的を
達成するために鋭意研究を重ねた結果、1種類もしくは
2種類以上の高分子分散剤を特定な量添加することによ
り良好な結果が得られることを見出し本発明を完成させ
るに至った。すなわち炭素質粉末の水系のスラリーを製
造するにあたり分散剤として、炭素質粉末100重量部
に対して縮合ナフタレンスルホン酸アンモニウム塩を1
〜5重量部、及び、又はスチレンアクリル酸共重合体を
0〜3重量部、及び、又はスチレンマレイン酸共重合体
を0〜3重量部添加することを特徴とする炭素質粉末ス
ラリーの製造方法である。
【0007】以下さらに詳しく本発明を説明する。本発
明においては分散剤として縮合ナフタレンスルホン酸ア
ンモニウム塩、スチレンアクリル酸共重合体、スチレン
マレイン酸共重合体を併用もしくは単独で用いる。この
うち縮合ナフタレンスルホン酸アンモニウム塩について
は、縮合ナフタレンスルホン酸塩であればアンモニウム
塩やナトリウム塩、またそれ以外の塩全てについて良好
な分散性を示すが成形後の焼成を考えた場合、ナトリウ
ム塩は不純物が残るために好ましくない。アンモニウム
塩の場合、炭化する温度域(800℃以上)でほとんど
揮発するため不純物が少なく好ましい。これらのナフタ
レンスルホン酸塩分散剤の添加量は炭素質粉末100重
量部に対して1〜5重量部が好適である。この範囲をは
ずれるとスラリー粘度が高くなり、鋳込み成形を行うこ
とができない。
【0008】一方、スチレンマレイン酸共重合体として
は、スチレン/アクリル酸の共重合比が1以上であり、
重量平均分子量が5000〜15000のものが好適に
用いられる。これらの共重合体の添加量は炭素質粉末1
00重量部に対して0〜3重量部が好適である。この範
囲よりも多いと泡立ちが激しくなるため緻密な鋳込み成
形体が得られない。
【0009】また、スチレンマレイン酸共重合体として
は、スチレン無水マレイン酸の共重合比が1〜3で、重
量平均分子量が1500〜3000のものが好ましい。
共重合体中の無水マレイン酸の一部又は全部がエステル
化したもの、またさらにこのエステル化されたマレイン
酸のナトリウム塩やアンモニウム塩も好ましい。しかし
先と同様に鋳込み成形体の焼成を考えた場合アンモニウ
ム塩の方が好ましい。これらの共重合体の添加量は炭素
質粉末100重量部に対して0〜3重量部が好適であ
る。この範囲よりも多いとスラリー粘度が高くなり鋳込
み成形に適したスラリーを得ることが出来ない。
【0010】
【作用】本発明の炭素質粉末の水系処理方法によれば、
従来よりも高濃度で低粘度の炭素質スラリーを少ない分
散剤量で製造することが可能となった。またこの炭素質
スラリーを用いることにより炭素材料の鋳込み成形が可
能となった。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0012】
【実施例1】5000ccポリエチレン製広口瓶をボー
ルミルポットとして用い、これに蒸留水2000g、玉
石としてジルコニア製ボール(φ=5mm)を2500
g、縮合ナフタレンスルホン酸アンモニウム塩分散剤の
40%水溶液(SAN NOPCO LIMITED社
製商品名ローマ PWA−40)を100g、スチレン
アクリル酸共重合体分散剤の34%水溶液(ジョンソン
(株)社製商品名ジョンクリル62)を12g入れボー
ルミルにてよく混合した。この後、石油系コークス
((株)中越黒鉛製商品名GL500、粒度500メッ
シュ)をボールミルにて混合しながら3260gになる
まで加えた。ボールミル混合時間は144時間とした。
得られた炭素粉末スラリーは水分37.3重量%、粘度
480cp、pH=4.0(10.8℃)であった。
【0013】
【実施例2】縮合ナフタレンスルホン酸アンモニウム塩
分散剤(ローマ PWA−40)を66g、スチレンア
クリル酸共重合体分散剤(ジョンクリル62)を14
g、自己焼結性メソフェーズカーボン(大阪ガスケミカ
ル(株)製商品名メソカーボンマイクロビーズ)を50
00gとした以外は実施例1と同様にしてスラリーを作
成した。得られたメソフェーズカーボン粉末のスラリー
は水分28.3重量%、粘度320cp、pH=8.2
(10.8℃)であった。
【0014】
【実施例3】縮合ナフタレンスルホン酸アンモニウム塩
分散剤(ローマ PWA−40)を44g、ピッチ粉末
(大阪ガスケミカル(株)製商品名CIKU)を460
0gとした以外は実施例1と同様にしてスラリーを作成
した。得られたピッチ粉末のスラリーは水分30.3重
量%、粘度380cp、pH=8.3(10.8℃)で
あった。
【0015】
【実施例4】スチレンアクリル酸共重合体分散剤の代わ
りにスチレン無水マレイン酸共重合体分散剤(アーコケ
ミカル・アジア・パシフィック・リミテッド社製商品名
SMAレジン)を12gとした以外は実施例1と同様に
してスラリーを作製した。得られた炭素粉末のスラリー
は水分28.0重量%、粘度300cp、pH=5.2
(10.8℃)であった。
【0016】比較例1 分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム塩分散剤を炭
素質粉末100重量部に対して0〜10重量%添加した
以外は実施例1と全く同様にしてスラリーを作った。得
られたスラリーの粘度は1000cpを越え、鋳込み成
形に適したスラリーを得ることが出来なかった。
【0017】比較例2 分散剤としてリノール酸ソーダを炭素質粉末100重量
部に対して0〜10重量%添加した以外は実施例1と全
く同様にしてスラリーを作った。得られたスラリーの粘
度は1000cpをはるかに越え、鋳込み成形に適した
スラリーを得ることは出来なかった。
【0018】
【発明の効果】以上記述したように、本発明の炭素質粉
末の水系処理方法によれば、低粘度で高濃度の炭素質ス
ラリーを実現できる。またこの炭素質スラリーを用いる
ことにより、従来困難であった炭素材料の鋳込み成形が
可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C01B 31/02 101 C01B 31/02 101Z C04B 35/622 C04B 35/00 D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素質粉末、又は、及び有機物質に対し
    高分子樹脂分散剤として、縮合ナフタレンスルホン酸ア
    ンモニウム塩、スチレンアクリル酸共重合体、スチレン
    マレイン酸共重合体のうち1種または2種類以上を使用
    することを特徴とする炭素質粉末スラリーの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1のスラリーを水分20〜40重
    量%、粘度500cp以下に調製したことを特徴とする
    鋳込み成形用の炭素質粉末スラリーの製造方法。
JP9060001A 1997-02-26 1997-02-26 炭素質粉末スラリーの製造方法 Pending JPH10236876A (ja)

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