JPH10237202A - 多孔質フィルム及び電池用セパレータ - Google Patents
多孔質フィルム及び電池用セパレータInfo
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- JPH10237202A JPH10237202A JP9042710A JP4271097A JPH10237202A JP H10237202 A JPH10237202 A JP H10237202A JP 9042710 A JP9042710 A JP 9042710A JP 4271097 A JP4271097 A JP 4271097A JP H10237202 A JPH10237202 A JP H10237202A
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- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/411—Organic material
- H01M50/414—Synthetic resins, e.g. thermoplastics or thermosetting resins
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)とを混
合させて内層とし、前記内層の両外側にPP層を含む少
なくとも3層の多孔質フィルムであって、前記PEのメ
ルトインデックス(MI)が0.35以下であり、前記
多孔質フィルムにしめるPEの含有率が2重量%以上3
0重量%未満であることにより、従来技術と比べてより
低い温度でシャットダウンでき、しかも層間の剥離もし
にくい多孔質フィルム及び電池用セパレータを提供す
る。 【解決手段】アイソタクチックPPとMIが0.3の高
密度PEの混合物と、MIが0.5のアイソタクチック
PPをTダイス押出機を用いて押出成形し、内層が厚さ
8μmのPPとPEの混合物層、前記内層の両側に各々
12μmの厚さのPP層を持つ積層フィルムを得、熱処
理し、冷却し、低温延伸と高温延伸し、更に延伸方向に
20%収縮させ寸法安定化させて多孔質フィルムを得
る。
合させて内層とし、前記内層の両外側にPP層を含む少
なくとも3層の多孔質フィルムであって、前記PEのメ
ルトインデックス(MI)が0.35以下であり、前記
多孔質フィルムにしめるPEの含有率が2重量%以上3
0重量%未満であることにより、従来技術と比べてより
低い温度でシャットダウンでき、しかも層間の剥離もし
にくい多孔質フィルム及び電池用セパレータを提供す
る。 【解決手段】アイソタクチックPPとMIが0.3の高
密度PEの混合物と、MIが0.5のアイソタクチック
PPをTダイス押出機を用いて押出成形し、内層が厚さ
8μmのPPとPEの混合物層、前記内層の両側に各々
12μmの厚さのPP層を持つ積層フィルムを得、熱処
理し、冷却し、低温延伸と高温延伸し、更に延伸方向に
20%収縮させ寸法安定化させて多孔質フィルムを得
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔質フィルム及
び電池用セパレータに関する。さらに詳しくは、ポリエ
チレン(以下PEともいう)とポリプロピレン(以下P
Pともいう)の混合物を用い、厚さ方向にポリエチレン
の含有率が異なっている多孔質フィルム及び非水電解液
電池に好適な電池用セパレータに関する。
び電池用セパレータに関する。さらに詳しくは、ポリエ
チレン(以下PEともいう)とポリプロピレン(以下P
Pともいう)の混合物を用い、厚さ方向にポリエチレン
の含有率が異なっている多孔質フィルム及び非水電解液
電池に好適な電池用セパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器のコードレス化、ポータ
ブル化にともない、これらの駆動用電源として高エネル
ギー密度、高起電力、自己放電の少ないリチウム電池が
注目を集めている。このリチウム電池の負極材料として
は、金属リチウムをはじめリチウム合金やリチウムイオ
ンを吸蔵放出できる炭素材料のような層間化合物をあげ
ることができる。正極としては、MeO2 、LiMeO
2 (Meは、Co、Ni、Mn、Feなどの遷移金属)
などをあげることができる。
ブル化にともない、これらの駆動用電源として高エネル
ギー密度、高起電力、自己放電の少ないリチウム電池が
注目を集めている。このリチウム電池の負極材料として
は、金属リチウムをはじめリチウム合金やリチウムイオ
ンを吸蔵放出できる炭素材料のような層間化合物をあげ
ることができる。正極としては、MeO2 、LiMeO
2 (Meは、Co、Ni、Mn、Feなどの遷移金属)
などをあげることができる。
【0003】ところで、リチウム電池は、外部短絡や、
誤接続等により異常電流が流れた場合、電池温度が上昇
し、機器等に熱的ダメージを与えるおそれがある。そこ
で、異常電流によって上昇した温度により、電池に組み
込まれたセパレータが、熱によって電気抵抗を増大さ
せ、温度上昇を防ぐことが提案されている。具体的に
は、特開平7−216118号公報において、シャット
ダウン(SD)開始温度が140℃以下、低電気抵抗で
機械的強度が大きい多孔質フィルムについて提案されて
いる。ここでシャットダウンとは、温度が上昇したと
き、セパレータの厚さ方向の一部が溶融し流通するイオ
ンの流れを止めてしまうことをいう。
誤接続等により異常電流が流れた場合、電池温度が上昇
し、機器等に熱的ダメージを与えるおそれがある。そこ
で、異常電流によって上昇した温度により、電池に組み
込まれたセパレータが、熱によって電気抵抗を増大さ
せ、温度上昇を防ぐことが提案されている。具体的に
は、特開平7−216118号公報において、シャット
ダウン(SD)開始温度が140℃以下、低電気抵抗で
機械的強度が大きい多孔質フィルムについて提案されて
いる。ここでシャットダウンとは、温度が上昇したと
き、セパレータの厚さ方向の一部が溶融し流通するイオ
ンの流れを止めてしまうことをいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術よりもさらに低温でシャットダウンできる改善
が要請されている。また、多層構造の多孔質膜において
各層間の剥離強度は、セパレータの生産性ならびに電池
組み込み工程時に問題となる。これは、セパレータの切
断、捲回時のテンション等により、層間剥離が発生する
ことがあるからである。これを防ぐには各層剥離強度が
50g/10mm以上必要となるが、ポリプロピレンと
ポリエチレンを接着させた場合はその剥離強度が低下す
るという問題がある。さらには、セパレータの捲回時に
電極材料から生じる金属粉末がセパレータ表面に付着す
ることがあり、これを圧縮して捲回するとセパレータが
局部的に短絡するこいう問題があった。
来の技術よりもさらに低温でシャットダウンできる改善
が要請されている。また、多層構造の多孔質膜において
各層間の剥離強度は、セパレータの生産性ならびに電池
組み込み工程時に問題となる。これは、セパレータの切
断、捲回時のテンション等により、層間剥離が発生する
ことがあるからである。これを防ぐには各層剥離強度が
50g/10mm以上必要となるが、ポリプロピレンと
ポリエチレンを接着させた場合はその剥離強度が低下す
るという問題がある。さらには、セパレータの捲回時に
電極材料から生じる金属粉末がセパレータ表面に付着す
ることがあり、これを圧縮して捲回するとセパレータが
局部的に短絡するこいう問題があった。
【0005】本発明は、前記従来の問題を解決するた
め、より低い温度でシャットダウンでき、しかも層間の
剥離もしにくい多孔質フィルム及び電池用セパレータを
提供することを目的とする。
め、より低い温度でシャットダウンでき、しかも層間の
剥離もしにくい多孔質フィルム及び電池用セパレータを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の多孔質フィルムは、ポリエチレンを含む成分を
内層とし、前記内層の両外側にポリプロピレン層を含む
少なくとも3層の多孔質フィルムであって、前記ポリエ
チレンのメルトインデックス(MI)が0.35以下で
あり、前記多孔質フィルムにしめるポリエチレンの含有
率が2重量%以上30重量%未満であり、且つ前記内層
はポリエチレンとポリプロピレンとが混合していること
を特徴とする。
本発明の多孔質フィルムは、ポリエチレンを含む成分を
内層とし、前記内層の両外側にポリプロピレン層を含む
少なくとも3層の多孔質フィルムであって、前記ポリエ
チレンのメルトインデックス(MI)が0.35以下で
あり、前記多孔質フィルムにしめるポリエチレンの含有
率が2重量%以上30重量%未満であり、且つ前記内層
はポリエチレンとポリプロピレンとが混合していること
を特徴とする。
【0007】前記構成においては、最外層表面はポリプ
ロピレンからなり、フィルムの厚み方向における中心部
分のポリエチレン含有率が61以上100重量%未満で
あることが好ましい。
ロピレンからなり、フィルムの厚み方向における中心部
分のポリエチレン含有率が61以上100重量%未満で
あることが好ましい。
【0008】また前記構成においては、最外層のポリプ
ロピレンのビッカース硬度が10以上であることが好ま
しい。次に本発明の電池用セパレータは、前記の多孔質
フィルムを非水電解液電池用セパレータとして用いるこ
とを特徴とする。
ロピレンのビッカース硬度が10以上であることが好ま
しい。次に本発明の電池用セパレータは、前記の多孔質
フィルムを非水電解液電池用セパレータとして用いるこ
とを特徴とする。
【0009】前記した本発明の構成によれば、ポリエチ
レンの含有率を電池用セパレータの厚さ方向の中心層に
おいて増加させ、前記中心層でポリエチレンとポリプロ
ピレンとの混合層を形成することにより、温度上昇にと
もなって従来より低い温度でシャットダウンを開始し、
かつポリエチレン層とポリプロピレン層の剥離強度を向
上させることができる。
レンの含有率を電池用セパレータの厚さ方向の中心層に
おいて増加させ、前記中心層でポリエチレンとポリプロ
ピレンとの混合層を形成することにより、温度上昇にと
もなって従来より低い温度でシャットダウンを開始し、
かつポリエチレン層とポリプロピレン層の剥離強度を向
上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者らは、セパレータ中に占
めるポリエチレン含有率を30重量%未満とし更に、P
EのMIを0.35以下とし、更にセパレータ中で最も
ポリエチレン含有率の高い部分の含有率を60以上10
0重量%未満とすることを可能とし、SDにおける安全
性と機械的強度の確保を両立させた。
めるポリエチレン含有率を30重量%未満とし更に、P
EのMIを0.35以下とし、更にセパレータ中で最も
ポリエチレン含有率の高い部分の含有率を60以上10
0重量%未満とすることを可能とし、SDにおける安全
性と機械的強度の確保を両立させた。
【0011】また、従来の方法で製膜されたものは、内
層部のポリエチレン含有率が80%以上となると各層剥
離強度の低下が見られたが、高分子量を含むポリエチレ
ンの採用により改善できた。
層部のポリエチレン含有率が80%以上となると各層剥
離強度の低下が見られたが、高分子量を含むポリエチレ
ンの採用により改善できた。
【0012】次に、本発明に係る多孔質フィルムの製造
法について述べる。この製造法はポリエチレンを成分と
する内層と、前記内層の両面に設けられたポリプロピレ
ン層から成る二つの外層を有する積層成形し、次いでこ
の積層フィルムを延伸して内層および外層を多孔質化
し、その後これを熱処理することにより、外層のビッカ
ース硬度を10以上とする。
法について述べる。この製造法はポリエチレンを成分と
する内層と、前記内層の両面に設けられたポリプロピレ
ン層から成る二つの外層を有する積層成形し、次いでこ
の積層フィルムを延伸して内層および外層を多孔質化
し、その後これを熱処理することにより、外層のビッカ
ース硬度を10以上とする。
【0013】この方法においては、先ず、ポリエチレン
を成分とする内層と、前記内層の両面に設けられたポリ
プロピレン層から成る二つの外層を有する積層フィルム
が成形される。この積層フィルムは、例えば、内層形成
成分と両外層の形成成分を同時に溶融押出する方法によ
り成形できる。
を成分とする内層と、前記内層の両面に設けられたポリ
プロピレン層から成る二つの外層を有する積層フィルム
が成形される。この積層フィルムは、例えば、内層形成
成分と両外層の形成成分を同時に溶融押出する方法によ
り成形できる。
【0014】この積層フィルムは次いで延伸により多孔
質化されるが、前記延伸に先立ち、積層フィルムを熱処
理(以下、「第1熱処理」という)しておくと、延伸時
に微細孔の形成が促進されることが判明している。すな
わち未延伸フィルムを加熱結晶化させることが好まし
い。第1熱処理は、加熱されたロールまたは金属板に積
層フィルムを接触させる方法、積層フィルムを空気中ま
たは不活性ガス中で加熱する方法、積層フィルムをロー
ル状に巻取り、このロールを気相中で加熱する方法等に
より行うことができる。熱処理温度は、通常、約120
〜170℃に設定する。また、熱処理時間は熱処理温度
やその方法に応じて設定するが、通常、約2秒〜50時
間である。
質化されるが、前記延伸に先立ち、積層フィルムを熱処
理(以下、「第1熱処理」という)しておくと、延伸時
に微細孔の形成が促進されることが判明している。すな
わち未延伸フィルムを加熱結晶化させることが好まし
い。第1熱処理は、加熱されたロールまたは金属板に積
層フィルムを接触させる方法、積層フィルムを空気中ま
たは不活性ガス中で加熱する方法、積層フィルムをロー
ル状に巻取り、このロールを気相中で加熱する方法等に
より行うことができる。熱処理温度は、通常、約120
〜170℃に設定する。また、熱処理時間は熱処理温度
やその方法に応じて設定するが、通常、約2秒〜50時
間である。
【0015】積層フィルムまたは上記の第1熱処理済み
積層フィルムを多孔質化するための延伸方法として、低
温で延伸した後、更に、高温で同方向に延伸する多段延
伸法を採用すると、気孔率が高く、電気抵抗の低い多孔
質フィルムが得られるので好ましい。
積層フィルムを多孔質化するための延伸方法として、低
温で延伸した後、更に、高温で同方向に延伸する多段延
伸法を採用すると、気孔率が高く、電気抵抗の低い多孔
質フィルムが得られるので好ましい。
【0016】上記低温延伸は、通常、−20℃〜60℃
の温度で行い、その延伸率(M%)は、通常、約20〜
200%とされる、なお、この低温延伸率は下記式(数
1)によって表される。
の温度で行い、その延伸率(M%)は、通常、約20〜
200%とされる、なお、この低温延伸率は下記式(数
1)によって表される。
【0017】
【数1】
【0018】M=[(L1 −L0 )/L0 ]×100 ここでL0 は低温延伸前の寸法、L1 は低温延伸後の寸
法である。一方、高温延伸は低温延伸したフィルムを約
90〜130℃の温度において、低温延伸と同方向に延
伸するものであり、その延伸率(N%)は、通常、約1
0〜500%である。この高温延伸率は下記式(数2)
によって表される。
法である。一方、高温延伸は低温延伸したフィルムを約
90〜130℃の温度において、低温延伸と同方向に延
伸するものであり、その延伸率(N%)は、通常、約1
0〜500%である。この高温延伸率は下記式(数2)
によって表される。
【0019】
【数2】N=[(L2 −L1 )/L1 ]×100 ここでL2 は高温延伸後の寸法、L1 は低温延伸後の寸
法(即ち、高温延伸前の寸法)である。
法(即ち、高温延伸前の寸法)である。
【0020】このようにして得られる多孔質フィルム
は、延伸時に作用する応力が残留し、延伸方向の寸法が
変化し易いので、延伸後にその延伸方向の寸法を熱収縮
させることにより寸法安定性を向上できる。この熱収縮
は高温延伸と同程度の温度で行うのが好ましい。熱収縮
の度合いは、通常、延伸後の寸法が約15〜35%減少
する程度とすることができる。
は、延伸時に作用する応力が残留し、延伸方向の寸法が
変化し易いので、延伸後にその延伸方向の寸法を熱収縮
させることにより寸法安定性を向上できる。この熱収縮
は高温延伸と同程度の温度で行うのが好ましい。熱収縮
の度合いは、通常、延伸後の寸法が約15〜35%減少
する程度とすることができる。
【0021】また、多孔質フィルムにおける延伸方向の
寸法が変化しないように規制し、通常、高温延伸温度ま
たはそれ以上の温度で約5秒〜2分間加熱する所謂「ヒ
ートセット」を施すことによっても熱収縮と同様に寸法
安定性を向上できる。勿論、熱収縮とヒートセットの両
者を施すこともできる。
寸法が変化しないように規制し、通常、高温延伸温度ま
たはそれ以上の温度で約5秒〜2分間加熱する所謂「ヒ
ートセット」を施すことによっても熱収縮と同様に寸法
安定性を向上できる。勿論、熱収縮とヒートセットの両
者を施すこともできる。
【0022】なお、本発明に係る多孔質フィルムは電池
用セパレータに限られず、例えば、分離膜、建築用通気
材、衣料用通気材、温度センサー、電池遮断装置等種々
の用途に適用できる。
用セパレータに限られず、例えば、分離膜、建築用通気
材、衣料用通気材、温度センサー、電池遮断装置等種々
の用途に適用できる。
【0023】
【実施例】以下に実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。なお下記の実施例において、メルトインデ
ックス(MI)は、JIS K 7210に準じて測定
を行った。また下記の実施例において、「部」は「重量
部」を意味する。
に説明する。なお下記の実施例において、メルトインデ
ックス(MI)は、JIS K 7210に準じて測定
を行った。また下記の実施例において、「部」は「重量
部」を意味する。
【0024】
【実施例1】MIが0.5のアイソタクチックPP20
部とMIが0.3の高密度ポリエチレン80部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPをTダイス押
出機を用い、ダイス温度230℃で押出成形し、内層が
厚さ8μmのPPとPEの混合物層、前記内層の両側に
各々12μmの厚さのPP層を持つ積層フィルムを得
た。全体の厚さは28μmであった。このフィルムを空
気中で135℃で60時間熱処理を行った後、1℃/分
で室温迄冷却を行った。この熱処理フィルムを温度:4
0℃、延伸率:60%となるよう延伸し、その後温度1
05℃で延伸率が160%となるように高温延伸した。
更に115℃で延伸方向に20%収縮させ寸法安定化を
図り、全体の厚さ25μmの多孔質フィルムを得た。
部とMIが0.3の高密度ポリエチレン80部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPをTダイス押
出機を用い、ダイス温度230℃で押出成形し、内層が
厚さ8μmのPPとPEの混合物層、前記内層の両側に
各々12μmの厚さのPP層を持つ積層フィルムを得
た。全体の厚さは28μmであった。このフィルムを空
気中で135℃で60時間熱処理を行った後、1℃/分
で室温迄冷却を行った。この熱処理フィルムを温度:4
0℃、延伸率:60%となるよう延伸し、その後温度1
05℃で延伸率が160%となるように高温延伸した。
更に115℃で延伸方向に20%収縮させ寸法安定化を
図り、全体の厚さ25μmの多孔質フィルムを得た。
【0025】この多孔質フィルムは、PPとPEの合計
中に占めるPEの含有率が20重量%であり、表面から
9μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であり
中央部におけるPEの含有率は78重量%であった。こ
のフィルムの特性を後の表1に示す。
中に占めるPEの含有率が20重量%であり、表面から
9μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であり
中央部におけるPEの含有率は78重量%であった。こ
のフィルムの特性を後の表1に示す。
【0026】
【実施例2】MIが0.5のアイソタクチックPP10
部とMIが0.3の高密度ポリエチレン90部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPを実施例1と
同様の方法で処理し、厚さ約25μmの多孔質フィルム
を得た。
部とMIが0.3の高密度ポリエチレン90部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPを実施例1と
同様の方法で処理し、厚さ約25μmの多孔質フィルム
を得た。
【0027】この多孔質フィルムは、PPとPEの合計
中に占めるPEの含有率が27重量%であり、表面から
9μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であり
中央部におけるPEの含有率は88重量%であった。こ
のフィルムの特性を後の表1に示す。
中に占めるPEの含有率が27重量%であり、表面から
9μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であり
中央部におけるPEの含有率は88重量%であった。こ
のフィルムの特性を後の表1に示す。
【0028】
【実施例3】MIが0.5のアイソタクチックPP30
部とMIが0.3の高密度ポリエチレン70部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPを実施例1と
同様の方法で処理し、厚さ約25μmの多孔質フィルム
を得た。
部とMIが0.3の高密度ポリエチレン70部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPを実施例1と
同様の方法で処理し、厚さ約25μmの多孔質フィルム
を得た。
【0029】この多孔質フィルムは、PPとPEの合計
中に占めるPEの含有率が18重量%であり、表面から
9μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であり
中央部におけるPEの含有率は66重量%であった。こ
のフィルムの特性を後の表1に示す。
中に占めるPEの含有率が18重量%であり、表面から
9μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であり
中央部におけるPEの含有率は66重量%であった。こ
のフィルムの特性を後の表1に示す。
【0030】
【比較例1】MIが0.5のアイソタクチックPP50
部とMIが1.5の高密度ポリエチレン50部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPを実施例1と
同様の方法で処理し、厚さ約25μmの多孔質フィルム
を得た。
部とMIが1.5の高密度ポリエチレン50部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPを実施例1と
同様の方法で処理し、厚さ約25μmの多孔質フィルム
を得た。
【0031】この多孔質フィルムは、PPとPEの合計
中に占めるPEの含有率が15重量%であり、表面から
9μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であり
中央部におけるPEの含有率は46重量%であった。こ
のフィルムの特性を後の表1に示す。
中に占めるPEの含有率が15重量%であり、表面から
9μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であり
中央部におけるPEの含有率は46重量%であった。こ
のフィルムの特性を後の表1に示す。
【0032】
【比較例2】MIが0.5のアイソタクチックPP20
部とMIが1.5の高密度ポリエチレン80部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPを実施例1と
同様の方法で処理し、厚さ約25μmの多孔質フィルム
を得た。
部とMIが1.5の高密度ポリエチレン80部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPを実施例1と
同様の方法で処理し、厚さ約25μmの多孔質フィルム
を得た。
【0033】この多孔質フィルムは、PPとPEの合計
中に占めるPEの含有率が21重量%であり、表面から
11μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であ
り中央部におけるPEの含有率は76重量%であった。
このフィルムの特性を後の表1に示す。
中に占めるPEの含有率が21重量%であり、表面から
11μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であ
り中央部におけるPEの含有率は76重量%であった。
このフィルムの特性を後の表1に示す。
【0034】
【比較例3】MIが0.5のアイソタクチックPP10
部とMIが1.5の高密度ポリエチレン90部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPを実施例1と
同様の方法で処理し、厚さ約25μmの多孔質フィルム
を得た。
部とMIが1.5の高密度ポリエチレン90部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPを実施例1と
同様の方法で処理し、厚さ約25μmの多孔質フィルム
を得た。
【0035】この多孔質フィルムは、PPとPEの合計
中に占めるPEの含有率が26重量%であり、表面から
9μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であり
中央部におけるPEの含有率は89重量%であった。こ
のフィルムの特性を後に表1に示す。
中に占めるPEの含有率が26重量%であり、表面から
9μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であり
中央部におけるPEの含有率は89重量%であった。こ
のフィルムの特性を後に表1に示す。
【0036】
【比較例4】MIが0.5のアイソタクチックPP50
部とMIが0.3の高密度ポリエチレン50部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPを実施例1と
同様の方法で処理し、厚さ約25μmの多孔質フィルム
を得た。
部とMIが0.3の高密度ポリエチレン50部の混合物
と、MIが0.5のアイソタクチックPPを実施例1と
同様の方法で処理し、厚さ約25μmの多孔質フィルム
を得た。
【0037】この多孔質フィルムは、PPとPEの合計
中に占めるPEの含有率が16重量%であり、表面から
9μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であり
中央部におけるPEの含有率は45重量%であった。こ
のフィルムの特性を後に表1に示す。
中に占めるPEの含有率が16重量%であり、表面から
9μmまでの部分におけるPE含有率が0重量%であり
中央部におけるPEの含有率は45重量%であった。こ
のフィルムの特性を後に表1に示す。
【0038】
【表1】 表1から明らかな通り、本発明の実施例品は、針貫通力
(突刺し強度)が高く、セパレータの捲回時に外部短絡
しにくいものであることが確認できた。また層間の剥離
強度も高く、電池製作時に層間剥がれのないセパレータ
が得られることも確認できた。
(突刺し強度)が高く、セパレータの捲回時に外部短絡
しにくいものであることが確認できた。また層間の剥離
強度も高く、電池製作時に層間剥がれのないセパレータ
が得られることも確認できた。
【0039】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の多孔質フィ
ルムによれば、ポリエチレンを含む成分を内層とし、前
記内層の両外側にポリプロピレン層を含む少なくとも3
層の多孔質フィルムであって、前記ポリエチレンのメル
トインデックス(MI)が0.35以下であり、前記多
孔質フィルムにしめるポリエチレンの含有率が2重量%
以上30重量%未満であり、且つ前記内層はポリエチレ
ンとポリプロピレンとが混合していることにより、従来
技術と比べて、より低い温度でシャットダウンでき、し
かも機械的強度が高く、層間の剥離もしにくい多孔質フ
ィルムとすることができる。
ルムによれば、ポリエチレンを含む成分を内層とし、前
記内層の両外側にポリプロピレン層を含む少なくとも3
層の多孔質フィルムであって、前記ポリエチレンのメル
トインデックス(MI)が0.35以下であり、前記多
孔質フィルムにしめるポリエチレンの含有率が2重量%
以上30重量%未満であり、且つ前記内層はポリエチレ
ンとポリプロピレンとが混合していることにより、従来
技術と比べて、より低い温度でシャットダウンでき、し
かも機械的強度が高く、層間の剥離もしにくい多孔質フ
ィルムとすることができる。
【0040】また本発明の電池用セパレータは、従来技
術と比べて、より低い温度でシャットダウンでき、しか
も電池製作時に外部短絡しにくく、層間の剥離もしにく
い安全性の高い電池セパレータとすることができる。
術と比べて、より低い温度でシャットダウンでき、しか
も電池製作時に外部短絡しにくく、層間の剥離もしにく
い安全性の高い電池セパレータとすることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリエチレンを含む成分を内層とし、前
記内層の両外側にポリプロピレン層を含む少なくとも3
層の多孔質フィルムであって、前記ポリエチレンのメル
トインデックス(MI)が0.35以下であり、前記多
孔質フィルムにしめるポリエチレンの含有率が2重量%
以上30重量%未満であり、且つ前記内層はポリエチレ
ンとポリプロピレンとが混合していることを特徴とする
多孔質フィルム。 - 【請求項2】 最外層表面はポリプロピレンからなり、
フィルムの厚み方向における中心部分のポリエチレン含
有率が61以上100重量%未満である請求項1に記載
の多孔質フィルム。 - 【請求項3】 最外層のポリプロピレンのビッカース硬
度が10以上である請求項1に記載の多孔質フィルム。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の多孔質
フィルムを非水電解液電池用セパレータとして用いるこ
とを特徴とする電池用セパレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9042710A JPH10237202A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 多孔質フィルム及び電池用セパレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9042710A JPH10237202A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 多孔質フィルム及び電池用セパレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10237202A true JPH10237202A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12643638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9042710A Pending JPH10237202A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 多孔質フィルム及び電池用セパレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10237202A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005056851A (ja) * | 2003-08-07 | 2005-03-03 | Celgard Inc | 電池セパレータおよびその製造方法 |
| CN104022249A (zh) * | 2014-06-26 | 2014-09-03 | 佛山市盈博莱科技有限公司 | 一种三层锂电池隔膜及其制备方法 |
| JP2016022679A (ja) * | 2014-07-22 | 2016-02-08 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | 積層微多孔性フィルム及びその製造方法、並びに電池用セパレータ |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP9042710A patent/JPH10237202A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005056851A (ja) * | 2003-08-07 | 2005-03-03 | Celgard Inc | 電池セパレータおよびその製造方法 |
| SG129295A1 (en) * | 2003-08-07 | 2007-02-26 | Celgard Inc | Battery separator and method of making same |
| US9112214B2 (en) | 2003-08-07 | 2015-08-18 | Celgard Inc. | Battery separator and method of making same |
| CN104022249A (zh) * | 2014-06-26 | 2014-09-03 | 佛山市盈博莱科技有限公司 | 一种三层锂电池隔膜及其制备方法 |
| JP2016022679A (ja) * | 2014-07-22 | 2016-02-08 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | 積層微多孔性フィルム及びその製造方法、並びに電池用セパレータ |
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