JPH10237471A - 炭素質粉末スラリー用分散安定剤 - Google Patents

炭素質粉末スラリー用分散安定剤

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JPH10237471A
JPH10237471A JP3784597A JP3784597A JPH10237471A JP H10237471 A JPH10237471 A JP H10237471A JP 3784597 A JP3784597 A JP 3784597A JP 3784597 A JP3784597 A JP 3784597A JP H10237471 A JPH10237471 A JP H10237471A
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由記子 善明
Mitsuhiro Maehama
充宏 前浜
Hisakazu Hatsuji
尚和 初治
Yoshihiko Tomita
嘉彦 富田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石炭粉末やオイルコークス粉末を水中
に分散させ、パイプライン輸送が可能な状態で長期間安
定な高濃度スラリーを得る。 【解決手段】 下記一般式(I)で示すポリオキシア
ルキレンモノグリシジルエーテル(A)、及びポリオキ
シアルキレンモノグリシジルエーテル(A)とホルムア
ルデヒド共縮合が可能な単量体(B)、及びスルホン基
を生成する化合物(C)とのホルムアルデヒド共縮合体
からなる炭素質粉末スラリー用分散安定剤。 一般式(I) ここで、R:炭素数1〜20のアルキル基、フェニ
ル基 AO、BO:炭素数2〜5のオキシアルキレン基 AO、BOは、ブロック及び/またはランダム m、n:0〜100の整数。但し、100≧m+n≧4

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭素質粉末スラリ
ー用分散剤に関するものである。更に詳しくは、例えば
石炭粉末やオイルコークス粉末を水中に分散させ、パイ
プライン輸送が可能な状態で長期間安定な高濃度スラリ
ーを得るための分散安定剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
全世界のエネルギー源として石油が最も多量に使用され
ているが、その資源は偏在し、且つ埋蔵量の枯渇が危惧
されるが為に、時には世界的な供給不安に陥る場合があ
る。それ故、石油依存度を下げるべく、石油代替エネル
ギーの早期開発が望まれている。その中で世界中に広く
存在しており、且つ安価で安定供給できる石炭が見直さ
れている。また、石油精製の際の重質留分を熱分解した
際の蒸留残渣として発生するオイルコークスをエネルギ
ー源として用いることも考えられる。この際に問題とな
るのは、石炭やオイルコークスは固体であるが為に、ハ
ンドリングが悪く、石油のようにパイプライン輸送がで
きなく、取扱い上著しく不利である。それを解決する為
に、石炭やオイルコークスを粉末化し、水や油やメタノ
ール等の液体に分散させ、スラリー状として輸送、貯蔵
する方法が種々検討されている。その中で水に石炭やオ
イルコークスの粉末を分散させたものが、現在最も有望
視されている。
【0003】ここで、石炭粉末やオイルコークス粉末を
水に分散させた場合、発熱量の低下及び輸送費用の上昇
から、できる限りの濃度アップが望まれる。しかしなが
ら、これらのスラリーを濃度アップした場合、著しく増
粘し流動性を失う。そこで、これらの粉末を水に分散さ
せる際に、各種分散剤の使用が試みられている。各種分
散剤としては、例えばナフタレンスルホン酸ホルムアル
デヒド縮合物塩(特公昭60−6395号公報)、メラ
ミンスルホン酸ホルムアルデヒド重縮合物塩(特開昭5
7−133192号公報)、リグニンスルホン酸塩(特
公平01−28798号公報)、ポリスチレンスルホン
酸塩(特開平03−200893号公報)、(メタ)ア
クリル酸とビニルモノマーの共重合体塩(特公昭62−
52791号公報)、ヒドロキシエタンジホスホン酸
塩、ノニルフェノール縮合物エテレンオキサイド付加物
(特開昭59−80320号公報)、ポリエチレンポリ
アミンとアルキレンオキサイドの付加重合物(特公平4
−43957号公報)等が挙げられる。しかしながら、
これらの分散剤は流動性及び分散安定性に関し、実用上
充分に満足できるものではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、石炭やオ
イルコークス等の炭素質粉末スラリーの欠点である高濃
度での流動性及び分散安定性の改良をするために、鋭意
検討した結果、ある特定の構造を有する化合物を分散剤
として用いた場合、優れた分散効果を有することを見い
出し、本発明をなすに至った。
【0005】即ち、本発明は、下記一般式(I)で示す
ポリオキシアルキレンモノグリシジルエーテル(A)、
及びポリオキシアルキレンモノグリシジルエーテル
(A)とホルムアルデヒド共縮合が可能な単量体
(B)、及びスルホン基を生成する化合物(C)のホル
ムアルデヒド共縮合体からなる炭素質粉末スラリー用分
散安定剤。 一般式(I) ここで、R:炭素数1〜20のアルキル基、フェニ
ル基 AO、BO:炭素数2〜5のオキシアルキレン基 AO、BOは、ブロック及び/またはランダム m、n:0〜100の整数。但し、100≧m+n≧4 に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。本発明で用いるのは下記、一般式(I)で示すポリ
オキシアルキレンモノグリシジルエーテル(A)であ
る。 一般式(I) ここで、R:炭素数1〜20のアルキル基、フェニ
ル基 AO、BO:炭素数2〜5のオキシアルキレン基 AO、BOは、ブロック及び/またはランダム m、n:0〜100の整数。但し、100≧m+n≧4 一般式(I)ポリオキシアルキレンモノグリシジルエー
テル(A)で示される化合物には、フェノールポリオキ
シエチレングリシジルエーテル、フェノールポリオキシ
プロピレングリシジルエーテル、フェノールポリオキシ
エチレンオキシプロピレングリシジルエーテル、ラウリ
ルアルコールポリオキシエチレングリシジルエーテル、
ラウリルアルコールポリオキシプロピレングリシジルエ
ーテル、ラウリルアルコールポリオキシエチレンオキシ
プロピレングリシジルエーテル等のポリオキシアルキレ
ングリシジルエーテル類である。このオキシアルキレン
基は炭素数2〜5である。このオキシアルキレンは1種
類でも良いが、2種類以上のオキシアルキレンがブロッ
クまたはランダムに結合しているものでも良い。繰り返
し単位としては、4〜100個であり、さらに好ましく
は7〜70個である。
【0007】この一般式(I)で示す化合物の添加する
工程は、本発明の共縮合物を合成するどの工程でも良
い。すなわち、反応開始時に予め反応装置内に仕込んで
おいても良いし、pHを弱酸性領域の条件でホルムアル
デヒド共縮合反応させる場合はpH調整する直前及び直
後のどちらに添加しても良い。
【0008】また、一般式(I)で示す化合物は1種類
以上組み合わせて使用することができる。さらには、そ
の添加量は、ポリオキシアルキレンモノグリシジルエー
テル(A)とホルムアルデヒド共縮合が可能な単量体
(B)1モルに対して、0.005〜0.5モルが好ま
しく、更に好ましくは0.01〜0.35モルが好適で
ある。
【0009】ポリオキシアルキレンモノグリシジルエー
テル(A)とホルムアルデヒド共縮合が可能な単量体
(B)としては、一般式(II) ここで、X:H、CHOH又はCHSO
Y Y:アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、
アミン、置換アミンで示す化合物、すなわち、メラミ
ン、メチロール基含有メラミン、スルホメチル基含有メ
ラミン等を用いることができる。スルホメチル基含有メ
ラミンの場合は、その塩類も用いることができる。塩類
としては、無機塩類、すなわち、カリウム、ナトリウ
ム、マグネシウム等のアルカリ金属塩類またはアルカリ
土類金属塩類、または有機塩類、すなわち、アンモニウ
ム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩
等も用いることができる。なかでも、メラミン及びスル
ホメチル基含有メラミンが経済的にも反応性からも好ま
しい。
【0010】また、その他として、一般式(III) ここで、X:H、CHOH又はCHSOY、ア
ンモニウム塩、アミン塩、置換アミン塩 Y:アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、
アミン、置換アミンスルホン基、又はそのアルカリ金属
塩、アルカリ土類金属、 R:H又は炭素数1〜6のアルキル基で示す化合物、
すなわち、フェノール、クレゾール、p−t−ブチルフ
ェノール、p−t−アミルフェノール等のアルキルフェ
ノール類、またはそのスルホン酸類もしくはスルホン酸
の塩類等も用いることができる。塩類としては、一般式
(II)と同様に、その無機塩類や有機塩類も用いるこ
とができる。
【0011】さらには、一般式(IV) ここで、X、X:H、CHOH又はCHSO
Y Y:アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、
アミン、置換アミンで示す化合物、すなわち、尿素、メ
チロール基含有尿素、スルホメチル基含有尿素も用いる
ことができる。また、スルホメチル基含有尿素の場合
は、一般式(II)と同様に、その無機塩類や有機塩類
も用いることができる。
【0012】さらには、一般式(V) ここで、X:H、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
アンモニウム、アミン、置換アミン R:H又は炭素数1〜6のアルキル基で示す化合物、
すなわち、スルファニル酸、メタニン酸、オルタニン酸
等のアミノベンゼンスルホン酸類、またはその塩類を用
いることができる。塩類としては、一般式(II)と同
様に、その無機塩類や有機塩類も用いることができる。
なかでも、スルファニル酸やメタニン酸及びその塩類が
経済的にも反応性からも好ましい。
【0013】尚、本発明においては、一般式(II)、
一般式(III)、一般式(IV)、及び一般式(V)
の1種類以上の単量体を組み合わせて用いることができ
るが、一般式(II)を用いることが経済的にも反応性
からも好ましい。
【0014】スルホン基を生成する化合物としては、亜
硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナト
リウム、二酸化硫黄、発煙硫酸等の公知のスルホン化剤
を用いることができる。これらのスルホン化剤は、予め
一般式(II)、一般式(III)及び一般式(IV)
の相当する原料にスルホメチル基を導入する際に用いて
も良いし、ホルムアルデヒドによる共縮合体を合成した
のちに作用させて、共縮合体に直接スルホメチル基を導
入しても良い。
【0015】メラミンにスルホメチル基を導入する方法
は、公知の方法で行うことができる。すなわち、メラミ
ンにホルムアルデヒドを付加縮合させ、メチロールメラ
ミンとしたのちに、スルホン化剤を作用させ、水酸基と
入れ換えることにより導入することが可能である。メラ
ミン1モルには6モルのホルムアルデヒドがメチロール
基として付加縮合することが知られている。本発明にお
いては、2モル分のメチロール基は共縮合に用いられる
可能性が高いので、最大は残りの4モル分のメチロール
基にスルホメチル基の導入が可能である。経済的な面及
び得られる共縮合物の分散効果を考慮すると、スルホメ
チル基の導入量は0.3〜4モルが好ましく、さらに好
ましくは0.5〜2モルの導入が好適である。
【0016】また、フェノールにスルホメチル基を導入
する場合も同様であり、フェノール1モル当たり0.3
〜2モルの導入量が好ましく、さらに好ましくは0.5
〜1.5モルの導入が好適である。さらには、尿素にス
ルホメチル基を導入する場合も同様であり、尿素1モル
当たり0.3〜2モルの導入量が好ましく、さらに好ま
しくは0.5〜1.5モルの導入が好適である。
【0017】これらのホルムアルデヒド共縮合体を合成
するにあたって用いられるホルムアルデヒドは、通常3
0〜60重量%の濃度のものが用いることが可能であ
る。さらには、必要に応じて、パラホルムを併用するこ
とも可能である。このホルムアルデヒドの使用量は、ポ
リオキシアルキレンモノグリシジルエーテル(A)とホ
ルムアルデヒド共縮合が可能な単量体(B)の総モル数
の1〜6倍モル用いることが好ましい。経済性や縮合反
応の容易さ等を考慮すると1.5〜4倍モルを用いるこ
とがより好ましい。ホルムアルデヒド共縮合反応はpH
4〜12の範囲、いわゆる弱酸性領域から塩基性領域の
通常の方法で行う。ホルムアルデヒドの添加は、予め反
応装置内に仕込んでおいても良いし、反応途中に滴下し
て反応させても良い。
【0018】本発明における炭素質粉末スラリー用分散
安定剤(以下、単に分散安定剤と略す)を構成する化合
物の組成は重要である。すなわち、ポリオキシアルキレ
ンモノグリシジルエーテル(A):ポリオキシアルキレ
ンモノグリシジルエーテル(A)とホルムアルデヒド共
縮合が可能な単量体(B):スルホン基を生成する化合
物(C):ホルムアルデヒドのモル比率は、(0.00
5〜0.5):1:(0.3〜4):(1〜6)である
ことが好ましい。さらに好ましくは、(0.01〜0.
35):1:(0.5〜2):(1.5〜4)が好適で
ある。
【0019】本発明における分散安定剤の添加量は、炭
素質粉末の種類で変動するが、一般的には炭素質粉末に
対して固形分量で0.05〜3.0重量%が好ましい。
さらに好ましくは、0.5〜2.0重量%が好適であ
る。
【0020】本発明の分散安定剤の使用方法に関して
は、単独で用いても良いが、公知の他の1種類以上の分
散剤と組み合わせて使用することもできる。公知の他の
分散剤としては、例えばナフタレンスルホン酸ホルムア
ルデヒド縮合物塩(以下、ナフタレン系と称す)、メラ
ミンスルホン酸ホルムアルデヒド重縮合物塩(以下、メ
ラミン系と称す)、リグニンスルホン酸塩(以下、リグ
ニン系と称す)、ポリスチレンスルホン酸塩(以下、ポ
リスチレン系と称す)、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、ポリ(メタ)アクリル酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル硫酸塩、(メタ)アクリル
酸とビニルモノマーの共重合体塩、(メタ)アクリル酸
と分子内にポリオキシアルキレングリコール鎖を有する
ビニルモノマーとの共重合体塩、ヒドロキシエタンジホ
スホン酸塩、ノニルフェノール縮合物エチレンオキサイ
ド付加物、ポリエチレンポリアミンとアルキレンオキサ
イドの付加重合物等が挙げられる。
【0021】さらには、本発明の分散安定剤は、分散安
定性をさらに向上させるために、公知の他の1種類以上
の水溶性高分子と併用して使用することができる。公知
の他の水溶性高分子としては、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、スルホエチルセ
ルロースアルカリ金属塩等のセルロース誘導体、ポリビ
ニルアルコール及びその誘導体、澱粉及びその誘導体
類、アルギン酸ソーダ、カゼイン、キサンタンガム、タ
マリンドガム、グアーガム等の天然高分子及びその誘導
体類、カードラン、パラミロン等のβ−1,3−グルカ
ン及びウエランガム等の微生物生産多糖類、アクリル酸
または不飽和多塩基酸と他のビニルモノマーとの共重合
体類の高分子量物、ポリアクリルアミドまたはアクリル
アミドと他のビニルモノマーとの共重合体類の高分子量
物等が挙げられる。
【0022】本発明の分散安定剤が、炭素質粉末スラリ
ーに優れた流動性を与え、長期に亘ってハードパックを
形成することなく分散安定性を維持し、スラリーの高濃
度化を可能にする理由は明かではないが、次のように推
測される。すなわち、本発明の分散安定剤は分子中にス
ルホン基を有しているため、その電気的反発力によって
炭素質微粒子の分散性を高める。また、本発明の分散安
定剤が炭素質微粒子に吸着した際に、分子内に有するポ
リオキシアルキレン基が粒子の外側に伸びると考えられ
る。この外側に伸びたポリオキシアルキレン基のまわり
に水和層が形成され、これに伴う立体障害効果によって
炭素質微粒子の分散性を長時間保持し、ハードパックを
引き起こさないのではないかと予想される。
【0023】本発明の分散安定剤について、以下の実施
例にてさらに詳しく説明するが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。また、以下に数値の単位として記載
する%または部は、特に記載がなければ、全て重量%ま
たは重量部である。
【0024】
【実施例】
製造例1 メラミン0.52モル(65.5部)、37%ホルマリ
ン3.0モル(243.2部)、水250.0部を撹拌
機、温度計、還流管、滴下漏斗のついた4つ口フラスコ
に仕込み、撹拌混合した。これを65℃まで昇温した後
に25%水酸化ナトリウム水溶液でpH11.5とし、
65℃で1時間反応させた。これに尿素0.2モル(1
2.0部)及びスルファニル酸0.15モル(26.0
部)を添加し、70℃でさらに1時間反応させた。次に
水131.4部を投入すると同時に45℃まで冷却した
後、フェノール0.13モル(12.2部)を滴下漏斗
を用いて30分かけて投入した。投入終了後、60℃で
1時間反応させた。続いて、ラウリルアルコール(E
O)15グリシジルエーテルであるデナコールEX−1
71(ナガセ化成工業(株)社製)を0.03モル(2
7.1部)、無水重亜硫酸ナトリウム0.53モル(5
5.1部)を投入し、80℃で1時間反応させた。60
℃まで冷却した後、40%硫酸でpH6.0にし、65
℃に昇温して反応させ、反応溶液の粘度が40cp/2
5℃になった時点で、25%水酸化ナトリウム水溶液で
中和して反応を停止させ、得られた生成物を縮合物1と
した。この組成及び物性値を表1に示す。
【0025】製造例2 水647.8部、37%ホルマリン3.1モル(25
1.4部)を撹拌機、温度計、還流管のついた4つ口フ
ラスコに仕込み、撹拌混合した。このフラスコ中にメラ
ミン0.7モル(88.2部)、尿素0.1モル(6.
0部)、スルファニル酸0.2モル(34.6部)、ピ
ロ亜硫酸ナトリウム0.5モル(95.0部)を撹拌下
で添加した。このものを75℃まで昇温し、透明液体と
なったことを確認した後に、製造例1で使用したデナコ
ールEX−171を0.13モル(117.3部)添加
後、25%水酸化ナトリウム水溶液でpH11とし、7
5℃で2時間反応させた。フリーの亜硫酸イオンが消失
したことを確認した後に、60℃まで冷却した。次に4
0%硫酸でpH6.0にし、60℃で反応を進め、反応
溶液の粘度が50cp/25℃になった時点で、25%
水酸化ナトリウム水溶液で中和して反応を停止させ、得
られた生成物を縮合物2とした。この組成及び物性値を
表1に示す。
【0026】製造例3 水352.3部、37%ホルマリン2.8モル(22
7.0部)を撹拌機、温度計、還流管のついた4つ口フ
ラスコに仕込み、撹拌混合した。このフラスコ中にメラ
ミン1.0モル(126.0部)を撹拌下で添加する。
このものを70℃まで昇温し、透明液体となったことを
確認した後に、フェノール(EO)5グリシジルエーテ
ルであるデナコールEX−145(ナガセ化成工業
(株)社製)0.1モル(37.0部)25%水酸化ナ
トリウム水溶液でpH11とし、70℃で1時間反応さ
せた。次に55℃まで冷却し、無水重亜硫酸ナトリウム
0.8(83.2部)を添加した。無水重亜硫酸ナトリ
ウムの添加により内温は上昇するが、さらに80℃まで
昇温した。80℃で反応を続行し、フリーの亜硫酸イオ
ンが消失したことを確認した後に、60℃まで冷却し
た。次に40%硫酸でpH6.0にし、60℃で反応を
進め、反応溶液の粘度が115cp/25℃になった時
点で、25%水酸化ナトリウム水溶液で中和して反応を
停止させ、得られた生成物を縮合物3とした。この組成
及び物性値を表1に示す。
【0027】製造例4〜5 製造例1と同様の方法で、表1に示すように化合物の組
成と最終粘度を変えて、縮合した。その結果、縮合物4
〜5を得た。
【0028】製造例6〜7 製造例2と同様の方法で、表1に示すように化合物の組
成と最終粘度を変えて縮合した。その結果、縮合物6〜
7を得た。
【0029】製造例8〜9 製造例3と同様の方法で、表1に示すように化合物の組
成と最終粘度を変えて縮合した。その結果、縮合物8〜
9を得た。
【0030】製造例10 一般式(l)で表せられる化合物を用いなかった以外
は、製造例1と同様の方法で、表1に示すように化合物
の組成と最終粘度を変えて縮合した。その結果、縮合物
10を得た。
【0031】製造例11〜12 合成例1で用いたデナコールEX−171を用い、製造
例1と同様の方法で、表1に示すように化合物の組成と
最終粘度を変えて縮合した。その結果、縮合物11〜1
2を得た。
【0032】
【表1】
【0033】実施例1 以下に記述するように炭素質粉末スラリーとして、製造
例1で合成した縮合物1を用いて石炭粉末の水スラリー
及びオイルコークス粉末の水スラリーを調製し、分散性
及び分散安定性の評価を行った。結果を表2に示す。
【0034】1.炭素質粉末スラリーの調製 石炭は200メッシュパス分を95%含有するオースト
ラリア産のものを用いた。予め所定量の本発明の分散安
定剤、または比較分散安定剤、または比較分散剤を水中
に入れ、その中に所定量の石炭粉末を徐々に添加し、ホ
モミキサーで3000rpmにて25分間分散させて、
石炭スラリーとした。オイルコークスは宇部アンモニア
工業有限会社から入手したオイルコークス塊をジョーク
ラッシャーで粗粉砕した後、奈良式自由粉砕機で粉砕
し、50%粒径が27μm、90%粒径が95μmのも
のを得た。これを石炭スラリーと同様の方法でオイルコ
ークススラリーとした。
【0035】2.流動性の評価 上記調製方法で得られた炭素質粉末スラリーを所定の温
度にし、ブルックフィールド型粘度計で粘度を測定し
た。また、7日後の粘度測定も実施した。
【0036】3.分散安定性の評価 炭素質粉末スラリー調製後に100cc容のポリカップ
に底から45mmの高さになるようにスラリーを移液し
た。そのものをJIS R5201に規定されているビ
ガー針を用い、自重による10秒間の針の落下距離を測
定した。また、7日間静置しておいたスラリーを測定す
ることで、分散安定性の指標とした。ちなみに落下距離
が短い物ほど、分散安定性が悪いことを示す。
【0037】実施例2〜12 製造例2〜9で得られた縮合物2〜9を用いた以外は、
実施例1と同様の試験を行った。結果は表2に示す。
【0038】比較例1〜3 製造例10〜12で得られた縮合物10〜12を用いた
以外は、実施例1と同様の試験を行った。結果は表2に
示す。
【0039】比較例4〜7 比較対照用の分散剤として、市販のメルフロー40(三
井東圧化学(株):メラミン系)、マイティー150
(花王(株):ナフタレン系)、グラリオン(ライオン
(株):ポリスチレン系)、WESCHEM Na−1
(ジョージア・パシフィック(株):リグニン系)を用
いて、実施例1と同様の操作を行った。結果を表2に示
す。
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】実施例及び比較例から明らかであるよう
に、本発明によって得られる炭素質粉末用分散安定剤
は、既存の分散剤に比較して、低添加量で高い分散効果
を示し、且つ分散安定性に優れる。すなわち、容易にス
ラリーの高濃度化が可能となり、発熱量の向上、輸送費
用の低減、及び貯蔵性の改善等の大きなメリットが期待
される。
フロントページの続き (72)発明者 富田 嘉彦 山口県下関市彦島迫町七丁目1番1号 三 井東圧化学株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で示すポリオキシア
    ルキレンモノグリシジルエーテル(A)、及びポリオキ
    シアルキレンモノグリシジルエーテル(A)とホルムア
    ルデヒド共縮合が可能な単量体(B)、及びスルホン基
    を生成する化合物(C)とのホルムアルデヒド共縮合体
    からなる炭素質粉末スラリー用分散安定剤。 一般式(I) ここで、R:炭素数1〜20のアルキル基、フェニ
    ル基 AO、BO:炭素数2〜5のオキシアルキレン基 AO、BOは、ブロック及び/またはランダム m、n:0〜100の整数。但し、100≧m+n≧4
  2. 【請求項2】 ポリオキシアルキレンモノグリシジル
    エーテル(A)とホルムアルデヒド共縮合が可能な単量
    体(B)が、メラミンまたはその誘導体、フェノールま
    たはその誘導体、尿素またはその誘導体、アミノベンゼ
    ンスルホン酸またはその誘導体、またはアルキルアミノ
    ベンゼンスルホン酸またはその誘導体からなる群から選
    ばれた一種または二種以上の化合物からなる請求項1記
    載の炭素質粉末スラリー用分散安定剤。
  3. 【請求項3】 スルホン基を生成する化合物(C)
    が、亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫
    酸ナトリウム、発煙硫酸、二酸化硫黄からなる群から選
    ばれる一種及び二種以上の化合物からなる請求項1記載
    の炭素質粉末スラリー用分散安定剤。
  4. 【請求項4】 メラミンまたはその誘導体が、下記の
    一般式(II)で示す請求項2記載の炭素質粉末スラリ
    ー用分散安定剤。 一般式(II) ここで、X:H、CHOH又はCHSO
    Y Y:アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、
    アミン、置換アミン
  5. 【請求項5】 フェノールまたはその誘導体が、下記
    の一般式(III)で示す請求項2記載の炭素質粉末ス
    ラリー用分散安定剤。 一般式(III) ここで、X:H、CHOH又はCHSOY、ス
    ルホン基、又はそのアルカリ金属、アルカリ土類金属、
    アンモニウム、アミン、置換アミン Y:アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、
    アミン、置換アミン R:H又は炭素数1〜6のアルキル基
  6. 【請求項6】 尿素またはその誘導体が、下記の一般
    式(IV)で示す請求項2記載の炭素質粉末スラリー用
    分散安定剤。 一般式(IV) ここで、X、X:H、CHOH又はCHSO
    Y Y:アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、
    アミン、置換アミン
  7. 【請求項7】 アミノベンゼンスルホン酸またはその
    誘導体、またはアルキルアミノベンゼンスルホン酸また
    はその誘導体が、下記の一般式(V)で示す請求項2記
    載の炭素質粉末スラリー用分散安定剤。 一般式(V) ここで、X:H、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
    アンモニウム、アミン、置換アミン R:H又は炭素数1 〜6のアルキル基
  8. 【請求項8】 ポリオキシアルキレンモノグリシジル
    エーテル(A)とホルムアルデヒド共縮合が可能な単量
    体(B)が、メラミンである請求項2記載の炭素質粉末
    スラリー用分散安定剤。
  9. 【請求項9】 ポリオキシアルキレンモノグリシジル
    エーテル(A)とホルムアルデヒド共縮合が可能な単量
    体(B)が、フェノールである請求項2記載の炭素質粉
    末スラリー用分散安定剤。
  10. 【請求項10】 ポリオキシアルキレンモノグリシジ
    ルエーテル(A)とホルムアルデヒド共縮合が可能な単
    量体(B)が、尿素である請求項2記載の炭素質粉末ス
    ラリー用分散安定剤。
  11. 【請求項11】 ポリオキシアルキレンモノグリシジ
    ルエーテル(A)とホルムアルデヒド共縮合が可能な単
    量体(B)が、スルファニル酸である請求項2記載の炭
    素質粉末スラリー用分散安定剤。
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