JPH10237475A - 脂肪酸金属塩ブロックの製造装置及び脂肪酸金属塩ブロックの製造方法 - Google Patents

脂肪酸金属塩ブロックの製造装置及び脂肪酸金属塩ブロックの製造方法

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JPH10237475A
JPH10237475A JP5706397A JP5706397A JPH10237475A JP H10237475 A JPH10237475 A JP H10237475A JP 5706397 A JP5706397 A JP 5706397A JP 5706397 A JP5706397 A JP 5706397A JP H10237475 A JPH10237475 A JP H10237475A
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JP
Japan
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fatty acid
metal salt
acid metal
mold
cavity
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Application number
JP5706397A
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English (en)
Inventor
Jun Watabe
順 渡部
Hisaaki Oseko
久秋 小瀬古
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はクラックの生じない脂肪酸金属塩ブロ
ックを短時間に製造できる脂肪酸金属塩ブロックの製造
装置及び脂肪酸金属塩ブロックの製造方法を提供する。 【解決手段】脂肪酸金属塩ブロックの製造装置1は、金
型7のキャビティ7aの下側開口を下ピストン9により
閉止した状態で、キャビティ7a内に脂肪酸金属塩6を
注入し、棒ヒーター8により金型7を脂肪酸金属塩6の
融点−30℃以上で融点以下に加熱しつつ、上ピストン
10により脂肪酸金属塩6をプレスする。その後、徐々
に金型7を冷却した後、上ピストン10と下ピストン9
を下方に移動させて、キャビティ7a内の成形品として
の脂肪酸金属塩ブロック13を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造装置及び脂肪酸金属塩ブロックの製造方法に
関し、詳細には、複写機等の事務機やその他の精密機器
等の潤滑、クリーニング助剤として用いられる脂肪酸金
属塩ブロックの製造装置及び脂肪酸金属塩ブロックの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の事務機やその他の精密
機器等においては、その感光体、転写ベルト等の潤滑、
クリーニング助剤として、ステアリン酸亜鉛をはじめと
する脂肪酸金属塩が用いられている。脂肪酸金属塩の塗
布方法としては、ブロック状の脂肪酸金属塩を、ブラシ
等で削り取って、感光体、転写ベルト等に移行させる方
式が、その簡易さと、良好なクリーニング効果を示すこ
とから広く用いられている。
【0003】上記脂肪酸金属塩ブロックの製造方法とし
ては、粉状の脂肪酸金属塩をそのままプレスする方法
と、一旦溶融状態にしてから冷却硬化させる方法と、が
ある。
【0004】粉状の脂肪酸金属塩をそのままプレスする
方法は、成形品が非常に脆く、プレスに使用した金型か
ら脂肪酸金属塩ブロックを取り出す際に割れたり、金型
に付着するという問題がある。また、成形品が割れたり
することなく適切に取り出せたとしても、完成した脂肪
酸金属塩ブロックの成形品は、非常に脆く、実用に耐え
ないという問題がある。
【0005】また、粉状の脂肪酸金属塩(以下、必要に
応じて粉体という。)をそのままプレスする方法におい
ては、粉体のカサ密度がプレスしたブロックと比較し
て、極端に小さいため、粉状の脂肪酸金属塩をプレスす
るのに使用する金型を、脂肪酸金属塩ブロックの成形品
である最終成形品に必要な大きさに比較して、かなり大
きくする必要がある。
【0006】さらに、溶融状態から冷却固化させる方法
では、その固化過程での収縮量が大きいため、固化時に
クラックが生じるおそれがある。
【0007】そこで、従来、溶融状態から冷却固化させ
る方法として、高級脂肪酸金属塩ブロックの製造方法
(特開平7−26728号公報参照)が提案されてい
る。この高級脂肪酸金属塩ブロックの製造方法は、型内
において溶融状態にある高級脂肪酸金属塩を下部から上
部へと順次冷却固化させることを特徴としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の脂肪酸金属塩ブロックの製造方法にあって
は、型内の溶融状態にある高級脂肪酸塩を下部から上部
へと順次冷却固化させていたため、冷却固化時の急激な
収縮を避けるために、非常に長時間をかけて冷却を行う
必要があり、脂肪酸金属塩ブロックの成形サイクルが長
くなり、成形品である脂肪酸金属塩ブロックが高価なも
のとなるという問題があった。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、金型のキ
ャビティ内に注入された脂肪酸金属塩を加熱手段により
所定温度に加熱して、プレス手段により所定圧力でプレ
スした後、金型を所定温度に冷却して、キャビティ内か
ら成形品としての脂肪酸金属塩ブロックを取り出すこと
により、速やかに冷却しても、クラックの生じない脂肪
酸金属塩ブロックを、短時間に製造することのできる脂
肪酸金属塩ブロックの製造装置を提供することを目的と
している。
【0010】請求項2記載の発明は、成形された脂肪酸
金属塩ブロックを取り出すキャビティの取出開口部を閉
止部材により閉止した状態で、キャビティ内に脂肪酸金
属塩を注入し、当該キャビティ内に注入された脂肪酸金
属塩をプレス部材によりプレスし、閉止部材を金型から
離れる方向に移動させつつ、プレス部材を閉止部材方向
に移動させて、キャビティ内の成形品としての脂肪酸金
属塩ブロックを取り出すことにより、簡単な構成で、ク
ラックの生じない脂肪酸金属塩ブロックを、短時間に製
造することのできる脂肪酸金属塩ブロックの製造装置を
提供することを目的としている。
【0011】請求項3記載の発明は、金型を所定温度に
加熱した状態で、キャビティ内に脂肪酸金属塩を注入す
ることにより、短時間にクラックのない脂肪酸金属塩ブ
ロックを製造することのできる脂肪酸金属塩ブロックの
製造装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項4記載の発明は、最終成形品として
の脂肪酸金属塩ブロックを製造するのに必要な量の脂肪
酸金属塩を複数に分割した量だけキャビティ内に注入
し、加熱、プレスを行って、中間成形品としての脂肪酸
金属塩ブロックを成形し、当該成形した中間成形品とし
ての脂肪酸金属塩ブロックと複数に分割した量の脂肪酸
金属塩を金型内に注入し、再度、加熱、プレスを行う処
理を脂肪酸金属塩を分割した数の回数だけ行って、最終
成形品として脂肪酸金属塩ブロックを成形することによ
り、粉状の脂肪酸金属塩を金型内に注入する際にも、金
型をコンパクト化して、金型の加工精度を向上させて、
より一層良好な脂肪酸金属塩ブロックを製造することの
できる脂肪酸金属塩ブロックの製造装置を提供すること
を目的としている。
【0013】請求項5記載の発明は、キャビティ内に、
予めブロック化された脂肪酸金属塩を注入することによ
り、粉状の脂肪酸金属塩をキャビティ内に注入する場合
に比較して、キャビティ内に注入する脂肪酸金属塩のカ
サ密度を小さくし、金型をコンパクト化して、金型の取
り扱い性と加工精度を向上させるとともに、金型への注
入等の脂肪酸金属塩の取り扱を容易なものとし、効率的
に脂肪酸金属塩ブロックを製造することのできる脂肪酸
金属塩ブロックの製造装置を提供することを目的として
いる。
【0014】請求項6記載の発明は、脂肪酸金属塩を、
予め所定温度付近に加熱した状態でキャビティ内に注入
することにより、成形サイクルを短縮させ、より一層短
時間に効率的に脂肪酸金属塩ブロックを製造することの
できる脂肪酸金属塩ブロックの製造装置を提供すること
を目的としている。
【0015】請求項7記載の発明は、金型を、脂肪酸金
属塩の融点−30℃以上の温度に加熱することにより、
脂肪酸金属塩をプレスしたときの凝集力を向上させ、よ
り一層強度が強く、かつ、安定したクラックのない均一
な脂肪酸金属塩ブロックを製造することのできる脂肪酸
金属塩ブロックの製造装置を提供することを目的として
いる。
【0016】請求項8記載の発明は、金型を、熱伝導性
の良好な所定の部材で形成することにより、加熱・冷却
時の金型のキャビティ内の温度分布を均一にし、より一
層均質な脂肪酸金属塩ブロックを製造することのできる
脂肪酸金属塩ブロックの製造装置を提供することを目的
としている。
【0017】請求項9記載の発明は、脂肪酸金属塩のプ
レス時に、少なくともプレス手段と金型のいずれか一方
に所定の振動を付与することにより、キャビティ内の脂
肪酸金属塩の凝集力を向上させ、より一層均一で、強度
の強い脂肪酸金属塩ブロックを製造することのできる脂
肪酸金属塩ブロックの製造装置を提供することを目的と
している。
【0018】請求項10記載の発明は、金型を冷却する
ことなく、成形した脂肪酸金属塩ブロックをキャビティ
内から取り出すことにより、脂肪酸金属塩ブロックを連
続して製造する際に、金型を加熱・冷却させる時間を省
き、成形品の冷却を、脂肪酸金属塩のキャビティへの注
入、プレスの工程と平行して行って、成形サイクルを短
縮し、脂肪酸金属塩ブロックをより一層短時間に製造す
ることのできる脂肪酸金属塩ブロックの製造装置を提供
することを目的としている。
【0019】請求項11記載の発明は、脂肪酸金属塩を
金型のキャビティ内に注入する注入工程と、金型を脂肪
酸金属塩の融点以下の所定の温度に加熱する加熱工程
と、キャビティ内の脂肪酸金属塩を所定のプレス部材に
より所定の圧力でプレスするプレス工程と、金型を所定
温度まで冷却する冷却工程と、キャビティ内から成形品
としての脂肪酸金属塩ブロックを取り出す取出工程と、
を行うことにより、速やかに冷却しても、クラックの生
じない脂肪酸金属塩ブロックを、短時間に製造すること
のできる脂肪酸金属塩ブロックの製造方法を提供するこ
とを目的としている。
【0020】請求項12記載の発明は、加熱工程により
金型を予め所定温度に加熱した状態で、注入工程を行っ
て、キャビティ内に脂肪酸金属塩を注入することによ
り、短時間にクラックのない脂肪酸金属塩ブロックを製
造することのできる脂肪酸金属塩ブロックの製造方法を
提供することを目的としている。
【0021】請求項13記載の発明は、注入工程で、最
終成形品としての脂肪酸金属塩ブロックを製造するのに
必要な量の脂肪酸金属塩を複数に分割した量だけキャビ
ティ内に注入し、その後、加熱工程、プレス工程、冷却
工程及び取出工程を行って、中間成形品としての脂肪酸
金属塩ブロックを成形し、当該成形した中間成形品とし
ての脂肪酸金属塩ブロックと複数に分割した量の脂肪酸
金属塩を注入工程でキャビティ内に注入し、その後、加
熱工程、プレス工程、冷却工程及び取出工程を行い、当
該各工程を脂肪酸金属塩を分割した数の回数だけ行っ
て、最終成形品としての脂肪酸金属塩ブロックを成形す
ることにより、粉状の脂肪酸金属塩を金型内に注入する
際にも、金型をコンパクト化して、金型の加工精度を向
上させて、より一層良好な脂肪酸金属塩ブロックを製造
することのできる脂肪酸金属塩ブロックの製造方法を提
供することを目的としている。
【0022】請求項14記載の発明は、注入工程におい
て、予めブロック化された脂肪酸金属塩をキャビティ内
に注入することにより、粉状の脂肪酸金属塩をキャビテ
ィ内に注入する場合に比較して、キャビティ内に注入す
る脂肪酸金属塩のカサ密度を小さくし、金型をコンパク
ト化して、金型の取り扱い性と加工精度を向上させると
ともに、金型への注入等の脂肪酸金属塩の取り扱を容易
なものとし、効率的に脂肪酸金属塩ブロックを製造する
ことのできる脂肪酸金属塩ブロックの製造方法を提供す
ることを目的としている。
【0023】請求項15記載の発明は、注入工程で、予
め所定温度付近に加熱された脂肪酸金属塩をキャビティ
内に注入することにより、成形サイクルを短縮させ、よ
り一層短時間に効率的に脂肪酸金属塩ブロックを製造す
ることのできる脂肪酸金属塩ブロックの製造方法を提供
することを目的としている。
【0024】請求項16記載の発明は、加熱工程で、金
型を脂肪酸金属塩の融点−30℃以上の温度に加熱する
ことにより、脂肪酸金属塩をプレスしたときの凝集力を
向上させ、より一層強度が強く、かつ、安定したクラッ
クのない均一な脂肪酸金属塩ブロックを製造することの
できる脂肪酸金属塩ブロックの製造方法を提供すること
を目的としている。
【0025】請求項17記載の発明は、金型を、熱伝導
性の良好な所定の部材で形成することにより、加熱・冷
却時の金型のキャビティ内の温度分布を均一にし、より
一層均質な脂肪酸金属塩ブロックを製造することのでき
る脂肪酸金属塩ブロックの製造方法を提供することを目
的としている。
【0026】請求項18記載の発明は、プレス行程にお
いて、少なくともプレス部材と金型のいずれか一方に所
定の振動を付与しつつ、脂肪酸金属塩をプレスすること
により、キャビティ内の脂肪酸金属塩の凝集力を向上さ
せ、より一層均一で、強度の強い脂肪酸金属塩ブロック
を製造することのできる脂肪酸金属塩ブロックの製造方
法を提供することを目的としている。
【0027】請求項19記載の発明は、金型を冷却する
冷却工程を省き、取出工程により脂肪酸金属塩ブロック
を取り出した後、当該脂肪酸金属塩ブロックを冷却する
ブロック冷却工程を行うことにより、金型を加熱・冷却
させる時間を省き、成形品の冷却を、脂肪酸金属塩のキ
ャビティへの注入、プレスの工程と平行して行って、成
形サイクル短縮し、脂肪酸金属塩ブロックをより一層短
時間に製造することのできる脂肪酸金属塩ブロックの製
造方法を提供することを目的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の脂
肪酸金属塩ブロックの製造装置は、脂肪酸金属塩の注入
されるキャビティの形成された金型と、前記金型を前記
脂肪酸金属塩の融点以下の所定温度に加熱する加熱手段
と、前記キャビティ内に注入された前記脂肪酸金属塩を
所定の圧力でプレスするプレス手段と、を備えた脂肪酸
金属塩ブロックの製造装置であって、前記キャビティ内
に注入された前記脂肪酸金属塩を前記加熱手段により前
記所定温度に加熱して、前記プレス手段により所定圧力
でプレスした後、前記金型を所定温度に冷却して、前記
キャビティ内から成形品としての脂肪酸金属塩ブロック
を取り出すことにより、上記目的を達成している。
【0029】上記構成によれば、金型のキャビティ内に
注入された脂肪酸金属塩を加熱手段により所定温度に加
熱して、プレス手段により所定圧力でプレスした後、金
型を所定温度に冷却して、キャビティ内から成形品とし
ての脂肪酸金属塩ブロックを取り出すので、速やかに冷
却しても、クラックの生じない脂肪酸金属塩ブロック
を、短時間に製造することができる。
【0030】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記脂肪酸金属塩ブロックの製造装置は、前記金
型の前記キャビティが、前記脂肪酸金属塩の注入される
注入開口部と前記成形された脂肪酸金属塩ブロックを取
り出す取出開口部を有した筒状に形成され、前記プレス
手段が、前記注入開口部から前記キャビティ内に進入し
て前記脂肪酸金属塩をプレスするプレス部材と、前記取
出開口部を閉止する閉止部材と、を備え、前記閉止部材
により前記キャビティの前記取出開口部を閉止した状態
で、前記脂肪酸金属塩が前記キャビティ内に注入され、
当該キャビティ内に注入された前記脂肪酸金属塩を前記
プレス部材によりプレスし、前記閉止部材を前記金型か
ら離れる方向に移動させつつ、前記プレス部材を前記閉
止部材方向に移動させて、前記キャビティ内の前記成形
品としての脂肪酸金属塩ブロックを取り出すものであっ
てもよい。
【0031】上記構成によれば、成形された脂肪酸金属
塩ブロックを取り出すキャビティの取出開口部を閉止部
材により閉止した状態で、キャビティ内に脂肪酸金属塩
を注入し、当該キャビティ内に注入された脂肪酸金属塩
をプレス部材によりプレスし、閉止部材を金型から離れ
る方向に移動させつつ、プレス部材を閉止部材方向に移
動させて、キャビティ内の成形品としての脂肪酸金属塩
ブロックを取り出すので、簡単な構成で、クラックの生
じない脂肪酸金属塩ブロックを、短時間に製造すること
ができる。
【0032】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記加熱手段により前記金型を前記所定温度に加熱
した状態で、前記金型の前記キャビティ内に前記脂肪酸
金属塩を注入し、前記プレス手段により前記キャビティ
内の前記脂肪酸金属塩をプレスしてもよい。
【0033】上記構成によれば、金型を所定温度に加熱
した状態で、キャビティ内に脂肪酸金属塩を注入するの
で、短時間にクラックのない脂肪酸金属塩ブロックを製
造することができる。
【0034】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、最終成形品としての脂肪酸金属塩ブロックを製造す
るのに必要な量の前記脂肪酸金属塩を複数に分割した量
だけ前記キャビティ内に注入し、前記加熱手段で加熱さ
れた前記キャビティ内の前記脂肪酸金属塩を前記プレス
手段によりプレスして、中間成形品としての脂肪酸金属
塩ブロックを成形し、当該成形した中間成形品としての
脂肪酸金属塩ブロックと前記複数に分割した量の前記脂
肪酸金属塩を前記キャビティ内に注入し、再度、前記加
熱手段による加熱を行いつつ前記プレス手段によるプレ
スを行う処理を前記脂肪酸金属塩を分割した数の回数だ
け行って、前記最終成形品として脂肪酸金属塩ブロック
を成形してもよい。
【0035】上記構成によれば、最終成形品としての脂
肪酸金属塩ブロックを製造するのに必要な量の脂肪酸金
属塩を複数に分割した量だけキャビティ内に注入し、加
熱、プレスを行って、中間成形品としての脂肪酸金属塩
ブロックを成形し、当該成形した中間成形品としての脂
肪酸金属塩ブロックと複数に分割した量の脂肪酸金属塩
を金型内に注入し、再度、加熱、プレスを行う処理を脂
肪酸金属塩を分割した数の回数だけ行って、最終成形品
として脂肪酸金属塩ブロックを成形するので、粉状の脂
肪酸金属塩を金型内に注入する際にも、金型をコンパク
ト化することができるとともに、金型の加工精度を向上
させることができ、より一層良好な脂肪酸金属塩ブロッ
クを製造することができる。
【0036】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記キャビティ内に、予めブロック化された脂肪酸
金属塩を注入してもよい。
【0037】上記構成によれば、キャビティ内に、予め
ブロック化された脂肪酸金属塩を注入するので、粉状の
脂肪酸金属塩をキャビティ内に注入する場合に比較し
て、キャビティ内に注入する脂肪酸金属塩のカサ密度を
小さくすることができ、金型をコンパクト化して、金型
の取り扱い性と加工精度を向上させることができるとと
もに、金型への注入等の脂肪酸金属塩の取り扱を容易な
ものとすることができ、効率的に脂肪酸金属塩ブロック
を製造することができる。
【0038】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記脂肪酸金属塩を、予め前記所定温度付近に加熱
した状態で前記キャビティ内に注入するものであっても
よい。
【0039】上記構成によれば、脂肪酸金属塩を、予め
所定温度付近に加熱した状態でキャビティ内に注入する
ので、成形サイクルを短縮させることができ、より一層
短時間に効率的に脂肪酸金属塩ブロックを製造すること
ができる。
【0040】また、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記加熱手段は、前記金型を前記脂肪酸金属塩の融
点−30℃以上の温度に加熱するものであってもよい。
【0041】上記構成によれば、金型を、脂肪酸金属塩
の融点−30℃以上の温度に加熱するので、脂肪酸金属
塩をプレスしたときの凝集力を向上させることができ、
より一層強度が強く、かつ、安定したクラックのない均
一な脂肪酸金属塩ブロックを製造することができる。
【0042】さらに、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記金型は、熱伝導性の良好な所定の部材で形成さ
れていてもよい。
【0043】上記構成によれば、金型を、熱伝導性の良
好な所定の部材で形成しているので、加熱・冷却時の金
型のキャビティ内の温度分布を均一にすることができ、
より一層均質な脂肪酸金属塩ブロックを製造することが
できる。
【0044】また、例えば、請求項9に記載するよう
に、前記脂肪酸金属塩ブロックの製造装置は、少なくと
も前記プレス手段と前記金型のいずれか一方に所定の振
動を付与する振動手段を、さらに備え、前記プレス手段
による前記脂肪酸金属塩のプレス時に、前記振動手段に
より少なくとも前記プレス手段と前記金型のいずれか一
方に所定の振動を付与するものであってもよい。
【0045】上記構成によれば、脂肪酸金属塩のプレス
時に、少なくともプレス手段と金型のいずれか一方に所
定の振動を付与するので、キャビティ内の脂肪酸金属塩
の凝集力を向上させることができ、より一層均一で、強
度の強い脂肪酸金属塩ブロックを製造することができ
る。
【0046】さらに、例えば、請求項10に記載するよ
うに、前記脂肪酸金属塩ブロックの製造装置は、前記金
型を冷却することなく、前記成形された脂肪酸金属塩ブ
ロックを前記キャビティ内から取り出すものであっても
よい。
【0047】上記構成によれば、金型を冷却することな
く、成形した脂肪酸金属塩ブロックをキャビティ内から
取り出すので、脂肪酸金属塩ブロックを連続して製造す
る際に、金型を加熱・冷却させる時間を省くことがで
き、成形品の冷却を、脂肪酸金属塩のキャビティへの注
入、プレスの工程と平行して行うことができる。したが
って、成形サイクルを短縮することができ、脂肪酸金属
塩ブロックをより一層短時間に製造することができる。
【0048】請求項11記載の発明の脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造方法は、脂肪酸金属塩を金型のキャビティ内
に注入する注入工程と、前記金型を前記脂肪酸金属塩の
融点以下の所定の温度に加熱する加熱工程と、前記キャ
ビティ内の前記脂肪酸金属塩を所定のプレス部材により
所定の圧力でプレスするプレス工程と、前記金型を所定
温度まで冷却する冷却工程と、前記キャビティ内から成
形品としての脂肪酸金属塩ブロックを取り出す取出工程
と、を行うことにより、上記目的を達成している。
【0049】上記構成によれば、脂肪酸金属塩を金型の
キャビティ内に注入する注入工程と、金型を脂肪酸金属
塩の融点以下の所定の温度に加熱する加熱工程と、キャ
ビティ内の脂肪酸金属塩を所定のプレス部材により所定
の圧力でプレスするプレス工程と、金型を所定温度まで
冷却する冷却工程と、キャビティ内から成形品としての
脂肪酸金属塩ブロックを取り出す取出工程と、を行うの
で、速やかに冷却しても、クラックの生じない脂肪酸金
属塩ブロックを、短時間に製造することができる。
【0050】この場合、例えば、請求項12に記載する
ように、前記加熱工程により前記金型を予め前記所定温
度に加熱した状態で、前記注入工程を行って、前記キャ
ビティ内に前記脂肪酸金属塩を注入してもよい。
【0051】上記構成によれば、加熱工程により金型を
予め所定温度に加熱した状態で、注入工程を行って、キ
ャビティ内に脂肪酸金属塩を注入しているので、短時間
にクラックのない脂肪酸金属塩ブロックを製造すること
ができる。
【0052】また、例えば、請求項13に記載するよう
に、前記注入工程で、最終成形品としての脂肪酸金属塩
ブロックを製造するのに必要な量の前記脂肪酸金属塩を
複数に分割した量だけ前記キャビティ内に注入し、その
後、前記加熱工程、前記プレス工程、前記冷却工程及び
前記取出工程を行って、中間成形品としての脂肪酸金属
塩ブロックを成形し、当該成形した中間成形品としての
脂肪酸金属塩ブロックと前記複数に分割した量の前記脂
肪酸金属塩を前記注入工程で前記キャビティ内に注入
し、その後、前記加熱工程、前記プレス工程、前記冷却
工程及び前記取出工程を行い、当該各工程を前記脂肪酸
金属塩を分割した数の回数だけ行って、前記最終成形品
としての脂肪酸金属塩ブロックを成形してもよい。
【0053】上記構成によれば、注入工程で、最終成形
品としての脂肪酸金属塩ブロックを製造するのに必要な
量の脂肪酸金属塩を複数に分割した量だけキャビティ内
に注入し、その後、加熱工程、プレス工程、冷却工程及
び取出工程を行って、中間成形品としての脂肪酸金属塩
ブロックを成形し、当該成形した中間成形品としての脂
肪酸金属塩ブロックと複数に分割した量の脂肪酸金属塩
を注入工程でキャビティ内に注入し、その後、加熱工
程、プレス工程、冷却工程及び取出工程を行い、当該各
工程を脂肪酸金属塩を分割した数の回数だけ行って、最
終成形品としての脂肪酸金属塩ブロックを成形している
ので、粉状の脂肪酸金属塩を金型内に注入する際にも、
金型をコンパクト化して、金型の加工精度を向上させる
ことができ、より一層良好な脂肪酸金属塩ブロックを製
造することができる。
【0054】さらに、例えば、請求項14に記載するよ
うに、前記注入工程において、予めブロック化された脂
肪酸金属塩を前記キャビティ内に注入してもよい。
【0055】上記構成によれば、注入工程において、予
めブロック化された脂肪酸金属塩をキャビティ内に注入
しているので、粉状の脂肪酸金属塩をキャビティ内に注
入する場合に比較して、キャビティ内に注入する脂肪酸
金属塩のカサ密度を小さくすることができ、金型をコン
パクト化して、金型の取り扱い性と加工精度を向上させ
ることができるとともに、金型への注入等の脂肪酸金属
塩の取り扱を容易なものとすることができる。したがっ
て、効率的に脂肪酸金属塩ブロックを製造することがで
きる。
【0056】また、例えば、請求項15に記載するよう
に、前記注入工程で、予め前記所定温度付近に加熱され
た前記脂肪酸金属塩を前記キャビティ内に注入してもよ
い。
【0057】上記構成によれば、注入工程で、予め所定
温度付近に加熱された脂肪酸金属塩をキャビティ内に注
入しているので、成形サイクルを短縮させることがで
き、より一層短時間に効率的に脂肪酸金属塩ブロックを
製造することができる。
【0058】さらに、例えば、請求項16に記載するよ
うに、前記加熱工程において、前記金型を前記脂肪酸金
属塩の融点−30℃以上の温度に加熱してもよい。
【0059】上記構成によれば、加熱工程で、金型を脂
肪酸金属塩の融点−30℃以上の温度に加熱しているの
で、脂肪酸金属塩をプレスしたときの凝集力を向上させ
ることができ、より一層強度が強く、かつ、安定したク
ラックのない均一な脂肪酸金属塩ブロックを製造するこ
とができる。
【0060】また、例えば、請求項17に記載するよう
に、前記金型は、熱伝導性の良好な所定の部材で形成さ
れていてもよい。
【0061】上記構成によれば、金型を、熱伝導性の良
好な所定の部材で形成しているので、加熱・冷却時の金
型のキャビティ内の温度分布を均一にすることができ、
より一層均質な脂肪酸金属塩ブロックを製造することが
できる。
【0062】さらに、例えば、請求項18に記載するよ
うに、前記プレス行程において、少なくとも前記プレス
部材と前記金型のいずれか一方に所定の振動を付与しつ
つ、前記脂肪酸金属塩をプレスしてもよい。
【0063】上記構成によれば、プレス行程において、
少なくともプレス部材と金型のいずれか一方に所定の振
動を付与しつつ、脂肪酸金属塩をプレスしているので、
キャビティ内の脂肪酸金属塩の凝集力を向上させること
ができ、より一層均一で、強度の強い脂肪酸金属塩ブロ
ックを製造することができる。
【0064】また、例えば、請求項19に記載するよう
に、前記金型を冷却する前記冷却工程を省き、前記プレ
ス工程で形成した前記脂肪酸金属塩ブロックを前記取出
工程により取り出し、その後、当該取り出した脂肪酸金
属塩ブロックを冷却するブロック冷却工程を行ってもよ
い。
【0065】上記構成によれば、金型を冷却する冷却工
程を省き、取出工程により脂肪酸金属塩ブロックを取り
出した後、当該脂肪酸金属塩ブロックを冷却するブロッ
ク冷却工程を行うので、金型を加熱・冷却させる時間を
省くことができ、成形品の冷却を、脂肪酸金属塩のキャ
ビティへの注入、プレスの工程と平行して行うことがで
きる。したがって、成形サイクル短縮することができ、
脂肪酸金属塩ブロックをより一層短時間に製造すること
ができる。
【0066】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0067】図1〜図4は、本発明の脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造装置及び脂肪酸金属塩ブロックの製造方法の
一実施の形態を示す図である。図1〜図4は、本発明の
脂肪酸金属塩ブロックの製造装置及び脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造方法の一実施の形態を適用した脂肪酸金属塩
ブロックの製造装置1の正面断面図である。
【0068】図1において、製造装置1は、垂直に配設
された支柱2と、支柱2に配設された3つのダイプレー
ト3、4、5と、を備えており、3つのダイプレート
3、4、5は、それぞれ平行に配設されている。
【0069】中央のダイプレート4は、支柱2に固定さ
れており、中央のダイプレート4の上下に配設された2
つのダイプレート3、5は、支柱2に沿って上下方向に
移動可能に配設されている。
【0070】中央のダイプレート4には、粉状の脂肪酸
金属塩6の注入される金型7が固定されており、金型7
には、温度制御用の棒ヒーター8が埋め込まれている。
金型7は、筒状に形成されており、内部に上下の開口し
たキャビティ7aが形成されている。この金型7は、ア
ルミ合金あるいは銅合金等の熱伝導率の良好な材料で形
成されている。
【0071】下側のダイプレート3には、金型7のキャ
ビティ7aの下側開口(取出開口部)を閉止する下ピス
トン(閉止部材)9が取り付けられており、上側のダイ
プレート5には、金型7のキャビティ7aの上側開口
(注入開口部)からキャビティ7a内に進入する突起部
の形成された上ピストン(プレス部材)10が取り付け
られている。そして、中央のダイプレート4には、下ピ
ストン9の進入可能な孔11が形成されており、下側の
ダイプレート3が中央のダイプレート4方向に移動し
て、ダイプレート3に配設された下ピストン9が孔11
に進入して、金型7の下側開口を閉止する。上記下ピス
トン9と上ピストン10は、プレス手段として機能す
る。
【0072】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、製造装置1は、図1に示すように、下側のダイプレ
ート3を中央のダイプレート4方向に移動して、ダイプ
レート3に配設された下ピストン9を孔11内に進入さ
せ、金型7のキャビティ7aの下側開口を閉止する。こ
の状態で、ホース12等を通して、粉状の脂肪酸金属塩
6を金型7のキャビティ7a内に注入する注入工程を行
い、図2に示すように、金型7内に埋め込まれた棒ヒー
ター8に通電して、棒ヒーター8により当該脂肪酸金属
塩6の融点以下の所定温度、例えば、融点−30℃(す
なわち、脂肪酸金属塩6の融点と融点−30℃の間の所
定温度)に加熱する加熱工程を行う。
【0073】この場合、金型7を予め脂肪酸金属塩6の
融点以下の所定温度に加熱しておき、金型7が当該温度
に加熱された状態で、脂肪酸金属塩6を金型7内に注入
するようにすると、金型7内に脂肪酸金属塩6を所定量
注入した後、あるいは、注入しながら金型7を加熱する
場合に比較して、脂肪酸金属塩ブロック13(図4参
照)の成形サイクルを短縮させることができる。
【0074】また、脂肪酸金属塩6を、予め上記所定温
度付近に加熱した状態でキャビティ7a内に注入しても
よく、このようにすると、成形サイクルを短縮させるこ
とができ、より一層短時間に、かつ、効率的に脂肪酸金
属塩ブロック13を製造することができる。
【0075】このようにして最終作製品である脂肪酸金
属塩ブロック13(図4参照)を作製するのに必要な所
定量の粉状の脂肪酸金属塩6を金型7内に注入すると、
図2に示すように、下側のダイプレート3を固定したま
ま、すなわち、キャビティ7aの下側開口を下ピストン
9で閉止させた状態のまま、図2に矢印で示すように、
上方のダイプレート5を下方に移動させ、上ピストン1
0により金型7内の粉状の脂肪酸金属塩6を所定の圧力
で押圧する。さらに、図3に示すように、ダイプレート
5を下方に移動させて、上ピストン10により金型7内
の脂肪酸金属塩6を押圧し、脂肪酸金属塩ブロック13
を作成するプレス工程を行う。なお、図3の段階では、
上下のダイプレート3、5を動かして、上下両方向から
金型7内の脂肪酸金属塩6を押圧してもよい。
【0076】この場合、脂肪酸金属塩6をプレスする
際、少なくとも上ピストン10、下ピストン9、あるい
は、金型7のいずれかに所定の振動を付与しながら上ピ
ストン10によりプレスするようにしてもよい。このよ
うにすると、キャビティ7a内の脂肪酸金属塩6の凝集
力を向上させることができ、より一層均一で、強度の強
い脂肪酸金属塩ブロック13を製造することができる。
この振動を付与する振動手段としては、上ピストン10
と下ピストン9の少なくとも一方自体を上下方向に微小
振動させるものであってもよいし、上ピストン10、下
ピストン9及び金型7に微小振動を付与する振動子等で
あってもよい。
【0077】その後、棒ヒーター8への通電量を制御し
て、徐々に室温まで冷却する冷却工程を行い、金型7内
の脂肪酸金属塩ブロック13を固化させた後、図4に示
すように、上方のダイプレート5と下方のダイプレート
3を同期させて下方に移動させ、作製された脂肪酸金属
塩ブロック13を金型7から取り出す取出工程を行う。
【0078】このとき、棒ヒーター8への通電を制御し
て金型7を室温まで冷却するのに、極端に徐冷をする必
要性はなく、例えば、冷却速度3℃/minで冷却する
ことができる。すなわち、上記金型7に粉状の脂肪酸金
属塩6として、脂肪酸金属塩の1つであるステアリン酸
亜鉛を注入して、上記方法により成形を行って、冷却速
度3℃/minで室温まで冷却し、成形品を取り出した
ところ、クラックのない実用にたえるステアリン酸亜鉛
のブロックを作製することができた。この作製方法によ
る成形サイクルは、30分以下であった。
【0079】また、金型7を冷却することなく、成形し
た脂肪酸金属塩ブロック13をキャビティ7a内から取
り出してもよい。この場合、成形品である脂肪酸金属塩
ブロック13の冷却を、脂肪酸金属塩6のキャビティ7
aへの注入、プレスと平行して行う。このようにする
と、脂肪酸金属塩ブロック13を連続して製造する際
に、金型7を加熱・冷却させる時間を省くことができ、
成形サイクルを短縮することができる。したがって、脂
肪酸金属塩ブロック13をより一層短時間に製造するこ
とができる。
【0080】このように、本実施の形態によれば、金型
7のキャビティ7a内に注入された脂肪酸金属塩6を棒
ヒーター8により所定温度に加熱して、上ピストン10
により所定圧力でプレスした後、金型7を所定温度に冷
却して、キャビティ7a内から成形品としての脂肪酸金
属塩ブロック13を取り出しているので、速やかに冷却
しても、クラックの生じない脂肪酸金属塩ブロック13
を、短時間に製造することができる。
【0081】また、成形された脂肪酸金属塩ブロック1
3を取り出すキャビティ7aの下側開口を下ピストン9
により閉止した状態で、キャビティ7a内に脂肪酸金属
塩6を注入し、当該キャビティ7a内に注入された脂肪
酸金属塩6を上ピストン10によりプレスし、下ピスト
ン9を金型7から離れる方向に移動させつつ、上ピスト
ン10を下ピストン9方向に移動させて、キャビティ7
a内の成形品としての脂肪酸金属塩ブロック13を取り
出しているので、簡単な構成で、クラックの生じない脂
肪酸金属塩ブロック13を、短時間に製造することがで
きる。
【0082】さらに、金型7を、脂肪酸金属塩6の融点
−30℃以上の温度に加熱しているので、脂肪酸金属塩
6をプレスしたときの凝集力を向上させることができ、
より一層強度が強く、かつ、安定したクラックのない均
一な脂肪酸金属塩ブロック13を製造することができ
る。
【0083】また、金型7を、熱伝導性の良好な所定の
部材、例えば、アルミ合金あるいは銅合金等で形成して
いるので、加熱・冷却時の金型7のキャビティ7a内の
温度分布を均一にすることができ、より一層均質な脂肪
酸金属塩ブロック13を製造することができる。
【0084】なお、上記実施の形態においては、金型7
を脂肪酸金属塩6の融点以下の所定温度に加熱し、当該
所定温度に保持したまま、金型7のキャビティ7a内に
粉状の脂肪酸金属塩6を注入してプレスを行い、室温ま
で徐々に冷却した後、作製された脂肪酸金属塩ブロック
13を取り出しているが、成形品である脂肪酸金属塩ブ
ロック13の取り出しタイミングは、上記のタイミング
に限るものではなく、例えば、金型7の冷却を行うこと
なく、プレスされて作製された成形品の脂肪酸金属塩ブ
ロック13を取り出し、その後、成形品を冷却するブロ
ック冷却工程を行ってもよい。この場合にも、実験を行
ったところ、クラックのない実用に耐えうる脂肪酸金属
塩ブロック13を作製することができた。
【0085】このように脂肪酸金属塩ブロック13を金
型7から取り出した後、冷却するようにすると、繰り返
して脂肪酸金属塩ブロック13を作製する場合に、金型
7の加熱と冷却を繰り返し行う必要がなく、さらに作製
された脂肪酸金属塩ブロック13の冷却を、粉末の脂肪
酸金属塩6の金型7への注入工程及びプレス工程と平行
して行うことができ、脂肪酸金属塩ブロック13の成形
サイクルを短縮することができる。
【0086】また、上記実施の形態においては、最終成
形品である脂肪酸金属塩ブロック13を成形するのに必
要な量の脂肪酸金属塩6を、1度に金型7に注入してい
るが、複数回に分けて、脂肪酸金属塩6の注入工程とプ
レス工程を行うようにしてもよい。すなわち、粉状の脂
肪酸金属塩6は、プレスしてブロック状としたときと比
較して、カサ密度が非常に大きいため、最終成形品の脂
肪酸金属塩ブロック13に必要な粉状の脂肪酸金属塩6
を1度に金型7内に注入すると、かなり大きな金型7が
必要となる。そこで、最終成形品の脂肪酸金属塩ブロッ
ク13を作製するのに必要な粉状の脂肪酸金属塩6を、
少なくとも2回以上に分けて、金型7への注入し、上記
注入工程及びプレス工程を繰り返し行ってもよい。すな
わち、最終成形品の脂肪酸金属塩ブロック13を作製す
るのに必要な紛状の脂肪酸金属塩6を、複数回分に分け
て、上記図1から図4に示す金型7内への注入工程とプ
レス工程を行い、図5に示すように、取り出した中間成
形品ブロック14を、再度、キャビティ7a内に挿入し
た後、複数回分に分けた脂肪酸金属塩6を注入し、同様
の工程を繰り返し行うことにより、最終成形品の脂肪酸
金属塩ブロック13を作製する。
【0087】このようにすると、前記カサ密度の差がな
くなるため、金型7をコンパクト化することができ、金
型7の取り扱いが容易となるとともに、金型7の加工精
度を向上させることができる。また、1度に全ての脂肪
酸金属塩6をキャビティ7a内に注入する場合に比較し
て、注入する脂肪酸金属塩6の計量の調整を容易に行う
ことができ、安定して脂肪酸金属塩ブロック13を作製
することができる。
【0088】さらに、上記実施の形態においては、金型
7に粉状の脂肪酸金属塩6を注入しているが、これに限
るものではなく、例えば、予め粉状の脂肪酸金属塩から
略最終形状の成形品、すなわち、予めブロック化された
脂肪酸金属塩を作製しておき、それを金型7に挿入し、
プレスするようにしてもよい。このようにすると、粉状
の脂肪酸金属塩6を金型7に注入する場合に比較して、
カサ密度が非常に小さいため、金型7を小型化すること
ができるとともに、金型7のキャビティ7aへバルク状
の脂肪酸金属塩を注入することができ、粉状の脂肪酸金
属塩6を注入する場合よりも、金型7への注入等の取り
扱いを容易なものとすることができる。なお、この略最
終形状の成形品の作製においては、その後に、金型7で
プレスを行うので、強度やクラックの有無が要求され
ず、室温のままプレスして得たものを使用してもよい。
また、略最終形状の成形品を得るための金型は、最終的
に求められる形状を作製する金型7と同じものを使用し
てもよい。
【0089】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0090】
【発明の効果】請求項1記載の発明の脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造装置によれば、金型のキャビティ内に注入さ
れた脂肪酸金属塩を加熱手段により所定温度に加熱し
て、プレス手段により所定圧力でプレスした後、金型を
所定温度に冷却して、キャビティ内から成形品としての
脂肪酸金属塩ブロックを取り出すので、速やかに冷却し
ても、クラックの生じない脂肪酸金属塩ブロックを、短
時間に製造することができる。
【0091】請求項2記載の発明の脂肪酸金属塩ブロッ
クの製造装置によれば、成形された脂肪酸金属塩ブロッ
クを取り出すキャビティの取出開口部を閉止部材により
閉止した状態で、キャビティ内に脂肪酸金属塩を注入
し、当該キャビティ内に注入された脂肪酸金属塩をプレ
ス部材によりプレスし、閉止部材を金型から離れる方向
に移動させつつ、プレス部材を閉止部材方向に移動させ
て、キャビティ内の成形品としての脂肪酸金属塩ブロッ
クを取り出すので、簡単な構成で、クラックの生じない
脂肪酸金属塩ブロックを、短時間に製造することができ
る。
【0092】請求項3記載の発明の脂肪酸金属塩ブロッ
クの製造装置によれば、金型を所定温度に加熱した状態
で、キャビティ内に脂肪酸金属塩を注入するので、短時
間にクラックのない脂肪酸金属塩ブロックを製造するこ
とができる。
【0093】請求項4記載の発明の脂肪酸金属塩ブロッ
クの製造装置によれば、最終成形品としての脂肪酸金属
塩ブロックを製造するのに必要な量の脂肪酸金属塩を複
数に分割した量だけキャビティ内に注入し、加熱、プレ
スを行って、中間成形品としての脂肪酸金属塩ブロック
を成形し、当該成形した中間成形品としての脂肪酸金属
塩ブロックと複数に分割した量の脂肪酸金属塩を金型内
に注入し、再度、加熱、プレスを行う処理を脂肪酸金属
塩を分割した数の回数だけ行って、最終成形品として脂
肪酸金属塩ブロックを成形するので、粉状の脂肪酸金属
塩を金型内に注入する際にも、金型をコンパクト化する
ことができるとともに、金型の加工精度を向上させるこ
とができ、より一層良好な脂肪酸金属塩ブロックを製造
することができる。
【0094】請求項5記載の発明の脂肪酸金属塩ブロッ
クの製造装置によれば、キャビティ内に、予めブロック
化された脂肪酸金属塩を注入するので、粉状の脂肪酸金
属塩をキャビティ内に注入する場合に比較して、キャビ
ティ内に注入する脂肪酸金属塩のカサ密度を小さくする
ことができ、金型をコンパクト化して、金型の取り扱い
性と加工精度を向上させることができるとともに、金型
への注入等の脂肪酸金属塩の取り扱を容易なものとする
ことができ、効率的に脂肪酸金属塩ブロックを製造する
ことができる。
【0095】請求項6記載の発明の脂肪酸金属塩ブロッ
クの製造装置によれば、脂肪酸金属塩を、予め所定温度
付近に加熱した状態でキャビティ内に注入するので、成
形サイクルを短縮させることができ、より一層短時間に
効率的に脂肪酸金属塩ブロックを製造することができ
る。
【0096】請求項7記載の発明の脂肪酸金属塩ブロッ
クの製造装置によれば、金型を、脂肪酸金属塩の融点−
30℃以上の温度に加熱するので、脂肪酸金属塩をプレ
スしたときの凝集力を向上させることができ、より一層
強度が強く、かつ、安定したクラックのない均一な脂肪
酸金属塩ブロックを製造することができる。
【0097】請求項8記載の発明の脂肪酸金属塩ブロッ
クの製造装置によれば、金型を、熱伝導性の良好な所定
の部材で形成しているので、加熱・冷却時の金型のキャ
ビティ内の温度分布を均一にすることができ、より一層
均質な脂肪酸金属塩ブロックを製造することができる。
【0098】請求項9記載の発明の脂肪酸金属塩ブロッ
クの製造装置によれば、脂肪酸金属塩のプレス時に、少
なくともプレス手段と金型のいずれか一方に所定の振動
を付与しているので、キャビティ内の脂肪酸金属塩の凝
集力を向上させることができ、より一層均一で、かつ、
強度の強い脂肪酸金属塩ブロックを製造することができ
る。
【0099】請求項10記載の発明の脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造装置によれば、金型を冷却することなく、成
形した脂肪酸金属塩ブロックをキャビティ内から取り出
しているので、脂肪酸金属塩ブロックを連続して製造す
る際に、金型を加熱・冷却させる時間を省くことがで
き、成形品の冷却を、脂肪酸金属塩のキャビティへの注
入、プレスの工程と平行して行うことができる。したが
って、成形サイクルを短縮することができ、脂肪酸金属
塩ブロックをより一層短時間に製造することができる。
【0100】請求項11記載の発明の脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造方法によれば、脂肪酸金属塩を金型のキャビ
ティ内に注入する注入工程と、金型を脂肪酸金属塩の融
点以下の所定の温度に加熱する加熱工程と、キャビティ
内の脂肪酸金属塩を所定のプレス部材により所定の圧力
でプレスするプレス工程と、金型を所定温度まで冷却す
る冷却工程と、キャビティ内から成形品としての脂肪酸
金属塩ブロックを取り出す取出工程と、を行うので、速
やかに冷却しても、クラックの生じない脂肪酸金属塩ブ
ロックを、短時間に製造することができる。
【0101】請求項12記載の発明の脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造方法によれば、加熱工程により金型を予め所
定温度に加熱した状態で、注入工程を行って、キャビテ
ィ内に脂肪酸金属塩を注入しているので、短時間にクラ
ックのない脂肪酸金属塩ブロックを製造することができ
る。
【0102】請求項13記載の発明の脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造方法によれば、注入工程で、最終成形品とし
ての脂肪酸金属塩ブロックを製造するのに必要な量の脂
肪酸金属塩を複数に分割した量だけキャビティ内に注入
し、その後、加熱工程、プレス工程、冷却工程及び取出
工程を行って、中間成形品としての脂肪酸金属塩ブロッ
クを成形し、当該成形した中間成形品としての脂肪酸金
属塩ブロックと複数に分割した量の脂肪酸金属塩を注入
工程でキャビティ内に注入し、その後、加熱工程、プレ
ス工程、冷却工程及び取出工程を行い、当該各工程を脂
肪酸金属塩を分割した数の回数だけ行って、最終成形品
としての脂肪酸金属塩ブロックを成形しているので、粉
状の脂肪酸金属塩を金型内に注入する際にも、金型をコ
ンパクト化して、金型の加工精度を向上させることがで
き、より一層良好な脂肪酸金属塩ブロックを製造するこ
とができる。
【0103】請求項14記載の発明の脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造方法によれば、注入工程において、予めブロ
ック化された脂肪酸金属塩をキャビティ内に注入してい
るので、粉状の脂肪酸金属塩をキャビティ内に注入する
場合に比較して、キャビティ内に注入する脂肪酸金属塩
のカサ密度を小さくすることができ、金型をコンパクト
化して、金型の取り扱い性と加工精度を向上させること
ができるとともに、金型への注入等の脂肪酸金属塩の取
り扱を容易なものとすることができる。したがって、効
率的に脂肪酸金属塩ブロックを製造することができる。
【0104】請求項15記載の発明の脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造方法によれば、注入工程で、予め所定温度付
近に加熱された脂肪酸金属塩をキャビティ内に注入して
いるので、成形サイクルを短縮させることができ、より
一層短時間に効率的に脂肪酸金属塩ブロックを製造する
ことができる。
【0105】請求項16記載の発明の脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造方法によれば、加熱工程で、金型を脂肪酸金
属塩の融点−30℃以上の温度に加熱しているので、脂
肪酸金属塩をプレスしたときの凝集力を向上させること
ができ、より一層強度が強く、かつ、安定したクラック
のない均一な脂肪酸金属塩ブロックを製造することがで
きる。
【0106】請求項17記載の発明の脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造方法によれば、金型を、熱伝導性の良好な所
定の部材で形成しているので、加熱・冷却時の金型のキ
ャビティ内の温度分布を均一にすることができ、より一
層均質な脂肪酸金属塩ブロックを製造することができ
る。
【0107】請求項18記載の発明の脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造方法によれば、プレス行程において、少なく
ともプレス部材と金型のいずれか一方に所定の振動を付
与しつつ、脂肪酸金属塩をプレスしているので、キャビ
ティ内の脂肪酸金属塩の凝集力を向上させることがで
き、より一層均一で、強度の強い脂肪酸金属塩ブロック
を製造することができる。
【0108】請求項19記載の発明の脂肪酸金属塩ブロ
ックの製造方法によれば、金型を冷却する冷却工程を省
き、取出工程により脂肪酸金属塩ブロックを取り出した
後、当該脂肪酸金属塩ブロックを冷却するブロック冷却
工程を行うので、金型を加熱・冷却させる時間を省くこ
とができ、成形品の冷却を、脂肪酸金属塩のキャビティ
への注入、プレスの工程と平行して行うことができる。
したがって、成形サイクル短縮することができ、脂肪酸
金属塩ブロックをより一層短時間に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脂肪酸金属塩ブロックの製造方法の一
実施の形態を適用した脂肪酸金属塩ブロックの製造装置
の正面断面図。
【図2】図1の脂肪酸金属塩ブロックの製造装置の上側
ダイプレートによりプレスを行っている状態の正面断面
図。
【図3】図1の脂肪酸金属塩ブロックの製造装置の上側
ダイプレートによるプレス工程の最終状態を示す正面断
面図。
【図4】図1の脂肪酸金属塩ブロックの製造装置により
成形された脂肪酸金属塩ブロックを取り出している状態
の正面断面図。
【図5】図1の脂肪酸金属塩ブロックの製造装置により
中間成形品を再度金型内に注入している状態の正面断面
図。
【符号の説明】
1 製造装置 2 支柱 3、4、5 ダイプレート 6 脂肪酸金属塩 7 金型 7a キャビティ 8 棒ヒーター 9 下ピストン 10 上ピストン 11 孔 12 ホース 13 脂肪酸金属塩ブロック 14 中間成形品ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10N 50:08 70:00

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂肪酸金属塩の注入されるキャビティの形
    成された金型と、前記金型を前記脂肪酸金属塩の融点以
    下の所定温度に加熱する加熱手段と、前記キャビティ内
    に注入された前記脂肪酸金属塩を所定の圧力でプレスす
    るプレス手段と、を備えた脂肪酸金属塩ブロックの製造
    装置であって、前記キャビティ内に注入された前記脂肪
    酸金属塩を前記加熱手段により前記所定温度に加熱し
    て、前記プレス手段により所定圧力でプレスした後、前
    記金型を所定温度に冷却して、前記キャビティ内から成
    形品としての脂肪酸金属塩ブロックを取り出すことを特
    徴とする脂肪酸金属塩ブロックの製造装置。
  2. 【請求項2】前記脂肪酸金属塩ブロックの製造装置は、
    前記金型の前記キャビティが、前記脂肪酸金属塩の注入
    される注入開口部と前記成形された脂肪酸金属塩ブロッ
    クを取り出す取出開口部を有した筒状に形成され、前記
    プレス手段が、前記注入開口部から前記キャビティ内に
    進入して前記脂肪酸金属塩をプレスするプレス部材と、
    前記取出開口部を閉止する閉止部材と、を備え、前記閉
    止部材により前記キャビティの前記取出開口部を閉止し
    た状態で、前記脂肪酸金属塩が前記キャビティ内に注入
    され、当該キャビティ内に注入された前記脂肪酸金属塩
    を前記プレス部材によりプレスし、前記閉止部材を前記
    金型から離れる方向に移動させつつ、前記プレス部材を
    前記閉止部材方向に移動させて、前記キャビティ内の前
    記成形品としての脂肪酸金属塩ブロックを取り出すこと
    を特徴とする請求項1記載の脂肪酸金属塩ブロックの製
    造装置。
  3. 【請求項3】前記加熱手段により前記金型を前記所定温
    度に加熱した状態で、前記金型の前記キャビティ内に前
    記脂肪酸金属塩を注入し、前記プレス手段により前記キ
    ャビティ内の前記脂肪酸金属塩をプレスすることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の脂肪酸金属塩ブロ
    ックの製造装置。
  4. 【請求項4】最終成形品としての脂肪酸金属塩ブロック
    を製造するのに必要な量の前記脂肪酸金属塩を複数に分
    割した量だけ前記キャビティ内に注入し、前記加熱手段
    で加熱された前記キャビティ内の前記脂肪酸金属塩を前
    記プレス手段によりプレスして、中間成形品としての脂
    肪酸金属塩ブロックを成形し、当該成形した中間成形品
    としての脂肪酸金属塩ブロックと前記複数に分割した量
    の前記脂肪酸金属塩を前記キャビティ内に注入し、再
    度、前記加熱手段による加熱を行いつつ前記プレス手段
    によるプレスを行う処理を前記脂肪酸金属塩を分割した
    数の回数だけ行って、前記最終成形品として脂肪酸金属
    塩ブロックを成形することを特徴とする請求項1から請
    求項3のいずれかに記載の脂肪酸金属塩ブロックの製造
    装置。
  5. 【請求項5】前記キャビティ内に、予めブロック化され
    た脂肪酸金属塩を注入することを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のいずれかに記載の脂肪酸金属塩ブロックの
    製造装置。
  6. 【請求項6】前記脂肪酸金属塩を、予め前記所定温度付
    近に加熱した状態で前記キャビティ内に注入することを
    特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の脂
    肪酸金属塩ブロックの製造装置。
  7. 【請求項7】前記加熱手段は、前記金型を前記脂肪酸金
    属塩の融点−30℃以上の温度に加熱することを特徴と
    する請求項1から請求項6のいずれかに記載の脂肪酸金
    属塩ブロックの製造装置。
  8. 【請求項8】前記金型は、熱伝導性の良好な所定の部材
    で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項
    7のいずれかに記載の脂肪酸金属塩ブロックの製造装
    置。
  9. 【請求項9】前記脂肪酸金属塩ブロックの製造装置は、
    少なくとも前記プレス手段と前記金型のいずれか一方に
    所定の振動を付与する振動手段を、さらに備え、前記プ
    レス手段による前記脂肪酸金属塩のプレス時に、前記振
    動手段により少なくとも前記プレス手段と前記金型のい
    ずれか一方に所定の振動を付与することを特徴とする請
    求項1から請求項8のいずれかに記載の脂肪酸金属塩ブ
    ロックの製造装置。
  10. 【請求項10】前記脂肪酸金属塩ブロックの製造装置
    は、前記金型を冷却することなく、前記成形された脂肪
    酸金属塩ブロックを前記キャビティ内から取り出すこと
    を特徴とする請求項家1から請求項9のいずれかに記載
    の脂肪酸金属塩ブロックの製造装置。
  11. 【請求項11】脂肪酸金属塩を金型のキャビティ内に注
    入する注入工程と、前記金型を前記脂肪酸金属塩の融点
    以下の所定の温度に加熱する加熱工程と、前記キャビテ
    ィ内の前記脂肪酸金属塩を所定のプレス部材により所定
    の圧力でプレスするプレス工程と、前記金型を所定温度
    まで冷却する冷却工程と、前記キャビティ内から成形品
    としての脂肪酸金属塩ブロックを取り出す取出工程と、
    を行うことを特徴とする脂肪酸金属塩ブロックの製造方
    法。
  12. 【請求項12】前記加熱工程により前記金型を予め前記
    所定温度に加熱した状態で、前記注入工程を行って、前
    記キャビティ内に前記脂肪酸金属塩を注入することを特
    徴とする請求項11記載の脂肪酸金属塩ブロックの製造
    方法。
  13. 【請求項13】前記注入工程で、最終成形品としての脂
    肪酸金属塩ブロックを製造するのに必要な量の前記脂肪
    酸金属塩を複数に分割した量だけ前記キャビティ内に注
    入し、その後、前記加熱工程、前記プレス工程、前記冷
    却工程及び前記取出工程を行って、中間成形品としての
    脂肪酸金属塩ブロックを成形し、当該成形した中間成形
    品としての脂肪酸金属塩ブロックと前記複数に分割した
    量の前記脂肪酸金属塩を前記注入工程で前記キャビティ
    内に注入し、その後、前記加熱工程、前記プレス工程、
    前記冷却工程及び前記取出工程を行い、当該各工程を前
    記脂肪酸金属塩を分割した数の回数だけ行って、前記最
    終成形品としての脂肪酸金属塩ブロックを成形すること
    を特徴とする請求項11または請求項12記載の脂肪酸
    金属塩ブロックの製造方法。
  14. 【請求項14】前記注入工程において、予めブロック化
    された脂肪酸金属塩を前記キャビティ内に注入すること
    を特徴とする請求項11から請求項13のいずれかに記
    載の脂肪酸金属塩ブロックの製造方法。
  15. 【請求項15】前記注入工程で、予め前記所定温度付近
    に加熱された前記脂肪酸金属塩を前記キャビティ内に注
    入することを特徴とする請求項11から請求項14のい
    ずれかに記載の脂肪酸金属塩ブロックの製造方法。
  16. 【請求項16】前記加熱工程において、前記金型を前記
    脂肪酸金属塩の融点−30℃以上の温度に加熱すること
    を特徴とする請求項11から請求項15のいずれかに記
    載の脂肪酸金属塩ブロックの製造方法。
  17. 【請求項17】前記金型は、熱伝導性の良好な所定の部
    材で形成されていることを特徴とする請求項11から請
    求項16のいずれかに記載の脂肪酸金属塩ブロックの製
    造方法。
  18. 【請求項18】前記プレス行程において、少なくとも前
    記プレス部材と前記金型のいずれか一方に所定の振動を
    付与しつつ、前記脂肪酸金属塩をプレスすることを特徴
    とする請求項11から請求項17のいずれかに記載の脂
    肪酸金属塩ブロックの製造方法。
  19. 【請求項19】前記金型を冷却する前記冷却工程を省
    き、前記プレス工程で形成した前記脂肪酸金属塩ブロッ
    クを前記取出工程により取り出し、その後、当該取り出
    した脂肪酸金属塩ブロックを冷却するブロック冷却工程
    を行うことを特徴とする請求項家11から請求項18の
    いずれかに記載の脂肪酸金属塩ブロックの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001525880A (ja) * 1997-05-16 2001-12-11 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 洗剤組成物の製造方法
KR20030076140A (ko) * 2002-03-22 2003-09-26 손형철 가압성형기에 이용되는 형틀
KR100615358B1 (ko) 2004-12-03 2006-08-25 미아물산주식회사 식기세척기용 고형세제의 제조방법 및 고형세제
JP2011111391A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Yokoi Seisakusho:Kk 金属石鹸ブロックもしくは金属石鹸バーを製造する方法及びそのための装置

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