JPH1023780A5 - - Google Patents

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JPH1023780A5
JPH1023780A5 JP1996192776A JP19277696A JPH1023780A5 JP H1023780 A5 JPH1023780 A5 JP H1023780A5 JP 1996192776 A JP1996192776 A JP 1996192776A JP 19277696 A JP19277696 A JP 19277696A JP H1023780 A5 JPH1023780 A5 JP H1023780A5
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可変電圧、可変周波数の交流電圧を出力して誘導電動機を可変駆動するPWMインバータによる誘導電動機の制御方法および制御装置に関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、誘導電動機の定格周波数、演算のためのサンプリング時間、3相正弦波を作るテーブルのデータ数に基づいて定格角速度をつくり、この定格角速度と加速時間(減速時間)から加速角速度(減速角速度)を演算し、サンプリング時間毎に加速角速度(減速角速度)を積算して過時角速度をつくり、過時角速度と定格角速度を比較し、過時角速度が定格角速度より小さい(大きい)時は過時角速度を用いて前記電動機を加速(減速)し、過時角速度が定格角速度より大きく(小さく)なった時は定格角速度を用いて定常運転に入るように前記電動機を制御する。
また、瞬時停電時の前記電動機の再投入に際して、前記電動機のトルク成分を検出し、トルク電流成分が同期投入設定電流より大きくなった時点から同期投入モードを選択し、トルク電流成分と同期投入許可電流の偏差が零になるように比例積分制御を行い、補正角速度をつくり、過渡時角速度から補正角速度を減算した値を角速度指令として、前記電動機に加える電圧と周波数を小さくし、トルク電流成分が同期投入許可電流より小さくなったとき、前記電動機を定格角速度まで上昇させる加速モードに移行する。
また、定常運転中に負荷等が大きくなった場合、前記電動機のトルク成分を検出し、トルク電流成分が同期投入設定電流より大きくなった時点から同期投入モードを選択し、トルク電流成分と同期投入許可電流偏差が零になるように比例積分制御を行い、補正角速度をつくり、過渡時角速度から補正角速度を減算した値を角速度指令として、前記電動機に加える電圧と周波数を小さくし、前記電動機電流を減少させる。
また、前記電動機のトルク電流成分が負になり、さらに負の同期投入設定電流より小さくなった回生モードのとき、過渡時角速度に補正角速度を加算した値を角速度指令として、前記電動機に加える電圧と周波数を大きくする。
【0012】
また、図1の同期投入回路14において、同期投入モードの信号すなわち補正角速度ωsuを角速度指令部9に出力したとき、図2の同期投入モード9−12を駆動し、同期投入演算部9−13で(数8)式を用いて過渡時角速度ω trn の演算を行う。この時、角速度演算ω1は加速時に使用した(数)式で演算するので、減少する。詳細は同期投入回路(図7)において説明する。
【数8】
ωtrn=ωtrn(n−1)−ωsu
【0016】
いま、瞬時停電等で電動機がインバータから切り離され、フリーラン状態で回転数が低下したと仮定する。この状態でインバータの角速度指令ω1として定格角速度ωdefを選択▲1▼させる。この時インバータの角速度指令ωdefと電動機5の回転している角速度が▲1▼と▲3▼のようにずれているので、電動機電流Iqfは大きな値となる。その様子を図9により説明する。
(1)電動機がインバータから切り離され、フリーラン状態で回転数が低下したとき、インバータの角速度指令ω1として定格角速度ωdefをセット▲1▼する。
(2)図1の電流変換器11は、電動機電流を回転座標軸d−q軸に変換し、同期投入回路14ではこのトルク電流成分Iqfと励磁電流成分Idfを取り込む。図7において、q軸電流14−1でトルク電流成分Iqfを取り出し、同期投入設定電流Ies14−2とサンプリング時間毎に比較し、トルク電流成分Iqfが同期投入設定電流Iesより大きくなった時点で同期投入モード▲2▼に入る。
(3)同期投入処理部14−5は、後述する比例・積分制御を行い、同期投入処理を行って補正角速度ωsuを出力する。角速度指令部9の同期投入演算部9−13では補正角速度ωsuを受けて、(数8)式を使用し、過渡時角速度ωtrnの演算を行う。比較器9−11は(数6)式を使用して、角速度指令ω1を出力する。このとき角速度指令ω1は同期投入処理部14−5の比例・積分演算に従い、1次遅れの要素を含んで小さくなり、電動機5が回転している角速度に近づく。すなわち、図10の▲2▼に示すように角速度指令ω1は定格角速度ωdefから電動機5の回転子が回転している角速度に高いところから近づいていき、ほぼ一致すると電動機のトルク電流成分Iqfは減少する。比較器14−4はトルク電流成分Iqfと同期投入許可電流Ipeを比較し、トルク電流成分Iqfが同期投入許可電流Ipeより小さくなった時点▲3▼で加速モード▲4▼に切り替える。
(4)同期投入処理▲3▼を終了すると、補正角速度ωsuと同期投入積分項(後述する。)を零にする。この点は、図10に示すように、過時角速度ωtrnは定格角速度ωdefより小さくなっているので、角速度指令部9では加速モード▲4▼に入り、前述したように加速角速度ωaで加速する。
(5)そして、電動機5に与える過渡時角速度ωtrnが定格角速度ωdefまで上昇すると、定常モード▲5▼に入る。
【0021】
以上、本実施形態は、電動機の定格周波数Fdef、演算のためのサンプリング時間Ts、3相正弦波を作るテーブルのデータ数Ntbから定格角速度ωdefをつくり、また、この定格角速度ωdeと要望される加速時間Taから加速角速度ωaを演算し、サンプリング時間毎に加速角速度ωaを積算して過時角速度ωtrnをつくり、定格角速度ωdefと過角速度ωtrnを比較し、過時角速度ωtrnが定格角速度ωdefより小さい時は過時角速度ωtrnを用いて電動機5を加速し、過時角速度ωtrnが定格角速度ωdefより大きくなった時は定格角速度ωdefを用いて定常運転に入るように電動機5を制御する。
ここで、本実施形態は、図4、図7において加速角速度ωaを負の符号−ωaで考えると、減速モードまで拡張して実施できる。
このようにして、本実施形態では、電動機の定格周波数Fdef、演算のためのサンプリング時間Ts、正弦波テーブル数Ntb、加速時間Ta、減速時間−Taを適宜に設定して、定格角速度ωdef、加速角速度ωa及び減速角速度−ωaを演算し、また、加速角速度ωa及び減速角速度−ωaから過時角速度ωtrnをつくるので、電動機5の加速レート、減速レートを自由に設定することが可能となり、電動機の低速時及び無負荷時でも、過励磁にならず、効率よく、スムーズに電動機を加減速することができる。
【0022】
また、本実施形態は、瞬時停電時の再投入に関して、電動機のトルク成分Iqfを検出し、トルク電流成分Iqfが同期投入設定電流Iesより大きくなった時点から同期投入モードに入れ、トルク電流成分Iqfと同期投入許可電流Ipeの偏差が零になるように比例積分制御を行い、補正角速度ωsuをつくり、過渡時角速度の値を減算することにより、電動機に加える電圧と周波数を小さくする。すなわち、同期投入処理部14−5の比例・積分定数に従い、1次遅れ効果で角速度指令ω1を減少させ、素早く角速度指令ω1を電動機の回転子が回転している角速度に近け、指令角速度が電動機の回転子の回転している角速度に近くと、トルク電流成分Iqfが同期投入許可電流Ipeより小さくなり、その点で電動機を定格角速度ωdefまで上昇させる加速モードに移行する。
このようにして、本実施形態では、瞬時停電時に電動機を再起動するとき、制御装置が指令する角速度を迅速に電動機が回転している角速度に一致させるので、スムーズに同期投入が可能となり、過電流を防止することができる。その後、規定の加速角速度で電動機を加速し、定常運転に復帰させる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電動機の定格周波数、演算のためのサンプリング時間、正弦波テーブル数、加速時間、減速時間を適宜に設定して、定格角速度、加速角速度及び減速角速度を演算し、また、加速角速度及び減速角速度から過時角速度をつくることによって、電動機の加速レート、減速レートを自由に設定でき、電動機の低速時及び無負荷時でも、過励磁にならず、効率よく、スムーズに電動機を加減速することが可能になる。
また、瞬時停電時に電動機を再起動するとき、制御装置が指令する角速度を迅速に電動機が回転している角速度に一致させるので、スムーズに同期投入が可能となり、過電流を防止することができ、その後、電動機を加速し、定常運転に復帰させることができる。
また、電動機の定常運転時に、トルク電流成分が同期投入設定電流より大きくなった時点から同期投入モードに入り、同期投入回路と角速度指令部によって電動機の周波数と電圧を低下させ、電動機電流を減少させ、これは、電流リミッタの役割をはたし、過電流を防止し、インバータ装置のトリップを防止することができる。
また、同期投入回路と角速度指令部において、電動機のトルク電流成分の符号が負の場合は回生モードとなり、角速度指令を上昇させて電流を抑制すること、すなわち、過渡時角速度に補正角速度を加えて電動機の周波数と電圧を上げることによって、回生モードにおける過電流を防止し、インバータ装置のトリップを防止することができる。

Claims (9)

  1. 可変電圧、可変周波数の交流電圧を出力するPWMインバータによって誘導電動機を駆動する誘導電動機の制御方法であって、
    前記電動機の定格周波数、演算のためのサンプリング時間、3相正弦波を作るテーブルのデータ数に基づいて定格角速度をつくり、この定格角速度と加速時間あるいは減速時間から加速角速度あるいは減速角速度演算し、前記サンプリング時間毎に加速角速度あるいは減速角速度積算して過時角速度をつくり、この過時角速度を角速度指令として前記電動機を加速あるいは減速することを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  2. 請求項1において、
    時角速度を定格角速度と比較し、
    時角速度が定格角速度より小さい時は過時角速度を用いて前記電動機を加速し、過時角速度が定格角速度より大きくなった時は定格角速度を用いて定常運転に入るように前記電動機を制御するか、
    あるいは、過渡時角速度が定格角速度より大きい時は過渡時角速度を用いて前記電動機を減速し、過渡時角速度が定格角速度より小さくなった時は定格角速度を用いて定常運転に入るように前記電動機を制御することを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  3. 請求項1において、
    定常運転時に前記電動機を停止するとき、加速角速度を負の値にしてマイナス加算し、過渡時角速度を減少することを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  4. 請求項1または請求項2において、
    瞬時停電時の前記電動機の再投入に際して、前記電動機のトルク成分を検出し、トルク電流成分が同期投入設定電流より大きくなった時点からトルク電流成分と同期投入許可電流の偏差が零になるように比例積分制御を行い、補正角速度をつくり、過渡時角速度から補正角速度を減算した値を角速度指令として、前記電動機に加える電圧と周波数を小さくする同期投入モードに入り、トルク電流成分が同期投入許可電流より小さくなったとき、前記電動機を定格角速度まで上昇させる加速モードに移行することを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  5. 請求項1または請求項2において、
    定常運転中に負荷等が大きくなった場合、前記電動機のトルク成分を検出し、トルク電流成分が同期投入設定電流より大きくなった時点からトルク電流成分と同期投入許可電流の偏差が零になるように比例積分制御を行い、補正角速度をつくり、過渡時角速度から補正角速度を減算した値を角速度指令として、前記電動機に加える電圧と周波数を小さくし、前記電動機電流を減少させる同期投入モードに入ることを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  6. 請求項4または請求項5において、
    前記電動機のトルク電流成分が負になり、さらに負の同期投入設定電流より小さくなった回生モードのとき、過渡時角速度に補正角速度を加算した値を角速度指令として、前記電動機に加える電圧と周波数を大きくすることを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  7. 誘導電動機を可変電圧、可変周波数の交流電圧によって制御する誘導電動機制御装置であって、
    該制御装置が直流を可変電圧、可変周波数の交流に変換する電力変換部と、該電力変換部を制御する制御部とを備え
    該制御部が、前記電動機の定格周波数、サンプリング時間、正弦波テーブル数、前記電動機が定格回転数まで加速する加速時間とから定格角速度と加速角速度とを演算、または、前記電動機の定格周波数と、サンプリング時間と、正弦波テーブル数と、前記電動機が定格回転数まで減速する減速時間とから、定格角速度と減速角速度とを演算する演算部と、
    加速角速度あるいは減速角速度サンプリングして積算し、過時角速度を出力する加速角速度積算器あるいは減速角速度積算器と、
    定格角速度と過時角速度を比較し、過時角速度が定格角速度より小さい時は過時角速度を角速度指令として出力し、過時角速度が定格角速度より大きくなった時は定格角速度を角速度指令として出力するモード比較器を有することを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  8. 請求項7において、
    前記制御部が、前記電動機の交流3相電流から電動機回転子の回転座標のトルク電流成分および励磁電流成分に変換する電流変換器と、同期投入設定電流値および同期投入許可電流値とトルク電流成分の大きさを比較して同期投入処理を行い、補正角速度を出力する同期投入回路と、過渡時角速度から補正角速度を減算した値を出力する同期投入積算器を有し、
    定格角速度、加速角速度積算器あるいは減速角速度積算器が出力する過渡時角速度、または同期投入積算器が出力する過渡時角速度を選択して角速度指令を出力することを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  9. 請求項8において、
    前記同期投入回路は、トルク電流成分が同期投入設定電流より大きくなった時、または、負のトルク電流成分が負の同期投入設定電流より小さくなった時、同期投入モードを選択し、
    トルク電流成分と同期投入許可電流の偏差、または、負のトルク電流成分と負の同期投入許可電流の偏差が零になるように比例積分制御を行い、補正角速度を演算することを特徴とする誘導電動機の制御装置。
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