JPH10237837A - プラットホームの融雪床 - Google Patents
プラットホームの融雪床Info
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- JPH10237837A JPH10237837A JP6200297A JP6200297A JPH10237837A JP H10237837 A JPH10237837 A JP H10237837A JP 6200297 A JP6200297 A JP 6200297A JP 6200297 A JP6200297 A JP 6200297A JP H10237837 A JPH10237837 A JP H10237837A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラットホームの床面を放水、撒水等により
濡らすことなく、床面下に埋設した熱媒体から均一な加
温を行い、これによって熱媒体の埋設密度を低下し、省
力化、省エネルギー化を図ったプラットホームの融雪床
を提供する。 【解決手段】 請求項1:管状または索状熱媒体を埋設
したセメント系硬化体からなるプラットホームの融雪床
において、前記管状または索状熱媒体を包被して横方向
に広がる金属製網体を張設する。さらに好ましくは、請
求項3:上記セメント系硬化体が、カチオン系クロロプ
レンゴムエマルジョンを混和したものからなること、請
求項5:上記金属製網体が遠赤外線放射性表面を有する
ものからなること、等である。
濡らすことなく、床面下に埋設した熱媒体から均一な加
温を行い、これによって熱媒体の埋設密度を低下し、省
力化、省エネルギー化を図ったプラットホームの融雪床
を提供する。 【解決手段】 請求項1:管状または索状熱媒体を埋設
したセメント系硬化体からなるプラットホームの融雪床
において、前記管状または索状熱媒体を包被して横方向
に広がる金属製網体を張設する。さらに好ましくは、請
求項3:上記セメント系硬化体が、カチオン系クロロプ
レンゴムエマルジョンを混和したものからなること、請
求項5:上記金属製網体が遠赤外線放射性表面を有する
ものからなること、等である。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、プラットホームの積
雪、凍結の防止のための融雪床に係わり、特に熱媒体か
らの熱分散性および耐磨耗性、耐衝撃性に優れたプラッ
トホームの融雪床に関する。
雪、凍結の防止のための融雪床に係わり、特に熱媒体か
らの熱分散性および耐磨耗性、耐衝撃性に優れたプラッ
トホームの融雪床に関する。
【0002】
【従来技術】鉄道列車等の発着、乗降用プラットホーム
は、不特定多数の乗客が列車に乗降し、進入列車を待機
し、あるいは高速で通過する列車を回避しながら待機す
る場所である。しかも格別な防柵もなく開放された乗降
ステップ側は大きい落差をもって懸崖している構造であ
る。かかるプラットホームの構造は、本来的に乗客の安
全確保に大きい不安要素を内在しているものである。
は、不特定多数の乗客が列車に乗降し、進入列車を待機
し、あるいは高速で通過する列車を回避しながら待機す
る場所である。しかも格別な防柵もなく開放された乗降
ステップ側は大きい落差をもって懸崖している構造であ
る。かかるプラットホームの構造は、本来的に乗客の安
全確保に大きい不安要素を内在しているものである。
【0003】特に降雪地あるいは寒冷地においては、プ
ラットホームへの積雪あるいはそれらの凍結は日常的に
起こり、乗客の安全環境を著しく損なう。そのためプラ
ットホーム床面の除雪、解氷は必須であるが、長大な区
域の風雪下での除雪は容易ではなく、また道路の融雪に
汎用されるような無機塩類溶液の散布、あるいは除雪車
等の導入もプラットホームの環境上不可能である。さら
に放水、撒水による融雪、解氷等も不均一になりやす
く、しかも多量の水を使用して床面に流水を維持する必
要から、乗客の履き物を濡らし、列車内床面を濡らして
滑り易くし、かつ車内清掃を困難にする等の問題があ
る。
ラットホームへの積雪あるいはそれらの凍結は日常的に
起こり、乗客の安全環境を著しく損なう。そのためプラ
ットホーム床面の除雪、解氷は必須であるが、長大な区
域の風雪下での除雪は容易ではなく、また道路の融雪に
汎用されるような無機塩類溶液の散布、あるいは除雪車
等の導入もプラットホームの環境上不可能である。さら
に放水、撒水による融雪、解氷等も不均一になりやす
く、しかも多量の水を使用して床面に流水を維持する必
要から、乗客の履き物を濡らし、列車内床面を濡らして
滑り易くし、かつ車内清掃を困難にする等の問題があ
る。
【0004】従来、かかる課題の解決のため、電熱また
は温水を熱源とするいわゆる加温床構造の提案がなされ
ている。すなわち、(1) 特開昭49-96025 号公報に記載
される発明は、電熱温水源からの温水パイプを定長、定
間隔として床面下に埋設配管したユニットを単独ないし
複数組み合わせて調整送湯するもので均一加熱、省電力
を図るとするもの。(2) 特開平06-101205 号公報に記載
される発明は、電熱線を収納保持した放熱パネルを埋
設、あるいはパネルに形成された収納部に着脱可能に電
熱線を収納した電熱プレートを乗降ステップ部に直接配
列すことにより速やかな融雪を図るとするもの。(3) 特
開平06-171501 号公報に記載される発明は、加熱パネル
を積雪面と反対側の開放面(例えばステップの裏面)に
設置することにより、熱源埋設方式における構造物の伝
熱効率の低下や、耐久性劣化の防止を図るとするもの等
である。
は温水を熱源とするいわゆる加温床構造の提案がなされ
ている。すなわち、(1) 特開昭49-96025 号公報に記載
される発明は、電熱温水源からの温水パイプを定長、定
間隔として床面下に埋設配管したユニットを単独ないし
複数組み合わせて調整送湯するもので均一加熱、省電力
を図るとするもの。(2) 特開平06-101205 号公報に記載
される発明は、電熱線を収納保持した放熱パネルを埋
設、あるいはパネルに形成された収納部に着脱可能に電
熱線を収納した電熱プレートを乗降ステップ部に直接配
列すことにより速やかな融雪を図るとするもの。(3) 特
開平06-171501 号公報に記載される発明は、加熱パネル
を積雪面と反対側の開放面(例えばステップの裏面)に
設置することにより、熱源埋設方式における構造物の伝
熱効率の低下や、耐久性劣化の防止を図るとするもの等
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の提案に
おいて、(1) および(2) は、熱媒体を床面下に埋設し、
あるいは電熱線を埋設または挿入したセメント系硬化体
放熱パネルを融雪床とする構成で、床面の昇温速度も速
やかであり、相応の効果はあるものの、床面の加熱の均
一性は不十分であり、これを改善するためには、単位面
積当たりの熱源の発散熱量の増加が必要となり、熱源近
傍のセメント系硬化体のオーバーヒートにより、その劣
化を招くこと、あるいは熱源の敷設密度を増加する必要
から設備費が嵩む等の問題がある。また上記(3) におい
ては、熱パネルを積雪面と反対側の開放面(例えばステ
ップの裏面)に外設するため、外気への熱放散が大きく
熱効率低下を招くのみならず床面の昇温速度が低下する
等の問題がある。
おいて、(1) および(2) は、熱媒体を床面下に埋設し、
あるいは電熱線を埋設または挿入したセメント系硬化体
放熱パネルを融雪床とする構成で、床面の昇温速度も速
やかであり、相応の効果はあるものの、床面の加熱の均
一性は不十分であり、これを改善するためには、単位面
積当たりの熱源の発散熱量の増加が必要となり、熱源近
傍のセメント系硬化体のオーバーヒートにより、その劣
化を招くこと、あるいは熱源の敷設密度を増加する必要
から設備費が嵩む等の問題がある。また上記(3) におい
ては、熱パネルを積雪面と反対側の開放面(例えばステ
ップの裏面)に外設するため、外気への熱放散が大きく
熱効率低下を招くのみならず床面の昇温速度が低下する
等の問題がある。
【0006】本発明は、上記の点に鑑み、プラットホー
ムの床面を放水、撒水等により濡らすことなく融雪、解
氷をおこなうこと、および人力作業を必要としないこと
を前提として、床面下に埋設した熱媒体から均一な熱伝
達を図り、これによって熱媒体の埋設密度を低下し、省
エネルギーを図ったプラットホームの融雪床の提供を目
的とする。
ムの床面を放水、撒水等により濡らすことなく融雪、解
氷をおこなうこと、および人力作業を必要としないこと
を前提として、床面下に埋設した熱媒体から均一な熱伝
達を図り、これによって熱媒体の埋設密度を低下し、省
エネルギーを図ったプラットホームの融雪床の提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決すべく種々検討した結果到達したもので、請求項1
に係わる発明は、管状または索状熱媒体を埋設したセメ
ント系硬化体からなるプラットホームの融雪床におい
て、前記管状または索状熱媒体を包被して横方向に広が
る金属製網体を張設したプラットホームの融雪床である
ことを特徴としている。
解決すべく種々検討した結果到達したもので、請求項1
に係わる発明は、管状または索状熱媒体を埋設したセメ
ント系硬化体からなるプラットホームの融雪床におい
て、前記管状または索状熱媒体を包被して横方向に広が
る金属製網体を張設したプラットホームの融雪床である
ことを特徴としている。
【0008】請求項2に係わる発明は、請求項1記載の
セメント系硬化体が、パネル状であり、これを床面に配
列し、熱媒体端子を接続してなることを特徴としてい
る。
セメント系硬化体が、パネル状であり、これを床面に配
列し、熱媒体端子を接続してなることを特徴としてい
る。
【0009】請求項3に係わる発明は、請求項1ないし
請求項2記載のセメント系硬化体が、カチオン系クロロ
プレンゴムエマルジョンを混和したものからなることを
特徴としている。
請求項2記載のセメント系硬化体が、カチオン系クロロ
プレンゴムエマルジョンを混和したものからなることを
特徴としている。
【0010】請求項4に係わる発明は、請求項1ないし
請求項2記載の管状または索状熱媒体がアルミニウム箔
面上に面一に蛇行配列され、該熱媒体上下の少なくとも
一方の面上に金属製網体を包被してなることを特徴とし
ている。
請求項2記載の管状または索状熱媒体がアルミニウム箔
面上に面一に蛇行配列され、該熱媒体上下の少なくとも
一方の面上に金属製網体を包被してなることを特徴とし
ている。
【0011】請求項5に係わる発明は、上記金属製網体
が遠赤外線放射性表面を有するものからなることを特徴
とするものである。
が遠赤外線放射性表面を有するものからなることを特徴
とするものである。
【0012】請求項6に係わる発明は、上記金属製網体
がMn0.3〜4.3wt%、必要に応じてMg0.0
5〜6.0wt%を含有し、残部がAlと不可適的不純
物よりなり、かつ粒径0.01〜0.3μmのAl−M
n系金属間化合物析出物が分散してなる組織を有する合
金からなり、その表面に陽極酸化被膜を施してなること
を特徴とするものである。
がMn0.3〜4.3wt%、必要に応じてMg0.0
5〜6.0wt%を含有し、残部がAlと不可適的不純
物よりなり、かつ粒径0.01〜0.3μmのAl−M
n系金属間化合物析出物が分散してなる組織を有する合
金からなり、その表面に陽極酸化被膜を施してなること
を特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、管状または索状
熱媒体を包被して横方向に広がる金属製網体が、セメン
ト系硬化材中に埋設されている床構造であるため、熱媒
体からの熱流は、熱伝導性に優れた金属製網体を介して
横方向に熱伝達されて1次分散化され、さらにセメント
系硬化体中において2次分散化が生じ、この二つの熱流
障壁を経て伝熱するため、熱流は熱媒体周辺に留まらず
加熱源から離れた位置にも分散伝熱され、加温床面積す
なわち融雪、融氷面積が拡大する。
熱媒体を包被して横方向に広がる金属製網体が、セメン
ト系硬化材中に埋設されている床構造であるため、熱媒
体からの熱流は、熱伝導性に優れた金属製網体を介して
横方向に熱伝達されて1次分散化され、さらにセメント
系硬化体中において2次分散化が生じ、この二つの熱流
障壁を経て伝熱するため、熱流は熱媒体周辺に留まらず
加熱源から離れた位置にも分散伝熱され、加温床面積す
なわち融雪、融氷面積が拡大する。
【0014】またプラットホーム構造体のセメント系硬
化体中に熱媒体を埋設して一体化してあるため、床面下
層中に埋設後において熱媒体がその埋設位置、レベルを
堅固に保持して安定し、熱媒体に変形応力が及び難いこ
と、従って加熱源の接続部も安定に保持され、脱落損傷
等が起こりにくいものとなる。
化体中に熱媒体を埋設して一体化してあるため、床面下
層中に埋設後において熱媒体がその埋設位置、レベルを
堅固に保持して安定し、熱媒体に変形応力が及び難いこ
と、従って加熱源の接続部も安定に保持され、脱落損傷
等が起こりにくいものとなる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、予め成形硬
化したパネル状であり、内部に請求項1記載の熱媒体を
埋設した構造であるため、該パネルを床面に配列し、熱
媒体端子を接続すれば、現地工事がきわめて簡易化さ
れ、工事期間の短縮、仕上がり精度の向上等が得られ
る。また熱媒体と床面の接近により加熱速度を向上する
効果がある。
化したパネル状であり、内部に請求項1記載の熱媒体を
埋設した構造であるため、該パネルを床面に配列し、熱
媒体端子を接続すれば、現地工事がきわめて簡易化さ
れ、工事期間の短縮、仕上がり精度の向上等が得られ
る。また熱媒体と床面の接近により加熱速度を向上する
効果がある。
【0016】請求項3記載の発明によれば、セメント系
硬化材としてカチオン系クロロプレンエマルジョンを混
和したものを使用するため、形成される床面は高強度、
耐衝撃性、耐摩耗性等が優れており、強固な床面が形成
され、特に乗降ステップ部あるいはその先端部等の構造
的安定性が向上し、剥離、裂壊等が起こりにくい強靭な
床面となる。乗降ステップ部に貼設される視覚障害者用
ガイドタイル等を強固に保持し、信頼性の高いステップ
部を得る。また、強固な床面が形成されるため、熱媒体
の埋設を浅い層に設定することができるため、床面の昇
温速度を高めるのに役立つ。
硬化材としてカチオン系クロロプレンエマルジョンを混
和したものを使用するため、形成される床面は高強度、
耐衝撃性、耐摩耗性等が優れており、強固な床面が形成
され、特に乗降ステップ部あるいはその先端部等の構造
的安定性が向上し、剥離、裂壊等が起こりにくい強靭な
床面となる。乗降ステップ部に貼設される視覚障害者用
ガイドタイル等を強固に保持し、信頼性の高いステップ
部を得る。また、強固な床面が形成されるため、熱媒体
の埋設を浅い層に設定することができるため、床面の昇
温速度を高めるのに役立つ。
【0017】請求項4記載の発明によれば、管状または
索状熱媒体がアルミニウム箔面上に面一に配列されるこ
とにより、熱媒体の放散熱がアルミニウム箔面上で反射
するため、下方への熱分散を防ぎ、床面への熱作用が集
中し、加温効果が増す作用がある。また金属製網体は、
該熱媒体上下の少なくとも一方の面上に金属製網体を包
被することによって、充分効果を発揮する。
索状熱媒体がアルミニウム箔面上に面一に配列されるこ
とにより、熱媒体の放散熱がアルミニウム箔面上で反射
するため、下方への熱分散を防ぎ、床面への熱作用が集
中し、加温効果が増す作用がある。また金属製網体は、
該熱媒体上下の少なくとも一方の面上に金属製網体を包
被することによって、充分効果を発揮する。
【0018】請求項5記載の発明によれば、熱媒体によ
り加熱された金属性網体の表面が遠赤外線放射性を有す
る場合、床面温度の均一化をさらに増進する現象が認め
られる。これは波長範囲約3〜1,000μmの電磁波
を放射し、空間を通過して被加熱物に吸収され、物質内
の熱運動が励起されて物質の温度を上昇する遠赤外線放
射の作用による。
り加熱された金属性網体の表面が遠赤外線放射性を有す
る場合、床面温度の均一化をさらに増進する現象が認め
られる。これは波長範囲約3〜1,000μmの電磁波
を放射し、空間を通過して被加熱物に吸収され、物質内
の熱運動が励起されて物質の温度を上昇する遠赤外線放
射の作用による。
【0019】請求項6記載の発明によれば、金属製網体
として、特公平07-116639 号公報に記載されるような特
定のAl−Mn系合金材、すなわちMn0.3〜4.3
wt%、必要に応じてMg0.05〜6.0wt%を含
有し、残部がAlと不可適的不純物よりなり、かつ粒径
0.01〜0.3μmのAl−Mn系金属間化合物析出
物が分散してなる組織を有する合金を用い、その表面に
陽極酸化被膜を施してなるものである。このようなAl
−Mn系合金の陽極酸化膜の形成は、Mn−Al系金属
間化合物の析出部分を避けるようにして成長することか
ら、形成された陽極酸化膜は枝別れした複雑な多孔質構
造となっており、これがため遠赤外線放射条件下で熱歪
みに起因する応力の緩和作用が強く、高温からの急冷に
よってもクラックを生じがたく、500℃程度の高温に
耐える耐熱性を有する。
として、特公平07-116639 号公報に記載されるような特
定のAl−Mn系合金材、すなわちMn0.3〜4.3
wt%、必要に応じてMg0.05〜6.0wt%を含
有し、残部がAlと不可適的不純物よりなり、かつ粒径
0.01〜0.3μmのAl−Mn系金属間化合物析出
物が分散してなる組織を有する合金を用い、その表面に
陽極酸化被膜を施してなるものである。このようなAl
−Mn系合金の陽極酸化膜の形成は、Mn−Al系金属
間化合物の析出部分を避けるようにして成長することか
ら、形成された陽極酸化膜は枝別れした複雑な多孔質構
造となっており、これがため遠赤外線放射条件下で熱歪
みに起因する応力の緩和作用が強く、高温からの急冷に
よってもクラックを生じがたく、500℃程度の高温に
耐える耐熱性を有する。
【0020】また、陽極酸化膜は黒色に近い色であるた
め、4〜8μmの短波長を含む広い波長域で赤外線放射
特性を低下しない。さらに重要な性質として、陽極酸化
膜形成後においても、特性を変化することなく成形加工
を施すことができることであり、陽極酸化処理した網状
体を管状または索状体熱媒体に包皮する変形を加えて
も、上記の遠赤外放射特性が損なわれない点で適応性に
富むものである。
め、4〜8μmの短波長を含む広い波長域で赤外線放射
特性を低下しない。さらに重要な性質として、陽極酸化
膜形成後においても、特性を変化することなく成形加工
を施すことができることであり、陽極酸化処理した網状
体を管状または索状体熱媒体に包皮する変形を加えて
も、上記の遠赤外放射特性が損なわれない点で適応性に
富むものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明を、実施の形態に基づ
いて図1ないし図6を参照して説明する。図1は、本発
明の一実施例で床面下に金属製網体3を包被した熱媒体
1をプラットホームのコンクリート構造体中に埋設した
乗降ステップ部10の斜視図であり、部分的に埋設部を
露出して示してある。図2は、図1のA−A’矢視断面
図であり、図3は、図1のB−B’矢視断面図である。
いて図1ないし図6を参照して説明する。図1は、本発
明の一実施例で床面下に金属製網体3を包被した熱媒体
1をプラットホームのコンクリート構造体中に埋設した
乗降ステップ部10の斜視図であり、部分的に埋設部を
露出して示してある。図2は、図1のA−A’矢視断面
図であり、図3は、図1のB−B’矢視断面図である。
【0022】熱媒体1は、電熱索条、熱流体(温水、水
蒸気、温風等)流通管のいずれであってもよく、また両
者の併用組み合わせも可能であり、地域の環境条件によ
り例えば温排水と電熱ケーブル等の組み合わせ等が適宜
行われる。深夜間電力利用の温水器、灯油焚温水ボイラ
ー給湯、廃熱回収温水、温泉湧水、等がすべて好対象と
なる。これらの熱媒体1の配置は種々のパターンが有り
得るが温水、温風配管の場合は、一定区間ごとに熱流本
管からの分岐管を図1に示すような蛇行配置に接続する
のが一般的であり、長大な区間をシリースで蛇行配管す
る方式は熱交換上好ましくない。また、電熱線の場合
は、分割したブロック毎にパラレル抵抗回路を形成し、
これをシリース回路に結合する等、回路抵抗を考慮して
配線される。
蒸気、温風等)流通管のいずれであってもよく、また両
者の併用組み合わせも可能であり、地域の環境条件によ
り例えば温排水と電熱ケーブル等の組み合わせ等が適宜
行われる。深夜間電力利用の温水器、灯油焚温水ボイラ
ー給湯、廃熱回収温水、温泉湧水、等がすべて好対象と
なる。これらの熱媒体1の配置は種々のパターンが有り
得るが温水、温風配管の場合は、一定区間ごとに熱流本
管からの分岐管を図1に示すような蛇行配置に接続する
のが一般的であり、長大な区間をシリースで蛇行配管す
る方式は熱交換上好ましくない。また、電熱線の場合
は、分割したブロック毎にパラレル抵抗回路を形成し、
これをシリース回路に結合する等、回路抵抗を考慮して
配線される。
【0023】熱媒体1と金属製網体2との包被接続は種
々なる態様が可能である。溶接、圧接、押さえ具等の使
用によるのも良いが、図6(a)、(b)、(c)に例
示すように熱媒体1の外周面に金属製網体2を上方また
は下方から包被する方式、あるいは(c)に示すように
2層に重ねた網体の間に挟持して上下両方から熱媒体を
包被する方式も適している。さらに、図6(d)、
(e)に例示するようにフラットな網体3aの上面また
は下面に熱媒体2を当接し、U字状凹部網体3をもって
該熱媒体を包被する方式も良い。この場合U字状凹部網
体3は、熱媒体2を包被し、熱媒体2の列間では強いて
連続せず図6(d)、(e)のように間隔を有して配設
されても良い。またフラットな網体を敷設した熱媒体2
上に押圧して現場合わせにより包被し図6(a)の構造
とするのも良いが、金属製網体3には熱媒体2の配置相
応位置に熱媒体が嵌合する断面U字溝を予め形成してお
くことがより好ましい。この場合U字溝を熱媒体2より
幾分縮径して成形しておくことにより両者の嵌合には網
体の弾性付勢が働いて堅固に密着する。
々なる態様が可能である。溶接、圧接、押さえ具等の使
用によるのも良いが、図6(a)、(b)、(c)に例
示すように熱媒体1の外周面に金属製網体2を上方また
は下方から包被する方式、あるいは(c)に示すように
2層に重ねた網体の間に挟持して上下両方から熱媒体を
包被する方式も適している。さらに、図6(d)、
(e)に例示するようにフラットな網体3aの上面また
は下面に熱媒体2を当接し、U字状凹部網体3をもって
該熱媒体を包被する方式も良い。この場合U字状凹部網
体3は、熱媒体2を包被し、熱媒体2の列間では強いて
連続せず図6(d)、(e)のように間隔を有して配設
されても良い。またフラットな網体を敷設した熱媒体2
上に押圧して現場合わせにより包被し図6(a)の構造
とするのも良いが、金属製網体3には熱媒体2の配置相
応位置に熱媒体が嵌合する断面U字溝を予め形成してお
くことがより好ましい。この場合U字溝を熱媒体2より
幾分縮径して成形しておくことにより両者の嵌合には網
体の弾性付勢が働いて堅固に密着する。
【0024】金属製網体3は、金属線条を編組した網
体、あるいは金属板に千鳥状に貫通した短い切り込みを
定間隔に入れ、該切り込みと直交する方向に金属板を伸
張することにより形成される、いわゆるエキスパンショ
ンメタル又はエキスパンドネットとして公知の物が好ま
しく適用できる。この物は編組した網状体に比較して、
網を構成する各線条が連続一体化しており、熱伝導、熱
分散に甚だ効果的である。上記エキスパンションメタル
の原板の厚みは剛性、引っ張り強度、熱流密度等を考慮
して決められるが、アルミニウム系、あるいは鉄鋼系で
は0.3〜2.0mmの範囲である。
体、あるいは金属板に千鳥状に貫通した短い切り込みを
定間隔に入れ、該切り込みと直交する方向に金属板を伸
張することにより形成される、いわゆるエキスパンショ
ンメタル又はエキスパンドネットとして公知の物が好ま
しく適用できる。この物は編組した網状体に比較して、
網を構成する各線条が連続一体化しており、熱伝導、熱
分散に甚だ効果的である。上記エキスパンションメタル
の原板の厚みは剛性、引っ張り強度、熱流密度等を考慮
して決められるが、アルミニウム系、あるいは鉄鋼系で
は0.3〜2.0mmの範囲である。
【0025】金属製網体2の材質は、地中埋設状態にお
いて耐食性及び強度を保持するものであればよく、銅、
アルミニウム、鉄またはそれらの合金の一種が一般的に
使用される。鉄鋼では、一般構造用圧延鋼材(JIS
−SS41P等)、純アルミ(JIS−1100系)の
他Al−Zn−Mg系(JIS−7N01等)、Al−
Mg系(JIS−5083等)Al−Si−Mg系(J
IS−6063等)Al−Mn−Cu系(JIS−30
04)等の合金類から地中埋設環境、特に腐食環境を考
慮して選択される。塩類含有度の高い地下水浸透地盤で
は炭素鋼(JIS−SS50P等)あるいはアルミニウ
ム合金JIS−5083,3004等が適する。普通銅
(Cu99.5≦)あるいは珪素青銅(3%Si,1%
Sn含有)等が耐食性に優れ好ましい。
いて耐食性及び強度を保持するものであればよく、銅、
アルミニウム、鉄またはそれらの合金の一種が一般的に
使用される。鉄鋼では、一般構造用圧延鋼材(JIS
−SS41P等)、純アルミ(JIS−1100系)の
他Al−Zn−Mg系(JIS−7N01等)、Al−
Mg系(JIS−5083等)Al−Si−Mg系(J
IS−6063等)Al−Mn−Cu系(JIS−30
04)等の合金類から地中埋設環境、特に腐食環境を考
慮して選択される。塩類含有度の高い地下水浸透地盤で
は炭素鋼(JIS−SS50P等)あるいはアルミニウ
ム合金JIS−5083,3004等が適する。普通銅
(Cu99.5≦)あるいは珪素青銅(3%Si,1%
Sn含有)等が耐食性に優れ好ましい。
【0026】また耐食性被覆処理を施した金属製網体も
適応性を増す。炭素鋼で黒皮酸化処理、アルミニウムで
陽極酸化処理、化学的表面処理を施したもの、あるいは
耐食性樹脂被覆等を施したものが好ましい。後者におい
て樹脂としてはエポキシ系、アクリル系、ウレタン系、
スチレン系、ビニール系等で、樹脂膜厚は10〜50μ
mの範囲が適当である。50μmを超える塗膜は、金属
表面の熱放散性を損なうので好ましくない。
適応性を増す。炭素鋼で黒皮酸化処理、アルミニウムで
陽極酸化処理、化学的表面処理を施したもの、あるいは
耐食性樹脂被覆等を施したものが好ましい。後者におい
て樹脂としてはエポキシ系、アクリル系、ウレタン系、
スチレン系、ビニール系等で、樹脂膜厚は10〜50μ
mの範囲が適当である。50μmを超える塗膜は、金属
表面の熱放散性を損なうので好ましくない。
【0027】本発明において、遠赤外線放射性表面を有
する金属製網体は、アルミニウム、鉄、銅またはそれら
の基合金から選択された基体表面に公知の遠赤外放射材
を被覆したものが適宜採用される。例えば前記表面にア
ルミナ、グラファイト、ジルコニア等のセラミック材の
溶射、塗装、あるいは陽極酸化被膜を施した金属製網体
等がある。特に、前述のAl−Mn−(Mg)系合金の
陽極酸化材(特公平07-116639 号公報に記載される)
は、耐熱性、遠赤外放射特性が優れ本発明のごとき用途
に適応性が高い。
する金属製網体は、アルミニウム、鉄、銅またはそれら
の基合金から選択された基体表面に公知の遠赤外放射材
を被覆したものが適宜採用される。例えば前記表面にア
ルミナ、グラファイト、ジルコニア等のセラミック材の
溶射、塗装、あるいは陽極酸化被膜を施した金属製網体
等がある。特に、前述のAl−Mn−(Mg)系合金の
陽極酸化材(特公平07-116639 号公報に記載される)
は、耐熱性、遠赤外放射特性が優れ本発明のごとき用途
に適応性が高い。
【0028】本発明において使用されるセメント系硬化
材は、ポルトランドセメントに骨材、必要に応じて種々
の混和用ポリマー(SBR系、アクリル系等)を混合し
た汎用モルタル、コンクリートが使用される。特に混和
剤として カチオン系クロロプレンゴムラテックスを基
剤とするもの(商品名:ネオメント102M、ポリマー
固形分45±1%、昭和電工・デユポン株式会社製品)
は、セメントモルタル、コンクリート硬化物の耐衝撃
性、耐摩耗性を大巾に改善するほか吸水率、透水量が小
さい特性を有し、しかも金属との接着性も良いため本発
明の硬化材として適しており、対セメント数%〜15%
程度の添加量でその効果を顕現する。
材は、ポルトランドセメントに骨材、必要に応じて種々
の混和用ポリマー(SBR系、アクリル系等)を混合し
た汎用モルタル、コンクリートが使用される。特に混和
剤として カチオン系クロロプレンゴムラテックスを基
剤とするもの(商品名:ネオメント102M、ポリマー
固形分45±1%、昭和電工・デユポン株式会社製品)
は、セメントモルタル、コンクリート硬化物の耐衝撃
性、耐摩耗性を大巾に改善するほか吸水率、透水量が小
さい特性を有し、しかも金属との接着性も良いため本発
明の硬化材として適しており、対セメント数%〜15%
程度の添加量でその効果を顕現する。
【0029】
【実施例】以下さらに具体的実施例によって本発明を説
明する。 実施例1 図1に示すように、プラットホーム構造体Tの乗降ステ
ップの先端Sから1.5m巾の床面下に上記の熱媒体2
を配置したものである。この例では熱媒体2は、温湯通
水用の架橋ポリエチレン管(管外径17mm)であり、
芯間隔250mmに蛇行配管し、その上に金属製網体3
を図6−(a)に示すように上半部に包被し、間欠的に
両者を金属線条で結束固定(図示してない)した。金属
製網体3の包被区域は、熱媒体配管2の屈曲部以外の全
域(図1の交差線)とした。
明する。 実施例1 図1に示すように、プラットホーム構造体Tの乗降ステ
ップの先端Sから1.5m巾の床面下に上記の熱媒体2
を配置したものである。この例では熱媒体2は、温湯通
水用の架橋ポリエチレン管(管外径17mm)であり、
芯間隔250mmに蛇行配管し、その上に金属製網体3
を図6−(a)に示すように上半部に包被し、間欠的に
両者を金属線条で結束固定(図示してない)した。金属
製網体3の包被区域は、熱媒体配管2の屈曲部以外の全
域(図1の交差線)とした。
【0030】金属製網体3は、前記したAl−Mn(M
g)系合金からなる原板厚さ0.5mmのエキスパンシ
ョンメタルの表面に厚さ20μmの陽極酸化被膜(黒
色)を施した遠赤外放射性に優れた網体(市販商品名
「スーパーレイ」、スカイアルミニウム(株)製)を使
用した。
g)系合金からなる原板厚さ0.5mmのエキスパンシ
ョンメタルの表面に厚さ20μmの陽極酸化被膜(黒
色)を施した遠赤外放射性に優れた網体(市販商品名
「スーパーレイ」、スカイアルミニウム(株)製)を使
用した。
【0031】プラットホーム基礎コンクリート上にパー
ライトを混合した断熱層(厚さ5cm)4aを敷き、そ
の上に金属製網体3を包被した熱媒体2を敷設し、その
上にコンクリートモルタル4(普通ポルトランドセメン
ト40Kg、川砂、砂利5号120Kg、市水12K
g、消泡剤50g混合)を注入充填し、ほぼ平面になら
し硬化養生した。この硬化面5上に滑り止め付き床タイ
ル6および視覚障害者用ガイドタイル7を貼付してプラ
ットホーム融雪床1に仕上げた。図2は、図1のA−
A’矢視、図3は、図1のB−B’矢視による各断面を
示している。
ライトを混合した断熱層(厚さ5cm)4aを敷き、そ
の上に金属製網体3を包被した熱媒体2を敷設し、その
上にコンクリートモルタル4(普通ポルトランドセメン
ト40Kg、川砂、砂利5号120Kg、市水12K
g、消泡剤50g混合)を注入充填し、ほぼ平面になら
し硬化養生した。この硬化面5上に滑り止め付き床タイ
ル6および視覚障害者用ガイドタイル7を貼付してプラ
ットホーム融雪床1に仕上げた。図2は、図1のA−
A’矢視、図3は、図1のB−B’矢視による各断面を
示している。
【0032】実施例2 金属製網体として炭素鋼針金を格子状にレギュラー抵抗
溶接した金網(線径1.4mm、目の開き4.76m
m)を熱媒体1の配置相応位置に熱媒体が嵌合する断面
U字溝を予め形成したものを使用したほかは実施例1と
同一である。
溶接した金網(線径1.4mm、目の開き4.76m
m)を熱媒体1の配置相応位置に熱媒体が嵌合する断面
U字溝を予め形成したものを使用したほかは実施例1と
同一である。
【0033】実施例3 熱媒体1の下にアルミニウム箔(厚み0.08mm、合
金JIS−1100)を敷きつめたほかは、第1例と同
じである。
金JIS−1100)を敷きつめたほかは、第1例と同
じである。
【0034】実施例4 図4および図5に示すごとく熱媒体を埋設したプレキャ
ストコンクリートパネルの例で、発熱線2はA2(JI
S C 3651)を絶縁被覆したケーブルをパネル中
に蛇行配線し、各パネル毎の接続端子を連結して並列又
は直列の電気回路を形成した。パネルは、発熱線に金属
製網体(第1例と同じ)を包被して成形枠体内の適宜レ
ベルに面一に保持し、これにコンクリートモルタル(普
通ポルトランドセメント40Kg、川砂、砂利5号12
0Kg、市水12Kg、消泡剤50g混合)を注入し、
水平方向振動を与えて密実に充填し、常法により気中養
生21日間を経て離型し、板状硬化パネル8を得た。パ
ネル寸法は、平面1.00m×1.55m、厚さは50
mmであった。
ストコンクリートパネルの例で、発熱線2はA2(JI
S C 3651)を絶縁被覆したケーブルをパネル中
に蛇行配線し、各パネル毎の接続端子を連結して並列又
は直列の電気回路を形成した。パネルは、発熱線に金属
製網体(第1例と同じ)を包被して成形枠体内の適宜レ
ベルに面一に保持し、これにコンクリートモルタル(普
通ポルトランドセメント40Kg、川砂、砂利5号12
0Kg、市水12Kg、消泡剤50g混合)を注入し、
水平方向振動を与えて密実に充填し、常法により気中養
生21日間を経て離型し、板状硬化パネル8を得た。パ
ネル寸法は、平面1.00m×1.55m、厚さは50
mmであった。
【0035】実施例5 コンクリートモルタルスラリーにクロロプレンゴムのカ
チオン系ラテックス混和剤(市販商品名「ネオメント1
02M」(昭和電工・デユポン(株)製)を9Kg混和
したほかは上記実施例4と同一である。実施例4と実施
例5によって製作したパネルの特性を調査した結果(括
弧内は実施例4のパネル)は、耐衝撃性指数(JIS−
A1421)は、13(4)、圧縮強度は、46.4
(31.2)N/mm2 、曲げ強度は、11.3(6.
4)N/mm2、吸水性は、5.0(7.5)%、であ
った。上記のように本発明のプラットホーム床面下層及
び床面パネルは、いずれも十分な強度を有し、堅固なも
のであるが、特にカチオン系クロロプレンエマルジョン
を混和したセメントモルタル、コンクリートからなるも
のは、強度、吸水性、耐衝撃性に優れていることが認め
られた。
チオン系ラテックス混和剤(市販商品名「ネオメント1
02M」(昭和電工・デユポン(株)製)を9Kg混和
したほかは上記実施例4と同一である。実施例4と実施
例5によって製作したパネルの特性を調査した結果(括
弧内は実施例4のパネル)は、耐衝撃性指数(JIS−
A1421)は、13(4)、圧縮強度は、46.4
(31.2)N/mm2 、曲げ強度は、11.3(6.
4)N/mm2、吸水性は、5.0(7.5)%、であ
った。上記のように本発明のプラットホーム床面下層及
び床面パネルは、いずれも十分な強度を有し、堅固なも
のであるが、特にカチオン系クロロプレンエマルジョン
を混和したセメントモルタル、コンクリートからなるも
のは、強度、吸水性、耐衝撃性に優れていることが認め
られた。
【0036】上記各例の床構造において、床パネル裏面
に熱電対を埋設して床温センサー(図示してない)を構
成し、さらに外気温を計測し、両計測値を併用して熱媒
体の入力制御を行った。床温度と外気温に限界値を設定
し、これを下回った時点で熱媒体の入電又は温水弁の開
放が作動し、他方、熱媒体の過熱は電源、温水弁の遮断
または入力低減で対処する制御方式を適用した。これに
よって、気象の変化、積雪、凍結等の緩急および程度に
応じた適切な床温度の制御が可能であった。
に熱電対を埋設して床温センサー(図示してない)を構
成し、さらに外気温を計測し、両計測値を併用して熱媒
体の入力制御を行った。床温度と外気温に限界値を設定
し、これを下回った時点で熱媒体の入電又は温水弁の開
放が作動し、他方、熱媒体の過熱は電源、温水弁の遮断
または入力低減で対処する制御方式を適用した。これに
よって、気象の変化、積雪、凍結等の緩急および程度に
応じた適切な床温度の制御が可能であった。
【0037】
比較例1 上記実施例1において、熱媒体2に金属製網体を包被し
ないほかは同一条件で構成した床である。
ないほかは同一条件で構成した床である。
【0038】比較例2 上記実施例4において、熱媒体2に金属製網体を包被し
ないほかは同一条件で構成した床である。
ないほかは同一条件で構成した床である。
【0039】上記実施例および比較例による長さ2.0
m(巾1.5m)のプラットホーム融雪床を施工し、寒
冷期におけるプラットホーム床面の表面温度を測定し
た。測温位置は、プラットホーム先端面Sより0.75
mの熱媒体埋設直上位置(図3および図4のP)および
熱媒体埋設列の中間位置(図3および図4のQ)であ
り、熱媒体による加温開始後の経時変化は、表1に示す
通りであった。
m(巾1.5m)のプラットホーム融雪床を施工し、寒
冷期におけるプラットホーム床面の表面温度を測定し
た。測温位置は、プラットホーム先端面Sより0.75
mの熱媒体埋設直上位置(図3および図4のP)および
熱媒体埋設列の中間位置(図3および図4のQ)であ
り、熱媒体による加温開始後の経時変化は、表1に示す
通りであった。
【0040】
【表1】
【0041】表1の数値から明らかなように、熱媒体に
金属製網体を包被した実施例においては、概ね2.0時
間後において最高温度(16℃)に達し、しかもP、Q
の温度差は殆ど無く、床面の温度分布は均一であるこ
と、遠赤外放射性表面を有する金属製網体を包被した熱
媒体の場合は昇温速度が大きいことが認められる。これ
に比して、熱媒体を単に埋設した比較例においては、昇
温速度が小さく、P,Q間の温度差は大きく3.0時間
後においても均一化の兆候はない。
金属製網体を包被した実施例においては、概ね2.0時
間後において最高温度(16℃)に達し、しかもP、Q
の温度差は殆ど無く、床面の温度分布は均一であるこ
と、遠赤外放射性表面を有する金属製網体を包被した熱
媒体の場合は昇温速度が大きいことが認められる。これ
に比して、熱媒体を単に埋設した比較例においては、昇
温速度が小さく、P,Q間の温度差は大きく3.0時間
後においても均一化の兆候はない。
【0042】上記実施例および比較例による長さ10m
のプラットホーム融雪床を施工して寒冷期における凍結
床面の解氷状況を調査した。外気温−6〜−2℃、床面
に水を張って凍結させ、氷厚0.7cmとした状態にお
いて床の加温を行った。約2.0時間経過後解氷が始ま
り3.0時間後にはすべて解氷した。ただし比較例の場
合は、熱媒体埋設位置の床に解氷が起こり、約2.0時
間経過後までこの状態であったが、実施例においてはい
ずれも埋設位置が見分けられない均等な解氷(ステップ
先端から1.5m巾の区域)が終始観察され、均一な熱
分散の効果が明らかに認められた。
のプラットホーム融雪床を施工して寒冷期における凍結
床面の解氷状況を調査した。外気温−6〜−2℃、床面
に水を張って凍結させ、氷厚0.7cmとした状態にお
いて床の加温を行った。約2.0時間経過後解氷が始ま
り3.0時間後にはすべて解氷した。ただし比較例の場
合は、熱媒体埋設位置の床に解氷が起こり、約2.0時
間経過後までこの状態であったが、実施例においてはい
ずれも埋設位置が見分けられない均等な解氷(ステップ
先端から1.5m巾の区域)が終始観察され、均一な熱
分散の効果が明らかに認められた。
【0042】上記のプラットホーム床面において降雪時
の積雪状況を調査した。降雪開始直後に熱媒体に温水送
通または入電して、床を加温し、積雪経過を観測した。
床加温開始1時間後に実施例の床においてはいずれも積
雪深さの減少、すなわち融雪が始まり、約1.5時間経
過後には融雪は加温床全区域一面に均一に進行した。約
3.0時間経過後において、非加温床区域は積雪深さ2
5cmに達したが、本発明の実施例施工区域には積雪は
認められず、床面を露出していた。これに対し比較例施
工区域には、熱媒体埋設位置間には深さ5cmの畝状積
雪が残り、融雪は不均一であった。約5時間経過後にお
いて非加温床区域は積雪深さ45cmに達していたが、
本発明の実施例施工区域は積雪は皆無であった。しかし
比較例施工区域は深さ約10cmの畝状積雪が依然とし
て残った。
の積雪状況を調査した。降雪開始直後に熱媒体に温水送
通または入電して、床を加温し、積雪経過を観測した。
床加温開始1時間後に実施例の床においてはいずれも積
雪深さの減少、すなわち融雪が始まり、約1.5時間経
過後には融雪は加温床全区域一面に均一に進行した。約
3.0時間経過後において、非加温床区域は積雪深さ2
5cmに達したが、本発明の実施例施工区域には積雪は
認められず、床面を露出していた。これに対し比較例施
工区域には、熱媒体埋設位置間には深さ5cmの畝状積
雪が残り、融雪は不均一であった。約5時間経過後にお
いて非加温床区域は積雪深さ45cmに達していたが、
本発明の実施例施工区域は積雪は皆無であった。しかし
比較例施工区域は深さ約10cmの畝状積雪が依然とし
て残った。
【0043】
【発明の効果】本発明に係わるプラットホーム融雪床
は、熱媒体を包被して横方向に広がる金属製網体がセメ
ント系硬化材中に埋設されているため、熱媒体からの熱
流は金属製網体とセメント系硬化体によって分散化し、
加温面積を広げるため埋設密度を低減できる効果があ
る。さらに強度の高いセメント系硬化体中に熱媒体を埋
設してあるため埋設後床面下層中における熱媒体の安定
保持、及び基盤工事を簡略化し、あるいは埋設層を浅く
出来る等施工期間の短縮、工事費を低減する効果があ
る。またプレキャスト加温パネルは、工事現地では、床
面予定レベル下に配列接続するのみで足りるため、現地
作業が単純簡易化し、施工ミス等が起こらず格別な技能
を要しない利点がある。
は、熱媒体を包被して横方向に広がる金属製網体がセメ
ント系硬化材中に埋設されているため、熱媒体からの熱
流は金属製網体とセメント系硬化体によって分散化し、
加温面積を広げるため埋設密度を低減できる効果があ
る。さらに強度の高いセメント系硬化体中に熱媒体を埋
設してあるため埋設後床面下層中における熱媒体の安定
保持、及び基盤工事を簡略化し、あるいは埋設層を浅く
出来る等施工期間の短縮、工事費を低減する効果があ
る。またプレキャスト加温パネルは、工事現地では、床
面予定レベル下に配列接続するのみで足りるため、現地
作業が単純簡易化し、施工ミス等が起こらず格別な技能
を要しない利点がある。
【0044】本発明の実施は、上記の効果により積雪地
あるいは寒冷凍結地における鉄道等のプラットホームの
積雪予防、融雪あるいは凍結床面の解氷に有益であり、
実用上の利便は大きい。
あるいは寒冷凍結地における鉄道等のプラットホームの
積雪予防、融雪あるいは凍結床面の解氷に有益であり、
実用上の利便は大きい。
【図1】実施例1のプラットホームの床面下に金属製網
体2を包被した熱媒体を埋設した状態を一部露出して示
した斜視図である。
体2を包被した熱媒体を埋設した状態を一部露出して示
した斜視図である。
【図2】図1のA−A’矢視方向縦断面図である。
【図3】図1のB−B’矢視方向縦断面図である。
【図4】実施例4および5のプレキャスト加温用パネル
の床面下埋設縦断面図(図5のD−D’矢視)である。
の床面下埋設縦断面図(図5のD−D’矢視)である。
【図5】同上加温用パネルの床面下埋設縦断面図(図4
のC−C’矢視)である。
のC−C’矢視)である。
【図6】熱媒体に金属製網体を包被する方式の説明図で
ある。
ある。
1・・・・・プラットホーム床 2・・・・・熱媒体 3・・・・・金属製網体 4・・・・・断熱層 5・・・・・硬化面 6・・・・・床タイル 7・・・・・ガイドタイル 8・・・・・プレキャストパネル T・・・・・プラットホーム構造体 S・・・・・プラットホーム先端面 P・・・・・測温位置(熱媒体埋設直上) Q・・・・・同 上 (熱媒体埋設列間)
Claims (6)
- 【請求項1】 管状または索状の熱媒体を埋設したセメ
ント系硬化体からなるプラットホームの融雪床におい
て、前記管状または索状の熱媒体を包被して横方向に広
がる金属製網体を張設したことを特徴とするプラットホ
ームの融雪床。 - 【請求項2】 上記セメント系硬化体が、パネル状であ
り、これを床面または床面下に配列し、熱媒体端子を接
続し埋設してなることを特徴とする請求項1記載のプラ
ットホームの融雪床。 - 【請求項3】 上記セメント系硬化体が、カチオン系ク
ロロプレンゴムエマルジョンを混和したものからなるこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項2記載のプラット
ホームの融雪床。 - 【請求項4】 上記管状または索状の熱媒体がアルミニ
ウム箔または板の面上に面一に蛇行配列され、該熱媒体
上下の少なくとも一方の面上に金属製網体を包被してな
ることを特徴とする請求項1ないし3記載のプラットホ
ームの融雪床。 - 【請求項5】 上記金属製網体が遠赤外線放射性表面を
有するものからなることを特徴とする請求項1ないし請
求項4記載のプラットホームの融雪床。 - 【請求項6】 上記金属製網体がMn0.3〜4.3w
t%、必要に応じてMg0.05〜6.0wt%を含有
し、残部がAlと不純物よりなり、かつ粒径0.01〜
0.3μmのAl−Mn系金属間化合物の析出物が分散
してなる組織を有する合金からなり、その表面に陽極酸
化被膜を施してなることを特徴とする請求項5記載のプ
ラットホームの融雪床。 【0001】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6200297A JPH10237837A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | プラットホームの融雪床 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6200297A JPH10237837A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | プラットホームの融雪床 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10237837A true JPH10237837A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=13187524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6200297A Pending JPH10237837A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | プラットホームの融雪床 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10237837A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1990008355A1 (fr) * | 1989-01-17 | 1990-07-26 | Fujitsu Limited | Microprocesseur |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP6200297A patent/JPH10237837A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1990008355A1 (fr) * | 1989-01-17 | 1990-07-26 | Fujitsu Limited | Microprocesseur |
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