JPH1023821A - 作業機械の検査システム - Google Patents

作業機械の検査システム

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JPH1023821A
JPH1023821A JP8179166A JP17916696A JPH1023821A JP H1023821 A JPH1023821 A JP H1023821A JP 8179166 A JP8179166 A JP 8179166A JP 17916696 A JP17916696 A JP 17916696A JP H1023821 A JPH1023821 A JP H1023821A
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JP
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control unit
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JP8179166A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Takahara
高原  一浩
Masaru Kawane
勝 川根
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばユーザーを訪問したサービスマンが検
査装置を持っていない場合には、作業機械に備えた検査
情報を使ってその場で迅速に検査ができながら、必要に
応じて、検査装置を接続して高機能な検査ができるよう
にする。 【解決手段】 作業部と、その作業部の動作を制御する
ための制御部7とが備えられ、作業部の動作を検査する
ための検査情報が制御部7内に記憶され、作業部の動作
を検査するための検査情報を備えた検査装置が制御部7
に対して通信可能に接続自在に設けられ、制御部7が、
作業部の動作を作業のために制御する通常モードと、自
己に記憶させた検査情報に基づいて作業部の動作を検査
する自己検査モードと、外部検査モードとに切り換え自
在に構成され、外部検査モードにおいては、制御部7に
接続された検査装置が、制御部7に指令情報を送信しな
がら作業部の動作を検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業部と、その作
業部の動作を制御するための制御部とを備えた作業機械
の検査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業機械の検査システムでは、従
来、作業機械の一例である農作業用のコンバインにおい
て刈取部や脱穀部等の作業部の動作を検査する(具体的
には、作業部作動用のアクチュエータを作動させたり、
センサー等の検出手段の検出作動をチェックする)ため
に、1つには、コンバインの制御部が自己に記憶した検
査情報に基づいて検査を行うように構成したものがあり
(例えば、本出願人が先に提案した特願平7‐2187
40号参照)、他に、検査情報を備えた携帯式等の外部
の検査装置を作業機械側の制御部に接続して、検査装置
側から指令情報を送信しながら検査するものがあった
(例えば、特開平6‐269058号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において、前者では、検査情報を作業機械の制御
部内に記憶させる必要があるために、その情報量を多く
するのに限度があって、簡単な単機能の検査しかできな
いという不具合があり、一方、後者では、検査装置に備
える情報量を多くして、高機能な検査を行うことができ
るが、例えば、ユーザーを訪問したサービスマンが検査
装置を持っていないときには検査ができず、又、簡単な
検査を行うときにも、いちいち検査装置を持参する必要
があって不便であるという不具合があった。本発明は、
かかる実情に鑑みて為されたものであって、その目的
は、上記従来技術の不具合を解消すべく、例えばサービ
スマンが検査装置を持っていない場合には、作業機械に
備えた検査情報を使ってユーザーの要求等に応じてその
場で迅速に検査ができながら、必要に応じて、検査装置
によって高機能な検査ができるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の構成によれ
ば、作業機械側の制御部が、通常モードと、自己検査モ
ードと、外部検査モードとに切り換えられ、通常モード
では、作業部の動作が作業のために制御され、自己検査
モードでは、制御部内に記憶させた検査情報に基づいて
作業部の動作が検査され、外部検査モードでは、作業機
械側の制御部に接続された検査装置が、その制御部に指
令情報を送信しながら作業部の動作を検査する。
【0005】従って、通常モードにて、作業機械に作業
を行わせるようにしながら、自己検査モードに切り換え
ることによって、例えばサービスマンが検査装置を持っ
ていない場合にも、作業機械に備えた検査情報を使って
その場で迅速に検査することができ、又、外部検査モー
ドに切り換えることによって、例えば、上記自己検査等
によって発見された不良個所について、より細かい検査
を要する場合に、検査装置によって高機能な検査を行う
ことができ、もって、種々の検査要求に適切に対応でき
る検査システムが得られる。
【0006】請求項2の構成によれば、請求項1の構成
において、検査装置を作業機械側の制御部に接続した状
態のときに、外部検査モードに切り換えられ、未接続状
態のときは外部検査モードに切り換えられない。
【0007】従って、検査装置によって検査を行うべ
く、検査装置を作業機械側の制御部に接続すると、自動
的に外部検査モードに切り換えられるので、例えば、手
動式の外部検査切り換え用のスイッチ等を設けるのに比
べて、より確実な状態で外部検査を行うことができ、も
って、請求項1の構成の好適な手段が得られる。
【0008】請求項3の構成によれば、請求項1又は2
の構成において、作業機械側の制御部、又はこの制御部
に対して通信自在な補助制御部に設けたモード切換手段
を手動操作すると、制御部が自己検査モードに切り換え
られる。
【0009】従って、例えば制御部を最低限の制御機能
で構成しながら、補助制御部に機能アップ等のための制
御機能を付加するような場合に、実際の機械の制御構成
に応じて自己検査モードへの切換手段を、例えば操縦部
にて作業者が操作し易い位置に設ける等の適切な状態で
設けることができ、もって、請求項1又は2の構成の好
適な手段が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を作業機械としての
農作業用のコンバインに適用した場合の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。コンバインは、図1に
示すように、左右一対のクローラ走行装置11を備える
機体Vの前部に刈取部12が設けられ、その刈取部12
の後方に、操縦部13、刈取穀稈を脱穀・選別する脱穀
部14、脱穀部14から供給される穀粒を貯溜するグレ
ンタンク15等が搭載されている。ここで、刈取部12
や脱穀部14等が作業部に相当する。
【0011】刈取部12は、先端部に付設された分草具
16、穀稈の引き起こし装置17、引き起こした穀稈の
株元を切断する刈り刃18、及び、刈取穀稈を先端側で
受け取って脱穀部14まで搬送する搬送装置19を備え
ている。又、刈取部12の地面からの高さを検出する超
音波センサS1と、穀稈が触れるとオン作動して刈取り
作業中であることを検出する株元センサS2とが設けら
れている。超音波センサS1による地面からの高さ情報
は、穀稈を刈り取るときの刈高制御に用いられ、株元セ
ンサS2の検出情報は制御起動条件の一つとして用いら
れる。
【0012】又、脱穀部14における扱深さを適正状態
に維持するために、前記搬送装置19にて株元側を挟持
されている搬送穀稈の穂先位置を検出するための穂先セ
ンサS3(図5参照)が、稈長方向に一対(穂先側と株
元側)設けられている。そして、この一対の穂先センサ
S3の検出情報に基づいて、搬送装置19の搬送先端側
を後端側に対して稈長方向に揺動させることによって、
一対の穂先センサの間に穀稈の穂先が位置する適正状態
となるように調節している。
【0013】左右のクローラ走行装置11は、機体Vに
対して各別に昇降駆動できるように構成されている。こ
れによって、地面の傾きにかかわらず機体Vを水平に維
持したり、設定角度に維持するローリング制御を可能に
している。このために、機体Vの水平に対する傾きを検
出するローリングセンサS4が設けられている。
【0014】脱穀部14は、図2に示すように、扱胴2
1を収納する扱室A、刈取部12から供給される穀稈を
搬送するフィードチェーン22、トウミ23と揺動選別
板24とからなる選別装置B、穀粒回収用の一番口2
5、及び、穀粒と藁屑との混合物を回収するための二番
口26等を備えている。扱室Aで脱穀された処理物のう
ち単粒化したものは、扱室Aの下部に設けられた受網2
7から選別装置Bに漏下し、それ以外の処理物は受網2
7の後端部より選別装置Bに落下する。
【0015】選別装置Bの揺動選別板24は、トウミ2
3の上方に位置するグレンパン28、その後方に位置す
るチャフシーブ29、その下方に位置するグレンシーブ
30等からなる。チャフシーブ29は、処理物移送方向
に並置された複数個の帯板状部材が水平軸芯周りに同時
に角度を変えることにより、隣接する帯板状部材の間隔
(チャフ開度という)が変更され、このチャフ開度を検
出するポテンショメータ利用のチャフ開度センサS8
(図5参照)が設けられている。
【0016】トウミ23は、揺動選別板24上の藁屑を
吹き飛ばすためのものであり、その風力は、ファンケー
スカバー23aの開度を大きくするほどその開口部から
逃げる風量が増加して、揺動選別板24上の処理物に及
ぼす風力(トウミ風力という)が小さくなる。トウミ風
力を検出するポテンショメータ利用のトウミ風力センサ
S9(図5参照)が設けられている。
【0017】選別装置Bについては、処理物の量、種
類、湿気等の条件に応じて上記のようにチャフ開度及び
トウミ風力を調節する制御(選別制御)が行われる。
尚、グレンシーブ30から漏下する穀粒は揺動選別板2
4の下方に設けられた一番口25から回収されてグレン
タンク15に貯溜され、チャフシーブ29の後端やグレ
ンシーブ30の後端から落下する穀粒と藁屑との混合物
は二番口26から回収されて揺動選別板24に還元され
る。
【0018】次に、動力伝達系を図3に示す。機体Vに
搭載されたエンジンEの出力は、脱穀クラッチ31を介
して脱穀部14に伝達されると共に、走行クラッチ32
及び無段変速装置33を介してクローラ走行装置11の
ミッション部34に伝達される。ミッション部34に伝
達された出力の一部は、刈取クラッチ35を介して刈取
部12に伝達される。S7は、脱穀クラッチ31の入切
状態を検出する脱穀スイッチであり、S5は、エンジン
Eのフライホイールリングギアに磁界を作用させて、単
位時間当りの歯数に対応する周波数の正弦波を得る電磁
ピックアップからなるエンジン回転数検出用の回転数セ
ンサであり、S6は、ミッション部に設けた車速検出用
の車速センサである。
【0019】車速を増減するための無段変速装置33
は、シフトレバーによって手動操作されると共に電動モ
ータによって自動操作される。つまり、エンジン回転数
は、エンジン負荷が増加するほど低下するので、エンジ
ン回転数が最適なときは定速走行を行うが、負荷が大き
くなりエンジン回転数が低下すると、車速を下げて刈取
り量即ち脱穀処理量を減少させて負荷を小さくし、逆に
負荷が小さくなってエンジン回転数が最適回転数より高
くなれば、車速を上げて刈取り量即ち脱穀処理量を増加
させるように、無段変速装置33を変速操作して走行速
度を増減する車速制御が行われる。但し、予め設定され
た最高車速より速くなることはない。
【0020】図4に示すように、各制御の起動・停止等
の指令情報を入力したり、各種の制御情報を表示するた
めの表示パネルユニットCが、液晶ディスプレイモジュ
ールとメンブレンキーボードを組み合わせた一体型のパ
ネルとして、操縦部13のオペレータが見やすく操作し
やすい位置に設けられている。表示パネルユニットCの
前面には、制御情報表示用の表示画面1と、情報入力用
のキー入力部2,3,4とが設けられている。表示画面
1は、ドットマトリックス式の液晶グラフィックディス
プレイで構成され、この画面上に、燃料残量、アワーメ
ータ(稼働時間)、エンジン回転数、負荷状態等の各種
の制御情報が表示される。キー入力部2,3,4は、押
しボタン式のスイッチで構成され、各制御の起動・停止
スイッチ2、切換スイッチ3及び記憶スイッチ4からな
る。
【0021】次に、コンバインの制御構成を図5に示
す。前記各作業部(刈取部12、脱穀部14等)の動作
を制御するための制御部(主制御部に相当する)として
のメータ用コントローラ7と、このメータ用コントロー
ラ7に対して、RS485インターフェース形式で通信
自在な補助制御部としての制御ユニット8が、夫々マイ
クロコンピュータを利用して構成されて設けられてい
る。前記センサ類S1〜S9のうちの株元センサS2、
穂先センサS3、回転数センサ5、及び脱穀スイッチS
7と、燃料の残量を検出する燃料センサS10の各検出
情報がメータ用コントローラ7に入力され、超音波セン
サS1、ローリングセンサS4及び車速センサS6の各
検出情報が、制御ユニット8に入力されている。
【0022】一方、メータ用コントローラ7からは、扱
深さ調節用のアクチュエータ(揺動用モータ)M1や、
AES(自動エンジン停止)用のアクチュエータ(リレ
ー等)M2に対する駆動信号が出力され、制御ユニット
8からは、刈高制御用及びローリング制御用の各アクチ
ュエータM3〜M4、車速制御用、チャフ開度調節用及
びトウミ風力調節用の各電動モータM5〜M7に対する
駆動信号が出力されている。そして、メータ用コントロ
ーラ7及び制御ユニット8は、各センサの検出情報や予
め設定した制御情報等に基づいて、各アクチュエータM
1〜M4や電動モータM5〜M7等を駆動して、前述の
各制御(扱深さ制御、刈高制御、ローリング制御、選別
制御、車速制御その他)を実行するように構成されてい
る。
【0023】表示パネルユニットCの表示画面1及びキ
ー入力部2,3,4の作動は、メータ用コントローラ7
にて制御される。起動・停止スイッチ2は、前述の各制
御に対する起動及び停止を指示するために、図4に示す
ように各制御に対応する複数のスイッチを有し、各スイ
ッチは起動及び停止に兼用されている。つまり、作動中
の制御に対応するスイッチが押されると、その制御を停
止させ、停止中の制御に対応するスイッチが押されると
その制御を起動させる。又、切換スイッチ3(以下、C
K−1とも呼ぶ)は、通常モードや検査モード等の制御
状態を手動切り換えするために、2つの異なる操作状
態、具体的には、スイッチを押してアースに接続したオ
ン状態と、スイッチを押さずにオープンのままのオフ状
態とに切換自在に構成されている。
【0024】メータ用コントローラ7内には、前記各作
業部(刈取部12、脱穀部14等)の動作を検査するた
めの検査情報が記憶されている。そして、メータ用コン
トローラ7は、各作業部(刈取部12、脱穀部14等)
の動作を作業のために制御する通常モードと、自己に記
憶させた上記検査情報に基づいて各作業部(刈取部1
2、脱穀部14等)の動作を検査する自己検査モード
と、外部検査モードとに切り換え自在に構成されてい
る。
【0025】図6に示すように、コンバイン側の各作業
部(刈取部12、脱穀部14等)の動作を検査するため
の検査情報を備えた検査装置としてのマイコンチェッカ
ーMCが、コンバインの作業部の動作を検査するための
検査情報を記憶する着脱自在な記憶媒体としてのICカ
ード42、このICカード42の情報に基づいて上記各
作業部の動作を検査する検査用制御部41、RS232
Cインターフェース45、LCD(液晶)表示器43、
情報入力用の操作キー44等を備えて設けられている。
尚、ICカード42は、同一種類の作業機械(例えば農
作業用の作業機械としてのコンバインや、トラクター
等)毎又は同一種類の作業機械(例えばコンバイン)に
おける異なる機種毎の検査情報が、各別のICカード4
2に記憶されている。
【0026】マイコンチェッカーMC側のRS232C
インターフェース45が、ワイヤーハーネス46を介し
てマイコンチェッカーMC側のRS232Cインターフ
ェース6に接続されるように構成されている。これによ
り、マイコンチェッカーMCが、コンバイン側のメータ
用コントローラ7に対して通信可能な状態で接続自在に
設けられることになる。そして、外部検査モードにおい
ては、メータ用コントローラ7に接続されたマイコンチ
ェッカーMCが、メータ用コントローラ7に指令情報を
送信しながら前記各作業部の動作を検査するように構成
されている。
【0027】さらに、図5に示すように、マイコンチェ
ッカーMCをメータ用コントローラ7に接続するに伴っ
て、メータ用コントローラ7側に設けた外部検査起動用
スイッチ5(以下、CK−2とも呼ぶ)がアースに接続
されてオン状態になるようになっている。つまり、マイ
コンチェッカーMCをメータ用コントローラ7に接続し
た状態のときに、メータ用コントローラ7が外部検査モ
ードに切り換えられるように構成されている。
【0028】次に、コンバイン側における各制御状態の
起動について説明する。図7のフローチャートに示すよ
うに、メインキーがオン操作されて駆動電源がオンし
(つまり、機械各部に電源が供給され)た後、設定時間
(500ms等)が経過するまで、設定周期(10ms
等)毎に、センサ信号の入力を行うとともに、前記スイ
ッチCK−1,CK−2の状態により、外部検査モード
フラグと自己動作フラグのセットを行う(尚、スタート
時は、両フラグはリセット状態である)。具体的には、
CK−2がオン状態のときに、外部検査モードフラグを
セットし、CK−2がオフ状態で且つCK−1がオン状
態のときに、自己動作フラグをセットし、CK−1、C
K−2が共にオフ状態のときは、フラグのセットはしな
い。
【0029】そして、設定時間(500ms等)経過後
は、外部検査モードフラグがセットされていれば外部検
査モードを起動し、外部検査モードフラグがリセット状
態のときは、自己動作フラグがリセット状態であれば通
常モードを起動し、自己動作フラグがセット状態のとき
は、さらにCK−1がオン状態のままであれば通常モー
ドを起動するが、CK−1がオフ状態に変化すれば自己
検査モードを起動する。つまり、図8(イ)に示すよう
に、CK−1がオン状態に操作された状態で駆動電源が
オンし、その後、CK−1がオフ状態に変化するに伴っ
て、自己検査モードを起動するように構成されている。
これより、CK−1即ち切換スイッチ3が、メータ用コ
ントローラ7を自己検査モードに切り換えるための手動
操作式のモード切換手段に対応する。
【0030】さらに、上記自己検査モードにおいては、
図8(イ)に示すように、切換スイッチ3がオン状態と
オフ状態の間で切換操作される毎に、前述した刈取部1
2、脱穀部14、エンジンE、機体V、走行装置11等
の各作業部(具体的には、各アクチュエータや、センサ
ー等)についての検査を実行する各検査モードに順次切
り換えられて、その各検査モードの内容を表示画面1に
表示する。
【0031】各作業部の検査は、具体的には、前記各セ
ンサ類S1〜S10についての入力チェックと、前記各
アクチュエータ及び電動モータM1〜M7についての出
力チェックとを行う外に、微調整モードや機種設定モー
ド等の操作も行う。入力チェックでは、例えば刈取部1
2に設けた株元センサS2を手で揺動させると、図4に
例示するように、表示画面1に「株元センサ」と表示さ
れると同時にブザーが作動して、株元センサS2が検出
作動していることが確認できる。出力チェックでは、例
えば、扱深さ調節において、扱深自動ランプが点灯する
とともに、深扱側への出力と浅扱側への出力とが停止時
間を挟んで交互に繰り返されることで、扱深さ調節用ア
クチュエータM1の作動が確認できることになる。尚、
この出力チェックの際には、表示画面1に「出力検査」
と表示される。
【0032】又、微調整モードでは、例えば、図示しな
いチャフ設定ボリュームを操作してチャフ開度を変化さ
せて、チャフ開度センサS8を構成するポテンショメー
タの最大及び最小のエンド位置に対応するデータを読み
込み、その各データが正常な値であるかどうかを判定す
る。そして、正常なデータであればその値を記憶し、異
常なデータであれば、記憶せずに「チャフ全閉値異常」
等の異常表示を行う。機種設定モードでは、切換スイッ
チ3を操作する毎に機種名が順次表示されるので、制御
対象となる機種名が表示された状態で記憶スイッチ4を
操作して、その機種名を記憶させる操作を行う。
【0033】図8(ロ)に示すように、通常モードで
は、予め決まった順序で制御状態の表示が行われ、切換
スイッチ3がオフ状態とオン状態の間で切換操作される
毎に、表示画面1に機械各部の制御状態を順次表示す
る。図9の(イ)はアワーメータ(稼働時間)表示を示
し、(ロ)はエンジン回転数のバーグラフ表示を示し、
(ハ)は1から4までの数字で表した負荷レベル(数字
が大きいほど負荷が大きい)表示を示し、又、各表示の
左側には、燃料残量がバーグラフ表示されている。上記
通常モードでの表示について補足すると、通常モードの
起動後は、機種表示を2秒間行ってからアワーメータを
表示して待機し、エンジンが始動するとエンジン回転数
を表示し、さらに、実際の作業状態(刈取状態)になる
に伴ってエンジン負荷を表示する。
【0034】尚、図8(ロ)に示すように、通常モード
において機械各部のいずれかの異常を検出するに伴って
異常制御モードを起動して、表示画面1を通常表示から
機械各部の異常状態を表示する異常表示である警報表示
に切り換え、その異常制御モードにおいて切換スイッチ
3がオフ状態とオン状態の間で切換操作されるに伴って
表示画面1の表示を通常表示に戻すように構成されてい
る。警報表示では、故障箇所等が示される。尚、上記警
報表示と共にブザーによる警報音の発生やランプによる
点滅表示をさせるようにしてもよく、その場合は、切換
スイッチ3を操作すると、警報音や点滅表示が停止す
る。
【0035】次に、前記外部検査モードでの検査内容に
ついて説明する。マイコンチェッカーMC側の検査用制
御部41は、操作キー44によって選択される「入力機
能検査モード」では、複数個の入力機能検査項目の夫々
について予め設定した順序に従って、入力機能検査のた
めに必要な前記作業部に対する操作指示(例えば、刈取
部に対する上昇操作の指示)をLCD表示器43に表示
するとともに、コンバイン側に対して入力機能検査の対
象となる作業部(例えば、刈取部)に関するセンサー
(刈取部の昇降位置センサーや、超音波センサー等)の
指定情報を送信し、コンバイン側では、前記センサーの
指定情報を受信すると、その指定されたセンサーの検出
情報をマイコンチェッカーMC側に向けて送信し、マイ
コンチェッカーMC側の検査用制御部41は、前記セン
サーの検出情報を受信すると、前記作業部に対する操作
指示の内容(刈取部の上昇操作)と前記センサー(刈取
部の昇降位置センサー等)の検出情報とに基づいて、入
力機能検査の対象となる作業部(刈取部)について入力
機能の良否を判定し、その判定結果をLCD表示器43
に表示することを実行する入力機能検査制御を行う。
【0036】又、マイコンチェッカーMC側の検査用制
御部41は、操作キー44によって選択される「出力機
能検査モード」では、複数個の出力機能検査項目の夫々
について予め設定した順序に従って、出力機能検査のた
めに必要な作業部に対する操作指示及び出力機能検査に
おけるアクチュエータの作動内容(例えば、フロントブ
ザーの出力)をLCD表示器43に表示するとともに、
コンバイン側に対して出力機能検査の対象となる作業部
(この場合には、メータ用コントローラ7に接続された
表示・警報部になる)の指定情報を送信し、コンバイン
側では、前記作業部の指定情報を受信すると、その指定
された作業部に関する前記アクチュエータ(フロントブ
ザー)を作動させることを実行する出力機能検査制御を
行う。
【0037】又、マイコンチェッカーMC側の検査用制
御部41は、操作キー44によって選択される「統合機
能検査モード」では、予め設定した統合機能検査項目の
順序に従って、前記入力機能検査制御及び前記出力機能
検査制御における各検査項目についての検査を実行する
ように構成されている。
【0038】尚、コンバインのメータ用コントローラ7
に、機械稼働中に発生した各作業部又はセンサーについ
ての各種のエラー情報が記憶されている。ここで、機械
稼働中におけるエラー情報としては、モータ等のアクチ
ュエータの作動ロックや、センサーの検出値の異常(例
えば、有り得ない値となる場合や、全く作動しない場合
等)の発生回数などが記憶される。そして、このエラー
情報は、マイコンチェッカーMC側に送られて、LCD
表示器43に表示され、自己診断データとしてその異常
の発生確率等に基づいて故障箇所の特定等のために使用
される。さらに、マイコンチェッカーMC側からエラー
情報消去指令が受信されると、記憶しているエラー情報
が消去される。又、前記微調整データも、マイコンチェ
ッカーMC側からの要求に応じてマイコンチェッカーM
C側に送られて、LCD表示器43に表示される。
【0039】次に、図10〜図13に示すフローチャー
トに基づいて、マイコンチェッカーMCを接続した場合
における外部検査モードでの制御作動について説明す
る。メインフロー(図10)では、先ず、検査装置即ち
マイコンチェッカーMC側から作業機械即ちコンバイン
側に対して、機種データ等(機種以外に、形式データや
機番や使用時間等のデータ)の要求信号を送信し、コン
バイン側は上記要求信号を受信すると、記憶している機
種データ等の情報を送信する。チェッカーMC側は機種
データ等の情報を受信すると、この受信した機種データ
と、操作キー44にて入力された機種データの両方をL
CD表示器43に表示するとともに、この両機種データ
が一致していない場合にはそのことを表示して正しい機
種データの再入力を指示し、両機種データが一致してい
る場合にのみ、その機種データに対応する検査情報をI
Cカード42の記憶情報から選択する。そして、操作キ
ー44にて全機能チェックが指示されたときには、「入
力機能検査」及び「出力機能検査」について全検査項目
を実行し、全機能チェックでないときには、「統合機能
検査」を行って夫々その検査結果を表示する処理を、検
査終了が指示されるまで実行する。
【0040】「入力機能検査」(図11)では、先ず、
図14に示すような開始メッセージがLCD表示器43
に表示されるので、その指示に従って操作する(この例
では、エンジンを始動する)。次に、確認キーを入力す
ると、各入力機能検査項目の実行に必要な操作が指示さ
れる。図15(イ)に例示したものでは、刈取部の上昇
操作を指示している。次に、その操作に伴って所定の変
化をするべき各センサーの入力信号をチェックし、所定
の変化があればOKと判定し、所定の変化がなければN
Gと判定する。そして、判定がOKの場合は、図15
(ロ)に示すようなOK表示を行い、確認キーの入力
後、すべての検査項目が終了する場合を除いて、次の操
作指示のフローに戻る。判定がNGの場合は、確認キー
の入力後、図15(ハ)に示すようなNG表示を数秒間
行うとともに、その所定の信号変化が得られなかったセ
ンサーについてエラーを記録してから、すべての検査項
目が終了する場合を除いて、次の操作指示のフローに戻
る。
【0041】「出力機能検査」(図12)では、先ず、
図16に示すような開始メッセージが画面に表示される
ので、その指示に従って操作する(この例では、エンジ
ンを停止する)。次に、確認キーを入力すると、各出力
機能検査項目の実行内容及びその実行に必要な操作指示
が表示される。図17に例示したものでは、フロントブ
ザーの出力を実行することが表示されている。そして、
確認キーを入力すると、すべての検査項目が終了してい
る場合を除いて、上記出力機能検査項目の実行内容及び
そのための操作指示の表示からのフローに戻る。
【0042】「統合機能検査」(図13)では、先ず、
機種データ等に基づいて、機種に備えられている各種の
制御名が画面表示されるので、その中から検査する制御
を選択すると、その制御の検査において行う入出力につ
いての機能検査項目が検索され、それに従って入力及び
出力の各検査項目が実行される。その実行内容は、「入
力機能検査」(図11)と「出力機能検査」(図12)
で述べた内容と同じであり、例えば、扱深さ制御を選択
した場合には、先ず、図14に示すような開始メッセー
ジ(エンジンの始動)が画面に表示されるので、その指
示に従って操作し、次に、図15(イ)に示すような操
作指示が表示され、それに従って操作して結果がOKの
ときは図15(ロ)に示すようなOK表示がされ、ま
た、これ以後、図18に示すような出力検査の実行内容
(この例では、扱深さ調節用モータの出力)が表示され
る。そして、上記フローをすべての検査項目が終了する
まで実行する。
【0043】検査結果の表示では、NG項目があるとき
は、図19に示すように、NGと判定したセンサーの名
称が表示され、NG項目がないときは、NG項目がない
ことのメッセージが表示される。
【0044】〔別実施形態〕上記実施例では、本発明の
作業機械の検査システムを、作業機械としての農作業用
のコンバインに適用したものを例示したが、コンバイン
以外の農作業用の各種作業機械や、土木作業用の建設機
械等にも適用できる。そして、作業部やその作動用のア
クチュエータ、センサー等の検出手段の具体構成、並び
に、自己検査モードでの検査内容や、外部検査モードで
の入力機能、出力機能、統合機能の各検査項目は、作業
機械に応じて適宜設定される。
【0045】上記実施例では、検査装置MCと作業機械
側の制御部7とを通信可能に接続自在に構成するのに、
RS232Cインターフェース等によって構成したが、
これに限るものではない。
【0046】上記実施例では、検査装置MCを作業機械
側の制御部7に接続すると、自動的に外部検査モードに
切り換えられるように構成したが、これ以外に、別途手
動操作式のスイッチを設けて、このスイッチを操作して
外部検査モードに切り換えるようにしてもよい。
【0047】上記実施例では、制御部7に通信自在な補
助制御部8を設けたが、例えば簡易な機種の場合には、
制御部7だけで制御できる構成することもできる。
【0048】上記実施例では、モード切換手段3を制御
部7に設けたが、これ以外に、補助制御部8に設けた
り、あるいは、両制御部7,8に設けてもよく、この場
合、図20に示すように、モード切換手段3からの切換
情報を受けた補助制御部8からの通信要求によって、制
御部7が自己検査モードに切り換えられる。つまり、制
御部7と補助制御部8の少なくとも何れか一方に、モー
ド切換手段3が設けられているように構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】コンバインの脱穀部の側面透視図
【図3】コンバインの動力伝達図
【図4】コンバインに備えた表示パネルの正面図
【図5】コンバインの制御構成のブロック図
【図6】検査装置の制御構成のブロック図
【図7】コンバイン側での起動制御のフローチャート
【図8】通常モード及び自己検査モードでの制御作動を
示すタイムチャート
【図9】通常モード状態での表示画面の図
【図10】外部検査モードでの制御のメインフローチャ
ート
【図11】入力機能検査処理のフローチャート
【図12】出力機能検査処理のフローチャート
【図13】統合機能検査処理のフローチャート
【図14】検査装置側の表示画面の表示例
【図15】検査装置側の表示画面の表示例
【図16】検査装置側の表示画面の表示例
【図17】検査装置側の表示画面の表示例
【図18】検査装置側の表示画面の表示例
【図19】検査装置側の表示画面の表示例
【図20】別実施例のコンバイン側での起動制御のフロ
ーチャート
【符号の説明】
12,14 作業部 7 制御部 MC 検査装置 8 補助制御部 3 モード切換手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業部と、その作業部の動作を制御する
    ための制御部とを備えた作業機械の検査システムであっ
    て、 前記作業部の動作を検査するための検査情報が、前記制
    御部内に記憶され、 前記作業部の動作を検査するための検査情報を備えた検
    査装置が、前記制御部に対して通信可能に接続自在に設
    けられ、 前記制御部が、前記作業部の動作を作業のために制御す
    る通常モードと、自己に記憶させた検査情報に基づいて
    前記作業部の動作を検査する自己検査モードと、外部検
    査モードとに切り換え自在に構成され、 前記外部検査モードにおいては、前記制御部に接続され
    た前記検査装置が、前記制御部に指令情報を送信しなが
    ら前記作業部の動作を検査するように構成されている作
    業機械の検査システム。
  2. 【請求項2】 前記検査装置を前記制御部に接続した状
    態のときに、前記制御部が前記外部検査モードに切り換
    えられるように構成されている請求項1記載の作業機械
    の検査システム。
  3. 【請求項3】 前記制御部に対して通信自在な補助制御
    部が設けられ、 前記制御部と前記補助制御部の少なくとも何れか一方
    に、前記制御部を前記自己検査モードに切り換えるため
    の手動操作式のモード切換手段が設けられている請求項
    1〜2のいずれか1項に記載の作業機械の検査システ
    ム。
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