JPH10238447A - イオン電流検出装置 - Google Patents
イオン電流検出装置Info
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- JPH10238447A JPH10238447A JP4039097A JP4039097A JPH10238447A JP H10238447 A JPH10238447 A JP H10238447A JP 4039097 A JP4039097 A JP 4039097A JP 4039097 A JP4039097 A JP 4039097A JP H10238447 A JPH10238447 A JP H10238447A
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- Japan
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- current
- discharge
- ion current
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- ignition coil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】放電エネルギの低下を招くことなく放電時間の
好適な短縮を図って、より精度の高いイオン電流検出を
実現することのできるイオン電流検出装置を提供する。 【解決手段】点火コイル32の誘導起電力を利用する点
火方式においては、二次電圧V2 による放電時間が長い
場合、二次電流(放電電流)波形と、検出されるべきイ
オン電流波形とが重畳してしまい、実際のイオン電流波
形が判別しにくくなる。ここでは、点火コイル一次巻線
32aを流れる電流の遮断時、切替回路33による同巻
線32aの端子切替動作を通じて同巻線32aに逆方向
にバイアス電流を供給することで放電時間の短縮を図
る。
好適な短縮を図って、より精度の高いイオン電流検出を
実現することのできるイオン電流検出装置を提供する。 【解決手段】点火コイル32の誘導起電力を利用する点
火方式においては、二次電圧V2 による放電時間が長い
場合、二次電流(放電電流)波形と、検出されるべきイ
オン電流波形とが重畳してしまい、実際のイオン電流波
形が判別しにくくなる。ここでは、点火コイル一次巻線
32aを流れる電流の遮断時、切替回路33による同巻
線32aの端子切替動作を通じて同巻線32aに逆方向
にバイアス電流を供給することで放電時間の短縮を図
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の膨張
(燃焼)行程において燃焼室内に生じるイオンをイオン
電流として検出するイオン電流検出装置に関するもので
ある。
(燃焼)行程において燃焼室内に生じるイオンをイオン
電流として検出するイオン電流検出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車エンジン等に使用される内
燃機関は、吸気、圧縮、膨張(燃焼)及び排気の4行程
により、ピストンの2回の往復動をクランクシャフトの
2回転に変換して出力を得るようになっている。そして
近年、内燃機関のこのような行程は電子制御装置により
厳密に制御され、管理されている。
燃機関は、吸気、圧縮、膨張(燃焼)及び排気の4行程
により、ピストンの2回の往復動をクランクシャフトの
2回転に変換して出力を得るようになっている。そして
近年、内燃機関のこのような行程は電子制御装置により
厳密に制御され、管理されている。
【0003】ところで、こうした内燃機関にあっては、
その各気筒の圧縮行程において圧縮された燃料(混合
気)が次の膨張(燃焼)行程において最適且つ確実に燃
焼されないと、他の気筒に対して異常な負荷がかかり、
内燃機関が損傷したり、未燃ガス流出による種々の障害
をもたらすことがある。したがって、内燃機関の安定し
た運転を確保するためには、各気筒において確実に燃焼
が行われたか否かを常に管理する必要がある。そして従
来、このような燃焼状態を検出する手段として、内燃機
関の膨張(燃焼)行程においてその燃焼室内に生じるイ
オンをイオン電流として検出する装置が提案されてお
り、例えば特開平4−194367号公報に記載された
イオン電流検出装置などが知られている。図4に、同公
報記載の装置も含め、従来一般に採用されているイオン
電流検出装置を示す。
その各気筒の圧縮行程において圧縮された燃料(混合
気)が次の膨張(燃焼)行程において最適且つ確実に燃
焼されないと、他の気筒に対して異常な負荷がかかり、
内燃機関が損傷したり、未燃ガス流出による種々の障害
をもたらすことがある。したがって、内燃機関の安定し
た運転を確保するためには、各気筒において確実に燃焼
が行われたか否かを常に管理する必要がある。そして従
来、このような燃焼状態を検出する手段として、内燃機
関の膨張(燃焼)行程においてその燃焼室内に生じるイ
オンをイオン電流として検出する装置が提案されてお
り、例えば特開平4−194367号公報に記載された
イオン電流検出装置などが知られている。図4に、同公
報記載の装置も含め、従来一般に採用されているイオン
電流検出装置を示す。
【0004】同図4に示すように、この装置は、バッテ
リ81、一次巻線82a及び二次巻線82bを有する点
火コイル82、一次巻線82aの一端と接地間に接続さ
れたパワートランジスタ83、パワートランジスタ83
を駆動する駆動回路85、二次巻線82bの一端に接続
される点火プラグ5及びこの点火プラグ5に並列に接続
されるイオン検出回路84を有して構成されている。こ
こで、点火プラグ5は、二次巻線82bの上記一端に接
続された放電用電極5a、及び放電用電極5aに対向配
置され接地されているグランド電極5bによって構成さ
れている。この点火プラグ5は各気筒の燃焼室内(図示
せず)に露出して設けられており、そのグランド電極5
bは燃焼室壁に接続されている。
リ81、一次巻線82a及び二次巻線82bを有する点
火コイル82、一次巻線82aの一端と接地間に接続さ
れたパワートランジスタ83、パワートランジスタ83
を駆動する駆動回路85、二次巻線82bの一端に接続
される点火プラグ5及びこの点火プラグ5に並列に接続
されるイオン検出回路84を有して構成されている。こ
こで、点火プラグ5は、二次巻線82bの上記一端に接
続された放電用電極5a、及び放電用電極5aに対向配
置され接地されているグランド電極5bによって構成さ
れている。この点火プラグ5は各気筒の燃焼室内(図示
せず)に露出して設けられており、そのグランド電極5
bは燃焼室壁に接続されている。
【0005】次に、図4及び図5を参照してこの動作を
説明する。なお、図5(a)及び図5(b)はそれぞ
れ、一次巻線82a及び二次巻線82bに流れる一次電
流I1及び二次電流I2 の波形を表す。
説明する。なお、図5(a)及び図5(b)はそれぞ
れ、一次巻線82a及び二次巻線82bに流れる一次電
流I1及び二次電流I2 の波形を表す。
【0006】内燃機関の膨張(燃焼)行程において、電
子制御装置(図示せず)から駆動回路85に加えられる
制御信号Cに基づきパワートランジスタ83がオン・オ
フ制御され、一次巻線82aに流れる一次電流I1 の通
電・遮断が行われると、一次電流I1 の遮断時に、二次
巻線82bに負の高電圧からなる二次電圧V2 が誘起さ
れる。これにより、点火プラグ5のグランド電極5bか
ら放電用電極5aに向けて放電火花が生じ、燃焼室内の
燃料(混合気)が燃焼される。またこれに伴い、二次巻
線82bには、図5(b)に示されるような放電電流
(二次電流)I2が流れる。
子制御装置(図示せず)から駆動回路85に加えられる
制御信号Cに基づきパワートランジスタ83がオン・オ
フ制御され、一次巻線82aに流れる一次電流I1 の通
電・遮断が行われると、一次電流I1 の遮断時に、二次
巻線82bに負の高電圧からなる二次電圧V2 が誘起さ
れる。これにより、点火プラグ5のグランド電極5bか
ら放電用電極5aに向けて放電火花が生じ、燃焼室内の
燃料(混合気)が燃焼される。またこれに伴い、二次巻
線82bには、図5(b)に示されるような放電電流
(二次電流)I2が流れる。
【0007】この膨張(燃焼)行程において、正常に燃
焼が行われると、燃焼室内には大量の陽イオンが発生す
る。そして、この発生した陽イオンはイオン電流となっ
てイオン検出回路84に流れ、その電流量に対応した信
号が出力端子84aから出力される。この出力された信
号は電子制御装置(図示せず)に取り込まれて正常に燃
焼が行われたか否かの判定に供される。この判定におい
て、失火等の異常が認められた場合、電子制御装置は点
火タイミングをフィードバック調整したり、危険防止の
ために休筒させるなどの処理を行う。
焼が行われると、燃焼室内には大量の陽イオンが発生す
る。そして、この発生した陽イオンはイオン電流となっ
てイオン検出回路84に流れ、その電流量に対応した信
号が出力端子84aから出力される。この出力された信
号は電子制御装置(図示せず)に取り込まれて正常に燃
焼が行われたか否かの判定に供される。この判定におい
て、失火等の異常が認められた場合、電子制御装置は点
火タイミングをフィードバック調整したり、危険防止の
ために休筒させるなどの処理を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記検出さ
れるイオン電流はそもそも、燃焼によって点火プラグ5
の両電極5a,5b間に発生するイオンに電圧を印加す
ることにより流れる電流であり、燃焼中、二次電圧V2
の放電終了後(したがって、点火プラグ5の放電終了
後)に検出されるものである。
れるイオン電流はそもそも、燃焼によって点火プラグ5
の両電極5a,5b間に発生するイオンに電圧を印加す
ることにより流れる電流であり、燃焼中、二次電圧V2
の放電終了後(したがって、点火プラグ5の放電終了
後)に検出されるものである。
【0009】ところが、こうした点火コイル82の誘導
起電力を利用する点火方式においては、図5(b)に示
すように、二次電圧V2 の放電終了までの時間(したが
って、放電電流の流れる時間)t'が長い場合、この検出
されるべきイオン電流波形に二次電流(放電電流)波形
が重畳され、実際のイオン電流波形が判別しにくくなる
という問題が生じていた。すなわちこの場合、同イオン
電流に基づく正常点火か否かの判断が極めて難しくな
る。
起電力を利用する点火方式においては、図5(b)に示
すように、二次電圧V2 の放電終了までの時間(したが
って、放電電流の流れる時間)t'が長い場合、この検出
されるべきイオン電流波形に二次電流(放電電流)波形
が重畳され、実際のイオン電流波形が判別しにくくなる
という問題が生じていた。すなわちこの場合、同イオン
電流に基づく正常点火か否かの判断が極めて難しくな
る。
【0010】一方、放電時間は点火コイル82に蓄積さ
れる磁束量で決まるため、この放電電流の流れる時間t'
を短縮するためには、二次巻線82bにおいて発生する
二次電圧V2 を減少するなど、同二次巻線82bに生じ
る磁束量を減少するようにすればよいが、この場合には
点火プラグ5が放電に至らなかったり、放電には至って
も燃料(混合気)を着火させ得るエネルギには達しない
などの新たな問題が生じることとなる。
れる磁束量で決まるため、この放電電流の流れる時間t'
を短縮するためには、二次巻線82bにおいて発生する
二次電圧V2 を減少するなど、同二次巻線82bに生じ
る磁束量を減少するようにすればよいが、この場合には
点火プラグ5が放電に至らなかったり、放電には至って
も燃料(混合気)を着火させ得るエネルギには達しない
などの新たな問題が生じることとなる。
【0011】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、放電エネルギの低下を招く
ことなく放電時間の好適な短縮を図って、より精度の高
いイオン電流検出を実現することのできるイオン電流検
出装置を提供することにある。
ものであって、その目的は、放電エネルギの低下を招く
ことなく放電時間の好適な短縮を図って、より精度の高
いイオン電流検出を実現することのできるイオン電流検
出装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1記載の発明は、電源に接続された点火コイ
ル一次巻線を流れる電流の遮断によって点火コイル二次
巻線に誘起される電圧に基づき点火プラグを放電せし
め、放電後に同点火プラグ間に発生するイオン電流を抽
出して同電流に対応した信号を出力するイオン電流検出
装置において、前記点火コイル一次巻線を流れる電流の
遮断時、同点火コイル一次巻線に逆方向にバイアス電流
を流す手段を備えたことをその要旨とするものである。
め、請求項1記載の発明は、電源に接続された点火コイ
ル一次巻線を流れる電流の遮断によって点火コイル二次
巻線に誘起される電圧に基づき点火プラグを放電せし
め、放電後に同点火プラグ間に発生するイオン電流を抽
出して同電流に対応した信号を出力するイオン電流検出
装置において、前記点火コイル一次巻線を流れる電流の
遮断時、同点火コイル一次巻線に逆方向にバイアス電流
を流す手段を備えたことをその要旨とするものである。
【0013】請求項1記載の発明では、点火コイル一次
巻線を流れる電流の遮断時、同コイル内での磁束変化が
加速され、その二次巻線に誘起される電圧のエネルギす
なわち放電エネルギの低下を招くことなく、点火プラグ
における放電時間が短縮されるようになる。このため、
イオン電流波形に対する放電電流波形の重畳も最小限に
抑制され、より高い精度で上記イオン電流の抽出を行う
ことができるようになる。
巻線を流れる電流の遮断時、同コイル内での磁束変化が
加速され、その二次巻線に誘起される電圧のエネルギす
なわち放電エネルギの低下を招くことなく、点火プラグ
における放電時間が短縮されるようになる。このため、
イオン電流波形に対する放電電流波形の重畳も最小限に
抑制され、より高い精度で上記イオン電流の抽出を行う
ことができるようになる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
オン電流検出装置において、前記逆方向にバイアス電流
を流す手段は、前記電源に対する前記点火コイル一次巻
線の接続方向を切替える切替回路であることをその要旨
とするものである。
オン電流検出装置において、前記逆方向にバイアス電流
を流す手段は、前記電源に対する前記点火コイル一次巻
線の接続方向を切替える切替回路であることをその要旨
とするものである。
【0015】請求項2記載の発明では、点火コイル一次
巻線に対する逆方向バイアス電流の供給を極めて簡単な
回路によって実現することができるようになる。
巻線に対する逆方向バイアス電流の供給を極めて簡単な
回路によって実現することができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を内燃機関としての
車両用ガソリンエンジンに設けられたイオン電流検出装
置に具体化した実施の形態を図1〜図3に従って説明す
る。
車両用ガソリンエンジンに設けられたイオン電流検出装
置に具体化した実施の形態を図1〜図3に従って説明す
る。
【0017】図1は本実施の形態におけるエンジン1の
概略構成を示す。エンジン1は複数のシリンダ2(図1
には一つのみ図示)を備える。各シリンダ2にそれぞれ
上下動可能に設けられたピストン3は、出力軸としての
クランクシャフト1aに連結されている。各シリンダ2
においてピストン3の上側は燃焼室4を形成する。各燃
焼室4に対応して設けられた点火プラグ5は燃焼室4に
導入された混合気に点火する。各燃焼室4に対応して設
けられた吸気ポート6a及び排気ポート7aの各々は吸
気通路6及び排気通路7の一部を構成する。各燃焼室4
に対応して設けられた吸気バルブ8及び排気バルブ9は
各ポート6a,7aをそれぞれ開閉する。各バルブ8,
9は互いに異なるカムシャフト10,11の回転に基づ
き作動する。各カムシャフト10,11の先端に各々設
けられたタイミングプーリ12,13はタイミングベル
ト14を介してクランクシャフト1aに連結されてい
る。
概略構成を示す。エンジン1は複数のシリンダ2(図1
には一つのみ図示)を備える。各シリンダ2にそれぞれ
上下動可能に設けられたピストン3は、出力軸としての
クランクシャフト1aに連結されている。各シリンダ2
においてピストン3の上側は燃焼室4を形成する。各燃
焼室4に対応して設けられた点火プラグ5は燃焼室4に
導入された混合気に点火する。各燃焼室4に対応して設
けられた吸気ポート6a及び排気ポート7aの各々は吸
気通路6及び排気通路7の一部を構成する。各燃焼室4
に対応して設けられた吸気バルブ8及び排気バルブ9は
各ポート6a,7aをそれぞれ開閉する。各バルブ8,
9は互いに異なるカムシャフト10,11の回転に基づ
き作動する。各カムシャフト10,11の先端に各々設
けられたタイミングプーリ12,13はタイミングベル
ト14を介してクランクシャフト1aに連結されてい
る。
【0018】すなわち、エンジン1の運転時に、クラン
クシャフト1aの回転力はタイミングベルト14及び各
タイミングプーリ12,13を介して各カムシャフト1
0,11に伝達される。各カムシャフト10,11が回
転することにより、各バルブ8,9が作動する。各バル
ブ8,9はクランクシャフト1aの回転に同期して、す
なわち各ピストン3の上下動に対応した吸気行程、圧縮
行程、膨張(燃焼)行程及び排気行程に同期して、所定
のタイミングで開閉駆動される。
クシャフト1aの回転力はタイミングベルト14及び各
タイミングプーリ12,13を介して各カムシャフト1
0,11に伝達される。各カムシャフト10,11が回
転することにより、各バルブ8,9が作動する。各バル
ブ8,9はクランクシャフト1aの回転に同期して、す
なわち各ピストン3の上下動に対応した吸気行程、圧縮
行程、膨張(燃焼)行程及び排気行程に同期して、所定
のタイミングで開閉駆動される。
【0019】吸気通路6の入口に設けられたエアクリー
ナ15は同通路6に取り込まれる外気を清浄化する。各
吸気ポート6aの近傍に各々設けられたインジェクタ1
6は吸気ポート6aへ向かって燃料を噴射する。エアク
リーナ15を介して吸気通路6に取り込まれた外気は、
各インジェクタ16から噴射された燃料と混合され混合
気となる。この混合気は、吸入行程において吸気バルブ
8が吸気ポート6aを開くときに燃焼室4に吸入され
る。燃焼室4に吸入された混合気は、点火プラグ5によ
り点火され燃焼する。その結果、ピストン3が作動し、
クランクシャフト1aが回転してエンジン1の出力が得
られる。燃焼後の排気ガスは、排気行程において排気バ
ルブ9が排気ポート7aを開くときに、燃焼室4から排
気通路7を通って外部へ排出される。
ナ15は同通路6に取り込まれる外気を清浄化する。各
吸気ポート6aの近傍に各々設けられたインジェクタ1
6は吸気ポート6aへ向かって燃料を噴射する。エアク
リーナ15を介して吸気通路6に取り込まれた外気は、
各インジェクタ16から噴射された燃料と混合され混合
気となる。この混合気は、吸入行程において吸気バルブ
8が吸気ポート6aを開くときに燃焼室4に吸入され
る。燃焼室4に吸入された混合気は、点火プラグ5によ
り点火され燃焼する。その結果、ピストン3が作動し、
クランクシャフト1aが回転してエンジン1の出力が得
られる。燃焼後の排気ガスは、排気行程において排気バ
ルブ9が排気ポート7aを開くときに、燃焼室4から排
気通路7を通って外部へ排出される。
【0020】吸気通路6に設けられたスロットルバルブ
17はアクセルペダル19の操作に応じて作動する。こ
のバルブ17の開度が調節されることにより、燃焼室4
に導入される空気の量、すなわち、吸入空気量が調節さ
れる。スロットルバルブ17の下流側に設けられたサー
ジタンク18は吸入空気の脈動を減少させる。
17はアクセルペダル19の操作に応じて作動する。こ
のバルブ17の開度が調節されることにより、燃焼室4
に導入される空気の量、すなわち、吸入空気量が調節さ
れる。スロットルバルブ17の下流側に設けられたサー
ジタンク18は吸入空気の脈動を減少させる。
【0021】電子制御装置(以下「ECU」という)2
0は、エンジン1に設けられた各種センサの検出結果に
基づき、エンジン1の運転状態を判定し、その結果から
エンジン1の運転制御を併せ実施するものである。また
このECU20は、各点火プラグ5を駆動(点火)させ
るための制御信号Cをその駆動装置であり且つ各気筒に
おいて確実に燃焼が行われたか否かを検出するイオン電
流検出装置30に所定のタイミングで出力する。イオン
電流検出装置30による検出結果もECU20に取り込
まれる。ECU20は、この検出結果に基づき、正常に
燃焼が行われたか否かの判定とともに、後述する所定の
処理を実行する。
0は、エンジン1に設けられた各種センサの検出結果に
基づき、エンジン1の運転状態を判定し、その結果から
エンジン1の運転制御を併せ実施するものである。また
このECU20は、各点火プラグ5を駆動(点火)させ
るための制御信号Cをその駆動装置であり且つ各気筒に
おいて確実に燃焼が行われたか否かを検出するイオン電
流検出装置30に所定のタイミングで出力する。イオン
電流検出装置30による検出結果もECU20に取り込
まれる。ECU20は、この検出結果に基づき、正常に
燃焼が行われたか否かの判定とともに、後述する所定の
処理を実行する。
【0022】次に、本実施の形態におけるイオン電流検
出装置30について説明する。図2は、本実施の形態に
おけるイオン電流検出装置30の回路図である。図2に
示すように、この装置は、バッテリ31、バッテリ31
と接地間に接続されたイグナイタ21、一次巻線32a
及び二次巻線32bを有する点火コイル32、二次巻線
32bの一端と接地間に接続される点火プラグ5及びこ
の点火プラグ5と並列に接続されるイオン検出回路34
を有して構成されている。
出装置30について説明する。図2は、本実施の形態に
おけるイオン電流検出装置30の回路図である。図2に
示すように、この装置は、バッテリ31、バッテリ31
と接地間に接続されたイグナイタ21、一次巻線32a
及び二次巻線32bを有する点火コイル32、二次巻線
32bの一端と接地間に接続される点火プラグ5及びこ
の点火プラグ5と並列に接続されるイオン検出回路34
を有して構成されている。
【0023】イグナイタ21は切替回路33、パワート
ランジスタ36及び駆動回路35とによって構成されて
いる。切替回路33は点火コイル32の一次巻線32a
を介してバッテリ31とパワートランジスタ36に接続
されており、この切替回路33は、ECU20からの切
替信号Sに基づきバッテリ31に対する一次巻線32a
の接続方向を順方向(実線矢印)から逆方向(破線矢
印)に切替えることにより、一次巻線32aを流れる電
流方向を切替える構造を有している。また、駆動回路3
5は、ECU20からの制御信号Cに基づきパワートラ
ンジスタ36を駆動(オン・オフ)する。
ランジスタ36及び駆動回路35とによって構成されて
いる。切替回路33は点火コイル32の一次巻線32a
を介してバッテリ31とパワートランジスタ36に接続
されており、この切替回路33は、ECU20からの切
替信号Sに基づきバッテリ31に対する一次巻線32a
の接続方向を順方向(実線矢印)から逆方向(破線矢
印)に切替えることにより、一次巻線32aを流れる電
流方向を切替える構造を有している。また、駆動回路3
5は、ECU20からの制御信号Cに基づきパワートラ
ンジスタ36を駆動(オン・オフ)する。
【0024】一方、点火コイル32の二次巻線32bの
一端は上記バッテリ31に接続されており、同他端は点
火プラグ5に接続されている。この点火プラグ5は、二
次巻線32bの上記他端に接続された放電用電極5a、
及びこの放電用電極5aに対向配置され接地されている
グランド電極5bによって構成されている。この点火プ
ラグ5は各気筒の燃焼室内(同図2では図示せず)に露
出して設けられており、そのグランド電極5bは燃焼室
壁に接続されている。
一端は上記バッテリ31に接続されており、同他端は点
火プラグ5に接続されている。この点火プラグ5は、二
次巻線32bの上記他端に接続された放電用電極5a、
及びこの放電用電極5aに対向配置され接地されている
グランド電極5bによって構成されている。この点火プ
ラグ5は各気筒の燃焼室内(同図2では図示せず)に露
出して設けられており、そのグランド電極5bは燃焼室
壁に接続されている。
【0025】更に、二次巻線32bには点火プラグ5と
並列にイオン検出回路34が接続されている。このイオ
ン検出回路34は前述のように、エンジン1の膨張(燃
焼)行程において上記点火プラグ5の電極間に発生する
イオン電流を抽出してその電流量に対応した信号を出力
端子34aから出力する回路である。この出力された信
号は、同出力端子34aを介してECU20に取り込ま
れるようになっている。
並列にイオン検出回路34が接続されている。このイオ
ン検出回路34は前述のように、エンジン1の膨張(燃
焼)行程において上記点火プラグ5の電極間に発生する
イオン電流を抽出してその電流量に対応した信号を出力
端子34aから出力する回路である。この出力された信
号は、同出力端子34aを介してECU20に取り込ま
れるようになっている。
【0026】次に、図2及び図3を併せ参照して本イオ
ン電流検出装置の動作について説明する。なお、図3
(a)、図3(b)、図3(c)及び図3(d)はそれ
ぞれ、一次巻線32aに流れる一次電流I1 の波形、二
次巻線32bに流れる二次電流(放電電流及びイオン電
流)I2 の波形、パワートランジスタ36をオン・オフ
制御するために駆動回路35に加えられる制御信号C及
び点火コイル32の一次巻線32aに流れる電流方向を
切替えるために、切替回路33に加えられる切替信号S
を表す。
ン電流検出装置の動作について説明する。なお、図3
(a)、図3(b)、図3(c)及び図3(d)はそれ
ぞれ、一次巻線32aに流れる一次電流I1 の波形、二
次巻線32bに流れる二次電流(放電電流及びイオン電
流)I2 の波形、パワートランジスタ36をオン・オフ
制御するために駆動回路35に加えられる制御信号C及
び点火コイル32の一次巻線32aに流れる電流方向を
切替えるために、切替回路33に加えられる切替信号S
を表す。
【0027】前述のように、エンジン1の膨張(燃焼)
行程において、ECU20からの制御信号Cにより駆動
回路35がオン・オフ制御され、一次巻線32aに流れ
る一次電流I1 の通電・遮断が行われる。そして図3に
示すように、制御信号Cの印加により一次電流I1 の通
電が行われると、制御信号Cの印加後、時間t1に亘って
一次巻線32aに順方向の電流If (図2)が流れる。
その後、制御信号Cのオフ直前にECU20から切替信
号Sを切替回路33に加えることにより、一次巻線32
aの巻線端が切替えられ、時間t2の間一次巻線32aに
逆方向のバイアス電流Ib (図2)が流れる。こうした
一次電流I1 の変化に伴う誘導起電力の作用により、二
次巻線32bには負の高電圧からなる二次電圧V2 が誘
起され、これが点火プラグ5の放電電圧となって、時間
t3の間、二次巻線32bに放電電流I2pが流れる(図3
(b))。
行程において、ECU20からの制御信号Cにより駆動
回路35がオン・オフ制御され、一次巻線32aに流れ
る一次電流I1 の通電・遮断が行われる。そして図3に
示すように、制御信号Cの印加により一次電流I1 の通
電が行われると、制御信号Cの印加後、時間t1に亘って
一次巻線32aに順方向の電流If (図2)が流れる。
その後、制御信号Cのオフ直前にECU20から切替信
号Sを切替回路33に加えることにより、一次巻線32
aの巻線端が切替えられ、時間t2の間一次巻線32aに
逆方向のバイアス電流Ib (図2)が流れる。こうした
一次電流I1 の変化に伴う誘導起電力の作用により、二
次巻線32bには負の高電圧からなる二次電圧V2 が誘
起され、これが点火プラグ5の放電電圧となって、時間
t3の間、二次巻線32bに放電電流I2pが流れる(図3
(b))。
【0028】また、二次電圧V2 の放電終了後、イオン
検出回路34によって点火プラグ5の両電極5a,5b
間に発生するイオンに電圧を印加することにより、引き
続き時間t4の間、イオン電流が流れ(図3(b))、こ
れがイオン検出回路34において検出される。イオン検
出回路34では、この検出されるイオン電流に対応した
信号をその出力端子34aを介してECU20に出力す
るようになる。
検出回路34によって点火プラグ5の両電極5a,5b
間に発生するイオンに電圧を印加することにより、引き
続き時間t4の間、イオン電流が流れ(図3(b))、こ
れがイオン検出回路34において検出される。イオン検
出回路34では、この検出されるイオン電流に対応した
信号をその出力端子34aを介してECU20に出力す
るようになる。
【0029】このように、本実施の形態においては、点
火コイル32の一次巻線32aに流した一次電流I1 を
遮断する直前にECU20から切替信号Sを切替回路3
3に加えることにより、同一次巻線32aの巻線端を切
替え、一次電流として逆方向のバイアス電流Ib を流す
ようにしている。このため、点火コイル32内での磁束
変化が加速され、放電終了までの時間(放電時間)t3は
短縮されるものの、二次巻線32bを流れる放電電流の
ピーク値I2pは、図3(b)に示すように増大されるよ
うになる。因みに、放電のエネルギは放電電流の大きさ
と放電時間との積に比例することが知られており、した
がってこの場合、放電時間は短縮されても二次巻線32
bに誘起される電圧のエネルギすなわち放電エネルギの
低下を招くことはない。また、点火プラグ5における放
電時間が短縮されることで、放電電流とイオン電流との
重畳も好適に避けられるようになる。
火コイル32の一次巻線32aに流した一次電流I1 を
遮断する直前にECU20から切替信号Sを切替回路3
3に加えることにより、同一次巻線32aの巻線端を切
替え、一次電流として逆方向のバイアス電流Ib を流す
ようにしている。このため、点火コイル32内での磁束
変化が加速され、放電終了までの時間(放電時間)t3は
短縮されるものの、二次巻線32bを流れる放電電流の
ピーク値I2pは、図3(b)に示すように増大されるよ
うになる。因みに、放電のエネルギは放電電流の大きさ
と放電時間との積に比例することが知られており、した
がってこの場合、放電時間は短縮されても二次巻線32
bに誘起される電圧のエネルギすなわち放電エネルギの
低下を招くことはない。また、点火プラグ5における放
電時間が短縮されることで、放電電流とイオン電流との
重畳も好適に避けられるようになる。
【0030】以上詳述したように、本実施の形態によれ
ば、以下に示す効果が得られるようになる。 ・放電時間t3が短縮されるため、放電電流とイオン電流
との重畳が避けられ、イオン電流波形の判別を容易にす
ることができる。
ば、以下に示す効果が得られるようになる。 ・放電時間t3が短縮されるため、放電電流とイオン電流
との重畳が避けられ、イオン電流波形の判別を容易にす
ることができる。
【0031】・放電時間t3は短縮されるものの、放電電
流のピーク値I2pは増加することとなり、燃料(混合
気)を着火させるのに十分な放電エネルギを確保するこ
とができる。
流のピーク値I2pは増加することとなり、燃料(混合
気)を着火させるのに十分な放電エネルギを確保するこ
とができる。
【0032】なお、本実施の形態は次のように変更する
こともできる。 ・上記実施の形態においては、切替回路33を通じて一
次巻線32aの巻線端を切替えることにより同一次巻線
32aに逆バイアス電流を流す回路構造を採用したが、
一次巻線32aに逆バイアス電流を流すための構成はこ
れに限定されない。他に例えば、逆極性の電源を併用し
たり、コンデンサ等を備える充放電回路を併用するなど
して、同一次巻線32aに逆方向にバイアス電流を流す
ものであってもよい。
こともできる。 ・上記実施の形態においては、切替回路33を通じて一
次巻線32aの巻線端を切替えることにより同一次巻線
32aに逆バイアス電流を流す回路構造を採用したが、
一次巻線32aに逆バイアス電流を流すための構成はこ
れに限定されない。他に例えば、逆極性の電源を併用し
たり、コンデンサ等を備える充放電回路を併用するなど
して、同一次巻線32aに逆方向にバイアス電流を流す
ものであってもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、点火コイル一
次巻線を流れる電流の遮断時、同コイル内での磁束変化
が加速され、その二次巻線に誘起される電圧のエネルギ
すなわち放電エネルギの低下を招くことなく、点火プラ
グにおける放電時間が短縮されるようになる。このた
め、イオン電流波形に対する放電電流波形の重畳も最小
限に抑制され、より高い精度で上記イオン電流の抽出を
行うことができるようになる。
次巻線を流れる電流の遮断時、同コイル内での磁束変化
が加速され、その二次巻線に誘起される電圧のエネルギ
すなわち放電エネルギの低下を招くことなく、点火プラ
グにおける放電時間が短縮されるようになる。このた
め、イオン電流波形に対する放電電流波形の重畳も最小
限に抑制され、より高い精度で上記イオン電流の抽出を
行うことができるようになる。
【0034】請求項2記載の発明では、点火コイル一次
巻線に対する逆方向バイアス電流の供給を極めて簡単な
回路によって実現することができるようになる。
巻線に対する逆方向バイアス電流の供給を極めて簡単な
回路によって実現することができるようになる。
【図1】本発明のイオン電流検出装置が適用されるエン
ジン及びその周辺装置の概要を示すブロック図。
ジン及びその周辺装置の概要を示すブロック図。
【図2】イオン電流検出装置の一実施形態を示す回路
図。
図。
【図3】同実施形態の動作態様を示すタイムチャート。
【図4】従来のイオン電流検出装置を示す回路図。
【図5】従来の装置の動作態様を示すタイムチャート。
5…点火プラグ、20…ECU、21…イグナイタ、3
1…バッテリ、32…点火コイル、33…切替回路、3
4…イオン検出回路、35…駆動回路、36…パワート
ランジスタ。
1…バッテリ、32…点火コイル、33…切替回路、3
4…イオン検出回路、35…駆動回路、36…パワート
ランジスタ。
Claims (2)
- 【請求項1】 電源に接続された点火コイル一次巻線を
流れる電流の遮断によって点火コイル二次巻線に誘起さ
れる電圧に基づき点火プラグを放電せしめ、放電後に同
点火プラグ間に発生するイオン電流を抽出して同電流に
対応した信号を出力するイオン電流検出装置において、 前記点火コイル一次巻線を流れる電流の遮断時、同点火
コイル一次巻線に逆方向にバイアス電流を流す手段を備
えたことを特徴とするイオン電流検出装置。 - 【請求項2】 前記逆方向にバイアス電流を流す手段
は、前記電源に対する前記点火コイル一次巻線の接続方
向を切替える切替回路である請求項1記載のイオン電流
検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4039097A JPH10238447A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | イオン電流検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4039097A JPH10238447A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | イオン電流検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10238447A true JPH10238447A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12579341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4039097A Pending JPH10238447A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | イオン電流検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10238447A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102493908A (zh) * | 2011-12-30 | 2012-06-13 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 磁电机点火能量检测系统 |
-
1997
- 1997-02-25 JP JP4039097A patent/JPH10238447A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102493908A (zh) * | 2011-12-30 | 2012-06-13 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 磁电机点火能量检测系统 |
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